JP3347925B2 - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JP3347925B2
JP3347925B2 JP23746395A JP23746395A JP3347925B2 JP 3347925 B2 JP3347925 B2 JP 3347925B2 JP 23746395 A JP23746395 A JP 23746395A JP 23746395 A JP23746395 A JP 23746395A JP 3347925 B2 JP3347925 B2 JP 3347925B2
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sealing material
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、STN(スーパー
ツイストネマティック)型液晶表示素子や、強誘電性型
液晶表示素子などの、特に基板間の間隔制御に正確さが
要求される液晶表示素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のSTN型カラー液晶表示素子の一
例を図27に示す。これにおいては、一対のガラス基板
41・42が対向して配され、一方のガラス基板41の
基板対向面に、カラーフィルタ層43、オーバーコート
層44、表示用電極45a、配向膜46aが順に形成さ
れ、他方のガラス基板42の基板対向面に、表示用電極
45b、絶縁膜47、配向膜46bが順に形成されてい
る。そして、これらガラス基板41・42は、基板周辺
部に配されたシール材48を介して貼り合わされ、シー
ル材48にて囲まれたガラス基板41・42の間隙には
液晶が封入され、液晶層51が形成されている。
【0003】上記ガラス基板41・42の間隙、及びシ
ール材48中には、ガラス基板41・42の間隔を制御
することを目的として、液晶層スペーサ50とシール部
スペーサ49とがそれぞれ配設されている。このうち、
液晶層スペーサ50は、液晶材料の熱膨張及び収縮に追
従可能な弾性変形し易いプラスチックスペーサであり、
他方のシール部スペーサ49は、ガラス基板41・42
を固定させる必要が有るため弾性変形しないガラススペ
ーサである。尚、シール部とはシール材48を介して貼
り合わされている部分のこと言う。
【0004】上記シール部スペーサ49として用いられ
るガラススペーサには、粒形が棒状のガラスファイバー
粉末や粒形が球状のガラスビーズ等があり、これらは、
シール材48である例えばエポキシ系シール材に混合さ
れ、シール材48がスクリーン印刷されることで、基板
周辺部に配設される。
【0005】シール材48に対する、シール部スペーサ
49であるガラスファイバー粉末やガラスビーズの混合
割合に関する先行技術に、特開平6−110063号
公報があり、これには、0.3〜5.0Wt%で混合す
ることが開示されている。これは、シール部スペーサ4
9の比率が0.3Wt%以下となると、ガラス基板41
・42を貼り合わせる際の圧着圧力によりシール部スペ
ーサ49が破壊されて所定の間隔を維持することができ
ず、一方、5.0Wt%以上ではシール材48中でシー
ル部スペーサ49が重なり合うため間隔が厚くなりすぎ
て所定の厚さに制御できないからである。尚、の先行
技術では、シール部スペーサ49としてガラスファイバ
ーを実施例に用いているので、混合割合5.0Wt%以
上でシール部スペーサ49が重なるといった現象が起き
ており、粒形が球状で重なり合う虞れのないガラスビー
ズでも、同じ割合で混合するようになっている。
【0006】ところが、混合割合が0.3〜5.0Wt
%であると、ガラス基板41・42を貼り合わせる際に
シール部スペーサ49の個々に相当量の加圧圧力が加わ
り、オーバーコート層(保護膜)44へのシール部スペ
ーサ49のめり込みが発生する。そこで、の先行技術
では、混合割合を0.3〜5.0Wt%とし、かつ、上
記しためり込みを考慮して、シール部スペーサ49の粒
径を基板外周部の所定間隔よりも0.3〜3.0μm大
きくし、基板外周部及び基板内周側の表示部(有効表示
エリアに相当)におけるガラス基板41・42の間隔を
均一に制御することが開示されている。
【0007】一方、特開平3−293633号公報で
は、図30に示すように、シール部スペーサ49の径
を、セル内の段差にあわせ、段差分だけ液晶層51の厚
みより大きくすることにより、シール材48が配設され
ているシール部付近の液晶層51の厚みの変化を抑える
ことが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年STN
カラー液晶表示素子については高表示品位が要求されて
おり、有効表示エリア近傍の輝度ムラについては“ウォ
ッシュアウト”と呼ばれ改善が要求されている。このよ
うな要求が成されるなか、前述の及びの先行技術で
は、有効表示エリア近傍に輝度ムラが発生し、近年のS
TNカラー液晶表示素子の高表示品位要求を満足するこ
とができないといった問題点を有している。
【0009】つまり、の先行技術では、シール材48
に対するシール部スペーサ49の混合割合を0.3〜
5.0Wt%とし、シール部スペーサ49がオーバーコ
ート層44へめり込むことを考慮して、シール部スペー
サ49の粒径を基板外周部の所定間隔よりも0.3〜
3.0μm大きく設定している。しかしながら、如何に
シール部スペーサ49のめり込み量を考慮したとして
も、シール部スペーサ49のめり込み量を正確に、しか
も均一に制御することは極めて困難である。そのため、
通常この従来技術を用いてSTNカラー液晶表示素子を
製造した場合、図28のように、有効表示エリア外周部
にめり込み量のバラツキによる輝度ムラが発生する。詳
しく言うと、めり込み量のバラツキにより有効表示エリ
ア外周部近傍のセル厚が不均一になり、液晶に電界を印
加した場合、部分的に液晶の立ち上がりのタイミングの
差が発生し、これが輝度ムラとなって現れるわけであ
る。
【0010】また、シール部スペーサ49の混合割合が
0.3〜5.0Wt%の場合、シール部の剛性(エポキ
シ等のシール材とガラススペーサの混合体で捕まえた場
合の剛性値)が弱いため、ガラス基板41・42の貼り
合わせ加圧時に、液晶表示素子のシール部から有効表示
エリア近傍にかけては図29のような挙動となり、有効
表示エリア外周部のセル厚が薄くなる。然るに液晶の印
加電圧に対する立ち上がり特性は、dΔn(d:セル
厚、Δn:複屈折率)で決まり、かつ、セル厚が薄い方
が早く立ち上がるので、図29のような構造では、有効
表示エリア近傍に液晶の立ち上がりの差による輝度ムラ
が生じる。
【0011】一方、の先行技術では、有効表示エリア
である液晶層51の厚みに段差分を加えた厚み分をシー
ル部スペーサ49の粒径とすることで有効表示エリア外
周部の液晶層51の厚みの変化を同等にするようになっ
ている。しかしながら、近年液晶モジュールサイズのコ
ンパクト化、薄型化のため、図31の液晶モジュールの
ように、液晶表示素子52のエッジの近くにバックライ
ト53が配置されるようになってきたため、該公報の技
術で製造したSTNカラー液晶表示素子では、バックラ
イト53の影響により、図32のようにバックライト側
の有効表示エリア近傍の輝度ムラが顕著になる。つま
り、光漏れによる輝度ムラ、及びバックライトの発熱に
よる液晶層51のレタデーション変化により発生する輝
度ムラが生じるわけである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の液晶表示素子は、各対向面に薄膜が形成
された一対の基板が、基板周辺部に配されたシール材を
介して貼り合わされると共に、シール材にて囲まれた基
板間の間隙に液晶が封入され、上記シール材に基板間の
間隔を保持するためのスペーサが混合されている液晶表
示素子において、上記スペーサがガラス製の球状スペー
サであると共に、シール材に対するスペーサの割合が
〜20Wt%さらに1050〜3000個/1mmφで
り、かつ、上記シール材中の球状スペーサの粒径を、
(液晶層の厚み)+(有効表示エリア内の各種薄膜の合
計厚み)−(シール材が配されているシール部に存在す
る各種薄膜の合計厚み)+(0.1〜0.2μm)とし
ことを特徴としている。尚、本発明に係るシール材に
対するスペーサの割合X〔Wt%〕とは、 X=(スペーサの重量(g)/シール材の重量(g))×100…(%) のことである。
【0013】本願発明者らは、まず、ガラスファイバー
のような粒形が棒状のスペーサは、混合割合が5.0W
t%(本発明の上記定義に基づけば5.26Wt%)を
超えると重なりが生じるが、ガラスビーズのような球状
スペーサは上記の割合を超えても重ならないといったこ
とに着目した。そして、このようなガラス製の粒状スペ
ーサを用いた場合、シール材に対するスペーサの割合が
7Wt%以上、より好ましくは10Wt%以上となる
と、シール材中のスペーサ1個あたりに加わる基板貼り
合わせ時の加圧圧力が緩和されてスペーサの薄膜へのめ
り込みが抑制されると共に、シール部の剛性も高まり、
有効表示エリア近傍におけるセル厚の変位量を輝度ムラ
による表示品位が損なわれない程度に抑えられることを
見い出した。また、割合が20Wt%を超えると、シー
ル材とスペーサとが混じり難くなり、また、シール材を
印刷する際にかすれ等の不具合を生じることも発見し
た。
【0014】本発明では、これらの見い出した事実に基
づき、スペーサをガラス製の球状スペーサとし、シール
材に対するスペーサの割合を、7〜20Wt%としたの
で、スペーサの重なりを生じることなく所望の厚み制御
を可能としながら、スペーサの薄膜へのめり込みを抑制
し、めり込み量のバラツキに起因した有効表示エリア外
周部のセル厚のバラツキにより、液晶に電圧を印加した
場合に部分的に液晶の立ち上がりのタイミングの差が発
生して現れる、有効表示エリア近傍の輝度ムラの発生を
抑制することができる。また、シール部の剛性も高まる
ので、基板貼り合わせ時の加圧により、表示エリア近傍
のセル厚が薄くなって起こる、液晶の立ち上がりの差に
よる有効表示エリア近傍の輝度ムラの発生も抑制でき
る。
【0015】
【0016】さらに、これによれば、シール材中のスペ
ーサの粒径を、液晶層の厚み+有効表示エリア内の各種
薄膜の合計厚み−シール材が配されているシール部に存
在する各種薄膜の合計厚みより、0.1〜0.2μm大
きくするようになっているので、有効表示エリア近傍の
セル厚がこの部分以外のセル厚より僅かに大きくなる。
したがって、基板貼り合わせ時の加圧により、表示エリ
ア近傍のセル厚が薄くなって起こる、液晶の立ち上がり
の差による輝度ムラを確実に防ぐことができる。加え
て、コンパクト化、薄型化が図られた液晶モジュールの
状態のとき、バックライトの光漏れによる輝度ムラ、及
びバックライトの発熱による液晶層のレタデーション変
化により発生する輝度ムラを、有効表示エリア近傍のセ
ル厚がこの部分以外のセル厚より僅かに大きいため起こ
る、液晶に印加電圧を加えた時の液晶の立ち上がりの遅
れと相殺して無くすことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図17に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。本実施の形態に係るSTNカラー液晶表示素子は、
図1に示すように、対向して配された一対のガラス基板
1・2を有しており、一方のガラス基板1の基板対向面
には、第1薄膜3、第2薄膜4、第3薄膜5、第4薄膜
6が順に形成され、他方のガラス基板2の基板対向面に
は、第5薄膜7、第6薄膜8、第7薄膜9が順に形成さ
れている。これら各種薄膜が形成された一対のガラス基
板1・2は、基板周辺部に配されたシール材10を介し
て貼り合わされており、シール材10にて囲まれたガラ
ス基板1・2の間隙には液晶が封入され、液晶層12が
形成されている。
【0018】上記シール材10で囲まれたガラス基板1
・2の間隙には、液晶層スペーサ13が配設されると共
に、シール材10中には、シール部スペーサ11が配設
されている。上記液晶層スペーサ13には、プラスチッ
クビーズが用いられ、上記シール部スペーサ11には、
本実施の形態では、スペーサ同士が重なり合うことのな
い、粒形が球状のガラスビーズが用いられている。そし
て、シール材10に対するシール部スペーサ11の割合
は7〜20Wt%に、より好ましくは10〜20Wt%
に、上記シール部スペーサ11の粒径Rは、 R=(液晶層12の層厚A)+ (有効表示エリア内の各種薄膜の合計厚みB+B’)− (シール部に存在する各種薄膜の合計厚みC+C’)+ (0.1〜0.2μm) に設定されている。
【0019】このようなシール部スペーサ11のシール
材10に対する割合の設定、及びシール部スペーサ11
の粒径の設定は、以下に示すようなシミュレーションを
実施し、かつ、それに応じた多くの実験を行い、輝度ム
ラの発生の有無、及び走査型電子顕微鏡を用いた薄膜部
分の解析により設定した。
【0020】つまり、本願発明者らは、本発明による考
え方に基づき、STNカラー液晶表示素子を製造するに
あたり、有限要素法により貼り合わせ時の加圧圧力によ
るガラス基板の変形のシミュレーションを実施した。
【0021】図2は、この有限要素法解析にあたり用い
たSTNカラー液晶表示素子の2次元解析モデルであ
る。境界条件として、ガラス基板1・2上の各種薄膜は
シール部まで形成され、厚みは均一とした。また、下側
のガラス基板1は固定されており、上側のガラス基板2
のみが変形するとし、液晶層スペーサ13はプラスチッ
クビーズ、シール部スペーサ11はガラスビーズであ
り、有効表示エリア内のセル厚と同粒径としている。し
たがって、有効表示エリア近傍のセル厚は有効表示エリ
アのセル厚より薄めか、両者の差は限りなく0に近づく
が0を超えるものではなく、有効表示エリア近傍のセル
厚が有効表示エリアのセル厚より厚くなることはない。
また、初期の境界条件として、ガラス基板1・2におけ
るガラス基板上の薄膜の形成が、シール部と有効表示エ
リア内で異なる場合についても、同様のシミュレーショ
ンが可能である。
【0022】図3は、上記有限要素解析により得られた
上側のガラス基板2の貼り合わせ加圧時の変形状態であ
る。この図から、有効表示エリア近傍のブラックマスク
部のセル厚が有効表示エリアのセル厚に比べ、変形によ
り薄くなっているのがわかる。
【0023】図4は、シール材10に対するシール部ス
ペーサ11の割合、及びシール部スペーサ11として用
いるスペーサの種類をパラメータにしたときの、有効表
示エリア近傍のセル厚の変位量を示している。尚、図4
のグラフの横軸のシール材10に対するシール部スペー
サ11の割合は、顕微鏡で1mmφ中に存在するシール
部スペーサ11の数で表している。
【0024】シール部スペーサ11としては、ヤング率
7000kgf/mm2 のガラスビーズ、ヤング率36
0及び300kgf/mm2 の2種類の高硬度プラスチ
ックビーズを用いた。aはガラスビーズの場合の変位量
であり、bはヤング率360の高硬度プラスチックビー
ズの場合の変位量、cはヤング率300の高硬度プラス
チックビーズの場合の変位量である。
【0025】これより、ガラスビーズの場合、シール材
10に対する割合が多くなる程、有効表示エリア近傍の
セル厚の変位量が限りなく0μmに近づくことがわか
る。変位量が0μmに近づくということは、つまり、シ
ール部スペーサ11のガラス基板1・2に形成された薄
膜層へのめり込みが0μmに近づくということでもあ
る。
【0026】一方、シール材10に対するガラスビーズ
の割合は、20Wt%(3000個/1mmφ)を超え
ると、混じり難くなり、また、シール印刷時にかすれ等
の不具合が生じることが判明した。
【0027】そこで、4〜20Wt%までの間で割合を
段階的に大きくしてシール材を混合し、後述する実施例
1ないし5タイプのSTNカラー液晶表示素子を作成し
て有効表示エリア近傍の輝度ムラの有無、及び走査型電
子顕微鏡による薄膜の解析を行った。
【0028】その結果、7Wt%からシール部スペーサ
11の薄膜層へのめり込み量が抑制され、輝度ムラも抑
えられることがわかり、10Wt%よりめり込みがほぼ
確実に抑えられ、輝度ムラも無くなることが判明した。
【0029】そこで、本実施の形態の液晶表示素子で
は、有効表示エリア近傍の輝度ムラの改善が見られた、
有効表示エリア近傍のセル厚の変位量0.012μmを
第1の設計目標として、シール材10に対するシール部
スペーサ11の割合を7Wt%(1050個/1mm
φ)〜20Wt%(3000個/1mmφ)とし、有効
表示エリア近傍の輝度ムラの発生を抑え得る、有効表示
エリア近傍のセル厚の変位量0.01μmを第2の設計
目標として、シール材10に対するシール部スペーサ1
1の割合を10Wt%(1500個/1mmφ)〜20
Wt%とした。
【0030】また、上記シール部スペーサ11の粒径R
を、シミュレーションでの境界条件、つまり、シール部
と有効表示エリア内の各種薄膜総膜厚の差を補正したス
ペーサの粒径より0.1〜0.2μm大きいとしたの
は、表示エリア近傍のセル厚が薄くなって起こる、液晶
の立ち上がりの差による輝度ムラ、及び液晶モジュール
にした時、バックライトの光漏れによる輝度ムラ、及び
バックライトの発熱による液晶層12のレタデーション
変化により発生する輝度ムラを考慮したためである。つ
まり、このように設定することで、有効表示エリア近傍
のセル厚がこの部分以外のセル厚より僅かに大きくなる
ので、ガラス基板1・2の貼り合わせ時の加圧により、
表示エリア近傍のセル厚が薄くなって起こる、液晶の立
ち上がりの差による輝度ムラを確実に防ぐことができ
る。また、コンパクト化、薄型化が図られた液晶モジュ
ールの状態のとき、バックライトの光漏れによる輝度ム
ラ、及びバックライトの発熱による液晶層12のレタデ
ーション変化により発生する輝度ムラを、有効表示エリ
ア近傍のセル厚がこの部分以外のセル厚より僅かに大き
いため起こる、液晶に印加電圧を加えた時の液晶の立ち
上がりの遅れと相殺して無くすことができる。
【0031】以下、本実施の形態のSTNカラー液晶表
示素子に係る実施例と、比較参照するための比較例を示
す。
【0032】〔実施例1〕本発明の一実施例について図
5、図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0033】本実施例に係るSTNカラー液晶表示素子
は、図5に示すように、対向して配された一対のガラス
基板21・22を有しており、一方のガラス基板21の
基板対向面には、カラーフィルタ層23と、ブラックマ
スク34とが同一面に形成され、それらを覆うようにオ
ーバーコート層24が全面に形成され、さらにその上に
表示用電極25aと配向膜26aとが順に形成されてい
る。上記ブラックマスク34は、樹脂からなるもので、
カラーフィルタ層23と同じ膜厚で形成されている。他
方のガラス基板22の基板対向面には、表示用電極25
b、絶縁膜27、及び配向膜26bが順に形成されてい
る。
【0034】これら各種薄膜が形成された一対のガラス
基板21・22は、基板周辺部に配されたシール材28
を介して貼り合わされており、シール材28にはガラス
ビーズ29が混合されている。そして、シール材28で
囲まれたガラス基板21・22の間隙には、液晶が封入
されて液晶層31が形成されると共に、液晶層スペーサ
である粒径6μmのプラスチックビーズ30が配設され
ている。
【0035】そして、本実施例の液晶表示素子では、上
記シール材28に混合されるガラスビーズ29の粒径
を、前述の有限要素法による解析の結果を元に、有効表
示エリア内の各種薄膜の合計厚み(B+B’=4.25
μm)−シール部に存在する各種薄膜の合計厚み(C+
C’=4.0μm)+液晶層31の厚み(A=5.95
μm、貼り合わせ加圧時のプラスチックビーズの変形を
考慮しているので、初期プラスチックビーズの粒径より
小さい)を加えた6.2μmに、さらに液晶モジュール
にした時のバックライトの光漏れによる輝度ムラ、及び
バックライトの発熱による液晶層のレタデーション変化
により発生する輝度ムラを考慮して0.1μm加えた
6.3μmとし、シール材28に対して12Wt%で混
合した。
【0036】上記のSTNカラー液晶表示素子に対し
て、有効表示エリア近傍のセル厚を調べた。その結果、
図6に示すように、有効表示エリア近傍以外のセル厚よ
り、0.05μm厚くなっていることがわかった。そし
て、このSTNカラー液晶表示素子を液晶モジュールに
組み上げ点灯表示させると、有効表示エリア近傍に輝度
ムラのない均一な表示品位を得ることができた。また、
シール部のオーバーコート層24の表面を走査型電子顕
微鏡等を用いて解析したところ、ガラスビーズ29のめ
り込みは確認されなかった。
【0037】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図7、図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
尚、説明の便宜上、前記実施例にて示した部材と同一の
機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その説明
を省略する。
【0038】本実施例に係るSTNカラー液晶表示素子
は、図7に示すように、前述の図5に示した実施例1の
STNカラー液晶表示素子と構造的には同じであり、た
だ、シール材28に混合されるガラスビーズ29の粒径
を、前述の実施例1のものよりさらに0.1μm大きい
(シミュレーション結果より0.2μm大きい)6.4
μmとし、シール材28に対して12Wt%で混合し
た。
【0039】上記のSTNカラー液晶表示素子に対し
て、有効表示エリア近傍のセル厚を調べた。その結果、
図8に示すように、有効表示エリア近傍以外のセル厚よ
り、0.08μm厚くなっていることがわかった。そし
て、このSTNカラー液晶表示素子を液晶モジュールに
組み上げ点灯表示させると、有効表示エリア近傍に輝度
ムラのない均一な表示品位を得ることができた。また、
シール部のオーバーコート層24の表面を解析したとこ
ろ、ガラスビーズ29のめり込みは確認されなかった。
【0040】〔実施例3〕本発明の他の実施例について
図9、図10に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記実施例にて示した部材と同
一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その
説明を省略する。
【0041】本実施例に係るSTNカラー液晶表示素子
は、図9に示すように、前述の図5に示した実施例1の
STNカラー液晶表示素子とは、ブラックマスク34の
材質とその膜厚が異なる。つまり、実施例1では、ブラ
ックマスク34が樹脂性で、カラーフィルタ層23と同
じ膜厚で形成されていたのに対し、本実施例の液晶表示
素子におけるブラックマスク34は薄膜金属よりなり、
カラーフィルタ層23より膜厚が薄く、そのため、シー
ル部の各種薄膜の厚みCがその分薄くなっている。
【0042】そして、本実施例の液晶表示素子では、シ
ール材28に混合されるガラスビーズ29の粒径を、前
述の有限要素法による解析の結果を元に、有効表示エリ
ア内の各種薄膜の合計厚み(B+B’=4.25μm)
−シール部に存在する各種薄膜の合計厚み(C+C’=
2.6μm)+液晶層31の厚み(A=5.95μm)
を加えた7.6μmに、さらに液晶モジュールにした時
のバックライトの光漏れによる輝度ムラ、及びバックラ
イトの発熱による液晶層のレタデーション変化により発
生する輝度ムラを考慮して0.1μm加えた7.7μm
とし、シール材28に対して12Wt%で混合した。
【0043】上記のSTNカラー液晶表示素子に対し
て、有効表示エリア近傍のセル厚を調べた。その結果、
図10に示すように、有効表示エリア近傍以外のセル厚
より、0.05μm厚くなっていることがわかった。そ
して、このSTNカラー液晶表示素子を液晶モジュール
に組み上げ点灯表示させると、有効表示エリア近傍に輝
度ムラのない均一な表示品位を得ることができた。ま
た、シール部のオーバーコート層24の表面を解析した
ところ、ガラスビーズ29のめり込みは確認されなかっ
た。
【0044】〔実施例4〕本発明の他の実施例について
図11、図12に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記実施例にて示した部材と同
一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その
説明を省略する。
【0045】本実施例に係るSTNカラー液晶表示素子
は、図11に示すように、前述の図9に示した実施例3
のSTNカラー液晶表示素子とは、カラーフィルタ層2
3の形成領域が異なる。つまり、実施例3では、シール
部にはカラーフィルタ層23が形成されていなかったの
に対し、本実施例の液晶表示素子の場合、カラーフィル
タ層23はシール部のブラックマスク34の上にまで形
成されており、シール部の各種薄膜の厚みCがその分厚
くなっている。
【0046】そして、本実施例の液晶表示素子では、シ
ール材28に混合されるガラスビーズ29の粒径を、前
述の有限要素法による解析の結果を元に、有効表示エリ
ア内の各種薄膜の合計厚み(B+B’=4.25μm)
−シール部に存在する各種薄膜の合計厚み(C+C’=
4.1μm)+液晶層31の厚み(A=5.95μm)
を加えた6.1μmに、さらに液晶モジュールにした時
のバックライトの光漏れによる輝度ムラ、及びバックラ
イトの発熱による液晶層のレタデーション変化により発
生する輝度ムラを考慮して0.1μm加えた6.2μm
とし、シール材28に対して12Wt%で混合した。
【0047】上記のSTNカラー液晶表示素子に対し
て、有効表示エリア近傍のセル厚を調べた。その結果、
図12に示すように、有効表示エリア近傍以外のセル厚
より、0.05μm厚くなっていることがわかった。そ
して、このSTNカラー液晶表示素子を液晶モジュール
に組み上げ点灯表示させると、有効表示エリア近傍に輝
度ムラのない均一な表示品位を得ることができた。ま
た、シール部のオーバーコート層24の表面を解析した
ところ、ガラスビーズ29のめり込みは確認されなかっ
た。
【0048】〔実施例5〕本発明の他の実施例について
図13、図14に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記実施例にて示した部材と同
一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その
説明を省略する。
【0049】本実施例に係るSTNカラー液晶表示素子
は、図13に示すように、前述の図5に示した実施例1
のSTNカラー液晶表示素子とは、オーバーコート層2
4の形成領域が異なる。つまり、実施例1では、オーバ
ーコート層24が、シール部にまで形成されていたのに
対し、本実施例のオーバーコート層24はシール部まで
形成されておらず、オーバーコート層24の膜厚分、シ
ール部の各種薄膜の厚みCが薄くなっている。
【0050】そして、本実施例の液晶表示素子では、シ
ール材28に混合されるガラスビーズ29の粒径を、前
述の有限要素法による解析の結果を元に、有効表示エリ
ア内の各種薄膜の合計厚み(B+B’=4.25μm)
−シール部に存在する各種薄膜の合計厚み(C+C’=
2.0μm)+液晶層31の厚み(A=5.95μm)
を加えた8.2μmに、さらに液晶モジュールにした時
のバックライトの光漏れによる輝度ムラ、及びバックラ
イトの発熱による液晶層のレタデーション変化により発
生する輝度ムラを考慮して0.1μm加えた8.3μm
とし、シール材28に対して12Wt%で混合した。
【0051】上記のSTNカラー液晶表示素子に対し
て、有効表示エリア近傍のセル厚を調べた。その結果、
図14に示すように、有効表示エリア近傍以外のセル厚
より、0.05μm厚くなっていることがわかった。そ
して、このSTNカラー液晶表示素子を液晶モジュール
に組み上げ点灯表示させると、有効表示エリア近傍に輝
度ムラのない均一な表示品位を得ることができた。ま
た、シール部のオーバーコート層24の表面を解析した
ところ、ガラスビーズ29のめり込みは確認されなかっ
た。
【0052】〔実施例6〕本発明の他の実施例について
図15ないし図17に基づいて説明すれば、以下の通り
である。尚、説明の便宜上、前記実施例にて示した部材
と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、
その説明を省略する。
【0053】本実施例に係るSTNカラー液晶表示素子
は、図15に示すように、前述の図5に示した実施例1
のSTNカラー液晶表示素子と構造的には同じであり、
ただ、シール材28に混合するガラスビーズ29の粒径
を、シミュレーション結果の6.2μmと同等の6.2
μmとし、シール材28に対して12Wt%で混合し
た。
【0054】このSTNカラー液晶表示素子に対して、
有効表示エリア近傍のセル厚を調べた。その結果、図1
6に示すように、有効表示エリア近傍以外のセル厚とほ
ぼ同等で、0.01μm薄くなっていることがわかっ
た。そして、このSTNカラー液晶表示素子を液晶モジ
ュールに組み上げ点灯表示させると、有効表示エリア近
傍に図17のような輝度ムラが若干発生した。また、シ
ール部のオーバーコート層24の表面を解析したとこ
ろ、ガラスビーズ29のめり込みは確認されなかった。
【0055】〔比較例1〕前述の実施例1のSTNカラ
ー液晶表示素子と同様の各種薄膜が形成された一対のガ
ラス基板20・21を、シール材28に混合するガラス
ビーズ29に粒径6.9μmのものを用い、シール材2
8に対して4Wt%で混合して貼り合わせ、図18に示
すSTNカラー液晶表示素子を作製した。
【0056】このSTNカラー液晶表示素子に対して、
有効表示エリア近傍のセル厚を調べた。その結果、図1
9に示すように、有効表示エリア近傍以外のセル厚よ
り、0.05μm薄くなっていることがわかった。そし
て、このSTNカラー液晶表示素子を液晶モジュールに
組み上げ点灯表示させると、有効表示エリア近傍に図2
0のような輝度ムラが発生した。また、シール部のオー
バーコート層24の表面を解析すると、0.4μmのガ
ラスビーズ29のめり込みが確認された。
【0057】〔比較例2〕 前述の比較例1のSTNカラー液晶表示素子では、有効
表示エリア近傍のセル厚が有効表示エリア近傍以外のセ
ル厚より薄くなったので、これに対処するためシール材
28に混合するガラスビーズ29の粒径をさらに大きい
7.1μmにして、図21に示すSTNカラー液晶表示
素子を作製した。
【0058】このSTNカラー液晶表示素子に対して、
有効表示エリア近傍のセル厚を調べた。その結果、図2
2に示すように、有効表示エリア近傍以外のセル厚よ
り、0.05μm薄くなる部分や、0.1μm厚くなる
部分など不均一な状態となっていることがわかった。そ
して、このSTNカラー液晶表示素子を液晶モジュール
に組み上げ点灯表示させると、有効表示エリア近傍に図
23のような不均一な輝度ムラが発生した。また、シー
ル部のオーバーコート層24の表面を解析すると、0.
6μmのガラスビーズ29のめり込みが確認された。
【0059】〔比較例3〕前述の実施例3のSTNカラ
ー液晶表示素子と同様の各種薄膜が形成された一対のガ
ラス基板20・21を、シール材28に混合するガラス
ビーズ29に粒径8.1μmのものを用い、シール材2
8に対して4Wt%で混合して貼り合わせ、図24に示
すSTNカラー液晶表示素子を作製した。
【0060】このSTNカラー液晶表示素子に対して、
有効表示エリア近傍のセル厚を調べた。その結果、図2
5に示すように、有効表示エリア近傍以外のセル厚よ
り、0.03μm薄くなっていることがわかった。そし
て、このSTNカラー液晶表示素子を液晶モジュールに
組み上げ点灯表示させると、有効表示エリア近傍に図2
6のような輝度ムラが発生した。また、シール部のオー
バーコート層24の表面を解析すると、0.4μmのガ
ラスビーズ29のめり込みが確認された。
【0061】〔比較例4〕前述の実施例1のSTNカラ
ー液晶表示素子と同様の各種薄膜が形成された一対のガ
ラス基板20・21を、シール材28に混合するガラス
ビーズ29に変えて、ヤング率400kgf/mm2
粒径6.3μmのプラスチックスペーサを用い、シール
材28に対して10Wt%で混合して貼り合わせSTN
カラー液晶表示素子を作成した。
【0062】このSTNカラー液晶表示素子に対して、
有効表示エリア近傍のセル厚を調べた。その結果、有効
表示エリア近傍のセル厚は、有効表示エリア近傍以外の
セル厚より、0.10μmとかなり薄くなっていること
がわかった。このことより弾性係数が不十分なプラスチ
ックスペーサでは貼り合わせ加圧時の圧力によりスペー
サが変形して、本発明で行ったシミュレーションにも一
致しないことがわかる。さらにプラスチックスペーサの
比重はガラスビーズより低く、10Wt%はガラスビー
ズの20Wt%に相当し、1個当たりのプラスチックス
ペーサに加わる加圧圧力を緩和するため割合を増やすこ
とは、シール材の混合時の作業性に不具合を生じむりで
あった。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明の液晶表示素子
は、各対向面に薄膜が形成された一対の基板が、基板周
辺部に配されたシール材を介して貼り合わされると共
に、シール材にて囲まれた基板間の間隙に液晶が封入さ
れ、上記シール材に基板間の間隔を保持するためのスペ
ーサが混合されている液晶表示素子において、上記スペ
ーサがガラス製の球状スペーサであると共に、シール材
に対するスペーサの割合が7〜20Wt%さらに105
0〜3000個/1mmφであり、かつ、上記シール材
中の球状スペーサの粒径を、(液晶層の厚み)+(有効
表示エリア内の各種薄膜の合計厚み)−(シール材が配
されているシール部に存在する各種薄膜の合計厚み)+
(0.1〜0.2μm)とした構成である。
【0064】これにより、めり込み量のバラツキに起因
した有効表示エリア外周部のセル厚のバラツキにより、
液晶に電圧を印加した場合に部分的に液晶の立ち上がり
のタイミングの差が発生して現れる、有効表示エリア近
傍の輝度ムラを抑制することができ、かつ、シール部の
剛性も高まるので、基板貼り合わせ時の加圧により、表
示エリア近傍のセル厚が薄くなって起こる、液晶の立ち
上がりの差による有効表示エリア近傍の輝度ムラも抑制
できる。さらに、これにより、有効表示エリア近傍のセ
ル厚がこの部分以外のセル厚より僅かに大きくなるの
で、基板貼り合わせ時の加圧により、表示エリア近傍の
セル厚が薄くなって起こる、液晶の立ち上がりの差によ
る輝度ムラを確実に防ぐことができる。加えて、コンパ
クト化、薄型化が図られた液晶モジュールの状態のと
き、バックライトの光漏れによる輝度ムラ、及びバック
ライトの発熱による液晶層のレタデーション変化により
発生する輝度ムラを、有効表示エリア近傍のセル厚がこ
の部分以外のセル厚より僅かに大きいため起こる、液晶
に印加電圧を加えた時の液晶の立ち上がりの遅れと相殺
して無くすことができる。
【0065】その結果、均一な表示品位が得られ、本発
明の構成を採用することで、従来技術では実現できなか
った、表示品位の均一なSTNカラー液晶表示素子を実
現できる。
【0066】
【0067】
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すもので、本実施の
形態に係るSTNカラー液晶表示素子の断面図である。
【図2】図1のSTNカラー液晶表示素子の2次元解析
モデル図である。
【図3】有限要素解析により得られたガラス基板(上基
板)の貼り合わせ加圧時の変形状態を示す説明図であ
る。
【図4】シール材に混合するスペーサの割合をパラメー
タにした時の有効表示エリア近傍のセル厚変位量を示す
グラフである。
【図5】実施例1のSTNカラー液晶表示素子の断面図
である。
【図6】図5のSTNカラー液晶表示素子の有効表示エ
リア近傍のセル厚を示すグラフである。
【図7】実施例2のSTNカラー液晶表示素子の断面図
である。
【図8】図7のSTNカラー液晶表示素子の有効表示エ
リア近傍のセル厚を示すグラフである。
【図9】実施例3のSTNカラー液晶表示素子の断面図
である。
【図10】図9のSTNカラー液晶表示素子の有効表示
エリア近傍のセル厚を示すグラフである。
【図11】実施例4のSTNカラー液晶表示素子の断面
図である。
【図12】図11のSTNカラー液晶表示素子の有効表
示エリア近傍のセル厚を示すグラフである。
【図13】実施例5のSTNカラー液晶表示素子の断面
図である。
【図14】図13のSTNカラー液晶表示素子の有効表
示エリア近傍のセル厚を示すグラフである。
【図15】実施例6のSTNカラー液晶表示素子の断面
図である。
【図16】図15のSTNカラー液晶表示素子の有効表
示エリア近傍のセル厚を示すグラフである。
【図17】図15のSTNカラー液晶表示素子におけ
る、有効表示エリア近傍の輝度ムラを示す説明図であ
る。
【図18】比較例1のSTNカラー液晶表示素子の断面
図である。
【図19】図18のSTNカラー液晶表示素子の有効表
示エリア近傍のセル厚を示すグラフである。
【図20】図18のSTNカラー液晶表示素子におけ
る、有効表示エリア近傍の輝度ムラを示す説明図であ
る。
【図21】比較例2のSTNカラー液晶表示素子の断面
図である。
【図22】図21のSTNカラー液晶表示素子の有効表
示エリア近傍のセル厚を示すグラフである。
【図23】図21のSTNカラー液晶表示素子におけ
る、有効表示エリア近傍の輝度ムラを示す説明図であ
る。
【図24】比較例3のSTNカラー液晶表示素子の断面
図である。
【図25】図24のSTNカラー液晶表示素子の有効表
示エリア近傍のセル厚を示すグラフである。
【図26】図24のSTNカラー液晶表示素子におけ
る、有効表示エリア近傍の輝度ムラを示す説明図であ
る。
【図27】従来のSTNカラー液晶表示素子の断面図で
ある。
【図28】従来のSTNカラー液晶表示素子における、
有効表示エリア近傍の輝度ムラを示す説明図である。
【図29】従来のSTNカラー液晶表示素子における、
シール部から有効表示エリア近傍にかけてのセル厚の挙
動を示す断面図である。
【図30】従来の別のSTNカラー液晶表示素子の断面
図である。
【図31】液晶モジュールの断面図である。
【図32】図31のSTNカラー液晶表示素子におけ
る、有効表示エリア近傍の輝度ムラを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ガラス基板(基板) 2 ガラス基板(基板) 3 第1薄膜(薄膜) 4 第2薄膜(薄膜) 5 第3薄膜(薄膜) 6 第4薄膜(薄膜) 7 第5薄膜(薄膜) 8 第6薄膜(薄膜) 9 第7薄膜(薄膜) 10 シール材 11 シール部スペーサ(スペーサ) 12 液晶層 21 ガラス基板(基板) 22 ガラス基板(基板) 23 カラーフィルタ層(薄膜) 24 オーバーコート層(薄膜) 25a 表示用電極(薄膜) 25b 表示用電極(薄膜) 26a 配向膜(薄膜) 26b 配向膜(薄膜) 27 絶縁膜(薄膜) 28 シール材 29 ガラスビーズ(スペーサ)
フロントページの続き (72)発明者 奥田 徹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 安武 健司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−163418(JP,A) 特開 平1−234826(JP,A) 特開 昭63−204231(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1339 500

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各対向面に薄膜が形成された一対の基板
    が、基板周辺部に配されたシール材を介して貼り合わさ
    れると共に、シール材にて囲まれた基板間の間隙に液晶
    が封入され、上記シール材に基板間の間隔を保持するた
    めのスペーサが混合されている液晶表示素子において、 上記スペーサがガラス製の球状スペーサであると共に
    シール材に対するスペーサの割合が7〜20Wt%さら
    1050〜3000個/1mmφであり、かつ上記シール材中の球状スペーサの粒径を、(液晶層の厚
    み)+(有効表示エリア内の各種薄膜の合計厚み)−
    (シール材が配されているシール部に存在する各種薄膜
    の合計厚み)+(0.1〜0.2μm)とした ことを特
    徴とする液晶表示素子。
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