JP3520713B2 - 薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置及び薄膜トランジスタ回路 - Google Patents

薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置及び薄膜トランジスタ回路

Info

Publication number
JP3520713B2
JP3520713B2 JP7422197A JP7422197A JP3520713B2 JP 3520713 B2 JP3520713 B2 JP 3520713B2 JP 7422197 A JP7422197 A JP 7422197A JP 7422197 A JP7422197 A JP 7422197A JP 3520713 B2 JP3520713 B2 JP 3520713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
thin film
film transistor
offset
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7422197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10270699A (ja
Inventor
敏 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP7422197A priority Critical patent/JP3520713B2/ja
Publication of JPH10270699A publication Critical patent/JPH10270699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3520713B2 publication Critical patent/JP3520713B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(以下、TFTという。)、及びそれを用いて回路構成
した駆動回路を備えるアクティブマトリクス基板を用い
た液晶表示装置に関するものである。さらに詳しくは、
TFTの自己発熱による温度上昇を抑えるための構造技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置用のアクティブマトリクス
基板などに広く用いられているTFTは、図13にセル
フアライン構造のTFTの平面形状を示し、そのC−
C′線における断面図を図1(C)に示すように、ゲー
ト電極4に対してゲート絶縁膜2を介して対峙するチャ
ネル領域5、および該チャネル領域5に接続する高濃度
領域からなるソース・ドレイン領域8を有する。ここ
で、従来は、ゲート電極4は側方(チャネル長方向)に
張り出すことなく、略長方形の平面形状をもつように形
成されている。また、図14にオフセット構造のTFT
の平面形状を示し、そのA−A′線における断面図を図
1(A)に示すように、ドレイン端の電界強度を緩和す
ることなどを目的に、ゲート電極4の端部にゲート絶縁
膜2を介して対峙する部分には、不純物が導入されてい
ないか、あるいはチャネルドープによってチャネル領域
5と同程度の不純物しか導入されていないオフセット領
域7を形成する場合がある。この場合でも、オフセット
領域7と高濃度のソース・ドレイン領域8との境界部分
は直線的で、チャネル幅方向において、オフセット長L
off は一定である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来構造のT
FTにおいて、その特性・性能の向上のためにTFTに
流す電流をアップすると、TFTの自己発熱によってチ
ャネル領域での温度上昇が大きく、その分、局部的な温
度上昇が発生しやすいので、特性の劣化や信頼性の低下
が生じるという問題点がある。
【0004】そこで、TFTを構成する各層間に熱伝導
性の高い層を付加し、それを放熱層として利用してTF
Tの温度上昇を抑える方法が考えられる。しかし、この
方法によると、アクティブマトリクス基板などを製造す
る際に、放熱層として用いる膜を形成する工程と、それ
をパターニングする工程とが増えてしまうという問題点
がある。このような製造工程の増加は、アクティブマト
リクス基板などの製造コストを高めることになるので好
ましくない。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
チャネル領域周辺部分の構造を改良することにより、製
造工程数を増やすことなく、自己発熱による局部的な温
度上昇を抑えて信頼性の向上を図ることのできるTF
T、およびそれを駆動回路などに用いたアクティブマト
リクス基板を備える液晶表示装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、チャネル領域周辺部分の構造を以下の
ように改良して、製造工程数を増やすことなく自己発熱
による温度上昇が小さいTFTを実現している。ここで
は、オフセットゲート構造を採用している場合を例に各
構成を表しているが、オフセットゲート構造に代えて、
LDD構造を採用した場合にも、同様な構成で同等の効
果を得ることができる。このようなLDD構造を採用す
る場合には、以下の説明において、オフセット領域をL
DD領域(低濃度ソース・ドレイン領域)に置き換え、
オフセット長をLDD長と置き換えた構成となる。
【0007】まず、本発明の第1のタイプに係るTFT
では、ゲート電極に対してゲート絶縁膜を介して対峙す
るチャネル領域と、該チャネル領域に接続するソース・
ドレイン領域と、該ソース・ドレイン領域の少なくとも
一方と前記チャネル領域との間に形成されたオフセット
領域とを有するTFTにおいて、前記オフセット領域
は、チャネル幅方向における中央部分のオフセット長が
端縁部分のオフセット長より長いことを特徴とする。
【0008】次に、本発明の第2のタイプに係るTFT
では、ゲート電極に対してゲート絶縁膜を介して対峙す
るチャネル領域と、該チャネル領域に接続するソース・
ドレイン領域と、該ソース・ドレイン領域の少なくとも
一方と前記チャネル領域との間に形成されたオフセット
領域とを有するTFTにおいて、前記オフセット領域
は、チャネル幅方向における中央部分のみに形成されて
いることを特徴とする。
【0009】TFTのチャネル領域に電流が流れて自己
発熱したとき、チャネル幅方向の端縁部分ではそこから
の放熱が大きいので、温度上昇が小さいのに対して、中
央部分では放熱が小さい分、温度上昇が大きい。しかる
に、第1、2のタイプに係るTFTでは、チャネル幅方
向における中央部分にオフセット領域を備える一方、端
縁部分はオフセット長が著しく短いか、あるいはオフセ
ット長が0、すなわち、ゲート電極に対してセルフアラ
イン的になっている。従って、電流は、チャネル幅方向
における端縁部分の側に集中する傾向にあるため、端縁
部分では発熱量が大きいが、放熱性が良い分、温度上昇
が小さい。これに対して、チャネル幅方向における中央
部分は、放熱性は悪いが、そこを流れる電流が小さく、
発熱量が小さいので、温度上昇が小さい。しかも、この
ような構造とするにあたっては、不純物イオンを打ち込
む際のマスクパターンを変えるだけでよい。それ故、本
発明によれば、製造工程を増やすことなく、自己発熱に
よる局部的な温度上昇を抑え、TFTの信頼性の向上を
図ることができる。
【0010】第1、2のタイプに係るTFTでは、前記
オフセット領域と、該オフセット領域に隣接するソース
・ドレイン領域との境界部分は、チャネル幅方向におけ
る中央部分が前記ソース・ドレイン領域の方に向けて湾
曲するように張り出した平面形状を有していることが好
ましい。すなわち、オフセット領域はソース・ドレイン
領域の方に向けて角張った形状では張り出していない。
それ故、チャネル幅方向での電流分布はなだらかなカー
ブを描くので、特定の部分に電流が集中することがな
い。それ故、自己発熱による局部的な温度上昇を抑え、
TFTの信頼性の向上を図ることができる。
【0011】このような構成を採用する場合には、前記
チャネル領域の幅寸法が50μm以上であることが好ま
しい。また、オフセット領域は、チャネル幅方向におけ
る中央部分のオフセット長が2μm以下、好ましくは
0.25μmから1.0μmまでの範囲内にあることが
好ましい。
【0012】次に、本発明の第3のタイプに係るTFT
では、ゲート電極に対してゲート絶縁膜を介して対峙す
るチャネル領域と、該チャネル領域に接続するソース・
ドレイン領域と、該ソース・ドレイン領域の少なくとも
一方と前記チャネル領域との間に形成されたオフセット
領域とを有するTFTにおいて、チャネル幅方向で前記
オフセット領域と前記ソース・ドレイン領域とを交互に
複数ずつ備えていることを特徴とする。
【0013】このように構成すると、1つのTFTにお
いて電流経路を並列に分割した状態となる。それ故、特
定の部分に電流が集中することがないので、自己発熱に
よる局部的な温度上昇を抑え、TFTの信頼性の向上を
図ることができる。しかも、このような構造とするにあ
たっては、不純物イオンを打ち込む際のマスクパターン
を変えるだけでよいので、製造工程は増えない。
【0014】このように構成するのは、前記チャネル領
域の幅寸法が、たとえば200μm以下の場合である。
【0015】これに対して、前記チャネル領域の幅寸法
が、たとえば200μm以上の場合には、以下のように
構成してもよい。
【0016】たとえば、前記オフセット領域は、チャネ
ル幅方向における中央部分に偏在している構成とする。
または、前記複数のオフセット領域のうち、チャネル幅
方向における中央部分のオフセット領域は、端縁側のオ
フセット領域より広い幅寸法を有している構成としても
よい。このように構成すると、第1、2のタイプのTF
Tと同様、端縁部分では電流が集中する傾向にあるた
め、発熱量は大きいが、放熱性が良い分、温度上昇が小
さい。これに対して、チャネル幅方向における中央部分
は、放熱性は悪いが、そこを流れる電流が小さく、発熱
量が小さいので、温度上昇が小さい。しかも、このよう
な構造とするにあたっては、不純物イオンを打ち込む際
のマスクパターンを変えるだけでよい。それ故、本発明
によれば、製造工程を増やすことなく、自己発熱による
局部的な温度上昇を抑えて信頼性の向上を図ることがで
きる。
【0017】ここで、前記オフセット領域は、オフセッ
ト長が0.2μmから2μmまでの範囲内、好ましくは
0.5μmから0.75μmまでの範囲内となるように
構成される。
【0018】次に、本発明の第4のタイプに係るTFT
では、ゲート電極に対してゲート絶縁膜を介して対峙す
るチャネル領域と、該チャネル領域に接続するソース・
ドレイン領域とを有するTFTにおいて、前記ゲート電
極は、チャネル幅方向における中央部分にチャネル長方
向に湾曲しながら膨出した膨出部を備えていることを特
徴とする。
【0019】このように構成すると、第1、2のタイプ
のTFTと実質的には同様で、チャネル幅方向における
端縁部分では、チャネル長が短い分、電流が集中する傾
向にあるため、発熱量は大きいが、放熱性が良い分、温
度上昇が小さい。これに対して、チャネル幅方向におけ
る中央部分は、チャネル長が長い分、そこを流れる電流
が小さく、発熱量が小さいので、温度上昇が小さい。し
かも、チャネル幅方向における中央部分では、金属等の
熱伝導性が高くて放熱性に優れている材料から構成され
るゲート電極が拡張されているので、この部分では放熱
性が改善され、中央部分での温度上昇を抑えることがで
きる。また、ゲート電極は角張った形状で張り出してい
ないため、チャネル幅方向での電流分布はなだらかなカ
ーブを描くので、特定の部分に電流が集中することがな
い。しかも、このような構造とするにあたっては、ゲー
ト電極をパターニングで形成する際のマスクパターンを
変えるだけでよい。それ故、本発明によれば、製造工程
を増やすことなく、自己発熱による局部的な温度上昇を
抑えて信頼性の向上を図ることができる。
【0020】このように構成した第1乃至第4のタイプ
のTFTは、以下のように利用することができる。
【0021】たとえば、第1乃至第4のタイプのTFT
では、これらのTFTを逆導電型のTFTとしてそれぞ
れ構成するとともに、該逆導電型のTFT同士を配線接
続して薄膜トランジスタ回路を構成する場合がある。
【0022】また、第1乃至第3のタイプのTFTで
も、これらのTFTを逆導電型のTFTとしてそれぞれ
構成するとともに、該逆導電型のTFT同士を配線接続
して薄膜トランジスタ回路を構成するが、各TFTがオ
フセットゲート構造を有しているから、前記逆導電型の
TFTのうち、N型のTFTのオフセット長がP型のT
FTのオフセット長より長くすることがある。このよう
に構成すると、同じ構造のTFTであれば、N型のTF
Tの方がP型のTFTよりもオン電流が大きくても、オ
フセット長を適正化することで、これらのTFTのオン
電流のバランスをとることができる。
【0023】第1乃至第4のタイプのTFTでは、それ
らによって構成された駆動回路を液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板上に構成してもよい。
【0024】また、第1乃至第3のタイプのTFTよっ
て構成された駆動回路を液晶表示装置のアクティブマト
リクス基板上に構成した場合には、各TFTがオフセッ
トゲート構造を有しているので、前記画素スイッチング
素子として用いられたTFTのオフセット長が前記駆動
回路を構成するTFTのオフセット長より長くなるよう
に構成することが好ましい。このように構成すると、T
FTの伝達特性において、画素スイッチング素子として
用いられたTFTについてはオフリーク電流を低減で
き、駆動回路を構成するTFTについてはオン電流レベ
ルの低下を抑えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。なお、以下の説明では、説明の重複を避
けるために、共通する機能を有する部分には同一の符号
を付してある。
【0026】[実施の形態1]図1(A)、(B)は、
オフセットゲート構造のTFTの縦断面図、図2は、本
形態のTFTの平面図である。ここで、図1(A)は、
図2においてチャネル幅方向の中央部分を通るA−A′
線断面図に相当し、図1(B)は、図2においてチャネ
ル幅方向の端縁部分を通るB−B′線断面図に相当す
る。
【0027】図1(A)に示すように、TFTは、ガラ
ス基板50上に、アルミニウム、タンタル、モリブデ
ン、チタン、タングステンなどを含む金属層からなるゲ
ート電極4と、このゲート電極4に対してシリコン酸化
膜からなるゲート絶縁膜2を介して対峙するチャネル領
域5と、このチャネル領域5に接続するソース・ドレイ
ン領域8とを備えている。このTFTでは、シリコン酸
化膜からなる層間絶縁膜52の上層側に位置する配線層
40がコンタクトホール9を介して高濃度のソース・ド
レイン領域8に電気的接続している構造になっている。
ガラス基板50の表面側には、シリコン酸化膜からなる
下地保護膜51が形成されている。
【0028】このような構造のTFTでは、LDD構造
またはオフセットゲート構造として形成すると、その耐
電圧が向上する分、チャネル長を短くできるので、寄生
容量の影響などを抑えることができ、しかも、オフリー
ク電流を低減することができる。
【0029】そこで、本形態に係るTFTでは、まず、
ソース・ドレイン領域8とチャネル領域5との間(ゲー
ト電極4の端部に対してゲート絶縁膜2を介して対峙す
る部分)には、不純物が導入されていないか、あるいは
チャネルドープによってチャネル領域5と同程度の不純
物しか導入されていないオフセット領域7が形成されて
いる。
【0030】しかも、図2に示すように、オフセット領
域7と、このオフセット領域7に隣接する高濃度のソー
ス・ドレイン領域8との境界部分70は、チャネル幅方
向における中央部分がソース・ドレイン領域8の方に向
けて湾曲するように張り出した平面形状を有している。
このため、オフセット領域7は、チャネル幅方向におけ
る中央部分のオフセット長Loffcが端縁部分のオフセッ
ト長offeより長い構造になっている。それ故、図2にお
いてチャネル幅方向の中央部分を通るA−A′線断面
は、図1(A)に示すように表れ、図2においてチャネ
ル幅方向の端縁部分を通るB−B′線断面は、図1
(B)に示すように表れる。
【0031】ここで、オフセット領域7は幅寸法が50
μm以上であり、比較的幅広なので、大きなオン電流を
流すことができるとともに、チャネル幅方向においてオ
フセット長が異なる形状とするにも通常のフォトリソグ
ラフィ技術で十分である。また、チャネル幅方向におけ
る中央部分のオフセット長Loffcについては、高いオン
電流を確保するという観点から、2μm以下に設定して
あるが、前記のオフセットゲート構造の利点を最大限活
かすという観点から、0.25μmから1.0μmまで
の範囲内に設定してある。
【0032】このように構成した本形態に係るTFTで
は、オフセット領域7のうち、チャネル幅方向における
端縁部分の側では、オフセット長offeが短い分、電流が
集中する傾向にあるため、端縁部分では発熱量が大きい
が、放熱性が良い分、温度上昇が小さい。これに対し
て、チャネル幅方向における中央部分は、放熱性は悪い
が、オフセット長Loffcが長い分、そこを流れる電流が
小さく、発熱量が小さいので、温度上昇が小さい。しか
も、このような構造とするにあたっては、高濃度のソー
ス・ドレイン領域8を形成するための不純物イオンを打
ち込む際のマスクパターンを変えるだけでよい。それ
故、本発明によれば、製造工程を増やすことなく、自己
発熱による局部的な温度上昇を抑え、TFTの信頼性の
向上を図ることができる。
【0033】また、本形態では、オフセット領域7はソ
ース・ドレイン領域8の方に向けて丸く膨らむようにし
て張り出しており、角張った形状では張り出していな
い。それ故、オフセット領域7でのチャネル幅方向の電
流分布はなだらかなカーブを描くので、特定の部分に電
流が集中することがない。それ故、自己発熱による局部
的な温度上昇を抑え、TFTの信頼性の向上を図ること
ができる。
【0034】[実施の形態2]図1(A)、(C)はそ
れぞれ、オフセットゲート構造およびセルフアライン構
造のTFTの縦断面図、図3は、本形態のTFTの平面
図である。ここで、図1(A)は、図3においてチャネ
ル幅方向の中央部分を通るA−A′線断面図に相当し、
図1(C)は、図3においてチャネル幅方向の端縁部分
を通るC−C′線断面図に相当する。
【0035】図1(A)に示すように、本形態に係るT
FTも、ソース・ドレイン領域8とチャネル領域5との
間(ゲート電極4の端部に対してゲート絶縁膜2を介し
て対峙する部分)には、不純物が導入されていないか、
あるいはチャネルドープによってチャネル領域5と同程
度の不純物しか導入されていないオフセット領域7が形
成されている。
【0036】しかも、図3に示すように、オフセット領
域7と、このオフセット領域7に隣接するソース・ドレ
イン領域8との境界部分70は、チャネル幅方向におけ
る中央部分がソース・ドレイン領域8の方に向けて湾曲
するように張り出した平面形状を有している。また、オ
フセット領域7とソース・ドレイン領域8との境界部分
70は、オフセット領域7の端縁部分でゲート電極4の
端縁と重なっている。このため、ソース・ドレイン領域
8とチャネル領域5との間(ゲート電極4の端部に対し
てゲート絶縁膜2を介して対峙する部分)には、チャネ
ル幅方向における中央部分のみに、オフセット長がLof
fcのオフセット領域7を有し、このオフセット領域7
は、中央部分から端縁部分に向かってオフセット長が短
くなって、端縁部分ではゲート電極4に対してセルフア
ライン的になっている。それ故、図3においてチャネル
幅方向の中央部分を通るA−A′線断面は、図1(A)
に示すように表れ、図3においてチャネル幅方向の端縁
部分を通るC−C′線断面は、図1(C)に示すように
表れる。
【0037】ここでも、オフセット領域7は幅寸法が5
0μm以上であり、比較的幅広なので、大きなオン電流
を流すことができるとともに、チャネル幅方向において
オフセット長が異なる形状とするにも通常のフォトリソ
グラフィ技術で十分である。また、チャネル幅方向にお
ける中央部分のオフセット長Loffcについては、高いオ
ン電流を確保するという観点から、2μm以下に設定し
てあるが、前記のオフセットゲート構造の利点を最大限
活かすという観点から、0.25μmから1.0μmま
での範囲内に設定してある。
【0038】このように構成した本形態に係るTFTで
も、オフセット領域7のうち、チャネル幅方向における
端縁部分の側では、セルフアライン的になっている分、
電流が集中する傾向にあるため、発熱量が大きいが、放
熱性が良い分、温度上昇が小さい。これに対して、チャ
ネル幅方向における中央部分は、放熱性は悪いが、オフ
セット長Loffcが長い分、そこを流れる電流が小さく、
発熱量が小さいので、温度上昇が小さいなど、実施の形
態1と同様な効果を奏する。
【0039】[実施の形態3]図1(A)、(C)はそ
れぞれ、オフセットゲート構造およびセルフアライン構
造のTFTの縦断面図、図4は、本形態のTFTの平面
図である。ここで、図1(A)は、図4においてオフセ
ット領域を通るA−A′線断面図に相当し、図1(C)
は、図4においてオフセット領域を外れた位置を通るC
−C′線断面図に相当する。
【0040】図1(A)に示すように、本形態に係るT
FTも、ソース・ドレイン領域8とチャネル領域5との
間(ゲート電極4の端部に対してゲート絶縁膜2を介し
て対峙する部分)には、不純物が導入されていないか、
あるいはチャネルドープによってチャネル領域5と同程
度の不純物しか導入されていないオフセット長がLoff
のオフセット領域7が形成されている。
【0041】但し、図4に示すように、本形態では、ソ
ース・ドレイン領域8とチャネル領域5との間(ゲート
電極4の端部に対してゲート絶縁膜2を介して対峙する
部分)は、チャネル幅方向においてオフセット領域7と
高濃度のソース・ドレイン領域8とを交互に複数ずつ備
えている。すなわち、ゲート電極4の端部にゲート絶縁
膜2を介して対峙する部分は、チャネル幅方向における
両端縁部分がゲート電極4にセルフアライン的なソース
・ドレイン領域8で、そこから中央部分に向けてオフセ
ット領域7とソース・ドレイン領域8とが交互に並列し
ている。それ故、図4においてチャネル幅方向の中央部
分でオフセット領域7を通るA−A′線断面は、図1
(A)に示すように表れ、図4においてチャネル幅方向
の端縁部分でソース・ドレイン領域8を通るC−C′線
断面、すなわち、オフセット領域7を外れた位置を通る
C−C′線断面は、図1(C)に示すように表れる。
【0042】ここで、チャネル領域5は、幅寸法が20
0μm以下であるが、それでも従来のTFTからみれば
比較的幅広なので、大きなオン電流を流すことができる
とともに、チャネル幅方向において複数のオフセット領
域7を形成するといっても通常のフォトリソグラフィ技
術で十分である。各オフセット領域7はいずれも、0.
2μmから2μmまでの範囲内に以下に設定してある
が、高いオン電流を確保し、かつ、前記のオフセットゲ
ート構造の利点を最大限活かすという観点から、0.5
μmから0.75μmまでの範囲内に設定してある。
【0043】このように構成したTFTでは、1つのT
FTにおいて電流経路を並列に分割した状態となる。そ
れ故、特定の部分に電流が集中することがないので、自
己発熱による局部的な温度上昇を抑え、TFTの信頼性
の向上を図ることができる。しかも、このような構造と
するにあたっても、高濃度のソース・ドレイン領域8を
形成するための不純物イオンを打ち込む際のマスクパタ
ーンを変えるだけでよいので、製造工程は増えない。
【0044】[実施の形態3の変形例]実施の形態3に
おいて、チャネル領域5の幅寸法が、たとえば200μ
m以上の場合には、以下のように構成してもよい。
【0045】たとえば、図示を省略するが、複数のオフ
セット領域7を形成する際に、チャネル領域5の幅寸
法、すなわち、ソース・ドレイン領域8の幅寸法が20
0μm以上とかなり広いことを利用して、チャネル幅方
向における中央部分にオフセット領域7を偏在させても
よい。
【0046】または、図5にTFTの平面図を示すよう
に、複数のオフセット領域7のうち、チャネル幅方向に
おける中央部分のオフセット領域7の幅寸法をWoff1と
し、この幅寸法が、端縁側のオフセット領域7の幅寸法
Woff2よりかなり広くなるように構成する。ここでは、
チャネル領域5は、幅寸法が200μm以上とかなり幅
広なので、大きなオン電流を流すことができるととも
に、チャネル幅方向において複数のオフセット領域7を
形成するといっても通常のフォトリソグラフィ技術で十
分である。各オフセット領域7はいずれも、0.2μm
から2μmまでの範囲内に以下に設定してあるが、高い
オン電流を確保し、かつ、前記のオフセットゲート構造
の利点を最大限活かすという観点から、0.5μmから
0.75μmまでの範囲内に設定してある。
【0047】このように構成した場合も、第1、2の形
態に係るTFTと同様、ソース・ドレイン領域8では、
端縁部分で電流が集中する傾向にあるため、発熱量は大
きいが、放熱性が良い分、温度上昇が小さい。これに対
して、チャネル幅方向における中央部分は、放熱性は悪
いが、そこを流れる電流が小さく、発熱量が小さいの
で、温度上昇が小さい。しかも、このような構造とする
にあたっては、不純物イオンを打ち込む際のマスクパタ
ーンを変えるだけでよい。それ故、本発明によれば、製
造工程を増やすことなく、自己発熱による局部的な温度
上昇を抑えて信頼性の向上を図ることができるという効
果を奏する。
【0048】[実施の形態4]図1(C)はセルフアラ
イン構造のTFTの縦断面図、図6は、本形態のTFT
の平面図である。
【0049】図1(C)に示すように、本形態に係るT
FTも、ゲート電極4に対してゲート絶縁膜2を介して
対峙するチャネル領域5、および該チャネル領域5に接
続するソース・ドレイン領域8を有し、ソース・ドレイ
ン領域8は、ゲート電極4に対してセルフアライン的に
形成された高濃度ソース・ドレイン領域である。但し、
図6に示すように、本形態のTFTにおいて、ゲート電
極4は、チャネル幅方向における中央部分にチャネル長
方向に丸みを帯びた三角形状をもって湾曲しながら膨出
した膨出部44を備えている。
【0050】このように構成したTFTでは、第1、2
の形態に係るTFTと実質的には同様で、チャネル幅方
向における端縁部分では、チャネル長Lche が短い分、
電流が集中する傾向にあるため、発熱量は大きいが、放
熱性が良い分、温度上昇が小さい。これに対して、チャ
ネル幅方向における中央部分は、チャネル長Lchc が長
い分、そこを流れる電流が小さく、発熱量が小さいの
で、温度上昇が小さい。しかも、チャネル幅方向におけ
る中央部分では、金属等の熱伝導性が高くて放熱性に優
れている材料から構成されるゲート電極4が拡張されて
いるので、この部分では放熱性が改善され、中央部分で
の温度上昇を抑えることができる。また、ゲート電極は
角張った形状で張り出していないため、チャネル幅方向
での電流分布はなだらかなカーブを描くので、特定の部
分に電流が集中することがない。しかも、このような構
造とするにあたっては、ゲート電極4をパターニングで
形成する際のマスクパターンを変えるだけでよい。それ
故、本発明によれば、製造工程を増やすことなく、自己
発熱による局部的な温度上昇を抑え、TFTの信頼性の
向上を図ることができる。
【0051】[実施の形態4の変形例]なお、ゲート電
極4の中央部分にチャネル長方向に湾曲しながら膨出し
た膨出部44を形成するにあたっては、図7に示すよう
に、ゲート電極4の一方だけに丸みを帯びた三角形の膨
出部44を形成してもよい。また、図8(A)に示すよ
うに、ゲート電極4を楕円形状に形成し、あるいは、図
8(B)に示すように、ゲート電極4を円形状に形成
し、その膨らみをそのままゲート電極4の膨出部44と
して利用してもよい。
【0052】[アクティブマトリクス基板への適用例]
図面を参照して、本発明を液晶表示装置用のアクティブ
マトリクス基板に適用した場合を説明する。
【0053】(アクティブマトリクス基板の全体構成)
図9(A)は、液晶表示装置のアクティブマトリクス基
板の構成を模式的に示すブロック図である。
【0054】図9(A)に示すように、液晶表示装置用
のアクティブマトリクス基板では、ガラス製などの透明
基板上に、アルミニウム、タンタル、モリブデン、チタ
ン、タングステンなどの金属膜からなるデータ線90お
よび走査線91で区画形成された画素領域が構成され、
そこには、画素用のTFT30を介して画像信号が入力
される液晶容量94(液晶セル)が存在する。データ線
90に対しては、シフトレジスタ84、レベルシフタ8
5、ビデオライン87、アナログスイッチ86を備える
データ側駆動回路82(データドライバ部)が構成され
ている。走査線91に対しては、シフトレジスタ88お
よびレベルシフタ89を備える走査側駆動回路83(走
査ドライバ部)が構成されている。なお、画素領域に
は、前段の走査線91との間に保持容量93が形成さ
れ、この保持容量93は、液晶容量94での電荷の保持
特性を高める機能を有している。
【0055】(CMOS回路の基本構成)データ側およ
び走査側の駆動回路では、図9(B)に示すように、N
型のTFT10とP型のTFT20とによってCMOS
回路が構成されている。このようなCMOS回路は、1
段あるいは2段以上でインバータ回路を構成する。
【0056】このようにしてCMOS回路をN型のTF
T10とP型のTFT20とによって構成する場合に、
前記した実施の形態1ないし4に係るTFTを使用すれ
ば、大電流を流しても局部的な発熱がない分、高い信頼
性を得ることができる。
【0057】また、実施の形態1ないし3のTFTを用
いた場合には、各TFTがオフセットゲート構造を有し
ているから、耐電圧が高い分、チャネル長を短くできる
ので、寄生容量の影響などを抑えることができる。この
場合には、N型のTFT10のオフセット長をP型のT
FT20のオフセット長より長くすることが好ましい。
このように構成すれば、同じ構造のTFTであればN型
のTFTの方がP型のTFTよりもオン電流が大きくて
も、オフセット長を適正化することで、これらのTFT
のオン電流のバランスをとることができる。
【0058】(アクティブマトリクス基板上のTFT)
また、図9(A)に示したように、データ線90および
走査線91で区画形成された画素領域には画素スイッチ
ング用のTFT30が構成されることから、このTFT
30についても、前記した実施の形態1ないし4に係る
TFTを使用してもよい。
【0059】そのうち、実施の形態1ないし3のTFT
を用いた場合には、各TFTがオフセットゲート構造を
有しているから、オフリーク電流が小さいので、コント
ラスト低下、表示むら、フリッカなどを防止でき、表示
品位の向上を図ることができる。但し、N型およびP型
の駆動回路用TFT10、20についても、N型の画素
用TFT30と同様なオフセットゲート構造にしてオフ
リーク電流を低減すると、それに伴ってオン電流が小さ
くなりすぎて駆動回路の動作速度が低下したり、必要な
電源電圧が増大したりする。このような駆動回路の動作
速度の低下は、液晶表示装置において高品位の表示の妨
げになるという問題点がある。また、必要な電源電圧の
増大は、消費電力の低減の妨げとなる。そこで、同じ基
板上において異なる用途に用いられるTFTの構造の最
適化を図ることによって、駆動回路用TFTについては
オフリーク電流の低減と大きなオン電流の確保とを図る
とともに、画素用TFTについてはオフリーク電流の低
減を図るという観点から、画素スイッチング素子として
用いられたTFT30のオフセット長は、駆動回路を構
成するTFT10、20のオフセット長より長くなるよ
うに構成する。逆にいえば、駆動回路を構成するTFT
10、20のオフセット長は、画素スイッチング素子と
して用いられたTFT30のオフセット長より短くなる
ように構成する。
【0060】このように、液晶表示装置の駆動回路内蔵
型のアクティブマトリクス基板では、図10に示すよう
に、概ね3種類のTFT10、20、30が形成される
ことになる。図10には、左側領域から右側領域に向か
って、N型の駆動回路用TFT10、P型の駆動回路用
TFT20、およびN型の画素用TFT30が同一の絶
縁基板50の上に形成されている状態を示してある。
【0061】このような構成のアクティブマトリクス基
板において、前記3種類のTFT10、20、30を実
施の形態1ないし3に係るTFTで製造しても工程数が
増えないことを説明する。ここで、実施の形態1ないし
3に係るTFTについては、いずれもオフセットゲート
構造を例に説明したが、前記のオフセット領域7に相当
する部分に低濃度ソース・ドレイン領域を備えるLDD
構造でも同様なことがいえるので、ここでは、いずれの
TFTもLDD構造で形成していく場合を基本に説明
し、その説明の中でオフセットゲート構造を説明してい
く。なお、前記3種類のTFT10、20、30を実施
の形態4に係るTFTで形成する場合には、ゲート電極
をパターニング形成する場合のマスクパターンを変える
他は、通常のセルフアラインのTFTを製造する場合と
同様であるため、その説明を省略する。
【0062】まず、図11(A)に示すように、ガラス
製の基板50に対してTEOS(テトラエトキシシラ
ン)や酸素ガスなどを原料ガスとしてプラズマCVD法
により厚さが約2000〜5000オングストロームの
シリコン酸化膜からなる下地保護膜51を形成する。次
に基板50の温度を350℃に設定して、下地保護膜5
1の表面にプラズマCVD法により厚さが約300〜7
00オングストロームのアモルファスのシリコン膜から
なる半導体膜を形成する。次にアモルファスのシリコン
膜からなる半導体膜に対して、レーザアニールまたは固
相成長法などの結晶化工程を行い、半導体膜をポリシリ
コン膜にまで結晶化しておく。レーザアニール法では、
たとえば、エキシマレーザのビーム長が400mmのラ
インビームを用い、その出力強度はたとえば200mJ
/cm2 である。ラインビームについてはその幅方向に
おけるレーザ強度のピーク値の90%に相当する部分が
各領域毎に重なるようにラインビームを走査していく。
【0063】次に、ポリシリコン膜をパターニングして
島状の半導体膜11、21、31とし、その表面に対し
て、TEOS(テトラエトキシシラン)や酸素ガスなど
を原料ガスとしてプラズマCVD法により厚さが約60
0〜1500オングストロームのシリコン酸化膜からな
るゲート絶縁膜12、22、32を形成する(ゲート絶
縁膜形成工程)。
【0064】次に、アルミニウム、タンタル、モリブデ
ン、チタン、タングステンなどを含む導電膜をスパッタ
法により形成した後、導電膜をパターニングし、各TF
Tのゲート電極14、24、34を形成する(ゲート電
極形成工程)。
【0065】次に、図11(B)に示すように、N型の
駆動回路用TFT10およびN型の画素用TFT30の
形成領域をレジストマスク61で覆う。この状態で、約
1013cm-2のドーズ量でボロンイオンを打ち込むと、
シリコン薄膜21にはゲート電極24に対して自己整合
的に不純物濃度が約1018cm-3の低濃度P型領域23
が形成される。なお、不純物が導入されなかった部分が
チャネル領域25となる。
【0066】この低濃度の不純物打ち込みの工程を行わ
なければ、P型の駆動回路用TFT20は、LDD構造
ではなく、オフセットゲート構造となる。
【0067】次に、図11(C)に示すように、P型の
駆動回路用TFT20の形成領域をレジストマスク62
で覆う。この状態で、約1013cm-2のドーズ量でリン
イオンを打ち込むと、シリコン薄膜11、31にはゲー
ト電極14、34に対して自己整合的に不純物濃度が約
1018cm-3の低濃度N型領域13、33が形成され
る。なお、不純物が導入されなかった部分がチャネル領
域15、35となる。
【0068】この低濃度の不純物打ち込みの工程を行わ
なければ、N型の駆動回路用TFT10、およびN型の
画素用TFT30は、LDD構造ではなく、オフセット
ゲート構造となる。
【0069】次に、図11(D)に示すように、N型の
駆動回路用TFT10およびN型の画素用TFT30の
形成領域に加えて、ゲート電極24をも広めに覆うレジ
ストマスク63を形成する。ここで、レジストマスク6
3は、実施に形態1ないし3に示した高濃度のソース・
ドレイン領域8が形成されるようなパターンで形成す
る。この状態で、低濃度P型領域23に約1015cm-2
のドーズ量でボロンイオンを打ち込で、不純物濃度が約
1020cm-3の高濃度ソース・ドレイン領域26を形成
する。低濃度P型領域23のうちレジストマスク63で
覆われていた部分は、そのままLDD領域27(低濃度
ソース・ドレイン領域)として残る。このようにしてP
型の駆動回路用TFT20を形成する。
【0070】次に、図11(E)に示すように、P型の
駆動回路用TFT20の形成領域に加えて、ゲート電極
14、34をも広めに覆うレジストマスク64を形成す
る。ここで、レジストマスク64も、実施に形態1ない
し3に示した高濃度のソース・ドレイン領域8が形成さ
れるようなパターンで形成する。この状態で、低濃度N
型領域13、23に約1015cm-2のドーズ量でリンイ
オンを打ち込んで、不純物濃度が約1020cm-3の高濃
度ソース・ドレイン領域16、36を形成する。低濃度
N型領域13、23のうち、レジストマスク64で覆わ
れていた部分は、そのまま不純物濃度が約1018cm-3
のLDD領域17、37(低濃度ソース・ドレイン領
域)として残る。このようにして、N型の駆動回路用T
FT10およびN型の画素用TFT30を形成する。
【0071】以降、図10に示すように、層間絶縁膜5
2を形成した後、活性化のためのアニールを行い、しか
る後にコンタクトホールを形成した後、ソース・ドレイ
ン電極41、42、43、44、45を形成すれば、ア
クティブマトリクス基板を製造できる。また、レジスト
マスク61、62、63、64を形成するための4回の
マスク形成工程と、4回の不純物導入工程とによって、
LDD構造のソース・ドレイン領域が形成される。すな
わち、レジストマスク63、64のパターンを、実施の
形態1ないし3に示した高濃度のソース・ドレイン領域
8の形状に合わせるだけで、これらの形態に係るTFT
を製造でき、工程数は増えない。
【0072】[その他の構造]なお、本発明に係るチャ
ネル領域周辺を改良してTFTの信頼性を高めるという
技術は以下の場合にも応用できる。たとえば、チャネル
領域およびソース・ドレイン領域のチャネル幅方向にお
ける端縁部分がパターニング時に汚染されているためこ
の端縁部分を流れる電流を小さく抑え、チャネル幅方向
の中央部分に電流集中させたい場合がある。この場合に
は、図12(A)に示すように、実施の形態1、2とは
逆に、ソース・ドレイン領域8とチャネル領域5との間
(ゲート電極4の端部に対峙する部分)には、チャネル
幅方向における中央部分のオフセット長が端縁部分のオ
フセット長よりかなり短い構造のオフセット領域7を形
成してもよい。この場合には、図12においてチャネル
幅方向の中央部分を通るB−B′線断面は、図1
(B)、(C)に示すように表れ、図12においてチャ
ネル幅方向の端縁部分を通るA−A′線断面は、図1
(A)に示すように表れる。このように構成した場合に
は、チャネル領域5、およびソース・ドレイン領域8の
オフセット領域7において、チャネル幅方向における端
縁部分はオフセット長が長い分、そこに流れる電流を小
さく抑えることができる。
【0073】また、図12(B)に示すように、実施の
形態4とは逆に、ゲート電極4がチャネル幅方向におけ
る中央部分に括れ部分49をもつように構成してもよ
い。このように構成した場合も、チャネル領域5は、チ
ャネル幅方向における端縁部分のチャネル長が長い分、
そこに流れる電流を小さく抑えることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、前記
のいずれのTFTにおいても、オフセット領域の平面形
状、ゲート電極の平面形状など、チャネル領域周辺部分
の構造を改良することにより、製造工程数を増やすこと
なく、自己発熱による局部的な温度上昇を抑えてある。
それ故、TFTの信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)はいずれもオフセットゲート構
造のTFTの縦断面図、(C)はセルフアライン構造の
TFTの縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るTFTの平面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態2に係るTFTの平面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態3に係るTFTの平面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態3の変形例に係るTFTの
平面図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係るTFTの平面図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態4の変形例に係るTFTの
平面図である。
【図8】(A)、(B)はいずれも、発明の実施の形態
4の別の変形例に係るTFTの平面図である。
【図9】(A)は液晶表示装置のアクティブマトリクス
基板の構成を模式的に示すブロック図、(B)はCMO
S回路の回路図である。
【図10】図9(A)、(B)に示すアクティブマトリ
クス基板に構成される3種類のTFTの断面図である。
【図11】図10に示すアクティブマトリクス基板の製
造方法の一例を示す工程断面図である。
【図12】本発明を応用したTFTの平面図である。
【図13】従来のセルフアライン構造のTFTの平面図
である。
【図14】従来のオフセットゲート構造のTFTの平面
図である。
【符号の説明】
2、12、22、32 ゲート絶縁膜 4、14、24、34 ゲート電極 5、15、25、35 チャネル領域 16、26、36 高濃度ソース・ドレイン領域 7 オフセット領域 8、 ソース・ドレイン領域 9 コンタクトホール 10、20、30 TFT 17、27、37 LDD領域またはオフセット領域 40 配線層 50 ガラス基板 51 下地保護膜 52 層間絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/336 H01L 29/786

Claims (36)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極に対してゲート絶縁膜を介し
    て対峙するチャネル領域と、該チャネル領域に接続する
    ソース・ドレイン領域と、該ソース・ドレイン領域の少
    なくとも一方と前記チャネル領域との間に形成されたオ
    フセット領域とを有する薄膜トランジスタにおいて、 前記オフセット領域は、チャネル幅方向における中央部
    分のオフセット長が端縁部分のオフセット長より長いこ
    とを特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】 ゲート電極に対してゲート絶縁膜を介し
    て対峙するチャネル領域と、該チャネル領域に接続する
    ソース・ドレイン領域と、該ソース・ドレイン領域の少
    なくとも一方と前記チャネル領域との間に形成されたオ
    フセット領域とを有する薄膜トランジスタにおいて、 前記オフセット領域は、チャネル幅方向における中央部
    分のみに形成されていることを特徴とする薄膜トランジ
    スタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記オフセ
    ット領域と、該オフセット領域に隣接するソース・ドレ
    イン領域との境界部分は、チャネル幅方向における中央
    部分が前記ソース・ドレイン領域の方に向けて湾曲する
    ように張り出した平面形状を有していることを特徴とす
    る薄膜トランジスタ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記チャネル領域
    は、幅寸法が50μm以上であることを特徴とする薄膜
    トランジスタ。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、前記オフセ
    ット領域は、チャネル幅方向における中央部分のオフセ
    ット長が2μm以下であることを特徴とする薄膜トラン
    ジスタ。
  6. 【請求項6】 請求項3または4において、前記オフセ
    ット領域は、チャネル幅方向における中央部分のオフセ
    ット長が0.25μmから1.0μmまでの範囲内にあ
    ることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  7. 【請求項7】 ゲート電極に対してゲート絶縁膜を介し
    て対峙するチャネル領域と、該チャネル領域に接続する
    ソース・ドレイン領域と、該ソース・ドレイン領域の少
    なくとも一方と前記チャネル領域との間に形成されたオ
    フセット領域とを有する薄膜トランジスタにおいて、 チャネル幅方向で前記オフセット領域と前記ソース・ド
    レイン領域とを交互に複数ずつ備えていることを特徴と
    する薄膜トランジスタ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記チャネル領域
    は、幅寸法が200μm以下であることを特徴とする薄
    膜トランジスタ。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記オフセット領域
    は、チャネル幅方向における中央部分に偏在しているこ
    とを特徴とする薄膜トランジスタ。
  10. 【請求項10】 請求項7において、前記複数のオフセ
    ット領域のうち、チャネル幅方向における中央部分のオ
    フセット領域は、端縁側のオフセット領域より広い幅寸
    法を有していることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  11. 【請求項11】 請求項9または10において、前記チ
    ャネル領域は、幅寸法が200μm以上であることを特
    徴とする薄膜トランジスタ。
  12. 【請求項12】 請求項7ないし11のいずれかにおい
    て、前記オフセット領域は、オフセット長が0.2μm
    から2μmまでの範囲内にあることを特徴とする薄膜ト
    ランジスタ。
  13. 【請求項13】 請求項7ないし11のいずれかにおい
    て、前記オフセット領域は、オフセット長が0.5μm
    から0.75μmまでの範囲内にあることを特徴とする
    薄膜トランジスタ。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかにおい
    て、前記オフセット領域に相当する領域に低濃度ソース
    ・ドレイン領域を備えていることを特徴とする薄膜トラ
    ンジスタ。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれかに規定
    する構造の薄膜トランジスタによって逆導電型の薄膜ト
    ランジスタをそれぞれ構成するとともに、該逆導電型の
    薄膜トランジスタ同士を配線接続してなることを特徴と
    する薄膜トランジスタ回路。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし14のいずれかに規定
    する構造の薄膜トランジスタによって逆導電型の薄膜ト
    ランジスタをそれぞれ構成するとともに、該逆導電型の
    薄膜トランジスタ同士を配線接続してなる薄膜トランジ
    スタ回路であって、 前記逆導電型の薄膜トランジスタのうち、N型の薄膜ト
    ランジスタのオフセット長がP型の薄膜トランジスタの
    オフセット長より長いことを特徴とする薄膜トランジス
    タ回路。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし14のいずれかに規定
    する構造の薄膜トランジスタによって構成された駆動回
    路を有するアクティブマトリクス基板を用いたことを特
    徴とする液晶表示装置。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし14のいずれかに規定
    する構造の薄膜トランジスタを用いて、画素領域の画素
    スイッチング素子、および駆動回路を構成するととも
    に、前記画素スイッチング素子として用いられた薄膜ト
    ランジスタのオフセット長が前記駆動回路を構成する薄
    膜トランジスタのオフセット長より長くなるように構成
    されたアクティブマトリクス基板を用いたことを特徴と
    する液晶表示装置。
  19. 【請求項19】 ゲート電極に対してゲート絶縁膜を介
    して対峙するチャネル領域と、該チャネル領域に接続す
    るソース・ドレイン領域と、該ソース・ドレイン領域の
    少なくとも一方と前記チャネル領域との間に形成された
    LDD領域とを有する薄膜トランジスタにおいて、 前記LDD領域は、チャネル幅方向における中央部分の
    LDD長が端縁部分のLDD長より長いことを特徴とす
    る薄膜トランジスタ。
  20. 【請求項20】 ゲート電極に対してゲート絶縁膜を介
    して対峙するチャネル領域と、該チャネル領域に接続す
    るソース・ドレイン領域と、該ソース・ドレイン領域の
    少なくとも一方と前記チャネル領域との間に形成された
    LDD領域とを有する薄膜トランジスタにおいて、 前記LDD領域は、チャネル幅方向における中央部分の
    みに形成されていることを特徴とする薄膜トランジス
    タ。
  21. 【請求項21】 請求項19または20において、前記
    LDD領域と、該LDD領域に隣接するソース・ドレイ
    ン領域との境界部分は、チャネル幅方向における中央部
    分が前記ソース・ドレイン領域の方に向けて湾曲するよ
    うに張り出した平面形状を有していることを特徴とする
    薄膜トランジスタ。
  22. 【請求項22】 請求項21において、前記チャネル領
    域は、幅寸法が50μm以上であることを特徴とする薄
    膜トランジスタ。
  23. 【請求項23】 請求項21または22において、前記
    LDD領域は、チャネル幅方向における中央部分のLD
    D長が2μm以下であることを特徴とする薄膜トランジ
    スタ。
  24. 【請求項24】 請求項21または22において、前記
    LDD領域は、チャネル幅方向における中央部分のLD
    D長が0.25μmから1.0μmまでの範囲内にある
    ことを特徴とする薄膜トランジスタ。
  25. 【請求項25】 ゲート電極に対してゲート絶縁膜を介
    して対峙するチャネル領域と、該チャネル領域に接続す
    るソース・ドレイン領域と、該ソース・ドレイン領域の
    少なくとも一方と前記チャネル領域との間に形成された
    LDD領域とを有する薄膜トランジスタにおいて、 チャネル幅方向で前記LDD領域と前記ソース・ドレイ
    ン領域とを交互に複数ずつ備えていることを特徴とする
    薄膜トランジスタ。
  26. 【請求項26】 請求項25において、前記チャネル領
    域は、幅寸法が200μm以下であることを特徴とする
    薄膜トランジスタ。
  27. 【請求項27】 請求項25において、前記LDD領域
    は、チャネル幅方向における中央部分に偏在しているこ
    とを特徴とする薄膜トランジスタ。
  28. 【請求項28】 請求項25において、前記複数のLD
    D領域のうち、チャネル幅方向における中央部分のLD
    D領域は、端縁側のLDD領域より広い幅寸法を有して
    いることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  29. 【請求項29】 請求項27または28において、前記
    チャネル領域は、幅寸法が200μm以上であることを
    特徴とする薄膜トランジスタ。
  30. 【請求項30】 請求項25ないし29のいずれかにお
    いて、前記LDD領域は、LDD長が0.2μmから2
    μmまでの範囲内にあることを特徴とする薄膜トランジ
    スタ。
  31. 【請求項31】 請求項25ないし29のいずれかにお
    いて、前記LDD領域は、LDD長が0.5μmから
    0.75μmまでの範囲内にあることを特徴とする薄膜
    トランジスタ。
  32. 【請求項32】 請求項19ないし31のいずれかにお
    いて、前記LDD領域に相当する領域に低濃度ソース・
    ドレイン領域を備えていることを特徴とする薄膜トラン
    ジスタ。
  33. 【請求項33】 請求項19ないし32のいずれかに規
    定する構造の薄膜トランジスタによって逆導電型の薄膜
    トランジスタをそれぞれ構成するとともに、該逆導電型
    の薄膜トランジスタ同士を配線接続してなることを特徴
    とする薄膜トランジスタ回路。
  34. 【請求項34】 請求項19ないし32のいずれかに規
    定する構造の薄膜トランジスタによって逆導電型の薄膜
    トランジスタをそれぞれ構成するとともに、該逆導電型
    の薄膜トランジスタ同士を配線接続してなる薄膜トラン
    ジスタ回路であって、 前記逆導電型の薄膜トランジスタのうち、N型の薄膜ト
    ランジスタのLDD長がP型の薄膜トランジスタのLD
    D長より長いことを特徴とする薄膜トランジスタ回路。
  35. 【請求項35】 請求項19ないし32のいずれかに規
    定する構造の薄膜トランジスタによって構成された駆動
    回路を有するアクティブマトリクス基板を用いたことを
    特徴とする液晶表示装置。
  36. 【請求項36】 請求項19ないし32のいずれかに規
    定する構造の薄膜トランジスタを用いて、画素領域の画
    素スイッチング素子、および駆動回路を構成するととも
    に、前記画素スイッチング素子として用いられた薄膜ト
    ランジスタのLDD長が前記駆動回路を構成する薄膜ト
    ランジスタのLDD長より長くなるように構成されたア
    クティブマトリクス基板を用いたことを特徴とする液晶
    表示装置。
JP7422197A 1997-03-26 1997-03-26 薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置及び薄膜トランジスタ回路 Expired - Fee Related JP3520713B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7422197A JP3520713B2 (ja) 1997-03-26 1997-03-26 薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置及び薄膜トランジスタ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7422197A JP3520713B2 (ja) 1997-03-26 1997-03-26 薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置及び薄膜トランジスタ回路

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003386718A Division JP3812566B2 (ja) 2003-11-17 2003-11-17 薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置及び薄膜トランジスタ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10270699A JPH10270699A (ja) 1998-10-09
JP3520713B2 true JP3520713B2 (ja) 2004-04-19

Family

ID=13540927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7422197A Expired - Fee Related JP3520713B2 (ja) 1997-03-26 1997-03-26 薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置及び薄膜トランジスタ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3520713B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7453531B2 (en) 2003-11-22 2008-11-18 Lg Display Co., Ltd. LCD driving device having plural TFT channels connected in parallel with either increasing channel widths or decreasing channel distances from central part to edges of the device
KR100603832B1 (ko) 2004-05-03 2006-07-24 엘지.필립스 엘시디 주식회사 열분산형 멀티채널 트랜지스터와 그 제조방법
KR101048707B1 (ko) * 2004-05-11 2011-07-14 엘지디스플레이 주식회사 액정 표시 장치의 다채널 소자 및 이의 형성 방법
JP4727647B2 (ja) * 2007-11-19 2011-07-20 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置及びその作製方法
JP2010056169A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Toshiba Mobile Display Co Ltd 薄膜トランジスタ及びこれを用いた表示装置
CN104409509A (zh) * 2014-10-20 2015-03-11 深圳市华星光电技术有限公司 薄膜晶体管
CN104865763B (zh) * 2015-06-12 2017-09-15 深圳市华星光电技术有限公司 阵列基板
BR112017023119B1 (pt) * 2016-07-08 2022-11-16 Chongqing Boe Optoelectronics Technology Co., Ltd. Transistor de película fina, circuito de acionamento de gate em matriz, aparelho de exibição e método de fabricação
JP6885053B2 (ja) * 2016-12-20 2021-06-09 富士通株式会社 半導体装置
CN109870860B (zh) * 2017-12-05 2021-10-26 瀚宇彩晶股份有限公司 像素结构
WO2019119456A1 (zh) * 2017-12-23 2019-06-27 深圳市柔宇科技有限公司 薄膜晶体管、阵列基板及显示屏
CN115274703A (zh) * 2022-07-29 2022-11-01 广州华星光电半导体显示技术有限公司 一种阵列基板及显示面板

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496234A (ja) * 1990-08-03 1992-03-27 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JPH0722627A (ja) * 1993-07-05 1995-01-24 Sony Corp 薄膜半導体装置及びアクティブマトリクス液晶表示装置
JP4032443B2 (ja) * 1996-10-09 2008-01-16 セイコーエプソン株式会社 薄膜トランジスタ、回路、アクティブマトリクス基板、液晶表示装置
JPH10154816A (ja) * 1996-11-21 1998-06-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10270699A (ja) 1998-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100374737B1 (ko) 트랜지스터형성방법,그트랜지스터를포함하는회로,액티브매트릭스기판의제조방법,표시장치의제조방법,및프로젝터및전자기기
US6677609B2 (en) Thin film transistor, manufacturing method thereof, and circuit and liquid crystal display device using the thin film transistor
KR100195596B1 (ko) 박막트랜지스터 반도체장치 및 액정표시장치
JP4032443B2 (ja) 薄膜トランジスタ、回路、アクティブマトリクス基板、液晶表示装置
US6563136B2 (en) Thin-film semiconductor device having a thin-film transistor for circuits that differs from a thin-film transistor for pixels
JPH11177102A (ja) 半導体装置およびその作製方法
JP3520713B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置及び薄膜トランジスタ回路
US7195960B2 (en) Thin film transistor, manufacturing method thereof, and circuit and liquid crystal display device using the thin film transistor
KR20070072207A (ko) 폴리실리콘 박막트랜지스터를 이용한 액정표시장치 및 그제조 방법
US7193238B2 (en) Display device and a method for manufacturing the same
US7755709B2 (en) Liquid crystal display device having dummy contact holes and fabrication method thereof
JPH07263705A (ja) 薄膜トランジスタ
US8009241B2 (en) LCD driving device having plural TFT channels connected in parallel with either increasing channel widths or decreasing channel distances from central part to edges of the device
JPH10154814A (ja) アクティブマトリクス基板およびその製造方法
KR20070072208A (ko) 폴리실리콘 박막트랜지스터를 이용한 액정표시장치 및 그제조 방법
JP3812566B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置及び薄膜トランジスタ回路
JP2005072531A (ja) 薄膜トランジスタを備えた装置およびその製造方法
JPH06260499A (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法
JP4257482B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びその製造方法並びにこれを用いた回路及び液晶表示装置
KR101172015B1 (ko) 박막 트랜지스터 기판 및 그 제조 방법
JP4353762B2 (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法
JPH11282007A (ja) 液晶表示装置
JP3857250B2 (ja) 薄膜トランジスタ配列及びその駆動回路の製造方法
JPH08186263A (ja) 薄膜トランジスタおよび液晶表示装置
JPH11274512A (ja) 薄膜トランジスタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120213

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130213

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130213

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees