JP3513488B2 - プロセスカートリッジの再生産方法 - Google Patents

プロセスカートリッジの再生産方法

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JP3513488B2 JP2000387807A JP2000387807A JP3513488B2 JP 3513488 B2 JP3513488 B2 JP 3513488B2 JP 2000387807 A JP2000387807 A JP 2000387807A JP 2000387807 A JP2000387807 A JP 2000387807A JP 3513488 B2 JP3513488 B2 JP 3513488B2
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    • G03G2215/00987Remanufacturing, i.e. reusing or recycling parts of the image forming apparatus

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロセスカートリッ
ジの再生産方法に関するものである。ここでプロセスカ
ートリッジとしては、帯電手段、現像手段またはクリー
ニング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着
脱可能とするものである。或いは帯電手段、現像手段、
クリーニング手段の少なくとも一つと像担持体とを一体
的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能と
するものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真
感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本
体に着脱可能にするものをいう。
【0002】また、画像形成装置としては、例えば電子
写真複写機、電子写真プリンター、(例えば、LEDプ
リンター、レーザービームプリンター等)、電子写真フ
ァクシミリ、及び、電子写真ワードプロセッサ等が含ま
れる。
【0003】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行
うことができるので、格段に操作性を向上することが出
来た。そこでこのプロセスカートリッジ方式は画像形成
装置において広く用いられている。
【0004】このようなプロセスカートリッジは、現像
剤を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そこ
で、画像形成を行うに従って現像剤を消費する。そし
て、プロセスカートリッジを購入した使用者にとって満
足できる品質の画像を形成することが出来なくなる程度
まで現像剤が消費された際に、プロセスカートリッジと
しての商品価値を喪失する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、現像剤が消費さ
れて商品価値が喪失したプロセスカートリッジを再び商
品化することができる簡易なプロセスカートリッジの再
生産方法が望まれていた。
【0006】本発明の目的は、簡易なプロセスカートリ
ッジの再生産方法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、使用者にとって満足
できる品質の画像を形成することができなくなる程度ま
で現像剤が消費されて、プロセスカートリッジとして商
品価値を喪失したプロセスカートリッジを再び商品化す
ることのできるプロセスカートリッジの再生産方法を提
供することにある。
【0008】前記目的を達成するための本発明の代表的
な構成は、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカー
トリッジの再生産方法において、以下の工程を有する。 (a)電子写真感光体ドラムと、感光体ドラムに形成さ
れた静電潜像を現像するための現像ローラーと、感光体
ドラムに残留する現像剤を除去するためのクリーニング
ブレードと、を有する下枠体と、感光体ドラムに帯電を
行うための帯電ローラと、静電潜像を現像するために用
いられる現像剤を収納するための現像剤収納部と、を有
する上枠体とを分離する枠体分離工程と、 (b)感光体ドラムの長手方向の一端と他端とに設けら
れた支持部材を下枠体から取り外すことによって、下枠
体から前記感光体ドラムを取り外す感光体ドラム取り外
し工程と、 (c)下枠体から現像ローラーを取り外す現像ローラー
取り外し工程と、 (d)現像ローラーを下枠体に取り付けた際に、現像ロ
ーラーの長手方向の一端側と他端側とに位置するよう
に、現像ローラーの周面の一部分と対向するように、現
像ローラーの長手方向とは交差する方向に沿って下枠体
に磁気シールを貼付する磁気シール貼付工程と、 (e)現像ローラーの周面に付着する現像剤の量を規制
するための現像ブレードの、現像ローラーと対向するの
とは反対側の背面であって、現像ブレードの長手方向の
一端側と他端側とにブレード弾性部材を貼付する弾性部
材貼付工程と、 (f)現像ローラーを下枠体に取り付ける現像ローラー
取り付け工程と、 (g)下枠体に感光体ドラムを侵入させて、長手方向一
端側と他端側とに、下枠体の外側から支持部材を取り付
けて、感光体ドラムを下枠体に取り付ける感光体ドラム
取り付け工程と、 (h)上枠体の有する現像剤収納部に現像剤を再充填す
る現像剤充填工程と、 (i)現像剤の再充填された上枠体と、ブレード弾性部
材を現像ブレードの背面に貼付され、下枠体に磁気シー
ルを貼付され、現像ローラーと感光体ドラムを再取り付
けされた下枠体とを結合する枠体結合工程と、を有する
ことを特徴とするものである。
【0009】また前記目的を達成するための他の本発明
の代表的な構成は、画像形成装置本体に着脱可能なプロ
セスカートリッジの再生産方法において、以下の工程を
有する。 (a)電子写真感光体ドラムと、感光体ドラムに形成さ
れた静電潜像を現像するための現像ローラーと、感光体
ドラムに残留する現像剤を除去するためのクリーニング
ブレードと、を有する下枠体と、感光体ドラムに帯電を
行うための帯電ローラと、静電潜像を現像するために用
いられる現像剤を収納するための現像剤収納部と、を有
する上枠体とを分離する枠体分離工程と、(b)感光体
ドラムの長手方向の一端と他端とに設けられた支持部材
を下枠体から取り外すことによって、下枠体から感光体
ドラムを取り外す感光体ドラム取り外し工程と、(c)
下枠体から前記現像ローラーを取り外す現像ローラー取
り外し工程と、(d)上枠体の有する現像剤収納部に設
けられた、現像剤収納部に収納されている現像剤を現像
ローラーへ供給するための供給開口を囲むように供給開
口の縁に沿ってシール部材を貼付する開口縁シール貼付
工程と、(e)供給開口の長手方向に沿って上枠体に予
め貼付されていて上枠体と下枠体とを結合した際に、現
像ブレードの有する板金部分とその長手方向に沿って接
触する枠体シールの、板金部分と接触する面に、別の枠
体シールを重ねて貼付する枠体シール貼付工程と、
(f)上枠体の有する現像剤収納部に設けられた現像剤
収納部に現像剤を充填するための充填口が設けられてい
る側の上枠体の側面から、側面と交差する面に渡って、
上枠体に予め貼付されている弾性シールに、別の弾性シ
ールを上から重ねて貼付する弾性シール貼付工程と、こ
こで、充填口は、新規プロセスカートリッジを生産する
際に、現像剤を充填するために用いられるものである、
(g)現像ローラーを下枠体に取り付ける現像ローラー
取り付け工程と、(h)下枠体に感光体ドラムを侵入さ
せて、長手方向一端側と他端側とに、下枠体の外側から
支持部材を取り付けて、感光体ドラムを下枠体に取り付
ける感光体ドラム取り付け工程と、(i)上枠体の有す
る現像剤収納部に現像剤を再充填する現像剤充填工程
と、(j)現像剤の再充填された上枠体と、下枠体とを
結合する枠体結合工程と、を有することを特徴とするも
のである。
【0010】またさらに前記目的を達成するための他の
本発明の代表的な構成は、画像形成装置本体に着脱可能
なプロセスカートリッジの再生産方法において、以下の
工程を有する。 (a)電子写真感光体ドラムと、感光体ドラムに形成さ
れた静電潜像を現像するための現像ローラーと、感光体
ドラムに残留する現像剤を除去するためのクリーニング
ブレードと、を有する下枠体と、感光体ドラムに帯電を
行うための帯電ローラと、静電潜像を現像するために用
いられる現像剤を収納するための現像剤収納部と、を有
する上枠体とを分離する枠体分離工程と、 (b)感光体ドラムの長手方向の一端と他端とに設けら
れた支持部材を下枠体から取り外すことによって、下枠
体から感光体ドラムを取り外すドラム取り外し工程と、 (c)下枠体から現像ローラーを取り外す現像ローラー
取り外し工程と、 (d)現像ローラーを下枠体に取り付けた際に、現像ロ
ーラーの長手方向の一端側と他端側とに位置するよう
に、現像ローラーの周面の一部分と対向するように、現
像ローラーの長手方向とは交差する方向に沿って下枠体
に磁気シールを貼付する磁気シール貼付工程と、 (e)現像ローラーの周面に付着する現像剤の量を規制
するための現像ブレードの、現像ローラーと対向するの
とは反対側の背面であって、現像ブレードの長手方向の
一端側と他端側とにブレード弾性部材を貼付する弾性部
材貼付工程と、 (f)上枠体の有する現像剤収納部に設けられた、現像
剤収納部に収納されている現像剤を現像ローラーへ供給
するための供給開口を囲むように供給開口の縁に沿って
シール部材を貼付する開口縁シール貼付工程と、 (g)供給開口の長手方向に沿って上枠体に予め貼付さ
れていて上枠体と下枠体とを結合した際に、現像ブレー
ドの有する板金部分とその長手方向に沿って接触する枠
体シールの、板金部分と接触する面に、別の枠体シール
を重ねて貼付する枠体シール貼付工程と、 (h)上枠体の有する現像剤収納部に設けられた現像剤
収納部に現像剤を充填するための充填口が設けられてい
る側の上枠体の側面から、側面と交差する面に渡って、
上枠体に予め貼付されている弾性シールに、別の弾性シ
ールを上から重ねて貼付する弾性シール貼付工程と、こ
こで、充填口は、新規プロセスカートリッジを生産する
際に、現像剤を充填するために用いられるものである、 (i)現像ローラーを下枠体に取り付ける現像ローラー
取り付け工程と、 (j)下枠体に感光体ドラムを侵入させて、長手方向一
端側と他端側とに、下枠体の外側から支持部材を取り付
けて、感光体ドラムを下枠体に取り付ける感光体ドラム
取り付け工程と、 (k)上枠体の有する現像剤収納部に現像剤を再充填す
る現像剤充填工程と、 (l)現像剤の再充填された上枠体と、ブレード弾性部
材を現像ブレードの背面に貼付され、下枠体に磁気シー
ルを貼付され、現像ローラーと感光体ドラムを再取り付
けされた下枠体とを結合する枠体結合工程と、を有する
ことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態に
ついて説明する。以下の説明において、プロセスカート
リッジBの短手方向とは、プロセスカートリッジBを画
像形成装置本体Aへ着脱する方向であり、記録媒体の搬
送方向と一致している。またプロセスカートリッジBの
長手方向とは、プロセスカートリッジBを画像形成装置
本体Aへ着脱する方向と交差する方向(略直交する方
向)であり、記録媒体の表面と平行であり、且つ、記録
媒体の搬送方向と交差(略直交)する方向である。又、
プロセスカートリッジに関し左右とは記録媒体の搬送方
向に従って記録媒体を上から見て右又は左である。
【0012】{プロセスカートリッジ及びこれを装着し
た画像形成装置の全体説明}先ず、画像形成装置の全体
構成について概略説明する。尚、図1は画像形成装置の
一態様であるプロセスカートリッジを装着したレーザー
プリンタの断面構成説明図、図2は前記レーザープリン
タの外観斜視図である。
【0013】この画像形成装置Aは図1に示すように、
装置本体1内部のカートリッジ装着部2に像担持体と少
なくとも1つのプロセス手段を有するプロセスカートリ
ッジBを着脱自在に装着している。装置本体1の内部上
方には外部機器等から与えられた画像情報に基づいた光
像を前記プロセスカートリッジB内の像担持体に照射す
るための光学系3が配設してあり、更に装置本体1内底
部のカセット装着部1aには記録媒体を積載収容するカ
セット4が装着してある。前記カセット4内の記録媒体
は記録媒体搬送手段5によって一枚ずつ搬送するように
している。また装置本体1には、装着したプロセスカー
トリッジBの像担持体が対向する位置に、像担持体上に
形成した現像剤(以下トナー)像を記録媒体に転写する
ための転写ローラ6が設けてあり、この転写ローラ6よ
りも記録媒体搬送方向下流側には記録媒体に転写したト
ナー像を定着するための定着手段7が設けてある。尚、
トナー像が定着された記録媒体は前記搬送手段5によっ
て装置上部に位置する排出部8へ排出するようにしてい
る。
【0014】{画像形成装置}次に前記画像形成装置A
の各部の構成について、光学系3、記録媒体搬送手段
5、転写ローラ6、定着手段7の順に説明する。
【0015】(光学系)光学系3は外部機器等から得た
画像情報に基づいて像担持体へ光像を照射するものであ
り、図1に示すように、レーザーダイオード3a、ポリ
ゴンミラー3b、スキャナーモータ3c、結像レンズ3
dをスキャナーユニット3eとして装置本体1内に取り
付け、更に装置本体1内に反射ミラー3fを取り付けて
なる。そして例えば、コンピュータやワードプロセッサ
等の外部機器から画像信号が与えられると、レーザーダ
イオード3aが前記画像信号に応じて発光し、ポリゴン
ミラー3bに画像光として照射する。このポリゴンミラ
ー3bはスキャナーモータ3cによって高速回転し、該
ミラー3bで反射した画像光が結像レンズ3d及び反射
ミラー3fを介して像担持体としての感光体ドラム9へ
照射し、該感光体ドラム9の表面を選択的に露光し、感
光体ドラム9に画像情報に応じた潜像を形成する。尚、
本実施の形態にあっては結像レンズ3dを通過した光が
反射ミラー3fへ向けて、斜め上方へ向かうようにスキ
ャナーユニット3eを斜め上方へ傾斜させて取り付けて
いる。またレーザー光の発射手段である前記スキャナー
ユニット3eには、レーザー光が不用意に漏れないよう
にレーザー光の光路を遮る閉鎖位置(図1中二点鎖線位
置)と、使用に際して前記閉鎖位置から退避してレーザ
ー光の光路を開放する開放位置(図1中実線位置)とを
取り得るレーザーシャッター3gを設けている。
【0016】(記録媒体搬送手段)記録媒体搬送手段5
はカセット4に積載収容された記録媒体を一枚ずつ画像
形成部へ給送すると共に、定着手段7を通して排出部8
へと搬送するものである。ここでカセット4は装置本体
1の底面略全域にわたって設けられており、装置本体1
内底部のカセット装着部1aに対して装置前面側から矢
印a方向へ、把手部4aを持って抜き差しして装着、取
り外し可能に構成されている。前記カセット4には軸4
bを中心に回動可能な積載板4cがバネ4dによって上
方へ付勢されている。この積載板4c上に記録媒体を積
載収容すると、記録媒体の給送方向先端が分離爪4eに
記録媒体が係止される。前記カセット4を装着して給送
を開始すると、ピックアップローラ5aが回転してカセ
ット4内の記録媒体を最上部から一枚ずつ分離給送す
る。給送された記録媒体は、反転ローラ5b、ガイド5
c、コロ5d等からなる第一反転シートパスを通って表
裏を反転させて搬送され、画像形成部へ送られる。そし
て記録媒体は画像形成部における感光体ドラム9と転写
ローラ6との圧接ニップ部へ搬送され、像担持体表面に
形成されているトナー像の転写を受ける。トナー像の転
写を受けた記録媒体は、カバーガイド5eでガイドされ
て定着手段7へ至り、トナー像を定着される。そして定
着手段7を通過した後の記録媒体は中継搬送ローラ5f
を経て弓状の第二反転シートパス5gに至る。この第二
反転シートパス5gを通過時に記録媒体は再び表裏反転
され、排出ローラ対5h,5iによって排出口8aから
排出され、スキャナーユニット3e及びプロセスカート
リッジBの上方に設けられた排出部8へ積載される。本
実施の形態の装置にあっては記録媒体の搬送経路を第一
反転シートパス及び第二搬送シートパスによって、所謂
「S」字状に構成している。このため装置のスペースを
より小さくすることが可能となり、しかも画像記録後の
記録媒体は画像面を下に向けた状態で排出部8にページ
順に積載されるようになる。
【0017】(転写手段)転写手段は画像形成部で像担
持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写するもので
ある。本実施の形態の転写手段は、図1に示すように、
転写ローラ6によって構成している。即ち、装着したプ
ロセスカートリッジBの有する像担持体に転写ローラ6
によって記録媒体を押圧し、転写ローラ6に像担持体上
に形成されたトナー像と逆極性の電圧を印加することに
より、像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する。
尚、転写ローラ6は軸受6aを介して感光体ドラム9に
向って進退自在に装置本体1に支持され、軸受6aを感
光体ドラム9方向に付勢する。バネ6bによって像担持
体に押圧されている。また転写ローラ6の記録媒体搬送
方向の上流側にはガイド部材6cが設けてあり、像担持
体と転写ローラ6のニップ部への記録媒体の突入を安定
させると共に、転写ローラ6の表面をシールドすること
で、トナーの飛び散りを防止している。また像担持体と
転写ローラ6とのニップ部を通過した記録媒体は水平方
向に対して約20°程度下向きになるように搬送され、
転写分離が確実に行われるようにしている。
【0018】(定着手段)定着手段7は、前記転写ロー
ラ6の電圧印加によって記録媒体に転写したトナー像を
記録媒体に定着させるものである。その構成は、図1に
示す通りである。即ち、定着手段7において、7aは横
断面略半円樋形の耐熱性フィルムガイド部材であり、こ
のガイド部材7aの下面中央部に長手に沿って低熱容量
の平板状のセラミックヒータ7bが配設してある。更に
前記ガイド部材7aに耐熱樹脂の筒型(エンドレス)の
薄膜フィルム7cがルーズに外嵌してある。このフィル
ム7cは厚さ約50μmのポリイミドの基層に約4μm
のプライマー層、約10μmのフッ素コート層の3層で
構成している。基層は強度靱性をもつ材料で、フィルム
にかかる様々なストレスや磨耗に耐え得るだけの厚みを
もっている。プライマー層はPTFE+PFAにカーボ
ンを混ぜた材質で導電性を有している。前記ガイド部材
7aの下側には加圧ローラ7dが配設されており、これ
はバネ(図示せず)によって常時押し上げ付勢されてフ
ィルム7cを挟んでセラミックヒータ7bに圧接してい
る。即ち、セラミックヒータ7bと加圧ローラ7dとが
フィルム7cを挟んで定着ニップ部を形成している。前
記加圧ローラ7dは芯金と柔らかいシリコンゴムからな
り、シリコンゴムの外周はフッ素コートされている。前
記セラミックヒータ7bは通電されて発熱し、制御部の
温調系によって所定の定着温度に管理される。また加圧
ローラ7dは、図1の矢印に示す反時計回転方向に所定
の周速度をもって回転駆動される。この加圧ローラ7d
の回転駆動により、該ローラ7dの回転摩擦力で筒型の
フィルム7cが定着ニップ部においてセラミックヒータ
7bの下面に密着して該ヒータ面を摺動しながらフィル
ムガイド部材7aの外周を図1の矢印に示す時計回転方
向に所定の周速度で回転駆動される。画像転写を受けて
定着手段7へ搬送された記録媒体は、入口側ガイド7f
で案内されて、温度制御されたセラミックヒータ7bと
加圧ローラ7dとの定着ニップ部の回転駆動状態の筒型
フィルム7cと加圧ローラ7dとの間に進入して、フィ
ルム7cを介してセラミックヒータ7bの下面に密着
し、フィルム7cと一緒の重なり状態で定着ニップ部を
通過していく。この定着ニップ部を通過していく過程
で、記録媒体上の未定着トナー像がセラミックヒータ7
bの熱をフィルム7cを介して受けて加熱され、画像の
熱定着がなされる。定着ニップ部を通った記録媒体は、
回転するフィルム7cの面から分離して出口側ガイド7
gにガイドされて中継搬送ローラ5fに至り、前記第二
反転シートパス5gを介して排出ローラ対5h,5iに
よって排出部8上へ排出される。
【0019】{プロセスカートリッジ}次に前記画像形
成装置Aに装着されるプロセスカートリッジBの各部の
構成について説明する。尚、図3はプロセスカートリッ
ジの断面構成図、図4は前記プロセスカートリッジの外
観斜視図、図5は前記プロセスカートリッジを逆さにし
た状態の外観斜視図、図6は上下枠体を分割した状態の
プロセスカートリッジの断面説明図、図7は下枠体側の
内部斜視説明図、図8は上枠体側の内部斜視説明図であ
る。
【0020】このプロセスカートリッジBは像担持体
と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものであ
る。ここでプロセス手段としては、例えば像担持体の表
面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を形成す
る現像手段、像担持体表面に残留したトナーを除去する
ためのクリーニング手段等がある。本実施の形態のプロ
セスカートリッジBは図1及び図3に示すように、像担
持体の一例である電子写真感光体ドラム9の周囲に帯電
手段として帯電ローラ10、トナー(現像剤)を収納し
た現像手段12、及びクリーニング手段13を配置し、
これらを上下枠体14,15からなるハウジングで覆っ
て一体的にカートリッジ化し、装置本体1に対して着脱
可能に構成している。そして上枠体14には図6及び図
8に示すように、帯電手段10、露光手段11、現像手
段12のトナー溜が設けてあり、下枠体15には図6及
び図7に示すように、感光体ドラム9、現像手段12の
現像ローラー12dやクリーニング手段13が設けてあ
る。次にプロセスカートリッジBの各部の構成を、感光
体ドラム9、帯電手段10、露光手段11、現像手段1
2、クリーニング手段13の順に詳細に説明する。
【0021】(感光体ドラム) 〈感光体ドラムの構成〉本実施例に係る感光体ドラム9
は、図9に示すように、肉厚約0.8mmの円筒状のア
ルミニウムからなる導電基体9aの外周面に、感光層と
して有機半導体(OPC)9bを塗布し、外径24mm
の感光体ドラム9として構成している。そして感光体ド
ラム9の一方端に固着したフランジギア9cに図示しな
い駆動モータの駆動力を伝達することにより、感光体ド
ラム9を画像形成動作に応じて回転させるように構成し
ている。尚、感光体ドラム9の他方端は開放されてい
る。この開放されている感光体ドラム9の他方端は、後
述するように軸受部材16の軸受部16aによって支持
される。
【0022】〈フランジギア〉前記感光体ドラム9の記
録媒体搬送方向を基準にして左側端(駆動側)に固着さ
れたフランジギア9cは2つのギアを有しており、外側
にははす歯ギア9c1が、内側には平歯ギア9c2が並
んで配置されている。ここで前記フランジギア9cはプ
ラスチック材を用いて一体的に射出成形されている。前
記フランジギア9cの材料としては、本実施例では摺動
性のあるポリアセタールを用いているが、それ以外にも
通常のポリアセタールやフッ素入のポリカーボネートで
あっても良い。また、前記フランジギア9cにおいて、
外側のはす歯ギア9c1と内側の平歯ギア9c2はその
径が異なっており、本実施例にあっては外側のはす歯ギ
ア9c1の径の方が内側の平歯ギア9c2のそれよりも
大きく成形されている。またはす歯ギア9c1の方が平
歯ギア9c2よりも幅広であって歯数も多くしてあり、
フランジギア9cにかかる負荷が大きくても、本体側か
ら駆動力の伝達を受けて感光体ドラム9をより確実に回
転すると共に、このギア9cに噛合するギアに大きな駆
動力を伝達してより確実に回転することができる。
【0023】〈ドラムアース用接点〉また本実施の形態
では図9に示すように、感光体ドラム9の内周面に導電
性アース用接点18aが接触するようにして感光体ドラ
ム9を電気的にアースしているが、このアース用接点1
8aは感光体ドラム9に対してフランジギア9cが設け
られている側と反対側端部の内面上部に接触するように
設けてある。前記アース用接点18aは青銅等の導電性
材質によって構成され、これが前記感光体ドラム9の非
駆動側を回転自在に支持する軸受部材16に取り付けら
れている。
【0024】〈ドラム支軸〉前記感光体ドラム9は、図
9に示すようにその駆動側を金属からなるドラム支軸9
dによって、非駆動側を軸受部材16の軸受部16aに
よって回転自在に支持される。前記ドラム支軸9dは、
図10に示すように、前記感光体ドラム9を配設する下
枠体15の軸穴部15sに最大47μmの圧入条件で圧
入され、更に前記感光体ドラム9の一端に固着されたフ
ランジギア9cの軸穴に挿入され、感光体ドラム9を回
転自在に支持している。このように感光体ドラム9を回
転自在に支持するドラム支軸9dを下枠体15の軸穴部
15sに圧入することによって、前記下枠体15に対し
てドラム支軸9dをねじ止めすることなく感光体ドラム
9を支持することができる。そのため、例えば使用済み
のプロセスカートリッジを市場から回収してリサイクル
を行う時に前記ドラム支軸9dを止めるねじ穴が大きく
なって下枠体15の再利用が不可能となるとことがな
い。また更に、高精細、高画質化に向けてドラム支軸9
dのガタを少なくし、感光体ドラム9の回転をより滑ら
かにすることができる等の利点がある。また、前記ドラ
ム支軸9dの端面(プロセスカートリッジBの外に露出
する面)には、プロセスカートリッジBのリサイクル時
の分解工程において、圧入されたドラム支軸9dの分解
作業を容易に行うためのめねじ9d1が開けられてい
る。尚、本実施の形態の実施例では前記ドラム支軸9d
の径をφ6mm、めねじ9d1の径を3mmに設定して
いる。またドラム支軸9dの材料は金属であってもプラ
スチックであっても良い。尚、前記めねじ9d1は支軸
9dの取り付け方向と平行に、またドラム支軸9dの略
中心に設けられている。
【0025】(帯電手段) 〈帯電手段の構成〉帯電手段は前記感光体ドラム9の表
面を帯電させるためのものであり、本実施例では特開昭
63−149669号公報に示す所謂接触帯電方法を用
いている。即ち、図3に示すように、上枠体14の内面
に帯電ローラ10を摺動軸受10cを介して回動自在に
設けている。この帯電ローラ10は金属製のローラ軸1
0b(例えば、鉄、SUS等の導電性芯金)にEPD
M、NBR等の弾性ゴム層を設け、更にその周面にカー
ボンを分散したウレタンゴム層を設けたもの、或いは金
属製のローラ軸10bにカーボンを分散した発泡ウレタ
ンゴム層を被覆したもの等である。前記帯電ローラ10
は、そのローラ軸10bを回転自在に支持している摺動
軸受10cを上枠体14の軸受スライドガイド爪14n
によって脱落しないように取り付けてあり(図11
(a)参照)、且つ感光体ドラム9方向へ僅かにスライ
ド可能に取り付けてある(図11(b)参照)。更に前
記ローラ軸10bを回転自在に支持している摺動軸受1
0cをスプリング10aによって感光体ドラム9方向へ
付勢しており、これによって帯電ローラ10が感光体ド
ラム9表面に接触する。
【0026】〈帯電ローラに印加する電圧〉画像形成に
際しては、前記帯電ローラ10が感光体ドラム9の回転
に従動回転し、このとき帯電ローラ10に直流電圧と交
流電圧とを重畳させた振動電圧を印加することにより感
光体ドラム9の表面を均一に帯電させる。
【0027】〈帯電ローラへの給電経路〉前記帯電ロー
ラ10への給電経路について説明する。図12に示すよ
うに、導電性帯電バイアス用接点18cの一端部18c
1が装置本体側の導電性帯電バイアス用接点ピンと圧接
し、この帯電バイアス用接点18cの他端部18c2が
スプリング10aと接触する。更に前記スプリング10
aがローラ軸10bの一端側(給電側)を回転自在に支
持している摺動軸受10cと接触しており、この経路を
通って装置本体側の電源から帯電ローラ10への給電が
行われる。尚、帯電ローラ10の前記給電側の摺動軸受
10cは、前述したようにカーボンフィラを多く含んだ
導電性樹脂材料によって成形されているため、前記給電
経路を介して安定した帯電バイアスを印加することがで
きる。
【0028】(露光手段)露光手段11は前記帯電ロー
ラ10によって均一に帯電した感光体ドラム9の表面
に、光学系3からの光像を露光するものであり、図1及
び図3に示すように、上枠体14にはミラー3fで反射
したレーザー光を感光体ドラム9へ照射するための開口
部11aが設けてある。
【0029】(現像手段) 〈現像手段の構成〉前記磁性トナーによってトナー像を
形成する現像手段12は、図3に示すように、トナーを
収納するトナー溜である現像剤収納部12aを有し、且
つ現像剤収納部12aの内部にはトナーを送り出すため
のトナー送り機構12bを設けてある。更に送り出され
たトナーを、内部に複数の磁極をもつロール状磁石12
cを有する現像ローラー12dを図中矢印方向に回転さ
せてその表面に薄いトナー層を形成する。この現像ロー
ラー12dにトナー層が形成されるときに、トナーと現
像ローラー12d及び現像ブレード12eとの摩擦によ
って感光体ドラム9上の静電潜像を現像可能な摩擦帯電
電荷を得ている。またトナーの層厚を規制するために現
像ブレード12eが、現像ローラー12dの表面に一定
の押し付け力で摩擦するように下枠体15に取り付けて
ある。
【0030】〈現像ブレード〉現像ブレード12eはポ
リウレタンゴムやシリコンゴム等の可撓性材料を板状に
切断したブレードを板金等の支持部材12e1に貼り付
けてあり、現像ブレード12eが所定の押圧力で現像ロ
ーラー12dに摺擦するように前記支持部材12e1を
下枠体15の取り付け座面に精度良くネジ12e2によ
って位置決め固定している。更に現像ブレード12eが
経時で支持部材12e1から剥がれるのを防止するため
に、板金等の補強部材12e3が現像ブレード12eに
密着して取り付けられている。
【0031】〈トナー送り機構〉前記磁性トナーの送り
機構12bは、図3に示すように、軸12b3を中心に
して揺動されるアーム部材12b2に連結された送り部
材12b1を現像剤収納部12aの底面に沿って矢印b
方向へ往復移動することによってトナーを送る。前記送
り部材12b1、アーム部材12b2及び軸12b3は
ポリプロピレン(PP)、アクリロブタジエンスチロー
ル(ABS)、ハイ・インパクトポリスチロール(HI
PS)等の材質からなり、前記アーム部材12b2及び
軸12b3は一体成形されている。前記送り部材12b
1は断面形状が略三角形状になるように形成してあり、
且つ現像剤収納部12aの底面全体のトナーを掻くよう
に、感光体ドラム9の回転軸方向に長い複数本の棒状部
材を設けてあり、この棒状部材の数箇所を連結して一体
部材としている。
【0032】〈蓋部材〉前記現像剤収納部12aはその
上部開口部を蓋部材12fによって被蓋されており、該
蓋部材12fは前記開口部に溶着されている。この蓋部
材12fの内天面には図3に示すように垂下部材12f
1が設けてあり、該垂下部材12f1の下端とトナー溜
底面との間隔は、トナー送り部材12b1の三角断面高
さよりも多少広く設定してある。垂下部材12f1は図
3の紙面にほぼ平行で板状である。従って、トナー送り
部材12b1は現像剤収納部底面と垂下部材12f1の
間を往復移動し、このとき送り部材12b1が現像剤収
納部底面から浮き上がろうとしても前記垂下部材12f
1によって規制され、該送り部材12b1の浮き上がり
が防止される。
【0033】〈駆動力伝達手段〉次に前記トナー送り機
構12bへ駆動力を伝達するための駆動力伝達手段につ
いて図13及び図14を用いて説明する。図13は図3
におけるA−A断面を表し、図14は図13におけるB
−B断面を表している。図13に示すように、トナー送
り機構12bの揺動中心となる軸12b3の一端には、
上枠体14の現像剤収納部12aの側壁を貫通して回動
自在に取り付けられている伝達部材17が連結されてい
る。前記伝達部材17はポリアセタール(POM)、ポ
リアミド等の摺動性に優れる樹脂より成り、前記上枠体
14へ所謂スナップフィットによって取り付けられ、軸
12b3の回転軸線を中心として回動自在である。一
方、駆動力伝達手段は、図14に示すように感光体ドラ
ム9の一端に設けたフランジギア9cのはす歯ギア9c
1を現像ローラー12dの現像ローラーギア12gに噛
合し、次いで現像ローラーギア12gを攪拌ギア20に
噛合し、更に攪拌ギア20の回転中心から所定の距離を
もって一体成型されたボス20aを伝達部材17のアー
ム部17aに設けた長穴17bに係合する。これにより
図中矢印方向に回転するフランジギア9cの回転に伴っ
て、現像ローラーギア12gを介して攪拌ギア20が図
中矢印方向に回転し、該攪拌ギア20のボス20aによ
り伝達部材17が図中矢印方向に揺動して、該伝達部材
17に連結している軸12b3へ動力が伝達され、前記
トナー送り機構12bが駆動するものである。
【0034】〈現像ローラー〉次にトナー層が形成され
る現像ローラー12dについて説明する。先ず、前記現
像ローラー12dと感光体ドラム9とは微小間隔(20
0μm〜300μm程度)をもって対向するように位置
決めされている。そのため本実施例では、図15に示す
ように現像ローラー12dの軸方向両端部近傍であって
トナー層形成領域外に現像ローラー外径よりも前記間隔
分だけ外径が大きい当接リング部12d1を設け、該リ
ング部12d1が感光体ドラム9の潜像形成領域外に当
接するようにしている。ここで感光体ドラム9と現像ロ
ーラー12dとの位置関係について説明する。図15は
感光体ドラム9と現像ローラー12dの位置関係と、現
像ローラー12dの加圧方法を示す横断面説明図であ
り、図16(a)は図15のAA−AA断面を示す縦断
面図、図16(b)は図15のBB−BB断面を示す縦
断面図である。図15に示すように、トナー層が形成さ
れる現像ローラー12dと感光体ドラム9とは微小間隔
(200μm〜400μm程度)をもって対向するよう
に位置決めされる。このとき、感光体ドラム9は、その
一端に設けられたフランジギア9cの回転中心となる軸
穴が下枠体15の軸穴部15sに圧入されたドラム支軸
9dによって回転自在に支持され、他端が同じく下枠体
15に嵌入固定された軸受部材16の軸受部16aによ
って回転自在に支持されている(図9参照)。現像ロー
ラー12dは、その外径よりも前記間隔分だけ外径の大
きい当接リング部12d1を、前記現像ローラー12d
の軸方向両端部近傍にあってトナー層形成領域外に嵌め
ており、このリング部12d1が感光体ドラム9の潜像
形成領域外に当接するようにしている。前記現像ローラ
ー12dは、その軸方向両端部近傍が現像ローラー軸受
12h,12iによって回転自在に支持されている。一
方(非駆動側)の現像ローラー軸受12hはトナー層形
成領域外で且つ前記当接リング部12d1の内側に位置
し、他方(駆動側)の現像ローラー軸受12iはトナー
層形成領域外で且つ前記当接リング部12d1の外側に
位置している。前記現像ローラー軸受12h,12iは
図15中矢印方向へ多少スライド可能となるように下枠
体15に取り付けられており、更にその後方に伸びた突
起部に押圧スプリング12jが付いており、押圧スプリ
ング12jが下枠体15の壁に押されて現像ローラー1
2dを常に感光体ドラム9側へ付勢している。これによ
り当接リング12d1が感光体ドラム9と常に当接し、
現像ローラー12dと感光体ドラム9との間隔は常に保
証され、感光体ドラム9のフランジギア9c及び該ギア
9cのはす歯ギア9c1と噛合する現像ローラー12d
の現像ローラーギア12gに駆動力を伝達することがで
きる。
【0035】(クリーニング手段) 〈クリーニング手段の構成〉次にクリーニング手段13
は、感光体ドラム9のトナー像を転写ローラ6によって
記録媒体に転写した後に、感光体ドラム9に残留したト
ナーを除去するためのものである。このクリーニング手
段13は図3に示すように、感光体ドラム9の表面に接
触し、該ドラム9に残留したトナーを掻き落とすための
クリーニングブレード13aと、前記掻き落としたトナ
ーを掬い取るために前記ブレード13aの下方に位置
し、且つ前記感光体ドラム9の表面に接触したスクイシ
ート13bと、前記掬い取った除去トナーを溜めるため
の除去トナー溜13cとを有している。
【0036】〈クリーニングブレード〉図3に示すよう
に、前記クリーニングブレード13aはポリウレタンゴ
ム(JISA硬度60度〜75度)等の弾性部材と、冷
間圧延鋼板等の板金である支持部材13a1とを一体化
したものである。前記クリーニングブレード13aの一
部である支持部材13a1は感光体ドラム9が取り付け
られている下枠体15のクリーニングブレード取り付け
座面にネジ等によって取り付けられている。尚、前記下
枠体15のクリーニングブレード取り付け座面は、前記
ブレード13aの支持部材13a1が取り付けられたと
きに、前記ブレード13aのエッジ部が感光体ドラム9
に所定の当接圧で圧接されるように精度良く成形されて
いる。
【0037】(上下枠体)次にプロセスカートリッジB
のハウジングを構成する上下枠体14,15について説
明する。下枠体15側には図6に示すように感光体ドラ
ム9の他に、現像手段12を構成する現像ローラー12
d、現像ブレード12e、更にはクリーニング手段13
が設けてある。一方、上枠体14側には図6に示すよう
に、帯電ローラ10、現像手段12を構成する現像剤収
納部12a及びトナー送り機構12bが設けてある。
【0038】そして(1)前記上下枠体14,15を結
合するために、上枠体14には図8及び図18に示すよ
うに、長手方向に4対の係止爪14aが略等間隔で上枠
体14と一体成型されている。ここで係止爪14aは下
枠体15に向ってのびる片持梁の形状で先端に逆爪が設
けてある。下枠体15には図7及び図17に示すよう
に、前記係止爪14aが係止するための係止開口15a
及び係止突部15bが下枠体15と一体成型されてい
る。係止突部15bは長手方向の突条である。従って、
前記上下枠体14,15を強制嵌合して係止爪14aを
係止開口15a及び係止突部15bに係止すると、上下
枠体14,15が結合される。ここで係止爪14aと係
止開口15aは弾性的に係止されるので、取り外し可能
である。
【0039】尚、(2)この結合状態をより確実にする
ために、下枠体15の長手方向両端近傍には図7及び図
17に示すように係止爪15c及び係止開口15dが設
けてあり、上枠体14の長手方向両端近傍には図8及び
図18に示すように前記係止爪15c及び係止開口15
dと係止するための係止開口14b及び係止爪14cが
設けてある。
【0040】(3)更に図7及び図17に示すように、
感光体ドラム9が取り付けられている下枠体15の長手
方向両端部近傍には位置決め突起15mが突出形成して
ある。この突起15mは図4に示すように上枠体14を
連結したときに、該上枠体14に形成した貫通穴14g
を貫通して上方へ突出する。
【0041】前記のようにプロセスカートリッジBを構
成する各部材を上下枠体14,15に分けて構成するに
際し、感光体ドラム9に対して精度良く位置決めする必
要がある部材、例えば現像ローラー12dや現像ブレー
ド12e及びクリーニングブレード13a等を同一枠体
(本実施例では下枠体15)側に設けることにより、各
部材の位置出しを精度良く行うことができ、しいては、
プロセスカートリッジBの組立を容易に行うことができ
る。
【0042】(4)また本実施例の下枠体15には、図
7及び図17に示すように、枠体の一方側端部近傍に嵌
合凹部15nが設けてある。また上枠体14には、図8
及び図18に示すように、枠体の一方側端部近傍には係
止爪14a間の略中間位置で、係止爪14aの近傍に前
記嵌合凹部15nに嵌合する嵌合凸部14hが設けてあ
る。
【0043】(5)更に本実施例の下枠体15には、図
7及び図17に示すように、枠体の略四隅近傍にそれぞ
れ一対の嵌合凹部15e及び嵌合凸部15f1,嵌合凹
部15f2が設けてある。また上枠体14には、図8及
び図18に示すように、枠体の略四隅近傍に前記嵌合凹
部15e及び嵌合凸部15f1,嵌合凹部15f2が嵌
合するための、それぞれ一対の嵌合凸部14d及び嵌合
凹部14e1,嵌合凸部14e2が設けてある。
【0044】更に前記嵌合凹部15f2近傍には係止開
口15f3が設けてあり、前記嵌合凸部14e2近傍に
は前記係止開口15f3に係止する係止爪14e3が設
けてある。
【0045】従って、上述(4)(5)による上下枠体
14,15の結合により、上下枠体14,15を結合す
るときに前記上下枠体14,15に設けた嵌合凸部14
h,14d,14e2,15f1を嵌合凹部15n,1
5e,15f2,14e1に嵌合し、更に係止爪14e
3を係止開口15f3に係止することにより、両枠体1
4,15の結合が上述(1)(2)による上下枠体1
4,15の結合に加えられて強固なものとなり、結合状
態で上下枠体14,15に捩じれ力が加わったとしても
結合状態がずれてしまうことがない。尚、前記嵌合凸部
と嵌合凹部及び係止爪と係止開口の位置は前記以外に
も、結合した上下枠体14,15に対する捩じれ力に対
してずれないようにし得る位置であれば、他の位置に設
けても良い。また上枠体14には、図6に示すように、
プロセスカートリッジBを画像形成装置Aから取り外し
た状態において、感光体ドラム9を外光及び塵等から保
護するためのドラムシャッター機構24が取り付けてあ
る。
【0046】(ドラムシャッター機構)前記感光体ドラ
ム9は現像トナーを記録媒体に転写するために、下枠体
15に設けた開口部15g(図19参照)から露出して
転写ローラ6と対向する。しかし、プロセスカートリッ
ジBを画像形成装置Aから取り外した状態にあっては感
光体ドラム9が露出していると、感光体ドラム9が外光
にさらされて劣化してしまうと共に、感光体ドラム9に
塵等が付着してしまう。そのため本プロセスカートリッ
ジBは画像形成装置Aから取り外したときに、感光体ド
ラム9の露出部分を外光及び塵等から保護するドラムシ
ャッター機構24を有している。図11に示すようにド
ラムシャッター機構24は上記の開口部15gを閉じた
位置と開いた位置をとおるシャッター部24cを有す
る。シャッター部24cはリンク機構24bでもって上
枠体14に取り付けられており、ねじりコイルばね24
aで閉じるように付勢されていて、プロセスカートリッ
ジBをカートリッジ装着部2に装着する際に前進を阻ま
れて開口部15gから取り残されることにより開口部1
5gを開き、プロセスカートリッジBを取り外すときに
ねじりコイルばね24aのばね力でシャッター部24c
が開口部15gを閉じるようになっている。
【0047】{プロセスカートリッジの組立構成}次に
前記構成のプロセスカートリッジBの組立について図面
を参照して詳細に説明する。
【0048】(下枠体への組み込み)図20に示すよう
に、先ず下枠体15における現像ローラーシール座面1
5i及びクリーニングブレード取り付け座面15jの長
手方向外側にある段差部15j1にそれぞれトナー漏れ
を防止するための定形の発泡ポリウレタン等からなる現
像ローラー端部シールS4,クリーニングブレード裏シ
ールS5を両面テープで貼着する。本実施例では現像ロ
ーラーシール座面15iに貼着する現像ローラー端部シ
ールS4としてフェルト部材を使用しており、クリーニ
ングブレード取り付け座面15jの段差部15j1に貼
着するクリーニングブレード裏シールS5として発泡ポ
リウレタンを使用している。尚、このトナー漏れ防止用
の現像ローラー端部シールS4,クリーニングブレード
裏シールS5は定形のものでなくても、前記枠体のシー
ル部材を取り付ける部分に凹部を形成し、該凹部に固化
してエラストマーとなる液状物質を注入してトナー漏れ
防止シールを取り付けるようにしても良い。
【0049】また、図20で現像ローラー12dの下方
に位置する下枠体15の先端部15wには左右の現像ロ
ーラー端部シールS4の間を長手方向に渡って現像ロー
ラー12dと下枠体15との間をシールする為のシール
部材として吹出し防止シート12mが貼付されている。
吹出し防止シート12mは前述のスクイシート13bと
同様にPET等の可撓性を有する薄板状の部材から成
り、短手方向の一端側を両面テープ等の接着手段によっ
て下枠体15に貼付し、他端側を現像ローラー12dに
弾性的に当接させている。
【0050】次に前記現像ローラー端部シールS4が貼
着された下枠体15に現像ローラー12dを取り付け
る。前述したように現像ローラー端部シールS4によっ
て現像ローラー12d端部のトナー漏れを防いでいるの
であるが、図21に示すように現像ローラー12dの回
転方向(図中矢印方向)と該現像ローラー内部のロール
状磁石12cの磁極との関係から、前記現像ローラー端
部シールS4近傍の現像ローラー12d端部には図21
の斜線部に示す如くトナーが付着するため、前記現像ロ
ーラー端部シールS4のシール機能は図22に示す下部
15i1において最も高くなければならない。そこで、
本実施例における現像ローラーシール座面(現像ローラ
ー取り付け座面)15iは、現像ローラー12dの中心
位置から現像ローラーシール座面15iの下部15i1
までの半径R1がその他の部分の半径R2よりも小さく
なるように下枠体15を成型している。即ち前記半径の
関係は、R1<R2となる。従って、現像ローラー12
dを両軸受12h,12iを介して下枠体15に取り付
けると、その下部15i1における現像ローラー端部シ
ールS4が他の部分よりも多く潰され、下部15i1に
おける現像ローラー12dに対するシール圧が高くなり
シール機能が向上する。尚、本実施例における現像ロー
ラーシール座面15iは、その下部15i1における現
像ローラー端部シールS4が他の部分より約0.4mm
程度多く潰れるように配置している。
【0051】次に現像ブレード12eを取り付けたブレ
ード支持板金12e1及びクリーニングブレード13a
を取り付けたブレード支持板金13a1をそれぞれネジ
12e2,13a2によって下枠体15の各ブレード取
り付け座面15k,15jに取り付ける。このとき本実
施例にあっては図20の破線に示すように、前記ネジ1
2e2,13a2のネジ止めを同一方向から行うことが
できるように、ブレード支持板金12e1,13a1の
ブレード取り付け座面15k,15jを略平行にしてい
る。そのためプロセスカートリッジBを量産する場合
に、現像ブレード12e及びクリーニングブレード13
aのネジ止めを自動機によって連続的に行うことができ
る。これによりネジ回転用ドライバー等のスペースを確
保して両ブレード12e,13aの組立性を向上させる
と共に、ハウジング(枠体)を成型する金型の型抜き方
向を揃えることによって型構造を簡略化してコストダウ
ンを図ることができる。
【0052】〈クリーニングブレード端部シール〉更に
前記クリーニングブレード13aの端部にあたるブレー
ド取り付け座面15j下部に、図23に示す如く発泡ポ
リウレタン等からなるクリーニングブレード端部シール
S6を貼着する。これはクリーニングブレード13aに
掻き落とされたトナーが、該ブレード13a上を横走り
してその端部から漏れるのを防止するためのシールであ
る。このときプロセスカートリッジBの小型化を図るた
め、図24に示すように前記クリーニングブレード端部
シールS6の下側の角部と、感光体ドラム9とクリーニ
ングブレード端部シールS6と接する点との距離Lsが
短く(具体的には0.5mm以下)なると、感光体ドラ
ム9の回転トルクや振動によって前記クリーニングブレ
ード端部シールS6 が感光体ドラム9に巻き込まれて
しまうおそれがあり、更には長時間の使用では剥がれて
しまうおそれがある。そこで、本実施例におけるクリー
ニングブレード端部シールS6上には、図23に示すよ
うに高密度ポリエチレンシート37を貼着しており、前
記感光体ドラム9とクリーニングブレード端部シールS
6の摩擦抵抗を下げて巻き込みを防止している。
【0053】〈現像ローラー端部補助シール〉更に図2
5に示すように現像ブレード12eの端部と下枠体15
(図25においては現像ローラー端部シールS4端面)
との間に生じた隙間Ltからトナーが漏れるのを防止す
ると共に現像ローラー12d上の前記隙間Lt部分のト
ナー層を掻き落とすために、前記現像ブレード12eの
両端部に現像ローラー端部補助シールS7を配設する。
この現像ローラー端部補助シールS7は図26に示すよ
うに、貼付面でない一面を現像ブレード12e(ゴム
部)と現像ローラー12dとにまたがって当接するよう
側面を下枠体15に貼付されていて、現像ローラー12
dに押圧された現像ブレード12eの形状にならうよう
に形成することで現像ブレード12eの現像ローラー1
2dに対する押圧力を極力上げないような構造としてい
る。これにより、前記現像ローラー端部補助シールS7
はその上側部S71(現像ブレード12eに当接する部
分)でトナー漏れを防ぎ、下側部S72(現像ローラー
12dに当接する部分)で現像ローラー12d端部上の
トナーを掻き落としている。なお、この現像ローラー端
部補助シールS7は上側部S71を伸ばして現像ブレー
ド支持板金12e1にも当接させる場合もある。即ち貼
付面でない一面を現像ブレード支持板金12e1と現像
ブレード12e(ゴム部)と現像ローラー12dとにま
たがって当接するよう側面を下枠体15に貼付させる場
合もある。
【0054】前述したように現像ブレード12e,クリ
ーニングブレード13a及び現像ローラー12dを取り
付けた後に感光体ドラム9を取り付ける。そのため、本
実施例では図20に示すように現像ブレード支持板金1
2e1及びクリーニングブレード支持板金13a1の感
光体ドラム対向面側であって、感光体ドラム9の長手方
向画像形成領域(図27の領域Ld)外の下枠体15に
ガイド部材15q1,15q2がある。そして前記両ガ
イド部材15q1,15q2の間隔Lgを感光体ドラム
9の外径Rdよりも大きく設定している。このため感光
体ドラム9は下枠体15に取り付ける現像ブレード12
e,クリーニングブレード13a等の各部材を取り付け
た後、図20に示すように、ガイド部材15q1,15
q2によって長手方向両端部近傍(画像形成領域外)を
ガイドしながら最後に取り付けることができる。即ち、
感光体ドラム9はクリーニングブレード13aを少し撓
ませながら、また現像ローラー12dを少し逃がし、ま
た回転させながら下枠体15に取り付けられる。これを
下枠体15に感光体ドラム9を最初に取り付けた後に現
像ブレード12e,クリーニングブレード13a等の各
部材を取り付ける構成にすると、現像ブレード12e,
クリーニングブレード13a等を取り付ける際に感光体
ドラム9の表面を傷つけたりするおそれがある。また組
立時に現像ブレード12eやクリーニングブレード13
aの取り付け位置や感光体ドラム9に対する接触圧の測
定等の検査ができない不都合がある。更に両ブレード1
2e,13aにトナーがない初期状態での感光体ドラム
9や現像ローラー12dへの密着によるトルクアップや
ブレードめくれを防止するための潤滑剤の塗布を、両ブ
レード12e,13aを下枠体15に取り付ける前に行
わなければならないが、このとき組み込み時の潤滑剤の
脱落等の不都合が生じ易い等の問題がある。この点、本
実施例のように感光体ドラム9を最後に組み込むように
することにより前記不都合を解消することができる。
【0055】前述した通り本実施例によれば、現像手段
12及びクリーニング手段13を枠体に取り付けた状態
で取り付け位置の測定等の検査を行うことができ、更に
は感光体ドラム組み付け時の画像形成領域での傷や打痕
等を防止できる。また現像手段12及びクリーニング手
段13を枠体に取り付けた状態で、これらへの潤滑剤の
塗布が可能となり、このために潤滑剤の脱落等が防止で
き、現像ブレード12eと現像ローラー12d、クリー
ニングブレード13aと感光体ドラム9との密着による
トルクアップやブレードめくれ等を防止する効果があ
る。
【0056】〈ドラム支軸及び軸受部材の組み込み〉前
記のようにして現像ローラー12d、現像ブレード12
e、クリーニングブレード13a、感光体ドラム9を下
枠体15に組み込んだ後、図28の斜視図及び図15の
断面図に示すように支持部9d4を有するドラム支軸9
d及び軸受部材16を感光体ドラム9の両端に取り付け
ることによって、前記ドラム9を下枠体15に回転可能
に取り付けている。ここで、ドラム支持軸9d及び軸受
部材16は感光体ドラム9の長手方向の一端側と他端側
に設けられた支持部材であって、下枠体15に感光体ド
ラム9を支持するための部材である。前記軸受部材16
はポリアセタール等の摺動性材質からなり、感光体ドラ
ム9に嵌入するドラム軸受部16aと、現像ローラー1
2dの外径をラフガイドする現像ローラー軸受部16b
及びDカットされた磁石12cの軸端部が嵌入するDカ
ット穴部16cとが一体成型されている。従って、軸受
部16aを筒状の感光体ドラム9の端部に嵌入し、且つ
磁石12cの端部をDカット穴部16cに嵌入し、該軸
受部材16を下枠体15の側面に嵌め込み固定すること
によって感光体ドラム9及び磁石12cを軸支する。
【0057】尚、前記軸受部材16には図28に示すよ
うに導電性アース用接点18aが取り付けてあり、軸受
部材16を感光体ドラム9に嵌入するとアース用接点1
8aが感光体ドラム9のアルミ製導電基体9aに接触す
るようになっている。また前記軸受部材16にはバイア
ス用接点18bが取り付けてあり、軸受部材16を現像
ローラー12dに取り付けると前記接点18bが現像ロ
ーラー12dの内面に接触した導電性部材18dに接触
するようになっている。このように感光体ドラム9と磁
石12cとを一部品である軸受部材16によって軸支す
ることにより、両部材9,12cの取り付け位置精度を
高めることができ、且つ部品点数を減少して組立を容易
にすると共に、コストダウンを図ることができる。
【0058】また感光体ドラム9の位置決めと磁石12
cの位置決めを1つの部材で行うことで、感光体ドラム
9と磁石12cの位置決めを精度良く行うことが可能と
なるため、感光体ドラム9表面における磁力を一定に保
つことができ、均一で高精彩な画像を得ることが可能と
なる。
【0059】またこの軸受部材16に感光体ドラム9の
アースを行うドラムアース用接点18a、現像ローラー
12dにバイアスを印加するための現像バイアス用接点
18bを設けることで、部品の小型化が効果的に行わ
れ、プロセスカートリッジBの小型化も効果的に行うこ
とが可能となる。
【0060】更に前記軸受部材16にプロセスカートリ
ッジBを画像形成装置本体1に装着する際のプロセスカ
ートリッジBの装置本体内における位置決めを行わせる
被支持部を設けることで、装置本体内におけるプロセス
カートリッジBの位置を正確に行わせることができる。
【0061】更に前記軸受部材16には図15に示すよ
うに、外方へ突出する円筒形の凸部であるドラム軸部1
6dが形成してあり、後述するように前記軸部16d及
び他端側のドラム支軸9dを圧入する下枠体15の軸穴
部15sがプロセスカートリッジBを装置本体1に装着
した際に、図31に示すカートリッジ装着部2の略U字
状の溝穴部2a1に支持され、プロセスカートリッジB
の位置決めを行う。このように、感光体ドラム9を直接
軸支する前記軸穴部15s及び軸部16dがプロセスカ
ートリッジBを装置本体1に装着する際の位置決めを行
うために、他の部材の加工精度や組立誤差を拾うことな
く精度良く位置決めされるようになる。また図15に示
すように、磁石12cの他端は現像ローラーフランジ1
2kの内部の凹部で受けてあり、磁石12cの外径を前
記凹部の内径よりも僅かに小さく形成してある。このた
め現像ローラーフランジ12k側では磁石12cが遊び
をもって保持されており、磁石12cの自重で下側に保
持され、或いは亜鉛メッキ鋼板等の磁性板金からなるブ
レード支持板金12e1に磁石12cの磁力によってブ
レード支持板金12e1側に付勢保持されている。
【0062】このように現像ローラーフランジ12kと
磁石12cに遊びをもたせて構成することにより、磁石
12cと回転摺動する現像ローラーフランジ12kの間
での摩擦トルクを軽減し、プロセスカートリッジ自体の
トルクを低く抑えることができる。
【0063】(上枠体への組み込み)一方、上枠体14
には、先ず前述したように軸受スライドガイド爪14n
(図11参照)にスプリング10aを介して摺動軸受1
0cを取り付け、該摺動軸受10cに帯電ローラ10の
軸10bを回動自在に取り付ける。更に現像剤収納部1
2a内にトナー送り機構12bを取り付け、現像剤収納
部12aから現像ローラー12dへトナーを送り出すた
めのトナー供給開口12a2に、図29に示すティアテ
ープ25を有するカバーフィルム26を貼着して前記開
口12a2を閉鎖し、蓋部材12fを溶着して現像剤収
納部12a内にトナーを収納して現像剤収納部12aを
閉鎖する。
【0064】〈ティアテープ〉前記現像剤収納部12a
のトナー供給開口12a2に貼着したカバーフィルム2
6に設けたティアテープ25(例えば、ポリエチレンテ
レフタレート製又はポリエチレン製)は、図29に示す
ように、トナー供給開口12a2の長手方向端部(図2
9の右側端部)から他方端部(図29の左側端部)へ至
り、該他方端部で折り返して上枠体14の後端部に形成
された間隙としての開口部14f(図30参照)を通し
て外方へ露出させている。前記開口部14fはプロセス
カートリッジBを装置本体1に装着する際に、ティアテ
ープ25が操作者の手前側にくるように設けられている
ため、ティアテープ25が操作者の視界に入り、その存
在に気付き易くなる。更に前記ティアテープ25の色を
枠体14,15の色に対して目立ち易い色、例えば枠体
が黒である場合には白や黄色や橙色にすることによって
視認性を向上し、引き抜き操作のし忘れを軽減するよう
にしても良い。尚、新しいプロセスカートリッジBを使
用する場合には操作者は、前記開口部14fから露出し
たティアテープ25を引っ張って現像剤収納部12aの
トナー供給開口12a2に貼着されているカバーフィル
ム26をティアテープ25の幅で引き裂き、現像剤収納
部12a内のトナーを現像ローラー12d方向へ移動可
能としてから画像形成装置Aに装着する。
【0065】(上下枠体の合わせ目のシール部材)次に
前記上枠体14と下枠体15との合わせ目に貼付された
シール部材について説明する。図17及び図18に示す
ように、上枠体14と下枠体15の合わせ目にシール部
材を貼付する。前記上枠体14には第1枠体シールS
1、第2枠体シールS2、第3枠体シールS3を貼付
し、下枠体15には第4枠体シールS8、第5枠体シー
ルS9を貼付する。このシール部材により上下枠体1
4,15の合わせ目からのトナー漏れを防止している。
尚、本実施例においてはクリーニング手段側の枠体1
4,15の合わせ目からのトナー漏れを防ぐのが第1枠
体シールS1であり、現像手段側の枠体14,15の合
わせ目からのトナー漏れを防ぐのが第2枠体シールS
2、第3枠体シールS3及び第4枠体シールS8、第5
枠体シールS9である。
【0066】〈上下枠体の合わせ目における溝とリブ〉
前述したように上枠体14と下枠体15との合わせ目に
はプロセスカートリッジB外部へのトナー漏れを防ぐた
めのシール部材を貼付しているが、図6に示すように前
記上枠体14の第1枠体シールS1、第2枠体シールS
2、第3枠体シールS3の貼付座面には溝14mが設け
られており、更に下枠体15における前記第1枠体シー
ルS1、第2枠体シールS2の対向部分には三角リブ1
5rが設けられている。第3枠体シールS3は現像ブレ
ード支持板金12e1の根本側及び根本側の延長上の下
枠体15に対向している。そして、前記上下枠体14,
15を組み合わせると、図26に示すように前記第1枠
体シールS1、第2枠体シールS2は波形状に潰され
る。第3枠体シールS3は圧縮されて溝14mに進入す
る。これにより前記シール部材による上下枠体14,1
5の合わせ目のシール性が向上する。このとき、前記シ
ール部材等は局部的に潰されているため、その反力がほ
とんど増加せず、前記枠体14,15の合体力を損なう
こともない。このように、上下枠体14,15の間に第
1枠体シールS1、第2枠体シールS2、第3枠体シー
ルS3を介在させて上下枠体14,15を結合するにあ
たって、前記第1枠体シールS1、第2枠体シールS
2、第3枠体シールS3が局部的に圧縮するよう前記上
下枠体14,15を結合してプロセスカートリッジBを
組立てている。また外的要因(例えば振動や衝撃等)に
よってプロセスカートリッジ内部のトナーに圧力がかか
り、前記第1枠体シールS1、第2枠体シールS2、第
3枠体シールS3が介在する上下枠体14,15の合わ
せ目に前記圧力のかかったトナーが侵入するが、前記三
角リブ15rと、該リブ15rによって局部的に圧縮さ
れた前記第1枠体シールS1、第2枠体シールS2及び
ブレード支持板金12e1によって、溝14mに押し出
された第3枠体シールS3の反発力とによって、その進
行が阻まれるため、前記上下枠体14,15の外まで前
記トナーが漏れ出ることはなくなる。尚、本実施例にお
ける第1枠体シールS1、第2枠体シールS2、第3枠
体シールS3の材質には、モルトプレーン(商品名)等
の発泡ポリウレタンを用いているが、前記溝14mに固
化してエラストマーとなる液状物質を注入してシール部
材としても良い。また前記突起の形状は、断面形状が三
角形状でなくても前記シール部材を局部的に圧縮する形
状であれば良い。また前記シール部材の貼付座面に設け
られた溝はなくても良い。
【0067】〈ティアテープの腹当たり〉また図17に
ついて前述したように下枠体15の現像手段側長手方向
両端部には第4枠体シールS8、第5枠体シールS9が
貼付されている。この第4枠体シールS8、第5枠体シ
ールS9においてティアテープ25の引き抜き側となる
第4枠体シールS8は、図30に示すように上枠体14
と下枠体15との合わせ目(図30中破線位置)を境に
カートリッジ内部から外部にわたる下枠体15の折曲面
15tに幅広に湾曲して貼付されている。これにより操
作者がプロセスカートリッジBからティアテープ25を
引き抜く時に、該ティアテープ25が上枠体14とその
対向部分である下枠体15の折曲面15tに幅広に貼付
された第4枠体シールS8の間を通ってカートリッジ外
部に引き抜かれる。そのため、前記ティアテープ25は
常に第4枠体シールS8に腹当たりすることとなり、テ
ィアテープ25の引き抜きによって第4枠体シールS8
が引き剥がれされるのを防止すると同時に、ティアテー
プ25の引き抜き力を下げることが可能となる。即ち、
ティアテープ25は第4枠体シールS8の湾曲した円弧
部分に接触することによって、第4枠体シールS8の端
部とは接触することがないので、ティアテープ25を引
き抜く際に第4枠体シールS8を引き剥がすことがな
い。またティアテープ25の引き抜く方向が、前記トナ
ー供給開口12a2を塞ぐように前記開口周縁にティア
テープ25を貼付する貼付面の延長上とは異なる方向と
することによって、ティアテープ25を引き抜く際にテ
ィアテープ25が第4枠体シールS8の端部と接触する
ことがない。このように本実施例によれば、ティアテー
プ25を引き抜く際に第4枠体シールS8の端部と接触
しないように、前記開口12a2を塞ぐためのティアテ
ープ25を前記トナー供給開口12a2に取り外し可能
に取り付けることができる。
【0068】前述の如く各部品の組み込まれた上枠体1
4と下枠体15とを前述した係止爪と係止開口等を相互
に係止して、両枠体14,15を結合してプロセスカー
トリッジBを組立てる。
【0069】{プロセスカートリッジの装着構成}次に
画像形成装置本体Aに対するプロセスカートリッジBの
装着構成について図面を参照して説明する。
【0070】(プロセスカートリッジ装着用ガイド)前
記プロセスカートリッジBを画像形成装置Aへ装着する
には、図31に示すように先ず装置本体1の上部に軸1
b4を回動中心にして開閉可能に設けられた上部開閉カ
バー1bを開け、プロセスカートリッジBを装置本体内
部のカートリッジ装着部2に図31の矢印方向から挿入
していく。このときプロセスカートリッジBは、図32
に示すように、その長手方向両外側面から突き出してい
る下枠体15の軸穴部15s及び軸受部材16の軸部1
6dと、該軸穴部15s及び軸部16dと連続してカー
トリッジ挿入方向後方(図32の右側)上部へ向かうよ
うに設けられた第一係合部14qが前記装着部2の両内
側面に設けられた第一ガイド部2aにガイドされ、更に
プロセスカートリッジBの挿入方向前方下部の長手方向
両側に設けられた第二係合部15u,14rが前記装着
部2の両内側面に設けられた第二ガイド部2bにガイド
された状態で挿入されていく。従って、プロセスカート
リッジBは前記ガイド部2a,2bにガイドされながら
スムーズに挿入され、図1に示すように、上部開閉カバ
ー1bを閉じたときに前記軸穴部15s及び軸部16d
が第一ガイド部2aのカートリッジ挿入方向最下流部に
設けられた略U字状の溝穴部2a1に嵌入して位置決め
装着される。
【0071】(カートリッジ装着時におけるドラムシャ
ッター機構の動作)前記プロセスカートリッジBには感
光体ドラム9の表面を保護するドラムシャッター機構2
4が設けてあるが、本実施例に係るドラムシャッター機
構24はプロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装
着すると自動的に開くように構成している。
【0072】(電気接点と接点ピンとの関係)また前記
プロセスカートリッジBには、図5に示すように感光体
ドラム9に接触した導電性ドラムアース用接点18a
(図9参照)、現像ローラー12dに接触した導電性現
像バイアス用接点18b(図28参照)、帯電ローラ1
0と接触した導電性帯電バイアス用接点18c(図12
参照)が下枠体15の下面から露出するように設けられ
ている。そこで前記のようにしてプロセスカートリッジ
Bを装置本体1に装着することによって前記各接点18
a,18b,18cが図33に示す装置本体側のドラム
アース用接点ピン27a、現像バイアス用接点ピン27
b、帯電バイアス用接点ピン27cに圧接する。尚、前
記導電性ドラムアース用接点18a及び導電性現像バイ
アス用接点18bは下枠体15に取り付けられており、
また導電性帯電バイアス用接点18cは上枠体14に取
り付けられている。
【0073】前記装置本体側の接点ピン27a〜27c
は、図33に示すように、各接点ピン27a〜27cを
ホルダーカバー28内に脱落不能且つ突出可能に取り付
ける。そして、ホルダーカバー28を取り付ける電装基
板29の配線パターンと各接点ピン27a〜27cとを
導電性圧縮バネ30で電気的に接続している。
【0074】{プロセスカートリッジの保持構成}前記
のようにしてプロセスカートリッジBをガイド部2a,
2bに沿って挿入して上部開閉カバー1bを閉じたとき
に、プロセスカートリッジBが確実に固定されなければ
ならない。そのため本実施例では上部開閉カバー1bを
閉じるとプロセスカートリッジBが装置本体内部のカー
トリッジ装着部2に押圧されるようにしている。図33
に示すように、上部開閉カバー1bの内天面の所定位置
には緩衝バネを有する付勢手段1b1が設けてあり、上
部開閉カバー1bの回動中心近傍には板バネ1b2が設
けてある。尚、前記板バネ1b2は上部開閉カバー1b
を開いた状態にあっては、挿入するプロセスカートリッ
ジBに対して非接触状態にある。前記構成において、上
部開閉カバー1bを開いてプロセスカートリッジBをガ
イド部2a,2bに沿って所定位置まで挿入して上部開
閉カバー1bを閉じると、図33に示すように、該カバ
ー1bの内天面に設けた付勢手段1b1がプロセスカー
トリッジBの上面を下方へ押圧すると共に、上部開閉カ
バー1bのアーム部1b3が板バネ1b2を押圧し、該
板バネ1b2がプロセスカートリッジBの上面を下方へ
押圧する。これによりプロセスカートリッジBは軸穴部
15s及び軸部16dが溝穴部2a1に押し付けられて
位置決めされると共に、下枠体15の下部に突出するよ
うに設けられた脚部15v1,15v2が第二ガイド部
2bの所定位置に設けた当接部2b1,2b2に当接し
て位置決めされ、且つプロセスカートリッジBの回転が
規制される。
【0075】{画像形成動作}次に前述の如くプロセス
カートリッジBを装着した画像形成装置Aの画像形成動
作について図1を参照して説明する。
【0076】前記装置が記録開始信号を入力すると、ピ
ックアップローラ5aが駆動すると共に、搬送ローラ5
bが駆動する。これにより記録媒体はカセット4から分
離爪4eを介して一枚ずつ分離給送され、搬送ローラ5
bに沿って表裏反転された後はガイド5cでガイドされ
ながら画像形成部へと搬送される。そして記録媒体の先
端を不図示のセンサが検出すると、記録媒体の先端が前
記センサから転写ニップ部へ至るまでの搬送タイミング
に同期して画像形成部で画像が形成される。即ち、記録
媒体の搬送タイミングに同期するように感光体ドラム9
が図1の矢印方向へ回転し、この回転に伴って帯電手段
10に帯電バイアスが印加されて感光体ドラム9の表面
を均一に帯電する。そして光学系3から画像信号に応じ
たレーザー光が感光体ドラム9の表面に照射され、感光
体ドラム表面に光照射に応じた潜像を形成する。前記潜
像形成と同時にプロセスカートリッジBの現像手段12
が駆動し、トナー送り機構12bが駆動して現像剤収納
部12a内のトナーを現像ローラー12dへ送り出すと
共に、回転する現像ローラー12dにトナー層を形成す
る。この現像ローラー12dに感光体ドラム9の帯電極
性と同極性で略同電位の電圧を印加して感光体ドラム9
の潜像をトナー現像する。そして転写ローラ6に前記ト
ナーと逆極性の電圧を印加することにより、転写ニップ
部に搬送された記録媒体に対して感光体ドラム9上のト
ナー像を転写する。前記トナー像を記録媒体に転写した
感光体ドラム9は、更に図1の矢印方向へ回転し、クリ
ーニングブレード13aによって感光体ドラム9上に残
ったトナーを掻き落として除去され、除去トナー溜13
cに集める。一方、トナー像が転写された記録媒体はカ
バーガイド5eによって下面をガイドされながら定着手
段7へ搬送される。この定着手段7で記録媒体に対して
熱及び圧力を印加し、記録媒体上のトナー像を定着した
後、中継排出ローラ5f及びシートパス5gによって記
録媒体を湾曲させてカールを矯正しつつ表裏反転し、排
出ローラ5h,5iによって排出部8へ排出する。
【0077】{プロセスカートリッジの取り外し構成}
前記の如き画像形成の際に不図示のセンサ等によって現
像手段内のトナーが残り少なくなったことを検知する
と、装置本体1の表示部等にその情報が表示され、操作
者にプロセスカートリッジBを交換するよう注意を促
す。若しくは前述センサ等は必ず必要とするものではな
くて、プロセスカートリッジBの交換は、例えば画像の
濃度が薄くなる等の現象が現れた際に行うようにしても
良い。プロセスカートリッジBを装置本体1から取り出
す時は、図31、図32に示した上部開閉カバー1bを
開けプロセスカートリッジBを引き出す。
【0078】[プロセスカートリッジの再生産]次に本
発明であるプロセスカートリッジの再生産方法について
説明する。プロセスカートリッジ再生産方法の大略の手
順は、(1)回収、(2)仕分け、(3)分解、(4)
選別、(5)清掃、(6)検査、(7)再組立である。
これを具体的に説明すると以下の通りである。 (1)回収 使用済みのプロセスカートリッジをユーザー及びサービ
スマン等の協力により、回収センターに集める。 (2)仕分け 各地の回収センターに集めた使用済みのプロセスカート
リッジをカートリッジリサイクル工場へ運搬する。そし
て回収した使用済みのプロセスカートリッジを、機種毎
に仕分けする。 (3)分解 仕分けしたプロセスカートリッジを分解し部品を取り出
す工程である。以下に本発明に係わる分解工程を詳説す
る。
【0079】[上下枠体分離工程]図7、図8、図1
7、図18及び図25に示す上下枠体14,15を結合
している係止爪14aと係止開口15a、係止爪14a
と係止突部15b、係止爪14cと係止開口15d、図
17、図18に示す係止爪15cと係止開口14b、及
び係止爪14e3と係止開口15f3のそれぞれの係止
状態を解除することにより上下枠体14,15を分解す
ることができる。この係止解除は例えば図34に示すよ
うに、使用済みのプロセスカートリッジBを分解工具3
2にセットし、ロッド32aを突き出して係止爪14a
を押すことにより簡単に行うことができる。また前記分
解工具32を使用しなくても前記各係止爪14a,14
c,15c,14e3を押すことにより分解することが
できる。これらの係止爪が相手部材にかかっている逆爪
部を押されることにより相手部材から離れるものであ
る。前記のようにして図7及び図8に示すように上下枠
体14,15に分解した後に、上枠体14及び下枠体1
5のそれぞれにエアーを吹き付けてプロセスカートリッ
ジ内部に付着したトナーを除去する。そして上下枠体1
4,15ごとにクリーニングする。すなわち上枠体14
にあっては帯電ローラ10等、下枠体15にあっては感
光体ドラム9、現像ローラー12d、及びクリーニング
ブレード13a等の各部品レベルに分解してクリーニン
グする。但し本実施例では上枠体14に貼付された第1
枠体シールS1、第2枠体シールS2、第3枠体シール
S3、下枠体15に貼付された現像ローラー端部補助シ
ールS7(図26参照)、第4枠体シールS8、第5枠
体シールS9は剥がさず、下枠体15に取り付けられた
現像ブレード12eも取り外さずに上枠体14及び下枠
体15をクリーニングする。
【0080】(下枠体の分解)先ず、下枠体15の分解
について以下詳説する。
【0081】(感光体ドラム取り外し工程)前述のよう
に感光体ドラム9は、駆動側を金属からなるドラム支軸
9dによって、非駆動側を軸受部材16の軸受部16a
によって回転自在に支持されている(図9参照)。ドラ
ム支軸9d及び軸受部材16を夫々両側に取り外して図
28の状態にし、感光体ドラム9を上方に引き上げれば
図20のように感光体ドラム9を取り外すことができ
る。即ち感光体ドラム9の組み込み作業と逆の作業を行
えば良い。
【0082】(現像ローラー取り外し工程)感光体ドラ
ム9を取り外した後、現像ローラー12dは、その軸方
向両端部近傍を現像ローラー軸受12h,12iによっ
て支持されてだけなので、現像ローラー軸受12h,1
2iの開口方向(図16(a)、16(b)の左方向)
に引き出すことで容易に取り外せる。
【0083】(クリーニングブレード取り外し工程)ク
リーニングブレード13aは感光体ドラム9が取り付け
られている下枠体15のクリーニングブレード取り付け
座面にネジ13a2によって取り付けられている(図
6、図35、図36)。図35に示したように支持板金
13a1の左右両端部2箇所に捩じ込んであるネジ13
a2を取り外してクリーニングブレード13aを取り外
す。
【0084】(上枠体の分解)次に上枠体14を分解す
る。上枠体14には図11、図12に示すように帯電ロ
ーラ10がそのローラ軸10bを回転自在に支持してい
る摺動軸受10cを上枠体14の軸受スライドガイド爪
14nによって脱落しないように取り付けてある。帯電
ローラ10を摺動軸受10cの開口方向(図11の感光
体ドラム9の方向)に引き出すと摺動軸受10cが僅か
に撓んで帯電ローラ10が取り外せる。その後摺動軸受
10cを軸受スライドガイド爪14nから取り外すが、
開発過程の検討時または再生産のおいて統計的に交換が
必要でないと判断された場合には取り外さず付けたまま
後述の清掃工程を行う場合もある。 (4)選別 取り出した部品を検査して、再利用可能な部品と、寿命
に達した或いは損傷して再利用に適当でない部品とを選
別する。検査は検査者による目視による検査、必要に応
じて行う装置による検査が含まれる。 (5)清掃 選別に合格した部品のみを更に入念にクリーニングし
て、新しいプロセスカートリッジの部品として再利用可
能にする。この選別に合格した各部品のクリーニング
は、エアーを丹念に吹き付ける或いはアルコール液等の
溶液を用いて拭く等して付着したトナー等を除去する。 (6)検査 選別に合格し、クリーニングの終了した部品が、充分に
機能が回復し、再利用可能か否かを検査者が検査する。 (7)再組立 検査に合格した部品、及び検査に合格しなかった部品に
変わる新しい部品を用いて、新しいプロセスカートリッ
ジを組立てる。以下に本発明に係わる再組立工程を詳説
する。
【0085】(カバーフィルムについて)言うまでもな
く再生産の対象となるプロセスカートリッジBの現像剤
収納部12aのトナー供給開口12a2は開放された状
態になっている。即ち、トナー供給開口12a2を封止
している図29のカバーフィルム26はティアテープ2
5の幅で引き裂かれた状態になっている。カバーフィル
ム26を修復すれば、新品のプロセスカートリッジと同
様の再生産プロセスカートリッジが出来上がる。本発明
ではカバーフィルム26の修復は行わない。カバーフィ
ルム26を再度取り付けなくても、プロセスカートリッ
ジBを再組立した状態でカバーフィルム26を修復した
のと同程度の密封性があれば良いし、修復するには次の
ような煩雑な作業をしなければならないからである。
【0086】前述検査後再組立前のカートリッジ上枠体
14において、現像剤収納部12aのトナー供給開口1
2a2における取り付け面12a5の長手取り付け面1
2a6には、ティアテープ25を引き抜く際に引き裂か
れて残ったカバーフィルム26の残フィルムが溶着され
たままの状態で長手方向に沿って残っている。この長手
取り付け面12a6に残った残フィルムの上から新しい
カバーフィルム26を溶着するのは溶着面が定着しずら
いため、前記トナー供給開口12a2の長手取り付け面
12a6に残った残フィルムを取り除く必要がある。残
フィルムを取り除くには、例えば作業者の手等で残フィ
ルムを引き剥がし、その後前記長手取り付け面12a6
上に残った部分を、イソプロピルアルコール(IP
A)、メタノール、エタノール等の溶剤を含浸したウエ
スやスポンジ等によって拭き取る方法や、機械的にカッ
ター等でこそぎとる方法があるがいずれにせよ煩雑な作
業をしなければならない。
【0087】以下にカバーフィルム26を修復しなくと
もプロセスカートリッジBからトナーが漏れないよう密
封性を確保する方法について述べる。但し、念の為申し
添えておくが、ここで言う「トナーが漏れないような密
封性」とはユーザーが画像形成装置Aに着脱したり、手
に持って運んだりする所謂ユーザーの通常の取扱いに対
してトナーが漏れないようにするという意味ではなく、
工場にて再生産した後のトラックや船舶、航空機等によ
る輸送時の所謂トナー漏れに対して過酷な状況に対して
トナーが漏れないようにするという意味である。即ち、
ユーザーがプロセスカートリッジを使用する時には当然
ながらティアテープ25を引いてカバーフィルム26を
引き裂く。(カバーフィルム26を引き裂かないと現像
ローラーにトナーが供給されないので画像が形成できな
い。)従ってユーザーはカバーフィルム26を引き裂い
た状態で画像形成装置Aに着脱したり、手に持って運ん
だりするのだから、こうしたユーザーの取扱いに対して
トナーが漏れないよう十分なシール性が確保されている
のは製品として当然の機能であり周知の事実である。前
述の第1枠体シールS1、第2枠体シールS2、第3枠
体シールS3、現像ローラー端部シールS4、クリーニ
ングブレード裏シールS5、クリーニングブレード端部
シールS6、現像ローラー端部補助シールS7、第4枠
体シールS8、第5枠体シールS9、スクイシート13
b及び吹出し防止シート12mはユーザーの取扱いに対
してはトナーが漏れないよう十分なシール性を確保する
ものである。しかし、カバーフィルム26を引き裂いた
状態で工場出荷からユーザーに渡るまでのトラックや船
舶、航空機等による輸送時にはユーザーが通常取扱う時
より遥かに過酷な振動や衝撃が加わるので、輸送時用の
トナー漏れ対策が必要になる。即ちカバーフィルム26
を引き裂いた状態ではトナー供給開口12a2からトナ
ーが現像ローラー12dに供給された状態になるので現
像ローラー12d及び現像ブレード12e周辺に配置さ
れた第2枠体シールS2、第3枠体シールS3、現像ロ
ーラー端部シールS4、現像ローラー端部補助シールS
7、第4枠体シールS8、第5枠体シールS9及び吹出
し防止シート12mのシール性を補強することが必要に
なってくるのである。カバーフィルム26は輸送時にト
ナーが漏れるのを防止する為のものであるから再生産に
おいてカバーフィルム26を修復しないのであれば、そ
れに代わるシール材が必要である。なお、クリーニング
手段13に溜まった除去トナーは前述の清掃工程で除去
されているのでクリーニング手段13に用いられている
第1枠体シールS1、クリーニングブレード裏シールS
5、クリーニングブレード端部シールS6及びスクイシ
ート13bのシール性を補強する必要は無い。
【0088】(下枠体の再組立)下枠体15の再組立方
法を以下詳説する。
【0089】(磁気シール貼付工程)先ず、磁気シール
の貼付工程について詳説する。図35は下枠体15を現
像ブレード12eの背面側から見た斜視図であり、図3
6は図35の右側(非駆動側)の拡大斜視図である。図
36でS12が磁気シールであり、所定の磁力を着磁さ
せた小片から成る。磁気シールS12は現像ローラー1
2dの両端部の下方で下枠体15の側壁の内面15yに
沿うよう両面テープ等の接着手段で下枠体15に貼付す
る(図36では図35の右側しか図示していないが、左
側(駆動側)も同様に現像ローラー12dの両端部の下
方で下枠体15の側壁の内面に沿うよう下枠体15に貼
付する)。磁気シールS12は現像ローラー12dの両
端部の下方に入り込んだトナーを磁力によって拘束し、
吹出し防止シート12mの端部及び現像ローラー端部シ
ールS4の下部からトナーが漏れるのを防止するもので
ある。即ち吹出し防止シート12m及び現像ローラー端
部シールS4のシール性を補強するものである。
【0090】(ブレード弾性部材貼付工程)ブレード弾
性部材は現像ブレード12eの背面側の両端部に貼付す
るもので図36のS11がブレード弾性部材である。ブ
レード弾性部材S11は現像ブレード12eのゴム部
に、側面を現像ローラー端部補助シールS7の側面に、
先端面を現像ブレード12eの支持部材12e1の短手
方向端面に接触させて両面テープ等の接着手段で貼付す
る(図36では図35の右側しか図示していないが、左
側(駆動側)も同様に貼付する)。ブレード弾性部材S
11は現像ローラー端部補助シールS7のシール性を補
強するものであり、モルトプレーン(商品名)等のスポ
ンジ若しくはエラストマーから成る。
【0091】(クリーニングブレード取り付け工程)前
述検査工程にて再利用可能を判断されたクリーニングブ
レード若しくは新品のクリーニングブレード13aを下
枠体15に取り付ける(図35参照)。取り付けは(ク
リーニングブレード取り外し工程)と逆の手順でクリー
ニングブレード13aの支持部材13a1の両端を、下
枠体15のクリーニングブレード取り付け座面にネジ1
3a2を捩じ込んで取り付ける。
【0092】(現像ローラー取り付け工程)現像ローラ
ーもクリーニングブレード同様再利用品若しくは新品を
下枠体15に取り付ける。取り付けは現像ローラー軸受
12h,12iの開口方向(図16(a)、16(b)
の左方向)から嵌め込む。
【0093】(感光体ドラム取り付け工程)感光体ドラ
ムも再利用品若しくは新品を下枠体15に取り付ける。
取り付けは(下枠体への組み込み)で詳説した手順と同
じで、図20のように感光体ドラム9を上から下枠体1
5に侵入させて図9に示すように駆動側を金属からなる
ドラム支軸9dによって、非駆動側を軸受部材16の軸
受部16aによって取り付ける。
【0094】(上枠体の再組立)次に上枠体14の再組
立方法を以下詳説する。
【0095】(開口縁シール貼付工程)図37は上枠体
14を裏返した状態の斜視図で以下に説明するシール材
の貼付位置を示す図である。同図においてS14が開口
縁シールである。開口縁シールS14は厚さ約5mmで
短冊状のモルトプレーン(商品名)等のスポンジ若しく
はエラストマーの中を略トナー供給開口12a2の大き
さで刳りぬいたものであり、両面テープ等の接着手段で
トナー供給開口12a2を囲むようにトナー供給開口1
2a2の縁に貼付する。なお、図37では良く分らない
が開口縁シールS14の長手右側部S14a3は後述す
る既存の角シールS13側に5mm程度出っ張るように
している。開口縁シールS14は上下枠体間のシール性
を補強するものである。以下詳説する。上枠体14と下
枠体15を再結合すると開口縁シールS14の長手右側
部S14a3及び長手左側部S14a4は、それぞれ下
枠体15に貼付された第4枠体シールS8及び第5枠体
シールS9に当接して上下枠体14,15の長手方向両
側部のシール性を補強する(図35、図36参照)。一
方短手方向の上側部S14a1(図37においては下
側)及び短手方向の下側部S14a2(図37において
は上側)は図38に示すように、それぞれ現像ブレード
12eの支持部材12e1及び下枠体15のテーパ部1
5xに当接して上下枠体14,15の上下方向両側部の
シール性を補強する。なお、開口縁シールS14は上記
のように短冊状のモルトプレーン等を刳り抜いたもので
なく、上側部S14a1、下側部S14a2、右側部S
14a3及び左側部S14a4を夫々別個のシール材を
貼り合わせても良く、要はトナー供給開口12a2の周
囲を囲むようにシール材を貼付すれば良い。
【0096】(第6枠体シール貼付工程)次に、第6枠
体シールについて詳説する。図37においてS15が第
6枠体シールである。第6枠体シールS15は第3枠体
シールS3と略同じ長さか若しくは若干短く、断面形状
は略同じでモルトプレーン(商品名)等のスポンジ若し
くはエラストマーから成る。取り付け方法は両面テープ
等の接着手段にて既存の第3枠体シールS3の上に重ね
て貼付する。この第6枠体シールS15は上枠体14と
現像ブレード12eの支持部材12e1とのシール性を
補強するもので、即ち第3枠体シールS3のシール性を
補強するものである。
【0097】(角上シール貼付工程)図37において、
S13は既存の角シールでトナー充填口が設けてある上
枠体14の側面から、この側面と交差する第2枠体シー
ルS2が貼付してある面側に渡って貼付してある。な
お、前記トナー充填口とは新規プロセスカートリッジを
生産する際に、現像剤を充填するために用いられるもの
である。また、12a3は前記トナー充填口を塞ぐ蓋で
ある。角シールS13は図35に示す第4枠体シールS
8のシール性を補うシール材である。
【0098】図37においてS16は本発明において貼
付されある角上シールであり、その名の通り前記角シー
ルS13の上に重ねて両面テープ等の接着手段にて貼付
され、角シールS13のシール性を補強するもので、言
い換えれば上下枠体14,15の長手方向右側部のシー
ル性を補強するものである。材質は前述シール材と同じ
くモルトプレーン(商品名)等のスポンジ若しくはエラ
ストマーから成る。
【0099】(トナー充填工程)次に、前記プロセスカ
ートリッジBにおける現像剤収納部12a内へのトナー
の充填方法について図面を参照して説明する。このトナ
ー充填は図39に示すようにトナー供給開口12a2を
上に、現像剤収納部12aが下になるよう上枠体14の
枠体を保持して行う。開口12a2にロート70の先端
を差込み、ロート70にトナーボトル71からトナーt
を落とし込む。なお、ロート状の本体中にオーガを備え
た定量供給装着を用いると、トナーの再充填を効率良く
行うことができる。
【0100】(枠体結合工程)上記再組立をした上下枠
体を再結合する。再結合するにあたっては図37のよう
に上枠体14を裏返した状態で下枠体15を上から組み
込むと作業し易い。何故なら、上枠体14はトナー供給
開口12a2が開いた状態で現像剤収納部12a内へト
ナーが充填されているので、取り扱いに注意を要する為
なるべく動かさない方が良いからである。上枠体14を
裏返した状態で作業台(不図示)に置き上から下枠体1
5を組み込む。再結合は前述(上下枠体)で説明したよ
うに上枠体14の係止爪14aと下枠体15の係止開口
15a及び係止突部15bとを嵌合しても良いし、前述
[上下枠体分離工程]で係止爪14aが塑性変形した
り、折れたりした場合にはネジで再結合しても良い。図
40、図41は係止爪14aと係止開口15a及び係止
突部15bとの代わりにネジで再結合した状態を示す図
ある。図40ようにクリーニング手段13側の係止爪1
4aと係止突部15bの結合の代わりに、下枠体15の
嵌合凹部15e(図7参照)の穴を通してネジ72a,
72bを上枠体14両端部の嵌合凸部14d(図8参
照)に捩じ込んで結合し、同様に現像手段12側の係止
爪14aと係止開口15aの結合の代わりに、下枠体1
5のネジ穴15a1を通してネジ72c,72d,72
e,72fを上枠体14のネジ穴14a1に捩じ込んで
結合する。また図18に示す係止爪14e3と図17に
示す係止開口15f3の結合の代わりにこの係止開口1
5f2の傍にある下枠体15の嵌合凹部15f2の穴を
通して上枠体14の嵌合凸部14e2の穴にネジ72g
を捩じ込む。更に図41に示すように係止爪14cと係
止開口15dの結合の代わりに係止爪14cの傍の上枠
体14の嵌合凹部14e1の穴を通して下枠体15の嵌
合凸部15f1の穴にネジ72hを捩じ込んで結合す
る。
【0101】なお、係止爪14aと係止開口15a及び
係止突部15bとの結合を全てネジに代える必要はな
く、塑性変形したり、折れたりして使用できなくなった
係止爪だけを適宜ネジに代えても良い。
【0102】(テープ貼付工程)次に引き剥がし可能な
テープの貼付について説明する。前記プロセスカートリ
ッジBの輸送時にはユーザーが通常取扱う時より遥かに
過酷な振動や衝撃が加わることは先に説明した通りであ
るが、前記再生産されたプロセスカートリッジBの輸送
中の振動、衝撃によって現像ローラー12dの下方に位
置する下枠体15の先端部15wが撓んでトナーが漏れ
る恐れがある。詳説すると先端部15wには前述の通り
吹出し防止シート12mが貼付されているが(図20)
振動、衝撃によって先端部15wが現像ローラー12d
に近づく方向に撓んだ時には吹出し防止シート12mの
現像ローラー12dへの当接圧が瞬間的に増すだけなの
でトナーが漏れることはない。しかし、先端部15wは
現像ローラー12dに近づく方向にのみ撓むのではなく
当然離れる方向にも撓む。先端部15wが現像ローラー
12dから離れる方向に撓んでも吹出し防止シート12
mの持つ弾性によって現像ローラー12dへの当接はあ
る程度確保できるが、稀に起きる大きな振動、衝撃によ
って瞬間的に現像ローラー12dへの当接部が離れてし
まったり、当接圧が著しく下がった時に現像ローラー1
2dと吹出し防止シート12mの間からトナーが漏れて
しまう恐れがある。そこで本発明は前記枠体結合工程の
後に、図40,42に示したように下枠体15の外表
面、シャッター部24cの外表面、上枠体14外表面に
渡って引き剥がし可能なテープ73を貼付して先端部1
5wが現像ローラー12dから離れる方向に撓むのを抑
えトナー漏れを防ぐものである。
【0103】更に詳説すると、ドラムシャッター機構2
4のシャッター部24cの短手方向の一端は先端部15
wの外面に接触若しくは近接しているので先端部15w
が現像ローラー12dから離れる方向に撓むと、先端部
15wの外面はシャッター部24cの短手方向の一端に
当たってシャッター部24cをも撓ませることになる。
従ってシャッター部24cが現像ローラー12dから離
れる方向に撓まないよう補強してやれば必然的に先端部
15wの撓みも抑えることができる。そこで、本発明は
図40,42のように引き剥がし可能なテープ73を、
プロセスカートリッジBの長手方向を略三等分する2個
所に下枠体15の外表面、シャッター部24cの外表
面、上枠体14外表面に渡って貼り付け、シャッター部
24cが現像ローラー12dから離れる方向に撓まない
よう補強している。なお、引き剥がし可能なテープ73
の貼り付けに際しては、たるみが無いよう貼り付けるこ
とが大切である。たるみがあると折角貼り付けてもシャ
ッター部24cの撓みを抑えられなくなるからである。
よって貼り付けの際に適度な張力を加えながら貼り付け
ると良く、材質はなるべく伸縮性のないもので、引張り
強度を増す為幅も広い方が良い。また、後述のようにユ
ーザーが使用する時には剥がさなければならないので剥
離性が良く被着体に対して糊残りしないものが良い。本
発明では幅約20mmで、基材はポリエステルフィルム
にポリエステル繊維若しくはガラス繊維を組み合わせた
もので、粘着剤はゴム系のものを用いたテープを使用し
た。また不図示であるが、長手方向のどちらか一端を折
り返して下枠体15若しくは上枠体14に対して貼り付
けられていない部分を設けておく。この貼り付けられて
いない部分はユーザーが引き剥がし可能なテープ73を
取り除く時の摘み部である。引き剥がし可能なテープ7
3は輸送時に必要であるが、プロセスカートリッジBを
画像形成装置Aに装着して画像をプリントする時には邪
魔になるのでユーザーが取り除く必要がある。そこで、
ユーザーがプロセスカートリッジBを画像形成装置Aに
装着する際にはこの貼り付けられていない部分を摘ん
で、引き剥がし可能なテープ73を引き剥がすことを促
すような不図示の注意ラベルを見え易い所に貼付してお
き、また、剥がす方向を示す矢印73aを引き剥がし可
能なテープ73示して引き剥がし可能なテープ73の取
り忘れを防ぎユーザビリティーを向上させている。な
お、図40,42において前述テープ73は2箇所に貼
り付けたが、2箇所に限らず中央部に1箇所でも良く、
必要に応じて3箇所以上に貼り付けても良い。また、テ
ープ幅、種類も上記のものに限定するものではない。以
上が本発明の[プロセスカートリッジの再生産]の主要
工程であるが、前述の工程は本発明の再生産方法の一実
施例を示したもので手順及び方法は前述のそれに限定さ
れるものではない。以下に本発明の再生産方法が正しく
理解されるよう補足説明をする。
【0104】第1に前述の説明において、(上枠体の分
解)は(下枠体の分解)の後に説明したが、これは必ず
しも(下枠体の分解)を実施した後に(上枠体の分解)
を実施するという意味では無い。即ち[上下枠体分離工
程]]によって上枠体と下枠体とは分離されているの
で、夫々独立して分解作業を進めることができ、両者の
分解作業を平行して同時に実施することも可能であり、
無論どちらか一方の枠体を分解した後他方の枠体を分解
しても良い。同様に上下枠体の再組立作業についても夫
々独立して再組立作業を進めることができ、両者の再組
立作業を平行して同時に実施することも可能であり、無
論どちらか一方の枠体を再組立した後他方の枠体を再組
立しても良い。
【0105】第2に夫々上下枠体から取り外された各部
品を再度取り付ける場合に、元々付いていた夫々の上下
枠体に再度取り付けるとは限らない。(無論元々付いて
いた夫々の上下枠体に再度取り付けても良い)詳説する
と、例えば下枠体から取り外された感光体ドラム或いは
現像ローラー或いはクリーニングブレードが検査の結果
再利用可能と判断され、再度取り付ける場合に、取り外
した感光体ドラム或いは現像ローラー或いはクリーニン
グブレードは元々付いていた下枠体に再度取り付けると
は限らない。即ち再生産工程を生産ライン等で行う所謂
流れ作業で行う場合などは、例えば下枠体から取り外し
たクリーニングブレードは何本かまとめて通い箱等に収
納した後、エアー清掃を行い、再取り付け工程に供給さ
れるので元々付いていた下枠体に再取り付けされるとは
限らないし、同一の機種であれば公差分の寸法差はある
ものの同形状であるので、元々付いていた下枠体に再取
り付けする必然性はない。現像ローラー、感光体ドラム
についても同様である。また、上枠体から取り外された
帯電ローラについても同様で元々付いていた上枠体に再
取り付けする必然性はない。さらに、同じ理由で上枠体
と下枠体とを再結合する場合においても、元々の組合せ
で再結合されるとは限らずその必然性もない。
【0106】その他にも、前述実施例の各工程は、ロボ
ットを用いて適宜自動化しても良いことは勿論である
し、本発明に係るプロセスカートリッジBは前述のよう
に単色の画像を形成する場合のみならず、現像手段12
を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像
或いはフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適
に適用することが出来る。また帯電手段の構成も、前述
した実施例では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成
として従来から用いられているタングステンワイヤーの
三方周囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タング
ステンワイヤーに高電圧を印加することによって生じた
正又は負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該
ドラムの表面を一様に帯電する構成を用いても良いこと
は当然である。尚、前記帯電手段としては前記ローラ型
以外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブ
ロック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。ま
た、感光体ドラムに残存するトナーのクリーニング方法
としても、ブレード、ファーブラシ、磁気ブラシ等を用
いてクリーニング手段を構成しても良い。また、前述し
たプロセスカートリッジBとは、像担持体と現像手段と
を一体化的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能に
するものでも良い。即ち、前述したプロセスカートリッ
ジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電
子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカー
トリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするも
のである。及び少なくとも現像手段と電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とす
るものをいう。また前述した実施例では画像形成装置と
してレーザービームプリンターを例示したが、本発明は
これに限定する必要はなく、例えばLEDプリンター、
電子写真複写機、ファクシミリ装置、或いはワードプロ
セッサ等の他の画像形成装置に使用することも当然可能
である。
【0107】尚、前述した実施の形態は、使用済のプロ
セスカートリッジを回収して、分解する。そして、分解
によって各プロセスカートリッジから取り外した部品を
同一の部品ごとに集める。その後、前記部品を用いて、
場合によっては、一部部品は新品の部品(再使用でない
部品)を用いて、前述した再生産方法でプロセスカート
リッジを再生産する場合を含む。及び、前述した実施の
形態は、使用済みのプロセスカートリッジを回収して、
分解する。そして、そのカートリッジから取り外した部
品を用いて、場合によっては、一部部品は新品の部品
(再使用でない部品)あるいは他のプロセスカートリッ
ジから取り外した部品を用いて、前述した再生産方法で
そのプロセスカートリッジを再生産する場合を含む。
【0108】なお、本願発明には、何れの場合も、含ま
れる。 (1)プロセスカートリッジを再生産するにあたって、
1個のプロセスカートリッジから取り外した部品のみを
再使用して、カートリッジの再生産を行う場合。 (2)前記(1)の場合に、寿命に達している、或い
は、損傷している等、再使用することができない部品に
ついては、新品の部品、或いは、他のカートリッジから
取り外した再使用部品を用いて、カートリッジの再生産
を行う場合。 (3)プロセスカートリッジを再生産するにあたって、
複数個のプロセスカートリッジから取り外した部品を一
旦同じ部品毎に集める。そして、その部品毎に集めた部
品から必要な部品を取り出して、その部品を再使用し
て、カートリッジの再生産を行う場合。 (4)前記(3)の場合に、寿命に達している等再使用
することが好ましくない部品については、新品の部品を
用いてカートリッジの再生産を行う場合。
【0109】尚、前記部品とは、クレームに記載した構
成、即ち、カートリッジのある部分を構成する品であ
る。そして、分解できる最小単位、或いは、ユニットで
ある場合も含まれる。
【0110】
【実施例】実施の形態に併記した。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プロセスカートリッジの再生産について1つの簡易な方
法を実現したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一態様であるプロセスカートリ
ッジを装着したレーザープリンタの断面構成を説明する
ための縦断面図である。
【図2】前記レーザープリンタの外観斜視図である。
【図3】前記プロセスカートリッジの断面構成図であ
る。
【図4】前記プロセスカートリッジの外観斜視図であ
る。
【図5】前記プロセスカートリッジを逆さにした状態の
外観斜視図である。
【図6】上下枠体を分割した状態のプロセスカートリッ
ジの縦断面図である。
【図7】下枠体側の内部斜視図である。
【図8】上枠体側の内部斜視図である。
【図9】感光体ドラムの縦断面図である。
【図10】ドラム軸近傍を拡大して示した要部を説明す
るための斜視図である。
【図11】(a)(b)は帯電ローラ部分を拡大して示
した要部の側面図である。
【図12】帯電ローラ部分を拡大して示した要部の側面
図である。
【図13】図3におけるA−A断面図である。
【図14】図13におけるB−B断面図である。
【図15】感光体ドラムと現像ローラーの位置関係と、
現像ローラーの加圧方法を示す横断面図である。
【図16】(a)は図15のAA−AA断面を示す縦断
面図、(b)は図15のBB−BB断面を示す縦断面図
である。
【図17】下枠体側の内部を示す平面図である。
【図18】上枠体側の内部を示す平面図である。
【図19】プロセスカートリッジの外部を示す下面図で
ある。
【図20】感光体ドラムを最後に組み込む状態を説明す
るための縦断面図である。
【図21】現像ローラー端部のトナー付着状態を示す斜
視図である。
【図22】現像ローラー取り付け座面の成型状態を示す
縦断面図である。
【図23】クリーニングブレード端部のシール部材の状
態を示す端手方向から見る正面図である。
【図24】クリーニングブレード端部のシール部材と感
光体ドラムとの関係を示す縦断面図である。
【図25】現像ブレード端部のシール部材の状態を示す
正面図である。
【図26】現像ブレード端部のシール部材の形状を示す
ためのプロセスカートリッジの縦断面図である。
【図27】感光体ドラムを組み込むときのガイド部材の
取り付け位置を示す平面図である。
【図28】感光体ドラム及び現像ローラーの軸受部材の
取り付けを説明するための斜視図である。
【図29】ティアテープを有するカバーフィルムのトナ
ー溜開口への貼着状態を示す斜視図である。
【図30】ティアテープを引き抜く部分に貼付したシー
ル部材の状態を示す縦断面図である。
【図31】プロセスカートリッジを画像形成装置に装着
する状態を説明するための縦断面図である。
【図32】プロセスカートリッジを画像形成装置に装着
する状態を説明するための縦断面図である。
【図33】プロセスカートリッジを画像形成装置に装着
した状態を示す縦断面図である。
【図34】上枠体と下枠体の連結を解除する場合を説明
するための縦断面図である。
【図35】下枠体側の内部斜視図である。
【図36】下枠体の非駆動側を拡大した内部斜視図であ
る。
【図37】上枠体に再生産用の各シールを貼付する状態
を説明するための斜視図である。
【図38】上下枠体を分割した状態のプロセスカートリ
ッジの縦断面図である。
【図39】上枠体にトナーを充填する状態を説明するた
めの縦断面図である。
【図40】再生産後のプロセスカートリッジの外部下面
図である。
【図41】再生産後のプロセスカートリッジの外部上面
図である。
【図42】再生産後のプロセスカートリッジを逆さにし
た状態の外観斜視図である。
【符号の説明】
A…画像形成装置 B…プロセスカートリッジ S1…第1枠体シール S2…第2枠体シール S3…第3枠体シール S4…現像ローラー端部シール S5…クリーニングブレード裏シール S6…クリーニングブレード端部シール S7…現像ローラー端部補助シール S71…上側部 S72…下側部 S8…第4枠体シール S9…第5枠体シール S11…ブレード弾性部材 S12…磁気シール S13…角シール S14…開口縁シール S14a1…短手方向の上側部 S14a2…短手方向の下側部 S14a3…長手右側部 S14a4…長手左側部 S15…第6枠体シール S16…角上シール Z…感光体塗布領域 t…トナー 1…装置本体 1a…カセット装着部 1b…上部開閉カバー 1b1…付勢手段 1b2…板バネ 1b3…アーム部 1b4…回動軸 2…カートリッジ装着部 2a…第一ガイド部 2a1…溝穴部 2b…第二ガイド部 2b1,2b2…当接部 3…光学系 3a…レーザーダイオード 3b…ポリゴンミラー 3c…スキャナーモータ 3d…結像レンズ 3e…スキャナーユニット 3f…反射ミラー 3g…レーザーシャッター 4…カセット 4a…把手部 4b…軸 4c…積載板 4d…バネ 4e…分離爪 5…記録媒体搬送手段 5a…ピックアップローラ 5b…反転ローラ 5c…ガイド 5d…コロ 5e…カバーガイド 5f…中継搬送ローラ 5g…第二反転シートパス 5h,5i…排出ローラ 6…転写ローラ 6a…軸受 6b…バネ 6c…ガイド部材 6d…軸 7…定着手段 7a…フィルムガイド部材 7b…セラミックヒータ 7c…薄膜フィルム 7d…加圧ローラ 7f…入口側ガイド 7g…出口側ガイド 8…排出部 8a…排出口 9…感光体ドラム 9a…導電基体 9b…有機半導体 9c…フランジギア 9c1…はす歯ギア 9c2…平歯ギア 9d…ドラム支軸 9d1…めねじ 9d2…切欠 9d3…ねじ穴 9d4…支持部 10…帯電ローラ 10a…スプリング 10b…ローラ軸 10c…摺動軸受 11…露光手段 11a…開口部 12…現像手段 12a…現像剤収納部 12a2…トナー供給開口 12a3…蓋 12a5…取り付け面 12a6…長手取り付け面 12b…トナー送り機構 12b1…送り部材 12b2…アーム部材 12b3…軸 12c…磁石 12d…現像ローラー 12d1…当接リング部 12e…現像ブレード 12e1…ブレード支持板金 12e2…ネジ 12e3…補強部材 12f…蓋部材 12f1…垂下部材 12g…現像ローラーギア 12h,12i…現像ローラー軸受 12j…押圧スプリング 12k…現像ローラーフランジ 12m…吹出し防止シート 13…クリーニング手段 13a…クリーニングブレード 13a1…支持板金 13a2…ネジ 13b…スクイシート 13c…除去トナー溜 14…上枠体 14a…係止爪 14a1…ねじ穴 14b…係止開口 14c…係止爪 14d…嵌合凸部 14e1…嵌合凹部 14e2…嵌合凸部 14e3…係止爪 14f…開口部 14g…貫通穴 14h…嵌合凸部 14m…溝 14n…軸受スライドガイド爪 14q…第一係合部 14r…第二係合部 15…下枠体 15a…係止開口 15a1…ネジ穴 15b…係止突部 15c…係止爪 15d…係止開口 15e…嵌合凹部 15f1…嵌合凸部 15f2…嵌合凹部 15f3…係止開口 15g…開口部 15i…現像ローラーシール座面 15i1…下部 15j…ブレード取付座面 15j1…段差部 15k…ブレード取付座面 15m…位置決め突起 15n…嵌合凹部 15q1,15q2…ガイド部材 15r…リブ 15s…軸穴部 15t…折曲面 15u…第二係合部 15v1,15v2…脚部 15w…下枠体の先端部 15x…テーパ部 15y…側壁の内面 16…軸受部材 16a,16b…軸受部 16c…Dカット穴部 16d…軸部 17…伝達部材 17a…アーム部 17b…長穴 18a…アース用接点 18b…現像バイアス用接点 18c…帯電バイアス用接点 18c1,18c2…端部 18d…導電性部材 19…抜き取り工具 19a…軸 20…攪拌ギア 20a…ボス 24…ドラムシャッター機構 24a…リンク機構 24b…ねじりコイルばね 24c…シャッター部 25…ティアテープ 26…カバーフィルム 27a…ドラムアース用接点ピン 27b…現像バイアス用接点ピン 27c…帯電バイアス用接点ピン 28…ホルダーカバー 29…電装基板 30…導電性圧縮バネ 32…分解工具 32a…ロッド 37…高密度ポリエチレンシート 70…ロート 71…トナーボトル 72a,72b,72c,72d,72e,72f,7
2g,72h…ねじ 73…テープ 73a…矢印。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 21/10 G03G 21/00 318 (56)参考文献 特開 平6−19241(JP,A) 特開 平6−130740(JP,A) 特開 平7−261550(JP,A) 特開 平8−36305(JP,A) 特開 平8−137275(JP,A) 特開 平8−305258(JP,A) 特開 平9−171293(JP,A) 特開 平11−126008(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/08 G03G 15/00 G03G 15/00 550 G03G 15/08 - 15/08 507 G03G 21/16 - 21/18

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッの再生産方法において、 (a)電子写真感光体ドラムと、感光体ドラムに形成さ
    れた静電潜像を現像するための現像ローラーと、感光体
    ドラムに残留する現像剤を除去するためのクリーニング
    ブレードと、を有する下枠体と、感光体ドラムに帯電を
    行うための帯電ローラと、静電潜像を現像するために用
    いられる現像剤を収納するための現像剤収納部と、を有
    する上枠体とを分離する枠体分離工程と、 (b)感光体ドラムの長手方向の一端と他端とに設けら
    れた支持部材を下枠体から取り外すことによって、下枠
    体から感光体ドラムを取り外す感光体ドラム取り外し工
    程と、 (c)下枠体から現像ローラーを取り外す現像ローラー
    取り外し工程と、 (d)現像ローラーを下枠体に取り付けた際に、現像ロ
    ーラーの長手方向の一端側と他端側とに位置するよう
    に、現像ローラーの周面の一部分と対向するように、現
    像ローラーの長手方向とは交差する方向に沿って下枠体
    に磁気シールを貼付する磁気シール貼付工程と、 (e)現像ローラーの周面に付着する現像剤の量を規制
    するための現像ブレードの、現像ローラーと対向するの
    とは反対側の背面であって、現像ブレードの長手方向の
    一端側と他端側とにブレード弾性部材を貼付する弾性部
    材貼付工程と、 (f)現像ローラーを下枠体に取り付ける現像ローラー
    取り付け工程と、 (g)下枠体に感光体ドラムを侵入させて、長手方向一
    端側と他端側とに、下枠体の外側から支持部材を取り付
    けて、感光体ドラムを下枠体に取り付ける感光体ドラム
    取り付け工程と、 (h)上枠体の有する現像剤収納部に現像剤を再充填す
    る現像剤充填工程と、 (i)現像剤の再充填された上枠体と、ブレード弾性部
    材を現像ブレードの背面に貼付され、下枠体に磁気シー
    ルを貼付され、現像ローラーと感光体ドラムを再取り付
    けされた下枠体とを結合する枠体結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  2. 【請求項2】 磁気シール貼付工程において、磁気シー
    ルは下枠体の側壁の内面に沿って貼付されることを特徴
    とする請求項1に記載のプロセスカートリッジの再生産
    方法。
  3. 【請求項3】 現像ブレードは、弾性ゴムと弾性ゴムを
    支持する板金とを有する、そして弾性部材貼付工程にお
    いてブレード弾性部材は、一面が現像ブレードと現像ロ
    ーラーとに当接するよう側面を下枠体に貼付されている
    シール部材の貼付された側面と反対側の側面に接触し、
    また、板金の短手方向の端面に接触するよう弾性ゴムに
    貼付されていることを特徴とする請求項1、又は、請求
    項2に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  4. 【請求項4】 磁気シール貼付工程が弾性部材貼付工程
    に先だって行われる、又は、弾性部材貼付工程が磁気シ
    ール貼付工程に先だって行われることを特徴とする請求
    項1、又は、請求項2、又は、請求項3に記載のプロセ
    スカートリッジの再生産方法。
  5. 【請求項5】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッの再生産方法において、 (a)電子写真感光体ドラムと、感光体ドラムに形成さ
    れた静電潜像を現像するための現像ローラーと、感光体
    ドラムに残留する現像剤を除去するためのクリーニング
    ブレードと、を有する下枠体と、感光体ドラムに帯電を
    行うための帯電ローラと、静電潜像を現像するために用
    いられる現像剤を収納するための現像剤収納部と、を有
    する上枠体とを分離する枠体分離工程と、 (b)感光体ドラムの長手方向の一端と他端とに設けら
    れた支持部材を下枠体から取り外すことによって、下枠
    体から感光体ドラムを取り外す感光体ドラム取り外し工
    程と、 (c)下枠体から現像ローラーを取り外す現像ローラー
    取り外し工程と、 (d)上枠体の有する現像剤収納部に設けられた、現像
    剤収納部に収納されている現像剤を現像ローラーへ供給
    するための供給開口を囲むように供給開口の縁に沿って
    シール部材を貼付する開口縁シール貼付工程と、 (e)供給開口の長手方向に沿って上枠体に予め貼付さ
    れていて上枠体と下枠体とを結合した際に、現像ブレー
    ドの有する板金部分とその長手方向に沿って接触する枠
    体シールの、板金部分と接触する面に、別の枠体シール
    を重ねて貼付する枠体シール貼付工程と、 (f)上枠体の有する現像剤収納部に設けられた現像剤
    収納部に現像剤を充填するための充填口が設けられてい
    る側の上枠体の側面から、側面と交差する面に渡って、
    上枠体に予め貼付されている弾性シールに、別の弾性シ
    ールを上から重ねて貼付する弾性シール貼付工程と、こ
    こで、充填口は、新規プロセスカートリッジを生産する
    際に、現像剤を充填するために用いられるものである、 (g)現像ローラーを下枠体に取り付ける現像ローラー
    取り付け工程と、 (h)下枠体に感光体ドラムを侵入させて、長手方向一
    端側と他端側とに、下枠体の外側から支持部材を取り付
    けて、感光体ドラムを下枠体に取り付ける感光体ドラム
    取り付け工程と、 (i)上枠体の有する現像剤収納部に現像剤を再充填す
    る現像剤充填工程と、 (j)現像剤の再充填された上枠体と、下枠体とを結合
    する枠体結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  6. 【請求項6】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッの再生産方法において、 (a)電子写真感光体ドラムと、感光体ドラムに形成さ
    れた静電潜像を現像するための現像ローラーと、感光体
    ドラムに残留する現像剤を除去するためのクリーニング
    ブレードと、を有する下枠体と、感光体ドラムに帯電を
    行うための帯電ローラと、静電潜像を現像するために用
    いられる現像剤を収納するための現像剤収納部と、を有
    する上枠体とを分離する枠体分離工程と、 (b)感光体ドラムの長手方向の一端と他端とに設けら
    れた支持部材を下枠体から取り外すことによって、下枠
    体から感光体ドラムを取り外すドラム取り外し工程と、 (c)下枠体から現像ローラーを取り外す現像ローラー
    取り外し工程と、 (d)現像ローラーを下枠体に取り付けた際に、現像ロ
    ーラーの長手方向の一端側と他端側とに位置するよう
    に、現像ローラーの周面の一部分と対向するように、現
    像ローラーの長手方向とは交差する方向に沿って下枠体
    に磁気シールを貼付する磁気シール貼付工程と、 (e)現像ローラーの周面に付着する現像剤の量を規制
    するための現像ブレードの、現像ローラーと対向するの
    とは反対側の背面であって、現像ブレードの長手方向の
    一端側と他端側とにブレード弾性部材を貼付する弾性部
    材貼付工程と、 (f)上枠体の有する現像剤収納部に設けられた、現像
    剤収納部に収納されている現像剤を現像ローラーへ供給
    するための供給開口を囲むように供給開口の縁に沿って
    シール部材を貼付する開口縁シール貼付工程と、 (g)供給開口の長手方向に沿って上枠体に予め貼付さ
    れていて上枠体と下枠体とを結合した際に、現像ブレー
    ドの有する板金部分とその長手方向に沿って接触する枠
    体シールの、板金部分と接触する面に、別の枠体シール
    を重ねて貼付する枠体シール貼付工程と、 (h)上枠体の有する現像剤収納部に設けられた現像剤
    収納部に現像剤を充填するための充填口が設けられてい
    る側の上枠体の側面から、側面と交差する面に渡って、
    上枠体に予め貼付されている弾性シールに、別の弾性シ
    ールを上から重ねて貼付する弾性シール貼付工程と、こ
    こで、充填口は、新規プロセスカートリッジを生産する
    際に、現像剤を充填するために用いられるものである、 (i)現像ローラーを下枠体に取り付ける現像ローラー
    取り付け工程と、 (j)下枠体に感光体ドラムを侵入させて、長手方向一
    端側と他端側とに、下枠体の外側から支持部材を取り付
    けて、感光体ドラムを下枠体に取り付ける感光体ドラム
    取り付け工程と、 (k)上枠体の有する現像剤収納部に現像剤を再充填す
    る現像剤充填工程と、 (l)現像剤の再充填された上枠体と、ブレード弾性部
    材を現像ブレードの背面に貼付され、下枠体に磁気シー
    ルを貼付され、現像ローラーと感光体ドラムを再取り付
    けされた下枠体とを結合する枠体結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  7. 【請求項7】 開口縁シール貼付工程が枠体シール貼付
    工程、及び弾性シール貼付工程に先だって行われる、ま
    たは、枠体シール貼付工程が開口縁シール貼付工程、及
    び、弾性シール貼付工程に先だって行われる、または、
    枠体シール貼付工程、及び弾性シール貼付工程が開口縁
    シール貼付工程に先だって行われることを特徴とする請
    求項5、又は、請求項6に記載のプロセスカートリッジ
    の再生産方法。
  8. 【請求項8】 磁気シール貼付工程において、磁気シー
    ルは下枠体の側壁の内面に沿って貼付されることを特徴
    とする請求項5、又は、請求項6、又は、請求項7に記
    載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  9. 【請求項9】 現像ブレードは、弾性ゴムと弾性ゴムを
    支持する板金とを有する、そして弾性部材貼付工程にお
    いてブレード弾性部材は、一面が現像ブレードと現像ロ
    ーラーとに当接するよう側面を下枠体に貼付されている
    シール部材の貼付された側面と反対側の側面に接触し、
    また、板金の短手方向の端面に接触するよう弾性ゴムに
    貼付されていることを特徴とする請求項5から請求項8
    の何れか1つに記載のプロセスカートリッジの再生産方
    法。
  10. 【請求項10】 枠体分離工程において、上枠体と下枠
    体の分離は、上枠体に設けられている爪を下枠体に設け
    られている係止部から取り外す、また、上枠体と下枠体
    を結合しているネジを取り外すことによって行われるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1つに記
    載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  11. 【請求項11】 枠体結合工程において、上枠体と下枠
    体の結合は、一部若しくは全部をネジ留めによって行わ
    れることを特徴とする請求項1から請求項10の何れか
    1つに記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  12. 【請求項12】 現像剤充填工程において、現像剤収納
    部に対する現像剤の再充填は、上枠体の有する現像剤収
    納部に設けられた、現像剤収納部に収納されている現像
    剤を現像ローラーへ供給するための供給開口から行われ
    ることを特徴とする請求項1から請求項11の何れか1
    つに記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  13. 【請求項13】 感光体ドラム取り外し工程の前若しく
    は後にクリーニングブレードを取り外すクリーニングブ
    レード取り外し工程と、感光体ドラム取り付け工程の前
    若しくは後にクリーニングブレードを取り付けるクリー
    ニングブレード取り付け工程を有することを特徴とする
    請求項1から請求項12の何れか1つに記載のプロセス
    カートリッジの再生産方法。
  14. 【請求項14】 プロセスカートリッジの再生産方法に
    おいては、電子写真感光体ドラムを新品の電子写真感光
    体ドラムと交換する、または、電子写真感光体ドラムを
    再使用する、また、現像ローラーを新品の現像ローラー
    と交換する、または、現像ローラーを再使用する、ま
    た、クリーニングブレードを新品のクリーニングブレー
    ドと交換する、または、クリーグブレードを再使用する
    ことを特徴とする請求項1から請求項13の何れか1つ
    に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  15. 【請求項15】 電子写真感光体ドラムを再使用する場
    合に、再使用される電子写真感光体ドラムは取り付けら
    れるプロセスカートリッジの有する下枠体から取り外さ
    れたものであるか、或いは別のプロセスカートリッジの
    有する下枠体から取り外されたものであることを特徴と
    する請求項14に記載のプロセスカートリッジの再生産
    方法。
  16. 【請求項16】 現像ローラーを再使用する場合に、再
    使用される現像ローラーは取り付けられるプロセスカー
    トリッジの有する下枠体から取り外されたものである
    か、或いは別のプロセスカートリッジの有する下枠体か
    ら取り外されたものであることを特徴とする請求項1
    4、又は、請求項15に記載のプロセスカートリッジの
    再生産方法。
  17. 【請求項17】 クリーニングブレードを再使用する場
    合に、再使用されるクリーニングブレードは取り付けら
    れるプロセスカートリッジの有する下枠体から取り外さ
    れたものであるか、或いは別のプロセスカートリッジの
    有する下枠体から取り外されたものであることを特徴と
    する請求項14、又は、請求項15、又は、請求項16
    に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  18. 【請求項18】 枠体結合工程において、結合される上
    枠体と下枠体との組合せは枠体分離工程前と同じ組合せ
    で結合する、或いは枠体分離工程によって分離された複
    数の上枠体と下枠体とが無作為の組合せで結合すること
    を特徴とする請求項1から請求項17の何れか1つに記
    載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  19. 【請求項19】 枠体結合工程の後に、下枠体の外表面
    /電子写真感光体ドラムが下枠体から露出する部分をカ
    バーするためのドラムシャッターの外表面/上枠体外表
    面/に渡って引き剥がし可能なテープを貼付するテープ
    貼付工程を有することを特徴とする請求項1から請求項
    18の何れか1つに記載のプロセスカートリッジの再生
    産方法。
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