JPH0836305A - 画像形成ユニット及びその保護具 - Google Patents
画像形成ユニット及びその保護具Info
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- JPH0836305A JPH0836305A JP6170634A JP17063494A JPH0836305A JP H0836305 A JPH0836305 A JP H0836305A JP 6170634 A JP6170634 A JP 6170634A JP 17063494 A JP17063494 A JP 17063494A JP H0836305 A JPH0836305 A JP H0836305A
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- Japan
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- image forming
- developing sleeve
- developing
- forming unit
- case
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D2585/00—Containers, packaging elements or packages specially adapted for particular articles or materials
- B65D2585/68—Containers, packaging elements or packages specially adapted for particular articles or materials for machines, engines, or vehicles in assembled or dismantled form
- B65D2585/6802—Containers, packaging elements or packages specially adapted for particular articles or materials for machines, engines, or vehicles in assembled or dismantled form specific machines, engines or vehicles
- B65D2585/689—Containers, packaging elements or packages specially adapted for particular articles or materials for machines, engines, or vehicles in assembled or dismantled form specific machines, engines or vehicles office or shop equipment
- B65D2585/6892—Containers, packaging elements or packages specially adapted for particular articles or materials for machines, engines, or vehicles in assembled or dismantled form specific machines, engines or vehicles office or shop equipment photocopiers
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光ドラムや現像スリーブ18、トリマーブ
レード33等をケースに組み込んでなる画像形成ユニッ
トの運搬中に、磁性キャリア及び磁性トナー等の初期現
像剤がケース外に飛散することを防止する。 【構成】 マグネットローラ17が内装された円筒状の
現像スリーブ18とトリマーブレード33との隙間に、
引き抜き自在な保護シート部材43で塞ぐに際して、ト
リマーブレード33の左右両端部に補助シール部材6
2、62を装着して現像スリーブ18の左右両円周端部
における略半周部分に摺接するサイドシール部材55と
の隙間を塞ぐ一方、保護シート部材43の端部裏面にマ
グネットローラ17にて磁化される強磁性体製のシート
64,64を張設しておき、隙間から漏れようとする現
像剤を磁気吸着することによって漏れ止めを行う。
レード33等をケースに組み込んでなる画像形成ユニッ
トの運搬中に、磁性キャリア及び磁性トナー等の初期現
像剤がケース外に飛散することを防止する。 【構成】 マグネットローラ17が内装された円筒状の
現像スリーブ18とトリマーブレード33との隙間に、
引き抜き自在な保護シート部材43で塞ぐに際して、ト
リマーブレード33の左右両端部に補助シール部材6
2、62を装着して現像スリーブ18の左右両円周端部
における略半周部分に摺接するサイドシール部材55と
の隙間を塞ぐ一方、保護シート部材43の端部裏面にマ
グネットローラ17にて磁化される強磁性体製のシート
64,64を張設しておき、隙間から漏れようとする現
像剤を磁気吸着することによって漏れ止めを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法等の複写プ
ロセスを利用した複写機やファクシミリ、或いはプリン
タ等の画像形成装置において、感光ドラムや現像ローラ
等の画像形成ユニットをケースに組み込んでカートリッ
ジ化した場合に、その画像形成ユニットを運搬するに際
してケースからトナー等の現像剤が漏れ出ることを防止
するようにした画像形成ユニット及びその保護具に関す
るものである。
ロセスを利用した複写機やファクシミリ、或いはプリン
タ等の画像形成装置において、感光ドラムや現像ローラ
等の画像形成ユニットをケースに組み込んでカートリッ
ジ化した場合に、その画像形成ユニットを運搬するに際
してケースからトナー等の現像剤が漏れ出ることを防止
するようにした画像形成ユニット及びその保護具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体ドラムの表面の現像領域に
現像剤を供給して現像する乾式現像方式の装置として
は、特公平4−73794号や特公平4−48232号
公報等に開示され、且つ図11〜図13に示されている
ような現像装置がある。この現像装置は、感光体ドラム
100に隣接する現像部ケース101の室102内に
は、予め初期現像剤(磁性キャリアと磁性トナーとの混
合物)を収納し、且つ内径部にマグネットローラ103
が備えられて外周面にトナーと磁性キャリアとの混合物
を担持させる現像スリーブ104とトナー攪拌部材10
5を備えるように構成されている。
現像剤を供給して現像する乾式現像方式の装置として
は、特公平4−73794号や特公平4−48232号
公報等に開示され、且つ図11〜図13に示されている
ような現像装置がある。この現像装置は、感光体ドラム
100に隣接する現像部ケース101の室102内に
は、予め初期現像剤(磁性キャリアと磁性トナーとの混
合物)を収納し、且つ内径部にマグネットローラ103
が備えられて外周面にトナーと磁性キャリアとの混合物
を担持させる現像スリーブ104とトナー攪拌部材10
5を備えるように構成されている。
【0003】また、この室102と、トナー供給室10
6とを仕切る仕切り壁106aには、現像スリーブ10
4の軸方向に延在し、且つ前記室102に導通するトナ
ー供給用のスリット107を開口し、トナー供給室10
6内には、前記スリット107から室102方向へトナ
ーを供給する攪拌部材108を設けるように構成されて
いる。
6とを仕切る仕切り壁106aには、現像スリーブ10
4の軸方向に延在し、且つ前記室102に導通するトナ
ー供給用のスリット107を開口し、トナー供給室10
6内には、前記スリット107から室102方向へトナ
ーを供給する攪拌部材108を設けるように構成されて
いる。
【0004】そして、従来技術における図11に示すよ
うに、現像スリーブ104の外周面と適宜隙間Sの大き
さを調節するためのトリマーブレード109を現像部ケ
ース101の前面板101bに設け、これにより、前記
現像スリーブ104の外周面に対して所定高さの磁気ブ
ラシを形成しておき、画像形成動作時には、この現像ス
リーブ104側から感光体ドラム100の周面に向かっ
てトナーを供給するように構成することが知られてい
る。
うに、現像スリーブ104の外周面と適宜隙間Sの大き
さを調節するためのトリマーブレード109を現像部ケ
ース101の前面板101bに設け、これにより、前記
現像スリーブ104の外周面に対して所定高さの磁気ブ
ラシを形成しておき、画像形成動作時には、この現像ス
リーブ104側から感光体ドラム100の周面に向かっ
てトナーを供給するように構成することが知られてい
る。
【0005】ところで、現像部ケース101内のトナー
や磁性キャリア等の現像剤が前記現像スリーブ104の
円周面箇所以外の箇所から外に漏れ出すことは、感光体
ドラム100や給紙される用紙の表面等を不用意に汚す
ことになるし、トナーの浪費にもなるので、このトナー
の漏出を防止すべく、図11〜図13に示すように、現
像部ケース101の左右両側板部101a(図12では
一方のみ示す)に現像スリーブ104の半円周部が嵌ま
るように半円弧状の切欠き部110を形成し、この切欠
き部110に沿ってフエルト材等からなる帯状のサイド
シール部材111を添設するようにしている。
や磁性キャリア等の現像剤が前記現像スリーブ104の
円周面箇所以外の箇所から外に漏れ出すことは、感光体
ドラム100や給紙される用紙の表面等を不用意に汚す
ことになるし、トナーの浪費にもなるので、このトナー
の漏出を防止すべく、図11〜図13に示すように、現
像部ケース101の左右両側板部101a(図12では
一方のみ示す)に現像スリーブ104の半円周部が嵌ま
るように半円弧状の切欠き部110を形成し、この切欠
き部110に沿ってフエルト材等からなる帯状のサイド
シール部材111を添設するようにしている。
【0006】しかしながら、図13に示すように、現像
スリーブ104の円周面左右両側端部(図13では一方
のみ示す)に摺接する前記サイドシール部材111の幅
寸法Hoが大きくて、この帯状のサイドシール部材11
1の一側縁が現像スリーブ104内のマグネットローラ
103の左右両側端縁とH1の寸法だけ重複するように
配置した場合には、次のような不具合があった。即ち、
マグネットローラ103の磁力により、現像スリーブ1
04の円筒外周面には前記磁性キャリアと磁性トナーと
が適宜の厚さで磁気吸着されている。
スリーブ104の円周面左右両側端部(図13では一方
のみ示す)に摺接する前記サイドシール部材111の幅
寸法Hoが大きくて、この帯状のサイドシール部材11
1の一側縁が現像スリーブ104内のマグネットローラ
103の左右両側端縁とH1の寸法だけ重複するように
配置した場合には、次のような不具合があった。即ち、
マグネットローラ103の磁力により、現像スリーブ1
04の円筒外周面には前記磁性キャリアと磁性トナーと
が適宜の厚さで磁気吸着されている。
【0007】従って、上記のように、サイドシール部材
111の一側縁が現像スリーブ104内のマグネットロ
ーラ103の左右両側端縁とH1の寸法だけ重複するよ
うに配置した場合には、現像スリーブ104の円周面の
左右両側端部箇所で、前述のように磁気吸着されて現像
スリーブと一体的に回転する磁性キャリア及び磁性トナ
ーが固定的なサイドシール部材111の側縁に擦れるこ
とになる。特に、現像剤(磁性キャリア及び磁性トナ
ー)がマグネットローラ103の磁力作用で現像スリー
ブ104の円周面に強く磁気吸着されていることから、
サイドシール部材111を構成するフエルト材の毛が抜
け、これが飛び散って現像スリーブ104等に付着した
りして、画像形成に悪影響を及ぼす。さらには、長期間
の使用により、このサイドシール部材111の側縁が前
記磁性キャリア等により削り取られて消耗してしまい、
本来のシール機能を発揮することができなくなり、前記
室102の円周面左右両側端部に出来る隙間が長期間使
用中に順次大きくなり、現像部ケース101内の磁性キ
ャリア及び磁性トナーが外に漏れ出すのを防止できなく
なるという問題があった。
111の一側縁が現像スリーブ104内のマグネットロ
ーラ103の左右両側端縁とH1の寸法だけ重複するよ
うに配置した場合には、現像スリーブ104の円周面の
左右両側端部箇所で、前述のように磁気吸着されて現像
スリーブと一体的に回転する磁性キャリア及び磁性トナ
ーが固定的なサイドシール部材111の側縁に擦れるこ
とになる。特に、現像剤(磁性キャリア及び磁性トナ
ー)がマグネットローラ103の磁力作用で現像スリー
ブ104の円周面に強く磁気吸着されていることから、
サイドシール部材111を構成するフエルト材の毛が抜
け、これが飛び散って現像スリーブ104等に付着した
りして、画像形成に悪影響を及ぼす。さらには、長期間
の使用により、このサイドシール部材111の側縁が前
記磁性キャリア等により削り取られて消耗してしまい、
本来のシール機能を発揮することができなくなり、前記
室102の円周面左右両側端部に出来る隙間が長期間使
用中に順次大きくなり、現像部ケース101内の磁性キ
ャリア及び磁性トナーが外に漏れ出すのを防止できなく
なるという問題があった。
【0008】また、サイドシール部材111と現像スリ
ーブ104との摺接面に侵入した磁性キャリア及び磁性
トナーがサイドシール部材111により現像スリーブ1
04の表面に強く圧せられ、磁性トナーが現像スリーブ
104表面にこびり付いてしまう問題も発生していた。
この場合、現像スリーブ104表面にこびりついたトナ
ーがもとで、これが感光体ドラム100に写り、用紙の
端部(画像形成領域の外側に対応する部分)に黒い筋が
入ったりする不具合があった。
ーブ104との摺接面に侵入した磁性キャリア及び磁性
トナーがサイドシール部材111により現像スリーブ1
04の表面に強く圧せられ、磁性トナーが現像スリーブ
104表面にこびり付いてしまう問題も発生していた。
この場合、現像スリーブ104表面にこびりついたトナ
ーがもとで、これが感光体ドラム100に写り、用紙の
端部(画像形成領域の外側に対応する部分)に黒い筋が
入ったりする不具合があった。
【0009】このような問題は、前記マグネットローラ
103の左右両側端部における磁界の影響が現像スリー
ブ104の円周面の左右両側端部箇所に及ぶ範囲内にサ
イドシール部材が配置されている限り発生するものであ
った。そこで、本出願人は、図14に示すように、マグ
ネットローラ103の左右両側端部における磁気の影響
が及ぶ領域を、現像スリーブ104の左右両側端部より
適宜寸法だけ内側寄り部位となるように設定し、前記現
像部ケース101における開口部の左右両側板103
a,103aには、ほぼ半円弧状の切欠き部110を形
成し、前記現像スリーブ104の左右両円周端部におけ
る略半周部分に摺接するように配設する幅寸法H2のサ
イドシール部材111を、前記マグネットローラ103
の左右両側端部における磁気の影響が及ぶ領域外であっ
て、且つ前記切欠き部110の半円周面に沿うように配
設することを提案した。この構成によれば、図14に示
すように、現像スリーブ104の円周面に層状の磁気吸
着された現像剤106の端部とサイドシール部材111
の内側縁との間に寸法H4の隙間ができ、現像スリーブ
104と一体的に回転する現像剤106層の端部がサイ
ドシール部材111の内側縁に摺接しないから、当該サ
イドシール部材111の摩耗による問題、さらにはトナ
ーの現像スリーブへのこびり付きが発生する問題が解消
できるというものであった。
103の左右両側端部における磁界の影響が現像スリー
ブ104の円周面の左右両側端部箇所に及ぶ範囲内にサ
イドシール部材が配置されている限り発生するものであ
った。そこで、本出願人は、図14に示すように、マグ
ネットローラ103の左右両側端部における磁気の影響
が及ぶ領域を、現像スリーブ104の左右両側端部より
適宜寸法だけ内側寄り部位となるように設定し、前記現
像部ケース101における開口部の左右両側板103
a,103aには、ほぼ半円弧状の切欠き部110を形
成し、前記現像スリーブ104の左右両円周端部におけ
る略半周部分に摺接するように配設する幅寸法H2のサ
イドシール部材111を、前記マグネットローラ103
の左右両側端部における磁気の影響が及ぶ領域外であっ
て、且つ前記切欠き部110の半円周面に沿うように配
設することを提案した。この構成によれば、図14に示
すように、現像スリーブ104の円周面に層状の磁気吸
着された現像剤106の端部とサイドシール部材111
の内側縁との間に寸法H4の隙間ができ、現像スリーブ
104と一体的に回転する現像剤106層の端部がサイ
ドシール部材111の内側縁に摺接しないから、当該サ
イドシール部材111の摩耗による問題、さらにはトナ
ーの現像スリーブへのこびり付きが発生する問題が解消
できるというものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記幅
寸法H4の隙間が存在することにより、前記トリマーブ
レードの上縁であって、前記隙間の箇所から現像剤が漏
れ出すという問題が新たに発生した。特に、この画像形
成ユニットのうち現像部ケースの箇所には、前述のよう
に現像剤(磁性キャリアと磁性トナーとの混合物)を入
れて、画像形成ユニットを工場で画像形式のテスト印刷
を行った後出荷する場合、運搬中等の振動によって、い
わゆるミスト状態(薄い霧状)となった現像剤が画像形
成ユニットの外に漏れ出して飛散してしまうという問題
があった。
寸法H4の隙間が存在することにより、前記トリマーブ
レードの上縁であって、前記隙間の箇所から現像剤が漏
れ出すという問題が新たに発生した。特に、この画像形
成ユニットのうち現像部ケースの箇所には、前述のよう
に現像剤(磁性キャリアと磁性トナーとの混合物)を入
れて、画像形成ユニットを工場で画像形式のテスト印刷
を行った後出荷する場合、運搬中等の振動によって、い
わゆるミスト状態(薄い霧状)となった現像剤が画像形
成ユニットの外に漏れ出して飛散してしまうという問題
があった。
【0011】この点については画像形成ユニットの全体
を合成樹脂フイルム製の袋で覆えば良いと考えられる
が、単に袋で覆ったに過ぎない構成では、漏れ出た現像
剤がケースの外面及び各部材に付着するためその清掃に
多大に手間を要することになり、得策でない。本発明
は、かかる問題に鑑み成されたもので、現像剤が漏れ出
ることを防止できるようにした画像形成ユニット及びそ
の保護具を提供することを目的とするものである。
を合成樹脂フイルム製の袋で覆えば良いと考えられる
が、単に袋で覆ったに過ぎない構成では、漏れ出た現像
剤がケースの外面及び各部材に付着するためその清掃に
多大に手間を要することになり、得策でない。本発明
は、かかる問題に鑑み成されたもので、現像剤が漏れ出
ることを防止できるようにした画像形成ユニット及びそ
の保護具を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像形成ユニットは、感光体ドラム
の円周一側面と対峙する現像部ケースの開口部に、前記
感光体ドラムの軸線と平行な軸線を有するマグネットロ
ーラを内装した円筒状の現像スリーブを回転可能に装着
し、且つ該現像スリーブの円周面一側に対して適宜隙間
を隔ててトリマーブレードを配置してなる画像形成ユニ
ットであって、前記現像部ケースにおける開口部の左右
両側板には、ほぼ半円弧状の切欠き部を形成し、前記現
像スリーブの左右両円周端部における略半周部分に摺接
させるサイドシール部材を、前記切欠き部の半円周面に
沿うように配設する一方、前記トリマーブレードには、
前記各サイドシール部材と一部重複するように、補助シ
ール部材を装着したものである。
に、請求項1記載の画像形成ユニットは、感光体ドラム
の円周一側面と対峙する現像部ケースの開口部に、前記
感光体ドラムの軸線と平行な軸線を有するマグネットロ
ーラを内装した円筒状の現像スリーブを回転可能に装着
し、且つ該現像スリーブの円周面一側に対して適宜隙間
を隔ててトリマーブレードを配置してなる画像形成ユニ
ットであって、前記現像部ケースにおける開口部の左右
両側板には、ほぼ半円弧状の切欠き部を形成し、前記現
像スリーブの左右両円周端部における略半周部分に摺接
させるサイドシール部材を、前記切欠き部の半円周面に
沿うように配設する一方、前記トリマーブレードには、
前記各サイドシール部材と一部重複するように、補助シ
ール部材を装着したものである。
【0013】請求項2に記載の画像形成ユニットは、請
求項1記載の画像形成ユニットにおいて、前記各サイド
シール部材が、マグネットローラの左右両側端部におけ
る磁気の影響が及ぶ領域外乃至はその影響が少ない部位
に配設されると共に、その各サイドシール部材の内側に
補助シール部材をトリマーブレードに装着したものであ
る。
求項1記載の画像形成ユニットにおいて、前記各サイド
シール部材が、マグネットローラの左右両側端部におけ
る磁気の影響が及ぶ領域外乃至はその影響が少ない部位
に配設されると共に、その各サイドシール部材の内側に
補助シール部材をトリマーブレードに装着したものであ
る。
【0014】請求項3に記載の画像形成ユニットにおけ
る保護具は、請求項1または請求項2における感光体ド
ラムと初期現像剤を入れた現像部ケースとを外ケースに
内蔵してなる画像形成ユニットを、その運搬中に外ケー
スから前記初期現像剤が漏れ出ることを防止するための
保護具であって、該保護具は、前記トリマーブレードと
現像スリーブとの間の隙間に抜き外し自在に嵌合して当
該隙間を塞ぐための保護シート部材からなり、該保護シ
ート部材の端部には、前記マグネットローラの磁気によ
り磁気吸着される強磁性体製シートを張設したものであ
る。
る保護具は、請求項1または請求項2における感光体ド
ラムと初期現像剤を入れた現像部ケースとを外ケースに
内蔵してなる画像形成ユニットを、その運搬中に外ケー
スから前記初期現像剤が漏れ出ることを防止するための
保護具であって、該保護具は、前記トリマーブレードと
現像スリーブとの間の隙間に抜き外し自在に嵌合して当
該隙間を塞ぐための保護シート部材からなり、該保護シ
ート部材の端部には、前記マグネットローラの磁気によ
り磁気吸着される強磁性体製シートを張設したものであ
る。
【0015】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1は画像形成装置としてのプリンタ1の概略
側断面図、図2は画像形成ユニットの側端面図であり、
図3は画像形成ユニットの各部品の斜視図である。本実
施例のプリンタ1は、本体ケース2の一側上側に給紙カ
セット3を着脱自在に装着し、給紙ローラ4と分離パッ
ド5とにより、給紙カセット3内に積層された被記録媒
体としての用紙Pが一枚づつに分離されて搬送ローラ対
6,6を介して、画像形成ユニット8に搬送される。
明する。図1は画像形成装置としてのプリンタ1の概略
側断面図、図2は画像形成ユニットの側端面図であり、
図3は画像形成ユニットの各部品の斜視図である。本実
施例のプリンタ1は、本体ケース2の一側上側に給紙カ
セット3を着脱自在に装着し、給紙ローラ4と分離パッ
ド5とにより、給紙カセット3内に積層された被記録媒
体としての用紙Pが一枚づつに分離されて搬送ローラ対
6,6を介して、画像形成ユニット8に搬送される。
【0016】現像装置7と感光体ドラム13と転写ロー
ラ21等とからなる画像形成ユニット8の下方には、レ
ーザ発光部、レンズ、反射鏡等からなるスキャナユニッ
ト14が配置されており、さらにその下方に制御基板及
び電源ユニット等が配置されている。画像形成ユニット
8における帯電装置22にて予め帯電させた感光体ドラ
ム13の表面に、図示しないコンピュータ等の外部機器
から伝送された画像データに応じて、スキャナユニット
14から発射されたレーザ光を照射して、感光体ドラム
13の表面に静電潜像を形成し、次いで、現像装置7に
おけるマグネットローラ17を内装したアルミ製等の金
属製の現像スリーブ18が矢印A方向に回転して摩擦帯
電させた粉体状のトナーの供給により前記潜像を可視像
化するという現像を実行した後、この感光体ドラム13
と転写ローラ21との間に供給された用紙Pに前記トナ
ー像を転写し、次に、画像形成ユニット8に隣接した位
置の加熱ローラ9と押圧ローラ10とからなる定着ユニ
ットにて前記転写された像に熱及び圧力を付加して用紙
Pにトナー像を定着させ、排紙ローラ対11からプリン
タ1の排紙トレイ12に排出される。
ラ21等とからなる画像形成ユニット8の下方には、レ
ーザ発光部、レンズ、反射鏡等からなるスキャナユニッ
ト14が配置されており、さらにその下方に制御基板及
び電源ユニット等が配置されている。画像形成ユニット
8における帯電装置22にて予め帯電させた感光体ドラ
ム13の表面に、図示しないコンピュータ等の外部機器
から伝送された画像データに応じて、スキャナユニット
14から発射されたレーザ光を照射して、感光体ドラム
13の表面に静電潜像を形成し、次いで、現像装置7に
おけるマグネットローラ17を内装したアルミ製等の金
属製の現像スリーブ18が矢印A方向に回転して摩擦帯
電させた粉体状のトナーの供給により前記潜像を可視像
化するという現像を実行した後、この感光体ドラム13
と転写ローラ21との間に供給された用紙Pに前記トナ
ー像を転写し、次に、画像形成ユニット8に隣接した位
置の加熱ローラ9と押圧ローラ10とからなる定着ユニ
ットにて前記転写された像に熱及び圧力を付加して用紙
Pにトナー像を定着させ、排紙ローラ対11からプリン
タ1の排紙トレイ12に排出される。
【0017】そして、前記画像形成ユニット8の上部に
は撥ね上げ回動式のカバー体15が回動自在に枢着され
ており、また、本体ケース2の上面には前記カバー体1
5と画像形成ユニット8とを覆うための同じく撥ね上げ
回動式の蓋体16が回動可能に枢着されている。なお、
本実施例で、使用される現像方式は、磁性キャリアが9
5%〜98%(重量比率)で非磁性トナーが2%〜5%
(重量比率)からなる、いわゆる2成分現像方式、又は
磁性キャリアが30%〜80%(重量比率)で磁性トナ
ーが20%〜70%(重量比率)からなる、いわゆる
1.5成分現像方式のいずれであっても良い。
は撥ね上げ回動式のカバー体15が回動自在に枢着され
ており、また、本体ケース2の上面には前記カバー体1
5と画像形成ユニット8とを覆うための同じく撥ね上げ
回動式の蓋体16が回動可能に枢着されている。なお、
本実施例で、使用される現像方式は、磁性キャリアが9
5%〜98%(重量比率)で非磁性トナーが2%〜5%
(重量比率)からなる、いわゆる2成分現像方式、又は
磁性キャリアが30%〜80%(重量比率)で磁性トナ
ーが20%〜70%(重量比率)からなる、いわゆる
1.5成分現像方式のいずれであっても良い。
【0018】次に、画像形成ユニット8の構成につい
て、図2〜図4を参照しながら以下に説明する。前記画
像形成ユニット8は、前記感光ドラム13とその上面に
当接した転写ローラ21、感光ドラム13の下方に配置
した帯電装置22、給紙方向において感光ドラム13よ
りも上流側に配置した現像装置7、さらにその上流側に
配置した現像剤(トナー)供給部としての着脱可能なト
ナーカートリッジ23、また感光ドラム13よりも下流
側に配置したクリーニング装置52等から成っている。
感光ドラム13の外周面は、帯電装置22にて形成され
た帯電層にスキャナユニット14からレーザービームを
走査することによって静電潜像が形成される。前記トナ
ーカートリッジ23内の現像剤(トナー)は、現像装置
7の第1攪拌手段24及び第2攪拌部手段25にて順次
攪拌されたのち現像スリーブ18の外周面に担持され
る。感光ドラム13の静電潜像は、現像スリーブ18か
ら現像剤が付着することによって顕像化され、転写ロー
ラ21と感光ドラム13の間を通る用紙Pに転写され
る。そして感光ドラム13上に残った現像剤はクリーニ
ング装置52で回収される。
て、図2〜図4を参照しながら以下に説明する。前記画
像形成ユニット8は、前記感光ドラム13とその上面に
当接した転写ローラ21、感光ドラム13の下方に配置
した帯電装置22、給紙方向において感光ドラム13よ
りも上流側に配置した現像装置7、さらにその上流側に
配置した現像剤(トナー)供給部としての着脱可能なト
ナーカートリッジ23、また感光ドラム13よりも下流
側に配置したクリーニング装置52等から成っている。
感光ドラム13の外周面は、帯電装置22にて形成され
た帯電層にスキャナユニット14からレーザービームを
走査することによって静電潜像が形成される。前記トナ
ーカートリッジ23内の現像剤(トナー)は、現像装置
7の第1攪拌手段24及び第2攪拌部手段25にて順次
攪拌されたのち現像スリーブ18の外周面に担持され
る。感光ドラム13の静電潜像は、現像スリーブ18か
ら現像剤が付着することによって顕像化され、転写ロー
ラ21と感光ドラム13の間を通る用紙Pに転写され
る。そして感光ドラム13上に残った現像剤はクリーニ
ング装置52で回収される。
【0019】この画像形成ユニット8は、後述する外ケ
ース28と、この外ケース28に嵌まる現像部ケース2
9との組み込みにてカートリッジ化されており、このカ
ートリッジ化した画像形成ユニット8は、本体2内に着
脱可能に装着される。図3に明示するように、現像部ケ
ース29のうち現像スリーブ18寄り部位の上端に水平
に突設した左右一対の枢軸30を、感光ドラム13を回
転自在に取り付けた外ケース28の一方の側板28aに
形成した丸穴31と、他方の側板28bに装着した側ケ
ース32とに枢着することにより、現像部ケース29は
枢軸30を中心にして外ケース28に対して図2に矢印
Bで示すように上下回動し得る。前記帯電装置22とク
リーニング装置52は外ケース28に装着されている。
ース28と、この外ケース28に嵌まる現像部ケース2
9との組み込みにてカートリッジ化されており、このカ
ートリッジ化した画像形成ユニット8は、本体2内に着
脱可能に装着される。図3に明示するように、現像部ケ
ース29のうち現像スリーブ18寄り部位の上端に水平
に突設した左右一対の枢軸30を、感光ドラム13を回
転自在に取り付けた外ケース28の一方の側板28aに
形成した丸穴31と、他方の側板28bに装着した側ケ
ース32とに枢着することにより、現像部ケース29は
枢軸30を中心にして外ケース28に対して図2に矢印
Bで示すように上下回動し得る。前記帯電装置22とク
リーニング装置52は外ケース28に装着されている。
【0020】前記現像装置7は現像部ケース29でもっ
て外殻を構成される。すなわち、前記第1攪拌手段2
4,第2攪拌手段25は現像部ケース29に取付けられ
ている。現像部ケース29のうち第1攪拌羽根24を挟
んで後述するトリマーブレード33と反対側に位置した
部位には、トナーカートリッジ収納部34が形成されて
おり、トナーカートリッジ収納部34には、トナーカー
トリッジ23内のトナーを第1攪拌羽根24に供給する
ための長穴35が開いている。
て外殻を構成される。すなわち、前記第1攪拌手段2
4,第2攪拌手段25は現像部ケース29に取付けられ
ている。現像部ケース29のうち第1攪拌羽根24を挟
んで後述するトリマーブレード33と反対側に位置した
部位には、トナーカートリッジ収納部34が形成されて
おり、トナーカートリッジ収納部34には、トナーカー
トリッジ23内のトナーを第1攪拌羽根24に供給する
ための長穴35が開いている。
【0021】また、外ケース28上には、その左右両側
板28a,28b間を渡して前記転写ローラ21を覆う
保護部材36が設けられている。この保護部材36の一
方の下端と現像部ケース29の上壁29aとの間には用
紙挿通口37が開口し、他方の下端とクリーニング装置
52の上壁との間には用紙排出口38が開口している。
用紙挿通口37及び用紙排出口38は感光ドラム13と
転写ローラ21の接触点に対向して位置する。
板28a,28b間を渡して前記転写ローラ21を覆う
保護部材36が設けられている。この保護部材36の一
方の下端と現像部ケース29の上壁29aとの間には用
紙挿通口37が開口し、他方の下端とクリーニング装置
52の上壁との間には用紙排出口38が開口している。
用紙挿通口37及び用紙排出口38は感光ドラム13と
転写ローラ21の接触点に対向して位置する。
【0022】更に、現像部ケース29の上壁29aの上
部箇所には、給紙ローラ4にて分離された用紙Pを用紙
挿通口37を通して感光ドラム13と転写ローラ21と
の間に向けてガイドするためのガイド体39を設けてい
る。このガイド体39には、前記上下一対の送りローラ
6,6のうち下方の送りローラ6が軸支され、前記カバ
ー体15には上方の送りローラ6が軸支されている。
部箇所には、給紙ローラ4にて分離された用紙Pを用紙
挿通口37を通して感光ドラム13と転写ローラ21と
の間に向けてガイドするためのガイド体39を設けてい
る。このガイド体39には、前記上下一対の送りローラ
6,6のうち下方の送りローラ6が軸支され、前記カバ
ー体15には上方の送りローラ6が軸支されている。
【0023】なお、前記外ケース28の下面には、図1
で説明したスキャナユニット14からレーザー光を感光
ドラム13に照射するための露光用穴40が、感光ドラ
ム13の軸線に沿って延びるように形成されている。現
像装置7における現像部ケース29の開口部53は感光
体ドラム13の周面と対向するように、感光体ドラム1
3の軸線に沿って長く開口されている。この開口部53
には、内径部にマグネットローラ17を内装した現像ス
リーブ18を回転自在に配置し、この現像スリーブ18
の外周面一側が感光体ドラム13の外周面と対峙するよ
うに配置されている。
で説明したスキャナユニット14からレーザー光を感光
ドラム13に照射するための露光用穴40が、感光ドラ
ム13の軸線に沿って延びるように形成されている。現
像装置7における現像部ケース29の開口部53は感光
体ドラム13の周面と対向するように、感光体ドラム1
3の軸線に沿って長く開口されている。この開口部53
には、内径部にマグネットローラ17を内装した現像ス
リーブ18を回転自在に配置し、この現像スリーブ18
の外周面一側が感光体ドラム13の外周面と対峙するよ
うに配置されている。
【0024】現像部ケース29における開口部53の左
右両側板53a,53aには、各々側面視で前記現像ス
リーブ18の外周半径より若干大きい半径の略半円弧状
の切欠き部54を形成する。そして、この各切欠き部5
4には、図5及び図6に示すように、フエルト材等から
なる幅寸法H2の帯状のサイドシール部材55を接着等
により添設する。
右両側板53a,53aには、各々側面視で前記現像ス
リーブ18の外周半径より若干大きい半径の略半円弧状
の切欠き部54を形成する。そして、この各切欠き部5
4には、図5及び図6に示すように、フエルト材等から
なる幅寸法H2の帯状のサイドシール部材55を接着等
により添設する。
【0025】この場合、マグネットローラ17の左右両
側端部における磁気の影響が及ぶ領域を、現像スリーブ
18の左右両側端部より適宜寸法H3だけ内側寄り部位
となるように設定すると、図7に示すように、前記マグ
ネットローラ17の磁力により磁気吸着されて現像スリ
ーブ18の円周外面に形成される磁性キャリア及び磁性
トナーの現像剤56の層厚さt1は、マグネットローラ
17の長さにわたって略均一で、例えば、t1=5mm
程度であるが、マグネットローラ17の左右両側端部よ
りも現像スリーブ18の左右両側端部方向に延長した箇
所では、磁力の影響が弱くなり、この磁気吸着による現
像スリーブ18円周面への現像剤56の層は、例えばt
2=1mm程度となる。
側端部における磁気の影響が及ぶ領域を、現像スリーブ
18の左右両側端部より適宜寸法H3だけ内側寄り部位
となるように設定すると、図7に示すように、前記マグ
ネットローラ17の磁力により磁気吸着されて現像スリ
ーブ18の円周外面に形成される磁性キャリア及び磁性
トナーの現像剤56の層厚さt1は、マグネットローラ
17の長さにわたって略均一で、例えば、t1=5mm
程度であるが、マグネットローラ17の左右両側端部よ
りも現像スリーブ18の左右両側端部方向に延長した箇
所では、磁力の影響が弱くなり、この磁気吸着による現
像スリーブ18円周面への現像剤56の層は、例えばt
2=1mm程度となる。
【0026】従って、前記切欠き部54の半円周面に沿
うように配設し、且つ前記現像スリーブ18の左右両円
周端部における略半周部分に摺接するように配設するサ
イドシール部材55を、前記マグネットローラ17の左
右両側端部における磁気の影響が及ぶ領域外に設けるの
が好ましい。そうすると、図7に示すように、現像剤5
6の層の端部とサイドシール部材55の側端面との間に
寸法H4の隙間が形成されることになる。これにより、
磁気吸着されて現像スリーブ18と一体的に回転する現
像剤56(磁性キャリア及び磁性トナー)が固定的なサ
イドシール部材55の側縁に擦れることを回避すること
ができ、マグネットローラ17の磁気の影響が及ぶ範囲
内にサイドシール部材が配置された従来の場合のよう
に、現像スリーブ18の円周面に強く磁気吸着された現
像剤56により、サイドシール部材55を構成するフエ
ルト材の毛が抜け、これが飛び散って現像スリーブ18
等に付着したりして、画像形成に悪影響を及ぼしたり、
さらには、長期間の使用により、このサイドシール部材
55の側縁が前記現像剤56により削り取られて消耗し
てしまい、本来のシール機能を発揮することができなく
なるという現象がなくなる。
うように配設し、且つ前記現像スリーブ18の左右両円
周端部における略半周部分に摺接するように配設するサ
イドシール部材55を、前記マグネットローラ17の左
右両側端部における磁気の影響が及ぶ領域外に設けるの
が好ましい。そうすると、図7に示すように、現像剤5
6の層の端部とサイドシール部材55の側端面との間に
寸法H4の隙間が形成されることになる。これにより、
磁気吸着されて現像スリーブ18と一体的に回転する現
像剤56(磁性キャリア及び磁性トナー)が固定的なサ
イドシール部材55の側縁に擦れることを回避すること
ができ、マグネットローラ17の磁気の影響が及ぶ範囲
内にサイドシール部材が配置された従来の場合のよう
に、現像スリーブ18の円周面に強く磁気吸着された現
像剤56により、サイドシール部材55を構成するフエ
ルト材の毛が抜け、これが飛び散って現像スリーブ18
等に付着したりして、画像形成に悪影響を及ぼしたり、
さらには、長期間の使用により、このサイドシール部材
55の側縁が前記現像剤56により削り取られて消耗し
てしまい、本来のシール機能を発揮することができなく
なるという現象がなくなる。
【0027】また、サイドシール部材55と現像スリー
ブ18との摺接面に侵入した磁性キャリア及び磁性トナ
ーの現像剤がサイドシール部材55により現像スリーブ
18の表面に強く圧せられ、現像剤が現像スリーブ18
表面にこびり付いてしまう問題も発生しない。この結
果、フエルト材の毛抜けに起因する画像の汚れや、現像
剤の現像スリーブ18上へのこびりつきに起因する用紙
の汚れ等が発生せず、良好な画像を形成することができ
ると共に、サイドシール部材55の耐久性が向上し、長
期間安定したシール効果を発揮させることができるとい
う効果を発揮する。
ブ18との摺接面に侵入した磁性キャリア及び磁性トナ
ーの現像剤がサイドシール部材55により現像スリーブ
18の表面に強く圧せられ、現像剤が現像スリーブ18
表面にこびり付いてしまう問題も発生しない。この結
果、フエルト材の毛抜けに起因する画像の汚れや、現像
剤の現像スリーブ18上へのこびりつきに起因する用紙
の汚れ等が発生せず、良好な画像を形成することができ
ると共に、サイドシール部材55の耐久性が向上し、長
期間安定したシール効果を発揮させることができるとい
う効果を発揮する。
【0028】前記実施例では、サイドシール部材55の
側端がマグネットローラ17の磁気の影響が及ぶ領域外
に配置されたものであったが、その磁気の影響が小さい
部位に、サイドシール部材55の側端が位置するよう設
定しても良い。この場合、サイドシール部材55の側端
に現像剤56の層がある程度摺接するが、現像スリーブ
18の表面に吸着されている磁性キャリア及び磁性トナ
ーの磁気吸着力が弱いため、サイドシール部材55を構
成するフエルト材に毛抜けが発生するほどのストレスが
発生せず、また、サイドシール部材55と現像スリーブ
18との接触面に現像剤が侵入して、これがサイドシー
ル部材55により現像スリーブ18に強く圧せられてこ
びり付くほどには至らず、サイドシール部材55の摩耗
或いは現像剤のこびりつき等の悪影響は緩和されるもの
である。
側端がマグネットローラ17の磁気の影響が及ぶ領域外
に配置されたものであったが、その磁気の影響が小さい
部位に、サイドシール部材55の側端が位置するよう設
定しても良い。この場合、サイドシール部材55の側端
に現像剤56の層がある程度摺接するが、現像スリーブ
18の表面に吸着されている磁性キャリア及び磁性トナ
ーの磁気吸着力が弱いため、サイドシール部材55を構
成するフエルト材に毛抜けが発生するほどのストレスが
発生せず、また、サイドシール部材55と現像スリーブ
18との接触面に現像剤が侵入して、これがサイドシー
ル部材55により現像スリーブ18に強く圧せられてこ
びり付くほどには至らず、サイドシール部材55の摩耗
或いは現像剤のこびりつき等の悪影響は緩和されるもの
である。
【0029】また、前記現像部ケース29における開口
部53の底板29aの解放縁の段部57を、前記マグネ
ットローラ17の支軸17aの軸線に沿って形成し(図
5参照)、該段部57にスポンジ等の底シール帯58を
介してトリマーブレード33を立設する。これにより、
該トリマーブレード33の上端縁と現像スリーブ18の
円周下面との間に、略300μm(ミクロン)程度の隙
間Sを形成し、現像スリーブ18に担持される現像剤層
の厚さを制御するものである。
部53の底板29aの解放縁の段部57を、前記マグネ
ットローラ17の支軸17aの軸線に沿って形成し(図
5参照)、該段部57にスポンジ等の底シール帯58を
介してトリマーブレード33を立設する。これにより、
該トリマーブレード33の上端縁と現像スリーブ18の
円周下面との間に、略300μm(ミクロン)程度の隙
間Sを形成し、現像スリーブ18に担持される現像剤層
の厚さを制御するものである。
【0030】この場合、現像部ケース29の左側板53
aに一体的に形成さた取付板部59aにおける矩形孔6
0a(図4、図5参照)に、トリマーブレード33を挿
入した後、該取付板部59aの背面にトリマーブレード
33の左端部を取付けねじ61aによって位置固定する
と共に、トリマーブレード33の右端部を挿入する矩形
孔60b(図4参照)を設けた取付け具59bを取付け
ねじ61bによって現像部ケース29の外側にねじ止め
することにより、トリマーブレード33の右端部をその
長手方向の移動を自由に位置規制する。この際、現像部
スリーブ18を回転自在に支持するための両側一対の軸
受の一部に、トリマーブレード33の左右両側端部近傍
の上端面を突き当てて、それら両者18,33の相対位
置を決定することより、前記隙間Sを精度良く形成して
組付けすることができる。
aに一体的に形成さた取付板部59aにおける矩形孔6
0a(図4、図5参照)に、トリマーブレード33を挿
入した後、該取付板部59aの背面にトリマーブレード
33の左端部を取付けねじ61aによって位置固定する
と共に、トリマーブレード33の右端部を挿入する矩形
孔60b(図4参照)を設けた取付け具59bを取付け
ねじ61bによって現像部ケース29の外側にねじ止め
することにより、トリマーブレード33の右端部をその
長手方向の移動を自由に位置規制する。この際、現像部
スリーブ18を回転自在に支持するための両側一対の軸
受の一部に、トリマーブレード33の左右両側端部近傍
の上端面を突き当てて、それら両者18,33の相対位
置を決定することより、前記隙間Sを精度良く形成して
組付けすることができる。
【0031】なお、この種の画像形成ユニット8は、工
場において、印字品質等のテスト印刷のため、前記現像
スリーブ18が配置された室内に予め磁性キャリアと磁
性トナーとのイニシャルトナー(初期現像剤)を入れて
おく。しかしながら、前記切欠き部54の半円周部下端
とサイドシール部材55の内側縁とトリマーブレード3
3の上端縁との三者の集合部では、前記現像剤層の厚さ
を形成するための隙間において、製品出荷の際に、画像
形成ユニット8の外部にイニシャルトナー(初期現像
剤)が漏れ出し易い。
場において、印字品質等のテスト印刷のため、前記現像
スリーブ18が配置された室内に予め磁性キャリアと磁
性トナーとのイニシャルトナー(初期現像剤)を入れて
おく。しかしながら、前記切欠き部54の半円周部下端
とサイドシール部材55の内側縁とトリマーブレード3
3の上端縁との三者の集合部では、前記現像剤層の厚さ
を形成するための隙間において、製品出荷の際に、画像
形成ユニット8の外部にイニシャルトナー(初期現像
剤)が漏れ出し易い。
【0032】即ち、該隙間では、マグネットローラ17
の磁気の影響が及ぶ領域外乃至その磁気の影響が小さい
部位であるため、磁性キャリア及び磁性トナーが漏れ出
し易いのである。この不都合を防止するため、前記トリ
マーブレード33の上端縁の左右両側端部位には合成樹
脂製スポンジ等からなる断面下向きU字状の補助シール
部材62,62を接着剤等により被嵌固定する。この場
合、該各補助シール部材62の設置位置は、前記開口部
53における左右切欠き部54の箇所であって、前記各
サイドシール部材55の内側縁と寸法H5だけ重複する
ように設定する(図6参照)。これにより、トリマーブ
レード33の装着状態では、前記切欠き部54の半円周
部下端とサイドシール部材55の内側縁とトリマーブレ
ード33の上端縁との三者の集合部の隙間を、補助シー
ル部材62の上端部で塞ぐことができ、イニシャルトナ
ー(初期現像剤)が漏れ出すのを防止することができる
のである(図8(b)を参照のこと)。
の磁気の影響が及ぶ領域外乃至その磁気の影響が小さい
部位であるため、磁性キャリア及び磁性トナーが漏れ出
し易いのである。この不都合を防止するため、前記トリ
マーブレード33の上端縁の左右両側端部位には合成樹
脂製スポンジ等からなる断面下向きU字状の補助シール
部材62,62を接着剤等により被嵌固定する。この場
合、該各補助シール部材62の設置位置は、前記開口部
53における左右切欠き部54の箇所であって、前記各
サイドシール部材55の内側縁と寸法H5だけ重複する
ように設定する(図6参照)。これにより、トリマーブ
レード33の装着状態では、前記切欠き部54の半円周
部下端とサイドシール部材55の内側縁とトリマーブレ
ード33の上端縁との三者の集合部の隙間を、補助シー
ル部材62の上端部で塞ぐことができ、イニシャルトナ
ー(初期現像剤)が漏れ出すのを防止することができる
のである(図8(b)を参照のこと)。
【0033】なお、補助シール部材62,62は感光体
ドラム13の軸線方向における画像形成範囲よりも外側
に位置するため、通常の画像形成作用には何ら支障がな
い。また、補助シール部材62をトリマーブレード33
に対して接着固定する場合には、該トリマーブレード3
3の上端部分、すなわち層厚さを規制するための隙間S
を形成する部分とその近傍を除いて接着するようにし、
それら両者間に介在することになる接着剤が誤って前記
隙間Sより高く突出して現像スリーブ18の表面を傷つ
けないようにする。
ドラム13の軸線方向における画像形成範囲よりも外側
に位置するため、通常の画像形成作用には何ら支障がな
い。また、補助シール部材62をトリマーブレード33
に対して接着固定する場合には、該トリマーブレード3
3の上端部分、すなわち層厚さを規制するための隙間S
を形成する部分とその近傍を除いて接着するようにし、
それら両者間に介在することになる接着剤が誤って前記
隙間Sより高く突出して現像スリーブ18の表面を傷つ
けないようにする。
【0034】さらに、感光体ドラム13と初期現像剤を
入れた現像部ケース29とを外ケース28に内蔵してな
る画像形成ユニット8を、その運搬中に外ケース28か
ら初期現像剤が漏れ出ることを防止するための保護具と
して、前記トリマーブレード33と現像スリーブ18と
の間の隙間に抜き外し自在に嵌合して当該隙間を塞ぎ、
且つ前記外ケース28を覆うための保護シート部材43
からなり、該保護シート部材43の端部の片面には、前
記マグネットローラ17の磁気により磁気吸着される鉄
箔等の強磁性体製シート64,64を張設したものを準
備するのである。
入れた現像部ケース29とを外ケース28に内蔵してな
る画像形成ユニット8を、その運搬中に外ケース28か
ら初期現像剤が漏れ出ることを防止するための保護具と
して、前記トリマーブレード33と現像スリーブ18と
の間の隙間に抜き外し自在に嵌合して当該隙間を塞ぎ、
且つ前記外ケース28を覆うための保護シート部材43
からなり、該保護シート部材43の端部の片面には、前
記マグネットローラ17の磁気により磁気吸着される鉄
箔等の強磁性体製シート64,64を張設したものを準
備するのである。
【0035】その一つの実施例は、図6に示すように、
ポリエチレンテレフタレート等の軟質合成樹脂製フィル
ムからなる保護シート部材43の幅寸法H6を、前記ト
リマーブレード33における左右一対の補助シール部材
62,62の内側配置寸法H7にほぼ等しいか若干短く
なるように設定し、この保護シート部材43の片面(前
記現像スリーブ18の円周面に接触する表面と反対の裏
面)の左右両端部には、薄い鉄箔等の強磁性体製シート
64,64を接着材等を介して張設しておく。
ポリエチレンテレフタレート等の軟質合成樹脂製フィル
ムからなる保護シート部材43の幅寸法H6を、前記ト
リマーブレード33における左右一対の補助シール部材
62,62の内側配置寸法H7にほぼ等しいか若干短く
なるように設定し、この保護シート部材43の片面(前
記現像スリーブ18の円周面に接触する表面と反対の裏
面)の左右両端部には、薄い鉄箔等の強磁性体製シート
64,64を接着材等を介して張設しておく。
【0036】そして、製造された画像形成ユニット8を
工場で画像形成のテスト印刷を行った後、前記保護シー
ト部材43で画像形成ユニット8を包装するに際して、
前記トリマーブレード33の上縁と現像スリーブ18円
周下面側との隙間に前記保護シート部材43の端部を接
近させると、当該現像スリーブ18内径部のマグネット
ローラ17の磁力により、前記強磁性体製シート64,
64の箇所が磁気吸着されるので、そのまま現像スリー
ブ18の表面を滑らせながら現像部ケース29内に押し
込む。この場合、保護シート部材43が現像スリーブ1
8円周面に直接接触するが、強磁性体製シート64は現
像スリーブ18円周面に直接接触しないので、該装着時
及び後に保護シート部材43を引きずり出す際において
も、当該現像スリーブ18円周面が傷つくことがない。
しかも、トリマーブレード33の上縁と現像スリーブ1
8円周下面側との長い隙間の略全長にわたって前記保護
シート部材43が挿入されるので、前記隙間から初期現
像剤が漏れ出すのも防止することができる。なかんず
く、両側の各補助シール部材62の内側近傍において
は、強磁性体製シート64,64が張設されているた
め、前記マグネットローラ17の磁気の影響が及ばない
空間(隙間H4)において、画像形成ユニット8の運搬
中の振動等によってミスト状態(薄い霧状)となった現
像剤(磁性キャリア及び磁性トナー)が補助シール部材
62の横の隙間Sを通って漏れようとしても、そのミス
ト状態の現像剤が強磁性体製シート64,64に磁気吸
着されて外に漏れ出すことがない。
工場で画像形成のテスト印刷を行った後、前記保護シー
ト部材43で画像形成ユニット8を包装するに際して、
前記トリマーブレード33の上縁と現像スリーブ18円
周下面側との隙間に前記保護シート部材43の端部を接
近させると、当該現像スリーブ18内径部のマグネット
ローラ17の磁力により、前記強磁性体製シート64,
64の箇所が磁気吸着されるので、そのまま現像スリー
ブ18の表面を滑らせながら現像部ケース29内に押し
込む。この場合、保護シート部材43が現像スリーブ1
8円周面に直接接触するが、強磁性体製シート64は現
像スリーブ18円周面に直接接触しないので、該装着時
及び後に保護シート部材43を引きずり出す際において
も、当該現像スリーブ18円周面が傷つくことがない。
しかも、トリマーブレード33の上縁と現像スリーブ1
8円周下面側との長い隙間の略全長にわたって前記保護
シート部材43が挿入されるので、前記隙間から初期現
像剤が漏れ出すのも防止することができる。なかんず
く、両側の各補助シール部材62の内側近傍において
は、強磁性体製シート64,64が張設されているた
め、前記マグネットローラ17の磁気の影響が及ばない
空間(隙間H4)において、画像形成ユニット8の運搬
中の振動等によってミスト状態(薄い霧状)となった現
像剤(磁性キャリア及び磁性トナー)が補助シール部材
62の横の隙間Sを通って漏れようとしても、そのミス
ト状態の現像剤が強磁性体製シート64,64に磁気吸
着されて外に漏れ出すことがない。
【0037】従って、補助シール部材62のシール効果
と相まって、現像剤の漏れ止めをより確実に行うことが
できる。また、強磁性体製シート64,64に現像剤が
吸着された場合、特に硬度のある磁性き吸着された場合
であっても、現像スリーブ18の表面とは反対側のシー
ト面(保護シート部材43の片面)に磁性キャリアが付
くことになる。このため、画像形成ユニット8の使用に
際して、保護シート部材43引き抜いたとき、強磁性体
製シート64,64に付着している磁性キャリアが現像
スリーブ18円周面を傷つけるおそれがない。
と相まって、現像剤の漏れ止めをより確実に行うことが
できる。また、強磁性体製シート64,64に現像剤が
吸着された場合、特に硬度のある磁性き吸着された場合
であっても、現像スリーブ18の表面とは反対側のシー
ト面(保護シート部材43の片面)に磁性キャリアが付
くことになる。このため、画像形成ユニット8の使用に
際して、保護シート部材43引き抜いたとき、強磁性体
製シート64,64に付着している磁性キャリアが現像
スリーブ18円周面を傷つけるおそれがない。
【0038】さらに、強磁性体製シート64,64が磁
気吸着されることにより、保護シート部材43の先端を
前記隙間Sに確実に保持させておくことができるため、
運搬時に、保護シート部材43が誤って隙間Sから外れ
ることがなく、より確実に現像剤の漏れ止めを行い得る
効果もある。なお、運搬するに際して、画像形成ユニッ
ト8は図9及び図10に示すような保護具により保護さ
れる。
気吸着されることにより、保護シート部材43の先端を
前記隙間Sに確実に保持させておくことができるため、
運搬時に、保護シート部材43が誤って隙間Sから外れ
ることがなく、より確実に現像剤の漏れ止めを行い得る
効果もある。なお、運搬するに際して、画像形成ユニッ
ト8は図9及び図10に示すような保護具により保護さ
れる。
【0039】すなわち、一旦、画像形成ユニット8を本
体ケース2から取出し、さらに現像部ケース29を外ケ
ース28から取外し、後述する第1栓体42、上保護シ
ート41、主となる保護シート部材43、補助保護シー
ト44を装着した後、再び現像部ケース29を外ケース
28内に戻す。現像スリーブ18とトリマーブレード3
3との間の隙間に、前述のように合成樹脂フイルム等か
ら成る可撓性のある保護シート部材43を挟み込んで、
現像スリーブ18とトリマーブレード33との間の隙間
が塞がれている。この保護シート部材43は露光用穴4
0から外ケース28の外側に引き出されており、外側に
引っ張れば該外ケース28外に抜き外される。
体ケース2から取出し、さらに現像部ケース29を外ケ
ース28から取外し、後述する第1栓体42、上保護シ
ート41、主となる保護シート部材43、補助保護シー
ト44を装着した後、再び現像部ケース29を外ケース
28内に戻す。現像スリーブ18とトリマーブレード3
3との間の隙間に、前述のように合成樹脂フイルム等か
ら成る可撓性のある保護シート部材43を挟み込んで、
現像スリーブ18とトリマーブレード33との間の隙間
が塞がれている。この保護シート部材43は露光用穴4
0から外ケース28の外側に引き出されており、外側に
引っ張れば該外ケース28外に抜き外される。
【0040】また、現像部ケース29の上壁29aと現
像スリーブ18及び感光ドラム13との間の隙間はスポ
ンジ等の弾性体から成る帯板状の第1栓体42で塞がれ
ている。この第1栓体42は用紙挿通口37を通って上
壁29aおよびガイド体39の上面に延びるように配置
しており、露出部を摘んで引っ張ることにより、現像部
ケース29外に抜き外すことができる。
像スリーブ18及び感光ドラム13との間の隙間はスポ
ンジ等の弾性体から成る帯板状の第1栓体42で塞がれ
ている。この第1栓体42は用紙挿通口37を通って上
壁29aおよびガイド体39の上面に延びるように配置
しており、露出部を摘んで引っ張ることにより、現像部
ケース29外に抜き外すことができる。
【0041】現像部ケース29の上壁29aのうち用紙
挿通口37の下辺に対応する箇所には、上保護シート4
1の一端にて接着剤により剥離自在に貼着されている。
この上保護シート41は現像部ケース29の上面と第1
栓体42の間に挟まるようにして外へ延びる。上保護シ
ート41は合成樹脂フイルムや強靱な薄紙等にて形成さ
れており、その他端を、前記保護シート部材43の端部
に接着剤又は粘着テープ等にて固定することにより、上
保護シート41と保護シート部材43とで画像形成ユニ
ット8の大部分を覆うようにしている。なお、上保護シ
ート41と保護シート部材43とを一枚のフイルムにて
形成しても良い。
挿通口37の下辺に対応する箇所には、上保護シート4
1の一端にて接着剤により剥離自在に貼着されている。
この上保護シート41は現像部ケース29の上面と第1
栓体42の間に挟まるようにして外へ延びる。上保護シ
ート41は合成樹脂フイルムや強靱な薄紙等にて形成さ
れており、その他端を、前記保護シート部材43の端部
に接着剤又は粘着テープ等にて固定することにより、上
保護シート41と保護シート部材43とで画像形成ユニ
ット8の大部分を覆うようにしている。なお、上保護シ
ート41と保護シート部材43とを一枚のフイルムにて
形成しても良い。
【0042】感光ドラム13と転写ローラ21との間、
感光ドラム13と現像スリーブ18との間には、合成樹
脂フイルム又は薄紙等から成る補助保護シート44が挿
入されている。この補助保護シート44の中途部は2枚
重ねにして状態で外ケース28の外側に引き出されてお
り、折り重ね部44aを保護部36の上面等に接着剤又
は粘着テープにて剥離自在に貼着する一方、用紙挿通口
37の上辺に対応する保護部36の下端と第1栓体42
の間に挟んで外ケース28内に延び、一端44bを転写
ローラ21と感光ドラム13との間を通って用紙排出口
38に臨ませ、他端44cを感光ドラム13と現像スリ
ーブ18の間を通ってそれらの下方に臨ませている。
感光ドラム13と現像スリーブ18との間には、合成樹
脂フイルム又は薄紙等から成る補助保護シート44が挿
入されている。この補助保護シート44の中途部は2枚
重ねにして状態で外ケース28の外側に引き出されてお
り、折り重ね部44aを保護部36の上面等に接着剤又
は粘着テープにて剥離自在に貼着する一方、用紙挿通口
37の上辺に対応する保護部36の下端と第1栓体42
の間に挟んで外ケース28内に延び、一端44bを転写
ローラ21と感光ドラム13との間を通って用紙排出口
38に臨ませ、他端44cを感光ドラム13と現像スリ
ーブ18の間を通ってそれらの下方に臨ませている。
【0043】なお、現像部ケース29におけるトナーカ
ートリッジ収納部34には、図2に示すように、前記長
穴35を塞ぐシャッター49が開閉自在に装着されてお
り、トナーカートリッジ23を装着してシャッター49
を開放すると、トナーカートリッジ23は長穴35を通
して現像剤を供給する。トナーカートリッジ23を取り
外したときにはシャッター49を閉鎖するが、シャッタ
ー49の不用意な開放およびシャッター49の周囲から
現像剤の漏洩を防ぐため、図10に示すように、スポン
ジ等の弾性体45aがシャッター49の全体を覆って剥
離自在な貼着テープ45で押さえつけられている。
ートリッジ収納部34には、図2に示すように、前記長
穴35を塞ぐシャッター49が開閉自在に装着されてお
り、トナーカートリッジ23を装着してシャッター49
を開放すると、トナーカートリッジ23は長穴35を通
して現像剤を供給する。トナーカートリッジ23を取り
外したときにはシャッター49を閉鎖するが、シャッタ
ー49の不用意な開放およびシャッター49の周囲から
現像剤の漏洩を防ぐため、図10に示すように、スポン
ジ等の弾性体45aがシャッター49の全体を覆って剥
離自在な貼着テープ45で押さえつけられている。
【0044】更に、図10に示すごとく、現像部ケース
29におけるトナーカートリッジ収納部34と外ケース
28の内面との間に、スポンジやポリウレタン等の軟質
材から成るシートマット46が介挿され、現像部ケース
29をシートマット46の厚さだけ回動中心Oのまわり
に外ケース28に対して回動させることにより、現像ス
リーブ18が感光ドラム13から離される。
29におけるトナーカートリッジ収納部34と外ケース
28の内面との間に、スポンジやポリウレタン等の軟質
材から成るシートマット46が介挿され、現像部ケース
29をシートマット46の厚さだけ回動中心Oのまわり
に外ケース28に対して回動させることにより、現像ス
リーブ18が感光ドラム13から離される。
【0045】このシートマット46は、トナーカートリ
ッジ収納部34の下面に形成されている穴47からケー
ス29内に引き出されている。このシートマット46に
代えて、現像部ケース29を外ケース28に対して所定
位置(現像スリーブ18が感光ドラム13から離れた位
置)に保持する物ならば、他の部材または手段を用いて
も差支えない。
ッジ収納部34の下面に形成されている穴47からケー
ス29内に引き出されている。このシートマット46に
代えて、現像部ケース29を外ケース28に対して所定
位置(現像スリーブ18が感光ドラム13から離れた位
置)に保持する物ならば、他の部材または手段を用いて
も差支えない。
【0046】以上の構成において、現像スリーブ18と
トリマーブレード33との間が、強磁性体製シート64
付きの保護シート部材43で塞がれており、また、現像
部ケース29の上面と現像スリーブ18との間の隙間が
第1栓体42で塞がれているから、運搬中において現像
剤がケースの外側に飛散することを防止できるのであ
る。
トリマーブレード33との間が、強磁性体製シート64
付きの保護シート部材43で塞がれており、また、現像
部ケース29の上面と現像スリーブ18との間の隙間が
第1栓体42で塞がれているから、運搬中において現像
剤がケースの外側に飛散することを防止できるのであ
る。
【0047】また、第1栓体42及び保護シート部材4
3は、それぞれ開口部37,40から外へ出ているか
ら、外側へ単に引っ張るだけで画像形成ユニット8から
抜き出すことができる。更に上保護シート41と補助保
護シート44で用紙挿通口37、感光ドラム13および
転写ローラ21を、第1栓体42に対して覆っているか
ら、第1栓体42を抜き出すに際して、当該第2栓体4
2に付着した現像剤が、用紙挿通口37の周囲や、現像
部ケース29の上面、感光ドラム13、転写ローラ21
等に転移することを防止できる。従って、それらに接触
して移動する用紙が汚されることがなくなる。
3は、それぞれ開口部37,40から外へ出ているか
ら、外側へ単に引っ張るだけで画像形成ユニット8から
抜き出すことができる。更に上保護シート41と補助保
護シート44で用紙挿通口37、感光ドラム13および
転写ローラ21を、第1栓体42に対して覆っているか
ら、第1栓体42を抜き出すに際して、当該第2栓体4
2に付着した現像剤が、用紙挿通口37の周囲や、現像
部ケース29の上面、感光ドラム13、転写ローラ21
等に転移することを防止できる。従って、それらに接触
して移動する用紙が汚されることがなくなる。
【0048】なお、図10に一点鎖線で示すように、外
ケース28に形成された露光用穴40を、スポンジ等の
弾性体から成る第2栓体48にて抜き差し自在に塞いで
も良く、このようにすると現像剤が現像部ケース29外
に飛散することをより確実に防止できる。また、上保護
シート41と保護シート部材43を互いに接着等の連結
状態または一枚のフィルムにて形成すれば、一方の部材
を取り外した後他方の部材を取り外し忘れることを少な
くできる。
ケース28に形成された露光用穴40を、スポンジ等の
弾性体から成る第2栓体48にて抜き差し自在に塞いで
も良く、このようにすると現像剤が現像部ケース29外
に飛散することをより確実に防止できる。また、上保護
シート41と保護シート部材43を互いに接着等の連結
状態または一枚のフィルムにて形成すれば、一方の部材
を取り外した後他方の部材を取り外し忘れることを少な
くできる。
【0049】ところで、上記実施例では、図6に示すよ
うに、、強磁性体製シート64付きの保護シート部材4
3を両側の補助シール部材62,62の間の隙間に装着
するようにしたものであったが、これに限定されること
なく、例えば、保護シート部材43の幅寸法を若干大き
くして、その両側一部が各補助シール部材62に重なる
ようにしても良い。この場合、補助シール部材62は、
保護シート部材43の装着に伴って部分的に圧縮される
ことになるが、そのシール作用には何らの支障が生ずる
ものではない。
うに、、強磁性体製シート64付きの保護シート部材4
3を両側の補助シール部材62,62の間の隙間に装着
するようにしたものであったが、これに限定されること
なく、例えば、保護シート部材43の幅寸法を若干大き
くして、その両側一部が各補助シール部材62に重なる
ようにしても良い。この場合、補助シール部材62は、
保護シート部材43の装着に伴って部分的に圧縮される
ことになるが、そのシール作用には何らの支障が生ずる
ものではない。
【0050】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
記載の発明の画像形成ユニットは、感光体ドラムの円周
一側面と対峙する現像部ケースの開口部に、前記感光体
ドラムの軸線と平行な軸線を有するマグネットローラを
内装した円筒状の現像スリーブを回転可能に装着し、且
つ該現像スリーブの円周面一側に対して適宜隙間を隔て
てトリマーブレードを配置してなる画像形成ユニットで
あって、前記現像部ケースにおける開口部の左右両側板
には、ほぼ半円弧状の切欠き部を形成し、前記現像スリ
ーブの左右両円周端部における略半周部分に摺接させる
サイドシール部材を、前記切欠き部の半円周面に沿うよ
うに配設する一方、前記トリマーブレードには、前記各
サイドシール部材と一部重複するように、補助シール部
材を装着したものである。
記載の発明の画像形成ユニットは、感光体ドラムの円周
一側面と対峙する現像部ケースの開口部に、前記感光体
ドラムの軸線と平行な軸線を有するマグネットローラを
内装した円筒状の現像スリーブを回転可能に装着し、且
つ該現像スリーブの円周面一側に対して適宜隙間を隔て
てトリマーブレードを配置してなる画像形成ユニットで
あって、前記現像部ケースにおける開口部の左右両側板
には、ほぼ半円弧状の切欠き部を形成し、前記現像スリ
ーブの左右両円周端部における略半周部分に摺接させる
サイドシール部材を、前記切欠き部の半円周面に沿うよ
うに配設する一方、前記トリマーブレードには、前記各
サイドシール部材と一部重複するように、補助シール部
材を装着したものである。
【0051】この構成によれば、現像スリーブの円周面
と、サイドシール部材の縁と、トリマーブレードの縁と
の三者で囲まれる部位の隙間は、各サイドシール部材と
一部重複するように、トリマーブレードに装着した補助
シール部材にて塞ぐことができる。従って、この画像形
成ユニットを運搬中に、現像部ケースの外に現像剤が漏
れ出すのを確実に防止することができるという効果を奏
する。
と、サイドシール部材の縁と、トリマーブレードの縁と
の三者で囲まれる部位の隙間は、各サイドシール部材と
一部重複するように、トリマーブレードに装着した補助
シール部材にて塞ぐことができる。従って、この画像形
成ユニットを運搬中に、現像部ケースの外に現像剤が漏
れ出すのを確実に防止することができるという効果を奏
する。
【0052】そして、請求項2に記載の画像形成ユニッ
トは、請求項1記載の画像形成ユニットにおいて、前記
各サイドシール部材が、マグネットローラの左右両側端
部における磁気の影響が及ぶ領域外乃至はその影響が少
ない部位に配設されると共に、その各サイドシール部材
の内側に補助シール部材をトリマーブレードに装着した
ものである。
トは、請求項1記載の画像形成ユニットにおいて、前記
各サイドシール部材が、マグネットローラの左右両側端
部における磁気の影響が及ぶ領域外乃至はその影響が少
ない部位に配設されると共に、その各サイドシール部材
の内側に補助シール部材をトリマーブレードに装着した
ものである。
【0053】従って、現像スリーブの円周面と、サイド
シール部材の縁と、トリマーブレードの縁との三者で囲
まれる部位の隙間と、マグネットローラの磁気の影響が
及ぶ領域外乃至その磁気の影響が小さい部位とがほぼ一
致する状態では、磁性キャリア及び磁性トナーがマグネ
ットローラの磁力により現像スリーブの表面に磁気吸着
される作用が全くなくなるか弱くなり、磁性キャリア及
び磁性トナーとしての現像剤が、前記隙間から漏れ出し
易いのである。そこで、前記隙間を、トリマーブレード
に装着した補助シール部材にて塞ぐことにより、現像剤
が漏れ出すのを確実に防止することができるという効果
を奏するのである。
シール部材の縁と、トリマーブレードの縁との三者で囲
まれる部位の隙間と、マグネットローラの磁気の影響が
及ぶ領域外乃至その磁気の影響が小さい部位とがほぼ一
致する状態では、磁性キャリア及び磁性トナーがマグネ
ットローラの磁力により現像スリーブの表面に磁気吸着
される作用が全くなくなるか弱くなり、磁性キャリア及
び磁性トナーとしての現像剤が、前記隙間から漏れ出し
易いのである。そこで、前記隙間を、トリマーブレード
に装着した補助シール部材にて塞ぐことにより、現像剤
が漏れ出すのを確実に防止することができるという効果
を奏するのである。
【0054】さらに、請求項3に記載の画像形成ユニッ
トにおける保護具は、請求項1または請求項2における
感光体ドラムと初期現像剤を入れた現像部ケースとを外
ケースに内蔵してなる画像形成ユニットを、その運搬中
に外ケースから前記初期現像剤が漏れ出ることを防止す
るための保護具であって、該保護具は、前記トリマーブ
レードと現像スリーブとの間の隙間に抜き外し自在に嵌
合して当該隙間を塞ぐための保護シート部材からなり、
該保護シート部材の端部には、前記マグネットローラの
磁気により磁気吸着される強磁性体製シートを張設した
ものである。
トにおける保護具は、請求項1または請求項2における
感光体ドラムと初期現像剤を入れた現像部ケースとを外
ケースに内蔵してなる画像形成ユニットを、その運搬中
に外ケースから前記初期現像剤が漏れ出ることを防止す
るための保護具であって、該保護具は、前記トリマーブ
レードと現像スリーブとの間の隙間に抜き外し自在に嵌
合して当該隙間を塞ぐための保護シート部材からなり、
該保護シート部材の端部には、前記マグネットローラの
磁気により磁気吸着される強磁性体製シートを張設した
ものである。
【0055】この構成によれば、保護シート部材で画像
形成ユニットを包装するに際して、前記トリマーブレー
ドと現像スリーブ円周面との隙間に前記保護シート部材
の端部を接近させると、当該現像スリーブ内径部のマグ
ネットローラの磁力により、前記強磁性体製シートの箇
所が磁気吸着されるので、そのまま現像スリーブの表面
を滑らせながら現像部ケース内に押し込む。これによっ
て、保護シート部材の端部を容易に装着することができ
る。
形成ユニットを包装するに際して、前記トリマーブレー
ドと現像スリーブ円周面との隙間に前記保護シート部材
の端部を接近させると、当該現像スリーブ内径部のマグ
ネットローラの磁力により、前記強磁性体製シートの箇
所が磁気吸着されるので、そのまま現像スリーブの表面
を滑らせながら現像部ケース内に押し込む。これによっ
て、保護シート部材の端部を容易に装着することができ
る。
【0056】そして、運搬中は、現像スリーブとトリマ
ーブレードとの隙間が、強磁性体製シート付きの保護シ
ート部材で塞がれており、また、強磁性体製シートが前
記マグネットローラの磁気吸着され、保護シート部材が
簡単に外れないから、運搬中において現像剤がケースの
外側に飛散することを防止できる。さらに、強磁性体製
シートが張設された部分においては、その近傍の隙間を
通って、いわゆるミスト状態となった現像剤が漏れよう
としても、その現像剤が強磁性体製シートに確実に磁気
吸着されて外に漏れ出すことがないという効果を奏する
のである。
ーブレードとの隙間が、強磁性体製シート付きの保護シ
ート部材で塞がれており、また、強磁性体製シートが前
記マグネットローラの磁気吸着され、保護シート部材が
簡単に外れないから、運搬中において現像剤がケースの
外側に飛散することを防止できる。さらに、強磁性体製
シートが張設された部分においては、その近傍の隙間を
通って、いわゆるミスト状態となった現像剤が漏れよう
としても、その現像剤が強磁性体製シートに確実に磁気
吸着されて外に漏れ出すことがないという効果を奏する
のである。
【図1】プリンタの概略断面図である。
【図2】図1の要部拡大側断面図である。
【図3】画像形成ユニットの各部品の斜視図である。
【図4】現像部ケースの各部品の斜視図である。
【図5】切欠き部、サイドシール部材及びトリマーブレ
ードの要部斜視図である。
ードの要部斜視図である。
【図6】現像スリーブに対するサイドシール部材、トリ
マーブレード、補助シール部材、保護シート部材等の配
置関係を示す一部破断断面図である。
マーブレード、補助シール部材、保護シート部材等の配
置関係を示す一部破断断面図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】(a)は図6のa−a線矢視断面図、(b)は
図6のb−b線矢視断面図、(c)は図6のc−c線矢
視断面図、(d)は図6のd−d線矢視断面図である。
図6のb−b線矢視断面図、(c)は図6のc−c線矢
視断面図、(d)は図6のd−d線矢視断面図である。
【図9】画像形成ユニットの保護具を示す一部切欠き側
面図である。
面図である。
【図10】保護具の要部拡大側断面図である。
【図11】従来例の現像部ケースの側断面図である。
【図12】従来例の現像部ケース及びシール材箇所の斜
視図である。
視図である。
【図13】従来例の現像スリーブ,マグネットローラ及
びサイドシール部材の配置関係を示す断面図である。
びサイドシール部材の配置関係を示す断面図である。
【図14】従来例の作用説明図である。
1 プリンタ 8 画像形成ユニット 13 感光ドラム 17 マグネットローラ 18 現像スリーブ 29 現像部ケース 33 トリマーブレード 43 保護シート部材 54 切欠き部 55 サイドシール部材 62 補助シール部材 64 強磁性体製シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 文雄 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 五十嵐 宏 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 感光体ドラムの円周一側面と対峙する現
像部ケースの開口部に、前記感光体ドラムの軸線と平行
な軸線を有するマグネットローラを内装した円筒状の現
像スリーブを回転可能に装着し、且つ該現像スリーブの
円周面一側に対して適宜隙間を隔ててトリマーブレード
を配置してなる画像形成ユニットであって、前記現像部
ケースにおける開口部の左右両側板には、ほぼ半円弧状
の切欠き部を形成し、前記現像スリーブの左右両円周端
部における略半周部分に摺接させるサイドシール部材
を、前記切欠き部の半円周面に沿うように配設する一
方、前記トリマーブレードには、前記各サイドシール部
材と一部重複するように、補助シール部材を装着したこ
とを特徴とする画像形成ユニット。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像形成ユニットにおい
て、前記各サイドシール部材が、マグネットローラの左
右両側端部における磁気の影響が及ぶ領域外乃至はその
影響が少ない部位に配設されると共に、その各サイドシ
ール部材の内側に補助シール部材をトリマーブレードに
装着したことを特徴とする画像形成ユニット。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2における感光体
ドラムと初期現像剤を入れた現像部ケースとを外ケース
に内蔵してなる画像形成ユニットを、その運搬中に外ケ
ースから初期現像剤が漏れ出ることを防止するための保
護具であって、該保護具は、前記トリマーブレードと現
像スリーブとの間の隙間に抜き外し自在に嵌合して当該
隙間を塞ぐための保護シート部材からなり、該保護シー
ト部材の端部には、前記マグネットローラの磁気により
磁気吸着される強磁性体製シートを張設したことを特徴
とする画像形成ユニットの保護具。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6170634A JPH0836305A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 画像形成ユニット及びその保護具 |
US08/494,558 US5592268A (en) | 1994-07-22 | 1995-06-22 | Mechanism to prevent toner leakage from an image forming unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6170634A JPH0836305A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 画像形成ユニット及びその保護具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0836305A true JPH0836305A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15908519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6170634A Pending JPH0836305A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 画像形成ユニット及びその保護具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0836305A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6721520B2 (en) | 2000-12-20 | 2004-04-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Remanufacturing method for process cartridge |
JP2009003385A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Kyocera Mita Corp | 現像装置および画像形成装置 |
JP2013045075A (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-04 | Casio Electronics Co Ltd | 画像形成ユニット |
JP2014089337A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Ricoh Co Ltd | 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
JP2015079271A (ja) * | 2014-12-18 | 2015-04-23 | カシオ計算機株式会社 | 画像形成ユニット |
JP2015092276A (ja) * | 2015-01-14 | 2015-05-14 | カシオ計算機株式会社 | 画像形成ユニット |
US9291946B2 (en) | 2013-09-18 | 2016-03-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing device having overlapping seal members, and process cartridge |
CN106353158A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-25 | 梅木精密工业(珠海)有限公司 | 自动涂片机 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP6170634A patent/JPH0836305A/ja active Pending
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