JP2002108175A - プロセスカートリッジ及び現像装置の再生産方法 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び現像装置の再生産方法

Info

Publication number
JP2002108175A
JP2002108175A JP2000303311A JP2000303311A JP2002108175A JP 2002108175 A JP2002108175 A JP 2002108175A JP 2000303311 A JP2000303311 A JP 2000303311A JP 2000303311 A JP2000303311 A JP 2000303311A JP 2002108175 A JP2002108175 A JP 2002108175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
developing
developer
toner
welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000303311A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Higeta
明 日下田
Isao Ikemoto
功 池本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000303311A priority Critical patent/JP2002108175A/ja
Publication of JP2002108175A publication Critical patent/JP2002108175A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寿命に達したプロセスカートリッジを再生産
する際、トナー容器と現像容器分解後のトナー容器は再
トナー充填&再トナーシールの他、新品には必要の無い
残トナーの清掃や全数検査等の作業が必要であり、また
両容器を分解後の現像容器とは再度溶着することはでき
ないのでガチャック等の再生産専用部品が必要になりコ
スト的に不利な点がある。そこで、本発明は再利用の利
点と新品の利点とを組み合わせて理想的な再生産方法を
提供する。 【解決手段】 現像容器12bとトナー容器12aとの
溶着部で、最初現像容器12b側にある溶着用エネルギ
ーダイレクター12n1をトナー容器12a側に設け
る。これにより、再生産時に両容器分解した後の現像容
器12bに、トナーシール及びトナー充填済みの新品の
トナー容器12aが溶着可能になるので、新品と同じ組
み立て方法で再生産が可能となり、ガチャック等の再生
産専用部品も無くせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真画像形成装
置に用いられる現像装置及びプロセスカートリッジの再
生産方法に関するものである。
【0002】ここで、画像形成装置としては、例えば電
子写真複写機、電子写真プリンター(例えば、LEDプ
リンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファク
シミリ及び電子写真ワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとしては、帯
電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感
光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカート
リッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの
である。或は帯電手段、現像手段、クリーニング手段の
少なくとも一つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカ
ートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするも
のである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体
ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本
体に着脱可能にするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、像担持体及び前記像担持体
に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化し
て、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能と
するプロセスカートリッジ方式が多数採用されている。
このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテ
ナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うこ
とができるので、格段に操作性を向上させることができ
た。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成
装置において広く用いられている。
【0005】このようなプロセスカートリッジを構成す
る各種容器構成の一例として、 電子写真感光体を支持する感光体フレームと、 現像剤を収納した現像剤フレームと、 現像ローラを軸受け等を介して回転可能に支持し、且
つ前記現像剤収納容器の開口部から現像剤を受け前記現
像ローラにその現像剤を供給する現像フレームと、 がある。そしてこれらフレームの内、現像剤フレームか
現像フレームかのいずれか一方には、溶着(2物体の接
合部を加熱溶融し冷却して2物体を結合することをい
う)の際溶解して固着させる部分いわゆるエネルギーダ
イレクターが設けてあり、このエネルギーダイレクター
を用い超音波溶着等により現像剤フレームと現像フレー
ムとを結合して、電子写真感光体の潜像を可視化する現
像装置の主要枠体(現像装置枠体)を構成している。前
記二つのフレームを結合して構成する理由は、それらの
フレームを一つの部品として射出成形するには成形上の
制約例えばいわゆるアンダーカット等の為に一体成形が
不可能若しくは極めて困難な為である。この現像装置枠
体はさらに感光体フレームと揺動可能に結合されプロセ
スカートリッジの枠体を構成する。
【0006】また、現像剤フレームには現像剤を封止す
る為のトナーシールが接着あるいは溶着等により取り付
けられている。トナーシールとは主にカートリッジ製造
後ユーザーに届くまでの流通過程で現像剤が飛散するの
を防止する為の封止材で、ユーザーが使用する際はシー
ルの一端を引いて取り除くようになっており、特開昭5
7‐89779、特開平1‐250975等に記載され
ているように様々な形態が提案され広く実施されてい
る。このトナーシールは現像剤フレームの前記開口部を
塞ぐ為その周囲に取り付けるのが一般的なので、その取
り付け作業は現像装置枠体の組立て手順において、現像
剤を充填する前に現像剤フレームに接着あるいは溶着等
により取り付け、その後現像剤を充填し、現像剤を充填
した後現像剤フレームと、現像フレームと結合するのが
最も組立て性に優れ能率的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のプロセスカート
リッジは、あらかじめ現像剤フレームに充填された現像
剤が消費されて正常な画像が形成出来なくなった時、即
ち現像剤がほぼ無くなり部分的に画像がかすれるような
状態になった時、あるいは電子写真感光体が劣化し正常
な画像が得られなくなった時、若しくは寿命検知手段に
よって寿命が検知された時点で寿命となる。
【0008】こうして寿命を向かえたプロセスカートリ
ッジはゴミ削減、省資源を目的として、再度利用可能に
する再生産が望まれている。再生産の具体的な作業内容
としては、除去現像剤収納フレームからの除去現像剤を
除去、電子写真感光体及び各種部品の交換、現像剤フレ
ームへの現像剤の再充填及びトナーシールの再取り付け
等々である。前述のような容器構成からなるプロセスカ
ートリッジの場合、除去現像剤フレームからの除去現像
剤を除去、電子写真感光体及び各種部品の交換等の作業
は比較的容易にできるが、現像剤フレームへの現像剤の
補給及びトナーシールの再取り付けの作業では以下説明
するように著しく煩雑な作業をしたり、再生産に必要な
専用部品を用意しなければならない。
【0009】前述のようなトナーシールは現像剤フレー
ムの開口部(現像剤を現像フレームへ供給する為の開口
部)の周囲に取り付けた後現像フレームに溶着するの
で、トナーシールは現像フレームに覆われる構成になら
ざるを得ない。即ちトナーシールの接着あるいは溶着部
の外側に現像フレームは溶着されることになる。従って
再生産に際し、再度トナーシールを取り付けようとして
も現像フレームがその取り付け部を覆っている為取り付
けできない。そこで再度トナーシールを取り付ける為に
は先ず現像フレームと現像剤フレームとの溶着部を切断
若しくは破断する。その後現像剤フレームをエアーブロ
ー等で清掃し再度トナーシールを取り付ける。さらに再
度トナーを充填して現像フレームと結合するわけである
が、ここで現像フレームと再度結合する時、溶着する為
のエネルギーダイレクターは最初の溶着で使われている
のでほぼ消滅していて再度使うことは事実上できない。
そこで従来は現像剤フレームと現像フレームの端部にあ
るフランジ部に断面がコの字形をした専用の結合部材で
挟み込んで取り付けたり、接着剤で結合するなどの結合
方法がとられていた。しかしながら、前述の専用結合部
材で挟み込んで取り付けた場合、溶着に比べて結合部の
密着性は格段に落ちるので結合部に専用のシール材が必
要になる。また、接着の場合には結合部全面に隙間なく
接着剤を塗布しなければならない他、接着剤がある程度
固化するまで次の作業ができない等、部品点数が増えた
り作業性が劣るといった問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の概要はプロセスカートリッジ及び現像装置
の再生産方法において、超音波溶着や振動溶着等によっ
て一体となった現像剤フレームと現像フレームとを分離
する分離工程の後に、前記分離された前記現像フレーム
と、エネルギーダイレクター(溶着の際溶解して固着さ
せる部分)を有する新品の現像剤フレームとを溶着し
て、両者を一体にする工程を設けたことを特徴とする再
生産方法である。
【0011】本出願に係る第1の発明は電子写真感光体
と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するた
めの現像ローラと、前記現像ローラが前記潜像を現像す
るために用いる現像剤を収納するための現像剤収納部を
有する現像剤フレームと、前記電子写真感光体を支持す
るための感光体フレームと、前記現像ローラを回転可能
に支持する現像フレームと、を有し、前記現像剤フレー
ムと現像フレームとが溶着されて一体となっており、こ
の一体となった前記現像剤フレームと現像フレームと、
前記感光体フレームとが互いに揺動可能に結合されてい
るプロセスカートリッジの再生産方法において、(a)
前記一体となった前記現像剤フレームと前記現像フレー
ムと、前記感光体フレームとの結合を解除する結合解除
工程と、(b)前記一体となった前記現像剤フレームと
前記現像フレームとを分離する分離工程と、(c)分離
された前記現像フレームと、溶着の際溶解して固着させ
るために設けたエネルギーダイレクターを有する新品の
現像剤フレームとをエネルギーダイレクターを溶着し
て、両者を一体にする溶着工程と、(d)前記一体とな
った前記新品の現像剤フレームと前記現像フレームと、
前記感光体フレームとを互いに揺動可能に結合する結合
工程と、を有することを特徴とするプロセスカートリッ
ジの再生産方法である。
【0012】本出願に係る第2の発明は電子写真感光体
と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するた
めの現像ローラと、前記現像ローラが前記潜像を現像す
るために用いる現像剤を収納するための現像剤収納部を
有する現像剤フレームと、前記電子写真感光体を支持す
るための感光体フレームと、前記現像ローラを回転可能
に支持する現像フレームと、を有し、前記現像剤フレー
ムと、溶着の際溶解して固着させるために設けたエネル
ギーダイレクターを有する現像フレームとが超音波溶着
されて一体となっており、この一体となった前記現像剤
フレームと現像フレームと、前記感光体フレームとが互
いに揺動可能に結合されているプロセスカートリッジの
再生産方法において、(a)前記一体となった前記現像
剤フレームと前記現像フレームと、前記感光体フレーム
との結合を解除する結合解除工程と、(b)前記一体と
なった前記現像剤フレームと前記現像フレームとを分離
する分離工程と、(c)分離された前記現像フレーム
と、溶着の際溶解して固着させるために設けたエネルギ
ーダイレクターを有する新品の現像剤フレームとをエネ
ルギーダイレクターを溶着して、両者を一体にする溶着
工程と、(d)前記一体となった前記新品の現像剤フレ
ームと前記現像フレームと、前記感光体フレームとを互
いに揺動可能に結合する結合工程と、を有することを特
徴とするプロセスカートリッジの再生産方法である。
【0013】本出願に係る第3の発明は前記溶着の際溶
解して固着させるために設けたエネルギーダイレクター
を有する新品の現像剤フレームには、あらかじめ前記現
像剤が充填してあり、且つ前記現像ローラヘ前記現像剤
を供給するための開口部に封止材が取り付けられている
ことを特徴とする第1又は第2の発明に記載のプロセス
カートリッジの再生産方法である。
【0014】本出願に係る第4の発明は電子写真感光体
に形成された潜像を現像するための現像ローラと、前記
現像ローラが前記潜像を現像するために用いる現像剤を
収納するための現像剤収納部を有する現像剤フレーム
と、前記現像ローラを回転可能に支持する現像フレーム
と、を有し、前記現像剤フレームと前記現像フレームと
が超音波溶着されて一体となった現像装置の再生産方法
において、(a)前記一体となった前記現像剤フレーム
と前記現像フレームとを分離する分離工程と、(b)前
記現像フレームと、溶着の際溶解して固着させるための
エネルギーダイレクターを有する新品の現像剤フレーム
とをエネルギーダイレクターを溶着して、両者を一体に
する溶着工程と、を有することを特徴とする現像装置の
再生産方法である。
【0015】本出願に係る第5の発明は電子写真感光体
に形成された潜像を現像するための現像ローラと、前記
現像ローラが前記潜像を現像するために用いる現像剤を
収納するための現像剤収納部を有する現像剤フレーム
と、前記現像ローラを回転可能に支持する現像フレーム
と、を有し、前記現像剤フレームと、溶着の際溶解して
固着させるためのエネルギーダイレクターを有する前記
現像フレームとが超音波溶着されて一体となった現像装
置の再生産方法において、(a)前記一体となった前記
現像剤フレームと前記現像フレームとを分離する分離工
程と、(b)前記現像フレームと、溶着の際溶解して固
着させるためのエネルギーダイレクターを有する新品の
現像剤フレームとをエネルギーダイレクターを溶着し
て、両者を一体にする溶着工程と、を有することを特徴
とする現像装置の再生産方法である。
【0016】本出願に係る第6の発明は前記溶着の際溶
解して固着させるためのエネルギーダイレクターを有す
る新品の現像剤フレームには、あらかじめ前記現像剤が
充填してあり、且つ前記現像ローラへ前記現像剤を供給
する為の開口部に封止材が取り付けられていることを特
徴とする第4又は第5の発明に記載の現像装置の再生産
方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】〔電子写真画像形成装置及びプロ
セスカートリッジの概要構成〕まず、図1を用いて本発
明の実施の形態を適用する電子写真画像形成装置につい
て説明する。図1は本実施の形態のプロセスカートリッ
ジを装着した電子写真画像形成装置(レーザービームプ
リンタ)の概要構成図である。
【0018】電子写真画像形成装置Aは、図1に示すよ
うに、光学系1から画像情報に基づいた情報光(レーザ
ー光)をプロセスカートリッジBの有するドラム形状の
電子写真感光体である感光体ドラム7へ照射して該感光
体ドラム7に潜像を形成し、この潜像を現像剤(以下、
「トナー」という。)で現像してトナー像を形成する。
そして前記トナー像の形成と同期して、記録媒体(例え
ば、記録紙)2を収容した給紙カセット3aからピック
アップローラ3b及びこれに圧接する圧接部材3cで一
枚ずつ分離給紙すると共に、搬送ローラ対3d、レジス
トローラ対3e等からなる搬送手段3で搬送し、且つプ
ロセスカートリッジBとしてカートリッジ化された前記
電子写真感光体に形成したトナー像を転写手段としての
転写ローラ4に電圧印加することによって記録媒体2に
転写し、その記録媒体2を搬送ベルト3fによって定着
手段5へと搬送する。この定着手段5は駆動ローラ5a
と、ヒータ5bを内蔵すると共に支持体5cによって回
転可能に支持された筒状シートで構成した定着回転体5
dからなり、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加し
て転写トナー像を定着する。そしてこの記録媒体2を排
出ローラ対3g、3hで搬送し、反転搬送経路を通して
排出部6へと排出する如く構成している。
【0019】一方、図2に示す前記プロセスカートリッ
ジBは、感光層を有する電子写真感光体である感光体ド
ラム7を回転し、帯電手段である帯電ローラ8へ電圧印
加しで前記感光体ドラム7の表面を一様に帯電し、この
帯電した感光体ドラム7に対して前記光学系1からの光
像(情報光)を露光開口部9を介して露光して潜像を形
成し、該潜像を現像手段10によって現像してトナー像
を形成し、該トナー像のトナーを記録媒体2に転写した
後に感光体ドラム7の表面に残留するトナーをクリーニ
ング手段11により除去するように構成されている。
【0020】なお、前記電子写真画像形成装置Aは、電
子写真画像形成装置本体(プリンタ本体(以下、「画像
形成装置本体」という。))14に回転自在に設けた折
畳み可能な手差しトレイ3i及びローラ3jによって手
差し給紙も可能となっている。また、プロセスカートリ
ッジBは、画像形成装置本体14の上部に軸15aによ
り回転自在に取り付けた開閉部材15を開け、前記画像
形成装置本体14内のカートリッジ装着部Sに矢印X方
向に挿入することにより、前記カートリッジ装着部Sの
両側(感光体ドラム7の軸線7a方向の両側)に設けた
カートリッジ装着ガイド(カートリッジ装着手段(不図
示))に取り外し可能に装着できる。図中、1aはレー
ザー光源、1bはポリゴンミラー、1cはレンズ、1d
は反射ミラーであり、これらは何れも光学系1の構成部
材である。
【0021】〔プロセスカートリッジのハウジング構造
及び内部構造〕次に、図2を用いて、プロセスカートリ
ッジBのハウジング構造及び内部構造について説明す
る。図2は本実施の形態のプロセスカートリッジの側断
面図である。
【0022】プロセスカートリッジBは、蓋部材12c
及びトナーを収納するトナー収納部10aから成る現像
剤フレーム(以下現像剤収納枠体と呼ぶ)としてのトナ
ー枠体12aと、現像ローラ10d等の現像手段10を
保持する現像フレーム(以下現像枠体と呼ぶ)12bと
を一体に結合して、現像装置である現像ユニットDを構
成している。また、感光体ドラム7と、帯電ローラ8
と、クリーニングブレード11a等のクリーニング手段
11とを感光体枠体(以下クリーニング枠体という)1
3に取り付けて、クリーニングユニットEを構成してい
る。そして、前記プロセスカートリッジBは、現像ユニ
ットDとクリーニングユニットEとを回動可能に結合し
て、操作者により画像形成装置本体14に着脱可能で、
画像形成装置本体14の図示しない装着手段としてのカ
ートリッジ装着ガイドに取り外し可能に装着される。
【0023】このプロセスカートリッジBには画像情報
に応じた情報光を感光体ドラム7へ照射するための露光
開口部9及び感光体ドラム7を記録媒体2に対向させる
ための転写開口部17が設けてある。詳しくは、露光開
口部9はクリーニング枠体13に設けられており、転写
開口部17は現像枠体12bとクリーニング枠体13と
の間に構成される。
【0024】本実施の形態で示すプロセスカートリッジ
Bは、前述したように、トナー枠体12aと現像枠体1
2bとから成る現像ユニットDとクリーニング枠体13
を有するクリーニングユニットEとを回動可能に結合し
て構成したハウジング内に、前記感光体ドラム7、帯電
ローラ8、現像手段10及びクリーニング手段11等を
収納して画像形成装置本体14に着脱可能にカートリッ
ジ化したものである。そして、プロセスカートリッジB
を画像形成装置本体14から取り外したときに感光体ド
ラム7を覆い、これを長時間光に晒される、或は異物と
の接触等から保護するドラムシャッタ部材28を現像ユ
ニットDにリンク機構30を介して回動可能に取り付け
ている。
【0025】前記現像ユニットDには現像手段10が支
持されている。現像手段10は、トナー送り手段として
のトナー送り部材10b2と、現像ローラ10d、トナ
ー撹拌部材10d1及び現像ブレード10eとを有す
る。トナー送り部材10b2は、現像ユニットDのトナ
ー枠体12aにトナー収納部10a内で回転可能に支持
されている。現像ローラ10d及びトナー撹拌部材10
d1は、現像枠体12bに現像室12b1内で回転可能
に支持されている。現像ブレード10eは、現像枠体1
2bに現像室12b1内で固定支持されて現像ローラ1
0dに接触している。そして前記現像手段10は、トナ
ー送り部材10b2を回転させてトナー収納部10a内
のトナーをトナー枠体12aの開口部12i、現像枠体
12bの開口部12eを通じて現像枠体12b内へ送り
出し、このトナーをトナー撹拌部材10d1で撹拌し、
固定磁石10cを内蔵する現像ローラ10dを回転させ
ると共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を
付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に形成し、
そのトナー層のトナーを感光体ドラム7上の潜像へ転写
させることによって、感光体ドラム7上にトナー像を形
成して可視像化するように構成されている。
【0026】クリーニングユニットEには感光体ドラム
7、帯電ローラ8及びクリーニング手段11が支持され
ている。感光体ドラム7及び帯電ローラ8は、クリーニ
ング枠体13に回転可能に支持されて相互に接触してい
る。クリーニング手段11は、クリーニングブレード1
1aとスクイシート11bと除去トナー収納部11cと
を有する。クリーニングブレード11aは、クリーニン
グ枠体13に固定支持されて感光体ドラム7に接触して
いる。スクイシート11bは、クリーニングブレード1
1aの下方でクリーニング枠体13に固定支持されてい
る。前記クリーニング手段11は、画像形成装置本体1
4内の転写ローラ4に感光体ドラム7上のトナー像と逆
極性の電圧が印加されて、該トナー像のトナーが記録媒
体2に転写された後に、クリーニングブレード11aに
よって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落とすと
共に、スクイシート11bによってすくい取り、除去ト
ナー収納部11cへ集めることによって、感光体ドラム
7上の残留トナーを除去するように構成されている。
【0027】なお、前記現像ユニットDの現像枠体12
bにはトナー量検知手段29が設けられている。このト
ナー量検知手段29は、トナー枠体12aのトナー収納
部10aから現像室12b1内の現像ローラ10dへの
トナー供給通路に現像ローラ10dと平行に張った金属
製のアンテナ線29aを有する。そして前記トナー量検
知手段29は、現像ローラ10dに電圧を印加した際
に、アンテナ線29a及び現像ローラ10d間の静電容
量の変化を検知することによって、トナー残量を検知す
る。即ち、アンテナ線29a及び現像ローラ10d間に
トナーが在る場合には両者間の静電容量は低くなり、ア
ンテナ線29a及び現像ローラ10d間にトナーが無い
場合には両者間の静電容量は高くなる現象を利用してト
ナー量を検知する。これによって、トナー無しを判定す
る。具体的には、トナーの残量が所定量に達したことを
判定する。なお、かゝるトナー量検知の判定は一工程の
電子写真画像形成プロセス毎に逐次行われる。
【0028】〔現像ユニットとクリーニングユニットと
の結合構造〕次に、図3及び図4を用いて、現像ユニッ
トDとクリーニングユニットEとの結合構造について説
明する。図3は現像ユニットを現像ローラ側から見た斜
視図、図4はクリーニングユニットを感光体ドラム側か
ら見た斜視図である。
【0029】前記現像ユニットDと前記クリーニングユ
ニットEは丸いピンの結合部材22(図4参照)により
互いに回動可能に結合することによってプロセスカート
リッジBを構成する。即ち、図3に示すように、現像枠
体12bの長手方向(現像ローラ10dの長手方向)両
側に形成したアーム部19の先端には現像ローラ10d
に平行に丸い形状の回動穴20が設けてある。一方、図
4に示すように、クリーニング枠体13の長手方向両側
2箇所には前記アーム部材19が進入するための凹部2
1が設けてある。この凹部21に前記アーム部19を挿
入し、結合部材22をクリーニング枠体13の取付穴1
3eに圧入し、かつアーム部19先端の回動穴20に嵌
入して、更に内側の取付穴13eに圧入して取り付ける
ことにより、現像ユニットDとクリーニングユニットE
は結合部材22を中心に回動可能に結合される。このと
きアーム部19の根元に立設したダボ(不図示)に挿入
して取り付けた圧縮コイルばね32がクリーニング枠体
13の凹部21の上壁21aに当たり、この圧縮コイル
ばね32によって現像枠体12bを下方へ付勢すること
により、現像ローラ10dを感光体ドラム7へ確実に押
し付ける。なお、クリーニング枠体13の凹部21の上
壁21aは現像ユニットDとクリーニングユニットEを
組み付ける際に、上記圧縮コイルばね32が非圧縮状態
から圧縮を次第に強めるように傾斜が付されている。従
って、図3に示すように、現像ローラ10dの長手方向
両端に現像ローラ10dよりも大径のスペーサコロ10
iを取り付けることにより、このスペーサコロ10iが
感光体ドラム7に押し付けられ、感光体ドラム7と現像
ローラ10dとが一定の間隔(約300μm程度)をも
って対向する。これにより、現像ユニットDとクリーニ
ングユニットEは結合部材22を中心にして互いに回動
可能であり、そこで、圧縮コイルばね32の弾性力によ
って、感光体ドラム7の周面と、現像ローラ10dの周
面の位置関係を保持することができる。
【0030】〔プロセスカートリッジの駆動〕このよう
に構成されたプロセスカートリッジBは、カートリッジ
枠体を構成するハウジング内において、感光体ドラム7
と、現像手段10のトナー送り部材10b2と、現像ロ
ーラ10dと、トナー撹拌部材10d1とがギヤ機構
(不図示)により連動可能に連結されている。そして、
プロセスカートリッジBは、画像形成装置本体14のカ
ートリッジ装着部Sに装着されると、感光体ドラム7の
長手方向両端に設けられたギア機構の一部を構成する従
動ギア7b(図4参照)が画像形成装置本体14の駆動
ギア(不図示)に噛合し、その駆動ギアが画像形成装置
本体14内のメインモータ(不図示)によって回動駆動
されることにより、感光体ドラム7の従動ギア7bが回
転駆動されてトナー送り部材10b2、現像ローラ10
d及びトナー撹拌部材10d1を回転させるように構成
されている。なお、前記プロセスカートリッジBには、
ハウジングの表面の所定位置に感光体ドラム7のアース
接点、帯電ローラ8への帯電バイアス接点、現像ローラ
10dへの現像バイアス接点、トナー量検出手段29の
トナー量検出接点(これらは何れも図示せず)などが設
けられている。そして、画像形成装置本体14のカート
リッジ装着部SにプロセスカートリッジBを装着する
と、これらの電気接点は画像形成装置本体14に設けた
各電気接点(不図示)と電気的に接続する。
【0031】〔現像ユニットのトナー枠体と現像枠体と
の接合部の構成〕次に、図5乃至図7を用いて、現像ユ
ニットDのトナー枠体12aと現像枠体12bとの接合
部の構成について説明する。図5はトナー枠体を現像枠
体との対向面側から見た斜視図、図6はトナー枠体にカ
バーフィルムを取り付けた状態を示す斜視図、図7は現
像枠体をトナー枠体との対向面側から見た斜視図であ
る。
【0032】図5に示すように、トナー枠体12aは、
現像枠体12bとの対向面側に、トナー収納部10aか
ら現像枠体12bにトナーを送り出すための開口部12
iと、この開口部12iの周囲に設けた凹面12kと、
この凹面12kの周囲に設けた接合部としての平面状の
フランジ12jとを有する。フランジ12jには上下の
両縁側に長手方向(感光体ドラム7の軸線方向)に延び
る凹部としての条溝12nが平行して設けられている。
【0033】前記トナー枠体12aには、現像枠体12
bと結合する前に、トナー枠体12aの開口部12iを
塞いで密封するように、凹面12kに長手方向に裂け易
いカバーフィルム52が貼り付けられる(図6参照)。
カバーフィルム52は、図6に示すように、トナー枠体
12aの凹面12kにおいて、開口部12iの4辺の縁
に沿ってトナー枠体12aに貼り付けられている。この
カバーフィルム52には開口部12iを開封するため
に、カバーフィルム52を引き裂くためのテアテープ5
3が溶着されている。テアテープ53は、開口部12i
の長手方向の一端53cで折り返され、その一端53c
の反対側でトナー枠体12aのフランジ12jと対向す
る現像枠体12bの後述のフランジ12uの長手方向端
部に貼り付けられた弾性を有するシール部材としての弾
性シール材47(図7参照)とトナー枠体12aとの間
を通って他端53aが外部へ引き出されている。そし
て、テアテープ53の他端53aはトナー枠体12aと
一体成形された手掛けとなる把手41に取り付けてあ
る。把手41はトナー枠体12aと繋がる部分の一部を
特に薄くして容易に切り離せるようにしてある。
【0034】図7に示すように、現像枠体12bは、ト
ナー枠体12aとの対向両側に、トナー枠体12aから
のトナーを現像室12b1内に導入するための開口部1
2eと、トナー枠体12aの凹面12kに嵌まり込むよ
うに開口部12eの周囲に設けた凸面12sと、この凸
面12sの周囲に設けた接合部としての平面状のフラン
ジ12uとを有する。フランジ12uには上下の両縁側
に長手方向(感光体ドラム7の軸線方向)に延びる凸部
としての突条12vが平行して設けられている。この突
条12vはトナー枠体12aの条溝12nに多少余裕を
もって嵌合する大きさに形成されており、その頂面には
超音波溶着する際にトナー枠体12aの条溝12nの底
部に溶着する後述のエネルギーダイレクター12v1が
設けられている。
【0035】現像枠体12bのフランジ12uの長手方
向端部には、例えば、フェルトや発泡ゴム等により作製
されたシール部材としての弾性シール材47が貼り付け
てある。この弾性シール材47は、トナー枠体12aと
現像枠体12bとを一体に接合した際に、テアテープ5
3の他端53a側で両フランジ12j,12u間に形成
されるテアテープ引き出し用の開封口W(図6参照)を
密封する。また現像枠体12bのフランジ12uには、
前記弾性シール材47を貼り付けた位置と長手方向の反
対側の端部に弾性シール材47と同じ材質の弾性シール
材48が貼り付けられている。
【0036】上述した、両弾性シール材47,48は、
現像枠体12bのフランジ12uの長手方向両端に短手
方向(上下方向)の全幅において両面接着部材としての
両面テープTにより貼り付けられている。そして弾性シ
ール材47,48はトナー枠体12aの凹面12kの長
手方向の両端部のフランジ12jに一致し、且つそのフ
ランジ12jの短手方向の全幅において現像枠体12b
の突条12vとオーバーラップするように貼り付けてあ
る。
【0037】またさらに、トナー枠体12aと現像枠体
12bを結合する際に、両枠体12a,12bの位置合
わせを容易にするために、トナー枠体12aのフランジ
12jには丸穴12r、角穴12qが設けられ、現像枠
体12bにはトナー枠体12aに設けた丸穴12r、角
穴12qと嵌合する円筒形ダボ12w1、角形ダボ12
w2が設けられている。ここで、丸穴12rは円筒形ダ
ボ12w1と密に嵌合し、角穴12qは角形ダボ12w
2と短手方向は密に、長手方向はラフに係合する。
【0038】〔トナー枠体と現像枠体との結合〕トナー
枠体12aと現像枠体12bを結合する際には、トナー
枠体12a、現像枠体12bは夫々ユニットとして独立
に組み立てる。この組み立ての際、密封部材54のカバ
ーフィルム52及びテアテープ53を用いてトナー枠体
12aの開口部12iを封止後、トナー充填口12d
(図5及び図9参照)からトナーを充填し、トナー充填
口12dをトナーキャップ(不図示)で閉塞する。その
後に、現像枠体12bの位置決め用の円筒形ダボ12w
1、角形ダボ12w2をトナー枠体12aの位置決め用
の丸穴12r、角穴12qに嵌合する。また、トナー枠
体12aの条溝12nに現像枠体12bの突条12vを
それぞれ嵌め込む。図8はトナー枠体12aの条溝12
nに現像枠体12bの突条12vをそれぞれ嵌め込む過
程を示す図である。条溝12nと突条12vを嵌め込み
超音波振動等の振動を加えると突条12vに設けたエネ
ルギーダイレクター12v1が摩擦熱によって溶け条溝
12nの底に溶着する。そして、トナー枠体12aと現
像枠体12bとを溶着すると、弾性シール47,48は
トナー枠体12aの長手方向両端部のフランジ12jに
接してその厚み方向で圧縮される。このようにして現像
ユニットDが完成する。
【0039】次にプロセスカートリッジBの分解再生産
工程について説明する。前述のようにプロセスカートリ
ッジBはクリーニングユニットEと現像ユニットDとを
結合部材22によって回動可能に結合されたものであ
る。従って両ユニットを分割するには結合部材22を取
り外せば良い。ここでは不図示の工具によって結合部材
22を引き抜き図3、図4のようにクリーニングユニッ
トEと現像ユニットDとに分割する。その後クリーニン
グユニットEは再生産工程として感光体ドラム7、帯電
ローラ8、クリーニングブレード11a等の清掃若しく
は新品への交換がなされる。また、除去トナー収容部1
1cに溜まった除去トナーは取り除かれる。
【0040】分解された現像ユニットDの再生産工程に
おいて、前述のようにトナー枠体12aのカバーフィル
ム52の貼り付け凹面12kは現像枠体12bによって
覆われているので、再度カバーフィルム52とテアテー
プ53を貼り付けることは不可能若しくは極めて困難で
ある。そこで溶着されたトナー枠体12aと現像枠体1
2bを分割する為、図9のように刃物103で溶着部を
切断する。刃物103は回転する円盤状のカッターや手
で持つカッター等切断できる物であば何でも良く、マイ
ナスドライバー等の工具を溶着部に押し込んで徐々に割
り開いても良い。こうして分割されたトナー枠体12a
と現像枠体12bはそれぞれ、清掃、再度カバーフィル
ム52とテアテープ53を貼り付け及びトナーの再充
填、現像枠体12bは現像ローラ10d、現像ブレード
10e等の各部品を取り外して清掃し、場合によっては
傷んだ部品を新品に交換する。こうして再生産されたト
ナー枠体12aと現像枠体12bは、現像枠体12bに
設けられていたエネルギーダイレクター12v1が既に
溶けてつぶれているので再度溶着によって結合すること
はできない。
【0041】そこで従来は図11及び図12に示すよう
な断面がコの字をした再結合部材100によって、トナ
ー枠体12aのフランジ12jと現像枠体12bのフラ
ンジ12uとを挟み込んで結合していた。その際両フラ
ンジの結合面からトナーが洩れるのを防ぐ為モルトプレ
ーン等のシール材101,102を両フランジの間に挟
み込む。シール材101,102は図6若しくは図7の
トナー枠体12aのフランジ12jと現像枠体12bの
フランジ12uの長手方向全域に貼らなければならな
い。或は、トナー枠体12aの条溝12nに接着剤を塗
布して接着によって再結合する方法も考えられるが、ト
ナー洩れを防ぐ為には条溝12nの長手方向全域に塗布
しなければならない他、接着剤がある程度硬化するまで
次の作業工程ができず作業性が極めて悪い再生産方法に
なる。このように従来は再生産する為、専用の結合部材
やシール材を用いたり、作業性が劣る等コスト高の要因
となっていた。
【0042】そこで本発明はエネルギーダイレクターを
設けた新品のトナー枠体を再生産用として用意すること
で上記問題を解決したものである。即ち図10において
12a1は条溝12nにエネルギーダイレクター12n
1を設けた再生産用の新品のトナー枠体である。12b
は分割され再生産された現像枠体である。現像枠体12
bのエネルギーダイレクターは前述のように既につぶれ
ているので、トナー枠体12a側にエネルギーダイレク
ターを設けている。こうすればトナー枠体12a1側の
エネルギーダイレクター12n1を用いて再度超音波溶
着できるので専用の結合部材やシール材を使わずに再度
結合できる。いわば再生産した現像枠体と新品のトナー
枠体とを組み合せることで理想的なプロセスカートリッ
ジの再生産を提供することができる。なお再生産用の新
品のトナー枠体12a1にはあらかじめ、トナー送り部
材10b2を初めトナー充填、カバーフィルム52とテ
アテープ53等新品のトナー枠体12aと同じ部品は全
て組み込んである。こうして再生産されたクリーニング
ユニットEと現像ユニットDとを再び結合部材22によ
って回動可能に結合しプロセスカートリッジBの再生産
工程が終了する。
【0043】前述の実施の形態では最初現像枠体側にエ
ネルギーダイレクターが設けてあって、再生産時にはエ
ネルギーダイレクターを設けた再生産用の新品のトナー
枠体を用いる例について説明したが、最初から現像枠体
側でなくトナー枠体側にエネルギーダイレクターが設け
てあっても良く、この場合トナー枠体を最初の生産用と
再生産用とに分ける必要がなくなりより効果的な再生産
が可能となる。
【0044】また、前述の実施の形態ではドラムフレー
ムが除去トナー容器を兼ねたクリーニング容器であるプ
ロセスカートリッジについて述べたがクリーニング手段
が無いプロセスカートリッジについても同様の効果があ
る。
【0045】さらに、前述の実施の形態ではクリーニン
グユニットEと現像ユニットDとを一体化したプロセス
カートリッジを例に説明したが、現像ユニットDのみを
一体化し画像形成装置に着脱自在にした現像装置でも同
様である。
【0046】尚、前述した実施の形態は、使用済のプロ
セスカートリッジを回収して、分解する。そして、分解
によって各プロセスカートリッジから取り外した部品を
同一の部品ごとに集める。その後、前記部品を用いて、
場合によっては、一部部品は新品の部品(再使用でない
部品)を用いて、前述した再生産方法でプロセスカート
リッジを再生産する場合を含む。及び、前述した実施の
形態は、使用済みのプロセスカートリッジを回収して、
分解する。そして、そのカートリッジから取り外した部
品を用いて、場合によっては、一部部品は新品の部品
(再使用できない部品)あるいは他のプロセスカートリ
ッジから取り外した部品を用いて、前述した再生産方法
でそのプロセスカートリッジを再生産する場合を含む。
【0047】実施の形態はエネルギーダイレクターを有
する現像フレーム又は現像フレームと相手フレームが超
音波溶着されている場合についてのべたが溶着方法とし
ては振動溶着等の他の溶着方法をもって結合されてい
る。現像ユニットを分解して組み立てるプロセスカート
リッジ及び現像装置の再生産方法に対しても適用され
る。更には、エネルギーダイレクターを有しないで、結
合された現像フレームと現像フレームを分離してエネル
ギーダイレクターを有する現像フレーム又は現像剤フレ
ームを用いて再生産するプロセスカートリッジ及び現像
装置の再生産方法に適用される。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、エ
ネルギーダイレクターを設けた再生産用の新品のトナー
枠体を使うことにより専用の結合部材やシール材を使わ
ずに最初の生産と同じ超音波溶着によって再度結合でき
る。いわば再生産した現像枠体と新品のトナー枠体とを
組み合せることで理想的なプロセスカートリッジの再生
産方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジを装着した
電子写真画像形成装置の一実施例の概略縦断面図であ
る。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジの実施の形
態の縦断面図である。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジを構成する
現像ユニットの斜視図である。
【図4】本発明に係るプロセスカートリッジを構成する
クリーニングユニットの斜視図である。
【図5】本発明に係るプロセスカートリッジを構成する
トナー枠体の斜視図である。
【図6】本発明に係るプロセスカートリッジを構成する
トナー枠体に、カバーフィルムとテアテープを溶着した
状態の斜視図である。
【図7】本発明に係るプロセスカートリッジを構成する
現像枠体の斜視図である。
【図8】本発明に係るプロセスカートリッジを組立てる
際、現像枠体とトナー枠体とを超音波溶着する時の接合
工程を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る現像ユニットを現像
枠体とトナー枠体に分割する工程を示す縦断面図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態に係る現像枠体とトナー
枠体を再結合する工程を示す分解断面図である。
【図11】従来例を示す縦断面図である。
【図12】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A…電子写真画像形成装置 B…プロセスカートリッジ D…現像ユニット E…クリーニングユニット S…カートリッジ装着部 T…テアテープ W…開封口 1…光学系 1a…レーザー光源 1b…ポリゴンミラ
ー 1c…レンズ 1d…反射ミラー 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給紙カセット 3b…ピックアッ
プローラ 3c…圧接部材 3d…搬送ローラ 3e…
レジストローラ対 3f…搬送ベルト 3g…排出ロー
ラ対 3i…手差しトレイ 3j…ローラ 3k…搬送
ローラ対 4…転写ローラ 5…定着手段 5a…駆動ローラ 5b…ヒータ 5c
…支持体 5d…定着回転体 6…排出部 7…感光体ドラム 7a…軸線 7b…従動ギア 8…帯電ローラ 9…露光開口部 10…現像手段 10a…トナー収納部 10b2…ト
ナー送り部材 10c…固定磁石 10d…現像ローラ
10d1…トナー撹拌部材 10e…現像ブレード
10i…スペーサコロ 11…クリーニング手段 11a…クリーニングブレー
ド 11b…スクイシート 11c…除去トナー収納部 12a…トナー枠体 12a1…トナー枠体 12b…
現像フレーム(枠体) 12b1…現像室 12c…蓋部材 12d…トナー充
填口 12e…開口部 12i…開口部 12j…フランジ 12k…凹面 1
2n…条溝 12n1…エネルギーダイレクター 12
q…角穴 12r…丸穴 12s…凸面 12u…フラ
ンジ 12v…突条 12v1…エネルギーダイレクタ
ー 12w1…円筒形ダボ 12w2…角形ダボ 13…クリーニング枠体 13e…取付穴 14…画像形成装置本体 15…開口部材 15a…軸 17…転写開口部 19…アーム部 20…回動穴 21…凹部 21a…上壁 22…結合部材 28…ドラムシャタ部材 29…トナー量検知手段 29a…アンテナ線 30…リンク機構 32…圧縮コイルばね 41…把手 47,48…弾性シール材 52…カバーフィルム 53…テアテープ 53a…他端 53c…長手方向の
一端 54…密封部材 100…再結合部材 101,102…シール材 103…刃物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 BA04 BA13 BA29 BA32 DA08 DA15 2H077 AA12 AA14 AA33 AD06 BA08 BA09 CA11 CA12 DA15 DA42 DA58 DA59 FA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体と、前記電子写真感光体
    に形成された潜像を現像するための現像ローラと、前記
    現像ローラが前記潜像を現像するために用いる現像剤を
    収納するための現像剤収納部を有する現像剤フレーム
    と、前記電子写真感光体を支持するための感光体フレー
    ムと、前記現像ローラを回転可能に支持する現像フレー
    ムと、を有し、前記現像剤フレームと現像フレームとが
    溶着されて一体となっており、この一体となった前記現
    像剤フレームと現像フレームと、前記感光体フレームと
    が互いに揺動可能に結合されているプロセスカートリッ
    ジの再生産方法において、 (a)前記一体となった前記現像剤フレームと前記現像
    フレームと、前記感光体フレームとの結合を解除する結
    合解除工程と、 (b)前記一体となった前記現像剤フレームと前記現像
    フレームとを分離する分離工程と、 (c)分離された前記現像フレームと、溶着の際溶解し
    て固着させるために設けたエネルギーダイレクターを有
    する新品の現像剤フレームとをエネルギーダイレクター
    を溶着して、両者を一体にする溶着工程と、 (d)前記一体となった前記新品の現像剤フレームと前
    記現像フレームと、前記感光体フレームとを互いに揺動
    可能に結合する結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  2. 【請求項2】 電子写真感光体と、前記電子写真感光体
    に形成された潜像を現像するための現像ローラと、前記
    現像ローラが前記潜像を現像するために用いる現像剤を
    収納するための現像剤収納部を有する現像剤フレーム
    と、前記電子写真感光体を支持するための感光体フレー
    ムと、前記現像ローラを回転可能に支持する現像フレー
    ムと、を有し、前記現像剤フレームと、溶着の際溶解し
    て固着させるために設けたエネルギーダイレクターを有
    する現像フレームとが超音波溶着されて一体となってお
    り、この一体となった前記現像剤フレームと現像フレー
    ムと、前記感光体フレームとが互いに揺動可能に結合さ
    れているプロセスカートリッジの再生産方法において、 (a)前記一体となった前記現像剤フレームと前記現像
    フレームと、前記感光体フレームとの結合を解除する結
    合解除工程と、 (b)前記一体となった前記現像剤フレームと前記現像
    フレームとを分離する分離工程と、 (c)分離された前記現像フレームと、溶着の際溶解し
    て固着させるために設けたエネルギーダイレクターを有
    する新品の現像剤フレームとをエネルギーダイレクター
    を溶着して、両者を一体にする溶着工程と、 (d)前記一体となった前記新品の現像剤フレームと前
    記現像フレームと、前記感光体フレームとを互いに揺動
    可能に結合する結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  3. 【請求項3】 前記溶着の際溶解して固着させるために
    設けたエネルギーダイレクターを有する新品の現像剤フ
    レームには、あらかじめ前記現像剤が充填してあり、且
    つ前記現像ローラヘ前記現像剤を供給するための開口部
    に封止材が取り付けられていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  4. 【請求項4】 電子写真感光体に形成された潜像を現像
    するための現像ローラと、前記現像ローラが前記潜像を
    現像するために用いる現像剤を収納するための現像剤収
    納部を有する現像剤フレームと、前記現像ローラを回転
    可能に支持する現像フレームと、を有し、前記現像剤フ
    レームと前記現像フレームとが超音波溶着されて一体と
    なった現像装置の再生産方法において、 (a)前記一体となった前記現像剤フレームと前記現像
    フレームとを分離する分離工程と、 (b)前記現像フレームと、溶着の際溶解して固着させ
    るためのエネルギーダイレクターを有する新品の現像剤
    フレームとをエネルギーダイレクターを溶着して、両者
    を一体にする溶着工程と、 を有することを特徴とする現像装置の再生産方法。
  5. 【請求項5】 電子写真感光体に形成された潜像を現像
    するための現像ローラと、前記現像ローラが前記潜像を
    現像するために用いる現像剤を収納するための現像剤収
    納部を有する現像剤フレームと、前記現像ローラ回転可
    能に支持する現像フレームと、を有し、前記現像剤フレ
    ームと、溶着の際溶解して固着させるためのエネルギー
    ダイレクターを有する前記現像フレームとが超音波溶着
    されて一体となった現像装置の再生産方法において、 (a)前記一体となった前記現像剤フレームと前記現像
    フレームとを分離する分離工程と、 (b)前記現像フレームと、溶着の際溶解して固着させ
    るためのエネルギーダイレクターを有する新品の現像剤
    フレームとをエネルギーダイレクターを溶着して、両者
    を一体にする溶着工程と、 を有することを特徴とする現像装置の再生産方法。
  6. 【請求項6】 前記溶着の際溶解して固着させるための
    エネルギーダイレクターを有する新品の現像剤フレーム
    には、あらかじめ前記現像剤が充填してあり、且つ前記
    現像ローラへ前記現像剤を供給する為の開口部に封止材
    が取り付けられていることを特徴とする請求項4又は5
    に記載の現像装置の再生産方法。
JP2000303311A 2000-10-03 2000-10-03 プロセスカートリッジ及び現像装置の再生産方法 Withdrawn JP2002108175A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000303311A JP2002108175A (ja) 2000-10-03 2000-10-03 プロセスカートリッジ及び現像装置の再生産方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000303311A JP2002108175A (ja) 2000-10-03 2000-10-03 プロセスカートリッジ及び現像装置の再生産方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002108175A true JP2002108175A (ja) 2002-04-10

Family

ID=18784526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000303311A Withdrawn JP2002108175A (ja) 2000-10-03 2000-10-03 プロセスカートリッジ及び現像装置の再生産方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002108175A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6684039B1 (en) * 2002-10-22 2004-01-27 Wazana Brothers International, Inc. Reassembled process cartridge and method of manufacture
WO2004023216A1 (en) * 2002-09-09 2004-03-18 Wazana Brothers International, Inc. D/B/A Micro Solutions Enterprises Reassembled toner cartridge and method of manufacture
US6987937B2 (en) 2002-09-09 2006-01-17 Wazana Brothers International, Inc. Reassembled toner cartridge and method of manufacture
US7248813B2 (en) * 2004-12-20 2007-07-24 T.T.I. International, Inc. System and a method for sealing a cartridge
US7257347B2 (en) 2004-02-13 2007-08-14 Seiko Epson Corporation Developer containing device, image forming apparatus, and image forming system with housing sections welded together by vibration welding
US7618507B2 (en) 2006-04-18 2009-11-17 Wazana Brothers International, Inc. Rewelded cartridge and method of manufacture

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004023216A1 (en) * 2002-09-09 2004-03-18 Wazana Brothers International, Inc. D/B/A Micro Solutions Enterprises Reassembled toner cartridge and method of manufacture
US6987937B2 (en) 2002-09-09 2006-01-17 Wazana Brothers International, Inc. Reassembled toner cartridge and method of manufacture
US6684039B1 (en) * 2002-10-22 2004-01-27 Wazana Brothers International, Inc. Reassembled process cartridge and method of manufacture
US7257347B2 (en) 2004-02-13 2007-08-14 Seiko Epson Corporation Developer containing device, image forming apparatus, and image forming system with housing sections welded together by vibration welding
US7248813B2 (en) * 2004-12-20 2007-07-24 T.T.I. International, Inc. System and a method for sealing a cartridge
US7618507B2 (en) 2006-04-18 2009-11-17 Wazana Brothers International, Inc. Rewelded cartridge and method of manufacture
US8152946B2 (en) 2006-04-18 2012-04-10 Wazana Brothers International, Inc. Rewelded cartridge and method of manufacture

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3970161B2 (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP3542569B2 (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP3445124B2 (ja) プロセスカートリッジ
KR100452907B1 (ko) 프로세스 카트리지에 대한 재제조 방법
JP3513488B2 (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP3188439B1 (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
US6952544B2 (en) Method of reproducing process cartridge or developing apparatus
US6856775B2 (en) Remanufacturing method for a process cartridge and process cartridge having a drum, a drum frame, a developing frame, a developer frame, side covers, an image transfer opening, and a drum supporting shaft
US6941092B2 (en) Remanufacturing method for process cartridge
JP3188440B1 (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP3907496B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置、ならびに現像剤収納容器とその組立て方法
JP2004151521A (ja) トナー補給容器の再生産方法
JP3572030B2 (ja) プロセスカートリッジの再生産方法、分解方法、組立方法、位置決め結合装置、及びプロセスカートリッジ
JP2002139904A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP4545877B2 (ja) 現像フレーム及びその溶着接合方法及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2001125460A (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP2002108175A (ja) プロセスカートリッジ及び現像装置の再生産方法
JP3839986B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置
JP2003173076A (ja) 現像装置および現像カートリッジ
JP3542564B2 (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP3363890B2 (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP2002040781A (ja) 電子写真画像形成装置,プロセスカートリッジ,現像装置、及び枠体溶着方法
JP2001154467A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジの再生産方法
JPH09288413A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ
JP2001125469A (ja) プロセスカートリッジの再生産方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060106

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204