JP3505117B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP3505117B2 JP2000007342A JP2000007342A JP3505117B2 JP 3505117 B2 JP3505117 B2 JP 3505117B2 JP 2000007342 A JP2000007342 A JP 2000007342A JP 2000007342 A JP2000007342 A JP 2000007342A JP 3505117 B2 JP3505117 B2 JP 3505117B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子類の製造
工程に用いられるスピン−オン−ガラス及び感光性樹脂
組成物の除去用洗浄剤(thinner)組成物に関
し、特に、層間絶縁膜の形成に用いられるシロキサン結
合を有する有機けい素化合物のオリゴマー溶液を基板に
回転塗布する時に発生するスピン−オン−ガラス(sp
in−on−glass;以下SOGという)の膜中の
不必要なエッジ部分のSOG及び基板の背面のSOGを
洗浄除去するか、または、フォトリソグラフィー工程に
おいてマスクとして用いられる感光性樹脂組成物のうち
の端部エッジ部分の感光膜及び基板の背面の感光膜を洗
浄除去するのに用いることができる洗浄剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】大規模の半導体集積回路素子(Larg
eScaleIntegratedCircuit;以
下、LSIという)の微細化、高集積化及び多層化が進
むことにより、素子の幅と素子の間隔、即ち、金属配線
の幅の間の間隔がさらに減少している。これに比べて、
金属配線などの素子の高さは配線の抵抗及び電流の密度
を高めることができない理由で殆ど減少していない。し
たがって、金属配線間の横方向の側間が極度に狭まるこ
とによって配線の高さは自然に高まった形状をなすよう
になった。このような配線は異方性の強いエッチングで
形成されるので配線の段差は激しい傾斜を有するように
なり、配線の多層化によって配線の交差及び溝の数が増
大し、LSIチップの表面の段差がさらに大きくなっ
た。
【0003】このように凹凸の激しい表面に配線を形成
する場合、配線パターンのエッチングの時に段差の側壁
部にエッチング残渣が発生して短絡することもある。こ
のような問題を解決するために配線層間の段差を最小に
平坦化する必要性が増大した。特に、第1アルミニウム
配線層の上の層間の絶縁膜の表面が十分に平坦化しない
場合、その上層の配線の短絡及び信頼性の試験における
不良を引き起こす原因となる。
【0004】このように、半導体の多層配線の工程にお
ける配線と配線との中間絶縁層の役割と、次の配線の工
程の前の配線を平坦化する目的で用いられるシロキサン
オリゴマー溶液をSOGと総称し、このSOGの一般的
な構造は下記の化学式1に表示されたように−Si−O
−Si−の主鎖にアルキル基の側鎖が結合した構造であ
る。
【0005】
【化1】 前記式において、nは1以上の整数である。
【0006】前記SOGは文献(Journal of
Vacuum Scienceand Techno
logy Vol.A9No.5,1991,p269
6)と特許公報(特開昭62−230828号、特開平
7−242747号、及び特開平9−260384号公
報)などに開示されている。
【0007】また、半導体の装備においてパターニング
(patterning)が可能な絶縁膜の上でSOG
に感光性の特性を付与した材料が提案されたことがあ
り、これは特開平9−36110号及び特開平8−20
3876号などに開示されている。
【0008】層間の絶縁膜の形成にはシロキサン結合を
有した有機けい素化合物のオリゴマー溶液を基板の上に
回転塗布、焼成させると、加熱縮重合により酸化けい素
質の絶縁膜となる。このようなSOGは溶液を用いたプ
ロセスとして微細な配線の間にも液が進入して段差を減
少させる平坦化が行われ、縮重合が400℃以下で進む
のでプロセスの低温化が可能となる。また、得られる絶
縁膜が酸化けい素の膜質であるので、従来のエッチング
などの加工技術の適用が可能となる。
【0009】このようなSOG溶液を基板に回転塗布し
て膜を形成する工程は下記のフォトリソグラフィーの工
程通りであり、回転塗布の時に基板に発生するSOG膜
の中の不必要なエッジ部分のSOG及び基板の背面のS
OGを洗浄除去する工程は必須である。
【0010】洗浄剤組成物はこのような基板の端部エッ
ジ部位と背面部位のSOGを迅速で完全に除去すること
ができる。また、微細回路パターンの具現のためのフォ
トリソグラフィー工程のマスクとして用いられる感光性
樹脂の組成物を回転塗布する時に発生する不必要な感光
膜の除去に有用である。
【0011】一方、半導体の素子類の製造工程のうちで
フォトリソグラフィー工程(photolithogr
aphy)とは、基板に感光膜を塗布し、事前に設計さ
れた通りのパターンを転写し、転写されたパターンによ
って適切に切り出すエッチング工程を通じて電子回路を
構成する作業である。
【0012】このようなフォトリソグラフィー工程は、 a)基板の表面に感光性樹脂の組成物を均一に塗布する
塗布工程; b)塗布された感光膜から溶剤を蒸発させて感光膜がウ
ェーハの表面に固着するようにするソフトベーキング
(softbaking)工程; c)紫外線などの光源を用いてマスク上の回路パターン
を繰り返して、また、順次に縮小投影しながら基板を露
光してマスクのパターンを基板上に転写する露光工程; d)光源への露出による感光によって生じる溶解度の差
のような物理的な性質が異なる部分を現像液を用いて選
択的に除去する現像工程; e)現像作業の後に基板の上に残留する感光膜をさらに
強く固着するためのハードベーキング(hardbak
ing)工程; f)現像された基板のパターンによって電気的な特性を
付与するために所定の部位をエッチングするエッチング
工程;及び g)前記工程の後、不必要となった感光膜を除去する剥
離工程などに進む。
【0013】このようなフォトリソグラフィー工程を通
じて究極的に半導体の集積回路を製作するために基板の
上に多数の微細回路を形成する。このような工程のうち
に回路配線の間の微細な間隔のために、外部の粒子、た
とえば、粒子が導入されることを防止しなければならな
い。基板の上に存在する粒子はエッチングやイオンの注
入などのような後続工程において様々な不良を発生させ
ることがあり、これによって全体工程の収率の低下を招
くようになる。このような粒子の流入の主な発生箇所が
感光液で塗布された基板の周辺に球形で存在する、未使
用の感光液である。
【0014】前記フォトリソグラフィー工程のうちで基
板の上に感光膜を供給して基板を回転させて遠心力によ
って表面に均一に拡散するようにする回転塗布工程を用
いた後に、このような球形の感光物質が発生するように
なる。このような回転塗布工程は基板の端部の部位と背
面に遠心力によって偏った感光膜が一部分に集まるよう
になって小さい球形の物質を形成する。この球形の物質
はベーキング工程を経た後、基板の移送途中に剥離し、
装置内のパーティクルの原因となったり、露光の時のデ
ィフォーカス(defocus)の原因になったりす
る。このような不必要な感光物質が装備汚染の原因とな
って半導体素子類の製造工程の収率を低下させるので、
これを除去するために基板のエッジ部分と背面の上下に
噴射ノズルを設置し、ノズルを通してエッジ部分と背面
に有機溶剤の成分から構成された洗浄剤組成物を噴射し
て、これを除去している。
【0015】化学増幅型のレジストの実際的な面を見る
と次の通りである。ノボラック(novolak)フェ
ノール樹脂を用いた化学増幅型のレジストを用いるパタ
ーンの形成方法において、露光の光源が従来のg/i−
line光源からエキシマレーザ光源に変更する時、バ
インダー樹脂及び架橋樹脂による吸収の影響が生じて形
成されるパターンが逆ティパーになる問題があることが
報告された(Journal Vacuum Scie
nce Technology.,Vol.B7,p1
771,1989)。
【0016】これに対する対案として、ポジティブ型化
学増幅形のレジストが提案され、これは文献(Pro
c.SPIE.,Vol.1262,p32,199
0)に記載されている。この化学増幅型のレジストは放
射線が照射されると酸を発生する酸発生剤と酸によって
反応する化合物を含む多成分組成物である。酸によって
反応する高分子化合物としては下記の化学式2で示され
る構造をもったものが知られている。
【0017】
【化2】 前記式において、nは1以上の整数であり、Rはアルコ
キシカルボニル基、アルキル基、アルコキシアルキル
基、アルキルシリル基、テトラヒドロピラニル(tet
rahydropyranyl)基、アルコキシカルボ
ニルメチル基などであり、酸によって容易に分解反応を
引き起こす化合物である。
【0018】このようなポリビニルフェノール誘導体の
ように、短波長領域の光吸収率の低い高分子の化合物を
主成分とし、このために化学増幅型のレジストはさらに
透明になり、酸触媒による連鎖反応によってレジストの
反応が進むので高感度を有すると同時に解像度が優れて
いる。
【0019】上述したように、ポリビニルフェノール誘
導体はエキシマレーザ光線に対する透過性が高いため
に、下部の基板からの光の反射による膜の内部の多重反
射の効果を強く受ける。膜内部の多重反射の効果は図5
のように照射された光1と下部の基板2からの反射光と
の干渉によって発生する。図6を見ると、レジスト膜の
厚さが変動によってパターンの大きさが大きく変化する
ことがわかる。
【0020】これとは別に、露光する時の照射源の種類
によっても様々な問題が発生する。たとえば、水銀光で
露光する場合には、半導体基板の上の段差に起因する反
射光の干渉作用が、パターンの大きさに大きな影響を与
える。このフォトリソグラフィー工程における基板に凹
凸や段差がある場合、入射した光が段差の部分で乱反射
を引き起こして、いわゆるハレーション(halati
on)現象が発生し、パターン現像の流れが生じて良好
なレジストパターンが形成されない。
【0021】そして、基板の上部と下部とではレジスト
層の膜の厚さが異なるので、レジスト層内の光の干渉状
態が変化してパターンの大きさの変動を引き起こす。ま
た、エキシマレーザ露光を行う場合には、電子の後方散
乱による近接効果が生じるので、微細なパターンの高さ
と幅との比を調節することができない。
【0022】基板の表面の凹凸によって生じるこれらの
問題を解決する方法の一つとして、SOG膜を用いた多
層レジストシステムが提案された(特開平3−2032
40号)。多層レジストシステムは基板の表面の上に吸
光性の高い、厚い第1有機レジスト層を全体の面に塗布
し、前記基板の表面の凹凸や段差を平坦にした後、その
上に周知のフォトリソグラフィーの技術を用いて薄い第
2レジストパターンを形成し、このレジストパターンを
前記厚い第1有機レジスト層に転写して前記基板の露出
された部分をエッチングする方法である。前記第2レジ
ストパターンをマスクとして用いて厚い第1有機レジス
ト層を直接エッチングすることもできるが、両層の間に
耐エッチング性の大きいSOGのような中間層を形成
し、このSOG中間層の必要のない部分を除去した後、
このSOG膜をマスクとして用いて第1有機レジスト層
の露出部分をエッチングしてもよい。多層レジストシス
テムにおいては、基板の表面の凹凸や段差は吸光性の高
い第1有機レジスト層で平坦になっているので、その上
に形成された第2レジスト膜を上部から通過した光は第
1有機レジスト層によって吸収される。したがって、基
板の表面から光の反射、散乱に起因するハレーション現
象やレジスト膜内における光の干渉現象を低減すること
ができ、パターン形状の流れや大きさの変動を抑制する
ことができる。
【0023】多層レジストシステムを用いる方法は、マ
スクとしてレジストパターンの特徴を左右する第1のレ
ジスト層と感光性と分解能とに必要な第2のレジスト層
とを自由自在に結合することができるので、フォトリソ
グラフィーにおける高度の応用が可能であるという利点
がある。たとえば、ドライエッチングに対する抵抗の特
性が優れている第1レジスト層と300nm以下の波長の
遠紫外線エキシマレーザ光に高感度と高い分解能とを有
する第2の感光性レジストとを用いることによって、こ
の方法を光源として遠紫外線エキシマレーザ光を用いる
遠紫外線フォトリソグラフィーに容易に適用することが
できる。
【0024】したがって、洗浄剤組成物は半導体の多層
配線の工程における層間絶縁膜の形成や平坦化用SOG
溶液の塗布工程、多層レジストシステムにおける中間層
SOG溶液の塗布工程の時、またはフォトリソグラフィ
ーにおいてマスクとして用いられる各種の感光性樹脂の
組成物の塗布工程において、基板の端部エッジ部位及び
背面の不必要な塗布液を洗浄除去するのに用いることが
できる。
【0025】前記洗浄剤組成物の性能を決定する要素と
しては溶解速度、揮発性などがある。洗浄剤組成物の溶
解速度はSOG及び感光性樹脂をどれだけ効果的で迅速
に溶解して除去するかの能力からみて非常に重要であ
る。
【0026】特に、エッジ部位のリンスの場合において
も、図2のように適切な溶解速度を有しなければスムー
スな処理断面を有することができず、溶解速度が早すぎ
る場合には図3のように基板に塗布された感光膜のリン
スにおいて感光膜の攻撃(photoresist a
ttack)が現れることがあり、溶解速度が遅すぎる
場合には、図4のように基板に塗布された感光膜のリン
スにおいてテーリング(Tailing)という部分溶
解された感光膜テール(photoresist ta
il)の流れ現象(flow phenomena)が
現れることがある。特に、半導体の集積回路の高集積
化、高密度化による基板の大径化によって、回転塗布器
を用いたリンス工程の場合、回転速度の低rpm化は必
然的であると言える。このようなリンス工程における低
回転速度による基板の揺動や噴射される液の接触速度に
おいて適切な溶解速度を有することができない場合、バ
ウンディング(bounding)現象を現し、不必要
に薬液の使用が増加する。
【0027】このように、大径化による低rpmリンス
工程においては、従来の高rpmリンス工程よりさらに
洗浄剤の強力な溶解速度が要求されている。
【0028】また、揮発性はSOG及び感光性樹脂を除
去した後にすぐ揮発し、基板の表面に残留しないことが
要求され、揮発性が低すぎて洗浄剤が揮発せずに残留す
る場合、残留する洗浄剤自体が各種の工程、特に、後続
エッチング工程などにおける汚染源として作用し、半導
体の直接素子の収率を低下させる問題点が発生し得、揮
発性が高すぎると、基板が急速に冷却して回転塗布され
たSOG及び感光性樹脂の膜の厚さの偏差が激しくなる
現象と取り扱い中にも大気中に揮発して清浄室自体を汚
染する原因になることもある。これによる各種のテーリ
ングや感光膜攻撃などの不良は全て半導体の素子類の製
造収率を低下する直接の原因となっている。
【0029】従来の洗浄剤組成物は次の通りである。特
開昭63−69563号において、洗浄剤を基板の主導
部、縁導部、背面部の不必要な感光膜に接触して除去す
る方法を提案している。この方法において洗浄除去用の
溶剤として、たとえば、セロソルブ、セロソルブアセテ
ート、プロピレングリコールエーテル、プロピレングリ
コールエーテルアセテートなどのエーテル及びエーテル
アセテート類、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、
乳酸メチルエステル、乳酸エチルエステル、メチルアセ
テート、エチルアセテート、ブチルアセテートなどのエ
ステル類を洗浄剤として用い、特開平4−49938号
ではプロピレングリコールメチルエーテルアセテート
(PGMEA;propyleneglycolmon
omethyletheracetate)を洗浄剤と
して用い、特開平4−42523号にはアルキルアルコ
キシプロピオネート(propionate)を洗浄剤
として用いる方法などが開示されている。
【0030】しかし、このような従来の洗浄剤は、主に
エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート(E
GMEA;ethyleneglycolmonoet
hyletheracetate)、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA;pr
opyleneglycolmonomethylet
heracetate)及び乳酸エチルエステル(E
L;ethyllactate)などの単一溶剤が広く
用いられてきたが、次のような限界を有していて使用に
問題がある。
【0031】即ち、エチレングリコールモノエチルエー
テルアセテートの場合、溶解速度は優れているが、揮発
性と引火性とが高く、特に、白血球の減少症及び胎児の
流産の誘発などの生殖毒性を現す問題点があり、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテートは製造工
程上、β形態の物質を含有し、これもやはり奇形児の誘
発及び母胎毒性を現す問題点を有している。乳酸エチル
エステルは粘度が高く溶解速度が低いので、単独では十
分な洗浄の効果を得ることができず、アセトン、メチル
エチルケトンなどは引火点が低くて作業性が低下する問
題点がある。
【0032】これを解決するために、従来の単一溶剤を
混合して用いる方法などが開発された。
【0033】特開平4−130715号にはピルビン酸
アルキル系溶剤とメチルエチルケトンからなる混合溶剤
を洗浄剤として用い、特開平7−146562号にはプ
ロピレングリコールアルキルエーテルと3−アルコキシ
プロピオン酸アルキル類の混合物からなる洗浄剤組成物
を用い、特開平7−128867号にはプロピレングリ
コールアルキルエーテルとブチルアセテートと乳酸エチ
ルエステルの混合物、或いはブチルアセテートと乳酸エ
チルエステル、プロピレングリコールアルキルエーテル
アセテートの混合物からなる洗浄剤を用い、特開平7−
160008号にはプロピレングリコールアルキルエー
テルプロピオネートとメチルエチルケトンとの混合物、
或いはプロピレングリコールアルキルエーテルプロピオ
ネートと酢酸ブチルエステルとの混合物からなる洗浄剤
を用い、米国特許第4,983,490号にはプロピレ
ングリコールアルキルエーテルアセテートとプロピレン
グリコールアルキルエーテルからなる混合溶剤を洗浄剤
として用い、米国特許第4,886,728号には乳酸
エチルエステルとメチルエチルケトンとからなる混合物
を洗浄剤として用いている。
【0034】しかし、前述した前記混合溶剤も徐々に高
集積化、大口径化している半導体の素子類の製造に適用
するのには難しさがある。
【0035】たとえば、ピルビン酸アルキル系溶剤とメ
チルエチルケトンとからなる混合溶剤とは、感光膜の主
要成分の一つである感光剤のうちのエステル化率の高い
1,2−ナフトキノンジアジド系の感光剤に対する溶解
性が低下し、プロピレングリコールアルキルエーテルプ
ロピオネートと酢酸ブチルエステルとの混合溶剤など揮
発性の高い溶剤を背面洗浄に適用する場合、基板が冷却
しながら感光膜の厚さの偏差が激しくなる現象が発生
し、乳酸エチルエステルとメチルエチルケトンとの混合
溶剤のように揮発性の低い溶剤を用いる場合、基板の端
部エッジ部位の洗浄性能が低下する。特に、ピルビン酸
メチル、ピルビン酸エチルなどの溶剤は長期間用いる
時、感光膜回転塗布器に付属する廃感光液の保存槽の中
の金属部位を腐食することが知られている。
【0036】用いられる溶剤の特性を見ると、先ず、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテルは、既存のエチ
レングリコールモノエチルエーテルに比べて感光性樹脂
の感光速度を増加させる利点があるが(即ち、光活性物
質に対する溶解性が優れていることを意味する)、これ
に接触する人は悪臭と生態学的な憂慮で不快感を感じ
る。これを改善する方法としてプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテートと混合して用いようとする
試み(米国特許第4,983,490号)があったが、
これもやはり悪臭などによる不快感を完全に解消するこ
とはできなかった。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
洗浄剤組成物の短所を補完し、半導体の集積回路素子の
微細化、高集積化によって長波長の領域の感光性樹脂の
組成物から短波長エキシマレーザ用感光性樹脂の組成物
まで、様々な種類の感光性樹脂の組成物を単一の洗浄剤
組成物を用いて工程を単純化し、集積回路素子の多層化
に用いられる層間絶縁膜用、平坦化用、多層レジストシ
ステムの中間層用であるSOGの回転塗布工程において
発生する基板の端部エッジ部位と背面部位との不必要な
塗布液の除去に最適の効率を発揮することができる洗浄
剤組成物を提供することを目的とする。
【0038】また、本発明の他の目的は、SOG及び短
波長エキシマレーザ用感光性樹脂に対して優れた溶解速
度と揮発性とを有する洗浄剤組成物を提供することにあ
る。
【0039】本発明の他の目的は、ノズルを通した噴射
によって前記SOG及び感光性樹脂の組成物を効果的に
除去し、スムーズな処理断面を得ることができる半導体
素子類の製造工程用の洗浄剤組成物を提供することにあ
る。
【0040】本発明の他の目的は、人体に対する毒性が
なく、悪臭による不快感がないので作業の安定性が高
く、腐食性が低い洗浄剤組成物を提供することにある。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく、SOGや各種の感光性樹脂の除去に有効
な洗浄剤組成物について鋭意研究したところ、本発明の
如き組成を有する洗浄剤組成物により上記目的が達成で
きることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、
本発明の要旨は、下記の通りである。
【0042】1.a)プロピレングリコールモノアルキ
ルエーテル40〜80重量%、 b)モノオキシカルボン酸エステル(乳酸アルキルエス
テルを除く)10〜30重量%、 c)アルキルエタノエート1〜20重量%、及び d)乳酸アルキルエステル1〜20重量%を含有してな
る洗浄剤組成物。
【0043】2.スピン−オン−ガラス及び/又は感光
性樹脂の除去に使用するものである上記1に記載の洗浄
剤組成物。ここで、スピン−オン−ガラス及び/又は感
光性樹脂とは、硬化前又は硬化後のものや、塗布液とし
て含有されるものなどを包含する概念である。
【0044】3.前記a)のプロピレングリコールモノ
アルキルエーテルがプロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノプロピルエテール、及びプロピ
レングリコールモノブチルエーテルからなる群より選択
される上記1又は2に記載の洗浄剤組成物。
【0045】4.前記b)のモノオキシカルボン酸エス
テルが3−メトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシ
プロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸エチ
ル、3−エトキシプロピオン酸メチル、2−メトキシ酢
酸メチル、2−エトキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシプ
ロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチ
ル、2−ヒドロキシプロピオン酸プロピル、2−メトキ
シプロピオン酸エチル、2−エトキシプロピオン酸プロ
ピル、2−エトキシプロピオン酸エチル、β−メトキシ
イソ酪酸メチル、及びα−ヒドロキシイソ酪酸メチルか
らなる群より選択される上記1〜3いずれかに記載の洗
浄剤組成物。
【0046】5.前記c)のアルキルエタノエートが酢
酸メチルエステル、酢酸エチルエステル、及び酢酸ブチ
ルエステルからなる群より選択される上記1〜4いずれ
かに記載の洗浄剤組成物。
【0047】6.前記d)乳酸アルキルエステルが乳酸
メチルエステル、乳酸エチルエステル、及び乳酸ブチル
エステルからなる群より選択される上記1〜5いずれか
に記載の洗浄剤組成物。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0049】本発明は前記目的を達成するために、プロ
ピレングリコールモノアルキルエーテルとモノオキシカ
ルボン酸エステル、アルキルエタノエート及び乳酸アル
キルエステルを混合した混合洗浄剤組成物を提供する。
その際、プロピレングリコールモノアルキルエーテル4
0乃至80重量%と、モノオキシカルボン酸エステル1
0乃至30重量%と、アルキルエタノエート1乃至20
重量%と、乳酸アルキルエステル1乃至20重量%を混
合し、好ましくは、プロピレングリコールモノアルキル
エーテル50乃至80重量%と、モノオキシカルボン酸
エステル10乃至25重量%と、アルキルエタノエート
1乃至10重量%と、乳酸アルキルエステル1乃至10
重量%を混合する。
【0050】本発明の組成物は、前記プロピレングリコ
ールモノアルキルエーテルとモノオキシカルボン酸エス
テルとアルキルエタノエート、乳酸アルキルエステルの
全ての半導体等級のきわめて純粋なものを選択して用い
ることができ、VLSI等級で0.1μm 水準でろ過し
たものが好適に用いられる。
【0051】前記洗浄剤組成物のうちのプロピレングリ
コールモノアルキルエーテルとしては、例えばアルキル
基の炭素数が1〜5であるものを用いることができ、こ
のようなものとしては、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロ
ピレングリコールモノブチルエーテルなどがある。この
うち、プロピレングリコールモノメチルエーテルがSO
Gの主成分であるシロキサン高分子に対する溶解度が最
もよい。
【0052】前記組成物のうちの一つの成分であるモノ
オキシカルボン酸エステルとしては、例えばアルキル
基、アルコキシ基の炭素数が1〜5であるものを用いる
ことができ、このようなものとしては、3−メトキシプ
ロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、
3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピ
オン酸メチル、2−メトキシ酢酸メチル、2−エトキシ
酢酸エチル、2−ヒドロキシプロピオン酸メチル、2−
ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシプロピ
オン酸プロピル、2−メトキシプロピオン酸エチル、2
−エトキシプロピオン酸プロピル、2−エトキシプロピ
オン酸エチル、β−メトキシイソ酪酸メチル、α−ヒド
ロキシイソ酪酸メチルなどがある。このうち、3−エト
キシプロピオン酸エチルがバインダーフェノール樹脂に
対する溶解度の側面で適する。
【0053】また、前記組成物の他の成分であるアルキ
ルエタノエートとしては、例えばアルキル基の炭素数が
1〜4であるものを用いることができ、このようなもの
としては、酢酸メチルエステル、酢酸エチルエステル、
酢酸ブチルエステルなどがある。このうち、酢酸ブチル
エステルがエキシマレーザ用感光性樹脂の組成物のバイ
ンダー樹脂であるポリビニルフェノール樹脂に対する溶
解性能の側面で最も適する。
【0054】また、本発明の組成物の他の成分である乳
酸アルキルエステルとしては、例えばアルキル基の炭素
数が1〜4であるものを用いることができ、このような
ものとしては、乳酸メチルエステル、乳酸エチルエステ
ル、乳酸ブチルエステルなどがある。このうち、乳酸エ
チルエステルが感光性樹脂の組成物の光活性成分に対す
る溶解性能の側面で最も優れている。
【0055】一方、用いられる溶剤の特性を見ると、本
発明の組成の一成分であるモノオキシカルボン酸エステ
ルと混合された場合、従来の悪臭による不快感と人体に
対する毒性がなく、同時に、感光性樹脂に対する溶解性
能も上昇作用を引き起こすことが確認できる。
【0056】プロピレングリコールモノメチルエーテル
は空気の中に露出する時、人体に対する安定性が高いと
報告されており、物質代謝の側面でも人体に急速にプロ
ピレングリコールとアルコールとに分解されて安全であ
る。毒性実験においてマウスに口腔投与による50%の
致死量を表すLD50(MOUSE)=4.4g/kgで
あり、加水分解によって迅速に分解される。物理的な性
質は沸点132.8℃、引火点(クローズドカップ方式
で測定)32℃、粘度(25℃で)1.86cps、表
面張力26.5dyne/cm2 、溶解度パラメータ1
0.4である。
【0057】従来のエチレングリコールモノアルキルエ
ーテルアセテートを単独で用いた洗浄剤の場合、回転塗
布器で用いた後に悪臭があるだけでなく、蒸発する溶剤
のによって長時間用いる場合、疲労感を感じやすく、呼
吸器に悪影響を与えるといわれ、作業者らに不快感を与
えたが、モノオキシカルボン酸エステルと混合された場
合には悪臭がなく、モノオキシカルボン酸エステルの系
列のうちには香料として用いられる例もあるので、悪臭
による作業の不便を解消することができる。その他に、
モノオキシカルボン酸エステルは下記の表1に記載され
ているように、感光性樹脂のうちの高分子であるバイン
ダーフェノール樹脂に対して優れた溶解性を有する。こ
れらは従来用いられたエチレングリコールモノアルキル
エーテルアセテートより少ないもので2倍、多いもので
は10倍程度まで溶解度が高い。
【0058】前記モノオキシカルボン酸エステルは常温
で液状で存在し、ビタミンや他の化学物質の中間体とし
て用いられ、人体に対する特別な毒性が報告されてはい
ない。毒性実験において、マウスに口腔投与による50
%の致死量を表すLD50(mouse)=5.0g/k
gであり、酵素によって迅速に分解される。物理的な性
質は密度0.95g/cm3 、沸点170.1℃、引火
点(オープンカップ方式で測定)82.2℃、粘度(2
5℃で)1.20cps、表面張力27dyne/cm
2 である。
【0059】酢酸ブチルエステルの場合、各種の樹脂に
対する溶解度が優れており、特に表面張力が低く、揮発
性が優れていて洗浄剤組成物に所定の含量を添加する場
合、優れた界面特性を発揮することができる。また、短
波長用エキシマレーザの感光性樹脂の組成物のバインダ
ー樹脂であるポリビニルフェノールの誘導体樹脂とSO
Gの主成分であるシロキサンオリゴマー溶液に対する溶
解度が優れていることが表1からわかる。
【0060】酢酸ブチルエステルは毒性実験においてマ
ウスに口腔投与による50%の致死量を表すLD50(m
ouse)=7.0g/kgであり、物理的な性質は沸
点126.1℃、引火点(クローズドカップ方式で測
定)23℃、粘度(25℃で)0.74cps、表面張
力25dyne/cm2 、溶解度パラメータ8.5であ
る。
【0061】乳酸エチルエステルの場合、感光性樹脂の
光活性の成分に対する溶解度が他の溶剤に比べて優れて
いる。しかし、表面張力と粘度とが高くて洗浄剤組成物
として単独で用いがたいことと、混合して用いる場合に
は一定の比率の少量だけを洗浄剤組成物の全体に対して
10%以下に添加しなければ優れた特性を発揮すること
ができない。
【0062】乳酸エチルエステルは米国食品医薬局(F
DA)で人体に対する安定性を認定したものであって、
現在も食品添加剤として用いられている。毒性実験でマ
ウスに口腔投与による50%の致死量を表すLD50(m
ouse)=5.0g/kgであり、物質代謝の側面に
おいても人体で急速に乳酸とエタノールとに分解されて
安全である。物理的な性質は沸点156℃、引火点(ク
ローズドカップ方式で測定)52℃、粘度(25℃で)
2.38cps、表面張力34dyne/cm 2 、溶解
度パラメータ10である。
【0063】本発明の適用方法は前記四つの組成を一定
の成分比で適切に組み合わせた後、前述した各種の感光
性樹脂とSOGを回転塗布器によって塗布したものに対
し、基板のエッジと背面の部位に滴下或いはノズルを通
じたスプレー方式で供給して不必要な球形の物質を除去
する。洗浄剤組成物の供給量は用いる感光性樹脂とSO
Gの種類、膜の厚さによって調節でき、適切な量は通常
5〜100cc/minの範囲で選択して用いることが
できる。次に、スピンドライ工程などを通じて乾燥し、
後続するフォトリソグラフィー工程を経て半導体集積回
路用の微細回路の形成を完成することができる。
【0064】[溶解度の比較実験]高分子のバインダー
フェノール樹脂、ポリビニル樹脂、感光性光活性の成
分、シロキサン高分子溶液に対する溶解度を知るために
様々な溶媒に飽和溶液を作って最も溶解度の優れている
溶剤を100%にした時の比較比率を表1に示した。実
験の結果をみると、特定の溶剤が特定の成分に対して溶
解性能が優れていることが確認できた。即ち、高分子バ
インダーのフェノール樹脂に対しては3−エトキシプロ
ピオン酸エチルの溶解性能が最も優れていることが分か
り、ポリビニルフェノール樹脂に対しては酢酸ブチルエ
ステルが、感光性光活性成分に対しては乳酸エチルエス
テルの溶解性能が、シロキサン高分子溶液に対してはプ
ロピレングリコールモノメチルエーテルが最も優れた溶
解性能を有していることがわかる。
【0065】
【表1】 前記表1において、EGMEAはエチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート(Ethylenegly
col monomethyletheracetat
e)であり、PGMEはプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル(Propyleneglycolmono
methylether)であり、EPEは3−エトキ
シプロピオン酸エチル(3−Ethoxypropan
oicacidethylester)であり、MBM
はβ−メトキシイソ酪酸メチル(β−Methoxyi
sobutyricacidmethylester)
であり、PGMEPはプロピレングリコールモノメチル
エーテルプロピオネート(Propyleneglyc
olmonomethyletherpropiona
te)であり、BEは酢酸ブチルエステル(Butyl
ethanoate)であり、EPはピルビン酸エチル
(Ethylpyruvate)であり、ELは乳酸エ
チルエステル(Ethyllactate)であり、M
EKはメチルエチルケトン(Methylethylk
etone)である。
【0066】本発明において、前記四つの組成を一定の
成分比で適切に組み合わせて用いる場合、前述の如き洗
浄剤組成物として優れた性能を発揮することができる。
【0067】
【実施例】以下、実施例と比較例によって本発明を具体
的に説明するが、これらの実施例は本発明を例示するた
めのものであって、本発明がこれらに限られるわけでは
ない。本実施例において用いられた基板は下記の通りで
ある。
【0068】直径が8インチである酸化シリコン基板を
用いる。これら基板を先ず、それぞれ過酸化水素/硫酸
混合物を含有する二つの浴で洗浄(それぞれの浴で5分
くらい浸ける)した後、イオン交換水で洗う。この過程
は注文制作した洗浄設備で進める。以後、これら基板を
スピンドライヤ(VERTEQ社製品、モデルSRD1
800−6)で回転乾燥する。次に、基板の上部面にそ
れぞれの感光膜を一定の厚さで被覆する。感光膜を塗布
するために回転被覆機(大日本スクリーン社製品、モデ
ル80A)を用いる。
【0069】前記回転被覆操作において感光膜組成物7
ccを停止された基板の中央に滴下する。以後、回転被
覆機を用いて500rpmで3秒間感光膜を分布させ
る。次に、基板を約2000〜4000rpm程度の回
転速度で加速させ、各感光膜を所定の厚さに調整する。
この速度で回転時間は約20〜30秒である。
【0070】実施例1〜4、比較例1〜3 (感光性樹脂の組成物に対する洗浄剤組成物の溶解速度
の測定試験)一般に用いることができる各種の感光性樹
脂の組成物のうちに表2に示す組成物[g−lineポ
ジティブ型感光性樹脂の組成物(ドンジン化成工業
(株)製品、商品名DSAM−300)、i−line
ポジティブ型感光性樹脂の組成物(ドンジン化成工業
(株)製品、商品名DPR−i5500)及びDeep
UVポジティブ型感光性樹脂の組成物(ドンジン化成工
業(株)製品、商品名DHRK−200L)に対して表
3に示す洗浄剤組成物と従来の洗浄剤組成物とを用いて
溶解速度を測定した。測定装備としては、レジスト現像
分析器(LithoTech.社製品、モデルRDA−
790)を用い、実験の結果は表4示した。
【0071】
【表2】
【表3】 前記表3において、PGMEはプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル(Propyleneglycolm
onomethylether)であり、EPEは3−
エトキシプロピオン酸エチルエステル(3−Ethox
ypropanoicacidethylester)
であり、MBMはβ−メトキシイソ酪酸メチルエステル
(β−Methoxyisobutyricacidm
ethylester)であり、PGMEPはプロピレ
ングリコールモノメチルエーテルプロピオン酸塩(Pr
opyleneglycolmonomethylet
herpropionate)であり、PGMEAはプ
ロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(P
ropyleneglycolmonomethyle
theracetate)であり、BEは酢酸ブチルエ
ステルエステル(Buthylehtanoate)で
あり、ELは乳酸エチルエステル(Ethyllact
ate)であり、BLは乳酸ブチルエステル(Buty
llactate)である。
【0072】
【表4】 前記表4のように、本発明による洗浄剤組成物が従来の
洗浄剤組成物より感光性樹脂の種類に関わらずに溶解速
度の面において速いことが確認できた。
【0073】前記洗浄剤組成物はフォトリソグラフィー
工程において不良品として回収される基板や、或いは工
程管理のために任意に引出したテスト用基板からその表
面に付着している感光膜を除去して基板を再使用するた
めの目的に用いることができるが、この場合、前記結果
における本発明による洗浄剤組成物が溶解速度が優れて
いて基板の再使用のための工程の時間を短縮する長所が
ある。
【0074】(感光性樹脂の組成物に対する洗浄剤組成
物の不必要な感光膜の除去実験)8インチの酸化シリコ
ン基板にそれぞれの感光膜の組成物を塗布した後、本発
明による洗浄剤組成物と従来用いられた洗浄剤組成物と
でエッジ部位の不必要な感光膜を除去する実験(Edg
eBeadRemoving実験;以下EBR実験とい
う)を進めた。EBR実験もやはり基板に感光膜を塗布
する時に用いた同一回転被覆器を用いた。
【0075】表5に示す感光性樹脂の組成物の感光膜が
被覆された基板にEBRノズルを通して表3の洗浄剤組
成物を供給し、表6の条件でエッジ部分の感光膜の除去
操作を行った。各洗浄剤は圧力計が装置された加圧容器
から供給され、この時の加圧圧力は9.8Nであり、E
BRノズルから出る洗浄剤の流量は12cc/minで
あった。
【0076】各感光性樹脂の組成物に対するEBR実験
の評価は表7に、EBR実験の後のエッジを表8の各図
にSEM写真で示した。
【0077】
【表5】
【表6】
【表7】 前記表7において、評価記号○はEBR実験の後のエッ
ジ部分の形態が鮮明なことを表し、評価記号△はEBR
実験の後にエッジ部分の形態が攻撃を受けて歪んだこと
を表し、×はEBR実験の後にエッジ膜のテーリング
(tailing)現象が発生したことを表す。
【0078】
【表8】 前記表7、8のように、本発明による洗浄剤組成物は全
ての感光膜に対して優れたEBR性能(きれいなエッジ
形態)を表すが、従来の2成分系洗浄剤組成物は感光膜
によって顕著な差異を見せ、殆ど不良なエッジの形態と
なる。特に、DeepUVポジティブ感光膜における従
来の2成分系洗浄剤組成物はtailing現象が激し
く発生することを防止することができない。これはその
後の工程の進行において装備の汚染などで半導体素子を
製造する時、収率をダウンさせる。
【0079】実施例5 8インチの酸化シリコン基板に、前記感光性樹脂の組成
物を塗布した後、本発明の実施例1と実施例2の洗浄剤
組成物と従来の比較例1と比較例3との洗浄剤組成物を
EBR回転速度を低速rpmと高速rpmとに変化させ
ながら、表9の条件でエッジ感光膜の除去実験を行っ
た。
【0080】肉眼判定は低速EBRの回転速度(120
0rpm)では表10に記載し、高速EBRの回転速度
(2800rpm)では表11に記載した。
【0081】また、肉眼判定は低速EBRの回転速度
(1200rpm)でのSEM写真の比較は表12に記
載し、高速EBRの回転速度(2800rpm)でのS
EM写真の比較は表13に記載した。
【0082】
【表9】
【表10】
【表11】 前記表10及び11において、評価記号○はEBR実験
の後のエッジ部分の形態が鮮明なことを表し、評価記号
△はEBR実験の後にエッジ部分の形態が攻撃を受けて
歪んだことを表し、×はEBR実験の後のエッジ膜のテ
ーリング(tailing)現象が発生したことを表
す。
【0083】
【表12】
【表13】 前記表10、11,12、13のように、本発明による
洗浄剤組成物はEBRrpmの条件を変化する場合にも
同等に優れた断面の形態を維持する。これは本発明によ
る洗浄剤組成物が特定の条件でだけ効果を現すのでな
く、様々な条件で同一の性能を現し、工程条件の変化に
対して従来の洗浄剤組成物より安定していることを意味
する。
【0084】実施例6 SOG溶液のEBR実験に関し、実験の条件は次の通り
である。8インチの酸化シリコン基板の中央にSOG溶
液(TOK社製品、商品名TCPS190)1.5mlを
滴下し、回転被覆機を用いて50rpmで2秒間SOG
組成物を分布する。以後、基板を2800rpmに加速
し、SOG溶液を一定の厚さで調節する。この時のSO
G組成物の厚さは0.3μm である。
【0085】前記のように基板の上にSOG溶液を塗布
した後、本発明による実施例1〜4の洗浄剤組成物と従
来の比較例1〜3の洗浄剤組成物でEBR実験を進め
た。
【0086】EBR実験の条件は表14の通りであり、
SOGに対する洗浄剤組成物のEBR実験の後の評価及
びエッジの形態は表15に記載した。
【0087】
【表14】
【表15】 前記表15において、評価記号○はEBR実験の後のエ
ッジ部分の形態が鮮明なことを表し、評価記号△はEB
R実験の後のエッジ部分の形態が攻撃を受けて歪んだこ
とを表し、×はEBR実験の後のエッジ膜のテーリング
現象が発生したことを表す。
【0088】前記表15のように、本発明による洗浄剤
組成物は感光膜だけでなく、SOGにおいても優れた効
果を現すことがわかる。これは半導体素子類の製造工程
において洗浄剤組成物が用いられる様々な段階の工程に
単一の洗浄剤組成物を用いることによって、洗浄剤供給
装置を統合する効果を得る。これにより、洗浄剤供給装
置と工程の管理とが簡便になり、費用の節減の効果を得
ることができる。
【0089】
【発明の効果】本発明によると、ノズルで噴射して基板
の上のエッジ部位の洗浄や基板の背面の感光膜を洗浄除
去することにおいて、既存の洗浄剤組成物とは差別化し
た4成分系洗浄剤組成物を用いて様々な種類の感光膜だ
けでなく、SOG組成物まで多様な塗布組成物を十分に
迅速で経済的に除去することができるようにし、半導体
素子類の製造工程の簡便化及び生産の収率を向上するこ
とができる効果がある。
【0090】また、本発明によると、フォトリソグラフ
ィー工程において不良品として回収される基板や工程の
管理のために任意に引出したテスト用基板からその表面
に付着している感光膜を除去して基板が再使用できるよ
うにし、基板の再活用及び経済的な使用を可能にする効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布液が回転被覆された基板を概略的に示した
平面図である。
【図2】図1の基板の端部エッジ部位(点線の中)を拡
大したSEM写真であって、塗布された基板がきれいに
洗浄された後の状態を示したSEM写真である。
【図3】図1の基板の端部エッジ部位(点線のなか)を
拡大したSEM写真であって、塗布された基板の洗浄除
去の過程で引き起こされることがある感光膜攻撃の現象
を示すSEM写真である。
【図4】図1の基板の端部エッジ部位(点線の中)を拡
大したSEM写真であって、塗布された基板の洗浄除去
過程で引き起こされることがある感光膜のテーリング現
象を示すSEM写真である。
【図5】感光膜が塗布された基板における多重反射の効
果を示す側断面図である。
【図6】感光膜の膜の厚さの変動によるパターンの大き
さの変化を示す図面である。
【図7】表8に示した実施例1の洗浄剤組成物を感光性
樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察したSE
M写真である。
【図8】表8に示した実施例2の洗浄剤組成物を感光性
樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察したSE
M写真である。
【図9】表8に示した比較例1の洗浄剤組成物を感光性
樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察したSE
M写真である。
【図10】表8に示した比較例2の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図11】表8に示した実施例1の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図12】表8に示した実施例2の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図13】表8に示した比較例1の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図14】表8に示した比較例2の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図15】表8に示した実施例1の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図16】表8に示した実施例2の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図17】表8に示した比較例1の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図18】表8に示した比較例2の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図19】表8に示した実施例1の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図20】表8に示した実施例2の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図21】表8に示した比較例1の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図22】表8に示した比較例2の洗浄剤組成物を感光
性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図23】表12に示した実施例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図24】表12に示した実施例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図25】表12に示した比較例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図26】表12に示した比較例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図27】表12に示した実施例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図28】表12に示した実施例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図29】表12に示した比較例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図30】表12に示した比較例2の洗浄剤組成物の感
光性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図31】表12に示した実施例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図32】表12に示した実施例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図33】表12に示した比較例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図34】表12に示した比較例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図35】表12に示した実施例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図36】表12に示した実施例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図37】表12に示した比較例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図38】表12に示した比較例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図39】表13に示した実施例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図40】表13に示した実施例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図41】表13に示した比較例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図42】表13に示した比較例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Aに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図43】表13に示した実施例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図44】表13に示した実施例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図45】表13に示した比較例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図46】表13に示した比較例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Bに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図47】表13に示した実施例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図48】表13に示した実施例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図49】表13に示した比較例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図50】表13に示した比較例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Cに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図51】表13に示した実施例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図52】表13に示した実施例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図53】表13に示した比較例1の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図54】表13に示した比較例2の洗浄剤組成物を感
光性樹脂Dに対するEBR試験の後、エッジを観察した
SEM写真である。
【図55】表15に示した実施例1の洗浄剤組成物をS
OG溶液に対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図56】表15に示した実施例2の洗浄剤組成物をS
OG溶液に対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図57】表15に示した実施例3の洗浄剤組成物をS
OG溶液に対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図58】表15に示した実施例4の洗浄剤組成物をS
OG溶液に対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図59】表15に示した比較例1の洗浄剤組成物をS
OG溶液に対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図60】表15に示した比較例2の洗浄剤組成物をS
OG溶液に対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【図61】表15に示した比較例3の洗浄剤組成物をS
OG溶液に対するEBR試験の後、エッジを観察したS
EM写真である。
【符号の説明】
1 照射光 2 基板 3 基板の段差 4 感光膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オゥ,チャンギィー 大韓民国 京畿道城南市盆唐區亭子洞 122番地 サンロックマウル宇星アパー ト323棟1305号 (72)発明者 リー,サンダイ 大韓民国 京畿道華城郡楊甘面蓼塘里 625―3 (72)発明者 キム,ワンラェ 大韓民国 ソウル市盧原區下渓洞251番 地 青丘1次アパート110棟402号 (72)発明者 ウー,チョンスーン 大韓民国 ソウル市陽川區木1洞405― 293 3/1 (56)参考文献 特開 平7−128867(JP,A) 特開 平8−278637(JP,A) 特開 平7−146562(JP,A) 特開 平8−165496(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/00 - 19/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)プロピレングリコールモノアルキル
    エーテル40〜80重量%、 b)モノオキシカルボン酸エステル(乳酸アルキルエス
    テルを除く)10〜30重量%、 c)アルキルエタノエート1〜20重量%、及び d)乳酸アルキルエステル1〜20重量%を含有してな
    る洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 スピン−オン−ガラス及び/又は感光性
    樹脂の除去に使用するものである請求項1に記載の洗浄
    剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記a)のプロピレングリコールモノア
    ルキルエーテルがプロピレングリコールモノメチルエー
    テル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロ
    ピレングリコールモノプロピルエテール、及びプロピレ
    ングリコールモノブチルエーテルからなる群より選択さ
    れる請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 前記b)のモノオキシカルボン酸エステ
    ルが3−メトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプ
    ロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、
    3−エトキシプロピオン酸メチル、2−メトキシ酢酸メ
    チル、2−エトキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシプロピ
    オン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2
    −ヒドロキシプロピオン酸プロピル、2−メトキシプロ
    ピオン酸エチル、2−エトキシプロピオン酸プロピル、
    2−エトキシプロピオン酸エチル、β−メトキシイソ酪
    酸メチル、及びα−ヒドロキシイソ酪酸メチルからなる
    群より選択される請求項1〜3いずれかに記載の洗浄剤
    組成物。
  5. 【請求項5】 前記c)のアルキルエタノエートが酢酸
    メチルエステル、酢酸エチルエステル、及び酢酸ブチル
    エステルからなる群より選択される請求項1〜4いずれ
    かに記載の洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 前記d)乳酸アルキルエステルが乳酸メ
    チルエステル、乳酸エチルエステル、及び乳酸ブチルエ
    ステルからなる群より選択される請求項1〜5いずれか
    に記載の洗浄剤組成物。
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