JP3480061B2 - 高Crフェライト系耐熱鋼 - Google Patents

高Crフェライト系耐熱鋼

Info

Publication number
JP3480061B2
JP3480061B2 JP22453194A JP22453194A JP3480061B2 JP 3480061 B2 JP3480061 B2 JP 3480061B2 JP 22453194 A JP22453194 A JP 22453194A JP 22453194 A JP22453194 A JP 22453194A JP 3480061 B2 JP3480061 B2 JP 3480061B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
toughness
oxidation resistance
effect
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22453194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0885849A (ja
Inventor
正晃 五十嵐
潤之 仙波
佳織 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP22453194A priority Critical patent/JP3480061B2/ja
Priority to DE69508876T priority patent/DE69508876T2/de
Priority to EP95114564A priority patent/EP0703301B1/en
Priority to US08/529,395 priority patent/US5591391A/en
Publication of JPH0885849A publication Critical patent/JPH0885849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3480061B2 publication Critical patent/JP3480061B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/22Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with molybdenum or tungsten
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/30Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with cobalt

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、高Crフェライト系耐熱
鋼に関し、より詳しくは、ボイラ、原子力、化学工業な
どの広い産業分野で使用される高温耐熱耐圧部材、具体
的には、鋼管、圧力容器用鋼板、タービン用材料として
使用して好適な、耐水蒸気酸化性と長時間クリープ強度
に優れた高Crフェライト系耐熱鋼に関する。 【0002】 【従来の技術】ボイラ、原子力、化学工業用等の高温耐
熱耐圧部材に使用される耐熱鋼には、一般に、高温強
度、高温耐食性、耐酸化性および靭性等が要求される。 【0003】これらの用途には、従来、JIS-SUS321H 、
同SUS347H 鋼などのオーステナイト系ステンレス鋼、JI
S-STBA24(2・1/4Cr-1Mo )鋼などの低合金鋼、さらには
JIS-STBA26(9Cr-1Mo 鋼)などの 9〜12Cr系の高Crフェ
ライト鋼が用いられてきた。 【0004】なかでも、高Crフェライト鋼は、 500〜65
0 ℃の温度域において、強度、耐食性の点で低合金鋼よ
りも優れており、また、オーステナイト系ステンレス鋼
に比べて安価であり、熱伝導度が高く、且つ熱膨張が小
さいことから耐熱疲労特性やスケール剥離が起こりにく
く、さらに応力腐食割れを起こさないなどの利点がある
ため、多く使用されている。 【0005】近年、火力発電において熱効率をより一層
向上させるため、蒸気条件の高温高圧化が進められてお
り、超臨界圧条件から将来的には 650℃で 350気圧とい
うような超々臨界圧条件での操業が計画されている。こ
のような操業条件の推移に伴って、ボイラ用鋼管等に対
する要求性能もますます過酷化してきており、長時間ク
リープ強度、耐酸化性、特に耐水蒸気酸化性の観点か
ら、もはや既存の高Crフェライト鋼では十分に要求性能
を満足できない状況に至っている。 【0006】この要求に答えるには、オーステナイト系
ステンレス鋼を用いるのが適当であるが、高価で不経済
であるため、オーステナイト系ステンレス鋼に比べて安
価な高Crフェライト鋼においても、W を多く含有させた
新しい高Crフェライト鋼の適用が検討されつつある。 【0007】例えば、特開平3-097832号公報には、従来
よりも Wの含有量を高め、さらに高温耐酸化性を改善す
る観点からCuを含有させた高Cr耐熱鋼が、また、特開平
4-371551号公報および特開平4-371552号公報には、Mo/
W の適正化に加えて、Co、 Bを複合添加することで高温
強度と靭性を高めた高Cr耐熱鋼が提案されている。しか
し、これらの鋼は、W を多量に含有しているので確かに
高温クリープ強度は向上するが、W はMo、Cr等と共にフ
ェライト生成元素であるため、多量添加によりδ−フェ
ライトが生成し、靭性が低下するのを避け得ないという
欠点がある。 【0008】この対策としては、マルテンサイト単相と
するのが最も効果的であり、このため、例えば、特開平
5-263196号公報等には、Cr量を低減することで、また、
特開平5-311342号公報、同5-311343号公報、同5-311344
号公報、同5-311345号公報、同5-311346号公報等には、
オーステナイト生成元素であるNi、Cu、Co等を多量添加
することで靭性改善を図った鋼が提案されている。 【0009】しかし、前者の特開平5-263196号公報に提
案された鋼は、Mo、Ni等が Cr2O3の緻密なコランダム型
の安定なスケール構造を破壊するため、耐水蒸気酸化性
が劣り、また、後者の特開平5-311342号公報等に提案さ
れた鋼は、Ni、Cu等を多量に含有するため、鋼の Ac1
態点および Ac3変態点を低下させることから、焼きもど
し軟化抵抗が小さくなって、かえって長時間強度が低下
する一方、これらの元素の多量添加は、Cr2O3 を主体と
する酸化物の構造を変化させ、耐水蒸気酸化性も劣化す
るという欠点を有している。 【0010】このように、高温高圧の超々臨界圧条件下
における高温長時間クリープ強度、靭性および耐水蒸気
酸化性のすべての特性を満足する高Crフェライト系耐熱
鋼は今だに見あたらない。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の実状に鑑み、高温長時間クリープ強度、靭性および耐
水蒸気酸化性、なかでも特に、耐水蒸気酸化性に優れた
新規な高Crフェライト系耐熱鋼を提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、次の高
Crフェライト系耐熱鋼にある。 【0013】重量%で、C:0.02〜0.15%、Si:0〜1.0
%、Mn:0.05〜1.5 %、Cr:8.0〜13.0%、Mo:0.20%
超、1.0 %以下、W: 2.5〜4.0 %、V:0.10〜0.50%、T
a:0.01〜0.50%、Co:2.5〜8.0 %、sol-Al:0.001〜0.0
50 %、N: 0.020〜0.12%、B: 0〜0.030 %、Ni:0〜1.5
%、Ti:0〜0.15%、Zr:0〜0.30%、Hf:0〜0.60%、Ca:
0〜0.010 %、Mg:0〜0.010 %を含み、さらに、Sc:0.00
1〜0.08%、Y: 0.001〜0.15%、La:0.001〜0.23%、Ce:
0.001〜0.23%およびNd:0.001〜0.24%のうちの1種ま
たは2種以上を下式を満足する範囲で含有し、 O(酸素)≦48.0*[(Sc/89.91)+(Y/177.92)+(La/277.81)
+(Ce/280.24)+(Nd/288.40)]≦ 0.060 残部Fe及び不可避的不純物からなり、不純物中の P、
S、O がそれぞれ 0.030%以下、0.015 %以下、0.010
%以下であり、Fe W 型のμ相が粒内に微細分散析出
した組織を有することを特徴とする、耐水蒸気酸化性と
長時間クリープ強度に優れた高Crフェライト系耐熱
鋼。 【0014】上記の鋼において、Ti、ZrおよびHf、Caお
よびMg、ならびにSi、Ni、B は、いずれも無添加でもよ
い。 【0015】Ti、ZrおよびHfのうちの1種または2種以
上を含有させる場合はいずれの元素も0.005 %以上とす
ること、CaおよびMgの1種または2種を含有させる場合
はいずれの元素も0.0005%以上とすること、Siを含有さ
せる場合は0.01%以上とすること、Niを含有させる場合
は0.10%以上とすること、B を含有させる場合は0.0005
%以上とすること、がそれぞれ望ましい。 【0016】本発明者らは、高Crフェライト系耐熱鋼の
高温長時間クリープ強度、靭性および耐水蒸気酸化性
が、鋼の化学成分およびミクロ組織とどの様に対応して
いるのか詳細に検討した結果、以下のような知見を得、
本発明をなした。 【0017】本発明の技術的な新知見および本発明鋼の
設計は、次の〜の技術思想に基づく。 【0018】高Crフェライト系耐熱鋼の 600℃以上に
おける10万時間までの長時間側クリープ強度の向上は、
Fe7W6 型(Cr、Moを含有する場合には、例えば、Fe55Cr
22(Mo、W )23の組成になる)のμ相を主体とする金属
間化合物が粒内に微細分散析出した組織とすることによ
り確保できること。 【0019】上記μ相が粒内に微細分散析出した組織
は、W の単独添加での強化、もしくはMoとの複合添加の
場合でも従来よりもMoを低減して主として Wで強化する
ことで達成できる。すなわち、Moの場合には、旧オース
テナイト粒界やマルテンサイトラス界面に局所的なμ相
の析出が生じるため、長時間加熱で凝集粗大化し易く靭
性が低下するのに対し、W の場合には、Moに比べて拡散
速度が遅いため、μ相析出が旧オーステナイト粒界やマ
ルテンサイトラス界面にはほとんど生じないので凝集粗
大化が抑制され、μ相起因の靭性劣化が生じないこと。 【0020】Taは、Nbと同様に、それ自身炭窒化物を
形成し、高応力での短時間クリープ強度の向上に寄与す
る。また、Nbはそれ自身μ相に固溶してμ相析出を促進
するとともに、Moと同様に拡散速度が速いため、μ相の
析出を遅延させる析出遅延効果がないのに対し、Taは拡
散速度が遅く、μ相の析出を遅延させて長時間クリープ
強度をも向上させることから、これを必須成分として添
加するのが有効であること。 【0021】水蒸気酸化の抑制は、Cr酸化物主体のス
ケール構造である場合が基本とされるが、特に、Moがス
ケール中に混入すると、コランダム型の緻密なCr2O3
ケールからスピネル型の脆いスケールへと変化し、耐水
蒸気酸化性が著しく劣化するので、Moは無添加、もしく
は添加する場合にあってはその含有量を極力少なくする
必要があるのに対し、W はCr、Fe等との複合酸化物を形
成しても耐水蒸気酸化性を劣化させることがないから、
W の単独添加とするのがよいこと。 【0022】しかし、強化元素であるMoを添加した場
合にも、酸化物の生成傾向が極めて強いSc、Y 、La、Ce
およびNdのうちの1種または2種以上を適量添加させる
と、耐水蒸気酸化性に及ぼすMoの悪影響をなくすること
ができること。すなわち、Sc、Y 、La、CeおよびNdは、
いずれも強力な酸化物生成元素で、通常、溶鋼中におい
ても酸化物を形成し、この時生成したこれら元素の酸化
物は微細に鋼中に存在しており、鋼が高温高圧の水蒸気
雰囲気に曝され、鋼表面にCr主体の酸化皮膜が形成され
るに至ると、FeCr2O4 、NiCr2O4 、Fe2Mo4等のスピネル
型酸化物の形成を抑制するというピン止め効果によっ
て、スケール成長を抑制するとともに、MoがCr主体の酸
化皮膜中へ混入するのを抑制する結果、耐水蒸気酸化性
を飛躍的に向上させることができること。 【0023】 【作用】以下、本発明の各合金成分の限定理由について
説明する。 【0024】C :0.02〜0.15% C は、MC[炭窒化物 M( C、N )として形成される場合
もある。なお、M は合金元素を指し、以下同じ]、M
7C3、M23C6 型の炭化物を形成して、本発明鋼の性能に
大きく影響する元素である。本発明の高Crフェライト系
耐熱鋼は、通常、焼きならし(ノルマ)+焼きもどし
(テンパ)処理によって焼きもどしマルテンサイト組織
を得て使用されるが、その熱処理段階での炭化物の析出
状況により短時間のクリープ強度が決定され、さらに、
長時間使用加熱中には、VCやTaC 等の微細な炭化物の析
出も進行し、長時間側のクリープ強度の向上に寄与する
ことになる。しかし、この析出強化の効果を得るために
は0.02%以上が必要であり、一方、0.15%を超えると使
用初期段階から炭化物の凝集粗大化を招き、逆に長時間
側のクリープ強度の低下を招くことから、C 含有量は0.
02〜0.15%とした。好ましくは、0.06〜0.12%である。 【0025】Si:上限1.0 % Siは、溶鋼の脱酸剤として、また高温における耐水蒸気
酸化性を向上させるのに有効な元素であるが、多量の添
加は靭性劣化を招くことから、これまで0.01〜1.0 %の
範囲で添加されてきた。よって、本発明においても、添
加する場合には0.01%以上含有させるのが望ましいが、
sol-Al含有量で 0.050%以下程度の微量Alによって脱酸
する場合には、Siは添加しなくてもよい。よって、その
上限を1.0 %とした。 【0026】Mn:0.05〜1.5 % Mnは、溶鋼の脱酸剤および脱硫剤として添加するが、高
応力での短時間クリープ強度を向上させるのに有効な元
素である。しかし、その効果を得るためには0.05%以上
が必要であり、一方、1.5 %を超えると靭性を劣化させ
ることから、Mn含有量は0.05〜1.5 %とした。好ましく
は、0.10〜1.0 %である。 【0027】Cr:8.0 〜13.0% Crは、炭化物を形成してクリープ強度を向上させるとと
もに、Cr主体の緻密な酸化皮膜を形成し、本発明鋼の高
温における耐食性や耐酸化性、特に耐水蒸気酸化性の維
持に大きく寄与する元素である。しかし、その効果を得
るためには 8.0%以上が必要であり、一方、13.0%を超
えるとδ−フェライトの生成を促進し、靭性劣化を招く
ことから、Cr含有量は 8.0〜13.0%とした。好ましく
は、9.0 〜12.0%である。 【0028】W :2.5 〜4.0 % W は、本発明鋼の主要な強化元素の一つで、高温使用中
にFe7W6 型のμ相を主体とする金属間化合物として粒内
に微細分散析出し、長時間クリープ強度の向上に寄与す
るとともに、Cr炭化物中にも一部固溶して炭化物の凝
集、粗大化を抑制し、強度の維持に寄与する元素であ
る。しかし、その効果を得るためには 2.5%以上が必要
であり、一方、4.0 %を超えるとδ−フェライトの生成
を促進し、靭性劣化を招くことから、W 含有量は 2.5〜
4.0 %とした。好ましくは、2.5 〜3.5 %である。 【0029】Mo:0.20%超、1.0 %以下 Moは、W との複合添加で主に固溶強化および析出強化に
寄与し、特に M23C6、あるいはM7C3型炭化物の長時間安
定性には極めて有効な元素で、その効果は0.20%超で得
られる。しかし、Moは前述したように耐水蒸気酸化性に
対しては極めて悪影響を及ぼす元素であり、後述のSc、
Y 、La、Ce、Nd等との複合添加によってその弊害は解消
できるが、1.0 %を超える多量の添加は靭性低下を招く
ので、Mo含有量は0.20%超、1.0 %以下とした。好まし
くは、0.25〜0.50%である。 【0030】V :0.10〜0.50% V は、微細な炭窒化物を形成してクリープ強度の向上に
寄与する元素である。 【0031】しかし、その効果を得るためには0.10%以
上が必要であり、一方、0.50%を超えて添加してもその
効果は飽和することから、V 含有量は0.10〜0.50%とし
た。好ましくは、0.15〜0.35%である。 【0032】Ta:0.01〜0.50% Taは、窒化物および炭窒化物を形成して、強度、靭性の
向上に寄与するとともに、Fe7W6 型のμ相の析出を遅延
させて高温長時間側のクリープ強度を向上させる元素で
ある。しかし、その効果を得るためには0.01%以上が必
要であり、一方、0.50%を超えると粗大な窒化物を形成
して、逆に靭性の低下を招くことから、Ta含有量は0.01
〜0.50%とした。好ましくは、0.10〜0.40%である。 【0033】Co:2.5 〜8.0 % Coは、本発明鋼においてFe7W6 型のμ相析出を促進し、
クリープ強度の向上に寄与するとともに、オーステナイ
ト生成元素であってマルテンサイト組織の安定化にも寄
与する元素である。しかし、その効果を得るためには
2.5%以上が必要であり、一方、8.0 %を超えると鋼の
Ac1変態点の低下が著しくなり、逆に強度低下を招くこ
とから、Co含有量は 2.5〜8.0 %とした。好ましくは、
3.0 〜 6.0%であ。 【0034】sol-Al:0.001〜0.050 % Alは、溶鋼の脱酸剤として添加する。しかし、その効果
を得るためにはsol-Al含有量で 0.001%以上が必要であ
り、一方、sol-Al含有量で 0.050%を超えるとクリープ
強度の低下を招くことから、sol-Al含有量は 0.001〜0.
050 %とした。 【0035】好ましくは、0.01〜0.03%である。 【0036】N :0.020〜0.12% N は、窒化物および炭窒化物を形成してクリープ強度、
靭性の向上に寄与する元素である。しかし、その効果を
得るためには0.020%以上が必要であり、一方、0.12%
を超えると窒化物の粗大化が進行し、逆に著しい靭性低
下を招くので、N 含有量は0.020〜0.12%とした。好ま
しくは、0.04〜0.08%である。 【0037】Sc、Y 、La、Ce、Nd:それぞれ、 0.001〜
0.08%、 0.001〜0.15%、 0.001〜0.23%、 0.001〜0.
23%、 0.001〜0.24% Sc、Y 、La、Ce、Ndは、前述したように、いずれも酸化
物生成傾向が極めて強く、溶鋼中では脱酸作用を有し、
Sc、Y 、La、CeおよびNdのうちの1種または2種以上を
選んで適量添加することにより酸化物が微細に鋼中に分
散し、鋼が高温高圧の水蒸気雰囲気に曝され、その表面
にCr主体の酸化被膜が形成されるに至るときにそのピン
止め効果によりスケール成長を抑制するとともに、Moが
Cr主体の酸化被膜中へ混入して酸化皮膜の構造を変質さ
せるのを抑制して鋼の耐水蒸気酸化性を飛躍的に向上さ
せる元素である。しかし、その効果を得るためには、い
ずれの元素も単独では、それぞれSc:0.001〜0.08%、Y:
0.001〜0.15%、La:0.001〜0.23%、Ce:0.001〜0.23
%、Nd:0.001〜0.24%の範囲で含有させるが、その効果
を発揮させるためには下式を満足する範囲で含有させる
ことが必要である。 【0038】0(酸素)≦48.0* (Sc/89.91)+(Y/177.92)
+(La/277.81)+(Ce/280.24)+(Nd/288.40) ≦ 0.060 上記の式は、種々実験研究の結果、本発明者等が見い出
した式であり、この範囲外では耐水蒸気酸化性の向上が
ないことは、図1に示す結果から明かである。 【0039】図1は、後述の実施例の供試鋼についての
結果を、水蒸気酸化によるスケール厚さを縦軸に、SEQ
=48.0* (Sc/89.91)+(Y/177.92)+(La/277.81)+(Ce/280.
24)+(Nd/288.40) とした場合の[ SEQ-O(酸素)]値を
横軸に採って示した図であり、前記の(SEQ-O )値が 0
(ゼロ)未満、および 0.060超であると、スケール厚さ
が100 μm 超で、耐水蒸気酸化性が劣っているが、0 〜
0.060 の範囲ではスケール厚さが75μm 以下で、耐水蒸
気酸化性に優れている。 【0040】O (酸素): 上限 0.010% O は、不可避不純物として鋼中に含有され、粗大酸化物
として偏在すると靭性等に悪影響を及ぼす元素であり、
特に靭性を確保する点からは極力低い方が望ましいが、
0.010 %以下であれば本発明鋼の靭性性能に直接影響し
ないことから、その上限は、0.010 %とした。 【0041】S 、P :上限は、それぞれ、0.015 %、0.
030 % S およびP は、不可避不純物として鋼中に含有され、熱
間加工性、溶接部靭性等に悪影響を及ぼす元素であり、
熱間加工性、溶接部靭性等を確保する点からは極力低い
方が望ましいが、それぞれ0.015 %以下、0.030 %以下
であれば本発明鋼の性能に直接影響しないためことか
ら、その上限は、それぞれ 0.015%、0.030 %とした。 【0042】本発明鋼では、上記成分に加えてさらに、
次の B、Niを選んで含有させてもよい。 【0043】B :上限 0.030% B は、微量を含有させると、M23C6 型炭化物を微細分散
析出させ、高温長時間側のクリープ特性向上に寄与する
とともに、厚肉材などで熱処理後の冷却が遅い場合に焼
きいれ性を高めて高温強度を向上させる作用を有するこ
とから、高温強度高める目的で含有させることができ
る。その効果は、0.0005%以上で顕著となるので、含有
させる場合は0.0005%以上とするのが望ましい。しか
し、0.030 %を超えると粗大な析出物を形成し靭性を劣
化させることから、その上限は 0.030%とした。 【0044】Ni:上限1.5 % Niは、オーステナイト生成元素としてCoと同様な作用を
有し、またマルテンサイト組織を強靭にして靭性を向上
させる作用を有することから、クリープ強度と靭性の向
上および組織のより一層の安定化を図る目的で添加する
ことができる。 【0045】その効果は、含有量が0.10%以上で得られ
るので、含有させる場合は0.10%以上とするのが望まし
い。しかし、1.5 %を超えると鋼の Ac変態点を著し
く低下させ、強度低下を招くことから、その上限は1.5
とした。 【0046】本発明鋼では、加えてさらに、次のように
Ti、ZrおよびHfのうちの1種または2種以上を選んで含
有させてもよい。 【0047】Ti、Zr、Hf:上限は、それぞれ、0.15%、
0.30%、0.60% Ti、Zr、Hfは、いずれも強力な炭窒化物生成元素であ
り、微量添加によって特に組織の微細化を通して強度、
靭性を向上させる作用を有することから、これらの効果
を得たい場合には、必要に応じてTi、ZrおよびHfのうち
の1種または2種以上を選んで含有させることができ
る。その効果は、いずれも含有量が 0.005%以上で得ら
れるので、含有させる場合は、いずれも 0.005%以上と
するのが望ましい。しかし、Tiの場合は0.15%超、Zrの
場合は0.30%超、Hfの場合は0.60%超の多量添加では粗
大な窒化物を形成し、逆に靭性を急激に劣化させるた
め、その上限は、それぞれ、0.15%、0.30%、0.60%と
した。 【0048】本発明鋼では、加えてさらに、次のCaまた
は/およびMgを選んで含有させてもよい。 【0049】Ca、Mg:上限は、いずれも、0.010 % Ca、Mgは、鋼の熱間加工性を向上させる作用を有する元
素であり、熱間加工性の向上を目的とする場合に含有さ
せることができる。その効果は、いずれも含有量が0.00
05%以上で得られるので、Caまたは/およびMgを含有さ
せる場合は、いずれも0.0005%以上とするのが望まし
い。しかし、いずれもその含有量が 0.010%を超えると
介在物の粗大化を招き、逆に加工性、靭性を損なうた
め、その上限は、いずれも 0.010%とした。 【0050】 【実施例】表1および表2に示す化学組成を有する53種
の各鋼(No.1〜4 は従来鋼、No.5〜32は比較鋼、 No.33
〜53は本発明鋼)を50kgの真空誘導溶解炉にて溶製して
144 mmφインゴットをそれぞれ作製し、得られたインゴ
ットを熱間鍛造、熱間圧延して20mm厚さの板材とし、こ
れらの板材から各種の試験片を採取した。 【0051】なお、表1中、No.1〜4 は従来の高Crフェ
ライト系耐熱鋼であり、No.1はJIS-STBA26、No.2は火ST
BA27(火力原子力技術協会規格)、No.3はASTM-A213-T9
1 、No.4はDIN-X20CrMoWV121に規定の鋼である。 【0052】 【表1】【0053】 【表2】【0054】各種試験に先立ち、No.1およびNo.2の鋼に
ついては、通常、これらの鋼に施される 950℃×1時間
→AC(空冷)の焼きならし処理の後、750 ℃×1時間→
ACの焼きもどし処理を行い、その他の鋼については1050
℃×1時間→ACの焼きならし処理後、780 ℃×1時間→
ACの焼きもどし処理を行って各種試験し供し、次に示す
条件の各方法で、クリープ強度、靭性および耐水蒸気酸
化性を調査した。 【0055】[クリープ破断試験] 試験温度 : 650 ℃ 試験片 : 6.0 mmφ×GL=30mm 負荷荷重 : 100 MPa 試験項目 : 破断時間(目標;1万時間以上) [シャルピー衝撃試験] 試験温度 : 0 ℃ 試験片 : 10mm幅×10mm厚×55mm長−2 mmVノッチ 試験項目 : 衝撃値(目標;vEo ≧50 J/cm2) [水蒸気酸化試験] 試験環境 : 水蒸気雰囲気 試験温度 : 700 ℃ 試験時間 : 1000時間 試験項目 : スケール厚さ(目標;100 μm 以下) 表3に、これらの試験結果を示した。 【0056】 【表3】 【0057】表3に示すように、No.1〜4 の従来鋼で
は、いずれも 650℃、100 MPa のクリープ破断試験にお
いて、破断時間が1000時間未満で 650℃以上での高温ク
リープ特性が十分でない。 【0058】No.5〜32の比較鋼では、いずれも幾つかの
成分が本発明の範囲外であるので、中には高温クリープ
特性に優れるものもあるが、靭性あるいは耐水蒸気酸化
特性が良好でなく、全ての特性を満足するものはない。
特に、Sc、Y 、La、Ce、Ndの含有量が本発明で規定の式
の範囲外でる No.21〜32の鋼の耐水蒸気酸化性は従来鋼
と何等変わることがない。 【0059】これに対し、 No.33〜53の本発明鋼は、こ
れらの特性を同時に満足し、従来にない高温長時間クリ
ープ特性と靭性に優れ、且つ耐水蒸気酸化特性にも優れ
た画期的な高Crフェライト系耐熱鋼が得られている。 【0060】 【発明の効果】本発明鋼は、ボイラ、原子力、化学工業
などの広い産業分野で使用される高温耐熱、耐圧部材、
例えば鋼管、圧力容器用鋼板、タービン用材料として使
用される長時間クリープ特性と靭性ならびに耐水蒸気酸
化性の全てに優れた高Crフェライト系耐熱鋼が得られ
る。したがって、本発明が斯界に与える利益は大きい。
【図面の簡単な説明】 【図1】Sc、Y 、La、CeおよびNd含有量が耐水蒸気酸化
性に及ぼす影響を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−3697(JP,A) 特開 平7−233450(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 38/00 - 38/60

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】重量%で、C:0.02〜0.15%、Si:0〜1.0
    %、Mn:0.05〜1.5 %、Cr:8.0〜13.0%、Mo:0.20%
    超、1.0 %以下、W: 2.5〜4.0 %、V:0.10〜0.50%、T
    a:0.01〜0.50%、Co:2.5〜8.0 %、sol-Al:0.001〜0.0
    50 %、N: 0.020〜0.12%、B: 0〜0.030 %、Ni:0〜1.5
    %、Ti:0〜0.15%、Zr:0〜0.30%、Hf:0〜0.60%、Ca:
    0〜0.010 %、Mg:0〜0.010 %を含み、さらに、Sc:0.00
    1〜0.08%、Y: 0.001〜0.15%、La:0.001〜0.23%、Ce:
    0.001〜0.23%およびNd:0.001〜0.24%のうちの1種ま
    たは2種以上を下式を満足する範囲で含有し、 O(酸素)≦48.0*[(Sc/89.91)+(Y/177.92)+(La/277.81)
    +(Ce/280.24)+(Nd/288.40)]≦ 0.060 残部Fe及び不可避的不純物からなり、不純物中の P、
    S、O がそれぞれ 0.030%以下、0.015 %以下、0.010
    %以下であり、Fe W 型のμ相が粒内に微細分散析出
    した組織を有することを特徴とする、耐水蒸気酸化性と
    長時間クリープ強度に優れた高Crフェライト系耐熱
    鋼。
JP22453194A 1994-09-20 1994-09-20 高Crフェライト系耐熱鋼 Expired - Lifetime JP3480061B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22453194A JP3480061B2 (ja) 1994-09-20 1994-09-20 高Crフェライト系耐熱鋼
DE69508876T DE69508876T2 (de) 1994-09-20 1995-09-15 Temperaturbeständiger ferritischer Stahl mit hohem Chromgehalt
EP95114564A EP0703301B1 (en) 1994-09-20 1995-09-15 High chromium ferritic heat-resistant steel
US08/529,395 US5591391A (en) 1994-09-20 1995-09-18 High chromium ferritic heat-resistant steel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22453194A JP3480061B2 (ja) 1994-09-20 1994-09-20 高Crフェライト系耐熱鋼

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0885849A JPH0885849A (ja) 1996-04-02
JP3480061B2 true JP3480061B2 (ja) 2003-12-15

Family

ID=16815264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22453194A Expired - Lifetime JP3480061B2 (ja) 1994-09-20 1994-09-20 高Crフェライト系耐熱鋼

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5591391A (ja)
EP (1) EP0703301B1 (ja)
JP (1) JP3480061B2 (ja)
DE (1) DE69508876T2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3245097B2 (ja) * 1997-01-08 2002-01-07 三菱重工業株式会社 高温用蒸気タービンロータ材
CA2231985C (en) * 1997-03-26 2004-05-25 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Welded high-strength steel structures and methods of manufacturing the same
JP3422658B2 (ja) * 1997-06-25 2003-06-30 三菱重工業株式会社 耐熱鋼
JPH1136038A (ja) * 1997-07-16 1999-02-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 耐熱鋳鋼
DE19735854C2 (de) * 1997-08-19 2002-08-01 Daimler Chrysler Ag Stromkollektor für eine Brennstoffzelle und Verfahren zu seiner Herstellung
DE69829012T2 (de) * 1997-09-22 2005-07-07 National Research Institute For Metals Ferritischer,wärmebeständiger Stahl und Verfahren zur Herstellung
JP2996245B2 (ja) * 1998-02-23 1999-12-27 住友金属工業株式会社 酸化スケ―ル層付きマルテンサイト系ステンレス鋼材およびその製造方法
JP3982069B2 (ja) * 1998-07-08 2007-09-26 住友金属工業株式会社 高Crフェライト系耐熱鋼
EP1306258B1 (en) * 2000-08-01 2005-11-09 Nisshin Steel Co., Ltd. Stainless steel fuel tank for automobile
JP4023106B2 (ja) * 2001-05-09 2007-12-19 住友金属工業株式会社 溶接熱影響部軟化の小さいフェライト系耐熱鋼
JP4014907B2 (ja) * 2002-03-27 2007-11-28 日新製鋼株式会社 耐食性に優れたステンレス鋼製の自動車用燃料タンクおよび給油管
JP3792624B2 (ja) * 2002-08-08 2006-07-05 核燃料サイクル開発機構 粗大結晶粒組織を有する高温クリープ強度に優れたフェライト系酸化物分散強化型鋼の製造方法
JP3672903B2 (ja) * 2002-10-11 2005-07-20 核燃料サイクル開発機構 酸化物分散強化型フェライト鋼管の製造方法
JP4188124B2 (ja) 2003-03-31 2008-11-26 独立行政法人物質・材料研究機構 焼き戻しマルテンサイト系耐熱鋼の溶接継手
WO2006109664A1 (ja) * 2005-04-07 2006-10-19 Sumitomo Metal Industries, Ltd. フェライト系耐熱鋼
JP7038547B2 (ja) 2014-12-17 2022-03-18 ウッデホルムズ アーベー 耐摩耗性合金
JP6334384B2 (ja) * 2014-12-17 2018-05-30 三菱日立パワーシステムズ株式会社 蒸気タービンロータ、該蒸気タービンロータを用いた蒸気タービン、および該蒸気タービンを用いた火力発電プラント
CN104611640B (zh) * 2015-03-09 2016-08-17 西安科技大学 一种高硼铁基耐冲刷腐蚀合金及其制备方法
KR101908804B1 (ko) * 2016-12-21 2018-10-16 주식회사 포스코 Pwht 저항성이 우수한 압력용기용 강판 및 그 제조방법
CN109554629A (zh) 2017-09-27 2019-04-02 宝山钢铁股份有限公司 一种超超临界火电机组用钢及其制备方法
CN109112413B (zh) * 2018-10-22 2019-11-15 湖南人文科技学院 一种12Cr1MoV低合金耐热钢及其生产工艺

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2848323A (en) * 1955-02-28 1958-08-19 Birmingham Small Arms Co Ltd Ferritic steel for high temperature use
GB1250898A (ja) * 1968-06-20 1971-10-20
CS192406B1 (en) * 1977-03-30 1979-08-31 Josef Dusek High-strength steel containing chromium,nickel and molybdenum
JPS5554550A (en) * 1978-10-12 1980-04-21 Daido Steel Co Ltd Heat resistant steel with high thermal fatigue and corrosion resistance
JPS5817820B2 (ja) * 1979-02-20 1983-04-09 住友金属工業株式会社 高温用クロム鋼
JPS5736341A (en) * 1980-08-14 1982-02-27 Tokyo Electric Co Ltd Electronic cash register
JPS58181849A (ja) * 1982-04-14 1983-10-24 Sumitomo Metal Ind Ltd 高温用高クロム鋼
JPS59211553A (ja) * 1983-05-16 1984-11-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 靭性及び高温強度の優れた高Cr鋼
JPS61110753A (ja) * 1984-11-06 1986-05-29 Nippon Kokan Kk <Nkk> 高クロムマルテンサイト系耐熱鋼管
JPS6212304A (ja) * 1985-07-04 1987-01-21 Hitachi Ltd 電気車の制御装置
JPS628502A (ja) * 1985-07-04 1987-01-16 株式会社村田製作所 電子部品
JPS6289842A (ja) * 1985-10-14 1987-04-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高温用高クロムフエライト鋼
JP2559218B2 (ja) * 1986-06-14 1996-12-04 新日本製鐵株式会社 高強度フエライト系耐熱鋼管用鋼
JPH0635642B2 (ja) * 1986-09-06 1994-05-11 川崎製鉄株式会社 高温強度および耐酸化性に優れたフェライト系耐熱鋼
JPS6376854A (ja) * 1986-09-18 1988-04-07 Kawasaki Steel Corp 高温強度に優れたフエライト系耐熱鋼
JPH0621323B2 (ja) * 1989-03-06 1994-03-23 住友金属工業株式会社 耐食、耐酸化性に優れた高強度高クロム鋼
JPH068487B2 (ja) 1989-05-02 1994-02-02 新日本製鐵株式会社 溶接ボンド部靭性の優れたフェライト系耐熱鋼
JPH02294450A (ja) * 1989-05-02 1990-12-05 Japan Casting & Forging Corp プラスチック成型用金型鋼およびその製造方法
JP2834196B2 (ja) * 1989-07-18 1998-12-09 新日本製鐵株式会社 高強度、高靭性フェライト系耐熱鋼
US5002729A (en) * 1989-08-04 1991-03-26 Carpenter Technology Corporation Case hardenable corrosion resistant steel alloy and article made therefrom
JPH0639659B2 (ja) 1989-09-11 1994-05-25 住友金属工業株式会社 耐酸化性と溶接性に優れた高強度高クロム鋼
JP2970955B2 (ja) * 1991-06-03 1999-11-02 住友金属工業株式会社 耐カッパーチェッキング性に優れた高クロムフェライト系耐熱鋼
JP2631250B2 (ja) 1991-06-18 1997-07-16 新日本製鐵株式会社 ボイラ用鋼管用高強度フェライト系耐熱鋼
JP2808048B2 (ja) * 1991-06-18 1998-10-08 新日本製鐵株式会社 高強度フェライト系耐熱鋼
JPH05263196A (ja) 1992-03-19 1993-10-12 Nippon Steel Corp 高温強度ならびに靱性に優れたフェライト系耐熱鋼
JPH05311346A (ja) 1992-05-14 1993-11-22 Nippon Steel Corp 高クリープ強度を有するフェライト系耐熱鋼
JPH05311344A (ja) 1992-05-14 1993-11-22 Nippon Steel Corp 高温強度ならびに靱性に優れたフェライト系耐熱鋼
JP2689198B2 (ja) 1992-05-14 1997-12-10 新日本製鐵株式会社 クリープ強度に優れたマルテンサイト系耐熱鋼
JP2528767B2 (ja) 1992-05-14 1996-08-28 新日本製鐵株式会社 高温強度ならびに靱性に優れたフェライト系耐熱鋼
JPH05311343A (ja) 1992-05-14 1993-11-22 Nippon Steel Corp 高クリープ強度を有するフェライト系耐熱鋼
JP3157297B2 (ja) 1992-08-24 2001-04-16 新日本製鐵株式会社 溶接熱影響部軟化の少ないフェライト系耐熱鋼
US5310431A (en) * 1992-10-07 1994-05-10 Robert F. Buck Creep resistant, precipitation-dispersion-strengthened, martensitic stainless steel and method thereof
JP3387145B2 (ja) * 1993-04-08 2003-03-17 住友金属工業株式会社 高温延性および高温強度に優れた高Crフェライト鋼
JP3355711B2 (ja) * 1993-08-20 2002-12-09 住友金属工業株式会社 高温強度と靱性の優れた高Crフェライト系耐熱鋼

Also Published As

Publication number Publication date
DE69508876T2 (de) 1999-11-04
EP0703301A1 (en) 1996-03-27
EP0703301B1 (en) 1999-04-07
DE69508876D1 (de) 1999-05-12
US5591391A (en) 1997-01-07
JPH0885849A (ja) 1996-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3480061B2 (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼
AU650799B2 (en) Duplex stainless steel having improved strength and corrosion resistance
JPH0621323B2 (ja) 耐食、耐酸化性に優れた高強度高クロム鋼
JP2000239807A (ja) 耐熱性オーステナイトステンレス鋼
JPH07216511A (ja) 高温強度に優れた高クロムオーステナイト耐熱合金
JPH11131194A (ja) 鋼合金
JP3982069B2 (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼
JP2000248337A (ja) ボイラ用高Crフェライト系耐熱鋼の耐水蒸気酸化特性改善方法および耐水蒸気酸化特性に優れたボイラ用高Crフェライト系耐熱鋼
JP4614547B2 (ja) 高温クリープ破断強度及び延性に優れたマルテンサイト系耐熱合金とその製造方法
JP3543366B2 (ja) 高温強度の良好なオーステナイト系耐熱鋼
JP2808048B2 (ja) 高強度フェライト系耐熱鋼
JPH062927B2 (ja) 耐食、耐酸化性に優れた高強度低合金鋼
JP2002235154A (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼材
JP3508667B2 (ja) 高温強度に優れた高Crフェライト系耐熱鋼およびその製造方法
WO1994026947A1 (en) High-strength austenitic heat-resisting steel with excellent weldability and good high-temperature corrosion resistance
JP3531228B2 (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼
JP3196587B2 (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼
JP3698058B2 (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼材
JP3418884B2 (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼
JP3367216B2 (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼
JPH1161342A (ja) 高Crフェライト鋼
JP2001152293A (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼
JPH07286247A (ja) 高強度フェライト系耐熱鋼
JP2002004008A (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼
JP4271603B2 (ja) 室温強度及びクリープ強度に優れた高Crフェライト系耐熱鋼

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101010

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term