JP3478780B2 - 真空断熱材、及び真空断熱材を用いた冷蔵庫 - Google Patents

真空断熱材、及び真空断熱材を用いた冷蔵庫

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JP3478780B2
JP3478780B2 JP2000154216A JP2000154216A JP3478780B2 JP 3478780 B2 JP3478780 B2 JP 3478780B2 JP 2000154216 A JP2000154216 A JP 2000154216A JP 2000154216 A JP2000154216 A JP 2000154216A JP 3478780 B2 JP3478780 B2 JP 3478780B2
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智尚 天良
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家電製品,住宅、
及び車輛等の断熱材として使用可能な真空断熱材、ま
た、前記真空断熱材を適用した保温保冷容器,冷蔵庫,
給湯器,自動販売機,車輛,住宅等に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化防止の観点から省エネ
ルギーが強く望まれており、家庭用電化製品についても
省エネルギー化は緊急の課題となっている。特に、冷蔵
庫,冷凍庫,ジャー炊飯器,給湯器等の保温保冷機器で
は熱を効率的に利用するという観点から、優れた断熱性
能を有する断熱材が求められている。
【0003】この様な課題を解決する一手段として真空
断熱材がある。
【0004】例えば、無機粉末を芯材に用いた真空断熱
材が特開昭57−173689号公報や特開昭61−1
44492号公報で開示されている。その内容は、フィ
ルム状プラスチック容器に単粒子径が1μm以下の無機
粉末を充填し、その内部を減圧後密閉することにより、
真空断熱材を得るというものである。
【0005】また、無機粉末を芯材とした真空断熱材の
応用展開を推進するため、更には、真空断熱材の継ぎ目
部分からの熱漏洩を抑制するため、前記真空断熱材に可
撓性を付与する方法が、特開2000−97390号公
報で開示されている。その内容は、無機質粉体を、通気
性を有する袋体内に収容し、少なくとも、予め、一方に
複数の突条を併設してある上下一対の成形型の間で、前
記無機質粉体を収容した袋体を狭圧して圧粉成形体に成
形し、前記成形体を芯材として適用することにより可撓
性を有する真空断熱材を得るというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】真空断熱材の応用展開
を推進するには、断熱性能の向上や生産性の向上を図る
と共に、真空断熱材に可撓性を付与することは、重要な
課題である。
【0007】しかしながら、従来技術の方法で、真空断
熱材に可撓性を付与するには、圧縮成型した芯材がその
形状を保持することが必要であり、芯材が自己形状保持
性能を持たない場合には、従来技術は適用することがで
きなかった。特に、無機繊維からなるシート状成形体を
芯材とする場合は、圧縮成型により無機繊維が圧断さ
れ、芯材そのものが崩壊することから、従来技術により
可撓性を付与することはできなかった。
【0008】また、芯材に無機粉末を適用した場合に
は、圧縮成型した芯材の形状を保持させるため、予め、
通気性を有する袋体に無機質粉体を充填することが必用
であり、工数の増加、部品数の増加等、コストアップの
要因となっていた。
【0009】また、通気性を有する袋体に無機質粉体を
充填し、圧縮成型を施した場合には、圧縮成型した前記
芯材の自己形状保持性能は極めて弱いものである。よっ
て、その形状を保持させながら真空断熱材を製造するに
は、作業性が大幅に低下するという課題を有していた。
【0010】本発明は上記課題を鑑み、断熱性能に優れ
た真空断熱材を低コストで提供すると共に、芯材特性に
関わらず、生産性や断熱性能を犠牲にすることなく、容
易に真空断熱材に可撓性を付与することを目的とするも
のである。
【0011】更には、本発明によって考案された真空断
熱材を用い、熱漏洩の少ない保温保冷容器,冷蔵庫、お
よび給湯器を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の真空断熱材は、
平均直径が1μm以上5μm以下の無機繊維からなるシ
ート状成形体を少なくとも2層以上積層してなる芯材
を、ガスバリア性フィルムで覆い、その内部を減圧し、
密封した真空断熱材において、圧縮成型により、前記真
空断熱材の厚み方向に垂直な側面部に少なくとも一本以
上の溝を形成してなることを特徴とするものである。
【0013】よって、断熱性能の向上や生産性の向上が
図れる。更に、真空断熱材の芯材が、無機繊維からなる
シート状成形体のような場合にも、減圧密封後に芯材の
圧縮成型を実施するため、芯材の自己形状保持性能に関
わらず、その芯材形状を自由に変化させることができ
る。よって、圧縮成型により形成した芯材厚みの薄い溝
部では、ガスバリア性フィルムのテンションが低下する
ため、容易に真空断熱材の折り曲げが可能となる。
【0014】本発明の真空断熱材は、圧縮成型により形
成した溝が、真空断熱材の厚み方向に垂直な両側面部の
同位置に有ることを特徴とするものである。
【0015】よって、真空断熱材の芯材厚みが厚い場合
にも、ガスバリア性フィルムにダメージを与えることな
く、真空断熱材の芯材厚みを薄くすることが可能とな
り、容易に溝部で真空断熱材の折り曲げが可能となる。
【0016】本発明の真空断熱材は、真空断熱材の厚み
方向に垂直な側面部の溝部で折り曲げを行うことを特徴
とするものである。
【0017】よって、特別な装置を用いることなく、容
易に折り曲げ加工が可能となる。そのため、真空断熱材
の形状自由度が飛躍的に高まり、従来使用できなかった
製品部位への適用が可能となる。
【0018】本発明の真空断熱材は、ガスバリア性フィ
ルムが金属箔とプラスチックフィルムが積層されたラミ
ネートフィルムと、金属あるいは金属酸化物の蒸着が施
されたプラスチックフィルムよりなる蒸着フィルムとか
らなる真空断熱材において、蒸着フィルム面が外面にな
るように、折り曲げを行うことを特徴とするものであ
る。
【0019】よって、伸びに対するダメージの小さい蒸
着フィルムが、伸びの大きい折り曲げ部の外面側となる
ため、複数回の折り曲げ動作を実施した場合にも、フィ
ルムのガスバリア性を悪化させることなく、真空断熱材
の折り曲げが可能となる。
【0020】本発明の真空断熱材は、溝部の芯材厚み
が、他側面部の2分の1以下であることを特徴とするも
のである。
【0021】よって、特別な装置を適用することなく容
易に折り曲げ加工が可能となる。また、溝部を形成した
面の方向に折り曲げた場合にも、芯材どうしの干渉が防
止できる。
【0022】本発明の保温保冷容器は、外箱と、内箱
と、前記外箱と前記内箱の空間部に配設された請求項1
から5いずれか記載の真空断熱材とから構成されること
を特徴とするものである。
【0023】よって、真空断熱材が可撓性を有するため
真空断熱材の形状自由度が飛躍的に高まり、従来使用で
きなかった部位への適用が可能となると共に、真空断熱
材の継ぎ目部からの熱漏洩を低減できるため、保温保冷
容器の断熱性能を大幅に改善することができる。
【0024】本発明の冷蔵庫は、外箱と、内箱と、前記
外箱と前記内箱によって形成される空間に充填された発
泡断熱材と、前記外箱または前記内箱の内壁に取り付け
られた請求項1から5いずれか記載の真空断熱材とを備
えた断熱箱体から構成されることを特徴とするものであ
る。
【0025】よって、真空断熱材が可撓性を有すること
から形状自由度が飛躍的に高まり、従来使用できなかっ
た部位への適用が可能となると共に、真空断熱材の継ぎ
目部からの熱漏洩を低減できるため、冷蔵庫断熱箱体の
断熱性能を大幅に改善することができる。
【0026】本発明の給湯器は、給湯容器と、外容器
と、蓋体と、加熱器と、前記貯湯容器の外周部に配設さ
れた請求項1から5いずれか記載の真空断熱材とを備え
たことを特徴とするものである。
【0027】よって、真空断熱材が可撓性を有すること
から、貯湯容器の形状に容易に沿わすことができ、効率
よく断熱することができる。また、本発明の真空断熱材
の芯材が耐熱性を有する無機繊維であるため、断熱温度
の高い貯湯容器の断熱材として適用した場合でも、断熱
性能が著しく悪化するといったことがない。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の真空断
熱材は、無機繊維からなるシート状成形体またはウレ
ン連通フォームまたは発泡ポリスチレンの連通化品また
は非晶質シリカ粉末からなる芯材をガスバリア性フィル
ムで覆い、その内部を減圧し、密封した真空断熱材にお
いて、圧縮成型により、前記真空断熱材の厚み方向に垂
直な側面部に少なくとも一本以上の溝を形成し、前記ガ
スバリア性フィルムが、金属箔とプラスチックフィルム
が積層されたラミネートフィルムと、金属あるいは金属
酸化物の蒸着が施されたプラスチックフィルムよりなる
蒸着フィルムとからなり、前記蒸着フィルム面が外面に
なるように前記溝部で折り曲げを行うことを特徴とする
ものである。
【0029】 よって、断熱性能の向上や生産性の向上
が図れる。更に、真空断熱材の芯材が、無機繊維からな
るシート状成形体のような場合にも、減圧密封後に芯材
の圧縮成型を実施するため、芯材の自己形状保持性能に
関わらず、その芯材形状を自由に変化させることができ
る。よって、圧縮成型により形成した芯材厚みの薄い溝
部では、ガスバリア性フィルムのテンションが低下する
ため、容易に真空断熱材の折り曲げが可能となる。
た、特別な装置を用いることなく、容易に折り曲げ加工
が可能となる。そのため、真空断熱材の形状自由度が飛
躍的に高まり、従来使用できなかった製品部位への適用
が可能となる。そして、伸びに対するダメージの小さい
蒸着フィルムが、伸びの大きい折り曲げ部の外面側とな
るため、複数回の折り曲げ動作を実施した場合にも、フ
ィルムのガスバリア性を悪化させることなく真空断熱材
の折り曲げが可能となる。
【0030】 本発明の請求項2に記載の真空断熱材
は、平均直径が1μm以上5μm以下の無機繊維からな
るシート状成形体を少なくとも2層以上積層してなる芯
材を、ガスバリア性フィルムで覆い、その内部を減圧
し、密封した真空断熱材において、圧縮成型により、前
記真空断熱材の厚み方向に垂直な側面部に少なくとも一
本以上の溝を形成し、前記ガスバリア性フィルムが、金
属箔とプラスチックフィルムが積層されたラミネートフ
ィルムと、金属あるいは金属酸化物の蒸着が施されたプ
ラスチックフィルムよりなる蒸着フィルムとからなり、
前記蒸着フィルム面が外面になるように前記溝部で折り
曲げを行うことを特徴とするものである。
【0031】 よって、伸びに対するダメージの小さい
蒸着フィルムが、伸びの大きい折り曲げ部の外面側とな
るため、複数回の折り曲げ動作を実施した場合にも、フ
ィルムのガスバリア性を悪化させることなく真空断熱材
の折り曲げが可能となる。
【0032】 本発明の請求項3に記載の真空断熱材
は、真空断熱材の厚み方向に垂直な両側面部の同位置に
溝を有することを特徴とするものである。
【0033】 よって、真空断熱材の芯材厚みが厚い場
合にも、ガスバリア性フィルムにダメージを与えること
なく、真空断熱材の芯材厚みを薄くすることが可能とな
り、容易に溝部で真空断熱材の折り曲げが可能となる。
【0034】
【0035】
【0036】 本発明の請求項に記載の真空断熱材
は、溝部の芯材厚みが、他側面部の2分の1以下である
ことを特徴とするものである。
【0037】よって、特別な装置を適用することなく容
易に折り曲げ加工が可能となる。また、溝部を形成した
面の方向に折り曲げた場合にも、溝部の空間において、
芯材どうしの干渉が防止できる。
【0038】 本発明の請求項に記載の保温保冷容器
は、外箱と、内箱と、前記外箱と前記内箱の空間部に配
設された請求項1から4のいずれか記載の真空断熱材と
から構成されることを特徴とするものである。
【0039】よって、真空断熱材が可撓性を有するため
真空断熱材の形状自由度が飛躍的に高まり、従来使用で
きなかった部位への適用が可能となると共に、真空断熱
材の継ぎ目部からの熱漏洩を低減できるため、保温保冷
容器の断熱性能を大幅に改善することができる。
【0040】 本発明の請求項に記載の冷蔵庫は、外
箱と、内箱と、前記外箱と前記内箱によって形成される
空間に充填された発泡断熱材と、前記外箱または前記内
箱の内壁に取り付けられた請求項1から4のいずれか記
載の真空断熱材とを備えた断熱箱体から構成されること
を特徴とするものである。
【0041】よって、真空断熱材が可撓性を有すること
から形状自由度が飛躍的に高まり、従来使用できなかっ
た部位への適用が可能となると共に、真空断熱材の継ぎ
目部からの熱漏洩を低減できるため、冷蔵庫断熱箱体の
断熱性能を大幅に改善することができる。
【0042】 本発明の請求項記載の給湯器は、貯湯
容器と、外容器と、蓋体と、加熱器と、前記貯湯容器の
外周部に配設された請求項1から4のいずれか記載の真
空断熱材とを備えたことを特徴とするものである。
【0043】よって、真空断熱材が可撓性を有すること
から、貯湯容器の形状に容易に沿わすことができ、効率
よく断熱することができる。また、本発明の真空断熱材
の芯材が耐熱性を有する無機繊維であるため、断熱温度
の高い貯湯容器の断熱材として適用した場合でも、断熱
性能が著しく悪化するといったことがない。
【0044】以下、実施の形態について図1から8を用
いて説明する。
【0045】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
形態における真空断熱材の断面模式図である。また、図
2は、本発明の一実施形態における真空断熱材の平面図
である。1は真空断熱材であり、芯材2とガスバリア性
フィルムからなる外被材3とから構成されている。
【0046】また、4は、真空断熱材を作製後、圧縮成
型により形成した溝である。
【0047】このようにして作製した真空断熱材を英弘
精機(株)社製のAuto−λにて、平均温度24℃に
て測定した。結果、熱伝導率は、0.0035〜0.0
043W/mKであり、従来のシリカ粉末を用いた真空
断熱材やウレタン連通フォームを用いた真空断熱材の約
2倍の断熱性能を有するものであった。
【0048】次に真空断熱材1の作製方法について説明
する。
【0049】芯材は、厚さ5mmのシート状の無機繊維
成形体を3枚積層して構成し、前記芯材を130℃で1
時間乾燥後、ガスバリア性フィルムからなる袋体の外被
材中に挿入し、内部を減圧し、開口部をヒートシールに
より密封することにより形成した。
【0050】その後、凸型がセットされた油圧プレスに
よる圧縮成型により、前記真空断熱材を狭圧し、真空断
熱材の厚み方向に垂直な側面部に溝を形成したものであ
る。
【0051】よって、圧縮により繊維が圧断され、その
芯材形状を保持できない無機繊維からなるシート状成形
体を芯材として適用した場合にも、減圧密封後に芯材の
圧縮成型を施すため、容易に芯材の形状を変化させるこ
とができる。そのため、圧縮成型により形成した溝部で
は、溝部周辺の他側面部と比べて真空断熱材の芯材厚み
が薄いことから、ガスバリア性フィルムのテンションが
低下する。更には、溝部を形成した面が内側になるよう
に折り曲げた場合にも、溝部の空間により、折り曲げ時
の芯材どうしの干渉を防止できるため、溝部において、
容易に真空断熱材の折り曲げが可能となる。
【0052】なお、折り曲げの方向は、溝部を形成した
面が、内側、あるいは外側のいずれの方向に折り曲げた
場合にも、何等問題ない。
【0053】その結果、真空断熱材の形状自由度が大き
く改善され、真空断熱材の適用可能部位、および真空断
熱材の適用可能製品が大幅に増加する。
【0054】なお、この時、溝部の芯材厚みが、他側面
部の2分の1以下である場合に、折り曲げ時の芯材の干
渉もなく、容易に真空断熱材の折り曲げ加工が実施でき
るが、2分の1以上では折り曲げが困難であった。より
望ましくは、溝部の厚みが薄いほど、折り曲げ加工が容
易に実施できることが判った。
【0055】更に、溝部の形状は、希望する折り曲げ角
度に合わせ、自由に設定できるが、圧縮成型時にガスバ
リア性フィルムに負荷のかからない形状、および平板状
の真空断熱材を折り曲げた時に、溝部が芯材で干渉しな
いような形状とすることが望ましい。
【0056】一方、本発明の真空断熱材は、シートを積
層した芯材構成としているため、真空排気時に、シート
表面部とシート間部において、それぞれ気体の流体抵抗
が異なることから渦流が生じる。その結果、前記渦流が
粘性流となり、一種のポンプ作用として機能するため、
著しく排気時間が短縮され、生産性が向上する。更に、
その結果、短時間で、真空断熱材の到達内圧が低くなる
ことから、断熱性能に優れた真空断熱材が容易に作製で
きる。
【0057】次に、真空断熱材の構成材料について説明
する。
【0058】芯材2は、珪酸ガラスを主成分とする非晶
質構造を有する平均繊維径1〜5μmのグラスファイバ
ーを厚み5mmのシート状に加工成型したものであり、
前記シート状成型体を3枚積層し、芯材としている。前
記繊維径はSEM像を基に算出した。この時、芯材の嵩
密度は、0.1〜0.2g/cm3 であった。なお、積
層枚数は、2枚以上であれば生産性に問題なく作製で
き、厚みの異なる各種シートの組み合わせにより、希望
する芯材厚みとすることができる。
【0059】外被材3は、片面には、表面層としてポリ
エチレンテレフタレート(12μm)、中間層にはアル
ミ箔(6μm)、最内層に高密度ポリエチレン(50μ
m)からなるラミネートフィルム、もう一方の面には、
表面層がポリエチレンテレフタレート(12μm)、中
間層がエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物
(15μm)(商品名 エバール、クラレ(株)社製)
の内側にアルミ蒸着を施した蒸着フィルム、最内層が高
密度ポリエチレン(50μm)からなるラミネートフィ
ルムである。
【0060】外被材の構成上の特徴としては、最外層は
衝撃からの保護や剛性を付与させるものであり、中間層
はガスバリア性を確保するものであり、最内層はフィル
ムの熱融着によって密封(ヒートシール)する機能を有
するものである。
【0061】したがって、これらの目的に叶うものであ
れば、一般的な公知材料が使用可能である。例えば、最
外層にナイロン樹脂などを付与することで耐突き刺し性
を向上させたり、ガスバリア性を向上させるため中間層
にアルミ蒸着フィルムを2層設けたり、中間層にアルミ
箔を適用したラミネートフィルムを両面共に適用しても
良い。また、熱融着する最内層としては、ヒートシール
性,ガスバリア性,耐ケミカルアタック性,コストなど
の観点からトータル的に高密度ポリエチレンが好ましい
が、この他に、真空断熱材の適用用途に応じて、ポリプ
ロピレンやポリアクリロニトリルなどを用いても良い。
【0062】また、図1には図示していないが、必要に
応じて活性炭,ゼオライト,ドーソナイト,ハイドロタ
ルサイト,塩化カルシウム,塩化リチウム,塩化マグネ
シウムや酸化カルシウム等の金属酸化物、及び水酸化マ
グネシウムや水酸化カルシウム等の金属水酸化物等の化
合物をガス吸着剤として使用することもできる。より望
ましくは、サエスゲッター社製のCOMBO GETT
ERを適用することにより、長期に亘って優れた断熱性
能が維持できる。
【0063】無機繊維のシート状成形体の構成材料は、
特に限定するものではなく、グラスウール,セラミック
ファイバー,ロックウール等、平均繊維径や嵩密度等の
所定の諸物性を満たす無機繊維であれば何等問題ない。
また、単一素材に限定するものでもなく、シート体を形
成するために有機あるいは無機バインダーを用いても良
い。
【0064】また、無機繊維のシート状成形体を芯材と
する場合において、生産性や断熱性能を犠牲にすること
なく、最も効率的に、かつ容易に真空断熱材に可撓性を
付与できるが、芯材が、ウレタン連通フォーム,発泡ポ
リスチレンの連通化品、及び非晶質シリカ粉末等からな
る真空断熱材の場合においても、同様の方法で可撓性を
付与することができる。
【0065】(実施の形態2)図3は、本発明の一実施
形態における真空断熱材の断面模式図である。1は真空
断熱材であり、芯材2とガスバリア性フィルムからなる
外被材3とから構成されている。
【0066】なお、真空断熱材1の製造方法、及び構成
材料は、実施の形態1と同様である。
【0067】また、溝4は、真空断熱材を作製後、圧縮
成型により形成したものであり、真空断熱材の厚み方向
に垂直な両側面部の同位置に形成されている。
【0068】その結果、真空断熱材厚みが厚い場合に
も、ガスバリア性フィルムにダメージを与えることな
く、真空断熱材に芯材厚みの薄い溝部を形成できるた
め、容易に真空断熱材の折り曲げが可能となる。
【0069】このように、真空断熱材の両側面部の同位
置に溝部を形成した場合には、溝部での折り曲げ加工
が、一層容易になると共に、折り曲げ加工時のガスバリ
ア性フィルムに対するダメージも一層低減され、複数回
の折り曲げ動作を実施した場合にも、ガスバリア性フィ
ルムには、ピンホールやクラック等が生じることはなか
った。
【0070】(実施の形態3)図4、及び図5は、本発
明の一実施形態における真空断熱材の断面模式図であ
る。1は真空断熱材であり、芯材とガスバリア性フィル
ムからなる外被材とから構成されている。
【0071】外被材は、折り曲げ内側面がアルミ箔ラミ
ネートフィルム5にて構成され、表面層にポリエチレン
テレフタレート(12μm)、中間層にアルミ箔(6μ
m)、最内層に高密度ポリエチレン(50μm)からな
っており、折り曲げ外側面がアルミ蒸着ラミネートフィ
ルム6にて構成され、表面層にポリエチレンテレフタレ
ート(12μm)、中間層にエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体樹脂組成物(15μm)の内側にアルミ蒸着
を施した蒸着フィルム、最内層に高密度ポリエチレン
(50μm)からなるものである。
【0072】溝4は、真空断熱材を作製後、前記真空断
熱材の圧縮成型により形成したものであり、形成した溝
部を中心に、約90度折り曲げ加工を行った。この時、
図4では、溝部を形成した面を内側にして、図5では、
溝部を形成した面を外側にして折り曲げを行っている。
【0073】なお、真空断熱材1の製造方法、及び構成
材料は、実施の形態1と同様である。
【0074】このように、減圧密封後、圧縮成型により
形成した溝部では、他側面部と比べて真空断熱材の厚み
が薄いことから、ガスバリア性フィルムのテンションが
低下する。よって容易に真空断熱材の折り曲げが可能と
なる。
【0075】また、溝部の芯材厚みが、他側面部の2分
の1以下である場合には、容易に真空断熱材の折り曲げ
加工が実施できるが、芯材厚みが2分の1を越える場合
には、折り曲げが困難であった。より望ましくは、溝部
の芯材厚みがより薄いほど、折り曲げ加工が容易に実施
でき、更には、複数回の折り曲げ動作を実施した場合に
も、折り曲げ時のガスバリア性フィルムに対するダメー
ジが小さくなることが判った。
【0076】また、ガスバリア性フィルムからなる外被
材において、蒸着フィルム面が折り曲げの外側面になる
ように、折り曲げ加工を行うことにより、複数回の折り
曲げ動作を実施した場合にも外被材にピンホールやクラ
ック等が生じることなく、外被材のガスバリア性が一層
良好なものになることが判った。これは、伸びに対する
ダメージの小さい蒸着フィルムが、伸びの大きい折り曲
げ部の外側面となるためである。
【0077】一方、ガスバリア性フィルムからなる外被
材において、アルミ箔フィルム面が折り曲げの外側面に
なるように、折り曲げ加工を行った場合は、複数回の折
り曲げ動作を実施することによりアルミ箔にピンホール
やクラックが生じることが判った。
【0078】なお、アルミ箔フィルム面が折り曲げの外
側面になるように折り曲げ加工を行った場合、あるいは
両面がアルミ箔ラミネートからなる外被材の使用で折り
曲げ加工を行った場合にも、複数回の折り曲げを実施し
ない場合は、アルミ箔にピンホールやクラックが生じる
ことはなく、何等問題なく真空断熱材の折り曲げ加工が
できる。
【0079】このように、折り曲げ加工を施した真空断
熱材は、外被材のガスバリア性の悪化、及びスプリング
バック等の問題もなく、曲げ加工精度や経時断熱性能も
良好であることが判った。よって、真空断熱材の形状自
由度が大きく改善され、真空断熱材の適用可能製品、及
び適用可能部位が大幅に増加する。
【0080】(実施の形態4)図6は、本発明の一実施
形態における保温冷却容器の斜視図の一部を切り欠いた
断面図である。7は保温保冷容器、8は本体、9は蓋、
10はABS製の外箱、11はポリプロピレン製の内
箱、12は蓄冷材である。図に示すように、保温保冷容
器の本体、及び蓋は、内箱と外箱とにより中空の構造体
を形成しており、その中空部に真空断熱材1を挿入し保
温保冷容器を構成している。
【0081】なお、真空断熱材1の製造方法は、実施の
形態1と同様であり、真空断熱材は、保温保冷容器の形
状に合わせて、予め、折り曲げ加工を施し適用してい
る。よって、前記断熱容器は、継ぎ目部分を低減した立
体的な真空断熱材を用いて断熱されているため、継ぎ目
部からの熱漏洩が大幅に低減できる。
【0082】よって、従来にない優れた断熱性能を有す
る保温保冷容器が提供できるため、レジャー用クーラー
ボックスをはじめ、より温度管理の厳しい医療用の保冷
容器としても有効に利用できる。
【0083】(実施の形態5)図7は、本発明の一実施
形態における冷蔵庫の斜視投影図である。13は冷蔵庫
であり、鉄板製の外箱15と、ABS樹脂からなる内箱
(図示せず)と、前記外箱と前記内箱によって形成され
る空間に充填されたシクロペンタンを発泡剤とする発泡
断熱材(図示せず)と、機械室14の上部の外箱内壁に
取り付けられた真空断熱材1とを備えた断熱箱体から構
成されている。
【0084】また、真空断熱材1の製造方法は、実施の
形態1と同様である。
【0085】図に示すように冷蔵庫機械室部の外箱内壁
は、立体的な形状を有しているものの、本発明の真空断
熱材は可撓性を有するため、予め、その形状に合わせて
真空断熱材を折り曲げ加工することにより、前記機械室
部のような箇所にも真空断熱材を外箱内壁形状に沿わせ
て適用することができる。
【0086】よって、コンプレッサーの運転により雰囲
気温度が高くなる機械室部と冷蔵庫庫内とを高断熱性能
の真空断熱材で効率的に断熱できるようになるため、機
械室部からの冷蔵庫庫内への熱漏洩が大幅に低減され、
冷蔵庫の消費電力量が大きく低減される。このように、
本発明の真空断熱材を適用することにより、省エネルギ
ーとコストパフォーマンスに優れた冷蔵庫を提供するこ
とができる。
【0087】また、本発明の真空断熱材は、優れた断熱
性能を有するため、省エネルギーを追求しない場合に
は、断熱壁の薄壁化が可能となるため、冷蔵庫の省スペ
ース化、あるいは冷蔵庫の庫内容積向上が達成できる。
【0088】また、真空断熱材の芯材は無機繊維である
ことから、芯材は不燃性であるため、冷蔵庫安全性の面
からも優れている。
【0089】更には、冷蔵庫廃棄時においても、本発明
の真空断熱材の芯材は、簡単に分離できると共に、繰り
返し利用できるためリサイクル性にも優れている。
【0090】(実施の形態6)図8は、本発明の一実施
形態における給湯器の断面図である。16は給湯器であ
り、外容器17と、貯湯容器18と、蓋体19と、加熱
器20と、真空断熱材1とから構成されている。真空断
熱材は、予め、貯湯容器の形状に沿わすように折り曲げ
加工を行い適用している。また、貯湯容器の下部に取り
付けられた加熱器の近傍付近まで、真空断熱材を折り曲
げて取り付けている。
【0091】また、蓋部19の凹部にも真空断熱材1が
設けられている。
【0092】なお、真空断熱材1の製造方法は、実施の
形態1と同様である。
【0093】以上のような構成からなる給湯器は、可撓
性を有する真空断熱材を適用し、貯湯容器や、凹部を有
する蓋部の形状に沿わせて効率的な断熱ができる。ま
た、真空断熱材が耐熱性を有する無機繊維材料を芯材と
して適用していることから、熱劣化が少なく、長期に亘
って給湯器を使用した場合においても問題なく使用でき
る。
【0094】よって、このような給湯器は、真空断熱材
が可撓性を有し、かつ耐熱性を有する効率的な消費電力
量の低減ができると共に、コンパクト化も実現すること
ができる。
【0095】
【発明の効果】以上のように本発明により、断熱性能や
生産性の向上が図れる優れた真空断熱材が提供できる。
【0096】更に、芯材が無機繊維からなるシート状成
形体のような場合にも、減圧密封後に芯材の圧縮成型を
実施するため、芯材の自己形状保持性能に関わらず、そ
の芯材形状を自由に変化させることができるため、芯材
特性に関わらず、容易に可撓性を有する真空断熱材が提
供できる。
【0097】また、可撓性を有する真空断熱材は、作業
性を低下させることなく、部品数を増加させることな
く、大幅なコストアップ無しに提供できる。
【0098】また、本発明によって考案された優れた断
熱性能を有する真空断熱材を用いることにより、熱漏洩
の少ない優れた保温保冷器,冷蔵庫,給湯器を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における真空断熱材の断面
模式図
【図2】本発明の一実施形態における真空断熱材の平面
【図3】本発明の一実施形態における真空断熱材の断面
模式図
【図4】本発明の一実施形態における真空断熱材の断面
模式図
【図5】本発明の一実施形態における真空断熱材の断面
模式図
【図6】本発明の一実施形態における保温保冷容器の斜
視図の一部を切り欠いた断面図
【図7】本発明の一実施形態における冷蔵庫の斜視投影
【図8】本発明の一実施形態における給湯器の断面図
【符号の説明】
1 真空断熱材 2 芯材 3 外被材 4 溝 5 アルミ箔ラミネートフィルム 6 アルミ蒸着フィルム 7 保温保冷容器 8 本体 9 ふた 10,15 外箱 11 内箱 12 蓄冷剤 13 冷蔵庫 14 機械室 16 給湯器 17 外容器 18 貯湯容器 19 蓋体 20 加熱器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 59/00 - 59/22 A47J 41/02 F25D 23/02 - 23/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機繊維からなるシート状成形体または
    ウレタン連通フォームまたは発泡ポリスチレンの連通化
    品または非晶質シリカ粉末からなる芯材をガスバリア性
    フィルムで覆い、その内部を減圧し、密封した真空断熱
    材において、圧縮成型により、前記真空断熱材の厚み方
    向に垂直な側面部に少なくとも一本以上の溝を形成し
    前記ガスバリア性フィルムが、金属箔とプラスチックフ
    ィルムが積層されたラミネートフィルムと、金属あるい
    は金属酸化物の蒸着が施されたプラスチックフィルムよ
    りなる蒸着フィルムとからなり、前記蒸着フィルム面が
    外面になるように前記溝部で折り曲げを行うことを特徴
    とする真空断熱材。
  2. 【請求項2】 平均直径が1μm以上5μm以下の無機
    繊維からなるシート状成形体を少なくとも2層以上積層
    してなる芯材を、ガスバリア性フィルムで覆い、その内
    部を減圧し、密封した真空断熱材において、圧縮成型に
    より、前記真空断熱材の厚み方向に垂直な側面部に少な
    くとも一本以上の溝を形成し、前記ガスバリア性フィル
    ムが、金属箔とプラスチックフィルムが積層されたラミ
    ネートフィルムと、金属あるいは金属酸化物の蒸着が施
    されたプラスチックフィルムよりなる蒸着フィルムとか
    らなり、前記蒸着フィルム面が外面になるように前記溝
    部で折り曲げを行うことを特徴とする真空断熱材。
  3. 【請求項3】 圧縮成型により形成した溝が、真空断熱
    材の厚み方向に垂直な両側面部の同位置に有ることを特
    徴とする請求項1または2記載の真空断熱材。
  4. 【請求項4】 溝部の芯材厚みが、他側面部の2分の1
    以下であることを特徴とする求項1から3のいずれか
    一項記載の真空断熱材。
  5. 【請求項5】 外箱と、内箱と、前記外箱と前記内箱の
    空間部に配設された請求項1から4のいずれか一項記載
    の真空断熱材とから構成されることを特徴とする保温保
    冷容器。
  6. 【請求項6】 外箱と、内箱と、前記外箱と前記内箱に
    よって形成される空間に充填された発泡断熱材と、前記
    外箱または前記内箱の内壁に取り付けられた請求項1か
    ら4のいずれか一項記載の真空断熱材とを備えた断熱箱
    体から構成されることを特徴とする冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 貯湯容器と、外容器と、蓋体と、加熱器
    と、前記貯湯容器の外周部に配設された請求項1から4
    のいずれか一項記載の真空断熱材とを備えたことを特徴
    とする給湯器。
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