JP3507776B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3507776B2
JP3507776B2 JP2000238923A JP2000238923A JP3507776B2 JP 3507776 B2 JP3507776 B2 JP 3507776B2 JP 2000238923 A JP2000238923 A JP 2000238923A JP 2000238923 A JP2000238923 A JP 2000238923A JP 3507776 B2 JP3507776 B2 JP 3507776B2
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heat insulating
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正幸 中西
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松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、家電製品、保温保冷容
器、冷蔵庫、自動販売機、給湯器等、車両、及び住宅等
の断熱材として使用可能な真空断熱材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化防止の観点から省エネ
ルギーが強く望まれており、家庭用電化製品についても
省エネルギー化は緊急の課題となっている。特に、冷蔵
庫、冷凍庫、ジャー炊飯器、給湯器等の保温保冷機器で
は熱を効率的に利用するという観点から、優れた断熱性
能を有する断熱材が求められている。
【0003】この様な課題を解決する一手段として特開
平7−63469号公報に開示されているような芯材
(コア材)と水分を吸着する吸着剤(ケ゛ッター材)及びこ
れらを被覆する外被材(外包容器)とからなる真空断熱材
がある。
【0004】吸着剤は、芯材から発生するガスや、外部
から透過侵入してくるガスにより、真空断熱材の真空度
が上昇し、断熱性能を劣化するのを抑制するため適用さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−63469号公報では、吸着剤を密閉する缶を開封
後、芯材と共に外被材に挿入し、真空包装機にセットを
行う真空断熱材作製中において、吸着剤は大気中に曝さ
れるため、大気中に存在する水蒸気等を吸着し、吸着性
能が劣化してしまうという課題があった。
【0006】更に、作業者の手や腕についていた汗や機
械部の結露等の水分が吸着剤に接触した場合には、吸着
性能が劣化する可能性があった。
【0007】また、一般に真空断熱材に使用する芯材
は、その芯材の保持水分を除去するため、予め乾燥処理
を行った後使用することが多い。
【0008】しかし無機繊維からなるシート状成形体、
例えばグラスファイバー、グラスウール、セラミックフ
ァイバー、ロックウール等を芯材としたとき、乾燥処理
後、外被材に挿入し、真空包装機にセットを行う真空断
熱材作製中に大気中の水蒸気を再吸着する。これは、一
般に芯材として用いられる連通ウレタンフォーム等に比
べ、速度が速く、また吸着量も多い。
【0009】このとき芯材に再吸着した水蒸気の殆どは
真空排気中に排気されるため、無機繊維からなるシート
状成形体を芯材としたときは、排気される気体中には水
蒸気が多く含まれており、吸着剤はこの排気中の気体に
触れることにより吸着性能が劣化する課題があった。
【0010】また、吸着剤として鋭利な破断面を有する
粒状物質等を用いたときや輸送中の振動等により、吸着
剤が真空断熱材の外被材を突き刺し、これより発生した
ピンホールによって、真空断熱材の真空度が上昇し、断
熱性能が劣化する可能性があった。
【0011】本発明は、上記課題を鑑み、真空断熱材作
製工程において、取扱い性及び生産性を損なわずに吸着
剤の吸着性能劣化を防止し、吸着剤の吸着性能を維持す
ることで、長期にわたり、断熱性能に優れた真空断熱材
およびこの真空断熱材を適用した冷蔵庫等の製品を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の冷蔵庫は、外箱と内箱とからなる空間に発
泡断熱材と真空断熱材とを備え、前記真空断熱材を前記
外箱の内壁に取り付けた冷蔵庫において、前記真空断熱
材は、無機繊維からなるシート状成形体を少なくとも2
層以上積層してなる芯材と、少なくとも水分を吸着する
吸着剤と、ガスバリア性フィルムからなる外被材とより
形成され、前記吸着剤が、固定部材や凹部を形成して収
納する固定構造を設けずに前記芯材の無機繊維からなる
シート状成形体によりシート間に移動せず挟持されてい
ることを特徴とするものである。
【0013】従って、吸着剤は、テープ等による固定
や、芯材に成形した凹部に吸着剤を配設することをせず
に固定することができるため真空排気中等の真空断熱材
作製工程中に吸着剤が所定位置から移動せず、その吸着
性能を維持することができるので、真空断熱材は長期に
わたり優れた断熱性能を有し、冷蔵庫の断熱性能は長期
にわたり優れた断熱性能を維持することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の冷蔵庫
は、外箱と内箱とからなる空間に発泡断熱材と真空断熱
材とを備え、前記真空断熱材を前記外箱の内壁に取り付
けた冷蔵庫において、前記真空断熱材は、無機繊維から
なるシート状成形体を少なくとも2層以上積層してなる
芯材と、少なくとも水分を吸着する吸着剤と、ガスバリ
ア性フィルムからなる外被材とより形成され、前記吸着
剤が、固定部材や凹部を形成して収納する固定構造を設
けずに前記芯材のシート状成形体によりシート間に移動
せず挟持されているものである。従って、吸着剤は、
機繊維からなるシート状成形体により挟持されるため、
テープ等による吸着剤の固定や、芯材に凹部を成形する
工程を設け凹部を成形し、この凹部に吸着剤を配設する
ことを実施せずに、真空排気中等の真空断熱材作製工程
中に吸着剤が所定位置から移動せず、固定することがで
きるため、コストダウンが図れる。
【0015】そして、その吸着性能を維持することがで
きるので、真空断熱材は長期にわたり優れた断熱性能を
有する。
【0016】従って、冷蔵庫の断熱性能は長期にわたり
優れた断熱性能を維持するため、従来と比較してより大
きな省エネ効果を挙げることができる。
【0017】本発明の請求項に記載の発明は、吸着剤
が、ガス透過を制御できる積層フィルムからなる包装材
にて覆われていることを特徴とする請求項記載の冷蔵
である。
【0018】従って、包装材で形成される袋内部へのガ
ス透過を制御することができ、真空排気により排気され
る気体中に存在する無機繊維からなるシート状成形体で
構成される芯材に再吸着した水蒸気について、吸着剤の
存在する袋内部へ侵入する速度を抑制できるため、吸着
性能劣化を低減することができる。
【0019】本発明の請求項に記載の発明は、積層フ
ィルムが、微細孔を有しているポリエチレン層を含む請
求項記載の冷蔵庫である。
【0020】従って、微細孔を有しているポリエチレン
層により、包装材で形成される袋内部へのガス透過を制
御することができ、真空排気により排気される気体中に
存在する無機繊維からなるシート状成形体で構成される
芯材に再吸着した水蒸気について、吸着剤の存在する袋
内部へ侵入する速度を抑制できるため、吸着性能劣化を
低減することができる。
【0021】本発明の請求項に記載の発明は、積層フ
ィルムが、少なくとも撥水処理を施している耐水性和紙
層と微細孔を有しているポリエチレン層とを含む請求項
記載の冷蔵庫である。
【0022】従って、微細孔を有しているポリエチレン
層により、包装材で形成される袋内部へのガス透過を制
御することができ、真空排気により排気される気体中に
存在する無機繊維からなるシート状成形体で構成される
芯材に再吸着した水蒸気について、吸着剤の存在する袋
内部へ侵入する速度を抑制できるため、吸着性能劣化を
低減することができる。更に、撥水処理を施している耐
水性和紙層により、水滴等の液体が包装材で形成される
袋内部へ侵入することを防止でき、作業者の手や腕につ
いていた汗や機械部の結露等の水分により袋内部に存在
する吸着剤の吸着性能劣化を防止することができる。
【0023】本発明の請求項に記載の発明は、積層フ
ィルムが、少なくとも撥水処理を施している耐水性和紙
層と微細孔を有しているポリエチレン層と繊維層とを含
む請求項記載の冷蔵庫である。
【0024】従って、微細孔を有しているポリエチレン
層により、包装材で形成される袋内部へのガス透過を制
御することができ、真空排気により排気される気体中に
存在する無機繊維からなるシート状成形体で構成される
芯材に再吸着した水蒸気について、吸着剤の存在する袋
内部へ侵入する速度を抑制できるため、吸着性能劣化を
低減することができる。更に、撥水処理を施している耐
水性和紙層により、水滴等の液体が包装材で形成される
袋内部へ侵入することを防止でき、作業者の手や腕につ
いていた汗や機械部の結露等の水分により袋内部に存在
する吸着剤の吸着性能劣化を防止することができる。更
に、包装材の耐突き刺し性が強化されるため、吸着剤と
して鋭利な破断面を有する粒状物質等を用いたときに
も、包装材が破れず吸着剤を保護しているため、吸着剤
が真空断熱材の外被材を突き刺し、これより発生したピ
ンホールによって、真空断熱材の真空度が上昇し、断熱
性能が劣化することを防止できる。
【0025】本発明の請求項に記載の発明は、吸着剤
が生石灰であることを特徴とする請求項1からのいず
れか一項に記載の冷蔵庫である。
【0026】従って、水分の吸着速度がシリカゲルやゼ
オライト等に比べ遅いので、吸着剤を密閉する缶を開封
後、芯材と共に外被材に挿入し、真空包装機にセットを
行う真空断熱材作製中において、大気中の水分を吸着す
るのを抑制できるため、吸着剤の劣化を防止することが
できる。
【0027】更に、水分の吸着方法は化学吸着であり、
500℃を超えるような高温条件以外では、シリカゲルや
ゼオライト等の物理吸着剤のように一度吸着した水分を
再放出することが無いため、吸着剤からの水分再放出に
よる真空断熱材の真空度の上昇を防止できる。
【0028】更に、化学吸着であるため、真空断熱材内
部のように水蒸気圧が極めて低い環境下おいても水分を
吸着することが可能である。
【0029】更に、酸化マグネシウム等の他の化学吸着
剤と比べて安価に入手可能である。
【0030】以下、本発明の実施の形態について、図を
参照しながら説明する。
【0031】(実施の形態1) 図1は、本発明の一実施形態における真空断熱材の断面
模式図である。また、図2は、本発明の一実施形態にお
ける真空断熱材の平面図である。また、図3は、図1内
に示した吸着剤の拡大断面模式図である。1は真空断熱
材であり、芯材2、ガスバリア性フィルムからなる外被
材3、吸着剤4、吸着剤を覆う多層構造からなる包装材
5とから構成されている。
【0032】この真空断熱材1は、芯材2及び包装材5
に密閉された吸着剤4を外被材3に挿入後、内部を減圧
し、熱溶着により封止することで作製される。
【0033】芯材2は、珪酸ガラスを主成分とする非晶
質構造を有する平均繊維径1〜5μmのグラスファイバ
ーを厚み5mmのシート状に加工成型したものであり、
前記シート状成型体を2枚積層し、芯材としている。
【0034】ここで、芯材2は、例えばグラスウール、
セラミックファイバー、ロックウール等の無機繊維シー
ト状成形体、凝縮シリカ粉末、発泡パーライト粉末、珪
酸土粉末、炭酸カルシウム粉末、発泡プラスチック粉砕
粉末等の粉末や、連通ポリウレタン、連通ポリスチレン
等の有機発泡体等を用いても何ら問題なく、また積層せ
ずに1枚だけを用いても良い。
【0035】また、必要により芯材2に存在する微量水
分除去のために、予め乾燥処理を行うことが望ましい。
【0036】外被材3は、片面に外層から表面保護層と
してポリエチレンテレフタレートフィルム(12μ
m)、ガスバリア層としてアルミニウム蒸着を施したエ
チレン・ビニルアルコール共重合樹脂フィルム(12μ
m)、熱溶着層として高密度ポリエチレンフィルム(5
0μm)、更に対傷つき性向上のために最外層に表面保
護層としてナイロンフィルム(50μm)を設けてお
り、もう一方の面には表面保護層及び熱溶着層は、上記
と同様でありガスバリア層として、アルミニウム箔(6
μm)を用いているラミネートフィルムにより構成され
でいる。
【0037】ここで、外被材3は、少なくともガスバリ
ア層及び熱溶着層を有しているラミネートフィルムであ
れば良く、また対傷つき性、可とう性等の向上を図るた
め、必要に応じて一層以上の表面保護層を設けても良
い。
【0038】例えば、ガスバリア層の構成材料として
は、アルミニウム等の金属箔、ポリエチレンテレフタレ
ート、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエ
チレンナフタレート等にアルミニウムや銅等の蒸着を施
した金属蒸着フィルム、セラミック等の蒸着を施した無
機質蒸着フィルム等が挙げられ、特に限定するものでは
ない。
【0039】吸着剤4は、酸化カルシウムを95%以上
含有している生石灰であり、4mmのメッシュを用い、
これにより選別された粒径4(mm)以下の粒状物質を
用いている。
【0040】ただし、吸着剤4は、活性炭、ゼオライ
ト、ドーソナイト、ハイドロタルサイト、塩化カルシウ
ム、塩化リチウム、酸化マグネシウム等の金属酸化物、
水酸化マグネシウムや水酸化カルシウム等の水酸化物、
バリウム−リチウム合金等の合金等を使用することも可
能である。
【0041】また、吸着剤4の形状は、粉末、細粒、顆
粒、錠剤、固形状等特に限定されるものではない。
【0042】包装材5は、撥水処理された耐水和紙層
6、数μmの微細孔7を有するポリエチレン層8、延伸
強化された多層ポリオレフィンの割繊維を縦及び横に連
続的に積層し、熱融着されてなる繊維層9の3層構造と
なっている。
【0043】撥水処理された耐水和紙層6は、パルプを
主成分とし、必要によりレーヨン等を含有させても何ら
問題ない。
【0044】従って、微細孔7を有しているポリエチレ
ン層8により、包装材5で形成される袋内部へのガス透
過を制御することができ、吸着剤4を密閉する缶を開封
後、芯材2と共に外被材3に挿入し、真空包装機にセッ
トを行う真空断熱材1作製中において、大気中の水蒸気
が吸着剤4の存在する袋内部へ侵入する速度を抑制でき
るため、大気中の水蒸気を吸着することによる吸着性能
劣化を低減することができる。
【0045】加えて、真空排気により排気される気体中
に存在する無機繊維からなるシート状成形体で構成され
る芯材2に再吸着した水蒸気について、吸着剤4の存在
する袋内部へ侵入する速度を抑制できるため、吸着性能
劣化を低減することができる。
【0046】更に、撥水処理を施している耐水性和紙層
6により、水滴等の液体が包装材5で形成される袋内部
へ侵入することを防止でき、作業者の手や腕についてい
た汗や機械部の結露等の水分により袋内部に存在する吸
着剤4の吸着性能劣化を防止することができる。
【0047】更に、真空断熱材1作製工程中において、
吸着剤4が劣化しないように品質管理する工程を省くこ
とができ、また作業者に吸着剤4が劣化しないように配
慮する負担を軽減することができるため、作業性の向上
が図れる。
【0048】また、包装材5は繊維層9を有している。
【0049】従って、包装材5の耐突き刺し性が強化さ
れるため、吸着剤4として鋭利な破断面を有する粒状物
質等を用いたときにも、包装材5が破れず吸着剤4を保
護しているため、吸着剤4が真空断熱材1の外被材3を
突き刺し、これより発生したピンホールによって、真空
断熱材1の真空度が上昇し、断熱性能が劣化することを
防止できる。
【0050】更に、包装材5の耐衝撃性が強化されるた
め、真空断熱材1を輸送する際に受ける振動によって
も、包装材5が破れず吸着剤4を保護しているため、吸
着剤4が真空断熱材1の外被材3を突き刺し、これより
発生したピンホールによって、真空断熱材1の真空度が
上昇し、断熱性能が劣化することを防止できる。
【0051】更に、包装材5の破裂強度が強化されるた
め、作業中に誤って吸着剤4を落下させたときにも包装
材5が破れることがないので、不良の低減にも繋がり、
安定した生産を行うことが可能となる。
【0052】また、吸着剤4は、無機繊維からなるシー
ト状成形体で構成される芯材2により挟持されるため、
テープ等による吸着剤4の固定や、芯材2に凹部を成形
する工程を設け凹部を成形し、この凹部に吸着剤4を配
設することを実施せずに、真空排気中等の真空断熱材1
作製工程中に吸着剤4が所定位置から移動せず、固定す
ることができるため、コストダウンが図れる。
【0053】また、吸着剤4は生石灰であるため、水分
の吸着速度がシリカゲルやゼオライト等に比べ遅いの
で、吸着剤4を密閉する缶を開封後、芯材2と共に外被
材3に挿入し、真空包装機にセットを行う真空断熱材1
作製中において、大気中の水分を吸着するのを抑制でき
るため、吸着剤の劣化を防止することができる。
【0054】以上の効果により、真空断熱材作製工程に
おいて、取扱い性及び生産性を損なわずに吸着剤の吸着
性能劣化を防止し、吸着剤の吸着性能を維持することが
可能であり、これより、長期にわたり、断熱性能に優れ
た真空断熱材を提供できる。
【0055】(実施の形態2) 図4は、本発明の一実施形態における保温保冷容器の斜
視図の一部を切り欠いた断面図である。10は保温保冷
容器、11は本体、12は蓋、13はABS製の外箱、
14はポリプロピレン製の内箱、15は蓄冷剤である。
図4に示すように、保温保冷容器10の本体11、及び
蓋12は、外箱13と内箱14とにより中空の構造体を
形成しており、その中空部に真空断熱材1を挿入し保温
保冷容器10を構成している。
【0056】なお、真空断熱材1は実施の形態1の図1
に示したのと同様の構成のものを用いている。
【0057】これより、吸着剤の吸着性能劣化を防止
し、その吸着性能を維持することができるので、真空断
熱材1は長期にわたり優れた断熱性能を有する。
【0058】従って、従来と比べ長期にわたり優れた断
熱性能を維持する保温保冷容器10を提供できるため、
レジャー用クーラーボックスをはじめ、より温度管理の
厳しい医療用の保冷容器としても有効に利用でき、かつ
使用期間の延長が図れ経済的に使用できる。
【0059】(実施の形態3) 図5は、本発明の一実施形態における冷蔵庫の斜視投影
図である。16は冷蔵庫であり、鉄板製の外箱17と、
ABS樹脂からなる内箱(図示せず)と、前記外箱17
と前記内箱によって形成される空間に充填されたシクロ
ペンタンを発泡剤とする発泡断熱材(図示せず)と、機
械室18の上部の外箱内壁に取り付けられた真空断熱材
1とを備えた断熱箱体から構成されている。
【0060】なお、真空断熱材1は実施の形態1の図1
に示したのと同様の構成のものを用いている。
【0061】これより、吸着剤の吸着性能劣化を防止
し、その吸着性能を維持することができるので、真空断
熱材1は長期にわたり優れた断熱性能を有する。
【0062】従って、冷蔵庫16の断熱性能は長期にわ
たり優れた断熱性能を維持するため、従来と比較してよ
り大きな省エネ効果を挙げることができる。
【0063】(実施の形態4) 図6は、本発明の一実施形態における給湯器の断面図で
ある。19は給湯器であり、外容器20と、貯湯容器2
1と、蓋体22と、加熱器23と、真空断熱材1とから
構成されている。真空断熱材1は、予め、貯湯容器21
の形状に沿わすように折り曲げ加工を行い適用してい
る。また、貯湯容器21の下部に取り付けられた加熱器
23の近傍付近まで、真空断熱材1を折り曲げて取り付
けている。
【0064】また、蓋部22の凹部にも真空断熱材1が
設けられている。
【0065】なお、真空断熱材1は実施の形態1の図1
に示したのと同様の構成のものを用いている。
【0066】これより、吸着剤の吸着性能劣化を防止
し、その吸着性能を維持することができるので、真空断
熱材1は長期にわたり優れた断熱性能を有する。
【0067】従って、従来と比べ長期にわたり優れた断
熱性能を維持する給湯器19を提供できるため、より大
きな省エネ効果を挙げることができる。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明の冷蔵庫は、外箱
と内箱とからなる空間に発泡断熱材と真空断熱材とを備
え、前記真空断熱材を前記外箱の内壁に取り付けた冷蔵
庫において、前記真空断熱材は、無機繊維からなるシー
ト状成形体を少なくとも2層以上積層してなる芯材と、
少なくとも水分を吸着する吸着剤と、ガスバリア性フィ
ルムからなる外被材とより形成され、前記吸着剤が、固
定部材や凹部を形成して収納する固定構造を設けずに前
記芯材の無機繊維からなるシート状成形体によりシート
間に移動せず挟持されているものである。
【0069】従って、吸着剤は、シート状成形体により
持されるため、テープ等による吸着剤の固定や、芯材
に凹部を成形する工程を設け凹部を成形し、この凹部に
吸着剤を配設することを実施せずに、真空排気中等の真
空断熱材作製工程中に吸着剤が所定位置から移動せず、
固定することができるため、コストダウンが図れる。
【0070】そして、その吸着性能を維持することがで
きるので、真空断熱材は長期にわたり優れた断熱性能を
有する。
【0071】従って、冷蔵庫の断熱性能は長期にわたり
優れた断熱性能を維持するため、従来と比較してより大
きな省エネ効果を挙げることができる。
【0072】また、本発明は、吸着剤が、ガス透過を制
御できる積層フィルムからなる包装材にて覆われている
ことを特徴とする請求項記載の冷蔵庫である。
【0073】従って、包装材で形成される袋内部へのガ
ス透過を制御することができ、真空排気により排気され
る気体中に存在する無機繊維からなるシート状成形体で
構成される芯材に再吸着した水蒸気について、吸着剤の
存在する袋内部へ侵入する速度を抑制できるため、吸着
性能劣化を低減することができる。
【0074】また、本発明は、積層フィルムが、微細孔
を有しているポリエチレン層を含む請求項記載の冷蔵
である。
【0075】従って、微細孔を有しているポリエチレン
層により、包装材で形成される袋内部へのガス透過を制
御することができ、真空排気により排気される気体中に
存在する無機繊維からなるシート状成形体で構成される
芯材に再吸着した水蒸気について、吸着剤の存在する袋
内部へ侵入する速度を抑制できるため、吸着性能劣化を
低減することができる。
【0076】また、本発明は、積層フィルムが、少なく
とも撥水処理を施している耐水性和紙層と微細孔を有し
ているポリエチレン層とを含む請求項記載の冷蔵庫
ある。
【0077】従って、微細孔を有しているポリエチレン
層により、包装材で形成される袋内部へのガス透過を制
御することができ、真空排気により排気される気体中に
存在する無機繊維からなるシート状成形体で構成される
芯材に再吸着した水蒸気について、吸着剤の存在する袋
内部へ侵入する速度を抑制できるため、吸着性能劣化を
低減することができる。更に、撥水処理を施している耐
水性和紙層により、水滴等の液体が包装材で形成される
袋内部へ侵入することを防止でき、作業者の手や腕につ
いていた汗や機械部の結露等の水分により袋内部に存在
する吸着剤の吸着性能劣化を防止することができる。
【0078】また、本発明は、積層フィルムが、少なく
とも撥水処理を施している耐水性和紙層と微細孔を有し
ているポリエチレン層と繊維層とを含む請求項記載の
冷蔵庫である。
【0079】従って、微細孔を有しているポリエチレン
層により、包装材で形成される袋内部へのガス透過を制
御することができ、真空排気により排気される気体中に
存在する無機繊維からなるシート状成形体で構成される
芯材に再吸着した水蒸気について、吸着剤の存在する袋
内部へ侵入する速度を抑制できるため、吸着性能劣化を
低減することができる。更に、撥水処理を施している耐
水性和紙層により、水滴等の液体が包装材で形成される
袋内部へ侵入することを防止でき、作業者の手や腕につ
いていた汗や機械部の結露等の水分により袋内部に存在
する吸着剤の吸着性能劣化を防止することができる。更
に、包装材の耐突き刺し性が強化されるため、吸着剤と
して鋭利な破断面を有する粒状物質等を用いたときに
も、包装材が破れず吸着剤を保護しているため、吸着剤
が真空断熱材の外被材を突き刺し、これより発生したピ
ンホールによって、真空断熱材の真空度が上昇し、断熱
性能が劣化することを防止できる。
【0080】また、本発明は、吸着剤が生石灰であるこ
とを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の
冷蔵庫である。
【0081】従って、水分の吸着速度がシリカゲルやゼ
オライト等に比べ遅いので、吸着剤を密閉する缶を開封
後、芯材と共に外被材に挿入し、真空包装機にセットを
行う真空断熱材作製中において、大気中の水分を吸着す
るのを抑制できるため、吸着剤の劣化を防止することが
できる。
【0082】更に、水分の吸着方法は化学吸着であり、
500℃を超えるような高温条件以外ではシリカゲルやゼ
オライト等の物理吸着剤のように一度吸着した水分を再
放出することが無いため、吸着剤からの水分再放出によ
る真空断熱材の真空度の上昇を防止できる。
【0083】更に、化学吸着であるため、真空断熱材内
部のように水蒸気圧が極めて低い環境下おいても水分を
吸着することが可能である。
【0084】更に、酸化マグネシウム等の他の化学吸着
剤と比べて安価に入手可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による真空断熱材の断面図
【図2】本発明の一実施形態による真空断熱材の平面図
【図3】図1に示した吸着剤+包装材の拡大断面図
【図4】本発明の一実施形態における保温保冷容器の斜
視図の一部を切り欠いた断面図
【図5】本発明の一実施形態における冷蔵庫の斜視投影
【図6】本発明の一実施形態における給湯器の断面図
【符号の説明】
1 真空断熱材 2 芯材 3 外被材 4 吸着剤 5 包装材 6 耐水和紙層 7 微細孔 8 ポリエチレン層 9 繊維層 10 保温保冷容器 11 本体 12 蓋 13 外箱 14 内箱 15 蓄冷剤 16 冷蔵庫 17 外箱 18 機械室 19 給湯器 20 外容器 21 貯湯容器 22 蓋体 23 加熱器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱と内箱とからなる空間に発泡断熱材
    と真空断熱材とを備え、前記真空断熱材を前記外箱の内
    壁に取り付けた冷蔵庫において、前記真空断熱材は、無
    機繊維からなるシート状成形体を少なくとも2層以上積
    層してなる芯材と、少なくとも水分を吸着する吸着剤
    と、ガスバリア性フィルムからなる外被材とより形成さ
    れ、前記吸着剤が、固定部材や凹部を形成して収納する
    固定構造を設けずに前記芯材の無機繊維からなるシート
    状成形体によりシート間に移動せず挟持されていること
    を特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 吸着剤が、ガス透過を制御できる積層フ
    ィルムからなる包装材にて覆われていることを特徴とす
    る請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 積層フィルムが、微細孔を有しているポ
    リエチレン層を含む請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 積層フィルムが、少なくとも撥水処理を
    施している耐水性和紙層と微細孔を有しているポリエチ
    レン層とを含む請求項2記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 積層フィルムが、少なくとも撥水処理を
    施している耐水性和紙層と微細孔を有しているポリエチ
    レン層と繊維層とを含む請求項2記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 吸着剤が生石灰であることを特徴とする
    請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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