JP5500814B2 - 自動販売機の断熱構造 - Google Patents

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Description

本発明は自動販売機の断熱構造に関する。
商品を加温または冷却した状態、すなわち調温状態で販売する自動販売機は広く知られている。この種の自動販売機においては、前面扉を開閉自在に指示する自動販売機本体内に、箱型形状の断熱構造の断熱庫(いわゆる内箱)を配置し、この断熱庫内を、断熱性を有する断熱仕切板により左右に対して複数(例えば、2つや3つ)の断熱室に区切り、各断熱室内に商品を収納するとともに、各断熱室内の空気を、冷凍サイクルの蒸発器により冷却したり、ヒータにより加熱したりすることで、良好な温度に調温された商品を販売できるよう構成されている。
この種の断熱庫の構成としては、薄板箱形状の金属外枠の内部にウレタン発泡樹脂などの発泡断熱材を注入して板状の断熱板状体を形成するとともに、この断熱板状体を組み合わせて接合した構成が一般に採用されている。また、断熱室同士を仕切る断熱仕切板も同様な構成の断熱板状体が用いられている。
ところで、いわゆるサーペンタイン式の自動販売機や直積み式の自動販売機においては、図8に示すように、自動販売機80の内部において、多数の商品を収納した商品収納装置83を、ガイドレール装置81などを介して、天井面82から吊り下げて構成している。
したがって極めて大きな荷重が天井面82より下方に作用することとなるため、その荷重により断熱庫の背面部84が側面視して中央が後方に膨らむように湾曲し、この結果、断熱庫の背面部84と、断熱仕切板の後辺部との間に隙間85を生じ、隣接する断熱室同士の間で空気が移動し、断熱性能が低下するおそれがある。
この問題に対応するために、例えば、特許文献1などに開示されているように、断熱庫の背面部と断熱仕切板の後辺部との間に隙間を埋めるスポンジなどの弾性体を介装することが多く行われ、さらに、このように弾性体を介装した場合に、断熱庫の背面部と断熱仕切板の後辺部との間の間隔が、弾性体のために大きく広がってしまわないように、断熱庫の背面部と断熱仕切板の後辺部とを連結する連結部材を、断熱庫の背面部を通して取り付けたものも特許文献2などに開示されている。
特開平11−353544号公報 特開2006−178860号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に記載されているような、従来構成によれば、断熱庫の背面部と断熱仕切板の後辺部との間に配設した弾性体自体はあまり断熱性能がよくないため、断熱性能が低下することになる。また、特許文献2に記載されているような従来技術の場合には、断熱板状体以外に、弾性体や連結部材が必要となるため、製造コストが増加する欠点もある。
本発明は、上記課題を解決するもので、断熱性能を良好に維持することができ、かつ製造コストの増加も最小限に抑えることのできる自動販売機の断熱構造を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明の自動販売機の断熱構造は、
自動販売機の本体内に断熱庫があり、前記断熱庫が複数の断熱室に分割され、各前記断熱室の両側面と背面とが断熱仕切壁によって囲まれ、かつ各前記断熱室に商品収納装置が配設されている自動販売機において、各前記断熱室の前記断熱仕切壁は、前記断熱室内の前記商品収納装置に臨む位置へ配設される断熱保護部材を有し、少なくとも一つの前記断熱室の前記断熱仕切壁は、前記断熱保護部材を囲む形で配設される真空断熱部材を有し、真空断熱部材と断熱保護部材による二重構造の断熱仕切壁が断熱室を囲むように配設されることを特徴とする。
これにより、真空断熱部材と断熱保護部材による二重構造の断熱仕切壁が断熱室を囲むように配設されることになるので、自動販売機本体の背面が湾曲した際でも、各断熱室の背面部と断熱仕切壁の後端部との隙間が生じにくくなって、各断熱室同士の熱のやり取りを最小限に抑えることができ、断熱性能の低下を防ぐことができる。また、断熱室を囲む真空断熱部材が断熱保護部材により内側から覆われて保護されるので、断熱室内に配設された器具などによって真空断熱部材が損傷して、断熱性能が大幅に低下することが防止される。
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載の自動販売機の断熱構造において、真空断熱部材が、両側面と背面とが繋がった面材によって構成されていることを特徴とする。
これにより、断熱室を囲むように真空断熱部材が配設されることになり、また、両側面と背面とが繋がっているため、自動販売機本体の背面が湾曲した際の各断熱室における背面部と、断熱仕切板の後辺部との間に生じる隙間をなくすことができ、その隙間から空気が移動することを防ぐことが出来る。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の自動販売機の断熱構造において、真空断熱部材が、内部が真空状態になるよう密閉された、厚肉部と薄肉部とを有する面材から構成されており、前記薄肉部を境目として折り曲げることで前記厚肉部による囲いが形成されていることを特徴とする。
これにより、真空断熱部材を種々の大きさの断熱庫に対応して形成することができる。また、自動販売機本体の背面が湾曲した際の各断熱室における背面部と、断熱仕切板の後辺部との間に生じる隙間をなくすことができ、その隙間から空気が移動することを防ぐことが出来る。
また、請求項4に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機の断熱構造において、真空断熱部材が、それぞれ内部が真空状態になるよう密閉された両側面部材と背面部材とに分割され、前記背面部材が、厚肉部と薄肉部とを有する面材から構成されており、前記薄肉部を境目として折り曲げることで、前記背面部材の幅方向両端において前記厚肉部による折角部が形成され、前記折角部に前記側面部材を当接することで前記真空断熱部材が構成されていることを特徴とする。
これにより、真空断熱部材を種々の大きさの断熱庫に対応して形成することができるとともに、真空断熱部材を小型のものに分割して製作できるので、製造時のコストを削減することができる。また、真空断熱部材の端部における断熱性能の低下を防ぐことができる。
また、請求項5に係る発明は、請求項3または請求項4のいずれか1項に記載の自動販売機の断熱構造において、真空断熱部材が、厚肉部における薄肉部寄り端部が傾斜した面形状に形成され、前記薄肉部を境目として折り曲げられた状態において、前記厚肉部の傾斜した面同士が互いに当接した形になっていることを特徴とする。
これにより、折り曲げた状態において、両側面部と背面部との境界の隅角部にて、傾斜面同士を当接させた状態で両側面部と背面部とを密着させることができて、真空断熱部材の折り曲げた隅角部が厚肉部で構成されることになるため、隅角部の断熱性能を向上させることができる。
また、請求項6に係る発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の自動販売機の断熱構造において、真空断熱部材が、高さ方向に複数分割して配置されていることを特徴とする。
これにより、真空断熱部材を種々の高さの断熱庫に対応して配置することができるとともに、真空断熱部材を小型のものに分割して製作できるので、製造時のコストを削減することができる。
また、請求項7に係る発明の自動販売機の断熱構造は、自動販売機の本体内に断熱庫があり、前記断熱庫が複数の断熱室に分割されており、各前記断熱室の両側面と背面とが断熱仕切壁によって囲まれており、かつ各前記断熱室に商品収容装置が配設されている自動販売機において、前記断熱室のうち少なくとも一つの断熱仕切壁は、断熱発泡材で構成される断熱部材からなり、前記断熱部材を折り曲げることで、両側面部と背面部とが繋がった状態の断熱部材で形成されていることを特徴とする。
これにより、自動販売機本体の背面が湾曲した際に、断熱仕切壁背面の動きに断熱仕切壁両側面が追随するようになり、各断熱室における背面部と、断熱仕切板の後辺部との間に生じる隙間をなくすことができる。
また、請求項8に係る発明は、請求項7記載の自動販売機の断熱構造において、前記断熱部材は、板状の断熱発泡材の表面を覆うようにフィルムが貼り付けられ、前記板状の断熱発泡材に溝状の切り欠きが形成され、前記溝状の切り欠きに沿って折り曲げることで、両側面部と背面部とが繋がった状態に形成されていることを特徴とする。
これにより、断熱仕切壁を容易に形成することができ、また、断熱仕切り壁をコの字状に成形する場合に比べて、製造のために必要な作業スペースを小さくすることができる
また、これにより、断熱仕切壁を折り曲げ易くなり、折り曲げた状態において、両側面部と背面部との境界の角部において、両側面部と背面部とを密着させることができる。
また、請求項に係る発明は、請求項8記載の自動販売機の断熱構造において、折曲断熱仕切壁が、折り曲げられた状態において背面部と両側面部との当接部分が背面部に対して傾斜した面同士を当接させた形になっていることを特徴とする。
これにより、折り曲げた状態において、両側面部と背面部との境界の隅角部にて、傾斜面同士を当接させた状態で両側面部と背面部とを密着させることができて、自動販売機本体の背面が湾曲した際に、各断熱室における背面部と、断熱仕切板の後辺部との間に生じる隙間を最小限に抑えることができる。
また、請求項10に係る発明は、請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の自動販売機の断熱構造において、断熱仕切壁に、その表面の少なくとも一部を覆うようにフィルムが貼り付けられていることを特徴とする。
また、請求項11に係る発明は、請求項10記載の自動販売機の断熱構造において、フィルムがポリエステルを原料とする素材で構成されていることを特徴とする。
本発明に係る自動販売機の断熱構造を用いることにより、自動販売機本体の背面が湾曲した際に、各断熱室における背面部と、断熱仕切板の後辺部との間に生じる隙間をなくすことができるため、各断熱室における背面部と断熱仕切板の後辺部との隙間を空気が移動することによって熱が伝導してしまうことを防ぐことができ、従来技術による自動販売機の断熱構造を用いた場合に比べて、各断熱室間の断熱性能を向上させることができる。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態について、図1〜5を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態における自動販売機の斜視図、図2は同自動販売機の内部構造を示す側面断面図である。
図1に示すように、自動販売機1は、自動販売機本体2の外枠部分に対して前面扉3が開閉自在に取り付けられて、前面を開放することが可能に構成されている。自動販売機本体2の内部における上部から中央部および下部寄り箇所にかけて断熱庫4が配設され、この断熱庫4は、その前方に開閉自在に取り付けられた内扉5によって前面を開放することが可能に構成されている。
図2に示すように、自動販売機本体2の内部において、断熱庫4の下方には機械室6が設けられており、この機械室6には冷媒圧縮機や凝縮機、換気ファンなどが備えられていて、この機械室6の動作によって断熱庫4内に配設された蒸発機やヒータなどにより、断熱庫4内の空気を冷却または加熱して、断熱庫4内の温度を調整することが可能になっている。
断熱庫4の内部においては、上下に延びる断熱性を有する断熱仕切壁10によって、左右に分割されて複数の断熱室12が設けられている。
商品(PETボトルや金属缶など)7が収納される商品収納装置8は前記各断熱室12に配設されており、この商品収納装置8は、断熱庫4の上面板(すなわち各断熱室12の天面)にガイドレール装置9を介して吊り下げられる形に取り付けられていて、ガイドレール装置9の範囲内で前後に摺動して移動可能になっている。
商品収納装置8は上方前面に商品受入口8aを有しており、ここから商品収納装置8に投入された商品7は、図2に示すように、商品収納装置8内部に設けられた搬送通路内で上下に積み重なるようにして収納される。
断熱室12における商品収納装置8の下方には、商品収納装置8の下端部から払い出された商品8を手前側に導くシュート装置11が、手前側ほど下方となる傾斜姿勢で配設されている。
自動販売機1の利用者が前面扉3に設けられた貨幣受入口に貨幣を投入し、前面扉に設けられた前面操作部を操作すると、商品収納装置8の下端部の商品7が商品収納装置8より払い出されて、シュート装置11により手前側に導かれ、内扉5の下端部に形成された内扉出口5aを通過して、前面扉3の下部に設けられた商品取出口3aに排出される。
以上が本実施の形態における自動販売機1の全体的な構成である。
上記において、各断熱仕切壁10は、断熱庫4を複数の断熱室12に仕切るための仕切板であり、この仕切板に囲まれた領域はそれぞれ異なる適正温度の商品が収納される。例えば、ある断熱室には適正温度40℃〜60℃の商品(以下HOT商品という)が、また異なる断熱室には適正温度5℃〜10℃の商品(以下COLD商品という)が収納されるといった具合である。
これらHOT商品とCOLD商品とが互いに断熱室に収納されたときに、それぞれの断熱室内の熱が他の断熱室に移ることのないよう、各断熱室12同士の間は断熱仕切壁10で仕切られているが、商品収納装置8は先述の通り各断熱室12の天井面から吊り下げられている。したがって、極めて大きな加重が天井面より下方に作用することとなり、その荷重により断熱庫4の背面部が側面視において中央が後方に膨らむように湾曲してしまい、従来の構造では、先に述べたような断熱性能の低下を引き起こしてしまう。
この問題に対処するため、本実施の形態においては以下のように断熱仕切壁10を構成している。
本実施の形態における断熱仕切壁10の構造を図3、図4に示す。
図3は断熱仕切壁10の斜視図であり、図3(a),(b)と図3(c)とでは、それぞれ異なる断熱仕切壁10の構成を示している。また、図4は自動販売機本体2の平面断面図であり、図4(a)と図4(b)と図4(c)とでは、それぞれ異なる断熱仕切壁10の配置を示している。
なお、これらの図においては、断熱仕切壁10の様子が把握し易いように、商品収納装置8等は図示せずに、断熱仕切壁10のみを図示しており、さらに断熱仕切壁10の厚みを強調して厚めに描いている。
図3(a),(b)、図4において、断熱仕切壁10は、内部が真空状態に密閉された真空断熱部材14と、ウレタンなどによって構成される断熱保護部材16とで、断熱を行っている部分を構成している。
そして、真空断熱部材14は平面視コの字状に形成されており、その内周へ沿うように、断熱保護部材16が配設される。ここで、図3(a)に示すように、断熱保護部材16は背面側部材16a,左側面部材16b,右側面部材16cの、3枚の板状部材で構成されており、各断熱室12に対応してこれらの3枚がそれぞれ配設されている。
断熱保護部材16の配置について詳しく説明すると、図4(a)に示すように、左右面部材16b,16cはそれぞれ各断熱室12の内周の左右側面に沿うように配設され、背面側部材16aは各断熱室12の内周の背面側に沿うように配設されている。
ここで、背面側部材16aは、その幅方向両端において左右側面部材16b,16cの奥側部分の内側表面に当接するようになっており、各断熱室12の奥側において左右側面部材にはさまれ、真空断熱部材14の内側に密接した状態で配設されている。
また、図4に示すように、真空断熱部材14は各断熱室12同士の間の領域(左右側面側)だけでなく、各断熱室12の背面側にも回り込むように配設されており、図4(a)の各断熱室12及び図4(b)の左右の断熱室12においては、真空断熱部材14は左右側面と背面とが繋がった面材で構成されている。
この真空断熱部材14は、アルミニウムなど(空気を通さず、かつ延性・展性・剛性などの性質が扱いやすいものであれば代用可能)を外殻の素材とする容器であり、この内部が真空状態に密閉された状態で構成されている。
この容器は、全体としては一枚の面材であるが、図3(b)に示すとおり厚肉部14a,47d,14eと薄肉部14b,14cとを有している。この真空断熱部材14をコの字状に形成するには、薄肉部14b,14cを折り目として折り曲げればよい。こうすることで、断熱性能を損なうことなく、左右側面と背面とが繋がったコの字状の面材として真空断熱部材14を構成することができる。なお、必要に応じて、真空断熱部材14の内部に形状保持用の粉体などを充填してもよい。
そして、このコの字状の真空断熱部材14の内周に沿って断熱保護部材16を配置することにより、図4(a)に示すような、真空断熱部材14と断熱保護部材16による二重構造の断熱仕切壁10を形成することができる。
次に、真空断熱部材14と断熱保護部材16とを互いに固定する方法について、図5を参照して説明する。
図5は真空断熱部材14と断熱保護部材16とで構成される断熱仕切板10の前端部を拡大して示す図であり、図5(a),図5(b),図5(c)はそれぞれ異なる形態を示している。
図5(a)に示すように、断熱仕切板10の前端部にはパッキン20が取り付けられており、内扉5が閉まった際の断熱仕切壁10の前端部における密閉性を高めるようになっている。
このパッキン20は断熱仕切壁10の前端部に取り付けられた基部20aとこの基部20aから膨出する20bとを備えている。図5(a)に示すものにおいては、断熱仕切壁10の前端部には金枠22が取り付けられており、パッキン20の基部20aには係合部が設けられている。そして、金枠22には、その前端から鉤状に突出する突出部が設けられており、ここに基部20aに設けられた係合部が係合する。
金枠22は、断熱仕切壁10に固定用テープ29で取り付けられており、具体的には、図5(a)に示すように、断熱保護部材16の前端部に当接する姿勢で断面コの字状の補助金具24が左右から真空断熱部材14を挟持する状態で配設されていて、固定用テープ29は、金枠22と断熱保護部材16とにまたがって貼り付けられている。
パッキン20のその他の取り付け方としては、図5(b)に示すように、基部20aに突起を設け、補助金具27同士の間に形成された溝部にはめ込んで取り付けてもよい(このとき、固定用テープ29は補助金具27と断熱保護部材16とにまたがるように貼り付ける)。また、図5(c)のように、パッキン20の基部20aから延長して伸びる取付部32で補助金具24を覆うようにして、さらに取付部32と断熱保護部材16とにまたがるように固定用テープ29を貼り付けてもよい。
以上のようにして構成された断熱仕切壁10は、図4(a)に示すように断熱庫4の内部へ幅方向に並べられることによって複数の断熱室12を形成する。このとき、各断熱室12は一枚の面材からなる真空断熱部材14で覆われているため、たとえ断熱室12内に収納される商品の数が増えて図8のように自動販売機本体2の背面が膨らんでしまったとしても、断熱仕切壁10の背面と両側面とは1枚の板として繋がっているため、背面と両側面との間に隙間ができることがなく、断熱性能の低下を最小限に抑えることが出来る。
また、この実施の形態によれば、以下のような問題点も解決される。
断熱仕切壁10を真空断熱部材14のみで構成した場合、商品7の収納を行う作業時に真空断熱部材14を傷付けてしまったり、外部からの衝撃により自動販売機1全体が揺れたときに断熱室12内に配設された器具(商品収納装置8など)が真空断熱部材14を傷付けてしまったりするおそれがある。このときに、付けられた傷によって真空断熱部材14内部の真空状態が損なわれると、断熱性能が大幅に低下してしまう。
しかし、本実施の形態によれば、断熱室12を囲む真空断熱部材14は断熱保護部材16により内側から覆われて保護されているので、断熱室12内に配設された器具などによって真空断熱部材14が傷付けられるおそれがなく、断熱性能が大幅に低下することが防止される。
なお、図4(a)では各断熱室12のそれぞれを真空断熱部材14で囲むように構成しているが、図4(b)のように、左右の断熱室を真空断熱部材14で囲い、中央の断熱室には背面側にのみ真空断熱部材14を配設するようにしてもよい。この場合でも、左右の断熱室については、十分な断熱性能が得られるように構成されているため、中央の断熱室と左右の断熱室間で熱が移動してしまうおそれがない。
また、断熱仕切壁10の構成の別例として、以下のような構成を採用してもよい。
まず、断熱部材14と同等の素材からなる真空断熱部材19を、厚肉部19a,19b,19cにおける薄肉部寄り端部が傾斜した面19dとなる形状に形成しておく。そして、薄肉部を境目として折り曲げられた状態において、図4(c)に示すように、厚肉部19a,19b,19cの傾斜した面19d同士が互いに当接した形になるようにする。
このように真空断熱部材19を構成することで、真空断熱部材19は、両側面部(厚肉部19b,19c)と背面部(厚肉部19a)との境界の隅角部において、傾斜した面19dが互いに当接した形になっているため、両側面部と背面部とを密着させることができて、隅角部の断熱性能を向上させることができる。
また、図示しないが、断熱室のうちいくつかについては熱が多少移動してしまってもよい場合(例えば同程度の温度のHOT商品用の断熱室が左右に二つ並んでいて、その横にCOLD商品用の断熱室が配置されている場合など)には、断熱性能を向上させたい断熱室(先述の例ではCOLD商品用の断熱室)にのみ真空断熱部材14と断熱保護部材16による断熱仕切壁10を設け、その他の断熱室には断熱保護部材16のみによる断熱仕切壁を配設するようにしてもよい。
このように、少なくとも一つの断熱室の断熱仕切壁10が真空断熱部材14と断熱保護部材16による二重構造になっていれば、その二重構造の断熱仕切壁10が配設されている断熱室と他の断熱室とは十分に断熱された状態になる。
また、図3(c)に示すように、真空断熱部材14を背面真空断熱部材14fと、左側面真空断熱部材14gと、右側面真空断熱部材14hに分けて、背面真空断熱部材14fの幅方向両端において厚肉部による折角部14iを形成しておき、この折角部14iに左右側面真空断熱部材14g,14hを当接することで真空断熱部材14を形成してもよい。こうすることで、さまざまな寸法の自動販売機に適合する断熱仕切壁を形成することができるとともに、真空断熱部材を小型のものに分割して製作できるので、製造時のコストを削減することができる。
また、図3(d)に示すように、真空断熱部材14を縦に複数並べて、全体として自動販売機1の高さに合わせるようにしてもよい。こうすることで、さまざまな高さの自動販売機に適合する断熱仕切壁を形成することができるとともに、真空断熱部材14を小型のものに分割して製作できるので、製造時のコストを削減することができる。
なお、必要に応じて、断熱性能の向上と表面保護のために、真空断熱部材14や断熱保護部材16の表面にポリエチレンなどからなるフィルムを貼り付けてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を、図6を基に説明する。図6は第2の実施の形態における自動販売機の断熱仕切壁を示す図であり、図6(a)は製造時の様子を示す上面図、図6(b)は自動販売機内に組み込んだときの上面図、図6(c)は各断熱仕切壁の相対的な配置を示す斜視図である。図6において、第1の実施の形態と同様の構成については同一の符号を付す。
この実施の形態においては、真空断熱部材は使用せず、ウレタン(発泡剤)などの断熱部材42のみを使用して断熱仕切壁を構成する。
本実施の形態においては、断熱部材42は、1枚の板状体の発泡部材を材質とした平面視コ字状の形状をなしており、この断熱部材42を幅方向に複数並べることで、断熱庫4内に、一枚の断熱部材42で囲まれた断熱室12が複数形成される。
断熱部材は、図6(a)に示すように、木枠40に発泡材などの素材を注入することで形成される。この木枠40は、断熱部材42の形成空間となるくぼみ部が形成された本体部40aと、この本体部40aのくぼみを覆う蓋部40bとで構成される。
木枠40内の空間は、断面が台形状の空間が複数並べられたものになっており、木枠40には図示しない注入孔が設けられてある。この注入孔から先述の台形状の空間に発泡部材などの材質を注入することで断熱部材42の形成を行う。
本体部40aの底面と、蓋部40bの本体部40aに面する側とには予めPETなどのフィルム44が配設されており、この木枠40内で形成される断熱部材42にはこのフィルム44が貼りついた状態となる。
そうして形成される断熱部材42は、1枚の板に溝状の切り込み42bが入った形となる。この断熱部材42を溝状の切り込み42bに沿って折り曲げることにより、背面部と両側面部との当接部分が背面部に対して傾斜した面42a同士を当接した形の、平面視コ字状の断熱部材42が構成される。
そして、これらの断熱部材42を断熱庫4内に並べた上で、第1の実施の形態と同じく、前方扉3側にパッキン20が取り付けられて、断熱仕切壁10が構成される。
この構成によれば、各断熱室12内において、断熱仕切壁10の背面と両側面とが一枚に繋がった状態になっているため、天面に掛かる荷重が大きくなって自動販売機本体2の背面が膨らんでしまったとしても、各断熱仕切壁10の背面の湾曲に両側面が追随するため、背面と両側面との間に、従来のように隙間が生じることを防止し、断熱性能を向上することができる。
また、この実施の形態によれば、気密性を保つための補助部材が必要なくなるため、コストダウンを図ることもできる。
なお、この実施の形態についても、少なくとも一つの断熱室の断熱仕切壁10が断熱部材42を折り曲げて形成された形状になっていれば、折り曲げて形成された断熱仕切壁10が配設されている断熱室と他の断熱室とは十分に断熱された状態になる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を、図7を基に説明する。図7は第3の実施の形態における自動販売機の断熱仕切壁を示す図であり、図7(a)は各断熱壁を折り曲げる前の様子を示す上面図、図7(b)は折り曲げた後の様子を示す上面図、図7(c)は各断熱壁を組み合わせた様子を示す上面図、図7(d)は各断熱仕切壁の相対的な配置を示す斜視図である。図7において、第1,第2の実施の形態と同様の構成については同一の符号を付す。
第2の実施の形態では、一つの断熱部材によって一つの断熱室を囲むように構成していたが、この実施の形態では、図7に示すように、互いに形状の異なる第1、第2、第3の断熱部材51,52,53を組み合わせることで各断熱室が構成されている。
第1,第3の断熱部材51,53は角部を有する平面視L字状の形状、第2の断熱部材52は平面視コ字状の形状となっている。
第1、第3の断熱部材51,53の角部では、背面に対して傾斜した面51b,53b同士が当接するようにして、側面がつながっている。また、断熱室の内側に臨む側と、筐体に臨む側にフィルム55(PETなど)が貼り付けられている。
第2の断熱部材52は、第1、第3の断熱部材51,53と異なり、背面に対する傾斜面を有さず、背面と側面とはフィルム55のみによって繋がっている。
図7(b)の状態において、第2の断熱部材52には、側面の奥行き方向の長さは断熱室12の奥行きと同じだけの長さしか用意されておらず、また、背面の幅方向の長さは断熱室12の幅方向の長さしか用意されていない。
図7(a)の状態において、第2の断熱部材52に対して、側面の後端部52a,52bには、第1、第3の断熱部材の背面の端51a,53aが当接して配置されるようはめ込まれている。
第1、第3の断熱部材51,53は第2の実施の形態と同じく、本体部にくぼみのある木枠に発泡部材を注入することで形成され、第2の断熱部材は直方体の空洞を有する木枠に発泡部材を注入することで形成される。
第2の断熱部材52に対して、第2の断熱部材52の厚み方向において、フィルム55の手前にまで達する深さの切込みをカッターで入れることで、第2の断熱部材は片側の面のみフィルムが繋がった状態となり、この繋がった側に向けて先述の切り込みに沿って折り曲げることにより、平面視コ字状の断熱仕切壁10を構成することができる。
このようにして構成された第1、第2、第3の断熱部材51,52,53を先述のように、第2の断熱部材52に対して側面の後端部52a,52bに第1、第3の断熱部材の背面の端51a,53aが当接して配置されるようはめ込んで組み合わせるように配置することで、自動販売機本体2の背面が湾曲しても、各断熱室12において、断熱仕切壁10の側面が背面に追随するようになるため、自動販売機本体2の背面湾曲による断熱性能の低下を最小限に抑えることが出来る。
以上のように、いずれの実施の形態においても、自動販売機本体の背面が湾曲した際に、各断熱室における背面部と、断熱仕切壁の後辺部との間に生じる隙間を最小限に抑えることができる。
よって、各断熱室の背面部と断熱仕切壁の後辺部との間を伝って各断熱室間で熱が伝導してしまうことを防ぐことができる。これにより、従来技術による自動販売機の断熱構造を用いた場合に比べて、断熱庫内の断熱性能を向上させることができる。
第1の実施の形態における自動販売機の斜視図である。 同自動販売機の内部構造を示す側面断面図である。 同自動販売機の断熱仕切壁の斜視図であり、(a),(c),(d)はそれぞれ異なる断熱仕切壁の構成を示しており、(b)は折り曲げられる前の真空断熱保護部材の形状を示している。 同自動販売機の断熱仕切壁の上面図であり、(a)と(b)と(c)はそれぞれ異なる断熱仕切壁の構成を示している。 同自動販売機における真空断熱部材と断熱保護部材とで構成される断熱仕切板の前端部を拡大して示す図であり、(a),(b),(c)はそれぞれ異なる形態を示している。 第2の実施の形態における自動販売機の断熱仕切壁を示す図であり、(a)は製造時の様子を示す上面図、(b)は自動販売機内に組み込んだときの上面図、(c)は各断熱仕切壁の相対的な配置を示す斜視図である。 第3の実施の形態における自動販売機の断熱仕切壁を示す図であり、(a)は各断熱壁を折り曲げる前の様子を示す上面図、(b)は折り曲げた後の様子を示す上面図、(c)は各断熱壁を組み合わせた様子を示す上面図、(d)は各断熱仕切壁の相対的な配置を示す斜視図である。 従来技術における自動販売機の側面図である。
符号の説明
1 自動販売機
2 自動販売機本体
3 前面扉
4 断熱庫
10 断熱仕切壁
12 断熱室
14 真空断熱部材
16 断熱保護部材
20 パッキン
42 断熱部材

Claims (11)

  1. 自動販売機の本体内に断熱庫があり、前記断熱庫が複数の断熱室に分割され、各前記断熱室の両側面と背面とが断熱仕切壁によって囲まれ、かつ各前記断熱室に商品収容装置が配設されている自動販売機において、
    各前記断熱室の前記断熱仕切壁は、前記断熱室内の前記商品収容装置に臨む位置へ配設される断熱保護部材を有し、
    少なくとも一つの前記断熱室の前記断熱仕切壁は、前記断熱保護部材を囲む形で配設される真空断熱部材を有し、真空断熱部材と断熱保護部材による二重構造の断熱仕切壁が断熱室を囲むように配設されること
    を特徴とする自動販売機の断熱構造。
  2. 真空断熱部材が、両側面と背面とが繋がった面材によって構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の自動販売機の断熱構造。
  3. 真空断熱部材が、内部が真空状態になるよう密閉された、厚肉部と薄肉部とを有する面材から構成されており、前記薄肉部を境目として折り曲げることで前記厚肉部による囲いが形成されていること
    を特徴とする請求項2に記載の自動販売機の断熱構造。
  4. 真空断熱部材が、それぞれ内部が真空状態になるよう密閉された両側面部材と背面部材とに分割され、
    前記背面部材が、厚肉部と薄肉部とを有する面材から構成されており、前記薄肉部を境目として折り曲げることで、前記背面部材の幅方向両端において前記厚肉部による折角部が形成され、
    前記折角部に前記側面部材を当接することで前記真空断熱部材が構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の自動販売機の断熱構造。
  5. 真空断熱部材が、厚肉部における薄肉部寄り端部が傾斜した面形状に形成され、前記薄肉部を境目として折り曲げられた状態において、前記厚肉部の傾斜した面同士が互いに当接した形になっていること
    を特徴とする、請求項3または請求項4に記載の自動販売機の断熱構造。
  6. 真空断熱部材が、高さ方向に複数分割して配置されていること
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の自動販売機の断熱構造。
  7. 自動販売機の本体内に断熱庫があり、前記断熱庫が複数の断熱室に分割されており、各前記断熱室の両側面と背面とが断熱仕切壁によって囲まれており、かつ各前記断熱室に商品収容装置が配設されている自動販売機において、
    前記断熱室のうち少なくとも一つの断熱仕切壁は、断熱発泡材で構成される断熱部材からなり、前記断熱部材を折り曲げることで、両側面部と背面部とが繋がった状態に形成されていること
    を特徴とする自動販売機の断熱構造。
  8. 前記断熱部材は、板状の断熱発泡材の表面を覆うようにフィルムが貼り付けられ、前記板状の断熱発泡材に溝状の切り欠きが形成され、前記溝状の切り欠きに沿って折り曲げることで、両側面部と背面部とが繋がった状態に形成されていること
    を特徴とする請求項7記載の自動販売機の断熱構造。
  9. 断熱仕切壁が、折り曲げられた状態において背面部と両側面部との当接部分が背面部に対して傾斜した面同士を当接させた形になっていること
    を特徴とする請求項記載の自動販売機の断熱構造。
  10. 断熱仕切壁に、その表面の少なくとも一部を覆うようにフィルムが貼り付けられていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の自動販売機の断熱構造。
  11. フィルムがポリエステルを原料とする素材で構成されている
    ことを特徴とする請求項10記載の自動販売機の断熱構造。
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