JP2018115755A - 真空断熱材、真空断熱材の製造方法及び冷蔵庫 - Google Patents

真空断熱材、真空断熱材の製造方法及び冷蔵庫 Download PDF

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Abstract

【課題】寸法精度が高く、復元率が低い真空断熱材及びその製造方法並びにこの真空断熱材を備えた冷蔵庫を提供する。【解決手段】本発明に係る真空断熱材1は、無機繊維の集合体であり、前記集合体の表面に前記無機繊維の少なくとも一部を融着させた融着層2aが形成されている芯材2と、前記芯材2を内包すると共に、内部が減圧状態に保たれている包装体3と、を有する。本発明に係る真空断熱材の製造方法は、無機繊維の集合体である芯材2を歪点よりも高い温度でプレスし、前記集合体の表面に前記無機繊維の少なくとも一部を融着させた融着層2aを形成する融着層形成工程と、前記融着層2aを形成した芯材2を包装体3に内包させ、前記包装体3の内部を減圧状態にしつつ密封する真空密封工程と、を有する。本発明に係る冷蔵庫10は、真空断熱材1を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、真空断熱材及びその製造方法並びにこの真空断熱材を備えた冷蔵庫に関する。
地球温暖化を防止する社会の取り組みとして、二酸化炭素(CO)の排出抑制を図るため様々な分野で省エネルギー化が推進されている。近年の電気製品、特に冷熱関連の家電製品である冷蔵庫においても、消費電力量を低減する観点から断熱性能を向上したものが主流になってきている。そのためには、断熱性が高く、冷蔵庫内部の冷熱が冷蔵庫の外部に逃げない構造が不可欠である。
一般的には、冷蔵庫は冷蔵庫本体である断熱箱体と、その断熱箱体に設けられる貯蔵室の前面開口部を開閉する貯蔵室扉とで構成されている。冷蔵庫内部の冷熱が冷蔵庫の外部に逃げないようにするためには、断熱箱体と貯蔵室扉の断熱性能を向上させればよい。多くの場合、真空断熱材と硬質ウレタンフォームを断熱箱体や貯蔵室扉の内部に配置して断熱性能を向上させている。例えば、断熱箱体の外箱又は内箱の内部表面に平板状の真空断熱材を貼り付け、外箱と内箱の間に硬質ウレタンフォームを充填して冷熱の移動を抑制している。また、例えば、貯蔵室扉の外板内側に平板状の真空断熱材を貼り付け、外板と内板の間に硬質ウレタンフォームを充填して冷熱の移動を抑制している。
近年、真空断熱材の断熱性能を向上させることを目的とした研究開発が精力的に進められている。そして、そのような真空断熱材が、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1には、ガラス繊維を厚み方向に積層したガラス繊維の積層体からなる芯材と、前記芯材を被覆するガスバリア性を有する外包材とを備え、前記外包材の内部が減圧して密閉された真空断熱材が記載されている。
そして、この真空断熱材の前記芯材は、ガラス繊維の自重で繊維が僅かに変形を始める温度、又はプレス時の上下方向からの加重によりガラス繊維が変形可能となる温度であって、ガラス繊維の断面形状が大きく変化しない程度の温度で加圧成形されてガラス繊維の熱変形により繊維が延伸されている。
また、この真空断熱材は、繊維相互の結着でなく、ガラス繊維の一部が繊維相互間で絡み合って形状を保持している。
特許文献1には、前記した構成とすることにより、真空断熱材の断熱性能が大幅に改善された旨記載されている。
特許第3580315号公報
特許文献1に記載の真空断熱材に用いられている芯材の原綿はガラス繊維の一部が繊維相互間で絡み合って形状を保持しているに過ぎないため、外包材(包装体)に挿入するにあたってガラス繊維(無機繊維)がつぶれてしまい、寸法精度が悪化するという問題があった。
また、前記したように、特許文献1に記載の真空断熱材は、ガラス繊維の一部が繊維相互間で絡み合って形状を保持しているに過ぎないので、この真空断熱材は、包装体が破れたり、真空包装時に包装体の一部をカットしたりした場合に、厚みや形状が元の寸法に戻る率(復元率)が高いという問題があった。
本発明は前記状況に鑑みてなされたものであり、寸法精度が高く、復元率が低い真空断熱材及びその製造方法並びにこの真空断熱材を備えた冷蔵庫を提供することを課題とする。
前記課題を解決した本発明に係る真空断熱材は、無機繊維の集合体であり、前記集合体の表面に前記無機繊維の少なくとも一部を融着させた融着層が形成されている芯材と、前記芯材を内包すると共に、内部が減圧状態に保たれている包装体と、を有する。
本発明に係る真空断熱材の製造方法は、無機繊維の集合体である芯材を前記無機繊維の歪点よりも高い温度でプレスし、前記集合体の表面に前記無機繊維の少なくとも一部を融着させた融着層を形成する融着層形成工程と、前記融着層を形成した芯材を包装体に内包させ、前記包装体の内部を減圧状態にしつつ密封する真空密封工程と、を有する。
本発明に係る冷蔵庫は、無機繊維の集合体であり、前記集合体の表面に前記無機繊維の少なくとも一部を融着させた融着層が形成されている芯材と、前記芯材を内包すると共に、内部が減圧状態に保たれている包装体と、を有する真空断熱材を、外箱と内箱とによって形成される断熱箱体の内部と、前記断熱箱体に形成された貯蔵室を開閉する外板と内板とによって形成される貯蔵室扉の内部と、貯蔵温度帯の異なる部屋を仕切る仕切断熱壁の内部と、のうちの少なくとも一つに備えている。
本発明によれば、寸法精度が高く、復元率が低い真空断熱材、真空断熱材及びその製造方法並びにこの真空断熱材を備えた冷蔵庫を提供することができる。
本実施形態に係る真空断熱材の構成を説明する概略断面図である。 無機繊維の一例を示す走査型電子顕微鏡像である。倍率は500倍であり、図中、中央下方のスケールバーは50μmを表している。 本実施形態に係る冷蔵庫の構成を説明する正面図である。 図3のA−A線断面図である。 各プレス温度で10分プレスした場合における芯材の厚みの復元量を示すグラフである。 各プレス温度でプレスした無機繊維の走査型電子顕微鏡像である。走査型電子顕微鏡像の倍率は、左欄が200倍であり、中欄及び右欄が1000〜2000倍である。
以下、適宜図面を参照して本発明係る真空断熱材、真空断熱材の製造方法及び冷蔵庫を実施するための形態(実施形態)について詳細に説明する。
[真空断熱材]
図1は、本実施形態に係る真空断熱材の構成を説明する概略断面図である。
図1に示すように、真空断熱材1は、芯材2と、包装体3と、を有する。
(芯材)
芯材2は、無機繊維の集合体であり、この集合体の表面に無機繊維の少なくとも一部を融着させた融着層2aが形成されている。
無機繊維は、ガラス繊維、セラミック繊維、ロックウールなどを用いることができるが、これらに限定されない。
無機繊維の集合体とは、任意の製造方法で製造された無数の無機繊維が絡み合って一体的に形成された原綿をいう。原綿の形状は、例えば、所定の厚みを有するシート状とするのが好ましいが、これに限定されない。無機繊維の集合体は、製造方法の都合上、前記原綿を一つのみを用いてもよいし、複数個用いてもよい。つまり、前記したようにシート状の原綿である場合は、一層のみとしてもよいし、複数層重ねてもよい。
無機繊維は、例えば、平均繊維径2〜6μmのものを好適に用いることができるが、この範囲外のものも問題なく用いることができる。このような無機繊維は、例えば、遠心法によって得ることができる。
融着層2aは、前述したように、集合体の表面に無機繊維の少なくとも一部を融着させたものである。すなわち、融着層2aは、後述する真空断熱材1の製造方法で説明するように、所定の条件で無機繊維の少なくとも一部を融着させたものであるので、芯材2の表面の硬さを芯材2の内部よりも硬くすることができる。従って、真空断熱材1は、この融着層2aを有することによってその形状をしっかりと保つことができるので、真空断熱材1を成形する場合などにおいて寸法精度を高くすることができる。また、真空断熱材1は、無機繊維が包装体3から露出した場合などであっても復元率を低くすることができる。
なお、融着層2aは、寸法精度が高く、復元率が低い真空断熱材1を提供するという所期の効果を奏することができればよく、融着層2aに該当する領域が全て融着したものである必要はない。
融着層2aの厚さは2mm以下であるのが好ましく、1mm以下であるのがより好ましい。融着層2aの厚さをこの範囲とすれば、断熱性能に優れ、且つ、寸法精度が高く、復元率が低い真空断熱材1を提供するという所期の効果を確実に奏することができる。なお、前記所期の効果をより確実に奏する観点から、融着層2aの厚さは0.1mm以上とするのがより好ましい。融着層2aの厚さは、無機繊維の種類・厚さと、後述する真空断熱材1の製造方法における融着層形成工程の条件と、を適宜制御することによって任意に調節できる。なお、用いる無機繊維の種類等によって融着層2aの厚さは変わり得るものであるため、融着層形成工程の条件は事前に試験を行うなどして確認しておくのが好ましい。
融着層2aは、無機繊維の密度が高い状態であるのが好ましい。このように、融着する無機繊維の密度を高くすると、芯材2の表面の硬さをより高く(硬く)することができる。融着層2aの無機繊維の密度は、後述する真空断熱材1の製造方法における融着層形成工程において所定の条件(温度・時間)でプレスを行うことによって高めることができる。
ここで、図2は、無機繊維の一例を示す走査型電子顕微鏡像(SEM像)である。
図2に示すように、無機繊維2bの表面に針状の結晶2cが形成されていることが好ましい。このようにすると、無機繊維2b同士が密着することを抑制できるので、無機繊維2b同士の密着による熱伝導を抑制できる。
無機繊維2bの表面に形成させる針状の結晶2cの大きさは、無機繊維2bの径より小さくして、熱伝導率を低くするのが好ましい。
また、前記した針状の結晶2cは、硫黄で形成されている。硫黄の熱伝導率は無機繊維2bより低いため、真空断熱材1の熱伝導率を更に低くできる。
針状の結晶2cは、湿式抄造方式によって無機繊維2bをシート化するときの分散剤として硫酸を用いることで形成することができる。
(包装体)
包装体3は、芯材2を内包すると共に、内部が減圧状態(いわゆる真空状態)に保つものである。つまり、包装体3は、真空断熱材1の外装を成すものである。
包装体3は、ガスバリア性を有し、熱溶着可能なラミネートフィルムを好適に用いることができる。ラミネートフィルムは、表面保護層、第1ガスバリア層、第2ガスバリア層、熱溶着層の4層構造であるものを好適に用いることができる。
表面保護層は、保護材の役割を持ち、吸湿性の低い樹脂フィルムを用いるのが好ましい。
第1ガスバリア層は樹脂フィルムに金属蒸着層を設け、第2ガスバリア層は酸素バリア性の高い樹脂フィルムに金属蒸着層を設け、第1ガスバリア層と第2ガスバリア層は金属蒸着層同士が向かい合うように貼り合わせたものを用いるのが好ましい。
熱溶着層も表面保護層と同様に吸湿性の低い樹脂フィルムを用いるのが好ましい。
具体的には、表面保護層は、二軸延伸タイプのポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルムを用いるのが好ましい。第1ガスバリア層は、アルミニウム蒸着付きの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとするのが好ましい。第2ガスバリア層は、アルミニウム蒸着付きの二軸延伸エチレンビニルアルコール共重合体樹脂フィルム又はアルミニウム蒸着付きの二軸延伸ポリビニルアルコール樹脂フィルム、又はアルミ箔を用いるのが好ましい。熱溶着層は、未延伸タイプのポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂フィルムを用いるのが好ましい。
真空断熱材1は、芯材2の表面に前記した融着層2aを有しており、形状をしっかりと保つことができるので、ガスバリア性を有する包装体3に芯材2を直接且つ容易に内包させることができる。従って、真空断熱材1は、従来、ガスバリア性を有する外袋に芯材を内包させるために用いられてきた内袋が不要となる。そのため、真空断熱材1は、内袋で芯材を包装する作業及び内袋のコストを削減でき、低コスト化を図ることができる。
なお、本実施形態においては、包装体3の補強や芯材2の取扱いの容易化や保存等の目的で、必要に応じて内袋を用いてもよい。
なお、真空断熱材1は、包装体3の内側や芯材2の中に合成ゼオライト、活性炭、活性アルミナ、シリカゲルなどのガス吸着剤2dが収納されていてもよい。ガス吸着剤2dは、包装体3の内側や芯材2の中に局所的に存在していてもよいし、分散して存在していてもよい。
(作用・効果)
以上に説明した本実施形態に係る真空断熱材1は、図1に示すように、無機繊維の集合体である芯材2の表面に前記した融着層2aを有している。そのため、真空断熱材1は、この融着層2aを有することによってその形状をしっかりと保つことができるので、真空断熱材1を成形する場合などにおいて寸法精度を高くすることができる。例えば、真空断熱材1によれば、融着層2aを有しているので、包装体3に内包する前や後記する真空密封工程における真空引き前などにおいて芯材1の端面をカットする場合に、そのカット精度を向上させることができる。また、真空断熱材1は、前記した融着層2aを有しているので、無機繊維が包装体3から露出した場合などであっても復元率を低くすることができる。
更に、真空断熱材1によれば、融着層2aを有しているので、芯材2の厚さを薄く保つことができる。そのため、真空断熱材1は、包装体3の寸法を小さくすることができ、低コスト化を図ることができる。
[真空断熱材の製造方法]
次に、本実施形態に係る真空断熱材の製造方法について説明する。
なお、本実施形態に係る真空断熱材の製造方法の説明において、前記した本実施形態に係る真空断熱材1と共通する構成要素については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る真空断熱材の製造方法は、融着層形成工程と、真空密封工程と、を有し、これらの工程をこの順で行う。
(融着層形成工程)
融着層形成工程は、無機繊維の集合体である芯材2を無機繊維の歪点よりも高い温度でプレスし、前記集合体(芯材2)の表面に前記融着層2aを形成する工程である。なお、「歪点」とは、それ以上になると、無機繊維が歪み始める温度をいう。換言すると、それよりも低いと、無機繊維の歪みが生じない温度をいう。つまり、歪点とは、無機繊維の粘性流動が事実上起こり得ない温度をいう。融着層形成工程において、無機繊維の歪点よりも高い温度でプレスすることにより、無機繊維の少なくとも一部が融解し、無機繊維同士を融着させることができる。従って、この融着層形成工程を経た芯材2は、前述したように、その形状をしっかりと保つことができるようになる。
融着層形成工程では、無機繊維の歪点よりも高い温度でプレスするので、芯材2の表面を芯材2の内部に向けて圧縮しつつ融着することになる。そのため、融着層2aは、無機繊維の密度が高い状態となることが多い。このように、無機繊維の密度が高い状態で融着しているため、芯材2の表面の硬さをより高くすることができる。
融着層形成工程は、所定の型を有し、加熱することのできる金型(図示せず)を用いることによって行うことができる。
金型の加熱温度は、融着層2aを形成する無機繊維の歪点に合わせて適宜設定するとよい。なお、本実施形態においては、無機繊維の歪点よりも高い温度が500℃以上であるのが好ましいため、金型の加熱温度はそれ以上に設定するのが好ましい。但し、無機繊維の歪点が500℃よりも低い場合もあるため、そのような無機繊維を用いる場合は、無機繊維の歪点に応じて適宜金型の加熱温度を変更することができる。例えば、金型の加熱温度は、500〜600℃の範囲で設定することができる。なお、加熱温度が高いほど、繊維先端の溶着部が大きくなることから、500〜550℃の範囲とすることが、より好ましい。
金型による加熱時間は、例えば、10分から20分とすることができるが、融着層2aを形成できればよく、この範囲に限定されない。金型の成形荷重は、例えば、0.05〜0.5MPaとすることができるが、この範囲に限定されない。
なお、前記した歪点は、例えば、JIS R 3103−2:2001の本文に規定される方法(繊維引き伸ばし法によるガラスの除冷点及びひずみ点の測定方法)や、同規格の附属書1に規定される方法(ビーム曲げ法による除冷点及びひずみ点の測定方法)で測定できる。
(真空密封工程)
真空密封工程は、融着層2aを形成した芯材2を包装体3に内包させ、包装体3の内部を減圧状態にしつつ密封する工程である。なお、芯材2を包装体3に内包させるにあたり、必要に応じて芯材2の端面をカットすることができる。このとき、前記したように、芯材2は融着層2aを有しているので、カット精度を向上させることができる。
真空密封工程は、包装体3を熱溶着することのできる真空チャンバ(図示せず)を用いることによって行うことができる。すなわち、芯材2を包装体3で包装し、包装体3の所定の箇所を開口させた状態で真空チャンバ内に配置する。そして、真空チャンバ内を1.0Pa以下の真空度となるように減圧し、排気する。次いで、そのまま真空チャンバ内で包装体3の所定の開口している箇所を熱溶着により密封する。その後、真空チャンバ内を大気圧に戻し、真空チャンバから真空断熱材1を取り出す。このようにして、本実施形態に係る真空断熱材1が完成される。
(作用・効果)
以上に説明した本実施形態に係る真空断熱材の製造方法によれば、融着層形成工程と、真空密封工程と、を有している。そのため、無機繊維の集合体であり、集合体の表面に無機繊維の少なくとも一部を融着させた融着層2aが形成されている芯材2と、芯材2を内包すると共に、内部が減圧状態に保たれている包装体3と、を有する真空断熱材1を製造することができる。このようにして製造された真空断熱材1は、前記した融着層2aを有しているので、その形状をしっかりと保つことができる。そのため、真空断熱材1は、真空断熱材1を成形する場合などにおいて寸法精度を高くすることができる。また、真空断熱材1は、前記した融着層2aを有しているので、無機繊維が包装体3から露出した場合などであっても復元率を低くすることができる。更に、真空断熱材1の復元率が低いことから、真空密封工程における真空引き時(大気開放時)の寸法変化を少なくすることができる。従って、これによっても真空断熱材1の寸法精度を高くすることに寄与するものである。
[冷蔵庫]
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態に係る冷蔵庫について説明する。
図3は、本実施形態に係る冷蔵庫の構成を説明する概略断面図である。図4は、図3のA−A線断面図である。
なお、本実施形態に係る冷蔵庫の説明において、前記した本実施形態に係る真空断熱材及びその製造方法と共通する構成要素については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4に示すように、冷蔵庫10は、上から冷蔵室11、貯氷室12a、上段冷凍室12b、冷凍室13、野菜室14等の貯蔵室を有している。図3にあるように各貯蔵室の前面開口部は扉によって開閉可能に構成されており、上からヒンジ15等を中心に回動する冷蔵室扉16a、16b、貯氷室扉17aと上段冷凍室扉17b、下段冷凍室扉18、野菜室扉19が配置されている。なお、冷蔵室扉16a、16b以外は全て引き出し式の扉であり、貯氷室扉17a、上段冷凍室扉17b、下段冷凍室扉18、野菜室扉19は、扉を引き出すと、各貯蔵室を構成する容器が扉と共に引き出されてくる構成である。
貯氷室扉17a、上段冷凍室扉17b、下段冷凍室扉18、野菜室扉19の貯蔵室側の面には冷蔵庫10の本体と密閉するため、内部に永久磁石を埋設したパッキン20を備えている。このパッキン20は、貯氷室扉17a、上段冷凍室扉17b、下段冷凍室扉18、野菜室扉19の貯蔵室側の外周縁付近に取り付けられている。
また、冷蔵室11と、製氷室12a及び上段冷凍室12bとの間を区画、断熱するために仕切断熱壁21を配置している。この仕切断熱壁21は、厚さ30〜50mm程度の断熱壁であり、スチロフォーム、発泡断熱材(硬質ウレタンフォーム)などの断熱材32と共に、本実施形態に係る真空断熱材1(1a)を組み合わせて作られている。
製氷室12a及び上段冷凍室12bと、下段冷凍室13との間は、制御温度帯が同じであるため区画、断熱する仕切り断熱壁ではなく、パッキン20の受面を形成した仕切り部材22を設けている。
下段冷凍室13と、野菜室14との間を区画、断熱するために仕切断熱壁23を配置している。この仕切断熱壁23は、仕切断熱壁21と同様に厚さ30〜50mm程度の断熱壁であり、スチロフォーム、発泡断熱材(硬質ウレタンフォーム)などの断熱材32と共に、本実施形態に係る真空断熱材1(1b)を組み合わせて作られている。
つまり、冷蔵庫10は、基本的に冷蔵、冷凍等の貯蔵温度帯の異なる部屋(貯蔵室)を仕切る仕切断熱壁の内部に真空断熱材1(1a、1b)を備えている。
また、冷蔵庫10は、真空断熱材1(1c、1d、1e)が、外箱25と内箱26とによって形成される断熱箱体24の内部24bに備えられている。
更に、冷蔵庫10は、真空断熱材1(1f)が、断熱箱体24に形成された貯蔵室を開閉する外板10aと内板10bとによって形成される貯蔵室扉(冷蔵室扉16a、16b、製氷室扉17a、上段冷凍室扉17b、下段冷凍室扉18、野菜室扉19)の内部10cに備えられている。
なお、冷蔵庫10は、真空断熱材1(1a〜1f)を前記した態様で示したうちの少なくとも一つを備えていることによって優れた断熱性を得ることができるが、より優れた断熱性を得る観点から全てを備えていることが好ましい。
冷蔵庫10は、前記した態様とすることで、断熱箱体24内の各貯蔵室と外部とを任意に断熱できる。
具体的には、外箱25と内箱26との間の空間(断熱箱体24の内部24b)には、真空断熱材1(1c、1d、1e)を配置し、真空断熱材1c、1d、1eをそれぞれ囲むようにして硬質ウレタンフォーム等の断熱材24aを充填している。真空断熱材1cは断熱箱体24の天面側に配置され、真空断熱材1dは断熱箱体24の背面側に配置され、真空断熱材1eは断熱箱体24の底面側に配置されている。
また、断熱箱体24に形成された各貯蔵室を開閉する外板10aと内板10bとによって形成される貯蔵室扉の内部10cにはそれぞれ真空断熱材1fが配置され、外部と断熱している。
なお、冷蔵庫10の本体を構成する断熱箱体24内には上から冷蔵室11、製氷室12a及び上段冷凍室12b、下段冷凍室13、野菜室14の貯蔵室をそれぞれ区画形成しているが、各貯蔵室の配置については特にこれに限定するものではない。また、冷蔵室扉16a、16b、製氷室扉17a、上段冷凍室扉17b、下段冷凍室扉18、野菜室扉19に関しても回転による開閉、引き出しによる開閉及び扉の分割数等、特に限定するものではない。
また、冷蔵庫10の冷蔵室11、製氷室12a、上段冷凍室12b、下段冷凍室13、野菜室14などの各室を所定の温度に冷却するために下段冷凍室13の背側には冷却器28が備えられている。この冷却器28は、圧縮機29及び凝縮機30と、図示しないキャピラリーチューブとが接続されて冷凍サイクルを構成している。
冷却器28の上方にはこの冷却器28で冷却された冷気を冷蔵庫内に循環して所定の低温温度を保持する送風機31が配設されている。
また、断熱箱体24の天面後方部には冷蔵庫10の運転を制御するための基板や電源基板等の電気部品33を収納するための収納凹部34が形成されており、これに電気部品33を覆うカバー35が設けられている。
カバー35の高さは、外観意匠性と内容積確保を考慮して、外箱25の天面とほぼ同じ高さになるように配置している。特に限定するものではないが、カバー35の高さが外箱の天面よりも高くなる場合は10mm以内の範囲に収めることが望ましい。
これに伴って、収納凹部34は、断熱材24a側に電気部品33を収納する空間だけ窪んだ状態で配置されるので断熱厚さを確保するため必然的に内容積が犠牲になってしまう。逆に内容積をより大きくとると、収納凹部34と内箱26間の断熱材24aの厚さが薄くなってしまい、断熱性能が低下してしまうので、図4に示すように収納凹部34の断熱材24a中に真空断熱材1cを配置して断熱性能を確保、強化するのが好ましい。
本実施形態においては、真空断熱材1cは、内箱26の上部(天井部分)に設けられた庫内灯のケース(図示せず)と電気部品33に跨るように略Z形状に成形している。なお、カバー35は耐熱性を考慮し鋼板製としている。また、断熱箱体24の背面下部に配置された圧縮機29や凝縮機30は、発熱量の大きい部品であるため、庫内への熱侵入を防止するため、内箱26側への投影面に真空断熱材1eを配置している。
(作用・効果)
以上に説明した本実施形態に係る冷蔵庫10は、外箱25と内箱26とによって形成される断熱箱体24の内部24bと、断熱箱体24に形成された貯蔵室を開閉する外板10aと内板10bとによって形成される貯蔵室扉の内部10cと、貯蔵温度帯の異なる部屋(貯蔵室)を仕切る仕切断熱壁の内部とのうちの少なくとも一つに前記した本実施形態に係る真空断熱材1を備えている。この真空断熱材1は、融着層2aを有しているので、寸法精度が高く、復元率が低いだけでなく、芯材2の厚さを薄く保つことができる。そのため、真空断熱材1を包装する包装体3の寸法を小さくすることができ、また、内袋も不要であるから、これを備える冷蔵庫10の低コスト化を図ることができる。また、冷蔵庫10は、包装体3が破れるなどして真空断熱材1が露出した場合であっても、無機繊維の復元率が低いので、内箱26が変形するなどの現象が生じ難く、また、無機繊維の取扱い・処理・保管などを容易にすることができる。
次に、実施例により真空断熱材の効果を確認したので、以下に説明する。
幅300mm×長さ570mm×高さ約150mm(目付量4200g/m)の無機繊維(B3が5%未満、歪点498℃)を用意した。なお、高さは目標値であり、試験に用いた無機繊維の実際の高さは、表1の「初期厚み」に示したとおりである。
そして、表1、図5に示すように、400〜600℃の温度でそれぞれ10分間プレス(成形荷重0.1MPa)を行った。なお、図5は、各プレス温度で10分プレスした場合における芯材の厚みの復元量を示すグラフである。
それぞれの無機繊維について、プレス前の厚み(初期厚み)、プレス直後の厚み、プレスしてから3日後の厚みを測定した。なお、これらはそれぞれ表1、図5において順に「初期厚み」、「プレス直後」及び「3日後」と表記している。なお、復元率は、下記式(1)により、プレス直後の厚みから3日後の厚みへの増加量から算出できる。
復元率(%)={(3日後の厚み/プレス直後の厚み)−1}×100 …式(1)
表1及び図5に示すように、400℃や480℃で10分間プレスすることで、プレス直後の厚みは低減できているが、放置する(3日後)と芯材の厚みは大きく復元してしまうことが確認された。
500℃以上×10分間以上プレスすることで、芯材の厚みを低減でき、復元量(復元率)が小さいことが確認された。特に、プレス温度を520℃以上にすると、復元量(復元率)がより小さくなることが確認された。
表1に示したものの中から、400℃×10分、480℃×10分、500℃×10分、600℃×10分で処理したものの走査型電子顕微鏡像を撮像した。また、480℃×5分(特許文献1の実施例相当品)で処理したものの走査型電子顕微鏡像を撮像した。その画像を図6に示す。
図6のB〜Eに示すように、今回用いた無機繊維では、温度480℃以下でプレスすると、紡糸時の熱で互いに付着した無機繊維がそのままの状態であることが確認できた。つまり、これらの場合、プレス温度が低く、無機繊維の歪点に達していなかったため、紡糸時の熱で互いに付着した無機繊維が剥がれなかったことが確認できた。また、このようにプレス温度が歪点よりも低かったため、無機繊維同士が融着せず、融着層を形成できなかった。そのため、前述したように、プレス直後の厚みは低減できているが、放置する(3日後)と芯材の厚みが大きく復元してしまったものと考えられる。
これに対し、図6のF、Gに示すように、温度500℃以上でプレスすると、紡糸時の熱で互いに付着した繊維が剥がれていることが確認できた。つまり、これらの場合、プレス温度が高く、無機繊維の歪点に達していたため、紡糸時の熱で互いに付着した無機繊維が剥がれたことが確認できた。なお、紡糸時の熱で互いに付着した無機繊維が剥がれるとそこには空間ができるため、無機繊維同士の密着による熱伝導を抑制できる。また、このようにプレス温度が歪点以上であったため、無機繊維の少なくとも一部が融着し(図6のH参照)、融着層を形成できた。これらの無機繊維は、融着層が形成されており、その形状がしっかりと保たれていることが確認できた。そのため、真空断熱材を成形する場合などにおいて寸法精度を高くすることができると考えられる。また、この無機繊維(芯材)を用いた真空断熱材は、無機繊維が包装体から露出した場合などであっても復元率を低くすることができることが確認できた。
なお、表1に示すように、いずれの例も無機繊維の厚さ方向のほぼ中間位置の温度(プレス後の中心温度)が歪点よりも低かったので、芯材の内部までは融着していなかった。このように、芯材の内部までは融着していない態様とすると、空隙率が高いので、より高い断熱性を得ることができる。
これらの結果から、無機繊維の歪点以上で無機繊維の集合体をプレスすることにより、表面に融着層が形成された芯材を得ることができ、また、これを包装体に内包すると共に、内部を減圧状態(真空状態)に保つことで、真空断熱材が得られることが分かった。更に、この真空断熱材を公知の真空断熱材と同様、冷蔵庫に適用できることも分かった。
以上、本発明に係る真空断熱材、真空断熱材の製造方法及び冷蔵庫について実施形態により詳細に説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、それぞれの実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 真空断熱材
2 芯材
2a 融着層
2b 無機繊維
2c 針状の結晶
3 包装体
10 冷蔵庫
24 断熱箱体
25 外箱
26 内箱
10a 外板
10b 内板

Claims (7)

  1. 無機繊維の集合体であり、前記集合体の表面に前記無機繊維の少なくとも一部を融着させた融着層が形成されている芯材と、
    前記芯材を内包すると共に、内部が減圧状態に保たれている包装体と、を有する
    ことを特徴とする真空断熱材。
  2. 請求項1において、
    前記融着層の厚さが2mm以下であることを特徴とする真空断熱材。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記無機繊維の表面に針状の結晶が形成されていることを特徴とする真空断熱材。
  4. 請求項3において、
    前記針状の結晶が硫黄を含むことを特徴とする真空断熱材。
  5. 無機繊維の集合体である芯材を前記無機繊維の歪点よりも高い温度でプレスし、前記集合体の表面に前記無機繊維の少なくとも一部を融着させた融着層を形成する融着層形成工程と、
    前記融着層を形成した芯材を包装体に内包させ、前記包装体の内部を減圧状態にしつつ密封する真空密封工程と、を有する
    ことを特徴とする真空断熱材の製造方法。
  6. 請求項5において、
    前記融着層形成工程における前記無機繊維の歪点よりも高い温度が500℃以上であることを特徴とする真空断熱材の製造方法。
  7. 無機繊維の集合体であり、前記集合体の表面に前記無機繊維の少なくとも一部を融着させた融着層が形成されている芯材と、前記芯材を内包すると共に、内部が減圧状態に保たれている包装体と、を有する真空断熱材を、外箱と内箱とによって形成される断熱箱体の内部と、前記断熱箱体に形成された貯蔵室を開閉する外板と内板とによって形成される貯蔵室扉の内部と、貯蔵温度帯の異なる部屋を仕切る仕切断熱壁の内部と、のうちの少なくとも一つに備えていることを特徴とする冷蔵庫。
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