JP3390047B2 - 高圧水銀放電ランプ - Google Patents
高圧水銀放電ランプInfo
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- JP3390047B2 JP3390047B2 JP14902893A JP14902893A JP3390047B2 JP 3390047 B2 JP3390047 B2 JP 3390047B2 JP 14902893 A JP14902893 A JP 14902893A JP 14902893 A JP14902893 A JP 14902893A JP 3390047 B2 JP3390047 B2 JP 3390047B2
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- Japan
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- lamp
- discharge
- range
- pressure mercury
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/82—Lamps with high-pressure unconstricted discharge having a cold pressure > 400 Torr
- H01J61/822—High-pressure mercury lamps
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J5/00—Details relating to vessels or to leading-in conductors common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J5/50—Means forming part of the tube or lamps for the purpose of providing electrical connection to it
- H01J5/54—Means forming part of the tube or lamps for the purpose of providing electrical connection to it supported by a separate part, e.g. base
- H01J5/56—Shape of the separate part
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/02—Details
- H01J61/30—Vessels; Containers
Landscapes
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、放電スペースを取り囲
む領域を有する石英ガラスのランプ容器と、このランプ
容器無いに配された、放電路を形成し且つ該ランプ容器
より外部に延在する導線に接続された罹患したタングス
テン電極と、放電スペース無いに、少なくとも0.2 ｍｇ
Ｈｇ／ｍｍ3 、Ｃｌ、Ｂｒ、Ｉより選ばれた１０-6〜１
０-4μｍｏｌＨａｌ／ｍｍ3 及び稀ガスの封入物とを有
する高圧水銀放電ランプに関するものである。
む領域を有する石英ガラスのランプ容器と、このランプ
容器無いに配された、放電路を形成し且つ該ランプ容器
より外部に延在する導線に接続された罹患したタングス
テン電極と、放電スペース無いに、少なくとも0.2 ｍｇ
Ｈｇ／ｍｍ3 、Ｃｌ、Ｂｒ、Ｉより選ばれた１０-6〜１
０-4μｍｏｌＨａｌ／ｍｍ3 及び稀ガスの封入物とを有
する高圧水銀放電ランプに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】このようなランプは、ＥＰ特許出願公開
明細書第０３３８６３７号より公知である。公知のラン
プは、少なくとも２００バールの高い動作圧力のため
に、その放射線がスペースの可視部分に著しく多くの連
続した放射線を含むという利点を有する。このランプ
は、寿命が長く、光束維持性が高く、寿命中その色点の
変動が僅かである。
明細書第０３３８６３７号より公知である。公知のラン
プは、少なくとも２００バールの高い動作圧力のため
に、その放射線がスペースの可視部分に著しく多くの連
続した放射線を含むという利点を有する。このランプ
は、寿命が長く、光束維持性が高く、寿命中その色点の
変動が僅かである。
【０００３】前記のＥＰ特許出願公開明細書より公知の
ランプは、細長い、狭い円筒状若しくは楕円状のランプ
容器を有し、５０Ｗ以下の少ない電力を消費する。例え
ば画像投写のような多くの目的に対してこの公知のラン
プの光束は小さ過ぎる。けれどもランプは１Ｗ／ｍｍ2
によって既に高く負荷されている。
ランプは、細長い、狭い円筒状若しくは楕円状のランプ
容器を有し、５０Ｗ以下の少ない電力を消費する。例え
ば画像投写のような多くの目的に対してこの公知のラン
プの光束は小さ過ぎる。けれどもランプは１Ｗ／ｍｍ2
によって既に高く負荷されている。
【０００４】高い動作電圧を得るためには、ランプ容器
内側のすべての点で少なくとも１１６０Ｋの温度になる
のが必要なことが調査によってわかった。けれども、他
方において、放電スペースの壁のどの点も約１３９０°
Ｋ以上の温度を有することは許されない。高い温度は石
英ガラスの結晶化を引き起こし、ランプ容器の破壊につ
ながるであろう。必要な最低温度と許容され得る最高温
度との間の温度範囲は非常に狭い。
内側のすべての点で少なくとも１１６０Ｋの温度になる
のが必要なことが調査によってわかった。けれども、他
方において、放電スペースの壁のどの点も約１３９０°
Ｋ以上の温度を有することは許されない。高い温度は石
英ガラスの結晶化を引き起こし、ランプ容器の破壊につ
ながるであろう。必要な最低温度と許容され得る最高温
度との間の温度範囲は非常に狭い。
【０００５】この狭い範囲のために、公知のランプは、
より大きな電力のものにするために更に高く負荷をかけ
ることができない。更に、通常のスケールアップ法によ
ってランプ容器の寸法を大きくすることにより、長寿命
を保ちながら大きな電力のものにすることは不可能に思
われる。そのようにすると、放電スペース内の対流電流
が増加するであろう。このことは、放電上方の壁部分の
熱負荷は増加するが放電下方の壁部分は低すぎるレベル
に負荷されるという結果をきたす。
より大きな電力のものにするために更に高く負荷をかけ
ることができない。更に、通常のスケールアップ法によ
ってランプ容器の寸法を大きくすることにより、長寿命
を保ちながら大きな電力のものにすることは不可能に思
われる。そのようにすると、放電スペース内の対流電流
が増加するであろう。このことは、放電上方の壁部分の
熱負荷は増加するが放電下方の壁部分は低すぎるレベル
に負荷されるという結果をきたす。
【０００６】それにも拘わらず、非常に大きな明るさ、
比較的安定した比較的高い発光効率、比較的安定した色
点と長寿命、及び、例えばＬＣＤ投写ＴＶのランプより
も大きな光束を有する冒頭記載の種類のランプに対する
要求が強い。
比較的安定した比較的高い発光効率、比較的安定した色
点と長寿命、及び、例えばＬＣＤ投写ＴＶのランプより
も大きな光束を有する冒頭記載の種類のランプに対する
要求が強い。
【０００７】例えばメタルハライドランプは、ハロゲン
化物として存する比較的多量のハロゲンが電極の腐食を
生じる限りこれに関して失格である。このことは、カラ
ーシフト、電力変動、壁の黒化及び光出力の減少をきた
す。
化物として存する比較的多量のハロゲンが電極の腐食を
生じる限りこれに関して失格である。このことは、カラ
ーシフト、電力変動、壁の黒化及び光出力の減少をきた
す。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、非常に大き
な明るさ、比較的安定した比較的高い発光効率、比較的
安定した色点と長寿命及び比較的大きな光束を有するラ
ンプを得ることを目的とする。
な明るさ、比較的安定した比較的高い発光効率、比較的
安定した色点と長寿命及び比較的大きな光束を有するラ
ンプを得ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、冒頭記載の種
類の高圧水銀放電ランプを次のようにすることによって
上記の目的を達成したものである。すなわち、放電スペ
ースは楕円体の形で、放電路の方向に
類の高圧水銀放電ランプを次のようにすることによって
上記の目的を達成したものである。すなわち、放電スペ
ースは楕円体の形で、放電路の方向に
【数３】Ｓ（ｍｍ）＝ｅ×Ｄi
の寸法を有し、この場合ｅは1.0 〜1.8 の範囲内にある
値、Ｄi は放電路を横切る最大直径で、このＤi は、ｆ
を0.9 〜1.1 の範囲内の値、Ｐを７０〜150 Ｗの範囲内
にある公称動作時の消費電力とした場合
値、Ｄi は放電路を横切る最大直径で、このＤi は、ｆ
を0.9 〜1.1 の範囲内の値、Ｐを７０〜150 Ｗの範囲内
にある公称動作時の消費電力とした場合
【数４】Ｄi （ｍｍ）＝ｆ×［3.2 ＋0.011 （ｍｍ／
Ｗ）×Ｐ（Ｗ）］ であり、またランプ容器は、放電スペースを取り囲む領
域内に凸状外面を有し、この凸状外面は、前記のＤi が
存する面内においてＤO （ｍｍ）≧3.2 ＋0.055 （ｍｍ
／Ｗ）×Ｐ（Ｗ）である直径ＤO を有し、放電路の長さ
Ｄp は1.0 〜2.0 ｍｍの範囲内で、選択されたハロゲン
は臭素である。
Ｗ）×Ｐ（Ｗ）］ であり、またランプ容器は、放電スペースを取り囲む領
域内に凸状外面を有し、この凸状外面は、前記のＤi が
存する面内においてＤO （ｍｍ）≧3.2 ＋0.055 （ｍｍ
／Ｗ）×Ｐ（Ｗ）である直径ＤO を有し、放電路の長さ
Ｄp は1.0 〜2.0 ｍｍの範囲内で、選択されたハロゲン
は臭素である。
【００１０】全く驚くべきことには、相互に依存する特
徴の統合として捉えた特許請求の範囲の文言により規定
された本発明のランプは、本発明の目的を満足する。例
えば、放電スペースの寸法Ｓが特定した範囲外にある
と、放電スペースの壁は冷たくなり過ぎて所要の動作圧
力が得られない。放電スペースは純粋に球状かまたは寧
ろ太い楕円体である。これは前記のＥＰ特許出願公開明
細書記載のランプと著しく違っている。このＥＰ特許出
願公開明細書では、2.7 の長さ／直径比を有する３０Ｗ
の低電力ランプの細長い容器が述べられている。公知の
４０Ｗランプは2.0 の長さ／直径比を有するが、最も大
きな電力すなわち５０Ｗの公知のランプは更に細長く、
2.8 のような長さ／直径比を有している。
徴の統合として捉えた特許請求の範囲の文言により規定
された本発明のランプは、本発明の目的を満足する。例
えば、放電スペースの寸法Ｓが特定した範囲外にある
と、放電スペースの壁は冷たくなり過ぎて所要の動作圧
力が得られない。放電スペースは純粋に球状かまたは寧
ろ太い楕円体である。これは前記のＥＰ特許出願公開明
細書記載のランプと著しく違っている。このＥＰ特許出
願公開明細書では、2.7 の長さ／直径比を有する３０Ｗ
の低電力ランプの細長い容器が述べられている。公知の
４０Ｗランプは2.0 の長さ／直径比を有するが、最も大
きな電力すなわち５０Ｗの公知のランプは更に細長く、
2.8 のような長さ／直径比を有している。
【００１１】Ｄi が特定した範囲以下であると、ランプ
はコールドスポットを有し、必要な圧力に達しない。ｆ
は0.92〜1.08の範囲内、特に0.95〜1.05の範囲内にある
のが好ましい。Ｄo が、特定した値よりも小さいと、放
電の上方にある放電スペースの避の部分が過度に高い温
度を有し、ランプは早期にだめになる。このＤo には臨
界的な上限はない。石英ガラスのための不必要な出費や
製造工程のコストのような配慮が、最小寸法よりも大き
く例えば２ｍｍ迄の実際上の寸法を選ぶ上に１つの役を
する。
はコールドスポットを有し、必要な圧力に達しない。ｆ
は0.92〜1.08の範囲内、特に0.95〜1.05の範囲内にある
のが好ましい。Ｄo が、特定した値よりも小さいと、放
電の上方にある放電スペースの避の部分が過度に高い温
度を有し、ランプは早期にだめになる。このＤo には臨
界的な上限はない。石英ガラスのための不必要な出費や
製造工程のコストのような配慮が、最小寸法よりも大き
く例えば２ｍｍ迄の実際上の寸法を選ぶ上に１つの役を
する。
【００１２】放電路は、特定したよりも小さな値での加
熱及び大きな値でのコールドスポットを避けるために、
特定した長さを有する。範囲内における小さな値は低い
範囲の電力で用いられ、逆もまた同様であることは極く
当たり前である。
熱及び大きな値でのコールドスポットを避けるために、
特定した長さを有する。範囲内における小さな値は低い
範囲の電力で用いられ、逆もまた同様であることは極く
当たり前である。
【００１３】特定された範囲内の量の臭素は重要であ
る。というのは、製造工程における技術上本質的な公差
を満たすこのような広い範囲内において、臭素はランプ
容器の黒化を防ぎ、電極の腐食を防ぐことができるから
である。この範囲以下では、蒸発したタングステンによ
る黒化が生じ、特定した範囲以上では電極の腐食が起き
る。若し沃素がハロゲンとして用いられるとすれば、電
極の先端の変形がありそうな程の多くの量が必要であろ
う。塩素が用いられるとすれば、冷たい電極部分の腐食
を防ぐために、ランプ内に存する不純物が塩素と結合し
て壁をきれいに保つべきタングステン／塩素サイクルを
なくするほどの危険がある程の少ない量しか使えないで
あろう。低い電力ではランプの有用性が損なわれまた大
きな電力では最小と最大許容温度の条件が同時に満たさ
れることができないので、消費電力に関して制限が置か
れる。
る。というのは、製造工程における技術上本質的な公差
を満たすこのような広い範囲内において、臭素はランプ
容器の黒化を防ぎ、電極の腐食を防ぐことができるから
である。この範囲以下では、蒸発したタングステンによ
る黒化が生じ、特定した範囲以上では電極の腐食が起き
る。若し沃素がハロゲンとして用いられるとすれば、電
極の先端の変形がありそうな程の多くの量が必要であろ
う。塩素が用いられるとすれば、冷たい電極部分の腐食
を防ぐために、ランプ内に存する不純物が塩素と結合し
て壁をきれいに保つべきタングステン／塩素サイクルを
なくするほどの危険がある程の少ない量しか使えないで
あろう。低い電力ではランプの有用性が損なわれまた大
きな電力では最小と最大許容温度の条件が同時に満たさ
れることができないので、消費電力に関して制限が置か
れる。
【００１４】本発明のランプは６０ｌｍ／Ｗの比較的大
きなエネルギ収量を有する。比較的大きな電力とそのア
ークの小さな寸法のために、放電路は非常に大きな明る
さを有する。したがって、このランプは光学システムに
用いるのに適している。発生された光の色点の座標は極
く僅かしかシフトせず、例えば５０００時間後でΔｘ及
びΔｙ＜0.005 である。
きなエネルギ収量を有する。比較的大きな電力とそのア
ークの小さな寸法のために、放電路は非常に大きな明る
さを有する。したがって、このランプは光学システムに
用いるのに適している。発生された光の色点の座標は極
く僅かしかシフトせず、例えば５０００時間後でΔｘ及
びΔｙ＜0.005 である。
【００１５】本発明のランプは投写の目的、例えば、液
晶表示パネル例えば動画がつくり出されるパネルによっ
てつくられる画像の投写に極めてよく適している。他の
用途は例えばサーチライト、ビーコン、例えば中央光源
のようなファイバ光学応用及び内視鏡検査等である。
晶表示パネル例えば動画がつくり出されるパネルによっ
てつくられる画像の投写に極めてよく適している。他の
用途は例えばサーチライト、ビーコン、例えば中央光源
のようなファイバ光学応用及び内視鏡検査等である。
【００１６】本発明の高圧水銀放電ランプの有用性は、
ＬＣＤ投写ＴＶセットに用いられる種々のランプとくら
べた次の表１より明らかである。
ＬＣＤ投写ＴＶセットに用いられる種々のランプとくら
べた次の表１より明らかである。
【００１７】
【表１】
【００１８】上記の表１から、錫ハロゲン化物ランプ、
希土類ハロゲン化物ランプ及び本発明の水銀ランプはＬ
ＣＤ投写ＴＶスクリーン上に同じ量の光を与えるが、本
発明のランプは他のランプの半分しか電力を消費しない
ことがわかる。４０００時間動作後のスクリーン上の光
束の維持は水銀ランプの場合が最も大きい。希土類ラン
プは早い時間にだめになる。
希土類ハロゲン化物ランプ及び本発明の水銀ランプはＬ
ＣＤ投写ＴＶスクリーン上に同じ量の光を与えるが、本
発明のランプは他のランプの半分しか電力を消費しない
ことがわかる。４０００時間動作後のスクリーン上の光
束の維持は水銀ランプの場合が最も大きい。希土類ラン
プは早い時間にだめになる。
【００１９】本発明の一実施態様においては、ランプは
ランプ口金に固定され、導線がこの口金の接点に接続さ
れる。好ましい実施態様では、ランプ口金は、本願人の
出願に係るＥＰ特許出願第９２２００３８５号に開示さ
れているように、放電路内にその曲率中心を有する仮想
の球に正接する、放電スペースに面した突起を有する。
この実施態様のランプは、ランプを光学システムと位置
合わせする必要なしに放電路を光学システム内の所定の
位置に配するように、前記の突起を受けるリング状の球
面を有する光学システムに用いるのに適している。
ランプ口金に固定され、導線がこの口金の接点に接続さ
れる。好ましい実施態様では、ランプ口金は、本願人の
出願に係るＥＰ特許出願第９２２００３８５号に開示さ
れているように、放電路内にその曲率中心を有する仮想
の球に正接する、放電スペースに面した突起を有する。
この実施態様のランプは、ランプを光学システムと位置
合わせする必要なしに放電路を光学システム内の所定の
位置に配するように、前記の突起を受けるリング状の球
面を有する光学システムに用いるのに適している。
【００２０】
【実施例】図１の高圧水銀放電ランプにおいて、ランプ
は、放電スペース３を取り囲む領域２を有する石英ガラ
スのランプ容器１を有する。放電路を形成する離間した
タングステン電極４がランプ容器内に配置され、該ラン
プ容器より外部に延在する導線６に接続されている。ラ
ンプ容器は、放電スペース内に、少なくとも0.2 ｍｇＨ
ｇ／ｍｍ3 、Ｃｌ、Ｂｒ及びＩより選ばれた１０-6〜１
０-4μｍｏｌハロゲン／ｍｍ3 、及び稀ガスの封入物を
有する。
は、放電スペース３を取り囲む領域２を有する石英ガラ
スのランプ容器１を有する。放電路を形成する離間した
タングステン電極４がランプ容器内に配置され、該ラン
プ容器より外部に延在する導線６に接続されている。ラ
ンプ容器は、放電スペース内に、少なくとも0.2 ｍｇＨ
ｇ／ｍｍ3 、Ｃｌ、Ｂｒ及びＩより選ばれた１０-6〜１
０-4μｍｏｌハロゲン／ｍｍ3 、及び稀ガスの封入物を
有する。
【００２１】放電スペース３の形は楕円体状で、放電路
の方向にＳ（ｍｍ）＝ｅ×Ｄi の寸法を有する。ここで
ｅは1.0 〜1.8 の範囲内にあり、Ｄi は放電路５を横切
る最大直径で、このＤi はＤi （ｍｍ）＝ｆ×［3.2 ＋
0.011 （ｍｍ／Ｗ）×Ｐ（Ｗ）］で表され、この場合ｆ
は0.9 〜1.1 の範囲内の値をもち、Ｐは公称動作におけ
る消費電力で７０〜１５０Ｗの範囲内にある。ランプ容
器１は、放電スペース３を取り囲む領域２に凸状外面７
を有し、この外面は、Ｄi が位置する面内において直径
ＤO を有し、この直径はＤO （ｍｍ）≧3.2 ＋0.055
（ｍｍ／Ｗ）×Ｐ（Ｗ）である。放電路の長さＤP は1.
0 〜2.0 ｍｍの範囲内で、選ばれたハロゲンは臭素であ
る。図示のランプのパラメータは表２のＥx . １に示さ
れている。
の方向にＳ（ｍｍ）＝ｅ×Ｄi の寸法を有する。ここで
ｅは1.0 〜1.8 の範囲内にあり、Ｄi は放電路５を横切
る最大直径で、このＤi はＤi （ｍｍ）＝ｆ×［3.2 ＋
0.011 （ｍｍ／Ｗ）×Ｐ（Ｗ）］で表され、この場合ｆ
は0.9 〜1.1 の範囲内の値をもち、Ｐは公称動作におけ
る消費電力で７０〜１５０Ｗの範囲内にある。ランプ容
器１は、放電スペース３を取り囲む領域２に凸状外面７
を有し、この外面は、Ｄi が位置する面内において直径
ＤO を有し、この直径はＤO （ｍｍ）≧3.2 ＋0.055
（ｍｍ／Ｗ）×Ｐ（Ｗ）である。放電路の長さＤP は1.
0 〜2.0 ｍｍの範囲内で、選ばれたハロゲンは臭素であ
る。図示のランプのパラメータは表２のＥx . １に示さ
れている。
【００２２】本発明のランプの外面は図示のように放電
スペースを取り囲む領域内で略々球状の形であるのが適
当である。
スペースを取り囲む領域内で略々球状の形であるのが適
当である。
【００２３】図２では、図１のランプは接点１１を有す
るランプ口金１０に取付けられ、これ等の接点には導線
６が夫々接続されている。ランプ口金は放電スペース３
に面する突起１２を有し、これ等の突起は、曲率中心２
０を放電路５内に有する仮想の球に正接する。この実施
例のランプは、ランプを光学システムに対して整列させ
る必要なしに放電路を該光学システム内で所定の位置に
配設するために、前記の突起を突き合わせ状態で受ける
リング状の球面を有する光学システムに用いるのに好都
合である。
るランプ口金１０に取付けられ、これ等の接点には導線
６が夫々接続されている。ランプ口金は放電スペース３
に面する突起１２を有し、これ等の突起は、曲率中心２
０を放電路５内に有する仮想の球に正接する。この実施
例のランプは、ランプを光学システムに対して整列させ
る必要なしに放電路を該光学システム内で所定の位置に
配設するために、前記の突起を突き合わせ状態で受ける
リング状の球面を有する光学システムに用いるのに好都
合である。
【００２４】
【表２】
【００２５】本発明の高圧水銀放電ランプの例を上記の
表２に示す。表２にＥx . １のように規定され識別され
た種類の多数のランプがつくられた。これ等のランプ
は、本発明によらないランプと比較された。後者のラン
プは夫々≦3.8 ｍｍ及び≧4.8 ｍｍのＤi の値を有する
がその他に対してＥx . １のランプと同じであった。≦
3.8 ｍｍの小さい値を有する種類のものは１００時間の
動作後に既にランプ容器の著しい結晶化を示した。その
幾つかは、１０００時間の動作が達せられる前に自然に
破裂した。≧4.8 ｍｍの大きな値を有する種類のものも
やはり結晶化を示した。その上、その幾つかは加熱によ
りランプ容器の強い変形を示した。２０のうち２０００
時間以上の寿命に達したのは３つに過ぎなかった。けれ
ども、Ｅx . １と同じ種類かまたは特定した範囲内の別
の値を有し且つ残りはＥx . １のランプと同じであった
４０のランプでは何の故障も生じなかった。２０００時
間のスイッチ動作後のこれ等のランプの光束維持は９０
％よりもよかった。
表２に示す。表２にＥx . １のように規定され識別され
た種類の多数のランプがつくられた。これ等のランプ
は、本発明によらないランプと比較された。後者のラン
プは夫々≦3.8 ｍｍ及び≧4.8 ｍｍのＤi の値を有する
がその他に対してＥx . １のランプと同じであった。≦
3.8 ｍｍの小さい値を有する種類のものは１００時間の
動作後に既にランプ容器の著しい結晶化を示した。その
幾つかは、１０００時間の動作が達せられる前に自然に
破裂した。≧4.8 ｍｍの大きな値を有する種類のものも
やはり結晶化を示した。その上、その幾つかは加熱によ
りランプ容器の強い変形を示した。２０のうち２０００
時間以上の寿命に達したのは３つに過ぎなかった。けれ
ども、Ｅx . １と同じ種類かまたは特定した範囲内の別
の値を有し且つ残りはＥx . １のランプと同じであった
４０のランプでは何の故障も生じなかった。２０００時
間のスイッチ動作後のこれ等のランプの光束維持は９０
％よりもよかった。
【図１】本発明のランプの一実施例の正面図である。
【図２】口金付きランプの実施例の正面図である。
１ ランプ容器
３ 放電スペース
４ 電極
５ 放電路
７ 凸状外面
１０ ランプ口金
１２ 突起
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ハンス エルンスト フィッシャー
ドイツ連邦共和国 5100 アーヘン ヴ
ァイシャウスシュトラーセ ポストファ
ッハ 1980
(56)参考文献 特開 平２−148561（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−13047（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−218253（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−91846（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−163744（ＪＰ，Ａ)
特開 昭64−50358（ＪＰ，Ａ)
特開 昭63−254653（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01J 61/30
H01J 5/50
H01J 61/20
Claims (3)
- 【請求項１】 放電スペースを取り囲む領域を有する石
英ガラスのランプ容器と、このランプ容器内に配され
た、放電路を形成し且つ該ランプ容器より外部に延在す
る導線に接続された離間したタングステン電極と、放電
スペース内に、少なくとも0.2 ｍｇＨｇ／ｍｍ3 、Ｃ
ｌ、Ｂｒ、Ｉより選ばれた１０-6〜１０-4μｍｏｌＨａ
ｌ／ｍｍ3 及び稀ガスの封入物とを有する高圧水銀放電
ランプにおいて、放電スペースは楕円体の形で、放電路
の方向に 【数１】 Ｓ（ｍｍ）＝ｅ×Ｄi の寸法を有し、 この場合ｅは1.0 〜1.8 の範囲内にある値、 Ｄi は放電路を横切る最大直径で、このＤi は、 ｆを0.9 〜1.1 の範囲内の値、 Ｐを７０〜150 Ｗの範囲内にある公称動作時の消費電力
とした場合 【数２】 Ｄi （ｍｍ）＝ｆ×［3.2 ＋0.011 （ｍｍ／Ｗ）×Ｐ（Ｗ）］ であり、 またランプ容器は、放電スペースを取り囲む領域内に凸
状外面を有し、この凸状外面は、前記のＤi が存する面
内においてＤO （ｍｍ）≧3.2 ＋0.055 （ｍｍ／Ｗ）×
Ｐ（Ｗ）である直径ＤO を有し、放電路の長さＤp は1.
0 〜2.0 ｍｍの範囲内で、選択されたハロゲンは臭素で
あることを特徴とする高圧水銀放電ランプ。 - 【請求項２】 ランプはランプ口金に固定され、導線が
夫々その接点に固定された請求項１の高圧水銀放電ラン
プ。 - 【請求項３】 ランプ口金は、放電スペースに面する突
起を有し、これ等の突起は、曲率中心を放電路内に有す
る仮想の球に正接する請求項２の高圧水銀放電ランプ。
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