JP3312328B2 - 自動車修理見積システムおよびその動作方法 - Google Patents

自動車修理見積システムおよびその動作方法

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JP3312328B2
JP3312328B2 JP12832896A JP12832896A JP3312328B2 JP 3312328 B2 JP3312328 B2 JP 3312328B2 JP 12832896 A JP12832896 A JP 12832896A JP 12832896 A JP12832896 A JP 12832896A JP 3312328 B2 JP3312328 B2 JP 3312328B2
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拓 渡辺
成和 田中
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    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の修理費用
を算出する見積書を作成するシステムおよびその動作方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、端末装置を用いた自動車修理費用
を算出する見積書を作成するシステムは、入力装置、記
憶装置、処理装置および出力装置で構成されている。こ
の種のシステムは、記憶装置に格納されているデータ
を、出力装置としての表示手段に表示し、その表示にし
たがって、順次データを入力装置を介して入力すること
により、処理装置は、入力されたデータを基にして記憶
装置に格納される種々のデータの中から、自動車を修理
するための方法を選び出し、次に修理する部品を選び出
し、選び出されたデータに基づいて処理装置は演算・制
御を行って見積書を作成する。
【0003】見積書作成の手順は、まず車種を選択する
ための画面が表示手段に表示され、入力者は、車種を選
択するためのコード番号を入力する。このコード番号に
対応する車種が選定され、選定された車種の修理範囲
を、例えば自動車の前方というように、大まかに選択す
る。すると、その選定された修理範囲に関連して、修理
する方法(以下、作業という)を選択する画面(以下、
作業選択画面という)が表示手段に表示される。入力者
は、見積書を作成する自動車の修理のための作業と一致
するものを作業選択画面から選択する。
【0004】次に、修理作業を行う際に必要な部品を選
択する画面(以下、部品検索画面という)が表示手段に
表示される。入力者は、見積書を作成する自動車の修理
のための作業をする部品と一致するものを部品検索画面
から選択、または削除する。
【0005】また、修理に塗装作業を含む場合には、塗
装費用を見積るための画面(以下、塗装費用算出画面と
いう)が表示手段に表示される。入力者は、見積書を作
成する自動車の塗装作業の条件(例えば、塗料、塗膜
等)と一致するものを塗装費用算出画面から選択する。
【0006】そして、入力者の入力したデータに基づい
て、工賃および諸費用等が処理装置で計算され、最終的
な見積書が作成される。
【0007】このような手順で行われる見積システム
は、特公平7−101423号公報、特開平6−301
692号公報等に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、修理する自
動車にはさまざまな車種があり、まず車種を特定しなけ
れば、車種によって異なる部品、指数(自動車の修理費
用を算定するための一定の作業量を表わす数値であり、
この数値に単価を乗じることにより標準修理費用(以
下、単に修理費用という)が算定される)および工賃等
を定めることができない。したがって最初に車種を選ん
で特定するために、通常は、上述のように、車種を識別
するためのコード番号と、それに対応する車種のデータ
を予め記憶装置に格納している。そして、車種を選び出
す時に、入力者によって入力されたコード番号に対応す
る車種を記憶装置から読み出して、車種を特定してい
る。
【0009】しかし、通常、車検証に明記されている型
式指定番号・類別区分番号を用いてコード番号とした場
合には、車検証が付帯されていない自動車の場合は車種
の特定が不可能となる。この場合には、入力者は、修理
する自動車の車種に対応して付されたコード番号を、見
積システムに付帯されているカタログ等から見つけ出し
て入力していた。
【0010】また、このようなコード番号は、多種多様
の車種を限定するために車種ごとに付されているので、
通常、数桁の数字およびアルファベットで構成されてい
る。そのため、コード番号の入力ミスが生じる虞があ
り、その場合は、エラーとなり車種を特定できなかっ
た。
【0011】車種を特定後、自動車修理に関する作業を
選択する作業選択画面においては、通常、修理部位別に
作業(例えば、取替、脱着、板金等)が羅列された画面
から、入力者は、見積書を作成する自動車の修理作業に
一致するものを選択していた。そして、入力者は、その
選定した作業に関係する部品を、部品検索画面から選択
していた。
【0012】このとき、作業選択画面からの選択時にお
いては、前段階で自動車の修理範囲を大まかに選定して
いるため、その修理範囲に係る修理部位に関する作業の
一覧が表示される。しかし、例えば、「フロントフェン
ダ:取替」、「フロントフェンダ:脱着」、「フロント
フェンダ:板金」・・・というように、同一の修理部位
に関して、対応する作業は複数存在する。したがって、
入力者は、同一の修理部位名が羅列する画面から所望の
作業を選択しなければならないので、判別しにくく間違
えやすかった。
【0013】また、作業選択画面から作業を選定後、所
望の部品を選択するために表示手段に表示される部品検
索画面に羅列される部品名は、作業選択画面からの入力
に基づいて、ある程度は限定されて表示されている。し
かし、部品検索画面に羅列される部品名は、特定された
車種と、その車種を構成する部品とに対応している。通
常、自動車は、同一の車種でもモデルおよびグレード等
の相違で自動車を構成する部品は異なっている。しか
し、従来の自動車修理見積システムでは、上述のように
車種と部品が対応しているため、部品検索画面には、特
定した車種のモデルおよびグレード等に関係なく、特定
した車種に対応する部品がすべて部品検索画面に羅列さ
れる。
【0014】したがって、入力者は、部品検索画面に表
示された部品名の中から修理する部品を、一つ一つ捜し
て選択していた(特公平6−48199号公報)。この
ような見積システムは、従来の手作業で見積書を作成す
る場合と比較して、見積作成用のデータが掲載されたカ
タログ等を必要としないので、データを捜すためにカタ
ログ等のページをめくる作業および見積書に書き入れる
作業を省略できる程度であり、特に入力者が修理作業お
よび部品名を熟知していない場合には、該当する修理部
品の選択が容易ではなかった。
【0015】また部品検索画面に、部品名に対応した部
品のイラストが表示されているものもある(特公平7−
101423号公報、特公平6−48199号公報)。
しかし、イラスト表示は、修理部品を選択する参考とし
て表示されるので、結局は、入力者が部品名の中から適
宜選択しなければならず、上述と同様に、修理作業、部
品名および部品形状を熟知していない入力者にとって
は、修理部品の選択は容易ではなかった。
【0016】最終的な見積書の作成にあっては、種々の
画面から入力者が入力するデータに基づいて、単に、処
理装置のソフトウエアによって計算するので、通常重複
となる作業および部品がそのまま計算されたり、その反
対に、修理に必要な作業および部品の入力漏れがあって
もそのまま計算されてしまう可能性があった。
【0017】また、このような重複排除・入力漏れを回
避するために、重複排除・入力漏れを自動的に検索する
手段を含む自動車修理見積システムが発明されている
(特開平6−301692号公報)。しかし、この自動
車修理見積システムでは、作業に関しての重複排除およ
び入力漏れは検索可能であるが、部品に関しての重複排
除および親子部品の重複排除をすることができないの
で、より便利で正確なシステムが望まれている。
【0018】したがって本発明は、上記事情に鑑みてな
されたもので、見積書を作成する際のデータの入力が容
易で、かつ、信頼性の高い自動車修理見積システムおよ
びその動作方法を提供することを目的とする。
【0019】本発明による自動車修理見積システムは、
自動車修理のための見積書を画面上で作成し、かつ発行
するシステムであって、入力装置と記憶装置と処理装置
と出力装置とで構成される。記憶装置は、修理する自動
車の車種を選択し特定するための、階層関係を有するよ
うに配列されたデータを格納する車種メモリと、それぞ
れの自動車の損傷部位を選択するための統計あるいは経
験に基づくデータを格納する損傷部位メモリと、それぞ
れの自動車の部品名および色分け表示可能なイラストの
データを部品ごとに格納する部品名・イラストメモリ
と、各部品について、修理方法、部品価格、親子部品の
重複を排除するための重複部品排除コードおよび作業コ
ードを格納する部品明細メモリと、作業コードに対応し
て、工賃に関するデータおよび重複作業排除コードを格
納する工賃明細メモリと、塗装に関するデータを部品ご
とに格納する塗装明細メモリとを有する。処理装置は、
入力装置において修理部品が選択され、修理方法が選定
されたことに応じて、選択された修理部品の部品価格、
ならびに選択された部品および選定された修理方法に関
する作業コードを部品明細メモリにおいて検索し、検索
された作業コードに対応する工賃明細メモリ内の工賃に
関するデータに基づいて工賃を算出し、検索した部品価
格および算出した工賃を修理部品に対応して見積明細と
して出力装置に出力し、このとき、該当する部品および
作業コードにそれぞれ対応する重複部品排除コードおよ
び重複作業排除コードに基づいて重複部品および重複作
業の重複を排除するものである。
【0020】本発明による自動車修理見積システムの動
作方法は、入力装置と記憶装置と処理装置と出力装置と
で構成され、自動車修理のための見積書を画面上で作成
し、かつ発行するシステムの動作方法であり、記憶装置
に、修理する自動車の車種を選択し特定するための、階
層関係を有するように配列されたデータを格納する車種
メモリと、それぞれの自動車の損傷部位を選択するため
の統計あるいは経験に基づくデータを格納する損傷部位
メモリと、それぞれの自動車の部品名および色分け表示
可能なイラストのデータを部品ごとに格納する部品名・
イラストメモリと、各部品について、修理方法、部品価
格、親子部品の重複を排除するための重複部品排除コー
ドおよび作業コードを格納する部品明細メモリと、作業
コードに対応して、工賃に関するデータおよび重複作業
排除コードを格納する工賃明細メモリと、塗装に関する
データを部品ごとに格納する塗装明細メモリとを設け、
処理装置に、入力装置において修理部品が選択され、修
理方法が選定されたことに応じて、選択された修理部品
の部品価格、ならびに選択された部品および選定された
修理方法に関する作業コードを部品明細メモリにおいて
検索させ、検索された作業コードに対応する工賃明細メ
モリ内の工賃に関するデータに基づいて工賃を算出さ
せ、検索した部品価格および算出した工賃を修理部品に
対応して見積明細として出力装置に出力させ、このと
き、該当する部品および作業コードにそれぞれ対応する
重複部品排除コードおよび重複作業排除コードに基づい
て重複部品および重複作業の重複を排除させるものであ
る。
【0021】一実施態様においては、修理方法が初期設
定されており、処理装置は初期設定された修理方法に対
応する作業コードを検索する。また、入力装置によって
初期設定された修理方法が変更されたときには、処理装
置は変更された修理方法に対応する作業コードを検索す
る。
【0022】他の実施態様においては、選択された修理
部品で塗装作業を必要とするものについて処理装置は塗
装明細メモリの塗装に関するデータに基づいて工賃を算
出し出力装置に出力する。
【0023】さらに他の実施態様においては、出力装置
が表示手段を含み、上記処理装置は車種メモリのデータ
に基づいて、表示手段にまず親としてメーカデータを表
示し、入力装置による選択に応じて、順次、車種メモリ
のデータ配列の階層にしたがう項目を表示して最終的に
車種を特定させる。
【0024】好ましい実施態様においては、損傷部位メ
モリには、複数種類のボディ形状に応じて、自動車を複
数に分割した部位を表わすイラストと、分割された部位
を構成する部品群とが記憶されており、出力装置は表示
手段を含み、処理装置は、特定された車種の形状に合致
するイラストを表示手段に表示させ、表示されたイラス
トにおいて部位が入力装置によって選択されたことに応
答して、選択された部位を構成する部品群を表示手段に
表示させ、表示された部品群の中から部品の選択を受付
ける。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、部品明細メモリには、
各部品について、修理方法、部品価格および作業コード
が格納されている。そして、工賃明細メモリには作業コ
ードに対応して工賃に関するデータが格納されている。
このようなメモリ構造を前提として処理装置は、修理部
品が選択され、修理方法が選定されたことに応じて作業
コードを部品明細メモリにおいて検索し、検索された作
業コードに対応する工賃明細メモリ内の工賃に関するデ
ータを読出し、工賃に関するデータに基づいて工賃を算
出する。部品明細メモリからは部品価格も検索され、こ
の部品価格および算出された工賃を修理部品に対応して
見積明細として出力装置が出力する。このように、本発
明によると、まず、修理に必要な部品を選択し、該当す
る修理方法(脱着、取替、板金等)を指定すると、それ
に必要な修理作業が特定され、特定された修理作業につ
いての工賃が算出される。したがって、修理作業の指定
と部品の指定という二重の操作が不要となる。
【0026】さらに本発明によると、部品明細メモリ
に、各部品について、親子部品の重複を排除するための
重複部品排除コードが格納されている。これにより、既
に親部品が選択されているのに子部品が選択されたとき
には、その選択された子部品が排除される。
【0027】上述したように本発明ではまず修理部品が
選択され、この修理部品にリンクする作業コードが検索
される。修理部品の選択時に重複部品排除コードにより
親子部品の重複が排除される。まず重複部品が排除され
る。これにより、作業の重複もかなり排除されることに
なる。
【0028】本発明ではさらに、工賃明細メモリに、作
業コードに対応して重複作業排除コードが格納されてい
るから、部品の重複排除による作業の重複排除において
結果的に作業の重複が多少残ったとしても、この作業の
重複が確実に排除される。これにより正確な見積りが担
保される。
【0029】
【0030】
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例としての
自動車修理見積システムを添付図面に基づいて説明す
る。図1および図2は、自動車修理の見積書を作成する
ためのシステムの構成を示す。本発明の説明において、
主として「選択」とは、入力手段を操作して、画面から
必要項目を選ぶこと、を意味し、また、主として「選
定」とは、選択の操作を受けて、続く画面を表示するた
めに、コードによって互いに関連付けられて記憶装置に
格納されている諸データの中から、選定手段によって、
適宜のデータを選んで自動的に引き出すこと、を意味す
る。
【0032】図1の入力装置1は、具体的な形態例とし
て図2のキーボード2、マウス3およびペン4、その他
トラックボール等であり、コンピュータの外部からデー
タを取り込む装置である。
【0033】図1の中央処理装置5は、図2の本体6内
部に含まれており、主にデータの処理を行う。中央処理
装置5は、詳細を後述する演算制御回路7、画像制御回
路8および選定手段9を備えている。また、本体6の内
部に構成される主記憶装置(図示せず)および補助記憶
装置としての図2に示すCD−ROM10およびフレキ
シブルディスク11が、図1の記憶装置12の具体的な
形態であり、データおよびプログラムを記憶する装置で
ある。
【0034】図1の出力装置13は、具体的な例とし
て、図1および図2のディスプレイ(表示手段)14お
よびプリンタ15であり、コンピュータの内部にある処
理結果などのデータを外部に取り出す装置である。本発
明の場合、出力装置から見積書が発行される。
【0035】記憶装置12には、車種メモリ16、損傷
部位メモリ17、部品名・イラストメモリ18、部品明
細メモリ19、工賃明細メモリ20および塗装明細メモ
リ21が系統的に配列されている。
【0036】自動車修理用の見積書を作成する作業で
は、最初に、修理する自動車の車種を特定しなければな
らない。そのためのデータを格納する車種メモリ16の
概略は、図3に示される。本発明の自動車修理見積シス
テムでは、車種メモリ16には、自動車の車種を特定す
るために、以下のデータを格納してデーターベースとし
ている。
【0037】修理する自動車の製造メーカーを選定する
ためのメーカーデータには、自動車の車名を選定するた
めの車名データがメーカー別に含まれる。また修理する
自動車のモデルを選定するためのモデルデータは前記車
名データに含まれ、車名別にモデルデータが格納されて
いる。自動車の生産期間を選定するための生産期間デー
タは前記モデルデータに含まれ、モデル別に生産期間デ
ータが格納されている。自動車のボディ形状を選定する
ためのボディ形状データは前記生産期間データに含ま
れ、生産期間別にボディ形状データが格納されている。
自動車のグレードを選定するためのグレードデータは前
記ボディ形状データに含まれ、ボディ形状ごとにグレー
ドデータが格納されている。自動車のエンジン型式を選
定するためのエンジン型式データは前記グレードデータ
に含まれ、グレードごとにエンジン型式データが格納さ
れている。また、自動車の装備を選定するための装備デ
ータが独立して格納されている。
【0038】つまり、車種メモリ16は、図3に示すよ
うに、メーカーデータを親として、上述したエンジン型
式データまでを子とする階層型データとなっている。詳
細を後述する見積書作成の車種を特定する時には、図4
に示す車種選択画面22がディスプレイ14に表示され
る。車種メモリ16を上述の構成としたことにより、例
えばメーカー欄23に表示されるメーカーデータから
「a1」という製造メーカーを選択すると、選定手段9
はメーカーデータ「a1」に対応する適宜の車名データ
を選定し、これによりメーカー欄23下方の車名欄24
に、メーカーデータ「a1」に含まれる車名データの中
から車名「a2、b2、c2、・・・」が羅列して表示
される。
【0039】そして、車名欄24に羅列された車名の中
から、例えば「a2」を選択すると、選定手段9は車名
データ「a2」に対応する適宜のモデルデータを選定
し、これにより、車名欄24下方のモデル欄25には、
車名データ「a2」に含まれるモデルデータの中からモ
デル名「a3、b3、c3、・・・」が羅列して表示さ
れる。この時、モデル欄25には、「a3」のみが表示
されているが、モデル欄25の右端のスクロール部26
に、マウス3(通常、キーボード2やマウス3やペン4
等を用いるが、以下、本実施の形態としてマウス3を入
力手段として用いることとする)を合わせてクリックす
ることで、モデル欄25の下方にウインドウが開かれ、
そのウインドウ内に「a3、b3、c3、・・・」が羅
列して表示されるので、そのウインドウ表示の中からモ
デルを選択することができる。
【0040】以下、同様に、生産期間データ、ボディ形
状データ、グレードデータ、エンジン型式データまで、
入力者は、ディスプレイ14に表示される車種特定のた
めの限定要素を選択することによって、修理する自動車
の車種を特定する。
【0041】図5は、上述のようにメーカーデータを親
として構成される階層型データとは独立した装備データ
に関する入力を行う時のディスプレイ14の装備検索画
面27である。装備検索画面27のバリエーション欄2
8に羅列された装備表示の中から、修理する自動車に装
備されているものを、入力者が選択する。
【0042】記憶装置12に格納される損傷部位メモリ
17の概要は、図6に示すように、損傷部位のイラスト
29および損傷部位・部位名称データ30で構成され
る。ここで、イラストとは物(例えば、自動車、自動車
を構成する部品等)の形状の概略を表す図である。本発
明において、損傷部位(部位)とは、自動車の損傷修理
に関して統計的あるいは経験的に得られたデータを基
に、自動車の外周を区分したものである。本発明の自動
車修理見積システムにおいては、自動車の形状に合わせ
て部位が分割されているので、損傷部位のイラスト29
は、例えば、乗用車、トラック等のボディ形状に応じて
複数種用意されている。
【0043】損傷部位・部位名称データ30は、図6に
示すように、例えば、部位を構成する部位名称として
「a、b、c」、部位を構成する部位名称として
「d、e」、部位を構成する部位名称として「f」を
対応させ、データとして記憶されている。
【0044】また、部位を複数選択する場合の態様とし
て、部位を組み合わせて選択することにより対応する部
位名称を記憶させておく。例えば、部位を選択す
ると、損傷部位のイラスト29の点線で囲まれた部分を
構成する部品が網羅されるように、構成部品としては、
「a、b、c、d、e、f、g、h、i、j」が選定さ
れる。この時、部位を個別に選択する場合には、
対応する部位名称として関連がなかった自動車の内部に
まで損傷が及んでいることを考慮して「g、h、i、
j」という部位名称が自動的に選定されるように対応さ
せて記憶させておく。
【0045】また、記憶装置12に格納される部品名・
イラストメモリ18の概要は、図7に示される。部品名
・イラストメモリ18には、主に、部品名31と、部品
名31に対応する部品コード32と、部品名31で表さ
れる部品のイラスト33がデータとして格納されてい
る。例えば、上述の損傷部位を入力者が選択することに
より、中央処理装置5の選定手段9によって検索される
部品名31の「○○○」には、部品コード32の「a」
とイラスト33の「n1」が対応している。(イラスト
については、図13の説明で述べる。)
【0046】記憶装置12に格納される部品明細メモリ
19の概要は、図8に示される。主に、部品明細メモリ
19には、部品名・イラストメモリ18にも格納される
部品コード32に基づいて、修理方法34、部品番号3
5、部品価格36、重複部品排除コード37および作業
コード38が対応するデータとして格納されている。し
たがって、上述の部品名・イラストメモリ18のデータ
に基づいて、入力者が修理部品を選択すると、初期設定
した修理方法に基づいた部品明細が検索され、また重複
部品を排除できる。
【0047】例えば、初期設定の修理方法を「××」と
して、部品名・イラストメモリ18のデータに基づいて
入力者が、部品コード32が「a」である修理部品を選
択すると、部品番号35の「1111」と部品価格36
の「8500」と、重複部品排除コード37の「△△△
△」および作業コード38の「1」が対応している。
【0048】記憶装置12に格納される工賃明細メモリ
20は、図9に示される。工賃明細メモリ20には、主
に、部品明細メモリ19にも格納される作業コード38
に基づいて、指数39および重複作業排除コード40が
対応するデータとして格納されている。したがって、上
述の部品明細メモリ19に基づいて選定された部品およ
び修理方法に関して、中央処理装置5で指数39に基づ
いて工賃を算出し、また重複作業を排除できる。
【0049】例えば、図8の部品明細メモリ19の概要
を示す図において上段の「a」という部品コード32が
選択されると対応する作業コード38は「1」であるか
ら、図9の工賃明細メモリ20に格納される「1」の作
業コード38が検索され、指数39の「1.00」に基
づいて、中央処理装置5で工賃を算出する。
【0050】記憶装置12に格納される塗装明細メモリ
21は、図10に示される。塗装明細メモリ21には、
主に、部品コード32に基づいて指数(塗装用)41が
データとして格納されている。したがって、上述の部品
明細メモリ19に基づいて選定された部品が塗装作業を
必要とする場合には、中央処理装置5で指数(塗装用)
41に基づいて塗装作業の工賃を算出する。
【0051】例えば、部品コード32が「a」のものに
対して塗装作業がある時には、塗装明細メモリ21の指
数(塗装用)41の「1.50」に基づいて塗装料金が
計算される。
【0052】重複部品排除コード37は、通常複数の部
品で構成される部品について付されている。本明細書に
おいて、複数の部品から構成される部品を親部品、親部
品を構成する個々の部品を子部品といい、このような関
係にある部品を親子部品という。親部品および子部品
は、自動車の製造メーカーが補給・補修部品として販売
する部品の単位を言う。親子部品には重複部品排除コー
ド37が付されているため、該コード37に基づいて、
中央処理装置5は、選定された部品に関する重複防止を
自動的に行って、親子部品の重複を排除している。
【0053】このような構成からなる本発明の自動車修
理見積システムおよび見積方法を用いて、自動車修理の
見積書を作成するための手順を図11に示すフローチャ
ートに基づいて説明をする。
【0054】最初に新規見積書を作成するためにシステ
ムを稼働させる。この時点で、新規見積作成画面(図示
せず)がディスプレイ14に表示され、図11に示すス
タートとする。新規見積作成画面では、修理する自動車
を特定するための車種選択方法が表示される。本実施の
形態においては、本発明の要部である車種選択方法を説
明するために、以下、詳細に説明する車種絞り込み方式
である「メーカーからの検索」を選択しステップS1
(以下、ステップSは、単にSという)に進む。
【0055】ただし、本発明においては、図示しない新
規見積作成画面において、車種を選定するための型式指
定番号・類別区分番号およびテープコード(車種を限定
するために独自に付した番号)を入力して車種を特定す
る「コードからの検索」を選択することで、従来技術の
欄で述べた車種選択方法と同様に車種を特定することも
できる。
【0056】S1において、入力装置1から「メーカー
からの検索」に対応する入力信号が中央処理装置5に入
力されたことから、演算制御回路7は、画像制御回路8
によって、図4に示す車種選択画面22をディスプレイ
14に表示させる。メーカー欄23には、入力信号が入
力されることによって開かれるスクロール部26が右端
に設けられている。スクロール部26に入力信号をマウ
ス3で送ることで、画像制御回路8によって、メーカー
欄23のウインドウが開かれ、記憶装置12に格納され
る車種メモリ16のメーカーデータがメーカー名の一覧
として、ウインドウ内に表示される。
【0057】入力者は、メーカー欄23のウインドウに
表示されたメーカー名一覧から、修理費用を算出する自
動車と一致する製造メーカー(例えば「a1」)にマウ
スポインタを合わせ、マウス3をクリックする。選択さ
れたメーカーの入力信号に基づき、演算制御回路7は選
定手段9に制御信号を出力し、選定手段9は、上記選定
されたメーカーに基づいて、記憶装置12に格納される
車種メモリ16の適宜の車名データを選定し、演算制御
回路7を介して画像制御回路8へ制御信号を送り、画像
制御回路8は、車名の一覧を車名欄24に表示する(以
下、車種絞り込み方式において、中央処理装置5内の作
動は同様であるから、説明を省略する)。
【0058】選択された製造メーカーに基づいて、選定
手段9によって選定された車名一覧が表示されている車
名欄24から、入力者は、修理費用を算出する自動車と
一致する車名(例えば、「a2」)を選択する。このと
き、車名欄24で選択された車名は、図4に示すように
反転表示されるので容易に確認できる(図4では斜線を
施した)。選択された車名に基づいて、選定手段9によ
って車種メモリ16に格納されるモデルデータの中から
選定されたモデルデータが、モデル一覧としてモデル欄
25に表示される。このモデル欄25には、スクロール
部26に入力信号を送りウインドウを開くことによっ
て、モデル一覧が目視可能になる。入力者は、モデル欄
25から修理費用を算出する自動車と一致するモデル
(例えば、「a3」)を選択する。
【0059】次に、図4下方の次頁欄42をマウス3を
用いてクリックすることにより、車種選択画面22の次
頁画面(図示せず)を、画像制御回路8によってディス
プレイ14に表示する。該次頁画面では、選定されたモ
デルデータに基づいて選定された生産期間データが、ウ
インドウを開くことによって表示可能になり、入力者は
所望の生産期間を選択する。
【0060】以下、上述と同様に、修理費用を算出する
自動車に関して、所定の項目(生産期間選択、ボディ形
状選択、グレード選択、エンジン型式選択)について、
入力者が選択したデータに基づいて、選定手段9は、記
憶装置12に格納される車種メモリ16に格納されるデ
ータの中から適宜選定して、画像制御回路8によって所
定の欄にデータを表示させる。したがって、入力者は、
該表示される一覧の中から順次、修理費用を算出する自
動車に一致する適当なものを選択する。
【0061】このように、車種を特定するための項目ご
とに順次表示される一覧の中から、入力者が、修理費用
を算出する自動車に一致する適当なものを選択していく
ので、該当するデータが存在しないために起こるエラー
を排除でき、確実に修理する自動車の車種を特定するこ
とができる。このため、車種特定時にエラーが生じるこ
とによって、カタログ等に記載されたコードを入力者自
身が見付け出し、車種を特定するという煩雑な作業を、
入力者にさせないので見積書作成がスムーズにできる。
【0062】図11のS1の車種の特定方法の最終ステ
ップとして、上述したメーカーデータ、車名データ・・
・で構成される階層型データとは独立した装備データに
基づいて表示される図5の装備検索画面27が、画像制
御回路8によってディスプレイ14に表示される。入力
者は、装備検索画面27のバリエーション欄28にすで
に羅列される装備の中から、修理費用を算出する自動車
に装備されているものを選択する。
【0063】修理費用を算出する自動車の車種の特定終
了後、図11のS2に進む。
【0064】S2では、車種を特定された自動車の修理
範囲の概略を把握するために、図12に示す損傷部位選
択画面43がディスプレイ14に表示される。損傷部位
選択画面43は、図6に基づいて説明した損傷部位メモ
リ17に格納されるデータに基づいて表示され、損傷部
位を選択するための部位選択欄44と、選択された部位
に対応した大まかな部位名称を羅列する部位名称欄45
で構成される。
【0065】部位選択欄44は、自動車の平面図からな
るイラストと、該自動車のイラストの外周を区分して丸
付け数字で区別して表示される部位46からなる。この
とき自動車のイラストおよび部位46は、S1で特定し
た車種の形状(例えば、2ドアの乗用車、トラック等)
によって異なり、したがって複数種類の損傷部位のイラ
スト29および損傷部位・部位名称データ30(図6参
照)が損傷部位メモリ17に格納されている。ゆえに、
S1で特定された車種によって部位選択欄44の表示を
異ならせることができ、選定手段9は、S1で特定した
車種に基づいて部位選択欄44に表示する画面を適宜選
定する。
【0066】入力者は、修理費用を算出する自動車の損
傷範囲に対応した部位選択欄44の丸付け数字で区分表
示される部位46をマウス3で選択することによって、
該選択された部位46は色分け表示される(図12にお
いては、斜線を施した)。このとき、入力する部位46
は、単数・複数のいずれでも選択可能である。
【0067】また、例えば自動車の前方部分の全範囲を
修理する場合は、損傷部位選択画面43の中央部に表示
される符号を付した「フロント部ALL」の部分をマ
ウス3でクリックすることによって、自動車前方部分の
全範囲が選定される。このように、損傷部位が広範囲に
わたる場合には、入力者は、個々の部位46を全て入力
する必要はなく簡単に損傷部位を入力可能である。
【0068】入力者によって選択された部位46に基づ
いて、選定手段9は、損傷部位メモリ17の損傷部位・
部位名称データ30から部位名称欄45に表示するため
の部位名称を選定し、画像制御回路8によって部位名称
欄45に一覧表示する。入力者は、部位名称欄45に羅
列された部位名称の中から、修理する部位名称を適宜選
択する。修理する部位名称を選択後、図11のS3に進
む。
【0069】S3では、S2で選定した部位名称に基づ
いて、修理する部品を選択し工賃を算出するための図1
3に示す部品検索画面47がディスプレイ14に表示さ
れる。部品の選択方法を、より詳細に説明するために、
図14に示す部品選択に基づくフローチャートにしたが
って説明する。画像制御回路8によって部品検索画面4
7がディスプレイ14に表示された時点を、図14に示
すSイとする。
【0070】図13に示されるように、部品検索画面4
7は、イラスト欄48、部品名欄49および見積明細欄
50によって構成される。イラスト欄48および部品名
欄49に表示されるイラストおよび部品名のいずれかか
ら、入力者は修理する部品をマウス3を用いて選択する
ことによって、選定手段9は、その部品名と共にそれに
関するデータ(例えば、指数、工賃等)を選定し、それ
らは画像制御回路8によって自動的に見積明細欄50に
表示される。
【0071】上述の三欄48,49,50と、上述した
複数種のメモリの関係を図15に示している。
【0072】図15の実線矢印に示すように、図7に基
づいて説明した部品名・イラストメモリ18のデータに
より、部品検索画面47のイラスト欄48および部品名
欄49が構成されている。イラスト欄48および部品名
欄49は、同一の部品名・イラストメモリ18により構
成されているので相互に関連を有する。図15に示す点
線矢印は、部品選択時になされる中央処理装置5で処理
作業の流れを表し、一点鎖線矢印は、説明を後述する塗
装作業選択時になされる中央処理装置5での処理作業の
流れを示している。
【0073】入力者は、イラスト欄48および部品名欄
49のいずれかから、修理する部品を選択することによ
って、選定手段9は、図8に基づいて説明した部品明細
メモリ19から、部品名・イラストメモリ18にも格納
されている部品コード32によって同一のデータを選定
し、画像制御回路8によって見積明細欄50の所定の項
目に表示させる。同時に選定手段9は、図9に基づいて
説明した工賃明細メモリ20から、部品明細メモリ19
にも格納されている作業コード38によって同一のデー
タを選定し、指数39から工賃を計算し、画像制御回路
8によって見積明細欄50の所定の項目に表示させる。
この一連の中央処理装置5内の作動は、画面上、人間の
目には同時に行われているように見える。
【0074】また、図15に示すように、詳細を後述す
る塗装作業に関する見積の場合にも、図10に基づいて
説明した塗装明細メモリ21から、選定手段9は、部品
明細メモリ19にも格納されている部品コード32によ
って同一のデータを選定し、塗装作業に関する見積を作
成する。
【0075】図13に示す部品検索画面47に基づいて
修理する部品を選択する手順を図14のフローチャート
のSイから続くSロとして説明する。
【0076】Sロでは、入力者が図13に示す部品検索
画面47から修理する部品を選択するために、初期設定
欄51の初期設定を変更するか否かを判断する。初期設
定欄51には、修理方法(例えば、取替、脱着、板金
等)の設定をする初期修理方法52および修理する部品
の左右または両方を判断する初期左右選定53が表示さ
れている。初期修理方法52は、統計的に修理作業とし
て最も多い「取替」が初期設定であり、初期左右選定5
3は、図11のS2で説明した損傷部位の選択により選
定手段9が「右」、「左」または「両方」を適宜選定し
ている。初期設定に変更がある場合には、Sハに進む。
【0077】Sハでは、初期設定を変更するために、入
力者は、初期設定欄51のスクロール部26をマウス3
でクリックすることで、初期修理方法52または初期左
右選定53の下方にウインドウが開き、そのウインドウ
に修理方法または左右等が表示されるので、入力者は、
ウインドウの表示の中から修理方法または左右等を選択
し、初期修理方法52および初期左右選定53を変更す
る。Sハの初期設定変更後、またはSロの判断にて初期
設定の変更がない場合は、Sニに進む。
【0078】Sニでは、修理する部品を選択する。ディ
スプレイ14には図13の部品検索画面47が表示され
ており、イラスト欄48および部品名欄49のいずれか
らでも部品選択可能である。したがって、入力者は、部
品名が不明である場合にも、イラスト欄48に表示され
る所望のイラストをマウス3でクリックすることによ
り、上述したように、部品明細メモリ19および工賃明
細メモリ20からデータが適宜選択され、部品および該
部品のデータは見積明細欄50に表示される。
【0079】このとき、上述したようにイラスト欄48
と部品名欄49は、部品名・イラストメモリ18のデー
タに基づいて表示されているので、例えば、入力者がマ
ウス3を操作し、イラスト欄48において修理する部品
のイラストを選択するためにマウスポインタをイラスト
に合わせクリックした場合には、そのイラストの輪郭線
が色分け表示され、同時に、部品名欄49では、部品名
欄49に表示されている部品名のうちイラスト欄48で
選択したイラストと同一の部品の部品名が反転し色分け
表示される。
【0080】他方、入力者がマウス3を操作し、部品名
欄49において修理する部品の部品名を選択するために
マウスポインタを部品名に合わせクリックした場合に
は、同時に、イラスト欄48では、イラスト欄48に表
示されるイラストのうち部品名欄49で選択した部品名
と同一の部品のイラストは、輪郭線が色分け表示され
る。
【0081】このように、イラスト欄48と部品名欄4
9は相互に関連しており、入力者は、イラストおよび部
品名のいずれからでも修理部品を入力可能であり、入力
の際、両欄48,49の同一の部品は対応して色分け表
示されるので、入力者にとって見やすいので部品の選択
が容易である。
【0082】また、イラスト欄48に表示される部品の
イラストは、拡大可能である。したがって、小さい部品
が複数集合している場合にも、拡大することで、入力者
は、目で確認できる。また、拡大した状態でも入力がで
きるので入力ミスを防ぐことができる。
【0083】図13のイラスト欄48には、図示されて
いないが、上述の親子部品は、イラスト欄48内に別枠
で表示され、入力者に親子の関係が判別しやすいように
なっている。親子部品は、他の部品と同様に部品名・イ
ラストメモリ18にデータが格納されているため、入力
者は、イラスト欄48および部品名欄49のいずれから
でも修理部品として選択可能であり、部品検索中にあっ
ては、前記両欄48,49が関連して色分け表示され
る。
【0084】イラスト欄48に表示される親子部品のイ
ラストに関する色分け表示は、上述と同様に、輪郭線を
反転色分け表示させてもよいが、より判別しやすくする
ために、選定された子部品に関しては、子部品全体が反
転色分け表示されるものとしてもよい。このように、通
常の部品と親子部品の色分け表示の仕方に変化を加える
ことによって、イラスト欄48のイラストから部品群の
関係が判別しやすく、入力者の選択が容易になる。
【0085】Sニの処理を終了後、Sホに進む。
【0086】Sホでは、Sニで選定した部品に左右があ
るか否かを判断する。左右のない部品の場合は、後述す
るコネクタC2に進む(以下、コネクタCは、単にCと
する)。一方、左右のある部品の場合には、Sヘに進
み、初期設定欄51で設定した初期左右選定53と一致
か否かを判断する。初期設定と一致する場合には、後述
するC2に進む。
【0087】一方、初期設定の初期左右選定53と一致
しない場合には、Sトに進み、入力者は、修理する部品
の左右および両方を、修理する自動車に一致するように
変更する。変更後、C2に進む。
【0088】C2に続くSチでは、選定した部品に関し
て実際に行う修理の作業が、初期設定欄51で設定した
初期修理方法52(例えば、「取替」)と一致するか否
かを判断する。Sチにおいて、修理方法が初期設定と一
致する場合には、後述するSルに進む。
【0089】他方、部品に関する修理方法が初期設定と
一致しない場合には、Sリに進み、入力者は、修理する
部品の修理方法に関して、修理する自動車に一致するよ
うに変更する。
【0090】Sヌにおいて、選定手段9は、Sリで修理
方法を変更したことに伴って、部品明細メモリ19およ
び工賃明細メモリ20から、変更した修理方法に基づく
データを読み出し、中央処理装置5の演算制御回路7で
自動的に見積明細欄50の該部品に関するデータを変更
する。その後、Sルに進む。
【0091】Sルでは、修理する全ての部品の選択が終
了か否かを判断し、修理する部品がある場合には、再び
Sニに戻り、同様に部品検索する。また、この時、初期
設定欄51の初期設定は、部品検索画面47をディスプ
レイ14に表示中にあっては、上述したSハと同様の処
理をすることで適宜に変更可能である。
【0092】上述したように、部品検索画面47におけ
る修理部品選択方法は、イラスト欄48のイラストから
の入力と部品名欄49の部品名からの入力を説明した
が、本発明においては、部品それぞれに付された部品コ
ード32を入力することにより部品明細メモリ19、工
賃明細メモリ20および塗装明細メモリ21の検索をす
ることが可能である。見積書作成の熟練者にとっては、
従来と同様の部品コード32を入力する方が慣用手段と
なっており、見積書作成時間の短縮につながる場合があ
るので便利である。
【0093】また、イラストからの入力、部品名からの
入力および部品コード32の入力からなる修理部品選択
方法は、部品検索中にあっては、いずれの入力方法にも
変更可能である。例えば、イラストおよび部品名からの
入力方法で部品検索中に、部品コード32の入力方法に
切り替えた場合には、切替前の入力方法によって選択し
た部品に関しては、見積明細欄50に見積明細が表示さ
れている。また、部品コード32の入力方法で部品検索
中に、イラストおよび部品名からの入力方法に切り替え
た場合には、前段階で入力した部品コード32に該当す
るイラストおよび部品名は色分け表示され、かつ見積明
細欄50に見積明細が表示されている。
【0094】上述のように、部品検索画面47におい
て、部品ごとに修理方法を選択するので、修理方法別に
部品の修理に必要な費用を比較することが可能である。
この修理方法別の費用比較とは、例えば、ある部品に関
して、修理方法を「取替」として費用を算出する場合
に、修理方法が「板金」の場合の費用を比較できるよう
に板金比較参考値として自動的に算出し、ディスプレイ
14に表示されるというように、部品ごとの費用を算出
する場合に、その時点で選択している修理方法で修理し
た場合の費用と、別の修理方法で修理した場合の費用と
を比較できることを言う。このように修理方法ごとの費
用を比較可能としたので、修理方法ごとに異なる工賃を
確認しながら見積書の作成が可能となり、経済的で適切
な見積書を作成でき、かつ、最終的な見積書を作成した
後に、修理方法を変更した訂正見積書を作成し直す手間
を省略できる。
【0095】全ての部品を検索後、図14の「終了」と
なり、図11に示すフローチャートのS3が終了する。
S3から続くS4に進み、選定手段9は、塗装作業の有
無を判断する。このとき、上述のS3(図14のフロー
チャート参照)において選定した部品の部品コード32
に基づいて、選定手段9は、塗装明細メモリ21にも格
納される部品コード32を参照して塗装作業の有無を自
動的に判断する。塗装作業がない場合には、後述するS
12へ進む。
【0096】一方、塗装作業を含む場合には、S5に進
み、画像制御回路8は、図16に示す塗装費用選択画面
54をディスプレイ14に表示させる。塗装費用選択画
面54に表示されるように、塗装費用の算出方法には、
実際に掛かった金額(例えば、塗装作業代および塗料代
等の合計金額)を入力者がマウス3を用いて直接入力す
る「実額」と、塗装明細メモリ21に格納される指数
(塗装用)41に基づいて算出する「指数」とがある
が、本実施の形態例では、「指数」を選定したものとし
て、以下に説明をしていく。
【0097】塗装費用の算出方法を「指数」としたこと
で、塗装方法を選択するS6に進む。塗装方法の選択
は、塗装費用選択画面54の塗装条件選択欄55にて行
う。図16に示すように、例えば、塗料、塗膜等を選定
するために、入力者は、それぞれの選択項目について選
択肢一覧が表示されるウインドウを開くスクロール部2
6に合わせて、マウス3をクリックする。するとウイン
ドウがそれぞれ開き、塗装明細メモリ21に格納される
塗装条件に関するデータの中から所定の選択肢一覧がウ
インドウに表示され、そのウインドウの中から、塗装の
条件に合うものを入力者が選択する。
【0098】塗装条件を選択後、S7に進み、画像制御
回路8は、図17に示す塗装費用算出画面56をディス
プレイ14に表示させる。塗装費用算出画面56は、S
6において選択した塗装条件を確認するための条件確認
欄57と、塗装費用を算出する部品に関するデータが表
示される費用算出欄58と、費用算出欄58に表示され
た塗装に関するデータに変更がある場合に、データの変
更をする費用変更欄59と、で構成されている。
【0099】塗装費用算出画面56の費用算出欄58に
は、S3で選定した部品のうち塗装作業を含む部品に関
して、部品名と塗装作業に関するデータが塗装費用算出
画面56をディスプレイ14に表示すると同時に表示さ
れている。このように、塗装作業に関するデータと共に
部品名を費用算出欄58に表示するために、選定手段9
は、S3で選定した部品に対応する部品明細メモリ19
の部品コード32と、塗装メモリ21に格納される部品
コード32と一致するものを検索し、画像制御回路8
は、塗装明細メモリ21に格納される指数(塗装用)4
1に基づいて算出されたデータを、塗装費用算出画面5
6を表示すると同時に表示している。
【0100】S8に進み、入力者は、費用算出欄58に
表示されている塗装費用に関して、内容に変更(例え
ば、割引)があるか否かを判断する。費用算出欄58に
変更のない場合には、後述するS10に続くC1に進
む。塗装費用に変更のある場合には、S9に進む。
【0101】S9では、塗装費用について変更するの
で、入力者は、費用算出欄58に表示されている部品に
ついて、変更のあるものをマウスポインタに合わせてマ
ウス3をクリックする。すると、費用変更欄59にその
内容が表示されるので、入力者は、変更する箇所(例え
ば、「塗装指数」)の数値をマウス3を用いて入力す
る。入力者によって変更された内容に基づいて、選定手
段9は、塗装明細メモリ21に格納されるデータを検索
し、画像制御回路8は、演算した結果を費用算出欄58
に自動的に書き込む。
【0102】S9の処理後およびS8の判断で塗装費用
の変更のない場合はS10に続くC1に進む。
【0103】S10では、塗装費用の算出が終了したか
否かを判断する。終了しない場合には、S7に戻り、同
様の方法で別の部品について塗装費用を算出する。終了
後は、S11に進み、図18に示す塗装費用合計画面6
0が画像制御回路8によってディスプレイ14に表示さ
れる。塗装費用合計画面60は、小計確認欄61と合計
欄62で構成される。小計確認欄61には、S7ないし
S9で塗装費用を算出しているので、「塗装指数」と
「塗装工賃」と、それぞれの「小計」が確認できる。合
計欄62では、塗装費用を確認でき、また「追加塗装費
用」の欄には、入力者が適宜費用を加算することがで
き、全体として、塗装費用の合計を加算できる。
【0104】塗装費用を算出し終えると、S12に進
む。S12では、画像制御回路8は、見積書画面(図示
せず)をディスプレイ14に表示する。見積書画面には
自動車の修理全体にかかる費用の見積が書き込まれてい
る。
【0105】S13では、見積書画面の見積内容に変更
があるか否かを判断する。変更のない場合には、後述す
るS15に進む。S13で見積書の内容に変更がある場
合には、S14に進む。見積書の内容を変更する場合に
は、入力者は、変更したい箇所に適宜数値を入力する。
選定手段9は、変更された数値にしたがって、記憶装置
12に格納される上述した複数種のメモリから適宜デー
タを選定し、画像制御回路8は、入力された数値に伴っ
て変更されたデータを自動的に見積書画面に表示する。
【0106】S15では、S1ないしS14の処理を行
うことによって作成された図19に示す見積書を、必要
がある場合には保存およびプリントアウトして、図19
に示す見積書が完成する。
【0107】上記の実施の形態では、メモリごとに関連
させたデータ(コード)を格納させているために、従来
のように、単に画面に作業、部品等が表示された一覧の
中から該当するものを選択するのではなく、画面にした
がって行う入力に基づいて、選択手段が該当するデータ
を検索して表示するので、最小限の入力のみで正確な見
積書を作成するため、入力者の選択作業が容易である。
【0108】見積書を作成する最初の段階で自動車の車
種を特定する場合に、車種メモリに格納されるデータの
一部を階層型データとしたので、車種の特定が不可能に
なるエラーを防ぐことができる。
【0109】また、自動車の損傷部位を選択する場合
に、部位選択欄のイラストおよび部位は、自動車の形状
に合わせて複数種類用意して特定した車種に合わせてデ
ィスプレイに表示されるので、入力者にとって損傷部位
の選択が容易である。そして損傷部位の選択により部位
名称欄に表示される部位名称は、一般的な自動車の構造
に対応しているのではなく、特定した車種(モデル、グ
レード等も含む)に対応しているので、特定した車種に
は無関係の部位名称が部位名称欄に表示されないので、
修理する部位名称の選択が容易にできる。
【0110】選定された部位名称に基づいて表示される
部品検索画面は、イラスト欄と部品明細欄と見積明細欄
で構成されている。修理する部品を選択するためのイラ
スト欄と部品明細欄に表示されるイラストおよび部品名
は、どちらの欄からでも修理部品として入力可能であ
り、選択後、それぞれ同一のイラストおよび部品は反転
色分け表示される。したがって、入力者は、部品と部品
名を容易に判断できるので、修理する部品を選択しやす
い。また、上述の部位名称と同様に、最初に特定した車
種に対応してイラストおよび部品名が自動的に表示さ
れ、特定した車種には無関係な部品が表示されることは
ないので、入力者は、容易に修理する部品の選択ができ
る。
【0111】また、修理部品の選択は、部品コードの入
力により選択可能であるため、部品コードを暗記してい
る見積書作成の熟練者にとっては、見積書作成の時間短
縮が図れる。また、上述の修理部品選択方法は、部品検
索中に切替可能であるため、入力者にとって入力しやす
い方法で、適宜修理部品を選択することができる。
【0112】また、イラスト欄に表示されるイラスト
は、部品名・イラストメモリに格納されるデータをベク
トルデータとしたことで拡大可能であるので、小さい部
品等を選択する場合には拡大することにより判別しやす
くなるので選択しやすい。そして、複数の部品で構成さ
れる親子部品が修理に係る時には、重複を排除するため
判別しやすいようにイラスト欄に別枠で表示されてお
り、重複して部品を選択した場合には、メッセージによ
って、該部品が既に選択されていることを入力者に伝え
るので、見積書の信頼度が向上する。
【0113】修理部品を選択してから修理方法を選択
(初期設定により初期修理方法は決定している)するの
で、従来のように多くの選択肢の中から該当するものを
入力者が選択するものではなく、ある程度限定された選
択肢の中から該当するものを入力者が選択するので、入
力者にとって選択する作業が容易である。
【0114】また、部品を選択後に修理方法を決定する
ため、2種類の修理方法(例えば、「取替」と「板金」
等)にかかる費用と比較参考値が画面に表示され経済的
な修理方法を選択するための比較が画面でできるため、
一方の修理方法による見積書を作成後、改めて他方の修
理方法による見積書を作成して比較するという煩雑な作
業を省略化することができる。
【0115】塗装費用を算出する場合には、入力者が部
品検索画面において選択した部品に関するデータに基づ
き、処理装置内で塗装作業の有無を判断し、塗装作業が
ある場合には塗装費用選択画面を自動的に表示し、塗装
条件を選択することにより、塗装作業する部品について
自動的に塗装費用の算出をするので便利である。
【0116】記憶装置に格納される複数種のメモリに格
納されているデータが互いに関連性を有しているので、
入力者が選択肢を選択して入力する画面(例えば、車種
選択画面、部品検索画面等)において、入力されたデー
タに関して該当するデータが存在しないことによるエラ
ーは生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車見積システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示す装置を設けたコンピュータシステム
を示す図である。
【図3】車種メモリのデータ内容を示す概略図である。
【図4】車種選択画面を示す図である。
【図5】装備検索画面を示す図である。
【図6】損傷部位メモリのデータ内容を示す概略図であ
る。
【図7】部品名・イラストメモリのデータ内容を示す概
略図である。
【図8】部品明細メモリのデータ内容を示す概略図であ
る。
【図9】工賃明細メモリのデータ内容を示す概略図であ
る。
【図10】塗装明細メモリのデータ内容を示す概略図で
ある。
【図11】自動車修理の見積書を作成する手順を示すフ
ローチャートである。
【図12】損傷部位選択画面を示す図である。
【図13】部品検索画面を示す図である。
【図14】部品を選択する手順を示すフローチャートで
ある。
【図15】記憶装置に格納されている複数種のメモリと
見積書を作成するための画面との関係を示す図である。
【図16】塗装費用選択画面を示す図である
【図17】塗装費用算出画面を示す図である。
【図18】塗装費用合計画面を示す図である。
【図19】プリントアウトされた見積書を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 入力装置 5 中央処理装置 7 演算制御回路 8 画像制御回路 9 選定手段 12 記憶装置 13 出力装置 16 車種メモリ 17 損傷部位メモリ 18 部品名・イラストメモリ 19 部品明細メモリ 20 工賃明細メモリ 21 塗装明細メモリ 43 損傷部位選択画面 47 部品検索画面 64 見積書
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−221863(JP,A) 特開 平6−259439(JP,A) 特開 昭59−221761(JP,A) 特開 平6−301692(JP,A) 特開 平4−46852(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 5/00 G06F 15/21

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車修理のための見積書を画面上で作
    成し、かつ発行するシステムであって、入力装置と記憶
    装置と処理装置と出力装置とで構成されており、 記憶装置は、 修理する自動車の車種を選択し特定するための、階層関
    係を有するように配列されたデータを格納する車種メモ
    リと、 それぞれの自動車の損傷部位を選択するための統計ある
    いは経験に基づくデータを格納する損傷部位メモリと、 それぞれの自動車の部品名および色分け表示可能なイラ
    ストのデータを部品ごとに格納する部品名・イラストメ
    モリと、 各部品について、修理方法、部品価格、親子部品の重複
    を排除するための重複部品排除コードおよび作業コード
    を格納する部品明細メモリと、 作業コードに対応して、工賃に関するデータおよび重複
    作業排除コードを格納する工賃明細メモリと、 塗装に関するデータを部品ごとに格納する塗装明細メモ
    リとを有し、 処理装置は、 入力装置において修理部品が選択され、修理方法が選定
    されたことに応じて、 選択された修理部品の部品価格、ならびに選択された部
    品および選定された修理方法に関する作業コードを部品
    明細メモリにおいて検索し、 検索された作業コードに対応する工賃明細メモリ内の工
    賃に関するデータに基づいて工賃を算出し、 検索した部品価格および算出した工賃を修理部品に対応
    して見積明細として出力装置に出力し、 このとき、該当する部品および作業コードにそれぞれ対
    応する重複部品排除コードおよび重複作業排除コードに
    基づいて重複部品および重複作業の重複を排除する、 自動車修理見積システム。
  2. 【請求項2】 修理方法が初期設定されており、処理装
    置は初期設定された修理方法に対応する作業コードを検
    索する、請求項1に記載の自動車修理見積システム。
  3. 【請求項3】 入力装置によって初期設定された修理方
    法が変更されたときには、処理装置は変更された修理方
    法に対応する作業コードを検索する、請求項1に記載の
    自動車修理見積システム。
  4. 【請求項4】 選択された修理部品で塗装作業を必要と
    するものについて処理装置は塗装明細メモリの塗装に関
    するデータに基づいて工賃を算出し出力装置に出力す
    る、請求項1に記載の自動車修理見積システム。
  5. 【請求項5】 出力装置が表示手段を含み、上記処理装
    置は車種メモリのデータに基づいて、表示手段にまず親
    としてメーカデータを表示し、入力装置による選択に応
    じて、順次、車種メモリのデータ配列の階層にしたがう
    項目を表示して最終的に車種を特定させる、請求項1に
    記載の自動車修理見積システム。
  6. 【請求項6】 損傷部位メモリには、複数種類のボディ
    形状に応じて、自動車を複数に分割した部位を表わすイ
    ラストと、分割された部位を構成する部品群とが記憶さ
    れており、 出力装置は表示手段を含み、 処理装置は、特定された車種の形状に合致するイラスト
    を表示手段に表示させ、表示されたイラストにおいて部
    位が入力装置によって選択されたことに応答して、選択
    された部位を構成する部品群を表示手段に表示させ、表
    示された部品群の中から部品の選択を受付ける、 請求項1または5に記載の自動車修理見積システム。
  7. 【請求項7】 入力装置と記憶装置と処理装置と出力装
    置とで構成され、自動車修理のための見積書を画面上で
    作成し、かつ発行するシステムの動作方法であり、 記憶装置に、 修理する自動車の車種を選択し特定するための、階層関
    係を有するように配列されたデータを格納する車種メモ
    リと、 それぞれの自動車の損傷部位を選択するための統計ある
    いは経験に基づくデータを格納する損傷部位メモリと、 それぞれの自動車の部品名および色分け表示可能なイラ
    ストのデータを部品ごとに格納する部品名・イラストメ
    モリと、 各部品について、修理方法、部品価格、親子部品の重複
    を排除するための重複部品排除コードおよび作業コード
    を格納する部品明細メモリと、 作業コードに対応して、工賃に関するデータおよび重複
    作業排除コードを格納する工賃明細メモリと、 塗装に関するデータを部品ごとに格納する塗装明細メモ
    リとを設け、 処理装置に、 入力装置において修理部品が選択され、修理方法が選定
    されたことに応じて、 選択された修理部品の部品価格、ならびに選択された部
    品および選定された修理方法に関する作業コードを部品
    明細メモリにおいて検索させ、 検索された作業コードに対応する工賃明細メモリ内の工
    賃に関するデータに基づいて工賃を算出させ、 検索した部品価格および算出した工賃を修理部品に対応
    して見積明細として出力装置に出力させ、 このとき、該当する部品および作業コードにそれぞれ対
    応する重複部品排除コードおよび重複作業排除コードに
    基づいて重複部品および重複作業の重複を排除させる、 自動車修理見積システムの動作方法。
  8. 【請求項8】 損傷部位メモリに、複数種類のボディ形
    状に応じて、自動車を複数に分割した部位を表わすイラ
    ストと、分割された部位を構成する部品群とを記憶させ
    ておき、 処理装置に、特定された車種の形状に合致するイラスト
    を出力装置の表示手段に表示させ、表示されたイラスト
    において部位が入力装置によって選択されたことに応答
    して、選択された部位を構成する部品群を表示手段に表
    示させ、表示された部品群の中から部品の選択を受付け
    させる、 請求項7に記載の自動車修理見積システムの動作方法。
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