JPH08239017A - 車両の整備・修理・改造作業の指導・見積装置 - Google Patents

車両の整備・修理・改造作業の指導・見積装置

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JPH08239017A
JPH08239017A JP4553495A JP4553495A JPH08239017A JP H08239017 A JPH08239017 A JP H08239017A JP 4553495 A JP4553495 A JP 4553495A JP 4553495 A JP4553495 A JP 4553495A JP H08239017 A JPH08239017 A JP H08239017A
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vehicle
repair
maintenance
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JP4553495A
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Yasuhiro Takemoto
竹本保博
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JIYOUSHIN JIDOSHA KOGYO KK
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JIYOUSHIN JIDOSHA KOGYO KK
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の整備・修理・改造作業の作業内容の見
積や費用見積が迅速に且つ的確に未熟練者でも行うこと
ができるとともに作業の手順、ノウハウを映像と文字情
報にて得ることができる車両の整備・修理・改造作業の
指導・見積装置を提供する。 【構成】 少なくとも車両の種別、車両メーカー名、車
両形式、分割された車両各部の使用部品材料の名称と価
格及びそのイラスト図、細分化された作業名とその工数
と工賃及び使用部品材料の名称と価格及びそのイラスト
図、過去の作業済車両の整備・修理・改造に関する文字
情報と映像の作業データ、一般的整備・修理・改造作業
の手順方法を示す文字情報と映像による指導データ、を
含む情報を記憶する記憶装置2と、読取装置5と、表示
装置7と、入力装置10と、プリンタ装置9と、制御処
理装置6にて構成され、過去の作業データを利用し、順
次作業名、該当使用部品名を選択して効率的に作業見
積、費用見積等が行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両、特にトラックや
クレーン車、タンクローリー車等の特装車の整備作業、
修理作業、改造作業を行うにあたり、当該目的車両に対
する作業方法、ノウハウを画面上で指導し、作業工程の
見積明細、必要部品材料見積明細、さらには作業全体の
費用見積明細等、従来は経験と特殊なノウハウを要した
作業内容の手順と作業工程見積、費用見積等の作成が未
熟練者でも容易に画面上で確認・理解して作業ができ、
且つ迅速にできるようにした車両の整備・修理・改造作
業の指導・見積装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータリゼーションの発達によって交通
手段としての一般車両の普及、運送手段としてのトラッ
ク運送の飛躍的増大、工事作業用・その他特殊用途の特
装車の需要の拡大等に伴い、車両の整備作業・修理作業
の量は増大の一途であるが、該作業には特別な車両知識
と能力・経験を必要とし、作業に関わる整備工、修理工
の員数は需要に追いつけず不足気味である。
【0003】また、上記の様な単なる整備・修理に留ま
らず特装車の改造作業の需要が近年増大している。
【0004】蓋し、一般にダンプトラックやクレーン
車、ミキサー車、タンクローリー車等の所謂特装車では
駆動系を配したシャシの車両本体と該車両本体の荷台上
に据えられた上物と称される荷台、クレーン、ミキサ
ー、タンク等の機材は分離可能であって、上物の製造メ
ーカーと車両本体の製造メーカーは別となっている。
【0005】且つ、車両の荷台上に据え付けられた上物
は元々耐用年数が20年以上という長期のものが多い
中、車両本体は耐用年数が通常10年程度であるので、
上物を外して他の新しいトラック等の荷台を改造してこ
れに据え替える方が新たに特装車を購入するよりコスト
的に安上がりとなるのである。
【0006】また、特装車が事故で破損した場合の修理
の際にも上物を取り外して他のトラックに取り付けると
いうケースもしばしば見られる事例である。
【0007】ところで、上記トラックその他特殊車両の
修理・整備・改造作業は一般車両にも増して特別な知識
・経験とノウハウが必要であり未熟練工には対応できな
い場合が生じている。
【0008】また、個々のケースで作業に際し、予め当
該目的車両に対する所要作業内容の工程見積、使用部品
材料の選択、工賃、部品材料の費用見積等を早急に行
い、顧客に連絡することが必要になるが、上記作業見
積、費用見積作業は車種、破損程度、整備・修理・改造
内容等、個々のケースで異なってくるので、種々の複雑
な要素を知識と経験に裏付けられた迅速、的確な判断で
行うことが求められ、まさに特殊能力が見積作成担当者
に要求される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この点、作業見積、費
用見積の迅速化と未熟練工でも作業が行えるように作業
手順や見積手順をマニュアル化した小冊子を作成して利
用することが一般に考えられるが、単純な定期点検の整
備作業等では有効であっても、事故車の修理や改造作業
においては個々のケースを一般化、定型化することは難
しく、単純なマニュアル化では対応できないケースが殆
どであり、また逐一マニュアルを見ながらの作業見積・
費用見積は煩雑で見落とし、間違いが多々増えること必
定である。
【0010】また、修理工・整備工が不足する現状では
未熟練工の指導にも時間を割くことままならず、どのよ
うな作業にも単独で対応できることが期待される。
【0011】さらに、個々の修理・改造作業によって
は、中古車・中古部品市場の価格も考慮する必要があ
る。
【0012】即ち、修理・改造の費用見積の結果、多額
になる場合にはかえって同等車両の中古車や、中古部品
と取り替える方が安上がりとなる場合もあるのであっ
て、顧客側からすれば上記中古市場の価格も費用見積の
念頭に入れる必要がある。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、一般車両の整備作業から事故車の修理や特装車の
改造に到る種々の作業に際し、未熟練工でも作業内容の
手順・作業方法が即座に理解でき、同時に作業内容の見
積、作業費用見積を中古市場の価格をも参照して迅速且
つ的確に処理できるようにした車両の整備・修理・改造
作業の指導・見積装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)車両の
整備・修理・改造作業に関する情報であって、少なくと
も車両の種別、車両メーカー名、車両形式、分割された
車両各部の使用部品材料の名称とそのイラスト図、細分
化された作業名とその工数及び使用部品材料の名称とイ
ラスト図、過去の作業済車両の整備・修理・改造に関す
る文字情報と映像の作業データ、一般的整備・修理・改
造作業の手順方法を示す文字情報と映像による指導デー
タ、を含む情報を記憶する記憶装置と、記憶された前記
情報を読み取る読取装置と、前記情報を画面上に表示す
る表示装置と、表示された情報を印刷するプリンタ装置
と、入力装置と、前記読取装置の出力と前記入力装置の
出力とに応答して、前記記憶装置に記憶された車両の整
備・修理・改造作業に関する情報の中から当該目的車両
の作業に類似する過去の作業データと該当する指導デー
タ及び関係する情報を選択して前記表示装置に映像と文
字情報として表示させ、当該目的車両の整備作業または
修理作業または改造作業に必要な追加作業を前記分割さ
れた車両各部の使用部品材料の名称とそのイラスト図及
び細分化された作業名とその工数及び使用部品材料の名
称とイラスト図の中から選択して加え且つ不要な作業を
削除させ、少なくとも当該目的車両の整備作業または修
理作業または改造作業の作業名、作業工程数、使用部品
材料名とその数量、を前記表示装置に表示させ、前記プ
リンタ装置に少なくとも当該車両に対する作業内容の工
数見積及び使用部品材料名とその数量を印刷させる一連
の制御を行う制御処理装置と、からなることを特徴とす
る車両の整備・修理・改造作業の指導・見積装置を提供
することにより、(2)また、前記記憶装置に車両の整
備・修理・改造作業に関する情報であって、少なくとも
車両の種別、車両メーカー名、車両形式、分割された車
両各部の使用部品材料の名称とその価格及びそのイラス
ト図、細分化された作業名とその工数と工賃及び使用部
品材料の名称と価格、過去の作業済車両の整備・修理・
改造に関する文字情報と映像の作業データ、一般的整備
・修理・改造作業の手順方法を示す文字と映像による指
導データ、を含む情報を記憶させ、前記処理装置にて少
なくとも当該目的車両の整備作業または修理作業または
改造作業の作業名、作業工程数、工賃、使用部品とその
価格、を表示装置に表示させ、前記プリンタ装置に少な
くとも当該車両に対する作業内容見積と工賃の見積明細
及び使用部品材料名とその合計価格を印刷させる一連の
制御を行うことを特徴とする前記(1)記載の車両の整
備・修理・改造作業の指導・見積装置を提供することに
より、(3)また、記憶装置に中古車の車種別・年式別
市場価格と、中古部品・機材の寸法規格と市場価格を集
積した商品データを追加データとして記憶させ、前記処
理装置にて当該目的車両の修理作業または改造作業の工
賃及び使用部品価格を見積るとともに前記商品データの
中から当該車両に相当する中古商品を検索して比較参照
データとして併せて表示装置に表示させ、前記プリンタ
装置に見積明細とともに印刷させる一連の制御を行うこ
とを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両の整
備・修理・改造作業の指導・見積装置を提供することに
より、上記課題を達成するものである。
【0015】
【作用】本発明の車両の整備・修理・改造作業の指導・
見積装置では、CDーROMや光ディスク、フロッピー
ディスク等で実現される記憶装置に記憶された内容を読
取装置で読み取り、キーボードやマウスによって実現さ
れる入力装置の操作によって液晶画面やCRTディスプ
レイ(陰極線管)によって実現される表示装置の表示画
面を見ながら対象となる車両のメーカー、車種、車両デ
ータ、該当作業工程名、作業名に対応する使用部品材
料、を選択読み出し、また、過去の作業済みの車両の中
から類似する作業データを読み出して、当該作業との異
同を吟味して異なる作業、使用部品等の置き換えを行
い、また、該当する作業方法の手順を表す文字情報と映
像による指導データを選択して読み出し、当該目的車両
の作業に対するノウハウ、作業手順を把握し、且つ作業
工程名及び必要部品名とその数量を決定し、作業工程見
積を迅速に得ることができる。
【0016】この際、修理作業や改造作業の作業工程見
積においては、全くのゼロからの見積ではなく、過去の
蓄積された類似する作業データを基に、その異同をチェ
ックしつつ行われるので容易であり、作業の見落とし
や、間違いが生じにくい。
【0017】また、使用部品の構造、形状を表示画面に
読み出したイラスト図で視覚的に作業内容が理解できる
ので、修理・改造作業の目安を立て易い。
【0018】したがって、未熟練工でも上記表示装置に
表されたデータを基に個々のケースに応じた作業見積、
費用見積が的確、迅速にできる。
【0019】この際、同時に商品データを検索して同等
の中古車や中古部品の価格をも参照することにより、費
用見積に対する顧客の判断資料となる。
【0020】また、個々の修理とは離れて、過去の作業
データと指導データは車両の整備・修理・改造作業の未
熟練工に対する指導の教材として利用することもでき
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係わる車両の整備・修理・改
造作業の指導・見積装置の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0022】図1は本発明に係わる車両の整備・修理・
改造作業の指導・見積装置の実施例を示す全体構成図で
ある。
【0023】図1において、破線枠で示した情報1は車
両の整備・修理・改造作業に関する情報であって、少な
くとも車両の種別、車両メーカー名、車両形式(以上情
報1a)、分割された車両各部の使用部品材料の名称と
そのイラスト図及び細分化された作業名とその工数及び
使用部品材料の名称とイラスト図(以上情報1b)、過
去の作業済車両の整備・修理・改造作業に関する文字情
報と映像の作業データ(以上情報1c)、一般的整備・
修理・改造作業の手順方法を示す文字情報と映像による
指導データ(以上情報1d)、中古車の車種別・年式別
市場価格と、中古部品・機材の寸法規格と市場価格を集
積した商品データ(以上情報1e)を含む情報である。
【0024】上記情報1を記憶する媒体である記憶装置
2はコンパクト・ディスクROMないし光ディスク3や
フロッピーディスク4またはメモリLSI素子等に代表
される記憶装置である。
【0025】操作者はキーボード11やマウス12に代
表される入力装置10を介して、希望する情報を上記記
憶装置2に記憶された前記情報1の中から前記読取装置
5で選択して読み取り、表示装置7の表示画面8に表示
する。
【0026】例えば、上記入力装置10の出力が制御処
理装置6に入力され、該制御処理装置6は、前記読取装
置5の出力と前記入力装置12の出力とに応答して、前
記記憶装置2に記憶された車両の整備・修理・改造作業
に関する情報1の中から当該目的車両の作業に類似する
過去の作業データ1cと該当する指導データ1d及び関
係する情報を選択して前記表示装置7の表示画面8上に
映像と文字情報として表示させ、当該目的車両の整備作
業または修理作業または改造作業との異同を確認して必
要な追加作業を選択して加え且つ不要な作業を削除さ
せ、少なくとも当該目的車両の整備作業または修理作業
または改造作業の作業名、作業工程数(数量)、使用部
品材料名とその数量、を前記表示装置7に表示させ、前
記プリンタ装置9に少なくとも当該車両に対する作業内
容の工数見積及び使用部品材料名とその数量を印刷させ
る一連の制御を行うように処理する。
【0027】上記新たに作られた作業データは記憶装置
2に記憶され、随時プリンタ装置9にて印刷される。
【0028】尚、制御処理装置6はCPUを内蔵するパ
ーソナルコンピュータに代表される電子制御演算装置で
ある。
【0029】次に、図2は制御処理装置6の処理手順を
示すフローチャート例である。
【0030】操作者は前記キーボード11によるキー入
力やマウス12のクリック操作によって、先ず対象とな
る当該目的車両の作業名(整備か修理か改造かの大別を
含む)を表示画面から選択し(N1)、次に当該目的車
両の車種を選択する(N2)。
【0031】次に、該当作業に応じてメーカー(例えば
改造の場合は上物メーカー)を選択し(N3)、部品
(上物の機種)の選択を行う(N4)。
【0032】次に、見積書作成フローに入り、過去の同
種の上物や部品による同種の車両に対する同種の作業と
いった類似する作業データを検索(N5)して該作業の
見積筆頭データを画面表示し、これと当該作業との異同
を吟味して必要な変更(例えば車両番号、整備種別、機
種の型式番号、担当者名、整理番号等)を加えて新規登
録する(N6)。
【0033】次に、見積書の明細部を入力する(N
7)。この際、過去の類似作業データ(見積書明細)を
情報1cから検索して画面表示する(N8)。
【0034】また、当該車両に関する分割された車両各
部の使用部品材料の名称と価格とそのイラスト図及び細
分化された作業名とその工数及び使用部品材料の名称と
イラスト図等の情報1bの中から必要データを選択読み
出す(N9)。
【0035】上記明細の入力作業(N7)においては過
去の作業データ1cの作業内容との比較吟味をして作業
名、部品材料の取捨選択、置き換えを行う(N7a)。
この際、使用部品のイラスト図が視覚的に作業内容を把
握することに役立つ。
【0036】尚、整備作業については、定型の整備作業
名を選択して適宜使用部品名を選択する。この際、過去
の同種車両の整備作業データを読み出すことで殆ど時間
を要さずに作業工程見積と使用部品材料の見積ができ
る。蓋し、整備作業では作業の定型化を進めることがで
きるので、過去の作業データ(同種の車両または当該車
両自身の過去の整備作業データ)の蓄積が直載に役立つ
のである。
【0037】また、未熟練工は各整備作業の作業内容や
手順を示す指導データ1dを随時読み出して当該作業に
必要な知識、ノウハウを得ることができる(N10)。
【0038】また、事故車等の大きな修理作業では、該
当する修理部位の作業名を情報1aないし1bから選択
して画面表示し、画面の部品イラスト図とともに付記さ
れた使用部品材料(交換部品)を適宜選択する。この
際、過去の事故車修理の作業データ1cの中から修理す
べき部位、破損程度を同じくする類似した修理データを
選択して表示させ、これを基に当該修理作業との異同を
参照して異なる部分のみを置き換えることにより、当該
修理作業内容を迅速に決定することができる。
【0039】以上の様に少なくとも類似した過去の修理
作業データ1cは当該修理すべき車両の作業見積に関し
極めて有益な参照資料となる。
【0040】勿論、細分化された作業名とその工数及び
使用部品材料の名称とイラスト図を読み出して単独で見
積を行うこともでき、両者を併用すれば作業工程見積及
び使用部品の見積が正確且つ容易となる。
【0041】さらに、未熟練工にとって不慣れな修理作
業内容であっても、前述のように一般的整備・修理・改
造作業の手順方法を示す文字情報と映像による指導デー
タ1dを随時読み出して該当作業の基本的な手順とノウ
ハウを得ることができるので、作業員の即戦力化に資す
るとともに人材の育成にも有益である。
【0042】一方、クレーンの架装等の改造作業につい
ては作業内容が定型的であるので、同等の過去の改造作
業データ1cはそのまま利用することができ、また車種
が過去の作業データと異なる場合でも、当該車両に関す
る分割された車両各部の使用部品材料の名称とそのイラ
スト図及び細分化された作業名とその工数及び使用部品
材料の名称とイラスト図を読み出すことで、作業見積と
使用部品が迅速に選択することができる。
【0043】この場合も勿論、未熟練工は当該改造作業
の手順方法、ノウハウを示す文字情報と映像による指導
データ1dを選択読み出して基本的な手順とノウハウを
得ることができること前述の通りである。
【0044】尚、前記記憶装置2に記憶させる情報1の
内容として、分割された車両各部の使用部品材料の名称
と併せてその価格を付記し、細分化された作業名とその
工数に併せてその工賃及び使用部品材料の名称と併せて
その価格を付記し、過去の作業済車両の整備・修理・改
造に関する文字情報とともに費用見積のデータを併記す
ることにより、前記作業工程見積と同時に費用見積を正
確且つ迅速に行うことができる。
【0045】即ち、入力装置10によって前記制御処理
装置6が当該車両に対する整備作業または修理作業また
は改造作業の作業名、作業工程数、工賃、使用部品とそ
の価格、を表示装置7に表示させ、且つ前記プリンタ装
置9に少なくとも当該車両に対する作業内容見積と工賃
の見積明細及び使用部品材料名とその合計価格を印刷さ
せる一連の制御を行うように構成するのである。
【0046】また、修理・改造作業の費用が多額になり
そうな場合には、情報1の商品データ1eを上記費用見
積の際に併せて検索して当該車両と同等の中古車及び中
古部品の価格を参照データとして表示・印刷すると顧客
の判断資料として活用され得るであろう。
【0047】即ち、事故車に多額の修理・改造費用をか
けるよりも同等の中古車を買った方が安上がりとなるケ
ースもあるのである。
【0048】次に、上記システムによる作業工程見積と
費用見積の実際の手順例を画面上の表示と併せて説明す
る。
【0049】図3〜図10はクレーンの架装を行う場合
(改造作業)の作業見積と費用見積を得るケースについ
て主要な画面表示を順に示す図である。
【0050】図3は目的車両の作業名選択・車種選択を
示す表示画面図であり、操作者はマウスによって目的該
当車種(ないし一般作業名)をクリックして選択する。
【0051】図4は目的車両ないしクレーン(部品名)
のメーカー名の選択表示画面であり、上記同様の方法で
選択を行う(以下の選択方法も同様)。
【0052】図5は当該クレーン架装作業に関する作業
見積、費用見積を行うに際して、過去の参照見積データ
を検索する画面表示である。
【0053】図6は上記検索によって選択した過去の類
似する参照作業の見積筆頭データであり、これを基に当
該作業に適合するよう異なる項目を変更して新規登録す
る。
【0054】次に、見積明細の作成作業に入り、過去の
作業データを基に異同を吟味して追加、変更を加えて当
該作業の見積明細を作成する。
【0055】即ち、図7のような部品・作業名と数量、
単価、金額を記載した過去の見積明細データを読み出
し、これを本作業に適合させるのである。
【0056】具体的には図8のように上物(部品)であ
る目的のクレーンを選択してそのイラスト図を各部の名
称を付記して画面表示し、目的作業の部位を選択(作業
項目の選択)し、図9のように該作業項目の部位をイラ
スト図で示すとともに細目の作業名を表示して、必要作
業名を選択する。
【0057】また、同時に図10のように上記作業名に
対応した細目の部品名一覧を表示して使用部品の選択を
行う。
【0058】上記手順にて本作業の見積明細書(図7)
が完成し、適当な書式でプリンタ装置9にて出力する。
【0059】このように本装置では作業工程見積と費用
見積が同時進行し、過去の作業見積データを有効に利用
することにより迅速且つ的確に上記煩雑な見積作業が容
易に実施できることとなる。
【0060】上記作業工程見積を受注された多数の車両
に対する整備・修理・改造作業について行うとともに見
積結果を集計すれば、各作業員への作業振り当て及び外
注作業指示書の形で印刷することができ、また各作業員
の担当する工程表(各作業員の毎日の作業スケジュール
を週単位、月単位に一覧したもの)として印刷すること
もでき、管理の合理化がはかれることになる。
【0061】また、見積と同時に本装置では過去の作業
データ1cとともに図11のような表示画面で一般的整
備・修理・改造作業の手順方法を示す文字情報と映像に
よる指導データ1d(図11はホイールアライメント計
測と調整の写真とその手順、ノウハウが示されてい
る。)が記憶装置2に蓄積され、随時検索して画面表示
して利用できるので、未熟練工においても単独で当該作
業に必要な手順、ノウハウを画面上で短時間で把握する
ことができる。この点、前記見積作業と併用すれば優れ
た自動車整備に関する教材となり得る。
【0062】さらに、前記見積明細書に当該目的車両と
同等の中古車及び中古部品の価格データを前記商品デー
タ1eから検索して参照データとして付記し、顧客の判
断資料として利用してもらうというサービスもできる。
【0063】尚、念のために付言すれば、本発明におけ
る車両の作業見積、費用見積の簡易化は過去の作業デー
タの文字情報、写真、ビデオ等の映像情報として蓄積、
及び数千種に及ぶ車両、部品材料の文字情報、映像情報
の蓄積に裏付けられるものである。
【0064】
【発明の効果】本発明に係わる車両の整備・修理・改造
作業の指導・見積装置は、上記のように構成されている
ため、以下に記載するような効果を有する。
【0065】(1)一般車両から特殊車両に到る整備作
業・修理作業・改造作業に対する作業工程見積と費用見
積が迅速に且つ未熟練工でも行うことができるという優
れた効果を有する。
【0066】(2)文字情報と映像による指導データと
個々の部品材料のイラスト図によって未熟練工でも個々
の作業の内容が即座に理解できるという優れた効果を有
する。
【0067】(3)また、前記見積明細書に当該目的車
両と同等の中古車及び中古部品の価格データを前記商品
データ1eから検索して参照データとして付記し、顧客
の判断資料として利用してもらうというサービスもでき
るという優れた効果を有する。
【0068】(4)作業工程見積を受注された多数の車
両に対する整備・修理・改造作業について行うとともに
見積結果を集計すれば、各作業員への作業振り当て及び
外注作業指示書の形で印刷することができ、また各作業
員の担当する工程表(各作業員の毎日の作業スケジュー
ルを週単位、月単位に一覧したもの)として印刷するこ
ともでき、管理の合理化がはかれるという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車両の整備・修理・改造作業の
指導・見積装置の実施例を示す全体構成図である。
【図2】制御処理装置の処理手順を示すフローチャート
例である。
【図3】当該目的車両の作業名選択・車種選択を示す表
示画面図である。
【図4】目的車両ないしクレーン(部品名)のメーカー
名の選択表示画面である。
【図5】当該クレーン架装作業に関する作業見積、費用
見積を行うに際して、過去の参照見積データを検索する
画面表示である。
【図6】上記検索によって選択した過去の類似する参照
作業の見積筆頭データ画面である。
【図7】部品・作業名と数量、単価、金額を記載した過
去の見積明細データ画面である。
【図8】選択した上物(部品)である目的のクレーンの
イラスト図を各部の名称を付記して表示した画面であ
る。
【図9】作業項目の部位をイラスト図で示すとともに細
目の作業名を表示して、必要作業名を選択する画面であ
る。
【図10】上記作業名に対応した細目の部品名一覧を表
示して使用部品の選択を行う画面である。
【図11】一般的整備・修理・改造作業の手順方法を示
す文字情報と映像による指導データを表示する画面であ
る。
【符号の説明】
1 車両の整備・修理・改造作業に関する情報 1a 車両の種別、車両メーカー名、車両形式に関す
る情報 1b 部品材料、作業名に関する情報 1c 過去の作業データ 1d 指導データ 1e 商品データ 2 記憶装置 3 コンパクト・ディスクROMないし光ディスク 4 フロッピーディスク 5 読取装置 6 制御処理装置 7 表示装置 8 表示画面 9 プリンタ装置 10 入力装置 11 キーボード 12 マウス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の整備・修理・改造作業に関する情
    報であって、少なくとも車両の種別、車両メーカー名、
    車両形式、分割された車両各部の使用部品材料の名称と
    そのイラスト図、細分化された作業名とその工数及び使
    用部品材料の名称とイラスト図、過去の作業済車両の整
    備・修理・改造に関する文字情報と映像の作業データ、
    一般的整備・修理・改造作業の手順方法を示す文字情報
    と映像による指導データ、を含む情報を記憶する記憶装
    置と、記憶された前記情報を読み取る読取装置と、前記
    情報を画面上に表示する表示装置と、表示された情報を
    印刷するプリンタ装置と、入力装置と、前記読取装置の
    出力と前記入力装置の出力とに応答して、前記記憶装置
    に記憶された車両の整備・修理・改造作業に関する情報
    の中から当該目的車両の作業に類似する過去の作業デー
    タと該当する指導データ及び関係する情報を選択して前
    記表示装置に映像と文字情報として表示させ、当該目的
    車両の整備作業または修理作業または改造作業に必要な
    追加作業を前記分割された車両各部の使用部品材料の名
    称とそのイラスト図及び細分化された作業名とその工数
    及び使用部品材料の名称とイラスト図の中から選択して
    加え且つ不要な作業を削除させ、少なくとも当該目的車
    両の整備作業または修理作業または改造作業の作業名、
    作業工程数、使用部品材料名とその数量、を前記表示装
    置に表示させ、前記プリンタ装置に少なくとも当該車両
    に対する作業内容の工数見積及び使用部品材料名とその
    数量を印刷させる一連の制御を行う制御処理装置と、か
    らなることを特徴とする車両の整備・修理・改造作業の
    指導・見積装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶装置に車両の整備・修理・改造
    作業に関する情報であって、少なくとも車両の種別、車
    両メーカー名、車両形式、分割された車両各部の使用部
    品材料の名称とその価格及びそのイラスト図、細分化さ
    れた作業名とその工数と工賃及び使用部品材料の名称と
    価格、過去の作業済車両の整備・修理・改造に関する文
    字情報と映像の作業データ、一般的整備・修理・改造作
    業の手順方法を示す文字と映像による指導データ、を含
    む情報を記憶させ、前記処理装置にて少なくとも当該目
    的車両の整備作業または修理作業または改造作業の作業
    名、作業工程数、工賃、使用部品とその価格、を表示装
    置に表示させ、前記プリンタ装置に少なくとも当該車両
    に対する作業内容見積と工賃の見積明細及び使用部品材
    料名とその合計価格を印刷させる一連の制御を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の車両の整備・修理・改造作
    業の指導・見積装置。
  3. 【請求項3】 記憶装置に中古車の車種別・年式別市場
    価格と、中古部品・機材の寸法規格と市場価格を集積し
    た商品データを追加データとして記憶させ、前記処理装
    置にて当該目的車両の修理作業または改造作業の工賃及
    び使用部品価格を見積るとともに前記商品データの中か
    ら当該車両に相当する中古商品を検索して比較参照デー
    タとして併せて表示装置に表示させ、前記プリンタ装置
    に見積明細とともに印刷させる一連の制御を行うことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の車両の整備・
    修理・改造作業の指導・見積装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003050879A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Tsubasa System Co Ltd 自動車修理に関する情報取得方法
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JP4780889B2 (ja) * 2000-02-15 2011-09-28 株式会社イー・エー・シー 事故車の損傷部認識システム及びプログラム
CN103569070A (zh) * 2012-08-01 2014-02-12 博世汽车部件(苏州)有限公司 一种用于指示故障的方法和装置
KR102011238B1 (ko) * 2019-01-17 2019-08-20 주식회사 히즈컴퍼니 중고 차량 거래 방법 및 이를 실행하기 위하여 기록매체에 기록된 컴퓨터 프로그램

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