JP2010146446A - 廃棄自動車買取見積システム - Google Patents

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JP2010146446A JP2008325175A JP2008325175A JP2010146446A JP 2010146446 A JP2010146446 A JP 2010146446A JP 2008325175 A JP2008325175 A JP 2008325175A JP 2008325175 A JP2008325175 A JP 2008325175A JP 2010146446 A JP2010146446 A JP 2010146446A
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昌之 針ヶ谷
Seiji Chiba
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Abstract

【課題】リユース可能な部品の価値を適切に反映させた見積を容易に行うことができる廃棄自動車買取見積システムを提供する。
【解決手段】自動車の車種を示す車種情報と、複数の部品情報と、それら複数の部品についてそれぞれ車両のどの部位に搭載されるのかを個別に示す複数の部位情報と、それら複数の部品についてそれぞれ過去のリユース販売の価格実績を示すリユース価格情報とを、複数の車種についてそれぞれ関連付けしたデータを記憶するサーバー機10と、見積対象となる廃棄自動車の車種情報である見積車種情報、及び、該廃棄自動車にてリユース部品の取り出しが可能な部位の情報である取り出し部位情報、を入力するクライアント機20とを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄処分される廃棄自動車の買取価格を見積もるための廃棄自動車買取見積システムに関するものである。
従来より、ユーザーの意志によって廃棄処分が決定された廃棄自動車は、処理業者のもとに持ち込まれてスクラップ処分されている。この際、金属、ゴム、プラスチックなどの様々な原料が取り出される。それらのうち、原料としてリサイクルが積極的に行われているのは金属だけである。プラスチックやゴムなどの非金属は、種類別に仕分けすることが困難であることから、仕分けしないままに細かく破砕してシュレッダーダスト(Automobile Shredder Residues)にした後、焼却処分しているのが現状である。
一方、廃棄自動車から取り出される様々な部品のうち、まだ十分に使用できるものをリユース部品として市場に再供給する流れ(以下、リユースフローという)が確立されれば、金属のみならず、非金属も積極的にリサイクルすることができる。
このようなリユースフローを確立するためには、多くの処理業者のうち、そのフローに協力する処理業者に対して、部品需要の高い人気車種が安定供給されることが重要である。そして、そのためには、フローに協力する処理業者が、リユース部品を販売することによる収益増加に応じて、廃棄自動車を従来よりも高い価格で買い取ることで、集客率を高めていくことが望ましい。
ところが、廃棄処分される廃棄自動車が、全ての部品をリユース部品として再利用できる状態にあるとは限らない。むしろ、事故によって大きな損傷を受けていたり、保守の不十分な部位があったりなどの理由により、一部の部品しかリユースできない場合の方が多い。そのような場合には、例えば車両フロント部分は損傷がひどいのでリユース可能な部品は無いなどといった具合に、外観や走行距離などに基づいて、車両の各部位についてそれぞれリユースの可否を個別に判定することは可能である。しかしながら、リユース可と判定した部位にどのような部品がいくつ含まれているのかを調査するのには、大きな手間がかかる。しかも、調査したところで、その部品のリユース市場における適正価格を把握することができなければ、リユース可能な部品の価値を適切に反映させた見積を行うことはできない。
本発明は以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リユース可能な部品の価値を適切に反映させた見積を容易に行うことができる廃棄自動車買取見積システムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、廃棄処分される廃棄自動車の買取価格を見積もるための廃棄自動車買取見積システムにおいて、自動車の車種を示す車種情報と、該車種に搭載される複数の部品をそれぞれ個別に示す複数の部品情報と、それら複数の部品についてそれぞれ車両のどの部位に搭載されるのかを個別に示す複数の部位情報と、それら複数の部品についてそれぞれ過去のリユース販売の価格実績を示すリユース価格情報とを、複数の車種についてそれぞれ関連付けしたデータを記憶するデータ記憶手段と、見積対象となる廃棄自動車の車種情報である見積車種情報、及び、該廃棄自動車にてリユース部品の取り出しが可能な部位の情報である取り出し部位情報、を入力する入力手段と、該データにて、該見積車種情報と同一の車種情報に関連付けられた複数の部品情報のうち、該取り出し部位情報と同一の部位情報に関連付けられた部品情報、及びこの部品情報に関連付けられたリユース価格情報を特定する特定手段と、該特定手段によって特定されたリユース価格情報の合計に基づいてリユース用部品買取価格を算出した後、該リユース用部品買取価格に基づいて該廃棄自動車の買取価格を算出する算出手段とを設けたことを特徴とするものである。
この発明においては、特定手段が、入力手段に入力された見積車種情報及び取り出し部位情報に基づいて、見積対象となる廃棄自動車の各部位のうち、部品のリユースが可能な部位についてだけ、それに含まれる部品の情報を特定する。これにより、見積作業者に対して、リユース可と判定した車両部位についてどのような部品がいくつ存在するのかを調査するという、手間のかかる作業を負わせることなく、見積対象となる廃棄自動車に搭載される複数の部品のうち、リユースが可能な部品の情報を特定する。しかも、算出手段が、リユース可能な部品のリユース販売実績として特定手段によって特定されたリユース価格情報の合計に基づくリユース部品買取価格を算出し、算出結果を廃棄自動車の買取価格に反映させる。よって、リユース可能な部品の価値を適切に反映させた見積を容易に行うことができる。
以下、本発明を適用した廃棄自動車買取見積システムの実施形態について説明する。図1は、実施形態に係る廃棄自動車買取見積システムを示す概略構成図である。図示のように、実施形態に係る廃棄自動車買取見積システムは、サーバー機10と、複数のクライアント機20とを具備している。サーバー機20は、ワークステーションなど、サーバー用のソフトウエアを起動可能な高性能のコンピュータからなり、サーバー用のオペレーティングシステムや、WEB(World Wide Web)サーバー用アプリケーションがインストールされている。また、データ記憶手段としてのハードディスクドライブ(以下、HDDと記す)には、各所のデータベースを格納している。一方、複数のクライアント機20は、それぞれ、リユースフローに協力する処理業者のもとに設置されたパーソナルコンピュータからなり、パソコン用のオペレーティングシステムや、WEBブラウザソフトなどがインストールされている。サーバー機10と、複数のクライアント機20とは、インターネット回線を介して互いに通信可能になっている。それぞれのクライアント機20は、WEBブラウザによってサーバー機10にアクセスした上で、予め付与されたユーザーID及びパスワードを適切に発信することで、サーバー機10にログオンすることができる。
図2は、サーバー機10にログオンした状態のクライアント機20のディスプレイに表示される見積入力画面の上部箇所を示す模式図である。見積作業者は、ログオンが成立した後、クライアント機20のディスプレイに表示された見積入力という文字をクリックする。すると、サーバー機10は、クライアント機20のブラウザウインドウに、図示の見積入力画面を表示させるためのHTML(HyperText Markup Language)データを送信する。
見積入力画面は、同図に示す伝票情報入力部A1、車両情報入力部A2、及び保険情報入力部A3の他に、後述する部品情報入力部A4、及び価格明細入力部A5から構成されている。伝票情報入力部A1は、見積伝票に関する情報と、顧客に関する情報と、廃棄車両の基本情報とを入力するための画面領域である。符号30〜42で示される複数のテキストボックスやチェックボックスなどから構成されている。
伝票番号テキストボックス30は、見積伝票の通番を入力するためのボックスである。サーバー機10は、クライアント機20から図示の見積入力画面を表示したい旨の情報が送られてくると、まず、新規の見積作業を行うための見積入力画面の情報をHTML言語で構築してクライアント機20に送信する。この初期の見積入力画面では、サーバー機10によって採番された伝票番号が伝票番号テキストボックス30に入力される。なお、過去の見積作業で作成された見積伝票の情報を読み出したいときには、該当する伝票番号を伝票番号テキストボックス30に入力し直す。すると、見積入力画面が、新規の見積作業を行うための画面から、過去の見積情報を表示する画面に変更される。
見積日付テキストボックス31は、見積作業が行われた日付を入力するためのボックスである。初期状態では、初期画面作成時の年月日が見積日付テキストボックス31に入力される。また、成約日付テキストボックス32は、見積した買取条件での契約が成立したときの年月日を入力するためのボックスである。成約チェックボックス34のチェックがオンされると、その時点の年月日が成約日付テキストボックス32に自動で入力される。また、見積担当者名リストボックス33は、見積担当者名を入力するためのボックスである。サーバー機10は、複数のクライアント20にそれぞれ固有のクライアント情報を記憶している。そして、そのクライアント情報に基づいて、見積担当者名リストボックスのプルダウンメニューに、ログオンしているクライアント20に固有の担当者名リストを表示させる。また、顧客(ユーザー)名テキストボックス35、フリガナテキストボックス36は、それぞれ、顧客の名前もしくは名称、フリガナを入力するためのボックスである。また、連絡先テキストボックス37、メールアドレステキストボックス38はそれぞれ、顧客の連絡先電話番号、メールアドレスを入力するためのボックスである。また、車両登録番号入力部39、台車番号入力部40、初年度登録日付入力部41、車検満了日入力部42はそれぞれ、見積対象となる廃棄自動車の車両登録番号、車台番号、初年度登録年月日、車検満了年月日を入力するためのボックスである。見積作業者は、車検証に記載されている情報に基づいて、それらのボックスに適切な情報を入力する。
車両情報入力部A2は、見積対象となる廃棄自動車の車両情報を入力するための画面領域である。符号43〜52で示される複数のボックスなどから構成されている。それらボックスのうち、車種テキストボックス43の図中左側には、ハイパーリンクが貼られた「車両検索」という文字列からなるリンク文字が配設されている。見積作業者がこのリンク文字をクリックすると、サーバー機10は、クライアント機20のディスプレイに対して、図示の見積入力画面とは異なる車両検索画面を別のウインドウで表示させる。この車両検索画面は、車両名称、又は車検証に記載されている型式に基づいて、見積対象となる廃棄自動車のメーカー名、車種名、及び車両型式を特定するためのものである。車両検索画面で車種が特定されると、特定された車種のメーカー名及び車両名称が、見積入力画面の車種テキストボックス43に自動で入力される。また、その車種の車両型式が、見積入力画面の車両型式テキストボックス44に自動で入力される。
サーバー機10のHDDには、上述した伝票データベースや車両検索データベースの他に、車種データベース、部品データベース、部品販売実績データベースなどが格納されている。車種データベースは、市販自動車の複数の車種のそれぞれについて、(1)メーカー名と、(2)車種名称と、(3)車両型式番号と、(4)エンジン型式番号と、(5)車両重量と、(6)排気量と、(7)車両形状と、(8)部品番号一覧とを関連付けて記録するものである。なお、部品番号一覧は、(2)の車種に搭載され且つこの廃棄自動車買取見積システムで取り扱うことが可能な全ての部品の部品番号を一覧形式で記録したものである。
上述した部品データベースは、各車種に固有の複数の部品について、(11)部品番号と、(12)部品名称と、(13)搭載部位番号と、(14)ASSY情報とを関連付けて記録するものである。なお、(13)の搭載部位番号は、(11)の部品番号に対応する部品について、車両のどの部位に搭載されるものであるのかを示す番号であり、詳細は次に列記する通りである。
10:フロント外装、12:左サイド外装、13:左サイド外装、14:リア外装、15:ルーフ外装、16:その他外装、21:内装、31:エンジン系、32:排気系、41:トランスミッション系、42:デファンシャル・走行系、43:懸架系、51:電装系、61:足回り系
上述した部品販売実績データベースは、様々な部品について、リユース市場での過去の販売実績価格をリユース価格情報として記録するためのものである。そして、(21)部品番号と、(22)部品名称と、(23)搭載部位番号と、(24)車種名称と、(25)車種型式番号と、(26)部品年式と、(27)販売実績価格と、(28)販売日とを関連付けて記録している。
サーバー機10は、車種テキストボックス43や、車両型式テキストボックス44内にデータを入力すると、メーカー名、及び車両型式番号に対応する車種を車種データベースから特定する。そして、特定した車種に対応するエンジン型式番号、車両重量、排気量を、エンジン型式テキストボックス45、車両重量テキストボックス48、排気量テキストボックス49にそれぞれ入力するための処理を実行する。また、その車種に対応する部品番号一覧と、上述した部品データベースとに基づいて、その車種に対応する部品名称一覧を、後述する部品情報入力部A4の部品一覧表に表示するための処理を実行する。この部品一覧表については後に詳述する。
トランスミッションリストボックス46は、見積対象となる廃棄自動車のトランスミッションについて、AT、MT、CVTの何れであるのかを選択入力するためのリストボックスである。また、駆動方式リストボックス47は、見積対象となる廃棄自動車の駆動方式について、FF、FR、MR、RR、4WDの何れであるのかを選択入力するためのリストボックスである。また、燃料テキストボックス50は、見積対象となる廃棄自動車に使用される燃料について、ガソリン、軽油の何れであるのかを選択入力するためのリストボックスである。また、形状番号テキストボックス51は、見積対象となる廃棄自動車の形状を示す形状番号を入力するためのボックスである。これらボックスに入力される情報についても、リユース部品の買取価格の算出に反映させず、あくまでも参考情報として記憶する。なお、形状リストボックス52は、見積対象となる廃棄自動車の形状について、ハードトップ、クーペ、ハッチバック、ワゴンの何れであるのかを選択入力するためのリストボックスであり、ここに入力された形状に対応する形状番号が前述した形状番号テキストボックス51に自動で入力される。
廃棄自動車の廃車手続を行うと、その廃棄自動車について支払い済みの税金の一部や、自賠責保険加入金の一部の還付を受けられる場合がある。保険情報入力部A3は、必要事項を入力して還付金の計算を行うための画面領域である。符号53〜64で示される各種ボックスなどから構成されている。
サーバー機10は、重量税データベース、自動車税データベース、自賠責データベースなども、HDDに格納している。重量税データベースは、自動車の重量税の月額と、重量税適用区分(例えば乗用−自家用1.5t以下)とを関連付けるものである。また、重量税データベースは、自動車税の月額と、自動車税適用区分(例えば乗用−自家用1500cc以下など)とを関連付けるものである。また、自賠責データベースは、自賠責保険の標準月額と、自賠責適用区分(例えば乗用車など)とを関連付けるものである。保険情報入力部A3の還付起算日テキストボックス53は、各種税金の還付金の起算日を入力するためのボックスである。また、自賠責起算日テキストボックス54は、自賠責保険の還付金の起算日を入力するためのボックスである。通常、廃棄自動車の売買契約が成立してから、その廃棄自動車の廃車手続を完了するまでには、ある程度の日数を要するため、見積作業者は、その日数を考慮して、適切な起算日を還付起算日テキストボックス53や自賠責起算日テキストボックス54に入力する。サーバー機10は、還付起算日テキストボックス53に年月日が入力されると、その年月日から、伝票情報入力部A1の車検満了日入力部42に入力されている車検満了日までの月数を計算する。そして、その結果を重量税残月数として、重量税残月数テキストボックス57に自動入力するための処理を実行する。また、還付起算日テキストボックス53に入力された年月日から、その後の3月末までの月数を計算し、その結果を自動車税残月数として自動車税残月数テキストボックス60に自動入力するための処理を実行する。
自賠責終了日テキストボックス55は、見積対象となる廃棄自動車が加入している自賠責保険の終了日を入力するボックスである。見積作業者は、自賠責保険証に記入されている終了日をそこに入力する。サーバー機10は、自賠責起算日テキストボックス54、自賠責終了日テキストボックス55にそれぞれ年月日が入力されると、2つの年月日の差分月数を計算する。そして、その結果を、自賠責残月数として自賠責残月数テキストボックス63に自動入力するための処理を実行する。また、重量税適用区分リストボックス58は、見積対象となる廃棄自動車の重量税適用区分を選択入力するためのリストボックスである。これに重量税適用区分の情報が入力されると、サーバー機10は、その区分に該当する重量税月額を上述した重量税データベースから特定する。そして、特定結果と重量税残月数との乗算結果を、重量税還付金額として還付重量税テキストボックス56に自動入力するための処理を実行する。また、自動車税適用区分リストボックス61は、見積対象となる廃棄自動車の自動車税適用区分を選択入力するためのリストボックスである。これに自動車税適用区分の情報が入力されると、サーバー機10は、その区分に該当する自動車税月額を上述した自動車税データベースから特定する。そして、特定結果と自動車税残月数との乗算結果を、自動車税還付金額として還付自動車税テキストボックス59に自動入力するための処理を実行する。また、自賠責適用区分リストボックス64は、見積対象となる廃棄自動車の自賠責適用区分を選択入力するためのリストボックスである。これに自賠責適用区分の情報が入力されると、サーバー機10は、その区分に該当する自賠責保険の標準月額を上述した自賠責データベースから特定する。そして、特定結果と自賠責残月数との乗算結果を、自賠責保険還付金額として還付自賠責テキストボックス62に自動入力するための処理を実行する。
図3は、見積入力画面の部品情報入力部A4を示す模式図である。この部品情報入力部A4は、型式等で指定された車種に搭載される部品のうち、リユース可能な部品を特定してその買取価格を見積するための情報を入力する画面領域であり、図2に示した保険情報入力部A3の下に表示される。符号65〜88で示される複数のボックスやボタンなどから構成されている。
型式テキストボックス66、車種名称テキストボック67は、見積対象となる廃棄自動車の車種名称、車種型式番号を入力するためのボックスである。サーバー機10は、先に説明した車両情報入力部A2の車種テキストボックス43、車両型式テキストボックス44にそれぞれデータを入力すると同時に、型式テキストボックス66、車種名称テキストボック67にもデータを入力するための処理を実行する。また、部品一覧表69は、型式等で指定された車種について、上述した車種データベースに登録されている部品番号一覧と、部品販売実績データベースとに基づいて作成される。具体的には、符号65、68、符号72〜86で示されるボックスは、それぞれ部品抽出条件を指定するためのボックスである。部品抽出条件は、型式テキストボックス66、及び車種名称テキストボック67に対する入力で指定された車種に搭載される部品のうち、どの部品を見積対象として抽出するのかを示す条件である。サーバー機10は、反映ボタン88がクリックされると、部品抽出条件を満足する部品だけを抽出して、部品一覧表69に一覧表示する処理を実行する。なお、一覧表示には、部品名称とともに、搭載部位番号、数量、最大単価、平均単価、及び最小単価が表示される。掲載部位番号は、上記(13)や(23)の番号である。また、数量は、過去の販売実績回数である。その部品の販売実績が部品販売実績データベースにいくつ登録されているのかを示しており、いわゆる売れ筋商品ではこの数量の値が大きくなる。また、最大単価は、その部品について部品販売実績データベースに登録されている販売実績のうち、最大の販売実績価格を示すものである。また、最小単価は、その部品について部品販売実績データベースに登録されている販売実績のうち、最小の販売実績価格を示すものである。また、平均単価は、全ての販売実績価格の合計を数量で除算したものである。
実績検索期間リストボックス65は、型式等で指定された車種の各部品のうち、どのような直近期間(以下、検索直近期間という)に販売実績があったものを見積対象にするのかを、部品抽出条件として選択入力するためのリストボックスである。また、ASSYチェックボックス68は、ASSYを見積対象に含めるか否かを指定するためのチェックボックスである。ASSYは、複数の部品がまとめられた部品ユニットである。初期状態では、ASSYチェックボックス68のチェックがオンになっている。ASSYチェックボックス68のチェックがオフされると、ASSYが抽出対象から除外される。これにより、ASSYの取り扱いを望まない処理業者に対しては、ASSYを買取リユース部品に含めない見積処理を提供することができる。また、最低実績数量テキストボックス72は、型式等で指定された車種における各部品のうち、検索直近期間における販売実績数量がいくつ以下のものを見積対象から除外するのかを、部品抽出条件として入力するためのボックスである。初期状態では、空白になっている。最低実績数量テキストボックス72に最低数量が入力されていると、検索直近期間内における販売数量が最低数量を上回る部品だけが見積対象として抽出される。これにより、見積作業者の望む検索直近期間に販売実績があった部品だけを買取リユース部品に含めることができる。
図3において、73から86までの符号で示されているチェックボックスは、それぞれ、型式等で指定した車種における各部品のうち、車両のどの部位に搭載された部品を見積対象にするのかを、部品抽出条件として指定するための搭載部位チェックボックスである。初期状態では、何れの搭載部位チェックボックスもチェックがオンになっている。何れかの搭載部位チェックボックスのチェックがオフされると、その搭載部位チェックボックスに対応する部位に関連付けられている部品(その部位に搭載される部品)が、抽出対象から除外される。例えば、フロント外装チェックボックス73のチェックがオフされると、部品データベースにて、フロント外装を示す「10」という搭載部位番号に関連付けられている部品が抽出対象から除外される。これにより、何れかの部位に著しい損傷やメンテナンス不良がある車両であっても、リユース可能な部品だけを抽出して買取リユース部品に含めることができる。
サーバー機10は、反映ボタン88がクリックされると、これまで説明した部品抽出条件を全て具備する部品だけを抽出して、部品一覧表69に一覧表示するための処理を実施する。また、合計表示部70に、上述した最大単価の合計、平均単価の合計、最小単価の合計をそれぞれ表示するための処理も実施する。また、掛け率テキストボックス87は、部品一覧表69に表示されている部品の販売実績(最小単価)に対する掛け率を入力するためのテキストボックスである。後述するが、この廃棄自動車買取見積システムにおいては、販売実績の最小単価にその掛け率を乗ずることで、リユース部品の買取価格を求めるようになっている。また、売上明細表71は、見積作業者から指定された特定の部品について、過去の販売実績を一覧形式で表示する画面領域である。具体的には、見積作業者が部品一覧表69に表示されている部品名称のうち、任意の部品名称をクリックすると、サーバー10は、その部品名称に対応する部品の過去の販売実績を、上述した部品販売実績データから抽出して、売上明細表71に一覧表示するための処理を実施する。
図4は、見積入力画面の価格明細入力部A5を示す模式図である。この価格明細入力部A5は、見積価格の各種計算条件を入力するための画面領域であり、図3に示した部品情報入力部A4の下に表示される。符号89〜100で示される複数のボックスなどから構成されている。
パーツ価格チェックボックス89は、見積対象となる廃棄自動車について、リユース部品の価値を反映させた見積を行うか否かを指定するためのチェックボックスである。このパーツ価格チェックボックス89のチェックがオンになっていると、サーバー機10は、上述した最小単価の合計に掛け率を乗じた結果を、リユース用部品買取価格として、部品買取価格テキストボックス90に入力する処理を実施する。なお、100円未満の端数については切り捨てして入力する。また、輸出用エンジン価格チェックボックス93は、見積対象の排気自動車のエンジンについて、輸出用エンジンとして見積するか否かを指定するためのチェックボックスである。見積作業者は、エンジンについて輸出用エンジンとして扱う場合には、輸出用エンジン価格チェックボックス93のチェックをオンにする。そして、エンジン価格テキストボックス94に、輸出用エンジンとしての買取価格を入力する。なお、サーバー機10は、輸出用エンジン価格チェックボックス93のチェックがオンされた際に、エンジン系チェックボックス80のチェックがオンされている場合、即ち、エンジンがリユース可能な部品として国内用の見積対象に含まれている場合には、エンジン系チェックボックス80のチェックを強制的にオフする処理を実施する。これにより、エンジンについて、国外向け及び海外向けの重複見積の発生を回避することができる。
スクラップ価格テキストボックス91は、廃棄自動車について金属材料としての買取価格を入力するためのボックスである。サーバー機10は、車両型式番号に基づいて特定した車両重量に対して、予め設定されている金属重量変換係数と金属単価とを乗ずることで、スクラップ価格を計算する。金属重量変換係数は、車両重量に対する金属材料重量の割合を示す係数であり、ユーザーによって任意の数値に設定することが可能である。また、金属単価は、金属の単位重量あたりの単価であり、これもユーザーによって任意の数値に設定することが可能である。このように、車両重量と金属重量変換係数と金属単価との乗算によってスクラップ価格を求める。但し、符号93、80、81の何れかのチェックがオンになっている場合には、次のような計算を行う。即ち、符号93、80のチェックの何れかがオンになっている場合には、車両重量から所定のエンジン重量を減じた結果に対して、金属重量変換係数と金属単価とを乗算する。また、符号81のチェックがオンになっている場合には、車両重量から所定の排気系重量を減じた結果に対して、金属重量変換係数と金属単価とを乗算する。このような計算を行うことで、車両重量のうち、車両重量のうちで比較的高い金属重量比を占めているエンジンや排気系部品については、リユース用の買取部品として見積もった場合には、それらをスクラップ価格の算出から除外して、スクラップ価格を正確に見積もることができる。
排気量リストボックス92は、スクラップ価格の計算法を、車両重量に基づく方法から、排気量に基づく方法に変更したい場合に、見積作業者がその旨を選択入力するためのリストボックスである。また、引取距離リストボックス96は、見積対象の廃棄自動車を顧客のもとに引取に行ってレッカーやトラックによって持ち帰る場合に、引取距離を選択入力するためのリストボックスである。また、抹消費用リストボックス98は、陸運局に対する廃車手続など、廃棄自動車の登録抹消や、自賠責保険の解約の作業に対する対価を、選択入力するためのリストボックスである。また、その他費用テキストボックス99は、その他の諸費用が発生する場合に、それを数値で入力するためのボックスである。また、リサイクル費用テキストボックス100は、いわゆる自動車リサイクル法で定められたリサイクル料金を入力するボックスである。
見積作業者は、以上の各ボックスに必要事項を入力した後、登録ボタンをクリックすることで、サーバー10に対して、その内容をHDDに記録する処理を実行させることができる。また、見積書印刷ボタンをクリックすることで、図5に示すような見積書を印刷することも可能である。図5に示すように、本廃棄自動車買取見積システムでは、リユースパーツ算出分(部品買取価格テキストボックス90内のリユース部品買取価格)と、再資源化算出分(スクラップ価格)と、エンジン算出分(輸出用エンジン価格)との合計により、車両の買取価格(図示の例では8400円)を算出するようになっている。
以上の構成において、サーバー機10のHDDは、車種情報としての車両型式番号(2)と、複数の部品情報としての部品番号(11)及び部品名称(12)と、それら複数の部品についてそれぞれ固有の複数の部位情報である搭載部位番号(13)と、リユース価格情報である販売実績価格(27)とを、複数の車種についてそれぞれ関連付けしたデータ(車種データベース、部品データベース及び部品販売実績データベース)を記憶するデータ記憶手段として機能している。また、クライアント機20は、見積対象となる廃棄自動車の車種情報である見積車種情報としての車両型式番号や、取り出し部位情報である搭載部位チェックボックスに対するオンオフ情報を入力する入力手段として機能している。また、サーバー機10は、見積作業者によって入力された車両型式番号と同一の車両型式番号に関連付けられた複数の部品のうち、搭載部位チェックボックスのチェックがオンになっている部位に関連付けられた部品、及びこの部品情報に関連付けられた販売実績を特定する特定手段として機能している。更には、販売実績である最小単価の合計に基づいてリユース部品買取価格を算出した後、算出結果に基づいて廃棄自動車の買取価格を算出する算出手段としても機能している。
これまで、入力手段として、クライアント機20を用いた例について説明したが、実施形態に係る廃棄自動車買取見積システムでは、入力手段として携帯電話を使用することも可能になっている。携帯電話の場合には、携帯電話用の小さな画面を表示させるように、クライアント機20とは異なるURLにアクセスする。
実施形態に係る廃棄自動車買取見積システムを示す概略構成図。 サーバー機にログオンした状態のクライアント機のディスプレイに表示される見積入力画面の上部箇所を示す模式図。 同見積入力画面の部品情報入力部を示す模式図。 同見積入力画面の価格明細入力部を示す模式図。 同廃棄自動車買取見積システムによって印刷される見積書の一例を示す模式図。
符号の説明
10:サーバー機(データ記憶手段、特定手段、算出手段)
20:クライアント機(入力手段)

Claims (1)

  1. 廃棄処分される廃棄自動車の買取価格を見積もるための廃棄自動車買取見積システムにおいて、
    自動車の車種を示す車種情報と、該車種に搭載される複数の部品をそれぞれ個別に示す複数の部品情報と、それら複数の部品についてそれぞれ車両のどの部位に搭載されるのかを個別に示す複数の部位情報と、それら複数の部品についてそれぞれ過去のリユース販売の価格実績を示すリユース価格情報とを、複数の車種についてそれぞれ関連付けしたデータを記憶するデータ記憶手段と、見積対象となる廃棄自動車の車種情報である見積車種情報、及び、該廃棄自動車にてリユース部品の取り出しが可能な部位の情報である取り出し部位情報、を入力する入力手段と、該データにて、該見積車種情報と同一の車種情報に関連付けられた複数の部品情報のうち、該取り出し部位情報と同一の部位情報に関連付けられた部品情報、及びこの部品情報に関連付けられたリユース価格情報を特定する特定手段と、該特定手段によって特定されたリユース価格情報の合計に基づいてリユース用部品買取価格を算出した後、該リユース用部品買取価格に基づいて該廃棄自動車の買取価格を算出する算出手段とを設けたことを特徴とする廃棄自動車買取見積システム。
JP2008325175A 2008-12-22 2008-12-22 廃棄自動車買取見積システム Pending JP2010146446A (ja)

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