JP2001350948A - 製品の取引方法、販売/処理仲介システム、情報提供装置 - Google Patents

製品の取引方法、販売/処理仲介システム、情報提供装置

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JP2001350948A
JP2001350948A JP2000172332A JP2000172332A JP2001350948A JP 2001350948 A JP2001350948 A JP 2001350948A JP 2000172332 A JP2000172332 A JP 2000172332A JP 2000172332 A JP2000172332 A JP 2000172332A JP 2001350948 A JP2001350948 A JP 2001350948A
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Japan
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JP2000172332A
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English (en)
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Takuya Yoshida
卓弥 吉田
Kenji Baba
研二 馬場
Takayuki Kuwabara
崇行 桑原
Tatsuo Furukawa
達夫 古川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の販売、再利用(リユース)、処理(リ
サイクル)、処分を円滑かつ効率的に行う、廃棄物の少
ない循環システムとその仲介方法を提供する。 【解決手段】 新品と使用済み品を価格と品質で等級づ
けてインターネット上で統一的に在庫情報を開示し、購
入希望者の希望予算と等級に合致する品目を検索して情
報提供し、取引の成立しなかった使用済み品は自動的に
処理手続きを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家電品やOA機器
などの工業製品等の製品の販売、再利用(リユース)、
処理(リサイクル)、処分と、これらの仲介、決済を行
う製品の、取引方法、情報提供装置、販売/処理仲介シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】製品の販売、再利用(リユース)、処理
(リサイクル)、処分(埋立等)の流れの各段階におけ
る取引は、一般にはそれぞれ独立した市場でなされてき
た。製品の販売は、メーカーの新製品を扱う小売店(通
信販売を含む)でなされ、中古品の販売は消費者から使
用済み品を受け取って販売するリサイクルショップや、
消費者が自ら出店するフリーマーケット等で販売されて
いる。中古品の販売については、インターネット上での
仲介やオークションがなされることもある。その例とし
て特開平10−49592号、特開平11-25164
号があり、これは、中古車を対象にユーザの希望条件を
入力し、合致する中古車を在庫登録と照合して特定し情
報提供するものである。他の従来例には特開平11-6
6148号がある。これは中古品の買取価格の算出基準
を記載したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のシス
テムには次のような課題がある。第一に製品を廃棄しよ
うとする者にとっては、使用済み品がまだ使用可能であ
ってもこれを販売できず、廃棄処分にせざるをえないこ
とが多かった。これは、廃棄者が自ら数少ないリサイク
ルショップやフリーマーケットを探さなくてはならず、
かつまたその製品がいくらで売れるか予想がつかず、こ
れらの労力を避ける結果、廃棄処分に託すためである。
【0004】第二に製品を購入しようとする者(以下、
購入希望者と記す)にとっては、希望する品目とグレー
ドにあった製品を必ずしも満足できる価格で取得できて
いるわけではない。購入希望者の中には、希望する品目
の希望グレードにあった製品を購入する際に、例えば、
新品でなくても、使用年数が短く損傷の少ない中古品が
あればより低価格で購入したいという希望があったりす
るが、このような希望を考慮して取引することは従来困
難であった。これは、前述のように新品と中古品の取引
が通常は別々になされているためであり、また、購入希
望者はリサイクルショップやフリーマーケットの情報を
別途入手しなくてはならず、中古品市場は十分に成熟し
ておらず、現実にそこで希望条件に見合う中古品在庫を
見いだすことは困難だったためである。また、中古品の
取引に関しては、購入希望者に対しては当該製品の性能
・機能の状態、すなわち機能損傷や劣化度の有無・程度
の情報が十分に提供されず、仮に提供されていても、こ
れら中古品の品質に関わる因子や表現方法がまちまちで
あるために、購入希望者が複数の候補品の品質を比較検
討することは困難であり、候補品の動作保証の情報ない
しその基準もないことが多く、これらの点からも中古品
市場において効率的かつ客観的に公正な取引を実現する
ことは困難であった。
【0005】第三に、したがってこのようなシステムで
は、使用済み品は廃棄されることが多くなり、購入希望
者も中古品の取得機会に十分に恵まれないために、製品
の再利用(リユース)によるごみ減量効果が期待できな
いだけでなく、まだ市場価値のある使用済み品を多く廃
棄することにより資源と経済の損失を招いている。
【0006】第四に、従来のオークションでは、対象と
なる商品は一定の期間せりにかけられるために、購入希
望者が申込をしても、競合者が前記購入希望者よりも高
い付け値をつけ可能性が高いために、前記せり期間が終
わるまで購入できるかどうかわからず、購入価格と購入
できる可能性の両面で不確実性があり、例えば購入希望
者がすぐに確実に入手したい場合などには適さない。他
の従来例には特開平11−66148号がある。これは
中古品の買い取り価格の算出基準を記載したものであ
る。
【0007】本発明の目的は、家電品やOA機器などの
工業製品等の製品の販売、再利用、処理、処分と、これ
らの仲介、決済を可能にする製品の取引方法、情報提供
装置、販売/処理仲介システムを提供するものである。
さらに本発明の目的は、こうした製品の販売/処理仲介
をインターネット等のネットワークを通じて可能にする
製品の取引方法間、情報提供装置、販売/処理仲介シス
テムを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、使用済み製品
についての、品目名・形式分類・メーカ名を含む分類情
報と、価格情報と、該使用済み製品を診断または評価し
て得た品質情報と、外観・機能・性能を含む仕様情報と
を、インターネットのホームページ上であるいはダウン
ロードして検索または閲覧可能な形態で公開することを
特徴とする製品の取引方法を開示する。
【0009】更に本発明、ホームページにアクセスした
購入希望者側の端末から入力された、購入希望品につい
ての、品目名ならびに型式分類についての情報と、希望
価格の情報と、あるいはさらに機能および動作の確実性
や、変色や損傷等の外観劣化についての品質情報と、あ
るいはさらに、付加機能、性能、サイズ、重量等の仕様
情報と、希望納期の情報とからなる希望条件情報を受け
て、前記希望条件情報に合致する前記使用済み品または
新品の在庫の有無の情報を検索し、該当する在庫品の有
無の情報および、前記在庫品が存在する場合は、該在庫
品が新品か使用済み品かを示す情報と、品目名ならびに
型式分類の前記情報と、前記価格情報と、機能および動
作の確実性や、変色や損傷等の外観劣化についての前記
品質情報と、付加機能、性能、サイズ、重量等について
の前記仕様情報を、前記購入希望者側の端末に向けて返
信することを特徴とする製品の取引方法を開示する。
【0010】更に本発明は、使用済み製品を受け付けて
保管し、保管中の製品情報及び価格情報を通信回線を通
じて顧客に開示提供して取り引きを行わせ、取り引きの
ないまま所定期間を越えて保管中の製品は、引き取り又
は処分を行う製品販売/処理仲介システムにおいて、上
記顧客への開示は、使用済み製品についての、品目名・
形式分類・メーカ名を含む分類情報と、価格情報と、該
使用済み製品を診断または評価して得た品質情報と、外
観・機能・性能を含む仕様情報とを、インターネットの
ホームページ上であるいはダウンロードして検索または
閲覧可能な形態で公開することを特徴とする製品の販売
/処理仲介システムを開示する。
【0011】更に本発明は、使用済み製品の受付データ
を入力し受付ける入力手段と、この入力手段からの製品
情報を取り込み、製品保管施設における在庫情報をこの
製品情報に対応付けて管理する在庫管理サーバと、受付
け入力手段からの製品情報及び在庫情報管理サーバから
の在庫情報を集積すると共に、ネットワークを通じて、
購入希望者の操作端末に閲覧・検索可能に情報を提供す
る取引管理サーバと、を備える製品情報提供装置を開示
する。
【0012】更に本発明は、使用済み製品の買取りかリ
ースかの受付けデータを入力し、受付け製品の診断及び
評価の情報を含む製品情報を得又は入力する受付け入力
手段と、入力手段からの製品情報を取り込み、製品保管
施設における在庫情報をこの製品情報に対応付けて管理
する在庫情報管理サーバと、入力手段からの製品情報及
び在庫管理サーバからの在庫情報を取り込み、使用済み
製品に関する在庫情報と製品情報を集積し、ネットワー
クを通じて購入希望者の操作端末に閲覧・検索可能に情
報を提供すると共に、購入なき場合に在庫継続か否かを
決定する取引管理サーバと、この在庫継続でないとの決
定に基づいて当該製品の引き取りや処分のためのリサイ
クル管理を行うリサイクル管理サーバと、上記入力手段
による受付データの入力に基づいてリユース又は買取り
の契約及び委託料又は買取り料金情報を含む決済処理、
及び取引管理サーバによる購入成立に伴う決済処理、上
記引取りや処分に伴う決済処理を行う決済サーバと、を
備える製品の販売/処理仲介システムを開示する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による取引仲介システムの
1実施例の全体構成図を図1に示す。以下に、本実施例
で取り扱われる製品および、付随する情報と、料金等の
決済の流れを同図および、詳細説明のための図3〜9を
用いて説明する。
【0014】使用済み品が仲介会社に持ち込まれ、受付
ならびに付随する各種処理がなされるまでを説明する。
はじめに、使用済み品1は提供者13によって受付手段
111に持ち込まれ、前記受付手段111は、前記使用
済み品1の受け付けにともなって、図3に示すように、
まず決済端末処理工程1112で、前記使用済み品1を
受け付ける対価として前記提供者13から徴収するリユ
ース委託料金の決済を指示する情報を生成して決済サー
バ31(図1)に送信する等の処理を行い、つづく診断
工程1113で、前記使用済み品1の機能・動作および
外観、使用期間、あるいはさらに性能などを診断ないし
調査し、つづく評価工程1114で、前記診断工程11
13での診断結果にもとづいて、前記使用済み品1の品
質の等級付けおよび、価格評価、あるいはさらに補修の
要否の判断等の評価を行い、最後の製品情報送信工程1
115で、前記評価工程1114で評価された、製品品
質情報や価格情報等を在庫情報管理サーバ(図1)に送
信し、補修要否の情報を補修手段(図1)に送信する。
以下に、これら前記決済端末処理工程1112、前記診
断工程1113、前記診断工程1114、前記製品情報
送信工程1115のそれぞれにおける処理内容を詳述す
る。
【0015】前記決済端末処理工程1112での処理
は、具体的には、図4に示す決済端末1111を用いて
次のような手順でなされる。すなわち、前記提供者13
(図では省略)が、前記リユース委託料金を決済するた
めの、該提供者13の金融機関口座番号ならびに該金融
機関名称に関する情報(以下、提供者口座情報と記す)
が付与された決済用カード231を持参し、該決済端末
処理工程1112では、前記決済端末1111を操作し
て前記使用済み品1の受け取り業務を行うオペレータ
が、該決済端末1111に備えられた読取手段242に
よって、前記決済カード231に付与された前記提供者
口座情報を読みとらせ、前記オペレータはまた、該決済
端末1111に備えられた数字ボタンもしくはタッチパ
ネルなどの入力手段243を用いて、前記リユース委託
料金の金額等の情報232と、あるいは例えば前記提供
者13が決済カードを持参しておらず、前記リユース委
託料金が現金で受領される場合には、受領した該現金額
の情報および、提供者13の名前や住所等の情報、前記
受領額が現金決済であることを示す情報等からなる現金
決済情報233を入力し、該決済端末1111では、前
記読取手段242によって読み込まれた前記情報(以
下、読取情報と記す)と、前記入力手段243によって
入力された前記情報等(以下、入力情報と記す)とを受
けて、情報処理手段244が、該決済の支払側である前
記提供者13の前記提供者口座情報と、該決済の受取側
を特定する該決済端末1111ないし仲介会社11(図
1)に固有の識別情報と、該決済の支払額を表す前記リ
ユース委託料金額情報232等からなる決済指示情報2
34と、前記受取料金の受領を表す領収書を発行するた
めの領収書情報とを生成し、送信手段245が、生成さ
れた前記決済指示情報234を前記決済サーバ31(図
1)に無線送信して通知し、領収書発行手段246が、
生成された前記領収書情報にもとづいて領収書235を
前記提供者13に対して発行し、また表示手段241
は、これらの一連の処理を通じて、やりとりされる前記
読取情報、前記入力情報、前記決済指示情報、前記領収
書情報のうちのいずれかの情報ないしこれらをもとに編
集された情報、あるいは前記オペレータの作業を支援す
る指示情報等を表示する。ここで、前記決済用カード2
31は、具体的にはデビットカードやクレジットカード
を用いるとよい。また前記表示手段241は液晶表示画
面などでよい。また前記送信手段245による送信の方
法は、無線であることが望ましいが、これに限らず、一
般の電話回線やインターネット回線等を介するものでも
よく、あるいはさらに前記決済端末1111自体は送信
手段を持たず、前記仲介会社11内に設置されたパーソ
ナルコンピュータやローカルサーバに接続ケーブルや赤
外線通信プロトコルを介して接続することにより、前記
パーソナルコンピュータやローカルサーバを介して前記
決済指示情報234を前記決済サーバ31に送信する形
態をとってもよい。
【0016】前記診断工程1113でなされる前記機能
・動作の診断とは、該使用済み品1に付加された機能、
例えば、リモコン、予約機能、といった機能の有無と、
その動作確認等のことであり、外観の診断とは、該使用
済み品1の変色・損傷等の外観劣化に関わる事柄の診断
であり、使用期間の診断とは、該使用済み品1の使用期
間を前記提供者13にヒアリングするか、あるいは別の
方法で推定することであり、性能の診断とは、例えば該
使用済み製品1の消費電力や、その他に例えば、洗濯機
の場合は洗濯時間、ビデオの場合はダビング速度、液晶
テレビの場合は表示ドット数といった、該製品の使用目
的に関わる基本性能を診断することである。これらの診
断方法は、例えば機能・動作や性能については、所定の
テスト仕様を定めて、各機能ごとに一定回数繰り返して
動作チェックしたり、一定時間の連続試験を行ったり
し、外観については目視等により行うとよい。また前記
外観の診断時には、さらに該使用済み品1の写真を撮影
しておくとなおよく、またさらに、該診断工程1113
ではこれらの他にも、該使用済み品1のサイズ、重量等
の情報を計測ないし調査し、あるいはさらに該製品1が
不要になった時の廃棄方法、有害物質の使用の有無、該
製品の環境影響を評価した数値や認証などの環境関連情
報や、取扱説明書や保証書、メンテナンスの連絡先等の
サポート情報についても、その有無等を調査しておくと
なおよい。
【0017】前記評価工程1114における品質の等級
付けおよび価格評価の基準の一例を示すと図5に示す表
のようになる。ここでは品質の等級付けを、基本的に、
機能・性能については、それぞれの動作具合に応じて図
のように例えばA〜Fの6段階に、外観については、傷
や変色、汚れ、外形損傷などの程度に応じてA〜Dの4
段階に、使用期間については、期間の長さに応じてA〜
Gの7段階に、といった形でグレードに等級づけてい
る。価格の評価については、基本的に、前記品質の診断
・等級付け結果や、販売時の年式、使用年数、その他該
製品のその時々の売れ行き情報や、平均取引価格等の市
況にもとづいて設定すればよく、あるいはさらにその結
果を図に示すように新品価格を基準に等級づけてもよ
い。またさらに、同図に示すように前記環境情報や前記
サポート情報についても等級付けると、後述する検索サ
ービスでユーザに提供できる有用情報が増えてなおよ
い。また、前記品質の等級付けに関連して、前記機能・
性能の等級に応じて、例えば、等級Aの製品は1年間保
証、等級Bの製品は2年間保証、という形で該製品1の
保証レベルを設定してもよい。なお、以上で示した品質
の内容と区分の定義は一例であり、この他に、例えば前
記機能・性能と外観をまとめて1つの項目(品質)とし
て等級づけるなどしてもよいことはいうまでもない。
【0018】また前記評価工程1114における前記補
修要否の判断とは、該使用済み品1の機能・性能や外観
を比較的容易に補修できる場合などに、その補修の要否
を判断することであり、その方法としては、補修の難易
度と、補修後の価格評価あるいは品質評価の上昇度に応
じて、例えば、補修が容易で価格評価の上昇度が大きい
場合は補修し、逆に補修が困難で価格評価の上昇度が小
さい場合は補修しない、といった判断をするとよい。あ
るいはこれを評点付けに基づいて自動的に判断してもよ
く、次のような判定式を用いて決定することができる。 F=f(CP,fq,fr,p)=CP×fq/fr×
P ここで F: 予想利益増分、 CP: 現在の評価価格、 fq: 補修後の品質向上による評価価格上昇係数(>
1、見込み値)、 fr: 補修費影響係数(=1+RP/CP、見込み
値;RP:補修費) P: リスク係数(該製品が補修後にリユース取引が成
立する確度と、補修自体が成功する確度などリスク因子
の推定値を表す係数(0<P<1)) この場合、ある使用済み品の補修要否は上式でFの値
が、予め定められた目標基準額(例えば100円/台以
上の増分等)に達するかどうかで判断するとよい。この
ようにして前記評価工程1114では、様々な提供者か
ら提供された各製品の品質を同じ基準で統一的に管理で
きる評価情報を生成し、提供することにより、本発明の
システムでは、後述する検索サービスなどで製品の購入
希望者に正確かつ適切に必要な情報を提供できる。
【0019】前記製品情報送信工程1115から前記取
引管理サーバ1152に送信される情報は、前記評価工
程1114で生成された評価情報と、前記診断工程11
13で撮影された前記写真情報等の情報と、前記決済端
末処理工程1112で取得した前記提供者13の氏名、
住所・電話番号等の提供者情報、などからなる製品情報
であり、具体的には例えば図6に示すような項目からな
るが、このうち特に、例えば品質情報などについては前
記図5で示したような形で等級づけられていることが望
ましい。また、前記評価工程1114で該製品の補修を
した方がよいと評価された場合、前記情報送信工程11
15は、どのような補修をすればよいかの指示を前記補
修手段112に伝達する。該指示の伝達方法としては、
前記補修手段112の側に情報受信手段を設けて電子化
された前記指示情報を受領するとよく、あるいは該補修
指示の情報を印刷出力して、当該使用済み品1に添付し
て一緒に前記補修手段112に送付してもよい。
【0020】前記決済端末1111から前記決済サーバ
31に送信された前記決済指示情報234(図4)を受
けてなされる前記リユース委託料金の決済は次のように
なる。まず、決済サーバ31は、前記決済端末1111
から受けた前記決済指示情報234をもとに、支払い側
を前記提供者口座63、受け取り側を前記仲介会社口座
61、支払い額を前記リユース委託料金額とする決済デ
ータを生成して、通信回線を介してクリアリングサーバ
32に送信して伝達する。このさいに、前記提供者13
がカード決済でなく現金決済の場合の該現金決済情報
は、前記現金決済であることを示す情報によって、他の
カードによる決済情報と区別して取り除き、該決済サー
バ31はクリアリングサーバ32には前記カード決済情
報のみを送信する。区別された該現金決済情報は、前記
仲介会社11の売上管理において、電子決済分と現金決
済分を必要に応じて区別/統合して集計するのに使用す
るとよい。クリアリングサーバ32は、前記決済サーバ
31から受領した前記リユース委託料金に関する決済デ
ータに基づいて、支払い側の前記提供者口座63のある
金融機関サーバに対して、該提供者口座63から前記仲
介会社口座61への前記リユース委託料金の支払いを指
示する決済指示情報を、通信回線を介して伝達する。ま
た前記クリアリングサーバ32は、前記カード決済情報
を所定の時間間隔ごとに蓄積し、前記時間間隔内に特定
の金融機関どうしの取引が複数あった場合には前記複数
の取引の個別情報の他に、取引合計の差額分を精算した
情報を前記金融機関サーバに送信してもよい。前記提供
者口座63をもつ前記金融機関サーバは、前記決済サー
バ31から受けた、前記リユース委託料金の決済指示情
報に基づいて、前記提供者口座63から前記仲介会社口
座61への前記リユース委託料金の支払いを電子マネー
で決済する。このさいの支払い方法は通常の金融機関間
での決済方法でよい。
【0021】次に、前記受け付けられた使用済み品1
は、前記仲介会社11の保有する保管施設に搬入され、
該使用済み品1に関する前記製品情報は、メーカ14
(図では省略)によって製造された新品の製品情報と合
わせて、中古品と新品を統合した取引のための閲覧・検
索可能な情報として取引管理サーバ1152に提供され
てインターネットホームページ上で公開される。前記ホ
ームページにアクセスして前記使用済み品1と新品の製
品情報を閲覧・検索した購入希望者20による購入意志
の情報を受けることにより、前記取引管理サーバ115
2はどのような製品がどのように取引されるかの成否を
決定する。これらの手順を以下に説明する。前記受付手
段111で受け付けられた使用済み品1は、前記評価工
程1114での補修要否の判定結果に応じて前記補修手
段112に送られて補修・修理されたのち、運搬手段に
よって保管施設113に搬入される。前記運搬手段の例
としてはフォークリフトなどを使用するとよい。また、
前記製品情報送信工程1115(図3)から送信された
前記製品情報は、ローカルエリアネットワーク(LA
N)等の通信回線を通じて仲介サーバ115に備えられ
た在庫情報管理サーバ1151に伝達される。なお、前
記保管施設113には隣接して、搬入された前記使用済
み品1の一部を展示して販売する展示販売施設114が
備えられていると、該展示販売施設114を訪れた購入
希望者が実際に現品を確認することができ、なおよい。
【0022】前記在庫情報管理サーバ1151は、前記
保管施設113における前記使用済み品1の在庫情報
を、該使用済み品1の前記製品情報に対応づけて管理
し、該在庫情報ならびに製品情報を通信回線を介して取
引管理サーバ1152に伝達する。前記取引管理サーバ
1152は、前記在庫情報管理サーバ1151から受け
た前記使用済み品1に関する前記在庫情報と前記製品情
報および、メーカ14が製造した少なくとも1つ以上の
新品2に関する製品情報と該メーカの倉庫141での在
庫情報を通信回線を介して受け、これらの、使用済み品
1と新品2についての在庫情報と製品情報を集積して、
インターネット上で製品の購入希望者20が閲覧・検索
可能な形態で公開し、前記購入希望者20からのリクエ
スト情報や購入意志の情報を受けて、取引の成否を決定
し、前記取引の成否に応じて、(1)前記使用済み品1
が前記購入希望者20によって購入されることが決まっ
た場合は、どの在庫品を出庫するかの出庫指示情報を生
成して、通信回線を介して前記保管施設113に通知す
るとともに、前記出庫する在庫品をいつ、どこに輸送し
て納品するかの輸送指示情報を生成して、通信回線を介
して納品輸送管理手段161に通知し、また前記納品輸
送にかかる料金を納品輸送会社16に支払うための決済
指示情報を生成して通信回線を介して決済サーバ31に
通知するとともに、後述する該使用済み品1の売却収入
の一部を前記提供者13に還元するための、売上還元の
指示情報を生成して通信回線を介して前記決済サーバ3
1に通知し、(2)前記新品2が購入希望者20によっ
て購入されることが決まった場合は、該新品2をいつ、
どこに輸送して納品するかの納品指示情報を生成して、
メーカ倉庫141ないしメーカ14側で管理している情
報処理端末(図ではメーカ倉庫141を表示)に通信回
線を介して通知し、(3)特定の前記使用済み品1を前
記保管施設113で在庫として保管することを中止し
て、後述する処理施設190でリサイクル処理に委託す
ることが決まった場合は、どの在庫品を出庫するかの出
庫指示情報を生成して、通信回線を介して前記保管施設
113に通知するとともに、該使用済み品1をいつ、ど
の指定引取施設180に輸送(一次輸送)するかの輸送
指示情報を生成して、一次輸送管理手段151に通信回
線を介して通知し、また前記一次輸送にかかる料金を一
次輸送会社15に支払うための決済指示情報を生成して
通信回線を介して決済サーバ31に通知する。ここで、
前記新品2に関する前記製品情報とは、前記使用済み品
1について前述の図6で示したのと同様のものでよく、
相違点としては、例えば、同図中の前記品質情報の欄に
はメーカによる品質保証情報や機能・性能、外観等に問
題のないことを示す情報および前記グレード情報が、前
記提供者情報の欄には、前記メーカ14あるいは取次
店、取り扱い販売店等の名称や住所・電話番号などの連
絡先の情報が、それぞれ与えられているとよい。
【0023】上述の前記取引管理サーバ1152での処
理において、前記使用済み品1および新品2が上記
(1)〜(3)のどの取引になるかを決定する手順につ
いて、以下に図7にしたがって、図8と図9で詳細を補
足して説明する。まず前記取引管理サーバ1152に
は、図7に示すように、前記保管施設113の在庫情報
管理サーバ1151における前記使用済み品1について
の前記製品情報と前記在庫情報からなる使用済み品在庫
品情報1224と、メーカ側端末1221で管理され
た、前記メーカ倉庫141における前記新品2に関する
前記製品情報と前記在庫情報からなる新品在庫品情報1
222とが、統合された在庫品情報データベース(以
下、在庫品情報データベース)として、統合在庫管理モ
ジュール1225に一定の時間間隔で更新されてアップ
ロードされており、該在庫品情報データベースは、前記
取引管理サーバ1152内に設けられたホームページ上
に掲示されて公開されている。前記在庫品情報データベ
ースの具体的なデータ形式の一例を示すと図8のように
なる。この例では、データベースは、各製品の識別する
管理番号情報と、前述の図6で示したような品目名、型
式分類、メーカ名といった前記製品分類情報と、前記価
格情報と、機能・性能、外観、使用期間等の評価結果で
ある前記品質情報と、機能、性能、サイズ・重量等の前
記仕様情報と、前記環境情報、前記サポート情報、前記
在庫情報等をフィールドにもち、対象となる各製品につ
いてのこれら各種の情報を同図に示す表の欄外に記載し
た基準に従って等級づけて各行にレコードとして登録し
た形式になっている。このように使用済み品と新品の各
製品についての各種情報を、品質の等級を含む統一的な
基準でデータベースに登録することによって、後述する
ように購入希望者の品質や価格の希望に応じて該データ
ベースを検索し、適切な商品を適切な品質と価格で提供
することが可能になる。なお対象となる製品が使用済み
品か新品かを識別するためには、同データベースでは、
前記機能・性能のグレードまたは前記使用期間のグレー
ドの情報を参照すればよく、前述するように表の欄外に
示すように、これらのグレードがAであれば新品であ
る。
【0024】前記購入希望者20は、パーソナルコンピ
ュータなどの購入希望者側端末1211から、前記公開
されたホームページにインターネットを介して接続し
て、購入の希望を申し込むが、その方法は二通りある。
第一の方法では、前記購入希望者20は、前記ホームペ
ージに掲示された前記統合在庫品情報データベースを閲
覧し、希望に合う在庫品があれば、該在庫品の購入意思
の情報と、前記購入希望者20の氏名、住所、電話番号
等の情報をあわせた、特定在庫品購入意思情報1212
を、前記インターネットを介して電子メールやファイル
電送の形で前記取引管理サーバ1152に送信する。第
二の方法では、前記購入希望者20は、図9に示すよう
な、前記ホームページ上にリンクされた申込画面124
0にアクセスして、希望する条件の情報と、前記購入希
望者20の氏名、住所、電話番号等の情報をあわせた、
リクエスト情報1213を、電子メールやファイル電送
の形で前記取引管理サーバ1152に送信する。その方
法を図にしたがって説明すると、前記購入希望者20
は、「1.製品の種類」では、希望する製品が、新品
か、使用済み品か、あるいはどちらでもよいかを、画面
上の選択ボタン1241〜1243のうちから選択し、
「2.品目・型式等」では、「品目」についてはドロッ
プダウンリストボックス1244の右端の▽印の部分を
マウスでクリックして例えば、冷蔵庫、洗濯機、テレ
ビ、・・・・といった品目名のリストを表示させて、前
記リストの中から希望の品目をマウスで選択し、「型式
分類」については上記と同様にドロップダウンリストボ
ックス1245の右端の▽印の部分をマウスでクリック
して例えば、テレビの場合に、14型、21型、25
型、・・・・といった型式分類のリストを前記品目に応
じて表示させて、前記リストの中から希望の型式分類を
マウスで選択し、「メーカ名」については上記と同様に
ドロップダウンリストボックス1246の右端の▽印の
部分をマウスでクリックして例えば、A社、B社、C社
・・・・といったメーカ名のリストを表示させて、前記
リストの中から希望のメーカ名をマウスで選択し、
「3.希望価格」では、ドロップダウンリストボックス
1247の右端の▽印の部分をマウスでクリックして例
えば0〜1000円、1000〜2000円、・・・・
という形で表される希望価格帯のリストを表示させて、
前記リストの中から希望の価格帯をマウスで選択し、
「4.希望品質」では、「機能・性能」についてはドロ
ップダウンリストボックス1248の右端の▽印の部分
をマウスでクリックして前記図5で説明したような前記
機能・性能の等級のリストを表示させて、前記リストの
中から希望の等級をマウスで選択し、「外観」について
は上記と同様にドロップダウンリストボックス1249
の右端の▽印の部分をマウスでクリックして前記図5で
説明したような前記外観の等級のリストを表示させて、
前記リストの中から希望の等級をマウスで選択し、「使
用期間」については上記と同様にドロップダウンリスト
ボックス1250の右端の▽印の部分をマウスでクリッ
クして前記図5で説明したような前記使用期間に関する
等級のリストを表示させて、前記リストの中から希望の
等級をマウスで選択し、「5.希望保証」では、ドロッ
プダウンリストボックス1251の右端の▽印の部分を
マウスでクリックして保証期間に関する例えば、1ヶ
月、3ヶ月、1年、・・・・といった保証期間あるいは
これに対応して等級づけた保証グレードのリストを表示
させて、前記リストの中から希望の等級をマウスで選択
し、「6.その他」では、「環境情報」については上記
と同様にドロップダウンリストボックス1252の右端
の▽印の部分をマウスでクリックして前記図5で説明し
たような前記環境情報の等級のリストを表示させて、前
記リストの中から希望の等級をマウスで選択し、「サポ
ート情報」については上記と同様にドロップダウンリス
トボックス1253の右端の▽印の部分をマウスでクリ
ックして前記図5で説明したような前記サポート情報の
等級のリストを表示させて、前記リストの中から希望の
等級をマウスで選択し、「付加機能」についてはテキス
トボックス1254に、前記購入希望者20が希望する
条件を、前記購入者側端末1211(図7に備えられた
キーボード等の入力手段を介して文字入力し、「7.申
込者連絡先等」では、前記購入希望者20の氏名をテキ
ストボックス1271に、郵便番号をテキストボックス
1272に、住所のうち都道府県をテキストボックス1
273に、市区町村をテキストボックス1274に、町
番地をテキストボックス1275に、アパート・マンシ
ョン等の場合はさらに棟名と室番号をテキストボックス
を1276に、連絡先の電話番号をテキストボックス1
277に、申込結果への回答を受領する電子メールアド
レスをテキストボックス1278に、それぞれ入力し、
以上の諸条件(以下、希望条件と記す)の選択・入力が
終了したら、図の希望条件送信ボタン1261をマウス
で選択してクリックする(以下、同様の操作を、「ボタ
ンを押す」と記す)。
【0025】なお、前記購入希望者1262が上記の申
込の操作を中止したい場合は、前記図9のキャンセルボ
タン1262をマウスで選択してクリック(押す)する
と、前記申込画面1240は閉じ、前記購入者側端末1
211から前記希望条件情報1213は送信されない。
前記購入希望者20によって前記希望条件送信ボタン1
261が押されると、前記購入希望者側端末1211か
ら、前記希望条件の情報1213(図7)が、前記取引
管理サーバに向けて送信され、通信回線を介して伝達さ
れる。なお、前記申込画面1240を利用した申込にお
いて、前記型式分類や前記メーカ名、前記機能・性能、
前記外観、前記使用期間、前記保証期間、前記環境情
報、前記サポート情報等に関する前記の各リストの中に
は特段の希望がない場合にその旨選択できる選択肢があ
るものとし、同様に、例えば前記ドロップダウンリスト
ボックス1246のメーカ名の所与リスト中に希望する
メーカ名がない場合等は、前記購入希望者側端末に備え
られたキーボード等の入力手段によって、該リストボッ
クス1246内に文字入力できるものとする。また、前
記申込画面1240での希望条件情報と、前記統合在庫
品情報データベースに、それぞれ納入日数に関する希望
納期情報と、可能納期情報を含めると、例えば前記新品
が前記メーカ14での在庫切れなどの場合にも、前記購
入希望者20はその納期と代替候補品の諸条件を比較考
慮して判断できるので、なおよい。また、前記取引管理
サーバ1152の前記統合在庫情報を公開して前記購入
希望者20に伝達する媒体は前述のようにインターネッ
トホームページであることが望ましいが、その他の有線
テレビ、衛生テレビ放送等の双方向通信可能な媒体であ
ればよく、あるいはさらに広告チラシ等の一般の広告媒
体(この場合購入希望者20は閲覧して電子メールやF
AX等で申込を行うのみ)でもあってもよい。
【0026】次に前記取引管理サーバ1152の照会・
検索工程1215では、購入希望者20からの前記希望
条件情報を受け取って、該希望条件情報に合致する在庫
品があるかどうか、前記統合在庫管理モジュール内の前
記統合在庫品情報の中を検索し、続く回答情報生成・送
信工程1216において、該検索結果の情報から前記購
入希望者20への回答情報1228を生成して送信し、
前記購入希望者側端末1211の画面上に表示せしめ
る。
【0027】このさいの前記検索の方法としては、前記
リクエスト情報1213に含まれる、前記製品分類とこ
れに対応する各項目の前記グレード情報にもとづいて、
希望する前記各グレードに合致する在庫品の有無がある
かどうか、前記在庫品情報データベースの各フィールド
ごとにマッチング検索する。また前記検索の結果による
購入希望者20への前記回答情報1228の形式は、例
えば前掲の図8とほぼ同形式の表であるが、前記購入希
望者側端末1211に表示されるさいの画面上には、後
述するように、前記購入希望者20が購入希望品を特定
して、購入意志情報を送信するための、前記購入希望者
側端末1211の画面上で該購入希望品を指定するチェ
ック用の欄が1列と、前記購入意志の送信を指示するた
めの送信ボタンと、購入意志の送信をせずに検索画面を
終了するためのキャンセルボタンが、さらに配置されて
いる(図は割愛)。なおここで、前記購入者側端末12
11の画面に表示される前記回答情報のうち、前掲の図
8の表を用いて示した製品情報の項目については、簡略
化して例えば、同表のうちの製品分類と価格情報、品質
情報のみを表示する形式であってもよい。
【0028】またなお、前記検索の結果、前記希望条件
に合致する在庫品が複数ある場合や、合致する在庫品が
ない場合もあるため、前記申込画面1240を介した前
記リクエスト情報1213の送信においては、前記ドロ
ップダウンリストボックス1247、1248、124
9、1250、1251、1252、1253、125
4で指定した、希望価格や希望品質等の各種条件のう
ち、どの項目を前記購入希望者20が優先するかの優先
順位の情報を、前記ドロップダウンリストボックスのそ
れぞれに対して入力して付与できる欄が設けられている
となおよい。このようにすると、希望条件に合致する在
庫品がない場合であっても、前記購入希望者20の優先
順位の低い項目から順に前記希望条件のグレードを1つ
下のランクまで下げて再検索するなどの方法により、当
初の希望条件に合致する在庫品がない場合でも、該希望
条件に近い在庫品をリストアップし、該希望条件に近い
品目から順に、前記図8と同様の形式で、前記回答情報
1228として前記購入者側端末1211に回答し、表
示させることができる。
【0029】さらにこの場合において、前記当初のリク
エスト情報1213のうちの価格条件と、前記回答情報
1228のうちの前記在庫品の価格条件にずれがある場
合は、差額に関する情報を前記回答情報1228の中に
付与するとなおよい。また前記回答情報1228を表示
する前記購入希望者側端末1221の画面上では、前述
のような表形式で表示された前記回答条件1228の情
報を、前記メーカ名、前記価格情報、前記機能・性能グ
レードなどの任意の項目(フィールド)を検索キーとし
て並べ替えることができると、前記購入希望者20は、
前述の一度の検索条件の入力だけで、検索結果を様々な
優先順にもとづいて並べ替えて閲覧・検討できるので、
購入希望品目を絞り込むことが容易になり、効率的であ
る。
【0030】前記回答情報1228を前記購入希望者側
端末1211で受信した前記購入希望者20は、該回答
情報1228の中から前述のようにして購入希望品目を
特定すると、前記購入希望者側端末1211の表示画面
上にある前記購入希望品を指定するための前記チェック
欄に、マウス・キーボード等を操作して指定を表すチェ
ックを入力して、購入の意志を送信するための前記送信
ボタンをマウスを操作して押す。これにより、購入意志
情報1229が、前記購入希望者側端末1211から前
記取引管理サーバ1152に返信される。
【0031】前記取引管理サーバ1152の売買判定工
程1218では、前記購入希望者20と前記仲介会社1
1(図1)の間で製品の売約の成立するかどうか、前記
購入希望者側端末1211からの前記購入意志情報12
29の受領の有無によって判断する。前記購入意志情報
1229が受領された場合、該購入意志情報1228で
指定された前記製品が使用済み品の場合は該使用済み品
の購入が成約し、新品の場合は該新品の購入が成約した
ことになり、ぞれぞれの場合に応じて、前記取引管理サ
ーバ1152は前述のように前記購入希望者20への成
約品の納品指示情報や関連する決済指示情報等を生成し
て関係先に送信して通知する。前記購入意志情報122
8が受領されない状態においては、取引が成立していな
い状態のまま、前記在庫品情報等は保持される。
【0032】ただし、使用済み品の取引が成立しない期
間が長く続くと、前記保管施設113には取引の成立し
ないまま保管される製品が増加して、在庫容量を圧迫す
ることになる。これを防ぐために、在庫継続判定工程1
219では、前記保管施設113での保管期間が一定期
間を過ぎた前記使用済み品の在庫品については、保管を
さらに継続するかどうかの判定をする。その判定方法と
しては、例えば、保管期間を時間の経過にそって第1フ
ェイズ、第2フェイズ、第3フェイズ、…、廃棄フェイ
ズと区切り、前記使用済み品1の保管期間が前記各フェ
イズを移行するごとに、該使用済み品1の価格設定を例
えば10%ずつ下げて行き、該使用済み品1の保管期間
が前記廃棄フェイズに達するか、あるいは所定の価格設
定基準(例えば初期価格設定の10%)を下回った場合
に、保管の継続を中止する、という形で在庫要否を判定
すればよい。前記保管施設113における前記使用済み
品1の保管の継続の要否が判定されると、前記取引管理
サーバ1152は、前記判定の結果が、保管継続の場
合、在庫継続情報の生成・送信工程1220にて、前述
のような価格設定の変更などの調整を行って、前記統合
在庫管理モジュール1225内の前記統合在庫品データ
ベースにおける該使用済み製品1の価格情報を前記調整
結果を反映して更新せしめ、また保管中止の場合、前述
のように該使用済み品1を処理施設190でリサイクル
処理に委託するために必要な、出庫指示、輸送指示、関
係する決済指示等の情報を生成し、関係先に送信して通
知する。このようにして在庫継続要否の判定を前記取引
管理サーバが自動的に行うことによって、前記仲介会社
11は前記保管施設113内に売約の成立しない製品が
累積して保管容量を圧迫し、経営効率が低下するのを効
果的かつ省力的に防止することができる。
【0033】以上のようにして、取引のパターンが決定
され、前記取引管理サーバ1152によって前記の各種
指示情報が関係各所に送信された後の、前記製品の移動
とこれに関連する情報の移動、決済の関係について以下
に、前述の3通りの取引形態である、(1)前記使用済
み品1が前記購入希望者20によって購入されることが
決まった場合、(2)前記新品2が購入希望者20によ
って購入されることが決まった場合、(3)特定の前記
使用済み品1の保管を中止して、処理施設190でのリ
サイクル処理に委託する場合、のそれぞれに分けて説明
する。
【0034】前記(1)の、前記使用済み品1が前記購
入希望者20によって購入されることが決まった場合
の、該使用済み品1の移動とこれに関連する情報の移
動、決済の関係は以下のようになる。すなわち、前記保
管施設113は前記取引管理サーバ1152から通知さ
れた前記出庫指示情報を受けて、取引の成立した前記在
庫品を出庫し、前記納品輸送管理手段161は前記取引
管理サーバ1152から通知された前記輸送指示を受け
て納品輸送手段160を配車し、該納品輸送手段160
は取引の成立した前記在庫品を積載して前記購入者20
のもとに輸送して納品する。前記納品輸送手段160の
例としては小型トラックなどを用いるとよい。
【0035】前記納品輸送手段160による輸送に対し
て、前記仲介会社11から前記納品輸送会社16に支払
われる前記納品輸送料金の決済の流れは次のようにな
る。すなわち、前記決済サーバ31は前記取引管理サー
バ1152から受領した前記納品輸送料金支払い指示情
報をもとに、支払い側を前記仲介会社口座61、受け取
り側を前記納品輸送会社口座66、支払い額を前記納品
輸送料金の金額とする決済データを生成して、通信回線
を介してクリアリングサーバ32に通知し、該クリアリ
ングサーバ32は、前記決済サーバ31から受領した前
記納品輸送料金に関する決済データに基づいて、支払い
側の前記仲介会社口座61のある金融機関サーバに対し
て、該仲介会社口座61から前記納品輸送会社口座66
への前記納品輸送料金の支払いを指示する決済指示情報
を通信回線を介して通知し、前記仲介会社口座61があ
る前記金融機関サーバは、前記決済サーバ31から受け
た、前記納品輸送料金の決済指示情報に基づいて、前記
仲介会社口座61から前記納品輸送会社口座66への前
記納品輸送料金の支払いを電子マネーで決済する。この
さいの支払い方法は通常の金融機関間での決済方法でよ
い。また前記クリアリングサーバ32は、前記決済デー
タを所定の時間間隔ごとに蓄積し、前記時間間隔内に特
定の金融機関どうしの取引が複数あった場合に、前記複
数の取引の個別の情報の他に、取引合計の差額分を精算
した情報を前記金融機関サーバに送信してもよい。
【0036】また、このように前記使用済み品1が購入
希望者20に販売された場合、前記仲介会社11は前述
のように、該使用済み品1を提供した前記提供者13に
対して、前記購入希望者20から受領した前記代金か
ら、仲介にかかる手数料分を差し引いた一部を還元する
(以下これを、売上還元、還元される額を売上還元額と
呼ぶ)が、その決済の流れは次のようになる。すなわ
ち、前記決済サーバ31は前記取引管理サーバ1152
から受領した前記売上還元の指示情報をもとに、支払い
側を前記仲介会社口座61、受け取り側を前記提供者口
座63、支払い額を前記売上還元額とする決済データを
生成して、通信回線を介してクリアリングサーバ32に
通知し、該クリアリングサーバ32は、前記決済サーバ
31から受領した前記売上還元に関する決済データに基
づいて、支払い側の前記仲介会社口座61のある金融機
関サーバに対して、該仲介会社口座61から前記提供者
口座63への前記売上還元額の精算を指示する決済指示
情報を通信回線を介して通知し、前記仲介会社口座61
がある該金融機関サーバは、前記決済サーバ31から受
けた、前記売上還元額の決済指示情報に基づいて、前記
仲介会社口座61から前記提供者口座63への前記売上
還元額の支払いを電子マネーで決済する。このさいの支
払い方法は通常の金融機関間での決済方法でよい。また
前記クリアリングサーバ32は、前記決済データを所定
の時間間隔ごとに蓄積し、前記時間間隔内に特定の金融
機関どうしの取引が複数あった場合に、前記複数の取引
の個別の情報の他に、取引合計の差額分を精算した情報
を前記金融機関サーバに送信してもよい。
【0037】納品された前記在庫品を受け取った前記購
入希望者20は、該製品の代金を、金融機関の振込端末
等の精算手段39を用いて振り込む。振り込まれた該代
金は、前記精算手段39を介して前記仲介会社口座61
に支払われる。このさいの支払い方法は金融機関間での
通常の振込による決済でよい。
【0038】前記(2)の、前記新品2が購入希望者2
0によって購入されることが決まった場合の、該新品2
の移動とこれに関連する情報の移動、決済の関係は以下
のようになる。前記メーカ14は、前記取引管理サーバ
1152から通知された前記納品指示情報を受けて、取
引の成立した前記新品2を前記メーカ倉庫141から出
庫し、該メーカ14が手配した輸送手段(図では省略)
によって該新品2を前記購入希望者20のもとに輸送し
て納品する。納品された前記新品2を受け取った前記購
入希望者20は、該製品の代金を、金融機関の振込端末
等の精算手段39を用いて振り込む。振り込まれた前記
代金は、前記精算手段39を介して前記メーカ口座64
に支払われる。該メーカ口座64から前記仲介会社口座
64へは、取引仲介の手数料が支払われる。該手数料に
ついては、このような取引の度に支払われる必要はな
く、前記仲介会社11と前記メーカ14の間で取り交わ
した業務提携の契約による提携料の中に反映されていて
もよい。また前記メーカ14によって手配された前記輸
送手段については、前記納品輸送手段160と同様に前
記納品輸送手段管理手段161によって手配されてもよ
く、該輸送手段自身も前記納品輸送手段と同一の車両を
共用していてもよい。、また前記メーカ14によって手
配される前記輸送手段が、該メーカ14とは異なる事業
主体によって管理・運営されている場合、前記メーカか
ら該輸送手段の管理会社への輸送料金の決済が必要にな
るが、その決済の手順は、支払い元が前記メーカの口
座、受領が前記輸送手段を管理・運営する事業主題の口
座になる点を除くと、前述の、前記仲介会社11から前
記納品輸送会社16への決済手順と同様である。
【0039】前記(3)の、前記保管施設113での特
定の前記使用済み品1の保管を中止して、処理施設19
0でのリサイクル処理を委託することが決まった場合
の、該使用済み品1の移動とこれに関連する情報の移
動、決済の関係は以下のようになる。まず、リサイクル
処理を委託することが決まった前記在庫品(以下、処理
委託品と記す)は、前記取引管理サーバ1152によっ
て関係各所に通知された前記の各種指示情報を受けて、
保管施設113から出庫され、一次輸送管理手段151
によって配車された一次輸送手段150に積載されて、
指定引取施設180に一次輸送されるが、この一次輸送
を受けるに先立って前記処理委託品には、後流の処理施
設190での処理に至るまでの間の受け渡しが確実にな
されたことを管理するための、管理票80とシール91
が添付される。前記一次輸送手段160の例としてはト
ラックなどを用いるとよい。
【0040】前記管理票80とは、5枚で1綴りの同一
帳票(管理票80、81、…85)からなる通常マニフ
ェスト管理票(廃棄物の受け渡し伝票)と呼ばれるもの
であり、予め、前記処理施設190に輸送される前記の
各処理委託品を識別するための固有の番号(以下、管理
票番号)および該管理票番号に対応するバーコード情報
が付与されており、該管理票80が前記保管施設113
を出庫して前記一次輸送をされる前に、前記製品情報の
うち該使用済み品1の品目、型式、メーカ名等の情報
と、仲介会社11もしくは提供者13の名称、住所、代
表者氏名、電話番号等の情報と、該管理票80を発行す
る保管施設113の名称、住所、代表者氏名、電話番号
等の情報が記入され、前記一次輸送手段150に前記処
理委託品が引き渡される際に、前記管理票80のうち2
〜5枚目(管理票82、83、84、85)が該処理委
託品に添付され、1枚目(管理票81)が保管施設11
3に写しとして保管される。前記管理票80の2〜5枚
目(管理票82、83、84、85)は、前記処理委託
品とともに前記指定引取施設180に一次輸送される
と、該指定引取施設180での受け取りを示す写しとし
て、2枚目(管理票82)は、前記一次輸送手段150
によって保管され、3枚目(管理票83)は、該指定引
取施設180から前記保管施設113に郵送されて前記
保管施設113にて保管され、4枚目(管理票84)
は、該指定引取施設180にて保管され、残りの5枚目
(管理票85)は、後述するさらなる受け渡しのさいに
前記使用済み品1に添付して渡される。
【0041】また前記シール91は、前記管理票80と
前記処理委託品の現品自体とを対応づけて管理するため
に前記処理委託品の表面に貼り付けられて使用されるも
のであり、該シール91の表面上には前記管理票番号に
対応する前記バーコード情報が付与されている。また前
記シール91は、前記処理委託品に添付されるに先立っ
て、後続のリサイクル処理の費用相当額程度の値段で、
シール発行手段122を運営するリサイクル管理会社か
ら、前記仲介会社11によって購入されており、前記処
理委託品の表面に貼り付けられた時点で、該処理委託品
のリサイクル処理の費用が支払い済みであることを示す
ものとなっている。
【0042】前記シール91の購入にともなうシール9
1購入代金の決済の流れは次のようになる。すなわち、
前記シール91購入代金の支払いを指示する情報が、前
記取引管理サーバ1152から決済サーバ31に通信回
線を介して通知され、該決済サーバ31は前記シール9
1購入代金の支払い指示情報を受けて、支払い側を前記
仲介会社口座61、受け取り側を前記リサイクル管理会
社口座62、支払い額を前記シール91購入代金額とす
る決済データを生成して、通信回線を介してクリアリン
グサーバ32に通知し、該クリアリングサーバ32は、
前記決済サーバ31から受領した前記シール91購入代
金に関する決済データに基づいて、支払い側の前記仲介
会社口座61のある金融機関サーバに対して、該仲介会
社口座61から前記リサイクル管理会社口座62への前
記シール91購入代金の支払いを指示する決済指示情報
を通信回線を介して通知し、前記仲介会社口座61のあ
る該金融機関サーバは、前記決済サーバ31から受け
た、前記シール91購入代金の決済指示情報に基づい
て、前記仲介会社口座61から前記リサイクル管理会社
口座62への前記シール91購入代金の支払いを電子マ
ネーで決済する。このさいの支払い方法は通常の金融機
関間での決済方法でよい。また前記クリアリングサーバ
32は、前記決済データを所定の時間間隔ごとに蓄積
し、前記時間間隔内に特定の金融機関どうしの取引が複
数あった場合に、前記複数の取引の個別の情報の他に、
取引合計の差額分を精算した情報を前記金融機関サーバ
に送信してもよい。
【0043】また、前記一次輸送手段150による前記
処理委託品の輸送に対して、前記仲介会社11から前記
一次輸送会社15に一次輸送料金が支払われるが、その
決済の流れは次のようになる。すなわち、前記一次輸送
料金の支払いを指示する情報が、前記取引管理サーバ1
152から決済サーバ31に通信回線を介して通知さ
れ、該決済サーバ31は前記一次輸送料金の支払い指示
情報を受けて、支払い側を前記仲介会社口座61、受け
取り側を前記一次輸送会社口座65、支払い額を前記一
次輸送料金額とする決済データを生成して通信回線を介
してクリアリングサーバ32に通知し、該クリアリング
サーバ32は、前記決済サーバ31から受領した前記一
次輸送料金に関する決済データに基づいて、支払い側の
前記仲介会社口座61のある金融機関サーバに対して、
該仲介会社口座61から前記一次輸送会社口座65への
前記一次輸送料金の支払いを指示する決済指示情報を通
信回線を介して通知し、前記仲介会社口座61のある該
金融機関サーバは、前記決済サーバ31から受けた、前
記一次輸送料金の決済指示情報に基づいて、前記仲介会
社口座61から前記一次輸送会社口座65への前記一次
輸送料金の支払いを電子マネーで決済する。このさいの
支払い方法は通常の金融機関間での決済方法でよい。ま
た前記クリアリングサーバ32は、前記決済データを所
定の時間間隔ごとに蓄積し、前記時間間隔内に特定の金
融機関どうしの取引が複数あった場合に、前記複数の取
引の個別の情報の他に、取引合計の差額分を精算した情
報を前記金融機関サーバに送信してもよい。
【0044】また前記指定引取施設180では、前記処
理委託品に添付された前記管理票80の処理の他に、該
処理委託品に貼り付けられた前記シール91に関する情
報処理をも行うが、その手順は次のようになる。すなわ
ち、前記指定引取施設180には、図中では簡略化して
示していないが、前記処理委託品に貼り付けられた前記
シール91の表面上に付与された前記バーコード情報を
読みとるためのバーコードリーダが備えられており、前
記指定引取施設180で前記処理委託品が受け取られる
と、前記処理委託品に貼り付けられた前記シール91上
の前記バーコード情報が、該バーコードリーダによって
読みとられて、前記処理委託品を識別する固有の前記管
理票番号に変換され、該バーコードリーダに接続された
情報送信手段(図では省略)から送信されて、該指定引
取施設180における荷受け情報として、リサイクル管
理サーバ121に通信回線を介して通知される。
【0045】また前記指定引取施設180では、前記処
理委託品が、後述する次なる二次輸送をされるまでの間
一時保管されるが、これに対しては前記リサイクル管理
会社12から保管料金を支払われる。その決済の流れは
次のようになる。すなわち、前記保管料金の支払いを指
示する情報が、前記リサイクル管理サーバ121から決
済サーバ31に通信回線を介して通知され、該決済サー
バ31は前記保管料金の支払い指示情報を受けて、支払
い側を前記リサイクル管理会社口座62、受け取り側を
前記指定引取施設の運営会社口座68(以下、指定引取
施設口座と記す)、支払い額を前記保管料金額とする決
済データを生成して、通信回線を介してクリアリングサ
ーバ32に通知し、該クリアリングサーバ32は、前記
決済サーバ31から受領した前記保管料金に関する決済
データに基づいて、支払い側の前記リサイクル管理会社
口座62のある金融機関サーバに対して、前記リサイク
ル管理会社口座62から前記指定引取施設口座68への
前記保管料金の支払いを指示する決済指示情報を通信回
線を介して通知し、前記リサイクル管理会社口座62が
ある該金融機関サーバは、前記決済サーバ31から受け
た、前記保管料金の決済指示情報に基づいて、前記リサ
イクル管理会社口座62から前記指定引取施設運営会社
口座68への前記保管料金の支払いを電子マネーで決済
する。このさいの支払い方法は通常の金融機関間での決
済方法でよい。
【0046】また前記クリアリングサーバ32は、前記
決済データを所定の時間間隔ごとに蓄積し、前記時間間
隔内に特定の金融機関どうしの取引が複数あった場合
に、前記複数の取引の個別の情報の他に、取引合計の差
額分を精算した情報を前記金融機関サーバに送信しても
よい。
【0047】次に、前記処理委託品は二次輸送手段17
0によって、前記指定引取施設180から処理施設19
0へ輸送されるが、その流れは次のようになる。すなわ
ち、二次輸送管理手段171が、前記指定引取施設18
0または前記処理施設190からの輸送指示の情報を受
けて、前記二次輸送手段170を配車し、配車された前
記二次輸送手段170は、前記管理票80のうち残され
た最後の帳票(管理票805)が添付された前記処理委
託品を積載して前記処理施設190に輸送する。
【0048】前記二次輸送手段170による前記処理委
託品の輸送に対しては、前記リサイクル管理会社12か
ら前記二次輸送手段の運営会社(以下、二次輸送会社と
記す)に、二次輸送料金が支払われるが、その決済の流
れは次のようになる。すなわち、前記二次輸送料金の支
払いを指示する情報が、前記リサイクル管理サーバ12
1から決済サーバ31に通信回線を介して通知され、該
決済サーバ31は前記二次輸送料金の支払い指示情報を
受けて、支払い側を前記リサイクル管理会社口座62、
受け取り側を前記二次輸送会社口座67、支払い額を前
記二次輸送料金額とする決済データを生成して、通信回
線を介してクリアリングサーバ32に通知し、該クリア
リングサーバ32は、前記決済サーバ31から受領した
前記二次輸送料金に関する決済データに基づいて、支払
い側の前記リサイクル管理会社口座62のある金融機関
サーバに、前記リサイクル管理会社口座62から前記二
次輸送会社口座67への前記二次輸送料金の支払いを指
示する決済指示情報を通信回線を介して通知し、前記リ
サイクル管理会社口座62がある該金融機関サーバは、
前記決済サーバ31から受けた、前記二次輸送料金の決
済指示情報に基づいて、前記リサイクル管理会社口座6
2から前記二次輸送会社口座67への前記二次輸送料金
の支払いを電子マネーで決済する。このさいの支払い方
法は通常の金融機関間での決済方法でよい。また前記ク
リアリングサーバ32は、前記決済データを所定の時間
間隔ごとに蓄積し、前記時間間隔内に特定の金融機関ど
うしの取引が複数あった場合に、前記複数の取引の個別
の情報の他に、取引合計の差額分を精算した情報を前記
金融機関サーバに送信してもよい。
【0049】前記二次輸送手段170によって前記処理
施設190に輸送された前記処理委託品は最後に、前記
処理施設190によってリサイクル処理されて、有価金
属やガラス等の各種有価物と、シュレッダーダスト等の
非有価物とに分けて分離回収され、前記有価物は何らか
の原料として利用するために材料再生工場等に輸送さ
れ、前記非有価物は最終処分の対象として、輸送されて
必要に応じて無害化処理された後、埋立地等にて処分さ
れる。
【0050】前記処理施設190ではまた、前記処理委
託品に添付されて引き渡された前記管理票80の最後の
帳票(管理票85)を受け取り、該処理施設190での
受領を表す記録として保管する。また、前記処理施設1
90では、前記処理委託品に添付された前記管理票85
の保管の他に、該処理委託品に貼り付けられた前記シー
ル91に関する情報処理をも行う。すなわち、前記処理
施設190には、図中では簡略化して示していないが、
前記処理委託品に貼り付けられた前記シール91表面上
の前記バーコード情報を読みとるためのバーコードリー
ダが備えられており、前記処理施設190で前記処理委
託品が受け取られると、前記処理委託品に貼り付けられ
た前記シール91上の前記バーコード情報が、該バーコ
ードリーダによって読みとられて、前記処理委託品を識
別する固有の前記管理票番号に変換され、該バーコード
リーダに接続された情報送信手段(図では省略)から送
信されて、前記処理施設190での荷受け情報として、
リサイクル管理サーバ121に通信回線を介して通知さ
れる。
【0051】前記処理施設190による前記処理委託品
の処理に対しては、前記リサイクル管理会社12から、
前記処理施設を運営する会社(以下、処理施設会社と記
す)に、処理料金が支払われるが、その決済の流れは次
のようになる。すなわち、前記処理料金の支払いを指示
する情報が、前記リサイクル管理サーバ121から決済
サーバ31に通信回線を介して通知され、該決済サーバ
31は前記処理料金の支払い指示情報を受けて、支払い
側を前記リサイクル管理会社口座62、受け取り側を前
記処理施設190の運用会社口座69(以下、処理施設
口座と記す)、支払い額を前記処理料金額とする決済デ
ータを生成して、通信回線を介してクリアリングサーバ
32に通知し、該クリアリングサーバ32は、前記決済
サーバ31から受領した前記処理料金に関する決済デー
タに基づいて、支払い側の前記リサイクル管理会社口座
62のある金融機関サーバに対して、該リサイクル管理
会社口座62から前記処理施設口座69への前記処理料
金の支払いを指示する決済指示情報を通信回線を介して
通知し、前記リサイクル管理会社口座62がある該金融
機関サーバは、前記決済サーバ31から受けた、前記処
理料金の決済指示情報に基づいて、前記リサイクル管理
会社口座62から前記処理施設口座69への前記処理料
金の支払いを電子マネーで決済する。このさいの支払い
方法は通常の金融機関間での決済方法でよい。また前記
クリアリングサーバ32は、前記決済データを所定の時
間間隔ごとに蓄積し、前記時間間隔内に特定の金融機関
どうしの取引が複数あった場合に、前記複数の取引の個
別の情報の他に、取引合計の差額分を精算した情報を前
記金融機関サーバに送信してもよい。
【0052】以上の本実施例ではまた、上記の取引シス
テムを安定的に運営するために、前述したように、関係
する前記メーカ14と、前記仲介会社11、前記リサイ
クル管理会社12等の各事業主体の間に提携関係がある
となおよい。これにともなう支払いの決済は前記提携の
契約によって異なるが、例えば図に示すように、前記仲
介会社口座61から前記メーカ口座64に提携料が支払
われ、前記メーカ口座64から前記リサイクル管理会社
口座62にリサイクル処理の委託料が支払われるように
するとよい。また、以上のすべての決済を行う際に、支
払い側口座と受け取り側口座の金融機関会社が異なる場
合、支払い側口座をもつ金融機関は振込手数料を徴収す
るのはいうまでもなく、その方法としては、該支払い側
口座から該金融機関口座へ振込手数料額の支払いを電子
マネーで決済する。
【0053】以上のようにすることによって、本実施例
の取引システムは、購入希望者の希望に応じて、適切な
商品を迅速かつ適切な価格で提供できるだけでなく、老
朽化等により不要になった製品も不法投棄されたりする
ことなく、適切に管理されてリサイクル処理されるの
で、経済効率がよいだけでなく、省資源・環境保全に貢
献するものである。
【0054】本発明による取引仲介システムの1実施例
の全体構成図を図2に示す。本図の実施例は前述の図1
の実施例とほぼ同様であるが、(1)前記使用済み品1
が前記提供者13によって持ち込まれるのが、前記仲介
会社11の前記受付手段111ではなく、販売店21で
ある点と、(2)前記仲介会社11が前記使用済み品1
を受け取るのが、前記提供者13からではなく、指定引
取施設180から該使用済み品1を輸送してきた二次輸
送手段170による点が、基本的に異なる。ここでは、
これによって前記図1の実施例と異なってくるは諸点を
中心に以下に説明するが、その他の点は前記図1におけ
る実施例と同様である。
【0055】まず前記使用済み品1は、前記提供者13
によって前記販売店21に持ち込まれ、つづく一次輸送
手段150によって指定引取施設180に輸送される。
このはじめの受け渡しに関して、前記販売店21では、
前記無線決済端末1111による前記図1の実施例にお
けると同様の端末処理がなされるが、その詳細は図4に
示したと同様のものである。ただし、ここでの決済は、
処理料金が前記提供者の口座63から、リサイクル処理
を統括管理するリサイクル管理会社12の口座62にな
される。
【0056】また前記販売店21では、該使用済み品に
前記シール91が貼り付けられるとともに、前記管理票
80が添付される。前記シール91の機能と役割につい
ては前記図1の実施例にて説明した通りであるが、ここ
では該シール91が前記販売店21によって購入されて
いるため、該シール91の購入代金の決済の流れが前記
図1の実施例と異なり、前記購入代金の支払は販売店口
座71からリサイクル管理会社口座62になされる。ま
た前記管理票80の機能と目的は前記図1におけると同
様であるが、本実施例での前記使用済み品1の移動がな
された後の該管理票80の保管については、1枚目の帳
票(管理票81)が前記販売店21にて保管され、2枚
目の帳票(管理票82)が一次輸送手段によって保管さ
れ、3枚目の帳票(管理票83)が指定引取施設180
での受取の写しとして該指定引取施設180から返送さ
れて前記販売店21で保管され、4枚目の管理票(管理
票84)が前記指定引取施設180にて保管され、5枚
目の帳票(管理票85)が処理施設190にて保管され
る。
【0057】また前記一次輸送手段150による輸送に
対して支払われる一次輸送料金の決済は、ここでは前記
販売店口座71から前記一次輸送手段150を管理・運
営する会社の口座65になされる。もしくはここでの前
記一次輸送料金の支払いは、事業形態によっては前記リ
サイクル管理会社12の口座62になされてもよい。
【0058】また本実施例では、前述のように前記仲介
会社11による前記使用済み品1の受取が、前記指定引
取施設180よりも後段において判定手段11によって
なされる。該判定手段11での処理内容は、前記図1の
実施例における前記受付手段111での処理とほぼ同様
であり、前記図3における処理手順から、前記決済端末
処理による処理工程1112を除いたものとなる。なお
ここで前記判定手段11での処理内容には、この他にさ
らに、いったん輸送されてきた前記使用済み品1につい
て、前記診断工程113または前記評価工程1114で
の診断ないし評価の結果をもとに再利用できる可能性を
評価し、再利用可能性が低いものは受入しないという判
定を行う工程を含めると、さらにシステム全体の効率的
な運用が可能になり好適である。
【0059】また本実施例で前記使用済み品1の売約が
成立した場合、取引管理サーバ1152は、前記販売店
21で発行された前記管理票80に関して、該使用済み
品1が前記処理施設190での処理のための管理対象品
でなくなることを示す、マニフェスト取り消し(無効
果)情報を生成して通信回線を介してリサイクル管理サ
ーバ121に通知し、該管理サーバ121における前記
使用済み品1に関する前記管理番号の取り消しの処理を
行わせしめる。尚、マニフェスト取り消しは、ネット上
での売却を例としたが、引き取り、又は処分をした後で
も、その引き取り先や処分先で売却が発生すれば、その
通知をもとに取り消しを行うこともある。売却以外にリ
ースやレンタルの契約でも取り消しを行う。
【0060】なお本実施例におけるこのような前記使用
済み品1の受取は、図中では前記二次輸送手段170後
段としたが、これに限らず前記販売店21から前記処理
施設190に至る間のいずれの時点でなされてもよい。
本実施例は、以上のようにして運営されることにより前
記図1の実施例とほぼ同様の効果を持つが、さらに、前
述のように前記使用済み品1が、前記販売店21から前
記一次輸送をへて指定引取施設180にて一時保管さ
れ、二次輸送されて前記処理施設190に至るまでの、
いわば通常の廃棄物と同様のルートの途中で前記仲介会
社11によって受領されるために、ユーザによって使用
済みになった前記使用済み品1を、より確実に広い範囲
で大量に受け入れて取り扱うことができ、製品のリユー
ス(再使用)とリサイクルをより効率的に促進できる。
【0061】以上では、前記図1および図2を用いてリ
ユース促進のための実施形態の一例を示したが、本発明
を適用したシステムの実施形態は他にも様々考えられ
る。その1例として、例えば前記1の実施例において、
前記提供者13から前記仲介会社11への前記使用済み
品1の持ち込みに伴って、前記提供者口座63から前記
仲介会社口座61に前記リユース委託料金が支払われた
が、これは前記使用済み品1の品質が比較的低い場合を
想定してのことであり、反対に前記使用済み品1の品質
が比較的高いと想定される場合などは、前記仲介会社1
1が該使用済み品1を商品として買い取り、該買い取り
代金が前記仲介会社口座61から前記提供者口座63に
支払われるという形態としてもよい。
【0062】また、前記図1の実施例において、前記使
用済み品1が前記購入希望者20によって購入される
か、前記処理施設190にて処理されるかが決まった時
点で、それぞれの場合における前記使用済み品1の受け
渡しとこれにともなう決済の内容は決まるので、前記図
1で説明したように前記使用済み品1の受け渡しにとも
なって個々の決済がなされるのでなく、前記使用済み品
1の売約か処理かが決まった時点で、関係する決済が一
斉になされてもよい。このような決済の関係は、前記保
管施設113や、指定引取施設180、前記処理施設1
80、前記の各輸送手段といった各施設や工程を、どの
事業主体が運営するかによって異なるものであり、前記
図1および図2に示したものはそのうちの特定の1例で
あり、本発明の実施形態としてこの2例に特定するもの
ではない。
【0063】あるいはまた、以上における本発明の説明
では、前記使用済み品1の再利用に関して、前記購入希
望者20に販売されることを前提としていたが、これに
限らず、前記購入希望者20にリースやレンタルされる
という形態であってもよい。この場合、前記図1や図2
の実施例で説明した前記評価工程1174や前記取引管
理サーバ1152等で、前記価格として扱われていた情
報は、代わりにレンタル価格に関する情報の、評価値や
希望値となり、また前記購入希望者20(以下、使用者
と記す)から前記仲介会社11には、リースやレンタル
料金が該リースやレンタルの契約に則って例えば各月あ
るいは四半期ごとに支払われ、その決済は例えば前記使
用者の金融機関口座(図では省略)から、前記仲介会社
口座61への自動引き落としなどの形態を取ることにな
る。さらにまた、このようなレンタルの場合、特定の前
記使用者との前記レンタル契約の期間が終了した前記使
用済み品は、ふたたび前記保管施設113に輸送されて
保管され、次のレンタル契約が成立したら再度別の前記
使用者にレンタルされる、ということを繰り返し、前記
所定の基準による保管期限が終了すると前記1や前記2
の実施例の場合と同様に前記処理施設190での処理ル
ートに回されて処理されることになる。
【0064】マニフェスト伝票80の発行は、リサイク
ル管理サーバによって発行するとしたが、使用済み製品
受付時に、発行させる仕組みをとるシステムもある。即
ち、使用済み製品の受付時に、全てのその製品について
機械的にマニフェスト伝票を発行し、売却やリース、レ
ンタル等されたら、取り消しを行うやり方をとる。ま
た、各種サーバなる用語を使用したが、コンピュータシ
ステムの用語で置換してもよい。
【0065】
【発明の効果】使用可能な使用済品は効率的に希望者の
もとに循環させてリユースされ、不要品は不法投棄され
るずに適切に管理されてリサイクル処理、廃棄処分され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による取引仲介システムの1実施例を表
す全体構成図
【図2】本発明による取引仲介システムの1実施例を表
す全体構成図
【図3】受付手段における処理手順を示すフロー図
【図4】決済端末の構成及び処理の流れを表すフロー図
【図5】品質等の等級付け基準の一例を示す表
【図6】製品情報の区分と内容を示す表
【図7】取取引管理サーバにおける情報入出力及び処理
手順のフロー図
【図8】在庫品情報データベースの形式の一例を示すイ
メージ図
【図9】希望条件申込画面の一例を示す画面図
【符号の説明】
1 使用済み品 2 新品 11 仲介会社 12 リサイクル管理会社 13 提供者 14 メーカ 15 一次輸送会社 16 納品輸送会社 17 二次輸送会社 18 指定引取施設運営会社 19 処理施設運営会社 20 購入希望者 21 販売店 31 決済サーバ 32 クリアリングサーバ 39 精算手段 41 仲介会社金融機関 42 リサイクル管理会社金融機関 43 提供者金融機関 44 メーカ金融機関 45 一次輸送会社金融機関 46 納品輸送会社金融機関 47 二次輸送会社金融機関 48 指定引取施設運営会社金融機関 49 処理施設運営会社金融機関 50 購入希望者金融機関 51 販売店金融機関 61 仲介会社口座 62 リサイクル管理会社口座 63 提供者口座 64 メーカ口座 65 一次輸送会社口座 66 納品輸送会社口座 67 二次輸送会社口座 68 指定引取施設運営会社口座 69 処理施設運営会社口座 70 購入希望者口座 71 販売店口座 72 金融機関口座 80 管理票(全体を表す) 81 管理票1(1枚目の帳票) 82 管理票2(2枚目の帳票) 83 管理票3(3枚目の帳票) 84 管理票4(4枚目の帳票) 85 管理票5(5枚目の帳票) 91 シール 111 受付手段 112 補修手段 113 保管施設 114 展示販売施設 115 仲介サーバ 121 リサイクル管理サーバ 122 シール発行手段 141 メーカ倉庫 150 一次輸送手段 151 一次輸送管理手段 160 納品輸送手段 161 納品輸送管理手段 170 二次輸送手段 171 二次輸送手段管理手段 180 指定引取施設 190 処理施設 200 通信回線 201 インターネット回線 211 無線通信回線 212 優先通信回線 231 決済用カード 232 受付料金額情報 233 現金決済情報 234 決済指示情報 235 領収書 241 表示手段 242 読取手段 243 入力手段 244 情報処理手段 245 送信手段 246 領収書発行手段 1111 決済端末 1112 決済端末処理工程 1113 診断工程 1114 評価工程 1115 製品情報送信工程 1151 在庫情報管理サーバ 1152 取引管理サーバ 1211 購入希望者側端末 1212 特定在庫品の購入意志 1213 リクエスト情報 1214 ホームページ上への在庫情報掲示工程 1215 希望条件に合う在庫の照会・検索工程 1216 購入希望者への回答情報生成・送信工程 1217 購入希望者の購入意志の決定情報の受信工程 1218 売買判定 1219 在庫継続要否の判定 1220 在庫継続情報、価値調整情報の生成・送信工
程 1221 メーカ側端末 1222 新品在庫情報 1223 保管施設の在庫情報管理装置側端末 1224 使用済み品在庫情報 1225 統合在庫管理モジュール 1228 回答情報 1229 購入意志情報 1240 希望条件申込画面 1241 選択ボタン(新品希望時) 1242 選択ボタン(使用済み品希望時) 1243 選択ボタン(新品、使用済み品どちらでもよ
い場合) 1244 ドロップダウンリストボックス(品目名選択
用) 1245 ドロップダウンリストボックス(型式分類選
択用) 1246 ドロップダウンリストボックス(メーカ名選
択用) 1247 ドロップダウンリストボックス(希望価格範
囲選択用) 1248 ドロップダウンリストボックス(機能・性能
グレード選択用) 1249 ドロップダウンリストボックス(外観グレー
ド選択用) 1250 ドロップダウンリストボックス(使用期間グ
レード選択用) 1251 ドロップダウンリストボックス(保証グレー
ド選択用) 1252 ドロップダウンリストボックス(環境情報グ
レード選択用) 1253 ドロップダウンリストボックス(サポート情
報グレード選択用) 1254 テキストボックス(付加機能入力用) 1261 希望条件送信ボタン 1262 キャンセルボタン 1271 テキストボックス(氏名入力用) 1272 テキストボックス(郵便番号入力用) 1273 テキストボックス(住所:都道府県入力用) 1274 テキストボックス(住所:市区町村入力用) 1275 テキストボックス(住所:町番地入力用) 1276 テキストボックス(住所:棟・室番号入力
用) 1277 テキストボックス(電話番号入力用) 1278テキストボックス(電子メールアドレス入力
用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 430 G06F 17/60 430 B09B 5/00 ZAB B09B 5/00 ZABM (72)発明者 桑原 崇行 東京都千代田区三崎町2丁目9番18号 株 式会社日立システムテクノロジー内 (72)発明者 古川 達夫 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか事業所内 Fターム(参考) 4D004 AA21 AA22 AA46 DA16 5B049 BB11 CC03 CC05 CC08 CC36 CC48 DD01 EE01 EE05 FF03 FF04 GG04 GG07 5B055 BB20 CB09 CB10 CC05 CC10 EE02 EE04 EE21 EE27 KK01 KK05 LL11 PA05 PA34 PA37

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済み製品についての、品目名・形式
    分類・メーカ名を含む分類情報と、価格情報と、該使用
    済み製品を診断または評価して得た品質情報と、外観・
    機能・性能を含む仕様情報とを、インターネットのホー
    ムページ上であるいはダウンロードして検索または閲覧
    可能な形態で公開することを特徴とする製品の取引方
    法。
  2. 【請求項2】 前記使用済み品についての前記品質情報
    が、機能および動作の確実性又は、変色・損傷等の外観
    劣化についての情報であることを特徴とする請求項1の
    製品の取引方法。
  3. 【請求項3】 未使用の製品についての、品目名・形式
    分類・メーカ名を、含む製品分類情報と、価格情報と、
    外観・機能・性能を含む仕様情報をもあわせて前記ホー
    ムページ上に公開することを特徴とする請求項1又は2
    の製品の取引方法。
  4. 【請求項4】 前記使用済み製品または前記未使用の製
    品についての前記品質の情報を所定の基準に従って等級
    づけて前記ホームページにて公開し、等級づけた該デー
    タを用いて検索可能な形態で情報提供することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかの製品の取引方法。
  5. 【請求項5】 ホームページにアクセスした購入希望者
    側の端末から入力された、購入希望品についての、品目
    名ならびに型式分類についての情報と、希望価格の情報
    と、あるいはさらに機能および動作の確実性や、変色や
    損傷等の外観劣化についての品質情報と、あるいはさら
    に、付加機能、性能、サイズ、重量等の仕様情報と、希
    望納期の情報とからなる希望条件情報を受けて、前記希
    望条件情報に合致する前記使用済み品または新品の在庫
    の有無の情報を検索し、該当する在庫品の有無の情報お
    よび、前記在庫品が存在する場合は、該在庫品が新品か
    使用済み品かを示す情報と、品目名ならびに型式分類の
    前記情報と、前記価格情報と、機能および動作の確実性
    や、変色や損傷等の外観劣化についての前記品質情報
    と、付加機能、性能、サイズ、重量等についての前記仕
    様情報を、前記購入希望者側の端末に向けて返信するこ
    とを特徴とする製品の取引方法。
  6. 【請求項6】 使用済み製品を受け付けて保管し、保管
    中の製品情報及び価格情報を通信回線を通じて顧客に開
    示提供して取り引きを行わせ、取り引きのないまま所定
    期間を越えて保管中の製品は、引き取り又は処分を行う
    製品販売/処理仲介システムにおいて、上記顧客への開
    示は、使用済み製品についての、品目名・形式分類・メ
    ーカ名を含む分類情報と、価格情報と、該使用済み製品
    を診断または評価して得た品質情報と、外観・機能・性
    能を含む仕様情報とを、インターネットのホームページ
    上であるいはダウンロードして検索または閲覧可能な形
    態で公開することを特徴とする製品の販売/処理仲介シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 使用済み製品の受付データを入力し受付
    ける入力手段と、 この入力手段からの製品情報を取り込み、製品保管施設
    における在庫情報をこの製品情報に対応付けて管理する
    在庫管理サーバと、受付け入力手段からの製品情報及び
    在庫情報管理サーバからの在庫情報を集積すると共に、
    ネットワークを通じて、購入希望者の操作端末に閲覧・
    検索可能に情報を提供する取引管理サーバと、 を備える製品情報提供装置。
  8. 【請求項8】 上記製品情報は、製品分類、価格情報、
    品質情報、仕様情報、環境情報、サポート情報、提供者
    情報を含み、 上記品質情報とは、機能・性能、外観、使用期間、及び
    等級情報、並びに販売価格情報を含むものとした請求項
    7の製品情報提供装置。
  9. 【請求項9】 取引管理サーバは、上記在庫継続か否か
    を在庫期間の長さに応じて決定するものとし、その在庫
    期間に至るまでの期間の長さに応じて売却価格を小さく
    設定するものとする請求項7の製品情報提供装置。
  10. 【請求項10】 取引管理サーバは、使用済み製品の新
    品時の製品情報を持っており、使用済み製品に関する情
    報開示に併せてこの新品時の製品情報をも開示させるも
    のとした請求項7の製品情報提供装置。
  11. 【請求項11】 使用済み製品の買取りかリースかの受
    付けデータを入力し、受付け製品の診断及び評価の情報
    を含む製品情報を得又は入力する受付け入力手段と、 入力手段からの製品情報を取り込み、製品保管施設にお
    ける在庫情報をこの製品情報に対応付けて管理する在庫
    情報管理サーバと、 入力手段からの製品情報及び在庫管理サーバからの在庫
    情報を取り込み、使用済み製品に関する在庫情報と製品
    情報を集積し、ネットワークを通じて購入希望者の操作
    端末に閲覧・検索可能に情報を提供すると共に、購入な
    き場合に在庫継続か否かを決定する取引管理サーバと、 この在庫継続でないとの決定に基づいて当該製品の引き
    取りや処分のためのリサイクル管理を行うリサイクル管
    理サーバと、 上記入力手段による受付データの入力に基づいてリユー
    ス又は買取りの契約及び委託料又は買取り料金情報を含
    む決済処理、及び取引管理サーバによる購入成立に伴う
    決済処理、上記引取りや処分に伴う決済処理を行う決済
    サーバと、 を備える製品の販売/処理仲介システム。
  12. 【請求項12】 上記製品情報は、製品分類、価格情
    報、品質情報、仕様情報、環境情報、サポート情報、提
    供者情報を含み、 上記品質情報とは、機能・性能、外観、使用期間、及び
    等級情報、並びに販売価格情報を含むものとした請求項
    11の製品の販売/処理仲介システム。
  13. 【請求項13】 取引管理サーバは、上記在庫継続か否
    かを在庫期間の長さに応じて決定するものとし、その在
    庫期間に至るまでの期間の長さに応じて売却価格を小さ
    く設定するものとする請求項11の製品の販売/処理仲
    介システム。
  14. 【請求項14】 取引管理サーバは、使用済み製品の製
    品情報を持っており、使用済み製品に関する情報開示に
    併せてこの新品時の製品情報をも対比して開示させるも
    のとした請求項11の製品の販売/処理仲介システム。
  15. 【請求項15】 上記リサイクル管理サーバは、処分又
    は引き取り決定時にはマニフェスト管理票を発行する処
    理を行うものとし、このマニフェスト管理票発行時に取
    引管理サーバから購入決定の通知を受けた場合、マニフ
    ェスト管理票の発行を無効化する処理を行うものとする
    請求項11の製品の販売/処理仲介システム。
  16. 【請求項16】 上記リサイクル管理サーバは、処分又
    は引取り決定時にはマニフェスト管理票を発行する処理
    を行うものとし、このマニフェスト管理票発行後に、購
    入又はリース決定の通知を取引管理サーバから受けた場
    合、引取り先からの購入又はリース又はリユース決定の
    通知を受けた場合、処分先での購入又はリース又はリユ
    ース決定の通知を受けた場合、のいずれかにより、マニ
    フェスト管理票の発行を無効化する処理を行うものとす
    る請求項11の製品の販売/処理仲介システム。
  17. 【請求項17】 上記決済サーバは、入力手段でのリー
    ス受付けデータを入力した場合にあっては、購入者成立
    後における売却代金の一部を製品提供者に還元する決済
    処理を行うものとした請求項11の製品の販売/処理仲
    介システム。
  18. 【請求項18】 使用済み製品の他に新品の製品も受け
    付けて使用済み製品と併せて公開し、取引を行わせるも
    のとした請求項1〜4のいずれかの製品の取引方法。
  19. 【請求項19】 使用済み製品の他に新品の製品も受け
    付け入力手段により受付、取引管理サーバ上に集積させ
    て情報を提供させるものとした請求項11の製品販売/
    処理仲介システム。
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