JP3273637B2 - 記録再生装置用モード切換え機構 - Google Patents

記録再生装置用モード切換え機構

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JP3273637B2
JP3273637B2 JP20759692A JP20759692A JP3273637B2 JP 3273637 B2 JP3273637 B2 JP 3273637B2 JP 20759692 A JP20759692 A JP 20759692A JP 20759692 A JP20759692 A JP 20759692A JP 3273637 B2 JP3273637 B2 JP 3273637B2
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    • G11B15/28Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal
    • G11B15/29Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal through pinch-rollers or tape rolls

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセットテープレコー
ダ等の記録再生装置のモードを切り換える機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カセットテープレコーダ等の記録再生装
置は、操作パネルのボタン操作によって再生,記録,早
送り,巻き戻し等の各種モードに切り換えられる。各モ
ードに応じて、磁気ヘッド及びピンチローラの前後進,
リールギヤの正回転又は逆回転等が行われる。
【0003】この種のモード切換え機構として、たとえ
ば図1に示すものが実公昭62−32355号公報で紹
介されている。この機構においては、消去ヘッドa1
再生ヘッドa2 等を取り付けたヘッド基板aに長孔a
3 ,a4 を穿設し、シャーシbに立設したピンb1 ,b
2 を長孔a3 ,a4 に挿通している。リール台c1 ,c
2 に載置されたカセットハーフ内の磁気テープは、キャ
プスタンc3 と協動するピンチローラc4 で移送され
る。ピンチローラc4 は、中心部がシャーシbに支持軸
5 で回動自在に軸支された支持アームc6 の一端に回
転自在に支持されている。
【0004】シャーシbには、制御レバーdが支点d1
で回動自在に支持されている。制御レバーdは、ヘッド
基板aの長孔a5 に係合する係合ピンd2 を一端に備
え、カム円板eのカム溝e1 に係合する制御ピンd3
他端に備えている。カム円板eは、軸e2 でシャーシb
に回転自在に支持される。制御レバーdは、ヘッド基板
aとの間に張設された引張りバネd4 によってヘッド基
板aをA方向に常時付勢している。
【0005】カム溝e1 には、制御レバーfの一端に設
けた制御ピンf1 が係合している。制御レバーfは、支
持軸f2 によってシャーシbに回転自在に支持され、他
端に制御板gを枢着している。制御板gは、シャーシb
に立設されているピンb3 ,b4 が差し込まれる長孔g
1 ,g2 が穿設されており、矢印B方向に摺動すること
ができる。制御板gには、B方向に延びた起立部g3
設けられている。起立部g3 には、支持アームc6 の端
部が差し込まれる切欠きg4 が形成されている。また、
制御板gの突起g5 と支持アームc6 の端部との間に引
張りバネg6 を張設し、支持アームc6 に反時計方向の
回転力を付勢している。
【0006】停止,巻き戻し及び早送りの各モードで
は、図示するようにヘッド基板aが後退している。この
とき、カセットハーフ内の磁気テープからヘッドa1
2 が離間し、支持アームc6 の端部が切欠きc4 の一
側面に衝合してピンチローラc4 をキャプスタンc3
ら離間している。この状態からヘッド基板aがA方向と
は反対方向に前進すると、ヘッドa1 ,a2 がカセット
ハーフ内の磁気テープに接触すると共に、ピンチローラ
4 がキャプスタンc3 に接近しキュー,ポーズ及びプ
レイの各モードとなる。各モードにおけるヘッドa1
2 及びピンチローラc4 の位置は、カム円板eに形成
しているカム溝e1 の形状によって制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図1の機構では、複数
の制御レバーd,fを介してカム円板eの回転をヘッド
基板a及び支持アームc6 に伝達している。そのため、
機構的に複雑となり、多数の部品が狭隘な空間に組み込
まれるカーステレオ,携帯用テープレコーダ等を小型化
する上でのネックとなっている。また、早送り,巻き戻
し等のモードでは、リール台c1 ,c2 を高速で回転さ
せるために歯車の噛合い状態を変える必要がある。しか
し、噛合い状態を変えるためのアイドラーギヤ等を前後
進させる機構は、ヘッド基板の移動機構とは別個に設け
られている。そのため、構造の一層の複雑化を招くと共
に、両機構の間でタイミングをとる必要が生じる。
【0008】しかも、カム円板eから比較的長い制御レ
バーd,fを伸ばし、ヘッド基板aの移動や支持アーム
6 の旋回を行わせている。この構造によるとき、力学
的にも無駄が多いことは勿論、ヘッド基板aの移動や支
持アームc6 の旋回にカム円板eを回転させる力が効率
よく使用されない。本発明は、このような問題を解消す
べく案出されたものであり、アイドラーギヤの切換えを
含めピンチローラの圧着切換え,磁気ヘッドの移動等の
モード切換えに伴った操作を行う1枚のリング状のモー
ドギヤを組み込むことにより、各モードごとにピンチロ
ーラ,磁気ヘッド,アイドラーギヤ等の移動をタイミン
グ良く確実に行い、機構的にも簡略化したモード切換え
機構を提供することを目的とする。
【0009】本発明のモード切換え装置は、その目的を
達成するため、まず請求項1に係る発明として、シャー
シベースの裏面側にリング状で大径のモードギヤを回転
可能に設け、該モードギアに位置検出用のスリット群を
形成し、該スリット群を通過する検出用ビームを位置検
出手段で検出することにより、前記モードギアを操作モ
ードに応じて所定角度回転駆動させる記録再生装置用モ
ード切換え機構であって、前記モードギヤの円周方向に
ヘッド切換えカム,リバースピンチ切換えカム,ノーマ
ルピンチ切換えカム,アイドラー切換えカム,リバース
プレイギヤ切換えカム及びノーマルプレイギヤ切換えカ
ムを形成し、ノーマルプレイモード,巻き戻しモード,
早送りモード,リバースプレイモード,リリースモード
の各操作モードに対応するカム面をそれぞれのカムに形
成し、前記ヘッド切換えカムには磁気ヘッドを搭載した
ヘッド移動機構のヘッド切換えピンを対向させ、前記リ
バースピンチ切換えカムにはリバースピンチローラを備
えたリバースピンチ移動機構のピンチ切換えピンを対向
させ、前記ノーマルピンチ切換えカムにはノーマルピン
チローラを備えたノーマルピンチ移動機構のピンチ切換
えピンを対向させ、前記アイドラー切換えカムにはアイ
ドラーギヤを回転可能に支持したアイドラー移動機構の
アイドラー切換えピンを対向させて、前記磁気ヘッド、
リバースピンチローラ、ノーマルピンチローラ、アイド
ラーギアを前記各操作モードに対応するカム面によって
前記モードギアの半径方向に移動又は揺動させ、前記リ
バースプレイギヤ切換えカムにはリバースアイドラーを
回転可能に支持したリバースプレイギヤ切換え機構のア
イドラー切換えピンを対向させ、前記ノーマルプレイギ
ヤ切換えカムにはノーマルアイドラーを回転可能に支持
したノーマルプレイギヤ切換え機構のアイドラー切換え
ピンを対向させて、リバースプレイギア又はノーマルプ
レイギアを前記巻き戻し又は早送りモード時に高速回転
に切り換え、前記ヘッド移動機構の移動部材に、互いに
噛み合った状態で軸支された一対の小ギアからなる弛み
取り機構を設け、前記リリースモード時に前記一対の小
ギアの各々を一対のリールギアにそれぞれ噛み合わせ
て、リリース状態にある磁気テープを双方のリールギア
に巻き取らせることを特徴とする。また、請求項2に係
る発明として、上記請求項1に係る記録再生装置用モー
ド切換え機構において、前記モードギアを駆動する駆動
ギアの軸部に突起を形成し、イジェクト時に、該突起を
前記シャーシベース側の部材に形成した切欠きに嵌め合
わせることで、前記モードギアのイジェクト位置を保持
させることを特徴とする。
【0010】
【実施例】本実施例のモード切り換え装置は、図2に示
した記録再生装置に組み込まれている。カセットハーフ
Aを記録再生装置の挿入口101からシャーシ本体10
0のカセット挿入部に挿入すると、カセットハーフAの
移動を検知してレバースイッチがオンされ、モータ11
0が起動する。モータ110の出力は、ウオームギヤ1
11,ウオームホイール112、中間歯車113,11
4を経てアーム駆動ギヤ115に伝達される。アーム駆
動ギヤ115には、アーム120とトーションバネ12
1との間に差し込まれる駆動ピン116が挿入されてい
る。
【0011】アーム120の先端には、カセットハーフ
Aの差込み方向先端部が保持されるカセット摺動部材
(図示せず)に係合する係合ピン122が固着されてお
り、枢支点123を中心とするアーム120の旋回によ
ってカセットハーフAの装填及びイジェクト動作が行わ
れる。アーム120の旋回に同期してスライダ130が
差込み方向に移動する。スライダ130の先端には、傾
動部材140の起立状態を解除するアンロック機構(図
示せず)が設けられている。アンロック機構は、アーム
120が最も奥行側に移動し、カセットハーフの押込み
工程が完了したときに作動し、奥行側辺部を中心として
傾動部材140を下方に揺動させる。傾動部材140に
弾性体141,係止爪142等を介してつながっている
昇降部材143は、傾動部材140の傾動に伴って下降
し、カセットハーフAをローディング面に下降させる。
【0012】ローディング面に移動したカセットハーフ
Aに対して、後述する機構によってモード切換えが行わ
れ、メインモータ150からの動力で再生,記録,早送
り,巻き戻し等の操作が行われる。中間歯車114は、
モータ110からの出力をアーム駆動ギヤ115に伝達
すると共に、図3に示したモード切換え用の駆動ギヤ2
10に噛み合っている。駆動ギヤ210は、軸部211
の一端に中間ギヤ114に噛み合う入力側歯車212
を、下端近傍に出力側歯車213を一体的に備えてい
る。軸部211には、図4に示すように突起214が形
成されている。突起214には、図4に示すようにカム
レバー215の切欠き216が嵌り合う。カムレバー2
15は、シャーシベース160に回転可能に取付けられ
た回転軸217を備えている。また、カムレバー215
は、シャーシベース160と突起218との間に張設さ
れた引張りバネ219によって、図4において時計方向
に付勢されている。イジェクト時には、アーム215が
ギヤ213を反時計方向に付勢し、イジェクト位置を保
持する。
【0013】モータ110の出力が伝達されると、駆動
ギヤ210は、引張りバネ219の弾撥力に抗してカム
レバー215を反時計方向に旋回させ、回転する。駆動
ギヤ210の回転によって、シャーシベース160の下
面側に設けられているモードギヤ200も回転する。モ
ードギヤ200は、シャーシベース160に形成されて
いる3本の円弧状溝161,162,163にスタッド
ヘッド201,202,203をそれぞれ臨ませ、シャ
ーシベース160の下面側で回転可能になっている。
【0014】モードギヤ200は、図5に示すようにほ
ぼ円環状の全体形状をもっており、円周方向に種々の機
能をうけもつ部分が形成されている。モードギヤ200
の周面に形成されたギヤ部220は、駆動ギヤ210の
出力側歯車213と噛み合っており、操作パネルにおけ
る再生,早送り,巻き戻し等の各操作に応じてモードギ
ヤ200を所定角度回転させる。ギヤ部220から円周
方向に離間した位置に形成されたスリット群230は、
リングギヤ220の回転角度を測定し、モード位置を検
出する。スリット群230は、周方向長さが異なる複数
の突起231〜234の間にスリット235〜239を
備えている。スリット235〜239の回転軌跡に臨む
位置で、シャーシベース160に開口部164が形成さ
れている。開口部164に臨んで、フォトセンサー等の
位置検出器190がシャーシベース160に取り付けら
れている。突起231〜234が開口部164を通過す
るとき検出用ビームが遮られ、スリット235〜239
が開口部164を通過するとき検出用ビームが位置検出
器190で検出される。ビーム遮断時間或いはビーム透
過時間は、突起231〜234及びスリット235〜2
39の周方向長さで調節される。したがって、位置検出
器190によって、モードギヤ200の回転位置や回転
角度等を知ることができる。
【0015】スリット235は、ノーマルプレイモード
にあるとき開口部164に臨み、位置検出器190で検
出される。スリット236は、巻き戻しモードにあると
き開口部164に臨み、位置検出器190で検出され
る。スリット237は、早送りモードにあるとき開口部
164に臨み、位置検出器190で検出される。スリッ
ト238は、リバースプレイモードにあるとき開口部1
64に臨み、位置検出器190で検出される。スリット
239は、リリース状態にあるとき開口部164に臨
み、位置検出器190で検出される。スリット群230
から更に円周方向に離間した位置に、磁気ヘッド320
の位置を切り換えるカム240が形成されている。ヘッ
ド切換えカム240は、円周方向に沿ってノーマルプレ
イモード対応面241,巻き戻しモード対応面242,
早送りモード対応面243,リバースプレイモード対応
面244,ヘッド移動面245,リリースモード対応面
247及びイジェクト対応面248を備えている。
【0016】ヘッド切換えカム240には、ヘッド移動
機構300に設けたヘッド切換えピン301が摺接す
る。ヘッド切換えピン301は、図6に示すようにシャ
ーシベース160に形成した長孔165を経てモードギ
ヤ200のヘッド切換えカム240に摺接する。モード
ギヤ200は、ヘッド切換えピン301の下端に固着し
た頭部302とシャーシベース160との間に挟持され
る。ヘッド切換えピン301は、ヘッド移動アーム31
0の先端部に固着されている。ヘッド移動アーム310
の他端には、磁気ヘッド320を搭載した副アーム33
0が固着され、或いはヘッド移動アーム310と一体化
されている。ヘッド移動アーム310の途中に段部31
1が形成されている。段部311から磁気ヘッド320
側のヘッド移動アーム310がシャーシベース160と
面一になるように、シャーシベース160に凹部又は切
欠きが形成されている。
【0017】副アーム330は、ヘッド移動アーム31
0と直交している。副アーム330の両先端部にはピン
チ切換え突起331,332が設けられ、中央部には左
右一対のピン(図示せず)が下向きに固着されている。
ピンは、シャーシベース160に形成されている長孔1
66,167に嵌り込み、図6の矢印方向に沿ったヘッ
ド移動アーム310のガイドとして働く。ヘッド移動ア
ーム310の先端部近傍に装着されたスライド片340
は、図7に示すように一対の回転軸341,342を備
えている。回転軸341,342は、ヘッド移動アーム
310に穿設された長孔311,312を貫通してお
り、先端部に弛み取り機構350の互いに噛み合った小
ギヤ351,352が回転可能に設けられている。スラ
イド片340は、ヘッド移動アーム310側の突起31
3とスライド片340側の突起343との間に張設され
た引張りバネ344によって磁気ヘッド320側に付勢
されている。
【0018】モードギヤ200の外周面には、更にリバ
ースピンチ切換えカム250が設けられている。リバー
スピンチ切換えカム250は、ノーマルプレイモード対
応面251,巻き戻しモード対応面252,早送りモー
ド対応面253,リバースプレイモード対応面254及
びリリースモード対応面257を備えており、リバース
プレイモード対応面254が半径方向内側に位置し、残
りのカム面251〜253,257がほぼ同一半径の円
周上にある。
【0019】リバースピンチ切換えカム250には、リ
バースピンチ移動機構400のピンチ切換えピン401
が当接する。ピンチ切換えピン401は、図3に示すよ
うにシャーシベース160に形成した円弧状開口168
を貫通しており、図8に示すモードギヤ200の下面を
摺動する頭部402を下端に備えている。ピンチ切換え
ピン401を固着している揺動片410は、シャーシベ
ース160に立設されている支持軸411を中心として
揺動する。揺動片410の先端には、ピンチローラ42
0が回転可能に設けられている。支持軸411には、ス
プリング430の弦巻部431が挿通されている。
【0020】弦巻部431の一側から延び出しているス
プリング430の係止端部432は、揺動片410の側
縁に設けられている係止爪412で係止されている。弦
巻部431の他端から延び出している作用端部433
は、ピンチ切換えピン401の内側を経て揺動片410
から突出しており、その先端部に副アーム330のピン
チ切換え突起331が対向する。なお、作用端部433
は、揺動片410に設けた抜止め突起413によって、
揺動片410から脱落することを防止される。
【0021】揺動片410は、作用端部433に接触す
るピンチ切換え突起331により位置規制される。ま
た、後述するモードギヤ200の回転に伴ってピンチ切
換え突起331により作用端部433に反時計方向の回
転力が付与されるとき、揺動片410は、支持軸411
を中心として旋回し、ピンチローラ420をキャプスタ
ン600に弾性的に押し付ける。この揺動片410の動
きは、ピンチ切換えピン401がリバースピンチ切換え
カム250のリバースプレイモード対応面254に落ち
込むことによって得られる。
【0022】モードカム200の幅方向内部には、リバ
ースピンチ切換えカム250に対応するノーマルピンチ
切換えカム260が形成されている。ノーマルピンチ切
換えカム260は、ノーマルプレイモード対応面26
1,巻き戻しモード対応面262,早送りモード対応面
263,リバースプレイモード対応面264及びリリー
スモード対応面267を備えている。ノーマルプレイモ
ード対応面261が半径方向内側に位置し、面262〜
264が同一円周上にあり、リリースモード対応面26
7が半径方向外側に位置する。
【0023】ノーマルピンチ切換えカム260には、ノ
ーマルピンチ移動機構450のピンチ切換えピン451
が当接する。ピンチ切換えピン451とノーマルピンチ
切換えカム260との接触関係は、ピンチ切換えピン4
01とリバースピンチ切換えカム250との接触関係と
ほぼ同様であり、図示を省略する。ノーマルピンチ移動
機構450は、図9に示すように支持軸461でシャー
シベース160に揺動可能に取り付けられた揺動片46
0を備えている。支持軸461に弦巻部481が挿入さ
れたスプリング480は、係止端部482が揺動片46
0の係止爪462で係止され、作用端部483が副アー
ム330のピンチ切換え突起332(図6参照)に接触
している。ピンチ切換えピン451は、シャーシベース
160に形成した円弧状開口169(図3参照)を経
て、モードギヤ200のノーマルピンチ切換えカム26
0に接する。
【0024】支持軸461には、アイドラー移動機構5
00の揺動片510も枢支されている。揺動片510
は、支持軸461側と反対方向に突出する先端部511
にアイドラー切換えピン501を固着している。アイド
ラー切換えピン501は、シャーシベース160の円弧
状溝162を経て、モードギヤ200に形成したアイド
ラー切換えカム270に当接し、モードギヤ200の裏
面を摺動する頭部502を備えている。アイドラー切換
えカム270は、図5に示すように、モードギヤ200
の円周方向に沿ってノーマルプレイモード対応面27
1,巻き戻しモード対応面272,早送りモード対応面
273,リバースプレイモード対応面274及びリリー
スモード対応面277を備えている。ノーマルプレイモ
ード対応面271,リバースプレイモード対応面274
及びリリースモード対応面277は同一円周上にあり、
巻き戻しモード対応面272は半径方向内側に位置し、
早送りモード対応面273は半径方向外側に位置する。
【0025】揺動片510は、一部が切り起こされてバ
ネ受け爪512となっており、バネ受け爪512に対向
する位置にスタッド513が固着されている。スタッド
513に巻部が挿入された作動スプリング520の両端
突出部521,522は、揺動片510から切り起こさ
れた係止爪514,515を経て突出する。揺動片51
0の先端部511は、スライド片530とシャーシベー
ス160との間に差し込まれている。スライド片530
は、長手方向に延びる長孔531,532が穿設されて
いる。スタッド533,534は、それぞれ長孔53
1,532を貫通してシャーシベース160に固着され
ている。先端部511が臨むスライド片530の辺部は
切り起こされて係止爪535,536となっており、係
止爪535,536に作動スプリング530の突出部5
21,522がそれぞれ掛けられている。
【0026】揺動片510は、アイドラー切換えピン5
01がアイドラー切換えカム270のカム面271〜2
77を摺動するとき、支持軸461を中心として揺動す
る。揺動片510の運動は、作動スプリング520を介
してスライド片530に伝えられ、長孔531,532
に挿入されたスタッド533,534がガイドとなって
スライド片530を図9の矢印方向に移動させる。スラ
イド片530の端部には、軸孔537が形成されてい
る。軸孔537に対応する位置のシャーシベース160
に、スライド片530の移動方向に長い長孔171が穿
設されている。軸孔537には、早送り,巻き戻し切換
え用のアイドラーギヤ540にシャフト545が同軸状
に挿通されたレバー546の軸部542が挿入されてい
る。レバー546には、中心点対称で軸部544が設け
られており、軸部544がシャーシベース160に穿設
した長孔172(図3参照)に挿通されている。これに
より、アイドラーギヤ540は、レバー546を介して
スライド片530と同じ方向に移動すると共に、回転可
能に支持される。
【0027】ピンチローラ420,470にそれぞれ対
向して、キャプスタン600,650がシャーシベース
160を貫通して回転可能に設けられている。キャプス
タン600,650には、メインモータ150から出力
された動力が動力伝達機構610によって伝達される。
動力伝達機構610は、図10に示すようにメインモー
タ150の出力軸に固着された駆動プーリ611とキャ
プスタン600,650の駆動プーリ601,651と
の間にベルト612を掛け渡している。駆動プーリ60
1,651には、キャプスタン600,650と同軸に
リバースプレイ用ギヤ602及びノーマルプレイ用ギヤ
652,巻き戻しギヤ603及び早送りギヤ653が設
けられている。
【0028】リバースプレイ用ギヤ602はリバースア
イドラー604を介してリバースリールギヤ605に連
接され、ノーマルプレイ用ギヤ652はノーマルアイド
ラー654を介しノーマルリールギヤ655に連接され
ている。アイドラー604,654は、キャプスタン6
00,650を中心とする揺動片620,670の旋回
によってリールギヤ605,655に噛み合い、或いは
噛合い状態が解除される。
【0029】リバースアイドラー604を旋回させるた
め、図11に示すようにキャプスタン600を中心とし
て揺動自在な揺動片620を設けている。揺動片620
の一端には、リバースアイドラー604が回転可能に取
付けられている。揺動片620の他端側は、段部621
から先端がシャーシベース160の下側に潜り込み、先
端部に取り付けたアイドラー切換えピン622がモード
ギヤ200に形成したリバースプレイギヤ切換えカム2
80に当接している。また、シャーシベース160と揺
動片620との間に調節した引張りバネ623によっ
て、リバースアイドラー604がリバースリールギヤ6
05に向けて付勢されている。
【0030】リバースプレイ切換えカム280は、図5
に示すようにノーマルプレイモード対応面281,巻き
戻しモード対応面282,早送りモード対応面283,
リバースプレイモード対応面284及びリリースモード
対応面287を備えている。カム面281〜283は、
カム面284,287よりも半径方向内側に位置する。
ノーマルアイドラー654を旋回させるためにも、同様
な構造の揺動片670がキャプスタン650を中心とし
て旋回可能に設けられている。揺動片670にも、一端
にノーマルアイドラー654が回転可能に取り付けら
れ、他端にアイドラー切換えピン672が設けられてい
る。
【0031】アイドラー切換えピン672は、モードギ
ヤ200に形成したノーマルプレイ切換えカム290に
当接する。ノーマルプレイ切換えカム290は、図5に
示すようにノーマルプレイモード対応面291,巻き戻
しモード対応面292,早送りモード対応面293,リ
バースプレイモード対応面294及びリリースモード対
応面297を備えている。ノーマルプレイモード対応面
291は、他のカム面292〜297よりも半径方向外
側に位置する。図12は、各部品の位置とカム等との対
応関係を明らかにした斜視図である。なお、図面の複雑
化を避けるため、図12では弛み取り機構350,ノー
マルピンチ移動機構450,リールギヤ605,655
等を省略している。図示の例では動作角度θを60度に
設定し、モードギヤ200の回転方向に関してノーマル
プレイポジションP1 ,巻き戻しポジションP2 ,早送
りポジションP3 ,リバースプレイポジションP4 ,リ
リースポジションP7 及びイジェクトポジションP8
設定している。
【0032】ノーマルプレイポジションP1 では、スリ
ット235が開口部164に臨み、位置検出器190で
検出される。このとき、ヘッド切換えピン301はノー
マルプレイモード対応面241に、ピンチ切換えピン4
01はノーマルプレイモード対応面251に、ピンチ切
り換えピン451はノーマルプレイモード対応面261
に、アイドラー切換えピン501はノーマルプレイモー
ド対応面271に、アイドラー切換えピン622はノー
マルプレイモード対応面281に、アイドラー切換えピ
ン672はノーマルプレイモード対応面291にそれぞ
れ当接している。
【0033】モードカム200の回転によるポジション
1 →P8 の移動に応じて、ピン301,401,45
1,501,622,672は、カム240,250,
260,270,280,290をノーマルプレイモー
ド対応面からリリースモード対応面に移動する。このピ
ン301,401,451,501,622,672と
カム240,250,260,270,280,290
との噛合い状態の変化によって、ヘッド移動機構30
0,ピンチ移動機構400,450,アイドラー移動機
構500,揺動片620,670等が移動し、それぞれ
のモードに適したポジションをとる。
【0034】以下、各モードごとの位置関係及び動作を
説明する。リリースモード (図13) カセットハーフがデッキに挿入されていない状態、或い
は再生又は録音終了後にカセットハーフを取り出そうと
する状態では、スリット239が開口部164に臨み、
位置検出器190で検出される。このとき、ヘッド切換
えピン301は、ヘッド切り換えカム240のリリース
モード対応面247に位置する。リリースモード対応面
247は、半径方向内側に位置したアリ溝状になってい
るので、リリースモード対応面247に当接しているヘ
ッド切換えピン301をモードギヤ200の中心方向に
押す。したがって、ヘッド移動機構300は、図13に
おいて右方向に移動し、磁気ヘッド320をテープ走行
面から後退させる。
【0035】ピンチ切換えピン401は、リバースピン
チ切換えカム250のリリースモード対応面257から
若干離れた位置に保たれる。ピンチ切換えピン451
も、ノーマルピンチ切換えカム260のリリースモード
対応面267に位置する。したがって、揺動片410,
460は、それぞれのピンチローラ420,470がキ
ャプスタン600,650から離れる方向に旋回してい
る。アイドラー切換えピン501は、アイドラー切り換
えカム270のリリースモード対応面277に位置す
る。中立点にあるリリースモード対応面277に当接し
ているアイドラー切換えピン501により、揺動片51
0が接線方向に保たれる。したがって、モードギヤ20
0の中心にアイドラーギヤ540が維持されるように、
スライド片530が位置する。
【0036】アイドラー切換えピン622は、リバース
プレイギヤ切換えカム280のリリースモード対応面2
87に位置する。リリースモード対応面287は、半径
方向外側にあり、揺動片620を図13で時計方向に回
転させる。したがって、リバースプレイ用ギヤ602と
噛み合っているリバースアイドラー604は、リバース
リールギヤ605と噛合い関係に入る。また、小ギヤ3
51,352も、ヘッド移動機構300の移動に伴って
リバースリールギヤ605と噛合い関係に入る。アイド
ラー切換えピン672は、ノーマルプレイギヤ切換えカ
ム290のリリースモード対応面297に位置する。リ
リースモード対応面297は、半径方向内側に位置し、
揺動片670を図13で時計方向に回転させる。したが
って、ノーマルプレイ用ギヤ652と噛み合っているノ
ーマルアイドラー654は、ノーマルリールギヤ655
から離間する。
【0037】この状態で、メインモータ150から駆動
プーリ601,651に動力が伝達されると、駆動プー
リ601の回転は、矢印で示すようにリバースプレイ用
ギヤ602,リバースアイドラーギヤ604,リバース
リールギヤ605を経て小ギヤ351,352に伝えら
れる。ノーマルリールギヤ655は、小ギヤ351,3
52との噛み合いによって、リバースリールギヤ605
と反対方向に回転する。したがって、リリース状態にあ
るカセットハーフの磁気テープが双方のリールギヤ60
5,655に巻き取られ、弛みが除去される。
【0038】リリースモードから更にモードギヤ200
を時計方向に回転させると、イジェクト状態になる。こ
のとき、たとえばヘッド切換えピン301は、イジェク
ト対応面248に位置する。また、駆動ギヤ210の突
起214がカムレバー215の切欠き216に嵌り込み
(図4参照)、イジェクト状態でモードギヤ200がロ
ックされる。
【0039】ノーマルプレイモード(図14) 操作パネルのプレイモードを押すと、駆動ギヤ210に
よってモードカム200が回転し、スリット235が開
口部164に臨み、位置検出器190で検出される。こ
のとき、ヘッド切換えピン301は、ヘッド切換えカム
240のノーマルモード対応面241に位置する。半径
方向外側に位置するノーマルモード対応面241に接触
するヘッド切換えピン301によって、ヘッド移動機構
300は、図14の左方向に移動する。したがって、磁
気ヘッド320は、挿入されているカセットハーフの磁
気テープ走行面に位置する。また、小ギヤ351,35
2も、リールギヤ605,655から切り離される。
【0040】リバースピンチ切換えピン401は、リバ
ースピンチ切換えカム250のノーマルモード対応面2
51に位置する。アイドラー切換えピン622は、リバ
ースプレイギヤ切換えカム280のノーマルプレイモー
ド対応面281に位置する。ノーマルプレイモード対応
面281は半径方向内側にあり、揺動片620を図14
で反時計方向に旋回させ、リバースアイドラー604を
リバースリールギヤ605から切り離す。ノーマルピン
チ切換えピン451は、ノーマルピンチ切換えカム26
0のノーマルモード対応面261に位置する。ノーマル
モード対応面261は、中立位置よりも半径方向内側に
あり、ノーマルピンチ切換えピン451との間に僅かな
隙間が保たれる。そのため、ノーマルピンチ移動機構4
50の揺動片460は、支持軸461を中心として旋回
可能な状態にある。この状態のノーマルピンチ移動機構
450のスプリング480(図9参照)に図14で左方
向に移動したヘッド移動機構300のピンチ切換え突起
332が押し付けられる。したがって、揺動片460が
図14で時計方向に旋回し、ピンチローラ470をキャ
プスタン650に押し付ける。
【0041】アイドラー切換えピン672は、ノーマル
プレイギヤ切換えカム290のノーマルモード対応面2
91に位置する。ノーマルモード対応面291は、ノー
マルプレイギヤ切換えカム290の中立点よりも半径方
向外側にある。したがって、揺動片670がキャプスタ
ン650を中心として反時計方向に旋回し、ノーマルア
イドラー654がノーマルリールギヤ655に噛み合
う。したがって、メインモータ150から駆動プーリ6
51に伝達された動力によって、ノーマルプレイ用ギヤ
652及びノーマルアイドラー654を経てノーマルリ
ールギヤ655が回転する。他方、駆動プーリ601か
らの動力は、リバースアイドラー604とリバースリー
ルギヤ605とが切り離されているので、リバースリー
ルギヤ605に伝達されない。この状態で、磁気テープ
は、ノーマル走行側のキャプスタン650とピンチロー
ラ470との間を経てノーマルリールギヤ655で巻き
取られる。
【0042】巻き戻しモード(図15) 操作パネルの巻き戻しボタンを押すと、図15に示すよ
うにモードギヤ200が回転する。この回転位置は、開
口部164に臨んだスリット236を位置検出器190
で検出することによって確認される。ヘッド切換えピン
301は、ノーマルモード対応面241よりも半径方向
内側にある巻き戻しモード対応面242に位置する。し
たがって、ヘッド移動機構300は、ノーマルモード対
応面241と巻き戻しモード対応面242との半径差分
だけ図15で右方向に移動する。この移動によって、磁
気ヘッド320がテープ走行面から若干後退する。
【0043】ピンチ切換えピン401はリバースピンチ
切換えカム250の巻き戻しモード対応面252に位置
し、アイドラー切換えピン622はリバースプレイギヤ
切換えカム280の巻き戻しモード対応面282に位置
する。巻き戻しモード対応面252,282は、それぞ
れノーマルプレイモード対応面251,282と同一円
周状にあるので、揺動片410,620はノーマルプレ
イモード(図14)と同じ姿勢に保たれる。
【0044】ピンチ切換えピン451はノーマルピンチ
切換えカム260の巻き戻しモード対応面262に位置
し、アイドラー切換えピン672はノーマルプレイギヤ
切換えカム290の巻き戻しモード対応面292に位置
する。巻き戻しモード対応面262は、ノーマルプレイ
モード対応面261よりも半径方向外側に位置し、ノー
マルピンチ移動機構450の揺動片460を反時計方向
に回転させる。これにより、ピンチローラ470は、キ
ャプスタン650から切り離される。巻き戻しモード対
応面292は、ノーマルプレイモード対応面291より
も半径方向内側に位置し、キャプスタン650を中心と
して揺動片670を時計方向に旋回させる。これによ
り、ノーマルリールギヤ655からノーマルアイドラー
654が切り離される。
【0045】アイドラー切換えピン501は、アイドラ
ー切換えカム270の巻き戻しモード対応面272に位
置する。巻き戻しモード対応面272は、ノーマルモー
ド対応面271よりも半径方向内側に位置しているの
で、アイドラー切換えピン501及び揺動片510を介
してアイドラー切換え機構500のスライド片530を
図15で下方向に移動させる。アイドラーギヤ540
は、スライド片530の移動によって巻戻しギヤ603
及びリバースリールギヤ605と噛み合う。したがっ
て、メインモータ150から駆動プーリ601に伝達さ
れた動力によって、巻戻しギヤ603及びアイドラーギ
ヤ540を経てリバースリールギヤ605に回転力が伝
達される。アイドラーギヤ540を噛み合わせることに
よってリバースリールギヤ605が高速回転し、カセッ
トハーフの磁気テープが高速度で巻き戻される。
【0046】早送りモード(図16) 早送りモードでは、スリット237が位置検出器190
で検出される。ヘッド切換えピン301が当接するヘッ
ド切換えカム240の早送りモード対応面243は、巻
き戻しモード対応面242と同一円周状にある。したが
って、磁気ヘッド320は、巻き戻しモード(図15)
と同様にテープ走行面から若干後退した位置に保たれ
る。
【0047】ピンチ切換えピン401が当接するリバー
スピンチ切換えカム250の早送りモード対応面253
は、巻き戻しモード対応面252と同一円周状にある。
したがって、リバースピンチ移動機構400の揺動片4
10は巻き戻しモードと同じ姿勢を維持し、ピンチロー
ラ420をキャプスタン600から離間させている。ア
イドラー切換えピン622が当接するリバースプレイギ
ヤ切換えカム280の早送りモード対応面283も、巻
き戻しモード対応面282と同一円周状にある。したが
って、揺動片620は、巻き戻しモードと同じ姿勢を維
持し、リバースリールギヤ605からリバースアイドラ
ー604を切り離している。
【0048】ピンチ切換えピン451が当接するノーマ
ルピンチ切換えカム260の早送りモード対応面263
は、巻き戻しモード対応面262と同一円周状にあり、
ノーマルピンチ移動機構450の揺動片460を巻き戻
しモードと同じ姿勢に維持し、ピンチローラ470をキ
ャプスタン650から離間させている。アイドラー切換
えピン672が当接するノーマルプレイギヤ切換えカム
290の早送りモード対応面293は、巻き戻しモード
対応面292と同一円周状にある。そのため、揺動片6
70が巻き戻しモードと同じ姿勢をとり、ノーマルリー
ルギヤ655からノーマルアイドラーギヤ654が離間
する。
【0049】アイドラー切換えピン501が当接するア
イドラー切換えカム270の早送りモード対応面273
は、中立点よりも半径方向外側に位置する。したがっ
て、アイドラー移動機構500のスライド片530は、
アイドラー切換えピン501及び揺動片510を介し図
16で上方向に移動する。アイドラーギヤ540は、ス
ライド片530の移動によって早送りギヤ653及びノ
ーマルリールギヤ655と噛み合う。この噛み合いによ
り、ノーマルリールギヤ655が矢印方向に高速回転
し、磁気テープを早送りする。
【0050】リバースプレイモード(図17) リバースモードでは、スリット238が位置検出器19
0で検出される。このとき、ヘッド切換えピン301
は、ヘッド切換えカム240のリバースプレイモード対
応面244に当接する。リバースプレイモード対応面2
44は、ノーマルプレイモード対応面241と同一円周
上にある。したがって、ヘッド移動機構300は、図1
6の状態から左方向に移動し、磁気ヘッド320をテー
プ走行面に臨ませる。
【0051】ピンチ切換えピン401は、リバースピン
チ切換えカム250のリバースプレイモード対応面25
4に対向する。リバースプレイモード対応面254は、
リバースピンチ切換えカム250の中立点よりも半径方
向内側に位置し、リバースピンチ移動機構400の揺動
片410を、支持軸411を中心として旋回可能な状態
に維持する。この状態でスプリング430の作用端部4
33に副アーム330のピンチ切換え突起331が押し
付けられる(図8参照)ため、ピンチローラ420がキ
ャプスタン600に弾性的に押し付けられる。アイドラ
ー切換えピン622は、リバースプレイギヤ切換えカム
280のリバースモード対応面244に対向する。リバ
ースモード対応面244は、半径方向外側にある。その
ため、揺動片620は、引張りバネ623(図11参
照)の弾撥力で時計方向に旋回し、リバースアイドラー
604をリバースリールギヤ605に噛み合わせる。
【0052】ピンチ切換えピン451が当接するノーマ
ルピンチ切換えカム260のリバースモード対応面26
4は中立点にあり、ピンチローラ470がキャプスタン
650から離間した維持に維持される。アイドラー切換
えピン672が当接するノーマルプレギヤ切換えカム2
90のリバースモード対応面294は、半径方向内側に
位置し、揺動片670を図17で時計方向に旋回させ
る。ノーマルアイドラーギヤ654は、揺動片670の
旋回によってノーマルリールギヤ655から切り離され
る。
【0053】アイドラー切換えピン501は、アイドラ
ー切換えカム270のリバースモード対応面274に位
置する。リバースモード対応面274は、中立点にあ
り、アイドラーギヤ540をモードカム200のほぼ中
央に位置させる。この位置のアイドラーギヤ540は、
巻き戻しギヤ603,早送りギヤ653やリールギヤ6
05,655との噛合い状態から解放されている。メイ
ンモータ150からの動力は、図示するようにリバース
プレイ用ギヤ602及びリバースアイドラーギヤ604
を経てリバースリールギヤ605に伝達され、リバース
モードでの再生,記録等が行われる。
【0054】以上の実施例では、モードギヤ200の外
側にヘッド切換えカム240及びリバースピンチ切換え
カム250を、内側にリバースプレイギヤ切換えカム2
80及びノーマルプレイギヤ切換えカム290を、幅方
向内部にアイドラー切換えカム270を形成している。
しかし、カム240〜290は、これに拘束されること
なく、各カム240〜290のモードを対応させている
限り、モードギヤ200の円周方向に沿って適宜形成す
ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のモード
切換え機構においては、一枚のモードギヤから磁気ヘッ
ドの前後進,ピンチローラの押付け及び押付け解除,ノ
ーマル走行用ギヤ群の噛合い及び噛合い解除,リバース
走行用ギヤ群の噛合い及び噛合い解除,巻き戻し及び早
送り用のアイドラーギヤの噛合せ及び噛合せ解除に必要
な動きを取り出している。そのため、従来のアームやレ
バー等が不要で機構的に極めて簡単になると共に、各モ
ードでのタイミングを確実にとることが可能になる。ま
た、カムとピン接触状態をモードギヤ内側に伝え、各部
の移動制御を行っているので、力学的に無理な構造を必
要とすることなく、磁気ヘッド,ピンチローラ,アイド
ルギヤ等の移動に必要な力が容易に得られる。特に、一
体的なモードギヤから磁気ヘッドの前後進及び早送り,
巻き戻しのための動きを基本的に平面的な連係機構で取
り出しているので、動力伝達系も簡略化され、コンパク
トな設計に適した磁気記録再生装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のモード切換え機構の概略
【図2】 本発明実施例で使用したカセットデッキ
【図3】 同カセットデッキの上側シャーシを取り外し
た状態
【図4】 同カセットデッキの駆動ギヤ
【図5】 同カセットデッキのモードギヤ
【図6】 同カセットデッキのヘッド移動機構
【図7】 ヘッド移動機構に設けた弛み取り機構
【図8】 リバースピンチ移動機構
【図9】 ノーマルピンチ移動機構及びアイドラー移動
機構
【図10】 動力伝達系
【図11】 リバースアイドラーギヤ切換え機構
【図12】 モードギヤと各機構との関係
【図13】 リリースモード
【図14】 ノーマルプレイモード
【図15】 巻き戻しモード
【図16】 早送りモード
【図17】 リバースプレイモード
【符号の説明】
190 位置検出器 200 モ
ードギヤ 235〜239 位置検出用のスリット 240 ヘ
ッド切換えカム 250 リバースピンチ切換えカム 260 ノーマルピンチ切換えカム 270 ア
イドラー切換えカム 280 リバースプレイギヤ切換えカム 290 ノーマルプレイギヤ切換えカム 300 ヘ
ッド移動機構 301 ヘッド切換えピン 320 磁
気ヘッド 350 弛み取り機構 400,450 リバース及びノーマルピンチ移動機構 401,451 ピンチ切換えピン 410,4
60 揺動片 420,470 ピンチローラ 500 ア
イドラー移動機構 501 アイドラー切換えピン 530 ス
ライド片 540 アイドラーギヤ 600,6
50 キャプスタン 602,652 リバース及びノーマルプレイ用ギヤ 603 巻戻しギヤ 653 早
送りギヤ 604 リバースアイドラー 654 ノ
ーマルアイドラー 605,655 リバース及びノーマルリールギヤ 620,670 揺動片 622,672 アイドラー切換えピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 真一 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 佐藤 道弘 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 斉藤 和弘 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 赤間 弘幸 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−8536(JP,A) 特開 昭63−187447(JP,A) 特開 昭62−208447(JP,A) 特開 昭63−104249(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/10 G11B 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシベースの裏面側にリング状で大
    径のモードギヤを回転可能に設け、該モードギアに位置
    検出用のスリット群を形成し、該スリット群を通過する
    検出用ビームを位置検出手段で検出することにより、前
    記モードギアを操作モードに応じて所定角度回転駆動さ
    せる記録再生装置用モード切換え機構であって、 前記モードギヤの円周方向にヘッド切換えカム,リバー
    スピンチ切換えカム,ノーマルピンチ切換えカム,アイ
    ドラー切換えカム,リバースプレイギヤ切換えカム及び
    ノーマルプレイギヤ切換えカムを形成し、 ノーマルプレイモード,巻き戻しモード,早送りモー
    ド,リバースプレイモード,リリースモードの各操作モ
    ードに対応するカム面をそれぞれのカムに形成し、 前記ヘッド切換えカムには磁気ヘッドを搭載したヘッド
    移動機構のヘッド切換えピンを対向させ、前記リバース
    ピンチ切換えカムにはリバースピンチローラを備えたリ
    バースピンチ移動機構のピンチ切換えピンを対向させ、
    前記ノーマルピンチ切換えカムにはノーマルピンチロー
    ラを備えたノーマルピンチ移動機構のピンチ切換えピン
    を対向させ、前記アイドラー切換えカムにはアイドラー
    ギヤを回転可能に支持したアイドラー移動機構のアイド
    ラー切換えピンを対向させて、前記磁気ヘッド、リバー
    スピンチローラ、ノーマルピンチローラ、アイドラーギ
    アを前記各操作モードに対応するカム面によって前記モ
    ードギアの半径方向に移動又は揺動させ、 前記リバースプレイギヤ切換えカムにはリバースアイド
    ラーを回転可能に支持したリバースプレイギヤ切換え機
    構のアイドラー切換えピンを対向させ、前記ノーマルプ
    レイギヤ切換えカムにはノーマルアイドラーを回転可能
    に支持したノーマルプレイギヤ切換え機構のアイドラー
    切換えピンを対向させて、リバースプレイギア又はノー
    マルプレイギアを前記巻き戻し又は早送りモード時に高
    速回転に切り換え 前記ヘッド移動機構の移動部材に、互いに噛み合った状
    態で軸支された一対の小ギアからなる弛み取り機構を設
    け、前記リリースモード時に前記一対の小ギア の各々を
    一対のリールギアにそれぞれ噛み合わせて、リリース状
    態にある磁気テープを双方のリールギアに巻き取らせる
    ことを特徴とする記録再生装置用モード切換え機構。
  2. 【請求項2】 前記モードギアを駆動する駆動ギアの軸
    部に突起を形成し、イジェクト時に、該突起を前記シャ
    ーシベース側の部材に形成した切欠きに嵌め合わせるこ
    とで、前記モードギアのイジェクト位置を保持させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録再生装置用モード切
    換え機構。
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