JP3248514B2 - 排出炭酸ガスの削減方法 - Google Patents

排出炭酸ガスの削減方法

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    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業プロセス等で
発生した排ガス中のCO濃度を低減させて、CO
大気中への排出量を削減するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化防止の観点から地球規
模でのCO発生量の削減が叫ばれ、1997年12月
に京都で開催された地球温暖化防止会議では、排ガスの
削減に関する議定書が採択された。この議定書では、先
進国全体の温室効果ガス(CO 、CH、NO等)
の排出量を、2010年において1990年の水準より
少なくとも5%削減することを目的として削減目標を設
定し、これに従ってわが国についても排ガス排出量を6
%削減することが義務付けられた。
【0003】COは地球温暖化に対する温室効果ガス
別寄与度で64%を占め、主に化石燃料によって排出さ
れる。わが国では社会・経済活動により発生する温室効
果ガスの95%がCOであり、また、その90%以上
がエネルギーの使用に伴うものであるとされている。し
たがって、地球温暖化防止対策としては、エネルギーの
使用に伴うCOの排出抑制が中心となる。
【0004】エネルギーの使用に伴うCOの排出抑制
に関して、例えば、わが国の最終エネルギー消費の約1
1%を占める鉄鋼業界では、2010年に向けた自主行
動計画を策定し、この計画では2010年の生産工程に
おけるエネルギー消費量を1990年比で10%削減す
ることを掲げている。また、その具体的な取り組み策と
しては、使用エネルギーの削減のほかに、廃プラスチッ
クの還元剤としての高炉への吹込み、未利用エネルギー
の近隣地域での活用、製品・副産物による社会での省エ
ネルギー貢献等を掲げている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在のように
高度に工業化した社会ではCOの排出削減につながる
ようなエネルギー使用量の抑制には限界があり、エネル
ギー使用量の抑制だけで目標とするCOの排出削減を
達成することは必ずしも容易ではない。しがって、目標
とするCOの排出抑制を達成するためには、CO
生量の削減とともに、発生ガス(排ガス)中からのCO
の除去という、両面からの対応が必要であると考えら
れる。しかし、従来において排ガス中からCOを工業
規模で且つ効率的に除去する方法は知られていない。
【0006】したがって本発明の目的は、このような現
状に鑑み、工業プロセス等で発生した排ガス中のCO
を効率的に吸収・除去して、COの大気中への排出量
を削減することができる方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、排ガス中
のCOを工業規模で且つ効率的に吸収・除去できる方
法を見い出すべく、COの吸収材およびその使用方法
について詳細な検討を行い、その結果、CO吸収材と
してスラグやコンクリート等のようなCaOを含む固体
粒子の集合体が最適であり、このような固体粒子の集合
体にCOを含む排ガスを接触させること、特に好まし
くは固体粒子に含まれる適当な水分(より好ましくは、
固体粒子の表面付着水)を介して排ガスを接触させるこ
とにより、排ガス中のCOを固体粒子にCaCO
して固定してCOを効率的に吸収・除去できることを
見い出した。
【0008】本発明はこのような知見に基づきなされた
もので、その特徴とする構成は以下の通りである。
【0009】[1] 少なくとも組成の一部としてCaOお
よび/またはCa(OH) を含む固体粒子の集合体に
CO を含む排ガスを接触させて、排ガス中のCO
固体粒子にCaCO として固定することにより、排ガ
ス中のCO 濃度を低減させる方法であって、前記CO
を含む排ガスと接触する主たる固体粒子が、粒子表面
に付着した水膜を有していることを特徴とする排出炭酸
ガスの削減方法。 [2] 上記[1]の方法において、COを含む排ガスと接
触する固体粒子の集合体の含水率が3〜20%であるこ
とを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。[3] 上記[1]または[2]の方法において、固体粒子の粒度
が実質的に5mm以下であることを特徴とする排出炭酸
ガスの削減方法。
【0010】[4] 上記[1]〜[3]のいずれかの方法におい
て、固体粒子の集合体と接触させる空間内に導入するC
を含む排ガスの温度を、当該空間内での水の沸点以
下とすることを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。[5] 上記[1]〜[4]のいずれかの方法において、CO
含む排ガスと固体粒子の集合体とを接触させる空間内の
温度を水の沸点以下に保つことを特徴とする排出炭酸ガ
スの削減方法。[6] 上記[1]〜[5]のいずれかの方法において、CO
含む排ガスと接触する固体粒子の集合体の温度を、排ガ
スと固体粒子の集合体とを接触させる空間内での水の沸
点以下に保つことを特徴とする排出炭酸ガスの削減方
法。
【0011】[7] 上記[1]〜[6]のいずれかの方法におい
て、加圧された排ガスを固体粒子の集合体と接触させる
ことを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。[8] 上記[1]〜[7]のいずれかの方法において、排ガスを
水中に通すことでHOを飽和させ、しかる後、固体粒
子の集合体と接触させることを特徴とする排出炭酸ガス
の削減方法。[9] 上記[1]〜[8]のいずれかの方法において、固体粒子
の集合体が、組成としてCaOおよび/またはCa(O
H)を含む物質を粉状および/または粒状に破砕処理
して得られた固体粒子の集合体であることを特徴とする
排出炭酸ガスの削減方法。[10] 上記[1]〜[9]のいずれかの方法において、固体粒
子の集合体の少なくとも一部が、コンクリートおよび/
または鉄鋼製造プロセスで発生したスラグであることを
特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。[11] 上記[1]〜[9]のいずれかの方法において、固体粒
子の集合体を構成する主たる固体粒子が、コンクリート
および/または鉄鋼製造プロセスで発生したスラグであ
ることを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。[12] 上記[1]〜[9]のいずれかの方法において、固体粒
子の集合体が、コンクリート、モルタル、ガラス、アル
ミナセメント、CaO含有耐火物、鉄鋼製造プロセスで
発生したスラグの中から選ばれる1種以上からなること
を特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。
【0012】本発明において、固体粒子中に含まれるC
aO、Ca(OH)は、少なくとも固体粒子の組成の
一部として含まれるものであればよく、したがって、鉱
物としてのCaO、Ca(OH)の他に、2CaO・
SiO、3CaO・SiO 、ガラス等のように組成
の一部として固体粒子中に存在するものも含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、CO吸収材としてス
ラグやコンクリート等のようなCaO(および/または
Ca(OH))を含む固体粒子の集合体を用い、この
固体粒子の集合体にCOを含む排ガスを接触させ、下
記の反応により排ガス中のCOを固体粒子にCaCO
として固定し、排ガス中のCOを吸収・除去する。
CaO(固体粒子)+CO(排ガス)→CaCO
(固体粒子)
【0014】従来からスラグ等のようなCaOを含む固
体粒子の集合体をCOとの炭酸化反応を利用して硬化
させ、この硬化体を建築・土木材料として利材化する技
術が知られているが、本発明ではCaOを含む固体粒子
の集合体とCOとの炭酸化反応を、従来とは全く逆の
発想の下に排ガス中のCO削減に利用し、排出炭酸ガ
スの削減方法として確立したものである。
【0015】CaOを含む固体粒子の集合体を用い、こ
の固体粒子の集合体にCOを含む排ガスを接触させる
ことにより、排ガス中のCOを固体粒子にCaCO
として固定する場合、固体粒子に表面付着水(水膜)を
存在させた状態で排ガスを接触させることにより、固体
粒子による排ガス中のCOの吸収率をより効果的に高
めることができる。したがって、本発明では固体粒子の
集合体を構成する主たる固体粒子が表面付着水を有して
いることが必要である。
【0016】固体粒子が表面付着水を有している場合、
排ガス中のCOと固体粒子との反応は、固体粒子から
表面付着水中に溶出(拡散)したCa成分(Caイオ
ン)と排ガス中から表面付着水中に溶解した炭酸ガス成
分との反応となるが、このような固体粒子の表面付着水
を介したCOとの反応が、排ガス中のCOを効率的
に吸収・固定する上で特に有効であることが判った。
【0017】すなわち、本発明者らによる当初の予想で
は、排ガス中のCOを固体粒子中のCaと反応させ、
CaCOとして固体粒子に固定するという方法では、
反応の進行にしたがい固体粒子表面全体にCaCO
析出し、固体粒子からのCaイオンの拡散が妨げられる
結果、工業規模で実用化できるような高いレベルのCO
吸収効率は期待できないと考えられていた。しかし、
このような予想に全く反し、固体粒子に表面付着水を存
在させた状態でCOと反応させることにより、極めて
高い効率でCOを吸収できることが判明した。
【0018】この理由は必ずしも明らかではないが、下
記のような理由が考えられる。図1は固体粒子の表面で
排ガス中のCOが吸収・固定される機構を推定した模
式図である。この図1に示すように、CaOを含む固体
粒子の表面に表面付着水を存在させた状態では、表面付
着水中に固体粒子側からはCaイオンが、排ガス側から
はCO(炭酸イオン)がそれぞれ溶解し、これらが表
面付着水中で反応して主に固体粒子の表面にCaCO
が析出するが、この析出の際にCaCO の析出核が水
中で均一に生成するのではなく、固体粒子表面で生成し
やすい不均一核生成として生成するため、CaCO
析出およびその後の成長が固体粒子表面の特定領域での
み生じる。この結果、CaCOの析出、成長が生じな
い固体粒子の表面領域が相当な割合で存在することがで
き、この領域から表面付着水中へのCaイオンの供給
(溶出)を維持できるため、COを短時間で効率的に
吸収・固定することができるものと考えられる。
【0019】以下、本発明の好ましい実施形態について
説明する。本発明でCOの吸収材として用いるのは、
組成としてCaOおよび/またはCa(OH)を含む
固体粒子の集合体である。固体粒子中に含まれるCa
(OH)も、CaOと同様にCOと反応し、これを
CaCOとして固定できるため、固体粒子はこのCa
(OH)を含むものであってもよい。先に述べたよう
に、固体粒子中に含まれるCaO、Ca(OH)は、
少なくとも固体粒子の組成の一部として含まれるもので
あればよく、したがって、鉱物としてのCaO、Ca
(OH)の他に、2CaO・SiO、3CaO・S
iO、ガラス等のように組成の一部として固体粒子中
に存在するものも含まれる。
【0020】このような固体粒子としては、特にCaO
(および/またはCa(OH))の含有率の高いコン
クリート、鉄鋼製造プロセスで発生したスラグが好まし
い。これについては、後に詳述する。また、固体粒子の
粒度は特に限定されないが、排ガスとの接触面積を確保
して反応性を高めるためにはなるべく粒度が細かい方が
好ましく、具体的には実質的に(すなわち、不可避的に
含まれる粒度の大きい固体粒子を除き)5mm以下、特
に望ましくは1mm以下の粒度が好ましい。
【0021】先に述べたように、本発明法では固体粒子
と排ガス中COとの反応性を確保するため、排ガス
接触する主たる固体粒子が表面付着水を有していること
が必要である。この表面付着水とは、固体粒子とともに
存在する水分のうち、粒子内部に含有される水分以外、
すなわち固体粒子外表面に存在する水のことである。ま
た、同様の観点から固体粒子の集合体の含水率は3〜2
0%であることが好ましい。したがって、このような固
体粒子およびその集合体の水分を確保するために、必要
に応じて事前に固体粒子の集合体に水分を添加すること
が好ましい。
【0022】固体粒子の集合体と接触させるべきCO
を含む排ガスは、その温度をある程度高くすることによ
り固体粒子との反応性が高まるが、固体粒子の集合体と
接触させる空間(以下、反応空間という)内に導入する
排ガス温度が、当該反応空間内での水の沸点を超えると
固体粒子に付着した水を蒸発させ、却って反応性を阻害
する。このため排ガス温度は反応空間内での水の沸点以
下とすることが好ましい。
【0023】また同様の理由から、反応空間内の温度を
水の沸点以下に保つこと、さらに、固体粒子の集合体の
温度も反応空間内での水の沸点以下に保つことが好まし
い。また、同様の観点から、排ガス中の水蒸気濃度は高
い方が好ましく、このため予め排ガスを水中に通すこと
でHOを飽和させ、しかる後、固体粒子の集合体と接
触させるようにすることが好ましい。
【0024】CO吸収材となる固体粒子の集合体とし
ては、CaOおよび/またはCa(OH)を含む固体
粒子の集合体であれば特に制限はないが、特にCaO
(および/またはCa(OH))の含有率が高く、し
かも資源のリサイクルを図ることができるという点で、
鉄鋼製造プロセスで発生するスラグ、コンクリート(例
えば、廃コンクリート)が好ましい。したがって、固体
粒子の集合体を構成する固体粒子の少なくとも一部が、
また、特に望ましくは主たる固体粒子が、スラグおよび
/またはコンクリートであることが好ましい。
【0025】また、CO吸収材となる固体粒子の集合
体としては、上記のスラグ、コンクリート以外に、モル
タル、ガラス、アルミナセメント、CaO含有耐火物、
MgO含有耐火物等が挙げられ、これらの固体粒子の集
合体の1種以上を単独でまたは混合して、或いはスラグ
および/またはコンクリートと混合して使用することも
できる。また、これらの固体粒子の集合体はCaO/S
iOの重量比(塩基度)が高い方がCOとの反応性
がよく、この観点からCaO/SiOの重量比は1.
2以上、望ましくは1.5以上であることが好ましい。
【0026】一般に、鉄鋼製造プロセスで発生するスラ
グのCaO濃度は約13〜55wt%、また、コンクリ
ート(例えば、廃コンクリート)のCaO濃度は約5〜
15wt%(セメント中のCaO濃度:50〜60wt
%)であり、また、これらは入手も極めて容易であるた
め、CO吸収材となる固体粒子として極めて好適な素
材であるといえる。鉄鋼製造プロセスで発生するスラグ
としては、高炉徐冷スラグ、高炉水砕スラグ等の高炉系
スラグ、予備処理、転炉、鋳造等の工程で発生する脱炭
スラグ、脱燐スラグ、脱硫スラグ、脱珪スラグ、鋳造ス
ラグ等の製鋼系スラグ、鉱石還元スラグ、電気炉スラグ
等を挙げることができるが、これらに限定されるもので
はなく、また、2種以上のスラグを混合して用いること
もできる。
【0027】また、鉄鋼製造プロセスで発生するスラグ
には相当量の鉄分(粒鉄等の鉄分)が含まれており、こ
のようなスラグの固体粒子の集合体をそのまま使用する
と、この鉄分の分だけ固体粒子の集合体中でのCaO濃
度が低下するため、スラグとしては地金(鉄分)回収処
理を経たスラグを用いることが好ましい。この地金(鉄
分)回収処理は、スラグ中に含まれている鉄分を鉄鋼製
造プロセスにリサイクルするために一般に行われている
もので、通常、スラグはこの地金回収を行うために粉砕
処理され、磁気選別等の手段によりスラグ中に含まれる
鉄分の相当量が回収除去される。
【0028】また、コンクリートとしては、例えば、建
築物や土木構造物の取壊し等により生じた廃コンクリー
ト等を用いることができる。これらの素材は必要に応じ
て粉状または粒状等に破砕処理され、固体粒子の集合体
として用いられる。
【0029】先に述べたようにCO吸収材となる固体
粒子の集合体は、COとの反応性の観点からCaO/
SiOの重量比、すなわち塩基度が高い方が好まし
く、例えば、水砕スラグのようにCaO/SiOの重
量比が1.5未満であるような固体粒子の集合体はCa
イオンの溶解能が乏しいためCOとの反応性に乏し
く、このためCO吸収材としての機能が十分に発揮さ
れるとは言えない。これは、塩基度が低い固体粒子は炭
酸化すべきケイ酸カルシウム(例えば、2CaO・Si
、3CaO・SiO)やCaOの含有量が少ない
か或いは水砕スラグのようにガラス質が多いためであ
る。
【0030】したがって、このような塩基度が低い固体
粒子(通常、CaO/SiOの重量比が1.5未満の
もの)の集合体をCO吸収材として利用する場合に
は、この塩基度が低い固体粒子からのCaイオンの溶解
能を高めるアルカリ刺激剤となるような塩基度が高い固
体粒子、好ましくはCaO/SiOの重量比が1.8
以上の固体粒子の集合体を混合し、これに水を添加した
状態で(好ましくは、さらに湿空養生(水和養生)した
後)、CO吸収材として用いることが好ましい。Ca
O/SiOの重量比が1.8以上あるような高塩基度
の固体粒子は、水分の存在下で低塩基度の固体粒子に対
してアルカリ刺激剤として作用し、低塩基度の固体粒子
の水和を促進する。
【0031】例えば、ケイ酸カルシウムやCaOの含有
量が少ない固体粒子の場合には、アルカリ刺激剤によっ
て固体粒子内のケイ酸カルシウムやCaOの水和が促進
される結果、固体粒子からCaイオンが溶解しやすい状
態となり、ケイ酸カルシウムやCaOの含有量が元々少
ない固体粒子であっても全体としてCaイオンの溶解能
が高められる。また、ガラス質が多い固体粒子の場合に
は、アルカリ刺激剤によってガラス質を形成するケイ酸
塩ネットワークが分断されるとともに、それらの水和も
促進される結果、炭酸化可能なCaO分が増加する。
【0032】また、水を添加した後、湿空養生(水和養
生)して水和を進め、CaO分を炭酸化しやすい状態に
しておくことがCOの吸収効率を高めるのに有効であ
る。すなわち、アルカリ溶解にはある程度の時間が必要
であるため、低塩基度の固体粒子と高塩基度の固体粒子
を混合し、水を添加しただけでは、低塩基度の固体粒子
のCaイオンの溶解能を効果的に高めるには十分ではな
く、したがって、両固体粒子の集合体を混合した後、あ
る程度の時間をかけて湿空養生することが好ましい。ま
た、このような湿空養生によって後述するような固体粒
子への亀裂導入または固体粒子の細粒化作用が得られ、
この面からも固体粒子のCO吸収能が高められる。
【0033】この湿空養生は、例えば、上記高塩基度の
固体粒子の集合体と低塩基度の固体粒子の集合体を混合
し、適当な水分の存在下で混練した後、この混合物をビ
ニールシートで覆うなどして水の乾燥を防ぐ簡単な方法
で行ってよいが、養生中の固体粒子の炭酸化を防止する
には実質的にCOを含まない雰囲気か、若しくは少な
くとも養生中にはCOが実質的に補給されない雰囲気
で行うことが好ましく、したがって、例えば大気を遮断
した空間(雰囲気)内で行うことが好ましい。このよう
な空間内の雰囲気は、最初、大気中に含まれるCO
存在しているが、それ以上COが補給されることはな
い。
【0034】湿空養生の時間に特別な制約はないが、湿
空養生による効果を十分に得るには12時間以上、望ま
しくは24時間以上実施することが好ましい。また、こ
のような湿空養生を行った後、混合物を粉砕処理してか
らCO吸収材として用いてもよい。このような粉砕処
理を行うことにより、COを含む排ガスとの接触面積
が増加し、COとの反応効率が向上する。
【0035】次に、固体粒子のCO吸収能を高めるの
に有効な方法について説明する。CO吸収材として利
用される固体粒子(例えば、廃コンクリート材や鉄鋼製
造プロセスで発生するスラグ)は一般に塊状または粒状
であり、この固体粒子の内部までCOと反応させるに
は長い時間を必要とするため、固体粒子内部のCaO源
がCOの吸収に有効活用されにくい傾向がある。この
ような問題を解決するには、塊状または粒状の固体粒子
を湿空養生(水和養生)することにより水和膨張させる
ことが有効であり、このような水和膨張によって固体粒
子に亀裂が導入され或いはこの亀裂から割れを生じて細
粒化し、これによりCOが接触できる固体粒子の表面
積が増大するため、CaO源によるCOの吸収効率が
効果的に向上する。さらに、湿空養生により固体粒子に
含まれるCaO含有物質を炭酸化反応しやすい水和物と
することができるため、この面からもCaO源によるC
の吸収効率が向上する。
【0036】固体粒子の集合体を湿空養生によって水和
膨張させる場合、実質的にCOを含まない雰囲気か、
若しくは少なくとも養生中にはCOが実質的に補給さ
れないような雰囲気中に固体粒子の集合体を置き、水分
の存在下で湿空養生させることが好ましい。固体粒子の
集合体に水分を供給するには、湿空養生のための空間内
に置く前及び/又は後に固体粒子の集合体に対して水や
温水を添加する方法、湿空養生のための空間内に置かれ
た固体粒子の集合体に水蒸気を吹き込む方法などを採る
ことができる。
【0037】湿空養生を実質的にCOを含まない雰囲
気か、若しくは少なくとも養生中にはCOが実質的に
補給されない雰囲気で行うのは固体粒子がなるべく炭酸
化反応を生じないようにするためであり、例えば、大気
を遮断した空間(雰囲気)内で湿空養生を行うことが望
ましい。このような空間の雰囲気は、最初、大気中に含
まれるCOが存在しているが、それ以上COが補給
されることはない。また、固体粒子の集合体に温水を添
加する場合には、養生の効率化の観点から60℃以上の
温水を添加することが望ましい。このような湿空養生を
経た固体粒子の集合体をCO吸収材として用いること
ができる。
【0038】排ガスと固体粒子の集合体とを接触させる
ための具体的な手段に特別な制約はないが、処理効率や
固体粒子の集合体のハンドリングの容易性等の面で好適
な処理方式として、下記のものを例示できる。 (1) 排ガスと固体粒子の集合体とを、排ガスを流動用ガ
スとする流動層内で接触させる方式 (2) 排ガスと固体粒子の集合体とをロータリーキルン内
で接触させる方式 (3) 固体粒子の集合体が充填された充填層を形成し、該
充填層内に排ガスを供給することにより排ガスと固体粒
子の集合体とを接触させる方式
【0039】図2は、上記(1)の方式の一実施形態を示
したもので、1は下部にガス分散板100を備え、その
上部に流動層形成用の空間Aを構成した処理槽、2はこ
の処理槽1内に固体粒子の集合体を供給するための供給
装置、3は処理槽1(分散板100の下方の風箱11
0)内にCOを含む排ガスを供給するためにガス供給
導管、4は処理槽1から排ガスを排出するためのガス排
出導管、5は処理槽1内の固体粒子の集合物を随時取り
出すための固体粒子排出管である。
【0040】この処理方式によれば、処理槽1の空間A
内に供給装置2からスラグやコンクリート等の固体粒子
の集合体が供給され、一方、ガス供給導管3から風箱1
10内に供給された排ガスは分散板100から空間Aに
吹き出され、固体粒子の集合体の流動層が形成される。
そして、この流動層において固体粒子と排ガス中のCO
とが反応し、COが固体粒子にCaCOとして固
定される。この反応を終えた排ガスはガス排出導管4に
より処理槽1から排出され、また、処理槽1内の固体粒
子もCOの吸収の度合い(CO吸収能力)に応じ
て、固体粒子排出管5から適宜排出される。
【0041】また、図2の仮想線で示すように複数の処
理槽を設け、これら処理槽1,1a,1b …… に対し
て排ガス供給導管を直列に接続すること、すなわち、処
理槽1から排出された排ガスを処理槽1aに供給し、さ
らに、処理槽1aから排出された排ガスを処理槽1bに
供給するというように、複数の直列的な処理槽で順次処
理することにより、排ガス中のCOを効果的に低減さ
せることができる。なお、この(1)の処理方式に用いら
れる流動層の形式は任意であり、図2の実施形態に限定
されるものではない。
【0042】図3は、上記(2)の方式の一実施形態を示
したもので、6はロータリーキルン、7はこのロータリ
ーキルン6内に固体粒子の集合体を供給するための供給
装置、8はロータリーキルン内にCOを含む排ガスを
供給するためにガス供給導管、9はロータリーキルン6
から排ガスを排出するためのガス排出導管、10はロー
タリーキルン6内の固体粒子の集合体を排出するための
固体粒子排出部である。
【0043】この処理方式によれば、ロータリーキルン
6の処理用空間内に供給装置7からスラグやコンクリー
ト等の固体粒子の集合体が、また、ガス供給導管8から
排ガスが供給され、ロータリーキルン6内において固体
粒子の集合体が混合されつつ、排ガス中のCOと反応
し、COが固体粒子にCaCOとして固定される。
この反応を終えた排ガスはガス排出導管9によりロータ
リーキルン6から排出され、また、ロータリーキルン6
の出口に達した固体粒子も固体粒子排出部10から排出
される。
【0044】また、この方式においても、図3の仮想線
で示すように複数のロータリーキルンを設け、これらロ
ータリーキルン6,6a,6b …… に対して排ガス供
給導管を直列に接続すること、すなわち、ロータリーキ
ルン6から排出された排ガスをロータリーキルン6aに
供給し、さらに、ロータリーキルン6aから排出された
排ガスをロータリーキルン6bに供給するというよう
に、複数の直列的なロータリーキルンで順次処理するこ
とにより、排ガス中のCOを効果的に低減させること
ができる。なお、この(2)の処理方式に用いられるロー
タリーキルンの形式も任意であり、図3の実施形態に限
定されるものではない。
【0045】図4は、上記(3)の方式の一実施形態を示
したもので、11は固体粒子の集合体の充填層形成用の
密閉型または半密閉型の容器、12はこの容器11内に
CO を含む排ガスを供給するためのガス供給導管、1
3は容器11から排ガスを排出するためのガス排出導管
である。
【0046】この処理方式によれば、容器11内に固体
粒子の集合体が装入されてその充填層が形成され、この
充填層に対してガス供給導管12から排ガスが供給さ
れ、排ガスがこの充填層を流れる過程で排ガス中のCO
が固体粒子と反応し、COが固体粒子にCaCO
として固定される。この反応を終えた排ガスはガス排出
導管13により容器11から排出される。また、この方
式では、容器11内の固体粒子の集合体は流動層のよう
に流動化しないため、通常は固体粒子どうしが炭酸化反
応により結合して塊状に固結する。このため一定期間の
処理を行った後、固結した固体粒子の集合体を容器11
から取り出し、しかる後、容器11内に新たな固体粒子
の集合体を充填する。
【0047】また、この方式においても、図4の仮想線
で示すように複数の容器を設け、これら容器11,11
a,11b …… に対して排ガス供給導管を直列に接続
すること、すなわち、容器11から排出された排ガスを
容器11aに供給し、さらに、容器11aから排出され
た排ガスを容器11bに供給するというように、複数の
直列的な容器で順次処理することにより、排ガス中のC
を効果的に低減させることができる。
【0048】なお、この(3)の処理方式に用いられる容
器の形式も任意であり、図4の実施形態に限定されるも
のではない。また、この(3)の処理方式の場合には、充
填層における固体粒子の集合体の充填率が小さいと排ガ
スが固体粒子に接触する機会が少なくなり、処理効率に
影響を与えるため、固体粒子の集合体の充填率は40〜
80容積%以上、望ましくは50〜70容積%であるこ
とが好ましい。
【0049】また、固体粒子の集合体と接触させる排ガ
ス中のCO濃度も処理効率を左右し、CO濃度が低
すぎると処理効率が低下する。排ガス中のCOを効率
的除去するためにはCO濃度が5%以上(好ましくは
10%以上)あったほうがよい。このような排ガスとし
ては、CaCO焼成炉の排ガス、熱風炉ガス、ボイラ
ー排ガス、コークス炉排ガス、焼結炉排ガス、スラブ加
熱炉排ガス、焼鈍炉排ガス等が挙げられる。但し、本発
明法の性格上、CO濃度が比較的低い排ガスについて
も本発明法の処理対象として何ら差し支えない。
【0050】さらに、処理効率を上げるためには、処理
する空間内に供給する排ガスを加圧した状態とすること
が好ましい。このガス圧力は特に限定しないが、CO
分圧が高いほど固体粒子の表面付着水中へのCO溶解
速度が大きくなるので、加圧した状態で固体粒子の集合
体と接触させれば、大気圧での接触に較べて処理効率を
効果的に向上させることができる。
【0051】本発明が処理の対象とするCOを含む排
ガスとは、各種設備や装置から排出されるCOを含む
ガスのことであり、このような排ガス(COを含む排
ガス)源に特別な制限がないことは言うまでもない。ま
た、この排ガスが燃焼排ガスであるか否か、或いは燃料
などとして利用可能か否かも問わず、例えば、鉄鋼製造
プロセスで発生し、燃料ガスとして利用されている所謂
副生ガス(例えば、高炉ガス、転炉ガス、コークス炉ガ
スなど)も本発明が処理の対象とするCOを含む排ガ
スに含まれる。一般に製鉄所から発生する各種排ガスに
は高濃度のCO が含まれており、また、先に述べたよ
うに全製鉄所での最終エネルギー消費量はわが国全体で
約11%を占めていることから、本発明法は特に製鉄所
(鉄鋼製造プロセス)から発生する各種排ガスの処理に
極めて有用なものであると言える。
【0052】上記した高炉ガス、転炉ガス、コークス炉
ガスなどのような鉄鋼製造プロセスで発生する副生ガス
はカロリーが比較的高いため、通常、燃料ガスとして利
用されている。一方、これらの排ガス(副生ガス)には
COが比較的多く含まれているが、このCOはいず
れ(燃料として使用後)大気中に排出されるだけでな
く、このCOが含まれる分、燃料ガスとしての発熱量
が低くなり、それだけ燃料ガスの使用量が増え、結果的
にCOの発生量もさらに増えることになる。したがっ
て、本発明法によりこれらの副生ガスからCOを除去
することにより、燃料ガスの高カロリー化が図れるとと
もに、燃料ガスの使用量の低減化と相俟ってトータルの
CO発生量を削減することができる。
【0053】以上述べた実施形態に基づき、本発明にお
けるより好ましい形態を挙げると、以下のようになる。 [a] 上記[1]〜[10]のいずれかの方法において、固体粒
子の集合体の少なくとも一部が、コンクリートおよび/
または鉄鋼製造プロセスで発生したスラグであることを
特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。
【0054】[b] 上記[1]〜[10]のいずれかの方法にお
いて、固体粒子の集合体を構成する主たる固体粒子が、
コンクリートおよび/または鉄鋼製造プロセスで発生し
たスラグであることを特徴とする排出炭酸ガスの削減方
法。 [c] 上記[a]または[b]の方法において、スラグが地
金回収処理を経たスラグであることを特徴とする排出炭
酸ガスの削減方法。 [d] 上記[1]〜[10]、上記[a]〜[c]のいずれかの方法
において、COを含む排ガスと接触する固体粒子の集
合体のCaO/SiOの重量比が1.2以上であるこ
とを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。
【0055】[e] 上記[1]〜[10]、上記[a]〜[d]のい
ずれかの方法において、COを含む排ガスと固体粒子
の集合体とを、排ガスを流動用ガスとする流動層内で接
触させることを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。 [f] 上記[1]〜[10]、上記[a]〜[d]のいずれかの方法
において、排ガスと固体粒子の集合体とをロータリーキ
ルン内で接触させることを特徴とする排出炭酸ガスの削
減方法。 [g] 上記[1]〜[10]、上記[a]〜[d]のいずれかの方法
において、固体粒子の集合体が充填された充填層を形成
し、該充填層内に排ガスを供給することにより排ガスと
固体粒子の集合体とを接触させることを特徴とする排出
炭酸ガスの削減方法。
【0056】[h] 上記[g]の方法において、充填層に
おける固体粒子の集合体の充填率が40〜80容積%で
あることを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。 [i] 上記[1]〜[10]、上記[a]〜[h]のいずれかの方法
において、固体粒子の集合体と接触させる排ガス中のC
濃度が5%以上であることを特徴とする排出炭酸ガ
スの削減方法。
【0057】[j] 上記[1]〜[10]、上記[a]〜[i]のい
ずれかの方法において、CaO/SiOの重量比が
1.5未満の固体粒子の集合体とCaO/SiOの重
量比が1.8以上の固体粒子の集合体とを混合し、これ
に水分を添加した状態でCOを含む排ガスと接触させ
ることを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。 [k] 上記[j]の方法において、CaO/SiOの重
量比が1.5未満の固体粒子の集合体が、高炉水砕スラ
グであることを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。
【0058】[l] 上記[j]または[k]の方法におい
て、CaO/SiOの重量比が1.5未満の固体粒子
の集合体とCaO/SiOの重量比が1.8以上の固
体粒子の集合体とを混合した後、湿空養生することを特
徴とする排出炭酸ガスの削減方法。 [m] 上記[l]の方法において、水和養生を12時間以
上行うことを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。 [n] 上記[l]または[m]の方法において、固体粒子の
集合体を湿空養生した後、粉砕処理することを特徴とす
る排出炭酸ガスの削減方法。
【0059】[o] 上記[1]〜[10]、上記[a]〜[n]のい
ずれかの方法において、固体粒子の集合体を湿空養生
し、固体粒子を水和膨張させることにより亀裂の導入及
び/又は割れによる細粒化を図り、該湿空養生を経た後
の固体粒子の集合体をCOを含む排ガスと接触させる
ことを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。 [p] 上記[o]の方法において、湿空養生を実質的にC
を含まない雰囲気中か若しくは少なくとも養生中に
はCOが実質的に補給されない雰囲気中で行うことを
特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。
【0060】[q] 上記[o]または[p]の方法におい
て、湿空養生される固体粒子の集合体に水又は温水を添
加することを特徴とする排出炭酸ガスの削減方法。 [r] 上記[q]の方法において、固体粒子の集合体に添
加される温水の温度が60℃以上であることを特徴とす
る排出炭酸ガスの削減方法。 [s] 上記[o]または[p]の方法において、湿空養生さ
れる固体粒子の集合体に水蒸気を吹き込むことを特徴と
する排出炭酸ガスの削減方法。 [t] 上記[1]〜[10]、上記[a]〜[s]のいずれかの方法
において、COを含む排ガスが鉄鋼製造プロセスで発
生した排ガスであることを特徴とする排出炭酸ガスの削
減方法。
【0061】[u] 上記[1]〜[10]、上記[a]〜[s]のい
ずれかの方法において、COを含む排ガスが、燃料ガ
スとして使用される排ガスであることを特徴とする排出
炭酸ガスの削減方法。 [v] 上記[u]の方法において、燃料ガスとして使用さ
れる排ガスが、鉄鋼製造プロセスで発生する副生ガス
(例えば、高炉ガス、転炉ガス、コークス炉ガスのうち
の1種又は2種)であることを特徴とする排出炭酸ガス
の削減方法。
【0062】
【実施例】[実施例1]両端に排ガスの注入口と排出口
を有する長さ2mの管状の反応容器にスラグ(粒度:1
0mm以下、CaO含有率:35wt%、含水率:6
%、充填率:50容積%)を充填し、このスラグの充填
層に排ガス(CO濃度:20%、温度:40℃)をガ
ス圧力:0.3kgf/cm−Gで24時間供給し、
スラグによるCO吸収量を測定した結果、吸収された
COはCO/スラグの値で約0.2であった。この
CO吸収量をもとに実機でのCO吸収量を試算する
と、スラグ:20万t/年を用いて1.5万t/年(C
換算)のCOを吸収できることになる。
【0063】[実施例2]CaO含有率が48wt%の
脱燐スラグを徐冷したままのものと、この脱燐スラグを
鋼製の容器内に入れ、大気を遮断した状態で水蒸気を吹
き込み、24時間湿空養生(水和養生)したものを用意
した。この湿空養生したスラグと無養生のスラグを、そ
れぞれ篩目20mmの篩を使用して篩分けし、粒度が−
20mmの粒状スラグとした。これらのスラグについて
篩目5mmの篩を使用して粒度が−5mmの粒状スラグ
の割合を調べた。
【0064】粒度が−20mmの上記湿空養生したスラ
グと無養生のスラグを、それぞれ水分6wt%に調整し
た後、型枠(φ100mm×200mm)に各々2kg
づつ充填し、型枠底部から炭酸ガス(CO濃度:20
%、温度:25℃)を2L/minの割合で24時間吹
き込んだ後、スラグを回収してCO吸収(固定)量を
測定した。
【0065】それらの結果を表1に示す。これによれ
ば、湿空養生したスラグを用いた場合(実施例1)に
は、湿空養生による水和膨張によってスラグ粒子に亀裂
が導入され、さらには無養生のスラグに較べて粒度が−
5mm以下の細粒スラグの割合が10wt%も増加した
ことからも分かるように、水和膨張によってスラグ粒子
に割れが生じて細粒化したことにより、無養生のスラグ
を用いた場合(実施例2)に較べてCOの吸収効率が
向上し、より多くのCOを吸収できることが判る。
【0066】
【表1】
【0067】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、入手が極め
て容易で且つ安価なスラグやコンクリート等の固体粒子
の集合体を用いるだけで、工業プロセス等で発生した排
ガス中のCOを工業規模で且つ効率的に吸収・除去す
ることができ、COの大気中への排出量を効果的に削
減することができる。ちなみに、全国の製鉄所で生成さ
れる鉄鋼スラグのうち製鋼スラグのみをCO吸収剤
(固体粒子の集合体)として使用し、同じく全国の製鉄
所で発生する排ガスに対して本発明法を適用すると仮定
した場合、発生CO量の1%を削減することが可能で
ある。このCO削減量は、先に述べた鉄鋼業界におけ
る自主行動計画の「生産工程におけるエネルギー消費量
を1990年比で10%削減する」という削減目標値に
対し、その10%に相当する分の削減が可能であり、ま
た1995年比では24%に相当する分の削減が可能と
なるという意味で、極めて有用且つ画期的な発明である
と言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】CaOを含有する固体粒子の表面で排ガス中の
COが吸収・固定される機構を推定した模式図
【図2】固体粒子の集合体の流動層を用いた本発明法の
一実施形態を示す説明図
【図3】ロータリーキルンを用いた本発明法の一実施形
態を示す説明図
【図4】固体粒子の集合体の充填層を用いた本発明法の
一実施形態を示す説明図
【符号の説明】
1,1a,1b…処理槽、A…空間、2…供給装置、3
…ガス供給導管、4…ガス排出導管、5…固体粒子排出
管、6,6a,6b…ロータリーキルン、7…供給装
置、8…ガス供給導管、9…ガス排出導管、10…固体
粒子排出部、11,11a,11b…容器、12…ガス
供給導管、13…ガス排出導管、100…ガス分散板、
110…風箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 治良 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−88362(JP,A) 特開 平7−185319(JP,A) 特開 平6−180391(JP,A) 特開 平4−243910(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/62 B01J 19/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも組成の一部としてCaOおよ
    び/またはCa(OH) を含む固体粒子の集合体にC
    を含む排ガスを接触させて、排ガス中のCO を固
    体粒子にCaCO として固定することにより、排ガス
    中のCO 濃度を低減させる方法であって、 前記 COを含む排ガスと接触する主たる固体粒子が
    粒子表面に付着した水膜を有していることを特徴とする
    排出炭酸ガスの削減方法。
  2. 【請求項2】 COを含む排ガスと接触する固体粒子
    の集合体の含水率が3〜20%であることを特徴とする
    請求項1に記載の排出炭酸ガスの削減方法。
  3. 【請求項3】 固体粒子の粒度が実質的に5mm以下で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の排出炭
    酸ガスの削減方法。
  4. 【請求項4】 固体粒子の集合体と接触させる空間内に
    導入するCOを含む排ガスの温度を、当該空間内での
    水の沸点以下とすることを特徴とする請求項1、2また
    は3に記載の排出炭酸ガスの削減方法。
  5. 【請求項5】 COを含む排ガスと固体粒子の集合体
    とを接触させる空間内の温度を水の沸点以下に保つこと
    を特徴とする請求項1、2、3または4に記載の排出炭
    酸ガスの削減方法。
  6. 【請求項6】 COを含む排ガスと接触する固体粒子
    の集合体の温度を、排ガスと固体粒子の集合体とを接触
    させる空間内での水の沸点以下に保つことを特徴とする
    請求項1、2、3、4または5に記載の排出炭酸ガスの
    削減方法。
  7. 【請求項7】 加圧された排ガスを固体粒子の集合体と
    接触させることを特徴とする請求項1、2、3、4、5
    または6に記載の排出炭酸ガスの削減方法。
  8. 【請求項8】 排ガスを水中に通すことでHOを飽和
    させ、しかる後、固体粒子の集合体と接触させることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7に記
    載の排出炭酸ガスの削減方法。
  9. 【請求項9】 固体粒子の集合体が、組成としてCaO
    および/またはCa(OH)を含む物質を粉状および/
    または粒状に破砕処理して得られた固体粒子の集合体で
    あることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
    7または8に記載の排出炭酸ガスの削減方法。
  10. 【請求項10】 固体粒子の集合体の少なくとも一部
    が、コンクリートおよび/または鉄鋼製造プロセスで発
    生したスラグであることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8または9に記載の排出炭酸ガス
    の削減方法。
  11. 【請求項11】 固体粒子の集合体を構成する主たる固
    体粒子が、コンクリートおよび/または鉄鋼製造プロセ
    スで発生したスラグであることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8または9に記載の排出炭酸
    ガスの削減方法。
  12. 【請求項12】 固体粒子の集合体が、コンクリート、
    モルタル、ガラス、アルミナセメント、CaO含有耐火
    物、鉄鋼製造プロセスで発生したスラグの中から選ばれ
    る1種以上からなることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8または9に記載の排出炭酸ガス
    の削減方法。
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