JP2001026470A - スラグ成分の溶出制御方法 - Google Patents
スラグ成分の溶出制御方法Info
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Abstract
的に抑制し、フッ素含有スラグなどを土木材料などとし
て利用することを可能ならしめる。 【解決手段】 鉄鋼製造プロセスで発生したスラグを炭
酸化処理することにより、スラグに含まれるCa分及び
/又はMg分の炭酸化反応により生成させたCaCO3
及び/又はMgCO3でスラグ表面を被覆することによ
り、或いは炭酸化反応により生成させたCaCO3及び
/又はMgCO3をバインダーとしてスラグ粒子を固結
させて塊状化するとともに、このスラグ塊状体表面を炭
酸化反応で生成させたCaCO3及び/又はMgCO3
で被覆することにより、スラグ粒子やスラグ塊状体から
のフッ素などの成分の溶出を抑制する。
Description
で発生するスラグに含まれるフッ素などの成分を固定化
し、スラグからのフッ素などの成分の溶出を効果的に抑
制することができるスラグ処理方法に関する。
グ(例えば、高炉スラグ、転炉スラグなど)は、その有
効利用を図る一環として埋め立て材料、路盤材料、港湾
土木材料などの土木材料として再利用されている。スラ
グをこれらの資材として利用する場合の形態としては、
塊状のスラグをそのまま利用する形態、地金除去処理の
ために粉粒状に破砕したスラグを利用する形態、元々粉
粒状であるスラグをそのまま利用する形態など様々であ
る。
燐などのように溶銑から不純物元素を除去するための精
錬工程があり、その処理材としてフッ化カルシウム(C
aF 2)を主成分とするホタル石が使用されることが多
い。そのためこれらの精錬工程で発生するスラグはフッ
素をCaF2、3CaO・2SiO2・CaF2などの
ようなフッ化物の形で含有しており、このようなフッ素
含有スラグを水などの溶媒中に曝した場合、溶媒中にフ
ッ素イオン(F−)が溶出することになる。
汚染、大気汚染など)を防止する観点から、水質などに
関して新たにフッ素などの溶出量を規制しようとする動
きがある。フッ素は、人体に過剰に摂取されると骨粗ソ
ウ症や歯牙フッ素症斑状歯のように歯や骨の異常を引き
起こすと言われている。このため環境中で用いる材料に
ついては、フッ素の溶出がなるべく少ないことが望まし
い。
用した精錬工程で発生するスラグには、ホタル石の配合
量によっては0.5重量%以上のフッ素が含有され、環
境庁告示13号に記載される溶出試験では1ppm〜1
5ppm程度のフッ素溶出値となる場合があり、このよ
うなスラグを路盤材、埋め立て材料、港湾土木材料など
の土木材料として使用することは適当でない。
フッ素などの成分の溶出を効果的に抑制することがで
き、これにより地球環境を損なうことなく、フッ素含有
スラグなどを土木材料などとして利用することを可能な
らしめるスラグ処理方法を提供することにある。
題を解決すべく実験と検討を重ねた結果、鉄鋼製造プロ
セスで発生したフッ素含有スラグを炭酸化処理し、スラ
グに含まれるCa分(主としてCaO)やMg分(主と
してMgO)の炭酸化反応により生成させたCaCO3
やMgCO3でスラグ表面を被覆することにより、或い
は炭酸化反応により生成させたCaCO3やMgCO3
をバインダーとしてスラグ粒子を固結させて塊状化する
とともに、このスラグ塊状体表面を炭酸化反応により生
成させたCaCO3やMgCO3で被覆することによ
り、スラグからのフッ素などの成分の溶出を効果的に低
減できることを見い出した。さらに、上記炭酸化処理後
のスラグやスラグ塊状体を溶媒で洗浄処理することによ
り、スラグやスラグ塊状体からのフッ素溶出をより効果
的に低減できることを見い出した。
もので、その特徴は、以下の通りである。 [1] 鉄鋼製造プロセスで発生したスラグを炭酸化処理す
ることにより、スラグに含まれるCa分及び/又はMg
分の炭酸化反応により生成させたCaCO3及び/又は
MgCO3(但し、MgCO3が水和物、水酸化物塩又
は複塩として存在する場合を含む)でスラグ表面を被覆
することを特徴とするスラグの含有成分溶出抑制化処理
方法。
び/又は粗粒状のスラグを炭酸化処理することにより、
スラグに含まれるCa分及び/又はMg分の炭酸化反応
で生成させたCaCO3及び/又はMgCO3(但し、
MgCO3が水和物、水酸化物塩又は複塩として存在す
る場合を含む)をバインダーとして固結させることで塊
状化するとともに、該スラグ塊状体表面を前記炭酸化反
応で生成させたCaCO3及び/又はMgCO3で被覆
することを特徴とするスラグの含有成分溶出抑制化処理
方法。 [3] 上記[1]または[2]の処理方法において、炭酸化処理
後のスラグを、溶媒で洗浄処理することを特徴とするス
ラグの含有成分溶出抑制化処理方法。
生するフッ素含有スラグなどの含有成分溶出抑制化処理
方法であり、この処理の対象となるスラグとしては、高
炉系スラグ(例えば、高炉徐冷スラグ、高炉水砕スラグ
など)、溶銑予備処理、転炉吹錬、鋳造などの工程で発
生する製鋼系スラグ(例えば、脱炭スラグ、脱燐スラ
グ、脱硫スラグ、脱珪スラグ、造塊スラグなど)、鉱石
還元スラグ、電気炉スラグなどを挙げることができる
が、これらに限定されるものではなく、また2種以上の
スラグを混合したものを対象としてもよい。
成(含有量はいずれも重量%)の一例を以下に示す。 (1) 脱炭スラグ…T.Fe:17.5%、CaO:4
6.2%、SiO2:11.7%、Al2O3:1.4
%、MgO:8.3%、MnO:6.2%、P:0.7
6%、S:0.04%、F:0.5% (2) 脱燐スラグ…T.Fe:5.8%、CaO:54.
9%、SiO2:18.4%、Al2O3:2.8%、
MgO:2.3%、MnO:1.9%、P:2.8%、
S:0.03%、F:2.3%
CaO:50.3%、SiO2:10.0%、Al2O
3:5.4%、MgO:1.1%、MnO:0.4%、
P:0.13%、S:1.8%、F:1.6% (4) 脱珪スラグ…T.Fe:10.5%、CaO:1
3.6%、SiO2:43.7%、Al2O3:3.8
%、MgO:0.4%、MnO:15.8%、P:0.
10%、S:0.19%、F:0.6% (5) 高炉水砕スラグ…FeO:0.3%、CaO:4
2.0%、SiO2:33.8%、Al2O3:14.
4%、MgO:6.7%、MnO:0.3%、F:0.
3%
グのフッ素含有量に特別な制限はなく、本発明の効果は
スラグのフッ素含有量に拘りなく得られる。但し、フッ
素の含有量が0.1重量%未満のスラグはそのままでも
フッ素溶出量が少なく、したがって、本発明はフッ素の
含有量が0.1重量%以上のスラグに適用した場合に、
特に工業的なメリットが大きい。
で発生したフッ素含有スラグに炭酸ガスを接触させる炭
酸化処理を施し、スラグに含まれるCa分及び/又はM
g分の炭酸化反応によって生成するCaCO3及び/又
はMgCO3によりスラグ表面を被覆することで、スラ
グに含まれるフッ素分などの成分の水への溶出を効果的
に抑制できることを見出したものである。なお、スラグ
中に含まれるCaとMgと較べた場合、これらの炭酸化
反応によって生成するCaCO3とMgCO3によるス
ラグ含有成分の溶出抑制効果は同様であるが、通常のス
ラグのCa、Mgの含有量や炭酸化速度を考慮した場
合、少なくともCaを含有するスラグの方が本発明を工
業的に適用しやすい。
反応、すなわち炭酸化反応により生じるCaCO3を利
用して固結させること自体は古くから知られた技術であ
り、CaOを含む粒状物を炭酸ガス雰囲気下に置くと、
下記反応式によってCaCO 3が生成し、このCaCO
3をバインダーとして粒子間に固結現象を生じる。 CaO+CO2→CaCO3 また、MgOを含む粒状物についても、これを炭酸ガス
雰囲気下に置くと、下記反応式によってMgCO3が生
成し、このMgCO3をバインダーとして粒子間に固結
現象を生じる。 MgO+CO2→MgCO3
術としては、例えば、製鋼風砕スラグと水との混練物を
原料として建材用途などの硬化体製品を製造する方法
(例えば、特開昭58−74559号)や非焼成ペレッ
トの製造方法(例えば、特開昭57−92143号)な
どが提案されている。しかしこれらの従来技術は、いず
れも所要の強度を有する硬化体製品や非焼成ペレットを
短時間で製造することのみを目的としたものであり、炭
酸化反応によりスラグ表面にCaCO3の被覆層を生成
させることによってフッ素などのスラグ含有成分の溶出
を抑制できるという知見事実については、何も示してい
ない。
グには20〜60重量%程度のCaOが含まれており、
本発明の処理方法では、鉄鋼製造プロセスで生成するス
ラグに含まれているCaO又はこのCaOが変化したC
a(OH)2を上記反応によりCaCO3に変化させ、
スラグ粒子又は上記CaCO3をバインダーとして固結
させたスラグ塊状体をCaCO3で被覆し、スラグに含
まれるフッ素などの成分を固定化し、その溶出を抑制す
るものである。また、大部分のスラグにはCaOととも
にある程度の量のMgO(又はこれが変化したMg(O
H)2)が含まれており、このMgOも上記炭酸化反応
によりMgCO3に変化してスラグ粒子又はスラグ塊状
体の表面を被覆し、フッ素などの成分の溶出抑制に寄与
する。
gCO3は無水和物、水和物、水酸化物塩などのように
種々の形態をとるものであり、本発明の処理により生成
するMgCO3は、これらのうちの何れの形態のMgC
O3でもよい。例えば、MgCO3の水和物としては、
MgCO3・2H2O、MgCO3・3H2O、MgC
O3・5H2Oなどがあり、また、水酸化物塩(塩基性
炭酸マグネシウム)としてはMgCO3・Mg(OH)
2・3H2O、4MgCO3・Mg(OH)2・4H2
O、4MgCO3・Mg(OH)2・5H2O、4Mg
CO3・Mg(OH)2・8H2Oなどがある。さら
に、MgCO3は他の塩と結合して種々の複塩を形成す
る場合があり、このような複塩の形態で存在するMgC
O3でもよい。
に不可欠であり、スラグが適量の水を含んだ状態(スラ
グ表面に水が付着した状態)で炭酸ガスと接触すること
により上述した炭酸化反応が生じる。このため被処理ス
ラグには適宜水分が添加された後、スラグを炭酸ガスと
接触させる炭酸化処理が行われる。また、一般に処理の
対象となるスラグの形態は粉粒状や粗粒状(若しくは小
塊状)であるが、処理済みスラグの形態としては、粉粒
状や粗粒状だけでなくスラグ粒子が固結したスラグ塊状
体であってもよい。すなわち、被処理スラグの充填密度
を高めた状態で炭酸化処理を行った場合には、炭酸化反
応により生成したCaCO3やMgCO3がバインダー
としてスラグ粒子間を固結することによってスラグ塊状
体が得られるが、処理済みスラグはこのようなスラグ塊
状体であってもよい。このスラグ塊状体は、スラグ粉粒
物に較べて単位重量当りの表面積が小さいために、フッ
素などの成分の溶出抑制効果はさらに高まる。
粒状となる場合としては、炭酸化処理工程においてスラ
グ粒子が互いに固結しないような方法で処理が行われる
場合は勿論であるが、炭酸化処理によって一旦比較的弱
い結合状態で固結したスラグ粒子が、その後個々のスラ
グ粒子又は複数のスラグ粒子の凝集体(複数のスラグ粒
子が固結したスラグ凝集体)に分離する場合もある。例
えば、後述する具体例に示すように炭酸化処理をスラグ
の充填層や積み山を形成して行う場合でも、スラグを疎
な状態(低充填率)に充填して炭酸化処理を行うと、個
々のスラグ粒子の表面がCaCO3やMgCO3の被覆
層で覆われるとともに、CaCO3やMgCO3を介し
てスラグ粒子どうしが比較的弱い結合状態で固結する。
このような場合には、充填層や積み山から処理済みスラ
グを取り出す際やその後のハンドリングの過程で、比較
的弱い結合状態で固結しているスラグが個々のスラグ粒
子又は複数のスラグ粒子の凝集体に分離し、表面がCa
CO3やMgCO3で被覆された粉粒状や粗粒状スラグ
或いはこれら複数のスラグ粒子の凝集体が得られること
になる。
媒で洗浄処理することにより、スラグからのフッ素の溶
出量をより顕著に低減させることができる。この洗浄処
理は、スラグに溶媒をスプレー又は通水したり、或いは
溶媒中にスラグを浸漬するなどの方法で行うことができ
る。溶媒としては水(水道水、海水、蒸留水など)を使
用できるが、これ以外に例えばアルコールなどを使用し
てもよい。
り洗浄処理を行う場合、スラグを浸漬する水の量(重
量)はスラグ重量の10倍以上とし、これに1時間以上
浸漬することが好ましい。スラグを浸漬する水の量(重
量)がスラグ重量の10倍未満では洗浄効果が小さい。
この洗浄処理に使用した溶媒にはスラグに付着していた
フッ素が溶出するが、この溶媒に石灰などを投入し、フ
ッ素分をCaF2として沈降除去した後に排出すれば、
地球環境を損ねるようなことはない。また、回収された
CaF2は製鉄プロセスにおいて再利用することができ
る。
aCO3やMgCO3(以下、CaCO3を例に説明す
る)により被覆される機構及びスラグからのフッ素溶出
が抑制される作用について、図1に基づき説明する。上
述したようにスラグに含まれるCa分の炭酸化反応には
水の存在が不可欠である。このため炭酸化処理前にスラ
グ粒子全体を濡らすに十分な水分が添加されるが、この
ように水分が添加されることで表面に水が付着したスラ
グを図1(a)に示すように炭酸ガスと接触させた場
合、スラグ中に含まれるCaOや2CaO・SiO2な
どの珪酸カルシウムからスラグ表面の付着水中にCaイ
オン(Ca2+)が溶解するとともに、炭酸ガスもスラ
グ表面の付着水中に炭酸イオン(CO3 2−又はHCO
3 −)として溶解する。このように溶解したCaイオン
と炭酸イオンは水中で反応し、溶解度の低いCaCO3
がスラグ表面に不均一核生成し、スラグ表面をCaCO
3層で被覆するものと考えられる。
部も、上記炭酸化処理過程でフッ素イオン(F−)とし
てスラグ表面の付着水中に溶解する。そして、炭酸化処
理過程が進行するとスラグ表面にCaCO3層が生成す
るが、スラグ表面の付着水中に溶解したフッ素イオン
は、図1(b)に示すようにCaCO3層表面にフッ化
物(例えば、CaF2など)として析出するものと考え
られる。この状態でスラグを水中に浸漬した場合、スラ
グ表面のCaCO3層によってスラグ内部からのフッ素
の溶出が抑制され、水に溶出するフッ素分はスラグ表面
を覆うCaCO3層表面に析出したフッ化物からの溶出
分だけであり、このため炭酸化処理前のスラグに較べて
フッ素溶出量は低減する。
れたスラグ又はスラグ塊状体を水などの溶媒で洗浄処理
した場合には、図1(c)に示すようにCaCO3層表
面に付着(析出)しているフッ化物が除去される結果、
スラグ又はスラグ塊状体表面にはフッ素成分が存在しな
くなり、しかもスラグ内部からのフッ素の溶出がCaC
O3層によって抑制されるため、フッ素溶出量を著しく
低減できる。
態について説明する。図2は本発明の処理方法における
処理フローの一例を示している。通常、鉄鋼製造プロセ
スで発生したスラグには地金除去処理が施され、主要な
地金(粒鉄)分が除去される。一般にスラグ中のスラグ
成分と地金とは緻密に絡み合った状態で混在しているた
めに、地金除去処理はスラグを粉粒状又は粗粒状にして
行う必要があり、したがって、通常はスラグを粉砕機な
どによりmmオーダー又はそれ以下の粒径(例えば5m
m以下)まで粉砕した後、地金除去処理が行われる。但
し、スラグは地金除去処理が可能な粒径であればよく、
スラグの性状などにより比較的粗粒状でも地金除去が可
能なものについては、地金除去が可能な粒径まで粉砕す
ればよい。
な程度の粒径に自然粉化又は粒状化した状態で搬入され
るものもあり、粉砕処理が不要なスラグもある。通常、
地金除去処理は磁気選別により行われるが、必ずしもこ
れに限定されるものではない。この地金除去処理によっ
て、スラグ中の主要な地金成分が除去される。
び/または粗粒状のスラグには、炭酸化反応に必要なC
aO、MgOがスラグ中に不足している場合があり、こ
の場合、CaO、Ca(OH)2、MgO、Mg(O
H)2の中から選ばれる1種以上が添加され、スラグと
混合される。さらに、炭酸化反応を効率よく行わせるた
めにはスラグ粒子に表面付着水が存在すること、より好
ましくはスラグ粒子が水で覆われることが必要であり、
これに必要な水分の添加が不可欠である。最適な添加水
分量はスラグ粒径などに応じて決められるが、通常、ス
ラグ重量の3〜15重量%程度の水分を添加すること望
ましい。
て添加されるCaOなどの添加材の混合方法は、地金除
去処理設備内で地金除去処理済みのスラグに所定量の水
分や添加材を添加して混合する方法、ショベルなどの重
機により混合する方法など、任意の方法を採ることがで
きる。
応じて添加材が添加、混合されたスラグは、炭酸化処理
のために山積みされ若しくは任意の空間内に充填され
る。スラグの山積み又は充填には、三方を仕切壁で囲ん
だようなピット、四方を仕切壁で囲んだ型枠又は容器な
どを用いることが好ましい。この場合、積み山や充填層
はその上部をシートなどで覆うことが好ましい。また型
枠や容器を用いる場合にも、スラグの充填層をシートな
どで覆うか或いは蓋を設けることが望ましい。図3は型
枠内部にスラグ充填層を形成し、蓋をした状態を示して
いる。
積み山や充填層の充填率(かさ比重/真比重)に依存
し、比較的低い充填率の場合には、スラグ全体のうちの
一部のスラグについてスラグ粒子どうしが固結して凝集
体を生じる程度であるが、比較的高い充填率の場合に
は、積み山や充填層全体のスラグ粒子が固結した高い強
度を有する固化体となる。したがって、積み山や充填層
の締め固めの度合いを調整し、その充填率を調整するこ
とで、炭酸化処理後のスラグの形態を任意に調整するこ
とができる。
0.2〜0.8の範囲で調整されることが好ましい。ス
ラグの積み山又は充填層の締め固めを行う場合、積み山
又は充填層の上部から重機で締め固める方法や、積み山
又は充填層に振動を与えることにより締め固める方法な
どを採用でき、これらを行う際の締め固めの度合いを調
整することにより、積み山又は充填層の嵩密度の調整を
行う。また、スラグの山積み量又は充填量は特に限定さ
れず、例えば数トンないし数百トン規模の山積み量また
は充填量としてもよいし、より少量の山積み量又は充填
量としてもよく、その量は任意である。
充填率の調整が完了した後、積み山又は充填層に炭酸ガ
ス存在下で炭酸化反応を生じさせ、この炭酸化反応によ
り生成させたCaCO3やMgCO3(以下、CaCO
3を例に説明する)でスラグ表面を被覆させ、或いは炭
酸化反応で生成させたCaCO3でスラグを固結・塊状
化するとともに、CaCO3でスラグ表面を被覆させ
る。具体的には、スラグの積み山又は充填層内のスラグ
粒子全体に炭酸ガスが接触するように炭酸ガス又は炭酸
ガス含有ガスを供給し、スラグの炭酸化処理を行う。ま
た、スラグの積み山又は充填層を炭酸ガス又は炭酸ガス
含有ガス雰囲気下に置き、スラグの炭酸化処理を行って
もよい。
は炭酸ガス含有ガスを供給する方法に特別な制限はない
が、積み山又は充填層の底部にガス吹き込み手段を設
け、このガス吹き込み手段を通じてガスを吹き込むこと
が最も効果的である。具体的には、積み山又は充填層の
底部(ピット、型枠又は容器などを用いる場合には、そ
れらの床部)にガス供給用の配管又はホースなどを適当
な配置密度で配し、これら配管又はホースに適当なピッ
チ(例えば、30〜300mm×40〜400mmピッ
チ)で設けたガス吹出孔から炭酸ガス又は炭酸ガス含有
ガスが吹き出されるようにすることができる。
ス又は炭酸ガス含有ガス雰囲気中に置く方法としては、
積み山や充填層を気密性の空間(容器などを含む)内に
置き、この空間内に炭酸ガスや炭酸ガス含有ガスを任意
の態様で供給する方法などを採ることができる。また、
本発明では、積み山又は充填層のような固定床方式だけ
でなく、流動床方式のようにスラグ粒子を炭酸ガス又は
炭酸ガス含有ガス中で浮遊させながらの炭酸化処理を行
うことも可能である。
ス含有ガスについては、炭酸ガス含有ガス中の炭酸ガス
濃度が低すぎると処理効率が低下するという問題を生じ
るが、それ以外の制約は格別ない。したがって、炭酸ガ
ス濃度は特に限定しないが、効率的な処理を行うには3
%以上の炭酸ガス濃度とすることが好ましい。また、炭
酸ガス又は炭酸ガス含有ガスの流量にも特別の制限はな
く、また、処理時間にも特別な制約はないが、目安とし
て、炭酸ガス(CO2純分として)供給量がスラグ重量
の5重量%以上となる時点、すなわち、ガス量に換算し
た場合、材料1トン当たり25m3以上の炭酸ガスが供
給されるまでガス吹き込みを行うことが望ましい。
反応には水分が必要であり、炭酸化処理直前のスラグ中
の水分量は、スラグ重量の3〜15重量%程度とするこ
とが好ましい。したがって、スラグは必要に応じて最適
水分量に水分調整した上で、炭酸ガス存在下で炭酸化反
応を生じさせるようにすることが好ましい。このためス
ラグの水分含有率が低過ぎる場合には、例えば、図2の
処理フローに示す段階などにおいてスラグに水を加え、
スラグの水分含有率を高めるなどの水分調整を行うこと
が好ましい。
炭酸化反応を促進するために、炭酸ガス又は炭酸ガス含
有ガスを一旦水中に吹き込んでH2Oを飽和させた後、
炭酸化処理用のガスとして供給することが望ましい。ま
た、供給される炭酸ガス又は炭酸ガス含有ガスは常温で
よいが、ガスが常温よりも高温であればそれだけ反応性
が高まるため有利である。但し、ガスの温度が過剰に高
いと原料層の水分を蒸発させたり、CaCO3がCaO
とCO2に分解してしまう。したがって、ガス温度は原
料層を乾燥させない温度・圧力条件、具体的には原料層
内での水の沸点以下の温度とすることが好ましい。
有ガスを所定時間(通常、数十時間〜数百時間)供給し
続け、スラグと炭酸ガスを反応させることにより、スラ
グ表面及び/又はスラグ粒子間にCaCO3が生成し、
これがスラグ粒子表面又は固結したスラグ塊状体表面を
被覆するためフッ素などの成分がスラグ内に固定化さ
れ、スラグ粒子又はスラグ塊状体が水に接触した際にフ
ッ素などの成分の溶出が抑制される。
はフッ素以外の他の成分の溶出も抑制される。例えば、
スラグ中の重金属の溶出抑制効果を調査するために、小
型炉において溶融スラグ中に酸化クロム(3価)を2重
量%程度添加・混合した試験材を作製し、このスラグを
後述する実施例に準じた方法で炭酸化処理(炭酸固化)
した後、溶出試験装置でクロム(3価、6価)の溶出量
を測定する試験を行ったところ、クロム溶出量は分析下
限以下となり、スラグからのクロム溶出が効果的に抑制
されることが確認できた。
的に抑制したい場合には、以上のような炭酸化処理を施
したスラグ又はスラグ塊状体を、さらに水などの溶媒で
洗浄処理する。先に述べたように、この洗浄処理では炭
酸化処理を施したスラグ又はスラグ塊状体に対して水を
スプレー又は通水したり、或いはそれらを貯水槽や貯水
池に浸漬するなどの方法で行うが、その方法は特に限定
されるものではない。以上のようにして本発明の処理方
法で処理されたスラグは、主として埋め立て材料、路盤
材料、港湾土木材料などの土木材料や、漁礁、藻礁、景
観ブロックなど、種々の用途に利用される。
1200gと蒸留水90gをボールミルを用いて1時間
混合した後、10cm×10cm×20cm(高さ)の
サイズの型枠内に押し固めることなく充填(充填高さ:
15cm、充填率:25%)した。この型枠に蓋をした
後、図3に示すように型枠内にその下部から炭酸ガス
(CO2濃度:99%)を供給した。使用した炭酸ガス
は水槽内を通すことでH2Oを飽和させたもので、型枠
内に500ml/分の流量で3日間供給し、型枠上部か
ら排出した。
から処理済みスラグを回収した。この実施例では型枠内
でのスラグ充填率を低くしたためスラグは塊状化せず、
粒状のままであった。乾燥後のスラグ重量は1296g
であり、炭酸化処理による重量増加分は8%であった。
この処理済みスラグ粒について、図4に示す溶出試験装
置(振盪装置)及び試験条件で溶出フッ素濃度の測定を
実施したところ、溶出フッ素濃度は0.8ppmであっ
た。
1200gと蒸留水90gをボールミルを用いて1時間
混合した後、10cm×10cm×20cm(高さ)の
型枠内に押し固めて高密度に充填(充填高さ:5cm、
充填率:75%)した。この型枠に蓋をした後、図3に
示すように型枠内にその下部から炭酸ガス(CO2濃
度:99%)を供給した。使用した炭酸ガスは水槽内を
通すことでH2Oを飽和させたもので、型枠内に500
ml/分の流量で3日間供給し、型枠上部から排出し
た。
から処理済みスラグを回収した。この実施例では型枠内
でのスラグ充填率を高くしたためスラグは塊状化し、ス
ラグの固化体(スラグ塊状体)が得られた。乾燥後のス
ラグ重量は1302gであり、炭酸化処理による重量増
加分は8.5%であった。このスラグ固化体について、
図4に示す溶出試験装置(振盪装置)及び試験条件で溶
出フッ素濃度の測定を実施したところ、溶出フッ素濃度
は0.7ppmであった。
0kgの水中に3時間浸漬した。その後、水槽からスラ
グ粒を回収してこれを乾燥させ、図4に示す溶出試験装
置(振盪装置)及び試験条件で溶出フッ素濃度の測定を
実施したところ、溶出フッ素濃度は0.3ppmまで低
下した。
を20kgの水中に3時間浸漬した。その後、水槽から
スラグ固化体を回収してこれを乾燥させ、図4に示す溶
出試験装置(振盪装置)及び試験条件で溶出フッ素濃度
の測定を実施したところ、溶出フッ素濃度は0.2pp
mまで低下した。
1200gについて、図4に示す溶出試験装置(振盪装
置)及び試験条件で溶出フッ素濃度の測定を実施したと
ころ、溶出フッ素濃度は7.3ppmであった。
含有成分溶出抑制化処理方法によれば、フッ素含有スラ
グなどからのフッ素などの成分の溶出を効果的に抑制す
ることができる。また、特に本願の請求項5に係る発明
によれば、フッ素含有スラグからのフッ素の溶出をより
効果的に抑制することができる。このため本発明によれ
ば、フッ素含有スラグなどを地球環境を損なうことなく
土木材料や構造材料などとして利用することができる。
より被覆される機構及びスラグからのフッ素の溶出が抑
制される作用を示す説明図
示す説明図
を示す説明図
の試験装置(振盪装置)及び試験条件を示す説明図
Claims (3)
- 【請求項1】 鉄鋼製造プロセスで発生したスラグを炭
酸化処理することにより、スラグに含まれるCa分及び
/又はMg分の炭酸化反応により生成させたCaCO3
及び/又はMgCO3(但し、MgCO3が水和物、水
酸化物塩又は複塩として存在する場合を含む)でスラグ
表面を被覆することを特徴とするスラグの含有成分溶出
抑制化処理方法。 - 【請求項2】 鉄鋼製造プロセスで発生した粉粒状及び
/又は粗粒状のスラグを炭酸化処理することにより、ス
ラグに含まれるCa分及び/又はMg分の炭酸化反応で
生成させたCaCO3及び/又はMgCO3(但し、M
gCO3が水和物、水酸化物塩又は複塩として存在する
場合を含む)をバインダーとして固結させることで塊状
化するとともに、該スラグ塊状体表面を前記炭酸化反応
で生成させたCaCO3及び/又はMgCO3で被覆す
ることを特徴とするスラグの含有成分溶出抑制化処理方
法。 - 【請求項3】 炭酸化処理後のスラグを、溶媒で洗浄処
理することを特徴とする請求項1または2に記載のスラ
グの含有成分溶出抑制化処理方法。
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