JPS61256950A - スラグの処理方法 - Google Patents
スラグの処理方法Info
- Publication number
- JPS61256950A JPS61256950A JP9463185A JP9463185A JPS61256950A JP S61256950 A JPS61256950 A JP S61256950A JP 9463185 A JP9463185 A JP 9463185A JP 9463185 A JP9463185 A JP 9463185A JP S61256950 A JPS61256950 A JP S61256950A
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- JP
- Japan
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- slag
- water
- cao
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- Pending
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
１肌の亘力
本発明は、スラグ中のＣａ Ｏ＠Ｃａ Ｃｏ３に転化し
て安定にし、雨水などによるｃａ （ＯＨ）２の溶出
を防止するスラグの処理方法に関する。 ［従来の技術］ 電炉による製鋼をはじめとする金属の精錬に際して多量
に副生するスラグは、高炉セメントへの混合、ケイカル
肥料やスラグレンガの製造、路盤改良材としての使用な
ど、さまざまな用途がある。 ところが、路盤改良材として使用した場合、スラグ中に
含まれるＣａＯが雨水などに接触したときにＣａ （
ＯＨ）２となって溶出し、ｐＨが上昇した水が、たとえ
ば農業用水路に流入して田畑の土壌に悪影響をおよぼす
という問題が生じるおそれがある。 路盤改良材には、施工後にスラグ中のＣａＯがＣａ
（ＯＨ＞２に、ざらにはＣａＣＯ３に変化するため膨張
をひきおこすという、より一般的な問題があるため、使
用に先立ってエージングを行ない安定化をはかつている
。 最近、転炉スラグに関して、温水とともにＣＯ２ガ
スを含む排ガスを作用させる促進エージング法が提案さ
れた［森ほか「製鋼スラグの促進エージングの研究」、
日本鉄鋼協会第１０９回講演大会で発表、「鉄と鋼」Ｌ
ユ（１９８５年）Ｎα４］。 この促進エージングは、膨張性の低下と一軸圧縮強度の
向上をもたらし、路盤改良材としての性能を高める上で
効果が認められる。 処理水のｐＨも低下するが、なお
前述の問題は解消していない。 この理由は、上記の報
告にもあるように、スラグ中のＣａ ０７ｆｉＣａ Ｃ
Ｏ３だけでなく、Ｑａ（ＯＨ）２になる（量的には後者
の増加の方が多い）ためと考えられる。
て安定にし、雨水などによるｃａ （ＯＨ）２の溶出
を防止するスラグの処理方法に関する。 ［従来の技術］ 電炉による製鋼をはじめとする金属の精錬に際して多量
に副生するスラグは、高炉セメントへの混合、ケイカル
肥料やスラグレンガの製造、路盤改良材としての使用な
ど、さまざまな用途がある。 ところが、路盤改良材として使用した場合、スラグ中に
含まれるＣａＯが雨水などに接触したときにＣａ （
ＯＨ）２となって溶出し、ｐＨが上昇した水が、たとえ
ば農業用水路に流入して田畑の土壌に悪影響をおよぼす
という問題が生じるおそれがある。 路盤改良材には、施工後にスラグ中のＣａＯがＣａ
（ＯＨ＞２に、ざらにはＣａＣＯ３に変化するため膨張
をひきおこすという、より一般的な問題があるため、使
用に先立ってエージングを行ない安定化をはかつている
。 最近、転炉スラグに関して、温水とともにＣＯ２ガ
スを含む排ガスを作用させる促進エージング法が提案さ
れた［森ほか「製鋼スラグの促進エージングの研究」、
日本鉄鋼協会第１０９回講演大会で発表、「鉄と鋼」Ｌ
ユ（１９８５年）Ｎα４］。 この促進エージングは、膨張性の低下と一軸圧縮強度の
向上をもたらし、路盤改良材としての性能を高める上で
効果が認められる。 処理水のｐＨも低下するが、なお
前述の問題は解消していない。 この理由は、上記の報
告にもあるように、スラグ中のＣａ ０７ｆｉＣａ Ｃ
Ｏ３だけでなく、Ｑａ（ＯＨ）２になる（量的には後者
の増加の方が多い）ためと考えられる。
本発明の目的は、上記の問題点を解決し、スラグ中のＣ
ａＯを水に実質上不溶なＣａＣＯ３として固定し、スラ
グに接触した水のｐＨの上昇を防止してアルカリ性の水
の流出がもたらす被害を避ける処理方法を提供すること
にある。 発明の構成 ［問題点を解決するための手段１ 本発明のスラグの処理方法は、電気製鋼などの金属精錬
に伴って発生したスラグを、ＣＯ２を含有するガスと乾
燥状態で接触させて、少なくともスラグ表面のＣａＯを
ＣａＣＯ３に転化させることによりＣａ （ＯＨ）２
の溶出を実質上防止したことを特徴とする。 ゛ 上記の処理の対象となるスラグには、高炉スラグ、
転炉スラグ、電炉スラグそのほかの、ＣａＯを含有する
あらゆるスラグが含まれる。 本発明は、とくに電炉ス
ラグに対して適用したとき、好結果がｊｑられた。 スラグは、路盤改良材として適切なサイズ、代表的には
粒径３０ｍ以下となるように粉砕して処理する。 ＣＯ２含有ガスは、ボイラ排ガス、加熱炉排ガスなどＣ
Ｏ２を１０％以上含有するガスの一部を取り出し、１０
０〜２００℃の高温のままで利用すればよい。 電炉製
鋼における、いわゆるＣ−インジェクション期の排ガス
はＣｏ２を約２０％含んでいるので、本発明で利用する
のに適している。 接触は、たとえばタンク内に目皿を設けてその上にスラ
グを置き、下からＣｏ２含有ガスを流すことによって実
施することができる。 もっと簡易には、多数の孔をあ
けたパイプを何本が敷きならべた上にスラグを積み、上
記パイプからＣＯ２含有ガスを吹き出すことによっても
できる。 要は、スラグ粒塊の各々の表面にＣＯ２が十
分作用するようにはかることである。
ａＯを水に実質上不溶なＣａＣＯ３として固定し、スラ
グに接触した水のｐＨの上昇を防止してアルカリ性の水
の流出がもたらす被害を避ける処理方法を提供すること
にある。 発明の構成 ［問題点を解決するための手段１ 本発明のスラグの処理方法は、電気製鋼などの金属精錬
に伴って発生したスラグを、ＣＯ２を含有するガスと乾
燥状態で接触させて、少なくともスラグ表面のＣａＯを
ＣａＣＯ３に転化させることによりＣａ （ＯＨ）２
の溶出を実質上防止したことを特徴とする。 ゛ 上記の処理の対象となるスラグには、高炉スラグ、
転炉スラグ、電炉スラグそのほかの、ＣａＯを含有する
あらゆるスラグが含まれる。 本発明は、とくに電炉ス
ラグに対して適用したとき、好結果がｊｑられた。 スラグは、路盤改良材として適切なサイズ、代表的には
粒径３０ｍ以下となるように粉砕して処理する。 ＣＯ２含有ガスは、ボイラ排ガス、加熱炉排ガスなどＣ
Ｏ２を１０％以上含有するガスの一部を取り出し、１０
０〜２００℃の高温のままで利用すればよい。 電炉製
鋼における、いわゆるＣ−インジェクション期の排ガス
はＣｏ２を約２０％含んでいるので、本発明で利用する
のに適している。 接触は、たとえばタンク内に目皿を設けてその上にスラ
グを置き、下からＣｏ２含有ガスを流すことによって実
施することができる。 もっと簡易には、多数の孔をあ
けたパイプを何本が敷きならべた上にスラグを積み、上
記パイプからＣＯ２含有ガスを吹き出すことによっても
できる。 要は、スラグ粒塊の各々の表面にＣＯ２が十
分作用するようにはかることである。
本発明に従ってスラグを処理すれば、少なくともスラグ
表面に存在するＣａｏがＣａＣＯ３に転化して、実質上
水に不溶となるから、処理したスラグを路盤改良材とし
て使用した俊に降雨などで水と接触しても、Ｃａ（ＯＨ
）２の生成およびその溶出による水のｐＨの上昇が防げ
る。 ＣＯ２含有ガスとの接触を乾燥状態で行なうのは
、Ｃａ（ＯＨ）２の生成を避けつつＣａＯをＣａＣＯ３
に転化させるためであって、Ｃａ （ＯＨ）２が生成
していたとしても、それは速やかにＣａＣＯ３に転化す
る。 スラグ粒塊の内部でＣＯ２ガスが到達しなかった
ためＣａＯのまま残る部分があるとしても、それが水に
触れて溶出する可能性は低いから、問題にはならない。
表面に存在するＣａｏがＣａＣＯ３に転化して、実質上
水に不溶となるから、処理したスラグを路盤改良材とし
て使用した俊に降雨などで水と接触しても、Ｃａ（ＯＨ
）２の生成およびその溶出による水のｐＨの上昇が防げ
る。 ＣＯ２含有ガスとの接触を乾燥状態で行なうのは
、Ｃａ（ＯＨ）２の生成を避けつつＣａＯをＣａＣＯ３
に転化させるためであって、Ｃａ （ＯＨ）２が生成
していたとしても、それは速やかにＣａＣＯ３に転化す
る。 スラグ粒塊の内部でＣＯ２ガスが到達しなかった
ためＣａＯのまま残る部分があるとしても、それが水に
触れて溶出する可能性は低いから、問題にはならない。
アーク炉ａ鋼スラグをパンに受け、水冷、地金回収のの
ち、粒径２５ｓ以下に粉砕した。 これを３カ月間野積
みして、エージングをした。 この粉砕スラグを目皿上に積み重ね、下から温度１００
〜１１０℃でＣＯ２９〜１０％を含むボイラ排ガスを約
５〜１０時間吹き込んだ。 この処理スラグに対して、溶出浸透試験（「環境庁公告
第１３号：産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法」に
従う）をした結果、浸出水のｐＨは最高でも８．１であ
った。 一方、エージングのままで、本発明の処理を施さない破
砕スラグについて同じ試験をすると、ｐＨは１０〜１１
であった。 発明の効果 本発明の処理方法を採用すれば、電炉スラグをはじめと
する各種のスラグを、特別な設備や新たな原料を必要と
することなく処理して、路盤改良材として使用するに適
したものに改質できる。 特許出願人 大同特殊鋼株式会社 同 丸太工業株式会社
ち、粒径２５ｓ以下に粉砕した。 これを３カ月間野積
みして、エージングをした。 この粉砕スラグを目皿上に積み重ね、下から温度１００
〜１１０℃でＣＯ２９〜１０％を含むボイラ排ガスを約
５〜１０時間吹き込んだ。 この処理スラグに対して、溶出浸透試験（「環境庁公告
第１３号：産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法」に
従う）をした結果、浸出水のｐＨは最高でも８．１であ
った。 一方、エージングのままで、本発明の処理を施さない破
砕スラグについて同じ試験をすると、ｐＨは１０〜１１
であった。 発明の効果 本発明の処理方法を採用すれば、電炉スラグをはじめと
する各種のスラグを、特別な設備や新たな原料を必要と
することなく処理して、路盤改良材として使用するに適
したものに改質できる。 特許出願人 大同特殊鋼株式会社 同 丸太工業株式会社
Claims (2)
- （１）ＣＯ＿２を含有するガスにスラグを乾燥状態で接
触させ、少なくともスラグ表面のＣａＯをＣａＣＯ＿３
に転化させることによりＣａ（ＯＨ）＿２の溶出を実質
上防止したことを特徴とするスラグの処理方法。 - （２）スラグが電炉製鋼に伴って発生したスラグである
特許請求の範囲第１項の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9463185A JPS61256950A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | スラグの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9463185A JPS61256950A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | スラグの処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61256950A true JPS61256950A (ja) | 1986-11-14 |
Family
ID=14115608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9463185A Pending JPS61256950A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | スラグの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61256950A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007022817A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Nippon Steel Corp | 製鋼スラグの処理方法 |
| JP4507298B2 (ja) * | 1999-07-14 | 2010-07-21 | Ｊｆｅスチール株式会社 | スラグ成分の溶出制御方法 |
| JP2013224231A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Kobe Steel Ltd | スラグ材の表面改質方法 |
| JP2016037409A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | 新日鐵住金株式会社 | 製鋼スラグの炭酸化処理方法 |
-
1985
- 1985-05-02 JP JP9463185A patent/JPS61256950A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4507298B2 (ja) * | 1999-07-14 | 2010-07-21 | Ｊｆｅスチール株式会社 | スラグ成分の溶出制御方法 |
| JP2007022817A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Nippon Steel Corp | 製鋼スラグの処理方法 |
| JP4676829B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2011-04-27 | 新日本製鐵株式会社 | 製鋼スラグの処理方法 |
| JP2013224231A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Kobe Steel Ltd | スラグ材の表面改質方法 |
| JP2016037409A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | 新日鐵住金株式会社 | 製鋼スラグの炭酸化処理方法 |
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