JP3247795B2 - 両性高分子汚泥脱水剤及びこれを用いた汚泥脱水方法 - Google Patents
両性高分子汚泥脱水剤及びこれを用いた汚泥脱水方法Info
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Description
に詳しくは、凝集脱水性能に優れ、かつ低含水率のケー
キを与える、両性高分子共重合体を有効成分とする有機
性汚泥の脱水剤に関するものである。
ン性高分子脱水剤が単独で使用されているが、近年、汚
泥発生量の増加及び汚泥性状の悪化により、従来のカチ
オン性高分子脱水剤では、汚泥の処理量に限界があるこ
とや、脱水ケーキ含水率、SS回収率、ケーキのろ布か
らの剥離性などの点で処理状態は必ずしも満足できるも
のではなく、改善が求められている。これら従来のカチ
オン性高分子脱水剤の欠点を改良するために、両性高分
子脱水剤が種々提案されているが、これらの両性高分子
脱水剤は必ずしも十分に満足しうるものではない。例え
ば、(1)三級アミノ基を有する両性高分子脱水剤(特
開昭62−205112号公報)、(2)四級アンモニ
ウム基を含む両性高分子脱水剤(特開昭53−1492
92号公報)、(3)三級を四級を含む両性高分子脱水
剤(特開平3−18900号公報)などが開示されてい
る。しかしながら、前記(1)の両性高分子脱水剤にお
いては、従来のカチオン性高分子脱水剤に比べて凝集性
に優れ、大きな凝集フロックを形成するものの、下水や
し尿の消化汚泥などのpHの高い汚泥に対しては、三級ア
ミノ基の解離状態の問題で著しく性能が低下してしまう
ことや、pHも含めて汚泥濃度などの汚泥性状変化に影響
を受けやすく、安定した処理ができない上、粉末や溶液
状態での製品の安定性の点で従来のカチオン性高分子脱
水剤に比べて劣るなどの欠点がある。また、前記(2)
の両性高分子脱水剤においては、三級アミノ基を含む両
性高分子脱水剤に比べて、製品安定性が良好で、かつ従
来のカチオン性高分子脱水剤に比べて凝集力はあるもの
の、必要添加量が多い、ケーキ含水率が高い、ろ布から
のケーキの剥離性が悪いなど、改善すべき点が多い。一
方、前記(3)の両性高分子脱水剤は、該(1)及び
(2)の脱水剤が有する欠点は改善されているものの、
必要添加量の点や、ケーキ含水率の点ではまだ満足でき
るレベルではなく、実用化に際しては改善が求められて
いる。
従来の両性高分子脱水剤が有する欠点を克服し、凝集脱
水性能に優れ、必要添加量が少なくてすみ、かつ低含水
率のケーキを与えることのできる両性高分子脱水剤を提
供することを目的としてなされたものである。
ましい性質を有する両性高分子脱水剤を開発すべく鋭意
研究を重ねた結果、特定のカチオン性構成単位2種と特
定のアニオン性構成単位と特定のノニオン性構成単位と
を必須構成単位とし、かつ該カチオン性構成単位2種と
アニオン性構成単位とを特定の組成比で含有する両性高
分子共重合体を有効成分とする汚泥脱水剤により、その
目的を達成しうることを見い出した。本発明は、かかる
知見に基づいて完成したものである。
基、R2及びR3はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基で
あり、それらはたがいに同一でも異なっていてもよく、
(X1)-は陰イオンである]で表されるカチオン性構成単
位と、(B)一般式
基、R5及びR6はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基で
あり、それらはたがいに同一でも異なっていてもよく、
(X2)-は陰イオンである]で表されるカチオン性構成単
位と、(C)一般式
アンモニウムイオン又はアルカリ金属イオンである]で
表されるアニオン性構成単位と、(D)一般式
あり、それらはたがいに同一でも異なっていてもよく、
R10は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である]
で表されるノニオン性構成単位とを必須構成単位とする
共重合体であって、組成モル比が 0.5<(A)単位/[(A)単位+(B)単位]<1.0 及び (C)単位/[(A)単位+(B)単位]<0.8 の関係を満たし、(D)単位が35〜80モル%であ
り、かつ1N−硝酸ナトリウム又は1N−塩化ナトリウ
ム水溶液中、温度30℃での固有粘度が2.0デシリッ
トル/g以上である両性高分子共重合体を有効成分とす
る両性高分子汚泥脱水剤(ただし、アミジン単位を含む
カチオン性の水溶性ポリマー及び酸性物質を含むものは
除く)、及び (2)第1項記載の両性高分子汚泥脱水剤を、汚泥に対
して140ppm以下の割合で添加して、脱水を行うこと
を特徴とする汚泥脱水方法、を提供するものである。
両性高分子脱水剤は、(A)一般式
もつ]で表されるカチオン性構成単位と、(B)一般式
表されるカチオン性構成単位と、(C)一般式
るアニオン性構成単位と、(D)一般式
表されるノニオン性構成単位とを必須構成単位とする両
性高分子共重合体を有効成分とするものである。
1及びR4は、例えばメチル基、エチル基、ベンジル基な
どの炭化水素基又はヒドロキシメチル基などのヒドロキ
シアルキル基である。また、R2、R3、R5及びR6はメ
チル基やエチル基などの炭素数1〜4のアルキル基であ
り、該R2とR3、R5とR6は、それぞれにおいてたがい
に同一であってもよいし、異なっていてもよい。さら
に、(X1)-及び(X2)-はCl-、Br-、I-、HS
O4 -、1/2SO4 -、NO3 -、CH3COO-、HCOO
-、CH3SO4 -、C2H5SO4 -などの陰イオンである。
一方、一般式[3]において、R7は水素原子又はメチ
ル基、Mは水素原子又はナトリウムやカリウムなどのア
ルカリ金属イオンである。また、一般式[4]におい
て、R8及びR9は、それぞれ水素原子又はメチル基であ
り、それらはたがいに同一であってもよいし異なってい
てもよく、R10は水素原子又はメチル基、エチル基、プ
ロピル基などの炭素数1〜3のアルキル基である。前記
(A)単位である一般式[1]で表されるカチオン性構
成単位を形成するカチオン性モノマーはジアルキルアミ
ノエチルメタクリレートの四級アンモニウム塩であり、
このようなものの具体例としては、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレートの塩化メチル四級化物やジメチルアミ
ノエチルメタクリレートの塩化ベンジル四級化物などを
挙げることができ、これらは1種用いてもよいし、2種
以上を組み合わせて用いてもよい。
れるカチオン性構成単位を形成するカチオン性モノマー
はジアルキルアミノエチルアクリレートの四級アンモニ
ウム塩であり、このようなものの具体例としてはジメチ
ルアミノエチルアクリレートの塩化メチル四級化物やジ
メチルアミノエチルアクリレートの塩化ベンジル四級化
物などを挙げることができ、これらは1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、前記
(C)単位である一般式[3]で表されるアニオン性構
成単位を形成するアニオン性モノマーとしては、例えば
アクリル酸、メタクリル酸及びそれらのアンモニウム
塩、アルカリ金属塩を挙げることができ、それらは1種
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。一方、前記(D)単位である一般式[4]で表され
るノニオン性構成単位を形成するノニオン性モノマーと
しては、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、ジ
メチルアクリルアミド、イソプロピルアクリルアミドな
どを挙げることができ、これらは1種用いてもよいし、
2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(B)、(C)及び(D)構成単位を必須単位として含
有するものであるが、これらの単位を形成するモノマー
と共重合可能な他のモノマーとを所望に応じ共重合させ
たものであってもよい。この共重合可能な他のモノマー
の中で、カチオン性モノマーとしては、例えばジアルキ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート若しくはこれらの
塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、酢酸塩などの三級モノマー、
ジアルキルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド若し
くはこれらの塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、酢酸塩などの三
級モノマー及び塩化メチル、臭化メチル、ヨウ化メチ
ル、ジメチル硫酸、塩化ベンジル、臭化ベンジルなどの
四級化剤を反応させた四級アンモニウム塩モノマー、ビ
ニルピリジン、ビニルピリジンの四級化誘導体、ビニル
イミダゾール、アリルアミンなどを挙げることができ
る。また、アニオン性モノマーとしては、例えばビニル
スルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸、マレイン酸など、及びそれらのアルカリ金
属塩を挙げることができ、一方、ノニオン性モノマーと
しては、例えばスチレン、アクリロニトニル、酢酸ビニ
ル、アクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキルなどを
挙げることができる。これらの共重合可能な他のモノマ
ーは1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用い
てもよい。該両性高分子共重合体における各構成単位の
含有量は(A)単位が10〜40モル%、(B)単位が
5〜20モル%、(C)単位が5〜30モル%、(D)
単位が35〜80ル%の範囲で使用することができる。
含有割合は、モル比で 0.5<(A)単位/[(A)単位+(B)単位]<1.
0 及び (C)単位/[(A)単位+(B)単位]<0.8 の関係を満たすことが必要である。各構成単位の含有割
合が前記関係式を満たさない場合は、本発明の目的が達
せられない。また、該(D)単位も重要な成分で、前記
範囲内にあることが重要で、この範囲を逸脱すると、
(A)及び(B)のカチオン性構成単位と(C)のアニ
オン性構成単位とが有効に作用しにくく、好ましくな
い。該両性高分子共重合体の分子量については、分子量
の指標である固有粘度で示すと、1N−硝酸ナトリウム
又は1N−塩化ナトリウム水溶液中、温度30℃での測
定値が2デシリットル/g以上であることが必要である
が、安定した脱水処理を達成するには5デシリットル/
g以上が好ましい。この両性高分子共重合体の重合方法
については特に制限はなく、一般的な重合方法を採用す
ることができる。例えば、水溶液重合であれば、重合開
始剤として過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、2,
2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩や、
レドックス系の開始剤などを用いることができる。ま
た、逆相の懸濁重合であれば、重合開始剤として前記と
同様なものを用いることができるし、一方逆相のエマル
ション重合であれば、前記重合開始剤以外に、アゾビス
イソブチロニトリルや過酸化ベンゾイルなどの水不溶性
開始剤を用いて重合を行ってもよい。
得られた両性高分子共重合体を有効成分とするものであ
って、その製品形態については特に制限はなく、粉末、
溶液、エマルションなど、目的に応じて任意に選ぶこと
ができる。この汚泥脱水剤が有効に作用する汚泥として
は、例えば下水、し尿、一般産業排水処理で生じる有機
性汚泥及び凝集沈殿汚泥を含む混合汚泥などを挙げるこ
とができるが、特に対象は限定されるものではない。ま
た、該汚泥脱水剤の使用に際しては、他のカチオン性ポ
リマーやアニオン性ポリマーと併用したり、混合一液と
したり、硫酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、スルフ
ァミン酸など、脱水処理に悪影響がでないかぎり公知の
添加剤と混合して使用してもよい。さらに、本発明の汚
泥脱水剤は、必要に応じ無機凝集剤と併用することがで
きる。例えば、汚泥に無機凝集剤を添加し、反応させた
のち、本発明の汚泥脱水剤で凝集させ、脱水処理しても
よいし、あるいは本発明の汚泥脱水剤を汚泥に添加し、
凝集させたのち、無機凝集剤を加えて脱水処理してもよ
い。併用する無機凝集剤としては、例えば硫酸アルミニ
ウム、ポリ塩化アルミニウム、塩化第二鉄、硫酸第一
鉄、ポリ硫酸鉄などが挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
るように、カチオン性モノマー単位として、(B)単位
を含むポリマーは、カチオン性モノマー単位として
(A)単位を含むポリマーより凝集性が良く、必要添加
量が下がることが知られている。この理由は、前記公報
に記載されているとおり、モノマーの共重合反応性比よ
り、(B)単位を形成するモノマーは比較的均一ないし
ランダムに重合体に取り込まれやすいのに対し、(A)
単位を形成するモノマーはブロック的に重合体に取り込
まれやすい。したがって、本発明の(A)、(B)、
(C)及び(D)単位を必須構成単位として含有するポ
リマーにすることにより、優れた性能が出る理由は、
(1)凝集性の良い(B)単位を含んでいるため、凝集
性が高く、添加量の低減が図られていること、(2)反
応性の異なる(A)単位と(B)単位とが今回見い出し
た一定の範囲の比において(C)単位のアニオン性基が
効果的に働くようなポリマーの組成分布になっているこ
とが考えられるが、詳細は必ずしも明らかではない。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。 製造例1 第1表及び第2表に、それぞれ本発明に係わるポリマー
及び比較ポリマーを示す。以下に、これらのポリマーの
代表的な製造例を示す。第1表及び第2表に示す組成
で、2.0モル/リットルに調整したモノマー水溶液を
室温にて20分間窒素ガスバブリングを行い、全モノマ
ーに対して0.01〜0.20モル%の過硫酸カリウム
を加え、40〜50℃で6〜10時間重合させた。次い
で、得られたポリマー水溶液ゲルを細断して、多量のア
セトンに投入したのち、ろ過して粉末化した。最後に真
空乾燥を行い、白色の粉末ポリマーを得た。なお、固有
粘度[η]は常法に従い、1N−NaNO3水溶液中、
30℃の条件にて測定した。結果を第1表及び第2表に
示す。第1表及び第2表に示す記号は次を意味する。 DAM(CH3Cl):ジメチルアミノエチルメタクリ
レートのメチルクロリド四級化物 DAA(CH3Cl):ジメチルアミノエチルアクリレ
ートのメチルクロリド四級化物 AA:アクリル酸 AAm:アクリルアミド DAM(Me2SO4):ジメチルアミノエチルメタク
リレートのジメチル硫酸四級化物 DAA(BzCl):ジメチルアミノエチルアクリレー
トのベンジルクロリド四級化物 DAM(1/2H2SO4):ジメチルアミノエチルメ
タクリレートの硫酸塩 MAA:メタクリル酸
い、ヌッチェテスト及び圧搾テストを行った。操作は次
のとおりである。300ミリリットルビーカーに汚泥2
00ミリリットルをとり、0.2wt%に調整したポリマ
ー水溶液を所定量汚泥に加えたのち、タービン羽根を備
えた撹拌機で200rpm,30秒間撹拌した。その際の
フロック径を測定したあと、ナイロンろ布を敷いたブフ
ナーロートに内径5cmのポリ塩化ビニルパイプを置き、
その中へ凝集汚泥を注ぎ込み、10秒後のろ液量を測定
した。また、このときのろ液を3000rpmで10分間
遠心分離し、リークしたSS量を測定することにより、
SS回収率を求めた。ろ過後の汚泥については、その一
定量をベルトプレス用ろ布にはさみ、面圧0.5kg/cm2
で1分間圧搾を行い、脱水ケーキのろ布からの剥離性及
びケーキ含水率を測定した。剥離性については、ろ布か
らケーキをヘラでかき取ったのち、高圧水でろ布に付着
している固形物を洗い出して、その洗浄液をろ過し、回
収した固形物を乾燥して重量を測定することにより、次
の式で表した。 剥離性(%)=W2/(W1+W2)×100 ただし、W1はろ布に付着していた固形物の乾燥重量
(g)、W2はヘラでかき取ったケーキの乾燥重量
(g)である。結果を第3表に示す。
0ミリリットルビーカーにとった200ミリリットルの
汚泥に、10wt%ポリ塩化アルミニウム2500ppmを
加え、750rpmで15秒間撹拌後、所定量のポリマー
水溶液を加え、実施例1と同じ操作で凝集実験を行っ
た。評価項目も実施例1と同じであるが、圧搾テストに
ついては、面圧0.5kg/cm2と面圧1.0kg/cm2の2条
件で評価した。結果を第4表に示す。
高分子共重合体を有効成分とするものであって、必要添
加量が少なくてすむ、フロック強度が高く、ろ布からの
剥離性がよい、ケーキ含水率が高い、汚泥の処理量が多
い、汚泥種、汚泥性状の変化に対して安定した処理効果
が得られる、など優れた性能を有している。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)一般式 【化1】 [式中のR1は炭化水素基またはヒドロキシアルキル
基、R2及びR3はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基で
あり、それらはたがいに同一でも異なっていてもよく、
(X1)-は陰イオンである]で表されるカチオン性構成単
位と、(B)一般式 【化2】 [式中のR4は炭化水素基またはヒドロキシアルキル
基、R5及びR6はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基で
あり、それらはたがいに同一でも異なっていてもよく、
(X2)-は陰イオンである]で表されるカチオン性構成単
位と、(C)一般式 【化3】 [式中のR7は水素原子又はメチル基、Mは水素原子、
アンモニウムイオン又はアルカリ金属イオンである]で
表されるアニオン性構成単位と、(D)一般式 【化4】 [式中のR8及びR9はそれぞれ水素原子又はメチル基で
あり、それらはたがいに同一でも異なっていてもよく、
R10は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である]
で表されるノニオン性構成単位とを必須構成単位とする
共重合体であって、組成モル比が 0.5<(A)単位/[(A)単位+(B)単位]<1.0 及び (C)単位/[(A)単位+(B)単位]<0.8 の関係を満たし、(D)単位が35〜80モル%であ
り、かつ1N−硝酸ナトリウム又は1N−塩化ナトリウ
ム水溶液中、温度30℃での固有粘度が2.0デシリッ
トル/g以上である両性高分子共重合体を有効成分とす
る両性高分子汚泥脱水剤(ただし、アミジン単位を含む
カチオン性の水溶性ポリマー及び酸性物質を含むものは
除く)。 - 【請求項2】請求項1記載の両性高分子汚泥脱水剤を、
汚泥に対して140ppm以下の割合で添加して、脱水を
行うことを特徴とする汚泥脱水方法。
Priority Applications (1)
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