JPH0677760B2 - 汚泥脱水剤 - Google Patents

汚泥脱水剤

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JPH0677760B2
JPH0677760B2 JP2095398A JP9539890A JPH0677760B2 JP H0677760 B2 JPH0677760 B2 JP H0677760B2 JP 2095398 A JP2095398 A JP 2095398A JP 9539890 A JP9539890 A JP 9539890A JP H0677760 B2 JPH0677760 B2 JP H0677760B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な汚泥脱水剤、さらに詳しくは、凝集、脱
水性能に優れ、低含水率の脱水汚泥を得ることができる
上、熱劣化や経時劣化の少ない安定性に優れた両性ポリ
マーを有効成分とする汚泥脱水剤に関するものである。
[従来の技術] 従来、下水処理、し尿処理、有機性産業廃水処理などに
より生じる有機性汚泥の脱水処理には、カチオン性高分
子脱水剤が単独で使用されていたが、近年、汚泥発生量
の増加や汚泥性状の悪化などにより、従来のカチオン性
高分子脱水剤の使用では、汚泥処理量の限界を免れない
上、脱水ケーキの含水率、SSの回収率、ケーキのろ布か
らの剥離性などについても必ずしも満足しうるものでは
なく、その改善が求められていた。
そこで、このようなカチオン性高分子脱水剤の欠点を改
良するために、これまでいくつかの提案がなされてい
る。例えば(1)第三級又は第四級窒素含有(メタ)ア
クリレートと第三級又は第四級窒素含有(メタ)アクリ
ルアミドとを必須成分として用いて成る共重合体(特開
昭58−49410号公報)、(2)カチオン性高分子脱水剤
とアニオン性高分子脱水剤とを併用する方法(特開昭62
−129200号公報)、(3)同一分子内にカチオン性構成
単位とアニオン性構成単位とを含む両性高分子脱水剤
(特開昭49−6078号公報、同53−149292号公報、同62−
205112号公報)などが提案されている。
しかしながら、前記(1)の共重合体は、SSの回収率や
ケーキのろ布からの剥離性については、従来のカチオン
性高分子脱水剤に比べて若干改善される場合があるもの
の、性能的にはまだ十分であるとはいえないし、(2)
のカチオン性高分子脱水剤とアニオン性高分子脱水剤と
を併用する方法においては、SSの回収率、ケーキの含水
率、ろ布からの剥離性はある程度改善されるものの、各
成分の混合比の設定や混合操作などについては煩雑さを
免れない上、溶解時に溶解水のpHによっては不溶解物が
生成するおそれがあるなど、ハンドリング性の点で問題
が多い。
さらに、前記(3)の両性高分子脱水性は、従来のカチ
オン性高分子脱水剤に比べて、凝集性が良く、SSの回収
率やケーキの含水率などの点で優れた性能を有している
ものの、安定性が極めて悪く、例えば(1)ポリマー粉
末製造時の加熱乾燥工程における熱劣化が著しく、水へ
の溶解時に不溶解のゲルが生成しやすい、(2)粉末ポ
リマーの経時安定性(貯蔵安定性)が劣り、安定した製
品供給に支障をきたす場合がある。(3)ポリマー水溶
液の経時安定性が悪く、時間の経過とともに、粘性の低
下、場合によっては沈殿を生じ、実際の使用現場におい
て、大きなトラブとなる場合がある、など好ましくない
事態を招来するという欠点を有している。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、このような従来の両性高分子脱水剤が有する
欠点を克服し、凝集、脱水性能に優れ、低含水率の汚泥
を得ることができる上、熱劣化や経時劣化の少ない安定
性に優れた両性ポリマーを有効成分とする汚泥脱水剤を
提供することを目的としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記の好ましい汚泥脱水剤を開発すべく
鋭意研究を重ねた結果、特定のカチオン性構成単位と、
アニオン性構成単位及びノニオン性構成単位とを含有す
る両性ポリマーに、さらに、特定のカチオン性構成単位
を所定の割合で含有させたものを有効成分とする汚泥脱
水剤により、その目的を達成しうることを見い出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)一般式 (式中のR1及びR2は、それぞれ炭素数1〜4のアルキル
基であって、それらは同一であってもよいし、たがいに
異なっていてもよく、R3は水素原子、炭素数1〜4のア
ルキル基又はベンジル基、X1 は陰性イオンである) で表わされるカチオン性構成単位と(B)アクリル酸、
メタクリル酸及びこれらの塩からなる群から選ばれるア
ニオン性構成単位と(C)アクリルアミドおよび/また
はメタクリルアミドからなるノニオン性構成単位とを含
有する両性ポリマーを有効成分とする汚泥脱水剤におい
て、該両性ポリマー中に、(D)一般式 (式中のR4及びR5は、それぞれ炭素数1〜4のアルキル
基であって、それらは同一であってもよいし、たがいに
異なっていてもよく、R6は水素原子、炭素数1〜4のア
ルキル基又はベンジルル基、X2 は陰性イオンである) で表わされるカチオン性構成単位1〜5モル%を含有さ
せたことを特徴とする汚泥脱水剤を提供するものであ
る。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の汚泥脱水剤に用いられる両性ポリマーにおける
(A)単位のカチオン性構成単位は、 一般式 で表わされる構造を有している。前記一般式(I)にお
けるR1及びR2は、それぞれ炭素1〜4のアルキル基、す
なわちメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチ基、sec−ブチル基及
びt−ブチ基であって、該R1とR2とは同一であってもよ
いし、たがいに異なっていてもよい。ままたR3は水素原
子、前記の炭素数1〜4のアルキル基又はベンジル基で
あり、X1 は塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオンな
どのハロゲンイオン、HSO4 -、SO4 2-、NO3 -、CH3SO4 -
どの陰性イオンである。
前記一般式(I)で表わされるカチオン性構成単位を形
成するモノマーとしては、例えばジメチアミノエチルア
クリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジ−
n−プロピルアミノエチルアクリレート、ジ−イソプロ
ピルアミノエチルアクリレート、ジ−n−ブチルアミノ
エチルアクリレート、ジ−sec−ブチルアミノエチルア
クリレート、ジ−イソブチルアミノエチルアクリレー
ト、メチルエチルアミノエチルアクリレート、メチルプ
ロピルアミノエチルアクリレート、メチルブチルアミノ
エチルアクリレート、エチルプロピルアミノエチルアク
リレート、エチルブチルアミノエチルアクリレート、プ
ロピルブチルアミノエチルアクリレートなどのハロゲン
化水素、硫酸、硝酸などによる中和塩、ハロゲン化アル
キル、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸などによる四級化物
などが挙げられるが、もちろんこれらに限定されるもの
ではない。該ハロゲン化アルキルとしては、例えば塩化
メチル、臭化メチル、ヨウ化メチル、塩化エチル、臭化
エチル、ヨウ化エチル、ベンジルクロリなどが挙げられ
る。これらのモノマーは1種用いてもよいし、2種以上
を組み合わせて用いてもよい。
該両性ポリマーにおける(B)アニオン性構成単位を形
成するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸及
びそれらの塩を用いる。これらのアニオン性モノマーは
1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いても
よい。
また、(C)ノニオン性構成単位を形成するモノマーに
ついては、アクリルアミド、メタクリルアミドを用い
る。これらのノニオン性モノマーは1種用いてもよい
し、2種を組み合わせて用いてもよい。該両性ポリマー
は前記(A)カチオン性構成単位、(B)アニオン性構
成単位及び(C)ノニオン性構成単位を、これらの合計
量に基づき、それぞれ10〜80モル%、5〜40モル%及び
20〜80モル%の割合で含有することが望ましい。該
(A)カチオン性構成単位の含有量が10モル%未満では
カチオン性基量が少なく脱水性能に劣るし、80モル%を
超えるとカチオン性基量が多すぎて、両性ポリマーとし
ての好ましい性質が失われる。また、(B)アニオン性
構成単位の含有量が5モル%未満では両性ポリマーとし
ての好ましい性質が十分に発揮されないし、40モル%を
超えるとケーキ含水量の上昇やろ布からのケーキ剥離性
の低下などが著しくなる傾向がみられる。さらに、
(C)ノニオン性構成単位の含有量が前記範囲を逸脱す
ると本発明の目的が十分に達せられない場合がある。
本発明においては、前記両性ポリマーの安定性を良好な
ものとするために、該ポリマー中に、 一般式 で表わされるカチオン性構成単位1〜5モル%を含有さ
せることが必要である。前記一般式(II)におけるR4
びR5は、それぞれ炭素1〜4のアルキル基、すなわちメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ基、n
−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ基及びt−ブチ
ル基であって、該R4とR5とは同一であってもよいし、た
がいに異なっていてもよい。またR6は水素原子、前記の
炭素数1〜4のアルキル基又はベンジル基であり、X2
は塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオンなどのハロゲ
ンイオン、HSO4 -、SO4 2-、NO3 -、CH3SO4-などの陰性イ
オンである。
前記一般式(II)で表わされるカチオン性構成単位を形
成するモノマーとしては、例えばジメチルアミノエチル
メタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジ−n−プロピルアミノエチルメタクリレート、ジ
−イソプロピルアミノエチルメタクリレート、ジ−n−
ブチルアミノエチルメタクリレート、ジ−sec−ブチル
アミノエチルメタクリレート、ジ−イソブチルアミノエ
チルメタクリレート、メチルエチルアミノエチルメタク
リレート、メチルプロピルアミノエチルメタクリート、
メチルブチルアミノエチルメタクリレート、エチルプロ
ピルアミノエチルメタクリレート、エチルブチルアミノ
エチルメタクリレート、プロピルブチルアミノエチルメ
タクリレートなどのハロゲン化水素、硫酸、硝酸などに
よる中和塩、ハロゲン化アルキル、ジメチル硫酸、ジエ
チル硫酸などによる四級化物などが挙げられるが、もち
ろんこれらに限定されるものではない。該ハロゲンアル
キルとしては、例えば塩化メチル、臭化メチル、ヨウ化
メチル、塩化エチル、臭化エチル、ヨウ化エチル、ベン
ジルクロリドなどが挙げられる。これらのモノマーは1
種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
該両性ポリマー中における前記一般式(II)で表わされ
るカチオン性構成単位の含有量が1モル%未満では安定
性の向上効果が十分に発揮されないし、5モル%を超え
ると安定性の向上効果がなくなり、逆に安定性が低下す
る傾向がみられる。
両性ポリマーが不安定な原因は、同一分子中にカチオン
性基とアニオン性基とが存在しているので、イオン反応
が起こりやすくなっているためと考えられる。カチオン
性基とアニオン性基とのイオン反応が起こる結果、ポリ
マーは架橋構造をとり、不溶化(ゲル化)するものと考
えられる。
前記一般式(I)で表わされるカチオン性構成単位を含
む両性ポリマー中に、一般式(II)で表わされるカチオ
ン性構成単位が含有されることによって、安定性が向上
する機構については必ずしも明確ではないが、一般式
(II)の構造のものが僅かに含有されることにより、ポ
リマーのコンホメーションが変化し、イオン反応が起き
にくくなるためと考えられる。
該両性ポリマーの製造方法については、特に制限はな
く、通常の溶液重合、懸濁重合、エマルジョン重合な
ど、いずれの方法も用いることができる。例えば水溶液
重合においては、重合開始剤として、過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸カリウム、2,2′−アゾビス(2−アミジノ
プロパン)の塩酸塩などを用いて、通常の重合条件で、
所定の割合の前記各モノマーを重合させればよい。
この両性ポリマーの分子量については、温度30℃の1N−
NaNO3水溶液で測定した固有粘度[η]が、通常2dl/g以
上であればよいが、安定した脱水処理を達成するには、
5dl/g以上であるのが望ましい。
本発明の汚泥脱水剤が適用される汚泥については特に制
限はなく、例えば下水、し尿、一般産業排水処理で生じ
る有機性汚泥や、凝集汚泥を含む混合汚泥などに該汚泥
脱水剤を適用することができる。
また、本発明の汚泥脱水剤の使用に際しては、所望によ
り、他のカチオン性ポリマーやアニオン性ポリマーと混
合して使用してもよいし、硫酸水素ナトリウム、硫酸ナ
トリウム、スルファミン酸などのポリマー以外の成分を
脱水処理に悪影響をもたらさないかぎり、混合して使用
してもよく、また、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウ
ム、塩化第二鉄、硫酸第一鉄、ポリ硫酸鉄などの無機凝
集剤と併用することもできる。
さらに、本発明の汚泥脱水剤による処理において、使用
できる脱水機としては、例えばベルトプレス脱水機、遠
心脱水機、スクリュープレス脱水機、フィルタープレス
脱水機などが挙げられる。
[実施例] 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
(1)両性ポリマーの製造 実施例1 ジメチルアミノエチルアクリレート(DAA)の塩化メチ
ルによる四級化物、アクリルアミド(AAm)、アクリル
酸(AA)及びジメチルアミノエチルメタクリレート(DA
M)の硫酸塩を、モル比30:35:30:5の割合で用い、これ
らを水に溶解して全モノマー濃度が2.0モル/の水溶
液を調製し、次いでこれを三つ口セパラブルフラスコに
入れ、室温で20分間窒素バブリングを行い脱気したの
ち、全モノマー量に対して0.01モル%の過硫酸カリウム
を加え、窒素雰囲気下で45℃にて10時間重合を行い、透
明ゴム状の両性ポリマーゲルを得た。このものの固有粘
度[η]は7.2dl/gであった。なお、固有粘度[η]
は、このポリマーゲルをアセトンにて粉末化したポリマ
ーを1N−NaNO3水溶液中において、30℃で測定した値で
ある。
実施例2〜4、比較例1〜4 第1表に示す組成のモノマーを用い、かつ過硫酸カリウ
ムを0.01〜0.20モル%の割合で用いた以外は、実施例1
と同様にして、両性ポリマーを作製し、その固有粘度
[η]を求めた。その結果を第1表に示す。
(2)耐熱安定性のテスト 前記(1)で得られた透明ゴム状のポリマーゲルの半分
を、はさみを用いて一辺が約5mm程度の立方体に細断し
て、ステンレストレイに並べ、温風乾燥器内で80℃にて
3時間加熱乾燥したのち、この乾燥ポリマーを乳鉢で粉
砕して粉末ポリマーとした。
この粉末ポリマーを純水に溶解して、24時間後の溶解性
(溶解状態)を評価した。その結果を第2表に示す。
(3)経時安定性テスト(I) 前記(1)で得られた透明ゴム状ポリマーゲルの残りの
半分を多量のアセトン中ではさみを用いて細断し、脱水
を行ったのち、真空乾燥を行い粉末ポリマーを得た。
次に、この粉末ポリマーをサンプルビンに入れて密栓
し、40℃の恒温器に入れて粉末ポリマーの経時安定性テ
ストを行った。粉末化直後のもの、40℃で1か月間保持
したもの、40℃で2か月間保持したもの及び40℃で3か
月間保持したものを、それぞれ純水に溶解し、24時間後
の溶解性(溶解状態)を評価した。その結果を第3表に
示す。
(4)経時安定性テスト(II) 前記(3)で得られた粉末ポリマーを0.2wt%濃度にな
るように市水に溶解し、このポリマー水溶液の入ったビ
ーカーを30℃の恒温水槽につけて温度を一定とし経時安
定性テストを行った。粉末化直後、3日後、7日後の溶
液粘度を、B型粘度計を用いて測定を行い評価した。そ
の結果を第4表に示す。
(5)凝集・脱水テスト 前記(2)で得られた80℃、3時間加熱乾燥して粉末化
した実施例1のポリマーを用い、以下に示す凝集・脱水
テストを行った。
300mlビーカーに、下水混合汚泥(pH5.9、電導度2150μ
s/cm、SS1.6%、VSS/SS76.3%、繊維分/SS24.6%)200m
lを入れ、これに0.4wt%濃度の前記ポリマー水溶液を、
ポリマー添加量が120ppmになるように加え、タービン羽
根付き攪拌機で750rpmで60秒間攪拌して、汚泥を凝集さ
せた。この際の凝集フロックの大きさを測定したのち、
ろ布を敷いたブフナーロートに、この凝集汚泥を注ぎ込
み、10秒後のろ液量を測定した。次いで、ブフナーロー
ト上の汚泥の一定量を2枚のろ布ではさみ、0.5kg/cm2
の圧力で60秒間圧搾して、ケーキの含水率を求めた。
その結果、フロック径は5〜6mm、10秒後のろ液量は115
ml、ケーキ含水率は80.7wt%であり、該ポリマーは良好
な性能を有することが確認された。
[発明の効果] 本発明の汚泥脱水剤は凝集、脱水性能に優れる上、熱劣
化や経時劣化の少ない安定性に優れた両性ポリマーを有
効成分とするものであって、該両性ポリマーは極めて安
定性に優れているため、粉末両性ポリマー製造時の加熱
乾燥工程における熱劣化(ゲル化)が防止されるととも
に、粉末両性ポリマー製品の経時劣化や両性ポリマー水
溶液の経時劣化が防止されるなどの特徴を有し、工業的
価値が極めて高い。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−31900(JP,A) 特開 平2−78499(JP,A) 特開 平3−189000(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式 (式中のR1及びR2は、それぞれ炭素数1〜4のアルキル
    基であって、それらは同一であってもよいし、たがいに
    異なっていてもよく、R3は水素原子、炭素数1〜4のア
    ルキル基又はベンジル基、X1 は陰性イオンである) で表わされるカチオン性構成単位と(B)アクリル酸、
    メタクリル酸及びこれらの塩からなる群から選ばれるア
    ニオン性構成単位と(C)アクリルアミドおよび/また
    はメタクリルアミドからなるノニオン性構成単位とを含
    有する両性ポリマーを有効成分とする汚泥脱水剤におい
    て、該両性ポリマー中に、(D)一般式 (式中のR4及びR5は、それぞれ炭素数1〜4のアルキル
    基であって、それらは同一であってもよいし、たがいに
    異なっていてもよく、R6は水素原子、炭素数1〜4のア
    ルキル基又はベンジル基、X2 は陰性イオンである) で表わされるカチオン性構成単位1〜5モル%を含有さ
    せたことを特徴とする汚泥脱水剤。
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JPH0416203A (ja) 高分子凝集剤

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