JP3230795B2 - 読み出し専用半導体記憶装置 - Google Patents

読み出し専用半導体記憶装置

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JP3230795B2
JP3230795B2 JP25404295A JP25404295A JP3230795B2 JP 3230795 B2 JP3230795 B2 JP 3230795B2 JP 25404295 A JP25404295 A JP 25404295A JP 25404295 A JP25404295 A JP 25404295A JP 3230795 B2 JP3230795 B2 JP 3230795B2
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  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は読み出し専用半導体
記憶装置に関し、特に、製造段階で情報が書き込まれる
マスクROM(リードオンリメモリ)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マスクROMのような読み出し専
用半導体記憶装置においては、素子寸法の微細化および
記憶容量の大容量化によって、製造歩留まりが悪くなる
傾向がある。このため、製造歩留まりを向上させること
が重要な課題になっており、マスクROMにおいても製
造歩留まりを向上させることを目的として、種々の構造
が提案されている。
【0003】そのような構造を有するマスクROMの第
1の例として、誤り訂正回路を内蔵したマスクROMが
あり、一部で実用化されている。第2の例としては、R
AM等で用いられているように、本体メモリセルと同一
構造のパタ一ンを持つ予備メモリセルをワード線単位あ
るいはビット線単位で備えたマスクROMがある。その
ようなマスクROMによれば、メモリセルアレイ中に不
良のメモリセルが存在した場合、不良メモリセルに格納
されるべきデータが予備メモリセルに格納される。
【0004】第1の例では、誤り訂正回路を内蔵したマ
スクROMは、誤り訂正用回路を余分に内蔵し、マスク
ROMが誤り訂正用ビットをも記憶するため、不良を救
済するための特別な処理時間は不要であるが、チップ面
積が20%以上も増大するという欠点を有している。
【0005】また、第2の例では、予備ワード線あるい
は予備ビット線を設けたマスクROMは、RAM等と比
較して、大量のデータ情報をマスクROMに書き込む必
要があるため、そのようなマスクROMの実用化は困難
であった。
【0006】このような問題に対し、特開平6−765
91号公報において、ある小さなメモリセル群、たとえ
ばバンク単位を置き換えの対象とする提案がなされてい
る。この方式のメリットは、置き換えの単位が非常に小
さいため、チップ面積および不良救済の処理時間をほと
んど増大させることなく、製造歩留まりが改善されるこ
とにある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記憶容
量の大容量化に伴ない、1チップ内における救済ビット
数は増大する傾向にある。そのため、バンク単位で置き
換える場合であっても、従来に比べてより多くのバンク
が必要となってくる。また、デバイス仕様によってはメ
モリセル構成が変わる場合、たとえば1バンクあたりの
メモリセル数が通常のデバイスに比べて多い場合、1バ
ンクあたりのメモリセル数が多くなればなるほど救済の
ために配置するデータ記憶手段のレイアウト面積が大き
くなりチップサイズ増大を招く。上述したような不良メ
モリセルを救済し記憶する回路では、その回路の配線遅
延が大きくなり、アクセスタイム遅延が誘発されかねな
い。図8は、従来のマスクROMのブロック構成図を示
している。図8に示されるマスクROMは、メモリセル
アレイ1aと、ロウデコーダ2と、コラムデコーダ3
と、センスアンプ4と、ワード線WL1〜WLhと、切り
換え回路70と、置換バンクアドレス記憶回路80と、
置換データ記憶回路90、置換データビット指定記憶回
路100とを有している。
【0008】図1は、上記メモリセルアレイ1aの詳細
な回路構成を示している。
【0009】メモリセルアレイ1aは、メモリセル各列
を列方向に区画して形成されたバンク(図中に破線で示
す)と呼ばれるメモリセル群Bm,2i-1、Bm+1,2i-1・・
・およびBm,2i、Bm+1,2i・・・を有している。行方向
に並ぶ各バンクBm,2i-1、Bm,2i・・・の間には、拡散
層からなる副ビット線(第一ビット線)SBm,2i-2、S
m,2i-1、SBm,2i・・・が形成されている。各副ビッ
ト線は、バンク内の各メモリセルMに接続されている。
【0010】副ビット線SBm,2i-2、SBm,2i-1、SB
m,2i・・・は、列方向に延びる主ビット線(第2ビット
線)MBi-1、MBi・・・に、バンク選択用MOSFE
T(トランスファゲートトランジスタ)QOm,2i-2、Q
m,2i-1、QOm,2i・・・を介して、接続されている。
主ビット線MBi-1、MBi・・・は、低抵抗金属層から
形成され、1本の主ビット線(例えば、MBi)に対し
て2本の副ビット線(SBm,2i-1およびSBm,2i)が接
続されている。
【0011】各バンク選択用MOSFETQOm,2i-2
QOm,2i-1、QOm,2i・・・のゲートには、バンク選択
線BOmが接続されている。各メモリセル(トランジス
タ)のゲートには、ワード線WL1からWLnが接続され
ている。副ビット線SBm,2i -2、SBm,2i-1、SBm,2i
・・・には、更に、バンク選択用MOSFETQEm,
2i-1、QEm,2i・・・が接続され、それらの各ゲートに
は、バンク選択線BEmが接続されている。主ビット線
は、主ビット線を接地させるためのトランジスタ
i-1、Qi+1・・・、およびデータをセンスするための
センスアンプに接続されている。
【0012】メモリセルアレイ1aは、メモリセル各列
を列方向に区画して形成されたバンク(図中に破線で示
す)と呼ばれるメモリセル群から構成されている。各バ
ンクの間には、拡散層からなる副ビット線が形成されて
おり、各副ビット線は、各バンク内の各メモリセルMに
接統されている。
【0013】図1に示されている副ビット線に不良メモ
リセルが接続されている場合、不良メモリセルが接続さ
れているバンクを特定するためのアドレス情報を、予め
置換バンクアドレス記憶部80に書き込んでおく。置換
バンクアドレス記憶部80にアドレス情報を書き込む方
法としては、置換バンクアドレス記憶部80が有する複
数のヒューズ素子を切断することによって行われる。例
えば、バンクに接続されているメモリセルに対してアク
セスが行なわれると、置換バンクアドレス記憶回路80
の出力信号がアクティブとなる。この出力信号により、
置換データ記憶回路90に予め書き込まれていた情報が
切り換え回路70を通して出力される。このように、不
良メモリセルをバンク単位で救済することにより、不良
メモリセルをワード線単位あるいはビット線単位で救済
する場合に比べて、レーザ光によりヒューズ素子を切断
する箇所を非常に少なくすることができた。さらに、レ
ーザ光によりヒューズ素子を切断する時間も大幅に短く
できる利点があった。
【0014】しかしながら、マスクROMの大容量化に
より救済すべきビット数が増大すると、救済のために配
置するアドレス記憶回路等の記憶回路の記憶容量が大き
くなる。このため、それらの記憶回路の面積が大きくな
り、記憶回路のレイアウトを工夫しても、配線の引き回
しによる配線遅延を抑えることが困難になる。さらに、
大容量化された従来のマスクROMは、マスクROM本
体のアクセス時間の遅延を誘発されかねない状況に陥
る。
【0015】また、図1に示すようなメモリセルアレイ
は、複数のバンクに分割されており、各バンクは、複数
のメモリセルを有している。このようなメモリセルアレ
イでは、例えば、副ビット線である一つの拡散層に欠陥
が発生するとその拡散層に接続されているメモリセルす
べてが不良となる。このため、欠陥の発生している拡散
層に接続されているバンクのみを救済すればよい。
【0016】しかしながら、不良メモリセルの発生が拡
散層の欠陥に関係ない場合、つまり不良メモリセルの発
生が、欠陥となったメモリセル自体のみに起因する場
合、その欠陥となったメモリセルのみを救済すればよ
く、バンク単位で救済する必要性はない。
【0017】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
である。その目的とするところは、チップ面積全体に占
める救済のための回路部分をより少なくし、上記従来の
救済回路と同等以上の救済効率を得ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の読み出し専用半
導体記憶装置は、それぞれが複数のメモリセルを有する
複数のメモリセル群と、前記複数のメモリセル群から任
意のメモリセル群を選択するための第1の選択手段と、
前記選択された任意のメモリセル群のうちの任意のメモ
リセルを選択するための第2の選択手段とを備えた読み
出し専用半導体記憶装置であって、任意のメモリセル群
のうちの特定メモリセル部分のアドレス情報を記憶する
アドレス記憶手段と、前記特定メモリセル部分の有する
メモリセル情報を記憶することができるデータ記憶手段
と、前記アドレス情報に基づいて、前記複数のメモリセ
ル群の中から選択されたメモリセルに記憶されている情
報と、前記データ記憶手段に記憶されている前記メモリ
セル情報とを切り換えて出力する切り換え手段と、を備
え、そのことにより上記目的が達成される。
【0019】本発明の他の読み出し専用半導体記憶装置
は、それぞれが複数のメモリセルを有する複数のメモリ
セル群と、前記複数のメモリセル群から任意のメモリセ
ル群を選択するための第1の選択手段と、前記選択され
た任意のメモリセル群のうちの任意のメモリセルを選択
するための第2の選択手段とを備えた読み出し専用半導
体記憶装置であって、第1のメモリセル群のアドレス情
報を記憶する第1のアドレス記憶手段と、前記第1のメ
モリセル群が有する第1のメモリセル情報を記憶するこ
とができる第1のデータ記憶手段と、第2のメモリセル
群のうちの特定のメモリセル部分のアドレス情報を記憶
する第2のアドレス記憶手段と、前記特定メモリセル部
分の有する第2のメモリセル情報を記憶することができ
る第2のデータ記憶手段と、前記第1のアドレス記憶手
段に記憶されている前記アドレス情報または前記第2の
アドレス記憶手段に記憶されている前記アドレス情報に
基づいて、前記複数のメモリセル群の中から選択された
メモリセルに格納されている情報と、前記第1のデータ
記憶手段または第2のデータ記憶手段に記憶されている
前記メモリセル情報とを切り換えて出力する切り換え手
段と、そのことにより上記目的が達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による読み出し専
用半導体記憶装置の実施例を説明する。
【0021】図2は、本実施例の全体構成を示してい
る。図2に示されているように、本実施例は、複数のメ
モリセルMを有するメモリセルアレイ1aと、外部から
のアドレス入力信号を受け取るアドレスバッファ5と、
アドレス入力信号に応じて、メモリセルアレイ1a中の
任意のバンクを選択し、そのバンク中の特定のメモリセ
ルを選択するためのロウデコーダ2およびコラムデコー
ダ3と、選択されたメモリセルから出力されるデータを
増幅するためのセンスアンプ4と、センスアンプ4から
の出力信号を出力する出力回路6と、を備えている。メ
モリセルアレイ1aは、上述した従来の読み出し専用半
導体記憶装置と同様の構成を有しているため、説明を省
略する。
【0022】本実施例の読み出し専用半導体記憶装置に
よれば、メモリセルアレイ1a中の不良メモリセルのア
ドレスを示すアドレス入力信号が入力された場合、その
不良メモリセルに格納されているデータを出力するので
はなく、冗長回路部分に予め格納されている正しいデー
タを出力することができる。このとき、冗長回路部分
は、不良メモリセルを含むバンクの全データではなく、
バンクの一部(1/2Rバンク)のデータを記憶してお
くことができる。ここで、Rは、1、2、3、4、5な
どの自然数である。
【0023】このような動作をするため、本実施例の読
み出し専用半導体記憶装置は、更に、センスアンプ4と
出力回路6との間に設けられた切り換え回路7と、置換
バンクアドレス記憶回路8と、置換メモリセル部分(1
/2Rバンク)単位アドレス記憶回路9と、置換データ
記憶回路10と、置換データビット指定記憶回路11
と、を備えている。
【0024】切り換え回路7は、切り換え回路7に入力
されたデータの内、選択されたデータのみを出力する回
路である。具体的には、切り換え回路7は、メモリセル
アレイ1aのメモリセルが正常なものである場合、メモ
リセルに格納されているデータを出力し、メモリセルア
レイ1aのメモリセルが不良なものである場合、置換デ
ータ記憶回路10に格納されているデータを出力する。
切り換え回路7は、メモリセルアレイ1aのメモリセル
が正常なのか異常なのかを、置換データビット指定記憶
回路11から出力される信号によって判断する。つま
り、切り換え回路7は、不良メモリセルに格納されてる
データを出力しないように制御される。
【0025】置換データ記憶回路10は、不良メモリセ
ルに格納されるべきデータをバンク単位または1/2R
バンク単位で予め格納することができる。このため、置
換データ記憶回路10は、メモリセルアレイ1aのバン
クがほとんど不良メモリセルを含んでいない場合、その
バンクに含まれている不良メモリセルを1/2Rバンク
単位で救済することができる。このため、本実施例の読
み出し専用半導体記憶装置によれば、従来の読み出し専
用半導体記憶装置に比べて、不良メモリセルに格納され
るべきデータを格納する置換データ記憶回路10の総面
積を小さくすることができる。置換データ記憶回路10
は、置換バンクアドレス記憶回路8または置換メモリセ
ル部分(1/2Rバンク)単位アドレス記憶回路9から
出力される信号と、アドレス入力信号とに基づいて、バ
ンク単位または1/2Rバンク単位で格納されているデ
ータを切り換え回路7に出力する。
【0026】置換バンクアドレス記憶回路8は、不良メ
モリセルを含むバンクのアドレス情報を予め格納してい
る。置換バンクアドレス記憶回路8は、アドレス入力信
号を受け取り、そのアドレス入力信号が、不良メモリセ
ルのアドレスまたは不良メモリセルを含むバンクのアド
レス情報を有する場合、不良メモリセルに格納されるべ
きデータが格納される置換データ記憶回路10中のバン
クアドレスを示す信号を出力する。
【0027】置換メモリセル部分(1/2Rバンク)単
位アドレス記憶回路9は、1/2Rバンク単位で救済さ
れるデータのアドレス情報(1/2Rバンクのアドレス
情報)を予め格納している。置換メモリセル部分(1/
Rバンク)単位アドレス記憶回路9は、アドレス入力
信号を受け取り、そのアドレス入力信号が、不良メモリ
セルのアドレスまたは不良メモリセルを含む1/2R
ンクのアドレス情報を有する場合、不良メモリセルに格
納されるべきデータが格納される置換データ記憶回路1
0中の1/2Rバンクアドレスを示す信号を出力する。
【0028】置換データビット指定記憶回路11は、置
換バンクアドレス記憶回路8または置換メモリセル部分
(1/2Rバンク)単位アドレス記憶回路9から出力さ
れるバンク(1/2Rバンク)アドレスを示す信号に基
づき、切り換え回路7が正しいデータを常に選択できる
ように、メモリセルアレイ1aのメモリセルが正常なの
か異常なのかを判断するための信号を出力する。言い換
えると、置換データビット指定記憶回路11は、不良メ
モリセルに格納されてるデータを切り換え回路7から出
力させないように切り換え回路7を制御する。
【0029】以下に、本実施例の読み出し専用半導体記
憶装置の動作の概略を説明する。
【0030】外部からのアドレス入力信号は、アドレス
バッファ5を介して、複数のバンクの内から特定のバン
クを選択するためのロウデコーダ2およびコラムデコー
ダ3に伝達される。更に、アドレス入力信号は、アドレ
スバッファ5を介して、置換バンクアドレス記憶回路
8、置換メモリセル部分アドレス記憶回路9、および置
換データ記憶回路10にも入力される。
【0031】アドレス入力信号が、不良メモリセルを含
むバンクを示すバンクアドレス情報を有する場合、置換
バンクアドレス記憶回路8は、不良メモリセルに格納さ
れるべきデータが格納されているバンクを特定する出力
信号RAD1〜RADs-1の内の1つをアクティブにす
る。
【0032】アドレス入力信号が、不良メモリセルを含
む1/2Rバンクを示すバンクアドレス情報を有する場
合、置換メモリセル部分アドレス記憶回路9は、不良メ
モリセルに格納されるべきデータが格納されている領域
を特定する出力信号RADs〜RADjの内の1つをアク
ティブにする。
【0033】なお、jは、救済され得るバンクの最大個
数を表している。そのバンクの最大個数は、バンク単位
で救済されるバンクの数(S−1個)と1/2Rバンク
単位で救済されるバンクの数(j−S+1個)とを合わ
せた数になる。上記jおよびSの値は、読み出し専用半
導体記憶装置の製造プロセス、または読み出し専用半導
体記憶装置の種類によって予め決められている。
【0034】置換データ記憶回路10は、アドレス入力
信号と、アクティブな出力信号RAD(RAD1〜RA
s-1の内の1つ)とに基づき、置換データ記憶回路1
0に格納されているデータRDATAを切り換え回路7
に出力する。
【0035】更に、置換バンクアドレス記憶回路8また
は置換メモリセル部分アドレス記憶回路9から出力され
るアクティブな出力信号RAD(RAD1〜RADs-1
内の1つ)が、置換データビット指定記憶回路11にも
入力される。置換データビット指定記憶回路11は、ア
クティブな出力信号RAD(RAD1〜RADs-1の内の
1つ)に基づいて、出力信号BIT1〜BITkの内の1
つを切り換え回路7に出力する。
【0036】切り換え回路7は、通常、ロウデコーダお
よびコラムデコーダで選択されたメモリセルに格納され
ているデータを出力回路6に出力する。切り換え回路7
が、出力信号BIT1〜BITkの内の1つ、およびデー
タRDATAを受け取ると、ロウデコーダおよびコラム
デコーダが選択したメモリセルに格納されているデータ
ではなく、そのデータRDATAを出力回路6に出力す
る。こうして、本実施例の読み出し専用半導体記憶装置
が、不良メモリセルを有していたとしても、不良メモリ
セルに格納されるべきであったデータを正しく出力する
ことができる。以下に、置換バンクアドレス記憶回路8
と、置換メモリセル部分(1/2Rバンク)単位アドレ
ス記憶回路9と、置換データ記憶回路10と、置換デー
タビット指定記憶回路11と、切り換え回路7との構成
および動作について説明する。
【0037】まず、置換バンクアドレス記憶回路8およ
び置換メモリセル部分(1/2Rバンク)単位アドレス
記憶回路9の詳細な構成について説明する。
【0038】図3は、置換バンクアドレス記憶回路8、
および置換メモリセル部分(1/2Rバンク)単位アド
レス記憶回路9の一例を示している。アドレス記憶回路
115は、図2に示す置換バンクアドレス記憶回路8お
よび置換メモリセル部分(1/2Rバンク)単位アドレ
ス記憶回路9を含むものである。この例では、両回路8
および9は、図3に示すようにアドレスデコーダ110
を共有している。
【0039】アドレスデコーダ110は、アドレスバッ
ファ(図2において「5」の参照番号を付している)を
介してアドレス入力信号を受け取る。アドレスデコーダ
110は、アドレス入力信号に基づいて、出力信号Q1
〜Qn+xをアドレス記憶回路115に入力する。アドレ
ス入力信号は、メモリセルアレイ1aから1つのメモリ
セルを選択するために必要な情報を含んでいる。アドレ
スデコーダ110は、アドレス入力信号の中から特定の
バンクおよびその特定のバンクの一部、例えば1/2R
バンクを選択するのに必要な情報を持つ出力信号Q1
n+xを生成している。
【0040】ここで、バンクの一部を1/2バンク単位
で選択する場合、アドレス線QA1〜QAn+xは、アドレ
ス線QA1〜QAn+2となる。また、バンクの一部を1/
4(=1/22)バンク単位で選択する場合、アドレス
線QA1〜QAn+xは、アドレス線QA1〜QAn+4とな
る。なお、xとRとの関係は、x=2Rとなる。
【0041】アドレス記憶回路115は、出力信号Q1
〜Qn+xを受け取ると、出力信号Q1〜Qn+xに基づい
て、出力信号RAD1〜RADjの内の1つをアクティブ
にする。出力信号RAD1〜RADjは、置換データ記憶
回路10に格納されているデータ(バンク単位または1
/2Rバンク単位)を特定する。具体的には、出力信号
RAD1〜RADs-1が置換データ記憶回路10に格納さ
れているバンクのアドレスを示し、出力信号RADs
RADjが置換データ記憶回路10に格納されている1
/2Rバンクのアドレスを示している。
【0042】また、不良メモリセルをバンク単位で救済
する必要がない場合には、アドレス記憶回路115は出
力信号RAD1〜RADs-1を生成したり出力したりする
必要はない。
【0043】また、置換バンクアドレス記憶回路8およ
び置換メモリセル部分(1/2Rバンク)単位アドレス
記憶回路9が図2に示すような構成をとる場合、それぞ
れの記憶回路はアドレスデコーダ110を有している。
この場合、図2に示される置換バンクアドレス記憶回路
8は、出力信号Q1〜Qnを受け取り、出力信号Q1〜Qn
に応じて出力信号RAD1〜RADs-1の内の1つをアク
ティブにする。図2に示される置換メモリセル部分(1
/2Rバンク)単位アドレス記憶回路9は、出力信号Q1
〜Qn+xを受け取り、出力信号Q1〜Qn+xに応じて出力
信号RADs〜RADjの内の1つをアクティブにする。
【0044】上述したように、不良メモリセルをバンク
単位で救済する必要がない場合には、本実施例の読み出
し専用半導体記憶装置は、置換バンクアドレス記憶回路
8を備える必要はない。
【0045】以下に、図4を用いて、アドレス記憶回路
115の詳細な構成を説明する。
【0046】アドレス記憶回路115は、アドレスデコ
ーダ110と、複数のトランジスタTRA1,1〜TRA
n+x,jと、複数のポリシリコンヒューズAF1,1〜AF
n+x,jと、複数の負荷回路と、複数の2段インバータ
と、を有している。アドレスデコーダ110からは、ア
ドレス線QA1〜QAn+xが延びている。アドレス線QA
1〜QAn+xは、対応するトランジスタTRAのゲートに
それぞれ接続されている。トランジスタTRAのソース
/ドレインの一端は、対応するポリシリコンヒューズA
Fの一端にそれぞれ接続されている。ポリシリコンヒュ
ーズAFの他端は、直列に接続された2段インバータお
よび負荷回路に接続されている。また、トランジスタT
RAのドレイン/ソースの他端は、グランドに接続され
ている。
【0047】また、不良メモリセルをバンク単位で救済
する必要がない場合、アドレスデコーダ110と、アク
ティブな出力信号RADが出力される先の置換データ記
憶回路10(置換データ記憶回路10の構成については
後述する)の構成を変えることによって対応できる。つ
まり、アドレスバッファを介して入力されるアドレス入
力信号が、不良メモリセルが1/2R単位で格納されて
いる1/2Rバンクのアドレスを有する場合、アドレス
記憶回路115が、救済すべきデータが格納されている
置換データ記憶回路10のバンクを特定できればよい。
上述した、複数のトランジスタTRA1,1〜TRAn+x,j
と、複数のポリシリコンヒューズAF1,1〜AF
n+x,jと、複数の負荷回路と、複数の2段インバータと
の構成を変える必要はない。
【0048】以下に、アドレス記憶回路115の動作を
詳細に説明する。
【0049】アドレスデコーダ110は、デコード出力
信号Q1〜Qn+xのうち、いくつかをアクティブ(ハイ)
レベルにする。アクティブなデコード出力信号が伝達さ
れるアドレス線に接続されているトランジスタTRA
は、導通状態となる。その結果、ポリシリコンヒューズ
素子に接続されているトランジスタの電極の電位は、接
地レベルになる。
【0050】このため、対応する2段インバータからハ
イレベルの出力信号は出力されない。2段インバータか
らハイレベルの出力信号を出力するには、導通状態にな
るトランジスタTRAに対応するポリシリコンヒューズ
素子を予め切断しておけばよい。
【0051】メモリセルアレイ1a内に不良メモリセル
がある場合、その不良メモリセルに格納されるべきデー
タを正常なメモリセルに格納するために、不良メモリセ
ルが属しているメモリセル群に応じて、ポリシリコンヒ
ューズ素子AF1,1〜AFn,1、およびAF1,j〜AF
n+x,jのいずれかをレーザ光などで切断する。なお、読
み出し専用半導体記憶装置を予めテストすることによ
り、不良メモリセルのアドレス情報などはすでに知られ
ている。このように、欠陥のある不良メモリセルを含む
バンク(1/2Rバンク)のアドレス情報がアドレス記
憶回路115に記憶される。
【0052】不良メモリセルに格納されるべきデータが
バンク単位で正常なメモリセルに格納され、その正常な
メモリセルのデータを呼び出す場合(不良メモリセルに
格納されるべきデータが1/2Rバンク単位で正常なメ
モリセルに格納されていてる場合を除く)、出力信号R
ADs〜RADjはロウレベルになる。つまり、置換バン
クアドレス記憶回路8だけが、バンク単位のアドレス情
報を表すアクティブな出力信号RAD(RAD1〜RA
s-1の内の1つ)を置換データ記憶回路10および置
換デーダビット指定記憶回路11に出力する。
【0053】以下に、置換データ記憶回路10につい
て、図5を用いて説明する。置換データ記憶回路10
は、置換されるメモリセル群の各メモリセル情報を記憶
する回路である。
【0054】置換データ記憶回路10は、アドレスデコ
ーダ120と、複数の第1トランジスタTR1,1〜TR
1,jと、複数の第2トランジスタTRD1,1TRD 1,h
およびTRD j,1 〜TRDj,h/4と、複数のポリシリコン
ヒューズDF1,1〜DF1,hおよびDFj,1〜DF
j,h/4と、負荷回路と、2段インバータと、を有してい
る。なお、この図5に示す置換データ記憶回路10で
は、1/4バンク単位で不良メモリセルを救済する場合
を想定している。
【0055】この置換データ記憶回路10は、アドレス
バッファ5からのアドレス入力信号と、置換バンクアド
レス記憶回路8および/または置換メモリセル部分アド
レス記憶回路9からの出力信号RAD1〜RADjを受け
取る。アドレス入力信号および出力信号RAD1〜RA
jは、不良メモリセルに格納されるべきデータを格納
するメモリセル群(バンク)および/または特定のメモ
リセル部分(1/2Rバンク)に格納されているデータ
を選択するために用いられる。この結果、不良メモリセ
ルに格納されるはずであったデータを置換された正常な
メモリセルから呼び出すことができる。言い換えると、
置換データ記憶回路10は、アドレス入力信号およびア
クティブな出力信号RAD(RAD1〜RADjの内の1
つ)に応じて、すでに格納されているデータRDATA
を呼び出すことができる。不良メモリセルに格納するは
ずであったデータRDATAは、2段インバータから出
力される。
【0056】以下に、置換データ記憶回路10の動作を
詳細に説明する。
【0057】アドレスデコーダ120は、アドレス入力
信号を受け取り、出力信号P1〜Phを対応するラインS
1〜SPhに出力する。信号SP1〜SPhは、対応する
第2のトランジスタTRDのゲート電極に入力される。
第1トランジスタTR1,1〜TR1,jは、置換バンクアド
レス記憶回路8および/または置換メモリセル部分アド
レス記憶回路9からのアクティブな出力信号RAD(R
AD1〜RADjの内の1つ)をそれぞれ受け取る。
【0058】たとえば、第1トランジスタTR1,1と第
2のトランジスタTRD1,1とだけが、道通状態になっ
た場合を考える。ポリシリコンヒューズDF1,1が切断
されている場合、2段インバータから、ハイレベルの信
号が出力される。ポリシリコンヒューズDF1,1が切断
されていない場合、2段インバータから、ハイレベルの
信号は出力されない。このように、第1トランジスタT
Rと、第2のトランジスタTRDと、ポリシリコンヒュ
ーズDFとの組み合わせによって、2段インバータから
出力される信号が決定される。
【0059】次に、置換データ記憶回路10の構成を詳
細に説明する。不良メモリセルに格納するはずであった
データをバンク単位で正常なメモリセルに格納するのか
(バンク単位の置換)、あるいは、不良メモリセルに格
納するはずであったデータをバンク内のさらに特定メモ
リセル部分の正常なメモリセルに格納するのか(メモリ
セル部分(1/2Rバンク)の置換)により、置換デー
タ記憶回路の構成が異なる。
【0060】アドレス記憶回路8からの出力信号、例え
ば、出力信号RAD1を受け取る回路部について以下に
説明する。
【0061】不良メモリセルを有する単位バンクが64
ビット構成である場合、64ビット分のメモリセル情報
を記憶する必要がある。置換データ記憶回路10中にお
いて、不良メモリセルに格納するはずであったメモリセ
ル情報を記憶するための1つの回路素子は、64つの第
2のトランジスタTRDおよび64本のポリシリコンヒ
ューズDFを有している。第2のトランジスタTRDの
一端は、ポリシリコンヒューズDFの一端と直列に接続
されており、ポリシリコンヒューズDFの他端は、グラ
ンドに接続されている。第2のトランジスタTRDの他
端は、第1のトランジスタTRの他端に接続されてい
る。第1のトランジスタTRのゲートは、出力信号RA
1(上記バンク単位の置き換えを行うためのアドレス
記憶回路8の出力信号)を受けとる。
【0062】アドレス記憶回路9からの出力信号、例え
ば、RADjを受け取る回路部について以下に説明す
る。
【0063】その救済の単位が1バンクの4分の1であ
れば、前記置換データ記憶回路10中において、1つの
回路素子は、16つの第2トランジスタTRDおよび1
6本のポリシリコンヒューズDFを有している。第2の
トランジスタTRDの一端は、ポリシリコンヒューズD
Fの一端と直列に接続されており、ポリシリコンヒュー
ズDFの他端は、グランドに接続されている。第2のト
ランジスタTRDの他端は、第1のトランジスタTRの
他端に接続されている。第1のトランジスタTRのゲー
トは、出力信号RADj(バンク内の不良セルを置き換
えるためのアドレス記憶回路9の出力信号)を受けと
る。
【0064】なお、本発明の読み出し専用半導体記憶装
置が置換バンクアドレス記憶回路8を備えない場合に
は、置換データ記憶回路10が、アドレス記憶回路9か
らの出力信号を受け取る回路部を有すればよく、アドレ
ス記憶回路8からの出力信号を受け取る回路部を有する
必要はない。
【0065】図2に示されているワード線のうち、例え
ば、ワード線WL1が選択されると、図5のアドレスデ
コーダ120の出力信号P1は、アクティブ(ハイレベ
ル)となる。また、ワードラインWLhが選択される
と、出力Phがアクティブ(ハイレベル)となる。例え
ば、図2に示されている不良バンクk内のメモリセルM
k11〜Mkh1あるいは隣接するバンク内の特定メ
モリセル群内におけるメモリセルMk,1,2〜Mk,h/4,2
記憶情報「1」/「0」に応じて、図5の置換データ記
憶回路10内のポリシリコンヒューズ素子DF1,1〜D
1,h・・・DFj,1〜DFj,h/4をレーザ光などにより
切断/非切断を予め行なうことにより、置換されるバン
クあるいは特定メモリセル部分(1/2R)バンクの各
メモリセル情報が記憶される。
【0066】なお、単位バンクが64ビットのときにつ
いて上述したが、単位バンクが32ビットのとき、ポリ
シリコンヒューズDFの数および第2のトランジスタT
RDの数は、単位バンクが64ビットのものに比べて、
半分になる。第1のトランジスタTRは、出力信号RA
Dの数jによって決定されるので、単位バンクのビット
数が変化しても、第1のトランジスタTRの数は変化し
ない。
【0067】図6は、置換データビット指定記憶回路1
1の一構成例を示している。図6に示されるように、こ
の置換データビット指定記憶回路11は、出力信号RA
1〜RADjを受け取る複数のラインと、複数のライン
に対応する複数のトランジスタTRB1,1〜TRBj,1
・・・、TRBk,1〜TRBk,jと、複数の負荷回路と、
ポリシリコンヒューズ素子BF1,1〜BFj,1・・・・、
BFk,1〜BFk,jと、2段インバータと、を備えてい
る。トランジスタTRBのソース/ドレインの一端は、
ポリシリコンヒューズ素子BFを介してグランドにそれ
ぞれ接続されている。ポリシリコンヒューズ素子BF
1,1〜BFj,1・・・・、BFk,1〜BFk,jのいずれか一
つが予めレーザ光などで切断される。この切断により、
出力信号BIT1〜BITkのいずれか一つのみがアクテ
ィブとなるようにされる。
【0068】置換データビット指定記憶回路11は、置
換バンクアドレス記憶回路8および置換メモリセル部分
アドレス記憶回路9からのアクティブな出力信号RAD
(RAD1〜RADjの内の1つ)を受け取る。置換デー
タビット指定記憶回路11は、受け取ったアクティブな
出力信号RAD(RAD1〜RADjの内の1つ)に基づ
いて、出力信号BIT1〜BITkの内の1つを出力す
る。
【0069】図7は、切り換え回路7の一構成例を示
す。この切り換え回路7は、センスアンプ4からのセン
スアンプ出力Skと、置換データ記憶回路10からの出
力信号RDATA信号と、置換データビット指定記憶回
路11からのBITk信号とを受け取る。切り換え回路
7は、受け取った出力信号BITkに応じて、不良メモ
リセルからの読み出した情報であるセンスアンプ4から
の出力信号Skをマスクし、置換データ記憶回路10か
らのRDATA信号を、出力信号Dkとして出力回路6
に出力する。バンクk内の他のメモリセルMk,1,3〜M
k,h,3がアクセスされる場合についても、同様の動作が
実行される。また、バンク単位ではなく、バンク内の特
定メモリセル部分(1/2Rバンク)単位であっても同
様の動作が実行される。
【0070】救済のために配置する回路の動作原理は、
バンク単位であっても、バンク内の特定メモリセル部分
(1/2Rバンク)単位であっても基本的には同じであ
るが、アドレス記憶回路におけるアドレス情報が異な
、救済単位が異なる。
【0071】すなわちメモリセル情報を書き換えるメモ
リセル数が異なるため、データ記憶回路において配置す
るメモリセル情報書き込みのためのポリシリコンヒュー
ズの数がそれぞれ違ってくる。
【0072】このように、本実施例によれば、図2に示
すように、同一の前記副ビット線に接続されるメモリセ
ルMk,1,1〜MK,h,1に副ビット線の欠陥とは無関係な数
ビットの不良が生じた場合においても、副ビット線に接
続されるすべてのメモリセルを救済する必要がなくなる
ことにより、救済のための回路を削減できるとともに、
メモリセル情報書き込みのために切断するポリシリコン
ヒューズの数が少ないため、レーザ光により切断する処
理時間が従来のバンク単位での救済と比較しても、数分
の1程度に減少できる。
【0073】なお、ヒューズ素子の切断は、レーザ光に
よる切断に限られない。電気的な手法による切断であっ
てもよい。
【0074】なお、救済のために配置する置き換え回路
は、特定のメモリセル部分(1/2Rバンク)単位のみ
であってもよい。また、バンク単位の置き換え回路およ
び特定のメモリセル部分(1/2Rバンク)単位での置
き換え回路を混同して配置してもよい。どの単位での置
き換え回路配置が一番効率のよいものであるかは、いち
がいには言えないが、過去の救済データの統計に基づき
決定すればよい。プロセスあるいは、メモリセル容量に
より傾向が異なることもある。
【0075】
【発明の効果】本発明の読み出し専用半導体記憶装置に
よれば、不良メモリに格納されるべきデータをメモリセ
ル部分(1/2Rバンク)単位で正常なメモリセルに格
納できる。
【0076】このため、副ビット線に起因する不良の割
合よりも、メモリセル自身に起因する不良の割合が多い
場合、従来のバンク単位で救済する読み出し専用半導体
記憶装置と比較して、本発明の読み出し専用半導体記憶
装置は、救済効率を向上させることができる。このた
め、救済のために必要な回路が読み出し専用半導体記憶
装置全体に占める割合を小さくすることができる。従っ
て、配線の引き回しを小さくすることができ、配線遅延
を抑えることができる。
【0077】本発明の他の読み出し専用半導体記憶装置
が、メモリセル部分(1/2Rバンク)単位とバンク単
位で、不良メモリに格納されるべきデータを正常なメモ
リセルに格納できるため、副ビット線による不良とメモ
リセル自身による不良とが共に発生する場合であって
も、従来のバンク単位を救済する読み出し専用半導体記
憶装置よりも、良い救済効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】読み出し専用半導体記憶装置のメモリセルアレ
イの一構成例を示す図である。
【図2】本発明による読み出し専用半導体記憶装置のブ
ロック構成を示す図である。
【図3】本実施例のアドレス記憶回路の構成を示す図で
ある。
【図4】本実施例のアドレス記憶回路の構成を詳細に示
す図である。
【図5】本実施例の置換データ記憶回路の構成を示す図
である。
【図6】本実施例の置換データビット指定記憶回路の構
成を示す図である。
【図7】本実施例の切り換え回路の構成を示す図であ
る。
【図8】従来の救済回路ブロックを示す図である。
【符号の説明】
1a メモリセルアレイ 2 ロウデコーダ 3 コラムデコーダ 4 センスアンプ 5 アドレスバッファ 6 出力回路 7 切り換え回路 8 置換バンクアドレス記憶回路 9 置換メモリセル部分アドレス記憶回路 10 置換データ記憶回路 11 置換データビット指定記憶回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−16099(JP,A) 特開 平6−76591(JP,A) 特開 平6−309896(JP,A) 特開 平3−276497(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 29/00 G11C 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが複数のメモリセルを有する複
    数のメモリセル群と、該複数のメモリセル群から任意の
    メモリセル群を選択するための第1の選択手段と、該選
    択された任意のメモリセル群のうちの任意のメモリセル
    を選択するための第2の選択手段とを備えた読み出し専
    用半導体記憶装置であって、 第1のメモリセル群のアドレス情報を記憶する第1のア
    ドレス記憶手段と、 該第1のメモリセル群が有する第1のメモリセル情報を
    記憶することができる第1のデータ記憶手段と、 第2のメモリセル群のうちの特定のメモリセル部分のア
    ドレス情報を記憶する第2のアドレス記憶手段と、 該特定メモリセル部分の有する第2のメモリセル情報を
    記憶することができる第2のデータ記憶手段と、 該第1のアドレス記憶手段に記憶されている該アドレス
    情報または該第2のアドレス記憶手段に記憶されている
    該アドレス情報に基づいて、該複数のメモリセル群の中
    から選択されたメモリセルに格納されている情報と、該
    第1のデータ記憶手段または第2のデータ記憶手段に記
    憶されている該メモリセル情報とを切り換えて出力する
    切り換え手段と、 を備えた、読み出し専用半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリセル群がバンクであり、前記
    特定メモリセル部分が1/2Rバンクである請求項1
    記載の読み出し専用半導体記憶装置。
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