JPH1040694A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH1040694A
JPH1040694A JP8270359A JP27035996A JPH1040694A JP H1040694 A JPH1040694 A JP H1040694A JP 8270359 A JP8270359 A JP 8270359A JP 27035996 A JP27035996 A JP 27035996A JP H1040694 A JPH1040694 A JP H1040694A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リフレッシュ不良セル救済用の冗長メモリセル
アレイを固定不良セル救済用の冗長メモリセルアレイと
共存させる。 【解決手段】リフレッシュ不良セル救済用の冗長メモリ
セルアレイは、ビット単位または少数ビット単位で置換
可能とし、固定不良セル救済用の冗長メモリセルアレイ
は、ワード線またはビット線単位での置換を可能とし、
更に、通常のメモリセルからの出力データと上記両冗長
メモリセルアレイからの出力データとを出力段の手前に
設けたマルチプレクサで選択する。更に、アドレス比較
回路をAND回路構成とし、アドレスが一致するAND
回路にのみ電流パスが形成されるようにして消費電流を
抑える構造とする。また、二つの冗長メモリセルアレイ
とそれに隣接するアドレス比較回路とをチップ上に集中
的に配置することで、スペース効率を上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ(DRAM)やスタティック
・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)における、
冗長メモリセルの構成に係り、特に固定不良による不良
セルとリフレッシュインターバルが短い不良による不良
セルとを救済するための冗長メモリセルの新規な構成に
関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置のデータ処理量の増加に伴
い、使用される記憶装置の容量も増加している。その記
憶装置のうち主記憶装置として、ある一定時間内でのリ
フレッシュ(再書き込み)動作を必要とするようなDR
AMの大容量メモリが広く使用されいてる。また、SR
AMにおいても、本来はデータ保持時間が無限大である
が、種々の原因から発生するデータ保持不良セルが存在
しある意味では完全にデータ保持期間が無限大とはいえ
ない。
【0003】大容量化の要請に伴い、微細加工技術によ
り巨大チップを形成する必要があるが、製造過程で生じ
る種々の要因により大小の不良が発生する。このような
不良の発生は、製品の歩留りの低下を招くため、従来か
ら不良ビットを有する不良チップを良品にするフォール
トトレラント技術が採用されている。
【0004】不良ビットの救済は、所謂ハードフェイル
アー(Hard Failure) と呼ばれる固定不良を主眼におい
ている例が多い。固定不良の原因は、例えば、拡散層、
酸化膜、ゲートポリシリコン層、セルの容量電極層、金
属配線等の形成層の互いのショートやオープンによる場
合が多い。これは製造中のゴミなどが原因となり発生
し、比較的集中した場所に発生する傾向を持つ。その
為、従来の固定不良救済用の冗長メモリセルは、1本な
いし4本のワード線を置換の単位としたり、2本ないし
4本のビット線を置換の単位とするライン冗長構成また
はブロック冗長構成が一般的である。
【0005】従って、置換の対象となるメモリセルのア
ドレスを記憶するROM領域はそれ程大きな容量を必要
とせず、消費電流の増大を犠牲にしてもアドレスが不良
セルのアドレスに一致するかどうかの検出のスピードを
重視した回路構成を取ることが一般的である。
【0006】一方、もう一つの不良ビットとして考えら
れるのは、データを書き込み、記憶し、そして読みだす
ことは正常に動作できるが、データの保持時間が他のメ
モリセルよりも短いためカタログ上のデータ保持時間を
クリアできないメモリセルである。即ち、上記の固定不
良による不良ビットは、ワード線単位またはビット線単
位で置換することにより救済でき、一応全てのメモリセ
ルは読み書き可能になる。しかし、リフレッシュ・イン
ターバルが所望の規格より短いセルが存在する可能性が
ある。この種のチップは規格値を満足することができず
不良チップに分類される。このような不良セルを、この
明細書ではリフレッシュ不良セルと称する。
【0007】このリフレッシュ不良セルが発生する原因
は、例えばメモリセル領域内の拡散層の基板側へのリー
ク、チャネル領域のリーク、セルの容量の酸化膜の欠陥
等が考えられる。従って、どちらかと言えばライン単位
ではなくビット単位で発生する不良である。そのため、
リフレッシュ不良セルの分布は集中的ではなくむしろ分
散的に発生することが多い。
【0008】このリフレッシュ・インターバルを長いメ
モリセルに置換することを目的とする公知例として、特
開平4-232688(米国特許出願番号602037 1990年10月23
日出願)がある。ここでは、リフレッシュ不良セルをビ
ット単位でスタティックメモリで置き換えることが提案
されている。
【0009】また、リフレッシュ不良セルに関してでは
ないが、ビット単位で固定不良セルを置換する技術が、
特開昭62-250599 、特開昭64-59700、特開平4-263199等
に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】例えば、256MDR
AMレベルの大容量になると、従来から提案されている
固定不良セルをライン冗長またはブロック冗長セルによ
り置き換えるだけでは歩留りの向上には不十分である。
大容量化に伴い、1チップ内に発生するリフレッシュ不
良セルが発生する確率が高くなる傾向にあるからであ
る。従って、固定不良セルの救済と共にリフレッシュ不
良セルの救済も同時に考慮した冗長セルの構成を検討す
る必要がある。
【0011】リフレッシュ不良セルは前述した通り、そ
の発生の分布が分散的であるため、ビット単位での置換
がより効果的である。しかしながら、大容量化と共にリ
フレッシュ・インターバルを長くするという要請に答え
る為には、より多くのリフレッシュ不良セルを救済する
ことが必要になる。その結果、不良セルをアクセスして
いるか否かを検出するROMセットは大容量化してしま
う。
【0012】前述の特開平4-232688で提案されているよ
うなNOR型のROMセットによるアドレス比較回路の
構成では、その大容量化と共に消費電流が大きくなる問
題点を有している。NOR型の場合は高速性は確保され
るが、不一致のアドレスに対して全てのNOR回路が一
斉に電流を消費し、しかもその比較回路としてのNOR
回路が冗長ビット毎に設けられるので、その消費電流は
膨大となる。
【0013】更に、そもそも固定不良セル救済の為のラ
イン冗長セルとリフレッシュ不良セル救済の為のビット
冗長セルの両方を設けた場合、更に両冗長セルのための
アドレス比較回路としてのROMセットは膨大となる。
従って、それらの構成をどのようにすべきは、大容量で
長いリフレッシュ・インターバル特性のメモリを実現す
るためには非常に重要な課題である。
【0014】また、リフレッシュ不良セルを救済する為
のリフレッシュ不良用の冗長セルアレイは、リフレッシ
ュ不良の発生が分散的であるので、1ビットまたは少数
ビット毎に置き換えられる構成にするのが望ましい。し
かし、かかるリフレッシュ用の冗長セルアレイの構成
は、メモリが大容量化していくと必ずしも単純ではな
い。即ち、置き換えられるセルの単位が小さいので、記
憶すべき不良アドレスセットの数と各セットのアドレス
の数が大きくなり、その為のアドレス記憶回路とそのア
ドレス比較回路は大型化する傾向にある。従って、それ
に伴う消費電力の増大、設計の困難さを解決しなければ
ならない。
【0015】そこで、本発明の目的は、固定不良ビット
とリフレッシュ不良ビットの両方を救済することができ
る半導体記憶装置を提供することにある。
【0016】また、本発明の別の目的は、リフレッシュ
不良ビットを救済する為の冗長セルを選択するアドレス
比較回路として消費電流が少なく、且つ読み書きのアク
セス時間に支障をきたさない回路を有する半導体記憶装
置を提供することにある。
【0017】更に、本発明の目的は、固定不良ビットと
リフレッシュ不良ビットの両方を救済するためのライン
冗長セルまたはブロック冗長セルとビット単位冗長セル
を選択するためのアドレス比較回路の新規な構成を有す
る半導体記憶装置を提供することにある。
【0018】更に、本発明の目的は、固定不良ビットと
リフレッシュ不良ビットの両方を救済するための冗長セ
ルとそれを選択する為のアドレス比較回路の効率的な構
成を有する半導体記憶装置を提供することにある。
【0019】更に、本発明の目的は、リフレッシュ不良
セルを救済する冗長セルアレイの新規で少ない消費電力
で動作可能な構成を有する半導体記憶装置を提供するこ
とにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、第一の発
明によれば、複数のワード線とそれに交差する複数のビ
ット線と、それらの交差部に配置されるメモリセルとを
有するメモリセルアレイを有するメモリ装置において、
前記メモリセルとビット単位または少数ビット単位で置
換される第一の冗長メモリセルアレイと、該置換される
メモリセルに対応するアドレスを記憶し、入力されるア
ドレスと一致する時に前記第一の冗長メモリセルとの置
換を有効にする第一のアドレス比較回路と、前記メモリ
セルアレイとワード線単位またはビット線単位で置換さ
れる第二の冗長メモリセルアレイと、該置換されるワー
ド線またはビット線に対応するアドレスを記憶し、入力
されるアドレスと一致する時に前記第二の冗長メモリセ
ルとの置換を有効にする第二のアドレス比較回路とを有
することを特徴とするメモリ装置を提供することにより
達成される。
【0021】このような構成にすることで、リフレッシ
ュ不良セルに対応する冗長メモリはビット単位または少
数のビット単位で置換される第一の冗長メモリセルアレ
イを利用し、固定不良セルに対応する冗長メモリはワー
ド線単位またはビット線単位或いはそれらの複数本単位
で置換される第二の冗長メモリセルアレイを利用するこ
とで、より効率的な置換を行なうことができ、スペース
効率、歩留りの向上につながる。尚、少数のビット単位
とは、例えば一本のワード線に属するビット数よりも少
ないビット数を意味する。
【0022】更に、本発明は、上記の第一の発明におい
て、前記第一のアドレス比較回路によって有効にされる
置換において、当該置換されるメモリセルの記憶データ
を表示する電荷が所定の許容レベル以下まで低下するデ
ータ保持時間が、該第一の冗長メモリセルアレイ内の置
換対象のメモリセルの該データ保持時間よりも短いこと
を特徴とする。
【0023】即ち、リフレッシュ不良セルを救済するた
めに、第一の冗長メモリセルアレイ内の不良セルよりも
長いリフレッシュサイクル期間を有するメモリセルと置
換される。
【0024】更に、本発明は、上記の第一の発明におい
て、前記第二のアドレス比較回路によって有効にされる
置換において、当該置換されるワード線またはビット線
に属するメモリセルは、読み出しまたは書き込み動作に
不良があることを特徴とする。
【0025】即ち、ワード線短絡やビット線短絡等によ
り通常の読み書きができないメモリセルを含むワード線
またはビット線単位での置換が第二の冗長メモリセルア
レイにより行なわれる。
【0026】更に、本発明は、上記の第一の発明におい
て、前記第二のアドレス比較回路は、ワード線選択用の
行アドレスが記憶されているアドレスと一致する時に、
前記ワード線単位での置換を有効にし、ビット線選択用
の列アドレスが記憶されているアドレスと一致する時
に、前記ビット線単位での置換を有効にする。
【0027】即ち、第二の冗長メモリセルアレイでは、
行アドレスが一致する時にワード線単位での置き換えが
有効にされ、列アドレスが一致する時にビット線単位で
の置き換えが有効にされるのである。
【0028】更に、本発明は、上記の第一の発明におい
て、前記メモリセルアレイから出力されるデータと、前
記第一の冗長メモリセルアレイから出力されるデータ
と、前記第二の冗長メモリセルアレイから出力されるデ
ータの中から、メモリ装置の例えば出力段に設けられた
マルチプレクサにより一つのデータが選択されて出力さ
れることを特徴とする。
【0029】即ち、それぞれのメモリセルアレイから出
力されるデータが、出力段手前のマルチプレクサにおい
て、第一及び第二のアドレス比較回路からのアドレス一
致信号に従って選択されて、出力される。
【0030】更に、第二の発明は、複数のワード線とそ
れに交差する複数のビット線と、それらの交差部に配置
されデータを表示する電荷を保持する容量を含むメモリ
セルとを有するメモリセルアレイを有するメモリ装置に
おいて、該メモリセルアレイは、前記電荷が所定の許容
レベルまで低下するデータ保持時間が第一の時間とそれ
より短い第二の時間を有するメモリセルを有し、該メモ
リセルアレイ内の該第二の時間を有するメモリセルと置
換されるメモリセルを有する第一の冗長メモリセルアレ
イと、該第二の時間を有するメモリセルに対応するアド
レスを記憶し、入力されるアドレスが該記憶されたアド
レスと一致する時に、前記第一の冗長メモリセルアレイ
内の該第二の時間より長い第三の時間を持つメモリセル
への置換を有効にする第一のアドレス比較回路とを有
し、該第一のアドレス比較回路は、前記入力されるアド
レスが該記憶アドレスと一致した時に出力端への電流パ
スが形成されるAND型の論理回路で構成されたことを
特徴とするメモリ装置である。
【0031】即ち、リフレッシュ不良セルを救済する場
合、ビット単位または少数ビット単位での置換が有効な
場合があり、その場合にはアドレス比較回路は全アドレ
ス信号またはそれに近い数のアドレス信号を比較する必
要があり、消費電流が膨大になる。従って、第二の発明
では、従来のNOR型ではなくAND型の回路を利用し
ている。
【0032】更に、本発明は、上記第二の発明におい
て、前記第一のアドレス比較回路は、入力されるアドレ
ス信号がゲートに与えられるトランジスタとそれに接続
されるフューズ素子とからなる1対の単位回路が、比較
するアドレスの数に対応して縦列接続され、該一対のフ
ューズ素子に前記記憶アドレスが記憶され、該トランジ
スタの導通とフューズ素子の導通状態によって前記電流
パスが形成された時に、アドレス一致信号が出力される
ことを特徴とする。
【0033】更に、本発明は、上記第二の発明におい
て、前記第一のアドレス比較回路は、入力されるアドレ
ス信号がゲートに与えられ電気的手段によってその閾値
電圧が上昇または低下される一対のトランジスタからな
る単位回路が、比較するアドレスの数に対応して縦列接
続され、該トランジスタに前記記憶アドレスが閾値電圧
の上昇または低下で記憶され、該トランジスタの導通状
態によって前記電流パスが形成された時にアドレス一致
信号が出力されることを特徴とする。
【0034】即ち、これらの発明では、アドレスが一致
する時のみ電流パスが形成されるだけであり、消費電流
を抑えることができる。
【0035】更に、本発明は、前記二の発明において、
前記アドレスは、行アドレスと列アドレスを有し、前記
第一のアドレス比較回路は、該行アドレスを比較する行
アドレス比較回路と該列アドレスを比較する列アドレス
比較回路とを有し、該行アドレス比較回路内及び該列ア
ドレス比較回路内に前記電流パスが形成された時に、前
記アドレス一致信号が出力されることを特徴とする。
【0036】即ち、この発明によれば、第一のアドレス
比較回路が行と列とで分離され、それぞれが電流パスを
形成するので、最終的にアドレス一致信号が出力される
までの時間が短くなる。従って、多くのアドレス信号の
比較を行なう場合でも、アドレス比較を高速に行なうこ
とができる。
【0037】更に、本発明は、前記二の発明において、
前記第一のアドレス比較回路は、該縦列接続された複数
の単位回路が複数のブロックに分割され、該ブロック間
に該電流パスを増幅するバッファ回路が設けられたこと
を特徴とする。
【0038】即ち、第二の発明によれば、バッファ回路
が設けられることで電流パスが増幅されて高速化される
ので、アドレス比較が高速に行なわれる。
【0039】更に、本発明は、前記二の発明において、
前記第一のアドレス比較回路は、該縦列接続された複数
の単位回路を複数セット有し、それぞれの縦列接続され
た複数の単位回路が少なくとも二つのブロックに分割さ
れ、一方のブロックの出力が複数のセットに属する他方
のブロックに供給されることを特徴とする。
【0040】即ち、第二の発明によれば、例えば2ビッ
トまたは4ビットの入力アドレスを比較する回路が、縦
列接続された2つの各セットに共通も設けられ、その共
通回路からの出力を複数のセットが共有する。こうする
ことで、共通回路部分を節約することができ、全体とし
ての消費電流を抑えることができる。
【0041】更に、本発明によれば、上記の発明におい
て、前記一方のブロックの出力が供給される該他方のブ
ロックのセット数がマスクオプションにより適宜変更さ
れることを特徴とする。こうすることで、リフレッシュ
不良が発生する確率または分布に従って省略すべき第一
のアドレス回路の数を決定することができる。
【0042】更に、本発明によれば、前記マスクオプシ
ョンは、最上層のメタル層で行われることを特徴とす
る。
【0043】更に、第三の発明は、複数のワード線とそ
れに交差する複数のビット線と、それらの交差部に配置
されるメモリセルとを有するメモリセルアレイを有する
メモリ装置において、前記メモリセルアレイ内のメモリ
セルとビット単位または少数ビット単位で置換される第
一の冗長メモリセルアレイと、該置換されるメモリセル
に対応するアドレスを記憶し、入力されるアドレスと一
致する時に前記第一の冗長メモリセルアレイ内の第一の
リフレッシュサイクル期間を有するメモリセルと前記メ
モリセルアレイ内の第一のリフレッシュサイクル期間よ
り短い第二のリフレッシュサイクル期間を有するメモリ
セルとの置換を有効にする第一のアドレス比較回路と、
前記メモリセルアレイとワード線単位またはビット線単
位で置換される第二の冗長メモリセルアレイと、該置換
されるワード線またはビット線に対応するアドレスを記
憶し、入力されるアドレスと一致する時に前記第二の冗
長メモリセルアレイ内のワード線またはビット線との置
換を有効にする第二のアドレス比較回路と、前記メモリ
セルアレイから出力されるデータと、前記第一の冗長メ
モリセルアレイから出力されるデータと、前記第二の冗
長メモリセルアレイから出力されるデータの中から、一
つのデータを選択して出力するマルチプレクサとを有す
ることを特徴とするメモリ装置である。
【0044】即ち、第三の発明によれば、リフレッシュ
不良セル用の冗長メモリセルはビット単位または少数ビ
ット単位で置換され、固定不良セル用の冗長メモリセル
はワード線単位またはビット線単位で置換され、それら
の出力データは出力段手前のマルチプレクサにより、正
規のメモリセルアレイからの出力データとの間で選択さ
れる。
【0045】更に、本発明は、前記三の発明において、
該メモリ装置は、半導体チップ上に形成され、前記第一
のアドレス比較回路と第二のアドレス比較回路とが隣接
して設けられ、前記入力されるアドレス信号が該第一及
び第二のアドレス比較回路に共通に与えられることを特
徴とする。
【0046】即ち、この発明によれば、両冗長メモリセ
ルアレイ用の第一と第二のアドレス比較回路を隣接させ
ることで、多数のアドレス信号を共通に供給することが
でき、チップ上でのスペース効率を上げることができ
る。
【0047】更に、本発明は、前記第三の発明におい
て、該メモリ装置は、半導体チップ上に形成され、前記
メモリセルアレイは、該チップ上に複数設けられ、前記
第一及び第二の冗長メモリセルアレイが該複数のメモリ
セルアレイに対して共通に設けられ、該第一の冗長メモ
リセルアレイに隣接して該第一のアドレス比較回路が設
けられ、該第二の冗長メモリセルアレイに隣接して該第
二のアドレス比較回路が設けられ、該第一及び第二のア
ドレス比較回路に前記入力されるアドレス信号が共通に
与えられることを特徴とする。
【0048】即ち、この発明によれば、第一及び第二の
冗長メモリセルアレイをチップ上に集中して配置し、更
に第一及び第二のアドレス比較回路もそれらに隣接して
設けることで、更にチップ上でのスペース効率を上げる
ことができる。
【0049】更に、本発明は、前記第三の発明におい
て、該メモリ装置は、半導体チップ上に形成され、前記
第一のアドレス比較回路と第二のアドレス比較回路とが
隣接して設けられ、前記入力されるアドレス信号の一部
が該第一及び第二のアドレス比較回路に共通に与えら
れ、該アドレス信号の残りの部分が該第一のアドレス比
較回路に与えられ、該第二のアドレス比較回路がアドレ
ス一致信号を出力して、複数のワード線またはビット線
単位での置換を有効にすることを特徴とする。
【0050】即ち、リフレッシュ不良セル用の第一の冗
長メモリセルアレイではビット単位または少数ビット単
位での置換が行なわれるのに対して、固定不良セル用の
第二の冗長メモリセルアレイでは複数の例えばワード線
を単位として置換すると、第二のアドレス比較回路には
少ないアドレス信号だけを記憶して比較すれば良い。従
って、その分アドレス比較回路を簡素化することができ
る。
【0051】更に、本発明は、前記第三の発明におい
て、該メモリ装置は半導体チップ上に形成され、該アド
レスは行アドレスと列アドレスとを有し、前記第一のア
ドレス比較回路は、該行アドレスを記憶し入力される行
アドレスとの比較を行なう第一の行アドレス比較部と、
該列アドレスを記憶し入力される列アドレスとの比較を
行なう第一の列アドレス比較部とを有し、前記第二のア
ドレス比較回路は、該行アドレスを記憶し入力される行
アドレスとの比較を行なう第二の行アドレス比較部と、
該列アドレスを記憶し入力される列アドレスとの比較を
行なう第二の列アドレス比較部とを有し、前記第一の冗
長メモリセルアレイは、該第一の行アドレス比較部と第
一の列アドレス比較部との間に配置され、それぞれのア
ドレス一致信号に応答して置換されるメモリセルのデー
タを出力し、前記第二の行アドレス比較部は前記第一の
行アドレス比較部に隣接して設けられ、それらに該入力
される行アドレス信号が共通に与えられ、前記第二の列
アドレス比較部は前記第一の列アドレス比較部に隣接し
て設けられ、それらに該入力される列アドレス信号が共
通に与えられることを特徴とする。
【0052】即ち、この発明は、チップ上のスペース効
率を更に高めることができる。
【0053】更に、本発明は、上記の発明において、前
記メモリセルアレイが該チップ上に複数個設けられ、前
記第二の冗長メモリセルアレイが、前記第二のアドレス
比較回路に隣接して配置され、前記複数個のメモリセル
アレイに対して共通に設けられていることを特徴とす
る。
【0054】即ち、この発明によれば、更にチップ上の
スペース効率を上げることができる。
【0055】更に、第四の発明によれば、複数のワード
線とそれに交差する複数のビット線と、それらの交差部
に配置されデータを表示する電荷を保持する容量を含む
メモリセルとを有するメモリセルアレイを有するメモリ
装置において、該メモリセルアレイは、前記電荷が所定
の許容レベルまで低下するデータ保持時間が第一の時間
とそれより短い第二の時間を有するメモリセルを有し、
該メモリセルアレイ内の該第二の時間を有するメモリセ
ルと置換されるメモリセルを有する冗長メモリセルアレ
イと、該第二の時間を有するメモリセルに対応するアド
レスを記憶し、入力されるアドレスが該記憶されたアド
レスと一致する時に、前記冗長メモリセルアレイ内の該
第二の時間より長い第三の時間を持つメモリセルへの置
換を有効にするアドレス比較回路とを有し、前記冗長メ
モリセルアレイとそれに対応するアドレス比較回路を有
する冗長回路が、分割されたメモリセルアレイそれぞれ
に対応して設けられた複数の第一の層の冗長回路と、該
複数の第一の層の冗長回路に共通に設けられた第二の層
の冗長回路とを有し、前記分割されたメモリセルアレイ
内の前記第二の時間を有するメモリセルが対応する該第
一の層の冗長回路内の冗長メモリセルアレイのメモリセ
ルと置換され、更に該第一の層の冗長回路で置換されな
い前記第二の時間を有するメモリセルが前記第二の層の
冗長回路内の冗長メモリセルアレイのメモリセルと置換
されることを特徴とするメモリ装置である。
【0056】即ち、上記第四の発明では、リフレッシュ
不良セルを救済する為の冗長回路を、階層構造にし、メ
モリセルアレイを分割したメモリブロック毎に下層の冗
長回路を設け、それぞれのブロック内のリフレッシュ不
良セルを冗長セルと置換し、その下層の冗長回路で救済
できない不良セルについては、複数の分割されたメモリ
セルアレイに共通に設けた上層の冗長回路で置換して救
済する。かかる構成にすると冗長回路が分散されると共
に救済確率を高い値にすることができる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。しかしながら、本発明
の技術的範囲はかかる実施の形態に限定されない。
【0058】[全体構成]図1は、本発明の実施の形態
のメモリの全体構成図である。この例では、チップ10
上に1Mビットのメモリセルを有するメモリセルブロッ
クMCBが合計16個設けられている。そして、メモリ
セルブロックMCBの間の領域には、アドレスバッフ
ァ、読み出しアンプ、書き込みアンプ、入出力回路、そ
の他の制御回路等が設けられた周辺回路16と、リフレ
ッシュ不良セル用の冗長メモリセルアレイA2とそのア
ドレス比較回路A1、また固定不良セル用の冗長メモリ
セルアレイB2とそのアドレス比較回路B1とが設けら
れている。
【0059】メモリセルブロックMCB内には、例えば
DRAMの場合では1トランジスタと1キャパシタから
なるメモリセルがワード線とビット線の交差部に配置さ
れ、ビット線に接続されるセンスアンプによりメモリセ
ルのデータが読みだされる。このメモリセルの回路構成
は前述の公知例等にも開示される通り、良く知られた構
成であるので、ここでは省略する。但し、図20に従っ
て後にその例を説明する。
【0060】メモリセルブロックMCB内にはそれぞれ
ローカルバスLBUSが設けられ、メモリセルへのデー
タのアクセスに使用される。ローカルバスLBUSは例
えばローカルバス用のアンプ及び選択回路12を介して
グローバルバスGBUSに接続され、グローバルバスア
ンプ14に接続される。
【0061】一方、固定不良セルを救済するためのライ
ン冗長セルまたはブロック冗長セルはB2に示される通
り、各メモリセルブロックMCB毎に配置される分散型
ではなく、一か所に集中して配置される。従って、固定
不良セルが一つのメモリセルブロックに集中して発生し
た場合でも、効率的に冗長セルへの置換を行うことが可
能になる。
【0062】また、リフレッシュ不良セルを救済するた
めの冗長セルは、ビット単位での或いは数ビット単位で
の置換を行う構成である。かかる冗長セルアレイは図中
A2に示される通り、全チップに対して一か所に集中し
て配置される。従って、リフレッシュ不良セルの場合
も、どのような分布をもって発生しても柔軟に冗長セル
への置換を行うことができる。
【0063】本発明では、固定不良セルとリフレッシュ
不良セルの両方を救済するためのライン・ブロック冗長
セルB2とビット単位冗長セルA2を設ける為、その冗
長セルへのアクセスか否かを判定するアドレス比較回路
は大容量になる。このアドレス比較回路は、冗長セルに
置換されるべきアドレスを記憶するROM回路と入力さ
れるアドレスとROMの値を比較する比較回路とから構
成される。従って、アドレス比較回路には16Mビット
の場合には24本のアドレス線を供給する必要があり、
図1に示される通り集中的に一か所で構成することがス
ペース効率的に優位である。冗長セルを各メモリブロッ
クに分散させることに伴い、アドレス比較回路も分散さ
せることはより大きなスペースを必要とするからであ
る。
【0064】本発明では、アドレス比較回路の消費電流
を抑えるために、後述するAND型の比較回路を採用し
ている。但し、この回路は、前述のNOR回路に比べて
アドレスマッチングの結果が得られるまで比較的長い時
間を要する。従って、そのデメリットを補う為に、本発
明では、不良セルがアクセスされる場合に、通常のメモ
リセルブロック内でもそのセルがアクセスされ、同時に
冗長セルもアクセスされる。アドレス比較回路のアドレ
スマッチングに要する時間が長くとも、通常のメモリセ
ルブロックからローカルバス、グローバルバス、それら
のアンプを介して出力信号が出力されるまでには、冗長
セルからの出力がまにあうようにしている。従って、最
終段の入出力回路I/Oの前段で、それらの出力をマル
チプレクサMPXにて選択するようにしている。
【0065】図1に示される通り、固定不良セル用の冗
長セルアレイB2は、ライン毎またはブロック毎の置換
であるので、冗長セルアレイ自身の容量は比較的大きく
なる。しかし、その為のアドレス比較回路B1の容量は
比較的小さくなる。一方、リフレッシュ不良セル用の冗
長セルアレイA2は、ビット単位での置換であるので、
その容量は比較的小さい。しかし、その為のアドレス比
較回路A1は大容量になる。
【0066】図2は、本発明の別の実施の形態のメモリ
の全体構成図である。図1と異なる点は、固定不良セル
救済用の冗長セルアレイB2とリフレッシュ不良セル用
の冗長セルアレイA2用のアドレス比較回路C1が融合
している点である。即ち、アドレス比較回路C1は、ラ
インまたはブロック冗長セルであってもビット単位冗長
セルであっても全てのアドレスとの比較が必要な点では
同じであるので、両者を融合することでよりスペース効
率を上げることが可能になる。
【0067】図3は、図1または図2のメモリのマルチ
プレクサMPXの論理構成を示す図である。前述した通
り、アドレス比較回路B1,B2に多少スピードは遅く
なるが消費電流を抑えることができるAND型の回路を
採用したため、通常のメモリセルブロックMCBからの
出力と両冗長セルアレイからの出力とをマルチプレクサ
MPXで選択し、最終の入出力回路I/Oに出力してい
る。
【0068】図中17は、メモリセルブロックを構成す
る通常のメモリセルのための書き込み及び読み出しアン
プ部分を示し、B3,A3も同様にアンプ部分を示す。
図1,2中の左右のグローバルバス線GBUSは、OR
ゲート21にて何れか一方が選択される。固定不良用の
アドレス比較回路B1からは比較一致信号/CFが出力
され、アドレスが一致した時は冗長セルアレイB2内の
記憶データが置換データバスDBFに出力される。アド
レスバッファ18から供給されるアドレスとアドレス比
較回路B1内のROMのデータとが一致した場合には、
比較一致信号/CFがLレベルとなり、ANDゲート2
3を介してANDゲート25からの通常のメモリセルブ
ロックからの出力を禁止する。そして、リフレッシュ不
良セル用のアドレス比較回路A1で不一致が検出される
とその比較一致信号/CRがHレベルとなり、ANDゲ
ート24を介して置換データバスDBFの出力がAND
ゲート26を介して選択される。
【0069】また、リフレッシュ不良セル救済用の冗長
メモリセルA2からの出力DBRについては、アドレス
が一致した時は比較一致信号/CRがLレベルになり、
ANDゲート23,24により通常のメモリセルブロッ
クMCBからの出力、固定不良セル用の冗長セルアレイ
B2からの出力がを禁止され、出力DBRがANDゲー
ト28を介して選択される。
【0070】それぞれの3つの出力はORゲート29を
介して入出力回路I/Oに出力される。IOEは入出力
イネーブル信号である。
【0071】図3から理解される通り、メモリセルブロ
ックMCB内の固定不良セルに対しては、ラインまたは
ブロック冗長セルによりラインまたはブロック単位で置
換され、更に、メモリセルブロックMCB内または固定
不良セル用の冗長セルB2内のリフレッシュ不良セルに
対しては、ビット単位の冗長セルA2によりビット単位
または数ビット単位で置換される。
【0072】[リフレッシュ不良セル救済用冗長メモリ
セルアレイ]図4は、リフレッシュ不良セル救済用冗長
メモリセルアレイA2とそれに隣接されるアドレス比較
回路A1の構成図である。この例では、アドレス比較回
路A1には、行アドレスA0−A11を比較する行アド
レス比較回路RACと列アドレスA12−A23を比較
する列アドレス比較回路CACとが隣接して設けられ
る。両比較回路RAC,CAC内のROMのデータと一
致した時に一方のレベルになるアドレス一致信号(Addr
ess Matching Signal)AMS0−AMSNaが冗長メモ
リセルアレイA2に出力される。
【0073】アドレス比較回路RAC,CACは、それ
ぞれNaセットのAND回路から構成され、それぞれの
セットが行アドレスと列アドレスを入力し、ROM内の
記憶アドレス(置換ビットに対応するアドレス)と比較
し、一致した時アドレス一致信号AMSを例えばHレベ
ルにする。
【0074】冗長メモリセルアレイA2内には、Naビ
ットの冗長メモリセルが設けられ、アドレス一致信号A
MSのHレベルにより選択される。冗長メモリセル内の
記憶データは、バス線BUSを介してアンプA3で増幅
され、置換データバスDBRを介してマルチプレクサ回
路に出力される。また、アドレス一致信号により生成さ
れる比較一致信号/CRは置換状態を表すLレベル信号
となる。
【0075】図5は、その冗長メモリセルアレイ(スペ
アメモリ)A2の回路図である。冗長メモリセルは、4
つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4と二つの容量
C1,C2から構成される4トランジスタ・ダイナミッ
ク型メモリセルである。アドレス一致信号AMSのHレ
ベルによりトランジスタQ1,Q2が選択され、二つの
容量C1,C2のいずれかに蓄積されたHレベル電位が
読みだされる。読みだされたデータはバス線対BUS,
/BUSを介してアンプA3に伝えられる。
【0076】このメモリセルは上記4トランジスタ・ダ
イナミック型メモリセルに限定する必要はなく、静的ま
たは動的な負荷回路をそれぞれのメモリセルに設けても
よい。その一例として、図21に示したCMOSインバ
ータを交差接続したフリップフロップをメモリセルにし
たSRAMメモリセルが好ましい。このタイプのメモリ
セルは良く知られているので詳しい説明は省略する。図
5と対応する部分には同じ番号が付されている。
【0077】また、アドレス一致信号AMSは比較一致
信号/CRを生成するためにトランジスタQ5,Q6に
与えられる。いずれか一本のアドレス一致信号AMSが
Hレベルになると、トランジスタQ5,Q6等がオン状
態となり、比較一致信号/CRがLレベルとなる。
【0078】図6は、アドレス比較回路A1と冗長メモ
リセルアレイA2の別の構成例を示す図である。この例
では、アドレス比較回路A1が行アドレス比較回路RA
Cと列アドレス比較回路CACに分割され、それぞれの
比較回路からのアドレス一致信号RAMS,CAMSが
冗長メモリセルアレイ(スペアRAM)A2に与えられ
る。そして、後述する通り冗長メモリセルアレイA2内
で両アドレス一致RAMS,CAMSのANDを取り、
冗長メモリセルの選択信号としている。
【0079】かかる構成にすることで、後述するAND
回路で構成されるアドレス比較回路の全体のスピードを
上げることができる。行アドレスと列アドレスとを平行
して比較するので、図4の如く一括して比較するよりも
約2倍の高速化ができる。
【0080】図7は、図6の冗長メモリセルアレイA2
内の回路図である。4トランジスタ・ダイナミック型メ
モリで冗長メモリセルが構成されている点は同じであ
る。唯一、行アドレス比較回路からの一致信号RAMS
と列アドレス比較回路からの一致信号CAMSを入力と
するANDゲートが設けられている点のみ異なる。
【0081】[アドレス比較回路]図8は、アドレス比
較回路A1の回路図である。図4,6で説明した通り、
アドレス比較回路A1はNaセットのAND回路から構
成される。図8ではAC1,AC2がそれぞれのAND
回路セットである。AND回路AC1は、電源VLに接
続され判定アクティブイネーブル信号/JAEにより活
性化されるアクティブ化回路JAC、冗長ビットのアド
レスが記憶され入力アドレスA0−Anと比較するAN
Dゲート30、クランプ回路34及びバッファアンプB
UFから構成される。
【0082】この回路の基本的な動作は、アクティブ化
回路JACがアクティブ状態になると電源VLから電流
をANDゲート30に供給する。従って、ノードN1,
nはHレベルとなる。ANDゲートのヒューズ303,
304,307,308,311,312からなるRO
Mには、予め不良セルに対応するアドレスが記憶され
る。図8のAND回路AC1では、全て右側のフューズ
が書き込みにより開放状態にされている。従って、アド
レスAn,A1,A0が全てHレベルの時、トランジス
タ301,305,309がオン状態となりノードN
1,0にHレベルが出力される。即ち、アドレスAn,
A1,A0のAND論理が出力される。
【0083】従って、アドレスが一致する場合のみ電流
が電源VLから各ノードの容量負荷を充電してHレベル
にしていくだけである。アドレスがROMに記憶されて
いるアドレスと一致しない場合は、何れかのノードで電
流が止まることになる。その為、アドレスに対して1つ
だけが比較一致となるので、殆どのAND回路での消費
電流は僅かなものとなる。これに比べて、前述の特開平
4-232688に開示されたNOR回路の場合は、比較不一致
回路の各NORトランジスタ全てに電流が流れ、比較一
致するNOR回路のみ電流が流れない構成になっている
ので、消費電流が大きくなる。
【0084】アクティブ化回路JACには、Pチャネル
トランジスタ322,323、ヒューズ324,326
及びNチャネルトランジスタ325が設けられている。
判定アクティブイネーブル信号/JAEによりPチャネ
ルトランジスタ322が導通し、アドレス比較回路を活
性状態にする。工場出荷時における最終チェック試験で
不良セルが見つかると、それに対応するアドレスがAN
D回路AC1,AC2内のフューズからなるROMに書
き込まれる。そして、一旦アドレスが書き込まれると、
フィーズ326が開放状態にされる。従って、アクティ
ブ化回路JACによりノードN2,nに電流が供給され
る。また、アドレスが書き込まれないAND回路に対し
ては、フューズ324が開放状態にされる。従って、ア
ドレスが書き込まれないAND回路のノードN2,nは
強制的にGNDレベルに固定される。ブロックイネーブ
ル信号/FBEは、複数ブロックに分割されたアドレス
比較回路に対して、使用ブロックだけを活性化するため
の信号である。使用ブロックに対してはLレベル、不使
用ブロックにはHレベルが供給されるようにする。ブロ
ックイネーブル信号/FBEは、その発生回路32内の
フューズ321を開放にして使用状態の信号Lレベルに
固定される。
【0085】クランプ回路34はデプレッショントラン
ジスタ341とクランプ活性化信号SCAで導通状態に
なるトランジスタ342から構成される。リセット時に
クランプ活性化信号SCAをHレベルにしてノードN1,
0 ,N2,0 をLレベルにクランプする。このクランプ回
路34はアクティブ回路である必要はない。例えば、所
定のインピーダンスを介して常時グランドに接続させる
回路であっても良い。図8の例では、アドレス比較回路
の出力のアドレス一致信号/AMS1,/AMS2は、
図4,6の場合と逆相になっている。
【0086】図9は、図8と同様のアドレス比較回路内
のAND回路の別の例である。この例では、不良セルに
対応するアドレスを記憶するROMはEEPROM(フ
ラッシュメモリを含む)等の電気的に書き込みと消去が
可能な素子(メモリセル)で構成されている。このEE
PROMは、図9の右下に示される通り、書き込み状態
でトランジスタの閾値電圧Vthが高くなり、消去状態
で低くなる特性を有する。従って、書き込み状態では如
何なる信号がゲートに印加されても導通状態にならず、
フューズの開放状態と同等の機能を持つことになる。
【0087】このようなEEPROMを利用することに
より、図9に示される通り、AND回路の各素子40を
ROMとAND回路のトランジスタの両方の機能を持つ
トランジスタで構成することができる。図9の例では、
AND回路AC1では、トランジスタ402,404,
405に書き込みがなされ、閾値電圧が高い状態になっ
ている。従って、アドレス信号An,A1,A0がH,
H,Lレベルになった時のみ最下段のノードN1,0 まで
電流が達してHレベルにする。
【0088】判定アクティブ化回路JACとクランプ回
路44、ブロックイネーブル信号発生回路42は図8と
同様の機能を有する。アクティブ化回路JACは、Pチ
ャネルトランジスタ422、二つのEEPROMトラン
ジスタ423,424及びNチャネルトランジスタ42
5から構成される。不良セルに対応するアドレスが書き
込まれると、トランジスタ424が書き込まれ高い閾値
電圧状態とされる。一方、アドレスが書き込まれないA
ND回路にはトランジスタ423が書き込まれ、電源か
らの電流がカットされる。
【0089】またブロックイネーブル信号FBEを生成
する回路では、使用中のブロックに対してトランジスタ
421が書き込み状態とされ、ブロックイネーブル信号
FBEがHレベルとされる。その結果、トランジスタ4
23がオン、425がオフとなり、電源VLからの電流
がAND回路に供給される。
【0090】尚、図9ではEEPROMを利用している
が、説明を簡単にするためそれらのEEPROM素子へ
の書き込み及び消去回路は省略されている。また、EE
PROM素子は、消去状態が高い閾値電圧で書き込むこ
とにより閾値電圧が低くなる場合でも同様に使用するこ
とができる。その場合は、ブロックイネーブル信号の生
成回路42において、トランジスタ421が電源VLと
インバータとの間に設けられる点で異なる。
【0091】図8や図9で示したAND型のアドレス比
較回路は、電源から供給される電流パスが、アドレス信
号に対応するAND素子のトランジスタが全て導通した
時に形成され、比較結果としてアドレス一致信号が出力
される。従って、アドレス信号が多くなるとそれだけ比
較結果が出力されるまで長い時間を要することになる。
これが、このAND型のアドレス比較回路の不利な点で
ある。
【0092】図10は、その点を改良したアドレス比較
回路の構成図である。図10のアドレス比較回路は、ア
ドレス信号A11−A8を比較する回路部分ACIと、
アドレス信号A7−A4を比較する回路部分IIと、アド
レス信号A3−A0を比較する回路部分ACIIIの3つ
の部分に分割されている。そして、それぞれのアドレス
比較回路ACの出力部にはクランプ回路44とバッファ
46が挿入されている。リセット時にクランプ信号SC
Aで一斉にバッファの入力端子がLレベルになった後、
アドレスが入力される。従って、電源VLからの電流
は、先ず判定アクティブ化回路JACからアドレスA1
1−A8を入力するAND回路ACIを流れる。その上
位ビットで一致した場合は、今度は再度バッファ46に
接続される電源からの電流が中位ビットA7−A4を入
力するAND回路ACIIを流れる。再度その中位ビット
で一致した場合は、最後にバッファ46からの電流が下
位ビットA3−A0を入力するAND回路ACIIIを流
れる。全て一致した場合のみ、アドレス一致信号/AM
S1−NaがLレベルとなる。
【0093】従って、それぞれのバッファ回路JAC,
46が駆動すべきAND回路の長さが短くなり、それに
応じてそのCR時定数が小さくなり、出力の確定を高速
に行うことができる。しかも、消費電流は単純に3倍に
はならない。
【0094】尚、図10の例ではアドレス比較回路は、
縦方向にも複数のブロックに分割されている。例えば、
上側の4セットのAND回路はブロックイネーブル信号
/FBE1で活性化され、下側の4セットのAND回路
はブロックイネーブル信号/FBE2で活性化される。
【0095】図11は、更に図10のアドレス比較回路
を改良した例を示す図である。アドレス比較回路をAC
I,ACII,ACIIIに分割した点は同じである。そし
て、アドレスA11−A8を比較するAND回路ACI
の部分をNa/2セットに減らして、2セットのAND
回路に1つの上位アドレス用のAND回路を配置するよ
うにした点で異なる。こうすることで、AND回路の個
数を減らすことができ、その分消費電流を節約すること
ができる。勿論、アドレス比較回路ACIの部分をもっ
と少ないセット数に減らしても良い。
【0096】図11の例では、最上位アドレス部分と残
りの下位アドレス部分との間が1対2の対応関係になっ
ている。従って、上位アドレスA11−A8を比較した
比較一致信号は、バッファ46を介して下位の2セット
のAND回路に供給される。この様な構成にしても、置
換される冗長セルの数が減っていないので、救済できる
アドレスのビット数は単純には減ることはない。しか
し、確率的には救済できるアドレスの数が減ることにな
る。つまり、アドレス信号の上位の4ビットA11−A
8が共通な領域で2ビット救済が行われずに1ビットの
みが救済される場合が続出すると、最悪ケースでは全体
で救済可能なセル数は1/2まで減少することになる。
【0097】しかしながら、通常は、リフレッシュ期間
が短い不良セルの分布はポアソン分布に類似するふるま
いをするので、上記の様に最悪ケースとなることは殆ど
ない。従って、リフレッシュ不良セルの分布を考慮しな
がら、省略すべき上位ビットのAND回路の数を最適化
すれば、少ない消費電流で、十分なビット数のリフレッ
シュ不良セルを救済することができる。
【0098】このような省略を実施する方法は、種々考
えられるが、後でマスク変更が可能なように、バルクト
ランジスタはそのまま残しておき、将来のマスク変更
で、省略AND回路セットを変更する方法が有効であ
る。その場合は、プロセスの最終工程に近いマスク層で
そのような切り替えを行うことができるようにしておく
ことで、省略する回路の変更を柔軟に行うことができ
る。特に、最上層に位置する配線層(通常メタル層)の
マスクオプションで省略するAND回路の数を変更する
ことが好ましい。
【0099】[固定不良セル救済用冗長セルアレイとア
ドレス比較回路]図1,2にて、固定不良セルを救済す
るためのライン毎またはブロック毎に置換される冗長セ
ルアレイB2を、チップ内の複数のメモリセルブロック
に共通に設けることを説明した。以下、その固定不良セ
ル救済用の冗長セルアレイの例を説明する。
【0100】図12は、そのような共通に設けられた冗
長セルアレイB2が不良セルを含むラインまたはブロッ
クとどの様に置換されるかについて説明する図である。
この例では、半導体チップ10上に16つのメモリセル
ブロックMCBが設けられ、その間に周辺回路が設けら
れている。チップ10内には図示しないが、冗長セルア
レイB2とアドレス比較回路B1も設けられる。
【0101】今、仮に斜線の50と52の領域に固定不
良セルが検出されたとする。例えば、50はワード線の
短絡不良、52がビット線の短絡不良とする。その場合
は、領域50は複数の隣接ワード線を一括して冗長メモ
リセルアレイB2内の領域50Sと置き換えられる。ま
た、領域52は複数の隣接ビット線を一括して冗長メモ
リセルアレイB2内の領域52Sと置き換えられる。冗
長メモリセルアレイB2内には、チップ10内のメモリ
セルブロックMCBと同じ容量のメモリセルアレイ54
がセンスアンプSA、行デコーダ・ドライバRDEC,
列デコーダ・選択回路CDECに加えて、行方向の冗長
メモリセルアレイ51と列方向の冗長メモリセルアレイ
53がそれぞれのデコーダDECと共に設けられてい
る。この冗長メモリセルアレイ51,53に対するデコ
ーダDECには、アドレス比較回路B1からのアドレス
一致信号AMSが供給され、置き換えられた冗長セル領
域50S,52Sが選択される。また、行及び列デコー
ダRDEC,CDECには通常のアドレス信号が供給さ
れ、置換された冗長メモリセルへのアクセスを通常通り
行なう。
【0102】図13は、冗長メモリセルアレイB2とそ
のアドレス比較回路B1との関係を詳細に示す図であ
る。冗長メモリセルアレイB2の構成は、図12に示し
たのと略同じである。通常のメモリセルブロックと同じ
容量の256×4096のメモリセルアレイ54に加え
て、Nxセットのワード線からなる行側の冗長メモリセ
ルアレイ51と、Nyセットのビット線対からなる列側
の冗長メモリセルアレイ53とが設けられている。ワー
ド線の置換セットが4本のワード線からなる場合は、冗
長メモリセルアレイ51のワード線本数はNx×4とな
る。またビット線対の置換セットが2対のビット線対か
らなる場合は、冗長メモリセルアレイ53のビット線対
の数はNy×2となる。従って、センスアンプSAは、
合計4096+(Ny×2)個設けられる。
【0103】アドレス比較回路B1は、行アドレス比較
回路RACと列アドレス比較回路CACに分けられ、そ
れぞれのアドレス一致信号AMSが冗長セルアレイ5
1,53のデコーダDECに供給される。図13の例で
は、行アドレス比較回路RACは、NbセットのAND
回路からなり、従ってNb個の行アドレスを記憶するこ
とができる。しかしながら、前述した通り、冗長セルア
レイへの置換は複数のワード線単位で行なうのがより効
率的であるので、Nb個のアドレス一致信号AMSは一
旦エンコーダ56で行側の冗長セルアレイのワード線の
置換セット数のNxにエンコードされる。そして、配線
の引回し領域を節約する為に、ワード線セットNxを選
択するために必要な選択信号log2Nxビットが出力され
る。また、同時に行側アドレス比較回路RACに入力さ
れた行アドレスA0−A11の内下位の8ビットA0−
A7は、冗長セルアレイの行デコーダRDECにも入力
される。
【0104】一方、列アドレス比較回路CACも同様
に、NcセットのAND回路から構成されNc個の列ア
ドレスを記憶する。そして、エンコーダ58によりNy
ビットにエンコードされ、列側冗長メモリセルアレイ5
3のデコーダDECにビット線対Nyセットを選択する
ために必要な選択信号log2Nyビットが出力される。ま
た、同時に列側アドレス比較回路CACに入力された列
アドレスA12−A23は、冗長セルアレイの列デコー
ダCDECにも入力される。
【0105】行アドレス比較回路RACから出力される
行アドレス一致信号RAMSと列アドレス比較回路CA
Cから出力される列アドレス一致信号CAMSとがAN
Dゲートを介して比較一致信号/CFとしてマルチプレ
クサMPXに供給される。更に、置換データバスDBF
からの置換データもマルチプレクサMPXに供給され
る。行アドレス一致信号RAMSは行デコーダ・ドライ
バRDECに与えられ、冗長セルアレイ51が選択され
る時にセルアレイ54が選択されるのが禁止される。ま
た列アドレス一致信号CAMSも同様に列デコーダCD
ECに与えられ、冗長セルアレイ53が選択される時に
セルアレイ54が選択されるのが禁止される。
【0106】図14は、冗長セルアレイB2の他の構成
例を示す図である。固定不良セルの発生は、例えばワー
ド線方向において配線短絡不良等が発生する確率がビッ
ト線方向において同等の不良が発生する確率よりも高い
場合がある。或いは、ワード線の置換はできるだけ多く
のワード線を含むブロック単位で行なうことが歩留りの
改善につながる場合もある。その場合は、ワード線側の
置換に使用する冗長メモリセルの容量をビット線側より
も大きくすることが、置換効率の改善につながる。
【0107】図14では、ワード線側の置換用の冗長メ
モリセルアレイを51A,51B,51Cと大きな容量
にしている。ビット線側の置換用の冗長メモリセルアレ
イ53は、行側に比較して3分の1の容量である。行・
列デコーダRDEC,CDECや冗長メモリセルアレイ
用のデコーダDECを共用してスペース効率を上げる為
に、図14の例では、行側の冗長メモリセルアレイ51
A,51B,51Cと列側の冗長メモリセルアレイ53
とが図示される様に配置されている。それぞれのデコー
ダには、図示される通りのアドレス信号A,Cとエンコ
ードされた冗長メモリセル選択信号B,Dが与えられ
る。
【0108】図14の例では、行側の冗長メモリセルア
レイ51は、256本×3=768本のワード線を有す
る。また列側の冗長メモリセルアレイ53は、4096
対のビット線対を有する。
【0109】図15は、図14と同等の構成をもつ固定
不良セル用の冗長メモリセルアレイB2の変形例であ
る。この例では、行側の冗長メモリセルアレイ51A,
51B,51Cはそれぞれ64本のワード線を有するの
で、全部で64×3=192本のワード線を有する。ま
た、列側の冗長メモリセルアレイ53は1024対のビ
ット線対を有する。これらのワード線とビット線対の比
率は、それぞれのチップが持つ不良発生状況に応じて最
適化されることが好ましい。
【0110】[融合したアドレス比較回路と冗長セルア
レイ]図16は、リフレッシュ不良セル用のアドレス比
較回路A1、その冗長メモリセルアレイA2と、固定不
良セル用のアドレス比較回路B1、その冗長メモリセル
アレイB2とが融合した場合の詳細なブロック図であ
る。融合させる場合は、図2で示した通り、アドレス比
較回路A1,B1がC1として融合するのが最も効率的
である。
【0111】図16では、行アドレスA0−A11と列
アドレスA12−A23の供給に対して、リフレッシュ
不良セル用のアドレス比較回路60R,60C、固定不
良セル用のアドレス比較回路62R,62C,64R,
64Cが図示される通り配置されている。また、リフレ
ッシュ不良セル用の冗長メモリセルアレイA2では、対
応するアドレス比較回路60R,60Cからのアドレス
一致信号AMSにより直接置換すべきメモリセルがアク
セスされる。一方、固定不良セル用の冗長メモリセルア
レイB2では、図13で説明した通り、アドレス比較回
路B1からのアドレス一致信号AMSをエンコーダ5
6,58を介して与えられる選択信号B,Dをデコード
して、置換すべきメモリセルがアクセスされる。
【0112】そして、リフレッシュ不良セル用の比較一
致信号/CRと置換データDBRが図3で示したマルチ
プレクサMPXに与えられる。また、固定不良セル用の
比較一致信号/CFと置換データDBFも同様にマルチ
プレクサMPXに与えられる。
【0113】図16の例では、冗長セルアレイA2は、
1ビット単位で置換される。従って対応するアドレス比
較回路A1には、全ての16Mビット分に対応するアド
レス信号A0−A23が供給され、前述したAND回路
により記憶された置換アドレスとの比較が行なわれる。
【0114】また、図16の例では、冗長セルアレイB
2は、1ビット単位で置換されることもできるし、また
前述してきた通りライン毎またはブロック毎の置換を行
なうこともできる。アドレス比較回路B1には、全ての
アドレス信号が入力されて、置換アドレスとの比較を行
なうAND回路群62R,62C,64R,64Cが設
けられている。従って、理論的には1ビット単位での冗
長メモリセルとの置換が可能になる。但し、現実的には
ライン毎またはブロック毎の置換になり、その場合は、
対応するAND回路からの比較一致信号が一部無視され
る。
【0115】固定不良セル用の冗長メモリセルアレイB
2は、図16では、2ブロックに分割され、各ブロック
が中央に行デコーダRDEC/DECを有する。この冗
長メモリセルアレイB2は、大容量である為、1トラン
ジスタと1キャパシタからなるメモリセルをマトリクス
状に並べたDRAMと同じ構成である。
【0116】図17は、同様に図2で示した融合型のア
ドレス比較回路と冗長メモリセルアレイの構成例を示す
図である。この例では、図16と比べると、固定不良セ
ル用のアドレス比較回路B1の内、行アドレスを比較す
るAND回路群62Rと列アドレスを比較するAND回
路群64Cとが省略されている。
【0117】図13で示した通り、固定不良セル用の冗
長メモリセルアレイは、不良の発生確率からワード線ま
たはビット線単位のライン毎の置換が現実的である。そ
の場合、行デコーダRDEC/DECに供給される選択
信号は、行アドレスを比較した比較回路64Rからのア
ドレス一致信号AMSから生成されれば十分である。ま
た、列デコーダCDEC/DECに供給される選択信号
も、列アドレスを比較した比較回路62Cからのアドレ
ス一致信号AMSから生成されれば十分である。従っ
て、図16の場合と比較して、AND回路群62Rと6
4Cが省略された分、消費電流が節約できることにな
る。
【0118】図18は、図17の例を更に改良した融合
型のアドレス比較回路と冗長メモリセルアレイの構成例
を示す図である。この例では、先ず第一に、リフレッシ
ュ不良セル用の冗長メモリセルアレイA2が16ビット
出力になっている。従って置換データバスDBR,DB
Fはそれぞれ16本で構成される。それに伴って、アド
レス比較回路60C、62Cからは、4ビット分の列ア
ドレスを比較するAND回路群70と72が省略されて
いる。従ってアドレス比較回路60Cでは、アドレスA
12〜A20の8本についての記憶回路と比較回路が設
けられるだけで足りる。冗長メモリセルアレイA2内
は、図5で示したスタティック型のメモリセルが、アド
レス一致信号AMSに沿って16個設けられる構成とな
る。また、冗長メモリセルアレイB2内では、16のビ
ット線対単位で一括して置換される。
【0119】第二に、固定不良セル用の冗長メモリセル
アレイB2は、4本のワード線単位で置換が行なわれ
る。従って、アドレス比較回路64Rから、2ビット分
の行アドレスを比較するAND回路群74が省略されて
いる。そのため、アドレス比較回路64Rではアドレス
A0〜A9の10本に対応する構成となっている。
【0120】第三に、各アドレス比較回路60R,60
C,64R,62Cは、図10で説明した通り、太線で
示される如く複数ブロックに分割されている。図18中
には示されないが、図10で示した通り、分割ブロック
間にはクランプ回路と増幅バッファ回路が設けられて、
アドレス比較のスピードを上げている。
【0121】図18の例では、置換データバスDBF,
DBRが16ビット構成である。この構成は、メモリ内
のグローバルデータバス線が16ビットで入出力回路も
16ビットで構成される場合には整合性が高い。即ち、
図3で示したマルチプレクサMPXでは、これらの16
ビットのデータ信号についてのマルチプレクスが行なわ
れるからである。
【0122】図19は、更に図18の例を改良した融合
型のアドレス比較回路と冗長メモリセルアレイの構成例
を示す図である。図19の例では、第一に、リフレッシ
ュ不良セル用の冗長メモリセルアレイA2とそのアドレ
ス比較回路A1との関係を、図6で示した様にした点
が、図18と異なる。即ち、行アドレス比較回路60R
と列アドレス比較回路60Cとの間に冗長メモリセルア
レイA2を設けた。こうすることで、固定不良セル用の
アドレス比較回路も行側64Rと列側62Cをそれぞれ
エンコーダ56,58の両側に配置することができる。
図から明らかな通り、図18に比較してスペース効率が
向上する。
【0123】第二に、リフレッシュ不良セル用のアドレ
ス比較回路A1の行側60Rについて、図11で示した
通り、アドレス2ビット分についてのAND回路を半分
にしている。即ち、行アドレスの左から2ビットA0,
A1が入力されるAND回路は、一つ飛びに省略され
る。図中76が省略されたAND回路部分であり、図中
78のAND回路の出力が、他のアドレス信号を受ける
AND回路群の2セットに対して供給される。
【0124】図19の場合は、AND回路群の数が非常
に少なくなっているので、アドレス比較回路のスピード
を向上させることができる。また、無駄なAND回路群
が省略されたため、消費電流も節約される。
【0125】図20は、本発明のメモリ装置内のメモリ
セルアレイ又は固定不良セル用の冗長メモリセルアレイ
B2に利用されるメモリセルの回路例を示す。各メモリ
セルMCは、一個のトランジスタQ1とキャパシタC1
から構成される。このようなダイナミック型メモリセル
は、一般的によく知られている通り、キャパシタC1に
データを表示する電荷が蓄積され、ビット線BLを介し
てセンスアンプSAにより読みだされる。そして、キャ
パシタC1に蓄積された電荷は、所定の時間後に所定の
許容レベルまで減少する前に、センスアンプSAで増幅
され再書き込みが行なわれる。これが、リフレッシュ動
作である。プロセス条件等により、その許容レベルまで
電荷が減少する時間は、メモリセルによりバラツキがあ
る。
【0126】以上説明したが、リフレッシュ不良セル用
の冗長メモリは、前述した4トランジスタ・ダイナミッ
ク型メモリセルを含むダイナミック型のメモリセルより
も、リフレッシュ時間が長いか無限大のスタティック型
のメモリセルのほうが好ましい場合がある。リフレッシ
ュ不良セルに対しては、前述した通り、単位ビットまた
は数ビット単位での置換が効率が良い。従って、アドレ
ス比較回路では、全てのアドレス信号との比較を行なう
必要があり、アドレス比較に時間がかかる場合がある。
それに対して、スタティック型のメモリセルではセンス
アンプ回路による増幅が容易に高速化でき、冗長メモリ
セルアレイとしてのアクセスタイムも大幅に高速にでき
る。勿論、メモリセルの素子数は多いので面積が大きく
なるが、ビット単位で置換されるメモリであるので、そ
れほどの容量は求められない。
【0127】一方、固定不良セル用の冗長メモリは、不
良の発生の原因からライン毎またはブロック単位での置
換が好ましい。従って、大容量のメモリになりがちであ
る。そのため、冗長メモリセルは、1トランジスタと1
キャパシタからなるDRAMタイプのメモリセルで構成
することが好ましい。
【0128】しかしながら、本発明はそれに限定される
わけではない。全てをスタティック型または全てをダイ
ナミック型のメモリセルにすることでも良い。また、本
発明は、1トランジスタと1キャパシタで構成されるメ
モリセルのDRAMに限らず、4トランジスタで構成さ
れるメモリセルのSRAMの場合でも適用することが可
能である。
【0129】[階層構造のリフレッシュ不良救済用の冗
長セル構造]以上説明してきたメモリ装置は、基本的に
図1或いは図2で示した様なリフレッシュ不良用の冗長
メモリセルをチップ全体で一箇所に集中して配置させた
例である。このような集中型の構成は、リフレッシュ不
良がチップ全体に分散的に発生するので、不良セルの救
済の柔軟性を上げてその救済確率を上げることができる
と言う利点を有する。
【0130】しかしながら、メモリの大容量化に伴いそ
のような集中的に形成されるリフレッシュ不良用の冗長
セルアレイとそのアドレス比較回路は、チップ内の大き
な領域を占有することになると共に、アドレス比較回路
での消費電力が増大ししかもスピードが遅くなるという
欠点を有する。従って、例えば256Mビットの様に大
容量化されたメモリ装置では、上記した様な集中的に配
置したリフレッシュ不良用の冗長セル構成では限界を招
く。
【0131】そこで、考えられる解決策は、メモリ装置
を構成する複数のメモリセルブロック毎にリフレッシュ
不良救済用の冗長セルとそのアドレス比較回路を設ける
ことである。即ち分散型の冗長セル構成である。ところ
が、そのような分散型の構成では、集中型と同等の救済
可能なビット数を確保する為には、各ブロックに要求さ
れる救済用冗長セルのビット数がを非常に多く設けなけ
ればならず、チップ全体でのトータルの救済用冗長セル
のビット数は膨大な数になる。
【0132】この点を説明する為に、一例として、1M
(220)ビットのメモリであって、64K(216)ビッ
トのメモリブロックが16ブロック設けられている場合
を仮定する。そして、平均的に16K(216)ビット当
たり1ビット分の不良率まで救済したいとする。即ち、
チップ全体では64ビット(1M/16K)のリフレッ
シュ不良セルをある程度十分な救済確率(例えば99
%)程度救済するとする。この場合に、前述してきた救
済用の冗長セルを集中的に配置する場合は、単純に64
セット(単ビット救済なら64ビット、16ビット一括
救済なら64セット)の冗長セルアレイとそれに対応す
るアドレス比較回路を設ければ良い。その場合の各セッ
トのアドレス幅は行と列を合わせて20ビット(1M=
20)となる。
【0133】一方、16個からなる64Kビットのメモ
リブロック毎に救済用の冗長セルアレイを形成する分散
式の場合は、平均値である4ビット(=64K/16
K)分を救済する4セットの冗長セルアレイでは、同様
の救済確率を得ることができない。即ち、各メモリブロ
ックでnビット救済可能な確率をf(n)とすると、チ
ップ全体での救済確率はそのべき乗の{f(n)}16
なるからである。従って、ブロック内での救済確率f
(n)=0.99であったとしても、チップ全体では、
{f(n)}16=0.85に低下してしまう。
【0134】図22は、1つのメモリブロック内でのリ
フレッシュ不良ビット数とその発生確率の関係を示すグ
ラフである。前述した様に、ブロック内では4ビットの
不良が発生する確率が最も大きいが、10ビット以上の
不良が発生する確率が0になることはない。図23は、
図22のグラフの不良ビット数とそれに対応する積分値
を示すグラフである。このグラフから明らかな通り、1
メモリブロック内での救済確率を99%より高くする為
には、救済できる不良ビット数を例えば11ビット以上
にする必要がある(11ビットで99.6%)。それで
も、チップ全体での救済確率は、上記した様にその16
乗になる。従って、仮に1メモリブロック内に12ビッ
トの冗長セルアレイを設けたとすると、16個のメモリ
ブロックを合計すると12×16=192ビットとな
り、集中型にした場合の64ビットに比較してかなり多
くなる。
【0135】ブロック毎にリフレッシュ不良救済用の冗
長セルアレイを設けることにより、各ブロック内のアド
レスの本数が、上記の例では16ビットに減るので、そ
のアドレス比較回路で比較すべきアドレスの本数が少な
くなり、集中型の欠点を補うことができるが、一方で、
図22、23に示される通り、救済確率を上げる為には
ブロック毎に用意すべき冗長セルアレイのビット数(セ
ット数)が大きくなり、チップ全体での合計の冗長セル
アレイの容量が非常に大きくなる。
【0136】そこで、リフレッシュ不良セルを救済する
為の冗長セルアレイ構成として、本実施の形態例では、
各メモリブロック毎にある程度の救済確率を達成できる
程度の冗長セルアレイを設け、更にチップ全体で共通に
救済用の冗長セルアレイを設けるという階層構造を採用
する。かかる階層構造にすることで、各メモリブロック
では例えば平均不良ビット数あるいはそれより少し多い
不良ビットまでを救済し、各ブロックで救済できなかっ
た不良セルをチップ全体に共通に設けた救済用冗長セル
アレイで救済する。更に、この階層構造は2層ではなく
3層、4層とすることもできる。全体のメモリ容量とメ
モリブロック数、そのブロックの容量等のパラメータに
従って最適の階層数が選択される。
【0137】図24は、かかる階層構造のリフレッシュ
不良セル救済用の冗長セルアレイを有するメモリ装置の
チップ全体構成図である。この例は、256Mビットの
容量を有するメモリの例であり、図1と対応する部分に
は同様の引用番号を付している。チップ10内には、そ
れぞれ32MビットのメモリセルブロックMCB(16
Mのブロックが図示しないコラムデコーダの両側に設け
られている。)が8個設けられ、その間に周辺回路16
が設けられている。そして、リフレッシュ不良セル救済
用の冗長セルアレイは、各メモリブロックMCB毎に設
けた下位の冗長セルアレイA201〜A208とチップ
全体で共通の上位の冗長セルアレイA20の2階層構造
となっている。そして、それぞれのアドレス比較回路A
101〜A108とA10がそれらの冗長セルアレイに
併設される。
【0138】そして、集中型の冗長セルアレイA20で
は、例えばN1セット分の冗長セルアレイを有する。そ
して、対応するアドレス比較回路A10ではメモリ全体
のアドレス(16ビットの行アドレスと12ビットの列
アドレス、228=256M)について、不良アドレスの
記憶とアドレス比較ができる様に構成される。一方、各
メモリブロックMCBに設けられた分散型の冗長セルア
レイA201〜208では、例えばN2セット分の冗長
セルアレイを有する。また、各メモリブロックMCBで
のアドレス比較回路A101〜108では、13ビット
の行アドレスと12ビットの列アドレス(215=32
M)について不良アドレスを記憶し入力されるアドレス
と比較する。
【0139】そして、各メモリブロックMCBでの不良
ビットは、それぞれのブロック内の冗長セルと置換さ
れ、ブロック内の不良ビット数がN2を越える時は、集
中型の冗長セルアレイA20内の冗長セルアレイと置換
される。
【0140】図25は、図24のメモリの全体のブロッ
ク図の例である。この例では、リフレッシュ不良セル救
済用の冗長セルアレイに加えて、固定不良セル救済用の
冗長セルの構成も示している。この例では、固定不良セ
ル救済用の冗長セルアレイは、各メモリブロックMCB
内にそれぞれ設けられている。
【0141】ブロック1内には、メモリセルアレイMC
に隣接してその中の固定不良セルを救済する為の冗長セ
ルアレイB201(例えばSRAM)がアドレス比較回
路B101と共に設けられている。そして、メモリセル
MCまたは冗長セルアレイB201のいずれかのデータ
が出力される。メモリセルブロックMCBには、その中
のリフレッシュ不良セルを救済する為の冗長セルアレイ
A201とそのアドレス比較回路A101とが設けられ
ている。そして、分散型の冗長セルアレイA201から
は、アドレス信号の比較一致信号judge と置換データバ
スdataとが出力される。そして、ブロック内に設けたマ
ルチプレクサMUXにより、いずれかのデータが比較一
致信号judge に従って選択されて、ブロック1の出力デ
ータとしてローカルバス線LBSに出力される。
【0142】この様に、固定不良セル用の冗長セルアレ
イを一般的に行われる様にメモリセルMCに併設したの
で、そのアドレス比較回路はNOR回路により高速に動
作し、通常のメモリセルか救済用の置換される冗長セル
かの一方がアクセスされて、記憶されたデータを読みだ
す。一方、分散型のリフレッシュ不良救済用の冗長セル
のアドレス比較回路A101では、前述してきた様なA
ND回路構成にして、スピードは劣るがその消費電力が
低減された構成になっている。従って、前述した通りに
一致信号judge と置換データdataとがマルチプレクサ回
路MUXに与えられて、メモリセルからのデータと置換
データのいずれか一方が選択される。
【0143】各ブロック内で、各ブロックに設けた集中
型の冗長セルアレイで救済できない程多くのビット数の
リフレッシュ不良セルが発生した場合は、足りない分の
ビットが、チップに共通に設けた集中型の冗長セルアレ
イA20にて救済される。従って、各ブロック内のリフ
レッシュ不良救済用の冗長セルアレイA201のビット
数をそれ程大きくすることなく、全体の救済確率を上げ
ることができる。
【0144】図25に示される様に、各ブロックからの
ローカルバスLBSはブロック出力選択回路BOSにて
選択され、更に、マルチプレクサMUXにて集中型の冗
長セルアレイA20からの置換データdataとグローバル
バスGBSとの間の選択が、比較一致信号judge に従っ
て行われる。この場合も、集中型の冗長セル用のアドレ
ス比較回路A10は、前述したAND構成の回路が採用
される。
【0145】図26は、チップ全体に共通に設けられた
集中型の冗長回路の冗長セルアレイA20とそのアドレ
ス比較回路A10とを示すブロック図である。この図
は、図19に示したリフレッシュ不良救済用のアドレス
比較回路A1とその冗長セルアレイA2と同等である。
但し、この例のメモリ容量が256Mと大きいので、行
アドレスはA0〜A15と16本あり、列アドレスはA
16〜A27と12本ある。即ち、228=256Mビッ
トである。但し、置換用の冗長セルアレイA20は同様
に16ビット構成であるので、アドレス比較回路A10
内の列アドレス比較回路CACへのアドレスはA20〜
A27の8本である。
【0146】更に、この集中型の冗長用回路では、置換
可能セット数がN1セット(例えば1024(1K)セ
ット)設けられている。従って、各ブロックで救済でき
なかったリフレッシュ不良ビットの数が1Kビットにな
るまで、そのチップを救済することができる。
【0147】尚、16ビットの出力セットが置換データ
バスdata(DBR) に出力され、アドレス比較回路の出力が
比較一致信号judge(/CR)として出力される点は、前述し
た図19の場合と同じであり、ここでの説明は省略す
る。
【0148】図27は、図25中の各ブロックの構成を
示すブロック図である。この図は、図25のブロック1
を例にしている。16Mビットのメモリセルブロックが
真ん中に設けられたコラムデコーダ80の両側(図中で
は上下側)に設けられ、トータルで32Mビットのブロ
ックになっている。しかも、上下の16Mビットのブロ
ックも真ん中の行デコーダ・ドライバ81をはさんで両
側に分けられている。アドレス信号A3〜A27は、各
行デコーダ・ドライバ81、列デコーダ80に与えられ
ると共に、ブロック内の固定不良用のアドレス比較回路
B101にも与えられる。そして、行側のアドレス比較
回路B101で一致信号ROM1,ROM2が出力され
たときは、通常のメモリセルMCへのアクセスは禁止さ
れ、置換用に設けた固定不良用の冗長セルの冗長ワード
線RWLが立ち上がり、冗長ワード線が代わりにアクセ
スされる。また、列側のアドレス比較回路B101で一
致信号COMが出力された時は、通常のセンスアンプS
Aではなく冗長センスアンプRSAが選択されてデータ
バス線に接続される。上記の構成は、一般的に実施され
ている固定不良救済用の冗長回路の場合と同等である。
【0149】図27のブロック内には、ブロック内のリ
フレッシュ不良セル救済用の冗長セルアレイA101と
そのアドレス比較回路A201とが設けられている。そ
して、アドレス比較回路A201内にはリフレッシュ不
良セルのアドレスがフューズやEEPROMからなるR
OM内に記憶され、供給されるアドレス信号と比較され
る。そして、比較一致信号JUDGE と冗長セルA101か
らのdataとがブロック内のマルチプレクサ回路MUXに
供給される。そして、比較一致信号JUDGE に従って、メ
モリセルからのデータバスのデータか、リフレッシュ不
良救済用の冗長セルアレイA101からのデータかの選
択が行われ、ローカルバスLBSに選択されたデータが
出力される。
【0150】図28は、図27のブロック内に設けられ
る分散型の冗長回路A101,A201のブロック図で
ある。この分散型のリフレッシュ不良セル救済用の冗長
回路は、基本的には図26の集中型の冗長回路と同等の
構成である。但し、ブロック内のリフレッシュ不良セル
を救済する為の回路であるので、その行アドレスA3〜
A15は13本と少なくなっている。また、救済できる
セット数はN2セットであり、例えば2048(2K)
セットである。即ち、平均的な不良ビット数である32
M/16K=2Kである。このブロック内に設けられる
分散型の冗長回路は、そのブロックが選択されない時は
アドレス比較回路A101の活性化が行われず、ブロッ
クが選択された時のみ、ブロック選択信号により活性化
信号/JAEがANDゲートを介して活性化回路JAC
に与えられて活性化する。
【0151】従って、図26に示した集中型の冗長回路
では常にアドレス比較回路が活性化されるのに対して、
各ブロックに設けた分散型の冗長回路では、当該ブロッ
クが選択されている時のみ活性化する。従って、集中型
冗長回路の場合に比較してトータルの消費電力という観
点では有利である。なお、行アドレスA3〜A15をブ
ロック選択信号により活性化される時のみ比較回路に供
給する構成にしても良い。
【0152】さて、本例では256Mビットの容量のメ
モリが32Mビットのメモリブロック8個から構成され
る。そして、図26に示した集中型の冗長回路内の置換
可能なセット数の例は、例えば1024ビット(1Kビ
ット)、また図28に示した分散型の各ブロックに設け
られた冗長回路の置換可能セットの数は例えばそれぞれ
2048ビット(2Kビット)である。前述した通り、
リフレッシュ不良セルが発生する確率が16Kビットに
1個までを救済可能とした場合、集中型の冗長回路だけ
で対応すると、その置換可能セットの数は16384セ
ット(16K=256M/16K)である。
【0153】しかしながら、本発明の階層型の冗長構成
を採用することで、各ブロックに2Kセットでトータル
16Kセット、そしてチップ全体に共通に1Kセットと
することで、同等の救済確率を得ることができ、それぞ
れの比較回路はできるだけ少なくできる。この場合のト
ータルの置換可能セット数は、17Kセットである。従
って、トータルの冗長セル容量は、全て集中型の冗長セ
ルにした場合よりも大きくなるが、個々の冗長回路内の
置換可能セット数は十分小さくすることができる。従っ
て、集中的に大電流が消費されるなどの回路構成を避け
ることができる。しかも、それに伴う追加の冗長回路の
容量はさほど大きなものではない。そして、全て分散型
の冗長回路で実現するよりも、トータルの冗長回路内の
置換可能セット数は少なくなる。
【0154】更に、上記の上位階層の集中型の冗長回路
を、チップ全体で単一の構成とせずに、チップの1/4
の64Mビットに対してそれぞれ上位階層の冗長回路と
して256セット(1024ビットの1/4)の置換可
能セットを配置しても良い。その場合は、それぞれ記憶
すべきアドレスと比較すべきアドレスの数は2ビット少
なくなる。但し、その場合は、1024セットの集中冗
長回路を上位階層として設ける場合よりもその救済確率
は低下する。それを避ける為には、更に上位階層の冗長
回路をチップ全体で一つ設け、その置換可能セット数を
4セット等の最適のセット数に設定すれば良い。従っ
て、その場合は冗長回路が各ブロック毎とチップ1/4
毎とチップ全体用との3階層の構造となる。
【0155】図29は、リフレッシュ不良救済用の冗長
回路を階層型にした場合の別の例を示すブロック図であ
る。この例では、図25の例と比較して、固定不良セル
救済用の冗長回路B1,B2をチップ全体で共通に設け
た例である。従って、固定不良セルに対しては集中型の
冗長回路を、リフレッシュ不良セルに対しては集中型と
分散型の階層構造の冗長回路を設けている。こうするこ
とで、前述の通りアドレス比較回路のレイアウトを効率
的に行うことができる。それ以外の点は、図25の場合
と同等である。
【0156】図30は、図29の固定不良用冗長回路B
1,B2とリフレッシュ不良用の冗長回路A10,A2
0を融合させて配置した例を示す図である。この回路図
は、図19に示した回路図と殆ど同等である。しかしな
がら、本例ではリフレッシュ不良救済用の冗長回路を階
層構造にしているので、その置換可能セット数N1は、
図19の場合に比較するとかなり少なくなっている。上
記した256Mビットの例では、ここの置換可能セット
数N1は例えば1024ビット(1Kビット)である。
【0157】それ以外の固定不良用の冗長回路のエンコ
ーダ56、58や、冗長セルアレイB2の構成等は、図
19の場合と同様であるので繰り返して説明することは
しない。
【0158】[階層化RAM型のリフレッシュ不良救済
用冗長回路]リフレッシュ不良セルを救済する冗長回路
を階層化する点について説明した。上記の説明から理解
される通り、冗長回路を階層化すると、最も最下層にあ
る冗長回路はメモリセルアレイに隣接して設けられるこ
とになる。そこで、以下の実施の形態例では、ランダム
・アクセス・メモリ(RAM)であるメモリセルに不良
ビットのアドレスを記憶させる構成を取ることで、最下
層の冗長回路のアドレス記憶回路を簡略化する。
【0159】一般に、不良ビットのアドレスをROMで
はなく、メモリセルと同じRAMで構成することが提案
されている。その場合の方法として、電源投入時にメモ
リチップ外に設けたプログラム可能なROM(PRO
M)から冗長アドレスを内部のメモリに書き込む方式
と、メモリチップの周辺に形成したROMから電源投入
時に冗長アドレスを内部のメモリに書き込む方式とが提
案されている。従って、かかるRAM内に冗長アドレス
を記憶させる方式を採用することで、最下層のブロック
内の冗長回路を簡略化することができる。
【0160】図31は、このRAM型の冗長回路を採用
したメモリセルブロック(32Mビット)の全体ブロッ
ク図である。この構成は、図面の水平方向にワード線が
配置され、そのワード線はメインワード線MWL84と
サブワードデコーダ85によって駆動されるサブワード
線から構成される。256本のメインワード線を有する
1Mビットのブロック82が32個形成されている。そ
して、それらのブロック82の中央にメインワードデコ
ーダとそのドライバ83が形成される。センスアンプ9
2は、各1Mビットのブロック82の間にシェアードセ
ンスアンプ方式で形成されている。従って、各1Mビッ
トのブロックはその上下にあるセンスアンプを使用す
る。また、列アドレスをデコードするコラムデコーダ8
6がブロックの下側に配置され、センスアンプを選択す
る。
【0161】そして、この1Mビットのブロックは、更
に16個の64KビットのセルアレイMCからなり、そ
れぞれのセルアレイMC毎に、冗長アドレスを実質的に
記憶するマークRAM87、88が形成される。即ち、
1Mビットのブロックは256本のワード線と256対
のビット線、センスアンプSAから構成される。
【0162】図32は、図31の64Kビットのメモリ
セルアレイの部分を拡大した図である。上記した通り、
64KのメモリセルアレイMCは、256本のサブ・ワ
ード線WLと上下に128個づつのセンスアンプ92か
ら構成される。そして、サブワードデコーダ85によっ
て選択されたサブワード線が立ち上げられ、その記憶デ
ータがセンスアンプ92で増幅されて、コラムデコーダ
86で選択されてデータが出力される。100はプリデ
コードされた列アドレスである。
【0163】このメモリセルアレイMCの左端に、本例
の特徴的な点であるマークRAM87、88が形成さ
れ、更にリフレッシュ不良セルとの置換がされる冗長R
AM89、90がその横に形成される。この例では、8
ビットを1セットとしてセット93が冗長RAM89
と、セット94が冗長RAM90と置換される。不良セ
ルのアドレスを記憶するアドレス記憶回路は、マークR
AM87、88に置き換えられる。即ち、前述した通
り、電源がオンになると同時にアドレス記憶用のROM
からその記憶アドレスに従って、マークRAM87、8
8のデータが書き込まれる。その結果、不良セル93、
94を選択するアドレスが入力されると、マークRAM
87、88がオール0以外のそれぞれの位置データをマ
ークRAM用のセンスアンプ87SAを介してマークR
AM出力97出力する。従って、置換される不良セルが
アクセスされると、その行アドレスに関してはマークR
AM87、88等により出力97にオール0以外の場所
データがEOR回路93に与えられる。
【0164】従って、冗長アドレスの内、行アドレスに
関しては、マークRAM87、88を選択して出力97
にオール0以外のデータが出力されることで入力アドレ
スとの比較一致が行われる。そこで残るは、その行にお
ける冗長列アドレスと入力される列アドレスとが一致す
るか否かの判定が必要である。
【0165】その為に、図32の例では、EOR回路9
3、マークRAM番号RAM94、冗長コラムアドレス
RAM95を設けている。マークRAM番号RAM94
と冗長コラムアドレスRAM95には、その32本のワ
ード線にメモリブロック選択信号102が32本与えら
れる。例えば、各メモリブロック(1Mビット)で4セ
ットの置き換えを可能にするとすると、ブロック選択信
号102に沿って横方向に4セットのマークRAM番号
RAM94、冗長コラムアドレスRAM95及びEOR
回路931〜934が設けられる。
【0166】図33は、EOR回路931の例を示すブ
ロック図である。このEOR回路931内には、マーク
RAM87、88の出力97とマークRAM番号RAM
941の記憶データと比較する4ビットのEOR回路1
10〜113と、それらの出力の論理和をとるAND回
路126を有する。更に、EOR回路931内には、マ
ークRAM87、88の行に対応する列アドレスを記憶
するコラムアドレスRAM951の記憶アドレスと入力
されるコラムアドレス信号100とを比較するEOR回
路114〜125とそれらの論理和をとるAND回路1
28を有する。そして、両AND回路126,128の
論理和をとるAND回路127が設けられる。
【0167】従って、対応するブロック選択信号102
が選択されて立ち上がった時に、そのブロック内の記憶
した冗長列アドレスが入力アドレスと一致するか否かの
比較が行われ、一致する場合には、一致信号judge
がOR回路129を介して出力される。
【0168】上記の様に、マークRAMを利用する場合
においては、最下層のリフレッシュ不良セル救済用の冗
長セルアレイを通常のメモリ領域内に設けることがで
き、少なくとも行アドレスについての比較一致回路が不
要になる。そして、各メモリブロックでリフレッシュ不
良セルが救済できない場合は、更に上層の冗長セルアレ
イによって救済される。この上層の冗長セルアレイは、
マークRAMの如き構成にはならず、前述と同等のAN
D型の比較回路とSRAMメモリ等の様な冗長セルアレ
イから構成される。
【0169】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、リ
フレッシュ・インターバル期間が短い不良セルを冗長メ
モリセルに置換することができると共に、固定不良セル
に対しても専用の冗長メモリセルに置換することができ
る。しかも、リフレッシュ不良セルの発生分布が分散的
であるので、単ビットまたは数ビットのメモリセルを置
換の単位とすることが効率的であり、それに伴い大容量
の欠陥ビットのアドレス記憶部とアドレス比較回路を設
ける必要がある。しかし、本発明ではAND型のアドレ
ス比較回路を採用することで、大容量化したアドレス記
憶部及びアドレス比較回路での消費電流を抑えることが
できる。ただし、AND型の場合には従来一般的なNO
R型に比べてスピードが劣るので、それぞれの冗長メモ
リからのデータと通常メモリからのデータとを入出力回
路の前段付近に設けたマルチプレクサ回路で適宜選択
し、全体としてのメモリのアクセス時間が長くならない
ようにしている。
【0170】更に、256Mビットの様に大容量化した
場合、リフレッシュ不良セル救済用の冗長回路を階層構
造にすることで、スペースと消費電力を効率的に配置さ
せることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のメモリの全体構成図であ
る。
【図2】本発明の別の実施の形態のメモリの全体構成図
である。
【図3】マルチプレクサMPXの論理構成を示す図であ
る。
【図4】リフレッシュ不良セル救済用冗長メモリセルア
レイA2とそれに隣接されるアドレス比較回路A1の構
成図である。
【図5】冗長メモリセルアレイ(スペアメモリ)A2の
回路図である。
【図6】アドレス比較回路A1と冗長メモリセルアレイ
A2の別の構成例を示す図である。
【図7】図6の冗長メモリセルアレイA2内の回路図で
ある。
【図8】アドレス比較回路A1の回路図である。
【図9】アドレス比較回路内のAND回路の別の例であ
る。
【図10】改良したアドレス比較回路の構成図である。
【図11】別の改良したアドレス比較回路の構成図であ
る。
【図12】共通に設けられた冗長セルアレイB2が不良
セルを含むラインまたはブロックとどの様に置換される
かについて説明する図である。
【図13】冗長メモリセルアレイB2とそのアドレス比
較回路B1との関係を詳細に示す図である。
【図14】冗長セルアレイB2の他の構成例を示す図で
ある。
【図15】図14と同等の構成をもつ固定不良セル用の
冗長メモリセルアレイB2の変形例である。
【図16】リフレッシュ不良セル用のアドレス比較回路
A1、その冗長メモリセルアレイA2と、固定不良セル
用のアドレス比較回路B1、その冗長メモリセルアレイ
B2とが融合した場合の詳細なブロック図である。
【図17】融合型のアドレス比較回路と冗長メモリセル
アレイの別の構成例を示す図である。
【図18】図17の例を更に改良した融合型のアドレス
比較回路と冗長メモリセルアレイの構成例を示す図であ
る。
【図19】図18の例を改良した融合型のアドレス比較
回路と冗長メモリセルアレイの構成例を示す図である。
【図20】本発明のメモリ装置内のメモリセルアレイ又
は固定不良セル用の冗長メモリセルアレイB2に利用さ
れるメモリセルの回路例を示す図である。
【図21】冗長メモリセルアレイ(スペアメモリ)A2
の別の回路図である。
【図22】1つのメモリブロック内でのリフレッシュ不
良ビット数とその発生確率の関係を示すグラフである。
【図23】図22のグラフの不良ビット数とそれに対応
する積分値を示すグラフである。
【図24】階層構造のリフレッシュ不良セル救済用の冗
長セルアレイを有するメモリ装置のチップ全体構成図で
ある。
【図25】図24のメモリの全体のブロック図の例であ
る。
【図26】チップ全体に共通に設けられた集中型の冗長
セルアレイA20とそのアドレス比較回路A10とを示
すブロック図である。
【図27】図25中の各ブロックの構成を示すブロック
図である。
【図28】ブロック内に設けられる分散型の冗長回路A
101,A201のブロック図である。
【図29】リフレッシュ不良救済用の冗長回路を階層型
にした場合の別の例を示すブロック図である。
【図30】図29の固定不良用冗長回路B1,B2とリ
フレッシュ不良用の冗長回路A10,A20を融合させ
て配置した例を示す図である。
【図31】RAM型の冗長回路を採用したメモリセルブ
ロック(32Mビット)の全体ブロック図である。
【図32】図31の64Kビットのメモリセルアレイの
部分を拡大した図である。
【図33】EOR回路931の例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 半導体チップ MCB メモリセルアレイブロック A1 第一のアドレス比較回路 A2 第一の冗長メモリセルアレイ B1 第二のアドレス比較回路 B2 第二の冗長メモリセルアレイ MPX マルチプレクサ I/O 入出力回路 /CR,/CF 比較一致信号 DBR,DBF 置換データバス RAC 行アドレス比較部 CAC 列アドレス比較部 AMS アドレス一致信号 RAMS 行アドレス一致信号 CAMS 列アドレス一致信号 46 バッファ回路

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のワード線とそれに交差する複数のビ
    ット線と、それらの交差部に配置されるメモリセルとを
    有するメモリセルアレイを有するメモリ装置において、 前記メモリセルとビット単位または少数ビット単位で置
    換される第一の冗長メモリセルアレイと、 該置換されるメモリセルに対応するアドレスを記憶し、
    入力されるアドレスと一致する時に前記第一の冗長メモ
    リセルとの置換を有効にする第一のアドレス比較回路
    と、 前記メモリセルアレイとワード線単位またはビット線単
    位で置換される第二の冗長メモリセルアレイと、 該置換されるワード線またはビット線に対応するアドレ
    スを記憶し、入力されるアドレスと一致する時に前記第
    二の冗長メモリセルとの置換を有効にする第二のアドレ
    ス比較回路とを有することを特徴とするメモリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のメモリ装置において、 前記第一のアドレス比較回路によって有効にされる置換
    において、当該置換されるメモリセルの記憶データを表
    示する電荷が所定の許容レベル以下まで低下するデータ
    保持時間が、該第一の冗長メモリセルアレイ内の置換対
    象のメモリセルの該データ保持時間よりも短いことを特
    徴とする。
  3. 【請求項3】請求項1記載のメモリ装置において、 前記第二のアドレス比較回路によって有効にされる置換
    において、当該置換されるワード線またはビット線に属
    するメモリセルは、読み出しまたは書き込み動作に不良
    があることを特徴とする。
  4. 【請求項4】請求項1記載のメモリ装置において、 前記第二のアドレス比較回路は、ワード線選択用の行ア
    ドレスが記憶されているアドレスと一致する時に、前記
    ワード線単位での置換を有効にし、 ビット線選択用の列アドレスが記憶されているアドレス
    と一致する時に、前記ビット線単位での置換を有効にす
    る。
  5. 【請求項5】請求項1記載のメモリ装置において、 前記メモリセルアレイから出力されるデータと、前記第
    一の冗長メモリセルアレイから出力されるデータと、前
    記第二の冗長メモリセルアレイから出力されるデータの
    中から、メモリ装置の出力段に設けられたマルチプレク
    サにより一つのデータが選択されて出力されることを特
    徴とする。
  6. 【請求項6】複数のワード線とそれに交差する複数のビ
    ット線と、それらの交差部に配置されデータを表示する
    電荷を保持する容量を含むメモリセルとを有するメモリ
    セルアレイを有するメモリ装置において、 該メモリセルアレイは、前記電荷が所定の許容レベルま
    で低下するデータ保持時間が第一の時間とそれより短い
    第二の時間を有するメモリセルを有し、 該メモリセルアレイ内の該第二の時間を有するメモリセ
    ルと置換されるメモリセルを有する第一の冗長メモリセ
    ルアレイと、 該第二の時間を有するメモリセルに対応するアドレスを
    記憶し、入力されるアドレスが該記憶されたアドレスと
    一致する時に、前記第一の冗長メモリセルアレイ内の該
    第二の時間より長い第三の時間を持つメモリセルへの置
    換を有効にする第一のアドレス比較回路とを有し、 該第一のアドレス比較回路は、前記入力されるアドレス
    が該記憶アドレスとが一致した時に出力端への電流パス
    が形成されるAND型の論理回路で構成されたことを特
    徴とするメモリ装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載のメモリ装置において、 前記第一のアドレス比較回路は、入力されるアドレス信
    号がゲートに与えられるトランジスタとそれに接続され
    るフューズ素子とからなる1対の単位回路が、比較する
    アドレスの数に対応して縦列接続され、 該一対のフューズ素子に前記記憶アドレスが記憶され、
    該トランジスタの導通とフューズ素子の導通状態によっ
    て前記電流パスが形成された時に、アドレス一致信号が
    出力されることを特徴とする。
  8. 【請求項8】請求項6記載のメモリ装置において、 前記第一のアドレス比較回路は、入力されるアドレス信
    号がゲートに与えられ電気的手段によってその閾値電圧
    が上昇または低下される一対のトランジスタからなる単
    位回路が、比較するアドレスの数に対応して縦列接続さ
    れ、 該トランジスタに前記記憶アドレスが閾値電圧の上昇ま
    たは低下で記憶され、該トランジスタの導通状態によっ
    て前記電流パスが形成された時にアドレス一致信号が出
    力されることを特徴とする。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載のメモリ装置におい
    て、 前記アドレスは、行アドレスと列アドレスを有し、 前記第一のアドレス比較回路は、該行アドレスを比較す
    る行アドレス比較回路と該列アドレスを比較する列アド
    レス比較回路とを有し、該行アドレス比較回路内及び該
    列アドレス比較回路内に前記電流パスが形成された時
    に、前記アドレス一致信号が出力されることを特徴とす
    る。
  10. 【請求項10】請求項7または8記載のメモリ装置にお
    いて、 前記第一のアドレス比較回路は、該縦列接続された複数
    の単位回路が複数のブロックに分割され、該ブロック間
    に該電流パスを増幅するバッファ回路が設けられたこと
    を特徴とする。
  11. 【請求項11】請求項7または8記載のメモリ装置にお
    いて、 前記第一のアドレス比較回路は、該縦列接続された複数
    の単位回路を複数セット有し、それぞれの縦列接続され
    た複数の単位回路が少なくとも二つのブロックに分割さ
    れ、一方のブロックの出力が複数のセットに属する他方
    のブロックに供給されることを特徴とする。
  12. 【請求項12】請求項11記載のメモリ装置において、 前記一方のブロックの出力が供給される該他方のブロッ
    クのセット数がマスクオプションにより適宜変更される
    ことを特徴とするメモリ装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載のメモリ装置において、 前記マスクオプションは、最上層のメタル層で行われる
    ことを特徴とする。
  14. 【請求項14】複数のワード線とそれに交差する複数の
    ビット線と、それらの交差部に配置されるメモリセルと
    を有するメモリセルアレイを有するメモリ装置におい
    て、 前記メモリセルアレイ内のメモリセルとビット単位また
    は少数ビット単位で置換される第一の冗長メモリセルア
    レイと、 該置換されるメモリセルに対応するアドレスを記憶し、
    入力されるアドレスと一致する時に前記第一の冗長メモ
    リセルアレイ内の第一のリフレッシュサイクル期間を有
    するメモリセルと前記メモリセルアレイ内の第一のリフ
    レッシュサイクル期間より短い第二のリフレッシュサイ
    クル期間を有するメモリセルとの置換を有効にする第一
    のアドレス比較回路と、 前記メモリセルアレイとワード線単位またはビット線単
    位で置換される第二の冗長メモリセルアレイと、 該置換されるワード線またはビット線に対応するアドレ
    スを記憶し、入力されるアドレスと一致する時に前記第
    二の冗長メモリセルアレイ内のワード線またはビット線
    との置換を有効にする第二のアドレス比較回路と、 前記メモリセルアレイから出力されるデータと、前記第
    一の冗長メモリセルアレイから出力されるデータと、前
    記第二の冗長メモリセルアレイから出力されるデータの
    中から、一つのデータを選択して出力するマルチプレク
    サとを有することを特徴とするメモリ装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載のメモリ装置において、 該メモリ装置は、半導体チップ上に形成され、 前記第一のアドレス比較回路と第二のアドレス比較回路
    とが隣接して設けられ、前記入力されるアドレス信号が
    該第一及び第二のアドレス比較回路に共通に与えられる
    ことを特徴とする。
  16. 【請求項16】請求項14記載のメモリ装置において、 該メモリ装置は、半導体チップ上に形成され、 前記メモリセルアレイは、該チップ上に複数設けられ、 前記第一及び第二の冗長メモリセルアレイが該複数のメ
    モリセルアレイに対して共通に設けられ、 該第一の冗長メモリセルアレイに隣接して該第一のアド
    レス比較回路が設けられ、該第二の冗長メモリセルアレ
    イに隣接して該第二のアドレス比較回路が設けられ、該
    第一及び第二のアドレス比較回路に前記入力されるアド
    レス信号が共通に与えられることを特徴とする。
  17. 【請求項17】請求項14記載のメモリ装置において、 該メモリ装置は、半導体チップ上に形成され、 前記第一のアドレス比較回路と第二のアドレス比較回路
    とが隣接して設けられ、前記入力されるアドレス信号の
    一部が該第一及び第二のアドレス比較回路に共通に与え
    られ、該アドレス信号の残りの部分が該第一のアドレス
    比較回路に与えられ、 該第二のアドレス比較回路がアドレス一致信号を出力し
    て、複数のワード線またはビット線単位での置換を有効
    にすることを特徴とする。
  18. 【請求項18】請求項14記載のメモリ装置において、 該メモリ装置は半導体チップ上に形成され、 該アドレスは行アドレスと列アドレスとを有し、 前記第一のアドレス比較回路は、該行アドレスを記憶し
    入力される行アドレスとの比較を行なう第一の行アドレ
    ス比較部と、該列アドレスを記憶し入力される列アドレ
    スとの比較を行なう第一の列アドレス比較部とを有し、 前記第二のアドレス比較回路は、該行アドレスを記憶し
    入力される行アドレスとの比較を行なう第二の行アドレ
    ス比較部と、第列アドレスを記憶し入力される列アドレ
    スとの比較を行なう第二の列アドレス比較部とを有し、 前記第一の冗長メモリセルアレイは、該第一の行アドレ
    ス比較部と第一の列アドレス比較部との間に配置され、
    それぞれのアドレス一致信号に応答して置換されるメモ
    リセルのデータを出力し、 前記第二の行アドレス比較部は前記第一の行アドレス比
    較部に隣接して設けられ、それらに該入力される行アド
    レス信号が共通に与えられ、 前記第二の列アドレス比較部は前記第一の列アドレス比
    較部に隣接して設けられ、それらに該入力される列アド
    レス信号が共通に与えられることを特徴とする。
  19. 【請求項19】請求項18記載のメモリ装置において、 前記メモリセルアレイが該チップ上に複数個設けられ、 前記第二の冗長メモリセルアレイが、前記第二のアドレ
    ス比較回路に隣接して配置され、前記複数個のメモリセ
    ルアレイに対して共通に設けられていることを特徴とす
    る。
  20. 【請求項20】複数のワード線とそれに交差する複数の
    ビット線と、それらの交差部に配置されデータを表示す
    る電荷を保持する容量を含むメモリセルとを有するメモ
    リセルアレイを有するメモリ装置において、 該メモリセルアレイは、前記電荷が所定の許容レベルま
    で低下するデータ保持時間が第一の時間とそれより短い
    第二の時間を有するメモリセルを有し、 該メモリセルアレイ内の該第二の時間を有するメモリセ
    ルと置換されるメモリセルを有する第一の冗長メモリセ
    ルアレイと、 該第二の時間を有するメモリセルに対応するアドレスを
    記憶し、入力されるアドレスが該記憶されたアドレスと
    一致する時に、前記第一の冗長メモリセルアレイ内の該
    第二の時間より長い第三の時間を持つメモリセルへの置
    換を有効にする第一のアドレス比較回路とを有し、 該第二の時間を有するメモリセルに対応するアドレスが
    供給された時、前記メモリセルアレイと共に第一の冗長
    メモリセルアレイの対応するメモリセルへのアクセス動
    作が行われ、それぞれの出力が前記第一のアドレス比較
    回路で選択されることを特徴とするメモリ装置。
  21. 【請求項21】複数のワード線とそれに交差する複数の
    ビット線と、それらの交差部に配置されデータを表示す
    る電荷を保持する容量を含むメモリセルとを有するメモ
    リセルアレイを有するメモリ装置において、 該メモリセルアレイは、前記電荷が所定の許容レベルま
    で低下するデータ保持時間が第一の時間とそれより短い
    第二の時間を有するメモリセルを有し、 該メモリセルアレイ内の該第二の時間を有するメモリセ
    ルと置換されるメモリセルを有する冗長メモリセルアレ
    イと、 該第二の時間を有するメモリセルに対応するアドレスを
    記憶し、入力されるアドレスが該記憶されたアドレスと
    一致する時に、前記冗長メモリセルアレイ内の該第二の
    時間より長い第三の時間を持つメモリセルへの置換を有
    効にするアドレス比較回路とを有し、 前記冗長メモリセルアレイとそれに対応するアドレス比
    較回路を有する冗長回路が、分割されたメモリセルアレ
    イそれぞれに対応して設けられた複数の第一の層の冗長
    回路と、該複数の第一の層の冗長回路に共通に設けられ
    た第二の層の冗長回路とを有し、前記分割されたメモリ
    セルアレイ内の前記第二の時間を有するメモリセルが対
    応する該第一の層の冗長回路内の冗長メモリセルアレイ
    のメモリセルと置換され、更に該第一の層の冗長回路で
    置換されない前記第二の時間を有するメモリセルが前記
    第二の層の冗長回路内の冗長メモリセルアレイのメモリ
    セルと置換されることを特徴とするメモリ装置。
  22. 【請求項22】請求項21記載のメモリ装置において、 前記分割されたメモリセルアレイがそれぞれ第一のアド
    レスのセットが与えられるメモリセルブロックを構成
    し、該メモリセルブロック毎に前記第一の層の冗長回路
    が形成され、該第一の層の冗長回路のアドレス比較回路
    が前記第一のアドレスのセットの比較を行い、当該アド
    レスが一致した時に該第一の層の冗長回路の冗長メモリ
    セルアレイとの置換が行われ、 複数の該メモリセルブロックに共通に前記第二の層の冗
    長回路が形成され、該第二の層の冗長回路のアドレス比
    較回路が前記第一の層の冗長回路で救済されないメモリ
    セルに対応するアドレスを前記第一のアドレスのセット
    より多い第二のアドレスのセットで記憶し、入力される
    対応アドレスとの比較を行い、当該アドレスが一致した
    時に該第二の層の冗長回路の冗長メモリセルアレイとの
    置換が行われることを特徴とする。
  23. 【請求項23】請求項21又は22記載のメモリ装置に
    おいて、 前記メモリセルアレイ内の固定不良セルを少なくともワ
    ード線単位またはビット線単位で置換して救済する為の
    固定不良用冗長回路を更に有し、 該固定不良用冗長回路が前記分割されたメモリセルアレ
    イ毎にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
  24. 【請求項24】請求項21又は22記載のメモリ装置に
    おいて、 前記メモリセルアレイ内の固定不良セルを少なくともワ
    ード線単位またはビット線単位で置換して救済する為の
    固定不良用冗長回路を更に有し、 該固定不良用冗長回路が前記分割されたメモリセルアレ
    イに共通に設けられていることを特徴とする。
  25. 【請求項25】請求項24記載のメモリ装置において、 前記固定不良冗長回路のアドレス比較回路が前記第二の
    層の冗長回路のアドレス回路に並設されて、入力アドレ
    ス信号が両アドレス比較回路に共通に供給されることを
    特徴とする。
  26. 【請求項26】複数のワード線とそれに交差する複数の
    ビット線と、それらの交差部に配置されデータを表示す
    る電荷を保持する容量を含むメモリセルとを有するメモ
    リセルアレイを有するメモリ装置において、 該メモリセルアレイは、前記電荷が所定の許容レベルま
    で低下するデータ保持時間が第一の時間とそれより短い
    第二の時間を有するメモリセルを有し、 該メモリセルアレイ内の該第二の時間を有するメモリセ
    ルと置換されるメモリセルを有する冗長メモリセルアレ
    イと、 該第二の時間を有するメモリセルに対応するアドレスを
    記憶し、入力されるアドレスが該記憶されたアドレスと
    一致する時に、前記冗長メモリセルアレイ内の該第二の
    時間より長い第三の時間を持つメモリセルへの置換を有
    効にするアドレス比較回路とを有し、 更に、該メモリ装置は、所定容量のメモリセルアレイを
    有するメモリブロックを複数有し、 該メモリブロック内のメモリセルアレイ内に、該冗長メ
    モリセルアレイと、該第二の時間を有するメモリセルと
    同じワード線を有し当該ワード線が選択された時に所定
    の位置データを出力するマークメモリセルアレイとを有
    し、 前記アドレス比較回路が、当該ワード線上の該第二の時
    間を有するメモリセルの列アドレスを記憶し、当該ワー
    ド線が選択された時に、入力される列アドレスと該記憶
    列アドレスとの比較を行い前記置換を有効にし、 更に、前記メモリブロック内の冗長メモリセルアレイで
    救済されない該第二の時間を有するメモリセルを救済す
    る上層の冗長メモリセルアレイとそれに対応する上層の
    アドレス比較回路とが、該複数のメモリブロックに共通
    に設けられたことを特徴とするメモリ回路。
  27. 【請求項27】複数のワード線とそれに交差する複数の
    ビット線と、それらの交差部に配置されデータを表示す
    る電荷を保持する容量を含むメモリセルとを有するメモ
    リセルアレイを有するメモリ装置において、 該メモリセルアレイは、前記電荷が所定の許容レベルま
    で低下するデータ保持時間が第一の時間とそれより短い
    第二の時間を有するメモリセルを有し、 該メモリセルアレイ内の該第二の時間を有するメモリセ
    ルと置換されるメモリセルを有する冗長メモリセルアレ
    イと、 該第二の時間を有するメモリセルに対応するアドレスを
    記憶し、入力されるアドレスが該記憶されたアドレスと
    一致する時に、前記冗長メモリセルアレイ内の該第二の
    時間より長い第三の時間を持つメモリセルへの置換を有
    効にするアドレス比較回路とを有し、 更に、該メモリ装置は、所定容量のメモリセルアレイを
    有するメモリブロックを複数有し、該メモリブロック内
    のメモリセルアレイ内に、該冗長メモリセルアレイと、
    該第二の時間を有するメモリセルと同じワード線を有し
    当該ワード線が選択された時に所定の位置データを出力
    するマークメモリセルアレイとを有し、 更に、前記メモリブロック内の冗長メモリセルアレイで
    救済されない該第二の時間を有するメモリセルを救済す
    る上層の冗長メモリセルアレイが、該複数のメモリブロ
    ックに共通に設けられたことを特徴とするメモリ回路。
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