JP3209930B2 - インクジェットプリント装置、インクジェットプリント方法およびデータ作成方法 - Google Patents

インクジェットプリント装置、インクジェットプリント方法およびデータ作成方法

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JP3209930B2 JP31198996A JP31198996A JP3209930B2 JP 3209930 B2 JP3209930 B2 JP 3209930B2 JP 31198996 A JP31198996 A JP 31198996A JP 31198996 A JP31198996 A JP 31198996A JP 3209930 B2 JP3209930 B2 JP 3209930B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
    • B41J2/2114Ejecting transparent or white coloured liquids, e.g. processing liquids

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リント装置およびインクジェットプリント方法に関し、
詳しくはインクおよびこのインクと反応して不溶化また
は凝集を生じさせるプリント性向上液を吐出してプリン
トを行うインクジェットプリント装置およびインクジェ
ットプリント方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写装置や、ワードプロセッサ、コンピ
ュータ等の情報処理機器、さらには通信機器の普及に伴
い、それらの機器の画像形成(プリント)装置の一つと
して、インクジェット方式によるヘッドを用いてデジタ
ル画像プリントを行うものが普及しつつある。このよう
なプリント装置においては、プリント速度の向上のた
め、複数のプリント素子を集積配列してなるヘッドとし
て、インク吐出口および液路を複数集積したものを用
い、さらにカラー対応として複数個の上記ヘッドを備え
たものが一般的である。
【0003】図1は上述のヘッドを用いて紙面上にプリ
ントを行う際のプリンタ部の一構成例を示したものであ
る。この図において、701はインクカートリッジであ
り、これらには、それぞれ4色のカラーインク、ブラッ
ク,シアン,マゼンタ,イエローのインクが貯留されて
いる。これら各色のインクカートリッジ701にはそれ
ぞれ対応するインクジェットヘッド702が接続し、イ
ンクカートリッジ702とともにキャリッジ706に搭
載される。
【0004】このインクジェットヘッド702上に配列
する複数のインク吐出口をインク吐出方向からみた図を
図2に示す。図2において、801は複数のインク吐出
口であり、図中Y軸に沿って平行に配列されている。こ
の吐出口の配列方向は図のXY平面上において多少の傾
きを持っていても良い。この場合には、ヘッド702が
進行方向Xに走査する間に、各吐出口からはそれぞれタ
イミングをずらしながら吐出が行われることになる。な
お、図1に示す例では、4色のヘッドを全て走査方向に
配列するものとしたが、これに限られず、4つのヘッド
が紙送り方向であるY方向に配列していても良いし、1
色あるいは2色のみのヘッドが紙送り方向に配列するも
のであっても良い。
【0005】再び図1を参照すると、703は紙送りロ
ーラであり、補助ローラ704とともにプリント紙70
7を図の矢印の方向に回転し、プリント用紙707をy
方向に随時搬送する。また、705は一対の給紙ローラ
であり、プリント用紙の給紙を行うとともに、ローラ7
03および704との回転速度の差によってプリント紙
707に張力を作用させプリント用紙707のプリント
面を平坦にしている。キャリッジ706は上述したよう
に、4つのインクジェットヘッド702およびインクカ
ートリッジ701を搭載し、プリント動作の際の走査を
行うとともに、被プリント時あるいはヘッドの吐出回復
処理などを行うときには、図中破線で示した位置のホー
ムポジションhへ移動することができる。なお、この吐
出回復のためのキャップ等の構成の図示は省略されてい
る。
【0006】プリント開始前、ホームポジションhにあ
るキャリッジ706は、プリント開始命令があると、図
中x方向に移動しながら、ヘッド702の吐出口801
からプリントデータに応じたインク吐出を行い、紙面上
に幅D(図2参照)だけのプリントを行う。このキャリ
ッジ706の紙面端部までの移動からなる1回の走査に
かかるプリントを終了すると、キャリッジ706はホー
ムポジションに戻り、同様に走査を行うことを繰り返
す。なお、上述したキャリッジの一方向への移動に伴っ
てプリントを行う片方向プリントの代わりに往復プリン
トを行うこともできる。上記各走査の間には、紙送りロ
ーラ703が回転することにより上述した幅Dに対応し
た紙送りを行う。このようにしてキャリッジの1走査ご
とにヘッドの吐出口配列幅Dだけのプリントと紙送りを
行うことの繰り返しにより、例えば一頁分プリントが完
成する。
【0007】ところで、以上説明したようなインクジェ
ットプリント装置において、近年では普通紙にもカラー
画像を形成する需要が増加しつつあり、この場合におい
ても専用のプリント媒体にプリントする場合と同等な画
質が実現されつつある。しかし、一方で水溶性のインク
を用いた場合、画像の耐水性が不十分で、保存性に欠け
るという問題点があった。
【0008】この問題点に対し、特開昭58−1288
62号公報にはインクの吐出によるドットの画像形成に
先立って、あるいはドットの形成後に、インクを良好に
定着させる効果のある処理液を吐出して、それらのドッ
トを重ねる技術が開示されている。また、特開昭64−
63185号公報には、インク中の染料を不溶化させる
ための化合物をプリント媒体に付着させた後に、インク
を吐出してドットを形成する技術が開示されている。さ
らに、特開平5−202328号公報には、ドットの形
成動作に先立って、インクを良好に定着させて耐水性を
持たせるための処理液を、インクジェット方式により吐
出してプリント媒体に付着する方法、その処理液をロー
ラ塗布によりプリント媒体に付着させる方法、およびイ
ンクと処理液を噴射器からの飛翔中に混合させた上、プ
リント媒体に付着させてインクの耐水性と定着性を向上
させる方法が開示されている。また、必要以上の処理液
の消費を防止するために、本願人による特開平8−52
867号は、インクの定着性や、耐水性を向上させるた
めの処理液を各画素に対し、所定の割合で記録する技術
を開示している。さらに、本願人による特願平8−33
950号(特開平9−226154号公報参照)では、
特にプリントする画像のエッジ部に着目し、エッジ部以
外の画像には所定の割合で処理液を吐出するのに対し、
画像のエッジ部には必ず処理液を吐出する構成とし、必
要以上の処理液の消費を防ぎつつ耐水性をより確実なも
のとしている。さらに、本願人による特願平7−238
05号(特開平8−104000号公報参照)において
は、プリント装置の周囲環境やプリント媒体の種類に応
じて、適切な処理液の種類や吐出量を制御する方法も開
示されている。
【0009】なお、以上のような処理液はプリントされ
た画像の耐水性を向上させるばかりでなく、濃度を増す
などの効果を有しており、このような点からここではこ
の処理液をプリント性向上液ともいう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記各従来例
では、いずれの構成にあっても、カラー画像を形成する
場合、1つの画素に対しインク滴を1つ打ち込む場合お
よび2つ以上打ち込む場合のいずれの場合にも、処理液
の吐出の仕方、量等は同様に扱われていたため、混色部
において耐水性が不十分となる場合があった。以下、具
体的に説明する。
【0011】図3は処理液吐出ヘッドを含むヘッドの構
成およびインクドロップと処理液のプリント媒体上にお
ける着弾状態の4態様を示すものである。
【0012】図3(A)は、ブラック(Bk),シアン
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の4色それぞ
れのインクを吐出するヘッド702Bk,702C,7
02M,702Yおよび処理液(S)用のヘッド702
Sが走査方向に並列した構成を示し、図3(B)は、シ
アン,マゼンタ,イエロー用の吐出口を紙送り方向に配
列したヘッド702col,ブラックヘッド702Bk
および処理液用ヘッド702Sが走査方向に並列してい
る構成を示し、図3(C)は、図3(A)に示す構成と
同様に各色ヘッドが走査方向に配列するが、各色ヘッド
毎に専用の処理液用ヘッド702S,702Sm,70
2Sc,7802Skがそれぞれ隣接して配列する構成
を示し、図3(D)はY,M,C,Bk用の吐出口が紙
送り方向に1列に配列したヘッド702INKと処理液
用ヘッド702Sのみが走査方向に配置された構成を示
す。
【0013】これら4種類のヘッド構成を用いた場合、
それぞれのヘッドの配列構造および処理液用吐出データ
の生成の仕方等に応じて、インク滴および処理液滴の着
弾状態、すなわちプリント方法には種々の態様のものが
存在するが、その一例を図3(A)〜図3(D)それぞ
れの右側に示す。なお、これらの図は、グリーン(C+
Y)の画素を形成する場合を例にとって示すものであ
る。
【0014】図3(A)および図3(C)は、1回の走
査で形成される着弾状態を示し、また、同図(B)およ
び(D)は何回かの紙送り動作を挟んだ2回の走査によ
り形成される着弾状態を示すものである。
【0015】また、処理液用吐出データの生成の仕方と
しては、図3(A)および図3(B)に示す場合は、Y
およびCの吐出データの論理和を採ることにより処理液
用吐出データが生成される場合であり、一方、図3
(C)および図3(D)に示す場合は、YおよびCの吐
出データのそれぞれに対応付けて処理液用吐出データを
生成する場合である。
【0016】ところで、インクを不溶化または凝集させ
るのに必要な処理液の量は、各色インクの成分、吐出
量、1画素に打ち込むインク滴の数等によって異なる。
従って、常に1個のインク滴に対し1個の処理液滴が必
要であるとは限らない。
【0017】しかし、上記図3(A)〜図3(D)に示
したプリント方法のうち図3(A)や図3(B)に示す
場合は、各色の吐出データの論理和によって処理液用吐
出データを生成するものであるため、1つの画素に複数
のインク滴を吐出する場合には、これに必要充分な処理
液が吐出されていないことが多かった。従って、一次色
の場合には耐性等が良好であっても、二次色以上の場合
には耐水性等について不十分な場合があった。
【0018】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、吐出されたインク
量に見合った処理液を吐出でき、これにより充分な耐水
性等、プリント性の向上を得ることを可能とするインク
ジェットプリント装置およびインクジェットプリント方
法を提供することになる。
【0019】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
インクを吐出するための複数のインク吐出部と該インク
を不溶化または凝集させるプリント性向上液を吐出する
ためのプリント性向上液吐出部を用い、被プリント媒体
にインクおよびプリント性向上液を吐出してプリントを
行うインクジェットプリント装置であって、前記複数の
インク吐出部それぞれに供給される、画素位置ごとのイ
ンク吐出の有無を表す各インク吐出データに基づき作成
された、前記画素位置ごとの各作成データについて同じ
画素位置のデータの論理和をとることによって得られた
論理和データおよび前記画素位置ごとの各作成データ
ついて同じ画素位置のデータの論理積をとることによっ
得られた論理積データを生成するための生成手段と、
前記論理和データに基づいて吐出されるプリント性向上
液の吐出位置に対し前記論理積データに基づいて吐出さ
れるプリント性向上液の吐出位置がずれるように、前記
論理積データを前記画素位置について所定方向にシフト
させたシフトデータを取得するための取得手段と、前記
論理和データおよび前記シフトデータに基づいて前記プ
リント性向上液吐出部からプリント性向上液を吐出し、
前記各インク吐出データに基づいて前記複数のインク吐
出部それぞれからインクを吐出する手段と、を具えるこ
とを特徴とする。また、他の形態では、インクを吐出す
るための複数のインク吐出部と該インクを不溶化または
凝集させるプリント性向上液を吐出するためのプリント
性向上液吐出部を用い、前記インク吐出部および前記プ
リント性向上液吐出部を被プリント媒体に対して走査さ
せながら前記インクおよび前記プリント性向上液を前記
被プリント媒体に吐出してプリントを行うインクジェッ
トプリント装置であって、前記複数のインク吐出部それ
ぞれに供給される、画素位置ごとのインク吐出の有無を
表す各インク吐出データに基づき作成された、前記画素
位置ごとの各作成データについて同じ画素位置のデータ
の論理和をとることによって得られた論理和データおよ
び前記画素位置ごとの各作成データについて同じ画素位
置のデータの論理積をとることによって得られた論理積
データを生成するための生成手段と、前記論理和データ
および前記論理積データに基づいて前記プリント性向上
液吐出部からプリント性向上液を吐出し、前記各インク
吐出データに基づいて前記複数のインク吐出部それぞれ
からインクを吐出する手段とを具え、前記論理和データ
に基づくプリント性向上液の吐出動作と前記論理積デー
タに基づくプリント性向上液の吐出動作とを異なる走査
で行うことを特徴とする。
【0020】また、インクを吐出するための複数のイン
ク吐出部と該インクを不溶化または凝集させるプリント
性向上液を吐出するためのプリント性向上液吐出部を用
い、被プリント媒体にインクおよびプリント性向上液を
吐出してプリントを行うインクジェットプリント方法で
あって、前記複数のインク吐出部それぞれに供給され
、画素位置ごとのインク吐出の有無を表す各インク吐
出データに基づき作成された、前記画素位置ごとの各作
成データについて同じ画素位置のデータの論理和をとる
ことによって得られた論理和データおよび前記画素位置
ごとの各作成データについて同じ画素位置のデータの論
理積をとることによって得られた論理積データを生成す
るための生成工程と、前記論理和データに基づいて吐出
されるプリント性向上液の吐出位置に対し前記論理積デ
ータに基づいて吐出されるプリント性向上液の吐出位置
がずれるように、前記論理積データを前記画素位置につ
いて所定方向にシフトさせたシフトデータを取得するた
めの取得工程と、前記論理和データおよび前記シフトデ
ータに基づいて前記プリント性向上液吐出部からプリン
ト性向上液を吐出し、前記各インク吐出データに基づい
て前記複数のインク吐出部それぞれからインクを吐出す
る吐出工程と、を具えることを特徴とする。また、他の
形態では、インクを吐出するための複数のインク吐出部
と該インクを不溶化または凝集させるプリント性向上液
を吐出するためのプリント性向上液吐出部を用い、前記
インク吐出部および前記プリント性向上液吐出部を被プ
リント媒体に対して走査させながら前記インクおよび前
記プリント性向上液を前記被プリント媒体に吐出してプ
リントを行うインクジェットプリント方法であって、前
記複数のインク吐出部それぞれに供給される、画素位置
ごとのインク吐出の有無を表す各インク吐出データに基
づき作成された、前記画素位置ごとの各作成データにつ
いて同じ画素位置のデータの論理和をとることによって
得られた論理和データおよび前記画素位置ごとの各作成
データについて同じ画素位置のデータの論理積をとるこ
とによって得られた論理積データを生成するための生成
工程と、前記論理和データおよび前記論理積データに基
づいて前記プリント性向上液吐出部からプリント性向上
液を吐出し、前記各インク吐出データに基づいて前記複
数のインク吐出部それぞれからインクを吐出する吐出工
程とを具え、前記論理和データに基づくプリント性向上
液の吐出動作と前記論理積データに基づくプリント性向
上液の吐出動作とを異なる走査で行うことを特徴とす
る。
【0021】以上の構成によれば、複数のインク吐出部
それぞれに供給される、画素位置ごとのインク吐出の有
無を表す各インク吐出データに基づき作成された、前記
画素位置ごとの各作成データについて同じ画素位置のデ
ータの論理和をとることによって得られた論理和データ
および前記画素位置ごとの各作成データについて同じ画
素位置のデータの論理積をとることによって得られた論
理積データを生成し、上記論理和データに基づいて吐出
されるプリント性向上液の吐出位置に対し上記論理積デ
ータに基づいて吐出されるプリント性向上液の吐出位置
がずれるように、上記論理積データを前記画素位置につ
いて所定方向にシフトさせたシフトデータを取得し、上
記論理和データおよび前記シフトデータに基づいてプリ
ント性向上液吐出部からプリント性向上液を吐出するの
で、一つの画素に二つ以上のインクドットが形成される
場合には、その位置に上記二つ以上のインクドットを形
成するインク吐出データの論理和に基づくプリント性向
上液が吐出されるとともに、その位置から上記所定方向
にシフトした近傍に論理積によるプリント性向上液が吐
出される。これにより、二つ以上のインクドットが形成
される場合には、必ずその近傍にもプリント性向上液が
吐出されることになる。また、他の形態によれば、上記
論理和データおよび上記論理積データに基づいてプリン
ト性向上液吐出部からプリント性向上液を吐出し、ま
た、各インク吐出データに基づいて複数のインク吐出部
それぞれからインクを吐出する場合に、上記論理和デー
タに基づくプリント性向上液の吐出動作と上記論理積デ
ータに基づくプリント性向上液の吐出動作とを異なる走
査で行うので、二つ以上のインクドットが形成される画
素には、重複してプリント性向上液が吐出されることに
なる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0023】(実施形態1)本実施形態で用いるインク
ジェットプリント装置は、図1に示した装置において、
図3(B)に示した構成のインクジェットヘッドを用い
るものであり、以下ではその詳細な説明は省略する。本
実施形態のプリント装置は600dpiのドット密度で
プリントが可能であり、また、図3(B)に示す各ヘッ
ドの吐出口600dpiのピッチ(約42μm)で配列
している。図3(B)においてカラーヘッド702co
lの吐出口数は各色につき80個であり、ブロック用ヘ
ッド702Bkの吐出口数はその3倍(240個)以上
設けられている。ただし、本実施形態のプリントモード
では、ブラックインクについては、シアン用の吐出口と
同じ位置の80個の吐出口のみを用いる。すなわち、各
走査の間に行われる紙送りの量は80画素分であり、こ
の紙送りを挟んで、ブラックインクおよびシアンインク
を吐出する走査、マゼンタインクを吐出する走査、およ
びイエローインクを吐出する走査の計3回の走査を行う
ことによりその走査領域の画像が完成する。
【0024】Y,M,Cの各インクおよび処理液の吐出
量は1滴当たり15plとし、ブラックインクは30p
lとする。ブラックインクはY,M,Cのインクに比
べ、その色を強調する必要性が高いことからこのような
吐出量設定となっている。一方、これらのインク染料を
不溶化する処理液は、本実施形態および以下の実施形態
では、インク体積のほぼ1/2だけ必要とする。従っ
て、ブラックインクの1滴に対しては処理液も1滴必要
となる。これに対し、Y,M,Cの各インクは、その2
滴に対して処理液は1滴で充分となる。
【0025】以下、実際の吐出データに対し、処理液を
どの位置に吐出するかについて図4および図5を参照し
て説明する。図4はブラックインクおよびシアンインク
のオリジナル吐出データに対し、処理液がどのデータに
対応して吐出されるかを模式的に示したものである。ま
た、図5は図4に示す処理を行うための構成を示すブロ
ック図である。
【0026】図4において、301,302はそれぞれ
ブラックインクおよびシアンインクのオリジナル吐出デ
ータを画素位置に対応させて表したものである。さら
に、303,304は上記データに対し、処理液用にそ
れぞれ独立に抽出したデータを同時に画素に対応させて
表したものである。上述したように、本実施形態では、
ブラックインクを吐出する全ての画素に処理液を吐出す
るので、データ303はデータ301と同一となる。一
方、シアンデータに対しては、各ラスタの吐出データを
第1カラムから順に、2ドットに1ドットの割合で処理
液の吐出データを抽出する。ただし、本実施形態では、
特に前述した特願平8−33950号(特開平9−22
6154号公報参照)に記載の方法を適用し、エッジ部
は必ず抽出されるようにしている。
【0027】処理液用に抽出されたデータ303および
304に対して、オアゲート402およびアンドゲート
401(図5参照)により、それぞれ論理和および論理
積をとったデータ305および306を得る。論理積の
結果であるデータ306に対しては、1ドットシフト回
路403によりカラム方向に1画素分シフトする処理を
行い、その結果としてデータ307を得る。そして、こ
のデータ307と論理和の結果であるデータ305との
論理和をとり、最終的に処理液用の吐出データ308を
得ることができる。
【0028】このように、1回の走査で吐出を行う2色
のインクの吐出データそれぞれの処理液吐出データにつ
いて論理以外に論理積を算出し、これにより2色のイ
ンクそれぞれの処理液吐出データが重複している画素を
検出することができる。そして、この検出した画素のデ
ータを1画素分シフトすることにより上記重複データ画
素に隣接する画素についても処理液を吐出するようにす
ることができる。この結果、同一走査で同一画素につい
て1ドット分の処理液しか吐出できないのに対し、イン
クについては2ドット分が吐出される場合であっても不
溶化させるのに必要な処理液の不足分を、隣接画素に吐
出する処理液で補うことができ、充分な耐水性等を得る
ことが可能となる。
【0029】なお、上記説明では、論理で得られたデ
ータ306をカラムにおいて図中右方向にシフトさせて
データ307を得るものとしたが、この例に限定される
ものではない。上記重複吐出データの画素に隣接してい
れば、カラムの左方向であっても、ラスタ方向であって
も本発明が有効であることは明らかである。
【0030】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、同一走査において2つのインクジェットヘッドに対
し1つの処理液吐出ヘッドで処理液を吐出する構成にお
いて、2つのインク吐出データそれぞれに対応する処理
液吐出データが同一画素に重複した時には、その画素と
その隣接画素に1ドット分ずつ処理液を吐出することに
より、充分な耐水性を得ることが可能となる。
【0031】なお、マゼンタ,イエローを吐出する際の
処理液のデータは、例えば、それぞれのインクの吐出デ
ータをシアンデータ304の生成方法と同様に1/2に
間引くとともに、例えば特願平8−33950号(特開
平9−226154号公報参照)に記載の方法によりエ
ッジ部は抽出する、そのまま対応する処理液の吐出デー
タとすることができる。このように、1回の走査で1種
類のインクのみが吐出される場合には、インクの吐出デ
ータについて間引いたデータをそのまま処理液のデータ
とすることができる。
【0032】(実施形態2)本実施形態のヘッド構成は
上記実施形態1と同様、図3(B)に示すものを用い、
プリント装置も図1に示すものを用いる。
【0033】各インクの吐出データに対し、処理液をど
のように吐出するかについて図6および図7を参照して
説明する。図6は図4と同様の図であり、ブラックおよ
びシアンそれぞれのオリジナル吐出データに対し、処理
液がどの画素に吐出されるかを模式的に示したものであ
る。また、図7は図6に示す処理を行うための置く性を
示すブロック図である。
【0034】本実施形態では、図6に示す論理和の結果
であるデータ505と論理積の結果であるデータ506
とをそれぞれ独立に保存する。そして論理和のケッカで
あるデータ505は、キャリッジの往路方向走査の吐出
データ507とされ、一方、論理積の結果であるデータ
506は、キャリッジの復路方向の走査の吐出データ5
08とされる。そして、この往復走査が終了した時点で
80画素分の紙送りが行われる。
【0035】このように、論理和と論理積とを独立にと
り、往路と復路に分けて吐出することにより、論理積の
結果として検出される画素である、2ドット分の処理液
を必要とする画素については、不溶化させるのに必要な
処理液の不足分を、復路方向走査で補うことができ、こ
れにより、充分な耐水性を得ることができる。
【0036】なお、上記説明では、図3(B)に示す構
成のヘッドを用いる場合を例として述べたが、本実施形
態は、図3(A)に示すような構成においても有効であ
る。このヘッドでは、1つの処理液吐出ヘッド702S
が4色全てのヘッド702B,702C,802M,7
02Yに対応しなければならない。この場合、少なくと
も1色のインクが処理液を必要とする画素(論理和)
と、2色以上のインクが処理液を必要とする画素(論理
積)とをそれぞれ独立に抽出し、前者は往方向で、後者
は復路で吐出する方法とすれば良い。
【0037】さらに、画像処理の方法によっては、3色
あるいは4色のインク全てが1画素に重なる場合にも対
応することができる。すなわち、紙送り1回に対して4
回の走査(2往復)を行い、この4回の走査を1色分以
上の処理液を吐出走査、2色分以上の処理液を吐出する
走査、3色分以上の処理液を吐出する走査、4色以上の
インクを吐出する画素用の走査とに分けてプリントを行
うこともできる。
【0038】なお、スループットを重視する上では上述
したように往復プリントは有効であるが、往路と復路の
記録位置精度が低い場合や、メモリ管理などで復路プリ
ントが適当でない場合には、論理和の走査、論理積の走
査ともに一方向の往路走査としても良い。
【0039】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、同一走査で2つ以上のインクジェットヘッドに対し
1つの処理液吐出ヘッドで処理液を吐出する構成におい
て、インクジェットヘッド用の処理液吐出データが同一
画素に2ドット以上重なった時には、その画素に対し、
複数回の走査で1ドットずつ処理液を吐出することによ
り、充分な耐水性を得ることが可能となる。
【0040】(実施形態3)本実施形態のインクジェッ
トヘッドは実施形態1と同様のものを使用することは上
記実施形態2と同様である。
【0041】各色インクの吐出データに対し、処理液を
どのように吐出するかを上記各実施形態と同様に図8お
よび図9を参照して説明する。図8は4色のインクそれ
ぞれのオリジナル吐出データに対し、処理液がどのよう
に対応して吐出されるかを模式的に示したものである。
図9は図8で示した処理を行うための構成を示すブロッ
ク図である。
【0042】本実施形態では、シアンとブラックの吐出
データ901および902から得られる論理和の結果で
あるデータ905と、論理積の結果であるデータ906
とをそれぞれ独立に保存する。そして論理和のデータ9
05は、シアンの吐出口と同じ位置の80個の吐出口か
ら処理液を吐出するデータ907とし、論理積の結果で
あるデータ906は、その位置の吐出口を用いて吐出は
行わない。
【0043】そして、80画素分の紙送り後、次の走査
では、上述した最初の走査に係る吐出領域にマゼンタイ
ンクと、マゼンタデータに対する処理液の吐出が行われ
る。この領域におけるマゼンタの吐出データ908に対
し、処理液の吐出データはデータ909となる。このデ
ータ909の生成方法は、上述の実施形態1で説明した
シアン用処理液データの生成と同様の方法である。
【0044】ここで抽出されたマゼンタ用処理液データ
909と上述の論理積データ906について、さらに両
者の論理和データ910および論理積データ911を計
算する。そして、論理和データ910は、マゼンタの吐
出口と同じ位置の処理液の80個の吐出口からの吐出デ
ータ912とし、論理積データ911はその位置の吐出
口からは吐出を行わない。
【0045】そして80画素分の紙送り後、次の第3走
査で、上述の第2走査による吐出領域にイエローインク
と、このイエローデータに対する処理液の吐出が行われ
る。この領域におけるイエローの吐出データを913に
対し、処理液の吐出データはデータ914となる。
【0046】この抽出されたイエローに対する処理液用
データ914と、上述の論理積データ911について、
さらに両者の論理和915を計算する。そして、その結
果は、イエローの吐出口と同じ位置の処理液用の80個
の吐出口によって吐出するためのデータ915とし、こ
れに基づくイエローおよび処理液の吐出を行うことなに
よって80画素分の領域のプリントが完了する。
【0047】以上のように、各インクに対応したそれぞ
れの走査回で処理液用データが重複する画素では、その
重複を示す論理積の結果を次の走査回の処理液吐出デー
タとして用いることにより、一走査で同一画素について
2ドット分のインクに対応して2ドット分の処理液は吐
出しないが、これに続く走査でその不足分を補うことが
でき、充分な耐水性を得ることができる。
【0048】なお、上述した本実施形態の構成からする
と、図8におけるデータ911とデータ914の論理積
は演算されないため、4色のインクが同一画素に重なっ
た場合には処理液が不十分になる可能性がある。しか
し、実際このようなデータは画像処理上ほとんど存在し
ないことから、本実施形態では上述した構成をとるもの
である。
【0049】(実施形態4)本実施形態は以下に説明す
る分割プリント方式に本発明を適用したものである。
【0050】インクジェットヘッドは、その製造工程に
おいて、わずかながら吐出口単位のばらつきが生じるこ
とがある。このようなばらつきは、吐出を行うときの吐
出量や吐出方向に影響を及ぼすものであり、それによっ
てプリントされる濃度ムラとして画像品位を劣化させる
原因となる。
【0051】そこでこの濃度ムラ対策として次のような
方法が提案されている。以下に、8吐出口より構成され
るヘッドを例にとり、図10を用いてその方法を説明す
る。この場合、ヘッド8個の吐出口は、同図中上4個と
下4個の2つのプリント領域に対応する。そして、各4
個の吐出口により1回の走査で形成するドットは、画像
データを約半分に間引いたものである。
【0052】あるプリント領域に着目すると、図10
(A)に示すように、まず1回目の走査で上4個の吐出
口により約半分に間引いたデータがプリントされる。そ
して、4吐出口分に対応した距離だけ紙送りが行われ
る。その後2回目の走査で、残りの半分の未プリントデ
ータを下4個の吐出口でプリントし、その領域のプリン
トが完成する。以下、同様に4吐出口を用いた走査と4
吐出口分の紙送りを交互に行うことによって、紙面上に
画像を形成していく。以上のようなプリント法を分割プ
リントと称す。
【0053】このプリント方法を用いると、各吐出口固
有の吐出特性の影響が緩和されるので、プリントされた
画像は図10(B)に示すようになり、黒筋や白筋がそ
れ程目立たなくなる。従って、画像の濃度ムラも図10
(C)に示すように緩和される。
【0054】ところで、上記分割プリントを効果的に行
うには、ラスタ方向に並ぶプリントデータが、常に、各
走査で均等に吐出されることが望ましい。これを実現さ
せる方法として、例えば特開平5−330083号公
報、あるいは特願平8−72615号(特開平9−26
2982号公報参照)に記載のシーケンシャルマルチス
アン(以後SMSと称す)を挙げることができる。これ
によれば、ラスタ方向(キャリッジの走査方向)に並ぶ
プリントデータが、ヘッドの複数のプリント素子に順次
割り当てられるので、どのような配列のプリントデータ
であっても、プリント画像においてラスタ方向(主走査
方向)に配列するドットは必ず複数のプリント素子によ
って均等に形成されることになる。また、プリント素子
側から見ても、データ形態に依らず吐出回数を全プリン
ト素子にほぼ均等に分配できるので、ヘッド内での吐出
回数の片寄りも無く、ヘッド寿命を最大限に生かすこと
ができる。
【0055】本実施形態では図3(B)に示すヘッドを
用い、この場合にプリントに用いる80個の吐出口を2
0個づつ4つのプリント領域に対応して分割する。すな
わち、図11に示すように、プリント用紙上では、各イ
ンクについてプリントの速い順に、第1プリント領域、
第2プリント領域、第3プリント領域、第4プリント領
域に分けられ、これら各領域は20画素分の紙送りによ
って各インクの吐出口に対応づけられる。
【0056】本実施形態において、処理液をどの画素に
対応させて吐出するかについて上記各実施形態と同様の
図12および図13を用いて説明する。なお、図12は
オリジナル吐出データに対し、処理液がどの画素に吐出
されるかを模式的に示したものであり、図13は図12
で示した処理を行う構成を示すブロック図である。
【0057】ブラックおよびシアンそれぞれについて第
1〜第4の各プリント領域に対応して、オリジナル吐出
データ1301および1302から、それぞれ1/4に
データを間引くことにより、それぞれSMS用のブラッ
クのデータ1304,1307,1309および131
1、およびシアンのデータ1306,1308,131
0および1312を得ることができる。これら間引きデ
ータは互いに補完の関係にあり、これらを重ね合わせる
と、それぞれオリジナルデータ1301および1302
が得られる。ブラックおよびシアンそれぞれのインクの
ヘッドはこの間引きデータを各対応する走査でそのまま
用いて吐出するが、処理液吐出用のデータはさらに以下
の処理が施される。
【0058】データ1303,1305は上記各実施形
態と同様に処理液データを抽出したものである。すなわ
ち、ブラック用処理液データ1303はオリジナルデー
タそのままに、シアン用処理液データ1305はエッジ
を含みつつ1/2にデータを間引いたものである。デー
タ1313はデータ1303とデータ1304の論理積
をとったものであり、これは第1走査で吐出するブラッ
ク用の処理液データを示している。データ1314も同
様であり、第1走査で吐出すべきシアン用の処理液デー
タを示している。これらデータ1313および1314
の論理和および論理積をとり、その論理和演算結果13
21は、第1走査で処理液用ヘッドが実際に吐出するデ
ータ1332となり、このデータとインク用吐出データ
1304および1306に基づき、第1プリント領域に
おける第1走査が行われる。一方、論理積演算結果13
22は第2走査のデータとして用いられる。
【0059】第2プリント領域でブラックおよびシアン
用の吐出データとして用いられるSMSデータ1307
および1308についても、第1プリント領域の場合と
同様に、処理液データ1303および1305との論理
積が計算される。ここで得られる論理積結果1315お
よび1316は、第2の処理液用データを示すものであ
る。第1プリント領域と同様に、これらデータから論理
和および論理積を演算し、論理和より得られたデータ1
323は第2走査の処理液用データとなり、このデータ
と第1プリント領域の演算で得られた論理積の結果13
22について再度論理和が算出される。そして、ここで
得られたデータ1329を最終的に第2プリント領域の
処理液吐出データとする。一方、データ1315と13
16との論理積の結果1324は、次の第3プリント領
域のデータとして用いられる。
【0060】第3プリント領域のブラックおよびシアン
用のSMSデータ1309および1310も、第1プリ
ント領域の処理と同様に、処理液データ1303および
1305との論理積がそれぞれ計算される。これによっ
て得られるデータ1317および1318は、第3走査
の処理液データを示している。そして、これらデータか
ら論理和および論理積を演算し、論理和の結果として得
られたデータ1325は第3走査の処理液データとなる
が、このデータは第2プリント領域の処理で得られた論
理積の結果1324と再度論理和がとられ、これによっ
て得られたデータ1330は最終的に第3プリント領域
で吐出する処理液のデータとなる。一方、データ131
7および1318の論理積の結果1326は、次の走査
のデータとして用いられる。
【0061】最後に、第4プリント領域のブラックおよ
びシアンのSMSデータ1311および1312につい
ても、上述の各プリント領域と同様、処理液データ13
03および1305との論理積が計算される。ここで得
られるデータ1319および1320は、第4走査で用
いられる処理液データを示している。そして、これらデ
ータから論理和および論理積を演算する。論理和より得
られたデータ1327は第4走査で用いられる処理液の
データであり、このデータは上述した第3プリント領域
の処理で得られた論理積の結果1326との間で再度論
理和が演算される。そして、これによって得られたデー
タ1331は最終的に第4プリント領域で吐出する処理
液のデータとなる。一方、データ1319および132
0の論理積の結果1328は、次の走査のデータとして
マゼンタの第1プリント領域の処理で用いられる。
【0062】このように、分割記録を行う際、ヘッドの
各プリント領域での論理積を次のプリント領域の処理に
送り、同一動作で同一画素に2ドット分の処理液を吐出
すべき場合でも、これに続く走査でその不足分を補うこ
とができ、これにより充分な耐水性を得ることができ
る。
【0063】なお、本実施形態の構成からすれば、ブラ
ック,シアンの第4プリント領域で得られた論理積の結
果をマゼンタの第1プリント領域の処理に用いている
が、万が一、マゼンタの第1プリント領域で、マゼンタ
用の処理液データ位置と重なってしまう場合には、マゼ
ンタの第2プリント領域にシフトさせていく方法をとっ
ても良い。この場合でもイエローの第1記録領域まで及
ぶ可能性はほとんど無に等しい。
【0064】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、図3(B)のような構成のヘッドを用いて分割プリ
ントを行う際、各走査での論理和の結果を処理液用ヘッ
ドの吐出データとするとともに、論理積の結果は、隣接
するプリント領域の走査で用いることにより、実際には
同一画素に2ドット分の処理液を吐出しなければならな
い場合でも、不溶化させるのに必要な処理液の不足分
を、別の走査で補うことにより、充分な耐水性を得るこ
とが可能となる。
【0065】なお、本実施形態では分割プリント方法に
対し、論理積から得られたデータを隣接するプリント領
域の処理にシフトさせていく方法をとったが、分割プリ
ント方法においても、第1実施形態と同様に隣接画素に
処理液の付加ドットを形成するようにしても良く、ま
た、第2実施形態のように往復プリントによってあるい
は別走査で、論理積のデータに基づいた吐出をしてもよ
い。
【0066】なお、上述したインク染料を不溶化する処
理液は、一例として以下のようにして得ることができ
る。
【0067】すなわち、下記の成分を混合溶解した後、
さらにポアサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ
(商品名:フロロポアフィルタ、住友電気工業株式会社
製)にて加圧濾過した後、NaOHでpHを4.8に調
整し、処理液A1を得ることができる。
【0068】[A1の成分] カチオン性化合物の低分子成分 ステアリルトリメチルアンモニウム塩 2.0部 (商品名;エレクトロストリッパQE、花王株式会社製) または、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド (商品名;ユータミン86P、花王株式会社製) カチオン性化合物の高分子成分 ジアリルアミン塩酸塩と二酸化イオウとの共重合体 3.0部 (平均分子量;5000) (商品名;ポリアミンスルホンPAS−92、 日東紡績株式会社製) チオジグリコール 10部 水 残部 また、上記処理液と混合し不溶化するインクの好適な例
として以下のものを挙げることができる。
【0069】すなわち、下記の成分を混合し、さらにポ
アサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ(商品
名:フロロポアフィルタ、住友電気工業株式会社製)に
て加圧濾過してイエロー,マゼンタ,シアン,ブラック
のインクY1,M1,C1,K1を得ることができる。
【0070】 Y1 C.I.ダイレクトイエロー142 2部 チオジグリコール 10部 アセチレノールEH 0.05部 (川研ファインケミカル株式会社製) 水 残部 M1 染料をC.I.アシッドレッド289;2.5部に代え
た以外はY1と同じ組成C1 染料をC.I.アシッドブルー9;2.5部に代えた以
外はY1と同じ組成 K1 染料をC.I.フードブラック2;3部に代えた以外は
Y1と同じ組成以上示したそれぞれ処理液(液体組成
物)とインクとの混合において、本発明では、上述した
処理液とインクが被プリント材上あるいは被プリント材
に浸透した位置で混合する結果、反応の第1段階として
処理液中に含まれているカチオン性物質の内、低分子量
の成分またはカチオン性オリゴマーとインクに使用して
いるアニオン性基を有する水溶性染料とがイオン的相互
作用により会合を起こし、瞬間的に溶液相から分離を起
こす。
【0071】次に、反応の第2段階として、上述した染
料と低分子カチオン性物質またはカチオン性オリゴマー
との会合体が処理液中に含まれる高分子成分により吸着
されるために、会合で生じた染料の凝集体のサイズがさ
らに大きくなり、被プリント材の繊維間の隙間に入り込
みにくくなり、その結果として固液分離した液体部分の
みが記録紙中にしみこむことにより、プリント品位と定
着性との両立が達成される。同時に上述したようなメカ
ニズムにより生成したカチオン物質の低分子成分または
カチオン性オリゴマーとアニオン性染料で形成される凝
集体は粘性が大きくなり、液媒体の動きとともに移動す
ることがないので、フルカラーの画像形成時のように隣
接したインクドットが異色のインクで形成されていたと
しても互いに混じり合うようなことはなく、ブリーデイ
ングも起こらない。また、上記凝集体は本質的に水不溶
性であり形成された画像の耐水性は完全なものとなる。
また、ポリマーの遮蔽効果により形成された画像の耐光
堅牢性も向上するという効果も有する。
【0072】本明細書において使用される「不溶化」ま
たは「凝集」の用語は、前記第1段階のみの現象また
は、第1段階と第2段階の両方を含んだ現象を意味す
る。
【0073】また、本発明の実施にあたっては、従来技
術のように分子量の大きいカチオン性高分子物質や多価
の金属塩を使用する必要がないか、あるいは使用する必
要があっても本発明の効果をさらに向上させるために補
助的に使用するだけで良いので、その使用量を最小限に
抑えることができる。その結果として、従来のカチオン
性高分子物質や多価金属塩を使用して耐水化効果を得よ
うとした場合の問題点であった染料の発色性の低下がな
くなるということを本発明の別の効果として挙げること
ができる。
【0074】なお、本発明を実施するにあたって使用す
る被プリント材については特に制限されるものではな
く、従来から使用されているコピー用紙、ボンド紙等の
いわゆる普通紙を好適に用いることができる。もちろん
インクジェットプリント用に特別に作製したコート紙や
OHP用透明フィルムも好適に使用でき、また、一般の
上質紙や光沢紙も好適に使用可能である。
【0075】なお、本発明を実施するにあたって、使用
するインクは特に染料インクに限るものではなく、顔料
を分散させた顔料インクを用いることもできるし、使用
する処理液はその顔料を凝集させるものを用いることが
できる。前記した無色液体A1と混合して凝集を引き起
こす顔料インクの一例として以下のものを挙げることが
できる。すなわち、下記に述べるようにして、それぞれ
顔料とアニオン性化合物とを含むイエロー,マゼンタ,
シアン,ブラックの各色インク、Y2,M2,C2およ
びK2を得ることができる。
【0076】ブラックインクK2 アニオン系高分子P−1(スチレン−メタクリル酸−エ
チルアクリレート、酸価400、重量平均分子量6,0
00、固形分20%の水溶液、中和剤:水酸化カリウ
ム)を分散剤として用い、以下に示す材料をバッチ式縦
型サンドミル(アイメックス製)に仕込み、1mm径の
ガラスビーズをメディアとして充填し、水冷しつつ3時
間分散処理を行った。分散後の粘度は9cps、pHは
10.0であった。この分散液を遠心分離機にかけ粗大
粒子を除去し、重量平均粒径100nmのカーボンブラ
ック分散体を作製した。
【0077】 (カーボンブラック分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 40部 ・カーボンブラック Mogul L (キャブラック製) 24部 ・グリセリン 15部 ・エチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 次に、上記で得られた分散体を充分に拡散して顔料が含
有されたインクジェット用のブラックインクK2を得
た。最終調製物の固形分は、約10%であった。
【0078】イエローインクY2 アニオン系高分子P−2(スチレン−アクリル酸−メチ
ルメタアクリレート、酸価280、重量平均分子量1
1,000、固形分20%の水溶液、中和剤:ジエタノ
ールアミン)を分散剤として用い、以下に示す材料を用
いて、ブラックインクK2の作製の場合と同様に分散処
理を行い、重量平均粒径103nmのイエロー色分散体
を作製した。
【0079】 (イエロー分散体の組成) ・P−2水溶液(固形分20%) 35部 ・C.I.ピグメントイエロー180 24部 (ノバパームイエロー PH−G、ヘキスト製) ・トリエチレングリコール 10部 ・ジエチレングリコール 10部 ・エチレングリコールモノブチルエーテル 1.0部 ・イソプロピルアルコール 0.5部 ・水 135部 上記で得られたイエロー分散体を充分に拡散して、顔料
が含有されたインクジェット用のイエローインクY2を
得た。最終調製物の固形分は、約10%であった。
【0080】シアンインクC2 ブラックインクK2の作製の際に使用したアニオン系高
分子P−1を分散剤として用い、以下に示す材料を用い
て、前記したカーボンブラック分散体の場合と同様の分
散処理を行い、重量平均粒径120nmのシアン色分散
体を作製した。
【0081】 (シアン色分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 30部 ・C.I.ビグメントブルー15:3 24部 (ファストゲンブル−FGF、大日本インキ化学) ・グリセリン 15部 ・ジエチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 上記で得られたシアン色分散体を充分に攪拌して、顔料
が含有されたインクジェット用のシアンインクC2を得
た。最終調製物の固形分は、約9.6%であった。
【0082】マゼンタインクM2 ブラックインクK2の作製の際に使用したアニオン系高
分子P−1を分散剤として用い、以下に示す材料を用い
て、前記したカーボンブラック分散体の場合と同様の分
散処理を行い、重量平均粒径115nmのマゼンタ色分
散体を作製した。
【0083】 (マゼンタ色分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 20部 ・C.I.ピグメントレッド122(大日本インキ化学) 24部 ・グリセリン 15部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 上記で得られたマゼンタ色分散体を充分に拡散して、顔
料が含有されたインクジェット用のマゼンタインクM2
を得た。最終調製物の固形分は、約9.2%であった。
【0084】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0085】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0086】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0087】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0088】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0089】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0090】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0091】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0092】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のインク吐出部それぞれに供給される、画素位置ご
とのインク吐出の有無を表す各インク吐出データに基づ
き作成された、前記画素位置ごとの各作成データについ
て同じ画素位置のデータの論理和をとることによって
られた論理和データおよび前記画素位置ごとの各作成デ
ータについて同じ画素位置のデータの論理積をとること
によって得られた論理積データを生成し、上記論理和デ
ータに基づいて吐出されるプリント性向上液の吐出位置
に対し上記論理積データに基づいて吐出されるプリント
性向上液の吐出位置がずれるように、上記論理積データ
前記画素位置について所定方向にシフトさせたシフト
データを取得し、上記論理和データおよび前記シフトデ
ータに基づいてプリント性向上液吐出部からプリント性
向上液を吐出するので、一つの画素に二つ以上のインク
ドットが形成される場合には、その位置に上記二つ以上
のインクドットを形成するインク吐出データの論理和に
基づくプリント性向上液が吐出されるとともに、その位
置から上記所定方向にシフトした近傍に論理積によるプ
リント性向上液が吐出される。これにより、二つ以上の
インクドットが形成される場合には、必ずその近傍にも
プリント性向上液が吐出されることになる。また、他の
形態によれば、上記論理和データおよび上記論理積デー
タに基づいてプリント性向上液吐出部からプリント性向
上液を吐出し、また、各インク吐出データに基づいて複
数のインク吐出部それぞれからインクを吐出する場合
に、上記論理和データに基づくプリント性向上液の吐出
動作と上記論理積データに基づくプリント性向上液の吐
出動作とを異なる走査で行うので、二つ以上のインクド
ットが形成される画素には、重複してプリント性向上液
が吐出されることになる。
【0094】この結果、吐出されたインク量に見合った
プリント性向上液を吐出できるので充分な耐水性等のプ
リント性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリント装置の一構成例を示す
概略斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェットプリント装置で用い
られるインクジェットヘッドの吐出口配列を模式的に示
す図である。
【図3】(A)〜(D)はカラープリントを行う場合の
各色インクおよび処理液を吐出するヘッドの配列および
その配列構成に基づくインク滴および処理液の着弾例を
示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る処理液データの
生成を説明する図である。
【図5】図4に示す処理液データ生成のための構成を示
すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る処理液データの
生成を説明する図である。
【図7】図6に示す処理液データ生成のための構成を示
すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る処理液データの
生成を説明する図である。
【図9】図8に示す処理液データ生成のための構成を示
すブロック図である。
【図10】本発明の第4の実施形態に係る分割プリント
方法を説明するための図である。
【図11】上記分割プリント方法を、プリント用紙上の
プリント領域で示す図である。
【図12】本発明の第4の実施形態に係る処理液データ
の生成を説明する図である。
【図13】図12に示す処理液データ生成のための構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
301,501,901,1301 ブラックオリジナ
ルデータ 302,502,902,1302 シアンオリジナル
データ 401,701,921,923,1361,136
2,1363,1364,1365,1366,136
7,1368,1370,1372,1374,137
6 アンド素子 402,702,922,924,1369,137
1,1373,1375オア素子 702col,702Bk,702S 908 マゼンタオリジナルデータ 913 イエローオリジナルデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/21 B41J 2/01 B41J 2/205 B41M 5/00

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するための複数のインク吐
    出部と該インクを不溶化または凝集させるプリント性向
    上液を吐出するためのプリント性向上液吐出部を用い、
    被プリント媒体にインクおよびプリント性向上液を吐出
    してプリントを行うインクジェットプリント装置であっ
    て、 前記複数のインク吐出部それぞれに供給される、画素位
    置ごとのインク吐出の有無を表す各インク吐出データに
    基づき作成された、前記画素位置ごとの各作成データ
    ついて同じ画素位置のデータの論理和をとることによっ
    得られた論理和データおよび前記画素位置ごとの各作
    成データについて同じ画素位置のデータの論理積をとる
    ことによって得られた論理積データを生成するための生
    成手段と、 前記論理和データに基づいて吐出されるプリント性向上
    液の吐出位置に対し前記論理積データに基づいて吐出さ
    れるプリント性向上液の吐出位置がずれるように、前記
    論理積データを前記画素位置について所定方向にシフト
    させたシフトデータを取得するための取得手段と、 前記論理和データおよび前記シフトデータに基づいて前
    記プリント性向上液吐出部からプリント性向上液を吐出
    し、前記各インク吐出データに基づいて前記複数のイン
    ク吐出部それぞれからインクを吐出する手段と、 を具えることを特徴とするインクジェットプリント装
    置。
  2. 【請求項2】 前記シフトデータは、前記論理和データ
    に基づいて吐出されるプリント性向上液の吐出位置に対
    し前記論理積データに基づいて吐出されるプリント性向
    上液の吐出位置が1画素分ずれるように前記論理積デー
    タを1画素分シフトさせたデータであることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェットプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記論理和データおよび前記シフトデー
    タの論理和により得られたプリント性向上液用データに
    基づきプリント性向上液を吐出することを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェットプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記インク吐出部および前記プリント性
    向上液吐出部を前記被プリント媒体に対して走査させる
    走査手段を更に具え、 前記プリント性向上液用データに基づくプリント向上液
    の吐出動作は、前記走査手段による1回の走査で行うこ
    とを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリン
    ト装置。
  5. 【請求項5】 インクを吐出するための複数のインク吐
    出部と該インクを不溶化または凝集させるプリント性向
    上液を吐出するためのプリント性向上液吐出部を用い、
    前記インク吐出部および前記プリント性向上液吐出部を
    被プリント媒体に対して走査させながら前記インクおよ
    び前記プリント性向上液を前記被プリント媒体に吐出し
    てプリントを行うインクジェットプリント装置であっ
    て、 前記複数のインク吐出部それぞれに供給される、画素位
    置ごとのインク吐出の有無を表す各インク吐出データに
    基づき作成された、前記画素位置ごとの各作成データ
    ついて同じ画素位置のデータの論理和をとることによっ
    得られた論理和データおよび前記画素位置ごとの各作
    成データについて同じ画素位置のデータの論理積をとる
    ことによって得られた論理積データを生成するための生
    成手段と、 前記論理和データおよび前記論理積データに基づいて前
    記プリント性向上液吐出部からプリント性向上液を吐出
    し、前記各インク吐出データに基づいて前記複数のイン
    ク吐出部それぞれからインクを吐出する手段とを具え、 前記論理和データに基づくプリント性向上液の吐出動作
    と前記論理積データに基づくプリント性向上液の吐出動
    作とを異なる走査で行うことを特徴とするインクジェッ
    トプリント装置。
  6. 【請求項6】 前記作成データは、前記インク吐出デー
    タと同じデータであることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載のインクジェットプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記作成データは、前記インク吐出デー
    タを間引くことで得られたデータであることを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェットプ
    リント装置。
  8. 【請求項8】 前記異なる走査は、往復走査の往走査お
    よび復走査であることを特徴とする請求項5に記載のイ
    ンクジェットプリント装置。
  9. 【請求項9】 前記異なる走査は、前記被プリント媒体
    の搬送動作を間に挟んだ異なる走査であることを特徴と
    する請求項5に記載のインクジェットプリント装置。
  10. 【請求項10】 前記被プリント媒体上のプリント領域
    を分割した複数の分割領域それぞれを複数回の走査によ
    ってプリントすることを特徴とする請求項1乃至9のい
    ずれかに記載のインクジェットプリント装置。
  11. 【請求項11】 前記複数のインク吐出部それぞれは異
    なる色のインクを吐出することを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれかに記載のインクジェットプリント装
    置。
  12. 【請求項12】 前記異なる色のインクは、ブラック色
    のインク、シアン色のインク、マゼンタ色のインク、イ
    エロー色のインクを含むことを特徴とする請求項11に
    記載のインクジェットプリント装置。
  13. 【請求項13】 前記プリント性向上液吐出部および前
    記複数のインク吐出部それぞれは、前記走査方向と異な
    る所定方向に配列された複数の吐出口を有し、 前記シアン色、マゼンタ色、イエロー色のインクを吐出
    するための複数の吐出口が前記所定方向に配列されたカ
    ラーインク吐出部、ブラック色のインクを吐出するため
    の複数の吐出口が前記所定方向に配列されたブラックイ
    ンク吐出部、プリント性向上液を吐出するための複数の
    吐出口が前記所定方向に配列されたプリント性向上液吐
    出部が前記走査方向に並列して配置されることを特徴と
    する請求項12に記載のインクジェットプリント装置。
  14. 【請求項14】 前記インク吐出部および前記プリント
    性向上液吐出部は、熱エネルギーを利用してそれぞれイ
    ンクおよびプリント性向上液に気泡を生じさせ、該気泡
    の圧力によってそれぞれインクおよびプリント性向上液
    を吐出することを特徴とする請求項1乃至13のいずれ
    かに記載のインクジェットプリント装置。
  15. 【請求項15】 インクを吐出するための複数のインク
    吐出部と該インクを不溶化または凝集させるプリント性
    向上液を吐出するためのプリント性向上液吐出部を用
    い、被プリント媒体にインクおよびプリント性向上液を
    吐出してプリントを行うインクジェットプリント方法で
    あって、 前記複数のインク吐出部それぞれに供給される、画素位
    置ごとのインク吐出の有無を表す各インク吐出データに
    基づき作成された、前記画素位置ごとの各作成データ
    ついて同じ画素位置のデータの論理和をとることによっ
    得られた論理和データおよび前記画素位置ごとの各作
    成データについて同じ画素位置のデータの論理積をとる
    ことによって得られた論理積データを生成するための生
    成工程と、 前記論理和データに基づいて吐出されるプリント性向上
    液の吐出位置に対し前記論理積データに基づいて吐出さ
    れるプリント性向上液の吐出位置がずれるように、前記
    論理積データを前記画素位置について所定方向にシフト
    させたシフトデータを取得するための取得工程と、 前記論理和データおよび前記シフトデータに基づいて前
    記プリント性向上液吐出部からプリント性向上液を吐出
    し、前記各インク吐出データに基づいて前記複数のイン
    ク吐出部それぞれからインクを吐出する吐出工程と、 を具えることを特徴とするインクジェットプリント方
    法。
  16. 【請求項16】 前記シフトデータは、前記論理和デー
    タに基づいて吐出されるプリント性向上液の吐出位置に
    対し前記論理積データに基づいて吐出されるプリント性
    向上液の吐出位置が1画素分ずれるように前記論理積デ
    ータを1画素分シフトさせたデータであることを特徴と
    する請求項15に記載のインクジェットプリント方法。
  17. 【請求項17】 前記論理和データおよび前記シフトデ
    ータの論理和により得られたプリント性向上液用データ
    に基づきプリント性向上液を吐出することを特徴とする
    請求項15に記載のインクジェットプリント方法。
  18. 【請求項18】 前記インク吐出部および前記プリント
    性向上液吐出部を前記被プリント媒体に対して走査させ
    る走査工程を更に具え、 前記プリント性向上液用データに基づくプリント向上液
    の吐出動作は、前記走査工程における1回の走査で行う
    ことを特徴とする請求項17に記載のインクジェットプ
    リント方法。
  19. 【請求項19】 インクを吐出するための複数のインク
    吐出部と該インクを不溶化または凝集させるプリント性
    向上液を吐出するためのプリント性向上液吐出部を用
    い、前記インク吐出部および前記プリント性向上液吐出
    部を被プリント媒体に対して走査させながら前記インク
    および前記プリント性向上液を前記被プリント媒体に吐
    出してプリントを行うインクジェットプリント方法であ
    って、 前記複数のインク吐出部それぞれに供給される、画素位
    置ごとのインク吐出の有無を表す各インク吐出データに
    基づき作成された、前記画素位置ごとの各作成データ
    ついて同じ画素位置のデータの論理和をとることによっ
    得られた論理和データおよび前記画素位置ごとの各作
    成データについて同じ画素位置のデータの論理積をとる
    ことによって得られた論理積データを生成するための生
    成工程と、 前記論理和データおよび前記論理積データに基づいて前
    記プリント性向上液吐出部からプリント性向上液を吐出
    し、前記各インク吐出データに基づいて前記複数のイン
    ク吐出部それぞれからインクを吐出する吐出工程とを具
    え、 前記論理和データに基づくプリント性向上液の吐出動作
    と前記論理積データに基づくプリント性向上液の吐出動
    作とを異なる走査で行うことを特徴とするインクジェッ
    トプリント方法。
  20. 【請求項20】 前記作成データは、前記インク吐出デ
    ータと同じデータであることを特徴とする請求項15乃
    至19のいずれかに記載のインクジェットプリント方
    法。
  21. 【請求項21】 前記作成データは、前記インク吐出デ
    ータを間引くことで得られたデータであることを特徴と
    する請求項15乃至19のいずれかに記載のインクジェ
    ットプリント方法。
  22. 【請求項22】 前記異なる走査は、往復走査の往走査
    および復走査であることを特徴とする請求項19に記載
    のインクジェットプリント方法。
  23. 【請求項23】 前記異なる走査は、前記被プリント媒
    体の搬送動作を間に挟んだ異なる走査であることを特徴
    とする請求項19に記載のインクジェットプリント方
    法。
  24. 【請求項24】 前記被プリント媒体上のプリント領域
    を分割した複数の分割領域それぞれを複数回の走査によ
    ってプリントすることを特徴とする請求項15乃至23
    のいずれかに記載のインクジェットプリント方法。
  25. 【請求項25】 前記複数のインク吐出部それぞれは異
    なる色のインクを吐出することを特徴とする請求項15
    乃至24のいずれかに記載のインクジェットプリント方
    法。
  26. 【請求項26】 前記異なる色のインクは、ブラック色
    のインク、シアン色のインク、マゼンタ色のインク、イ
    エロー色のインクを含むことを特徴とする請求項25に
    記載のインクジェットプリント方法。
  27. 【請求項27】 前記プリント性向上液吐出部および前
    記複数のインク吐出部それぞれは、前記走査方向と異な
    る所定方向に配列された複数の吐出口を有し、 前記シアン色、マゼンタ色、イエロー色のインクを吐出
    するための複数の吐出口が前記所定方向に配列されたカ
    ラーインク吐出部、ブラック色のインクを吐出するため
    の複数の吐出口が前記所定方向に配列されたブラックイ
    ンク吐出部、プリント性向上液を吐出するための複数の
    吐出口が前記所定方向に配列されたプリント性向上液吐
    出部が前記走査方向に並列して配置されることを特徴と
    する請求項26に記載のインクジェットプリント方法。
  28. 【請求項28】 前記インク吐出部および前記プリント
    性向上液吐出部は、熱エネルギーを利用してそれぞれイ
    ンクおよびプリント性向上液に気泡を生じさせ、該気泡
    の圧力によってそれぞれインクおよびプリント性向上液
    を吐出することを特徴とする請求項15乃至27のいず
    れかに記載のインクジェットプリント方法。
  29. 【請求項29】 インクを吐出するための複数のインク
    吐出部と該インクを不溶化または凝集させるプリント性
    向上液を吐出するためのプリント性向上液吐出部を用
    い、被プリント媒体にインクおよびプリント性向上液を
    吐出してプリントを行うプリント装置にて使用されるデ
    ータ作成方法であって、 前記複数のインク吐出部それぞれに供給される、画素位
    置ごとのインク吐出の有無を表す各インク吐出データに
    基づき作成された、前記画素位置ごとの各作成データ
    ついて同じ画素位置のデータの論理和をとることによっ
    得られた論理和データおよび前記画素位置ごとの各作
    成データについて同じ画素位置のデータの論理積をとる
    ことによって得られた論理積データを生成するための生
    成工程と、 前記論理和データに基づいて吐出されるプリント性向上
    液の吐出位置に対し前記論理積データに基づいて吐出さ
    れるプリント性向上液の吐出位置がずれるように、前記
    論理積データを前記画素位置について所定方向にシフト
    させたシフトデータを取得するための取得工程と、 を具えることを特徴とするデータ作成方法。
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