JP5791242B2 - インクジェット記録装置、インクジェット記録方法及びインクジェット記録ヘッド - Google Patents
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Description
図1は、本発明を適用可能なカラーインクジェット記録装置の第一実施形態に係る構成を示す模式的な斜視図である。インクタンク207〜212は、6つのインク(ブラック(緩浸透インク)、ブラック(超浸透インク)、ブラック(緩浸透インク)、シアン、マゼンタ、イエロー:Ke、Km、Ke、C、M、Y)をそれぞれ収容している。これら6つのインクタンク207〜212からのインクを記録ヘッド201〜206に対して供給可能に構成されている。記録ヘッド201〜206は、6つのインクに対応して設けられ、インクタンク207〜212から供給されるインクをそれぞれ吐出できるように構成されている。6つの記録ヘッド201〜206のうち、ブラックのインクを吐出する記録ヘッドは、記録ヘッド201、202、203である。さらにこれらのブラックのインクを吐出する記録ヘッドのうち、本実施形態では、記録ヘッド201、203が、比較的記録媒体に浸透しにくいインク(以下、緩浸透インク)を吐出する。また、記録ヘッド202が、比較的記録媒体に浸透しやすいインク(以下、超浸透インク)を吐出する。
顔料分散液 50質量部
グリセリン 10質量部
ポリエチレングリコール1000 1質量部
アセチレノールE100(川研ファインケミカル製) 1質量部
水 残部
顔料分散液 50質量部
グリセリン 10質量部
ポリエチレングリコール1000 1質量部
アセチレノールE100(川研ファインケミカル製) 0.03質量部
水 残部
また、上記顔料分散液は、次のようにして得たものである。
表面積が230m2/gでDBP吸油量が70ml/100gのカーボンブラック10gとp−アミノ安息香酸3.41gとを水72gによく混合した後、これに硝酸1.62gを滴下して70℃で攪拌した。数分後5gの水に1.07gの亜硝酸ナトリウムを溶かした溶液を加え、更に1時間攪拌した。得られたスラリーを東洋濾紙No.2(アドバンティス社製)でろ過し、顔料粒子を十分に水洗し、90℃のオーブンで乾燥させた後、この顔料に水を足して顔料濃度10質量%の顔料水溶液を作成した。以上の方法により、表面にフェニル基を介して親水性基が結合したアニオン性に帯電した自己分散型カーボンブラックが分散した顔料分散液を得た。
次に、本発明の第二実施形態に係るインクジェット記録装置による記録について説明する。なお、上記第一実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、本発明の第三実施形態に係るインクジェット記録装置による記録について説明する。なお、上記第一実施形態及び第二実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、本発明の第四実施形態に係るインクジェット記録装置による記録について説明する。なお、上記第一実施形態ないし第三実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、本発明の第五実施形態に係るインクジェット記録装置による記録について説明する。なお、上記第一実施形態ないし第四実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、本発明の第六実施形態に係るインクジェット記録装置による記録について説明する。なお、上記第一実施形態ないし第五実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、本発明の第七実施形態に係るインクジェット記録装置による記録について説明する。なお、上記第一実施形態ないし第六実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
顔料分散液 20質量部
グリセリン 10質量部
ポリエチレングリコール1000 1質量部
アセチレノールE100(川研ファインケミカル製) 0.03質量部
水 残部
次に、本発明の第八実施形態に係るインクジェット記録装置による記録について説明する。なお、上記第一実施形態ないし第七実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、本発明の第九実施形態に係るインクジェット記録装置による記録について説明する。なお、上記第一実施形態ないし第八実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
なお、上述の実施形態では、同系色のインクとしてブラックインクについて緩浸透インクと超浸透インクとを用いて記録を行う例について説明した。この同系色のインクとは、色材濃度が異なっていてもよく、前述したように緩浸透インクの色材濃度が超浸透インクの色材濃度よりも低くなっていることが好ましい。また、本発明は上述の実施形態に限定されず、他の色についても緩浸透インクと超浸透インクとを用いて記録を行うこととしても良い。このとき、緩浸透インクによる記録が行われた後に超浸透インクによる記録が行われるようにすれば良い。
2103、5103 エッジ部データ
2003、5003 非エッジ部データ
Claims (24)
- 第1のインクと、前記第1のインクと同系色で且つ前記第1のインクよりも記録媒体に対する浸透性の高い第2のインクとを吐出可能な記録ヘッドを用い、前記記録媒体に対する往復の走査により前記記録媒体上の所定領域に画像を記録するインクジェット記録装置であって、
前記記録ヘッドの往方向における走査において前記所定領域に対して前記第1のインクを前記第2のインクよりも先に吐出させ、且つ、前記記録ヘッドの復方向における走査において前記所定領域に対して前記第1のインクを前記第2のインクよりも先に吐出させるように、前記記録ヘッドを制御する記録制御手段
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドは、前記走査の方向と交差する方向に複数の吐出口が並ぶ複数の吐出口列を備え、前記複数の吐出口列は、前記第1のインクを吐出可能な第1の吐出口列と、前記第2のインクを吐出可能な第2の吐出口列と、前記第1のインクを吐出可能な第3の吐出口列とを含み、前記記録ヘッドの走査方向において、前記第1の吐出口列と前記第3の吐出口列との間に前記第2の吐出口列が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録制御手段は、前記第1の吐出口列が前記走査方向前方にある走査では、前記所定領域に対して前記第1の吐出口列及び前記第2の吐出口列からインクを吐出させ、前記第3の吐出口列が前記走査方向前方にある走査では、前記所定領域に対して前記第2の吐出口列及び前記第3の吐出口列からインクを吐出させるように前記記録ヘッドを制御することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記画像はエッジ部と前記エッジ部の内部の非エッジ部とを含み、前記所定領域は前記非エッジ部に対応することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録制御手段は、前記エッジ部に対して前記第2のインクを吐出させずに前記第1のインクを吐出させるように前記記録ヘッドを制御することを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録制御手段は、前記非エッジ部において、前記第1のインクと前記第2のインクとが記録媒体上の同じ位置に重なるように前記記録ヘッドを制御することを特徴とする請求項4または5に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録制御手段は、前記非エッジ部において、前記第1のインクと前記第2のインクとが前記走査の方向において交互に吐出されるように、前記記録ヘッドを制御することを特徴とする請求項4または5に記載のインクジェット記録装置。
- 前記画像はエッジ部と前記エッジ部の内部の非エッジ部とを含み、前記所定領域は前記非エッジ部に対応し、
前記記録制御手段は、前記エッジ部に対して前記第2の吐出口列からインクを吐出させずに前記第1の吐出口列及び前記第3の吐出口列からインクを吐出させ、前記非エッジ部に対して前記第2吐出口列と、前記第1の吐出口列及び前記第3の吐出口列のうち走査方向前方に位置する一方と、からインクを吐出させるように前記記録ヘッドを制御することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記第1のインク及び前記第2のインクはブラックのインクであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記第1のインク及び前記第2のインクは、色材として自己分散型顔料を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記第1のインクの色材濃度は前記第2のインクの色材濃度よりも低いことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記第1の吐出口列にインクを供給するための第1のインクタンクと、
前記第2の吐出口列にインクを供給するための第2のインクタンクと、
前記第3の吐出口列にインクを供給するための第3のインクタンクと、
をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載のインクジェット記録装置。 - 第1のインクと、前記第1のインクと同系色で且つ前記第1のインクよりも記録媒体に対する浸透性の高い第2のインクとを吐出可能な記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドの往方向における走査において前記記録媒体上の所定領域に対して前記第1のインクを前記第2のインクよりも先に吐出させ、且つ、前記記録ヘッドの復方向における走査において前記所定領域に対して前記第1のインクを前記第2のインクよりも先に吐出させることにより、前記所定領域に対して画像を記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
- 前記記録ヘッドは、前記走査の方向と交差する方向に複数の吐出口が並ぶ複数の吐出口列を備え、前記複数の吐出口列は、前記第1のインクを吐出可能な第1の吐出口列と、前記第2のインクを吐出可能な第2の吐出口列と、前記第1のインクを吐出可能な第3の吐出口列とを含み、前記記録ヘッドの走査方向において、前記第1の吐出口列と前記第3の吐出口列との間に前記第2の吐出口列が配置されていることを特徴とする請求項13に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1の吐出口列が前記走査方向前方にある走査では、前記所定領域に対して前記第1の吐出口列及び前記第2の吐出口列からインクを吐出させ、前記第3の吐出口列が前記走査方向前方にある走査では、前記所定領域に対して前記第2の吐出口列及び前記第3の吐出口列からインクを吐出させることを特徴とする請求項14に記載のインクジェット記録方法。
- 前記画像はエッジ部と前記エッジ部の内部の非エッジ部を含み、前記所定領域は前記非エッジ部に対応することを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 前記エッジ部に対して、前記第2のインクを吐出させずに前記第1のインクを吐出させることを特徴とする請求項16に記載のインクジェット記録方法。
- 前記非エッジ部において、前記第1のインクと前記第2のインクとが記録媒体上の同じ位置に重なるようにインクを吐出させることを特徴とする請求項16または17に記載のインクジェット記録方法。
- 前記非エッジ部において、前記第1のインクと前記第2のインクとを前記走査の方向において交互に吐出させることを特徴とする請求項16または17に記載のインクジェット記録方法。
- 前記画像はエッジ部と前記エッジ部の内部の非エッジ部とを含み、前記所定領域は前記非エッジ部に対応し、
前記エッジ部に対して前記第2の吐出口列からインクを吐出させずに前記第1の吐出口列及び前記第3の吐出口列からインクを吐出させ、前記非エッジ部に対して前記第2吐出口列と、前記第1の吐出口列及び前記第3の吐出口列のうち走査方向前方に位置する一方と、からインクを吐出させることを特徴とする請求項14に記載のインクジェット記録方法。 - 前記第1のインク及び前記第2のインクはブラックのインクであることを特徴とする請求項13から20のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1のインク及び前記第2のインクは、色材として自己分散型顔料を含むことを特徴とする請求項13から21のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 前記第1のインクの色材濃度は前記第2のインクの色材濃度よりも低いことを特徴とする請求項13から22のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 記録媒体に対する往方向の走査及び復方向の走査の両方において前記記録媒体上にインクを吐出することにより画像を記録するためのインクジェット記録ヘッドであって、
前記走査の方向と交差する所定方向に複数の吐出口が並ぶ複数の吐出口列を備え、前記複数の吐出口列は、第1のインクを吐出可能な第1の吐出口列と、前記第1のインクと同系色で且つ前記第1のインクよりも記録媒体に対する浸透性の高い第2のインクを吐出可能な第2の吐出口列と、前記第1のインクを吐出可能な第3の吐出口列とを含み、前記走査の方向において前記第1の吐出口列と前記第3の吐出口列との間に前記第2の吐出口列が配置されており、前記インクジェット記録ヘッドの往方向における走査において記録媒体上の所定領域に対して前記第1のインクを前記第2のインクよりも先に吐出させ、且つ、前記インクジェット記録ヘッドの復方向における走査において前記所定領域に対して前記第1のインクを前記第2のインクよりも先に吐出させることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
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