JP3207833B2 - 使用済み燃料貯蔵部材の製造方法および混合粉末 - Google Patents

使用済み燃料貯蔵部材の製造方法および混合粉末

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    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃焼を終えた使
用済み核燃料集合体を収容、貯蔵するものであってキャ
スクやラックを構成する使用済み燃料貯蔵部材の製造方
法に関する。また、このような使用済み燃料貯蔵部材を
製造するのに適した混合粉末に関する。
【0002】
【従来の技術】核燃料サイクルの終期にあって燃焼を終
え使用できなくなった核燃料集合体を、使用済み核燃料
という。現在、この使用済み核燃料は、再処理するまで
貯蔵施設において貯蔵管理されている。たとえば、燃料
プールによる貯蔵方式においては、プール内に角パイプ
を束ねたSUSラックを沈め、この角パイプ内に使用済
み燃料集合体を収容することにより、冷却効果、遮蔽効
果、未臨界性などの要求を満たようにしている。
【0003】近年では、ラックを構成する角パイプとし
て、ステンレス材にボロンを添加したものが用いられ始
めている。このような角パイプを用いれば、角パイプの
間に配置していた中性子吸収材を省略できるから、角パ
イプ間の隙間を埋めることができる。このため、プール
のピット内に挿入できる角パイプの本数が増えるから、
その分、使用済み燃料集合体の収容数を増加させること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような角パイプ
は、キャスク、横型サイロ、プール、ボールドなどの各
種貯蔵方式に適用することができるが、ラックを構成す
るにしてもその生産すべき本数が多いので、角パイプを
効率的に生産できる技術が要求されている。また、使用
済み燃料集合体から発生する中性子を吸収する必要があ
るので、角パイプの構造に健全性が要求される。
【0005】また、角パイプは、使用済み燃料集合体を
貯蔵する際に使用するものであるが、当該角パイプ式の
ラックの他に平板式のラックが知られており、このよう
な平板式のラックにおいても効率的な生産性および構造
の健全性が要求されている。この発明は、このような角
パイプなどの製造方法に関するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる使用済み燃料貯蔵部材の製造方
法は、使用済み燃料の貯蔵に用いる部材を製造する使用
済み燃料貯蔵部材の製造方法において、アルミニウム粉
末と中性子吸収材粉末とを混合する工程と、冷間静水圧
成形法により予備成形体を成形する工程と、予備成形体
をキャニングする工程と、キャニングした予備成形体を
焼結する工程とを含むものである。
【0007】アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末とを
混合して当該混合粉末を冷間静水圧成形法(CIP:Co
ld Isostatic Press)により予備成形する。続いて、こ
の予備成形体をキャニングし、焼結処理を施す。これに
より、使用済み燃料貯蔵部材を成形する前のビレットが
完成する。予備成形を行うことにより、成形密度のばら
つきを少なくできる。なお、缶内のビレットを取り出す
には、缶を外削および端面削を行う。焼結は、ホットプ
レスや熱間静水圧成形法(HIP:Hot Isostatic Pres
s)により行うのが好ましく(請求項2)、この他に擬
HIPや常圧焼結法などを用いることもできる。また、
使用済み燃料貯蔵部材としては、たとえば、バスケット
を構成する角パイプあるいは平板式ラックを構成する板
状部材を挙げることができる。また、前記焼結をホット
プレスまたはHIPにより行うことで、さらに高品質の
使用済み燃料貯蔵部材を製造することができる(請求項
2)。
【0008】また、請求項3にかかる使用済み燃料貯蔵
部材の製造方法は、使用済み燃料の貯蔵に用いる部材を
製造する使用済み燃料貯蔵部材の製造方法において、ア
ルミニウム粉末と中性子吸収材粉末とを混合する工程
と、冷間静水圧成形法により予備成形体を成形する工程
と、予備成形体を真空焼結する工程とを含むものであ
る。
【0009】また、上記キャニングを省略して真空焼結
するようにしてもよい(請求項3)。キャニングを省略
すれば、真空焼結した後に外削などの機械加工をせずに
済む。このため、ビレットの製造が容易になる。真空焼
結には、真空ホットプレスが好適であり(請求項4)、
この他に真空擬HIPなどを用いることができる。ま
た、前記焼結を真空ホットプレスにより行うことによ
り、安価で高品質の使用済み燃料貯蔵部材を製造するこ
とができる。
【0010】また、請求項5にかかる使用済み燃料貯蔵
部材の製造方法は、使用済み燃料の貯蔵に用いる部材を
製造する使用済み燃料貯蔵部材の製造方法において、ア
ルミニウム粉末と中性子吸収材粉末とを混合する工程
と、冷間静水圧成形法により予備成形体を成形する工程
と、予備成形体を放電焼結する工程とを含むものであ
る。
【0011】予備成形体を放電焼結することにより、通
常の焼結に比べて短時間で焼結することができる。この
ため、使用済み燃料貯蔵部材の製造を効率的に行うこと
ができる。また、キャニングを省略しているので、外削
などの機械加工が不要になる分、使用済み燃料貯蔵部材
を安価に製造することができるようになる。放電焼結に
は、放電プラズマ焼結を用いるのが好ましい(請求項
6)。放電プラズマ焼結によるエネルギーによりアルミ
ニウムの不動体皮膜が除去されることなどから、良好な
焼結を行うことができるからである。また、放電プラズ
マ焼結の他に熱プラズマ焼結などを用いることもでき
る。
【0012】また、請求項7にかかる使用済み燃料貯蔵
部材の製造方法は、上記製造方法において、さらに、押
出成形により角パイプを成形する工程を含むようにした
ものである。また、請求項8にかかる使用済み燃料貯蔵
部材の製造方法は、さらに、押出成形により使用済み燃
料の案内管に挿入する棒体を成形する工程を含むように
したものである。このように、上記方法により製造した
ビレットを押し出すことで、使用済み燃料貯蔵部材であ
る角パイプや棒体を容易に製造することが可能になる
(請求項7および8)。
【0013】また、請求項9にかかる使用済み燃料貯蔵
部材の製造方法は、上記製造方法における混合にメカニ
カルアロイングを用いるようにした。中性子吸収材、た
とえば、ボロンまたはボロン化合物は、その平均粒径が
数μm程度に小さいと、焼結時に凝集して偏析すること
が判っている。このため、通常の焼結においては、平均
粒径が十数μm以上のボロンを使用するようにしてい
る。しかし、平均粒径が大きいと使用済み燃料貯蔵部材
の強度が低下してしまう。
【0014】そこで、この請求項9にかかる製造方法で
は、メカニカルアロイングを用いてアルミニウム粉末と
中性子吸収材粉末をと混合するようにした。当該メカニ
カルアロイングには、たとえば、各種ボールミリングを
用いることができる。ボールミリングにより、アルミニ
ウム粉末が次第に折りたたまれ、扁平な形状に変化す
る。また、中性子吸収材は、ボールミリングにより粉砕
されて初期の平均粒径に比べて相当程度小さくなり、ア
ルミニウムマトリックス中にすり込まれつつ分散する。
これにより、中性子吸収材を微細かつ均一に分散させる
ことができ、使用済み燃料貯蔵部材の機械的強度を向上
させることができる。
【0015】また、請求項10にかかる使用済み燃料貯
蔵部材の製造方法は、上記製造方法におけるメカニカル
アロイングにボールミリングを用いると共に予めボール
に添加する元素を含ませておき、ボールミリング中のボ
ールの磨耗により前記元素の添加を行うようにした。
【0016】ボールミリングを行うとボールどうしの衝
突により当該ボールが磨耗してその成分が粉黛に混じっ
てしまう。そこで、もともと添加する予定の元素を主成
分とするボールを用いて、ボールの磨耗に乗じて元素の
添加を行うようにした。このようにすれば、製造工程の
手間を省くことが可能になる。
【0017】また、請求項11にかかる使用済み燃料貯
蔵部材の製造方法は、上記製造方法における混合に、高
速気流を発生させる粉末混合装置を用いるようしたもの
である。高速気流を発生させる粉末混合装置によって混
合することにより、高速気流にのった中性子吸収材粉末
が衝突により微細化し、同じく高速気流中のアルミニウ
ム粉末の表面にめり込んで付着する。これにより、アル
ミニウムに対して中性子吸収材を微細かつ均一に分散で
きるから、使用済み燃料貯蔵部材の機械的強度を向上で
きる。また、この高速気流を発生させる粉末混同装置に
用いる回転容器の回転速度は、70〜80m/secの
範囲とするのが好ましい(請求項12)。回転数が低い
と、中性子吸収材が付着せずに残るため混合比が変わっ
てしまうからである。一方、回転数が高いと、アルミニ
ウムが衝突時の発熱で装置内に溶着してしまうからであ
る。
【0018】また、請求項13にかかる使用済み燃料貯
蔵部材用の混合粉末は、メカニカルアロイングによりア
ルミニウム粉末を扁平化すると共に当該アルミニウム粉
末に対して粉砕したボロンまたはボロン化合物をすり込
むように分散させるようにしたものである。
【0019】このような中性子吸収材粉末を焼結するこ
とにより、焼結時における中性子吸収材粉末の凝集を防
止することができる。また、メカニカルアロイングによ
りボロンを微細に粉砕し、これをアルミニウム粉末にす
り込むように分散させているので、かかる粉末を用いて
製造した使用済み燃料貯蔵部材は、その機械的強度が優
れたものになる。
【0020】また、請求項14にかかる使用済み燃料貯
蔵部材用の混合粉末は、高速気流を発生させる粉末混合
装置によってアルミニウム粉末の表面にボロンまたはボ
ロン化合物をめり込ませて付着させるようにしたもので
ある。このような中性子吸収材粉末を焼結することによ
り、焼結時における中性子吸収材粉末の凝集を防止する
ことができる。また、高速気流を発生させる粉末混合装
置によりボロンを粉砕し、これをアルミニウム粉末の表
面にめり込むように付着させたので、かかる粉末を用い
て製造した使用済み燃料貯蔵部材は、その機械的強度が
優れたものになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる使用済み
燃料貯蔵部材の製造方法および混合粉末の実施の形態に
つき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施
の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0022】(実施の形態1) [角パイプの構造]図1は、角パイプを示す断面図であ
る。この角パイプ1は、断面が正方形をしており、Al
またはAl合金粉末に中性子吸収性能を持つBまたはB
化合物の粉末を添加したアルミニウム複合材またはアル
ミニウム合金により構成されている。また、中性子吸収
材には、ボロンの他にカドミウム、ハフニウム、希土類
元素などの中性子吸収断面積の大きなものを用いること
ができる。沸騰水型炉(BWR)の場合には、主にBま
たはB化合物が用いられるが、加圧水型炉(PWR)の
場合には、Ag−In−Cd合金が用いられる。Bを分
散形材料として用いる場合は、加工しやすくするため3
重量%以下にするのが好ましい。また、Ag−In−C
d合金の組成は、Inを15重量%、Cdを5重量%に
するのが一般的である。希土類元素には、ユーロピウ
ム、ディスプロシウム、サマリウム、ガドリニウムなど
の酸化物を用いることができる。
【0023】[角パイプの製造方法] つぎに、角パイプ1の具体的な製造方法の一例について
説明する。図2は、この発明の実施の形態1にかかる角
パイプの製造方法を示すフローチャートである。まず、
アトマイズ法などの急冷凝固法によりAlまたはAl合
金粉末を作製すると共に(ステップS01)、Bまた
はB化合物の粉末を用意し(ステップS02)、これ
ら両粒子をクロスロータリーミキサー、Vミキサー、リ
ボンミキサー、パグミキサー等によって10〜20分間
混合する(ステップS03)。なお、混合は、アルゴ
ン雰囲気中で行うようにしてもよい。また、用いるアル
ミニウム粉末の平均粒径は35μm、B4Cの平均粒径
は10μm程度である。
【0024】前記AlまたはAl合金には、純アルミニ
ウム地金、Al−Cu系アルミニウム合金、Al−Mg
系アルミニウム合金、Al−Mg−Si系アルミニウム
合金、Al−Zn−Mg系アルミニウム合金、Al−F
e系アルミニウム合金などを用いることができる。ま
た、前記BまたはB化合物には、BC、Bなど
を用いることができる。ここで、アルミニウムに対する
ボロンの添加量は、1.5重量%以上、9重量%以下と
するのが好ましい。1.5重量%以下では十分な中性子
吸収能が得られず、9重量%より多くなると引っ張りに
対する延びが低下するためである。
【0025】つぎに、混合粉末をラバーケース内に入れ
て10-2Torr程度まで真空引きした後、気密テープ
により真空封入し、CIP(Cold Isostatic Press)に
より常温で全方向から均一に高圧をかけ、粉末成形を行
う(ステップS04)。CIPの成形条件は、成形圧
力を100MPa〜200MPaとする。CIP処理に
より、粉状体の体積は約2割ほど減少し、その予備成形
体の直径が600mm、長さが1500mmになるよう
にする。CIPによって全方向から均一に圧力を加える
ことにより、成形密度のばらつきが少ない高密度な成形
品を得ることができる。
【0026】続いて、前記予備成形体をアルミニウム缶
(アルミニウム合金継目無缶:JIS6063)に真空
封入する。缶内は、10-4Torr程度まで真空引き
し、300℃まで昇温する(ステップS05)。この
脱ガス工程にて缶内のガス成分および水分を除去する。
つぎの工程では、真空脱ガスした成形品をHIP(HotI
sostatic Press )により再成形する(ステップS
6)。HIPの成形条件は、温度400℃〜450℃、
時間30sec、圧力6000tonとし、成形品の直
径が400mmになるようにする。
【0027】続いて、缶を除去するために機械加工によ
り外削、端面削を施し(ステップS07)、ポートホ
ール押出機を用いて当該ビレットを熱間押出しする(ス
テップS08)。この場合の押出条件として、加熱温
度を500℃〜520℃、押出速度を5m/minとす
る。なお、この条件は、Bの含有量により適宜変更す
る。
【0028】つぎに、押出成形後、引張矯正を施すと共
に(ステップS09)、非定常部および評価部を切断
し、製品とする(ステップS10)。完成した角パイ
プ1は、図1に示すように、断面の一辺が162mm、
内側が151mmの四角形状となる。
【0029】なお、上例では押出機に、圧縮率が高く、
アルミニウムなどの軟質材の複雑形状押出しに適したポ
ートホール押出しを用いたが、これに限定されない。た
とえば、固定または移動マンドレル方式を採用してもよ
い。また、直接押出しの他、静水圧押出しを行うように
してもよく、当事者の可能な範囲で適宜選択することが
できる。さらに、上記HIPを用いることによりニヤネ
ットシェイプ成形が可能になるが、後に押出し工程があ
ることに鑑み、これに代えて擬HIPを用いるようにし
ても十分な精度を確保することができる。具体的には、
一軸方向に圧縮する金型内に圧力伝達媒体であるセラミ
ック粒状体を入れ、焼結するものである。この方法によ
っても、良好な角パイプ1を製造することができる。
【0030】また、上記HIPに代えて、ホットプレス
を用いることもできる。ホットプレスは、耐熱型を加熱
して一軸加圧下で焼結する方法である。上記の場合、ホ
ットプレスは、予備成形体を缶に封入して真空脱ガスし
た後、400℃〜450℃の温度で10sec〜30s
ec加熱し、6000tonの圧力条件下で行う。後に
押出し工程があるから、ホットプレスによっても十分な
品質のビレットを製作できるが、ビレットのサイズその
他の条件により焼結状態が良くない場合は、HIPを用
いるようにすれば良い。ホットプレスの利点は、生産性
が良く、安価である点にある。さらに、ホットプレスの
他に常圧焼結法を用いる場合もある。
【0031】(実施の形態2) 図3は、この発明の実施の形態2にかかる角パイプ1の
製造方法を示すフローチャートである。この角パイプ1
の製造方法は、同図に示すように、上記缶封入および真
空加熱脱ガス(ステップS05)、HIP(ステップ
06)、外削および端面削(ステップS07)に
代えて、真空ホットプレスを用いた点に特徴がある(真
空ホットプレス工程:S305)。その他の工程は、上
記実施の形態1と略同様であるからその説明を省略する
(ステップS301〜S304、S306〜S30
8)。
【0032】図4は、この角パイプの製造方法に用いる
真空ホットプレス装置を示す構成図である。この真空ホ
ットプレス装置10は、ダイ11と、ダイ11の内面に
設けたダイリング12と、ベース13と、パンチ14と
から構成されている。これらはいずれもグラファイト製
である。ダイリング12、ベース13およびパンチ14
により構成される成形室内には、CIP工程において製
作した予備成形体Pを挿入する。ダイ11の周囲には、
加熱用の黒鉛ヒーター15が配置されている。
【0033】また、ダイリング12、ベース13および
パンチ14などは、真空ベッセル16内に収容されてい
る。真空ベッセル16には、真空引き用のポンプ17が
取り付けられている。前記パンチ14は、真空ベッセル
16の上部に設けた油圧シリンダー18により駆動され
る。前記ダイ11の内側にダイリング12を設けたの
は、加圧後にビレットが抜けやすいようにするためであ
る。なお、ダイ11の内径は直径350mm程度であ
る。また、実際にホットプレスを行う際には、摺動部位
に潤滑材を塗布または噴霧するようにする。潤滑材に
は、BNなどを用いることができる。なお、上記では片
押し法を例示しているが、両押し法あるいはフローティ
ング法を用いることもできる。
【0034】真空ホットプレスを行うには、まず、ダイ
11内に潤滑材を塗布した後に予備成形体Pを挿入し、
その上からパンチ14をセットする。つぎに、真空ベッ
セル16内を所定圧力まで真空引きすると共に黒鉛ヒー
ター15により室内を400℃〜500℃まで昇温す
る。また、当該温度帯域は、30分〜60分維持するよ
うにし、加圧は200℃程度で開始するようにする。そ
して、予備成形体Pを加圧焼結後、真空ベッセル16内
からダイ11ごと取り出して当該ダイ11からビレット
Bを取り出す。この際、ビレットBを外側から押し出す
ことになるが、ダイリング12もビレットBと共に多少
押し出されて、当該ビレットBが容易に取り出せるよう
に作用する。取り出したビレットBは、つぎの押出工程
(ステップS306)にて押し出され、引張矯正(ステ
ップS307)、切断工程(ステップS308)を経
て、最終品の角パイプ1となる。
【0035】以上、この角パイプ1の製造方法によれ
ば、キャニングを省略すると共に真空ホットプレスを用
いてビレットBを成形するようにしたので、缶代が節
約でき、缶除去のための切削工程(ステップS
7)が不要になると共に、それに付随する製造工程
(ステップS05)を省略することができる。このた
め、角パイプ1を効率的かつ低コストで製造することが
できるようになる。
【0036】(実施の形態3) 図5は、この発明の実施の形態3にかかる角パイプの製
造方法を示すフローチャートである。この角パイプ1の
製造方法は、同図に示すように、上記缶封入および真空
加熱脱ガス(ステップS05)、HIP(ステップS
06)、外削および端面削(ステップS07)に代
えて、放電プラズマ焼結を用いた点に特徴がある(放電
プラズマ焼結工程:ステップS505)。放電プラズマ
焼結は、過渡アーク放電現象の火花放電エネルギーを利
用して加圧下で焼結を行うものである。その他の工程
は、上記実施の形態1と略同様であるからその説明を省
略する(ステップS501〜S504、S506〜S5
08)。
【0037】図6は、この角パイプの製造方法に用いる
放電プラズマ焼結装置を示す構成図である。この放電プ
ラズマ焼結装置20は、グラファイト製のダイ21と、
上部電極および下部電極を兼ねた上下のパンチ22、2
3と、上下のパンチ22、23にパルス電流を供給する
電源24と、電源24を制御する制御部25と、ダイ2
1およびパンチ22、23を収容する真空ベッセル25
と、真空ベッセル25内の真空を引くポンプ26と、パ
ンチ22、23を駆動する油圧シリンダー27、28と
から構成される。CIPによる予備成形体Pは、ダイ2
1およびパンチ22、23により形成した成形室に挿入
する。
【0038】放電プラズマ焼結は、焼結エネルギーを制
御しやすいこと、取り扱いが容易であることなどの種々
の利点があるが、ハイスピードで焼結できる点がこの製
造方法において重要である。すなわち、上記ホットプレ
スでは、たとえば、焼結時間が約5時間かかるのに対
し、放電プラズマ焼結では約1時間で済む。このため、
高速焼結が可能である分、製造時間を短縮化することが
できる。
【0039】上記放電プラズマ焼結の条件は、真空ベッ
セル25内の真空度を10−2Torrとし、約10分
で500℃まで立ち上げる。そして、この温度領域を1
0分〜30分維持し、5〜10tonで加圧する。上下
のパンチ22、23間にパルス電流を印加すると、予備
成形体P内で放電点が移動し、全体に分散する。火花放
電の部分では、局所的に高温状態(1000℃〜100
00℃)になって粒子間接触部が点から面に成長し、ネ
ックを形成して溶着状態となる。これにより、硬い酸化
皮膜を形成するアルミニウム系材料であっても、放電プ
ラズマのスパッタ作用によってアルミニウム表面の酸化
皮膜を破壊するから、ビレットを容易に焼結することが
できる。
【0040】以上、この角パイプ1の製造方法によれ
ば、ホットプレスを用いる場合に比べて焼結時間を短縮
化できる。また、放電作用によりアルミニウムの不動体
皮膜を破壊するから、焼結を容易に行うことができる。
キャニングを省略したことによる利点については、上記
実施の形態2の場合と同様である。なお、放電プラズマ
焼結の他、熱プラズマ焼結法を用いることもできる。熱
プラズマ焼結法は、超高温のプラズマ熱を用いて無加圧
焼結を行うものである。さらに、通常の放電焼結により
製造することもできる。
【0041】(実施の形態4)上記では角パイプ1を構
成する材料としてボロンを添加したアルミニウム合金を
用いている。ここで、添加元素であるBCの平均粒径
が大きいと角パイプ1の強度が低くなり、その一方、B
Cの平均粒径を小さくするとBCどうしが凝集して
偏析するため、中性子吸収能の低下や加工性の悪化が生
じてしまう。上記の通り、Al粉末の平均粒径は80μ
mでありBC粉末の平均粒径は9μmであって、当該
Cの粒径を9μmとしたのは、これ以上粒径を小さ
くするとBC粉末の凝集が進んで偏析が生じやすくな
るからである。そこで、この実施の形態4では、上記実
施の形態1〜3における混合機に代えて、高エネルギー
ボールミリング(メカニカル・アロイング)を用いるこ
とで、BC粉末の微細化および均一分散化を図るよう
にした。
【0042】当該高エネルギーボールミリングには、一
般的な転動ミル、揺動ミルおよびアトライターミルを用
いることができるが、以下ではアトライターミルを例示
する。図7は、この発明の実施の形態4にかかる角パイ
プ1の製造方法に用いるアトライターミルの構成図であ
る。アトライター30の容器31には150リットルの
容量のものを用いる。当該容器31の壁内にはウォータ
ージャケット32が形成されている。ウォータージャケ
ット32内にはポンプなどの給水器33から適量の冷却
水を供給する。アトライター34は、上方に配置した駆
動モータ35と減速機36を介して結合している。容器
31の上面には、容器31中を不活性ガスであるアルゴ
ン(Ar)雰囲気にするため、流入口37および流出口
38が設けられている。流入口37にはアルゴンガスの
ガスボンベ39が接続され、流出口38にはホース40
を接続して水中に入れ、大気の逆流を防止する。また、
このボールミリングに使用するボール41には、炭素鋼
ベースの軸受鋼(SUJ−2)を用いる。
【0043】つぎに、実際に高エネルギー粉末を製造す
る場合の条件として、前記容器31内に入れるボール4
1の量を450kg、当該ボール41の径を3/8イン
チとした。また、アトライター34の回転数は300r
pmとし、さらに、0.5リットル/minのアルゴン
を連続的に流して容器31内を不活性ガス雰囲気とし
た。また、ボールミリングの前に、その助剤として粉末
1kgに対して30ccのエタノールあるいはメタノー
ルを投入した。前記容器31内に投入する粉末の量は、
15kgとした。このうち、BCの投入量は0.75
kg(5重量%)とした。また、使用するAl粉末に
は、平均粒径が35μmのものを用い、BC粉末に
は、平均粒径が9μmのものを用いた。ボールミリング
の時間は1hから10hの範囲で適宜選択するようにし
た。
【0044】ボールミリングの過程において、投入した
アルミニウムは、ボール41の衝撃を受けることによっ
てつぶされ、かつ折りたたまれ、扁平形状になる。この
ため、アルミニウムの外径は一面方向に広がって80μ
m程度になる。一方、BC粉末は、ボールミリングに
よって破砕され、その粒径が0.5μm〜1.0μm程
度まで小さくなると共にアルミニウムマトリックス中に
均一にすり込まれてゆく。図8に、MAにより製造した
高エネルギー粉末の拡大図を示す。同図を参照すること
により、ボールミリングによってAl粉末が扁平につぶ
れ、さらに、当該Al粉末のマトリックス中にBC粉
末が微細化した状態で分散しているのが判る。
【0045】つぎに、ボールミリングの過程で、ボール
41どうしの衝突により当該ボール41が磨耗してその
成分が不純物として混じることがある。そこで、ボール
41の成分に予め不純物として添加する元素を含めてお
き、ボールミリングの過程で当該元素を添加するように
してもよい。この元素としては、たとえば、ジルコンな
どを挙げることができる。ボールミリングの終了後は、
容器31内から高エネルギー粉末を取りだし、ホットプ
レス工程、押出し工程に進み、図1に示すような角パイ
プ1を成形する。
【0046】以上、この角パイプ1の製造方法によれ
ば、BC粉末を微細化、均一化してAl粉末のマトリ
ックス中に分散させることができるので、角パイプ1の
強度を向上させることができる。具体的には、上記実施
の形態1〜3の方法により得た角パイプ1と比較して、
その強度を約1.2〜1.5倍まで向上させることがで
きる。さらに、高い硬度を有するBC粉末を微細かつ
均一にマトリックス中に分散し、それによってBC粉
末の凝集を防止するようにしているので、押出性を向上
することができる。このため、押出用のダイスの磨耗低
減にも効果がある。
【0047】(実施の形態5)また、高速気流を発生さ
せる粉末製造装置により、Al粉末の周囲にBC粉末
を付着させるようにしてもよい。このように、高速気流
中で攪拌し、母材の粉末の周囲に添加材を付着させる粉
末製造方法を、ハイブリダイゼーションという。図9
は、この発明の実施の形態5にかかる製造方法を実施す
るための、粉末製造装置を示す概略構成図である。この
粉末製造装置50は、高速回転する筒状の回転容器51
と、回転容器51内に設けた複数のインペラ52と、窒
素ガスなどの不活性ガスを供給するガスボンベ53とか
ら構成されている。
【0048】つぎに、粉末の製造方法について説明す
る。まず、所定量のAlを回転容器51内に入れ、当該
回転容器51を回転させる。これにより、回転容器51
内で高速気流が発生し、Al粉末が当該高速気流により
渦状に回転する。つぎに、この回転している回転容器5
1内に所定量(5重量%)のBC粉末を投入する。こ
の状態で回転を所定時間継続すると、図10に示すよう
に、Al粉末の外側に微細なBC粉末がくい込むよう
にして付着する。ここで、前記Al粉末には平均粒径が
80μmのものを用い、BC粉末には平均粒径が2μ
mのものを用いている。当該平均粒径が2μmのB
粉末は、市販されているものの、通常の粗い混合方法
(V型混合など)では、他の金属粉末と混合すると焼結
時にBC粉末が凝集してしまうためである(このた
め、通常の混合方法では凝集しにくい10μm以上のも
のを用いている)。なお、BC粉末は回転容器51内
で多少粉砕されるから、実際に付着するBC粉末の平
均粒径は2μmよりも若干小さくなる。
【0049】また、前記回転容器51の回転速度は、7
0〜80m/secとする。たとえば、その回転速度が
60m/sec以下の場合では、BC粉末がAl粉末
に付着しないため、アルミニウム合金の組成が変わって
しまうか、残りのBC粉末が凝集を起こすことにな
る。一方、回転速度が100m/sec以上の場合で
は、Al粉末の運動エネルギーが大きくなりすぎて、イ
ンペラに衝突する際の発熱により溶着を起こしてしま
う。このため、上記回転速度は、70〜80m/sec
程度に収めるのが好ましい。このようにして製作したア
ルミニウム合金粉末は、ホットプレス工程、押出し工程
を経て、図1に示すような角パイプ1に成形される。
【0050】以上、この角パイプ1の製造方法によれ
ば、BC粉末がAl粉末の表面にくい込むようにして
付着しているから、当該BC粉末が好適に分散して焼
結時に凝集しにくくなる。このため、ビレットの偏析を
防止することができる。また、BC粉末の衝突によ
り、Al粉末の表面に形成されていた酸化皮膜がある程
度除去されるから、焼結性が向上する。この結果、機械
的強度の優れた角パイプ1を成形することが可能にな
る。
【0051】(実施の形態6)つぎに、使用済み燃料集
合体を収容するラックは、上記角パイプ式に代えて平板
式にすることもできる。図11は、平板式のラックを示
す斜視図である。この平板式ラック60では、まず、上
記実施の形態1〜5の製造方法により製作したビレット
を押出すことによって幅が300mm〜350mm程度
の板状部材61を成形する。続いて、それぞれの板状部
材61に複数のスリット62を連設する。そして、この
板状部材61をスリット62部分で縦横交互に係合させ
て格子状断面を形成する。なお、この平板式ラック60
の場合、上記角パイプ式に比べて板厚が小さくなるの
で、アルミニウムに分散させるボロンの量を多めにして
おく。この平板式ラックは、キャスクや使用済み燃料プ
ールのラックなどに用いることができる。
【0052】(実施の形態7)上記実施の形態1〜5で
は、角パイプ1にボロンを分散させることにより中性子
吸収能を与え、使用済み燃料集合体が臨界になるのを防
止するようにしている。この実施の形態7では、角パイ
プ1によらず、使用済み燃料集合体からの中性子を吸収
する丸棒材を成形する。丸棒材70は、図12に示す使
用済み燃料集合体71の制御棒クラスタ案内管72(ま
たは計測管)内に挿入する。この丸棒材70を挿入する
ことにより所定の中性子吸収能が確保できるから、角パ
イプ1に多量のボロンを分散させる必要がなくなる。な
お、この丸棒材70の製造には、最終の押出工程におけ
るダイスの形状が異なるだけであるから、上記実施の形
態1〜5の製造方法を用いることができる。
【0053】(実施の形態8)つぎに、上記角パイプ1
の具体的な使用例について説明する。図13は、キャス
クを示す斜視図である。図14は、図13に示したキャ
スクの径方向断面図である。図15は、図13に示した
キャスクの軸方向断面図である。このキャスク100
は、胴本体101のキャビティ102内面をバスケット
130の外周形状に合わせて機械加工したものである。
【0054】胴本体101および底板104は、γ線遮
蔽機能を有する炭素鋼製の鍛造品である。なお、炭素鋼
の代わりにステンレス鋼を用いることもできる。前記胴
本体101と底板104は、溶接により結合する。ま
た、耐圧容器としての密閉性能を確保するため、一次蓋
110と胴本体101との間には金属ガスケットを設け
ておく。
【0055】胴本体101と外筒105との間には、水
素を多く含有する高分子材料であって中性子遮蔽機能を
有するレジン106が充填されている。また、胴本体1
01と外筒105との間には熱伝導を行う複数の銅製内
部フィン107が溶接されており、前記レジン106
は、この内部フィン107によって形成される空間に流
動状態で注入され、冷却固化される。なお、内部フィン
107は、放熱を均一に行うため、熱量の多い部分に高
い密度で設けるようにするのが好ましい。また、レジン
106と外筒105との間には、数mmの熱膨張しろ1
08が設けられる。
【0056】蓋部109は、一次蓋110と二次蓋11
1により構成される。この一次蓋110は、γ線を遮蔽
するステンレス鋼または炭素鋼からなる円盤形状であ
る。また、二次蓋111もステンレス鋼製または炭素鋼
製の円盤形状であるが、その上面には中性子遮蔽体とし
てレジン112が封入されている。一次蓋110および
二次蓋111は、ステンレス製または炭素鋼製のボルト
113によって胴本体101に取り付けられている。さ
らに、一次蓋110および二次蓋111と胴本体101
との間にはそれぞれ金属ガスケットが設けられ、内部の
密封性を保持している。また、蓋部109の周囲には、
レジン114を封入した補助遮蔽体115が設けられて
いる。
【0057】キャスク本体116の両側には、キャスク
100を吊り下げるためのトラニオン117が設けられ
ている。なお、図13では、補助遮蔽体115を設けた
ものを示したが、キャスク100の搬送時には補助遮蔽
材115を取り外して緩衝体118を取り付ける(図1
4参照)。緩衝体118は、ステンレス鋼材により作成
した外筒120内にレッドウッド材などの緩衝材119
を組み込んだ構造である。
【0058】バスケット130は、使用済み核燃料集合
体を収容するセル131を構成する69本の角パイプ1
からなる。当該角パイプ1には、上記実施の形態1〜5
にかかる製造方法により製造したものを用いる。図16
は、上記角パイプの挿入方法を示す斜視図である。上記
工程により製造した角パイプ1は、キャビティ102内
の加工形状に沿って順次挿入される。
【0059】また、図16および図14に示すように、
キャビティ102のうちセル数が5個または7個となる
角パイプ列の両側には、それぞれダミーパイプ133が
挿入されている。このダミーパイプ133は、胴本体1
01の重量を軽減すると共に胴本体101の厚みを均一
化すること、角パイプ1を確実に固定することを目的と
する。このダミーパイプ133にもボロン入りアルミニ
ウム合金を用い、上記同様の工程により製作する。な
お、このダミーパイプ133は省略することもできる。
【0060】キャスク100に収容する使用済み核燃料
集合体は、核分裂性物質および核分裂生成物などを含
み、放射線を発生すると共に崩壊熱を伴うため、キャス
ク100の除熱機能、遮蔽機能および臨界防止機能を貯
蔵期間中(60年程度)、確実に維持する必要がある。
この実施の形態1にかかるキャスク100では、胴本体
101のキャビティ102内を機械加工して角パイプ1
で構成したバスケット130の外側を略密着状態(大き
な隙間なし)で挿入するようにしており、さらに、胴本
体101と外筒105との間に内部フィン107を設け
ている。このため、燃料棒からの熱は、角パイプ1或い
は充填したヘリウムガスを通じて胴本体101に伝導
し、主に内部フィン107を通じて外筒105から放出
されることになる。
【0061】また、使用済み核燃料集合体から発生する
γ線は、炭素鋼あるいはステンレス鋼からなる胴本体1
01、外筒105、蓋部109などにおいて遮蔽され
る。また、中性子はレジン106によって遮蔽され、放
射線業務従事者に対する被ばく上の影響をなくすように
している。具体的には、表面線当量率が2mSv/h以
下、表面から1mの線量当量率が100μSv/h以下
になるような遮蔽機能が得られるように設計する。さら
に、セル131を構成する角パイプ1には、ボロン入り
のアルミニウム合金を用いているので、中性子を吸収し
て臨界に達するのを防止することができる。
【0062】さらに、このキャスク100によれば、胴
本体101のキャビティ102内を機械加工しバスケッ
ト130の外周を構成する角パイプ1を略密着状態で挿
入するようにしたので、角パイプとキャビティとの対面
する面積が広くなり、角パイプ1からの熱伝導を良好に
できる。また、キャビティ102内の空間領域をなくす
ことができるから、角パイプ1の収容数が同じであれ
ば、胴本体101をコンパクトかつ軽量にすることがで
きる。逆に、胴本体101の外径を変えない場合、それ
だけセル数を確保できるから、使用済み核燃料集合体の
収納数を増加することができる。具体的に当該キャスク
100では、使用済み核燃料集合体の収容数を69体に
でき、かつキャスク本体116の外径を2560mm、
重量を120tonに抑えることができる。
【0063】(実施の形態9)続いて、上記角パイプの
他の使用例について説明する。図17は、PWR用の使
用済み燃料プールを示す斜視図である。この使用済み燃
料プール200は、上記実施の形態1〜5により製造し
た角パイプ1を複数立設し、その上下部分をサポート板
201により支持したラック202を備えている。ラッ
ク202は、鉄筋コンクリート製のピット203内に設
置されており、当該ピット203内面は、ピット水の漏
洩防止のためにステンレス鋼鈑のライニング204によ
り内張りされている。また、このピット203内は、常
時、ホウ酸水により満たされている。この使用済み燃料
プール200は、上記角パイプ1を用いて構成している
ので、中性子吸収能が高く、かつその構造の健全性を確
保できる。このため、使用済み燃料集合体が臨界に達す
るのを有効に防止することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の使用済
み燃料貯蔵部材の製造方法(請求項1)では、アルミニ
ウム粉末と中性子吸収材粉末とを混合し、この混合粉末
をCIPにより予備成形体とし、当該予備成形体をキャ
ニングしてから焼結するようにした。このため、高品質
の使用済み燃料貯蔵部材を製造することができる。ま
た、前記焼結をホットプレスまたはHIPにより行うこ
とで、さらに高品質の使用済み燃料貯蔵部材を製造する
ことができる(請求項2)。
【0065】また、この発明の使用済み燃料貯蔵部材の
製造方法(請求項3)では、キャニングを省略して真空
焼結するようにしたので、外削などの機械加工が不要に
なり、その分、製造工程を簡略化できる。この結果、使
用済み燃料貯蔵部材を極めて安価に製造することができ
る。また、前記焼結を真空ホットプレスにより行うこと
により、安価で高品質の使用済み燃料貯蔵部材を製造す
ることができる(請求項4)。
【0066】また、この発明の使用済み燃料貯蔵部材の
製造方法(請求項5)では、予備成形体を放電焼結する
ようにしたので、短時間で焼結が完了する。このため、
製造効率を向上することができる。また、放電焼結とし
て放電プラズマ焼結を用いることにより、焼結性が良く
なり、高品質のビレットを低コストで得ることができる
(請求項6)。
【0067】また、上記方法により製造したビレットを
押し出すことにより、使用済み燃料貯蔵部材である角パ
イプや棒体を容易に製造することが可能になる(請求項
7および8)。
【0068】また、この発明の使用済み燃料貯蔵部材の
製造方法(請求項9)では、メカニカルアロイングを用
いてアルミニウム粉末と中性子吸収材粉末とを混合する
ようにしたので、アルミニウムマトリックス中に中性子
吸収材粉末が微細化した状態で均一に分散する。このた
め、使用済み燃料貯蔵部材の機械的強度が向上する。
【0069】また、この発明の使用済み燃料貯蔵部材の
製造方法(請求項10)では、ボールミリングに用いる
ボールは添加予定の元素が主成分であるので、ボールミ
リングの過程で供試材に添加したい元素をこの過程で添
加することができる。このため、製造工程を簡略化する
ことができる。
【0070】また、この発明の使用済み燃料貯蔵部材の
製造方法(請求項11)では、ハイブリダイゼーション
を行うことにより、アルミニウムに対して中性子吸収材
を微細かつ均一に分散できる。このため、使用済み燃料
貯蔵部材の機械的強度を向上できる。また、この際、ハ
イブリダイゼーションに用いる回転容器の回転速度を7
0〜80m/secとすることで、混合比を変化させる
ことなく、所望の使用済み燃料貯蔵部材を得ることがで
きる(請求項12)。
【0071】また、この発明の使用済み燃料貯蔵部材用
混合粉末(請求項13)では、メカニカルアロイング
によりアルミニウム粉末を扁平化すると共に当該アルミ
ニウム粉末に対して粉砕したボロンまたはボロン化合物
をすり込むように分散させるようにした。また、この発
明の使用済み燃料貯蔵部材用の混合粉末(請求項14)
では、ハイブリダイゼーションによってアルミニウム粉
末の表面にボロンまたはボロン化合物をめり込ませて付
着させるようにした。このため、焼結時の凝集を防止で
きるので、これを用いて製造した使用済み燃料貯蔵部材
の成分は均質になり、機械的強度を向上できる。
【0072】また、この発明の使用済み燃料貯蔵部材用
混合粉末(請求項14)では、ハイブリダイゼーショ
ンによってアルミニウム粉末の表面にボロンまたはボロ
ン化合物をめり込ませて付着させたので、かかる粉末を
用いて製造した使用済み燃料貯蔵部材は、その機械的強
度が優れたものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】角パイプを示す断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1にかかる角パイプの製
造方法を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施の形態2にかかる角パイプの製
造方法を示すフローチャートである。
【図4】この角パイプの製造方法に用いる真空ホットプ
レス装置を示す構成図である。
【図5】この発明の実施の形態3にかかる角パイプの製
造方法を示すフローチャートである。
【図6】この角パイプの製造方法に用いる放電プラズマ
焼結装置の構成を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態4にかかる角パイプの製
造方法に用いるアトライターミルの構成を示す図であ
る。
【図8】MAにより製造した高エネルギー粉末を示す拡
大図である。
【図9】この発明の実施の形態5にかかる製造方法を実
施するための、粉末製造装置の概略構成を示す図であ
る。
【図10】図9に示した粉末製造装置により製造した粉
末を示す説明図である。
【図11】平板式のラックを示す斜視図である。
【図12】使用済み燃料集合体を示す説明図である。
【図13】キャスクを示す斜視図である。
【図14】図13に示したキャスクの径方向を示す断面
図である。
【図15】図13に示したキャスクの軸方向を示す断面
図である。
【図16】角パイプの挿入方法を示す斜視図である。
【図17】PWR用の使用済み燃料プールを示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 角パイプ 100 キャスク 101 胴本体 102 キャビティ 104 底板 105 外筒 106 レジン 107 内部フィン 108 熱膨張しろ 109 蓋部 110 一次蓋 111 二次蓋 115 補助遮蔽体 116 キャスク本体 117 トラニオン 118 緩衝体 130 バスケット 131 セル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G21F 5/012 G21F 5/00 F (72)発明者 安井 豊明 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三 菱重工業株式会社 広島研究所内 (56)参考文献 特開 平8−260075(JP,A) 特開 平3−82732(JP,A) 特開 昭61−235523(JP,A) 特開 平1−208446(JP,A) 特開 昭59−96242(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21F 5/00 G21C 19/07 G21C 19/32 G21C 19/40 G21F 5/008 G21F 5/012 G21F 9/36 C22C 1/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済み燃料の貯蔵に用いる部材を製造
    する使用済み燃料貯蔵部材の製造方法において、 アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末とを混合する工程
    と、 冷間静水圧成形法により予備成形体を成形する工程と、 予備成形体をキャニングする工程と、 キャニングした予備成形体を焼結する工程と、 を含むことを特徴とする使用済み燃料貯蔵部材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 さらに、上記焼結を、ホットプレスまた
    は熱間静水圧成形法により行うことを特徴とする請求項
    1に記載の使用済み燃料貯蔵部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 使用済み燃料の貯蔵に用いる部材を製造
    する使用済み燃料貯蔵部材の製造方法において、 アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末とを混合する工程
    と、 冷間静水圧成形法により予備成形体を成形する工程と、 予備成形体を真空焼結する工程と、 を含むことを特徴とする使用済み燃料貯蔵部材の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 さらに、上記焼結を、真空ホットプレス
    により行うことを特徴とする請求項3に記載の使用済み
    燃料貯蔵部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 使用済み燃料の貯蔵に用いる部材を製造
    する使用済み燃料貯蔵部材の製造方法において、 アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末とを混合する工程
    と、 冷間静水圧成形法により予備成形体を成形する工程と、 予備成形体を放電焼結する工程と、 を含むことを特徴とする使用済み燃料貯蔵部材の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記放電焼結を、放電プラズマ焼結によ
    り行うことを特徴とする請求項5に記載の使用済み燃料
    貯蔵部材の製造方法。
  7. 【請求項7】 さらに、押出成形により角パイプを成形
    する工程を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か一つに記載の使用済み燃料貯蔵部材の製造方法。
  8. 【請求項8】 さらに、押出成形により使用済み燃料の
    案内管に挿入する棒体を成形する工程を含むことを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の使用済み燃
    料貯蔵部材の製造方法。
  9. 【請求項9】 さらに、上記混合に、メカニカルアロイ
    ングを用いることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    一つに記載の使用済み燃料貯蔵部材の製造方法。
  10. 【請求項10】 さらに、メカニカルアロイングにボー
    ルミリングを用いると共に予め供試材に添加する元素が
    主成分のボールを用いて、ボールミリング中のボールの
    磨耗により供試材中に前記ボールの元素の添加を行うよ
    うにしたことを特徴とする請求項9に記載の使用済み燃
    料貯蔵部材の製造方法。
  11. 【請求項11】 さらに、上記混合に、高速気流を発生
    させる粉末混合装置を用いたことを特徴とする請求項1
    〜8のいずれか一つに記載の使用済み燃料貯蔵部材の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 上記高速気流を発生させる粉末混合装
    置に用いる回転容器の回転速度を70〜80m/sec
    としたことを特徴とする請求項11に記載の使用済み燃
    料貯蔵部材の製造方法。
  13. 【請求項13】 メカニカルアロイングによりアルミニ
    ウム粉末を扁平化すると共に当該アルミニウム粉末に対
    して粉砕したボロンまたはボロン化合物をすり込むよう
    に分散させたことを特徴とする使用済み燃料貯蔵部材用
    混合粉末。
  14. 【請求項14】 高速気流を発生させる粉末混合装置に
    よってアルミニウム粉末の表面にボロンまたはボロン化
    合物をめり込ませて付着させたことを特徴とする使用済
    み燃料貯蔵部材用の混合粉末。
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