JP3179276B2 - 磁気ヘッド駆動方法および光磁気記録方法 - Google Patents
磁気ヘッド駆動方法および光磁気記録方法Info
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- JP3179276B2 JP3179276B2 JP03963894A JP3963894A JP3179276B2 JP 3179276 B2 JP3179276 B2 JP 3179276B2 JP 03963894 A JP03963894 A JP 03963894A JP 3963894 A JP3963894 A JP 3963894A JP 3179276 B2 JP3179276 B2 JP 3179276B2
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B11/00—Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
- G11B11/10—Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
- G11B11/105—Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
- G11B11/10502—Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing characterised by the transducing operation to be executed
- G11B11/10504—Recording
- G11B11/10508—Recording by modulating only the magnetic field at the transducer
Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変調磁界を発生する磁
気ヘッドの駆動方法およびそれを用いた光磁気記録方法
に関するものである。
気ヘッドの駆動方法およびそれを用いた光磁気記録方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気記録装置の記録方式として
は、光変調方式や磁界変調方式などが知られているが、
特に磁界変調方式は旧データの上に新データを直接重ね
書き(オーバライト)することができるので、記録速度
などの点で優れている。図9はその磁界変調方式の光磁
気記録装置の概略構成を示した図で、1は情報記録媒体
であるところの光磁気ディスク、2はこのディスクに設
けられた光磁気記録層である。光磁気ディスク1の上面
には、磁芯に主コイルLH が巻回された磁気ヘッド3が
配設され、下面には磁気ヘッド3と相対向して光ヘッド
4が配設されている。光ヘッド4はその内部に光源とし
て設けられた半導体レーザのレーザビームを記録層2上
に微小光スポットとして照射し、記録部位の温度をキュ
ーリー温度以上に上昇させる。一方、磁気ヘッド3は駆
動回路5の駆動により、記録情報に応じて変調されたバ
イアス磁界を発生し、記録層2の昇温部位に印加する。
これにより、記録層2上の昇温部位の磁化はバイアス磁
界の方向に配向し、光磁気ディスク1の回転に伴ない昇
温部位が冷却されると、磁化方向が固定されて記録層2
上に情報信号に対応した磁化方向の情報ピットが記録さ
れる。
は、光変調方式や磁界変調方式などが知られているが、
特に磁界変調方式は旧データの上に新データを直接重ね
書き(オーバライト)することができるので、記録速度
などの点で優れている。図9はその磁界変調方式の光磁
気記録装置の概略構成を示した図で、1は情報記録媒体
であるところの光磁気ディスク、2はこのディスクに設
けられた光磁気記録層である。光磁気ディスク1の上面
には、磁芯に主コイルLH が巻回された磁気ヘッド3が
配設され、下面には磁気ヘッド3と相対向して光ヘッド
4が配設されている。光ヘッド4はその内部に光源とし
て設けられた半導体レーザのレーザビームを記録層2上
に微小光スポットとして照射し、記録部位の温度をキュ
ーリー温度以上に上昇させる。一方、磁気ヘッド3は駆
動回路5の駆動により、記録情報に応じて変調されたバ
イアス磁界を発生し、記録層2の昇温部位に印加する。
これにより、記録層2上の昇温部位の磁化はバイアス磁
界の方向に配向し、光磁気ディスク1の回転に伴ない昇
温部位が冷却されると、磁化方向が固定されて記録層2
上に情報信号に対応した磁化方向の情報ピットが記録さ
れる。
【0003】ところで、最近では情報をより高密度で記
録するために、情報ピットの記録方式としてピットのセ
ンターの位置に情報の意味をもたせるピット位置記録か
ら、ピットのエッジの位置に情報の意味をもたせるピッ
トエッジ記録に移行しつつある。こうしたピットエッジ
記録では、情報ピットのエッジを明瞭に記録する必要が
あり、そのためには記録時の磁気ヘッドによるバイアス
磁界の反転速度を高速化することが要求される。
録するために、情報ピットの記録方式としてピットのセ
ンターの位置に情報の意味をもたせるピット位置記録か
ら、ピットのエッジの位置に情報の意味をもたせるピッ
トエッジ記録に移行しつつある。こうしたピットエッジ
記録では、情報ピットのエッジを明瞭に記録する必要が
あり、そのためには記録時の磁気ヘッドによるバイアス
磁界の反転速度を高速化することが要求される。
【0004】従来の磁気ヘッドの駆動装置の第1の例と
しては、特開昭63−94406号公報に開示されたも
のが知られている。図10はその駆動装置を示した回路
図であり、LH は磁気ヘッド3のバイアス磁界を発生す
るための主コイル、L1,L2は磁界を高速で切換える
ための補助コイルである。また、SW1とSW2は主コ
イルLH の電流の向きを切換えるためのスイッチ素子、
R1,R2は電流制限用の抵抗器である。補助コイルL
1,L2のインダクタンスは主コイルLH のそれよりも
十分に大きな値に設定されている。この駆動装置におい
ては、記録情報に応じてスイッチ素子SW1,SW2が
交互にオンするように制御され、主コイルLH の電流の
向きを切換えることによって、発生磁界の極性が記録情
報に応じて切換えられる。
しては、特開昭63−94406号公報に開示されたも
のが知られている。図10はその駆動装置を示した回路
図であり、LH は磁気ヘッド3のバイアス磁界を発生す
るための主コイル、L1,L2は磁界を高速で切換える
ための補助コイルである。また、SW1とSW2は主コ
イルLH の電流の向きを切換えるためのスイッチ素子、
R1,R2は電流制限用の抵抗器である。補助コイルL
1,L2のインダクタンスは主コイルLH のそれよりも
十分に大きな値に設定されている。この駆動装置におい
ては、記録情報に応じてスイッチ素子SW1,SW2が
交互にオンするように制御され、主コイルLH の電流の
向きを切換えることによって、発生磁界の極性が記録情
報に応じて切換えられる。
【0005】具体的には、スイッチ素子SW1がオン、
SW2がオフの状態では電流経路CH1とCH4が導通
し、他の破線で示すCH2,CH3は遮断状態となる。
このとき電流経路CH1の導通によって主コイルLH に
電流が供給されるため、このコイルLH によりその電流
の向きに対応した磁界が発生する。一方、スイッチ素子
SW1がオフし、SW2がオンすると、電流経路CH
2,CH3が導通し、CH1とCH4は遮断状態とな
る。この結果、電流経路CH2の導通により主コイルL
H に前記とは逆方向の電流が供給され、極性の反転した
磁界を発生する。ここで、補助コイルL1,L2のイン
ダクタンスは、主コイルLH のそれよりも十分に大きい
ため、補助コイルL1,L2に流れる電流は電流経路の
遮断や導通状態にかかわらず略一定となる。そのため、
スイッチ素子SW1,SW2のオン、オフの時間を十分
短かくすれば、短時間で主コイルLH に流れる電流の方
向を反転させることができ、磁気ヘッドのバイアス磁界
を高速で反転させることができる。
SW2がオフの状態では電流経路CH1とCH4が導通
し、他の破線で示すCH2,CH3は遮断状態となる。
このとき電流経路CH1の導通によって主コイルLH に
電流が供給されるため、このコイルLH によりその電流
の向きに対応した磁界が発生する。一方、スイッチ素子
SW1がオフし、SW2がオンすると、電流経路CH
2,CH3が導通し、CH1とCH4は遮断状態とな
る。この結果、電流経路CH2の導通により主コイルL
H に前記とは逆方向の電流が供給され、極性の反転した
磁界を発生する。ここで、補助コイルL1,L2のイン
ダクタンスは、主コイルLH のそれよりも十分に大きい
ため、補助コイルL1,L2に流れる電流は電流経路の
遮断や導通状態にかかわらず略一定となる。そのため、
スイッチ素子SW1,SW2のオン、オフの時間を十分
短かくすれば、短時間で主コイルLH に流れる電流の方
向を反転させることができ、磁気ヘッドのバイアス磁界
を高速で反転させることができる。
【0006】さらに、従来の磁気ヘッドの駆動装置の第
2の例として、特開平1−130302号公報に開示さ
れたものが知られている。図11はその駆動装置を示し
た回路図で、111,111a,115,115aはス
イッチ素子、112,112a,116,116aはダ
イオード、118は磁気ヘッドのコイル、121はコン
デンサ、122,122aはスイッチ素子の駆動回路、
140は反転回路、110,114は電源に接続された
端子である。磁気ヘッドのコイル118とコンデンサ1
21で並列共振回路が構成されている。この駆動装置で
は、ダイオード112,112a,116,116aの
作用によって磁気ヘッドのコイル118への電流経路の
うちの一方が遮断された後に、共振回路の共振周期の1
/2に対応する期間にわたり、磁気ヘッドのコイル11
8への他方の電流経路が遮断される。これにより、低電
圧の電源が使用可能となり、回路の消費電力を低減する
ことができる。
2の例として、特開平1−130302号公報に開示さ
れたものが知られている。図11はその駆動装置を示し
た回路図で、111,111a,115,115aはス
イッチ素子、112,112a,116,116aはダ
イオード、118は磁気ヘッドのコイル、121はコン
デンサ、122,122aはスイッチ素子の駆動回路、
140は反転回路、110,114は電源に接続された
端子である。磁気ヘッドのコイル118とコンデンサ1
21で並列共振回路が構成されている。この駆動装置で
は、ダイオード112,112a,116,116aの
作用によって磁気ヘッドのコイル118への電流経路の
うちの一方が遮断された後に、共振回路の共振周期の1
/2に対応する期間にわたり、磁気ヘッドのコイル11
8への他方の電流経路が遮断される。これにより、低電
圧の電源が使用可能となり、回路の消費電力を低減する
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来の駆動装置の第1の例では、スイッチ素子がオフした
場合に(例えばスイッチ素子としてFET(電界効果ト
ランジスタ)を使用したとする)、ドレイン−ソース間
の接合容量が存在し、またその他の周辺にも浮遊容量が
存在するために、これらの容量と主コイルのインダクタ
ンスで電流の振動現象が生じる。そのため、主コイルの
電流反転時間はこうした過渡特性に大きく依存し、実際
の電流反転時間はスイッチ素子自身のスイッチング時間
ではなく、電流振動の周期によって決定すると言ってよ
い。そこで、電流振動の周期を小さくするために、例え
ば接合容量の小さなスイッチ素子を選んだり、主コイル
の巻数を減らすなどしてインダクタンスを小さくするな
どの方法が考えられる。しかし、接合容量の小さなスイ
ッチ素子ほど定格電流が小さくなり、またインダクタン
スを小さくすると充分な磁界強度が得られなくなるの
で、こうした方法では一定の制限を受け、磁気ヘッドの
磁界反転時間を高速化するには限界があった。
来の駆動装置の第1の例では、スイッチ素子がオフした
場合に(例えばスイッチ素子としてFET(電界効果ト
ランジスタ)を使用したとする)、ドレイン−ソース間
の接合容量が存在し、またその他の周辺にも浮遊容量が
存在するために、これらの容量と主コイルのインダクタ
ンスで電流の振動現象が生じる。そのため、主コイルの
電流反転時間はこうした過渡特性に大きく依存し、実際
の電流反転時間はスイッチ素子自身のスイッチング時間
ではなく、電流振動の周期によって決定すると言ってよ
い。そこで、電流振動の周期を小さくするために、例え
ば接合容量の小さなスイッチ素子を選んだり、主コイル
の巻数を減らすなどしてインダクタンスを小さくするな
どの方法が考えられる。しかし、接合容量の小さなスイ
ッチ素子ほど定格電流が小さくなり、またインダクタン
スを小さくすると充分な磁界強度が得られなくなるの
で、こうした方法では一定の制限を受け、磁気ヘッドの
磁界反転時間を高速化するには限界があった。
【0008】また、従来の駆動装置の第2の例では、磁
気ヘッドとコンデンサの共振を利用して電流を反転する
ように構成されているから、共振回路が有している損失
(抵抗)のために、高い周波数で駆動するのが困難であ
った。これについて詳しく説明する。図12は図11の
従来装置の磁気ヘッドのコイルに供給される電流波形を
示した図である。ここでは、図12の所定の電流の振幅
を100%とする。共振を利用した電流反転において
は、前述した損失により反転した電流の極大値Xは10
0%よりも小さく、通常は60〜80%である。そし
て、極大値を過ぎた後は磁気ヘッドのコイルは低い電圧
の電源に接続されるため、電流が徐々に増加して所定値
に達する。このように反転時の電流の振幅が不足するた
めに、駆動周波数を高くした場合に、十分な電流振幅を
得ることができないのである。
気ヘッドとコンデンサの共振を利用して電流を反転する
ように構成されているから、共振回路が有している損失
(抵抗)のために、高い周波数で駆動するのが困難であ
った。これについて詳しく説明する。図12は図11の
従来装置の磁気ヘッドのコイルに供給される電流波形を
示した図である。ここでは、図12の所定の電流の振幅
を100%とする。共振を利用した電流反転において
は、前述した損失により反転した電流の極大値Xは10
0%よりも小さく、通常は60〜80%である。そし
て、極大値を過ぎた後は磁気ヘッドのコイルは低い電圧
の電源に接続されるため、電流が徐々に増加して所定値
に達する。このように反転時の電流の振幅が不足するた
めに、駆動周波数を高くした場合に、十分な電流振幅を
得ることができないのである。
【0009】さらに、たとえ共振による電流反転を高速
化したとしても、結局、その後の電流の上昇が遅いため
に、所定の電流値に達するまでに長い時間を必要とし、
その結果磁界の反転が遅くピットエッジ記録には適さな
いという問題点があった。なお、第1の従来装置の例
は、十分にインダクタンスの大きい補助コイルが定電流
性を有しているため、第2の従来装置の例と同様に、低
電圧の電源で動作するという特徴を備えているだけでな
く、反転時の電流が不足することがなく、より高い周波
数で駆動できるという点で、第2の従来装置の例よりも
優れている。
化したとしても、結局、その後の電流の上昇が遅いため
に、所定の電流値に達するまでに長い時間を必要とし、
その結果磁界の反転が遅くピットエッジ記録には適さな
いという問題点があった。なお、第1の従来装置の例
は、十分にインダクタンスの大きい補助コイルが定電流
性を有しているため、第2の従来装置の例と同様に、低
電圧の電源で動作するという特徴を備えているだけでな
く、反転時の電流が不足することがなく、より高い周波
数で駆動できるという点で、第2の従来装置の例よりも
優れている。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、磁気ヘッドの磁界反転時間を有効に高速化し、
ピットエッジ記録の高速磁界反転要求にも充分対処でき
るようにした磁気ヘッド駆動方法および光磁気記録方法
を提供することを目的としたものである。
もので、磁気ヘッドの磁界反転時間を有効に高速化し、
ピットエッジ記録の高速磁界反転要求にも充分対処でき
るようにした磁気ヘッド駆動方法および光磁気記録方法
を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、第1の
補助コイル、前記第1の補助コイルに直列に接続された
第1のスイッチ素子、第2の補助コイル、前記第2の補
助コイルに直列に接続された第2のスイッチ素子、前記
第1の補助コイル及び第1のスイッチ素子間の接続部と
第2の補助コイル及び第2のスイッチ素子間の接続部と
の間に接続された磁界発生用の主コイル、及び情報信号
に応じて互いに位相の反転した駆動信号を第1及び第2
のスイッチ素子に印加してそれらのオン、オフ動作を制
御することにより、主コイルから発生する磁界を情報信
号に応じて変調するゲート駆動回路から成る装置を用い
て磁気ヘッドを駆動する方法において、前記ゲート駆動
回路は遅延素子を備え、該遅延素子によって前記第1及
び第2のスイッチ素子の一方がオフしてから所定の時間
後に他方をオンするように制御することを特徴とする磁
気ヘッド駆動方法によって達成される。
補助コイル、前記第1の補助コイルに直列に接続された
第1のスイッチ素子、第2の補助コイル、前記第2の補
助コイルに直列に接続された第2のスイッチ素子、前記
第1の補助コイル及び第1のスイッチ素子間の接続部と
第2の補助コイル及び第2のスイッチ素子間の接続部と
の間に接続された磁界発生用の主コイル、及び情報信号
に応じて互いに位相の反転した駆動信号を第1及び第2
のスイッチ素子に印加してそれらのオン、オフ動作を制
御することにより、主コイルから発生する磁界を情報信
号に応じて変調するゲート駆動回路から成る装置を用い
て磁気ヘッドを駆動する方法において、前記ゲート駆動
回路は遅延素子を備え、該遅延素子によって前記第1及
び第2のスイッチ素子の一方がオフしてから所定の時間
後に他方をオンするように制御することを特徴とする磁
気ヘッド駆動方法によって達成される。
【0012】また、本発明の目的は、光磁気記録媒体に
光ビームを照射するとともに、前記光磁気記録媒体の光
ビームが照射された部位に、請求項1乃至6のいずれか
一項に記載の磁気ヘッド駆動方法を用いて前記主コイル
から発生した磁界を印加することによって、光磁気記録
媒体に前記情報信号を記録する光磁気記録方法によって
達成される。
光ビームを照射するとともに、前記光磁気記録媒体の光
ビームが照射された部位に、請求項1乃至6のいずれか
一項に記載の磁気ヘッド駆動方法を用いて前記主コイル
から発生した磁界を印加することによって、光磁気記録
媒体に前記情報信号を記録する光磁気記録方法によって
達成される。
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明に係る磁気ヘッド駆動
装置の一実施例を示す回路図である。図1に示す磁気ヘ
ッド駆動装置は、図9に示した磁界変調方式の光磁気記
録装置の駆動回路5に用いられ、情報信号に応じて必要
な向きの磁界を発生させる。なお、図1では、図10に
示した従来装置と同一部分は同一符号を付してある。図
1において、LH は図示しない磁芯に巻回された磁気ヘ
ッドの主コイル、L1及びL2は補助コイル、R1及び
R2はそれぞれ補助コイルL1,L2に直列に接続され
た電流制限用の抵抗器である。補助コイルL1,L2の
インダクタンスは主コイルLH のそれよりも充分に大き
い値に設定されている。SW1及びSW2は各々補助コ
イルL1,L2に直列に接続されたスイッチ素子で、こ
こではMOS型FETを使用するものとする。10は2
つのスイッチ素子SW1,SW2のゲートを駆動するた
めのゲート駆動回路であり、図示しないコントローラか
ら送られる情報信号をもとにスイッチ素子SW1とSW
2のゲート駆動信号を作成する。
て詳細に説明する。図1は本発明に係る磁気ヘッド駆動
装置の一実施例を示す回路図である。図1に示す磁気ヘ
ッド駆動装置は、図9に示した磁界変調方式の光磁気記
録装置の駆動回路5に用いられ、情報信号に応じて必要
な向きの磁界を発生させる。なお、図1では、図10に
示した従来装置と同一部分は同一符号を付してある。図
1において、LH は図示しない磁芯に巻回された磁気ヘ
ッドの主コイル、L1及びL2は補助コイル、R1及び
R2はそれぞれ補助コイルL1,L2に直列に接続され
た電流制限用の抵抗器である。補助コイルL1,L2の
インダクタンスは主コイルLH のそれよりも充分に大き
い値に設定されている。SW1及びSW2は各々補助コ
イルL1,L2に直列に接続されたスイッチ素子で、こ
こではMOS型FETを使用するものとする。10は2
つのスイッチ素子SW1,SW2のゲートを駆動するた
めのゲート駆動回路であり、図示しないコントローラか
ら送られる情報信号をもとにスイッチ素子SW1とSW
2のゲート駆動信号を作成する。
【0016】ゲート駆動回路10は遅延素子11、ノア
ゲート12、アンドゲート13から構成され、これらの
論理回路によって記録すべき情報信号と同相の駆動信号
と逆相の駆動信号を作成し、互いに位相の反転した駆動
信号をスイッチ素子SW1,SW2のゲートに印加す
る。但し、ゲート駆動回路10においては、ノアゲート
12、アンドゲート13でそれぞれ情報信号と遅延素子
11を介した情報信号と論理和あるいは論理積をとるた
めに、位相の反転した2つのゲート駆動信号の間に一定
の時間差が生じるように構成されている。この時間差は
磁気ヘッドの磁界反転時間を早めるように作用するので
あるが、このことについては詳しく後述する。なお、V
は主コイルLH に駆動電流を供給するための直流電源で
ある。
ゲート12、アンドゲート13から構成され、これらの
論理回路によって記録すべき情報信号と同相の駆動信号
と逆相の駆動信号を作成し、互いに位相の反転した駆動
信号をスイッチ素子SW1,SW2のゲートに印加す
る。但し、ゲート駆動回路10においては、ノアゲート
12、アンドゲート13でそれぞれ情報信号と遅延素子
11を介した情報信号と論理和あるいは論理積をとるた
めに、位相の反転した2つのゲート駆動信号の間に一定
の時間差が生じるように構成されている。この時間差は
磁気ヘッドの磁界反転時間を早めるように作用するので
あるが、このことについては詳しく後述する。なお、V
は主コイルLH に駆動電流を供給するための直流電源で
ある。
【0017】次に、上記実施例の具体的な動作を図2に
基づいて説明する。図2(a)はゲート駆動回路10か
らスイッチ素子SW1,SW2のゲートに印加されるゲ
ート駆動信号S1,S2、図2(b)は主コイルLH に
供給される駆動電流である。まず、ゲート駆動回路10
に入力される情報信号がローレベルであった場合、ノア
ゲート12からハイレベルのゲート駆動信号S1がスイ
ッチ素子SW1のゲートに印加され、またアンドゲート
13からローレベルのゲート駆動信号S2がスイッチ素
子SW2のゲートに印加される。図2(a)ではスイッ
チ素子SW1のハイレベルのゲート駆動信号を破線でS
1、スイッチ素子SW2のローレベルのゲート駆動信号
を実線でS2として示してある。従って、この状態では
スイッチ素子SW1がオン、SW2がオフし、主コイル
LH に図2(b)のような駆動電流が供給される。これ
により、磁気ヘッドではその駆動電流の方向に対応した
向きの磁界を発生し、図示しない光磁気ディスクに印加
する。
基づいて説明する。図2(a)はゲート駆動回路10か
らスイッチ素子SW1,SW2のゲートに印加されるゲ
ート駆動信号S1,S2、図2(b)は主コイルLH に
供給される駆動電流である。まず、ゲート駆動回路10
に入力される情報信号がローレベルであった場合、ノア
ゲート12からハイレベルのゲート駆動信号S1がスイ
ッチ素子SW1のゲートに印加され、またアンドゲート
13からローレベルのゲート駆動信号S2がスイッチ素
子SW2のゲートに印加される。図2(a)ではスイッ
チ素子SW1のハイレベルのゲート駆動信号を破線でS
1、スイッチ素子SW2のローレベルのゲート駆動信号
を実線でS2として示してある。従って、この状態では
スイッチ素子SW1がオン、SW2がオフし、主コイル
LH に図2(b)のような駆動電流が供給される。これ
により、磁気ヘッドではその駆動電流の方向に対応した
向きの磁界を発生し、図示しない光磁気ディスクに印加
する。
【0018】情報信号がローレベルからハイレベルに反
転すると、ゲート駆動信号S1は図2(a)のようにロ
ーレベルに反転し、他方のゲート駆動信号S2は遅延素
子11の遅延作用により情報信号がハイレベルに反転し
てから一定時間後にハイレベルに立ち上がる。つまり、
スイッチ素子SW1,SW2のゲートのしきい値電圧を
Vthとしたときに、ゲート駆動信号S1,S2のしきい
値電圧Vthにおける時間差がtd となるように所定の時
間差が設けられている。従って、ゲート駆動信号S1が
ハイレベルからローレベルに反転し、しきい値電圧がV
thになった時点でスイッチ素子SW1がオフし、他方の
スイッチ素子SW2はゲート駆動信号S2がローレベル
からハイレベルに反転し、しきい値電圧Vthになった時
点でオンするために、2つのスイッチ素子SW1とSW
2のオンとオフのタイミングが所定時間td だけずれる
ようになっている。こうしてスイッチ素子SW1がオフ
しスイッチ素子SW2がオンすると、図2(b)のよう
に主コイルLH に前記とは逆向きの駆動電流が供給さ
れ、磁気ヘッドはそれに応じて逆向きの磁界を発生す
る。
転すると、ゲート駆動信号S1は図2(a)のようにロ
ーレベルに反転し、他方のゲート駆動信号S2は遅延素
子11の遅延作用により情報信号がハイレベルに反転し
てから一定時間後にハイレベルに立ち上がる。つまり、
スイッチ素子SW1,SW2のゲートのしきい値電圧を
Vthとしたときに、ゲート駆動信号S1,S2のしきい
値電圧Vthにおける時間差がtd となるように所定の時
間差が設けられている。従って、ゲート駆動信号S1が
ハイレベルからローレベルに反転し、しきい値電圧がV
thになった時点でスイッチ素子SW1がオフし、他方の
スイッチ素子SW2はゲート駆動信号S2がローレベル
からハイレベルに反転し、しきい値電圧Vthになった時
点でオンするために、2つのスイッチ素子SW1とSW
2のオンとオフのタイミングが所定時間td だけずれる
ようになっている。こうしてスイッチ素子SW1がオフ
しスイッチ素子SW2がオンすると、図2(b)のよう
に主コイルLH に前記とは逆向きの駆動電流が供給さ
れ、磁気ヘッドはそれに応じて逆向きの磁界を発生す
る。
【0019】情報信号が再びハイレベルからローレベル
になると、ゲート駆動信号S2はローレベルに反転し、
ゲート駆動信号S1は遅延素子11の遅延作用により所
定時間遅れてハイレベルに立ち上がる。従って、このと
きも2つのスイッチ素子SW1とSW2のオンとオフの
タイミングに時間差td が生じ、以下同様に情報信号に
応じてスイッチ素子SW1とSW2が交互にオンし、磁
気ヘッドは情報信号に応じて変調された磁界を発生す
る。なお、本実施例では主コイルLH の電流反転時間t
s を図2(b)に示すように電流が10%から90%ま
で遷移する時間として定義する。
になると、ゲート駆動信号S2はローレベルに反転し、
ゲート駆動信号S1は遅延素子11の遅延作用により所
定時間遅れてハイレベルに立ち上がる。従って、このと
きも2つのスイッチ素子SW1とSW2のオンとオフの
タイミングに時間差td が生じ、以下同様に情報信号に
応じてスイッチ素子SW1とSW2が交互にオンし、磁
気ヘッドは情報信号に応じて変調された磁界を発生す
る。なお、本実施例では主コイルLH の電流反転時間t
s を図2(b)に示すように電流が10%から90%ま
で遷移する時間として定義する。
【0020】ここで、前述のように2つのスイッチ素子
のオンとオフのタイミングに時間差td をもたせたこと
について詳細に説明する。図3は時間差td を変化させ
たときの電流反転時間ts の依存性を測定した結果を示
した図である。即ち、本願発明者はスイッチ素子のオン
とオフの時間差が主コイルの電流反転時の過渡特性に関
係のあることに着目し、時間差td を変化させたときに
電流反転時間ts がどのように変化するかを測定した。
実験結果は図3から明らかなように、2つのスイッチ素
子のオンとオフの間にある特定の時間差td を与えたと
きに電流反転時間ts は極小値をとることが確認され
た。ここでは、時間差td として約19nsのときに電
流反転時間ts は最小値の約14.5nsになることが
わかった。以上の時間差による電流反転時間の短縮効果
は、次のような理論的根拠で説明できる。
のオンとオフのタイミングに時間差td をもたせたこと
について詳細に説明する。図3は時間差td を変化させ
たときの電流反転時間ts の依存性を測定した結果を示
した図である。即ち、本願発明者はスイッチ素子のオン
とオフの時間差が主コイルの電流反転時の過渡特性に関
係のあることに着目し、時間差td を変化させたときに
電流反転時間ts がどのように変化するかを測定した。
実験結果は図3から明らかなように、2つのスイッチ素
子のオンとオフの間にある特定の時間差td を与えたと
きに電流反転時間ts は極小値をとることが確認され
た。ここでは、時間差td として約19nsのときに電
流反転時間ts は最小値の約14.5nsになることが
わかった。以上の時間差による電流反転時間の短縮効果
は、次のような理論的根拠で説明できる。
【0021】まず、主コイルLH の電流反転時の過渡特
性として、主コイルLH のインダクタンスと主コイルL
H の周辺の浮遊容量、特にオフしたスイッチ素子のドレ
イン−ソース間接合容量の間で電流振動が生じることが
知られている。こうした電流振動は主コイルLH のイン
ダクタンスをL、主コイル周辺の浮遊容量をCとすれ
ば、LとCの直列振動であるので、その振動周期T
O は、 TO =2π√(L・C) …(1) となる。つまり、一方のスイッチ素子がオフすると同時
に電流振動が始まり、時間TO /2経過後に反転した電
流が極大値となる。
性として、主コイルLH のインダクタンスと主コイルL
H の周辺の浮遊容量、特にオフしたスイッチ素子のドレ
イン−ソース間接合容量の間で電流振動が生じることが
知られている。こうした電流振動は主コイルLH のイン
ダクタンスをL、主コイル周辺の浮遊容量をCとすれ
ば、LとCの直列振動であるので、その振動周期T
O は、 TO =2π√(L・C) …(1) となる。つまり、一方のスイッチ素子がオフすると同時
に電流振動が始まり、時間TO /2経過後に反転した電
流が極大値となる。
【0022】ここで、もし時間差td を設けない(td
=0)とすると、スイッチ素子SW1がオンすると同時
にスイッチ素子SW2はオフする。また、スイッチ素子
の接合容量をCS とすると、電流振動は等価的に図7に
示すようなインダクタンスLとキャパシタンスCS の直
列回路で発生するとみなされる。
=0)とすると、スイッチ素子SW1がオンすると同時
にスイッチ素子SW2はオフする。また、スイッチ素子
の接合容量をCS とすると、電流振動は等価的に図7に
示すようなインダクタンスLとキャパシタンスCS の直
列回路で発生するとみなされる。
【0023】次に、時間差td を設けたとすると、時間
差td の範囲内でスイッチ素子SW1とSW2とは両方
ともオフである。この場合の電流振動は、等価的に図8
に示すようなインダクタンスLと2つのキャパシタンス
CS の直列回路で発生するとみなされる。ここで、
(1)式の浮遊容量Cはスイッチ素子の接合容量を含ん
でいる。したがって、時間差td を設けない場合よりも
時間差td を設けた方が浮遊容量Cは小さくなり、その
結果(1)式で示される振動周期T0 も小さくなるので
ある。これは、時間差td を設けた方が電流反転が高速
化されることを意味する。
差td の範囲内でスイッチ素子SW1とSW2とは両方
ともオフである。この場合の電流振動は、等価的に図8
に示すようなインダクタンスLと2つのキャパシタンス
CS の直列回路で発生するとみなされる。ここで、
(1)式の浮遊容量Cはスイッチ素子の接合容量を含ん
でいる。したがって、時間差td を設けない場合よりも
時間差td を設けた方が浮遊容量Cは小さくなり、その
結果(1)式で示される振動周期T0 も小さくなるので
ある。これは、時間差td を設けた方が電流反転が高速
化されることを意味する。
【0024】一方、時間差td をT0 /2よりも大きく
した場合は、電流振動が最初の極大値を過ぎて低下して
しまうので好ましくない。そこで、このTO /2経過後
に他方のスイッチ素子をオンするようにすれば、主コイ
ルLH の駆動電流の反転時間ts を最小にできるものと
考えられる。即ち、電流反転時間ts が最小になるとき
の時間差td の条件はTO /2であると考えられる。
した場合は、電流振動が最初の極大値を過ぎて低下して
しまうので好ましくない。そこで、このTO /2経過後
に他方のスイッチ素子をオンするようにすれば、主コイ
ルLH の駆動電流の反転時間ts を最小にできるものと
考えられる。即ち、電流反転時間ts が最小になるとき
の時間差td の条件はTO /2であると考えられる。
【0025】実際に、図3の実験結果は主コイルLH の
インダクタンスLを1.5μH、浮遊容量Cを25pF
として測定したものであるが、このときの(1)式によ
る計算結果のTO /2の値は19nsである。これに対
し、実験結果は図3から明らかなように電流反転時間t
s が最小となるときの時間差td は約19nsであるの
で、計算結果の値は実験結果に一致することがわかる。
インダクタンスLを1.5μH、浮遊容量Cを25pF
として測定したものであるが、このときの(1)式によ
る計算結果のTO /2の値は19nsである。これに対
し、実験結果は図3から明らかなように電流反転時間t
s が最小となるときの時間差td は約19nsであるの
で、計算結果の値は実験結果に一致することがわかる。
【0026】このように本実施例では、2つのスイッチ
素子SW1とSW2のオンとオフのタイミングに時間差
td をもたせたことにより、主コイルLH の電流反転時
間を効果的に早めることができる。特に、主コイルLH
のインダクタンスをL、磁気ヘッドの周辺の浮遊容量を
Cとしたときに、時間差td をTO /2〔TO =2π√
(L・C)〕とすれば、主コイルLH の電流反転時間t
s を最小にすることができる。従って、磁気ヘッドの磁
界反転時間をスイッチ素子の接合容量や主コイルのイン
ダクタンスを小さくすることなく、効果的に短縮するこ
とが可能となり高速磁界反転が要求されるピットエッジ
記録においても、充分にその要求に応えることができ
る。
素子SW1とSW2のオンとオフのタイミングに時間差
td をもたせたことにより、主コイルLH の電流反転時
間を効果的に早めることができる。特に、主コイルLH
のインダクタンスをL、磁気ヘッドの周辺の浮遊容量を
Cとしたときに、時間差td をTO /2〔TO =2π√
(L・C)〕とすれば、主コイルLH の電流反転時間t
s を最小にすることができる。従って、磁気ヘッドの磁
界反転時間をスイッチ素子の接合容量や主コイルのイン
ダクタンスを小さくすることなく、効果的に短縮するこ
とが可能となり高速磁界反転が要求されるピットエッジ
記録においても、充分にその要求に応えることができ
る。
【0027】図4は本発明に係る磁気ヘッド駆動装置の
他の実施例を示す回路図である。以下に示す他の実施例
においても図1の実施例と同様に図9に示した光磁気記
録装置に用いられる。なお、この実施例は、本願発明者
が先に出願した磁気ヘッド駆動装置(特願平4−830
56号)に本発明を適用した例を示すものである。即
ち、上記先願は磁気ヘッドの主コイルに加速用コイルを
並列に設けることによって主コイルの電流反転時間を短
縮するものであるが、ここでは更にスイッチ素子のオン
とオフに時間差をもたせることにより、電流反転時間を
更に短縮しようというものである。図4において、LA
は主コイルにLH に並列に接続された加速用コイル、R
A は加速用コイルLA と直列に接続された抵抗器であ
る。加速用コイルLA は、主コイルLH の電流反転に係
わる周波数において実質的に主コイルLH のインダクタ
ンス値を減少し、その電流反転時間を短縮するよう作用
するものである。抵抗器RA は情報信号の周波数におい
て加速用コイルLA に流入する電流を抑えるためのもの
である。その他の構成は図1の実施例と同じで、ゲート
駆動回路10ではスイッチ素子SW1とSW2のオンと
オフの間に時間差td が生じるようにゲート駆動信号S
1,S2が生成され、それぞれスイッチ素子SW1,S
W2のゲートに印加される。
他の実施例を示す回路図である。以下に示す他の実施例
においても図1の実施例と同様に図9に示した光磁気記
録装置に用いられる。なお、この実施例は、本願発明者
が先に出願した磁気ヘッド駆動装置(特願平4−830
56号)に本発明を適用した例を示すものである。即
ち、上記先願は磁気ヘッドの主コイルに加速用コイルを
並列に設けることによって主コイルの電流反転時間を短
縮するものであるが、ここでは更にスイッチ素子のオン
とオフに時間差をもたせることにより、電流反転時間を
更に短縮しようというものである。図4において、LA
は主コイルにLH に並列に接続された加速用コイル、R
A は加速用コイルLA と直列に接続された抵抗器であ
る。加速用コイルLA は、主コイルLH の電流反転に係
わる周波数において実質的に主コイルLH のインダクタ
ンス値を減少し、その電流反転時間を短縮するよう作用
するものである。抵抗器RA は情報信号の周波数におい
て加速用コイルLA に流入する電流を抑えるためのもの
である。その他の構成は図1の実施例と同じで、ゲート
駆動回路10ではスイッチ素子SW1とSW2のオンと
オフの間に時間差td が生じるようにゲート駆動信号S
1,S2が生成され、それぞれスイッチ素子SW1,S
W2のゲートに印加される。
【0028】こうした加速用コイルLA を設けた場合に
は、主コイルLH の電流反転時の過渡特性は主コイルL
H と加速用コイルLA の合成インダクタンスと主コイル
LHの周辺の浮遊容量で生じる電流振動となる。主コイ
ルLH と加速用コイルLA の合成インダクタンスを
L′、主コイルLH 周辺の浮遊容量をCとすると、電流
振動の振動周期TO ′は、 TO ′=2π√(L′・C) …(2) となる。ここで、主コイルLH と加速用コイルLA の合
成インダクタンスL′と主コイルLH のインダクタンス
Lとの関係は、L′<Lであるために、振動周期TO ′
は加速用コイルLA がないときの振動周期TO に比べて
短くなり、TO ′<TO 〔TO =2π√(L・C)〕の
関係となる。従って、スイッチ素子SW1とSW2のオ
ンとオフの時間差td をTO ′/2としたときに、主コ
イルLH の電流反転時間ts を最小にすることができ
る。
は、主コイルLH の電流反転時の過渡特性は主コイルL
H と加速用コイルLA の合成インダクタンスと主コイル
LHの周辺の浮遊容量で生じる電流振動となる。主コイ
ルLH と加速用コイルLA の合成インダクタンスを
L′、主コイルLH 周辺の浮遊容量をCとすると、電流
振動の振動周期TO ′は、 TO ′=2π√(L′・C) …(2) となる。ここで、主コイルLH と加速用コイルLA の合
成インダクタンスL′と主コイルLH のインダクタンス
Lとの関係は、L′<Lであるために、振動周期TO ′
は加速用コイルLA がないときの振動周期TO に比べて
短くなり、TO ′<TO 〔TO =2π√(L・C)〕の
関係となる。従って、スイッチ素子SW1とSW2のオ
ンとオフの時間差td をTO ′/2としたときに、主コ
イルLH の電流反転時間ts を最小にすることができ
る。
【0029】本実施例では、主コイルLH と並列に加速
用コイルLA を設けると共に、2つのスイッチ素子のオ
ンとオフに時間差をもたせたことにより、加速用コイル
LAによる電流反転時間の短縮効果に加えて、更に時間
差による電流反転時間の短縮効果を得ることができる。
従って、図1の実施例に比べて更に主コイルの電流反転
時間を短縮することができ、高速磁界反転が要求される
ピットエッジ記録に対して更に高速の磁気ヘッド駆動装
置として提供することができる。
用コイルLA を設けると共に、2つのスイッチ素子のオ
ンとオフに時間差をもたせたことにより、加速用コイル
LAによる電流反転時間の短縮効果に加えて、更に時間
差による電流反転時間の短縮効果を得ることができる。
従って、図1の実施例に比べて更に主コイルの電流反転
時間を短縮することができ、高速磁界反転が要求される
ピットエッジ記録に対して更に高速の磁気ヘッド駆動装
置として提供することができる。
【0030】図5は本発明の更に他の実施例を示した回
路図である。この実施例は、本願発明者が先に出願した
磁気ヘッド駆動装置(特願平3−311368号)に更
に図1の実施例と同様にスイッチ素子のオン、オフに時
間差をもたせるようにした例である。なお、図5では図
1の実施例と同一部分は同一符号を付してある。図5に
おいて、D1及びD2はそれぞれ補助コイルL1と主コ
イルLH の間及び補助コイルL2と主コイルLH の間に
接続されたダイオードである。ダイオードD1とD2の
各カソードと主コイルLH の接続点とグランドの間には
スイッチ素子SW1,SW2が設けられ、またダイオー
ドD1,D2の各アノードと補助コイルL1,L2の接
続点とグランド間にはスイッチ素子SW3,SW4が設
けられている。スイッチ素子SW1とSW3及びスイッ
チ素子SW2とSW4はそれぞれ対として駆動され、ス
イッチ素子SW2,4がオンし、スイッチ素子SW1,
3がオフした状態では、補助コイルL1、主コイル
LH 、スイッチ素子SW2の電流経路で主コイルLH に
駆動電流が供給される。このとき、補助コイルL2には
スイッチ素子SW4の経路で主コイルLH とほぼ同じ電
流が供給され、主コイルLH の電流経路とは別の経路で
電流が供給される。つまり、ダイオードD2によって主
コイルLH の電流経路と補助コイルL2の電流経路が分
離され、それぞれ別の経路で電流が供給される。
路図である。この実施例は、本願発明者が先に出願した
磁気ヘッド駆動装置(特願平3−311368号)に更
に図1の実施例と同様にスイッチ素子のオン、オフに時
間差をもたせるようにした例である。なお、図5では図
1の実施例と同一部分は同一符号を付してある。図5に
おいて、D1及びD2はそれぞれ補助コイルL1と主コ
イルLH の間及び補助コイルL2と主コイルLH の間に
接続されたダイオードである。ダイオードD1とD2の
各カソードと主コイルLH の接続点とグランドの間には
スイッチ素子SW1,SW2が設けられ、またダイオー
ドD1,D2の各アノードと補助コイルL1,L2の接
続点とグランド間にはスイッチ素子SW3,SW4が設
けられている。スイッチ素子SW1とSW3及びスイッ
チ素子SW2とSW4はそれぞれ対として駆動され、ス
イッチ素子SW2,4がオンし、スイッチ素子SW1,
3がオフした状態では、補助コイルL1、主コイル
LH 、スイッチ素子SW2の電流経路で主コイルLH に
駆動電流が供給される。このとき、補助コイルL2には
スイッチ素子SW4の経路で主コイルLH とほぼ同じ電
流が供給され、主コイルLH の電流経路とは別の経路で
電流が供給される。つまり、ダイオードD2によって主
コイルLH の電流経路と補助コイルL2の電流経路が分
離され、それぞれ別の経路で電流が供給される。
【0031】一方、スイッチ素子SW1,3がオンし、
スイッチ素子SW2,4がオフすると、補助コイルL
2、主コイルLH 、スイッチ素子SW1の経路で主コイ
ルLHに逆向きの駆動電流が供給される。また、補助コ
イルL1にはスイッチ素子SW3の経路で電流が供給さ
れ、このときもダイオードD1によって主コイルLH の
電流経路と分離した経路で電流が供給される。スイッチ
素子SW1〜SW4としては、電界効果トランジスタを
使用するものとする。
スイッチ素子SW2,4がオフすると、補助コイルL
2、主コイルLH 、スイッチ素子SW1の経路で主コイ
ルLHに逆向きの駆動電流が供給される。また、補助コ
イルL1にはスイッチ素子SW3の経路で電流が供給さ
れ、このときもダイオードD1によって主コイルLH の
電流経路と分離した経路で電流が供給される。スイッチ
素子SW1〜SW4としては、電界効果トランジスタを
使用するものとする。
【0032】ゲート駆動回路10は図1の実施例と同様
に遅延素子11、ノアゲート12、アンドゲート13を
有し、これらのノアゲート12、アンドゲート13出力
信号がゲート駆動信号S1,S2としてスイッチ素子S
W1,SW2のゲートに与えられる。従って、スイッチ
素子SW1とSW2のオンとオフのタイミングに所定の
時間差が与えられ、図1の実施例と同様に主コイルLH
の電流反転時間を早めるように構成されている。また、
ゲート駆動回路10内には遅延素子14と反転ゲート1
5が設けられており、反転ゲート15の出力信号がゲー
ト駆動信号S3としてスイッチ素子SW3のゲートに入
力され、遅延素子14の出力信号が直接ゲート駆動信号
S4としてスイッチ素子SW4のゲートに入力されてい
る。これにより、スイッチ素子SW3,SW4はスイッ
チ素子SW1,SW2に対してそれぞれ所定時間遅れて
オフするように構成されている。
に遅延素子11、ノアゲート12、アンドゲート13を
有し、これらのノアゲート12、アンドゲート13出力
信号がゲート駆動信号S1,S2としてスイッチ素子S
W1,SW2のゲートに与えられる。従って、スイッチ
素子SW1とSW2のオンとオフのタイミングに所定の
時間差が与えられ、図1の実施例と同様に主コイルLH
の電流反転時間を早めるように構成されている。また、
ゲート駆動回路10内には遅延素子14と反転ゲート1
5が設けられており、反転ゲート15の出力信号がゲー
ト駆動信号S3としてスイッチ素子SW3のゲートに入
力され、遅延素子14の出力信号が直接ゲート駆動信号
S4としてスイッチ素子SW4のゲートに入力されてい
る。これにより、スイッチ素子SW3,SW4はスイッ
チ素子SW1,SW2に対してそれぞれ所定時間遅れて
オフするように構成されている。
【0033】図6は図5の実施例の各部の信号を示した
図で、図6(a)はスイッチ素子SW1,SW2のゲー
ト駆動信号S1,S2、図6(b)はスイッチ素子SW
3,SW4のゲート駆動信号S3,S4、図6(c)は
主コイルLH の駆動電流である。ゲート駆動回路10で
は情報信号を受けると、図6(a)に示すようにゲート
駆動信号S1及びS2を生成し、スイッチ素子SW1,
SW2のゲートに印加する。ゲート駆動信号S1とS2
のゲートのしきい値電圧Vthにおける時間差はtd1に設
定され、図1の実施例と同様に2つのスイッチ素子SW
1とSW2のオンとオフの間に時間td1が生じるように
なっている。このときの時間差td1は、主コイルのイン
ダクタンスをL、磁気ヘッド周辺の浮遊容量をCとする
と、それらのインダクタンスと浮遊容量によって生じる
電流振動の周期TO 〔TO =2π√(L・C)〕の1/
2に設定されている。
図で、図6(a)はスイッチ素子SW1,SW2のゲー
ト駆動信号S1,S2、図6(b)はスイッチ素子SW
3,SW4のゲート駆動信号S3,S4、図6(c)は
主コイルLH の駆動電流である。ゲート駆動回路10で
は情報信号を受けると、図6(a)に示すようにゲート
駆動信号S1及びS2を生成し、スイッチ素子SW1,
SW2のゲートに印加する。ゲート駆動信号S1とS2
のゲートのしきい値電圧Vthにおける時間差はtd1に設
定され、図1の実施例と同様に2つのスイッチ素子SW
1とSW2のオンとオフの間に時間td1が生じるように
なっている。このときの時間差td1は、主コイルのイン
ダクタンスをL、磁気ヘッド周辺の浮遊容量をCとする
と、それらのインダクタンスと浮遊容量によって生じる
電流振動の周期TO 〔TO =2π√(L・C)〕の1/
2に設定されている。
【0034】また、ゲート駆動回路10では図6(b)
に示すようにゲート駆動信号S1,S2に対して、それ
ぞれ時間td2だけ遅れたゲート駆動信号S3,S4が生
成され、スイッチ素子S3,S4のゲートに印加され
る。従って、スイッチ素子SW1,SW2がオフする際
には、スイッチ素子SW3,SW4は各々そのオフから
所定時間td2だけ遅れてオフされる。このように各対の
スイッチ素子がオフする場合は、主コイル駆動用のスイ
ッチ素子SW1,2に対してそれぞれ補助コイル駆動用
のスイッチ素子SW3,4が時間td2だけ遅れてオフさ
れるのであるが、このことは詳しく後述するように磁気
ヘッドの駆動周波数を高めるように作用するものであ
る。以上により、スイッチ素子SW1,SW3がオンし
た場合は、主コイルLH にはスイッチ素子SW1の電流
経路で図6(c)に示すような駆動電流が供給され、ス
イッチ素子SW3には補助コイルL1の電流が供給され
る。また、スイッチ素子SW2,SW4がオンした場合
は、同様に主コイルLH には図6(c)のように電流方
向の反転した駆動電流が供給され、スイッチ素子SW4
には補助コイルL2の電流が供給される。こうしてスイ
ッチ素子SW1,3とスイッチ素子SW2,4は情報信
号に応じて交互にオンし、磁気ヘッドの発生磁界は情報
信号に応じて変調される。
に示すようにゲート駆動信号S1,S2に対して、それ
ぞれ時間td2だけ遅れたゲート駆動信号S3,S4が生
成され、スイッチ素子S3,S4のゲートに印加され
る。従って、スイッチ素子SW1,SW2がオフする際
には、スイッチ素子SW3,SW4は各々そのオフから
所定時間td2だけ遅れてオフされる。このように各対の
スイッチ素子がオフする場合は、主コイル駆動用のスイ
ッチ素子SW1,2に対してそれぞれ補助コイル駆動用
のスイッチ素子SW3,4が時間td2だけ遅れてオフさ
れるのであるが、このことは詳しく後述するように磁気
ヘッドの駆動周波数を高めるように作用するものであ
る。以上により、スイッチ素子SW1,SW3がオンし
た場合は、主コイルLH にはスイッチ素子SW1の電流
経路で図6(c)に示すような駆動電流が供給され、ス
イッチ素子SW3には補助コイルL1の電流が供給され
る。また、スイッチ素子SW2,SW4がオンした場合
は、同様に主コイルLH には図6(c)のように電流方
向の反転した駆動電流が供給され、スイッチ素子SW4
には補助コイルL2の電流が供給される。こうしてスイ
ッチ素子SW1,3とスイッチ素子SW2,4は情報信
号に応じて交互にオンし、磁気ヘッドの発生磁界は情報
信号に応じて変調される。
【0035】本実施例では、主コイルの電流と補助コイ
ルの電流を各々別の電流経路で流すようにしたので、ス
イッチ素子の電流は従来に比べて半分になり、その分電
流容量の小さいスイッチ素子を使用することができる。
このことはスイッチ素子の浮遊容量、即ちスイッチ素子
が電界効果トランジスタであれば、ドレイン−ソース間
容量が小さくなるために、主コイルの電流反転時間を早
めるという効果をもたらす。なお、もしダイオードD
1,D2がないとすれば、スイッチ素子が2つ並列に接
続された形となるので、浮遊容量は2倍になり、主コイ
ルLH の供給電流の反転時間は遅くなるのであるが、ス
イッチ素子SW1とSW3の間及びSW2とSW4の間
にダイオードD1,D2を接続しているために、このダ
イオードの容量の小さいものを使用すれば、新たに付加
されたスイッチ素子SW3,4の容量の影響を小さくで
き、主コイルLH の電流の反転時間を遅くすることはな
い。このように本実施例では、主コイルと補助コイルの
電流経路を分離したことにより、スイッチ素子の電流を
半分にでき、これによって主コイルの電流反転時間を短
縮することができる。また、これに加えて2つのスイッ
チ素子のオンとオフの間に所定の時間差を設けたことに
より、更に主コイルの電流反転時間を短縮することがで
きる。
ルの電流を各々別の電流経路で流すようにしたので、ス
イッチ素子の電流は従来に比べて半分になり、その分電
流容量の小さいスイッチ素子を使用することができる。
このことはスイッチ素子の浮遊容量、即ちスイッチ素子
が電界効果トランジスタであれば、ドレイン−ソース間
容量が小さくなるために、主コイルの電流反転時間を早
めるという効果をもたらす。なお、もしダイオードD
1,D2がないとすれば、スイッチ素子が2つ並列に接
続された形となるので、浮遊容量は2倍になり、主コイ
ルLH の供給電流の反転時間は遅くなるのであるが、ス
イッチ素子SW1とSW3の間及びSW2とSW4の間
にダイオードD1,D2を接続しているために、このダ
イオードの容量の小さいものを使用すれば、新たに付加
されたスイッチ素子SW3,4の容量の影響を小さくで
き、主コイルLH の電流の反転時間を遅くすることはな
い。このように本実施例では、主コイルと補助コイルの
電流経路を分離したことにより、スイッチ素子の電流を
半分にでき、これによって主コイルの電流反転時間を短
縮することができる。また、これに加えて2つのスイッ
チ素子のオンとオフの間に所定の時間差を設けたことに
より、更に主コイルの電流反転時間を短縮することがで
きる。
【0036】更に、本実施例ではスイッチ素子SW4が
SW2に対して、またスイッチ素子SW3がSW1に対
して所定時間td2だけ遅れてオフするように制御するこ
とにより、磁気ヘッドの駆動周波数を従来に比べて大幅
に高めることができる。即ち従来においてはスイッチ素
子がオフした場合、主コイルのインダクタンスとスイッ
チ素子の容量により電流の振動現象が生じるのである
が、このオフの際には同時に補助コイルから瞬時的に主
コイルに対して必要電流が供給される。このとき主コイ
ルに電流が集中し、結果的に電流の振動現象の源となる
主コイルがもともと保持していたエネルギー(1/2L
I2 )は過剰となる。従って、振動を速やかに減衰させ
るためには、抵抗などで過剰なエネルギーを消費し、ま
た一方で補助コイルに減少したエネルギーを次の電流反
転までに補充しなければならない。そこで、本実施例で
は前述の如くスイッチ素子SW1がオフした後、SW3
をオフし、またスイッチ素子SW2がオフした後にSW
4をオフするようにタイミングを制御し、補助コイルか
ら主コイルへの電流供給を遅らせることにより、電流振
動の振幅を従来に比べて大幅に低減し、主コイルの過剰
エネルギーの発生を低減することができる。スイッチ素
子SW1とSW3及びスイッチ素子SW2とSW4の時
間遅れtd2としては、反転電流が最大となる振動周期の
1/2程度が望ましい。
SW2に対して、またスイッチ素子SW3がSW1に対
して所定時間td2だけ遅れてオフするように制御するこ
とにより、磁気ヘッドの駆動周波数を従来に比べて大幅
に高めることができる。即ち従来においてはスイッチ素
子がオフした場合、主コイルのインダクタンスとスイッ
チ素子の容量により電流の振動現象が生じるのである
が、このオフの際には同時に補助コイルから瞬時的に主
コイルに対して必要電流が供給される。このとき主コイ
ルに電流が集中し、結果的に電流の振動現象の源となる
主コイルがもともと保持していたエネルギー(1/2L
I2 )は過剰となる。従って、振動を速やかに減衰させ
るためには、抵抗などで過剰なエネルギーを消費し、ま
た一方で補助コイルに減少したエネルギーを次の電流反
転までに補充しなければならない。そこで、本実施例で
は前述の如くスイッチ素子SW1がオフした後、SW3
をオフし、またスイッチ素子SW2がオフした後にSW
4をオフするようにタイミングを制御し、補助コイルか
ら主コイルへの電流供給を遅らせることにより、電流振
動の振幅を従来に比べて大幅に低減し、主コイルの過剰
エネルギーの発生を低減することができる。スイッチ素
子SW1とSW3及びスイッチ素子SW2とSW4の時
間遅れtd2としては、反転電流が最大となる振動周期の
1/2程度が望ましい。
【0037】本願発明者がこの時間遅れの条件で実験を
行ったところ、電流振動が従来に比べ1/3以下になる
ことを確認した。なお、実際には電流振動を速やかに減
衰させるためには、抵抗器などで過剰エネルギーを消費
し、それと同量のエネルギーを次回の電流反転までの間
に、補助コイルに補充するのであるが、前述のように各
対のスイッチ素子のオフのタイミングをずらすことによ
って、主コイルの1回の電流反転に伴なうエネルギーの
消費が小さくなるために、主コイルの電流が不足すると
いうことはなく、より高い駆動周波数で主コイルを駆動
することができる。本願発明者の実験によれば、直流電
源の電圧を5V、主コイルのインダクタンスを1μH、
その電流を0.2Aとした場合、駆動周波数の上限は1
0MHzであり、従来の駆動周波数の上限が5MHzで
あったのに比べて駆動周波数を大幅に高くできることを
確認した。
行ったところ、電流振動が従来に比べ1/3以下になる
ことを確認した。なお、実際には電流振動を速やかに減
衰させるためには、抵抗器などで過剰エネルギーを消費
し、それと同量のエネルギーを次回の電流反転までの間
に、補助コイルに補充するのであるが、前述のように各
対のスイッチ素子のオフのタイミングをずらすことによ
って、主コイルの1回の電流反転に伴なうエネルギーの
消費が小さくなるために、主コイルの電流が不足すると
いうことはなく、より高い駆動周波数で主コイルを駆動
することができる。本願発明者の実験によれば、直流電
源の電圧を5V、主コイルのインダクタンスを1μH、
その電流を0.2Aとした場合、駆動周波数の上限は1
0MHzであり、従来の駆動周波数の上限が5MHzで
あったのに比べて駆動周波数を大幅に高くできることを
確認した。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1及び第2のスイッチ素子を駆動するゲート駆動回路に
遅延素子を設け、この遅延素子によって第1及び第2の
スイッチ素子の一方がオフしてから所定時間後に他方を
オフすることにより、主コイルのインダクタンスとオフ
状態のスイッチ素子が持つ浮遊容量との電流振動を抑え
られ、高速に磁界を反転させることができる。即ち、主
コイルに流す電流の方向を切り換える際に2つのスイッ
チ素子を所定の時間オフすることによって、浮遊容量を
小さくし、電流振動の周期を小さくして、電流反転を高
速化することができる。従って、ピットエッジ記録の磁
界高速反転要求にも充分に対処でき、ピットエッジ記録
による情報の高密度記録に大きく寄与することができ
る。
1及び第2のスイッチ素子を駆動するゲート駆動回路に
遅延素子を設け、この遅延素子によって第1及び第2の
スイッチ素子の一方がオフしてから所定時間後に他方を
オフすることにより、主コイルのインダクタンスとオフ
状態のスイッチ素子が持つ浮遊容量との電流振動を抑え
られ、高速に磁界を反転させることができる。即ち、主
コイルに流す電流の方向を切り換える際に2つのスイッ
チ素子を所定の時間オフすることによって、浮遊容量を
小さくし、電流振動の周期を小さくして、電流反転を高
速化することができる。従って、ピットエッジ記録の磁
界高速反転要求にも充分に対処でき、ピットエッジ記録
による情報の高密度記録に大きく寄与することができ
る。
【0039】更に、本発明は補助コイルを備えているか
ら前記した第2の従来装置のように反転時の電流が不足
することがないので、電流反転が高速化されるという特
徴はより一層効果的に作用するのである。
ら前記した第2の従来装置のように反転時の電流が不足
することがないので、電流反転が高速化されるという特
徴はより一層効果的に作用するのである。
【図1】本発明に係る磁気ヘッド駆動装置の一実施例を
示した回路図である。
示した回路図である。
【図2】図1の実施例の動作を示したタイムチャートで
ある。
ある。
【図3】実験で得られた2つのスイッチ素子のオンとオ
フの間の時間差と主コイルの電流反転時間の関係を示し
た図である。
フの間の時間差と主コイルの電流反転時間の関係を示し
た図である。
【図4】本発明の他の実施例を示した回路図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示した回路図であ
る。
る。
【図6】図5の実施例の動作を示したタイムチャートで
ある。
ある。
【図7】本発明に係る磁気ヘッド駆動装置の時間差td
を設けない時の動作を説明する等価回路図である。
を設けない時の動作を説明する等価回路図である。
【図8】本発明に係る磁気ヘッド駆動装置の時間差td
を設けた時の動作を説明する等価回路図である。
を設けた時の動作を説明する等価回路図である。
【図9】磁界変調方式の光磁気記録装置の概略構成を示
した図である。
した図である。
【図10】第1の従来例の磁気ヘッド駆動装置を示した
回路図である。
回路図である。
【図11】第2の従来例の磁気ヘッド駆動装置を示した
回路図である。
回路図である。
【図12】第2の従来例の磁気ヘッド駆動装置における
磁気ヘッドの電流波形を示した図である。
磁気ヘッドの電流波形を示した図である。
10 ゲート駆動回路 11,14 遅延素子 12 ノアゲート 13 アンドゲート 15 反転ゲート LH 主コイル LA 加速用コイル L1,L2 補助コイル R1,R2 電流制限用抵抗器 SW1〜SW4 スイッチ素子 D1,D2 ダイオード
Claims (7)
- 【請求項1】 第1の補助コイル、前記第1の補助コイ
ルに直列に接続された第1のスイッチ素子、第2の補助
コイル、前記第2の補助コイルに直列に接続された第2
のスイッチ素子、前記第1の補助コイル及び第1のスイ
ッチ素子間の接続部と第2の補助コイル及び第2のスイ
ッチ素子間の接続部との間に接続された磁界発生用の主
コイル、及び情報信号に応じて互いに位相の反転した駆
動信号を第1及び第2のスイッチ素子に印加してそれら
のオン、オフ動作を制御することにより、主コイルから
発生する磁界を情報信号に応じて変調するゲート駆動回
路から成る装置を用いて磁気ヘッドを駆動する方法にお
いて、前記ゲート駆動回路は遅延素子を備え、該遅延素
子によって前記第1及び第2のスイッチ素子の一方がオ
フしてから所定の時間後に他方をオンするように制御す
ることを特徴とする磁気ヘッド駆動方法。 - 【請求項2】 前記所定の時間は、前記主コイルのイン
ダクタンスをL、主コイル周辺の浮遊容量をCとしたと
きに、そのインダクタンスと浮遊容量によって生じる電
流振動の周期T0 〔T0 =2π√(L・C)〕の略1/
2に設定されている請求項1に記載の磁気ヘッド駆動方
法。 - 【請求項3】 前記装置には主コイルと並列に加速用コ
イルが設けられている請求項1に記載の磁気ヘッド駆動
方法。 - 【請求項4】 前記所定の時間は、前記主コイルと加速
用コイルによる合成インダクタンスをL´、主コイル周
辺の浮遊容量をCとしたときに、その合成インダクタン
スと浮遊容量によって生じる電流振動の周期T0 ´〔T
0 ´=2π√(L´・C)〕の略1/2に設定されてい
る請求項3に記載の磁気ヘッド駆動方法。 - 【請求項5】 更に、前記装置は、第1及び第2のスイ
ッチ素子とそれぞれ並列に接続された、各補助コイルと
主コイルの電流経路を分離するための第3及び第4のス
イッチ素子と、前記第1のスイッチ素子と第3のスイッ
チ素子との間及び第2のスイッチ素子と第4のスイッチ
素子との間にそれぞれ設けられ、主コイルからの電流の
逆流を阻止する整流素子とを備えている請求項1乃至4
のいずれか一項に記載の磁気ヘッド駆動方法。 - 【請求項6】 前記第3及び第4のスイッチ素子は、そ
れぞれ第1及び第2のスイッチ素子に対して所定時間遅
れてオフするよう制御される請求項5に記載の磁気ヘッ
ド駆動方法。 - 【請求項7】 光磁気記録媒体に光ビームを照射すると
ともに、前記光磁気記録媒体の光ビームが照射された部
位に、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の磁気ヘッ
ド駆動方法を用いて前記主コイルから発生した磁界を印
加することによって、光磁気記録媒体に前記情報信号を
記録する光磁気記録方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03963894A JP3179276B2 (ja) | 1993-03-26 | 1994-03-10 | 磁気ヘッド駆動方法および光磁気記録方法 |
DE69425342T DE69425342T2 (de) | 1993-03-26 | 1994-03-25 | Magnetkopfantriebsvorrichtung und magnetooptisches Aufzeichnungsgerät |
EP94302162A EP0622792B1 (en) | 1993-03-26 | 1994-03-25 | Magnetic head driving apparatus and magnetooptical recording apparatus |
US08/476,043 US5579293A (en) | 1993-03-26 | 1995-06-07 | Magnetic head driving circuit for controlling switching operations in a magnetooptical recording apparatus |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9048393 | 1993-03-26 | ||
JP5-90483 | 1993-03-26 | ||
JP03963894A JP3179276B2 (ja) | 1993-03-26 | 1994-03-10 | 磁気ヘッド駆動方法および光磁気記録方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333202A JPH06333202A (ja) | 1994-12-02 |
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Family
ID=26379025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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JPH1092045A (ja) * | 1996-09-18 | 1998-04-10 | Canon Inc | 信号再生装置 |
JPH1186203A (ja) * | 1997-09-03 | 1999-03-30 | Canon Inc | 磁気ヘッド駆動装置及び光磁気記録装置 |
US5870270A (en) * | 1997-10-13 | 1999-02-09 | Bachmann Industries, Inc. | Non-burnout controller for a switching coil |
JP3507360B2 (ja) | 1998-05-07 | 2004-03-15 | キヤノン株式会社 | 磁気ヘッド用平面コイル部品、光磁気記録用磁気ヘッドおよび光磁気記録装置 |
JP2000030203A (ja) | 1998-05-07 | 2000-01-28 | Canon Inc | 磁気ヘッド用コイル、光磁気記録用磁気ヘッドおよび光磁気記録装置 |
JP2001067748A (ja) | 1999-08-31 | 2001-03-16 | Canon Inc | 光磁気記録ヘッドおよび光磁気記録装置 |
JP2001176142A (ja) * | 1999-12-16 | 2001-06-29 | Canon Inc | 磁気ヘッド駆動回路及び光磁気記録装置 |
JP2001229589A (ja) | 2000-02-16 | 2001-08-24 | Canon Inc | 光磁気記録媒体及び光磁気記録装置 |
JP2004227712A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Canon Inc | 磁気ヘッド支持機構 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0743805B2 (ja) * | 1986-10-07 | 1995-05-15 | ソニー株式会社 | 磁気ヘツド駆動回路 |
DE3708499A1 (de) * | 1987-03-16 | 1988-10-20 | Sgs Halbleiterbauelemente Gmbh | Digitale gegentakt-treiberschaltung |
JPS63244402A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-11 | Sony Corp | 記録用磁界発生回路 |
JPH0833974B2 (ja) * | 1987-08-19 | 1996-03-29 | ソニー株式会社 | 磁気ヘッド駆動回路 |
EP0312413B1 (fr) * | 1987-10-07 | 1993-05-05 | Georges Ratkoff | Appareil portatif pour le chauffage localisé de la peau à des fins thérapeutiques |
EP0312143B1 (en) * | 1987-10-14 | 1993-08-18 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Magneto-optical recording apparatus and energizing circuit for use in such a magneto-optical recording apparatus |
JP2811673B2 (ja) * | 1988-03-03 | 1998-10-15 | 日本電気株式会社 | 光磁気ディスク用磁界印加電磁石 |
US4937470A (en) * | 1988-05-23 | 1990-06-26 | Zeiler Kenneth T | Driver circuit for power transistors |
FR2647940B1 (fr) * | 1989-06-02 | 1994-03-04 | Thomson Csf | Circuit de commande de modulation du champ magnetique pour l'enregistrement d'une memoire magneto-optique |
JPH03157839A (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光磁気ディスク用高周波変調磁界発生装置 |
US5278809A (en) * | 1990-01-17 | 1994-01-11 | Olympus Optical Co., Ltd. | Photomagnetic recording apparatus recording with alternating magnetic field and D.C. magnetic field |
JPH03272038A (ja) * | 1990-03-20 | 1991-12-03 | Canon Inc | 磁気ヘッド装置 |
JP2531997B2 (ja) * | 1990-03-26 | 1996-09-04 | ティアツク株式会社 | ディジタル記録回路 |
JPH04212702A (ja) * | 1990-05-02 | 1992-08-04 | Olympus Optical Co Ltd | 磁気ヘッド駆動回路 |
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JPH05128404A (ja) * | 1991-11-07 | 1993-05-25 | Tdk Corp | 光磁気記録用変調磁界発生装置および光磁気記録装置 |
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- 1994-03-10 JP JP03963894A patent/JP3179276B2/ja not_active Expired - Fee Related
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-
1995
- 1995-06-07 US US08/476,043 patent/US5579293A/en not_active Expired - Lifetime
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