JP2868101B2 - 磁気ヘッド駆動装置 - Google Patents

磁気ヘッド駆動装置

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JP2868101B2 JP18949391A JP18949391A JP2868101B2 JP 2868101 B2 JP2868101 B2 JP 2868101B2 JP 18949391 A JP18949391 A JP 18949391A JP 18949391 A JP18949391 A JP 18949391A JP 2868101 B2 JP2868101 B2 JP 2868101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録装置に使用さ
れる磁気ヘッドの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気記録媒体に情報を記録する
方式としては、いくつかの方式が知られているが、特に
以前の古い情報の上に新しい情報を直接重書き(オーバ
ライト)することができる磁界変調方式が優れていると
言われている。図4は、その磁界変調方式の光磁気記録
装置を概略的に示した構成図で、1は情報記録媒体であ
るところの光磁気ディスク、2はそのディスク1に設け
られた光磁気記録層である。光磁気ディスク1の上面に
は磁気ヘッド3が配設され、下面には磁気ヘッド3と対
向して光ヘッド4が配設されている。この磁界変調方式
では、情報を記録する場合、まず光ヘッド4の内部に設
けられた半導体レーザの記録用光束を光磁気記録層2上
に集束するよう照射し、照射部位の温度をキューリー点
温度以上に上昇させる。一方、磁気ヘッド3は駆動回路
5の駆動により記録情報に応じて変調された磁界を光磁
気記録層2の温度上昇部位に印加する。これにより、光
磁気記録層2の温度上昇部位の磁化の方向はバイアス磁
界の磁化の方向に向くので、光磁気記録層2上に記録情
報に対応した情報磁区を記録することができる。
【0003】図5は上記磁気ヘッド3を駆動するための
駆動回路5の従来例を示した回路図である。この駆動回
路は4つのスイッチ素子S1 〜S4 、ダイオードD1
2及び電流制限用抵抗器R1 から構成され、スイッチ
素子S1 〜S4 の電流切換動作によって磁気ヘッド3の
コイルLhの電流の向きを切換えるものである。即ちス
イッチ素子S1 ,S3 とS2 ,S4 が交互にオンするよ
うに制御することにより、コイルLhの電流の向きを交
互に切換え、発生磁界の極性を記録情報に対応して切換
えるものである。図6は他の従来例の駆動回路を示した
回路図で、この駆動回路ではスイッチ素子 5 6
交互にオンし、図5の例と同様にコイルLhの電流の向
きを切換えることで、発生磁界の極性を切換えるもので
ある。なお、L1 ,L2 はコイルLhの電流を高速で切
換えるための補助コイルある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図5に示した駆動回路では、光磁気記録層に安定し
て磁区を形成するには磁気ヘッドのコイルLhの電流を
高速で切換えることが要求されるため、駆動回路の電源
電圧をある程度高く設定する必要があり、駆動回路の消
費電力が大きくなるという問題があった。例えば、電源
電圧を12V、磁気ヘッド3へ供給する電流を0.3A
とすると、消費電力は3.6Wである。また、図6の駆
動回路にあっては、補助コイルの働きによりコイルLh
の電流の高速切換えが可能であるため、駆動回路の電源
電圧は図5のものより低くてよい。しかし、補助コイル
に供給する電流は磁気ヘッドに供給する電流とほぼ等し
いために、電流は2倍必要であり、消費電力はやはり大
きくなってしまう。例えば、電源電圧を5V、磁気ヘッ
ドの電流を0.3Aとした場合、補助コイルの電流を含
めて電流総量は0.6Aとなり、消費電力は3Wであ
る。また、スイッチ素子 5 、S 6 に流れる電流は、前
述のように磁気ヘッドと補助コイルの総量となるが、一
般的にスイッチ素子として使用するトランジスタの特性
上、許容電流の大きなトランジスタほどスイッチング時
間が遅くなるため、磁気ヘッドのコイルLhの電流を高
速で切換えるには不利であった。
【0005】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、その目的は消費電力を大幅に低減
すると共に、磁気ヘッドのコイル電流の高速切換えも可
能にした磁気ヘッド駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のこのような目的
は、磁気ヘッドの磁界発生用コイルの電流を記録情報に
応じて制御し、該記録情報に対応して前記磁気ヘッドの
発生磁界の極性を変調するようにした磁気ヘッド駆動装
置において、1次コイルとこの1次コイルよりも巻数
インダクタンスが少ない2次コイルとを有するトラン
スを設け、該トランスの1次コイルを磁界発生のための
電流供給径路に接続し、該トランスの2次コイル側に前
記磁界発生用コイルを接続したことを特徴とする磁気ヘ
ッド駆動装置によって達成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。図1は本発明の磁気ヘッド駆動装
置の一実施例を示した回路図である。なお、図1では図
5に示した従来装置と同一部分は同一符号を付し、本実
施例ではその説明を省略する。図1において、T1 は1
次コイルLt1 と2次コイルLt2 から構成されたトラ
ンスであり、その2次側に磁気ヘッド3のコイルLhが
接続されている。トランスT1 の1次コイルLt1 の巻
数はn1 、インダクタンスはl1 、2次コイルLt2
巻数はn2 、インダクタンスはl2であり、n1 とn2
の関係はn1 >n2 、l1 とl2 の関係はl1 >l2
ある。スイッチ素子S1 〜S4 は図5で説明したよう
に、コイルLhの電流の向きを切換えるよう作用するも
ので、スイッチ素子S1 ,S3 がオンした場合、スイッ
チ素子S3 、ダイオードD1 、トランスT1 の1次コイ
ルLt1 、抵抗器R1 、スイッチ素子S1 の径路に電流
が供給される。このとき、トランスT1 の2次コイルL
2 に供給電流に応じて電流が誘起され、磁気ヘッド3
のコイルLhに電流が供給される。また、スイッチ素子
2 ,S4 がオンした場合には、スイッチ素子S4 、ダ
イオードD2 、抵抗器R1 、トランスT1 の1次コイル
Lt1 、スイッチ素子S2 の径路に電流が供給される。
この場合、前記と同様にトランスT1の2次側に電流が
誘起され、磁気ヘッド3のコイルLhに前記とは逆方向
の電流が供給される。このように、スイッチ素子S1
3 とS2 ,S4 を交互にオンすることによって、磁気
ヘッド3のコイルLhの電流の向きが交互に切換えら
れ、磁界の極性が記録情報に対応して切換えられる。
【0008】ここで、トランスT1 の巻数比を例えばn
1 :n3 =3:1、電源電圧を12V、磁気ヘッド3の
コイルLhに供給する電流を0.3Aとした場合、トラ
ンスT1 の1次コイルLt1 に供給される電流は0.1
Aであるので、駆動回路の消費電力は約1.2Wであ
る。なお、トランスT1 の2次側の消費電力として、コ
イルLhの蓄積エネルギー(1/2・Lh・i2 )によ
り消費される電力は約0.2W程度であるが、この分は
無視するものとする。従って、本実施例ではトランスT
1 の2次側のコイルLhの電流は同じでありながら、1
次側の電流を小さくできるので、抵抗器R1 の電流が小
さくなり、駆動回路の消費電力を従来に比べて大幅に低
減することができる。また、スイッチ素子に流れる電流
を従来よりも大幅に小さくできるため、その分スイッチ
素子として許容電流の小さなトランジスタを使用するこ
とができる。従って、高速のトランジスタを使用できる
のでコイルLhの高速電流切換が可能となり、磁界の極
性を高速で反転させることができる。
【0009】図2は本発明の他の実施例を示した回路図
である。なお、図2では図6に示した従来装置と同一部
分は同一符号を付し、ここではその説明を省略する。図
2において、T1 は前記実施例と全く同じトランスであ
り、1次コイルLt1 の巻数はn1 、インダクタンスは
1、2次コイルLt2 の巻数はn2 、インダクタンス
はl2 である。また、巻数及びインダクタンスの関係
は、n1 >n2 、l1 >l2 である。この実施例では、
図6で説明したようにスイッチ素子S5 とS6 が交互に
オンすることにより、磁気ヘッド3のコイルLhの電流
の向きが切換えられる。即ち、スイッチ素子S5 がオン
した場合、補助コイルL1 、トランスT1 の1次コイル
Lt1 、抵抗器R1 、スイッチ素子S5 の径路に電流が
流れ、トランスT1 の2次コイルLt2 に電流が誘起さ
れる。これにより、磁気ヘッド3のコイルLhに電流が
供給され、そのコイルLhの電流方向に対応した極性の
磁界を発生する。また、スイッチ素子S6 がオンした場
合には、補助コイルL2 、抵抗器R1 、トランスT1
1次コイルLt1 、スイッチ素子S6 の径路に電流が供
給される。これにより、トランスT1 の2次コイルLt
2 に電流が誘起されるため、磁気ヘッド3のコイルLh
に前記とは逆方向の電流が供給され、磁気ヘッド3は逆
極性の磁界を発生する。このように、この実施例におい
ては、スイッチ素子S5 ,S6 を交互にオンすることに
よって、前記実施例と同様にコイルLhの電流が交互に
切換えられ、記録情報に対応して磁界の極性が切換えら
れる。
【0010】ここで、トランスT1 の巻数比をn1 :n
2 =3:1とし、また電源電圧を5V、磁気ヘッド3の
コイルLhに供給する電流を0.3Aとすると、補助コ
イルの分も含めてトランスT1 の1次側に流れる電流は
0.2Aとなるので、駆動回路としての消費電力は約1
Wである。従って、本実施例であってもトランスT1
巻数比を適宜選択することによって、駆動回路の消費電
力を大幅に低減することができ、また高速のトランジス
タが使用可能であるため、磁界を高速で反転させること
ができる。
【0011】図3は、本発明の更に他の実施例を示した
回路図である。この実施例は、2つのトランスT2 ,T
3 を用いて磁気ヘッド3のコイルLhに電流を供給する
もので、トランスT2 ,T3 の2次巻線の間に磁気ヘッ
ド3のコイルLhが接続されている。トランスT2 ,T
3 のそれぞれの1次と2次の巻数の関係とインダクタン
スの関係は、前記実施例と同様にn1 >n2 、l1 >l
2 に設定されている。また、トランスT2 の1次巻線に
スイッチ素子S7 、トランスT3 の1次巻線にスイッチ
素子S8 がそれぞれ直列に接続され、このスイッチ素子
7,S8 を交互にオンすることによって、コイルLh
の電流方向が交互に切換えられる。まずスイッチ素子S
7 がオンした場合、ダイオードD3 、抵抗器R2 、トラ
ンスT2 の1次コイルLt1 、スイッチ素子S7 の径路
に電流が供給され、トランスT2 の2次コイルLt2
電流が誘起される。これにより、磁気ヘッド3のコイル
Lhに電流が供給され、磁界を発生する。また、スイッ
チ素子S8 がオンした場合には、ダイオードD4 、抵抗
器R3 、トランスT3 の1次コイルLt1 、スイッチ素
子S8 の径路に電流が供給され、トランスT2 の2次コ
イルLt2 に電流が誘起される。これにより、磁気ヘッ
ド3のコイルLhに前記とは逆方向に電流が供給され、
磁気ヘッド3は逆極性の磁界を発生する。この実施例で
は、図1の実施例と同様にトランスT2 ,T3 の各巻数
比をn2 :n1 =3:1とし、また電源電圧を12V、
コイルLhに供給する電流を0.3Aとすると、駆動回
路の消費電力は約1.2Wとなり、前記図1,図2の実
施例と同様に消費電力を大幅に低減することができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気ヘッドの駆動装置の消費電力を従来に比べて大幅に低
減でき、また電流切換用のスイッチ素子として高速のも
のが使用できることにより、磁界の反転時間を高速化で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッド駆動装置の一実施例を示し
た回路図である。
【図2】本発明の他の実施例を示した回路図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示した回路図であ
る。
【図4】磁界変調方式の光磁気記録装置を概略的に示し
た構成図である。
【図5】従来例の磁気ヘッド駆動回路を示した回路図で
ある。
【図6】他の従来例の磁気ヘッド駆動回路を示した回路
図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 3 磁気ヘッド Lh コイル L1 ,L2 補助コイル T1 〜T3 トランス Lt1 1次コイル Lt2 2次コイル S1 〜S8 スイッチ素子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドの磁界発生用コイルの電流を
    記録情報に応じて制御し、該記録情報に対応して前記磁
    気ヘッドの発生磁界の極性を変調するようにした磁気ヘ
    ッド駆動装置において、1次コイルとこの1次コイルよ
    りも巻数及びインダクタンスが少ない2次コイルとを有
    するトランスを設け、該トランスの1次コイルを磁界発
    生のための電流供給径路に接続し、該トランスの2次コ
    イル側に前記磁界発生用コイルを接続したことを特徴と
    する磁気ヘッド駆動装置。
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