JPH07129903A - 光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路 - Google Patents

光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路

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JPH07129903A
JPH07129903A JP27559393A JP27559393A JPH07129903A JP H07129903 A JPH07129903 A JP H07129903A JP 27559393 A JP27559393 A JP 27559393A JP 27559393 A JP27559393 A JP 27559393A JP H07129903 A JPH07129903 A JP H07129903A
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recording
magnetic field
optical
coil
magneto
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JP27559393A
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Kazuma Arai
一馬 荒井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光磁気記録再生装置において、光変調記録用
と磁界変調記録用の磁界印加手段における磁気ヘッド駆
動回路の共通化を実現し、装置の簡単化、小規模化を図
る。 【構成】 磁気ヘッド駆動回路1は、磁界変調記録にお
いて光磁気記録媒体に記録磁界を印加するための磁気ヘ
ッドコイルLH と、光変調記録において光磁気記録媒体
に記録磁界を印加するための磁気ヘッドコイル機能と磁
界変調記録におけるエネルギーチャージ機能とを兼ね備
えた2つのサブコイルLS1,LS2と、磁界変調記録時に
記録データに応じてオン、オフする2つのスイッチング
素子S1,S2 と、記録方式に応じて回路を切り換える
スイッチS3 と、可変電圧源2と、前記スイッチング素
子S1 ,S2 およびスイッチS3 に与える指示信号、お
よび可変電圧源の出力電圧を決定する指示信号を出力す
るコントローラ3とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に対し
て情報の記録再生を行う光磁気記録再生装置に用いら
れ、特に光変調記録方式と磁界変調記録方式の互換機能
を兼ね備えた光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体に対して情報の記録再生
(光磁気記録再生)を行う光磁気記録再生装置では、光
変調方式や磁界変調方式などの光磁気記録方式によって
媒体に記録を行っている。
【0003】例えばディスク状の記録媒体を用いる光磁
気ディスク装置では、光変調方式と磁界変調方式とでは
磁界印加装置やディスクの表面コーティングなどが異な
るため、従来、光変調方式で記録されたディスクを磁界
変調方式の記録再生装置で使用するような光変調方式と
磁界変調方式との互換性を持たせることは困難であっ
た。
【0004】記録または消去時にディスクに対して磁界
を印加する場合、磁界変調方式の装置では、大きな記録
磁界を光磁気記録媒体に効率良く印加するために、記録
効率(励磁電流当たりの発生磁界効率)が高く、かつ高
周波励磁でも低インピーダンスの磁気ヘッドである浮上
型磁気ヘッドが一般に使用されている。一方光変調方式
の装置では、ディスクより若干距離をあけて設けられ一
定方向の磁界を発生する磁界印加装置が用いられる。
【0005】ここで、光変調方式と磁界変調方式の両方
のディスクを使用する場合として、例えば前記浮上型磁
気ヘッドで光変調方式用のディスクに記録を行う場合を
考える。
【0006】現在光変調方式に使用されているディスク
には浮上型の磁気ヘッドの接触や浮上条件に対する配慮
がなされていないため、磁気ヘッドと対向するディスク
の記録面側には耐久性のある保護膜が無かったり、表面
の突起や凹凸が大きい場合があり、ディスクに浮上型磁
気ヘッドを接触させたり、浮上させたりすることができ
ない。従って、浮上型磁気ヘッドで光変調方式用のディ
スクに記録または消去の磁界を印加する場合には、磁気
ヘッドを浮上させずに、光変調記録の場合の磁界印加装
置のようにディスクと0.5〜1mm以上の距離をあけ
て設置しなければならない。
【0007】ところが、浮上型磁気ヘッドは浮上しない
状態で使用すると以下に挙げるような問題点が発生す
る。 (1)浮上スライダの浮上力とジンバルバネの付勢力を
バランスさせることができないため、ディスクに対して
磁気ヘッドが傾いて、ヘッドの主磁極中心と光スポット
位置がずれたり、磁界の垂直成分が減少する。 (2)浮上量に合わせてディスク上の磁界が最大となる
ように最適にギャップを設計した磁気ヘッドにおいて
は、浮上量以上に距離があくとディスク上の磁界が大き
く減少する。
【0008】このような問題点を解決する手段として
は、磁界変調用磁界印加手段と光変調用磁界印加手段と
を別々に備える必要があり、例えば特開平3−2682
53号公報に開示されているような光変調用、磁界変調
用の2つの磁気ヘッドを備えた一体型ヘッドとか、特開
平4−121847号公報に開示されているような光変
調用、磁界変調用の両磁界印加手段が光磁気ディスクに
平行に移動可能となっており、各記録方式に適した磁界
印加手段を光ピックアップの光軸上に移動して磁界を印
加することにより記録を行う記録再生装置などが提案さ
れている。
【0009】また、磁界変調記録の場合に大きな磁界を
発生させるための光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路とし
ては、特開昭63−94406号公報に開示されており
図4に示すような、補助コイルを設け該補助コイルの定
電流効果を利用した磁気ヘッド駆動回路が提案されてい
る。
【0010】この磁気ヘッド駆動回路は、ヘッドコイル
51のインダクタンスLx より十分大きなインダクタン
スLd を有する補助コイル52,53を備え、スイッチ
ング素子S1 ,S2 を記録信号に応じて交互にON,O
FFすることにより、補助コイル52(53)にはスイ
ッチング素子S1 (S2 )がONの間、直流電源54
(55)から供給されるエネルギーが蓄えられ、スイッ
チング素子S1 (S2 )がOFFになった時に、補助コ
イル52,53の定電流効果により、ヘッドコイル51
両端には逆起電圧が交互に誘起され、高い電圧がヘッド
コイル51に記録データに応じて正逆方向に印加される
ようになっている。
【0011】従って、この駆動回路を用いることによ
り、補助コイルに蓄えたエネルギーでヘッドコイルの電
流を反転するため、低い電源電圧でも低消費電力で電流
の立ち上がり時間を短くした高密度記録が可能となる。
【0012】ところが、この補助コイルを用いた磁気ヘ
ッド駆動回路においては、ONになっているスイッチン
グ素子に流れている電流は、磁気ヘッドコイルに流れる
電流の約2倍程度となるので、ON時の抵抗の大きなス
イッチング素子を用いた場合には、回路損失が大きくな
る問題点がある。即ち、この駆動回路においては、ON
になっているスイッチング素子には、ヘッドコイルに流
れる電流と、電源より該スイッチング素子に接続された
補助コイルを通して流れる電流との和の電流が流れ、補
助コイルのインピーダンスがヘッドコイルのインピーダ
ンスより十分大きい場合には、ヘッドコイルに流れる電
流と補助コイルを通して電源より流れ込む電流とがほぼ
等しくなるため、スイッチング素子にはヘッドコイル電
流の約2倍の電流が流れることになる。
【0013】従って、スイッチング素子としてMOS−
FETを使用した場合には、一般に高速な素子程、ON
抵抗も大きくなるので、磁気ヘッド駆動回路のスイッチ
ング速度を高速にしようとする場合には、回路損失が増
大する問題点があった。
【0014】この問題点を解決するために、実開平5−
15102号公報には、磁気ヘッドに2つのコイルをバ
イファイラに巻いて、インダクタを1つにした回路構成
により、スイッチング素子に流れる電流を減少させるよ
うにした駆動回路も提案されている。
【0015】しかし、前記磁気ヘッド駆動回路は、前述
のように高速で磁界印加方向を切り換える磁界変調記録
では有効な磁気ヘッド駆動回路であるが、この磁気ヘッ
ド部分を単純に光変調用磁気ヘッドコイルに置き換えた
場合、直流磁界を発生するのに補助コイルにも同様の駆
動電流を流さなければならず、消費電力などの点で非常
に不利である。
【0016】従って、光変調記録用磁界印加手段および
磁界変調記録用磁界印加手段を兼ね備えた装置において
は、従来は磁界印加手段として光変調用と磁界変調用に
それぞれ個別に駆動回路を備えた構成となっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、光磁
気記録再生装置において、光変調記録方式および磁界変
調記録方式の互換装置とした場合には、従来は光変調記
録用と磁界変調記録用とにそれぞれ独立に磁界印加手段
を備える必要があったため、装置が大規模化および複雑
化してしまう問題点が発生する。
【0018】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、光変調記録方式および磁界変調記録方式の互換
性を有する光磁気記録再生装置において、光変調記録用
と磁界変調記録用の磁界印加手段における磁気ヘッド駆
動回路の共通化を実現でき、装置の簡単化、小規模化を
図ることが可能な光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路を提
供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明による光磁気記録
用磁気ヘッド駆動回路は、レーザ光を光磁気記録媒体に
照射しながら磁界を印加することによって情報の記録を
行う光磁気記録再生装置における磁気ヘッド駆動回路で
あって、磁界変調記録において前記光磁気記録媒体に記
録用変調磁界を発生する少なくとも1つの第1のコイル
と、前記第1のコイルに流れる電流を反転するためのエ
ネルギーを蓄える機能と光変調記録において前記光磁気
記録媒体に記録用直流磁界を発生する機能とを兼ね備え
た少なくとも1つの第2のコイルと、前記第1および第
2のコイルに電流を供給するための電源と、前記電源と
前記第1および第2のコイルとを接続し、磁界変調記録
においてこの接続を記録信号に応じて交互にオン、オフ
する少なくとも2つのスイッチング素子と、記録方式に
応じて前記第1および第2のコイルのうちから磁界発生
コイルを切り換える少なくとも1つのスイッチと、前記
スイッチング素子および前記スイッチの切り換えを制御
する制御手段とを備えたものである。
【0020】
【作用】制御手段によってスイッチング素子およびスイ
ッチの切り換えを制御し、記録方式に応じてコイルの接
続を切り換える。磁界変調記録時には、スイッチング素
子により電源と第1および第2のコイルとの接続を記録
信号に応じてオン、オフし、第1のコイルより光磁気記
録媒体に記録用変調磁界を発生する。光変調記録時に
は、第2のコイルにより光磁気記録媒体に記録用直流磁
界を発生する。このとき、第2のコイルは磁界変調記録
において前記第1のコイルに流れる電流を反転するため
のエネルギーを蓄える機能と光変調記録において前記光
磁気記録媒体に記録用直流磁界を発生する機能とを兼ね
備えており、光変調記録用と磁界変調記録用の磁気ヘッ
ド駆動回路の共通化がなされる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1実施例に係る光磁気記録用磁
気ヘッド駆動回路の基本的な回路構成を示す回路図であ
る。
【0022】本実施例の磁気ヘッド駆動回路は、光変調
記録方式及び磁界変調記録方式の互換性を有する光変調
記録・磁界変調記録互換の光磁気記録再生装置におい
て、光変調記録用及び磁界変調記録用の磁界印加手段を
構成する回路として用いられるものである。
【0023】この磁気ヘッド駆動回路1は、図1に示す
ように、磁界変調記録において光磁気記録媒体に記録磁
界を印加するための磁気ヘッドコイルLH と、光変調記
録において光磁気記録媒体に記録磁界を印加するための
磁気ヘッドコイル機能と磁界変調記録におけるエネルギ
ーチャージ機能とを兼ね備えた2つのサブコイルLS1,
LS2と、磁界変調記録時に記録データに応じてON,O
FFする2つのスイッチング素子S1 ,S2 と、記録方
式に応じて回路を切り換えるスイッチS3 と、出力電圧
値Vc が可変の可変電圧源2と、前記スイッチング素子
S1 ,S2 およびスイッチS3 に与える指示信号、およ
び可変電圧源の出力電圧を決定する指示信号を出力する
コントローラ3とを備えて構成されている。
【0024】前記サブコイルLS1,LS2は磁気ヘッドコ
イルLH の両端に各々接続されて並列に設けられ、これ
らのサブコイルLS1,LS2にはそれぞれ直列にスイッチ
ング素子S1 ,S2 が接続されている。ただし、2つの
サブコイルLS1,LS2は、図1において・で示す通り互
いに逆向きに巻かれているものとする。また、スイッチ
S3 は磁気ヘッドコイルLH の一方の端部に介挿されて
いる。さらに、コイルに電力を供給するための可変電圧
源2がサブコイルLS1,LS2の両端に並列に設けられて
いる。そして、コントローラ3よりスイッチング素子S
1 ,S2 、スイッチS3 、可変電圧源2へ指示信号が送
られ、回路の切り換えや可変電圧源の出力電圧の設定が
なされるようになっている。
【0025】次に、本実施例の磁気ヘッド駆動回路にお
ける具体的動作について説明する。
【0026】コントローラ3は、スイッチS3 へ指示信
号を送り、該スイッチS3 を磁界変調記録時はON,光
変調記録時はOFFに切り換える。
【0027】磁界変調記録時には、前記のようにスイッ
チS3 はコントローラ3からの指示信号によってON状
態であり、この状態でスイッチング素子S1 ,S2 はコ
ントローラ3からの指示信号により記録信号に応じて交
互にON,OFFを繰り返す。ここで、コントローラ3
は、図示しないホストコンピュータからの記録データを
スイッチング素子S1 には非反転信号として、スイッチ
ング素子S2 には反転信号として、それぞれ同期した指
示信号として出力する。
【0028】それぞれのスイッチング素子S1 またはS
2 がONのとき、その上方に配置されたサブコイルLS1
またはLS2は、ON状態の該スイッチング素子S1 (S
2 )に一定電流を供給するように働き、可変電圧源2か
ら供給されるエネルギーを蓄える。そして、前記スイッ
チング素子S1 (S2 )がONからOFFに切り換わる
と、蓄えられたエネルギーにより磁気ヘッドコイルLH
とサブコイルLS1(LS2)の接点上に高い逆起電圧が発
生し、該スイッチング素子と反対側のONに切り換わっ
たスイッチング素子に向かって磁気ヘッドコイルLH に
駆動電流が流れる。このようにして、磁気ヘッドコイル
LH には記録データに応じて正逆方向に駆動電流が流
れ、光磁気記録媒体に対して記録データに応じて反転す
るよう変調された磁界が印加される。
【0029】このように磁界変調記録時には、サブコイ
ルLS1,LS2は磁気ヘッドコイルLH を駆動するための
エネルギーチャージ用インダクタとして機能する。この
とき、磁気ヘッドコイルLH に流れる電流振幅は、サブ
コイルLS1,LS2と磁気ヘッドコイルLH のインダクタ
ンスと可変電圧源2の出力電圧値とにより決定する。
【0030】一方光変調記録時には、前記のようにコン
トローラ3からの指示信号によってスイッチS3 はOF
Fとなる。ここで、サブコイルLS1,LS2の巻線向き
は、図1に示すように逆向きであり、電力を供給する
と、サブコイルLS1はイレース方向の磁界を発生し、サ
ブコイルLS2はライト方向の磁界を発生する。従って、
消去時には、スイッチ素子S1 をON,スイッチ素子S
2 をOFFとする。この状態では、可変電圧源2の電圧
値Vc に従った電流がサブコイルLS1に流れ、所定のイ
レース方向の磁界が得られる。また、記録時には、スイ
ッチ素子S1 をOFF,スイッチ素子S2 をONとす
る。この状態では、同様に可変電圧源2の電圧値Vc に
従った電流がサブコイルLS2に流れ、所定のライト方向
の磁界が得られる。
【0031】ここで、可変電圧源2の出力電圧は、コン
トローラ3の指示信号に従い出力される。このコントロ
ーラ3の指示信号は、予め試し書きなどを行って定め、
記録に必要な所定の値を図示しない記憶素子(ROMな
ど)に記憶しておき、前記記憶素子に記憶した値を基準
として記録媒体上の記録位置より記録磁界強度を算出
し、各コイルにおいて電流/磁界の変換効率より必要な
電流値を求め、該電流値より可変電源電圧Vc を定め
る。
【0032】以上のように、本実施例によれば、サブコ
イルLS1,LS2を磁界変調記録のためのエネルギーチャ
ージ用のサブコイルおよび光変調記録のための磁界発生
用コイルとして2つの機能を持つよう共通化でき、この
コイルを用い1つのスイッチを付加することにより、磁
界変調用磁気ヘッド駆動回路と光変調用磁気ヘッド駆動
回路の共通化が実現できる。よって、最小の回路付加に
よって光変調記録・磁界変調記録互換の光磁気記録再生
装置に設けられる光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路を構
成することができ、光磁気記録再生装置の装置規模の拡
大と複雑化を最小限におさえ、光変調記録用および磁界
変調記録用の磁界印加手段における磁気ヘッド駆動回路
の簡単化および部品の共通化、さらには磁気ヘッド駆動
回路を含む装置の小規模化が実現可能となる。
【0033】図2は本発明の第2実施例に係る光変調記
録・磁界変調記録互換の光磁気記録再生装置に用いられ
る光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路の基本的な回路構成
を示す回路図である。
【0034】本実施例の磁気ヘッド駆動回路11は、図
2に示すように、磁界変調記録において光磁気記録媒体
に記録磁界を印加するための磁気ヘッドコイルLH1,L
H2と、光変調記録において光磁気記録媒体に記録磁界を
印加するための磁気ヘッドコイル機能と磁界変調記録に
おけるエネルギーチャージ機能とを兼ね備えた2つのサ
ブコイルLS1,LS2と、磁界変調記録時に記録データに
応じてON,OFFする2つのスイッチング素子S1 ,
S2 と、記録方式および印加磁界向きに応じて回路を切
り換えるスイッチS3 ,S4 ,S5 と、出力電圧値Vc
が可変の可変電圧源12と、前記2つのスイッチング素
子および3つのスイッチに与える指示信号、および可変
電圧源の出力電圧を決定する指示信号を出力するコント
ローラ13とを備えて構成されている。
【0035】前記サブコイルLS1,LS2は、直列に接続
された磁気ヘッドコイルLH1,LH2の接続点に互いに逆
向きとなるよう並列に接続されて設けられ、前記磁気ヘ
ッドコイルLH1,LH2にはスイッチング素子S1 ,S2
が、サブコイルLS1,LS2にはスイッチS3 ,S4 がそ
れぞれ直列に接続されている。また、前記磁気ヘッドコ
イルLH1,LH2の接続点にはスイッチS5 が設けられて
いる。さらに、コイルに電力を供給するための可変電圧
源12が各々接続されたサブコイルLS1,LS2および磁
気ヘッドコイルLH1,LH2の両端に並列に設けられてい
る。そして、コントローラ13よりスイッチング素子S
1 ,S2 、スイッチS3 ,S4 ,S5 、可変電圧源12
へ指示信号が送られ、回路の切り換えや可変電圧源の出
力電圧の設定がなされるようになっている。
【0036】磁界変調記録時には、コントローラ13は
スイッチS3 ,S4 に指示信号を送り、スイッチS3 ,
S4 のいずれか一方をONとし、他方をOFFとする。
ここで、記録媒体へのVCMアクチュエータなどからの
漏洩磁界の方向と逆向きの磁界を発生するサブコイル側
のスイッチをONすれば、サブコイルには定電流が流れ
るため、前記漏洩磁界を相殺することも同時に可能とな
る。
【0037】スイッチS3 ,S4 のいずれかONの状態
で、スイッチング素子S1 ,S2 がコントローラ13か
らの指示信号により記録データに応じて交互にON,O
FFを繰り返すと、それぞれのスイッチング素子S1 ま
たはS2 がONのとき、その上方に配置された磁気ヘッ
ドコイルLH1またはLH2に駆動電流が流れる。
【0038】一方光変調記録時には、コントローラ13
はスイッチング素子S1 ,S2 をいずれもOFFとし、
スイッチS5 をONとする。ここで、サブコイルLS1が
イレース方向、サブコイルLS2がライト方向の磁界を発
生するように各コイルの向きが巻かれているものとす
る。この状態で、消去時には、スイッチS3 をON、ス
イッチS4 をOFFとし、コントローラ13の指示によ
り消去に必要な磁界を発生するための所定の電圧を可変
電圧源12より供給することにより、サブコイルLS1に
よってイレース方向の磁界が得られる。また記録時に
は、スイッチS4 をON、スイッチS3 をOFFとし、
コントローラ13の指示により記録に必要な磁界を発生
するための所定の電圧を可変電圧源12より供給するこ
とにより、サブコイルLS2によってライト方向の磁界が
得られる。
【0039】なおここで、可変電圧源12の出力電圧V
c は、コントローラ13の指示信号に従い出力される。
このコントローラ13の指示信号は、予め試し書きなど
を行って定め、記録に必要な所定の値を図示しない記憶
素子(ROMなど)に記憶しておく。
【0040】以上のように、本実施例は、第1実施例の
磁気ヘッド駆動回路に比べて、磁界変調記録においてよ
り高速な磁気ヘッドの駆動が可能な回路であり、このよ
うな磁気ヘッド駆動回路においても、第1実施例と同様
にサブコイルLS1,LS2を磁界変調記録のためのエネル
ギーチャージ用のサブコイルおよび光変調記録のための
磁界発生用コイルとして2つの機能を持つよう共通化で
き、このコイルを用い3つのスイッチを付加することに
より、磁界変調用磁気ヘッド駆動回路と光変調用磁気ヘ
ッド駆動回路の共通化が実現できる。よって、簡単な回
路付加によって光変調記録・磁界変調記録互換の光磁気
記録再生装置に設けられる光磁気記録用磁気ヘッド駆動
回路を構成することができ、光変調記録用および磁界変
調記録用の磁界印加手段における磁気ヘッド駆動回路の
簡単化が実現可能となる。
【0041】また、第1実施例では、光変調記録用およ
び磁界変調記録用の磁界印加手段において、両コイルの
磁極が共通化されているような構成の場合には、磁界変
調記録においてサブコイルLS1,LS2に流れる等しい電
流が逆向きの磁界を発生し、磁極内での磁界を相殺する
ため、サブコイルLS1,LS2が所定の動作を行わず磁界
の印加が行えない問題点が発生することがあるが、本実
施例ではこのような問題点もなく磁極を共通化した磁気
ヘッドコイルの構成であっても適用可能である。
【0042】図3は本発明の第3実施例に係る光変調記
録・磁界変調記録互換の光磁気記録再生装置に用いられ
る光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路の基本的な回路構成
を示す回路図である。
【0043】本実施例の磁気ヘッド駆動回路21は、図
3に示すように、磁界変調記録において光磁気記録媒体
に記録磁界を印加するための磁気ヘッドコイルLH1,L
H2と、光変調記録において光磁気記録媒体に記録磁界を
印加するための磁気ヘッドコイル機能と磁界変調記録に
おけるエネルギーチャージ機能とを兼ね備えた1つのサ
ブコイルLS と、磁界変調記録時に記録データに応じて
ON,OFFする2つのスイッチング素子S1 ,S2
と、記録方式および印加磁界向きに応じて回路を切り換
えるスイッチS3 ,S4 と、出力電圧値Vc が可変の可
変電圧源22と、前記2つのスイッチング素子および2
つのスイッチに与える指示信号、および可変電圧源の出
力電圧を決定する指示信号を出力するコントローラ23
とを備えて構成されている。
【0044】前記磁気ヘッドコイルLH1,LH2は直列に
接続され、この接続点に2回路のスイッチS4 が設けら
れており、このスイッチS4 の接点とスイッチS3 の接
点との2つの接続部の両端にサブコイルLS が設けられ
ている。前記磁気ヘッドコイルLH1,LH2にはスイッチ
ング素子S1 ,S2 がそれぞれ直列に接続されている。
さらに、コイルに電力を供給するための可変電圧源22
が接続されたサブコイルLS および磁気ヘッドコイルL
H1,LH2の両端に並列に設けられている。そして、コン
トローラ23よりスイッチング素子S1 ,S2 、スイッ
チS3 ,S4 、可変電圧源22へ指示信号が送られ、回
路の切り換えや可変電圧源の出力電圧の設定がなされる
ようになっている。
【0045】磁界変調記録時には、コントローラ23は
スイッチS3 ,S4 に指示信号を送り、スイッチS3 ,
S4 において共にEまたはWのいずれか一方側に接続す
る。ここで、記録媒体へのVCMアクチュエータなどか
らの漏洩磁界の方向と逆向きの磁界を発生する側にスイ
ッチを接続すれば、サブコイルには定電流が流れるた
め、前記漏洩磁界を相殺することも同時に可能となる。
【0046】スイッチS3 ,S4 が共にEまたはWのい
ずれかに接続された状態で、スイッチング素子S1 ,S
2 がコントローラ23からの指示信号により記録データ
に応じて交互にON,OFFを繰り返すと、それぞれの
スイッチング素子S1 またはS2 がONのとき、その上
方に配置された磁気ヘッドコイルLH1またはLH2に駆動
電流が流れる。即ち、一方のスイッチング素子がONか
らOFFに切り換わると、サブコイルLS には定電流が
流れているため、このサブコイルの下方にはエネルギー
チャージにより逆起電圧が発生し、この逆起電圧によ
り、他方の磁気ヘッドコイルに駆動電流が流れ、所定の
磁界強度が得られる。このようにして、磁気ヘッドコイ
ルLH1,LH2には記録データに応じて交互に駆動電流が
流れ、光磁気記録媒体に対して記録データに応じて反転
するよう変調された磁界が印加される。
【0047】一方光変調記録時には、コントローラ23
はスイッチング素子S1 ,S2 をいずれもONとする。
ここで、磁気ヘッドコイルLH1,LH2は、同一磁極に逆
向きに巻かれており、これらインダクタンスがLH1=L
H2ならば、等しい電流が流れるためお互いに相打ち消し
合い、コイルとして働かず、磁界も発生することはな
い。
【0048】この状態で、消去時には、スイッチS3 ,
S4 を共にE側に接続し、コントローラ23の指示によ
り消去に必要な磁界を発生するための所定の電圧を可変
電圧源22より供給することにより、サブコイルLS に
よってイレース方向の磁界が得られる。また記録時に
は、スイッチS3 ,S4 を共にW側に接続し、コントロ
ーラ23の指示により記録に必要な磁界を発生するため
の所定の電圧を可変電圧源22より供給することによ
り、サブコイルLS によってライト方向の磁界が得られ
る。
【0049】なおここで、可変電圧源22の出力電圧V
c は、コントローラ23の指示信号に従い出力される。
このコントローラ23の指示信号は、予め試し書きなど
を行って定め、記録に必要な所定の値を図示しない記憶
素子(ROMなど)に記憶しておく。
【0050】以上のように、本実施例は、第1実施例の
磁気ヘッド駆動回路に比べて、より高速な磁気ヘッドの
駆動が可能な回路であり、このような磁気ヘッド駆動回
路においても、第1実施例と同様にサブコイルLS を磁
界変調記録のためのエネルギーチャージ用のサブコイル
および光変調記録のための磁界発生用コイルとして2つ
の機能を持つよう共通化でき、このコイルを用い2つの
スイッチを付加することにより、磁界変調用磁気ヘッド
駆動回路と光変調用磁気ヘッド駆動回路の共通化が実現
できる。よって、第2実施例より更に簡単な回路付加に
よって光変調記録・磁界変調記録互換の光磁気記録再生
装置に設けられる光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路を構
成することができ、またコントローラからのスイッチの
制御も容易にすることができ、光変調記録用および磁界
変調記録用の磁界印加手段における磁気ヘッド駆動回路
の簡単化が実現可能となる。
【0051】なお、本実施例も第2実施例と同様に磁極
を共通化した磁気ヘッドコイルの構成であっても適用可
能である。
【0052】即ち、前述した各実施例によれば、光変調
記録および磁界変調記録の互換機能を備えた光磁気記録
再生装置に設けられる磁界印加手段の磁気ヘッド駆動回
路において、少なくとも1つ以上のエネルギーチャージ
用サブコイルと光変調用磁界印加手段の磁界発生コイル
(磁気ヘッド)とを共通化すると共に、記録方式(磁界
変調記録または光変調記録)に応じた指示信号により回
路を切り換える少なくとも1つ以上のスイッチを付加す
ることにより、磁界変調記録用および光変調記録用の磁
気ヘッド駆動回路の共通化が実現でき、部品の共通化お
よび磁気ヘッド駆動回路の簡単化、小規模化が実現可能
となる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
変調記録方式および磁界変調記録方式の互換性を有する
光磁気記録再生装置において、光変調記録用と磁界変調
記録用の磁界印加手段における磁気ヘッド駆動回路の共
通化を実現でき、装置の簡単化、小規模化を図ることが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光変調記録・磁界変
調記録互換の光磁気記録再生装置に用いられる光磁気記
録用磁気ヘッド駆動回路の基本的な回路構成を示す回路
【図2】本発明の第2実施例に係る光変調記録・磁界変
調記録互換の光磁気記録再生装置に用いられる光磁気記
録用磁気ヘッド駆動回路の基本的な回路構成を示す回路
【図3】本発明の第3実施例に係る光変調記録・磁界変
調記録互換の光磁気記録再生装置に用いられる光磁気記
録用磁気ヘッド駆動回路の基本的な回路構成を示す回路
【図4】磁界変調記録の場合に用いられる光磁気記録用
磁気ヘッド駆動回路の構成例を示す回路図
【符号の説明】
LH …磁気ヘッドコイル LS1,LS2…サブコイル S1 ,S2 …スイッチング素子 S3 …スイッチ 2…可変電圧源 3…コントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】記録または消去時にディスクに対して磁界
を印加する場合、磁界変調方式の装置では、大きな記録
磁界を光磁気記録媒体に効率良く印加するために、記録
効率(励磁電流当たりの発生磁界効率)が高く、かつ高
周波励磁でも低インピーダンスの磁気ヘッドである浮上
型磁気ヘッドが一般に使用されている。一方光変調方式
の装置では、ディスクより若干距離をあけて設けられ
録および消去でそれぞれ一定方向の磁界を発生する磁界
印加装置が用いられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】この磁気ヘッド駆動回路は、ヘッドコイル
51のインダクタンスLx より十分大きなインダクタン
スLd を有する補助コイル52,53を備え、スイッチ
ング素子S1 ,S2 を記録信号に応じて交互にON,O
FFすることにより、補助コイル52(53)にはスイ
ッチング素子S1 (S2 )がONの間、直流電源54
(55)から供給されるエネルギーが蓄えられ、スイッ
チング素子S1 (S2 )がOFFになった時に、補助コ
イル52,(53)の定電流効果により、ヘッドコイル
51両端には逆起電圧が交互に誘起され、高い電圧がヘ
ッドコイル51に記録データに応じて正逆方向に印加さ
れるようになっている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を光磁気記録媒体に照射しなが
    ら磁界を印加することによって情報の記録を行う光磁気
    記録再生装置における光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路
    であって、 磁界変調記録において前記光磁気記録媒体に記録用変調
    磁界を発生する少なくとも1つの第1のコイルと、 前記第1のコイルに流れる電流を反転するためのエネル
    ギーを蓄える機能と光変調記録において前記光磁気記録
    媒体に記録用直流磁界を発生する機能とを兼ね備えた少
    なくとも1つの第2のコイルと、 前記第1および第2のコイルに電流を供給するための電
    源と、 前記電源と前記第1および第2のコイルとを接続し、磁
    界変調記録においてこの接続を記録信号に応じて交互に
    オン、オフする少なくとも2つのスイッチング素子と、 記録方式に応じて前記第1および第2のコイルのうちか
    ら磁界発生コイルを切り換える少なくとも1つのスイッ
    チと、 前記スイッチング素子および前記スイッチの切り換えを
    制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする光磁気記録用磁気ヘッド駆動
    回路。
JP27559393A 1993-11-04 1993-11-04 光磁気記録用磁気ヘッド駆動回路 Withdrawn JPH07129903A (ja)

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