JPH06131609A - 磁気ヘッド駆動装置 - Google Patents
磁気ヘッド駆動装置Info
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- JPH06131609A JPH06131609A JP28170292A JP28170292A JPH06131609A JP H06131609 A JPH06131609 A JP H06131609A JP 28170292 A JP28170292 A JP 28170292A JP 28170292 A JP28170292 A JP 28170292A JP H06131609 A JPH06131609 A JP H06131609A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 消費電力を低減するとともに磁気ヘッドコイ
ルおよび電界効果トランジスタなどの素子の発熱を抑制
することを可能とする。 【構成】 磁気ヘッドコイル５に流れる電流を抵抗６お
よびローパスフィルタ７によって検出しその検出結果
を、基準電圧源８に予め定められた値から減算器９にお
いて減算しその減算結果に基づいて電圧制御器２が直流
電源１の電圧を制御する。
ルおよび電界効果トランジスタなどの素子の発熱を抑制
することを可能とする。 【構成】 磁気ヘッドコイル５に流れる電流を抵抗６お
よびローパスフィルタ７によって検出しその検出結果
を、基準電圧源８に予め定められた値から減算器９にお
いて減算しその減算結果に基づいて電圧制御器２が直流
電源１の電圧を制御する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドのコイルに
相反する２方向の電流を交互に通流することにより、そ
の磁気ヘッドが発生する磁界を変調する磁気ヘッド駆動
装置に関する。
相反する２方向の電流を交互に通流することにより、そ
の磁気ヘッドが発生する磁界を変調する磁気ヘッド駆動
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】記録媒体である光磁気ディスクに対して
データの書込およびデータの読出を行なう従来の光磁気
ディスク駆動装置においては、データの書込時には、ま
ず光磁気ディスクに直流磁界を加えた状態で、光ピック
アップから高出力のレーザ光を光磁気ディスクの記録膜
に照射して、以前に書込まれたデータを一旦消去した
後、その光磁気ディスクに逆向きの直流磁界を加えた状
態で前記レーザ光をオンオフすることによりデータの書
込を行なっていた。
データの書込およびデータの読出を行なう従来の光磁気
ディスク駆動装置においては、データの書込時には、ま
ず光磁気ディスクに直流磁界を加えた状態で、光ピック
アップから高出力のレーザ光を光磁気ディスクの記録膜
に照射して、以前に書込まれたデータを一旦消去した
後、その光磁気ディスクに逆向きの直流磁界を加えた状
態で前記レーザ光をオンオフすることによりデータの書
込を行なっていた。
【０００３】また、近年、データの消去動作を行なわず
に光磁気ディスクへのデータの書込が可能である磁界変
調オーバーライト技術が開発されてきた。この磁界変調
オーバーライトは、光ピックアップから出射される高出
力のレーザ光により、光磁気ディスクの記録膜を加熱す
ると同時に、磁気ヘッドにより、光磁気ディスクに対し
て高速で反転する磁界を与え、データを書込む。このた
め、データの消去動作が不要となり、データの書込に要
する時間の短縮と、リアルタイムでのデジタル音声記録
とが可能となるなど大きな利点がある。
に光磁気ディスクへのデータの書込が可能である磁界変
調オーバーライト技術が開発されてきた。この磁界変調
オーバーライトは、光ピックアップから出射される高出
力のレーザ光により、光磁気ディスクの記録膜を加熱す
ると同時に、磁気ヘッドにより、光磁気ディスクに対し
て高速で反転する磁界を与え、データを書込む。このた
め、データの消去動作が不要となり、データの書込に要
する時間の短縮と、リアルタイムでのデジタル音声記録
とが可能となるなど大きな利点がある。
【０００４】次に、磁界変調オーバーライトを行なう従
来の光磁気ディスク駆動装置における磁気ヘッド駆動装
置の構成について説明する。図２は、特開平１−１３０
３０２号公報に開示された磁気ヘッド駆動装置の構成を
示す回路図である。直流電源１と、接地端子１０との間
には、第１電界効果トランジスタ３１，第１ダイオード
４１および第３電界効果トランジスタ３３の直列回路
と、第２電界効果トランジスタ３２，第２ダイオード４
２および第４電界効果トランジスタ３４の直列回路とが
並列に接続される。前記第１ダイオード４１および第３
電界効果トランジスタ３３間のノード１２と、第２ダイ
オード４２および第４電界効果トランジスタ３４間のノ
ード１３との間には磁気ヘッドコイル５が接続される。
来の光磁気ディスク駆動装置における磁気ヘッド駆動装
置の構成について説明する。図２は、特開平１−１３０
３０２号公報に開示された磁気ヘッド駆動装置の構成を
示す回路図である。直流電源１と、接地端子１０との間
には、第１電界効果トランジスタ３１，第１ダイオード
４１および第３電界効果トランジスタ３３の直列回路
と、第２電界効果トランジスタ３２，第２ダイオード４
２および第４電界効果トランジスタ３４の直列回路とが
並列に接続される。前記第１ダイオード４１および第３
電界効果トランジスタ３３間のノード１２と、第２ダイ
オード４２および第４電界効果トランジスタ３４間のノ
ード１３との間には磁気ヘッドコイル５が接続される。
【０００５】このような第１電界効果トランジスタ３１
〜第４電界効果トランジスタ３４，第１ダイオード４１
および第２ダイオード４２により磁気ヘッドコイル５の
電流の流れる方向を切換える電流方向切換手段が構成さ
れている。
〜第４電界効果トランジスタ３４，第１ダイオード４１
および第２ダイオード４２により磁気ヘッドコイル５の
電流の流れる方向を切換える電流方向切換手段が構成さ
れている。
【０００６】第１電界効果トランジスタ３１，第２電界
効果トランジスタ３２，第３電界効果トランジスタ３３
および第４電界効果トランジスタ３４のそれぞれのゲー
トには、制御回路（図示せず）から制御信号Ｓ１，Ｓ
２，Ｓ３，Ｓ４がそれぞれに対応して与えられる。この
制御信号Ｓ１〜Ｓ４により、第１電界効果トランジスタ
３１および第４電界効果トランジスタ３４の組と、第２
電界効果トランジスタ３２および第３電界効果トランジ
スタ３３の組とが交互にオンオフを繰返す。
効果トランジスタ３２，第３電界効果トランジスタ３３
および第４電界効果トランジスタ３４のそれぞれのゲー
トには、制御回路（図示せず）から制御信号Ｓ１，Ｓ
２，Ｓ３，Ｓ４がそれぞれに対応して与えられる。この
制御信号Ｓ１〜Ｓ４により、第１電界効果トランジスタ
３１および第４電界効果トランジスタ３４の組と、第２
電界効果トランジスタ３２および第３電界効果トランジ
スタ３３の組とが交互にオンオフを繰返す。
【０００７】これにより、直流電源１から第１電界効果
トランジスタ３１，第１ダイオード４１，磁気ヘッドコ
イル５および第４電界効果トランジスタ３４を介して接
地端子１０に流れる電流と、直流電源１から第２電界効
果トランジスタ３２，第２ダイオード４２，磁気ヘッド
コイル５および第３電界効果トランジスタ３３を介して
接地端子１０に流れる電流とが生じる。このため、磁気
ヘッドコイル５に流れる電流は反転を繰返し、その結果
として磁気ヘッドコイル５が発生する磁界も反転を繰返
す。
トランジスタ３１，第１ダイオード４１，磁気ヘッドコ
イル５および第４電界効果トランジスタ３４を介して接
地端子１０に流れる電流と、直流電源１から第２電界効
果トランジスタ３２，第２ダイオード４２，磁気ヘッド
コイル５および第３電界効果トランジスタ３３を介して
接地端子１０に流れる電流とが生じる。このため、磁気
ヘッドコイル５に流れる電流は反転を繰返し、その結果
として磁気ヘッドコイル５が発生する磁界も反転を繰返
す。
【０００８】このような磁気ヘッド駆動装置において
は、たとえば、第１電界効果トランジスタ３１および第
４電界効果トランジスタ３４がオンからオフに反転した
直後は、磁気ヘッドコイル５が発生する逆起電圧により
第２ダイオード４２のアノードには高電圧がかかるた
め、第２ダイオード４２はオフ状態となる。これによ
り、第３電界効果トランジスタ３３，第４電界効果トラ
ンジスタ３４および磁気ヘッドコイル５のループが形成
される。このループは、磁気ヘッドコイル５のインダク
タンスおよび抵抗と、第３電界効果トランジスタ３３お
よび第４電界効果トランジスタ３４のキャパシタンスお
よびオン抵抗などとからなるＬＣＲの共振回路をなして
おり、ＬＣＲの値により決まる時定数で磁気ヘッドコイ
ル５を流れる電流が高速で反転する。
は、たとえば、第１電界効果トランジスタ３１および第
４電界効果トランジスタ３４がオンからオフに反転した
直後は、磁気ヘッドコイル５が発生する逆起電圧により
第２ダイオード４２のアノードには高電圧がかかるた
め、第２ダイオード４２はオフ状態となる。これによ
り、第３電界効果トランジスタ３３，第４電界効果トラ
ンジスタ３４および磁気ヘッドコイル５のループが形成
される。このループは、磁気ヘッドコイル５のインダク
タンスおよび抵抗と、第３電界効果トランジスタ３３お
よび第４電界効果トランジスタ３４のキャパシタンスお
よびオン抵抗などとからなるＬＣＲの共振回路をなして
おり、ＬＣＲの値により決まる時定数で磁気ヘッドコイ
ル５を流れる電流が高速で反転する。
【０００９】このような構成の磁気ヘッド駆動装置で
は、磁気ヘッドコイルの電流反転時にＬＣＲの共振現象
を利用するため、比較的大きなインダクタンスを有する
磁気ヘッドコイル５でも、ＣとＲとの値を適切に得るこ
とにより電流反転に伴う磁界反転が高速にて可能とな
る。
は、磁気ヘッドコイルの電流反転時にＬＣＲの共振現象
を利用するため、比較的大きなインダクタンスを有する
磁気ヘッドコイル５でも、ＣとＲとの値を適切に得るこ
とにより電流反転に伴う磁界反転が高速にて可能とな
る。
【００１０】ところで、このような従来の磁気ヘッド駆
動装置では、電界効果トランジスタを使用するが、電界
効果トランジスタのオン抵抗は、温度の影響を非常に受
けやすい。たとえば、７５℃の温度上昇に対し、オン抵
抗は１．５〜２倍に増加する。このため、高温時には、
低温時よりも磁気ヘッドコイル５を流れる電流が減少す
る。この結果、高温時には、磁気ヘッドコイルでの発生
磁界は小さくなる。そこで、従来では高温時においてデ
ータの書込に必要である最低限の発生磁界が得られるよ
うな電圧を前記電流方向切換手段に供給するようにして
いた。
動装置では、電界効果トランジスタを使用するが、電界
効果トランジスタのオン抵抗は、温度の影響を非常に受
けやすい。たとえば、７５℃の温度上昇に対し、オン抵
抗は１．５〜２倍に増加する。このため、高温時には、
低温時よりも磁気ヘッドコイル５を流れる電流が減少す
る。この結果、高温時には、磁気ヘッドコイルでの発生
磁界は小さくなる。そこで、従来では高温時においてデ
ータの書込に必要である最低限の発生磁界が得られるよ
うな電圧を前記電流方向切換手段に供給するようにして
いた。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のよう
に、高温時においてデータの書込に必要である最低限の
発生磁界が得られるような電圧を電流方向切換手段に供
給していたため、低温時においては、必要以上の電流が
磁気ヘッドコイルに流れることになり、無駄な電力が消
費されるだけでなく、磁気ヘッドコイルおよび電界効果
トランジスタが発熱し、これらが劣化してしまうという
問題があった。
に、高温時においてデータの書込に必要である最低限の
発生磁界が得られるような電圧を電流方向切換手段に供
給していたため、低温時においては、必要以上の電流が
磁気ヘッドコイルに流れることになり、無駄な電力が消
費されるだけでなく、磁気ヘッドコイルおよび電界効果
トランジスタが発熱し、これらが劣化してしまうという
問題があった。
【００１２】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、装置の消費電力を少なくすると
ともに電界効果トランジスタおよび磁気ヘッドコイルの
発熱を抑制することを可能とする磁気ヘッド駆動装置を
提供することを目的とする。
になされたものであり、装置の消費電力を少なくすると
ともに電界効果トランジスタおよび磁気ヘッドコイルの
発熱を抑制することを可能とする磁気ヘッド駆動装置を
提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ヘッドの
コイルに相反する２方向の電流を交互に通流することに
より、その磁気ヘッドが発生する磁界を変調する磁気ヘ
ッド駆動装置であって、電圧を供給する電圧源と、前記
電圧源により供給される電圧を受けて、電界効果トラン
ジスタの動作により前記コイルに電流を供給しかつ電流
の方向を切換える電流方向切換手段と、前記コイルに流
れる電流の値を検出する検出手段と、前記検出手段の検
出結果を予め定められた値と比較する比較手段と、前記
比較手段の比較結果に基づいて前記電圧源の電圧を制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする。
コイルに相反する２方向の電流を交互に通流することに
より、その磁気ヘッドが発生する磁界を変調する磁気ヘ
ッド駆動装置であって、電圧を供給する電圧源と、前記
電圧源により供給される電圧を受けて、電界効果トラン
ジスタの動作により前記コイルに電流を供給しかつ電流
の方向を切換える電流方向切換手段と、前記コイルに流
れる電流の値を検出する検出手段と、前記検出手段の検
出結果を予め定められた値と比較する比較手段と、前記
比較手段の比較結果に基づいて前記電圧源の電圧を制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【００１４】
【作用】本発明によれば、その温度変化による電界効果
トランジスタのオン抵抗の変化によって磁気ヘッドのコ
イルに流れる電流が変化しようとするが、検出手段によ
るその電流の検出結果が、比較手段によって予め定めら
れた値と比較され、その比較結果に基づいて制御手段が
電源電圧を制御するので、コイルに流れる電流を、前記
オン抵抗の変化にかかわらず予め定められた値に制御す
ることが可能である。
トランジスタのオン抵抗の変化によって磁気ヘッドのコ
イルに流れる電流が変化しようとするが、検出手段によ
るその電流の検出結果が、比較手段によって予め定めら
れた値と比較され、その比較結果に基づいて制御手段が
電源電圧を制御するので、コイルに流れる電流を、前記
オン抵抗の変化にかかわらず予め定められた値に制御す
ることが可能である。
【００１５】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【００１６】図１は、本発明による磁気ヘッド駆動装置
の構成を示す回路図である。電圧源である直流電源１
は、電圧制御器２に接続される。電圧制御器２と、一端
が接地された電流検出用の抵抗６との間には、第１電界
効果トランジスタ３１，第１ダイオード４１および第３
電界効果トランジスタ３３の直列回路と、第２電界効果
トランジスタ３２，第２ダイオード４２および第４電界
効果トランジスタ３４の直列回路とが並列に接続され
る。
の構成を示す回路図である。電圧源である直流電源１
は、電圧制御器２に接続される。電圧制御器２と、一端
が接地された電流検出用の抵抗６との間には、第１電界
効果トランジスタ３１，第１ダイオード４１および第３
電界効果トランジスタ３３の直列回路と、第２電界効果
トランジスタ３２，第２ダイオード４２および第４電界
効果トランジスタ３４の直列回路とが並列に接続され
る。
【００１７】第１ダイオード４１および第３電界効果ト
ランジスタ３３間のノード１２と、第２ダイオード４２
および第４電界効果トランジスタ３４間のノードとの間
には、磁気ヘッドコイル５が接続される。このような第
１電界効果トランジスタ３１〜第４電界効果トランジス
タ３４，第１ダイオード４１および第２ダイオード４２
により磁気ヘッドコイル５に流れる電流の方向を切換え
る電流方向切換手段が構成される。
ランジスタ３３間のノード１２と、第２ダイオード４２
および第４電界効果トランジスタ３４間のノードとの間
には、磁気ヘッドコイル５が接続される。このような第
１電界効果トランジスタ３１〜第４電界効果トランジス
タ３４，第１ダイオード４１および第２ダイオード４２
により磁気ヘッドコイル５に流れる電流の方向を切換え
る電流方向切換手段が構成される。
【００１８】第１電界効果トランジスタ３１，第２電界
効果トランジスタ３２，第３電界効果トランジスタ３３
および第４電界効果トランジスタ３４のそれぞれのゲー
トには、制御回路（図示せず）から制御信号Ｓ１，Ｓ
２，Ｓ３，Ｓ４がそれぞれ対応して与えられる。
効果トランジスタ３２，第３電界効果トランジスタ３３
および第４電界効果トランジスタ３４のそれぞれのゲー
トには、制御回路（図示せず）から制御信号Ｓ１，Ｓ
２，Ｓ３，Ｓ４がそれぞれ対応して与えられる。
【００１９】抵抗６に流れる電流（磁気ヘッドコイル５
に流れる電流に相当する電流）は、電圧Ｖ１に変換され
ローパスフィルタ７に与えられる。ローパスフィルタは
与えられた電圧Ｖ１に混入する高周波成分を除去し、そ
の直流成分Ｖ２のみを取出して比較手段である減算器９
へ与える。基準電圧源８の出力電圧Ｖ３は、磁気ヘッド
コイル５に流れる電流の基準値（以下基準電流という）
に対応するように予め設定されており、その出力電圧Ｖ
３は減算器９に与えられる。
に流れる電流に相当する電流）は、電圧Ｖ１に変換され
ローパスフィルタ７に与えられる。ローパスフィルタは
与えられた電圧Ｖ１に混入する高周波成分を除去し、そ
の直流成分Ｖ２のみを取出して比較手段である減算器９
へ与える。基準電圧源８の出力電圧Ｖ３は、磁気ヘッド
コイル５に流れる電流の基準値（以下基準電流という）
に対応するように予め設定されており、その出力電圧Ｖ
３は減算器９に与えられる。
【００２０】減算器９では、与えられた出力電圧Ｖ３か
ら直流成分Ｖ２を減算し、その減算結果を減算出力Ｖ４
として電圧制御器２へ与える。電圧制御器２は、減算出
力Ｖ４に応じて前記電流方向切換手段へ供給する電圧を
制御する。この電圧制御器２における制御は、減算出力
Ｖ４を０にすべく、電流方向切換手段へ供給する電圧を
増減させる。
ら直流成分Ｖ２を減算し、その減算結果を減算出力Ｖ４
として電圧制御器２へ与える。電圧制御器２は、減算出
力Ｖ４に応じて前記電流方向切換手段へ供給する電圧を
制御する。この電圧制御器２における制御は、減算出力
Ｖ４を０にすべく、電流方向切換手段へ供給する電圧を
増減させる。
【００２１】次にこのような構成の磁気ヘッド駆動装置
の動作について説明する。制御信号Ｓ１〜Ｓ４により、
第１電界効果トランジスタ３１および第４電界効果トラ
ンジスタ３４の組と、第２電界効果トランジスタ３２お
よび第３電界効果トランジスタ３３の組とが交互にオン
オフされる。
の動作について説明する。制御信号Ｓ１〜Ｓ４により、
第１電界効果トランジスタ３１および第４電界効果トラ
ンジスタ３４の組と、第２電界効果トランジスタ３２お
よび第３電界効果トランジスタ３３の組とが交互にオン
オフされる。
【００２２】これにより、直流電源１から電圧制御器
２，第１電界効果トランジスタ３１，第１ダイオード４
１，磁気ヘッドコイル５および第４電界効果トランジス
タ３４を介して抵抗６に流れる電流と、直流電源１から
電圧制御器２，第２電界効果トランジスタ３２，第２ダ
イオード４２，磁気ヘッドコイル５および第３電界効果
トランジスタ３３を介して抵抗６に流れる電流とが生じ
る。このため、磁気ヘッドコイル５に流れる電流は、反
転を繰返し、その結果として磁気ヘッドコイル５が発生
する磁界も反転を繰返す。
２，第１電界効果トランジスタ３１，第１ダイオード４
１，磁気ヘッドコイル５および第４電界効果トランジス
タ３４を介して抵抗６に流れる電流と、直流電源１から
電圧制御器２，第２電界効果トランジスタ３２，第２ダ
イオード４２，磁気ヘッドコイル５および第３電界効果
トランジスタ３３を介して抵抗６に流れる電流とが生じ
る。このため、磁気ヘッドコイル５に流れる電流は、反
転を繰返し、その結果として磁気ヘッドコイル５が発生
する磁界も反転を繰返す。
【００２３】このような磁気ヘッド駆動装置の動作時
に、たとえば、電界効果トランジスタ３１および電界効
果トランジスタ３４がオンからオフに反転した直後は、
磁気ヘッドコイル５が発生する逆起電圧により第２ダイ
オード４２のアノードには高電圧がかかるため、第２ダ
イオード４２はオフ状態となる。これにより、第３電界
効果トランジスタ３３，第４電界効果トランジスタ３４
および磁気ヘッドコイル５のループが形成される。
に、たとえば、電界効果トランジスタ３１および電界効
果トランジスタ３４がオンからオフに反転した直後は、
磁気ヘッドコイル５が発生する逆起電圧により第２ダイ
オード４２のアノードには高電圧がかかるため、第２ダ
イオード４２はオフ状態となる。これにより、第３電界
効果トランジスタ３３，第４電界効果トランジスタ３４
および磁気ヘッドコイル５のループが形成される。
【００２４】このループは、磁気ヘッドコイル５のイン
ダクタンスおよび抵抗と、第３電界効果トランジスタ３
３および第４電界効果トランジスタ３４のキャパシタン
スおよびオン抵抗などとからなるＬＣＲの共振回路をな
しており、ＬＣＲの値により決まる時定数で磁気ヘッド
コイル５に流れる電流が高速で反転する。この磁気ヘッ
ド駆動装置では、磁気ヘッドコイル５に流れる電流の反
転時にＬＣＲの共振現象を利用するため、比較的大きな
インダクタンスを有する磁気ヘッドコイル５でも、Ｃと
Ｒの値を適切に選ぶことにより電流反転に伴う磁界反転
が高速にて可能となる。
ダクタンスおよび抵抗と、第３電界効果トランジスタ３
３および第４電界効果トランジスタ３４のキャパシタン
スおよびオン抵抗などとからなるＬＣＲの共振回路をな
しており、ＬＣＲの値により決まる時定数で磁気ヘッド
コイル５に流れる電流が高速で反転する。この磁気ヘッ
ド駆動装置では、磁気ヘッドコイル５に流れる電流の反
転時にＬＣＲの共振現象を利用するため、比較的大きな
インダクタンスを有する磁気ヘッドコイル５でも、Ｃと
Ｒの値を適切に選ぶことにより電流反転に伴う磁界反転
が高速にて可能となる。
【００２５】また、磁気ヘッドコイル５を流れる電流は
抵抗６によって電圧Ｖ１に変換されて検出される。電圧
Ｖ１はローパスフィルタによって直流成分Ｖ２に変換さ
れ、減算器９において基準電圧源８の出力電圧Ｖ３から
減算される。その減算出力Ｖ４に基づいて電圧制御器２
は電流切換手段へ供給する電圧を制御するが、電圧制御
器２では、減算出力Ｖ４を０にするような制御を行なう
ため、磁気ヘッドコイル５に流れる電流が前記基準電流
よりも多い場合は、電流方向切換手段に供給される電圧
は低くなるように制御し、一方、磁気ヘッドコイル５に
流れる電流が前記基準電流よりも少ない場合は、電流方
向切換手段に供給する電圧は大きくなるように制御す
る。このため、磁気ヘッドコイル５に流れる電流は常に
前記基準電流と等しくなるように制御される。
抵抗６によって電圧Ｖ１に変換されて検出される。電圧
Ｖ１はローパスフィルタによって直流成分Ｖ２に変換さ
れ、減算器９において基準電圧源８の出力電圧Ｖ３から
減算される。その減算出力Ｖ４に基づいて電圧制御器２
は電流切換手段へ供給する電圧を制御するが、電圧制御
器２では、減算出力Ｖ４を０にするような制御を行なう
ため、磁気ヘッドコイル５に流れる電流が前記基準電流
よりも多い場合は、電流方向切換手段に供給される電圧
は低くなるように制御し、一方、磁気ヘッドコイル５に
流れる電流が前記基準電流よりも少ない場合は、電流方
向切換手段に供給する電圧は大きくなるように制御す
る。このため、磁気ヘッドコイル５に流れる電流は常に
前記基準電流と等しくなるように制御される。
【００２６】なお、本実施例においては電流検出用の抵
抗６を第３電界効果トランジスタ３３および第４電界効
果トランジスタ３４とグランドとの間に設けたが、必ず
しもこの場所に設ける必要はなく、磁気ヘッドコイル５
を流れる電流が検出できる場所であればどこに設けても
よい。また、電圧制御器２は、電力損失を抑制するた
め、スイッチング型のＤＣ−ＤＣコンバータを用いるの
が望ましい。
抗６を第３電界効果トランジスタ３３および第４電界効
果トランジスタ３４とグランドとの間に設けたが、必ず
しもこの場所に設ける必要はなく、磁気ヘッドコイル５
を流れる電流が検出できる場所であればどこに設けても
よい。また、電圧制御器２は、電力損失を抑制するた
め、スイッチング型のＤＣ−ＤＣコンバータを用いるの
が望ましい。
【００２７】
【発明の効果】本発明によれば、電界効果トランジスタ
のオン抵抗が温度によって変化しても、電流方向切換手
段に与える電圧を制御することにより、磁気ヘッドのコ
イルに流れる電流が一定に制御されるので、装置の不必
要な電力消費が抑制できる。また、磁気ヘッドのコイル
に流れる電流を一定に制御するため、磁気ヘッドのコイ
ルおよび電界効果トランジスタなどの素子の発熱を抑制
することができ、その素子の劣化を抑制することができ
る。
のオン抵抗が温度によって変化しても、電流方向切換手
段に与える電圧を制御することにより、磁気ヘッドのコ
イルに流れる電流が一定に制御されるので、装置の不必
要な電力消費が抑制できる。また、磁気ヘッドのコイル
に流れる電流を一定に制御するため、磁気ヘッドのコイ
ルおよび電界効果トランジスタなどの素子の発熱を抑制
することができ、その素子の劣化を抑制することができ
る。
【図１】本発明による磁気ヘッド駆動装置の構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図２】従来の磁気ヘッド駆動装置の構成を示す回路図
である。
である。
１ 直流電源 ２ 電圧制御器 ５ 磁気ヘッドコイル ６ 抵抗 ７ ローパスフィルタ ８ 基準電圧源 ９ 減算器 ３１ 第１電界効果トランジスタ ３２ 第２電界効果トランジスタ ３３ 第３電界効果トランジスタ ３４ 第４電界効果トランジスタ ４１ 第１ダイオード ４２ 第２ダイオード
Claims (1)
- 【請求項１】 磁気ヘッドのコイルに相反する２方向の
電流を交互に通流することにより、その磁気ヘッドが発
生する磁界を変調する磁気ヘッド駆動装置であって、 電圧を供給する電圧源と、 前記電圧源により供給される電圧を受けて、電界効果ト
ランジスタの動作により前記コイルに電流を供給しかつ
電流の方向を切換える電流方向切換手段と、 前記コイルに流れる電流の値を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果を予め定められた値と比較する
比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて前記電圧源の電圧を
制御する制御手段とを備えた、磁気ヘッド駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28170292A JPH06131609A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 磁気ヘッド駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28170292A JPH06131609A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 磁気ヘッド駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06131609A true JPH06131609A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17642792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28170292A Withdrawn JPH06131609A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 磁気ヘッド駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06131609A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19546393A1 (de) * | 1994-12-12 | 1996-06-13 | Nec Corp | Chipförmiger Festelektrolyt-Kondensator |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP28170292A patent/JPH06131609A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19546393A1 (de) * | 1994-12-12 | 1996-06-13 | Nec Corp | Chipförmiger Festelektrolyt-Kondensator |
| DE19546393C2 (de) * | 1994-12-12 | 1999-01-14 | Nec Corp | Chipförmiger Festelektrolyt-Kondensator und dessen Herstellungsverfahren |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |