JP3142521B2 - 針刺し止栓とその製造方法 - Google Patents
針刺し止栓とその製造方法Info
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- JP3142521B2 JP3142521B2 JP10313654A JP31365498A JP3142521B2 JP 3142521 B2 JP3142521 B2 JP 3142521B2 JP 10313654 A JP10313654 A JP 10313654A JP 31365498 A JP31365498 A JP 31365498A JP 3142521 B2 JP3142521 B2 JP 3142521B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1676—Making multilayered or multicoloured articles using a soft material and a rigid material, e.g. making articles with a sealing part
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D51/00—Closures not otherwise provided for
- B65D51/002—Closures to be pierced by an extracting-device for the contents and fixed on the container by separate retaining means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/56—Stoppers or lids for bottles, jars, or the like, e.g. closures
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、外部から針を内部
に刺し込む液体容器に用いられる針刺し止栓とその製造
方法に関する。特に、医療用薬液を封入した薬液用瓶又
は袋に注射用、又は点滴用針を刺すことができる熱可塑
性合成樹脂弾性体で作られた針刺部分を備えた針刺し止
栓とその製造方法に関する。
に刺し込む液体容器に用いられる針刺し止栓とその製造
方法に関する。特に、医療用薬液を封入した薬液用瓶又
は袋に注射用、又は点滴用針を刺すことができる熱可塑
性合成樹脂弾性体で作られた針刺部分を備えた針刺し止
栓とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】注射用薬液を封入したカプセル、点滴用
薬液を封入した薬液用瓶、又は薬液用袋は、これらから
蓋・止栓を取り外すことなく、内部の薬液を外部に取り
出す、又は注入できることが好ましい。そこで蓋・止栓
は、これらに注射針、点滴用針を刺しても内部の液がこ
ぼれず、逆に内部に病院内の空気等の異物が侵入しない
ように構成されている。このような止栓は、これを量産
しそのコストを下げることにより、より多くの人のため
に使用されることが望まれている。
薬液を封入した薬液用瓶、又は薬液用袋は、これらから
蓋・止栓を取り外すことなく、内部の薬液を外部に取り
出す、又は注入できることが好ましい。そこで蓋・止栓
は、これらに注射針、点滴用針を刺しても内部の液がこ
ぼれず、逆に内部に病院内の空気等の異物が侵入しない
ように構成されている。このような止栓は、これを量産
しそのコストを下げることにより、より多くの人のため
に使用されることが望まれている。
【0003】この場合、針を刺しても破れず、針と止栓
との間に微小な隙間も生じないような材料を用いた止栓
でなければならない。現在その材料として加硫ゴムが使
用されているがこの止栓は、加硫ゴム中の添加物、重合
溶媒等が容器内の薬液に溶出する、また欠損ゴムが薬液
に混入する等の心配から、熱可塑性合成樹脂弾性体(以
下、弾性体をエラストマーともいう。)を用いるものが
提案されている(特開昭61−247460号公報、特
開昭61−37242号公報、特開平61−13174
6号公報)。
との間に微小な隙間も生じないような材料を用いた止栓
でなければならない。現在その材料として加硫ゴムが使
用されているがこの止栓は、加硫ゴム中の添加物、重合
溶媒等が容器内の薬液に溶出する、また欠損ゴムが薬液
に混入する等の心配から、熱可塑性合成樹脂弾性体(以
下、弾性体をエラストマーともいう。)を用いるものが
提案されている(特開昭61−247460号公報、特
開昭61−37242号公報、特開平61−13174
6号公報)。
【0004】また、この熱可塑性合成樹脂エラストマー
を2層の止栓とする提案もされている(特公平8−23
67号公報)。しかしながら、本出願人が実験した限り
においては、提案されたものはいずれも加硫ゴムの欠点
を補うものではあるが、針を刺して抜いた後の薬液の漏
れに対しては、十分な効果を有するものではなく、実用
的なレベルに達したものではない。
を2層の止栓とする提案もされている(特公平8−23
67号公報)。しかしながら、本出願人が実験した限り
においては、提案されたものはいずれも加硫ゴムの欠点
を補うものではあるが、針を刺して抜いた後の薬液の漏
れに対しては、十分な効果を有するものではなく、実用
的なレベルに達したものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した諸
問題を鑑みて下記のような目的を達成する。本発明の目
的は、針刺し止栓の針刺部分に弾性力がゴムに比して低
い熱可塑性合成樹脂弾性体を用いても、針を刺して抜い
た後も容器内の液体が漏れない針刺し止栓とその製造方
法を提供することにある。本発明の他の目的は、製造コ
ストを低くできる針刺し止栓とその製造方法を提供する
ことにある。
問題を鑑みて下記のような目的を達成する。本発明の目
的は、針刺し止栓の針刺部分に弾性力がゴムに比して低
い熱可塑性合成樹脂弾性体を用いても、針を刺して抜い
た後も容器内の液体が漏れない針刺し止栓とその製造方
法を提供することにある。本発明の他の目的は、製造コ
ストを低くできる針刺し止栓とその製造方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するめたの手段】本発明は、前記目的を達
成するために次の手段で達成される。すなわち、本発明
の針刺し止栓は、針を差し込む部分であり、スチレン系
エラストマ、オレフィン系エラストマから選択される1
種以上で構成されている熱可塑性合成樹脂弾性体で作ら
れ、かつ硬さがJISのA硬度で20〜80、かつ厚さ
が2〜8mmの範囲内である針刺部分と、前記針刺部分
の材料より剛性が高く、前記針の針刺時の応力が外部に
伝播することを防止し、前記針刺部分を区画するための
外周部分を有した熱可塑性合成樹脂で構成された止栓本
体と、前記針刺部分と前記止栓本体とが熱融着されてい
る熱融着部とを有する針刺し止栓であって、前記針刺部
分を射出成形金型で射出成形した後、前記射出成形金型
と前記針刺部分とで区画されるキャビティに、熱可塑性
合成樹脂の溶融樹脂を射出圧力500kg/cm2以上で
射出して前記止栓本体を成形し、前記熱融着部を前記射
出成形金型内で前記熱可塑性合成樹脂で熱融着させて前
記熱融着部を構成したものである。
成するために次の手段で達成される。すなわち、本発明
の針刺し止栓は、針を差し込む部分であり、スチレン系
エラストマ、オレフィン系エラストマから選択される1
種以上で構成されている熱可塑性合成樹脂弾性体で作ら
れ、かつ硬さがJISのA硬度で20〜80、かつ厚さ
が2〜8mmの範囲内である針刺部分と、前記針刺部分
の材料より剛性が高く、前記針の針刺時の応力が外部に
伝播することを防止し、前記針刺部分を区画するための
外周部分を有した熱可塑性合成樹脂で構成された止栓本
体と、前記針刺部分と前記止栓本体とが熱融着されてい
る熱融着部とを有する針刺し止栓であって、前記針刺部
分を射出成形金型で射出成形した後、前記射出成形金型
と前記針刺部分とで区画されるキャビティに、熱可塑性
合成樹脂の溶融樹脂を射出圧力500kg/cm2以上で
射出して前記止栓本体を成形し、前記熱融着部を前記射
出成形金型内で前記熱可塑性合成樹脂で熱融着させて前
記熱融着部を構成したものである。
【0007】本発明の針刺し止栓の製造方法は、針を差
し込む部分であり、スチレン系エラストマ、オレフィン
系エラストマから選択される1種以上で構成されている
熱可塑性合成樹脂弾性体で作られ、かつ硬さがJISの
A硬度で20〜80、かつ厚さが2〜8mmの範囲内で
ある針刺部分と、前記針刺部分の材料より剛性が高く、
前記針の針刺時の応力が外部に伝播することを防止し、
前記針刺部分を区画するための外周部分を有した熱可塑
性合成樹脂で構成された止栓本体と、前記針刺部分と前
記止栓本体とが熱融着されている熱融着部とを有する針
刺し止栓の製造方法であって、前記針刺部分を射出成形
金型で射出成形した後、前記射出成形金型と前記針刺部
分とで区画されるキャビティに、熱可塑性合成樹脂の溶
融樹脂を射出圧力500kg/cm2以上で射出して前記
止栓本体を成形し、前記熱融着部を前記射出成形金型内
で前記熱可塑性合成樹脂で熱融着させて前記熱融着部を
構成する。
し込む部分であり、スチレン系エラストマ、オレフィン
系エラストマから選択される1種以上で構成されている
熱可塑性合成樹脂弾性体で作られ、かつ硬さがJISの
A硬度で20〜80、かつ厚さが2〜8mmの範囲内で
ある針刺部分と、前記針刺部分の材料より剛性が高く、
前記針の針刺時の応力が外部に伝播することを防止し、
前記針刺部分を区画するための外周部分を有した熱可塑
性合成樹脂で構成された止栓本体と、前記針刺部分と前
記止栓本体とが熱融着されている熱融着部とを有する針
刺し止栓の製造方法であって、前記針刺部分を射出成形
金型で射出成形した後、前記射出成形金型と前記針刺部
分とで区画されるキャビティに、熱可塑性合成樹脂の溶
融樹脂を射出圧力500kg/cm2以上で射出して前記
止栓本体を成形し、前記熱融着部を前記射出成形金型内
で前記熱可塑性合成樹脂で熱融着させて前記熱融着部を
構成する。
【0008】前記溶融樹脂の射出圧力は、800kg/
cm2以上であると良い。
cm2以上であると良い。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]図1は、
本発明による針刺し栓を点滴用薬液容器に適用したとき
の例を示しいる。点滴用薬液容器1は、フィルム状のポ
リエチレン等の透明の合成樹脂で作られた容器2に薬液
が入れられている。容器2の上部には開口3が形成され
ている。この開口3に管状の接続管4の一端が挿入され
ている。開口3と接続管4とは超音波溶接等の手段で溶
着接続されている。接続管4の上端には、針刺し止栓5
が挿入され接続されている。接続管4と針刺し止栓5と
の接続も超音波溶接等の手段で融着されている。
本発明による針刺し栓を点滴用薬液容器に適用したとき
の例を示しいる。点滴用薬液容器1は、フィルム状のポ
リエチレン等の透明の合成樹脂で作られた容器2に薬液
が入れられている。容器2の上部には開口3が形成され
ている。この開口3に管状の接続管4の一端が挿入され
ている。開口3と接続管4とは超音波溶接等の手段で溶
着接続されている。接続管4の上端には、針刺し止栓5
が挿入され接続されている。接続管4と針刺し止栓5と
の接続も超音波溶接等の手段で融着されている。
【0016】針刺し止栓5は、止栓本体10と、針刺部
分11と、外部気密用フィルム12と、内部気密用フィ
ルム13とからなる。外部気密用フィルム12は、針刺
部分11と外気が直接接触しないようにするための一種
の隔壁である。内部気密用フィルム13は、針刺し止栓
5と容器2内の薬液が直接接触しないように、かつ容器
の気密を保持するために配置された隔壁のための部材で
ある。内部気密用フィルム13と容器2との接合には、
超音波による熱溶着、接着剤を用いる接着などの公知技
術を用いる。
分11と、外部気密用フィルム12と、内部気密用フィ
ルム13とからなる。外部気密用フィルム12は、針刺
部分11と外気が直接接触しないようにするための一種
の隔壁である。内部気密用フィルム13は、針刺し止栓
5と容器2内の薬液が直接接触しないように、かつ容器
の気密を保持するために配置された隔壁のための部材で
ある。内部気密用フィルム13と容器2との接合には、
超音波による熱溶着、接着剤を用いる接着などの公知技
術を用いる。
【0017】針刺し止栓5の針刺部分11と止栓本体1
0とは、異種の合成樹脂材料が用いられ、針刺部分11
は止栓本体10の内部に後記する射出成形方法で設けら
れている。針刺部分11は、止栓本体10の中心部分に
位置している。これらは、後記するインサート異材質射
出成形により一体化成形をする。
0とは、異種の合成樹脂材料が用いられ、針刺部分11
は止栓本体10の内部に後記する射出成形方法で設けら
れている。針刺部分11は、止栓本体10の中心部分に
位置している。これらは、後記するインサート異材質射
出成形により一体化成形をする。
【0018】止栓本体10は、ポリプロピレン(P
P)、ポリエチレン(PE)、ABS樹脂(ABS)、
ポリカーボネート(PC)、ポリアミド(PA)等のエ
ンジニアリングプラスチックスである熱可塑性合成樹脂
で作られている。針刺部分11の材料としては、各種熱
可塑性合成樹脂弾性体を用いることができる。熱可塑性
合成樹脂弾性体としては、エンジニアリング・プラステ
ィックよりも硬度が低いJISのA硬度20〜65度の
ナイロンエラストマ、ポリウレタン系エラストマ、オレ
フィン系エラストマ、ポリエステルエラストマ、スチレ
ン系エラストマ等から随意に1種以上から選択し、単
独、複合、又は混合して使用する。
P)、ポリエチレン(PE)、ABS樹脂(ABS)、
ポリカーボネート(PC)、ポリアミド(PA)等のエ
ンジニアリングプラスチックスである熱可塑性合成樹脂
で作られている。針刺部分11の材料としては、各種熱
可塑性合成樹脂弾性体を用いることができる。熱可塑性
合成樹脂弾性体としては、エンジニアリング・プラステ
ィックよりも硬度が低いJISのA硬度20〜65度の
ナイロンエラストマ、ポリウレタン系エラストマ、オレ
フィン系エラストマ、ポリエステルエラストマ、スチレ
ン系エラストマ等から随意に1種以上から選択し、単
独、複合、又は混合して使用する。
【0019】針刺部分11は、これに針を刺しても刺し
たその部分の亀裂、裂け目、又は切断による開口から漏
れることはない。針を針刺部分11に刺し込むことによ
り、針の楔作用により、裂け目、又は開口が作られる。
この裂け目、又は開口が形成された後、針を刺した状
態、又は抜いた状態でこの裂け目、又は開口から容器2
内の薬液が漏洩する。
たその部分の亀裂、裂け目、又は切断による開口から漏
れることはない。針を針刺部分11に刺し込むことによ
り、針の楔作用により、裂け目、又は開口が作られる。
この裂け目、又は開口が形成された後、針を刺した状
態、又は抜いた状態でこの裂け目、又は開口から容器2
内の薬液が漏洩する。
【0020】この理由は、針の圧入により針刺部分11
に永久歪みが、正確には圧縮永久歪みが開口の周囲に形
成され弾性的な復元ができないためか、復元しても開口
を塞ぐに足りる充分な弾性力を確保できないためである
と推定される。針刺部分11に充分な弾性復元力があれ
ば、裂け目、又は開口を塞ぐ弾性圧により塞ぐことがで
きるので、容器2内部の薬液が漏れることはない。
に永久歪みが、正確には圧縮永久歪みが開口の周囲に形
成され弾性的な復元ができないためか、復元しても開口
を塞ぐに足りる充分な弾性力を確保できないためである
と推定される。針刺部分11に充分な弾性復元力があれ
ば、裂け目、又は開口を塞ぐ弾性圧により塞ぐことがで
きるので、容器2内部の薬液が漏れることはない。
【0021】この漏れがないように、針刺部分11に物
理的特性を付与できれば、良い。このような物理的性質
は、次に示す製造工程により付与することができる。
理的特性を付与できれば、良い。このような物理的性質
は、次に示す製造工程により付与することができる。
【0022】[射出成形による製造方法]図2は、針刺
し栓1の成形方法に用いる型装置である。その型装置
は、固定側型要素20と可動側型要素21とから形成さ
れている。固定側型要素20にゲート22とこれと連通
するランナ23が設けられている。固定側型要素20と
可動側型要素21とを閉じた状態で第1キャビティ25
が区画形成される。
し栓1の成形方法に用いる型装置である。その型装置
は、固定側型要素20と可動側型要素21とから形成さ
れている。固定側型要素20にゲート22とこれと連通
するランナ23が設けられている。固定側型要素20と
可動側型要素21とを閉じた状態で第1キャビティ25
が区画形成される。
【0023】第1キャビティ25には、予め成形された
止栓本体10が挿入載置されている。従って、固定側型
要素20、可動側型要素21及び止栓本体10との間で
第2キャビティ26が区画される。第2キャビティ26
は、針刺部分11を形成するための空間である。
止栓本体10が挿入載置されている。従って、固定側型
要素20、可動側型要素21及び止栓本体10との間で
第2キャビティ26が区画される。第2キャビティ26
は、針刺部分11を形成するための空間である。
【0024】第2キャビティ26に、前述した熱可塑性
合成樹脂エラストマの溶融樹脂が注入・射出される。こ
の溶融樹脂の射出圧力は、溶融体、半溶融体、又は固形
化体の温度降下による自然収縮の容積減少分よりも多い
量の容積縮小が行われるような圧力を負荷する。具体的
には、熱可塑性合成樹脂弾性体の最適な射出条件とされ
る通常の射出圧力より大きい圧力で射出する。
合成樹脂エラストマの溶融樹脂が注入・射出される。こ
の溶融樹脂の射出圧力は、溶融体、半溶融体、又は固形
化体の温度降下による自然収縮の容積減少分よりも多い
量の容積縮小が行われるような圧力を負荷する。具体的
には、熱可塑性合成樹脂弾性体の最適な射出条件とされ
る通常の射出圧力より大きい圧力で射出する。
【0025】望ましくは、約1.5倍以上の射出圧力で
射出するのが良い。具体的には、スチレン系エラスト
マ、又はオレフィン系エラストマで、射出圧力500k
g/cm2以上が良い。望ましくは800kg/cm2以上
が良い。このために、針刺部分11は、止栓本体10の
内周面と下部内周突起14に囲まれた内部空間に閉じこ
められていることになる。このため針刺部分11は、外
周の止栓本体10により常時圧縮された内部応力を有し
た状態である。
射出するのが良い。具体的には、スチレン系エラスト
マ、又はオレフィン系エラストマで、射出圧力500k
g/cm2以上が良い。望ましくは800kg/cm2以上
が良い。このために、針刺部分11は、止栓本体10の
内周面と下部内周突起14に囲まれた内部空間に閉じこ
められていることになる。このため針刺部分11は、外
周の止栓本体10により常時圧縮された内部応力を有し
た状態である。
【0026】止栓本体10と針刺部分11とは、射出成
形金型内で針刺部分11を構成する溶融した熱可塑性合
成樹脂弾性体で止栓本体10の熱可塑性合成樹脂の表面
を溶融熱で溶かし両者を熱融着させる。針刺部分11を
針で刺したとき、この部分が切断されて開口しても圧縮
された内部応力による弾性復元力でこれを塞ぐので、内
部の液体が漏れることはない。また、熱融着部があるの
で、更に液漏れが少ない。
形金型内で針刺部分11を構成する溶融した熱可塑性合
成樹脂弾性体で止栓本体10の熱可塑性合成樹脂の表面
を溶融熱で溶かし両者を熱融着させる。針刺部分11を
針で刺したとき、この部分が切断されて開口しても圧縮
された内部応力による弾性復元力でこれを塞ぐので、内
部の液体が漏れることはない。また、熱融着部があるの
で、更に液漏れが少ない。
【0027】[発明の実施の形態2]前記した本発明の
実施の形態1は、予め成形された止栓本体10を射出成
形金型に挿入載置した後、針刺部分11を射出成形する
ものであった。しかしながら、針刺部分11を予め成形
し、これを射出成形金型(図示せず)に挿入載置した
後、止栓本体10を構成する溶融した熱可塑性合成樹脂
を射出して止栓本体10を成形する。
実施の形態1は、予め成形された止栓本体10を射出成
形金型に挿入載置した後、針刺部分11を射出成形する
ものであった。しかしながら、針刺部分11を予め成形
し、これを射出成形金型(図示せず)に挿入載置した
後、止栓本体10を構成する溶融した熱可塑性合成樹脂
を射出して止栓本体10を成形する。
【0028】この溶融した熱可塑性合成樹脂は、針刺部
分11を外周から加圧しつつ止栓本体10を成形する。
すなわち、針刺部分11が圧縮加圧された状態で止栓本
体10が成形される。熱可塑性合成樹脂の射出圧力は、
実質的に前記した針刺部分11の射出成形圧力で良い。
ただし、粘性が高いときは若干高めに設定する。
分11を外周から加圧しつつ止栓本体10を成形する。
すなわち、針刺部分11が圧縮加圧された状態で止栓本
体10が成形される。熱可塑性合成樹脂の射出圧力は、
実質的に前記した針刺部分11の射出成形圧力で良い。
ただし、粘性が高いときは若干高めに設定する。
【0029】同時に、止栓本体10と針刺部分11と
は、射出成形金型内で止栓本体10を構成する溶融した
熱可塑性合成樹脂で針刺部分11の熱可塑性合成樹脂弾
性体の表面を溶融熱で溶かし両者を熱融着させる。針刺
部分11を針で刺したとき、この部分が切断されて開口
しても圧縮された内部応力による弾性復元力でこれを塞
ぐので、内部の液体が漏れることはない。また、熱融着
部があるので、更に液漏れが少ない。
は、射出成形金型内で止栓本体10を構成する溶融した
熱可塑性合成樹脂で針刺部分11の熱可塑性合成樹脂弾
性体の表面を溶融熱で溶かし両者を熱融着させる。針刺
部分11を針で刺したとき、この部分が切断されて開口
しても圧縮された内部応力による弾性復元力でこれを塞
ぐので、内部の液体が漏れることはない。また、熱融着
部があるので、更に液漏れが少ない。
【0030】[その他の発明の実施の形態]前記実施の
形態では、インサート成形で針刺し栓を成形するもので
あった。しかしながら、インサート成形でなくとも同一
射出成形金型で射出する2色成形であっても良い。ま
た、適用できる容器は、容器内部の液体を取り出すタイ
プものだけではなく、外部から針で溶液を注入するタイ
プの容器にも適用できる。
形態では、インサート成形で針刺し栓を成形するもので
あった。しかしながら、インサート成形でなくとも同一
射出成形金型で射出する2色成形であっても良い。ま
た、適用できる容器は、容器内部の液体を取り出すタイ
プものだけではなく、外部から針で溶液を注入するタイ
プの容器にも適用できる。
【0031】
【実施例】前記実施の形態で針刺部分11には、スチレ
ン系エラストマー(三菱化学株式会社、ラバロン(登録
商標)MJ4300C、硬度45(JIS-A))を用い、以下のよ
うな成形条件で成形した。
ン系エラストマー(三菱化学株式会社、ラバロン(登録
商標)MJ4300C、硬度45(JIS-A))を用い、以下のよ
うな成形条件で成形した。
【0032】射出成形条件は、シリンダ中央温度200
℃、樹脂温度210℃、射出圧力450,500,80
0kg/cm2 、射出時間3sec 、金型温度50℃、ノ
ズル温度190℃、以下の表1は、液漏れテストの結果
を示す実験例である。但し、テストは、直径4mmの点
滴用プラスチックス針を刺して、常温下で30分間放置
後、その針を抜いた後の漏れを目視により判定したも
の。針刺部分の直径14mm、厚みは針刺部分の高さを
示す。止栓本体の材質はポリピロピレン(PP)を用い
たものである。
℃、樹脂温度210℃、射出圧力450,500,80
0kg/cm2 、射出時間3sec 、金型温度50℃、ノ
ズル温度190℃、以下の表1は、液漏れテストの結果
を示す実験例である。但し、テストは、直径4mmの点
滴用プラスチックス針を刺して、常温下で30分間放置
後、その針を抜いた後の漏れを目視により判定したも
の。針刺部分の直径14mm、厚みは針刺部分の高さを
示す。止栓本体の材質はポリピロピレン(PP)を用い
たものである。
【表1】
【0033】針刺部分の硬度によるテスト結果を次に示
す。材質は、スチレン系エラストマー(三菱化学株式会
社、ラバロン(登録商標)MJ4300C、硬度45(JIS-
A)、MJ6300C、硬度65(JIS-A)MJ8300C、硬度85(J
IS-A))の3種類を用いた。他の射出条件は前述のもの
と同一である。
す。材質は、スチレン系エラストマー(三菱化学株式会
社、ラバロン(登録商標)MJ4300C、硬度45(JIS-
A)、MJ6300C、硬度65(JIS-A)MJ8300C、硬度85(J
IS-A))の3種類を用いた。他の射出条件は前述のもの
と同一である。
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明による針刺し栓は、針を刺す部分
にゴムより弾性回復力が劣る熱可塑性合成樹脂エラスト
マーを用いても、針を刺したとき、又は抜いた後でも容
器内から液漏れがない。
にゴムより弾性回復力が劣る熱可塑性合成樹脂エラスト
マーを用いても、針を刺したとき、又は抜いた後でも容
器内から液漏れがない。
【図1】図1は、本発明の針刺し止栓を点滴用薬液容器
に適用したときの断面図である。
に適用したときの断面図である。
【図2】図2は、針刺し止栓を射出成形で成形する工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
1…点滴用薬液容器 2…容器 4…接続管 5…針刺し栓 11…針刺部分 20…固定側型要素 21…可動側型要素 25…第1キャビティー 26…第2キャビティー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 31:56 (56)参考文献 特開 平8−317961(JP,A) 特開 平6−335514(JP,A) 特開 平9−173417(JP,A) 特開 平7−308389(JP,A) 特開 平3−205141(JP,A) 特開 平2−1275(JP,A) 特開 平3−169538(JP,A) 特開 昭61−247460(JP,A) 特開 昭61−131746(JP,A) 実開 平2−147131(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61J 1/05 B29C 45/14 - 45/16
Claims (4)
- 【請求項1】針を差し込む部分であり、スチレン系エラ
ストマ、オレフィン系エラストマから選択される1種以
上で構成されている熱可塑性合成樹脂弾性体で作られ、
かつ硬さがJISのA硬度で20〜80、かつ厚さが2
〜8mmの範囲内である針刺部分と、 前記針刺部分の材料より剛性が高く、前記針の針刺時の
応力が外部に伝播することを防止し、前記針刺部分を区
画するための外周部分を有した熱可塑性合成樹脂で構成
された止栓本体と、 前記針刺部分と前記止栓本体とが熱融着されている熱融
着部とを有する針刺し止栓であって、 前記針刺部分を射出成形金型で射出成形した後、 前記射出成形金型と前記針刺部分とで区画されるキャビ
ティに、熱可塑性合成樹脂の溶融樹脂を射出圧力500
kg/cm2以上で射出して前記止栓本体を成形し、 前記熱融着部を前記射出成形金型内で前記熱可塑性合成
樹脂で熱融着させて前記熱融着部を構成したものである
を特徴とする針刺し止栓。 - 【請求項2】請求項1に記載の針刺し止栓であって、 前記溶融樹脂の射出圧力は、800kg/cm2以上であ
ることを特徴とする針刺し止栓。 - 【請求項3】針を差し込む部分であり、スチレン系エラ
ストマ、オレフィン系エラストマから選択される1種以
上で構成されている熱可塑性合成樹脂弾性体で作られ、
かつ硬さがJISのA硬度で20〜80、かつ厚さが2
〜8mmの範囲内である針刺部分と、 前記針刺部分の材料より剛性が高く、前記針の針刺時の
応力が外部に伝播することを防止し、前記針刺部分を区
画するための外周部分を有した熱可塑性合成樹脂で構成
された止栓本体と、 前記針刺部分と前記止栓本体とが熱融着されている熱融
着部とを有する針刺し止栓の製造方法であって、 前記針刺部分を射出成形金型で射出成形した後、 前記射出成形金型と前記針刺部分とで区画されるキャビ
ティに、熱可塑性合成樹脂の溶融樹脂を射出圧力500
kg/cm2以上で射出して前記止栓本体を成形し、 前記熱融着部を前記射出成形金型内で前記熱可塑性合成
樹脂で熱融着させて前記熱融着部を構成することを特徴
とする針刺し止栓の製造方法。 - 【請求項4】請求項3に記載の針刺し止栓の製造方法で
あって、 前記溶融樹脂の射出圧力は、800kg/cm2以上であ
ることを特徴とする針刺し止栓の製造方法。
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