JP2001258991A - 針刺し止栓とその製造方法 - Google Patents

針刺し止栓とその製造方法

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JP2001258991A
JP2001258991A JP2000072860A JP2000072860A JP2001258991A JP 2001258991 A JP2001258991 A JP 2001258991A JP 2000072860 A JP2000072860 A JP 2000072860A JP 2000072860 A JP2000072860 A JP 2000072860A JP 2001258991 A JP2001258991 A JP 2001258991A
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stopper
synthetic resin
piercing
thermoplastic synthetic
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JP2000072860A
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Masanori Narutomi
正徳 成富
Masao Shiraishi
雅夫 白石
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Taisei Purasu Co Ltd
Original Assignee
Taisei Purasu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱可塑性合成樹脂弾性体で針を刺しても容器内
の液体が漏れない針刺し容器の針刺部分を形成する。 【構成】針刺し止栓5の止栓本体10に、熱可塑性合成
樹脂弾性体で作られた針刺部分11を圧縮加圧した状態
で閉じこめる。熱可塑性合成樹脂弾性体が、重量平均分
子量で150,000以上のスチレン・共役ジェンブロ
ック共重合体の水素添加物であり、前記共役ジェンがイ
ソプレン、ブタジエンから選択される1種以上からなる
組成物であるスチレン系エラストマーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、外部から針を内部
に刺し込んで内部の液体を取り出すための液体容器に用
いられる針刺し止栓とその製造方法に関する。特に、医
療用薬液を封入した薬液用瓶若しくは袋に注射用、又は
点滴用針を刺すことができるように、熱可塑性合成樹脂
弾性体で作られた針刺部分を備えた針刺し止栓とその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】注射用薬液を封入したカプセル、点滴用
薬液を封入した薬液用瓶、又は薬液用袋は、これらから
蓋・止栓を取り外すことなく、内部の薬液を外部に取り
出す、又は注入できることが好ましい。そこで蓋・止栓
は、これらに注射針、点滴用針を他の薬液と混合するた
めに一時的に抜いても袋、瓶等の内部の液がこぼれず、
逆に内部に病院内の空気等の異物が侵入しないように構
成されている。このような止栓は、これを量産しそのコ
ストを下げることにより、より多くの人に使用されるこ
とが望まれている。
【0003】この場合、現在その材料として加硫ゴムが
使用されているが、この止栓は加硫ゴム中の添加物、重
合溶媒等が容器内の薬液に溶出する、また注射針等で欠
損したゴムが薬液に混入する等の心配がある。このため
に、この止栓に熱可塑性合成樹脂弾性体(以下、弾性体
をエラストマともいう。)を用いるものが提案されてい
る(特開昭61−247460号公報、特開昭61−3
7242号公報、特開平61−131746号公報)。
【0004】また、この熱可塑性合成樹脂エラストマを
積層して2層の止栓とする提案もされている(特公平8
−2367号公報)。しかしながら、本発明者等が実験
した限りにおいては、提案されたものはいずれも加硫ゴ
ムの欠点を補うものではあるが、針を刺して抜いた後の
薬液の漏れに対しては、充分な効果を有するものではな
く、実用的なレベルに達したものではない。
【0005】本発明者等は、弾性力がゴムに比して低い
熱可塑性合成樹脂弾性体を針刺し止栓の針刺部分に用い
ても、針を刺して抜いた後も容器内の液体が漏れがない
針刺し止栓とその製造方法を提案した(特願平10−3
13654号)。更に、針刺部分が針を刺す方向に加圧
により変形するように成形された針刺し止栓についても
提案した(特願平11−330280号)。
【0006】この方法で射出成形された針刺部分は、止
栓本体に外周が囲まれて加圧成形されるので圧縮応力が
負荷され内部応力を有した状態である。止栓本体は、針
刺部分の体積が膨張する方向に働いているので引張応力
が負荷された状態である。針刺部分に圧縮応力が負荷さ
れているので、針を刺して薬液を点滴等の薬液を容器よ
り人体内に排出してもその弾性力で針の外周を締め付け
るので容器内の液体が漏れないともいえる。
【0007】注射用薬液を封入したカプセル、点滴用薬
液を封入した薬液用瓶、又は薬液用袋は、通常は射出成
形後100度C以上の合成樹脂としては高温度で加熱し
て滅菌処理される。このとき、針刺部分、止栓本体の材
質によって異なるが、滅菌処理の温度によっては前述し
た内部応力が解消され圧縮永久歪として残る。即ち、弾
性力が低下し元に戻らないのである。この結果、僅かだ
が液漏れが発生することがある。そこで更に研究を進め
て本発明者は、滅菌などの加熱処理しても容器内の液体
が漏れない針刺し止栓とその製造方法を発明するに至っ
たものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した諸
問題を鑑みて下記のような目的を達成する。本発明の目
的は、射出成形した刺し止栓を加熱処理しても容器内の
液体が漏れない針刺し止栓とその製造方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために次の手段で達成される。本発明の針刺し止
栓は、針を差し込む部分であり熱可塑性合成樹脂弾性体
で作られた針刺部分と、前記針刺部分の材料より剛性が
高く、前記針を針刺時の応力が外部に伝播することを防
止し、前記針刺部分を区画するための外周部分を有した
止栓本体とを有する針刺し止栓において、前記熱可塑性
合成樹脂弾性体が、重量平均分子量で150,000以
上のスチレン・共役ジェンブロック共重合体の水素添加
物であり、前記共役ジェンがイソプレン、ブタジエンか
ら選択される1種以上の組成物であるスチレン系エラス
トマーであることを特徴とする。
【0010】前記針刺部分は、前記止栓本体の成形時に
前記針刺部分を前記針の針刺方向に撓まして成形され、
略中心部に凹部が形成されたものであるのが望ましい。
前記凹部は、前記針を刺す厚さ方向の両面、又は1面に
形成されている。前記針刺部分を構成する熱可塑性合成
樹脂弾性体の好ましい重量平均分子量は、200,00
0〜400,000のスチレン系エラストマーである。
しかしながら、成形性、外観などより判断すると、更に
前記熱可塑性合成樹脂弾性体の好ましい重量平均分子量
は、250,000〜350,000のスチレン系エラ
ストマーである。
【0011】一般的に他の用途に用いられるスチレン系
エラストマーの分子量は、70,000〜120,00
0程度であることから考えると、本発明に用いられるエ
ラストマーの分子量がいかに高分子量であるかが判る。
【0012】本発明の熱可塑性合成樹脂弾性体の必須成
分であるスチレン・共役ジェンブロック共重合体の水素
添加物は、その共役ジェンがブタジエン、又はイソプレ
ン単独、又はイソプレンとブタジエンの混合物からなる
重合体ブロックである。
【0013】具体的には、スチレン・ブタジエン・スチ
レンブロック共重合体の水素添加物系(SEBS系)、
スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体の水
素添加物(SEPS系)系、又はスチレン・イソプレン
・ブタジエン・スチレンブロック共重合体の水素添加物
(SEBSとSEPSの混合物系)系を挙げることがで
きる。
【0014】この場合の混合重量比(イソプレン/ブタ
ジエン)は、99/1〜1/99、好ましくは90/1
0〜65/35である。これらスチレン・共役ジェンブ
ロック共重合体の水素添加物のスチレン含有量が5〜5
0重量%、好ましくは8〜45重量%、特に好ましくし
は10〜40重量%、1,2−ミクロ構造が20%未
満、好ましくは15%未満、水素添加率が85%以上、
好ましくは97〜100%のブロック共重合体を用いる
ことが重要である。
【0015】本発明でいう重量平均分子量は、GPC法
(Gel Permeation Chromatography法)で測定されるも
ので、次の条件で測定したポリスチレン換算の重量平均
分子量である。具体的な測定条件は次の通りである。 (平均分子量測定条件) 機 器:150C ALC/GPC(MILLIPOR
E社製、所在地は米国) カラム:AD80M/S(昭和電工(株)製、所在地日
本国)3本 溶 媒:o−ジクロロベンゼン 温 度:140℃ 流 速:1ml/分 注入量:200μl 濃 度:2mg/ml(酸化防止剤2,6−ジ−t−ブ
チル−p−フェノールを0.2重量%添加。濃度検出は
FOXBORO社製(所在地は米国)赤外分光光度計M
IRAN 1A(商標)により波長3.42μmで測
定) 前記撓みやすい部分は、前記止栓本体の成形時に前記針
刺部分を前記針の針刺方向に撓まして成形されたもので
あるのが望ましい。前記針刺部分の硬さは、JIS(D
URO)のA硬度で20〜70の範囲内で選択されたも
のが良い。好ましくは、前記針刺部分の硬さは、JIS
(DURO)のA硬度で45〜65の範囲内であると良
い。
【0016】前記針刺部分は、前述したスチレン系エラ
ストマで構成されていると良い。前記止栓本体が熱可塑
性合成樹脂で構成され、かつ前記針刺部分と熱融着され
ていると良い。熱融着は、射出成型金型内で加圧されて
融着させるものが良い。前記撓みやすい部分の厚さは、
1〜10mmであると良い。望ましくは、前記撓みやすい
部分の厚さは、2〜5mmであると良い。
【0017】本発明の針刺し止栓の製造方法は、前記針
刺部分を射出成形した後、射出成形金型のキャビティに
前記針刺部分を隙間を有して載置し、前記射出成形金型
と前記針刺部分とで区画され前記隙間を除いた前記キャ
ビティに、熱可塑性合成樹脂の溶融樹脂を射出して前記
止栓本体を成形するものが良い。前記隙間は、前記針刺
部分がインサートされるキャビティ空間と前記針刺部分
が占める体積の差である。
【0018】前記溶融樹脂の射出圧力は、50MPa以上
であることが良い。望ましくは、前記溶融樹脂の射出圧
力は、70MPa以上であると良い。前記止栓本体が熱可
塑性合成樹脂で構成され、前記止栓本体と前記針刺部分
とは前記射出成形金型内で前記熱可塑性合成樹脂又は前
記熱可塑性合成樹脂弾性体の溶融熱で熱融着させると良
い。
【0019】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]図1は、
本発明による針刺し止栓を点滴用薬液容器に適用したと
きの実施の形態1を示している。点滴用薬液容器1は、
フィルム状のポリエチレン等の透明の多層の合成樹脂で
作られた容器2に薬液が入れられている。容器2の上部
には開口3が形成されている。この開口3に管状の接続
管4の一端が挿入されている。開口3と接続管4とは超
音波溶接等の手段で溶着接続されている。接続管4の上
端には、針刺し止栓5が挿入され接続されている。接続
管4と針刺し止栓5との接続も超音波溶接等の公知の手
段で熱融着、接着、又溶着されている。
【0020】針刺し止栓5は、止栓本体10と、針刺部
分11と、外部気密用フィルム12と、内部気密用フィ
ルム13とからなる。外部気密用フィルム12は、針刺
部分11と外気が直接接触しないようにするための一種
の隔壁である。内部気密用フィルム13は、針刺し止栓
5と容器2内の薬液が直接接触しないように、かつ容器
の気密を保持するために配置された隔壁のための部材で
ある。内部気密用フィルム13と接続管4との接合に
は、超音波による熱溶着、接着剤を用いる接着などの公
知技術を用いる。
【0021】針刺し止栓5の針刺部分11と止栓本体1
0とは、異種の合成樹脂材料が用いられ、針刺部分11
は止栓本体10の内部に後記する射出成形方法で成形さ
れている。針刺部分11は、止栓本体10の中心部分に
位置している。針刺部分11の端面で外側には、針刺凹
部6が形成されこの針刺凹部6は針を刺す部分である。
針刺部分11の裏面で針刺凹部6に対向する位置には、
円錐凹部7が形成されている。
【0022】針刺凹部6と円錐凹部7とは、対向してい
るのでこの部分は肉厚が薄くなっている。従って、針刺
凹部6の部分に点滴針等の針を刺すと、針刺し抵抗が少
なく円滑に針を刺すことができる。この針刺し止栓5
は、後記するインサート異材質射出成形により一体化成
形をする。
【0023】止栓本体10は、例えばポリプロピレン
(PP)、ポリエチレン(PE)、ABS樹脂(AB
S)、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド(PA)
等のエンジニアリング・プラスチックである熱可塑性合
成樹脂で作られている。針刺部分11の材料としては、
例えば次の熱可塑性合成樹脂弾性体を用いる。
【0024】熱可塑性合成樹脂弾性体に使用するエラス
トマーは、スチレン系エラストマーが好ましい。スチレ
ン系エラストマーには、SBS系(スチレン・ブタジエ
ン・スチレン)、SIS系(スチレン・イソプレン・ス
チレン)、SEBS系(スチレン・エチレン・ブチレン
・スチレン)、SEPS系(スチレン・エチレン・プロ
ピレン・スチレン)が代表的なものとして存在し、これ
らのものを本実施の形態では使用する。好ましくは、こ
れらの内でSEBS系、又はSEPS系、又はこれらの
混合物に代表される高度飽和水添型のスチレン系エラス
トマーが本発明では望ましい。
【0025】本発明に使用されるスチレン系エラストマ
ーは、上記のSEBS、SEPSを単独に、又はこれら
の混合物をベースポリマーとしたコンパウンド材料も使
用できる。コンパウンドする原料は概略。次の様な配合
割合で行う。 SEBS、SEPS又は混合物 100部 パラフィン系オイル 50〜300部 ポリオレフィン樹脂 10〜50部 (必要に応じ、無機フィラー数) (50〜40部) 本発明に使用されるスチレン系エラストマーのSEP
S、SEBS、又はこれらの混合物は、(株)クラレ社
(所在地、日本)の「セプトン」(商標)、シェルジャ
パン(株)社(所在地、日本)の「クレイトンG」(商
標)の商品名で販売されており、これらの中から特定の
分子量を有するベースポリマーを選択する必要である。
【0026】配合に用いられるパラフィン系オイルは、
次のものが使用できる。即ち40℃動粘度が200〜8
00センチストークス(cst)、好ましくは500〜
600cst、流動度が0〜−40℃、好ましくは0〜
−30℃、及び、引火点(COC)が200〜400
℃、好ましくは250〜350℃のオイルが好適に使用
される。
【0027】オイルは、一般に、芳香族環、ナフテン環
及びパラフィン環の三者を組み合わせた混合物であっ
て、パラフィン鎖炭素数が全炭素中の50重量%以上を
占めるものがパラフィン系オイルと呼ばれ、ナフテン環
炭素数が30〜45重量%のものがナフテン系オイルと
呼ばれ、芳香族炭素数が30重量%より多いものが芳香
族系オイルと呼ばれて、区分されている。これら各種オ
イルの中でもパラフィン系オイル以外のオイルを本発明
において使用した場合は、耐候性に劣るものとなる。
【0028】針刺部分11は、これに針を刺しても刺し
たその部分の亀裂、裂け目、又は切断による開口から漏
れることはない。針を針刺部分11に刺し込むことによ
り、針の楔作用により、裂け目、又は開口が作られる。
この裂け目、又は開口が形成された後、針を抜いた状態
でこの裂け目、又は開口から容器2内の薬液が漏洩す
る。
【0029】この理由は、針の圧入により針刺部分11
に永久歪みが、正確には圧縮永久歪みが開口の周囲に形
成され弾性的な復元ができないためか、復元しても開口
を塞ぐに足りる充分な弾性力を確保できないためである
と推定される。針刺部分11に充分な弾性復元力があれ
ば、裂け目、又は開口を塞ぐ弾性圧により塞ぐことがで
きるので、容器2内部の薬液が漏れることはない。
【0030】この漏れがないように、針刺部分11に物
理的特性を付与できれば、良い。このような物理的性質
は、次に示す製造工程により付与することができる。
【0031】[射出成形による製造方法]図2は、実施
の形態1の針刺し止栓5の成形方法に用いる射出成形用
金型の部分断面図である。射出成形用金型は、固定側型
要素20と可動側型要素21とから形成されている。固
定側型要素20にゲート22とこれと連通するランナ2
3が設けられている。固定側型要素20と可動側型要素
21とを閉じた状態で第1キャビティ25が区画形成さ
れる。
【0032】第1キャビティ25には、予め成形された
針刺部分11が挿入載置されている。針刺部分11の針
刺凹部6には、円筒状のスライドコア24が挿入されて
いる。スライドコア24は、ネジ等でその移動量が調整
でき、針刺凹部6内への突出量が調整できる。
【0033】従って、固定側型要素20、可動側型要素
21、針刺部分11との間で第2キャビティ26が区画
される。第2キャビティ26は、止栓本体10を形成す
るための空間である。止栓本体10を成形するには、最
初に予め成形された針刺部分11を第1キャビティ25
に載置する。第1キャビティ25に載置された針刺部分
11の針刺凹部6とスライドコア24の間には、空間で
ある隙間Sが形成されている。隙間Sは、針刺部分11
がインサートされる第1キャビティ25である空間と針
刺部分11が占める体積の差を意味する。
【0034】第2キャビティ26に、前述したエンジニ
アリング・プラスチックスである熱可塑性合成樹脂の溶
融樹脂が注入・射出される。この溶融樹脂の射出圧力
は、溶融体、半溶融体、又は固形化体の温度降下による
自然収縮の容積減少分よりも多い量の容積縮小が行われ
るような圧力である。具体的には、エンジニアリング・
プラスチックスの最適な射出条件とされる通常の射出圧
力より大きい圧力で射出する。
【0035】望ましくは、約1.5倍以上の射出圧力で
射出するのが良い。具体的には、ポリプロピレン(P
P)で、射出圧力50ないし70MPa以上が良い。望ま
しくは70MPa以上が良い。このために、針刺部分11
は、止栓本体10の内周面、固定側型要素20、可動側
型要素21、及びスライドコア24で囲まれた空間であ
る第1キャビティ25内に圧縮されて閉じこめられた状
態になる。
【0036】止栓本体10と針刺部分11とは、射出成
形金型内で熱融着されている。止栓本体10を構成する
溶融した熱可塑性エンジニアリング・プラスチックスが
第2キャビティ26に流入すると、熱可塑性合成樹脂弾
性体である針刺部分11の外周の表面を、その溶融熱で
溶かし両者を熱融着させる。針刺部分11を針で刺した
とき、この部分が切断されて開口しても圧縮された内部
応力による弾性復元力でこれを塞ぎ、針の外周にその弾
性力で加圧するので、内部の液体が漏れることはない。
また、止栓本体10と針刺部分11との境界の熱融着部
は、液漏れがない。
【0037】止栓本体10を構成する溶融樹脂による射
出圧力により、外周を締め付けられるように加圧された
針刺部分11は、その圧力により体積が圧縮圧力を受
け。この圧縮圧力で針刺部分11は変形し、針刺部分1
1の針刺凹部6とスライドコア24との間の隙間Sを埋
める。このために、針刺部分11は、射出成形後に射出
成形用金型から取り出されると、僅かであるが弾性変形
した量だけ変形したものとなる。図3で示した鎖線のよ
うな変形を伴う。
【0038】この針刺凹部6は、局部的に容易に変形し
易い部分となり、特に、この部分は厚さが薄いので針を
刺す方向であるA方向に変形し易みやすいものとなる。
針刺凹部6の部分は、一種のダイヤフラムのような状態
となる。即ち、A方向から圧力が負荷されると、その方
向に凸状に偏位される。結局、針刺凹部6の部分は、加
圧されて圧縮された状態でしかも変形し易い部分とな
る。
【0039】図4は、本発明の方法で成形された針刺し
止栓5に点滴針30を刺したときの状態を示す断面図で
ある。針刺凹部6に点滴針30が刺されると、その圧力
で挿入方向に凸状に偏位された状態で点滴針30が突き
刺される。このために、針刺凹部6の表面29は、点滴
針30の外周を囲むように変形し、点滴針30の外表面
と面接触する。
【0040】従って、針刺凹部6と点滴針30とが接す
る面積を増大させて、漏れの確率を低下させる。言い換
えると、一種の点滴針30をピストンに例えると、針刺
凹部6がパッキンのような役割を果たしプランジャーポ
ンプと似たシール構造となる。このために、仮に滅菌処
理のために高温で加熱された針刺し止栓5でも液漏れす
ることはない。
【0041】液漏れは、点滴針30の挿入時、又は抜く
ときにも発生することがある。点滴針30の針刺凹部6
への挿入は、楔作用による裂け目を発生させているもの
と推定される。点滴針30の挿入時の液漏れは、針刺し
部分が厚いときに容易に点滴針30による裂け目ができ
ず、大きな力で押して破砕限界値越えたときにその部分
が裂けるので、この裂け目が必要以上に大きくなりその
瞬間に漏れるものと推定される。
【0042】針刺凹部6が薄いときは、裂けるときの引
っ張り限界値が比較的低いので弱い押圧力で破砕でき
る、裂け目も点滴針30の挿入に必要な最小限の大きさ
で裂けるので液漏れがないものと推定される。点滴針3
0を抜くときも、挿入時の裂け目の大きさによって同様
の現象を起こすものと推定される。
【0043】針刺部分11に形成された針刺凹部6は、
他の部分より薄く形成されしかも撓みやすく形成されて
いるので、点滴針30等の挿入が容易でしかも撓みやす
いので弾性復元力に優れているので、漏れがない。
【0044】[実施の形態2ないし4]図5は、実施の
形態2の針刺し止栓5の成形方法に用いる射出成形用金
型の部分断面図である。射出成形用金型は、固定側型要
素20と可動側型要素21とから形成されている。固定
側型要素20にゲート22とこれと連通するランナ23
が設けられている。固定側型要素20と可動側型要素2
1とを閉じた状態で第1キャビティ35が区画形成され
る。この射出成形用金型は、前述した実施の形態1の成
形に使用したものと構造的には変わりはない。
【0045】第1キャビティ35には、予め成形された
針刺部分41が挿入載置されている。針刺部分41は、
前述した実施の形態1の形状とは形が異なり、厚みがあ
る円筒状のものである。針刺部分41は、第1キャビテ
ィ35の上下に隙間S、即ち空間を配して配置されてい
る。この隙間Sの確保のために第1キャビティ35に図
に示すように突出する突起を配置する方法が良いが、必
ずしもこの突起を配置しなくても後述する機能には問題
はない。この状態で第2キャビティ26に、前述したエ
ンジニアリング・プラスチックスである熱可塑性合成樹
脂の溶融樹脂が注入・射出される。
【0046】止栓本体10を構成する溶融樹脂による射
出圧力により、外周を締め付けられるように加圧された
針刺部分41は、その圧力により体積が圧縮圧力を受
け。この圧縮圧力で針刺部分41は変形し、針刺部分4
1と第1キャビティ35の間の隙間Sを埋める。このた
めに、針刺部分41は、前述した実施の形態1のものと
同様に射出成形後に射出成形用金型から取り出される
と、僅かであるが弾性変形した量だけ変形したものとな
る。
【0047】図6は、実施の形態3の針刺し止栓5の成
形方法に用いる射出成形用金型の部分断面図である。こ
の射出成形用金型は、前述した実施の形態2の成形に使
用したものと基本的な構造は変わりはない。第1キャビ
ティ36には、予め成形された針刺部分42が挿入載置
されている。
【0048】針刺部分42は、前述した実施の形態1の
形状と類似したものであり、厚みがある円筒状のもので
ある。この中心部分は、厚み方向の表裏には針刺凹部4
3が形成されている。この針刺凹部43の一方には、第
1キャビティ36に突出した突出部37が挿入されてい
るが、針刺凹部43の表裏に隙間S、即ち空間を形成す
るように配置されている。止栓本体10の射出成形方法
は前述したものと実質的に同一なのでその説明は省略す
る。
【0049】図7は、実施の形態4の針刺し止栓5の成
形方法に用いる射出成形用金型の部分断面図である。実
施の形態4の針刺し止栓5は、実施の形態3の形状と類
似している構造のものである。この射出成形用金型は、
前述した実施の形態3の成形に使用したものと基本的な
構造は変わりはない。第1キャビティ38には、予め成
形された針刺部分44が挿入載置されている。
【0050】針刺部分44は、前述した実施の形態6の
形状と類似したものであり、厚みがある円筒状のもので
ある。この中心部分は、厚み方向の表裏には針刺凹部4
5が形成されている。この針刺凹部45の一方には、第
1キャビティ38に突出した突出部39が挿入されてい
るが、針刺凹部45の表裏に隙間S’、即ち空間を形成
するように配置されている。更に、針刺部分44の表裏
面にも隙間Sが形成されている。止栓本体10の射出成
形方法は前述したものと実質的に同一なのでその説明は
省略する。
【0051】[その他の実施の形態]前述した発明実施
の形態では、射出成形により針刺部分11が凸状に偏位
するものであったが、予め凸状に偏位したものを用いて
も良い。実質的には、同様の効果を得ることができる。
【0052】
【実施例】前記実施の状態で、針刺部分11をスチレン
系エラストマーで作り、その分子量及びタイプの異なる
各種エラストマーを選んで作った。止栓本体10はポリ
プロピレン(PP)を使用した。各々の成形条件は表1
に示す条件で成形した。
【0053】
【表1】
【0054】針刺部分11の形状は、図8に示す比較
例、実施例1〜3で実施した。図8は、実施例1ないし
3、この比較例の針刺し止栓の液漏れテストの結果であ
る。実施例1ないし3の針刺し止栓は、概略前述した実
施の形態2ないし4に対応する形状を備えたものであ
り、比較例は射出成形時に、針刺部分をインサートする
キャビティに隙間を配置しないときのものである。ま
た、エラストマーの分子量を3種類換えてテストし、3
00,000の高分子量タイプで、且つ水素添加型のエ
ラストマーが液漏れテストの結果が優れていることが判
る。
【0055】ここで使用したエラストマーAは、分子量
300,000のものは、(株)クラレ社(所在地、日
本)より「セプトン4077」(商標)(材質は、SE
PSとSEBSの混合物)として販売されているベース
ポリマーを配合したスチレン系エラストマーであり、分
子量120,000のエラストマーBは、(株)シェル
ジャパン(所在地、日本)より「クレイトンG165
0」(商標)(材質は、SEBS)として販売されてい
るベースポリマーを配合したスチレン系エラストマーで
ある。
【0056】A及びBはいずれも水素添加物のスチレン
系エラストマーであるが、比較の為にエラストマーCを
テストした。エラストマーCは、分子量380,000
でJSR社(所在地、日本)より「TR2606」(商
標)(SBS…スチレン・ブタジエン・スチレン)とし
て販売されているベースポリマーを配合したスチレン系
エラストマーで非水素添加タイプである。3つのエラス
トマーの配合割合と高度は次の通りである。
【0057】3つのエラストマーのコンパウンド(配合
方法)は溶融混合法が好ましく、そのために通常のロー
ル、ニーダー、バンバリーミキサー、一軸及び二軸押出
し機などの混練装置を用いることが出来る。これらの中
でも二軸押出し機が望ましい。
【0058】
【表2】 図に示す液漏れテストは、直径4mmの点滴用のプラスチ
ックス針を刺して、常温下で30分放置後、その針を抜
いた後の漏れを目視により判定したものである。特に、
実施例2及び3は、中心部に針刺凹部を形成したもので
あり、この部分の厚みの変化により効果的に液漏れを防
ぐことができた。
【0059】
【発明の効果】本発明による針刺し止栓は、針を刺す針
刺部分が特定のエラストマーを使用していることと針を
刺したとき撓むので、高温で滅菌処理されても、針を刺
したとき、又は抜いた後でも容器内から液漏れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の針刺し止栓を点滴用薬液容器
に適用したときの断面図である。
【図2】図2は、針刺し止栓を射出成形で成形する工程
を示す断面図である。
【図3】図3は、針刺し止栓の断面図である。
【図4】図4は、針刺し止栓に点滴針を刺した状態を示
す断面図である。
【図5】図5は、実施の形態2の針刺し止栓の成形方法
に用いる射出成形用金型の部分断面図である。
【図6】図6は、実施の形態3の針刺し止栓の成形方法
に用いる射出成形用金型の部分断面図である。
【図7】図7は、実施の形態4の針刺し止栓の成形方法
に用いる射出成形用金型の部分断面図である。
【図8】図8は、実施例1ないし3、及びこれらの比較
例の針刺し止栓の液漏れテストの結果である。
【符号の説明】
1…点滴用薬液容器 2…容器 4…接続管 5…針刺し止栓 6,43,45…針刺凹部 11,41,42,44…針刺部分 20…固定側型要素 21…可動側型要素 24…スライドコア 25…第1キャビティー 26,35,36,38…第2キャビティー
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月8日(2000.8.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】この場合、現在その材料として加硫ゴムが
使用されているが、この止栓は加硫ゴム中の添加物、重
合溶媒等が容器内の薬液に溶出する、また注射針等で欠
損したゴムが薬液に混入する等の心配がある。このため
に、この止栓に熱可塑性合成樹脂弾性体(以下、弾性体
をエラストマともいう。)を用いるものが提案されてい
る(特開昭61−247460号公報、特開昭61−3
7242号公報、特開61−131746号公報、特
開平9−173417号公報)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】本発明者等は、弾性力がゴムに比して低い
熱可塑性合成樹脂弾性体を針刺し止栓の針刺部分に用い
ても、針を刺して抜いた後も容器内の液体が漏れがない
針刺し止栓とその製造方法を提案した(特開2000−
140068号公報)。更に、針刺部分が針を刺す方向
に加圧により変形するように成形された針刺し止栓につ
いても提案した(特願平11−330280号)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】前記針刺部分は、前記止栓本体の成形時に
前記針刺部分を前記針の針刺方向に撓まして成形され、
略中心部に凹部が形成されたものであるのが望ましい。
前記凹部は、前記針を刺す厚さ方向の両面、又は1面に
形成されている。前記針刺部分を構成する熱可塑性合成
樹脂弾性体の好ましい重量平均分子量は、270,00
〜400,000のスチレン系エラストマーである。
しかしながら、成形性、外観などより判断すると、更に
前記熱可塑性合成樹脂弾性体の好ましい重量平均分子量
は、270,000〜350,000のスチレン系エラ
ストマーである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針を差し込む部分であり熱可塑性合成樹脂
    弾性体で作られた針刺部分と、 前記針刺部分の材料より剛性が高く、前記針を針刺時の
    応力が外部に伝播することを防止し、前記針刺部分を区
    画するための外周部分を有した止栓本体とを有する針刺
    し止栓において、 前記熱可塑性合成樹脂弾性体が、重量平均分子量で15
    0,000以上のスチレン・共役ジェンブロック共重合
    体の水素添加物であり、前記共役ジェンがイソプレン、
    ブタジエンから選択される1種以上から成るスチレン系
    エラストマーであることを特徴とする針刺し止栓。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の針刺し止栓において、 前記針刺部分の硬さは、JIS(DURO)のA硬度で
    20〜70の範囲内であることを特徴とする針刺し止
    栓。
  3. 【請求項3】請求項1、2から選択される1項に記載の
    針刺し止栓において、 前記針刺部分の硬さは、JIS(DURO)のA硬度で
    45〜65の範囲内であることを特徴とする針刺し止
    栓。
  4. 【請求項4】請求項1、2、3から選択される1項に記
    載の針刺し止栓において、針刺部分の熱可塑性合成樹脂
    弾性体が重量平均分子量で200,000から100,
    000のスチレン・共役ジェンブロック共重合体の水素
    添加物であり、前記共役ジェンがイソプレン、ブタジエ
    ンから選択される1種以上から成るスチレン系エラスト
    マーであることを特徴とする針刺し止栓。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3、4から選択される1項
    に記載の針刺し止栓において、 前記止栓本体が熱可塑性合成樹脂で構成され、かつ前記
    針刺部分と熱融着されていることを特徴とする針刺し止
    栓。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4から選択される1項
    に記載の針刺し止栓の製造方法であって、 前記針刺部分を射出成形した後、 射出成形金型のキャビティに前記針刺部分を隙間を有し
    て載置し、 前記射出成形金型と前記針刺部分とで区画され前記隙間
    を除いた前記キャビティに、熱可塑性合成樹脂の溶融樹
    脂を射出して前記止栓本体を成形することを特徴とする
    針刺し止栓の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の針刺し止栓の製造方法で
    あって、 前記溶融樹脂の射出圧力は、50MPa以上であることを
    特徴とする針刺し止栓の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の針刺し止栓の製造方法で
    あって、 前記溶融樹脂の射出圧力は、70MPa以上であることを
    特徴とする針刺し止栓の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項6に記載の針刺し止栓の製造方法で
    あって、 前記止栓本体が熱可塑性合成樹脂で構成され、前記止栓
    本体と前記針刺部分とは前記射出成形金型内で前記熱可
    塑性合成樹脂又は前記熱可塑性合成樹脂弾性体の溶融熱
    で熱融着させることを特徴とする針刺し止栓の製造方
    法。
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