JP2002143270A - 輸液容器用栓体 - Google Patents

輸液容器用栓体

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JP2002143270A
JP2002143270A JP2000339054A JP2000339054A JP2002143270A JP 2002143270 A JP2002143270 A JP 2002143270A JP 2000339054 A JP2000339054 A JP 2000339054A JP 2000339054 A JP2000339054 A JP 2000339054A JP 2002143270 A JP2002143270 A JP 2002143270A
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thermoplastic elastomer
infusion container
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JP2000339054A
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English (en)
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Takahiro Hisasue
隆寛 久末
Katsumi Suzuki
勝美 鈴木
Hideki Obata
秀樹 小畠
Minoru Oka
実 岡
Yoshiki Maesaki
義樹 前崎
Keiji Shinomiya
圭二 四宮
Kenji Tezuka
健司 手塚
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Asahi Kasei Corp
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性に富み、針差し時のシール性、針保
持力、コアリング、針抜き後の穴の再シール性及び衛生
性に優れた、熱可塑性を有する輸液容器用栓体及び輸液
容器を提供する。 【解決手段】 分子量と分子量分布が特定範囲にある水
添ブロック共重合体を主原料にする熱可塑性エラストマ
ー組成物からなる封止体が、プラスチック製筒状キャッ
プ本体により水平方向に加圧された状態で、一体形成さ
れている輸液容器用栓体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾性に富み、針差し
時のシール性、針保持力、コアリング、針抜き後の穴の
再シール性及び衛生性に優れた、熱可塑性を有する輸液
容器用栓体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、医療用栓体は、天然ゴム、イソプ
レンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、あるいはこれ
らのブレンド物等の加硫ゴムを素練りして、これに各種
充填剤および補強剤、オイル、硫黄、加硫促進剤、その
他助剤を添加して混練し、栓体の金型に供給し、加熱、
加圧して得られていた。
【0003】この様に、従来の栓体は成形体を得るまで
に複雑な工程を経るため、大がかりな設備を必要とし、
また添加剤の種類も多く調整も複雑な為、高価かつ生産
性の悪い物であった。特にプレス金型での加硫行程は、
加硫時間が10〜20分であるため、長時間を要し、必
然的に生産性を制限する物であった。これに加えて、加
硫方法で得られる栓体は、不要なバリの部分が多くバリ
取り行程を有し、また加硫物であるため再利用が出来ず
経済的にもロスの多い製造方法であった。また、この方
法で得られる栓体は、製造中に硫黄、加硫促進剤等が添
加されるため、栓体が取り付けられている容器内の薬液
と接触した場合、薬液中にこれらの添加物が溶出する恐
れがあった。さらに、これらの栓体は使用した後、廃棄
処理において燃焼させると、亜硫酸ガス等の有毒ガスが
発生し好ましくなかった。
【0004】このため栓体は近年、熱可塑性エラストマ
ーを素材とし、上記した生産性の改良および安全衛生性
の改良、さらにはリサイクル可能な栓体とすることを目
的にいくつかの提案がなされている。例えば、特開昭6
1−24050号公報にはスチレン共役ジエンブロック
共重合体を原料とする熱可塑性エラストマーからなる弾
性体をポリエチレンフィルムで被覆した栓体について開
示されており、特開平3−68363号公報にはオレフ
ィン系共重合体とスチレン系ブロック共重合体の混合物
からなる熱可塑性エラストマーを原料とする栓体用組成
物が開示されている。また、特開平11−80444号
公報にはイソブチレン−イソプレン共重合ゴムと水添ジ
エン系重合体等を動架橋して得られる熱可塑性エラスト
マーを原料とする栓体が開示されている。さらに特開平
11−169431号公報には加硫ゴム製の栓体を熱可
塑性エラストマーのケーシングで被覆した栓体について
開示されている。
【0005】この様に輸液容器用栓体は、加硫ゴムから
生産性、衛生性の良い熱可塑性エラストマーへの改良が
多数なされてきている。しかしながら、熱可塑性エラス
トマー単独では、再シール性等の回復特性が加硫ゴムレ
ベルのものはいまだ得られてはいない。そこで、改良手
段として動架橋型の熱可塑性エラストマーからなる栓体
や、加硫ゴムを熱可塑性エラストマーや樹脂フィルムで
被覆したり、複数段構造にした栓体などが提案されてい
るが、動架橋型の熱可塑性エラストマーは架橋反応時の
分解物や未反応物等が多く衛生性が悪いという問題があ
り、被覆型の栓体では衛生性は改善されるものの生産性
はより悪くなってしまうという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの課
題を解決し、ひとつの特性ではなく、輸液用栓体に必要
な、針差し時のシール性、針保持力、コアリング、針抜
き後の穴の再シール性等の物性バランス、さらに衛生性
に優れ、熱可塑性エラストマー特有の成形加工性および
リサイクル性等の性能を有する生産性に優れた輸液容器
用栓体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、分子量と分子量分布が特定範囲にある、スチレ
ン系水添ブロック共重合体を主原料にする熱可塑性エラ
ストマー組成物を用い、該熱可塑性エラストマー組成物
からなる封止体をプラスチック製筒状キャップ本体によ
り水平方向に加圧した状態で一体形成した栓体が優れた
物性バランスを発揮することを見いだし、本発明に至っ
た。
【0008】すなわち本発明は、下記(1)〜(6)の
構成からなる輸液容器用栓体ならびに輸液容器に関す
る。
【0009】(1)熱可塑性エラストマー組成物からな
る封止体において、熱可塑性エラストマーの組成が
(a)少なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体とす
る重合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエン化
合物を主体とする重合体ブロックBからなるブロック共
重合体を水素添加して得られる、重量平均分子量がポリ
スチレン換算値で100,000〜250,000、図
1記載の分子量分布中の主ピーク比率が下記式(1); B/(A+B+C)×100(%) (1) (ここで、A、B、Cはそれぞれの部分の面積を示す)
において80%以上である水添ブロック共重合体100
重量部、(b)非芳香族系ゴム用軟化剤50〜250重
量部、(c)ポリオレフィン系炭化水素樹脂5〜50重
量部、以上(a)(b)(c)からなる、封止体を備え
たことを特徴とする輸液容器用栓体。
【0010】(2)熱可塑性エラストマー組成物からな
る封止体において、熱可塑性エラストマーの組成が、
(a)少なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体とす
る重合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエン化
合物を主体とする重合体ブロックBからなるブロック共
重合体を水素添加して得られる、重量平均分子量がポリ
スチレン換算値で100,000〜250,000、図
1記載の分子量分布中の主ピーク比率が下記式(1); B/(A+B+C)×100(%) (1) (ここで、A、B、Cはそれぞれの部分の面積を示す)
において80%以上である水添ブロック共重合体100
重量部、(b)非芳香族系ゴム用軟化剤50〜250重
量部、(c)ポリオレフィン系炭化水素樹脂5〜50重
量部、(d)結合単位が下記式(2);
【0011】
【化2】 (ここで、R1,R2,R3,R4はそれぞれ水素、ハ
ロゲン、炭化水素、置換炭化水素基からなる群から選択
される物であり、互いに同一でも異なっても良い)から
なり、還元粘度(0.5g/dlクロロホルム溶液、3
0℃)が0.15〜0.70の範囲にあるホモ重合体お
よび、または共重合体であるポリフェニレンエーテル樹
脂1〜20重量部、以上(a)(b)(c)(d)から
なる封止体を備えたことを特徴とする輸液容器用栓体。
【0012】(3)プラスチック製筒状キャップ本体
と、該筒状キャップ本体の空間部に配置されてキャップ
本体を封鎖する前記(1)又は(2)記載の熱可塑性エ
ラストマー組成物からなる封止体とが一体的に形成され
た輸液容器用栓体。
【0013】(4)封止体が水平方向に100〜100
0kg/cm2の圧力で加圧されている前記(3)記載
の輸液容器用栓体。
【0014】(5)封止体の周囲に熱可塑性プラスチッ
クを溶融状態で射出することにより、筒状キャップ本体
が形成されてなる前記(4)記載の輸液容器用栓体。
【0015】(6)口部に前記(1)〜(5)のいずれ
かに記載の栓体を設けたことを特徴とする輸液容器。
【0016】本発明の輸液容器用栓体を構成する封止体
に使用する熱可塑性エラストマー中の(a)成分として
用いられる水添ブロック共重合体は、少なくとも2個の
ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAと、
少なくとも1個の共役ジエン化合物を主体とする重合体
ブロックBとからなるブロック共重合体を水素添加して
得られる物であり、A(B−A)n、B(A−B)n+1
(A−B)n+1、(A−B)mX[ただし、式中のnは1
〜10の整数、mは3〜8の整数、Xはm個の結合手を
持つ多官能基を示す]で表されるものが適し、単一の構
造を有するものや構造の異なるもの、水素添加率の事な
るものの混合物であっても良い。本明細書中でいう「主
体とする」と言う表現は、該当モノマーの少なくとも5
0%以上、好ましくは70%以上を占める事を意味す
る。
【0017】この水添ブロック共重合体を構成するビニ
ル芳香族化合物Aの割合としては、20〜40重量%、
好ましくは25〜35重量%である。また、これらのビ
ニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックA、共役
ジエン化合物またはその水素添加物を主体とする重合体
ブロックBは、それぞれの重合体ブロック中における分
子鎖中の共役ジエン化合物またはその水素添加物とビニ
ル芳香族化合物の分布がランダム、テーパード(分子鎖
中に沿ってモノマー成分が増加または減少するもの)、
一部ブロック状またはこれらの任意の組み合わせであっ
ても良く、該ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブ
ロックAと共役ジエン化合物またはその水素添加物を主
体とする重合体ブロックBとがそれぞれ2個以上ある場
合には、各重合体ブロックはそれぞれが同一構造であっ
ても、または異なる構造であっても良い。
【0018】本発明のブロック共重合体を構成するビニ
ル芳香族化合物としては、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、p−第3ブチルスチレン
などのうちから1種以上が選択でき、なかでもスチレン
が好ましい。また、共役ジエン化合物としては、例えば
ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,
3−ジメチル−1,3ブタジエンなどのうちから1種以
上が選択でき、中でもブタジエン、イソプレン及びこれ
らの組み合わせが好ましい。そして、共役ジエン化合物
またはその水素添加物を主体とする重合体ブロックB
は、そのブロックにおけるミクロ構造を任意に選ぶこと
ができ、例えば水素添加前のポリブタジエンブロックの
場合に於いて、1,2−ビニル結合が25〜55重量
%、好ましくは30〜50重量%である。
【0019】また、上記した構造を有するブロック共重
合体の重量平均分子量がポリスチレン換算値で100,
000〜250,000、好ましくは150,000〜
200,000の範囲であり、図1記載の分子量分布中
の主ピーク比率が下記式(1); B/(A+B+C)×100(%) (1) (ここで、A,B,Cはそれぞれの部分の面積を示す)
において80%以上、好ましくは90%以上である。上
記したブロック共重合体の重量平均分子量が100,0
00未満のものは、得られる栓体の圧縮永久歪みが劣り
好ましくない。また、ブロック共重合体の重量平均分子
量が250,000を超える場合は、加工性、永久伸び
歪みが劣り、得られる栓体の性能低下となり好ましくな
い。
【0020】これらのブロック共重合体は、上記した構
造を有するものであれば、その製造方法を制限するもの
ではなく、例えば、特公昭40−23798号公報に記
載された方法により、リチウム触媒を用いて不活性溶媒
中でビニル芳香族化合物−共役ジエン化合物ブロック共
重合体を合成することができる。また、より好ましい性
能を発揮するビニル芳香族化合物−水素添加された共役
ジエン化合物ブロック共重合体の製造方法としては、例
えば、特公昭42−8704号公報、特公昭43−66
36号公報に記載された方法でよいが、特に高度の耐候
性や耐熱老化性を求められる用途にあっては、チタン系
水添触媒の使用が推奨され、例えば、特開昭59−13
3203号公報、特開昭60−79005号公報の方法
が挙げられる。その際の共役ジエン化合物に由来する脂
肪族二重結合は、少なくとも80%以上、好ましくは9
0%以上が水素添加されていることが好ましく、共役ジ
エン化合物の多くは形態的にオレフィン性化合物に変換
されたことになる。例えば、ブタジエン重合体ブロック
は、エチレン−ブチレンを主体とする重合体ブロックへ
と変換する。
【0021】また、ビニル芳香族化合物を主体とする重
合体ブロックA、および必要に応じて共役ジエン化合物
またはその水素添加物を主体とする重合体ブロックBに
共重合されているビニル芳香族化合物に由来する芳香族
二重結合の水素添加率についての制限は特にないが、2
0%以下が好ましい。
【0022】つぎに本発明の(b)成分として用いられ
る非芳香族系ゴム用軟化剤は、得られる栓体の硬度を調
整し、柔軟性を付与するのに有用である。ここで供する
非芳香族系ゴム用軟化剤は流動パラフィンと呼ばれるも
のが使用でき、石油の潤滑油留分に含まれる芳香族炭化
水素や硫黄化合物等の不純物を無水硫酸や発煙硫酸で取
り除き、精製された飽和炭化水素からなる無色透明、無
味、無臭のオイルである。また本発明では(b)成分と
して、上述した流動パラフィンのほかに、FDA(米国
食品医薬品局)で認可されている石油系の軟化剤も有用
できる。
【0023】成分(b)の軟化剤の配合量は、成分
(a)の100重量部に対して50〜250重量部であ
り、好ましくは100〜200重量部である。250重
量部を超えた配合のものは、オイルのブリードアウトを
生じやすく、得られる栓体に粘着性を与えるおそれがあ
り好ましくない。さらに機械的強度も低下せしめ好まし
くない。また50重量部未満の配合では、柔軟性付与お
よび経済性の点からも好ましくない。
【0024】つぎに本発明の(c)成分として用いられ
るポリオレフィン系炭化水素樹脂は、得られる栓体の加
工性およびまたは耐熱性向上に有用であり、例えばポリ
エチレン、アイソタクチックポリプロピレンや、プロピ
レンと他の少量のa−オレフィンの共重合体、例えばプ
ロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−1−ヘキセ
ン共重合体、プロピレン−4−メチル−1−ペンテン共
重合体、およびポリ(4−メチル−1−ペンテン)、ポ
リブテン−1等を挙げることができる。ポリオレフィン
系樹脂として、アイソタクチックポリプロピレンまたは
その共重合体を用いる場合のMFR(ASTM−D−1
238−L条件、230℃)は0.1〜50g/10
分、とくに0.5〜30g/10分の範囲のものが好適
に使用できる。
【0025】成分(c)の配合量は、成分(a)100
重量部に対して5〜50重量部であり、好ましくは5〜
30重量部である。50重量部を超えた配合では得られ
る栓体の硬度が高くなりすぎて柔軟性が失われ、ゴム的
感触の製品が得られないばかりでなく、高温でのゴム弾
性(圧縮永久歪み)および永久伸び歪みが悪化して好ま
しくない。また、栓体の針抜き後の穴の自己閉塞性を保
持するためにゴム弾性を有していなければ液漏れを生ず
る為、50重量部を超えた配合では針抜き後の穴の自己
閉塞性を保持するゴム弾性が無くなるためである。
【0026】本発明の熱可塑性エラストマー組成物に
は、上記(a)〜(c)成分に、必要に応じて(d)成
分として、ポリフェニレンエーテル樹脂を用いることが
できる。ポリフェニレンエーテル樹脂は得られる栓体の
圧縮永久歪ならびに永久伸び歪を向上させるために有効
な成分であり、結合単位が式(2)からなり、還元粘度
(0.5g/dlクロロホルム溶液、30℃測定)が
0.15〜 0.70、好ましくは0.20〜0.60
の範囲にあるものが用いられる。このポリフェニレンエ
ーテル樹脂としては公知のものを用い得る。具体的な例
としてはポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン
エーテル)、ポリ(2−メチル−6エチル−1,4−フ
ェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジフェニル−1,
4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−フ
ェニル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6
−ジクロロ−1,4−フェニレンエーテル)などがあげ
られ、また2,6−ジメチルフェノールと他のフェノー
ル類(例えば2,3,6−トリメチルフェノールや2−
メチル−6−ブチルフェノール)との共重合体のごとき
ポリフェニレンエーテル共重合体も挙げられる。なかで
もポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリ
メチルフェノールが好ましく、さらにポリ(2,6−ジ
メチル−1,4−フェニレンエーテル)が好ましい。
【0027】成分(d)の配合量は、成分(a)の10
0重量部に対し1〜20重量部の範囲で好適に選ぶこと
ができる。該配合量が20重量部を超えた配合では得ら
れる栓体のコアリング、並びに衛生性が劣ってしまい好
ましくない。
【0028】さらに、本発明の医療用栓体の成分とし
て、必要に応じてヒンダードアミン系光安定剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、無機充填剤、着色剤、シリコーン
オイル等を添加することができる。
【0029】本発明の医療用栓体の素材となる水添ブロ
ック共重合体組成物の製造方法としては、通常の樹脂組
成物の製造あるいはゴム組成物の製造に際して用いられ
る方法が採用でき、単軸押出機、二軸押出機、バンバリ
ーミキサー、加熱ロール、ブラベンダー、各種ニーダー
等の溶融混練機を用いて複合化することができる。この
際、各成分の添加順序には制限がなく、例えば全成分を
ヘンシェルミキサー、ブレンダー等の混合機で予備混合
し上記の混合機で溶融複合化したり、任意の成分を予備
混合しマスターバッチ的に溶融複合化し、さらに残りの
成分を添加し溶融複合化する等の添加方法が採用でき
る。
【0030】そして、複合化された本発明の医療用栓体
は、一般に使用される熱可塑性樹脂成形機で成形するこ
とが可能であって、射出成形、押出成形、ブロー成形、
カレンダー成形、コンプレッション成形等の各種成形方
法が適用可能であるが、栓体の効率的な製法としては射
出成形が好適である。
【0031】特に、熱可塑性エラストマー組成物で封止
体を射出成形し、連続的にその周囲に熱可塑性プラスチ
ックを溶融状態で射出することにより筒状キャップを成
形することが好ましい。この製造方法は、公知の二色成
形方法やインサート成形方法により行い得る。
【0032】該製造法によれば、熱可塑性エラストマー
組成物の封止体の周囲に、筒状キャップ部として熱可塑
性プラスチックを溶融状態で高圧で射出し、そのまま冷
却固化、さらには固化する際に収縮することにより、封
止体に水平方向の圧縮応力がかかるので、封止体の密封
度が増し、輸液容器用栓体として好ましい製品を得るこ
とが出来る。
【0033】ここで、封止体に水平方向の圧力を加える
場合、その大きさは100〜1000kg/cm2
度、好ましくは400〜800kg/cm2とするのが
よい。
【0034】なお、キャップ本体の成形に用いる熱可塑
性プラスチックとしては、前記したポリオレフィン系炭
化水素樹脂に加え、エチレン−テトラシクロドデセン共
重合体等のポリ環状オレフィン、ポリエチレンナフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(A
BS)、ポリカーボネート等を例示することができる。
【0035】かくして得られる本発明の輸液容器用栓体
は、別途成形したプラスチック製輸液容器の口部に溶着
される。より詳しくは、薬液を充填し終えた輸液容器の
口部フランジとキャップ本体とを、熱溶着あるいは高周
波溶着等の手段により固着して、目的の最終製品とされ
る。
【0036】
【発明の実施の形態】実施例 実施例および比較例における試験法は以下のとおりであ
る。
【0037】(1)硬度は、JIS−K6253に従
い、A型で測定した。
【0038】(2)ダンロップ反撥弾性[%]は、BS
903に従い、23℃で測定した。
【0039】(3)圧縮永久歪み[%]は、JIS−K
6262に従い、100℃×22時間、25%変形後の
歪残率とした。
【0040】(4)永久伸び歪み[%]は、JIS−K
6262に従い、試験片は2mm厚のインジェクション
シートを、1号型ダンベルで打ち抜いたものを使用し
た。破断伸び[%]の1/2伸度における、保持時間は
10分後の残存伸びで示す。
【0041】(5)針抜き後自己密閉性試験とは、市販
の樹脂針(f4.5)を栓体の中央針刺し部に刺し、ボ
トルを逆立ちさせて2時間放置する。その後、針を抜い
た時の液漏れ量を確認する。
【0042】(6)加圧液漏れ試験とは、栓体に両頭針
を針刺した後、その針刺し跡に16G金属針を刺す。そ
の後、ボトル内をエアーで加圧し、針刺し跡からの液漏
れ状況を設定圧力ごとに30秒間確認する。(0.05
kgf/cm2ごとに、最大圧力0.30kgf/cm2
まで加圧する。)
【0043】(7)コアリング試験とは、栓体に両頭針
を急速に刺し、液中の栓体コアリングを目視で確認す
る。
【0044】(8)針保持力試験とは、栓体の周辺針刺
し部に刺さっている針を、オートグラフのクロスヘッド
スピード500mm/minで、針を抜いたときの荷重
を測定する。樹脂針(f4.5)と16G金属針の両方
について測定する。なお、上記(1)〜(4)は封止体
単独で測定し、(5)〜(8)は栓体に成形したもので
測定した。
【0045】また、配合した各成分は以下のとおりであ
る。 (1)成分(a) <成分(a−1)>水素添加されたポリブタジエン−ポ
リスチレン−水素添加されたポリブタジエン−ポリスチ
レンの構造を有し、結合スチレン量31重量%、重量平
均分子量(ポリスチレン換算値)75,000、分子量
分布中の主ピーク比率が85.7%、水添前のポリブタ
ジエンの1,2結合量が37重量%、水添率99%の水
添ブロック共重合体を特開昭61−33132号公報に
記載されたTi系水添触媒を用いて合成した。
【0046】<成分(a−2)>水素添加されたポリブ
タジエン−ポリスチレン−水素添加されたポリブタジエ
ン−ポリスチレンの構造を有し、結合スチレン量33重
量%、重量平均分子量(ポリスチレン換算値)176,
000、分子量分布中の主ピーク比率が68.9%、水
添前のポリブタジエンの1,2結合量が38重量%、水
添率99%の水添ブロック共重合体を特開昭61−33
132号公報に記載されたTi系水添触媒を用いて合成
した。
【0047】<成分(a−3)>ポリスチレン−水素添
加されたポリブタジエン−ポリスチレンの構造を有し、
結合スチレン量33重量%、重量平均分子量(ポリスチ
レン換算値)272,000、分子量分布中の主ピーク
比率が98.2%、水添前のポリブタジエンの1,2結
合量が37重量%、水添率99%の水添ブロック共重合
体を特開昭61−33132号公報に記載されたTi系
水添触媒を用いて合成した。
【0048】<成分(a−4)>ポリスチレン−水素添
加されたポリブタジエン−ポリスチレンの構造を有し、
結合スチレン量29重量%、重量平均分子量(ポリスチ
レン換算値)182,000、分子量分布中の主ピーク
比率が97.8%、水添前のポリブタジエンの1,2結
合量が42重量%、水添率99%の水添ブロック共重合
体を特開昭61−33132号公報に記載されたTi系
水添触媒を用いて合成した。
【0049】<成分(a−5)>ポリスチレン−水素添
加されたポリイソプレン−ポリスチレンの構造を有し、
結合スチレン量34重量%、重量平均分子量(ポリスチ
レン換算値)191,000、分子量分布中の主ピーク
比率が96.8%、水添前のポリイソプレンの1,4結
合量が94重量%、3,4結合量が6重量%、 ポリイ
ソプレンの水添率99%のスチレン/イソプレンブロッ
ク共重合体の水添ブロック共重合体を特開昭61−33
132号公報に記載されたTi系水添触媒を用いて合成
した。
【0050】(2)成分(b) 出光興産社製ダイアナプロセスオイルPW−380[パ
ラフィン系プロセスオイル、動粘度;381.6cst
(40℃)、30.1cst(10℃)、環分析;CN
=27%、CP=73%]
【0051】(3)成分(c) M.S.S社製ポリプロピレン樹脂、PM801A[M
FR(230℃、2.16kg)13g/10分]
【0052】(4)成分(d) ポリフェニレンエーテル樹脂として、ポリ(2,6−ジ
メチル−1,4−フェニレン)エーテル<還元粘度;
0.54>を合成した。
【0053】実施例1〜5 水添ブロック共重合体として(a−4)を用い、表1に
示す各成分をヘンシェルミキサーで混合後、30mm径
の二軸押出機にて230℃(実施例1〜3)と270℃
(実施例4、5)の条件で溶融混練し熱可塑性エラスト
マーのペレットを得た。この組成物を用いて円盤状の封
止体を射出成形し、これを別の金型に挿入し、その周囲
に直鎖状低密度ポリエチレンを射出して本体を形成し、
図2に記載の形状の栓体を得た。なお、得られた栓体
は、封止体が直径20mm、厚さ5mm、本体が肉厚約
3mmで、封止体にかかっている圧力が600kg/c
2であった。得られた栓体の物性を表1に示す。
【0054】実施例6、7 水添ブロック共重合体として(a−5)を用い、表1に
示す各成分をヘンシェルミキサーで混合後、30mm径
の二軸押出機にて230℃(実施例6)と270℃(実
施例7)の条件で溶融混練し熱可塑性エラストマーのペ
レットを得た。この組成物を用いて、実施例1〜5と同
様の栓体を製造した。その物性を表1に示す。
【0055】比較例1、2 水添ブロック共重合体として(a−4)を用い、表1に
示す各成分をヘンシェルミキサーで混合後、30mm径
の二軸押出機にて230℃(比較例1)と270℃(比
較例2)の条件で溶融混練し熱可塑性エラストマーのペ
レットを得た。この組成物を用いて、実施例と同様の栓
体を製造した。その物性を表1に示す。
【0056】比較例3〜5 水添ブロック共重合体として(a−1)、(a−2)、
(a−3)を用い、表1に示す各成分をヘンシェルミキ
サーで混合後、30mm径の二軸押出機にて230℃の
条件で溶融混練し熱可塑性エラストマーのペレットを得
た。この組成物を用いて、実施例と同様の栓体を製造
た。その物性を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】なお、表1中、自己密閉性等について○、
△、×の評価基準は以下のとおりである。 *自己密閉性 ○:針を抜いたとき、針刺し痕から液漏れしない。 ×:針を抜いたとき、針刺し痕から液漏れする。 *加圧液漏れ ○:液漏れが全く見られない。 △:金属針の周囲に、液のにじみが観察される。 ×:明らかに液漏れがする。 *コアリング ○:液中に全く異物は検出されない。 △:長さ1mm未満の微細な切り屑が見られる。 ×:長さ1mm以上の切り屑が見られる。 *針保持力 ○:荷重が1kg以上である。 △:荷重が1kg未満500g以上である。 ×:荷重が500g未満である。
【0059】この結果から、本発明の輸液容器用栓体は
自己密閉性、加圧液漏れ、コアリング、針保持力等の物
性バランスに優れることが判明した。また、本発明の範
囲外の熱可塑性エラストマーで成形した栓体は、自己密
閉性、加圧液漏れ、コアリング、針保持力等の物性バラ
ンスに劣ることが判明した。
【0060】実施例8、9 実施例2および実施例5で得た輸液容器用栓体を、第十
三改正日本薬局法の輸液用ゴム栓試験法に準じて材質お
よび溶出物試験を行った。この結果を表2に示す。
【0061】比較例6 比較例2で得た輸液容器用栓体を、第十三改正日本薬局
法の輸液用ゴム栓試験法に準じて材質および溶出物試験
を行った。この結果を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】この結果から、本発明の輸液容器用栓体は
基準に適合するものであることが判明した。また、本発
明の範囲外であった輸液容器用栓体は基準に適合しない
ことが判明した。
【0064】
【発明の効果】本発明の輸液容器栓体は、医療用栓体と
して要求される自己密閉性、加圧液漏れ、コアリング、
針保持力等の物性バランスに優れたものとなり、さらに
溶出物も極めて微小であり、加硫ゴムのように硫黄をふ
くまないため、栓体と接触する薬液または血液中に硫黄
の溶出がなく、かつ、亜鉛等の重金属を含まないため無
毒であり、遊離の硫黄および金属とが反応する事もなく
衛生的である。
【0065】そして、本発明の輸液容器用栓体は射出成
形できるので、成形時間が従来の加硫工程を含むものに
比べ大幅に短縮され、離型性もよいので生産性に優れ
る。さらにコールドランナー方式で射出成形した場合、
成形後のランナー部およびスプルー部は熱可塑性エラス
トマーであるためリサイクル可能で経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゲルパーミネーションクロマトグラフィーにお
ける分子量分布中の主ピーク比率を示す図である。
【図2】本発明の栓体構造の一例を示す栓体の断面図で
ある。
【符号の説明】
A 高分子量ピーク部分 B 主ピーク部分 C 低分子量ピーク部分
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 勝美 神奈川県川崎市川崎区夜光1丁目3番1号 旭化成工業株式会社内 (72)発明者 小畠 秀樹 徳島県鳴門市瀬戸町明神字下本城208−16 (72)発明者 岡 実 徳島県板野郡北島町江尻字松堂27の4 (72)発明者 前崎 義樹 徳島県板野郡北島町新喜来字二分1の59 (72)発明者 四宮 圭二 徳島県板野郡松茂町広島字南川向51−13 (72)発明者 手塚 健司 徳島県鳴門市大麻町板東字采女16−3 Fターム(参考) 3E084 AA12 AB05 BA02 CC03 CC08 DC03 DC08 EC03 EC09 FA09 HB01 HD01 KB01 LA30 LD30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性エラストマー組成物からなる封
    止体において、該熱可塑性エラストマーの組成が (a)少なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体とす
    る重合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエン化
    合物を主体とする重合体ブロックBからなるブロック共
    重合体を水素添加して得られる、重量平均分子量がポリ
    スチレン換算値で100,000〜250,000、図
    1記載の分子量分布中の主ピーク比率が下記式(1); B/(A+B+C)×100(%) (1) (ここで、A、B、Cはそれぞれの部分の面積を示す)
    において80%以上である水添ブロック共重合体100
    重量部、(b)非芳香族系ゴム用軟化剤50〜250重
    量部、(c)ポリオレフィン系炭化水素樹脂5〜50重
    量部、以上(a)(b)(c)からなる封止体を備えた
    ことを特徴とする輸液容器用栓体。
  2. 【請求項2】 熱可塑性エラストマー組成物からなる封
    止体において、 熱可塑性エラストマーの組成が (a)少なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体とす
    る重合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエン化
    合物を主体とする重合体ブロックBからなるブロック共
    重合体を水素添加して得られる、重量平均分子量がポリ
    スチレン換算値で100,000〜250,000、図
    1記載の分子量分布中の主ピーク比率が下記式(1); B/(A+B+C)×100(%) (1) (ここで、A、B、Cはそれぞれの部分の面積を示す)
    において80%以上である水添ブロック共重合体100
    重量部、(b)非芳香族系ゴム用軟化剤50〜250重
    量部、(c)ポリオレフィン系炭化水素樹脂5〜50重
    量部、(d)結合単位が下記式(2); 【化1】 (ここで、R1、R2、R3、R4はそれぞれ水素、ハ
    ロゲン、炭化水素、置換炭化水素基からなる群から選択
    される物であり、互いに同一でも異なっても良い)から
    なり、還元粘度(0.5g/dlクロロホルム溶液、3
    0℃)が0.15〜0.70の範囲にあるホモ重合体お
    よび、または共重合体であるポリフェニレンエーテル樹
    脂1〜20重量部、以上(a)(b)(c)(d)から
    なる封止体を備えたことを特徴とする輸液容器用栓体。
  3. 【請求項3】 プラスチック筒状キャップ本体と、該筒
    状キャップ本体の空間部に配置されてキャップ本体を封
    鎖する、請求項1又は2記載の熱可塑性エラストマー組
    成物からなる封止体とが一体的に形成されていることを
    特徴とする輸液容器用栓体。
  4. 【請求項4】 前記封止体が水平方向に100〜100
    0kg/cm2の圧力で加圧されていることを特徴とす
    る請求項3記載の輸液容器用栓体。
  5. 【請求項5】 前記封止体の周囲に熱可塑性プラスチッ
    クを溶融状態で射出することにより、筒状キャップ本体
    が形成されることを特徴とする請求項4記載の輸液容器
    用栓体。
  6. 【請求項6】 口部に請求項1〜5のいずれかに記載の
    栓体を設けたことを特徴とする輸液容器。
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