JPH08317961A - 輸液容器用口栓体及びその製法 - Google Patents

輸液容器用口栓体及びその製法

Info

Publication number
JPH08317961A
JPH08317961A JP7126753A JP12675395A JPH08317961A JP H08317961 A JPH08317961 A JP H08317961A JP 7126753 A JP7126753 A JP 7126753A JP 12675395 A JP12675395 A JP 12675395A JP H08317961 A JPH08317961 A JP H08317961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber plug
rubber
plug
rubber stopper
infusion container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7126753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3409943B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Tanaka
信之 田中
Toshio Norimoto
俊雄 則本
Katsushi Shirakawa
勝士 白川
Isao Otake
功 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP12675395A priority Critical patent/JP3409943B2/ja
Priority to AU52128/96A priority patent/AU694344B2/en
Priority to US08/647,245 priority patent/US5853094A/en
Priority to DE69616649T priority patent/DE69616649T2/de
Priority to EP96107301A priority patent/EP0744351B1/en
Priority to CA002177325A priority patent/CA2177325A1/en
Priority to CN96107889A priority patent/CN1091023C/zh
Priority to KR1019960017874A priority patent/KR100457603B1/ko
Publication of JPH08317961A publication Critical patent/JPH08317961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3409943B2 publication Critical patent/JP3409943B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J1/00Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D51/00Closures not otherwise provided for
    • B65D51/002Closures to be pierced by an extracting-device for the contents and fixed on the container by separate retaining means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14065Positioning or centering articles in the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14336Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/56Stoppers or lids for bottles, jars, or the like, e.g. closures
    • B29L2031/565Stoppers or lids for bottles, jars, or the like, e.g. closures for containers

Abstract

(57)【要約】 【目的】刺通針に対する締めつけ力、針の刺通により生
じた孔の閉塞力を増大させたゴム栓を提供すること。 【構成】合成樹脂製輸液容器の本体開口部に取り付けら
れる口栓体が、ゴム栓の胴部全側面において合成樹脂製
のゴム栓外郭支持体から圧縮応力を受けて密着状態にあ
り、ゴム栓の天面、底面の少なくとも一方が1〜10%
縮径し、天面又は底面は膨出している輸液容器用口栓
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、点滴輸液等に用いられ
る合成樹脂製の輸液容器の口栓体及びその製造方法に係
り、特に輸液容器の口栓体のゴム栓部分に薬液注入又は
排出用針の刺通時、引抜時又はこれらの繰り返し時にも
液漏れのない口栓体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、点滴注射等に使用する輸液容器と
しては、ガラス製の容器とか合成樹脂製のボトルやバッ
グ等が広く使用されているが、輸液容器には、その輸
送、保管、使用時の耐破損性等の点で、後者の合成樹脂
製のものが好適とされている。一方、輸液容器用ゴム栓
に関しては、点滴のための単なる針の刺通の他、他薬液
を混合しながら点滴を行うための該薬液注入用針の刺
通、点滴中止に伴う針の引抜き等ゴム栓固有の密封性を
損なう損傷を受けやすい。即ち、輸液容器とゴム栓との
間の密着面には、針刺通時及び引抜き時、特にその繰り
返し時に大きい剪断応力を受けて密着状態が悪くなり、
液漏れの原因になりやすい。又、針引抜き後のゴム栓の
回復姓も重要であり、針刺通孔が針引抜き後、瞬時に閉
塞されなければ液漏れしてしまう。上記のごとく、輸液
容器はその開口部に薬液抽出入用針の刺通用ゴム栓を挿
入施栓することが必要であるにもかかわらず、薬液抽出
入用針の刺通、取外し時又はその繰り返し操作により液
漏れ現象を呈しない程度に施栓するには、従来の技術で
は限界があった。
【0003】最近、上記ゴム栓に関する要望に答えるた
め、各種の提案がなされている。例えば、合成樹脂製の
輸液容器本体の開口部にゴム栓を融着一体化させる観点
から、合成樹脂製フィルムをラミネートしたゴム栓を使
用し、該ラミネート部分を合成樹脂製の支持体で把持さ
せ、且つ該ラミネートフィルムと該支持体とを融着させ
てなる口栓体を、前記、輸液容器本体の開口部に融着さ
せて液漏れを防ぐ技術が紹介されている(例えば、特開
平2−1275号、特開平3−205141号、特開平
5−84275号の各公報)。先ず、特開平2−127
5号公報には、合成樹脂製フィルムをラミネートしたゴ
ム栓の上下両面の各周縁部に凹部を周設し、これら凹部
に嵌合する突起リブを持つ外郭支持体で挟持してなる口
栓体が開示されえている。この場合、挟持方法として
は、予め上下2部材に分割成形された外郭支持体でゴム
栓を上下から挟持した後に該2部材を融着一体化させる
場合と、ゴム栓を射出成形金型内に固定し、外郭支持体
を一気に射出成形して、ゴム栓を外郭支持体により挟持
させた状態を作り出す場合とが開示されている。一方、
特開平3−205141号及び特開平5−84275号
の各公報には、フィルムをラミネートしたゴム栓の上下
面外周縁部を、合成樹脂製外郭支持体で挟持一体化する
にあたり、該合成樹脂製外郭支持体を内外2つの筒状体
等に分割し、射出成形工程も利用して、上記ラミネート
されたゴム栓を上記分割された外郭支持体により挟持
し、熱融着により一体化する方法が提案されている。
【0004】上記従来法は、ゴム栓外周縁部を、2部分
に分割した合成樹脂製外郭支持体により挟持した後、両
者を熱融着して口栓体を造り、該口栓体を輸液容器本体
の開口部に近い位置に液密に固定できるため、ゴム栓の
強固な固定の点ではその目的を達成しているが、口栓体
におけるゴム栓が受けている各種応力を考えると、先
ず、ゴム栓の外周縁部が、2部分に分割された閉環状外
郭支持体により上下から挟持される場合は、該挟持によ
る圧縮応力を受け、しかもこの圧縮応力はゴム栓に対し
て、前記挟持部分に包囲された部分の中心から周縁部の
挟持部分方向に向く引張応力を生み出すことになる。こ
の引張応力は特にゴム栓の天面とか底面において大であ
り、輸液容器用針を刺通したときに該針を締めつける、
ゴム栓の材質が本来有する収縮のための弾力性を低下さ
せる方向に働いていることは明らかである。また、ゴム
栓を予め射出成形金型内にインサートとし、平滑な加圧
面を有する加圧固定用の金型で固定し、金型キャビティ
内に外郭支持体成形用合成樹脂を射出し、ゴム栓と一体
化したゴム栓外郭支持体を成形する方法では、ゴム栓を
挟持固定する圧縮応力を天面/底面方向に受けてゴム栓
は多少偏平化した状態を保持しつつゴム栓外郭支持体が
成形されており、ゴム栓には該圧縮応力により、その外
周方向に向く引張応力が発生しており、刺通針締めつけ
力等の低下等、前記2部分からなる外郭支持体により挟
持した場合と同じことがいえる。
【0005】一方、ゴム栓の一端にリングを外嵌し、そ
の圧縮応力によりゴム栓を圧縮縮径することにより、刺
通された針の保持性を上げる等の試みも開示されている
(実開平2−106236号公報)。しかし、この技術
はゴム栓の天面側のみを圧縮縮径するための特殊なリン
グを強制的に嵌着させるものであり、実質的にはゴム栓
の胴部側面のうち、天面側に切込みによる段差を設けて
前記リングを嵌着する方法である。またリングの材質と
しては、かなり剛性の高いものが要求され、リングの厚
肉化、外れ易い等の問題が発生する。いずれにしてもこ
の方法では、ゴム栓は側面の内、天面側の一部にのみか
かる圧縮応力のため却って異常な変形、例えば、天面側
以外の側面の膨出、増径等の変形を伴い、輸液容器への
施栓自体が困難になるとか、針の刺通性の安定性が得ら
れない他、リングの嵌着にかかわる繁雑性は避けられ
ず、好ましい方法ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の方法によ
れば、ゴム栓の本来有する締めつけ力の低下を伴い、具
体的には輸液容器用針の刺通状態における針保持力と
か、針の抜き後の孔の強力な閉塞力の低下を招いたり、
針刺通性の安定性を欠く等の問題点は解決されていな
い。従って本発明の課題は、ゴム栓を輸液容器本体開口
部に強力に取り付け得ることは勿論、ゴム栓の本来有す
る弾力性を損なうことがないばかりか、刺通針に対する
締めつけ力とか、針の刺通により生じた孔の閉塞力を更
に増大させたゴム栓を提供することにある。加えるに、
ゴム栓の側面からの圧縮応力にも関わらず、ゴム栓の異
常な変形を伴わない方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明者は鋭意研究をした結果、ゴム栓と合成樹脂
製外郭支持体を一体化し、しかもその際、ゴム栓の胴部
全側面から中心方向に圧縮応力を与えてゴム栓の径を減
少(縮径)させることにより、針の刺通時の針締め付け
力とか針抜き取り後の孔の強い閉鎖力が増大することを
見い出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明の
要旨は以下の通りである。
【0008】(第1)合成樹脂製輸液容器の本体開口部
に取り付けられる、円柱状のゴム栓とゴム栓外郭支持体
を有する口栓体において、該ゴム栓の天面及び底面の外
周縁部及び胴部全側面のうち少なくとも胴部全側面は、
合成樹脂製のゴム栓外郭支持体から圧縮応力を受けて互
いに密着状態にあり、ゴム栓の天面及び底面の径のうち
少なくとも一方が1〜10%縮径し、天面の空気接触部
又は底面の液体接触部は膨出変形している輸液容器用口
栓体。 (第2)ゴム栓の胴部側面中央には、天面及び底面の径
よりも大である突出部が周設されている上記第1記載の
輸液容器用口栓体。 (第3)ゴム栓の底面の液体接触部外周縁又は天面の空
気接触部外周縁には環状リブを有する上記第1又は2記
載の輸液容器用口栓体。 (第4)ゴム栓の天面又は底面の少なくとも一面の外周
縁部には環状凹溝が形成されてなり、該ゴム栓の天面及
び底面の外周縁部、及び胴部全側面がゴム栓外郭支持体
から圧縮応力を受けている上記第1ないし3のいずれか
に記載の輸液容器用口栓体。 (第5)ゴム栓とゴム栓外郭支持体との密着が融着であ
る上記第1ないし4のいずれかに記載の輸液容器用口栓
体。 (第6)ゴム栓の底面及び胴部側面のうち少なくとも底
面には、合成樹脂製フィルムがラミネートされてなり、
ゴム栓とゴム栓外郭支持体との密着のうち少なくとも一
部が該フィルムとゴム栓外郭支持体との融着である上記
第1ないし4のいずれかに記載の輸液容器用口栓体。 (第7)合成樹脂製輸液容器の本体開口部に取り付けら
れる、ゴム栓とゴム栓外郭支持体を有する口栓体をイン
サート射出成形する方法であって、ゴム栓外郭支持体の
射出成形用ゲート、射出成形用ベント孔及びゴム栓の天
面及び底面の少なくとも一面を吸引固定するゴム栓固定
用吸引孔を有する少なくとも2つの割型からなるインサ
ート射出成形金型であって、上記ゴム栓の天面及び底面
と相対する少なくとも一方の金型面中央部には、該相対
するゴム栓の縮径した天面又は底面で覆い得る大きさの
偏平凹部が形成されてなる金型を使用し、ゴム栓を金型
面に吸引固定しつつ、ゴム栓の天面及び底面の少なくと
も一方が1〜10%縮径し、且つ該偏平凹部に膨出変形
するに充分な射出圧でゴム栓外郭支持体を成形する輸液
容器用口栓体の製造方法。 (第8)ゴム栓の底面の液体接触部外周縁に環状リブを
設け、該環状リブを割金型に設けたインサート物位置決
め用環状溝に嵌入してゴム栓を位置決めする上記第7記
載の輸液容器用口栓体の製造方法。 (第9)ゴム栓の底面及び胴部側面のうち少なくとも底
面に合成樹脂製フィルムがラミネートされてなるゴム栓
を使用する上記第7又は8記載の輸液容器用口栓体の製
造方法。 (第10)射出成形用ゲートが、インサートされたゴム
栓の胴部外方であって、ゴム栓の天面又は底面に平行な
平面上に、複数個設けられてなる割金型を使用する上記
第7ないし9のいずれかに記載の輸液容器用口栓体の製
造方法。 (第11)ゴム栓の天面の空気接触部及び底面の液体接
触部と相接する金型面、及び金型の偏平凹部のうち、少
なくとも1つを入子金型とした金型を使用する上記第7
ないし10のいずれかに記載の輸液容器用口栓体の製造
方法。 (第12)入子金型の少なくとも1つには、ゴム栓固定
用吸引孔又はゴム栓膨出変形用ベント孔が設けられてな
る上記第11に記載の輸液容器用口栓体の製造方法。 (第13)入子金型が金属粉粒体焼結成形体である上記
第11又は12に記載の輸液容器用口栓体の製造方法。
【0009】以下、本発明の内容について詳説する。本
発明において使用されるゴム栓は、従来輸液容器の口栓
に使用されてきたものを含め、使用される薬液に対する
耐性があれば充分であるが、日本薬局方に係る輸液用プ
ラスチック容器試験法及び輸液用ゴム栓試験法の規格に
適合したものが実用上使用される。
【0010】ゴム栓とゴム栓外郭支持体との間の密着
は、ゴム栓外郭支持体の有する圧縮応力を該ゴム栓がそ
の胴部全側面から受けることによっても達成されるが、
合成樹脂製フィルムでラミネートされたゴム栓を使用
し、該フィルムとゴム栓外郭支持体との間の熱融着を図
れば上記密着は一層効果的である。この合成樹脂製フィ
ルムは、上記のごとくゴム栓とゴム栓外郭支持体との融
着による液密シールの点で効果的であるが、さらに底
面、即ち薬液に接する面に存在すれば、薬液によるゴム
栓成分の浸出が抑えられるため、この点でも有用な手段
である。
【0011】上記合成樹脂製フィルムでラミネートされ
たゴム栓を製造する方法は特に限定されるものではない
が、未架橋ゴム材料を合成樹脂製フィルムの間に挟んで
(例えば特開平2−1275号公報記載の方法)、又は
該フィルム上に流し、架橋と同時にゴム栓を成形する方
法が簡単で好ましい。しかし、ゴム栓とゴム栓外郭支持
体との接触関係、ゴム栓と薬液との接液関係を考慮すれ
ば、少なくとも底面にはラミネートされていることが好
ましい。さらにはゴム栓の胴部側面にラミネートされて
いることが液密シール性の点で一層好ましい。なお、こ
こに使用される合成樹脂製フィルムは、ゴム栓外郭支持
体と融着性を有する材質のもの、又は薬液に対して耐性
を有することが求められるが、前者の融着性が特に求め
られる場合はポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
/酢酸ビニール共重合体等が例示できるが、後者の耐薬
液性が特に求められる場合は、ポリエステル、ポリテト
ラフルオルエチレン等が好適に使用される。両者が求め
られる場合はポリエチレン、ポリプロピレン等が特に好
適である。また、上記ラミネート用フィルムの厚みは特
に限定されるものではないが、ラミネートの容易性、融
着力を考慮すれば10〜100μm程度が好適である。
【0012】ゴム栓とゴム栓外郭支持体との密着面は、
針の刺通時又は引き抜き時に絶えず剪断剥離応力を受け
るため、ゴム栓及びゴム栓外郭支持体の機械的一体化を
図る方法も好ましく採用される。ゴム栓については、そ
の胴部側面中央に天面及び底面の径よりも大である、所
望巾の突出部を周設することにより、前記剪断剥離応力
にはかなり対抗できる、機械的的一体化が得られる。な
お、ここにいう胴部側面中央とは、該突出部の中央がほ
ぼ胴部側面の中央近辺にあることを意味し、正確な中心
位置である必要はない。また、突起部の巾、高さは特に
限定されるものではないが、断面台形状の突出部である
ことが耐剪断剥離応力の点で特に好ましい。ゴム栓外郭
支持体については、ゴム栓の胴部側面のみに形成された
ものでもよいが、胴部側面からさらにゴム栓の天面及び
又は底面外周縁部に延在し、該外周縁部に周設された環
状凹溝にまで達する補強枠を形成することにより、両者
の一体化は一層向上する。ゴム栓の底面の液体接触部外
周縁又は天面の空気接触部外周縁に沿って環状リブを設
ければ、該環状リブは後述のインサート射出成形時に金
型面におけるゴム栓位置決めに有用であるが、環状リブ
の形成自体、ゴム栓体の変形を防止するリブの働きを
し、好ましい態様である。
【0013】ゴム栓がその胴部全側面においてゴム栓外
郭支持体から圧縮応力を受け、ゴム栓の天面又は底面が
縮径した状態にする方法は特に限定されるものではない
が、ゴム栓の外径よりも小の内径を有するゴム栓外郭支
持体に該ゴム栓を強制的に挿入させる方法は、両径の差
が大きいほど、その挿入作業が困難になる。しかし、ゴ
ム栓を割金型内に予めインサートして置き、その胴部全
側面又は該胴部全側面と天面、底面の外周縁部にゴム栓
外郭支持体を射出成形する、いわゆるインサート成形の
方法によればこの目的は簡単に達成でき、好適である。
この場合、ゴム栓はその胴部全側面等において圧縮応力
を受けたとしても、ゴム栓自体の体積は不変であるか
ら、本発明にいう天面又は底面の少なくとも一方の縮径
のみを伴う、体積減少によるゴム栓の変形を図ることは
不可能であり、縮径により天面又は底面部分の体積減少
をさせるためには、ゴム栓の他の部分における体積増
大、即ち体積変位を伴わなければならない。
【0014】本発明においては、ゴム栓はその胴部全側
面等からの圧縮応力に基づく体積減少分を、天面又は底
面におけるその垂直方向への体積増大、即ち、膨出変形
という現象を発生させることにより解決しようとするも
のである。しかし、本発明においてはその本来の目的で
ある、輸液容器のゴム栓への針の刺通、引抜き又はこれ
らの繰り返し時に液漏れ防止の観点のみからみれば、こ
の圧縮応力は高いほど好ましいが、ゴム栓の縮径が大と
なり、その締めつけ力が過大になると針の刺通及び引抜
き作業自体が困難になり、輸液作業に支障をきたす恐れ
がある。これらの点を考慮し、本発明においてはゴム栓
の天面又は底面の縮径の範囲が1〜10%である必要が
あり、好ましくは2〜8%であり、更に好ましくは3〜
6%であることを見出したが、この場合、1%未満では
所期の効果は得られず、従来と同様に液漏れ現象が見ら
れる。逆に10%を超えると、ゴム栓への針の刺通と
か、針の引抜きに相当の大きい力を要するに至り、上記
のごとく輸液作業に支障を来し、いずれも好ましくな
い。上記耐液漏れ及び作業性の点では2〜8%の場合が
より効果的である。縮径が3〜6%の場合は総合的にみ
て最も好ましい範囲である。
【0015】本発明に係る輸液容器用口栓体は、ゴム栓
又は合成樹脂製フィルムでラミネートされたゴム栓とゴ
ム栓外郭支持部を構成要素とするが、ゴム栓外郭支持部
はゴム栓の胴部側面に沿って底面からさらに伸長させ、
その先端には外方に突出する環状リブをフランジとして
形成した構造にしておけば、合成樹脂製輸液本体開口部
にもフランジを設けることにより、両者の結合は容易に
なる。両者の結合には超音波接着その他、合成樹脂成形
体において通常行われる融着方法が適用できる。 更
に、上記のようにゴム栓外郭支持部を伸長させることな
く、ゴム栓の胴部側面にのみ形成した口栓体、又は胴部
側面と該胴部側面から更にゴム栓の天面、底面に沿って
その外周縁部にまでリブ状に延在させて補強枠を形成し
た口栓体を形成しておくこともでき、この場合は該口栓
体を合成樹脂製輸液本体開口部に予め形成された口栓体
受け部に嵌挿し、両者間を公知の各種熱融着手段により
液密に融着する方法が効果的な方法として採用すること
ができる。
【0016】本発明は又、ゴム栓とゴム栓外郭支持体を
有する口栓体の製造方法をも提供するものであり、特に
ゴム栓を割金型内に予めインサートしておき、ゴム栓外
郭支持体を射出成形する方法を開示するものである。本
発明に係る口栓体の製造方法によれば、ゴム栓を金型内
に予めインサートし、ゴム栓の位置決めをするためにそ
の天面又は底面を金型表面に仮固定をする。この位置決
めのための仮固定の方法としては、ゴム栓の天面又は底
面の相対する金型表面にゴム栓固定用吸引孔を開口さ
せ、ゴム栓を該金型表面の所定位置において吸引固定す
る方法があるが、金型の所定位置に環状溝を設け、ゴム
栓の天面又は底面の外周縁に沿って設けた環状リブを嵌
挿する方法が、位置決めがより簡単であり、好ましい。
なお、本発明においては、ゴム栓をその胴部全面から圧
縮し、縮径する方法をとるため、上記環状リブの嵌挿方
法をとる場合は環状リブも縮径できるように上記環状溝
は該環状の中心方向にやや拡幅せしめておく必要があ
る。
【0017】ゴム栓が位置決めされた金型面とその相対
する金型面との位置関係は、後述の偏平凹部がない場合
は、0.2〜0.4mm程度の間隙を残す程度の位置にある
ことが好ましい。この理由はゴム栓をその胴部側面から
圧縮した場合のゴム栓の変形空間を残しておくことが好
ましいからであり、また上記間隙程度であれば、ゴム栓
外郭支持体の射出成形時に樹脂が侵入するおそれはない
からである。該偏平凹部がある場合は、該相対する金型
面と接触していてもよい。
【0018】ゴム栓が仮固定された金型面又はその相対
する金型面には、縮径したゴム栓の底面又は天面で覆う
ことのできる程度の大きさの偏平凹部が形成されてお
り、射出成形時におけるゴム栓胴部側面からの圧縮によ
るゴム栓の膨出変形場所を構成している。上記偏平凹部
は、上下金型の少なくとも一方にあれば一応その目的を
達成するが、天面又は底面の縮径の度合いを大きくした
い場合は、一凹部の容積を大きくするよりも、両面の金
型に偏平凹部を形成した方がゴム栓の縮径、膨出という
変形を無理なく起こし得る。上記ゴム栓固定用吸引孔は
この偏平凹部内面に開口していてもよい。また、ゴム栓
が仮固定された金型面と相対する金型面に偏平凹部を形
成する場合は、ゴム栓の膨出変形に伴う空気を排出する
ためのベント孔を設けることが望ましい。
【0019】上述の偏平凹部の容積は、ゴム栓の底面又
は天面の縮径に基づくゴム栓厚さ増加分(天面又は底面
側膨出変形分)を吸収できるに十分なものである必要が
ある。又上記射出圧力によりゴム栓の厚さの増加(膨出
変形)は、天面又は底面の可及的広い面積にわたり起こ
させる方が容易であり、従って偏平凹部の内径は大であ
るほどその深さは小で十分となる。従って凹部の深さは
縮径の所望程度により決められるものであり、一概には
規定できないが、ゴム栓の天面又は底面の径を1〜10
%縮径させるためには、ゴム栓の材質に基づく変形性を
考慮すると0.2〜5mm程度が好適である。0.2mm未
満ではゴム栓の十分な膨出が困難となり、ひいては縮径
の程度も不十分になり所期の目的を達成し難くなる。逆
に5mmを超える程の膨出変形は通常起こり難いもので
あるから、5mmを超える深さは余り意味がない。
【0020】ゴム栓の胴部側面に圧縮応力を与えて天面
又は底面の縮径を生じさせる方法としては、ゴム栓外郭
支持体の射出成形圧を上げる方法が最も簡単であるが、
ゴム栓外郭支持体のゴム栓天面側又は底面側を厚肉に構
成することにより、合成樹脂の成形収縮特性を利用する
方法もあり、好ましく利用できる。
【0021】ゴム栓の天面又は底面の径を1〜10%縮
径の範囲で所望の値をとるように制御するためには、射
出樹脂圧の制御による方法の他、天面又は底面の変形度
合いをストレインゲージで検出する方法が最も便利であ
る。金型内の樹脂圧と縮径の関係とか、金型の凹部に膨
出するゴム栓により凹部内のゲージ端子の受けるストレ
インを予め求め、射出成形時における所定の樹脂圧とか
ストレイン値の設定維持、保圧の維持及び冷却の工程を
経ることにより所望の縮径度が容易に得られる。
【0022】ゴム栓の天面又は底面と接触又は相対する
金型面は、入子金型にすることにより、前記ゴム栓の固
定吸引孔又はベント孔の設置が容易になる。また、この
入子金型に通気性の金属粉体の焼結成形体を使用する
と、上記、固定吸引孔又はベント孔の設置が簡単にな
り、好ましく採用される態様である。
【0023】射出成形金型のキャビティは、ゴム栓の天
面及び底面側金型及び胴部を囲む金型で構成されるが、
射出用ゲートはゴム栓の胴部外方であって天面及び底面
に平行な平面上に、しかも同一間隔で設けることが、均
一な射出成形上好ましい。なお、内部気体の排気孔が必
要なことは通常の射出成形の場合と同様である。
【0024】次に本発明を図面を用いて説明する。しか
し、本発明はこの図面の記載により制限されるものでは
ない。図1は、本発明に使用される円柱状ゴム栓1aの
縦断面図であり、図2は、図1のゴム栓と同じゴム栓1
bをゴム栓外郭支持体2bで把持し、これを輸液容器4
sに融着した状態の縦断面図であり、図3は、図1のゴ
ム栓の底面及び胴部側面を合成樹脂製フィルムでラミネ
ートしたゴム栓1cをゴム栓外郭支持体2cで把持し、
これを輸液容器4sに融着した状態の縦断面図であり、
図4は、図1のゴム栓の胴部側面に突出部が周設され、
底面及び側面の一部に前記フィルムがラミネートされた
ゴム栓1dの断面図であり、図5は、図4のゴム栓と同
じゴム栓1eをゴム栓外郭支持体2eで把持し、輸液容
器4sに融着した状態の縦断面図であり、図6は、図1
の円柱状ゴム栓の天面及び底面に環状凹溝が形成され、
底面及び側面の一部には前記フィルムがラミネートされ
たゴム栓1fをゴム栓外郭支持体2fで把持し、輸液容
器4sに融着した状態の縦断面図であり、図7は、図4
のゴム栓の底面にさらに環状リブを形成したゴム栓1g
の縦断面図であり、図8は図7に示したゴム栓と同じゴ
ム栓1hをゴム栓外郭支持体2hで把持し、輸液容器4
sに融着した状態の縦断面図であり、図9は図7に示し
たゴム栓と同じゴム栓1iを、該ゴム栓胴部側面にのみ
位置するゴム栓外郭支持体2iで把持した状態の縦断面
図であり、図10は、図9に示した口栓体を輸液容器本
体の開口部に嵌挿し、加熱器を配置した状態の縦断面図
で示したものであり、図11は、図10に示した方法に
より嵌挿し、一体化した状態の縦断面図であり、図12
は、本発明に係る口栓体をインサート射出成形する場合
の方法の一例を示す縦断面図であり、図13は他の方法
の実施例を示す縦断面図である。
【0025】以下、詳細に説明する。図1に示すゴム栓
は、単純な円柱状のゴム栓1aの例であり、その縦断面
図を示す。ゴム栓1aは、天面1ap、底面1aq及び
胴部側面1arから構成されている。
【0026】図2は、図1と同じゴム栓1bを使用し、
その胴部側面1brからゴム栓外郭支持体2bで圧縮下
に把持した状態の口栓体を示す。該圧縮下にあるため、
天面1bp及び底面1bqは膨出変形している。このよ
うな変形が輸液用に刺通された針に強い圧力を与え、又
針の引き抜き後の孔の強力な閉塞に貢献している。一
方、ゴム栓とゴム栓外郭支持体との一体性を向上させる
ために、ゴム栓外郭支持体2bはゴム栓の胴部側面1b
rに把持枠2brのみでなく、天面側外周縁部に補強枠
2bpが、また底面側外周縁部にも補強枠2bqが形成
されている。なお、底面側外周縁の補強枠2bqは、輸
液容器4sと融着させるために該輸液容器側に伸びて先
端にフランジ2bsが形成されているが、図2はその融
着した状態を示す。
【0027】図3は、図1のゴム栓と同じゴム栓1cの
底面(薬液接触面側)1cq及び胴部側面1crに合成
樹脂製フィルム3がラミネートされたゴム栓を使用し、
図2の場合とほぼ同様に、ゴム栓の胴部側面にはゴム栓
外郭支持体2cの把持枠2crが、また底部外周縁部は
補強枠2cqが形成されている口栓体であるが、上記合
成樹脂製フィルムを介してゴム栓1cとゴム栓外郭支持
体2cが一体化しているため、ゴム栓の天面には補強枠
はなくてもよい。ゴム栓外郭支持体2cが輸液容器4s
側にフランジ2csを有し、該容器と融着していること
は図2の場合と同じである。胴部側面からの加圧によ
り、天面1cpは膨出変形している。底面側1cqは膨
出変形しない製造方法がとられているため、平坦であ
る。
【0028】図4は、図1のゴム栓と同じゴム栓1dの
胴部側面1drの中央部に、断面がほぼ台形の突出部1
dkが形成されたゴム栓1dであって、その底面1dq
の全面及び胴部側面の一部には、図3の場合同様の合成
樹脂製フィルム3がラミネートされた状態を示す。1d
pは天面である。
【0029】図5は、図4と同じゴム栓1eであって、
底面1eq及び胴部側面1erの一部に同様のフィルム
3がラミネートされたものが使用され、胴部側面1er
側から加圧下にゴム栓外郭支持体2eで把持した口栓体
を示し、ゴム栓とゴム栓外郭支持体とは強力に密着して
いるが、ラミネートフィルムがある部分は融着により一
体化されている。ゴム栓の突出部2ekは、ゴム栓外郭
支持体2eの胴部側面の把持枠2erの上方把持枠2e
p及び下方把持枠2eqとかみ合い、投錨効果の下に強
力に一体化している。ゴム栓は、図3の場合同様に天面
1ep側に膨出変形しているが、底面1eq側は平坦で
ある。ゴム栓外郭支持体のフランジ2esは輸液容器4
sと融着している。
【0030】図6は、図1の円柱状ゴム栓と同じゴム栓
1fの天面1fp及び底面1fqの外周縁に環状凹溝1
fgをそれぞれ形成したゴム栓であって、底面及び胴部
側面1frの一部には合成樹脂製フィルム3がラミネー
トされたものを、その胴部側面から、ゴム栓外郭支持体
2fの把持枠2frで加圧下に把持して得られた口栓体
を示す。ゴム栓外郭支持体2fには、ゴム栓の天面及び
底面に沿って上記環状凹溝まで伸びる補強枠2fp及び
2fqが形成され、ゴム栓とゴム栓外郭支持体とは、該
補強枠の環状凹溝への投錨効果及び上記フィルムを介し
た融着により強力に一体化し、液密なシールがされてい
る。ゴム栓外郭支持体には、図5の場合同様に輸液容器
4sに融着させるためのフランジ2fsが形成され、融
着されている。
【0031】図7は、図4のゴム栓と同じゴム栓1gに
おいて底面1gq外周縁に環状リブ1gmが形成された
ものであり、天面1gp、底面1gq及び胴部側面1g
rから構成されるが、胴部側面には、図4の場合同様の
突起部1gkが形成されている。また胴部側面の一部及
び底面は、環状リブを含め前記同様の合成樹脂製フィル
ム3がラミネートされている。この環状リブは、インサ
ート射出成形時における金型面へのゴム栓の位置決め及
び仮固定に有効に利用される他、針の刺通時等における
ゴム栓の異常変形防止にも効果的である。
【0032】図8は、図7に示したゴム栓と同じゴム栓
1hに、合成樹脂製フィルム3が同様にラミネートされ
たものを、図5に示したゴム栓外郭支持体と同じ支持体
2hで加圧下に把持して得られた口栓体を示すものであ
る。ゴム栓は天面1hp、底面1hq、胴部側面1hr
から構成されるが、胴部側面には突起部1hk、底面に
は環状リブ1hmがあり、底面及び胴部側面の一部は前
記フィルム3がラミネートされている。また、上記突起
部1hkは、ゴム栓外郭支持体の把持枠2hrの上方把
持枠2hp及び下方把持枠2hqとかみ合い、投錨効果
の下に強力に一体化している。なお、ゴム栓外郭支持体
下方には図6等に示したものと同様にフランジ2hsが
形成され、輸液容器4sと融着一体化している。
【0033】図9は、ゴム栓外郭支持体が把持枠のみか
ら構成され、図8に示すごとく輸液容器側には伸長して
いない場合の口栓体を示す。図7のゴム栓と同じゴム栓
1iが使用され、天面1ip、底面1iq、胴部側面1
irから構成され、胴部側面には前記同様の突起部1i
k、底面には前記同様の環状リブ1imがそれぞれ形成
されており、底面及び胴部側面の一部には前記同様にフ
ィルム3がラミネートされている。また、突起部1ik
はゴム栓外郭支持体2iを構成する把持枠2irの上方
把持枠2ip及び下方把持枠2iqとかみ合い、投錨効
果の下に強力に一体化している。該上方把持枠2ipの
外周部には環状凸部2itが形成されているが、この環
状凸部は後述の輸液容器の口部と溶融一体化する場合の
溶融部分を構成している。
【0034】図10は、図9に示したゴム栓1iに上記
同様のフィルム3をラミネートしたものをゴム栓外郭支
持体2iと一体化し、天面及び底面が膨出変形した口栓
体を、輸液容器の口部に設けた口栓体受け口4tに嵌挿
した状態を示すが、該口栓体受け口は、その下端に口栓
体受け部4tq、上方にゴム栓外郭支持体の環状凸部2
itよりも更に長く伸びた伸長部4tpをそれぞれ有
し、該伸長部は上記環状凸部とともに、口栓体と口栓体
受け口との液密シールに寄与する部分である。上記口栓
体と口栓体受け口との液密シールは、図10の上方に配
置され、矢印方向に移動可能な溶融シーラー5を押し当
てることにより達成される。即ち、該シーラーはヒータ
ー5cを有するが、口栓体側にはゴム栓外郭支持体及び
口栓体受け口とを溶融一体化するための凹部を有し、該
凹部は底部5aと傾斜した側面部5bとからなり、この
シーラーの押し当てにより、口栓体受け口の伸長部4t
pは、内方に溶融状態で流され、一方、上方把持枠の環
状凸部2itも溶融状態になり、両者は融着部分5tを
形成する。
【0035】図11は、この融着部分5tが形成された
状態を示すものである。上記押し当て力が強い場合は図
示のごとく、該融着部分が上方把持枠上面にまで拡がっ
ているが、目的とする液密シール性を何ら損なうもので
はない。同図において、1iはゴム栓、3は合成樹脂製
フィルム、2iはゴム栓外郭支持体、4tは口栓体受け
口、5tは融着部分をそれぞれ示す。
【0036】図12は、本発明に係る口栓体(図8に示
す口栓体に類似するもの)を製造する方法の一例を示す
ものである。割金型A,B,C及びDから構成されたイ
ンサート射出成形金型に、合成樹脂フィルムがラミネー
トされたゴム栓1gがインサートされ、キャビィティC
cにゴム栓外郭支持体用樹脂が射出される前の状態を示
す。金型Aには金型Bが入子金型として組み合わされて
いるが、該金型Aはゴム栓1gの天面の外周縁部に、摺
動移動可能に接面しているが、金型Bは接面していない
ため、ゴム栓の天面側には偏平凹部状に空間Bbが形成
され、該天面の膨出変形を受け入れることができる状態
にある。上記金型Aとゴム栓1gの天面間の摺動移動可
能性は、ゴム栓胴部側面に圧縮応力がかかり、天面が縮
径する場合に必要な条件である。なお、金型Bには排気
のためのベント孔Baが設けられ、上記膨出変形時に偏
平凹部Bb内の空気を排出可能にしている。
【0037】金型Cは側面部にあり、矢印方向に樹脂が
注入される射出ゲートCbが同じ高さで等間隔に設けら
れている。Caは射出成形用ベント孔である。金型Dは
ゴム栓底面側に配置された金型であり、環状溝Daが設
けられ、該環状溝にゴム栓の環状リブ1gmが嵌挿され
て位置決め及び仮固定がされている。しかし、ゴム栓胴
部側面に圧縮応力を受けた場合、ゴム栓底面の縮径時に
摺動、且つ縮径移動ができるように上記環状溝の巾は環
状リブの巾よりも大にしておく必要があり、空間部Db
を有し、上記嵌挿、位置決めは環状溝Da外側内壁と環
状リブ1gmの外壁面の間において行われることが最も
好ましい。しかも環状リブと環状溝底面との間は摺動可
能でなければならない。なお、ゴム栓の底面の縮径に伴
う排気はベント孔Dcを通じて行われるが、該ベント孔
は、ゴム栓の仮固定用の吸引固定用としても利用され
る。キャビティCcに射出された樹脂は、所定圧になれ
ばキャビティCdの部分においてゴム栓の胴部側面に圧
縮応力を与え、縮径させることができる。
【0038】図13は、本発明に係る口栓体(図9に示
す口栓体に類似するもの)を製造する方法の他の一例を
示すものである。射出成形金型は、割金型E,F,G及
びHから構成されている。金型Eの中央部には金属粉粒
体の焼結成形体である入子金型Hが組み込まれている
が、該焼結成形体は微細な気体通路が形成されているた
め、図12のベント孔Ba,ベント用又は吸引用孔Dc
のような通気口を改めて形成する必要がない。金型H
は、ゴム栓1dに対面する面には偏平凹部Haが形成さ
れているが、該偏平凹部外周辺はゴム栓に対しては摺動
移動可能に接触している。この接触関係は、前記図12
の場合と同じ効果を期待するためのものである。ゴム栓
胴部側面から圧縮応力を受け、天面は該偏平凹部に膨出
変形するが、内部空気Uは金型H内の微細通路を通じて
矢印方向に排出される。
【0039】金型Gは、ゴム栓に相対する面Gaには偏
平凹部Gbが形成されてなり、該凹部内底面に開口する
固定吸引孔Gcから吸引することにより、ゴム栓は金型
G表面に仮固定されている。金型E及びFで形成された
射出ゲートEaからゴム栓外郭支持体を成形するための
キャビティKに合成樹脂が射出され、所定圧以上にすれ
ば、ゴム栓の胴部側面に圧縮応力が付加され、ゴム栓は
縮径するが、それに相当する体積変化は偏平凹部Ha及
びGbに膨出変形することにより吸収される。このよう
な成形方法をとることにより、ゴム栓は天面及び底面が
縮径し、該天面及び底面は膨出変形が起こる。なお、F
aは射出成形用ベント孔である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ゴム栓の胴部全側面か
ら圧縮応力を与えるが、ゴム栓の天面又は底面の対面す
る金型面に凹部を形成しておくことにより、この凹部へ
の膨出変形が可能であり、これによって天面又は底面の
縮径が可能になり、天面から底面に針を刺通したりして
も液漏れが生じない程度に針締めつけ力が増大し、又、
針を抜いても、その孔を直ちに、しかも強力に封止する
ことのできる力が生じて液漏れのおそれがなくなる効果
が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】円柱状ゴム栓の断面図。
【図2】図1のゴム栓をゴム栓外郭支持体で把持した口
栓体を輸液容器に融着した状態の縦断面図。
【図3】フィルムでラミネートされ図1のゴム栓をゴム
栓外郭支持体で把持した口栓体を輸液容器に融着した状
態の縦断面図。
【図4】胴部側面に突出部を有し、フィルムがラミネー
トされた図1のゴム栓の縦断面図。
【図5】図4のゴム栓をゴム栓外郭支持体で把持した口
栓体を輸液容器に融着した状態の縦断面図。
【図6】天面及び底面に環状凹溝を有し、フィルムがラ
ミネートされた図1のゴム栓をゴム栓外郭支持体で把持
した口栓体を輸液容器に融着した状態の縦断面図。
【図7】底面に環状リブを形成した図4のゴム栓縦断面
図。
【図8】図7のゴム栓をゴム栓外郭支持体で把持した口
栓体を輸液容器に融着した状態の縦断面図。
【図9】図7のゴム栓をゴム栓外郭支持体で把持した口
栓体の縦断面図。
【図10】図9の口栓体を輸液容器本体の開口部に嵌挿
し、シーラーを配置した状態の縦断面図。
【図11】図10に示した方法により溶融一体化した状
態の縦断面図。
【図12】本発明に係る口栓体をインサート射出成形す
る場合の方法の一例を示す縦断面図。
【図13】本発明に係る口栓体をインサート射出成形す
る場合の方法の他の一例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1
i・・・ゴム栓 1ap,1bp,1cp,1dp,1ep,1fp,1
gp,1hp,1ip・・・天面 1aq,1bq,1cq,1dq,1eq,1fq,1
gq,1hq,1iq・・・底面 1ar,1br,1cr,1dr,1er,1fr,1
gr,1hr,1ir・・・胴部側面 1dk,1ek,1gk,1hk,1ik ・・・
突起部 1fg ・・・
環状凹溝 1gm,1hm,1im ・・・
環状リブ 2b,2c,2e,2f,2h,2i ・・・
ゴム栓外郭支持体 2br,2cr,2er,2fr,2hr,2ir・・
把持枠 2bp,2bq,2cq,2fp,2fq ・・・
補強枠 2ep,2hp,2ip ・・・
上方把持枠 2eq,2hq,2iq ・・・
下方把持枠 2bs,2cs,2es,2fs,2hs ・・・
フランジ 2it ・・・
環状凸部 3 ・・・
合成樹脂製フィルム 4s ・・・
輸液容器口部 4t ・・・
口栓体受け口 4tp ・・・
伸長部 4tq ・・・
口栓体受け部 5 ・・・
溶融シーラー 5a ・・・
ヒーター凹部底面 5b ・・・
ヒーター凹部側面 5c ・・・
ヒーター 5t ・・・
溶融部分 A,B,C,D,E,F,G,H ・・・
割金型 Ga ・・・
金型表面 Bb,Ha,Gb ・・・
偏平凹部 Ba,Ca,Fa ・・・
ベント孔 Cb,Ea,Dc ・・・
射出ゲート Gc ・・・
固定吸引孔 Cc,Cd,K ・・・
キャビティ Da ・・・
環状溝 Db ・・・
空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大竹 功 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3番2号 昭 和電工株式会社川崎樹脂研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製輸液容器の本体開口部に取り付
    けられる、円柱状のゴム栓とゴム栓外郭支持体を有する
    口栓体において、該ゴム栓の天面及び底面の外周縁部及
    び胴部全側面のうち少なくとも胴部全側面は、合成樹脂
    製のゴム栓外郭支持体から圧縮応力を受けて互いに密着
    状態にあり、ゴム栓の天面及び底面の径のうち少なくと
    も一方が1〜10%縮径し、天面の空気接触部又は底面
    の液体接触部は膨出変形していることを特徴とする輸液
    容器用口栓体。
  2. 【請求項2】ゴム栓の胴部側面中央には、天面及び底面
    の径よりも大である突出部が周設されている請求項1記
    載の輸液容器用口栓体。
  3. 【請求項3】ゴム栓の底面の液体接触部外周縁又は天面
    の空気接触部外周縁には環状リブを有する請求項1又は
    2記載の輸液容器用口栓体。
  4. 【請求項4】ゴム栓の天面又は底面の少なくとも一面の
    外周縁部には環状凹溝が形成されてなり、該ゴム栓の天
    面及び底面の外周縁部、及び胴部全側面がゴム栓外郭支
    持体から圧縮応力を受けている請求項1ないし3のいず
    れかに記載の輸液容器用口栓体。
  5. 【請求項5】ゴム栓とゴム栓外郭支持体との密着が融着
    である請求項1ないし4のいずれかに記載の輸液容器用
    口栓体。
  6. 【請求項6】ゴム栓の底面及び胴部側面のうち少なくと
    も底面には、合成樹脂製フィルムがラミネートされてな
    り、ゴム栓とゴム栓外郭支持体との密着のうち少なくと
    も一部が該フィルムとゴム栓外郭支持体との融着である
    請求項1ないし4のいずれかに記載の輸液容器用口栓
    体。
  7. 【請求項7】合成樹脂製輸液容器の本体開口部に取り付
    けられる、ゴム栓とゴム栓外郭支持体を有する口栓体を
    インサート射出成形する方法であって、ゴム栓外郭支持
    体の射出成形用ゲート、射出成形用ベント孔及びゴム栓
    の天面及び底面の少なくとも一面を吸引固定するゴム栓
    固定用吸引孔を有する少なくとも2つの割型からなるイ
    ンサート射出成形金型であって、上記ゴム栓の天面及び
    底面と相対する少なくとも一方の金型面中央部には、該
    相対するゴム栓の縮径した天面又は底面で覆い得る大き
    さの偏平凹部が形成されてなる金型を使用し、ゴム栓を
    金型面に吸引固定しつつ、ゴム栓の天面及び底面の少な
    くとも一方が1〜10%縮径し、且つ該偏平凹部に膨出
    変形するに充分な射出圧でゴム栓外郭支持体を成形する
    ことを特徴とする輸液容器用口栓体の製造方法。
  8. 【請求項8】ゴム栓の底面の液体接触部外周縁に環状リ
    ブを設け、該環状リブを割金型に設けたインサート物位
    置決め用環状溝に嵌入してゴム栓を位置決めする請求項
    7記載の輸液容器用口栓体の製造方法。
  9. 【請求項9】ゴム栓の底面及び胴部側面のうち少なくと
    も底面に合成樹脂製フィルムがラミネートされてなるゴ
    ム栓を使用する請求項7又は8記載の輸液容器用口栓体
    の製造方法。
  10. 【請求項10】射出成形用ゲートが、インサートされた
    ゴム栓の胴部外方であって、ゴム栓の天面又は底面に平
    行な平面上に、複数個設けられてなる割金型を使用する
    請求項7ないし9のいずれかに記載の輸液容器用口栓体
    の製造方法。
  11. 【請求項11】ゴム栓の天面の空気接触部及び底面の液
    体接触部と相接する金型面、及び金型の偏平凹部のう
    ち、少なくとも1つを入子金型とした金型を使用する請
    求項7ないし10のいずれかに記載の輸液容器用口栓体
    の製造方法。
  12. 【請求項12】入子金型の少なくとも1つには、ゴム栓
    固定用吸引孔又はゴム栓膨出変形用ベント孔が設けられ
    てなる請求項11に記載の輸液容器用口栓体の製造方
    法。
  13. 【請求項13】入子金型が金属粉粒体焼結成形体である
    請求項11又は請求項12に記載の輸液容器用口栓体の
    製造方法。
JP12675395A 1995-05-25 1995-05-25 輸液容器用口栓体及びその製法 Expired - Lifetime JP3409943B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12675395A JP3409943B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 輸液容器用口栓体及びその製法
AU52128/96A AU694344B2 (en) 1995-05-25 1996-05-08 Stopper assembly for a container for aqueous infusion and a method of making thereof
DE69616649T DE69616649T2 (de) 1995-05-25 1996-05-09 Flaschenstopfenanordnung für wässrige Infusionen und Verfahren zu ihrer Herstellung
EP96107301A EP0744351B1 (en) 1995-05-25 1996-05-09 Stopper assembly for a container for aqueous infusion and a method for making thereof
US08/647,245 US5853094A (en) 1995-05-25 1996-05-09 Stopper assembly for a container for aqueous infusion and a method of making thereof
CA002177325A CA2177325A1 (en) 1995-05-25 1996-05-24 Stopper assembly for a container for aqueous infusion and a method of making thereof
CN96107889A CN1091023C (zh) 1995-05-25 1996-05-24 水性浸剂容器的塞子组件及其制造方法
KR1019960017874A KR100457603B1 (ko) 1995-05-25 1996-05-25 수액용기용마개체및그제조법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12675395A JP3409943B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 輸液容器用口栓体及びその製法

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001180483A Division JP3727554B2 (ja) 2001-06-14 2001-06-14 輸液容器用口栓体
JP2002371844A Division JP3773898B2 (ja) 2002-12-24 2002-12-24 輸液容器用口栓体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08317961A true JPH08317961A (ja) 1996-12-03
JP3409943B2 JP3409943B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=14943072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12675395A Expired - Lifetime JP3409943B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 輸液容器用口栓体及びその製法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5853094A (ja)
EP (1) EP0744351B1 (ja)
JP (1) JP3409943B2 (ja)
KR (1) KR100457603B1 (ja)
CN (1) CN1091023C (ja)
AU (1) AU694344B2 (ja)
CA (1) CA2177325A1 (ja)
DE (1) DE69616649T2 (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1119212A (ja) * 1997-07-07 1999-01-26 Daikyo Seiko:Kk プラスチック製容器兼用注射器及びその製造方法
JP2000167865A (ja) * 1998-12-02 2000-06-20 Otsuka Pharmaceut Factory Inc 複合材料成形品及びその製造方法
JP2001130614A (ja) * 1999-08-23 2001-05-15 Taisei Plas Kk 針刺し止栓とその製造方法
JP2001314486A (ja) * 2000-05-12 2001-11-13 Showa Denko Plastic Products Co Ltd 輸液容器用口栓体
JP2002052064A (ja) * 2000-08-08 2002-02-19 Otsuka Pharmaceut Factory Inc キャップおよびそれを用いた薬剤容器
JP2002143270A (ja) * 2000-11-07 2002-05-21 Asahi Kasei Corp 輸液容器用栓体
JP2003118766A (ja) * 2001-10-10 2003-04-23 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The 針刺し栓およびその製造方法
US6607685B2 (en) 1998-11-04 2003-08-19 Taisei Plas Co., Ltd. Method of producing pierceable stopper
JP2005199031A (ja) * 2003-12-19 2005-07-28 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2006158603A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Top:Kk 混注用プラグ
JP2007313297A (ja) * 2006-04-25 2007-12-06 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
WO2008050655A1 (fr) 2006-10-17 2008-05-02 Jms Co., Ltd. Organe de communication et conteneur médical utilisant cet organe
JP2008179409A (ja) * 2006-12-25 2008-08-07 Sekisui Plastics Co Ltd 気密容器と該気密容器を収容した包装材
JP2009022371A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2009072250A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2009247692A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2010042203A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Naigai Kasei Kk 医療用キャップの製造方法
JP2010075392A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2010162397A (ja) * 2010-04-28 2010-07-29 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ
JP2010172739A (ja) * 2010-04-09 2010-08-12 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2010207589A (ja) * 2006-04-25 2010-09-24 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ
JP2011036429A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2013226216A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2015080558A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 内外化成株式会社 医療用キャップ及びその製造方法

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19739369C2 (de) * 1997-09-09 2000-04-06 Sarstedt Ag & Co Blutentnahmevorrichtung
DE19754625C2 (de) * 1997-12-09 2002-01-24 Helvoet Pharma Stopfen zum Verschließen von Infusionsflaschen
WO2002045648A1 (fr) * 2000-12-04 2002-06-13 Jms Co., Ltd. Bouchon destine a un conteneur pour substances chimiques
FR2831144B3 (fr) * 2001-10-18 2003-12-12 Laurent Chaude Dispositif d'ouverture/fermeture d'un emballage hermetique notamment destine a la conservation de produits alimentaires
CN1248668C (zh) * 2001-11-09 2006-04-05 大成普拉斯株式会社 针刺止塞及其制造方法
FR2877643B1 (fr) * 2004-11-09 2007-02-09 L C 2 Entpr Unipersonnelle A R Dispositif d'ouverture et/ou de fermeture d'un emballage hermetique, notamment destine a la conservation de produits agroalimentaires
DE102007024539A1 (de) * 2007-05-24 2008-11-27 Fresenius Kabi Deutschland Gmbh Verschlusskappe für ein Behältnis zur Aufnahme von Flüssigkeiten, insbesondere einer enteralen Nährlösung und Behältnis mit einer derartigen Verschlusskappe
US8689123B2 (en) 2010-12-23 2014-04-01 Microsoft Corporation Application reporting in an application-selectable user interface
ITVR20110215A1 (it) * 2011-12-02 2013-06-03 Plastar Pak S R L Cerotto a tenuta di fluido per la cottura sotto vuoto
EP3157831B1 (en) * 2014-06-20 2019-07-31 LAMEPLAST S.p.A. Strips of vials for fluid products, particularly for medical, pharmaceutical, cosmetic, food products or the like
DE102016105542A1 (de) * 2016-03-24 2017-09-28 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Verfahren zum Betreiben eines elektrischen Netzes
US10399751B2 (en) 2016-06-21 2019-09-03 Coravin, Inc. Beverage container cap for use with beverage extractor
CN107610584A (zh) * 2016-11-05 2018-01-19 海南拍拍看信息技术有限公司 浇注铅封方法及其产品
CN107697451A (zh) * 2017-09-13 2018-02-16 盛州医药包装材料科技(中国)有限公司 一种复合式组合橡胶塞盖
CN109372989B (zh) * 2018-11-22 2023-10-31 武汉市农业科学院 一种养殖水体进出水口多功能塞
CN109620720A (zh) * 2018-12-29 2019-04-16 上海千盈实业有限公司 一种输液包装盖及其生产方法
US11338122B2 (en) 2019-03-27 2022-05-24 Becton, Dickinson And Company Winged needle set securement

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1558282A (ja) * 1967-03-30 1969-02-28
US4254884A (en) * 1978-10-20 1981-03-10 Toppan Printing Co., Ltd. Plug body for a container
US4226334A (en) * 1978-12-14 1980-10-07 Automatic Liquid Packaging, Inc. Stopper
JPS5886173A (ja) * 1981-11-16 1983-05-23 東洋製罐株式会社 輸液用容器の栓及びその製造方法
SE455165B (sv) * 1982-06-01 1988-06-27 Haustrup Plastic As Anordning vid behallare
US4554125A (en) * 1983-03-17 1985-11-19 Schering Corporation Method of making a stopper for a sterile fluid container
JPS6131441U (ja) * 1984-07-31 1986-02-25 株式会社 大協ゴム精工 樹脂ラミネ−ト医薬品用ゴム栓
FR2609821B1 (fr) * 1987-01-16 1989-03-31 Flonic Sa Procede de realisation de cartes a memoire et cartes obtenues par la mise en oeuvre dudit procede
JPH0233250A (ja) * 1988-07-23 1990-02-02 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd 自動発呼機能付モデム
US4967919A (en) * 1988-11-23 1990-11-06 Sherwood Medical Company Blood collection tube safety cap
US4892222A (en) * 1988-11-25 1990-01-09 Baxter International Inc. Port assembly for a container
JPH03140231A (ja) * 1989-10-26 1991-06-14 Nissho Corp バイアル用ゴム栓
EP0509371B1 (en) * 1991-04-08 1997-07-16 Sumitomo Chemical Company, Limited Process for producing multilayer molded article
US5088612A (en) * 1991-06-10 1992-02-18 Comar, Inc. Vial cap
US5303835A (en) * 1992-06-24 1994-04-19 Habley Medical Technology Corporation Lyophilization cap and method

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1119212A (ja) * 1997-07-07 1999-01-26 Daikyo Seiko:Kk プラスチック製容器兼用注射器及びその製造方法
US6607685B2 (en) 1998-11-04 2003-08-19 Taisei Plas Co., Ltd. Method of producing pierceable stopper
JP2000167865A (ja) * 1998-12-02 2000-06-20 Otsuka Pharmaceut Factory Inc 複合材料成形品及びその製造方法
JP2001130614A (ja) * 1999-08-23 2001-05-15 Taisei Plas Kk 針刺し止栓とその製造方法
JP2001314486A (ja) * 2000-05-12 2001-11-13 Showa Denko Plastic Products Co Ltd 輸液容器用口栓体
JP2002052064A (ja) * 2000-08-08 2002-02-19 Otsuka Pharmaceut Factory Inc キャップおよびそれを用いた薬剤容器
JP2002143270A (ja) * 2000-11-07 2002-05-21 Asahi Kasei Corp 輸液容器用栓体
JP2003118766A (ja) * 2001-10-10 2003-04-23 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The 針刺し栓およびその製造方法
JP2005199031A (ja) * 2003-12-19 2005-07-28 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP4549729B2 (ja) * 2003-12-19 2010-09-22 内外化成株式会社 医療用キャップ及びその製造方法
JP2006158603A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Top:Kk 混注用プラグ
JP4526091B2 (ja) * 2006-04-25 2010-08-18 内外化成株式会社 医療用キャップの製造方法
JP2007313297A (ja) * 2006-04-25 2007-12-06 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
US9731878B2 (en) 2006-04-25 2017-08-15 Naigai Kasei Co., Ltd. Medical cap and a producing method thereof
JP2010207589A (ja) * 2006-04-25 2010-09-24 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ
US8056756B2 (en) 2006-10-17 2011-11-15 Jms Co., Ltd. Communication member and medical container using the same
WO2008050655A1 (fr) 2006-10-17 2008-05-02 Jms Co., Ltd. Organe de communication et conteneur médical utilisant cet organe
JP2008179409A (ja) * 2006-12-25 2008-08-07 Sekisui Plastics Co Ltd 気密容器と該気密容器を収容した包装材
JP2009022371A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP4511575B2 (ja) * 2007-07-17 2010-07-28 内外化成株式会社 医療用キャップの製造方法
JP2009072250A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP4526092B2 (ja) * 2007-09-19 2010-08-18 内外化成株式会社 医療用キャップの製造方法
JP2009247692A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2010042203A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Naigai Kasei Kk 医療用キャップの製造方法
JP2010075392A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2011036429A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2010172739A (ja) * 2010-04-09 2010-08-12 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2010162397A (ja) * 2010-04-28 2010-07-29 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ
JP2013226216A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ及びその製造方法
JP2015080558A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 内外化成株式会社 医療用キャップ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR960040340A (ko) 1996-12-17
CA2177325A1 (en) 1996-11-26
AU5212896A (en) 1996-12-05
US5853094A (en) 1998-12-29
CN1143492A (zh) 1997-02-26
EP0744351A2 (en) 1996-11-27
CN1091023C (zh) 2002-09-18
KR100457603B1 (ko) 2005-06-29
EP0744351A3 (en) 1996-12-04
AU694344B2 (en) 1998-07-16
JP3409943B2 (ja) 2003-05-26
DE69616649D1 (de) 2001-12-13
DE69616649T2 (de) 2002-05-08
EP0744351B1 (en) 2001-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3409943B2 (ja) 輸液容器用口栓体及びその製法
US6607685B2 (en) Method of producing pierceable stopper
JPH11226978A (ja) クロ―ジュア組立品の製造方法
KR102590903B1 (ko) 적층박리용기
WO1998001287A1 (en) Hollow resin container and method of manufacturing same
JP3773898B2 (ja) 輸液容器用口栓体の製造方法
JP3727554B2 (ja) 輸液容器用口栓体
JP3658013B2 (ja) 容器を密封するためのインサートを取付ける方法および装置
JP2001191361A (ja) 表皮付き樹脂成形品の成形方法及び成形装置
JP5668933B2 (ja) キャップ付チューブ容器及びその製造方法
JP5606688B2 (ja) 医療用キャップ及びその製造方法
JP5288969B2 (ja) 医療用キャップ及びその製造方法
JP5606684B2 (ja) 医療用キャップ及びその製造方法
JP4028110B2 (ja) チューブ容器の成形方法
JP4105003B2 (ja) 医療容器用口部材、医療容器及びその製造方法
JP7016519B2 (ja) 医療用キャップ及びその製造方法
JP2810800B2 (ja) 輸液用キャップの製造方法
JPH04248069A (ja) ガス密なダイヤフラム
JP7011802B2 (ja) 医療用キャップ及びその製造方法
CN205411663U (zh) 一种一体成型组合盖
JP2965864B2 (ja) 薬液容器及びその製造方法
JP2003118755A (ja) 針刺し栓およびその製造方法
JPH0852790A (ja) 合成樹脂製壜体とその成形方法
JP2006254932A (ja) 輸液容器用口栓体及びその製造方法、輸液容器用口部材並びに輸液容器
JP2009247692A (ja) 医療用キャップ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140320

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term