JP3126739B2 - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体記憶装置およびその製造方法Info
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Description
し、特にDRAM(Dynamic Random A
ccess Memory)のメモリセルの微細化構造
およびビット線構造の改良ならびにその製造方法に関す
るものである。
などの情報機器の目覚しい普及によってその需要が急速
に拡大している。さらに、機能的には大規模な記憶容量
を有し、かつ高速動作が可能なものが要求されている。
これに伴って、半導体記憶装置の高集積化および高速応
答性あるいは高信頼性に関する技術開発が進められてい
る。
ムな入出力が可能なものにDRAMがある。一般に、D
RAMは、多数の記憶情報を蓄積する記憶領域であるメ
モリセルアレイと、外部との入出力に必要な周辺回路と
から構成される。
を示すブロック図である。図14において、DRAM5
0は、記憶情報のデータ信号を蓄積するためのメモリセ
ルアレイ51と、単位記憶回路を構成するメモリセルを
選択するためのアドレス信号を外部から受けるためのロ
ウアンドカラムアドレスバッファ52と、そのアドレス
信号を解読することによってメモリセルを指定するため
のロウデコーダ53およびカラムデコーダ54と、指定
されたメモリセルに蓄積された信号を増幅して読出すセ
ンスリフレッシュアンプ55と、データ入出力のための
データインバッファ56およびデータアウトバッファ5
7およびクロック信号を発生するクロックジェネレータ
58とを含んでいる。
リセルアレイ51は、単位記憶情報を蓄積するためのメ
モリセルがマトリックス状に複数個配列されて形成され
ている。
るメモリセルの4ビット分の等価回路図である。図示さ
れたメモリセルは、1個のMOS(Metal−Oxi
de−Semiconductor)トランジスタ15
と、これに接続された1個のキャパシタ16とから構成
される、いわゆる1トランジスタ1キャパシタ型のメモ
リセルを示している。このタイプのメモリセルは構造が
簡単なため、メモリセルアレイの集積度を向上させるこ
とは容易であり大容量のDRAMに広く用いられてい
る。
電荷蓄積用のキャパシタの構造によっていくつかのタイ
プに分けることができる。その1つに、たとえば特公昭
60−2784号公報に示されたいわゆるスタックトタ
イプのメモリセルがある。
タイプのメモリセルの断面構造図である。図16に示さ
れているように、メモリセルは1つのMOSトランジス
タ15と1つのキャパシタ16とから構成されている。
MOSトランジスタ15は1対のn+ 不純物領域7とワ
ード線17の一部から構成されるゲート電極17とを備
えている。また、キャパシタ16は下部電極8、誘電体
層9、上部電極10の積層構造を有している。キャパシ
タ16の下部電極8はMOSトランジスタ15の一方の
n+ 不純物領域7に接続されている。キャパシタ16は
その一方端部がMOSトランジスタ15のゲート電極1
7の上部に延在し、他方端部はフィールド酸化膜3の上
部に延在している。キャパシタ16をこのような段差形
状に形成することにより下部電極8と上部電極10との
間の対向面積を増大させて電荷蓄積容量の増大を図って
いる。MOSトランジスタ15の他方のn+ 不純物領域
7にはビット線14が接続されている。ビット線14は
キャパシタ16の上部に層間絶縁膜19を介して配置さ
れている。そして、層間絶縁膜19中に形成されたコン
タクトホール12を通してn+ 不純物領域7に接続され
ている。
Mにおける記憶容量の増大に対する要求はさらに強ま
り、これに応じたメモリセルの素子構造の微細化が要求
される。メモリセル構造の微細化の要求に伴って、MO
Sトランジスタ15の素子構造がさらに微細化される。
MOSトランジスタ15の微細化の1つの方法は、ゲー
ト長を短くすることであり、また他の方法は不純物領域
7の幅を縮小することである。ところが、上記のような
スタックトタイプメモリセルはMOSトランジスタ15
の一方の不純物領域7にキャパシタ16の下部電極8が
直接コンタクトされている。したがって、不純物領域7
の幅を縮小すれば、キャパシタ16の下部電極8と不純
物領域7とのコンタクト面積が縮小され、コンタクト抵
抗の増大を招く。したがって、不純物領域7の幅はキャ
パシタ16の下部電極8とのコンタクト特性によって制
限される。
純物領域7にはビット線14がコンタクトホール12を
通して接続されている。層間絶縁層19中に形成される
コンタクトホール12はマスク合せを伴うフォトリソグ
ラフィおよびエッチング法を用いて形成される。したが
って、このビット線14と接続される不純物領域7の幅
は、コンタクトホール12形成時のマスク合せ誤差を吸
収し得るように広く形成される必要がある。
MOSトランジスタ15の1対の不純物領域7、7の幅
を縮小化することが困難である。
上方位置に延在し、かつそのコンタクト部が基板表面位
置まで達するような高段差部分に形成されている。した
がって、このような高段差領域に微細な線幅でビット線
を形成することは、ビット線材料の被覆性が不十分とな
ることおよびビット線材料のパターニングの精度が低下
することなどの点から好ましいものではない。
ルの構造が微細化された半導体記憶装置およびその製造
方法を提供することである。
坦化が可能な半導体記憶装置およびその製造方法を提供
することである。
憶装置は、主表面を有する第1導電型のシリコン基板
と、そのシリコン基板の主表面に形成された素子分離絶
縁膜と、その素子分離絶縁膜に取囲まれたシリコン基板
の主表面上に形成された単結晶シリコン層と、アクセス
トランジスタと、キャパシタと、ビット線とを備える。
アクセストランジスタは、単結晶シリコン層の表面に間
隔を有するように形成された1対の第2導電型の不純物
領域と、この1対の第2導電型の不純物領域の間に位置
する単結晶シリコン層の表面上にゲート絶縁膜を介在し
て形成され、かつワード線に接続されたゲート電極とを
有する。キャパシタは、アクセストランジスタの一方の
第2導電型の不純物領域に接続される第1電極層と、こ
の第1電極層の表面上に形成された誘電体層と、この誘
電体層の表面上に形成された第2電極層とを有する。ビ
ット線は、素子分離絶縁膜の表面に接して延在する。ま
た、ビット線は、アクセストランジスタの他方の第2導
電型の不純物領域が形成された単結晶シリコン層に連続
して素子分離絶縁膜の表面上に延在する多結晶シリコン
層を有し、かつキャパシタの下に延在するように形成さ
れている。
を有する第1導電型のシリコン基板と、そのシリコン基
板の主表面に形成された素子分離絶縁膜と、その素子分
離絶縁膜に取囲まれたシリコン基板の主表面上に形成さ
れた単結晶シリコン層と、アクセストランジスタと、導
電層と、キャパシタと、ビット線とを備える。アクセス
トランジスタは、単結晶シリコン層の表面に間隔を有す
るように形成された1対の第2導電型の不純物領域と、
この1対の第2導電型の不純物領域の間に位置する単結
晶シリコン層の表面上にゲート絶縁膜を介在して形成さ
れ、かつワード線に接続されたゲート電極とを有する。
導電層は、アクセストランジスタの一方の第2導電型の
不純物領域が形成された単結晶シリコン層に連続して素
子分離絶縁膜の表面に接して延在した多結晶シリコン層
を含む。キャパシタは、素子分離絶縁膜の表面上に延在
した導電層の表面に接続された第1電極層と、この第1
電極層の表面上に形成された誘電体層と、この誘電体層
の表面上に形成された第2電極層とを有する。ビット線
は、アクセストランジスタの他方の第2導電型の不純物
領域に接続されている。また、ビット線は、キャパシタ
の下に延在するように形成されている。
は以下の工程を備える。まず、シリコン基板の主表面の
所定領域に素子分離絶縁膜を形成する。次に、シリコン
基板の主表面上に単結晶シリコン層を形成するととも
に、素子分離絶縁膜の表面に接して単結晶シリコン層に
連続する導電層を形成する。そして、導電層をパターニ
ングすることにより素子分離絶縁膜の表面に接して延在
するビット線を形成する。さらに、単結晶シリコン層の
表面上にゲート絶縁膜とゲート電極を形成する。そし
て、ゲート電極をマスクとして用いて単結晶シリコン層
の中に不純物を導入して1対の不純物領域を形成する。
さらに、素子分離絶縁膜の表面上に延在した導電層の表
面にその一部が接続され、かつビット線の上に延在する
ように第1電極層を形成する。そして、第1電極層の表
面上に誘電体層を形成する。誘電体層の表面上に第2電
極層を形成する。
は、シリコン基板表面上に形成される単結晶シリコン層
と、素子分離絶縁膜表面上に形成されるビット線とを連
続した同一の層で形成している。したがって、単結晶シ
リコン層に形成される不純物領域とビット線とのコンタ
クト形成のための工程を省略でき、不純物領域の幅を縮
小することができる。また、ビット線は基板表面近くに
形成されることにより高段差領域が形成されるのを防止
することができる。
装置は、単結晶シリコン層に連続して素子分離絶縁膜上
に延在する導電層を用いてアクセストランジスタの不純
物領域とキャパシタの第1電極層とのコンタクトを得る
ように構成している。これにより、不純物領域の幅を縮
小することができる。請求項1〜請求項3に係る半導体
記憶装置では、ビット線がキャパシタより低い位置に配
置されることにより、キャパシタをビット線の上にまで
延在することができる。これにより、キャパシタの電荷
蓄積容量を増大することができる。
説明する。図1は、この発明の実施例によるDRAMの
メモリセルの平面図であり、図2および図3は、図1中
の接断線A−Aおよび切断線B−Bに沿った方向からの
断面構造図である。なお、図1には6ビット分のメモリ
セルが示されている。
レイには、相互に平行に延びる複数のビット線14a、
14b、14cと、これに直交する方向に互いに平行に
延びるワード線17a、17bが形成されている。ビッ
ト線14a、14b、14cはフィールド酸化膜3の表
面に接して所定の方向に延びた多結晶シリコン層18
と、多結晶シリコン層の表面上に形成されたチタンシリ
サイド層6との2層構造を有している。ワード線17
a、17bは層間絶縁層19を介してシリコン基板2の
上方位置に形成されている。そして、コンタクト部20
を通してアクセストランジスタ15のゲート電極5に接
続されている。このように、ビット線14a、14b、
14cとワード線17a、17bとの位置関係は、ビッ
ト線14a、14b、14cがワード線17a、17b
より下層位置に配置されている。
ビット線14a、14b、14cとによって囲まれる領
域にメモリセル1a、1b、1c、1d、1e、1fが
配置されている。
a〜1fの主にアクセストランジスタ15が形成される
素子形成領域を取囲むようにフィールド酸化膜3が形成
されている。このフィールド酸化膜3に囲まれたシリコ
ン基板2の表面上には固相エピタキシャル成長法により
形成された単結晶シリコン層21が形成されている。単
結晶シリコン層21は隣接するフィールド酸化膜3の上
部に延在する多結晶シリコン層18と連続して同一層を
なしている。
セストランジスタ15と1つのキャパシタ16とから構
成される。アクセストランジスタ15は単結晶シリコン
層21の表面に形成されたソース/ドレインとなる1対
のn型不純物領域7a、7bと、ゲート絶縁膜4を介在
して形成されたゲート電極5とを備える。n型不純物領
域7a、7bの各々は、相対的に低濃度の不純物領域と
高濃度の不純物領域からなるいわゆるLLD(Lightly
Doped Drain)構造を有している。前述したように、ゲ
ート電極5はコンタクト部20を通じてワード線17
a、17bに接続されている。また、互いに隣接する2
つのメモリセルのアクセストランジスタ15のゲート電
極は連結されている。ワード線17a、17bのコンタ
クト部20はこの2つのアクセストランジスタ15、1
5のゲート電極5、5に対して1つのコンタクトをとる
ように形成されている。また、ゲート電極5の上面およ
び側面は絶縁膜11a、11b、11cに覆われてい
る。ゲート電極5の側壁に形成されるサイドウォール絶
縁膜11b、11cはその膜厚が異なるように形成され
ている。すなわち、キャパシタ16が位置する側のサイ
ドウォール絶縁膜11bが他方のサイドウォール絶縁膜
11cに比べて厚く形成されている。
電材料からなる下部電極8と、上部電極10と、下部電
極8と上部電極10との間に窒化膜や酸化膜あるいはこ
れらの複合膜などの誘電材料からなる誘電体層9とを積
層して形成されている。そして、キャパシタ16の下部
電極8はフィールド酸化膜3の上において多結晶シリコ
ン層18およびチタンシリサイド層6の2層構造からな
るキャパシタ接続用の導電層22に接続されている。こ
の導電層22は単結晶シリコン層21に連続した同一層
で形成されている。キャパシタ16は、その一方がフィ
ールド酸化膜3の上に第1絶縁層23を介在して延在
し、その他端はゲート電極5の上を越えてビット線14
a〜14cの上に第2絶縁層24を介在して延在してい
る。
以下のような効果が得られる。まず、ビット線14a〜
14cとアクセストランジスタ15のn型不純物領域7
aとが同一層で連続的に接続されることにより、両者の
コンタクト領域を縮小化することができる。
ド酸化膜3の表面に接して形成されることにより、高段
差部をなくしビット線の形成を容易にすることができ
る。
クセストランジスタ15のn型不純物領域7bとが同一
層で連続的に接続されることにより、ビット線の場合と
同様に両者のコンタクト領域を縮小することができる。
さらに、キャパシタ16の下部電極8とn型不純物領域
7bとはフィールド酸化膜3の上面に延在した導電層2
2を介してフィールド酸化膜3の上面で接続する構造を
構成したので、両者のコンタクト位置あるいはコンタク
ト面積を従来のものに比べて自由に設定することができ
る。
シタ16より低い位置に配置されることにより、キャパ
シタ16をビット線の上にまで延在することができる。
これによってキャパシタ16の電荷蓄積容量を増大する
ことができる。
不純物領域7a、7bの幅が縮小化されることによりソ
フトエラー耐性を向上することができる。ここで、ソフ
トエラーとはシリコン基板中にα線が入射された際に装
置が誤動作を生じる現象を言う。すなわち、α線がシリ
コン基板中に入射すると電子と正孔の対を発生させる。
そして、生成された電子がn型不純物領域7bに侵入し
キャパシタ16内に捕えられる場合が生じる。仮にキャ
パシタ16内部の電子が空の状態にこのような現象が生
じると、電子が空の状態から充足された状態に変化する
ことになり、情報の反転が生じる。これによってメモリ
の誤った情報が読出される。このようなソフトエラーの
発生は、n型不純物領域7a、7bの接合部の表面積に
比例する。したがって、このn型不純物領域領域7a、
7bの幅が縮小される場合には、ソフトエラーの発生の
確率が低下し、ソフトエラー耐性が向上する。
ルの製造方法を図4ないし図12を用いて説明する。
にLOCOS(Local Oxidation of
Silicon)法を用いて厚いフィールド酸化膜3
を形成する。次に、たとえば減圧CVD(Chemic
al Vapor Deposition)法を用いて
多結晶シリコン層18を膜厚1500オングストローム
程度形成する。次に、シリコン(Si)あるいはゲルマ
ニウム(Ge)イオン30をイオン注入法を用いて注入
エネルギ100keV、ドーズ量1×1016/cm2 の
条件で注入し、多結晶シリコン層18をアモルファス化
する。
内でたとえば温度550℃で2時間、さらに温度800
℃で3時間熱処理を施す。この熱処理工程により、シリ
コン基板2の表面に接したアモルファス領域は固相エピ
タキシャル成長により単結晶シリコン層21となり、フ
ィールド酸化膜3上に位置するアモルファスシリコン層
は多結晶シリコン層18となる。
フィ法およびエッチング法を用いて単結晶シリコン層2
1および多結晶シリコン層18を所定の形状にパターニ
ングする。この工程によってビット線14a〜14cの
多結晶シリコン層18およびキャパシタ16に接続され
る導電層22の多結晶シリコン層18が形成される。さ
らに、たとえば減圧CVD法を用いて酸化膜あるいは窒
化膜などの絶縁膜を堆積し、異方性エッチングを用いて
この絶縁膜を除去する。これにより多結晶シリコン層1
8の側壁に絶縁膜のサイドウォール25が形成される。
21の表面に熱酸化法または減圧CVD法を用いて、た
とえば酸化膜などからなるゲート絶縁膜4を形成する。
さらに、その表面上にたとえば減圧CVD法を用いてリ
ンなどの不純物がドープされた多結晶シリコン層5を形
成する。さらにその表面上に減圧CVD法を用いて酸化
膜などの絶縁膜11aを形成する。その後、フォトリソ
グラフィ法およびエッチング法を用いて絶縁膜11a、
多結晶シリコン層5を所定の形状にパターニングする。
それによりアクセストランジスタ15のゲート電極5が
形成される。そして、絶縁膜11aに覆われたゲート電
極をマスクとして単結晶シリコン層21中にたとえば
(P)を注入エネルギ50keV、ドーズ量5×1012
〜1×1015/cm2 程度イオン注入し、n型不純物領
域7a、7bの低濃度領域を形成する。
VD法を用いて酸化膜などの絶縁膜を基板表面上に形成
した後、この絶縁膜を異方性エッチングにより除去す
る。このエッチング工程によってゲート電極5の側壁に
絶縁膜のサイドウォール11b、11cが形成される。
さらに、サイドウォール絶縁膜11b、11cに覆われ
たゲート電極をマスクとして、たとえば砒素(As)を
注入エネルギ50keV、ドーズ量1×1015〜1×1
016/cm2 程度イオン注入した後、熱処理を行なう。
これによってアクセストランジスタ15のn型不純物領
域7a、7bの高濃度領域が形成され、いわゆるLDD
構造が完成する。
表面上の全面にたとえばスパッタリング法を用いてチタ
ンなどの高融点金属層を形成する。その後、ランプアニ
ール法を用いて温度600〜700℃で熱処理を行な
い、シリコン層と接したチタン層を反応させる。これに
より、パターニングされた多結晶シリコン層18の表面
上および単結晶シリコン層21の露出した表面上にチタ
ンシリサイド層6を形成する。また、フィールド酸化膜
3あるいは他の絶縁膜11a、11b、11cなどの表
面上に形成した未反応のチタン層をNH4OH/H2O2
などの溶液を用いて除去する。さらに、アンプアニール
法を用いて温度800℃以上で熱処理を行なう。
の表面上の全面にたとえば減圧CVD法を用いて酸化膜
などの絶縁膜を形成する。そして、レジストマスク26
を用いてフォトリソグラフィ法およびエッチング法によ
り絶縁層を所定の形状にパターニングする。これによっ
て第1絶縁層23および第2絶縁層24を形成する。こ
のとき、ゲート電極5の一方の側壁に形成されたサイド
ウォールスペーサ11bの表面にはさらに絶縁層が形成
される。これによってゲート電極5の両側の側壁には互
いに膜厚の異なるサイドウォール絶縁膜11b、11c
が形成される。
ク26を除去した後、全面にたとえば減圧CVD法を用
いて多結晶シリコン層を形成した後、所定の形状にパタ
ーニングする。これによりキャパシタ16の下部電極8
が形成される。下部電極8はフィールド酸化膜3の上部
においてその表面に延在したチタンシリサイド層6と接
続される。
CVD法を用いて窒化膜を全面に形成する。さらに、窒
化膜が形成された半導体基板2全体を酸化雰囲気中で加
熱処理し、窒化膜の表面上に酸化膜を形成する。これに
より窒化膜と酸化膜の2層構造からなる誘電体膜9を形
成する。さらに、たとえば減圧CVD法を用いて多結晶
シリコン層を全面に形成する。そして、この多結晶シリ
コン層を所定の形状にパターニングすることによりキャ
パシタの上部電極10が形成される。さらにはCVD法
を用いて酸化膜などの層間絶縁膜19を形成する。さら
に、層間絶縁層19の中にゲート電極5に達する開口部
(図示せず)を形成する。そして、この開口部の内部お
よび層間絶縁層の表面上に減圧CVD法やスパッタリン
グ法を用いて多結晶シリコンあるいはアルミニウムなど
の導電層を形成し、所定の形状にパターニングする。こ
れによりワード線17a〜17cが形成される(図示せ
ず)。さらに、その上部を絶縁層28で覆う。
次に、上記の製造工程の変形例について説明する。図1
3は、図6に示す工程の変形例である。図6の工程にお
いては、パターニングされた多結晶シリコン層18の側
壁に異方性エッチングを用いた絶縁膜のサイドウォール
25を形成する方法が示されている。これに対して図1
3はパターニングされた多結晶シリコン層18の間に選
択酸化法を用いて絶縁膜27を形成する方法が示されて
いる。
コン層をイオン注入法によってアモルファス化する方法
について説明したが、減圧CVD法を用いて直接アモル
ファスシリコン層を形成する方法を用いても構わない。
また、ゲート電極の材料としては、リンドープの多結晶
シリコンに限らず、高融点金属シリサイドと多結晶シリ
コンとの積層膜や高融点金属シリサイド膜あるいは高融
点膜を用いても構わない。
形成されるシリサイド膜は、特にチタンシリサイド膜に
限定されるものではなく、他の高融点金属のシリサイド
膜でもよい。選択CVD法などを用いて自己整合的に高
融点金属シリサイド膜を形成してもよい。
リコン基板上の単結晶シリコン層にアクセストランジス
タを形成し、この単結晶シリコン層に連続する多結晶シ
リコン層をビット線として構成することにより、ビット
線コンタクト領域を縮小することができ、アクセストラ
ンジスタの微細化構造を実現することができる。また、
ビット線を低い段差の領域で形成することができる。さ
らに、キャパシタの電荷蓄積容量を増大することができ
る。
シリコン基板上の単結晶シリコン層にアクセストランジ
スタを形成するとともに、この単結晶シリコン層に連続
する導電層を素子分離絶縁膜の上に延在させている。そ
の導電層の表面にキャパシタとのコンタクト部を配置す
ることにより、キャパシタのコンタクト領域を縮小する
ことができ、アクセストランジスタを微細化した構造を
有する半導体記憶装置を実現することができる。また、
キャパシタの電荷蓄積容量を増大することができる。
によれば、ビット線コンタクト領域とキャパシタのコン
タクト領域を縮小することができ、ビット線を低い段差
の領域に形成することができるとともに、キャパシタの
電荷蓄積容量を増大することができる。したがって、メ
モリセルの構造が微細化された半導体記憶装置を容易に
実現することができる。
面構造図である。
方向からの断面構造図である。
方向からの断面構造図である。
造工程図である。
造工程図である。
造工程図である。
造工程図である。
造工程図である。
造工程図である。
製造工程図である。
製造工程図である。
製造工程図である。
を示す製造工程断面図である。
ある。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 1つのアクセストランジスタと1つのキ
ャパシタとを有するメモリセルを備えた半導体記憶装置
であって、 主表面を有する第1導電型のシリコン基板と、 前記シリコン基板の主表面に形成された素子分離絶縁膜
と、 前記素子分離絶縁膜に取囲まれた前記シリコン基板の主
表面上に形成された単結晶シリコン層と、 前記単結晶シリコン層の表面に間隔を有するように形成
された1対の第2導電型の不純物領域と、この1対の第
2導電型の不純物領域の間に位置する前記単結晶シリコ
ン層の表面上にゲート絶縁膜を介在して形成され、かつ
ワード線に接続されたゲート電極とを有するアクセスト
ランジスタと、 前記アクセストランジスタの一方の前記第2導電型の不
純物領域に接続される第1電極層と、前記第1電極層の
表面上に形成された誘電体層と、前記誘電体層の表面上
に形成された第2電極層とを有するキャパシタと、 前記素子分離絶縁膜の表面に接して延在するビット線と
を備え、 前記ビット線は、前記アクセストランジスタの他方の前
記第2導電型の不純物領域が形成された前記単結晶シリ
コン層に連続して前記素子分離絶縁膜の表面上に延在す
る多結晶シリコン層を有し、かつ前記キャパシタの下に
延在するように形成されている、半導体記憶装置。 - 【請求項2】 1つのアクセストランジスタと1つのキ
ャパシタとを有するメモリセルを備えた半導体記憶装置
であって、 主表面を有する第1導電型のシリコン基板と、 前記シリコン基板の主表面に形成された素子分離絶縁膜
と、 前記素子分離絶縁膜に取囲まれた前記シリコン基板の主
表面上に形成された単結晶シリコン層と、 前記単結晶シリコン層の表面に間隔を有するように形成
された1対の第2導電型の不純物領域と、この1対の第
2導電型の不純物領域の間に位置する前記単結晶シリコ
ン層の表面上にゲート絶縁膜を介在して形成され、かつ
ワード線に接続されたゲート電極とを有するアクセスト
ランジスタと、 前記アクセストランジスタの一方の前記第2導電型の不
純物領域が形成された前記単結晶シリコン層に連続して
前記素子分離絶縁膜の表面に接して延在した多結晶シリ
コン層を含む導電層と、 前記素子分離絶縁膜の表面上に延在した前記導電層の表
面に接続された第1電極層と、前記第1電極層の表面上
に形成された誘電体層と、前記誘電体層の表面上に形成
された第2電極層とを有するキャパシタと、 前記アクセストランジスタの他方の前記第2導電型の不
純物領域に接続されるビット線とを備え、 前記ビット線は、前記キャパシタの下に延在するように
形成されている、半導体記憶装置。 - 【請求項3】 1つのアクセストランジスタと1つのキ
ャパシタとを有するメモリセルを備えた半導体記憶装置
の製造方法であって、 シリコン基板の主表面の所定領域に素子分離絶縁膜を形
成する工程と、 前記シリコン基板の主表面上に単結晶シリコン層を形成
するとともに、前記素子分離絶縁膜の表面に接して前記
単結晶シリコン層に連続する導電層を形成する工程と、 前記導電層をパターニングすることにより前記素子分離
絶縁膜の表面に接して延在するビット線を形成する工程
と、 前記単結晶シリコン層の表面上にゲート絶縁膜とゲート
電極を形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして用いて前記単結晶シリコ
ン層の中に不純物を導入して1対の不純物領域を形成す
る工程と、 前記素子分離絶縁膜の表面上に延在した前記導電層の表
面にその一部が接続され、かつ前記ビット線の上に延在
するように第1電極層を形成する工程と、 前記第1電極層の表面上に誘電体層を形成する工程と、 前記誘電体層の表面上に第2電極層を形成する工程とを
備えた、半導体記憶装置の製造方法。
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