JPH06232365A - 半導体記憶装置のキャパシター製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置のキャパシター製造方法

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JPH06232365A
JPH06232365A JP5338046A JP33804693A JPH06232365A JP H06232365 A JPH06232365 A JP H06232365A JP 5338046 A JP5338046 A JP 5338046A JP 33804693 A JP33804693 A JP 33804693A JP H06232365 A JPH06232365 A JP H06232365A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 高集積化に適合な定電容量を確保できる半導
体記憶装置のキャパシター製造方法を提供するもので、
コンタクトパッドおよび第1,第2,第3ポリシリコン
膜を電荷貯蔵電極に活用して電荷貯蔵電極の表面積をよ
り広く形成することによりキャパシタンスの容量を確保
すると同時に電荷貯蔵電極内部に空洞領域を形成してプ
レート電極を形成する新たな方法により電荷貯蔵電極の
電荷貯蔵能力を最大化した半導体記憶装置のキャパシタ
ー製造方法に関するものである。 【効果】 電荷保存容量を増加させることにより、高集
積化されたDRAMを製造することができるのみなら
ず、記憶素子の信頼性を向上させることができる効果が
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置および
その製造方法に関し、特にセル定電容量を極大化させる
ことができる半導体記憶装置のキャパシター製造方法に
関する。
【0002】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる韓国特許出願第1992−27337号の明
細書の記載に基づくものであって、当該韓国特許出願の
番号を参照することによって当該韓国特許出願の明細書
の記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】半導体産業の発達と共に記憶装置の開発
は一層加速化されている。汎用の半導体記憶装置である
DRAM(Dynamic Random Acces
s Memory)の集積化と関連して重要な要因とし
ては、セルの面積減少とこれに伴う電荷保存容量確保の
限界を挙げることができる。
【0004】しかし、半導体集積回路の高集積化を達成
するためにチップ(chip)とセルの単位面積の減少
は必然的であり、これに従って、高度の工程技術の開発
と共に素子の信頼性確保とセルの電荷保存容量確保は切
実な解決課題となっている。
【0005】本発明は新たな工程を利用してもっと多く
の電荷保存容量を確保できるDRAMセルの構造および
その製造方法に関するもので、本発明の製造過程を説明
するに先立って、添付した図3を参照して従来のDRA
Mセル製造方法を簡略に説明しようとする。
【0006】図5においてDRAMセルは、半導体基板
1に、例えばLOCOS(Local Oxidati
on of Silicon)等のような方式を利用し
て選択的にフィールド酸化膜2を形成する工程、その結
果を全表面にゲート酸化膜3を成長させた後、ポリシリ
コン膜を蒸着する工程,ポリシリコン膜を写真蝕刻して
ゲート電極4およびワード線5をパターニングし、不純
物を注入する工程、結果物全表面に酸化膜を塗布した
後、異方性蝕刻してゲート電極4およびワード線5側壁
にスペーサー酸化膜7を形成する工程、結果物全表面に
不純物を注入して高集積化によるモストランジスター
(MOSFET)の電気的特性を改善するためのLDD
構造の活性領域(ドレイン8およびソース8′)を形成
する工程、高温酸化方法により絶縁酸化膜11とその表
面が平坦化されたBPSG(BoroPhosphor
us Silicate Glass)膜12を形成す
る工程、結果を全表面にポリシリコン膜を蒸着した後、
ビット線コンタクトホール形成のためのマスクを利用し
て上記ボリシリコン膜と所定厚さのBPSG膜を除去す
ることにより、マスクポリシリコン膜13を形成する工
程、所定厚さのポリシリコン膜を再蒸着した後に異方性
蝕刻することにより、マスクポリシリコン膜13と蝕刻
されたBPSG膜側壁にスペーサーポリシリコン膜14
を形成する工程、結果物全表面にBPSG膜を蝕刻対象
物とした異方性蝕刻を施し、一部ドレイン8を露出させ
ることにより、ビット線をドレインに連結させるための
コンタクトホールをスペーサーポリシリコン膜に自己整
合(Self−align)されるよう形成する工程、
このコンタクトホールを通じて不純物が注入されたポリ
シリコン膜とシリサイドを順次に蒸着したポリサイドを
形成した後にパターニングしてピット線15を形成する
工程、素子間絶縁のために高温酸化方法により所定厚さ
の絶縁酸化膜16を形成した後、その上に所定厚さのB
PSG膜17を、蒸着し、全面蝕刻により平坦化工程を
施す工程、結果物全表面にポリシリコン膜を蒸着した
後、電荷保存電極コンタクトホール形成のためのマスク
を利用してこのポリシリコン膜と所定厚さのBPSG膜
を除去することにより、マスクポリシリコ膜27を形成
する工程、所定厚さのポリシリコン膜を再蒸着した後、
異方性蝕刻することにより、マスクポリシリコン膜27
と蝕刻されたBPSG膜側壁にスペーサーポリシリコン
膜21を形成する工程、BPSG膜を蝕刻対象物とした
異方性蝕刻を施し、ソース8′上に積層されている絶縁
物質らを除去することにより、電荷保存電極とソースを
連結するためのコンタクトホールを形成する工程、結果
物全表面に不純物が注入されたポリシリコン膜を蒸着し
てソース8′と連結させた後、パターニングして電荷保
存電極10を形成する工程および表面に露出されたポリ
シリコン膜の全表面に、例えばNO(Nitride/
Oxide)またはONO(Oxide/Nitird
e/Oxide)構造の誘電体膜25を成長させ、その
上に不純物が注入された多結晶シリコンを蒸着してプレ
ート電極26を形成する工程により製造される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような工
程により製造される半導体記憶装置は、現在の工程能力
を勘案するとき、高集積化される程定電容量確保問題は
解決され難く、製品が生産されても低品質の製品を生産
するようになって価格競争で立ち遅れるようになる。
【0008】従って、本発明の目的は、高集積化に適合
な定電容量を確保できる半導体記憶装置のキャパシター
構造を提供するにある。
【0009】本発明の別の目的を前述したキャパシター
構造を実現することができる適切な製造方法を提供する
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的解決を達成する
ために本発明は、ソース,ドレイン,ゲート酸化膜,お
よびゲート電極で構成されたトランジスターのドレイン
にビットラインを接続し、全体構造上部に第1絶縁膜を
形成する工程;上記第1絶縁膜の選択的蝕刻によりソー
ス部位を露出させ、上記ソースと接続されるよう全体構
造上部に第1導電層形成する工程;第2絶縁膜を全体構
造上部に形成し、上記第2絶縁膜上部の一定を部位を選
択蝕刻する工程;上記第2絶縁膜の蝕刻側壁に上記第2
絶縁膜の蝕刻マスクとして用いられるスペーサー第2導
電層を形成する工程;上記スペーサー第2導電層を蝕刻
マスクとして、上記第2絶縁膜を蝕刻して、ソースと接
続されている第1導電層を露出させ、上記第1導電層と
接続される一定の大きさの第3導電層を形成する工程;
上記スペーサーの下に残留している第2絶縁膜を除去し
て空洞領域を形成し、上記空洞領域形成により露出され
た第1,第2,第3導電層表面に誘電層表面に誘電膜を
形成する工程;上記誘電膜表面上部に第4導電層を形成
する工程を含んでいることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば電荷保存容量を増加させること
により、高集積化されたDRAMを製造することができ
るのみならず、記憶素子の信頼性を向上させることがで
きる効果がある。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1(A)の通り、P−well(または
N−well)が形成された半導体基板1上にLOCO
S方式でフィールド酸化膜2を成長させ、次いでゲート
酸化膜とゲート電極およびワード線用ポリシリコンを時
間の遅延なく蒸着した後、上記ポリシリコンに不純物注
入工程を施し、障壁酸化膜6を蒸着する。そして、マス
クを利用して酸化膜6とポリシリコン膜を所定の大きさ
に蝕刻してゲート電極4およびワード線5のパターンを
形成し、相対的に低濃度であるN型(またはP型)不純
物イオン注入を施し、スペーサー酸化膜7を形成した
後、相対的に高濃度であるN型(またはP型)不純物イ
オン注入を施し、LDD構造のソースおよびドレイン
8′,8活性領域を有するトランジスターを形成する。
【0014】次いで、図1(B)の通り、全体構造上部
に酸化膜9を形成し、マスクを利用して酸化膜9を選択
蝕刻してトランジスターのソース8′にコンタクトホー
ルを形成し、不純物が注入されたポリシリコン膜10を
蒸着して所定の大きさに形成する。ここで、酸化膜9は
ポリシリコン膜10を蝕刻するとき、トランジスターの
ドレイン8を保護する役割をし、ポリシリコン膜10は
コンタクトパッド(Contact pad)の役割と
その後続工程での電荷保存電極の役割を同時にするよう
になる。
【0015】図1(C)の通り、高温酸化方法により一
定厚さの絶縁酸化膜11とBPSG膜12を形成し、高
温の平坦化工程を施した後、その上に一定厚さのマスク
ポリシリコン膜13を蒸着し、ビット線コンタクトホー
ルマスクを利用してマスクポリシリコン膜13と若干の
BPSG膜12を蝕刻した後、一定厚さのポリシリコン
膜を蒸着し、非等方性方式により蝕刻してスペーサーポ
リシリコン膜14を形成する。そして、これらポリシリ
コン膜13,14とBPSG膜12の蝕刻選択比を利用
した自己整列方式によりトランジスターのドレイン8上
にコンタクトホールを形成し、このコンタクトホールを
通じて不純物が注入されたポリシリコンとシリサイドを
順次に蒸着したポリサイドをドレイン8と接続させ、マ
スクを利用して所定の大きさにビット線パターンを形成
する。
【0016】次いで、図2(A)の通り、素子間絶縁の
ために高温酸化方法により一定厚さの絶縁酸化膜16を
形成した後、その上に一定厚さのBPSG膜17を形成
し、全面蝕刻で平坦化工程を施し、電荷保存コンタクト
ホールマスクを利用してBPSG膜17,酸化膜16,
BPSG膜12,絶縁酸化膜11を順次に蝕刻してポリ
シリコン膜10上にコンタクトホールを形成し、このコ
ンタクトホールを通じてポリシリコン膜10と接続され
るよう不純物が注入されたポリシリコン膜18を形成す
る。ここで、絶縁酸化膜16蒸着等の後続高温熱処理工
程を通じて蝕刻マスク用ポリシリコン13とスペーサー
ポリシリコン14は、不純物が拡散されてポリサイドと
共にビット線15の役割をするようになる。
【0017】図2(B)はPSG(Phospho−S
ilicate Glass)膜のような一定厚さの犠
牲酸化膜19を全体構造一部に形成し、全面蝕刻で平坦
化工程を施した後、さらに一定厚さの犠牲酸化膜20を
蒸着し、マスクを利用して所定の大きさにパターンを形
成し、一定厚さのポリシリコンを蒸着して非等方性蝕刻
によりスペーサーポリシリコン膜28を形成する工程を
示している。
【0018】そして、図3(A)の通り、ポリシリコン
と酸化膜の選択比を利用してポリシリコン18が露出さ
れるよう犠牲酸化膜19を蝕刻し、次いでポリシリコン
膜22を蒸着した後、マスクを利用してポリシリコン膜
22を所定の大きさに蝕刻し、感光膜24が存在する状
態で犠牲酸化膜19を湿式蝕刻して空洞領域23を形成
したもので、後続工程で三つのポリシリコン膜10,1
8,22が電荷保存電極を形成する。
【0019】次いで、図3(B)の通り、感光膜24を
そのまま利用して、露光されたポリシリコン膜18を乾
式蝕刻し、感光膜24を除去した後、犠牲酸化膜19を
湿式蝕刻により増大された有効面積を含む電荷保存電極
の表面に沿ってNOまたはONO複合構造の誘電膜28
を形成し、誘電膜28上に不純物が注入されたポリシリ
コン膜26を蒸着した後、マスクを利用して所定の大き
さにポリシリコン膜26を蝕刻してプレート電極26を
形成することにより、本発明による電荷保存キャパシタ
ーを有する新たな構造のDRAMセルの工程が完成す
る。ここで、誘電膜25を成長させる等の後続熱工程を
通じてスペーサーポリシリコン28は不純物が拡散され
て、1,2,3次電荷保存電極ポリシリコン10,1
8,22と共に電荷保存電極の役割をするようになる。
【0020】図4は本発明の理解を助けるために図3
(B)のA−A′切断線に沿って平行方向の断面を示し
たもので、図3(A)の空洞領域がどのようにキャパシ
ターに形成されたのかが容易に分かる。
【0021】
【発明の効果】上記の通り本発明は、電荷保存容量を増
加させることにより、高集積されたDRAMを製造する
ことができるのみならず、記憶素子の信頼性を向上させ
る効果がある。
【0022】さらに、本発明は上記の実施例に限定され
なく、多くの変形が本発明の属する技術分野で通常の技
術を有する者により可能であるのは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B),(C)は本発明による半導体
記憶装置のキャパシター製造方法を示す断面図である。
【図2】(A),(B)は本発明による半導体記憶装置
のキャパシター製造方法を示す断面図である。
【図3】(A),(B)は本発明による半導体記憶装置
のキャパシター製造方法を示す断面図である。
【図4】図3(B)のA−A′線で切断してみた半導体
記憶装置を示す断面図である。
【図5】従来の方法による半導体記憶装置のキャパシタ
ー製造方法により製造された半導体記憶装置を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 ゲート電極 5 ワード線 6 障壁酸化膜 7 スペーサー酸化膜 8 ドレイン 8′ ソース 9,11,16 絶縁酸化膜 10,13,18,22,27 ポリシリコン膜 12,17 BPSG膜 14,21,28 スペーサーポリシリコン膜 15 ビットライン 19,20 犠牲酸化膜 24 感光膜 25 誘電膜 26 プレート電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース,ドレイン,ゲート酸化膜,及び
    ゲート電極で構成されたトランジスターのドレインにビ
    ットラインを接続して、全体構造上部に第1絶縁膜を形
    成する工程;上記第1絶縁膜の選択的蝕刻によりソース
    部位を露出させ、上記ソースと接続されるよう全体構造
    上部に第1導電層を形成する工程;第2絶縁膜を全体構
    造上部に形成し、上記第2絶縁膜上部の一定部位を選択
    蝕刻する工程;上記第2絶縁膜の蝕刻側壁に上記第2絶
    縁膜の蝕刻マスクとして用いられるスペーサー第2導電
    層を形成する工程;上記スペーサー第2導電層を蝕刻マ
    スクとして、上記第2絶縁膜を蝕刻して、ソースと接続
    されている第1導電層を露出させ、上記第1導電層と接
    続される一定の大きさの第3導電層を形成する工程;上
    記スペーサーの下に残留している第2絶縁膜を除去して
    空洞領域を形成し、上記空洞領域形成により露出された
    第1,第2,第3導電層の表面に誘電膜を形成する工
    程;上記誘電膜の表面上部に第4導電層を形成する工程
    を含んでいることを特徴とする半導体記憶装置のキャパ
    シター製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、上記第1
    絶縁膜形成工程は、ソースに接続されるが、ゲート電極
    を、上部を絶縁する絶縁膜上部まで拡張されるパッド用
    第5導電層を形成する工程をさらに含んでいることを特
    徴とする半導体記憶装置のキャパシター製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、上記第2
    絶縁膜は所定の厚さを有し平坦化された第1犠牲酸化膜
    と後続工程にて形成される洞空領域の大きさを決定する
    第2犠牲酸化膜で成ることを特徴とする半導体記憶装置
    のキャパシター製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の方法において、上記第
    1,第2,第3,第4,第5導電層は不純物が注入され
    たポリシリコン膜で構成されることを特徴とする半導体
    記憶装置のキャパシター製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の方法において、上記第
    1,第2,第3,第4,第5導電層は不純物が注入され
    たポリシリコン膜で構成されることを特徴とする半導体
    記憶装置のキャパシター製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の方法において、上記第
    1,第2犠牲酸化膜はPSG(Phospho−Sil
    icate Glass)膜であることを特徴とする半
    導体記憶装置のキャパシター製造方法。
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