JPH0722517A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0722517A
JPH0722517A JP5150231A JP15023193A JPH0722517A JP H0722517 A JPH0722517 A JP H0722517A JP 5150231 A JP5150231 A JP 5150231A JP 15023193 A JP15023193 A JP 15023193A JP H0722517 A JPH0722517 A JP H0722517A
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JP
Japan
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layer
insulating layer
silicon
interlayer insulating
semiconductor
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Application number
JP5150231A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Ooashi
敏行 大芦
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to DE4421633A priority patent/DE4421633C2/de
Publication of JPH0722517A publication Critical patent/JPH0722517A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/31DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment

Abstract

(57)【要約】 【目的】 最上層の層間絶縁層の表面段差を低減する。 【構成】 シリコン基板11の表面全面に絶縁層13が
形成されている。絶縁層13の上部表面に接するように
その上部表面上にシリコン層1が形成されている。この
シリコン層1には所定の間隔を介在して1対のソース/
ドレイン領域7が形成されている。1対のソース/ドレ
イン領域7に挟まれる領域上にはゲート絶縁層5を介在
してゲート電極3が形成されている。ソース/ドレイン
領域7に接続され、かつ絶縁層13の上部表面に接して
延びるようにその上部表面上にビット線41aが形成さ
れている。層間絶縁層19に形成されたコンタクトホー
ル19aを通じてソース/ドレイン領域7と接するよう
に下部電極層21とキャパシタ絶縁層23と上部電極層
25とからなるキャパシタ30が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置およびその
製造方法に関し、より特定的には、SOI(Silicon On
Insulator)構造を利用したMOS(Metal Oxide Semi
conductor )トランジスタ(以下、SOI−MOSFE
Tとする。)を有する半導体装置およびその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータなどの情報機器の目
覚ましい普及によって、半導体装置の需要が急速に拡大
している。また機能的には、大規模な記憶容量を有し、
かつ高速動作が可能なものが要求されている。これにと
もなって、半導体装置の高集積化および高速応答性ある
いは高信頼性に関する技術開発が進められている。
【0003】半導体装置の中で、記憶情報のランダムな
入出力が可能なものとしてDRAM(Dynamic Random A
cces Memory )が一般的に知られている。このDRAM
は、多数の記憶情報を蓄積する記憶領域であるメモリセ
ルアレイと、外部との入出力に必要な周辺回路とから構
成されている。
【0004】以下、このDRAMの構成について説明す
る。図30は、一般的なDRAMの構成を示すブロック
図である。
【0005】図30を参照して、DRAM650は、メ
モリセルアレイ651と、ロウアンドカラムアドレスバ
ッファ652と、ロウデコーダ653と、カラムデコー
ダ654と、センスリフレッシュアンプ655と、デー
タインバッファ656と、データアウトバッファ657
と、クロックジェネレータ658とを備えている。
【0006】メモリセルアレイ651は記憶情報のデー
タ信号を蓄積する役割をなす。ロウアンドカラムアドレ
スバッファ652は、単位記憶回路を構成するメモリセ
ルを選択するためのアドレスバッファ信号を外部から受
ける役割をなす。ロウデコーダ653およびカラムデコ
ーダ654はアドレスバッファ信号を解読することによ
ってメモリセルを指定する役割をなす。センスリフレッ
シュアンプ655は、指定されたメモリセルに蓄積され
た信号を増幅して読出す役割をなす。データインバッフ
ァ656およびデータアウトバッファ657は、データ
を入力または出力する役割をなす。クロックジェネレー
タ658はクロック信号を発生する役割をなす。
【0007】このように構成されるDRAMの半導体チ
ップ上において、メモリセルアレイ651は大きな面積
を占めている。また、このメモリセルアレイ651に
は、単位記憶情報を蓄積するためのメモリセルがマトリ
クス状に複数個配列されて形成されている。
【0008】図31は、メモリセルアレイの構成を説明
するための4ビット分の等価回路図である。図31を参
照して、通常、メモリセルは1個のMOSトランジスタ
610と、これに接続された1個のキャパシタ630と
から構成されている。このメモリセルは、1トランジス
タ1キャパシタ型のメモリセルとして広く知られてい
る。このような構成を有するメモリセルは、その構造が
簡単なためメモリセルアレイの集積度を向上させること
が容易であり、大容量のDRAMに広く用いられてい
る。
【0009】図32は、1トランジスタ1キャパシタ型
のメモリセルとしてSOI−MOSFETを用いた従来
の半導体装置を概略的に示す断面図である。また図33
は、図32のH−H線に沿う概略断面図である。図32
と図33を参照して、シリコン基板611の表面全面に
は、絶縁層613が形成されている。この絶縁層613
の表面上にはシリコン層601が島状に形成されてい
る。この絶縁層613上のシリコン層601を利用して
(すなわちSOI構造を利用して)MOSトランジスタ
610が形成されている。
【0010】MOSトランジスタ610は、ゲート電極
603と、ゲート絶縁層605と、1対のソース/ドレ
イン領域607とを有している。1対のソース/ドレイ
ン領域607は、所定の距離を介在してシリコン層60
1に形成されている。このソース/ドレイン領域607
は、LDD(Lightly Doped Drain )構造を有してい
る。すなわち、ソース/ドレイン領域607は、比較的
低濃度の不純物領域607aと、比較的高濃度の不純物
領域607bとの2層構造より構成されている。この1
対のソース/ドレイン領域607に挟まれる領域上に、
ゲート絶縁層605を介在してゲート電極603が形成
されている。このゲート電極603の表面を覆うように
絶縁層617がシリコン層601上に形成されている。
【0011】MOSトランジスタ610を覆うように絶
縁層613の表面全面に第1の層間絶縁層619が形成
されている。この第1の層間絶縁層619には、1対の
ソース/ドレイン領域607のいずれか一方に達するコ
ンタクトホール619aが形成されている。このコンタ
クトホール619aを通じてソース/ドレイン領域60
7と電気的に接続されるようにキャパシタ630が形成
されている。
【0012】キャパシタ630は、下部電極層621
と、キャパシタ絶縁層623と、上部電極層625とを
有している。下部電極層(ストレージノード)621
は、コンタクトホール619aを通じてソース/ドレイ
ン領域607と接するように第1の層間絶縁層619上
に形成されている。この下部電極層621の表面上を覆
うようにキャパシタ絶縁層623が形成されている。こ
のキャパシタ絶縁層623を介在して下部電極層621
を覆うように上部電極層(セルプレート)625が形成
されている。
【0013】キャパシタ630を覆うように第1の層間
絶縁層619の表面全面に第2の層間絶縁層631が形
成されている。第1および第2の層間絶縁層には、この
2層を突き抜けて1対のソース/ドレイン領域607の
いずれか他方に達するコンタクトホール631aが設け
られている。このコンタクトホール631aを通じてソ
ース/ドレイン領域607と接するようにビット線64
1が第2の層間絶縁層631上に形成されている。
【0014】ビット線641の表面を覆うように第2の
層間絶縁層631の表面全面に第3の層間絶縁層645
が形成されている。この第3の層間絶縁層645の表面
上に所望の形状にパターニングされた複数本のアルミニ
ウム配線層637が形成されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなSOI−
MOSFETでは、絶縁層613の厚み分だけキャパシ
タ630、ビット線641の配線などとシリコン基板6
11との間隔が長くなる。このため、配線−基板間の容
量、いわゆる配線容量が低減され、回路の動作速度が高
速化される。またCMOSに適用した場合にはラッチア
ップ現象を防ぐこともできる。さらにショートチャネル
効果の低減、電流駆動能力の向上、サブスレッショルド
特性の向上など種々の利点を有している。
【0016】それゆえ、このSOI−MOSFETをD
RAMのメモリセルに適用した場合には、ソフトウエア
やラッチアップの抑制された、かつリフレッシュ特性の
向上された高信頼性のデバイスを得ることが可能とな
る。
【0017】しかし、従来の半導体装置の構成では、M
OSトランジスタ610、キャパシタ630、ビット線
641が各々異なる層の上に形成されている。このた
め、以下に述べる問題点があった。
【0018】図33を参照して、絶縁層613上にはシ
リコン層601が島状に形成されている。このため、シ
リコン層601と絶縁層613とにより段差が構成され
る。よって、この段差部を覆う第1の層間絶縁層619
には、下層の段差を反映して表面段差が生じる。
【0019】この表面段差を有する第1の層間絶縁層6
19の表面上に所望の形状にパターニングされた下部電
極層621が形成されており、この下部電極層621と
第1の層間絶縁層619とからも段差が構成されてい
る。すなわち、第1の層間絶縁層619の表面段差
に、、さらに下部電極層637により段差が付与され
る。このため、この段差部上を覆う第2の層間絶縁層6
31には、第1の層間絶縁層619の表面段差よりも大
きい表面段差が生じる。このように素子や配線などの導
電層が多層化される場合、これらの導電層を絶縁する層
間絶縁層のうち上層の層間絶縁層ほどその表面段差が相
乗的に大きくなる。
【0020】従来のメモリセル構造では、上述したよう
にMOSトランジスタ610、キャパシタ630、ビッ
ト線641が各々異なる層上に形成され、これら導電層
が3層構造を有している。このため、最上層の層間絶縁
層645の表面段差は、上述の相乗効果によって非常に
大きくなる。このように大きな表面段差を有する層間絶
縁層645上において、配線層637をパターニングす
る場合、所望の形状にパターニングすることは困難を極
め、配線層637の断線や形状不良が生じる。
【0021】図34は、下層の表面段差が大きい場合に
配線層が断線や形状不良を生じる様子を説明するための
概略平面図である。また図35は、図34のJ−J線に
沿う概略断面図である。
【0022】図34と図35とを参照して、配線層をパ
ターニングにより形成する場合、まず第3の層間絶縁層
645全面に配線層となる導電層637が形成され、こ
の導電層637上にフォトレジスト647が塗布され
る。次に、フォトレジスト647の所望部分647bの
みが露光され、これにより所望形状のレジストパターン
647aが形成される。
【0023】しかし、このフォトレジスト647の露光
時において、露光されるべき領域647bの下層に表面
段差があると、本来露光されるべきでない領域647a
までが露光され、レジストパターンに形状不良が生じ
る。
【0024】特に、図34に示すように周囲を凸部に取
囲まれた凹部645aでは、凸部と凹部645aとの境
界の側壁部において露光光が反射する。これによって、
露光光が凹部645aの中心部に集められる、いわゆる
凹面鏡化が生じる。この凹面鏡化が生じた場合、フォト
レジスト647のレジストパターンとなる部分647a
が大幅に露光されることとなる。このため、レジストパ
ターン647aに大きなパターンの欠損などが生じ、レ
ジストパターン647aの形状が劣化してしまう。
【0025】この形状の劣化が生じたレジストパターン
647aをマスクとして導電層637をエッチング除去
した場合、図36の平面図に示すように部分的に線幅の
小さい形状不良の生じた配線層637が形成されること
となり、最悪の場合、配線層637は断線してしまう。
このように配線層637に形状不良が生じた場合、配線
層637の配線抵抗が増加し、また配線層637が断線
した場合には配線層637は配線として機能しなくなる
という問題点があった。
【0026】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、最上層の層間絶縁層の表面段差
を低減できる半導体装置およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板と、第1の絶縁層と、半導体層と、第1およ
び第2の不純物領域と、ゲート電極層と、配線層と、第
2の絶縁層と、導電層とを備えている。半導体基板は主
表面を有している。第1の絶縁層は半導体基板の主表面
上に形成されている。半導体層は第1導電型であり、第
1の絶縁層の上部表面に接するように上部表面上に形成
されている。第1および第2の不純物領域は第2導電型
であり、所定の距離を介在して半導体層に形成されてい
る。ゲート電極層は第1および第2の不純物領域に挟ま
れる領域上にゲート絶縁層を介在して形成されている。
配線層は、第1の不純物領域に接続され、かつ第1の絶
縁層の上部表面に接して延在するように上部表面上に形
成されている。第2の絶縁層は半導体層と第1の導電層
とを覆うように第1の絶縁層上に形成され、かつ第2の
不純物領域に達する開口を有している。導電層は、開口
を通じて第2の不純物領域と接するように第2の絶縁層
上に形成されている。
【0028】本発明の半導体装置の製造方法は以下の工
程を備えている。まず半導体基板の主表面上に第1の絶
縁層が形成される。そして第1の絶縁層の上部表面に接
するように上部表面上に第1導電型の半導体層が形成さ
れる。そして半導体層の一部表面上にゲート絶縁層を介
在してゲート電極層が形成される。そしてゲート電極層
の直下に位置する半導体層の領域を挟むように半導体層
に第1および第2の不純物領域が形成される。そして第
1の不純物領域に接続され、かつ第1の絶縁層の上部表
面に接して延在するように上部表面上に配線層が形成さ
れる。そして半導体層と第1の導電層とを覆い、かつ第
2の不純物領域に達する開口を有する第2の絶縁層が第
1の絶縁層上に形成される。そして開口を通じて第2の
不純物領域と接するように第2の絶縁層上に導電層が形
成される。
【0029】
【作用】本発明の半導体装置では、半導体層と配線層と
が絶縁層の上部表面に接するようにその上部表面上に形
成されている。すなわち、半導体層と配線層とは同一層
上に形成されている。このため、半導体層と配線層との
間に層間絶縁層は不要となり、その分、多層化によって
層間絶縁層の表面段差が相乗的に大きくなることは抑制
される。ゆえに、最上層に形成される層間絶縁層の表面
段差を小さくすることができ、その層間絶縁層の表面上
における配線層のパターニングも精度良く行なうことが
できる。したがって、パターニングによって配線層に形
状不良や断線の生じることが防止され得る。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0031】図1は、本発明の第1の実施例における半
導体装置の構成を示すメモリセルアレイ内の部分平面図
である。図2は図1のA−A線に沿う概略断面図であ
り、図3は図1と図2のB−B線に沿う概略断面図であ
る。
【0032】主に図1を参照して、メモリセル内には、
複数本のワード線W.L.m 、W.L.m+1 、…、W.
L.m+i と複数本のビット線B.L.n 、B.
L.n+1 、…、B.L.n+j とが互いに直交するように
配置されている。すなわち、複数本のワード線は行方向
に延び、かつ複数本のビット線は列方向に延びている。
この各ワード線3とビット線41aとの交差部付近には
メモリセルが配置されている。このメモリセルは、1ト
ランジスタ1キャパシタ型のメモリセルであり、トラン
ジスタ10とキャパシタ(図示せず)とから構成されて
いる。
【0033】主に図2と図3を参照して、シリコン基板
11の表面全面には絶縁層13が5000Å程度の厚み
で形成されている。この絶縁層13の表面上には複数個
のシリコン層1が互いに所定の間隔を介在してマトリク
ス状に配置・形成されている。また各シリコン層1は1
000Å程度の厚みで、かつ島状に形成されている。シ
リコン層1の周辺を取囲むようにシリコン窒化物層15
aが形成されている。またシリコン層は、シリコン窒化
物層15aから露出する側壁を有する切欠き部1aを有
している。この切欠き部1aにおいてシリコン層601
はビット線41aと接している。ビット線41aは、不
純物が注入された多結晶シリコン層(以下、ドープト多
結晶シリコンとする)により形成されている。
【0034】各シリコン層1間の溝61内はシリコン窒
化物層15aにより埋込まれている。また各シリコン層
1間の溝63内は、シリコン窒化物のサイドウォール1
5aとビット線41aとにより埋込まれている。すなわ
ち、島状に形成された複数個のシリコン層1によって形
成される溝61、63はシリコン窒化膜15aとビット
線41aとにより埋込まれているため、シリコン層1間
での段差は低減されている。この絶縁層13上のシリコ
ン層1を利用して(すなわちSOI構造を利用して)M
OSトランジスタ10が形成されている。
【0035】MOSトランジスタ10は、ゲート電極3
と、ゲート絶縁層5と、1対のソース/ドレイン領域7
とを有している。この1対のソース/ドレイン領域7
は、互いに所定の間隔を介してシリコン層1内に形成さ
れている。1対のソース/ドレイン領域7は、LDD構
造を有している。すなわち、ソース/ドレイン領域7
は、比較的低濃度の不純物領域7aと比較的高濃度の不
純物領域7bとの2層構造よりなっている。この1対の
ソース/ドレイン領域7に挟まれる領域上には、150
Å程度の厚みのゲート絶縁層5を介在してゲート電極3
が形成されている。このゲート電極3の厚みは2000
Å程度である。
【0036】このゲート電極3とビット線41aと交差
する部分においては、ゲート電極3とビット線41aと
の間に150Å程度の膜厚を有する絶縁層43があり、
これによりゲート電極3とビット線41aとの絶縁がな
されている。1対のソース/ドレイン領域7のいずれか
一方には、シリコン層1に設けられた切欠き部1aを通
じてビット線41aが接続されている。ゲート電極3の
表面を覆うように絶縁層17がシリコン層1上に形成さ
れている。ゲート電極3の上部表面上に形成される絶縁
層17の厚みは2000Å程度である。
【0037】MOSトランジスタ10を覆うように基板
全面に第1の層間絶縁層19が形成されている。この第
1の層間絶縁層19には、1対のソース/ドレイン領域
7のいずれか他方に達するコンタクトホール19aが形
成されている。このコンタクトホール19aを通じてソ
ース/ドレイン領域7と電気的に接続するようにキャパ
シタ30が形成されている。
【0038】キャパシタ30は、下部電極層21と、キ
ャパシタ絶縁層23と、上部電極層25とを有してい
る。下部電極層21は、コンタクトホール19aを通じ
てソース/ドレイン領域7と接するように第1の層間絶
縁層19上に形成されている。この下部電極層21の厚
みは2000Å程度である。下部電極層21の表面全面
を覆うようにキャパシタ絶縁層23が形成されている。
このキャパシタ絶縁層23は、たとえばシリコン酸化物
層とシリコン窒化物層との2層構造よりなり、この場合
においてシリコン酸化物層とシリコン窒化物層との厚み
は各々150Åと100Åである。キャパシタ絶縁層2
3を介在して下部電極層21を覆うように上部電極層2
5が3000Å程度の厚みで形成されている。
【0039】このキャパシタ30を覆うように第2の層
間絶縁層31が形成されている。この第2の層間絶縁層
31の表面上には所望の形状にパターニングされた複数
本のアルミニウム配線層37が形成されている。
【0040】次に、本発明の第1の実施例における半導
体装置の製造方法について説明する。
【0041】図4と図5は、本発明の第1の実施例にお
ける半導体装置の製造方法においてSOI構造を形成す
る工程を示す概略断面図である。また図6〜図21は、
本発明の第1の実施例における半導体装置の製造方法を
工程順に示す概略断面図である。なお、図6〜図21の
各図において(a)は図1のA−A線に沿う概略断面図
を示し、(b)は図1のB−B線に沿う概略断面図を示
し、(c)は図1の部分平面図を示している。
【0042】まず図4を参照して、シリコン基板11が
準備される。図5を参照して、シリコン基板11を50
0〜600℃に加熱した状態で、シリコン基板1の上面
から酸素イオンが注入される。この注入条件は、たとえ
ば加速エネルギー200keV、ドーズ量2.0×10
18/cm2 である。酸素イオンの注入でシリコン基板1
と酸素イオンとが反応し、シリコン酸化物よりなる絶縁
層13が形成される。この絶縁層13は、シリコン基板
1の上部表面から1000〜6000Åの深さ位置に形
成されるため、絶縁層13上には1000Å程度の厚み
を有するシリコン層1が存在することとなる。この後、
たとえば1300℃以上の高温で、Ar/O2 雰囲気中
で5時間程度の熱処理が行なわれる。これにより、酸素
イオンの注入で生じた欠陥が消失し結晶性が回復するこ
とにより、単結晶よりなるシリコン層1が形成される。
【0043】図6(a)、(b)、(c)を参照して、
フォトリソグラフィ法およびエッチング法を用いてシリ
コン層1が所望の形状にパターニングされる。これによ
り、複数個のシリコン層1が、切欠き部1aを有するよ
うに島状に形成される。また島状に形成されるため、各
シリコン層1間には溝61、63が形成される。
【0044】図7(a)、(b)、(c)を参照して、
基板11の表面全面にCVD法にてシリコン窒化物層1
5が1.2μm以上の厚みで形成される。この後、シリ
コン窒化物層15に全面異方性エッチングが施される。
【0045】図8(a)、(b)、(c)を参照して、
この全面異方性エッチングにより、シリコン層1間の溝
61と切欠き部1aとがシリコン窒化物層15aにより
埋込まれる。これに対してシリコン層1間の溝63は完
全には埋込まれず、シリコン層1の側壁にサイドウォー
ルスペーサ状にシリコン窒化膜15aが残存する。
【0046】なお、溝61や切欠き部1aのようにその
溝内部を完全に埋込むには、埋込むべき溝1a、61の
幅T1 、T2 の2分の1以上の膜厚でシリコン窒化物層
15を形成すればよい。具体的には、溝61と切欠き部
1aの幅T1 、T2 が0.6μmの場合には、シリコン
窒化膜15を1.2μm以上の厚みで積んだ後にオーバ
エッチングを施せばよい。
【0047】図9(a)、(b)、(c)を参照して、
基板11の表面全面にフォトレジスト51が塗布され
る。このフォトレジスト51に露光処理などによって、
切欠き部1aの上部にホールパターン51aが形成され
る。このレジストパターン51をマスクとしてホールパ
ターン1aより露出するシリコン窒化膜15aにエッチ
ングが施される。このエッチングは、シリコン層1の厚
みに対して100%のオーバエッチングのドライエッチ
ングかもしくは弗酸(HF)を用いたウエットエッチン
グにより行なわれる。
【0048】図10(a)、(b)、(c)を参照し
て、これにより切欠き部1a内を満たしていたシリコン
窒化膜15aがエッチング除去され、切欠き部1aにお
いてシリコン層1の側壁が露出する。この後、レジスト
パターン51が除去される。次に基板11の表面全面に
ドープト多結晶シリコン層41が形成される。このドー
プト多結晶シリコン層41の表面全面に異方性エッチン
グが施される。
【0049】図11(a)、(b)、(c)を参照し
て、このエッチングにより、切欠き部1aと溝63を埋
込むビット線41aが形成される。このビット線41a
は、切欠き部1aにおいてシリコン層1の側壁に接す
る。この後、熱酸化処理によりシリコン層1の上部表面
と多結晶シリコンよりなるビット線41aの上部表面と
に150Å程度の厚みでシリコン酸化膜5および43が
形成される。
【0050】図12(a)、(b)を参照して、溝6
1、63および切欠き部1aがシリコン窒化膜15aと
ビット線41aとにより埋込まれ、その上部表面が平坦
化された基板全面上にドープト多結晶シリコン層3がC
VD法にて2000Å程度の厚みで形成される。またド
ープト多結晶シリコン層3の表面全面にCVD法にてシ
リコン酸化物層17aが2000Å程度の厚みで形成さ
れる。
【0051】図13(a)、(b)を参照して、シリコ
ン酸化物層17aの表面上に所望の形状を有するレジス
トパターン53が形成される。このレジストパターン5
3をマスクとしてシリコン酸化物層17aおよびドープ
ト多結晶シリコン層3が順次エッチング除去されてパタ
ーニングされる。このパターニングにより、ドープト多
結晶シリコンよりなるゲート電極3が形成される。この
後、レジストパターン53が除去される。
【0052】図14(a)、(b)を参照して、シリコ
ン酸化物層17aとゲート電極3とをマスクとしてシリ
コン層1にイオン注入が施される。このイオン注入によ
り、ゲート電極3の下側領域を挟むように1対の比較的
低濃度の不純物領域7aが形成される。
【0053】図15(a)、(b)を参照して、基板の
表面全面にシリコン酸化物層17bがCVD法により形
成される。このシリコン酸化物層17bの全面に異方性
エッチングが施される。
【0054】図16(a)、(b)を参照して、この異
方性エッチングにより、ゲート電極3およびシリコン酸
化物層17aの側壁を覆うようにサイドウォール17b
が形成される。このシリコン酸化物層17aと17bと
によりゲート電極3の表面を覆う絶縁層17が構成され
る。この絶縁層17とゲート電極3とをマスクとしてシ
リコン層1に再度、イオン注入が施される。このイオン
注入により、絶縁層17の下側領域を挟むように1対の
比較的高濃度の不純物領域7bが形成される。この比較
的高濃度の不純物領域7bと比較的低濃度の不純物領域
7aとによりLDD構造をなすソース/ドレイン領域7
が構成される。この1対のソース/ドレイン領域7とゲ
ート絶縁膜5とゲート電極3とによりMOSトランジス
タ10が構成される。
【0055】図17(a)、(b)を参照して、MOS
トランジスタ10を覆うように基板の表面全面に400
0Å程度の厚みで第1の層間絶縁層19がたとえばシリ
コン酸化物により形成される。
【0056】図18(a)、(b)を参照して、第1の
層間絶縁層19の表面全面にフォトレジスト55が塗布
される。このフォトレジスト55が露光処理などにより
パターニングされる。このレジストパターン55をマス
クとして第1の層間絶縁層19に異方性エッチングが施
され、これにより0.6μm程度の開口径を有するコン
タクトホール19aが形成される。このコンタクトホー
ル19aからは、1対のソース/ドレイン領域7のいず
れか一方の表面が露出する。この後、レジストパターン
55が除去される。
【0057】図19(a)、(b)を参照して、コンタ
クトホール19aを通じてソース/ドレイン領域7と接
するように第1の層間絶縁層19の表面全面にドープト
多結晶シリコン層21が2000Å程度の厚みで形成さ
れる。このドープト多結晶シリコン層21の表面上に所
望の形状を有するレジストパターン57が形成される。
このレジストパターン57をマスクとしてドープト多結
晶シリコン層21がエッチングによりパターニングされ
る。このパターニングによって、ソース/ドレイン領域
7と接する下部電極層21が形成される。この後、レジ
ストパターン57が除去される。
【0058】図20(a)、(b)を参照して、下部電
極層21の表面全面を覆うようにキャパシタ絶縁層23
が形成される。このキャパシタ絶縁層23は、シリコン
酸化物層とシリコン窒化物層が各々CVD法により15
0Å、100Å程度の厚みで堆積されることによって形
成される。このキャパシタ絶縁層23を介在して下部電
極層21を覆うようにドープト多結晶シリコン層よりな
る上部電極層25がCVD法にて3000Å程度の厚み
で形成される。この下部電極層21とキャパシタ絶縁層
23と上部電極層25とによりキャパシタ30が構成さ
れる。
【0059】図21(a)、(b)を参照して、キャパ
シタ30を覆うように第2の層間絶縁層31が1000
0Å程度の厚みで形成される。この層間絶縁層31の表
面上に表面の平坦化のためレジスト膜(図示せず)が形
成される。このレジスト膜は、SOG(Spin On Glass
)膜を塗布することによって形成された膜であっても
よい。この後、レジスト膜およびシリコン酸化物層31
にエッチバックが施される。これにより、その表面が比
較的平坦にされ、かつ最も膜厚の厚い部分で7000Å
の厚みを有する第2の層間絶縁層31が形成される。こ
の第2の層間絶縁層31の表面上にアルミニウム層がス
パッタ法にて5000Å程度の厚みで形成される。この
後、アルミニウム層がフォトリソグラフィ法およびドラ
イエッチング法によりパターニングされる。これによっ
て、所望の形状を有するアルミニウム配線層37が形成
される。
【0060】本実施例では、シリコン層1とビット線4
1aとが絶縁層13の上部表面に接するようにその上部
表面上に形成されている。すなわち、シリコン層1とビ
ット線41aとは同一層上に形成されている。それゆえ
従来の半導体装置の構成に比較してシリコン層1とビッ
ト線41aとの間の層間絶縁層を一層省略することが可
能となる。このため、本実施例の半導体装置の構成にお
いては、多層化によって層間絶縁層の表面段差が相乗的
に大きくなることは層間絶縁層を一層省略できた分だけ
抑制され得る。ゆえに、最上層の層間絶縁層31の表面
段差を小さくすることができ、その層間絶縁層の表面上
における配線層37のパターニングも精度良く行なうこ
とができる。したがって、パターニングによって配線層
に形状不良や断線の生じることが防止され得る。
【0061】また本実施例のようにSOI−MOSFE
T10を用いた場合、各シリコン層1は島状に形成され
るため、各シリコン層1内に溝61、63による段差が
生じてしまう。しかし、溝61はシリコン窒化物層15
aによって、溝63はシリコン窒化物層15aとビット
線41aとによって各々埋込まれている。また溝61、
63内に埋込まれたシリコン窒化物層15aとビット線
41aとの上部表面は各シリコン層1の上部表面と実質
的に同一平面をなしている。このため、各シリコン層1
間の溝による段差は低減され、実質的に平坦な表面が実
現される。
【0062】このように本実施例では、各シリコン層1
間の溝による段差が低減されるため、その分だけ最上層
の層間絶縁層31の表面段差を小さくすることができ
る。
【0063】さらに、各シリコン層1間の溝による段差
が低減されるため、各シリコン層1上を延在するゲート
電極層3のパターニング時の精度も向上する。このた
め、ゲート電極層3に形状不良や断線が生じにくくな
り、所望の特性を有するMOSトランジスタ10を作製
することが容易となる。
【0064】なお、本実施例においては、シリコン層1
に切欠き部1aを設けている。また、その切欠き部1a
においてビット線41aとシリコン層1に形成されたソ
ース/ドレイン領域7とが接触する構成としている。し
かし、本発明はこれに限定されるものではない。以下、
シリコン層に切欠き部を設けないでシリコン層内のソー
ス/ドレイン領域とビット線とを接続させた構成を第2
および第3の実施例として説明する。
【0065】図22は、本発明の第2の実施例における
半導体装置の構成を図1に対応する平面で示す部分平面
図である。また図23は図22のC−C線に沿う概略断
面図である。
【0066】図22と図23を参照して、シリコン層1
01には切欠き部は設けられていない。ただシリコン層
101の周囲を取囲むシリコン窒化物層15aに一部切
欠き部が設けられている。このシリコン窒化物層15a
の切欠き部においてシリコン層101の側壁が一部露出
している。この露出するシリコン層101の側壁にビッ
ト線141aが接している。これにより、両トランジス
タ10が共有するシリコン層101内のソース/ドレイ
ン領域7とビット線141aとが電気的に接続される。
【0067】これ以外の構成については第1の実施例の
構成とほぼ同様であるためその説明は省略する。
【0068】図24は、本発明の第3の実施例における
半導体装置の構成を図1に対応する平面で示す部分平面
図である。また図25は、図24のD−D線に沿う概略
断面図である。
【0069】図24と図25を参照して、シリコン層2
01には切欠き部は設けられていない。またシリコン層
201の周囲を取囲むシリコン窒化物層15aにも切欠
き部は設けられていない。ビット線241aは各シリコ
ン層201間の溝内を埋め込むように形成されている。
このシリコン層201とビット線241a上に導電層2
42が所望の形状で形成されている。この導電層242
によりシリコン層201に形成されたソース/ドレイン
領域7とビット線241aとが電気的に接続されてい
る。
【0070】これ以外の構成については第1の実施例と
ほぼ同様であるためその説明は省略する。
【0071】また、第1、第2および第3の実施例にお
いては、本発明を1トランジスタ1キャパシタ型のメモ
リセルに適用した場合について述べた。しかし、本発明
はこれに限定されず、単に、トランジスタと配線層との
接続構造に用いてもよい。以下、トランジスタとそれに
接続される配線層との接続構造に本発明を適用した構成
を第4の実施例として従来例と比較しながら説明する。
【0072】図26は、従来のMOSトランジスタと配
線層との接続構造を示す概略平面図である。また図27
は図26のE−E線に沿う概略断面図である。
【0073】図26と図27を参照して、シリコン基板
311の表面全面に層間絶縁層313が形成されてい
る。この層間絶縁層313の表面上にシリコン層301
が島状に形成されている。このSOI構造を利用してM
OSトランジスタ310は形成されている。
【0074】MOSトランジスタ310は、ゲート電極
303と、ゲート絶縁層305と、1対のソース/ドレ
イン領域307とを有している。1対のソース/ドレイ
ン領域307は所定の間隔を介在してシリコン層301
に形成されている。このソース/ドレイン領域307は
比較的低濃度の不純物領域307aと比較的高濃度の不
純物領域307bとの2層構造、いわゆるLDD構造を
有している。1対のソース/ドレイン領域307に挟ま
れる領域上にはゲート絶縁層305を介在してゲート電
極303が形成されている。このゲート電極303を覆
うように絶縁層317が形成されている。
【0075】MOSトランジスタ310を覆うように絶
縁層313の表面全面には層間絶縁層319が形成され
ている。この層間絶縁層319には、1対のソース/ド
レイン領域307のいずれか一方に達するコンタクトホ
ール319aが形成されている。このコンタクトホール
319aを充填するように導電層よりなるプラグ層32
1が形成されている。このプラグ層321の上部表面に
接するようにバリア層323を介在して配線層323が
第1の層間絶縁層319上に形成されている。
【0076】この配線層325を覆うように第1の層間
絶縁層319の表面全面には第2の層間絶縁層327が
形成されている。この第1と第2の層間絶縁層319、
327には、この2層を突き抜け、1対のソース/ドレ
イン領域307のいずれか他方に達するコンタクトホー
ル319bが形成されている。このコンタクトホール3
19bを埋込むように導電層よりなるプラグ層331が
形成されている。このプラグ層331の上部表面に接す
るようにバリア層333を介在して第2の配線層335
が第2の層間絶縁層327上に形成されている。
【0077】このようにソース/ドレイン領域307に
接続される各配線層325と335とが異なる層上に形
成される場合には、従来の構成では第1および第2の層
間絶縁層319、327の2層が必要となる。このた
め、上層の第2の層間絶縁層327においては、その表
面段差が比較的大きくなる。よって、配線層335のパ
ターニングが上述と同様精度良く行なうことが困難とな
る。
【0078】図28は、本発明の第4の実施例における
半導体装置の構成を概略的に示す平面図である。また図
29は、図28のF−F線に沿う概略断面図である。
【0079】図28と図29を参照して、本実施例の半
導体装置においては、シリコン基板401上に絶縁層4
13を介在して形成されたシリコン層401に、ゲート
電極403とゲート絶縁層405と1対のソース/ドレ
イン領域407とを有するSOI−MOSFET410
が形成されている。シリコン層401は絶縁層413の
上部表面に接して形成されている。また、このシリコン
層401の側壁に接し、それによってソース/ドレイン
領域407と接する第1の配線層420も絶縁層413
の上部表面に接して延びるように形成されている。すな
わち、シリコン層401のソース/ドレイン領域に接続
される第1の配線層420は、シリコン層401と同一
層上に形成されている。
【0080】なおこれ以外の構成については図26、図
27に示す構成とほぼ同様であるためその説明は省略す
る。
【0081】このように、第1の配線層420がシリコ
ン層401と同一層上に形成されているため、シリコン
層401と第1の配線層420との間に層間絶縁層は不
要となる。それゆえ、層間絶縁層が一層不要となった
分、多層化によって層間絶縁層の表面段差が相乗的に大
きくなることは抑制される。ゆえに、層間絶縁層419
の表面段差は図27に示す第2の層間絶縁層327の表
面段差より小さくすることができる。このため、この層
間絶縁層419の表面上にバリア層433を介在して形
成される第2の配線層435のパターニングも精度良く
行なうことができる。したがって、パターニングによっ
て第2の配線層435に形状不良や断線の生じることが
防止され得る。
【0082】なお、第1、第2および第3の実施例にお
いてはシリコン層とビット線とが接続される構成につい
て説明したが、ビット線とシリコン層とが一体形状をな
していてもよい。また第4の実施例においてもシリコン
層と第1の配線層とを接触させた構成について説明した
が、シリコン層と第1の配線層とが一体形状を有してい
てもよい。
【0083】
【発明の効果】本発明の半導体装置では、半導体層と配
線層とが絶縁層の上部表面に接するようにその上部表面
上に形成されている。すなわち、半導体層と配線層とは
同一層上に形成されている。このため、最上層に形成さ
れる層間絶縁層の表面段差を小さくすることができ、そ
の層間絶縁層の表面上における配線層のパターニングを
精度良く行なうことができる。したがって、配線層の形
状不良や断線を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における半導体装置の構
成を示すメモリセルアレイ内の部分平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う概略断面図である。
【図3】図1、図2のB−B線に沿う概略断面図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例における半導体装置の製
造方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例における半導体装置の製
造方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例における半導体装置の製
造方法の第3工程を示す概略断面図(a)、(b)と部
分平面図(c)である。
【図7】本発明の第1の実施例における半導体装置の製
造方法の第4工程を示す概略断面図(a)、(b)と部
分平面図(c)である。
【図8】本発明の第1の実施例における半導体装置の製
造方法の第5工程を示す概略断面図(a)、(b)と部
分平面図(c)である。
【図9】本発明の第1の実施例における半導体装置の製
造方法の第6工程を示す概略断面図(a)、(b)と部
分平面図(c)である。
【図10】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第7工程を示す概略断面図(a)、(b)と
部分平面図(c)である。
【図11】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第8工程を示す概略断面図(a)、(b)と
部分平面図(c)である。
【図12】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第9工程を示す概略断面図(a)、(b)で
ある。
【図13】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第10工程を示す概略断面図(a)、(b)
である。
【図14】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第11工程を示す概略断面図(a)、(b)
である。
【図15】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第12工程を示す概略断面図(a)、(b)
である。
【図16】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第13工程を示す概略断面図(a)、(b)
である。
【図17】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第14工程を示す概略断面図(a)、(b)
である。
【図18】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第15工程を示す概略断面図(a)、(b)
である。
【図19】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第16工程を示す概略断面図(a)、(b)
である。
【図20】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第17工程を示す概略断面図(a)、(b)
である。
【図21】本発明の第1の実施例における半導体装置の
製造方法の第18工程を示す概略断面図(a)、(b)
である。
【図22】本発明の第2の実施例における半導体装置の
構成を概略的に示す平面図である。
【図23】図22のC−C線に沿う概略断面図である。
【図24】本発明の第3の実施例における半導体装置の
構成を概略的に示す平面図である。
【図25】図24のD−D線に沿う概略断面図である。
【図26】従来のMOSトランジスタとそれに接続され
る配線層との接続構造を概略的に示す平面図である。
【図27】図26のE−E線に沿う概略断面図である。
【図28】本発明の第4の実施例における半導体装置の
構成を概略的に示す平面図である。
【図29】図28のF−F線に沿う概略断面図である。
【図30】一般的なDRAMのブロック図である。
【図31】メモリセルアレイの構成を説明するための4
ビット分の等価回路図である。
【図32】従来の半導体装置の構成を概略的に示す断面
図である。
【図33】図32のH−H線に沿う概略断面図である。
【図34】従来の半導体装置において配線層に断線や形
状不良が生じる様子を説明するための概略平面図であ
る。
【図35】図34のJ−J線に沿う概略断面図である。
【図36】従来の半導体装置において配線層に形状不良
が生じた様子を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1、101、201、401 シリコン層 3、403 ゲート電極 5、405 ゲート絶縁層 7、407 ソース/ドレイン領域 10、410 MOSトランジスタ 11、411 シリコン基板 13、413 絶縁層 19 第1の層間絶縁層 19a コンタクトホール 21 下部電極層 23 キャパシタ絶縁層 25 上部電極層 30 キャパシタ 41a、141a、241a ビット線 419 層間絶縁層 419a コンタクトホール 420 第1の配線層 431 プラグ層 435 第2の配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/786 7210−4M H01L 27/10 325 G 9056−4M 29/78 311 C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上に形成された第1の絶縁層
    と、 前記第1の絶縁層の上部表面に接するように前記上部表
    面上に形成された第1導電型の半導体層と、 所定の距離を介在して前記半導体層に形成された第2導
    電型の第1および第2の不純物領域と、 前記第1および第2の不純物領域に挟まれる領域上にゲ
    ート絶縁層を介在して形成されたゲート電極層と、 前記第1の不純物領域に接続され、かつ前記第1の絶縁
    層の上部表面に接して延在するように前記上部表面上に
    形成された配線層と、 前記半導体層と前記第1の導電層とを覆うように前記第
    1の絶縁層上に形成され、かつ前記第2の不純物領域に
    達する開口を有する第2の絶縁層と、 前記開口を通じて前記第2の不純物領域と接するように
    前記第2の絶縁層上に形成された導電層とを備えた、半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板の主表面上に第1の絶縁層を
    形成する工程と、 前記第1の絶縁層の上部表面に接するように前記上部表
    面上に第1導電型の半導体層を形成する工程と、 前記半導体層の一部表面上にゲート絶縁層を介在してゲ
    ート電極層を形成する工程と、 前記ゲート電極層の直下に位置する前記半導体層の領域
    を挟むように前記半導体層に第1および第2の不純物領
    域を形成する工程と、 前記第1の不純物領域に接続され、かつ前記第1の絶縁
    層の上部表面に接して延在するように前記上部表面上に
    配線層を形成する工程と、 前記半導体層と前記第1の導電層とを覆い、かつ前記第
    2の不純物領域に達する開口を有する第2の絶縁層を前
    記第1の絶縁層上に形成する工程と、 前記開口を通じて前記第2の不純物領域と接するように
    前記第2の絶縁層上に導電層を形成する工程とを備え
    た、半導体装置の製造方法。
JP5150231A 1993-06-22 1993-06-22 半導体装置およびその製造方法 Pending JPH0722517A (ja)

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