JPH08222710A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH08222710A
JPH08222710A JP7029732A JP2973295A JPH08222710A JP H08222710 A JPH08222710 A JP H08222710A JP 7029732 A JP7029732 A JP 7029732A JP 2973295 A JP2973295 A JP 2973295A JP H08222710 A JPH08222710 A JP H08222710A
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JP
Japan
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field shield
semiconductor
isolation region
active layer
semiconductor device
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JP7029732A
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Hideto Hidaka
秀人 日高
Katsuhiro Suma
克博 須磨
Takahiro Tsuruta
孝弘 鶴田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/12Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body
    • H01L27/1203Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body the substrate comprising an insulating body on a semiconductor body, e.g. SOI

Abstract

(57)【要約】 【目的】 素子分離がより完全で、ソフトエラーが少な
く、しかも製造が容易なDRAMを提供する。 【構成】 SOI基板10にメモリセル17などを形成
する。メモリセル17などを含む素子活性領域以外のシ
リコン活性層12をエッチングすることによりメサ分離
領域を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関し、特
にSOI(Silicon (Semiconductor) On Insulator)基
板を用いた半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の1つとしてデータの記憶が
可能な半導体記憶装置が提供されている。一般に半導体
記憶装置は、ランダムアクセスメモリ(RAM)に代表
される揮発性メモリと、リードオンリーメモリ(RO
M)に代表される不揮発性メモリとに大別される。揮発
性メモリはさらに、ダイナミックランダムアクセスメモ
リ(DRAM)と、スタティックランダムアクセスメモ
リ(SRAM)とに大別される。また不揮発性メモリに
は、マスクROM、EPROM、フラッシュメモリ、E
EPROM、ヒューズROMなどがある。
【0003】DRAMの最も一般的なメモリセルは、p
型シリコン基板上に形成されたnチャネルMOSトラン
ジスタおよびキャパシタから構成される。このトランジ
スタの一方ソース/ドレイン電極はビット線に接続さ
れ、他方ソース/ドレイン電極はそのキャパシタのスト
レージノードに接続される。したがって、ワード線が立
上がると、そのトランジスタがオンとなることによりビ
ット線の電圧がキャパシタに与えられる。そして、ワー
ド線が立下がることによりキャパシタにデータがストア
される。
【0004】上記のようにDRAMのメモリセルでは、
キャパシタに電荷が蓄積されることによりデータがスト
アされるため、メモリセルのリフレッシュが必要となる
が、メモリセルの構造が単純であるため、大規模な記憶
容量を有するDRAMを低コストで製造することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DRA
Mのメモリセルではキャパシタに電荷が蓄積されること
によりデータがストアされるため、パッケージ、配線材
料などで生じたα粒子がシリコン基板に入射し、これに
よりキャパシタに蓄積された電荷量が変化することがあ
った。すなわち、ストアされたデータの論理が反転する
という、いわゆるソフトエラーが生じやすいという問題
があった。特に、トレンチ型メモリセルではそのキャパ
シタがシリコン基板中に形成されるため、スタック型メ
モリセルに比べてソフトエラーが生じやすい。
【0006】また、シリコン基板上に形成された素子は
LOCOS(Locational Oxidationof Silicon )法、
フィールドシールド法などによる素子分離領域によって
電気的に分離されるが、シリコン基板が厚いために完全
な素子分離は原理的に不可能であった。そのため、寄生
MOSトランジスタがオンになることにより正常な動作
が妨げられるという、いわゆるラッチアップが生じやす
いという問題があった。
【0007】また、上述したLOCOS分離領域および
フィールドシールド分離領域は一般に素子活性領域より
も厚くなるため、それらの領域にわたって種々の膜を形
成するのは困難であった。
【0008】さらに、DRAMの冗長回路などではヒュ
ーズリンクが用いられるが、そのヒューズリンクをレー
ザで溶断するとき、そのレーザ照射によってそのヒュー
ズリンク下のシリコン基板が損傷を受けないようにその
ヒューズリンクの配置または構造を工夫しなければなら
ないという問題があった。これと同様に、ボンディング
パッドにワイヤをボンディングするとき、そのボンディ
ングによる衝撃によってシリコン基板が損傷を受けない
ようにパッドの配置または構造を工夫しなければならな
いという問題があった。
【0009】なお、本出願人は特願平6−260355
号においてSOI基板を用いた半導体記憶装置を提案し
ているが、LOCOS法またはフィールドシールド法に
より素子が分離されているため、その素子分離領域と素
子活性領域との段差が大きく、その後の積層工程が困難
であるという課題が残されている。また、シリコン上を
複数のチップに切り分けるというダイシング工程におい
てLOCOS分離領域、フィールドシールド分離領域、
シリコン活性層、埋込酸化層などに亀裂が入りやすいと
いう課題も残されている。
【0010】それゆえにこの発明の目的は、ソフトエラ
ーがほとんど生じないDRAMを提供することである。
【0011】この発明の他の目的は、より大規模な記憶
容量を有するDRAMを提供することである。
【0012】この発明のさらに他の目的は、製造が容易
な半導体装置を提供することである。
【0013】この発明のさらに他の目的は、素子分離が
より十分な半導体装置を提供することである。
【0014】この発明のさらに他の目的は、ヒューズリ
ンクを溶断するためのレーザ照射による損傷が低減され
た半導体装置を提供することである。
【0015】この発明のさらに他の目的は、ボンディン
グによる損傷が低減された半導体装置を提供することで
ある。
【0016】この発明のさらに他の目的は、ダイシング
による損傷が低減された半導体装置を提供することであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体装
置は、データの記憶が可能であって、SOI基板、複数
の素子および素子分離領域を備える。SOI基板は、半
導体基板、埋込絶縁層および半導体活性層を含む。埋込
絶縁層は半導体基板上に形成される。半導体活性層は埋
込絶縁層上に形成される。複数の素子はSOI基板上に
形成される。素子分離領域は、複数の素子のいずれかの
間であって少なくとも半導体活性層を除去することによ
り形成される。
【0018】請求項2に係る半導体装置においては、上
記請求項1の構成に加えて、上記素子分離領域が半導体
活性層だけでなく埋込絶縁層をも除去することにより形
成される。
【0019】請求項3に係る半導体装置においては、上
記請求項2の構成に加えて、SOI基板はさらにその中
に形成された第1の溝を含み、複数の素子は第1の溝に
形成されたキャパシタを有するトレンチメモリセルを含
む。
【0020】請求項4に係る半導体装置においては、上
記請求項1〜3の構成に加えて、上記SOI基板がさら
に、切断されるべきダイシングライン上に形成された第
2の溝を含む。
【0021】請求項5に係る半導体装置は、SOI基
板、およびトレンチメモリセルを備える。SOI基板
は、半導体基板、埋込絶縁層、半導体活性層および第1
の溝を含む。埋込絶縁層は半導体基板上に形成される。
半導体活性層は埋込絶縁層上に形成される。第1の溝は
半導体活性層を貫通して少なくとも埋込絶縁層に達する
ように形成される。トレンチメモリセルは第1の溝に形
成されたキャパシタを有する。
【0022】請求項6に係る半導体装置はさらに、上記
請求項5の構成に加えて、フィールドシールド分離領域
を備える。フィールドシールド分離領域はフィールドシ
ールド絶縁膜およびフィールドシールド導電膜を含む。
フィールドシールド絶縁膜は半導体活性層上に形成され
る。フィールドシールド導電膜はフィールドシールド絶
縁膜上に形成される。フィールドシールド導電膜には一
定電圧が与えられる。キャパシタのセルプレート電極は
フィールドシールド導電膜により構成される。
【0023】請求項7に係る半導体装置においては、上
記請求項5の構成に加えて、第1の溝が半導体活性層だ
けでなく埋込絶縁層をも貫通して半導体基板に達するよ
うに形成される。キャパシタは、セルプレート電極、誘
電膜およびストレージノード電極を含む。セルプレート
電極は半導体基板により構成される。誘電膜は第1の溝
上に形成される。ストレージノード電極は誘電膜上に形
成される。半導体基板には一定電圧が与えられる。
【0024】請求項8に係る半導体装置においては、上
記請求項7の構成に加えて、キャパシタがさらにポリシ
リコン層を含む。ポリシリコン層は半導体基板と誘電膜
との間に形成される。ストレージノード電極はポリシリ
コンからなる。
【0025】請求項9に係る半導体装置においては、上
記請求項5の構成に加えて、第1の溝が埋込絶縁層内に
底を有する。
【0026】請求項10に係る半導体装置においては、
上記請求項5の構成に加えて、SOI基板がさらに第2
の溝を含む。第2の溝は切断されるべきダイシングライ
ン上に形成される。
【0027】請求項11に係る半導体装置は、SOI基
板、複数の素子、素子分離領域およびヒューズリンクを
備える。SOI基板は、半導体基板、埋込絶縁層および
半導体活性層を含む。埋込絶縁層は半導体基板上に形成
される。半導体活性層は埋込絶縁層上に形成される。複
数の素子はSOI基板上に形成される。ヒューズリンク
は素子分離領域上に形成される。
【0028】請求項12に係る半導体装置は、SOI基
板、複数の素子、第1および第2のフィールドシールド
分離領域、層間絶縁膜ならびにヒューズリンクを備え
る。SOI基板は、半導体基板、埋込絶縁層および半導
体活性層を含む。埋込絶縁層は半導体基板上に形成され
る。半導体活性層は埋込絶縁層上に形成される。複数の
素子はSOI基板上に形成される。第1のフィールドシ
ールド分離領域は、第1のフィールドシールド絶縁膜お
よび第1のフィールドシールド導電膜を含む。第1のフ
ィールドシールド絶縁膜は、複数の素子のいずれかの間
であって半導体活性層上に形成される。第1のフィール
ドシールド導電膜は第1のフィールドシールド絶縁膜上
に形成される。第1のフィールドシールド導電膜には一
定電圧が与えられる。第2のフィールドシールド分離領
域は、第2のフィールドシールド絶縁膜および第2のフ
ィールドシールド導電膜を含む。第2のフィールドシー
ルド絶縁膜は上記いずれかの素子の間であって半導体活
性層上に第1のフィールドシールド絶縁膜と離隔して形
成される。第2のフィールドシールド導電膜は第2のフ
ィールドシールド絶縁膜上に形成される。第2のフィー
ルドシールド導電膜には一定電圧が与えられる。層間絶
縁膜は第1および第2のフィールドシールド分離領域の
間に形成される。ヒューズリンクは層間絶縁膜上に形成
される。
【0029】請求項13に係る半導体装置は、SOI基
板、複数の素子、第1および第2の素子分離領域、層間
絶縁膜ならびにヒューズリンクを備える。SOI基板
は、半導体基板、層間絶縁膜および半導体活性層を含
む。層間絶縁膜は半導体基板上に形成される。半導体活
性層は層間絶縁膜上に形成される。複数の素子はSOI
基板上に形成される。第1の素子分離領域は、複数の素
子のいずれかの間であって埋込絶縁層上に形成される。
第2の素子分離領域は、上記いずれかの素子の間であっ
て埋込絶縁層上に第1の素子分離領域と離隔して形成さ
れる。層間絶縁膜は第1および第2の素子分離領域の間
に形成される。
【0030】請求項14に係る半導体装置は、SOI基
板およびヒューズリンクを備える。SOI基板は、半導
体基板、埋込絶縁層および半導体活性層を含む。埋込絶
縁層は半導体基板上に形成される。半導体活性層は埋込
絶縁層上に形成される。ヒューズリンクは半導体活性層
により形成される。
【0031】請求項15に係る半導体装置は、半導体基
板、複数の素子、LOCOS分離領域、ヒューズリンク
およびフィールドシールド分離領域を備える。複数の素
子は半導体基板上に形成される。LOCOS分離領域は
複数の素子のいずれかの間に形成される。ヒューズリン
クはLOCOS分離領域上に形成される。フィールドシ
ールド分離領域はフィールドシールド絶縁膜およびフィ
ールドシールド導電膜を含む。フィールドシールド絶縁
膜は、上記いずれかの素子以外の他のいずれかの素子の
間であって半導体基板上に形成される。フィールドシー
ルド導電膜はフィールドシールド絶縁膜上に形成され
る。フィールドシールド導電膜には一定電圧が与えられ
る。
【0032】請求項16に係る半導体装置においては、
上記請求項15の構成に加えて、半導体基板が埋込絶縁
層および半導体活性層を含む。埋込絶縁層は半導体基板
の中に埋込まれる。半導体活性層はその主面を露出する
ように埋込絶縁層上に形成される。LOCOS分離領域
は埋込絶縁層上に形成される。フィールドシールド絶縁
膜は半導体活性層上に形成される。
【0033】請求項17に係る半導体装置においては、
上記請求項16の構成に加えて、ヒューズリンクがフィ
ールドシールド導電膜と同じ層に形成される。
【0034】請求項18に係る半導体装置は、SOI基
板、複数の素子、素子分離領域、フィールドシールド分
離領域およびヒューズリンクを備える。SOI基板は、
半導体基板、埋込絶縁層および半導体活性層を含む。埋
込絶縁層は半導体基板上に形成される。半導体活性層は
埋込絶縁層上に形成される。複数の素子はSOI基板上
に形成される。素子分離領域は、複数の素子のいずれか
の間であって埋込絶縁層上に形成される。フィールドシ
ールド分離領域はフィールドシールド絶縁膜およびフィ
ールドシールド導電膜を含む。フィールドシールド絶縁
膜は上記いずれかの素子以外の他のいずれかの素子の間
であって半導体活性層上に形成される。フィールドシー
ルド導電膜はフィールドシールド絶縁膜上に形成され
る。ヒューズリンクはSOI基板上であってフィールド
シールド導電膜と同じ層に形成される。
【0035】請求項19に係る半導体装置は、SOI基
板、複数の素子、第1のフィールドシールド分離領域、
層間絶縁膜およびボンディングパッドを備える。SOI
基板は、半導体基板、埋込絶縁層および半導体活性層を
含む。埋込絶縁層は半導体基板上に形成される。半導体
活性層は埋込絶縁層上に形成される。複数の素子はSO
I基板上に形成される。第1のフィールドシールド分離
領域は第1のフィールドシールド絶縁膜および第1のフ
ィールドシールド導電膜を含む。第1のフィールドシー
ルド絶縁膜は、複数の素子のいずれかの間であって半導
体活性層上に形成される。第1のフィールドシールド導
電膜は第1のフィールドシールド絶縁膜上に形成され
る。層間絶縁膜は第1のフィールドシールド導電膜上に
形成される。ボンディングパッドは層間絶縁膜上に形成
される。
【0036】請求項20に係る半導体装置はさらに、上
記請求項19の構成に加えて、第2および第3のフィー
ルドシールド分離領域を備える。第2のフィールドシー
ルド分離領域は第2のフィールドシールド絶縁膜および
第2のフィールドシールド導電膜を含む。第2のフィー
ルドシールド絶縁膜は、上記いずれかの素子の間であっ
て半導体活性層上に第1のフィールドシールド分離領域
の一方側に離隔して形成される。第2のフィールドシー
ルド導電膜は第2のフィールドシールド絶縁膜上に形成
される。第2のフィールドシールド導電膜には一定電圧
が与えられる。第3のフィールドシールド分離領域は第
3のフィールドシールド絶縁膜および第3のフィールド
シールド導電膜を含む。第3のフィールドシールド絶縁
膜は上記いずれかの素子の間であって半導体活性層上に
第1のフィールドシールド分離領域の他方側に離隔して
形成される。第3のフィールドシールド導電膜は第3の
フィールドシールド絶縁膜上に形成される。第3のフィ
ールドシールド導電膜には一定電圧が与えられる。
【0037】請求項21に係る半導体装置は、SOI基
板、複数の素子、第1および第2のフィールドシールド
分離領域、層間絶縁膜ならびにボンディングパッドを備
える。SOI基板は、半導体基板、埋込絶縁層および半
導体活性層を含む。埋込絶縁層は半導体基板上に形成さ
れる。半導体活性層は埋込絶縁層上に形成される。複数
の素子はSOI基板上に形成される。第1のフィールド
シールド分離領域は第1のフィールドシールド絶縁膜お
よび第1のフィールドシールド導電膜を含む。第1のフ
ィールドシールド絶縁膜は、複数の素子のいずれかの間
であって半導体活性層上に形成される。第1のフィール
ドシールド導電膜は第1のフィールドシールド絶縁膜上
に形成される。第1のフィールドシールド導電膜には一
定電圧が与えられる。第2のフィールドシールド分離領
域は第2のフィールドシールド絶縁膜および第2のフィ
ールドシールド導電膜を含む。第2のフィールドシール
ド絶縁膜は、上記いずれかの素子の間であって半導体活
性層上に第1のフィールドシールド絶縁膜と離隔して形
成される。第2のフィールドシールド導電膜は第2のフ
ィールドシールド絶縁膜上に形成される。第2のフィー
ルドシールド導電膜には一定電圧が与えられる。層間絶
縁膜は第1および第2のフィールドシールド分離領域の
間に形成される。ボンディングパッドは層間絶縁膜上に
形成される。
【0038】請求項22に係る半導体装置は、SOI基
板、複数の素子、第1および第2の素子分離領域、層間
絶縁膜およびボンディングパッドを備える。SOI基板
は、半導体基板、埋込絶縁層および半導体活性層を含
む。埋込絶縁層は半導体基板上に形成される。半導体活
性層は埋込絶縁層上に形成される。複数の素子はSOI
基板上に形成される。第1の素子分離領域は、複数の素
子のいずれかの間であって埋込絶縁層上に形成される。
第2の素子分離領域は上記いずれかの素子の間であって
埋込絶縁層上に第1の素子分離領域と離隔して形成され
る。層間絶縁膜は第1および第2の素子分離領域の間に
形成される。ボンディングパッドは層間絶縁膜上に形成
される。
【0039】請求項23に係る半導体装置は、SOI基
板およびフィールドシールド分離領域を備える。SOI
基板は、半導体基板、埋込絶縁層および半導体活性層を
含む。埋込絶縁層は半導体基板上に形成される。半導体
活性層は埋込絶縁層上に形成される。フィールドシール
ド分離領域はフィールドシールド絶縁膜およびフィール
ドシールド導電膜を含む。フィールドシールド絶縁膜は
半導体活性層上に形成される。フィールドシールド導電
膜は、フィールドシールド絶縁膜上であって切断される
べきダイシングライン以外の所定領域に形成される。
【0040】請求項24に係る半導体装置は、SOI基
板およびLOCOS分離領域を備える。SOI基板は、
半導体基板、埋込絶縁層および半導体活性層を含む。埋
込絶縁層は半導体基板上に形成される。半導体活性層は
埋込絶縁層上に形成される。LOCOS分離領域は、埋
込絶縁層上であって切断されるべきダイシングライン以
外の所定領域に形成される。
【0041】請求項25に係る半導体装置は、半導体基
板、LOCOS分離領域およびフィールドシールド分離
領域を備える。LOCOS分離領域は、半導体基板上で
あって切断されるべきダイシングライン以外の所定領域
に形成される。フィールドシールド分離領域はフィール
ドシールド絶縁膜およびフィールドシールド導電膜を含
む。フィールドシールド絶縁膜は半導体基板上であって
LOCOS分離領域のダイシングラインの側と反対側に
LOCOS分離領域と隣接して形成される。フィールド
シールド導電膜は、フィールドシールド絶縁膜およびL
OCOS分離領域上に形成される。フィールドシールド
導電膜は、ダイシングラインからLOCOS分離領域の
エッジまでの距離よりも遠いところに位置付けられたエ
ッジを有する。
【0042】請求項26に係る半導体装置においては、
上記請求項25の構成に加えて、半導体基板が埋込絶縁
層および半導体活性層を含む。埋込絶縁層は半導体基板
中に埋込まれる。半導体活性層はその主面を露出するよ
うに埋込絶縁層上に形成される。LOCOS分離領域は
埋込絶縁層上に形成さる。フィールドシールド絶縁膜は
半導体活性層上に形成される。
【0043】請求項27に係る半導体装置は、SOI基
板を含む。SOI基板は、半導体基板、埋込絶縁層、半
導体活性層および溝を含む。埋込絶縁層は半導体基板上
に形成される。半導体活性層は埋込絶縁層上に形成され
る。溝は、切断されるべきダイシングライン上に形成さ
れ、半導体活性層を貫通して少なくとも埋込絶縁層に達
する。
【0044】
【作用】請求項1に係る半導体装置においては、素子の
活性領域以外の半導体活性層を除去することにより活性
領域が島(メサ;mesa)状に形成されているので、素子
分離領域と活性領域との段差が小さい。そのため、その
後の積層工程が容易である。また、メサ状の活性領域下
には絶縁層が埋込まれているので、各素子は他の素子と
ほぼ完全に分離される。
【0045】請求項2に係る半導体装置においては、上
記請求項1の作用に加えて、半導体活性層だけでなくそ
の下の埋込絶縁層までもが除去されるため、各素子の活
性領域は他の活性領域とより完全に分離される。
【0046】請求項3に係る半導体装置においては、上
記請求項2の作用に加えて、トレンチメモリセルが用い
られているため、エッチング工程においてトレンチメモ
リセルのための溝と素子分離のための溝とを同時に形成
することができる。
【0047】請求項4に係る半導体装置においては、上
記請求項1〜3の作用に加えて、エッチング工程におい
てトレンチメモリセルまたは素子分離のための溝とダイ
シングライン上の溝とを同時に形成することができる。
【0048】請求項5に係る半導体装置においては、S
OI基板中の溝にトレンチメモリセルのキャパシタが形
成されるため、埋込絶縁層を有しないバルクシリコン基
板を用いた従来のDRAMと比較して、キャパシタの一
部が埋込絶縁層によって囲まれているのでソフトエラー
が低減される。
【0049】請求項6に係る半導体装置においては、上
記請求項5の作用に加えて、セルプレート電極がフィー
ルドシールド導電膜と共通にされているので、製造工程
が簡略化される。
【0050】請求項7に係る半導体装置においては、上
記請求項5の作用に加えて、セルプレート電極が半導体
基板により構成されるので、セルプレート電極を形成す
る工程を必要としない。また、バルクシリコン基板を用
いた従来のDRAMのようにトレンチキャパシタのため
のウェルを形成する工程を必要としない。
【0051】請求項8に係る半導体装置においては、上
記請求項7の作用に加えて、トレンチメモリセルのキャ
パシタがポリシリコンからなるセルプレート電極および
ストレージノード電極により構成されるので、キャパシ
タの信頼性が向上する。
【0052】請求項9に係る半導体装置においては、上
記請求項5の作用に加えて、キャパシタ用の溝が浅くそ
の底は埋込絶縁層内で止まっているので、キャパシタを
半導体基板から電気的に分離するための絶縁膜を形成す
る必要がない。しかもキャパシタは埋込絶縁層によって
半導体基板と電気的に分離されているので、ソフトエラ
ーはほとんど発生しない。
【0053】請求項10に係る半導体装置においては、
上記請求項5の作用に加えて、ダイシングライン上に溝
が形成されているので、ダイシングが容易になるととも
に、ダイシングのときに半導体活性層、埋込絶縁層など
に亀裂が生じることはない。
【0054】請求項11に係る半導体装置においては、
ヒューズリンクの下に素子分離領域が形成され、さらに
その下の埋込絶縁層が形成されているので、ヒューズを
レーザで溶断するときに半導体基板が損傷を受けること
はない。
【0055】請求項12に係る半導体装置においては、
ヒューズリンクの下にはフィールドシールド分離領域が
形成されていないので、溶断されたヒューズリンクがフ
ィールドシールド導電膜と短絡することはない。また、
ヒューズリンク下にフィールドシールド分離領域は形成
されていないが、埋込絶縁層が形成されているので、ヒ
ューズリンクをレーザで溶断するときに半導体基板が損
傷を受けることはない。
【0056】請求項13に係る半導体装置においては、
ヒューズリンクの下に素子分離領域は形成されていない
が、埋込絶縁層が形成されているので、ヒューズリンク
を溶断するときに半導体基板が損傷を受けることはな
い。
【0057】請求項14に係る半導体装置においては、
ヒューズリンクが半導体活性層により形成されているの
で、ヒューズリンクのための導電層を形成する工程を必
要としない。
【0058】請求項15に係る半導体装置においては、
LOCOS分離領域およびフィールドシールド分離領域
がともに形成され、ヒューズリンクの下にはそのLOC
OS分離領域が形成されているので、ヒューズリンクを
レーザで溶断するときに半導体基板が損傷を受けること
はない。
【0059】請求項16に係る半導体装置においては、
上記請求項15の作用に加えて、ヒューズリンクの下に
LOCOS分離領域だけでなく埋込絶縁層が形成されて
いるので、ヒューズリンクをレーザで溶断するときにお
ける半導体基板への損傷がより低減される。
【0060】請求項17に係る半導体装置においては、
上記請求項16の作用に加えて、ヒューズリンクがフィ
ールドシールド導電膜と同じ層に形成されるので、ヒュ
ーズリンクのための導電層を別に形成する必要はない。
【0061】請求項18に係る半導体装置においては、
フィールドシールド分離領域がSOI基板上に形成され
かつもう1つの素子分離領域が埋込絶縁層上に直接形成
され、さらにヒューズリンクがフィールドシールド導電
膜と同じ層に形成されるので、ヒューズリンクのための
層を別に形成する必要がない。
【0062】請求項19に係る半導体装置においては、
ボンディングパッドの下にフィールドシールド導電膜お
よび埋込絶縁層が形成されているので、ワイヤボンディ
ングによって半導体基板が損傷を受けることはない。
【0063】請求項20に係る半導体装置においては、
上記請求項19の作用に加えて、ボンディングによって
パッドがその下の第1のフィールドシールド導電膜と短
絡したとしてもその第1のフィールドシールド導電膜は
電気的にフローティング状態にあるので、フィールドシ
ールド分離のための一定電圧がボンディングパッドに与
えられることはない。
【0064】請求項21に係る半導体装置においては、
ボンディングパッドの下にフィールドシールド導電膜が
形成されていないので、ボンディングによってパッドが
その下のフィールドシールド導電膜と短絡するこはな
い。しかもそのパッドの下には埋込絶縁層が形成されて
いるので、ボンディングによって半導体基板が損傷を受
けることはない。
【0065】請求項22に係る半導体装置においては、
ボンディングパッドの下に素子分離領域は形成されてい
ないが、埋込絶縁層が形成されているので、ボンディン
グによって半導体基板が損傷を受けることはない。
【0066】請求項23に係る半導体装置においては、
ダイシングライン付近にはフィールドシールド導電膜が
形成されていないので、ダイシングによってフィールド
シールド絶縁膜中に亀裂が生じることはない。
【0067】請求項24に係る半導体装置においては、
ダイシングライン付近ににLOCOS分離領域が形成さ
れていないので、ダイシングによってLOCOS分離領
域中に亀裂が生じることはない。
【0068】請求項25に係る半導体装置においては、
ダイシングライン付近にLOCOS分離領域が形成され
ていないので、ダイシングによってLOCOS分離領域
中に亀裂が生じることはない。また、フィールドシール
ド導電膜がLOCOS分離領域に乗上げ、そのエッジが
LOCOS分離領域のエッジよりも後退しているので、
ダイシングによってフィールドシールド導電膜およびフ
ィールドシールド絶縁膜中に亀裂が生じることはない。
【0069】請求項26に係る半導体装置においては、
上記請求項25の作用に加えて、半導体基板としてSO
I基板が用いられ、その埋込絶縁層上にLOCOS分離
領域が直接形成されているので、ダイシングによって半
導体活性層中に亀裂が生じることはない。
【0070】請求項27に係る半導体装置においては、
ダイシングライン付近に溝が形成されているので、ダイ
シングが容易になるとともに、ダイシングによって半導
体活性層、さらには埋込絶縁層中に亀裂が生じることは
ない。
【0071】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して詳
しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部
分を示す。
【0072】[実施例1]図1は、この発明の実施例1
によるDRAMのメモリセル部分の構造を示す断面図で
ある。図1を参照して、このDRAMではSOI基板1
0が用いられる。SOI基板10は、SIMOX法など
によってシリコン基板に酸化層14を埋込むことにより
形成される。このSOI基板10は、p型シリコン基板
16と、その上に形成されたSiO2 からなる埋込酸化
層14と、さらにその上に形成された薄いp型シリコン
活性層12とから構成される。図1では、SOI基板1
0上に2つのスタック型メモリセル17が形成される。
メモリセル17の各々は、1つのnチャネルMOSトラ
ンジスタと、1つのキャパシタとを含む。nチャネルM
OSトランジスタは、シリコン活性層12中に形成され
たn+ 型ソース/ドレイン領域18および20と、シリ
コン活性層12上に薄い酸化膜を介在して形成されたワ
ード線22をなすゲート電極とから構成される。ソース
/ドレイン領域20上にはストレージノード28が形成
され、さらにその上に薄い誘電層を介在してセルプレー
ト30が形成される。このストレージノード28、セル
プレート30およびその間の誘電層により上記キャパシ
タが構成される。ソース/ドレイン領域18は2つのメ
モリセル17に共通する。このソース/ドレイン領域1
8上には中間層24が形成され、さらにその上にはビッ
ト線26が形成されている。また、ワード線22の抵抗
値を実質的に下げるために各ワード線22に対応して1
本のアルミニウム配線32が形成される。各ワード線2
2は、対応するアルミニウム配線32と所定間隔おきに
コンタクトホール(図示せず)を介して接続される。
【0073】ここで、2つのnチャネルMOSトランジ
スタのための素子活性領域はメサ分離によって隣接する
他の素子活性領域(図示せず)と電気的に分離される。
すなわち、シリコン活性層12の素子活性領域以外の部
分はエッチングによって除去され、これにより素子活性
領域が島(メサ)状に形成されている。なお、活性層が
エッチングされた部分には、たとえばCVD法により層
間絶縁膜33を形成することにより図示された素子活性
領域が隣接する他の素子活性領域と完全に分離されてい
る。
【0074】ところで、シリコン活性層12を熱的に酸
化することによりシリコン酸化膜からなるLOCOS分
離領域を形成する場合においては、ドレイン電流−ゲー
ト電圧(Id−Vg)特性にハンプ現象が生じる可能性
がある。これは、トランジスタのチャネル領域中のエッ
ジ付近にチャネル方向に沿って低いしきい電圧を有する
寄生MOSトランジスタが生じるためである。この寄生
MOSトランジスタは、シリコン活性層12中に注入さ
れたホウ素がLOCOS分離のための酸化膜に吸込まれ
ることにより形成されると考えられる。また、LOCO
S分離に特有のバーズビークによってチャネル領域中に
応力が残留することによってもこの寄生MOSトランジ
スタが形成されると考えられる。
【0075】また、LOCOS分離を用いた場合におい
ては、LOCOS分離領域と素子活性領域との間に大き
な段差が生じる。そのため、その土層のトレージノード
28、セルプレート30、ビット線26などの形成が困
難になる。フィールドシールド分離を用いた場合もこれ
と同様に、フィールドシールド分離領域と素子活性領域
との間に大きな段差が生じる。さらにフィールドシール
ド分離を用いた場合においては、シリコン活性層12上
に酸化膜を形成し、さらにその上にフィールドシールド
ゲートを形成する必要があるため、製造工程の数が多く
なる。
【0076】しかしながら、この実施例1によれば、素
子活性領域以外の部分がエッチングされ、そこに酸化
膜、窒化膜などの層間絶縁膜33が充填されるため、シ
リコン活性層12中に残留応力が発生することはない。
また、シリコン活性層12を熱的に酸化していないた
め、シリコン活性層12中のホウ素濃度が低下すること
もない。そのため、寄生MOSトランジスタが生じるこ
とはなく、トランジスタ中のリーク電流が低減される。
【0077】また、メサ分離領域と素子活性領域との間
に段差がほとんど生じないため、ストレージノード2
8、セルプレート30、ビット線26などの形成工程が
容易になる。さらに、フィールドシールド分離を用いた
場合に比べて、製造工程の数が少なくなる。
【0078】また、このメモリセル17のキャパシタは
埋込絶縁層14によって半導体基板16と完全に分離さ
れているため、ソフトエラーはほとんど発生しない。さ
らに、シリコン活性層12の下には埋込酸化層14が形
成されているため、各素子活性領域は他の素子活性領域
とほとんど完全に分離される。そのため、ラッチアップ
が生じることもなく、メモリセル17をより高密度で集
積することが可能となる。したがって、大規模な記憶容
量を有するDRAMを容易に実現することができる。
【0079】[実施例2]図2は、この発明の実施例2
によるDRAMのメモリセル部分の構造を示す断面図で
ある。図2に示されるように、この実施例2では素子活
性領域以外のシリコン活性層12がエッチングされるだ
けでなく、その下の埋込酸化層14までもがエッチング
され、これにより素子分離用の溝34が形成されてい
る。この素子分離用の溝34内には酸化膜、窒化膜など
の層間絶縁膜36が充填されている。その他の構成は図
1の実施例1と同様である。
【0080】この実施例2によれば、このようなトレン
チ分離領域によって素子活性領域が電気的に分離されて
いるため、上記実施例1の効果に加えて、各素子活性領
域と隣接する他の素子活性領域間の分離がより完全なも
のとなる。
【0081】[実施例3]図3は、この発明の実施例3
によるDRAMのメモリセル部分を示す断面図である。
図3に示されるようにこの実施例3では、SOI基板1
0上にトレンチ型メモリセル37が形成される。
【0082】このSOI基板10の素子活性領域以外の
領域にはLOCOS分離用の酸化膜38が形成される。
また、SOI基板10中にはシリコン活性層12および
埋込酸化層14を貫通してp型シリコン基板16に達す
る溝(トレンチ)39が形成される。この溝39の周囲
にはn+ 型拡散層42が形成される。また、この溝39
上にはポリシリコンなどからなるストレージノード28
が形成される。このストレージノード28はソース/ド
レイン領域20と接触する。また、ストレージノード2
8上には誘電膜40が形成される。さらに、誘電膜40
上にはポリシリコンなどからなるセルプレート30が形
成される。ストレージノード28、誘電膜40およびセ
ルプレート30によって、トレンチ型メモリセル37の
キャパシタが構成される。また、シリコン基板16には
負電圧が与えられるので、p型シリコン基板16とn+
型拡散層42との間におけるpn接合は逆バイアス状態
となる。そのため、ストレージノード28はシリコン基
板18と電気的に分離される。
【0083】この実施例3によれば、SOI基板10中
にトレンチ型のキャパシタが形成されているため、ソフ
トエラーが低減される。すなわち、バルクシリコン基板
中にトレンチ型のキャパシタが形成される場合にはその
キャパシタの周囲がすべてシリコン基板によって覆われ
るのに対し、この実施例3ではキャパシタの上方部分が
埋込酸化層14によって覆われているため、バルクシリ
コン基板に形成されたトレンチ型メモリセルに比べてソ
フトエラーが低減される。
【0084】[実施例4]図4は、この発明の実施例4
によるDRAMのメモリセル部分の構造を示す断面図で
ある。図4に示されるようにこの実施例4では、図3の
実施例3におけるLOCOS分離領域の代わりにフィー
ルドシールド分離領域が形成されている。すなわち、ト
レンチ型のキャパシタ間のシリコン活性層12上には薄
い酸化膜43が形成され、さらにその上にフィールドシ
ールドゲート44が形成されている。このフィールドシ
ールドゲート44に接地電圧が与えられると、その下の
シリコン活性層12はオフ状態となる。これによりこの
シリコン活性層12の両側の領域は互いに電気的に分離
される。
【0085】この実施例4のようにフィールドシールド
法によって素子活性領域を分離しても、上記実施例3と
同様の効果が得られる。
【0086】[実施例5]図5は、この発明の実施例5
によるDRAMのメモリセル部分の構造を示す断面図で
ある。図5に示されるようにこの実施例5では、図4に
示されたセルプレート30とフィールドシールドゲート
44とを共通にした共通電極46が形成されている。こ
の共通電極46には接地電圧が与えられ、これにより共
通電極46下のシリコン活性層12がオフ状態となる。
このように、セルプレート電圧が接地電圧の場合にはセ
ルプレートがフィールドシールドゲートと共通にされて
いてもよい。
【0087】この実施例5によれば、セルプレートがフ
ィールドシールドゲートと共通にされているため、図4
に示されるフィールドシールドゲート44を形成する工
程が不要となる。したがって、この実施例5のDRAM
は図4のDRAMよりも容易に製造することができる。
【0088】[実施例6]図6は、この発明の実施例6
によるDRAMのメモリセル部分の構造を示す断面図で
ある。図6に示されるようにこの実施例6では、図3の
LOCOS分離の代わりにメサ分離が採用されている。
すなわち、シリコン活性層12の素子活性領域以外の部
分はエッチングにより除去され、さらにその除去された
部分には層間絶縁膜33が形成されている。
【0089】この実施例6によれば、LOCOS分離で
はなくメサ分離が採用されているため、バーズビークに
よる残留応力がシリコン活性層12中に生じることはな
く、これにより寄生MOSトランジスタによるリーク電
流が低減される。また、LOCOS分離が採用された図
3に比べて、メサ分離領域と素子活性領域との間に段差
がほとんど生じないため、ワード線22、ビット線26
などを形成する工程が容易となる。
【0090】[実施例7]図7は、この発明の実施例7
によるDRAMのメモリセル部分の構造を示す断面図で
ある。図7に示されるようにこの実施例7では、図3と
異なり逆トレンチ型のメモリセル47が形成されてい
る。すなわち、このSOI基板10にはシリコン活性層
12および埋込酸化層14を貫通してシリコン基板16
に達する溝39が形成され、その上に誘電膜40および
ストレージノード28が順に形成されている。シリコン
基板16には接地電圧GNDが与えられる。したがっ
て、この実施例7ではシリコン基板16がセルプレート
として機能する。
【0091】ところで、図43は、p型のバルクシリコ
ン基板58に形成された逆トレンチ型メモリセルの構造
を示す断面図である。バルクシリコン基板58には接地
電圧GNDが与えられ、これによりシリコン基板58は
セルプレートとして機能する。また、このトレンチキャ
パシタの上方を取囲むように酸化層1が形成されてい
る。この酸化層1は、ソース/ドレイン領域20からト
レンチキャパシタの近傍を伝わって流れるリーク電流を
低減するためのものである。また、シリコン基板58に
与えられる接地電圧GNDは、セルプレート電圧として
機能するとともに、基板電圧としても機能するため、接
地電圧GNDの代わりに中間電圧Vcc/2などを与え
ることはできない。
【0092】そこで、セルプレート電圧を基板電圧と独
立して与えるためには、図44に示されるようにウェル
2を形成する必要がある。図44では、n型バルクシリ
コン基板3にp型ウェル2が形成されている。ここで
は、ウェル2に基板電圧として接地電圧GNDが与えら
れるとともに、シリコン基板3にセルプレート電圧とし
て中間電圧Vcc/2が与えられる。
【0093】この実施例7によれば、シリコン基板16
がセルプレートとして用いられているため、図3のよう
にセルプレート30を形成する必要がない。また、シリ
コン活性層12がシリコン基板16と埋込酸化層14と
によって分離されているため、図43のようにリーク電
流を防止するための酸化層1を形成する必要がない。さ
らに、図44のようにウェル2を形成しなくてもセルプ
レート電圧としてシリコン基板16に独立した電圧を与
えることができる。したがって、シリコン基板16には
接地電圧GNDの代わりに中間電圧Vcc/2が与えら
れてもよい。
【0094】[実施例8]図8は、この発明の実施例8
によるDRAMのメモリセル部分の構造を示す断面図で
ある。図8に示されるようにこの実施例8では、図7の
構造に加えて、シリコン基板16と誘電膜40との間に
ポリシリコンからなる中間電極48が形成されている。
したがって、誘電膜40はポリシリコンとポリシリコン
との間に挟まれるので、このトレンチキャパシタの信頼
性が図7のそれよりも向上する。
【0095】[実施例9]図9は、この発明の実施例9
によるDRAMのメモリセル部分の構造を示す断面図で
ある。図9に示されるようにこの実施例9では、図3と
異なり、シャロートレンチ型メモリセル49が形成され
ている。すなわち、このメモリセル49のキャパシタ用
の溝51はシリコン活性層12のみを貫通して埋込酸化
層14に達している。したがって、この溝51の底は埋
込酸化層14内にとどまっている。
【0096】この実施例9によれば、キャパシタの周囲
が埋込酸化層14によって完全に覆われているため、ソ
フトエラーはほとんど生じない。また、このキャパシタ
用の溝51はシリコン基板16に達していないため、図
3のようにキャパシタをシリコン基板16から電気的に
分離するための拡散層42などを形成する必要がない。
【0097】[実施例10]図10は、この発明の実施
例10による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図10を参照して、SOI基板10のシリコン活性
層12中にはn+ 型ソース/ドレイン領域50が形成さ
れている。また、これらソース/ドレイン領域50の間
であってそのシリコン活性層12上には薄い酸化膜を介
在してゲート電極52が形成されている。このソース/
ドレイン領域50およびゲート電極52によりnチャネ
ルMOSトランジスタが構成される。
【0098】また、このSOI基板10上にはフィール
ドシールド分離領域が形成されている。すなわち、シリ
コン活性層12の素子活性領域以外の部分の上には薄い
酸化膜が形成され、さらにその上にフィールドシールド
ゲート44が形成されている。このフィールドシールド
ゲート44には接地電圧GNDが与えられ、これにより
フィールドシールドゲート44下のシリコン活性層12
がオフ状態とされる。
【0099】さらに、フィールドシールドゲート44上
には酸化膜53が形成され、さらにその上にヒューズリ
ンク54が形成されている。ヒューズリンク54は、た
とえばDRAMにおいては冗長回路を活性化するか否か
に応じて、切断されたり、あるいは切断されなかったり
される。また、ヒューズリンク54はビット線などと同
じ層内に形成される。
【0100】この実施例10によれば、ヒューズリンク
54の下に埋込酸化層14が形成されているため、レー
ザ照射によってヒューズリンク54が溶断されるとき
に、そのレーザ照射によってシリコン基板16が損傷を
受けることはない。しかもこの実施例10では、ヒュー
ズリンク54の下に埋込酸化層14だけでなくフィール
ドシールドゲート44が形成されているため、レーザ照
射がシリコン基板16に与える損傷がより低減される。
【0101】また、このSOI基板10の代わりにバル
クシリコン基板が用いられるならばレーザ照射によって
損傷を受けたフィールドシールドゲート44がそのバル
クシリコン基板と短絡するおそれがあるが、この実施例
10では埋込酸化層14が形成されているため、損傷を
受けたフィールドシールドゲート44がシリコン基板1
6と短絡することはない。
【0102】[実施例11]図11は、この発明の実施
例11による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図11に示されるようにこの実施例11では、図1
0と異なりヒューズリンク54下のフィールドシールド
ゲート44がエッチングなどによって除去されている。
【0103】この実施例11では、ヒューズリンク54
の下にフィールドシールドゲート44が形成されていな
いため、ヒューズリンク54を溶断するために照射され
たレーザがSOI基板10に損傷を与えるおそれがあ
る。しかし、バルクシリコン基板と異なりこのSOI基
板10中には埋込酸化層14が形成されているため、シ
リコン基板16がレーザ照射によって損傷を受けること
はほとんどない。また、ヒューズリンク54の下にフィ
ールドシールドゲート44が形成されていないため、レ
ーザ照射によってフィールドシールドゲート44が損傷
を受けることはない。
【0104】[実施例12]図12は、この発明の実施
例12による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図12に示されるようにこの実施例12では、図1
1と異なりフィールドシールドゲート44だけでなくそ
の下のシリコン活性層12がエッチングなどにより除去
されている。
【0105】この実施例12によれば、上記実施例11
と同様の効果が得られるとともに、ヒューズリンク54
の下にシリコン活性層12が形成されていないため、レ
ーザ照射によってシリコン活性層12が損傷を受けるこ
とはない。
【0106】[実施例13]図13は、この発明の実施
例13による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図13に示されるようにこの実施例13では、SO
I基板10上にLOCOS分離用の酸化膜38が形成さ
れている。また、SOI基板10中の埋込酸化層14上
にはシリコン活性層からなるヒューズリンク56が形成
されている。
【0107】この実施例13によれば、ヒューズリンク
56がシリコン活性層12を利用することにより形成さ
れているため、ヒューズリンク54を形成するための導
電層を別に形成する必要がない。しかも、このヒューズ
リンク56の下には埋込酸化層14が形成されているた
め、レーザ照射によってこのヒューズリンク56が溶断
されるときにヒューズリンク56下のシリコン基板16
が損傷を受けることはない。
【0108】[実施例14]図14は、この発明の実施
例14による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図14に示されるようにこの実施例14では、図1
1のフィールドシールド分離の代わりにLOCOS分離
が採用されている。すなわち、埋込酸化層14上のシリ
コン活性層の素子活性領域以外の部分にはLOCOS分
離用の酸化膜38が形成されている。
【0109】この実施例14によれば、フィールドシー
ルド分離の代わりにLOCOS分離が採用されていても
上記実施例11と同様の効果が得られる。
【0110】[実施例15]図15は、この発明の実施
例15による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図15に示されるようにこの実施例15では、図1
4と異なりヒューズリンク54下のシリコン活性層12
もエッチングなどにより除去されている。したがって、
ヒューズリンク54を溶断するためのレーザ照射によっ
てシリコン活性層12が損傷を受けることはない。した
がって、この実施例15では図12のフィールドシール
ド分離の代わりにLOCOS分離が採用されているが、
図12に示された実施例12と同様の効果が得られる。
【0111】[実施例16]図16は、この発明の実施
例16による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図16に示されるようにこの実施例16では、図1
4および15と異なりLOCOS分離用の酸化膜38上
にヒューズリンク54が形成されている。このヒューズ
リンク54は、たとえばフィールドシールドゲートなど
と同じ層内に形成される。
【0112】この実施例16によれば、ヒューズリンク
54の下に埋込酸化層14だけでなくLOCOS分離用
の酸化膜38が形成されているため、ヒューズリンク5
4を溶断するためのレーザ照射によってシリコン基板1
6が損傷を受けることはない。
【0113】[実施例17]図17は、この発明の実施
例17による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図17に示されるようにこの実施例17では、図1
6と異なりヒューズリンク54の下にLOCOS分離の
酸化膜38が形成されていない。このヒューズリンク5
4は、フィールドシールドゲートと同じ層内に形成され
ている。
【0114】この実施例17によれば、ヒューズリンク
54の下にLOCOS分離用の酸化膜38が形成されて
いないため、ヒューズリンク54を溶断するためのレー
ザ照射によってLOCOS分離用の酸化膜38が損傷を
受けることはない。しかもヒューズリンク54の下にL
OCOS分離用の酸化膜38が形成されていないにもか
かわらず埋込酸化層14は形成されているため、レーザ
照射によってシリコン基板16が損傷を受けることはほ
とんどない。
【0115】[実施例18]図18は、この発明の実施
例18による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図18に示されるようにこの実施例18では、図1
7と異なりヒューズリンク54の下のシリコン活性層1
2も除去されている。
【0116】この実施例18によれば、図17の実施例
17と同様の効果が得られるとともに、レーザ照射によ
ってシリコン活性層12が損傷を受けることはない。
【0117】[実施例19]図19は、この発明の実施
例19による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図19に示されるようにこの実施例19では、図1
6のSOI基板の代わりにバルクシリコン基板58が用
いられている。また、素子分離としてLOCOS分離だ
けでなく、フィールドシールド分離が併せて用いられて
いる。ここで、ヒューズリンク54はフィールドシール
ドゲート44と同じ層内であってLOCOS分離用の酸
化膜38上に形成されている。
【0118】この実施例19によれば、ヒューズリンク
54がフィールドシールドゲート44と同じ層内に形成
されているため、ヒューズリンク54を形成するために
あえて導電層を形成する必要はない。また、ヒューズリ
ンク54の下にはLOCOS分離用の酸化膜38が形成
されているため、ヒューズリンク54を溶断するための
レーザ照射によってシリコン基板58が損傷を受けるこ
とはない。
【0119】[実施例20]図20は、この発明の実施
例20による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図20に示されるようにこの実施例20では、図1
9のバルクシリコン基板58の代わりにSOI基板10
が用いられている。したがって、図19の実施例19と
同様の効果が得られるとともに、ヒューズリンク54の
下に埋込酸化層14が形成されているため、シリコン基
板16がレーザ照射によって受ける損傷がより低減され
る。
【0120】[実施例21]図21は、この発明の実施
例21による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図21に示されるようにこの実施例21では、図2
0と異なりヒューズリンク54の下にはLOCOS分離
用の酸化膜38が形成されていない。したがって、シリ
コン活性層12上に酸化膜53が形成され、さらにその
上にヒューズリンク54が形成されている。
【0121】この実施例21によれば、ヒューズリンク
54を溶断するためのレーザ照射によってLOCOS分
離用の酸化膜38が損傷を受けることはない。また、ヒ
ューズリンク54の下にLOCOS分離用の酸化膜38
は形成されていないが、埋込酸化層14が形成されてい
るため、レーザ照射によってシリコン基板16が損傷を
受けることはない。
【0122】[実施例22]図22は、この発明の実施
例22による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図22に示されるようにこの実施例22では、図2
1と異なりヒューズリンク54下のシリコン活性層12
も除去されている。したがって、この実施例22によれ
ば、図21の実施例21と同様の効果が得られるととも
に、レーザ照射によってシリコン酸化層12が損傷を受
けることはない。
【0123】[実施例23]図23は、この発明の実施
例23による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図23に示されるようにこの実施例23では、素子
分離としてフィールドシールド分離が用いられている。
図23ではフィールドシールド分離領域のみが示され、
この図示されたフィールドシールド分離領域の両側に素
子活性領域が形成されている。また、図上中央のフィー
ルドシールドゲート44上には酸化膜53が形成され、
さらにその上にはボンディングパッド60が形成されて
いる。このボンディングパッド60は、たとえばアルミ
ニウム層などをエッチングすることによって形成され
る。
【0124】また、図上両側のフィールドシールドゲー
ト44には接地電圧GNDがそれぞれ与えられ、これに
よりそのフィールドシールドゲート44下のシリコン活
性層12がオフ状態とされている。中央のフィールドシ
ールドゲート44にも接地電圧GNDが与えられてもよ
いが、ここではこのフィールドシールドゲート44には
何らの電圧も与えられていない。したがって、このフィ
ールドシールドゲート44は電気的にフローティング状
態にされている。このように中央のフィールドシールド
ゲート44はフローティング状態にされているが、両側
のフィールドシールドゲート44には接地電圧GNDが
与えられているので、図示されていない両側の素子活性
領域は十分に分離されている。
【0125】この実施例23によれば、ボンディングパ
ッド60の下にフィールドシールドゲート44および埋
込酸化層44が形成されているため、ボンディングの物
理的な衝撃によってシリコン基板16が損傷を受けるこ
とはない。また、たとえボンディングの衝撃によってボ
ンディングパッド60がその下のフィールドシールドゲ
ート44と短絡したとしてもそのフィールドシールドゲ
ート44はフローティング状態にされているため、ボン
ディングパッド60の電圧が変動することはない。
【0126】[実施例24]図24は、この発明の実施
例24による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図24に示されるようにこの実施例24では、ボン
ディングパッド60下のフィールドシールドゲート44
はエッチングにより除去されている。すなわち、シリコ
ン活性層12上に酸化膜53が形成され、さらにその上
にボンディングパッド60が形成されている。
【0127】この実施例24によれば、ボンディングパ
ッド60下のフィールドシールドゲートが除去されてい
るため、ボンディングの衝撃によってフィールドシール
ドゲート44が損傷を受けることはない。また、ボンデ
ィングパッド60の下にはフィールドシールドゲートは
形成されていないが、埋込酸化層14が形成されている
ため、ボンディングの衝撃によってシリコン基板16が
損傷を受けることはない。
【0128】[実施例25]図25は、この発明の実施
例25による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図25に示されるようにこの実施例25では、図2
4と異なりボンディングパッド60下のシリコン活性層
もエッチングにより除去されている。したがって、埋込
酸化層14上に酸化膜53が形成され、さらにその上に
ボンディング60が形成されている。
【0129】この実施例25によれば、上記実施例24
と同様の効果が得られるとともに、ボンディングパッド
60下のシリコン活性層20が除去されているため、ボ
ンディングの衝撃によってシリコン活性層12が損傷を
受けることはない。
【0130】[実施例26]図26は、この発明の実施
例26による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図26に示されるようにこの実施例26では、図2
4のフィールドシールド分離の代わりにLOCOS分離
が用いられている。すなわち、埋込酸化層14上にはL
OCOS分離用の酸化膜38が形成されている。
【0131】この実施例26によれば、フィールドシー
ルド分離に代えてLOCOS分離が用いられているが、
図24の実施例24と同様の効果が得られる。
【0132】[実施例27]図27は、この発明の実施
例27による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図27に示されるようにこの実施例27では、図2
6に示されたシリコン活性層12がエッチングなどによ
り除去されている。したがって、この実施例27によれ
ば、ボンディングパッド60下にシリコン活性層12が
形成されていないため、ボンディングの衝撃によってシ
リコン活性層12が損傷を受けることはない。すなわ
ち、ここでは図25のフィールドシールド分離に代えて
LOCOS分離が用いられているが、図25の実施例2
5と同様の効果が得られる。
【0133】[実施例28]図28は、この発明の実施
例28による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図28に示されるようにこの実施例28では、SO
I基板10上に素子分離のためのフィールドシールド分
離領域が形成されている。このSOI基板10はダイシ
ングライン62に沿って切断され、複数のチップに分断
される。ここでは、ダイシングライン62近傍のフィー
ルドシールドゲート44はエッチングによって除去され
ている。したがって、この実施例28によれば、ダイシ
ングの衝撃によってフィールドシールドゲート44内に
亀裂が生じることはない。
【0134】[実施例29]図29は、この発明の実施
例29による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図29に示されるようにこの実施例29では、図2
8に示されたダイシングライン62付近のシリコン活性
層12もエッチングなどにより除去されている。したが
ってこの実施例29によれば、図28の実施例28の効
果が得らるとともに、ダイシングの衝撃によってシリコ
ン活性層12内に亀裂が生じることはない。
【0135】[実施例30]図30は、この発明の実施
例30による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図30に示されるようにこの実施例30では、図2
8のフィールドシールド分離の代わりにLOCOS分離
が用いられている。すなわち、埋込酸化層14上にはL
OCOS分離用の酸化膜38が形成されている。しか
し、ダイシングライン62付近にはLOCOS分離用の
酸化膜38は形成されていない。したがってこの実施例
30によれば、図28のフィールドシールド分離に代え
てLOCOS分離が用いられているが、図28の実施例
28と同様の効果が得られる。
【0136】[実施例31]図31は、この発明の実施
例31による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図31に示されるようにこの実施例31では、図3
0に示されたダイシングライン62付近のシリコン活性
層12がエッチングなどにより除去されている。したが
って、ダイシングの衝撃によってシリコン活性層12内
に亀裂が生じることはない。すなわち、この実施例31
によれば、図29のフィールドシールド分離に代えてL
OCOS分離が用いられているが、図29の実施例29
と同様の効果が得られる。
【0137】[実施例32]図32は、この発明の実施
例32による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図32に示されるようにこの実施例32では、バル
クシリコン基板58上にフィールドシールド分離領域お
よびLOCOS分離領域がともに形成されている。ここ
では、フィールドシールドゲート44の一部がLOCO
S分離用の酸化膜38上に形成されている。また、ダイ
シングライン62付近にはLOCOS分離用の酸化膜3
8だけでなくフィールドシールドゲート44も形成され
ていない。さらに、フィールドシールドゲート44のエ
ッジ441は、LOCOS分離用の酸化膜38のエッジ
381よりもダイシングライン62から遠いところに位
置している。
【0138】この実施例32によれば、ダイシングライ
ン62付近にLOCOS分離用の酸化膜38およびフィ
ールドシールドゲート44がともに形成されていないた
め、ダイシングの衝撃によって酸化膜38およびフィー
ルドシールドゲート44内に亀裂が生じることはない。
また、フィールドシールドゲート44のエッジ441が
LOCOS分離用の酸化膜38のエッジ381よりもダ
イシングライン62から後退しているため、ダイシング
の衝撃によるフィールドシールドゲート44への損傷は
より低減される。
【0139】[実施例33]図33は、この発明の実施
例33による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図33に示されるようにこの実施例33では、図3
2のバルクシリコン基板58の代わりにSOI基板10
が用いられている。
【0140】この実施例33によれば、図32の実施例
32と同様に、ダイシングライン62付近にLOCOS
分離用の酸化膜38およびフィールドシールドゲート4
4がともに形成されていないため、ダイシングの衝撃に
よって酸化膜38およびフィールドシールドゲート44
内に亀裂が生じることはない。
【0141】[実施例34]図34は、この発明の実施
例34による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図34に示されるようにこの実施例34では、図3
3に示されたダイシングライン62付近のシリコン活性
層12がエッチングなどにより除去されている。したが
ってこの実施例34によれば、図33の実施例33の効
果が得られるとともに、ダイシングの衝撃によってシリ
コン活性層12内に亀裂が生じることはない。
【0142】[実施例35]図35は、この発明の実施
例35による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図35に示されるようにこの実施例35では、図3
1と異なりシリコン活性層12だけでなくその下の埋込
酸化層14までもがエッチングなどによって除去され、
それによりダイシング用の溝64が形成されている。
【0143】したがってこの実施例35によれば、図3
1の実施例31の効果が得られるとともに、埋込酸化層
14に達する深い溝64が形成されているため、ダイシ
ングの衝撃によって埋込酸化層14内に亀裂が生じるこ
とはない。しかもダイシングライン62部分の厚さが図
31のそれよりも薄いため、ダイシング工程がより容易
になる。
【0144】[実施例36]図36は、この発明の実施
例36による半導体装置の一部の構造を示す断面図であ
る。図36に示されるようにこの実施例36では、図3
5のLOCOS分離の代わりにフィールドシールド分離
が用いられている。この実施例36によれば、LOCO
S分離の代わりにフィールドシールド分離が用いられて
いても図35の実施例35と同様の効果が得られる。
【0145】[実施例37]図37は、この発明の実施
例37によるDRAMにおけるメモリセル部、ヒューズ
リンク部、ボンディングパッド部およびダイシング部の
構造を示す断面図である。図37に示されるメモリセル
部は図3と同様である。ヒューズリンク部では、ヒュー
ズリンク54下に位置する埋込酸化層14およびシリコ
ン基板16がエッチングされることにより溝66が形成
されている。そして、この溝66内に酸化膜70が形成
されている。ボンディング部では、ボンディングパッド
60下に位置する埋込酸化層14およびシリコン基板1
6がエッチングされることにより溝68が形成されてい
る。そして、この溝68内に酸化膜70が形成されてい
る。ダイシング部では、ダイシングライン62付近に位
置する埋込酸化層14およびシリコン基板16がエッチ
ングされることにより溝64が形成されている。そし
て、この溝64内に酸化膜70が形成されている。
【0146】図38(a)〜(d)は、図37中のメモ
リセル部を形成する工程を示す断面図である。まず図3
8(a)に示されるようなSOI基板を用意する。次い
で図38(b)に示されるように、シリコン活性層12
を局所的に酸化することによりLOCOS分離用の酸化
膜38を形成する。次いで図38(c)に示されるよう
に、SOI基板10の所定位置にシリコン活性層12お
よび埋込酸化層14を貫通してシリコン基板16に達す
る溝39をエッチングにより形成する。
【0147】次に、その形成された溝39の表面にドナ
ーを注入することにより図38(b)に示されるように
+ 型拡散層42を形成する。次いでその溝39上にポ
リシリコンなどからなるストレージノード28を形成す
る。さらにそのストレージノード28上に誘電膜40を
形成した後、その誘電膜40上にセルプレート30を形
成する。
【0148】次に、シリコン活性層12上に薄い酸化膜
を形成した後、ポリシリコンなどからなるワード線22
を形成する。そして、このワード線22などが形成され
たSOI基板10へドナーを注入することによりソース
/ドレイン領域18および20を形成する。次いで層間
絶縁膜を形成し、ソース/ドレイン領域18上の層間絶
縁膜の部分をエッチングすることによりコンタクトホー
ルを形成する。このコンタクトホールに中間層24を形
成し、さらにその中間層24と接触するようにビット線
26を形成する。ビット線26上には層間絶縁膜を形成
した後、アルミニウム配線32を形成する。
【0149】図39(a)〜(d)は、ヒューズリンク
部を形成する工程を示す断面図である。図38(b)と
同時に、図39(b)に示されるようにシリコン活性層
12を局所的に酸化することによりLOCOS分離用の
酸化膜38を形成する。次いで図38(c)と同時に、
酸化膜38間の所定領域をエッチングすることにより溝
66を形成する。そして、この形成された溝66内に酸
化膜70を形成する。
【0150】次に、図39(d)に示されるようにゲー
ト電極52およびソース/ドレイン領域50を形成した
後、図38(d)のビット線26を形成すると同時に、
ヒューズリンク54を酸化膜70上に形成する。
【0151】図40(a)〜(d)は、図37中のボン
ディング部を形成する工程を示す断面図である。図38
(b)および図39(b)と同時に、図40(b)に示
されるようにシリコン活性層12を局所的に酸化するこ
とによりLOCOS分離用の酸化膜38を形成する。次
いで図38(c)および図39(c)と同時に、図40
(c)に示されるように酸化膜38間にシリコン基板1
6に達する溝68をエッチングにより形成する。次いで
図39(c)の酸化膜70と同時に、図40(c)に示
されるようにその形成された溝68内に酸化膜70を形
成する。
【0152】次に、図38のビット線26および図39
のヒューズリンク54と同時に、図40(d)に示され
るように溝68上にボンディングパッド60を形成す
る。
【0153】図41は、図37中のダイシング部を形成
する工程を示す断面図である。図38(b)、図39
(b)および図40(b)と同時に、図41(b)に示
されるようにシリコン活性層12を局所的に酸化するこ
とによりLOCOS分離用の酸化膜38を形成する。次
いで図38(c)、図39(c)および図40(c)と
同時に、図41(c)に示されるようにダイシングライ
ン62付近にシリコン基板16に達する溝64を形成す
る。そして、図39および図40の酸化膜70とと同時
に、その形成された溝64内に酸化膜70を形成する。
【0154】次に、図38のワード線22および図39
のゲート電極52と同時に図41(d)に示されるよう
にゲート電極52を形成する。そして、図38のソース
/ドレイン領域18,20および図39のソース/ドレ
イン領域50と同時に、図41(d)に示されるように
ソース/ドレイン領域50を形成する。
【0155】この実施例37によれば、トレンチ型メモ
リセル37のキャパシタ用の溝39を形成すると同時
に、ヒューズリンク54下の溝66、ボンディングパッ
ド60下の溝68およびダイシングライン62付近の溝
64を形成するため、これらの溝39,64,66,6
8を別々に形成する場合に比べて、製造工程が簡略化さ
れる。
【0156】[実施例38]図42は、この発明の実施
例38によるDRAMにおけるメモリセル部、トレンチ
分離部およびダイシング部の構造を示す断面図である。
図42に示されたメモリセル部は図9に示されたものと
同様に構成される。また、図42に示されたトレンチ分
離部は図2に示されたトレンチ分離部と同様に構成され
る。さらに、図42に示されたダイシング部は図35に
示されたものと同様に構成される。
【0157】ここで、シャロートレンチ型メモリセル4
9のキャパシタ用の溝51を形成すると同時に、トレン
チ分離部における溝34と、ダイシング部における溝6
4とを形成する。したがって、これらの溝を別々に形成
する場合に比べて、製造工程が簡略化される。
【0158】以上、この発明に実施例を詳述したが、こ
の発明の範囲は上述した実施例によって限定されるもの
ではない。たとえば半導体、絶縁体の材料などは特に限
定されない。また、トランジスタのゲート電極下のシリ
コン活性層が電気的にフローティング状態とならないよ
うに子のようなトランジスタのボディには一定電圧が与
えられるのが好ましいなど、この発明はその趣旨を逸脱
しない範囲内で当業者の知識に基づき種々の改良、修
正、変形などを加えた態様で実施し得るものである。
【0159】
【発明の効果】請求項1に係る半導体装置によれば、S
OI基板上に形成された素子がメサ分離またはトレンチ
分離によって分離されているため、LOCOS分離のよ
うに半導体活性層内に応力が残留することなく、寄生M
OSトランジスタによるリーク電流が低減される。ま
た、フィールドシールド分離に比べて工程の数が少ない
ため、容易にこれらの素子分離領域を形成することがで
きる。さらに、LOCOS分離、フィールドシールド分
離の場合に比べて素子分離領域と素子活性領域との間の
段差が小さいため、その後の配線層などを形成する工程
がより容易となる。
【0160】請求項2に係る半導体装置によれば、上記
請求項1の効果に加えて、半導体活性層だけでなく埋込
絶縁層をも除去するトレンチ分離によって素子が分離さ
れているため、各素子は他の素子とより完全に分離され
る。
【0161】請求項3に係る半導体装置によれば、上記
請求項2の効果に加えて、トレンチメモリセルとトレン
チ分離とが用いられているため、トレンチメモリセルの
キャパシタ用の溝を形成すると同時にトレンチ分離用の
溝を形成することができ、これにより製造工程が簡略化
される。
【0162】請求項4に係る半導体装置によれば、上記
請求項1〜3の効果に加えて、トレンチメモリセルおよ
びトレンチ分離のための溝を形成すると同時に、切断さ
れるべきダイシングライン上に溝を形成することができ
るため、製造工程が簡略化される。しかもダイシングラ
イン上に溝が形成されているため、ダイシング工程が容
易になるとともに、ダイシングの衝撃によって半導体活
性層などに亀裂が生じることはない。
【0163】請求項5に係る半導体装置によれば、SO
I基板中に溝が形成され、その溝内にトレンチメモリセ
ルのキャパシタが形成されるため、バルクの半導体基板
にトレンチメモリセルを形成した場合に比べてソフトエ
ラーが低減される。
【0164】請求項6に係る半導体装置によれば、上記
請求項5の効果に加えて、フィールドシールド分離用の
フィールドシールド導電膜によりキャパシタのセルプレ
ート電極が構成されているため、製造工程が簡略化され
る。
【0165】請求項7に係る半導体装置によれば、上記
請求項5の効果に加えて、SOI基板に逆トレンチ型メ
モリセルが形成されているため、半導体基板をセルプレ
ートとして用いることができ、製造工程が簡略化され
る。しかもこの半導体基板はSOI基板上に形成される
トランジスタの基板となる半導体活性層と電気的に分離
されているため、この半導体基板にセルプレート電圧と
して所望の電圧を与えることができる。
【0166】請求項8に係る半導体装置によれば、上記
請求項7の効果に加えて、メモリセルのキャパシタの両
電極がポリシリコンからなるため、このキャパシタの信
頼性がより向上する。
【0167】請求項9に係る半導体装置によれば、上記
請求項5の効果に加えて、トレンチメモリセルとしてそ
の底が半導体基板に達しないで埋込絶縁層内に止まって
いるシャロートレンチ型のメモリセルが用いられている
ため、このメモリセルのキャパシタは埋込絶縁層によっ
て半導体基板と完全に分離されている。そのため、ソフ
トエラーはほとんど生じない。
【0168】請求項10に係る半導体装置によれば、上
記請求項5の効果に加えて、ダイシングライン上に溝が
形成されているため、ダイシングの衝撃によって半導体
活性層などの中に亀裂が生じることはなく、しかもダイ
シングラインの部分が薄いため、ダイシング工程がより
容易になる。また、トレンチ型メモリセルのキャパシタ
用の溝を形成すると同時にダイシングライン上の溝を形
成することができるので、製造工程を簡略化することも
可能である。
【0169】請求項11に係る半導体装置によれば、ヒ
ューズリンクの下に素子分離領域が形成されているた
め、ヒューズリンクを溶断するためのレーザ照射によっ
て半導体基板が損傷を受けることはない。
【0170】請求項12に係る半導体装置によれば、ヒ
ューズリンクの下にフィールドシールド導電膜は形成さ
れていないが、埋込絶縁層が形成されているため、ヒュ
ーズリンクを溶断するためのレーザ照射によって半導体
基板が損傷を受けることはない。
【0171】請求項13に係る半導体装置によれば、ヒ
ューズリンクの下にLOCOS分離、メサ分離またはト
レンチ分離などの素子分離領域は形成されていないが、
埋込絶縁層が形成されているため、ヒューズリンクを溶
断するためのレーザ照射によって半導体基板が損傷を受
けることはない。
【0172】請求項14に係る半導体装置によれば、ヒ
ューズリンクが半導体活性層により構成されているた
め、ヒューズリンクを形成するための導電層を形成する
工程が不要となり、製造工程が簡略化される。
【0173】請求項15に係る半導体装置によれば、フ
ィールドシールド分離領域およびLOCOS分離領域が
ともに形成され、ヒューズリンクの下にLOCOS分離
領域が形成されているため、ヒューズリンクを溶断する
ためのレーザ照射によって半導体基板が損傷を受けるこ
とはない。
【0174】請求項16に係る半導体装置によれば、上
記請求項15の効果に加えて、半導体基板がSOI基板
により構成されているため、ヒューズリンクの下にLO
COS分離領域だけでなく埋込絶縁層が形成されている
ため、レーザ照射によって半導体基板に与えられる損傷
はより低減される。
【0175】請求項17に係る半導体装置によれば、上
記請求項16の効果に加えて、フィールドシールド分離
用のフィールドシールド導電層と同じ層内にヒューズリ
ンクが形成されているため、ヒューズリンクのためだけ
の導電層を形成する工程が不要となり、製造工程が簡略
化される。
【0176】請求項18に係る半導体装置によれば、フ
ィールドシールド分離領域およびLOCOS分離領域を
ともに備え、フィールドシールド分離用の導電膜と同じ
層内にヒューズリンクが形成されているため、ヒューズ
リンクのためだけの導電層を形成する工程が不要とな
り、製造工程が簡略化される。
【0177】請求項19に係る半導体装置によれば、ボ
ンディングパッド下にフィールドシールド分離用の導電
膜および埋込絶縁層が形成されているため、ボンディン
グの衝撃によって半導体基板が損傷を受けることはな
い。
【0178】請求項20に係る半導体装置によれば、上
記請求項19の効果に加えて、ボンディングパッド下の
フィールドシールド分離の両側にフィールドシールド分
離領域が設けられ、そのボンディングパッド下のフィー
ルドシールド分離用の導電膜は電気的にフローティング
状態にされているため、ボンディングの衝撃によってボ
ンディングパッドがフィールドシールド分離用の導電膜
と短絡したとしてもそのボンディングパッドの電圧が変
動することはない。
【0179】請求項21に係る半導体装置によれば、ボ
ンディングパッド下にフィールドシールド分離用の導電
膜は形成されていないが、埋込絶縁層が形成されている
ため、ボンディングの衝撃によって半導体基板が損傷を
受けることはない。
【0180】請求項22に係る半導体装置によれば、ボ
ンディングパッドの下にLOCOS分離、メサ分離、ト
レンチ分離などの素子分離領域は形成されていないが、
埋込絶縁層が形成されているため、ボンディングの衝撃
によって半導体基板が損傷を受けることはない。
【0181】請求項23に係る半導体装置によれば、ダ
イシングライン付近にフィールドシールド分離用の導電
膜が形成されていないため、ダイシングの衝撃によって
その導電膜中に亀裂が生じることはない。
【0182】請求項24に係る半導体装置によれば、ダ
イシングライン付近にLOCOS分離領域が形成されて
いないため、ダイシングの衝撃によってその分離領域中
に亀裂が生じることはない。
【0183】請求項25に係る半導体装置によれば、ダ
イシングライン付近のLOCOS分離領域およびフィー
ルドシールド分離領域がともに形成されていないため、
ダイシングの衝撃によってLOCOS分離領域およびフ
ィールドシールド分離用の導電膜中に亀裂が生じること
はない。
【0184】請求項26に係る半導体装置によれば、上
記請求項25の効果に加えて、半導体基板としてSOI
基板が用いられているため、素子分離がより完全なもの
となる。
【0185】請求項27に係る半導体装置によれば、ダ
イシングライン付近に溝が形成されているため、ダイシ
ングの衝撃によって半導体活性層などの中に亀裂が生じ
ることはない。しかもそのダイシングラインの部分が薄
いため、ダイシングが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるDRAMのメモリ
セル部分の構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施例2によるDRAMのメモリ
セル部分の構造を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施例3によるDRAMのメモリ
セル部分の構造を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施例4によるDRAMのメモリ
セル部分の構造を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施例5によるDRAMのメモリ
セル部分の構造を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施例6によるDRAMのメモリ
セル部分の構造を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施例7によるDRAMのメモリ
セル部分の構造を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施例8によるDRAMのメモリ
セル部分の構造を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施例9によるDRAMのメモリ
セル部分の構造を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施例10による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施例11による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施例12による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図13】 この発明の実施例13による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施例14による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施例15による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図16】 この発明の実施例16による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図17】 この発明の実施例17による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図18】 この発明の実施例18による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図19】 この発明の実施例19による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図20】 この発明の実施例20による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図21】 この発明の実施例21による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図22】 この発明の実施例22による半導体装置の
ヒューズリンク部分の構造を示す断面図である。
【図23】 この発明の実施例23による半導体装置の
ボンディングパッド部の構造を示す断面図である。
【図24】 この発明の実施例24による半導体装置の
ボンディングパッド部の構造を示す断面図である。
【図25】 この発明の実施例25による半導体装置の
ボンディングパッド部の構造を示す断面図である。
【図26】 この発明の実施例26による半導体装置の
ボンディングパッド部の構造を示す断面図である。
【図27】 この発明の実施例27による半導体装置の
ボンディングパッド部の構造を示す断面図である。
【図28】 この発明の実施例28による半導体装置の
ダイシング部の構造を示す断面図である。
【図29】 この発明の実施例29による半導体装置の
ダイシング部の構造を示す断面図である。
【図30】 この発明の実施例30による半導体装置の
ダイシング部の構造を示す断面図である。
【図31】 この発明の実施例31による半導体装置の
ダイシング部の構造を示す断面図である。
【図32】 この発明の実施例32による半導体装置の
ダイシング部の構造を示す断面図である。
【図33】 この発明の実施例33による半導体装置の
ダイシング部の構造を示す断面図である。
【図34】 この発明の実施例34による半導体装置の
ダイシング部の構造を示す断面図である。
【図35】 この発明の実施例35による半導体装置の
ダイシング部の構造を示す断面図である。
【図36】 この発明の実施例36による半導体装置の
ダイシング部の構造を示す断面図である。
【図37】 この発明の実施例37による半導体装置の
メモリセル部、ヒューズリンク部、ボンディングパッド
部およびダイシング部の構造を示す断面図である。
【図38】 図37中のメモリセル部を形成する工程を
示す断面図である。
【図39】 図37中のヒューズリンク部を形成する工
程を示す断面図である。
【図40】 図37中のボンディングパッド部を形成す
る工程を示す断面図である。
【図41】 図37中のダイシング部を形成する工程を
示す断面図である。
【図42】 この発明の実施例38による半導体装置の
メモリセル部、トレンチ分離部およびダイシング部の構
造を示す断面図である。
【図43】 バルクシリコン基板に形成されたトレンチ
型メモリセルを備えた従来のDRAMの一例を示す断面
図である。
【図44】 バルクシリコン基板に形成されたトレンチ
型メモリセルを備えた従来のDRAMの他の例を示す断
面図である。
【符号の説明】
10 SOI基板、12 シリコン活性層、14 埋込
酸化層、16 p型シリコン基板、28 ストレージノ
ード、30 セルプレート、33,36 層間絶縁膜、
34 素子分離用の溝、37 トレンチ型メモリセル、
38 LOCOS分離用の酸化膜、39,51 キャパ
シタ用の溝、40 誘電膜、43 酸化膜、44 フィ
ールドシールドゲート、46 共通電極、47 逆トレ
ンチ型メモリセル、48 中間電極、49 シャロート
レンチ型メモリセル、54,56ヒューズリンク、58
バルクシリコン基板、60 ボンディングパッド、6
2 ダイシングライン、64 ダイシング用の溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴田 孝弘 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社ユー・エル・エス・アイ開発研究 所内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの記憶が可能な半導体装置であっ
    て、 半導体基板と、前記半導体基板上に形成された埋込絶縁
    層と、前記埋込絶縁層上に形成された半導体活性層とを
    含むSOI基板と、 前記SOI基板上に形成された複数の素子と、 前記複数の素子のいずれかの間であって少なくとも前記
    半導体活性層を除去することにより形成された素子分離
    領域とを備えた半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記素子分離領域は前記半導体活性層だ
    けでなく前記埋込絶縁層をも除去することにより形成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記SOI基板はさらにその中に形成さ
    れた第1の溝を含み、 前記複数の素子は前記第1の溝に形成されたキャパシタ
    を有するトレンチメモリセルを含むことを特徴とする請
    求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記SOI基板はさらに切断されるべき
    ダイシングライン上に形成された第2の溝を含むことを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 データの記憶が可能な半導体装置であっ
    て、 半導体基板と、前記半導体基板上に形成された埋込絶縁
    層と、前記埋込絶縁層上に形成された半導体活性層と、
    前記半導体活性層を貫通して少なくとも前記埋込絶縁層
    に達するように形成された第1の溝とを含むSOI基板
    と、 前記第1の溝に形成されたキャパシタを有するトレンチ
    メモリセルとを備えた半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体活性層上に形成されたフィー
    ルドシールド絶縁膜と、前記フィールドシールド絶縁膜
    上に形成され、一定電圧が与えられるフィールドシール
    ド導電膜とを含むフィールドシールド分離領域をさらに
    含み、 前記キャパシタのセルプレート電極は前記フィールドシ
    ールド導電膜により構成されることを特徴とする請求項
    5に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第1溝は前記半導体活性層だけでな
    く前記埋込絶縁層をも貫通して前記半導体基板に達する
    ように形成され、 前記キャパシタは、 前記半導体基板により構成されたセルプレート電極と、 前記第1の溝上に形成された誘電膜と、 前記誘電膜上に形成されたストレージノード電極とを含
    み、 前記半導体基板には一定電圧が与えられることを特徴と
    する請求項5に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記キャパシタはさらに前記半導体基板
    と前記誘電膜との間に形成されたポリシリコン層を含
    み、 前記ストレージノード電極はポリシリコンからなること
    を特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の溝は前記埋込絶縁層内に底を
    有することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記SOI基板はさらに切断されるべ
    きダイシングライン上に形成された第2の溝を含むこと
    を特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
    成された埋込絶縁層と、前記埋込絶縁層上に形成された
    半導体活性層とを含むSOI基板と、 前記SOI基板上に形成された複数の素子と、 前記複数の素子のいずれかの間に形成された素子分離領
    域と、 前記素子分離領域上に形成されたヒューズリンクとを備
    えた半導体装置。
  12. 【請求項12】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
    成された埋込絶縁層と、前記埋込絶縁層上に形成された
    半導体活性層とを含むSOI基板と、 前記SOI基板上に形成された複数の素子と、 前記複数の素子のいずれかの間であって前記半導体活性
    層上に形成された第1のフィールドシールド絶縁膜と、
    前記第1のフィールドシールド絶縁膜上に形成され、一
    定電圧が与えられる第1のフィールドシールド導電膜と
    を含む第1のフィールドシールド分離領域と、 前記いずれかの素子の間であって前記半導体活性層上に
    前記第1のフィールドシールド絶縁膜と離隔して形成さ
    れた第2のフィールドシールド絶縁膜と、前記第2のフ
    ィールドシールド絶縁膜上に形成され、一定電圧が与え
    られる第2のフィールドシールド導電膜とを含む第2の
    フィールドシールド分離領域と、 前記第1および第2のフィールドシールド分離領域の間
    に形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜上に形成されたヒューズリンクとを備え
    た半導体装置。
  13. 【請求項13】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
    成された埋込絶縁層と、前記埋込絶縁層上に形成された
    半導体活性層とを含むSOI基板と、 前記SOI基板上に形成された複数の素子と、 前記複数の素子のいずれかの間であって前記埋込絶縁層
    上に形成された第1の素子分離領域と、 前記いずれかの素子の間であって前記埋込絶縁層上に前
    記第1の素子分離領域と離隔して形成された第2の素子
    分離領域と、 前記第1および第2の素子分離領域の間に形成された層
    間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜上に形成されたヒューズリンクとを備え
    た半導体装置。
  14. 【請求項14】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
    成された埋込絶縁層と、前記埋込絶縁層上に形成された
    半導体活性層とを含むSOI基板と、 前記半導体活性層により形成されたヒューズリンクとを
    備えた半導体装置。
  15. 【請求項15】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された複数の素子と、 前記複数の素子のいずれかの間に形成されたLOCOS
    分離領域と、 前記LOCOS分離領域上に形成されたヒューズリンク
    と、 前記いずれかの素子以外の他のいずれかの素子の間であ
    って前記半導体基板上に形成されたフィールドシールド
    絶縁膜と、前記フィールドシールド絶縁膜上に形成さ
    れ、一定電圧が与えられるフィールドシールド導電膜と
    を含むフィールドシールド分離領域とを備えた半導体装
    置。
  16. 【請求項16】 前記半導体基板は、 その中に埋込まれた埋込絶縁層と、 その主面を露出するように前記埋込絶縁層上に形成され
    た前記半導体活性層とを含み、 前記LOCOS分離領域は前記埋込絶縁層上に形成さ
    れ、 前記フィールドシールド絶縁膜は前記半導体活性層上に
    形成されることを特徴とする請求項15に記載の半導体
    装置。
  17. 【請求項17】 前記ヒューズリンクは前記フィールド
    シールド導電膜と同じ層に形成されることを特徴とする
    請求項16に記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
    成された埋込絶縁層と、前記埋込絶縁層上に形成された
    半導体活性層とを含むSOI基板と、 前記SOI基板上に形成された複数の素子と、 前記複数の素子のいずれかの間であって前記埋込絶縁層
    上に形成された素子分利領域と、 前記いずれかの素子以外の他のいずれかの素子の間であ
    って前記半導体活性層上に形成されたフィールドシール
    ド絶縁膜と、前記フィールドシールド絶縁膜上に形成さ
    れたフィールドシールド導電膜とを含むフィールドシー
    ルド分離領域と、 前記SOI基板上であって前記フィールドシールド導電
    膜と同じ層に形成されたヒューズリンクとを備えた半導
    体装置。
  19. 【請求項19】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
    成された埋込絶縁層と、前記埋込絶縁層上に形成された
    半導体活性層とを含むSOI基板と、 前記SOI基板上に形成された複数の素子と、 前記複数の素子のいずれかの間であって前記半導体活性
    層上に形成された第1のフィールドシールド絶縁膜と、
    前記第1のフィールドシールド絶縁膜上に形成された第
    1のフィールドシールド導電膜とを含む第1のフィール
    ドシールド分離領域と、 前記第1のフィールドシールド導電膜上に形成された層
    間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜上に形成されたボンディングパッドとを
    備えた半導体装置。
  20. 【請求項20】 前記いずれかの素子の間であって前記
    半導体活性層上に前記第1のフィールドシールド分離領
    域の一方側に離隔して形成された第2のフィールドシー
    ルド絶縁膜と、前記第2のフィールドシールド絶縁膜上
    に形成され、一定電圧が与えられる第2のフィールドシ
    ールド導電膜とを含む第2のフィールドシールド分離領
    域と、 前記いずれかの素子の間であって前記半導体活性層上に
    前記第1のフィールドシールド分離領域の他方側に離隔
    して形成された第3のフィールドシールド絶縁膜と、前
    記第3のフィールドシールド絶縁膜上に形成され、一定
    電圧が与えられる第3のフィールドシールド導電膜とを
    含む第3のフィールドシールド分離領域とをさらに備え
    たことを特徴とする請求項19に記載の半導体装置。
  21. 【請求項21】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
    成された埋込絶縁層と、前記埋込絶縁層上に形成された
    半導体活性層とを含むSOI基板と、 前記SOI基板上に形成された複数の素子と、 前記複数の素子のいずれかの間であって前記半導体活性
    層上に形成された第1のフィールドシールド絶縁膜と、
    前記第1のフィールドシールド絶縁膜上に形成され、一
    定電圧が与えられる第1のフィールドシールド導電膜と
    を含む第1のフィールドシールド分離領域と、 前記いずれかの素子の間であって前記半導体活性層上に
    前記第1のフィールドシールド絶縁膜と離隔して形成さ
    れた第2のフィールドシールド絶縁膜と、前記第2のフ
    ィールドシールド絶縁膜上に形成され、一定電圧が与え
    られる第2のフィールドシールド導電膜とを含む第2の
    フィールドシールド分離領域と、 前記第1および第2のフィールドシールド分離領域の間
    に形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜上に形成されたボンディングパッドとを
    備えた半導体装置。
  22. 【請求項22】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
    成された埋込絶縁層と、前記埋込絶縁層上に形成された
    半導体活性層とを含むSOI基板と、 前記SOI基板上に形成された複数の素子と、 前記複数の素子のいずれかの間であって前記埋込絶縁層
    上に形成された第1の素子分離領域と、 前記いずれかの素子以外の他のいずれかの素子の間であ
    って前記埋込絶縁層上に前記第1の素子分離領域と離隔
    して形成された第2の素子分離領域と、 前記第1および第2の素子分離領域の間に形成された層
    間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜上に形成されたボンディングパッドとを
    備えた半導体装置。
  23. 【請求項23】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
    成された埋込絶縁層と、前記埋込絶縁層上に形成された
    半導体活性層とを含むSOI基板と、 前記半導体活性層上に形成されたフィールドシールド絶
    縁膜と、前記フィールドシールド絶縁膜上であって切断
    されるべきダイシングライン以外の所定領域に形成され
    たフィールドシールド導電膜とを含むフィールドシール
    ド分離領域とを備えた半導体装置。
  24. 【請求項24】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
    成された埋込絶縁層と、前記埋込絶縁層上に形成された
    半導体活性層とを含むSOI基板と、 前記埋込絶縁層上であって切断されるべきダイシングラ
    イン以外の所定領域に形成されたLOCOS分離領域と
    を備えた半導体装置。
  25. 【請求項25】 半導体基板と、 前記半導体基板上であって切断されるべきダイシングラ
    イン以外の所定領域に形成されたLOCOS分離領域
    と、 前記半導体基板上であって前記LOCOS分離領域の前
    記ダイシングラインの側と反対側に前記LOCOS分離
    領域と隣接して形成されたフィールドシールド絶縁膜
    と、前記フィールドシールド絶縁膜および前記LOCO
    S分離領域上に形成され、前記ダイシングラインから前
    記LOCOS分離領域のエッジまでの距離よりも遠いと
    ころに位置付けられたエッジを有するフィールドシール
    ド導電膜とを含むフィールドシールド分離領域とを備え
    た半導体装置。
  26. 【請求項26】 前記半導体基板は、 その中に埋込まれた埋込絶縁層と、 その主面を露出するように前記埋込絶縁層上に形成され
    た半導体活性層とを含み、 前記LOCOS分離領域は前記埋込絶縁層上に形成さ
    れ、 前記フィールドシールド絶縁膜は前記半導体活性層上に
    形成されることを特徴とする請求項25に記載の半導体
    装置。
  27. 【請求項27】 半導体基板と、前記半導体基板上に形
    成された埋込絶縁層と、前記埋込絶縁層上に形成された
    半導体活性層と、切断されるべきダイシングライン上に
    形成され、前記半導体活性層を貫通して少なくとも前記
    埋込絶縁層に達する溝とを含むSOI基板を備えた半導
    体装置。
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