JP3110003B2 - 車両シート用のレールアセンブリ - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両即ち自動車シ
ートに関し、特に、車両シート用の調節可能なレールア
センブリに関するものである。
ートに関し、特に、車両シート用の調節可能なレールア
センブリに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】車両シートは、フロアパンに関して前方
又は後方に同シートの摺動を可能にする調節可能なレー
ルアセンブリを一般的に備える。図１３に示したよう
に、従来のレールアセンブリ２００は、車両フロア２０
４に固定された下部レール２０２と、該下部レール２０
２に摺動自在に嵌合される上部レール２０６とを含んで
いる。下部レール２０２は、通常、レールの底部とフロ
ア２０４との間に延在するフロアサポート２０８によっ
て、フロアに固定される。下部レール２０２は、概して
Ｕ字形状の断面であり、また、レールの各側面の頂部に
沿って外側に延びる１対の長手方向フランジ２１０，２
１２を含む。上部レール２０６は、概してＣ形状であ
り、下部レールのフランジに摺動自在に嵌め込まれる通
路２１８を画定する。シート（図示せず）は、上部レー
ル２０６に装着され、同シートが下部レール２０２に関
して移動するのを可能にする。
又は後方に同シートの摺動を可能にする調節可能なレー
ルアセンブリを一般的に備える。図１３に示したよう
に、従来のレールアセンブリ２００は、車両フロア２０
４に固定された下部レール２０２と、該下部レール２０
２に摺動自在に嵌合される上部レール２０６とを含んで
いる。下部レール２０２は、通常、レールの底部とフロ
ア２０４との間に延在するフロアサポート２０８によっ
て、フロアに固定される。下部レール２０２は、概して
Ｕ字形状の断面であり、また、レールの各側面の頂部に
沿って外側に延びる１対の長手方向フランジ２１０，２
１２を含む。上部レール２０６は、概してＣ形状であ
り、下部レールのフランジに摺動自在に嵌め込まれる通
路２１８を画定する。シート（図示せず）は、上部レー
ル２０６に装着され、同シートが下部レール２０２に関
して移動するのを可能にする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】着座をより快適にする
と共に、据え付けをより容易にするために、製造業者
は、車両構造のフロア又は他の部分よりもむしろシート
に直接に、１つ以上のシートベルト固定部を装着するシ
ートをますます多く製造しつつある。この設計型式は、
“シート装着ベルト”型式としばしば呼ばれている。
“シート装着ベルト”型式の設計によって、１つ以上の
シートベルト固定部は、シートが調整される時に同シー
トと共に移動することができる。大抵は、装着バックル
とストラップだけの移動が可能である。この設計によ
り、シートベルトを車両内に個別に取り付ける必要がな
くなる。しかし、この設計では、レールアセンブリ２０
０は、衝突中のシート及び乗員の慣性荷重に耐えること
が必要とされる。これらの荷重は、上部レール２０６か
ら、下部レール２０２のフランジ２１０，２１２及び垂
直側壁２１４，２１６によって車両フロア２０４に伝え
られる。従来の下部レールのフランジ及び側壁は、これ
らの荷重を受けて変形し、レールアセンブリを損傷させ
たり、レールアセンブリを作動不能にする可能性があ
る。荷重が十分に大きいと、上部レール２０２及び下部
レール２０６は互いに分離することさえあり、シートが
車両から離れて、乗員に負傷を与える可能性を増すこと
になる。
と共に、据え付けをより容易にするために、製造業者
は、車両構造のフロア又は他の部分よりもむしろシート
に直接に、１つ以上のシートベルト固定部を装着するシ
ートをますます多く製造しつつある。この設計型式は、
“シート装着ベルト”型式としばしば呼ばれている。
“シート装着ベルト”型式の設計によって、１つ以上の
シートベルト固定部は、シートが調整される時に同シー
トと共に移動することができる。大抵は、装着バックル
とストラップだけの移動が可能である。この設計によ
り、シートベルトを車両内に個別に取り付ける必要がな
くなる。しかし、この設計では、レールアセンブリ２０
０は、衝突中のシート及び乗員の慣性荷重に耐えること
が必要とされる。これらの荷重は、上部レール２０６か
ら、下部レール２０２のフランジ２１０，２１２及び垂
直側壁２１４，２１６によって車両フロア２０４に伝え
られる。従来の下部レールのフランジ及び側壁は、これ
らの荷重を受けて変形し、レールアセンブリを損傷させ
たり、レールアセンブリを作動不能にする可能性があ
る。荷重が十分に大きいと、上部レール２０２及び下部
レール２０６は互いに分離することさえあり、シートが
車両から離れて、乗員に負傷を与える可能性を増すこと
になる。
【０００４】更に、多くのシートは、下部レールに関し
て上部レールを移動するパワーシート調整装置を含む。
パワーシート調整装置用の駆動機構は、通常、ラックピ
ニオン装置を含む。ラックは、下部レールに、側壁の内
の１つの内側に沿って装着されている。ピニオンは、ラ
ックと噛合し、上部レールの頂部に装着されたギヤハウ
ジング内で支持される。ピニオンは、同様にギヤハウジ
ング内に支持されたウォームギヤによって駆動される。
シート及びレールアセンブリに作用する全ての水平荷重
は、駆動機構を通って、より詳しくはラック、ピニオ
ン、ウォームギヤ及びギヤハウジングを通って伝達され
る。乗員の慣性荷重のため、衝突中に駆動機構に加えら
れる荷重は、標準設計よりも“シート装着ベルト”型式
の設計によるものの方が大きい。従来の駆動機構は、上
記荷重に耐える能力がないかも知れず、損傷又は破壊す
るかも知れない。荷重が十分に大きいと、ギヤハウジン
グが壊れて上部レールから離れ、上部レールが下部レー
ル内で自由に摺動することを許容し、乗員に負傷を与え
る可能性を増す。
て上部レールを移動するパワーシート調整装置を含む。
パワーシート調整装置用の駆動機構は、通常、ラックピ
ニオン装置を含む。ラックは、下部レールに、側壁の内
の１つの内側に沿って装着されている。ピニオンは、ラ
ックと噛合し、上部レールの頂部に装着されたギヤハウ
ジング内で支持される。ピニオンは、同様にギヤハウジ
ング内に支持されたウォームギヤによって駆動される。
シート及びレールアセンブリに作用する全ての水平荷重
は、駆動機構を通って、より詳しくはラック、ピニオ
ン、ウォームギヤ及びギヤハウジングを通って伝達され
る。乗員の慣性荷重のため、衝突中に駆動機構に加えら
れる荷重は、標準設計よりも“シート装着ベルト”型式
の設計によるものの方が大きい。従来の駆動機構は、上
記荷重に耐える能力がないかも知れず、損傷又は破壊す
るかも知れない。荷重が十分に大きいと、ギヤハウジン
グが壊れて上部レールから離れ、上部レールが下部レー
ル内で自由に摺動することを許容し、乗員に負傷を与え
る可能性を増す。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
ると、下部レールの底壁内に摺動自在にインターロック
される垂直ウエブを備えた上部レールを有するレールア
センブリを提供することにより克服される。開示した実
施形態では、垂直ウエブは、垂直の壁部と１対の向かい
合ったフランジとを含む逆Ｔ字形断面を有する。また、
上部レールは、内向きに開口して対峙した長手方向の１
対の内部通路を画成するＣ形の水平ウエブを含む。下部
レールは、断面が概してＵ字形状であり、底壁及び１対
の側壁を含む。１対の長手方向フランジは、各側壁の頂
部から外方に延びると共に、上部レールの内部通路と摺
動自在に嵌合する。底壁は、上部レールの下部フランジ
と摺動自在に嵌合する部分的に閉鎖した下部通路を画成
する。
ると、下部レールの底壁内に摺動自在にインターロック
される垂直ウエブを備えた上部レールを有するレールア
センブリを提供することにより克服される。開示した実
施形態では、垂直ウエブは、垂直の壁部と１対の向かい
合ったフランジとを含む逆Ｔ字形断面を有する。また、
上部レールは、内向きに開口して対峙した長手方向の１
対の内部通路を画成するＣ形の水平ウエブを含む。下部
レールは、断面が概してＵ字形状であり、底壁及び１対
の側壁を含む。１対の長手方向フランジは、各側壁の頂
部から外方に延びると共に、上部レールの内部通路と摺
動自在に嵌合する。底壁は、上部レールの下部フランジ
と摺動自在に嵌合する部分的に閉鎖した下部通路を画成
する。
【０００６】また、上部レールは、駆動機構のギヤボッ
クスアセンブリを着座するため取付部を画成する。取付
部は垂直ウエブ及び水平ウエブの双方に画成される。取
付部は、駆動スクリューが垂直ウエブの中心線にほぼ整
合するように配置される。駆動スクリューは、水平荷重
を受けて、上部レールの太い垂直ウエブ及び水平ウエブ
に係合するまで、取付部内で軸方向に移動することがで
きる。このようにして、駆動スクリュー上に作用した水
平荷重は、ギヤハウジングを介してというよりもむし
ろ、上部レールに直接伝達される。更に、水平ウエブの
Ｃ形状の部分は、突発的な荷重のためにギヤボックスア
センブリ内に生じる横方向の“破裂”力に耐える。
クスアセンブリを着座するため取付部を画成する。取付
部は垂直ウエブ及び水平ウエブの双方に画成される。取
付部は、駆動スクリューが垂直ウエブの中心線にほぼ整
合するように配置される。駆動スクリューは、水平荷重
を受けて、上部レールの太い垂直ウエブ及び水平ウエブ
に係合するまで、取付部内で軸方向に移動することがで
きる。このようにして、駆動スクリュー上に作用した水
平荷重は、ギヤハウジングを介してというよりもむし
ろ、上部レールに直接伝達される。更に、水平ウエブの
Ｃ形状の部分は、突発的な荷重のためにギヤボックスア
センブリ内に生じる横方向の“破裂”力に耐える。
【０００７】更に本発明は、下部レールの向かい合った
端部に装着されるフロアサポートを含む。各フロアサポ
ートは、下部レールの側壁内に嵌め込まれる１対の垂直
部材を含む。垂直部材にはスロットが設けられ、インタ
ーロック通路の向かい合った側面上の下部レールの底壁
に嵌め込まれる。次に、これらの垂直部材は、下部レー
ル側壁にリベット接合することができる。リベットは等
しい剪断荷重を受け、図１３に示されるように、下部面
に沿って横方向に配置されたリベットによって装着され
る従来のフロアサポートの場合よりも小さなリベットの
使用を可能にする。
端部に装着されるフロアサポートを含む。各フロアサポ
ートは、下部レールの側壁内に嵌め込まれる１対の垂直
部材を含む。垂直部材にはスロットが設けられ、インタ
ーロック通路の向かい合った側面上の下部レールの底壁
に嵌め込まれる。次に、これらの垂直部材は、下部レー
ル側壁にリベット接合することができる。リベットは等
しい剪断荷重を受け、図１３に示されるように、下部面
に沿って横方向に配置されたリベットによって装着され
る従来のフロアサポートの場合よりも小さなリベットの
使用を可能にする。
【０００８】フロアサポートの垂直部材にあるスロット
は、好ましくは、装置の安定性を増しまたある場合に補
強リベットの使用を省略しうる鋸歯状構造によって、下
部通路と締りばめになるように造られる。
は、好ましくは、装置の安定性を増しまたある場合に補
強リベットの使用を省略しうる鋸歯状構造によって、下
部通路と締りばめになるように造られる。
【０００９】本発明は、慣性荷重の増加に耐えるように
補強された簡単な、低コストの、軽量のレールアセンブ
リを提供する。垂直ウエブは、上部レールの全体強度を
増し、また衝突中に下部レールから上部レールが離れる
可能性を減らす。取付部の開口部は水平荷重に対してピ
ニオンを補強し、また補強されていないナイロンのよう
な非構造的材料からのギヤハウジングの製造を可能にす
る。非構造的材料の使用によって、ピニオンの長手方向
の軸に対するハウジングの締りばめが可能になり、これ
によって駆動機構の安定性が改善される。更に、フロア
サポートは下部レールの下部通路の領域から、下部レー
ルの側壁を介してよりもむしろ直接車両フロアまで慣性
荷重を伝える。これによって、衝突の際のレールアセン
ブリの損傷の可能性を減らす。
補強された簡単な、低コストの、軽量のレールアセンブ
リを提供する。垂直ウエブは、上部レールの全体強度を
増し、また衝突中に下部レールから上部レールが離れる
可能性を減らす。取付部の開口部は水平荷重に対してピ
ニオンを補強し、また補強されていないナイロンのよう
な非構造的材料からのギヤハウジングの製造を可能にす
る。非構造的材料の使用によって、ピニオンの長手方向
の軸に対するハウジングの締りばめが可能になり、これ
によって駆動機構の安定性が改善される。更に、フロア
サポートは下部レールの下部通路の領域から、下部レー
ルの側壁を介してよりもむしろ直接車両フロアまで慣性
荷重を伝える。これによって、衝突の際のレールアセン
ブリの損傷の可能性を減らす。
【００１０】
【発明の実施の形態】好適な実施形態と図面について詳
細に説明し、本発明の他の目的、利点、特徴を明らかに
する。
細に説明し、本発明の他の目的、利点、特徴を明らかに
する。
【００１１】本発明の好適な実施形態を組み入れた車両
シートは、図１に符号１０で示される。開示目的のため
に、本発明は６方向パワーシート調整装置に関して記述
する。また、本発明は、動力式及び手動式両方の２方
向、４方向、８方向装置のような他のシート調整装置の
使用にも適している。
シートは、図１に符号１０で示される。開示目的のため
に、本発明は６方向パワーシート調整装置に関して記述
する。また、本発明は、動力式及び手動式両方の２方
向、４方向、８方向装置のような他のシート調整装置の
使用にも適している。
【００１２】座席即ちシート１０は、レールアセンブリ
（レール装置）１２と、該レールアセンブリ１２の頂部
に装着されたシートフレーム２０と、レールアセンブリ
１２を車両フロア１４に装着するためのフロアサポート
１６，１８とを含む。レールアセンブリ１２によって、
シートフレーム２０はフロア１４に関して前方又は後方
に移動することができる。また、図２〜図５では、レー
ルアセンブリ１２は左右のレール対７６ａ，７６ｂを含
む。各レール対７６ａ，７６ｂは、摺動自在に嵌合する
上部及び下部レール３０，３２を含み、また、フロアサ
ポート１６，１８によって車両フロア１４に装着され
る。フロアサポート１６，１８は、フロア１４と、各々
の下部レール３２の向かい合った端部とに取り付けられ
る。シート１０は、駆動機構３４を含み、下部レール３
２に関して上部レール３０の位置調整を可能にし、従っ
て車両フロア１４に関してシート１０の位置調整を可能
にする。
（レール装置）１２と、該レールアセンブリ１２の頂部
に装着されたシートフレーム２０と、レールアセンブリ
１２を車両フロア１４に装着するためのフロアサポート
１６，１８とを含む。レールアセンブリ１２によって、
シートフレーム２０はフロア１４に関して前方又は後方
に移動することができる。また、図２〜図５では、レー
ルアセンブリ１２は左右のレール対７６ａ，７６ｂを含
む。各レール対７６ａ，７６ｂは、摺動自在に嵌合する
上部及び下部レール３０，３２を含み、また、フロアサ
ポート１６，１８によって車両フロア１４に装着され
る。フロアサポート１６，１８は、フロア１４と、各々
の下部レール３２の向かい合った端部とに取り付けられ
る。シート１０は、駆動機構３４を含み、下部レール３
２に関して上部レール３０の位置調整を可能にし、従っ
て車両フロア１４に関してシート１０の位置調整を可能
にする。
【００１３】シートフレーム２０は、概ね従来のもので
あり、クッションパン２２とバックフレーム２４とを含
む。シートフレーム２０は、クッションパンブラケット
２６，２８によってレールアセンブリ１２の頂部で両方
のレール対７６に装着される。シートフレーム２０の残
りの要素（例えば図示していないクッション、シート張
り布とシートベルト）は、シート１０が調整される時に
シート全体が同時に移動するように、直接的又は間接的
にクッションパン２２又はバックフレーム２４に取り付
けられる。
あり、クッションパン２２とバックフレーム２４とを含
む。シートフレーム２０は、クッションパンブラケット
２６，２８によってレールアセンブリ１２の頂部で両方
のレール対７６に装着される。シートフレーム２０の残
りの要素（例えば図示していないクッション、シート張
り布とシートベルト）は、シート１０が調整される時に
シート全体が同時に移動するように、直接的又は間接的
にクッションパン２２又はバックフレーム２４に取り付
けられる。
【００１４】図５及び図６に最も良く示されているよう
に、上部レール３０は、その断面が概して十字形であ
り、垂直ウエブ３６と水平ウエブ３８とを含む。垂直ウ
エブ３６はその底部において反対方向に外側に延在する
１対の長手方向下部フランジ４０を含む。先細りの丸い
突出部４４は、フックのような断面をフランジ４０に与
えるために各フランジ４０の両縁部に沿って上方に延在
する。この断面は上部レールと下部レールとの間の連係
もしくはインターロックを改善する。水平ウエブ３８の
両縁部であるリップ部４６は水平ウエブ３８の各長手方
向縁部に沿って下方に延在する。リップ部４６は、水平
ウエブ３８から下方に延在する第１の壁部４８と、該第
１の壁部４８の底部に沿って内部に延びる第２の壁部５
０とを含む。従って、水平ウエブ３８は、下部レール３
２を受容するように適合された１対の向かい合う開口し
た内部通路４２を画定する。上部レール３０は、駆動機
構３４のギヤボックスアセンブリ９１を受容するための
中央取付部５２を形成する。中央取付部５２は、垂直ウ
エブ３６内に画成された長方形のスロット５４と、水平
ウエブ３８内に画成された長方形の開口部５６とによっ
て形成される。また、上部レール３０は、垂直ウエブ３
６の向かい合ったの長手方向端部でトーションバー開口
部５８を画定する。これらの開口部５８は、高さ調整ト
ーションバー１０２，１０４の向かい合った端部を回転
自在に受容する。上部レール３０はアルミニウム又は他
の強い軽金属又は金属マトリックス複合材料から押出し
成形されることが好ましい。
に、上部レール３０は、その断面が概して十字形であ
り、垂直ウエブ３６と水平ウエブ３８とを含む。垂直ウ
エブ３６はその底部において反対方向に外側に延在する
１対の長手方向下部フランジ４０を含む。先細りの丸い
突出部４４は、フックのような断面をフランジ４０に与
えるために各フランジ４０の両縁部に沿って上方に延在
する。この断面は上部レールと下部レールとの間の連係
もしくはインターロックを改善する。水平ウエブ３８の
両縁部であるリップ部４６は水平ウエブ３８の各長手方
向縁部に沿って下方に延在する。リップ部４６は、水平
ウエブ３８から下方に延在する第１の壁部４８と、該第
１の壁部４８の底部に沿って内部に延びる第２の壁部５
０とを含む。従って、水平ウエブ３８は、下部レール３
２を受容するように適合された１対の向かい合う開口し
た内部通路４２を画定する。上部レール３０は、駆動機
構３４のギヤボックスアセンブリ９１を受容するための
中央取付部５２を形成する。中央取付部５２は、垂直ウ
エブ３６内に画成された長方形のスロット５４と、水平
ウエブ３８内に画成された長方形の開口部５６とによっ
て形成される。また、上部レール３０は、垂直ウエブ３
６の向かい合ったの長手方向端部でトーションバー開口
部５８を画定する。これらの開口部５８は、高さ調整ト
ーションバー１０２，１０４の向かい合った端部を回転
自在に受容する。上部レール３０はアルミニウム又は他
の強い軽金属又は金属マトリックス複合材料から押出し
成形されることが好ましい。
【００１５】図７では、下部レール３２は、その断面が
概してＵ字形状であり、底壁６４の向かい合った端部か
ら長手方向で上方に延在する１対の側壁６２を含む。長
手方向フランジ６６は各々の側壁６２の頂部縁部から外
側に延在する。底壁６４は、上部レール３０の下部フラ
ンジ４０を摺動自在に受容するようになった下部通路６
８を画定する。下部通路６８は、その口部７２内に部分
的に延在する１対の向かい合った長手方向突起部７０に
よって部分的に閉鎖される。突起部７０は、上部レール
３０の下部フランジ４０の突出部４４の周囲を密接に包
囲するために下方へわずかに曲げられている。底壁６４
は、下部通路６８の各側面に沿って延在する補強部７４
を含む。補強部７４は下部レール３２を強化する。上部
及び下部レール３０，３２は、レールアセンブリ１２の
通常動作の間に下部通路６８と下部フランジ４０が互い
に接触しないように、十分なクリアランスを備える。上
部レール３０のように、下部レール３２もアルミニウム
又は他の強い軽金属又は金属マトリックス複合材料から
押出し成形されることが好ましい。従来の軸受シュー９
２は各下部レールの長手方向フランジ６６に嵌め込まれ
る。軸受シュー９２は、レール３０，３２の滑らか、か
つ容易な運動を行わせるために下部レールの長手方向フ
ランジ６６と上部レールの内部通路４２との間に間挿さ
れる。
概してＵ字形状であり、底壁６４の向かい合った端部か
ら長手方向で上方に延在する１対の側壁６２を含む。長
手方向フランジ６６は各々の側壁６２の頂部縁部から外
側に延在する。底壁６４は、上部レール３０の下部フラ
ンジ４０を摺動自在に受容するようになった下部通路６
８を画定する。下部通路６８は、その口部７２内に部分
的に延在する１対の向かい合った長手方向突起部７０に
よって部分的に閉鎖される。突起部７０は、上部レール
３０の下部フランジ４０の突出部４４の周囲を密接に包
囲するために下方へわずかに曲げられている。底壁６４
は、下部通路６８の各側面に沿って延在する補強部７４
を含む。補強部７４は下部レール３２を強化する。上部
及び下部レール３０，３２は、レールアセンブリ１２の
通常動作の間に下部通路６８と下部フランジ４０が互い
に接触しないように、十分なクリアランスを備える。上
部レール３０のように、下部レール３２もアルミニウム
又は他の強い軽金属又は金属マトリックス複合材料から
押出し成形されることが好ましい。従来の軸受シュー９
２は各下部レールの長手方向フランジ６６に嵌め込まれ
る。軸受シュー９２は、レール３０，３２の滑らか、か
つ容易な運動を行わせるために下部レールの長手方向フ
ランジ６６と上部レールの内部通路４２との間に間挿さ
れる。
【００１６】駆動手段３４は、各下部レール３２に装着
されたラック７８と、各上部レール３０に装着されたギ
ヤボックスアセンブリ９１ａ，９１ｂと、レール対７６
ａ、７６ｂの同時運動を行わせるギヤボックスアセンブ
リ９１ａ，９１ｂを同時駆動するための単一モータ８８
（６方向動力操作ために必要な３つの内の１つ）とから
なる。ラック７８は各下部レール３２の側壁６２に沿っ
て装着される（図８参照）。各ギヤボックスアセンブリ
９１ａ，９１ｂは、ギヤハウジング８４内に収容された
ギヤ構造部９０を含む。各ギヤ構造部９０は、ラック係
合の駆動スクリュー８０と、ウォームギヤ８２と、ギヤ
ハウジング８４内で回転自在に装着されたウォーム９４
とを含む。駆動スクリュー８０の回転が下部レール３２
に関して上部レール３０の長手方向運動を引き起こすよ
うに、駆動スクリュー８０はねじ式にラック７８と噛合
する。ウォームギヤ８２は、単一構成要素を形成する駆
動スクリュー８０の端部に直接取り付けられる。駆動ス
クリュー８０とウォームギヤ８２はウォーム９４に直角
に装着され、また、ウォーム９４はリンク装置８６によ
ってモータ８８に接続される。ウォームギヤ８２はウォ
ーム９４と噛合し、また、モータ８８の作動によって駆
動スクリュー８０が回転されるように、ウォームによっ
て駆動される。ギヤハウジング８４は、中央の取付部５
２内で上部レール３０に固定されると共に、駆動スクリ
ュー８０の軸が厚い垂直ウエブ３６の中央線に整合する
ように設計される。モータ８８は、ブラケット１４０，
１４２によってレール対７６ａ，７６ｂの間に装着され
る。ブラケット１４０，１４２は、上部レール３０に装
着され、またギヤハウジング８４の上方に延在する垂直
壁部１４４を含み、この壁部は中央の取付部５２内でギ
ヤハウジング８４によって捕捉される。
されたラック７８と、各上部レール３０に装着されたギ
ヤボックスアセンブリ９１ａ，９１ｂと、レール対７６
ａ、７６ｂの同時運動を行わせるギヤボックスアセンブ
リ９１ａ，９１ｂを同時駆動するための単一モータ８８
（６方向動力操作ために必要な３つの内の１つ）とから
なる。ラック７８は各下部レール３２の側壁６２に沿っ
て装着される（図８参照）。各ギヤボックスアセンブリ
９１ａ，９１ｂは、ギヤハウジング８４内に収容された
ギヤ構造部９０を含む。各ギヤ構造部９０は、ラック係
合の駆動スクリュー８０と、ウォームギヤ８２と、ギヤ
ハウジング８４内で回転自在に装着されたウォーム９４
とを含む。駆動スクリュー８０の回転が下部レール３２
に関して上部レール３０の長手方向運動を引き起こすよ
うに、駆動スクリュー８０はねじ式にラック７８と噛合
する。ウォームギヤ８２は、単一構成要素を形成する駆
動スクリュー８０の端部に直接取り付けられる。駆動ス
クリュー８０とウォームギヤ８２はウォーム９４に直角
に装着され、また、ウォーム９４はリンク装置８６によ
ってモータ８８に接続される。ウォームギヤ８２はウォ
ーム９４と噛合し、また、モータ８８の作動によって駆
動スクリュー８０が回転されるように、ウォームによっ
て駆動される。ギヤハウジング８４は、中央の取付部５
２内で上部レール３０に固定されると共に、駆動スクリ
ュー８０の軸が厚い垂直ウエブ３６の中央線に整合する
ように設計される。モータ８８は、ブラケット１４０，
１４２によってレール対７６ａ，７６ｂの間に装着され
る。ブラケット１４０，１４２は、上部レール３０に装
着され、またギヤハウジング８４の上方に延在する垂直
壁部１４４を含み、この壁部は中央の取付部５２内でギ
ヤハウジング８４によって捕捉される。
【００１７】フロアサポート１６，１８は、レールアセ
ンブリ１２とフロア１４を相互に接続し、また、各下部
レール３２の向かい合った縦方向端部に装着される（図
４参照）。前部フロアサポート１６は図１０に示されて
いるように、底壁９６と、底壁９６の向かい合った長手
方向縁部から上方に延びる１対の向かい合った側壁９８
とを含む。底壁９６は、フロア係合端部１１６と、立上
がり部１２０と、レール係合端部１１８とを含む。フロ
ア係合端部１１６はフロア１４の輪郭に整合するような
形状であり、取付け穴１１４を含む。レール係合端部１
１８はほぼ水平に延びる。レール係合端部１１８におい
て側壁９８は、下部レール通路６８の向かい合った側面
上の下部レール底壁６４の補強部７４に嵌まり込むよう
に適合された１対の水平なスロット１２２を画定する。
スロット１２２は、鋸歯状構造でよい下部レール３２の
補強部７４との締りばめを有する。取付け時にスロット
１２２は、フロアサポート側壁９８が下部レール３２内
部に延びるように、一方フロアサポート底壁９６が下部
レール３２の外側に延びるように、補強部７４に嵌め込
まれる。スロット１２２は、下部レール底壁６４とフロ
アサポート１６とをかみ合わせる。従って、下部レール
底壁６４に加えられる負荷は、下部レール側壁６２を介
してよりも、むしろフロア１４に直接伝えられる。フロ
アサポート側壁９８は、自動穿孔リベット１２４のよう
な従来の締結具を使用して下部レール側壁６２に固定さ
れる。後部フロアサポート１８は前部フロアサポート１
６に類似している。前後部フロアサポート１６，１８の
間の主要な違いは、立上がり部１２０とフロア係合端部
１１６の形にある。これらの要素はフロア１４の輪郭を
整合させるため単に異なっている。フロアサポート１
６，１８は好ましくは打ち抜き鉄骨構造であり、また用
途に応じて異なる。
ンブリ１２とフロア１４を相互に接続し、また、各下部
レール３２の向かい合った縦方向端部に装着される（図
４参照）。前部フロアサポート１６は図１０に示されて
いるように、底壁９６と、底壁９６の向かい合った長手
方向縁部から上方に延びる１対の向かい合った側壁９８
とを含む。底壁９６は、フロア係合端部１１６と、立上
がり部１２０と、レール係合端部１１８とを含む。フロ
ア係合端部１１６はフロア１４の輪郭に整合するような
形状であり、取付け穴１１４を含む。レール係合端部１
１８はほぼ水平に延びる。レール係合端部１１８におい
て側壁９８は、下部レール通路６８の向かい合った側面
上の下部レール底壁６４の補強部７４に嵌まり込むよう
に適合された１対の水平なスロット１２２を画定する。
スロット１２２は、鋸歯状構造でよい下部レール３２の
補強部７４との締りばめを有する。取付け時にスロット
１２２は、フロアサポート側壁９８が下部レール３２内
部に延びるように、一方フロアサポート底壁９６が下部
レール３２の外側に延びるように、補強部７４に嵌め込
まれる。スロット１２２は、下部レール底壁６４とフロ
アサポート１６とをかみ合わせる。従って、下部レール
底壁６４に加えられる負荷は、下部レール側壁６２を介
してよりも、むしろフロア１４に直接伝えられる。フロ
アサポート側壁９８は、自動穿孔リベット１２４のよう
な従来の締結具を使用して下部レール側壁６２に固定さ
れる。後部フロアサポート１８は前部フロアサポート１
６に類似している。前後部フロアサポート１６，１８の
間の主要な違いは、立上がり部１２０とフロア係合端部
１１６の形にある。これらの要素はフロア１４の輪郭を
整合させるため単に異なっている。フロアサポート１
６，１８は好ましくは打ち抜き鉄骨構造であり、また用
途に応じて異なる。
【００１８】クッションパンブラケット２６，２８は、
クッションパン２２とレールアセンブリ１２とを連結
し、また打ち抜き鉄骨構造である。右のクッションパン
ブラケット２８は図１１に示されている。左のクッショ
ンパンブラケット２６は、右のクッションパンブラケッ
ト２８と対称であり、従って詳述しない。右のクッショ
ンパンブラケット２６は、細長い中央ウエブ１３０と、
中央ウエブ１３０周辺の周囲に下方に延在する支持壁部
１３２とを含む。クッションパンブラケット２８の向か
い合った端部１２６，１２８は、クッションパン２２の
底部を支持するために拡大され、また、各端部１２６，
１２８は取付け穴１３４を画定する。支持壁部１３２
は、１対のスカート１３６を画定するために端部１２
６，１２８で下方に延びる。各スカート１３６は、以下
に述べるように、クッションパンブラケット２６を高さ
調整機構１００に連動させるために、取付け穴１３８を
画定する。
クッションパン２２とレールアセンブリ１２とを連結
し、また打ち抜き鉄骨構造である。右のクッションパン
ブラケット２８は図１１に示されている。左のクッショ
ンパンブラケット２６は、右のクッションパンブラケッ
ト２８と対称であり、従って詳述しない。右のクッショ
ンパンブラケット２６は、細長い中央ウエブ１３０と、
中央ウエブ１３０周辺の周囲に下方に延在する支持壁部
１３２とを含む。クッションパンブラケット２８の向か
い合った端部１２６，１２８は、クッションパン２２の
底部を支持するために拡大され、また、各端部１２６，
１２８は取付け穴１３４を画定する。支持壁部１３２
は、１対のスカート１３６を画定するために端部１２
６，１２８で下方に延びる。各スカート１３６は、以下
に述べるように、クッションパンブラケット２６を高さ
調整機構１００に連動させるために、取付け穴１３８を
画定する。
【００１９】高さ調整機構１００は概して従来のもので
あり、またシート１０の前後部の高さの同時又は独立し
た調整を可能にする。高さ調整機構１００は前後部トー
ションバー１０２，１０４を含み、これらトーションバ
ーは、トーションバー開口部５８内の上部レール３０の
間に延在し、またこの上部レールに回転自在に固定され
る。２つのトーションバーは同一でよく、また各トーシ
ョンバーはその向かい合った端部に向かって配置された
駆動脚部１０６と１対の装着脚部１１０とを含む。脚部
１０６，１１０は互いに径方向にほぼ９０度離間してい
る。前部トーションバー１０２の駆動脚部１０６は前部
アクチュエータ１０８に連動し、また後部トーションバ
ー１０４の駆動脚部１０６は後部アクチュエータ１１２
に連動している。前後部アクチュエータ１０８，１１２
が作動する時、それらは脚部１０６を押すか又は引っ張
り、トーションバー１０２，１０４を回転させる。前部
トーションバー１０２の装着脚部１１０は、各クッショ
ンパンブラケット２６，２８の前部でスカート１３６に
枢着固定され、また後部トーションバー１０２の装着脚
部１１０は、各クッションパンブラケット２６，２８の
後部でスカート１３６に枢着固定される。トーションバ
ー１０２，１０４が回転する時、装着脚部１１０は回転
し、クッションパンブラケット２６，２８を持ち上げる
か又は下げる。
あり、またシート１０の前後部の高さの同時又は独立し
た調整を可能にする。高さ調整機構１００は前後部トー
ションバー１０２，１０４を含み、これらトーションバ
ーは、トーションバー開口部５８内の上部レール３０の
間に延在し、またこの上部レールに回転自在に固定され
る。２つのトーションバーは同一でよく、また各トーシ
ョンバーはその向かい合った端部に向かって配置された
駆動脚部１０６と１対の装着脚部１１０とを含む。脚部
１０６，１１０は互いに径方向にほぼ９０度離間してい
る。前部トーションバー１０２の駆動脚部１０６は前部
アクチュエータ１０８に連動し、また後部トーションバ
ー１０４の駆動脚部１０６は後部アクチュエータ１１２
に連動している。前後部アクチュエータ１０８，１１２
が作動する時、それらは脚部１０６を押すか又は引っ張
り、トーションバー１０２，１０４を回転させる。前部
トーションバー１０２の装着脚部１１０は、各クッショ
ンパンブラケット２６，２８の前部でスカート１３６に
枢着固定され、また後部トーションバー１０２の装着脚
部１１０は、各クッションパンブラケット２６，２８の
後部でスカート１３６に枢着固定される。トーションバ
ー１０２，１０４が回転する時、装着脚部１１０は回転
し、クッションパンブラケット２６，２８を持ち上げる
か又は下げる。
【００２０】使用時、上部レールの下部フランジ４０は
下部レールの下部通路６８とインターロックして、レー
ルアセンブリ１２を補強する。レールアセンブリ１２の
通常動作の間、上部レールの下部フランジ４０は、構成
要素の間の接触なしに下部レールの下部通路６８内を移
動する。しかし衝突の際には、慣性荷重によって上部レ
ール３０が持ち上がり、上部レールの下部フランジ４０
が下部レールの突起部７０に係合する。突起部７０は上
部レール３０を保持し、また下部レール３２から上部レ
ール３０が離れる可能性を減らす。
下部レールの下部通路６８とインターロックして、レー
ルアセンブリ１２を補強する。レールアセンブリ１２の
通常動作の間、上部レールの下部フランジ４０は、構成
要素の間の接触なしに下部レールの下部通路６８内を移
動する。しかし衝突の際には、慣性荷重によって上部レ
ール３０が持ち上がり、上部レールの下部フランジ４０
が下部レールの突起部７０に係合する。突起部７０は上
部レール３０を保持し、また下部レール３２から上部レ
ール３０が離れる可能性を減らす。
【００２１】衝突中に発生される慣性荷重は、突起部７
０を介して下部レール底壁６４の補強部７４に伝えられ
る。上記のように、フロアサポート１６，１８は下部レ
ール底壁６４に直接かみ合う。従って、荷重は下部レー
ル底壁６４からフロア１４に直接伝えられる。これは、
慣性荷重に耐えるのに下部レール側壁６２が必要とされ
ないことを意味する。
０を介して下部レール底壁６４の補強部７４に伝えられ
る。上記のように、フロアサポート１６，１８は下部レ
ール底壁６４に直接かみ合う。従って、荷重は下部レー
ル底壁６４からフロア１４に直接伝えられる。これは、
慣性荷重に耐えるのに下部レール側壁６２が必要とされ
ないことを意味する。
【００２２】また、衝突中に、慣性力はレールアセンブ
リ１２に水平荷重を及ぼす。駆動機構３４、より詳しく
は、ラック７８及び駆動スクリュー８０は、水平荷重に
耐えるのに必要である。十分に大きな荷重はギヤハウジ
ング８４の弾性変形をもたらし、駆動スクリュー８０を
上部レール３０に関して水平に移動させる。しかし、そ
の性質のために、駆動スクリュー８０は上部レール３０
に係合し、また若干の水平運動後に荷重を前記レールに
伝える。このようにして、上部レール３０は駆動スクリ
ュー８０から水平荷重を受容することによって装置を強
化する。
リ１２に水平荷重を及ぼす。駆動機構３４、より詳しく
は、ラック７８及び駆動スクリュー８０は、水平荷重に
耐えるのに必要である。十分に大きな荷重はギヤハウジ
ング８４の弾性変形をもたらし、駆動スクリュー８０を
上部レール３０に関して水平に移動させる。しかし、そ
の性質のために、駆動スクリュー８０は上部レール３０
に係合し、また若干の水平運動後に荷重を前記レールに
伝える。このようにして、上部レール３０は駆動スクリ
ュー８０から水平荷重を受容することによって装置を強
化する。
【００２３】上記の説明は本発明の好適な実施形態を説
明したものである。種々の改造と変更が、添付請求項に
規定された本発明の精神とより広範の観点から逸脱する
ことなしに行うことができる。これらは、等価原理を含
む特許法の原則に従って解釈されるべきである。
明したものである。種々の改造と変更が、添付請求項に
規定された本発明の精神とより広範の観点から逸脱する
ことなしに行うことができる。これらは、等価原理を含
む特許法の原則に従って解釈されるべきである。
【図１】 本発明を組み入れた車両シートの斜視図であ
る。
る。
【図２】 レールアセンブリの斜視図である。
【図３】 レールアセンブリの平面図である。
【図４】 レールアセンブリの側面立面図である。
【図５】 上部レールの端面図である。
【図６】 上部レールの斜視図である。
【図７】 下部レールの端面図である。
【図８】 図２のVIII−VIII線に沿って見たレールアセ
ンブリの部分断面図である。
ンブリの部分断面図である。
【図９】 説明のために取り外した特定の構成要素を有
する左レール対の端面図である。
する左レール対の端面図である。
【図１０】 前部フロアサポートの斜視図である。
【図１１】 クッションパンブラケットの斜視図であ
る。
る。
【図１２】 説明のために取り外した特定の構成要素を
有する左レール対の端面図である。
有する左レール対の端面図である。
【図１３】 従来技術に基づくレールアセンブリの端面
図である。
図である。
１０…車両シート、１２…レールアセンブリ（レール装
置）、１４…車両フロア、１６，１８…フロアサポー
ト、２０…シートフレーム、２２…クッションパン、２
４…バックフレーム、２６，２８…クッションパンブラ
ケット、３０…上部レール、３２…下部レール、３４…
駆動機構、３６…垂直ウエブ、３８…水平ウエブ、４０
…縦方向フランジ、４２…内部開口通路、４４…突出
部、４６…リップ、４８…第１の壁部、５０…第２の壁
部、５２…中央取付部、５４…長方形のスロット、５６
…長方形の開口部、５８…トーションバー開口部、６２
…側壁、６４…底壁、６６…縦方向フランジ、６８…通
路、７２…口部、７４…補強部、７６ａ，７６ｂ…左右
のレール対、７８…ラック、８０…駆動スクリュー、８
２…ウォームギヤ、８４…ギヤハウジング、８６…リン
ク装置、８８…モータ、９０…ギヤ構造部、９１…ギヤ
ボックスアセンブリ、９１ａ，９１ｂ…ギヤボックスア
センブリ、９２…軸受シュー、９４…ウォーム、９６…
底壁、９８…側壁、１００…高さ調整機構、１０２，１
０４…高さ調整トーションバー、１０６…駆動脚部、１
０８…前部アクチュエータ、１１０…装着脚部、１１２
…後部アクチュエータ、１１４…取付け穴、１１６…フ
ロア係合端部、１１８…レール係合端部、１２０…立上
がり部、１２２…水平スロット、１２４…自動穿孔リベ
ット、１２６，１２８…向かい合った端部、１３０…細
長い中央ウエブ、１３２…支持壁部、１３４…取付け
穴、１３６…１対のスカート、１３８…取付け穴、１４
０，１４２…ブラケット、１４４…垂直壁部。
置）、１４…車両フロア、１６，１８…フロアサポー
ト、２０…シートフレーム、２２…クッションパン、２
４…バックフレーム、２６，２８…クッションパンブラ
ケット、３０…上部レール、３２…下部レール、３４…
駆動機構、３６…垂直ウエブ、３８…水平ウエブ、４０
…縦方向フランジ、４２…内部開口通路、４４…突出
部、４６…リップ、４８…第１の壁部、５０…第２の壁
部、５２…中央取付部、５４…長方形のスロット、５６
…長方形の開口部、５８…トーションバー開口部、６２
…側壁、６４…底壁、６６…縦方向フランジ、６８…通
路、７２…口部、７４…補強部、７６ａ，７６ｂ…左右
のレール対、７８…ラック、８０…駆動スクリュー、８
２…ウォームギヤ、８４…ギヤハウジング、８６…リン
ク装置、８８…モータ、９０…ギヤ構造部、９１…ギヤ
ボックスアセンブリ、９１ａ，９１ｂ…ギヤボックスア
センブリ、９２…軸受シュー、９４…ウォーム、９６…
底壁、９８…側壁、１００…高さ調整機構、１０２，１
０４…高さ調整トーションバー、１０６…駆動脚部、１
０８…前部アクチュエータ、１１０…装着脚部、１１２
…後部アクチュエータ、１１４…取付け穴、１１６…フ
ロア係合端部、１１８…レール係合端部、１２０…立上
がり部、１２２…水平スロット、１２４…自動穿孔リベ
ット、１２６，１２８…向かい合った端部、１３０…細
長い中央ウエブ、１３２…支持壁部、１３４…取付け
穴、１３６…１対のスカート、１３８…取付け穴、１４
０，１４２…ブラケット、１４４…垂直壁部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 597103207 629 ＩＯＮＩＡ ＡＶＥＮＵＥ， Ｓ. Ｗ．， ＧＲＡＮＤ ＲＡＰＩＤＳ， ＭＩＣＨＩＧＡＮ 49503， Ｕ．Ｓ. Ａ. (56)参考文献 特開 平４−252744（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−221255（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−126228（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−238136（ＪＰ，Ａ) 特表 平８−508454（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60N 2/00 - 2/72
Claims (22)
- 【請求項１】 車両シート用のレールアセンブリであっ
て、 長手方向に延びる第１の下部フランジを有する垂直ウエ
ブと、１対の向かい合った長手方向に延びる内部通路を
画成する水平ウエブとを有する上部レールと、 該上部レールに摺動自在に嵌合する下部レールであっ
て、前記上部レールの内部通路内に摺動自在に嵌め込ま
れると共に長手方向に延びる１対の長手方向フランジ
と、前記上部レールの下部フランジが摺動自在に嵌め込
まれる部分的に閉鎖した下部通路とを有する前記下部レ
ールと、 を備える車両シート用のレールアセンブリ。 - 【請求項２】 前記上部レールの垂直ウエブがスロット
を画成し、前記上部レールの水平ウエブが開口部を画成
し、このスロット及び開口部が共同して取付部を形成
し、更に、 前記下部レールに関して前記上部レールを移動させるた
めの駆動手段を備え、該駆動手段が、前記取付部内で前
記上部レールに固定されたハウジングと、前記垂直ウエ
ブ及び水平ウエブの交差部において上部レールのほぼ軸
方向に整列して前記ハウジング内に回転自在に装着され
た駆動スクリューとを含む、 請求項１に記載のレールアセンブリ。 - 【請求項３】 車両のフロアに前記下部レールを固定す
るためのフロアサポートを更に備え、該フロアサポート
は、前記フロアに装着するようになっているフロア係合
端部と、前記下部レールに係合するようになっているレ
ール係合端部とを有し、該レール係合端部が、前記部分
的に閉鎖した下部通路に直ぐ隣接して前記下部レールの
端部に嵌め込まれるスロットを有する部分を画成する、 請求項２に記載のレールアセンブリ。 - 【請求項４】 前記上部レールの断面が十字形状であ
り、前記下部レールの断面がＵ字形状である、 請求項３に記載のレールアセンブリ。 - 【請求項５】 前記上部レールが、長手方向に延びる水
平ウエブからなる上部フランジを含み、前記下部フラン
ジ及び上部フランジが前記垂直ウエブから反対方向に外
側に延びる、 請求項４に記載のレールアセンブリ。 - 【請求項６】 前記部分的に閉鎖した下部通路が前記下
部レールの底壁部により画成される、 請求項５に記載のレールアセンブリ。 - 【請求項７】 前記部分的に閉鎖した下部通路が、該部
分的に閉鎖した下部通路の両頂縁部から互いに向かって
内部に延びる１対の向かい合った長手方向に延びる突起
部を含み、該突起部が前記上部レールの下部フランジの
上方に延在する、 請求項６に記載のレールアセンブリ。 - 【請求項８】 車両シートであって、 車両のフロアに装着するようになっていると共に、底壁
及び１対の向かい合った側壁を含む下部レールと、該下
部レールの前記底壁と摺動自在にインターロックされる
底部を有する垂直ウエブを含む上部レールとを有し、該
上部レールが更に、前記下部レールの前記向かい合った
側壁と摺動自在にインターロックされる両縁部を有する
水平ウエブを含むレールアセンブリと、 クッションパンを含むシートフレームと、 該シートフレームを前記レールアセンブリに装着するた
め前記上部レールに装着されたクッションパンブラケッ
ト手段と、 を備える車両シート。 - 【請求項９】 前記下部レールが、前記側壁から外側に
突出する向かい合った長手方向フランジを有し、前記上
部レールが、該向かい合った長手方向フランジが摺動自
在に嵌合する１対の向かい合った内部通路を画成する、 請求項８に記載の車両シート。 - 【請求項１０】 前記上部レールが、その垂直ウエブか
ら外側に延びる下部フランジを含み、前記下部レール
は、上部レールの下部フランジに摺動自在に嵌合する下
部通路を画定し、該下部通路は、前記上部レールが下部
通路外に垂直に引っ張られるのを防止するために、下部
フランジの上方に延在する長手方向に延びる突起部を有
する、 請求項９に記載の車両シート。 - 【請求項１１】 前記上部レールの垂直ウエブがスロッ
トを画定し、前記上部レールの前記水平ウエブが開口部
を画定し、このスロット及び前記開口部が共同して取付
部を形成し、更に、 前記下部レールに関して前記上部レールを移動するため
の駆動手段を備え、該駆動手段が、前記上部レールに固
定されたハウジングと、前記垂直ウエブ及び前記水平ウ
エブの交差部において上部レールのほぼ軸方向に整列し
て前記ハウジング内に回転自在に支持された駆動スクリ
ューとを含む、 請求項１０に記載の車両シート。 - 【請求項１２】 前記上部レールの断面はほぼ十字形状
であり、前記下部レールの断面はほぼＵ字形状である、 請求項１１に記載の車両シート。 - 【請求項１３】 前記上部レールが長手方向に延びる水
平ウエブからなる上部フランジを含み、前記下部フラン
ジとともにこの上部フランジが前記垂直ウエブから反対
方向に外側に延びる、 請求項１２に記載の車両シート。 - 【請求項１４】 前記上部レール及び前記下部レールが
アルミニウム押出し品である、 請求項１３に記載の車両シート。 - 【請求項１５】 車両シート用レールアセンブリのレー
ル対であって、 底壁を有する下部レールと、 交差する細長い垂直ウェブ及び水平ウエブを含む上部レ
ールと、 前記下部レールと前記上部レールの水平ウエブとを摺動
自在に相互嵌合させるための手段であって、前記下部レ
ールに関して上部レールが長手方向に摺動するのを許容
するために、上部レールの内部開口通路内に摺動自在に
嵌め込まれた下部レールの長手方向フランジからなる相
互嵌合手段と、 前記上部レールの垂直ウエブと、前記下部レールとを摺
動自在にインターロックするための手段であって、下部
レールの下部通路内に摺動自在に嵌め込まれる上部レー
ルの下部フランジからなり、前記下部通路が部分的に閉
鎖されて前記上部レールの前記下部レールからの垂直方
向への分離を防ぐようになっている、前記インターロッ
クするための手段と、 を備えるレール対。 - 【請求項１６】 上部レールと下部レールを嵌合するた
めの手段が、前記上部レールの垂直ウエブから外側に突
出する向かい合った長手方向の下部フランジと、前記上
部レールの水平ウエブによって画定された１対の向かい
合った内部通路とを含む、 請求項１５に記載のレール対。 - 【請求項１７】 前記嵌合するための手段が、前記上部
レールの垂直ウエブから外側に延びる向かい合った下部
フランジを含む、 請求項１６に記載のレール対。 - 【請求項１８】 前記上部レールの垂直ウエブがスロッ
トを画成し、前記上部レールの水平ウエブが開口部を画
成し、このスロット及び前記開口部が共同して取付部を
形成し、更に、 前記下部レールに関して前記上部レールを移動するため
の駆動手段を備え、該駆動手段が、前記上部レールに固
定されたハウジングと、垂直ウエブ及び水平ウエブの交
差部において上部レールのほぼ軸方向に整列して前記ハ
ウジング内に回転自在に支持された駆動スクリューとを
含む、 請求項１７に記載のレール対。 - 【請求項１９】 前記上部レールの断面がほぼ十字形状
であり、前記下部レールの断面がほぼＵ字形状である、 請求項１８に記載のレール対。 - 【請求項２０】 一方のウエブがほぼ水平方向に延び、
他方のウエブがほぼ垂直方向に延びる、 請求項１９に記載のレール対。 - 【請求項２１】 自動車シート用レール装置であって、 限定された口部を有する下部通路を画成する湾曲壁部に
よって連結されると共に、該湾曲壁部から外側に離れた
長手方向フランジがそれぞれ終端する２つの側壁を有す
るＵ字形状の下部レールと、 該下部レールに摺動自在に嵌合すると共に、垂直ウエブ
及び水平ウエブを含み、該垂直ウエブが、その下部フラ
ンジに前記下部レールの湾曲壁部にある下部通路に捕捉
される下部フランジを有し、前記水平ウエブが垂直ウエ
ブを横断する方向の両縁部で終端し、前記下部レールの
前記縁部と前記上部レールの水平ウエブの両縁部が、前
記下部レールと上部レールをインターロックするための
インターロック手段を形成している上部レールと、 を備える自動車シート用レール装置。 - 【請求項２２】 自動車シート用レール装置であって、 ラックを有する下部レールと、 前記ラックに係合する駆動スクリューを有する上部レー
ルとを備え、 該上部レールが前記下部レールに摺動自在に嵌合し、前
記駆動スクリューの回転によって前記上部レールが下部
レールに関して移動可能で、前記上部レールが交差線に
おいて交わる垂直ウエブと水平ウエブとからなり、前記
駆動スクリューが、前記垂直ウエブのスロットと前記水
平ウエブの開口部により形成された取付部に受け入れら
れ、前記ウエブの交差線に軸方向で整列している、 自動車シート用レール装置。
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