JP3058454B2 - 平らな板状の建築要素のための下張り要素 - Google Patents
平らな板状の建築要素のための下張り要素Info
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-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04D—ROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
- E04D12/00—Non-structural supports for roofing materials, e.g. battens, boards
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04D—ROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
- E04D1/00—Roof covering by making use of tiles, slates, shingles, or other small roofing elements
- E04D1/36—Devices for sealing the spaces or joints between roof-covering elements
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02S—GENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
- H02S20/00—Supporting structures for PV modules
- H02S20/20—Supporting structures directly fixed to an immovable object
- H02S20/22—Supporting structures directly fixed to an immovable object specially adapted for buildings
- H02S20/23—Supporting structures directly fixed to an immovable object specially adapted for buildings specially adapted for roof structures
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- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、棟−軒−方向に敷設可能な支持要素を備え
た傾斜屋根に固定可能であり、水を漏らさぬ材料からな
り、そして少なくとも1つの水流路を備えている、平ら
な板状の建築要素、特に太陽電池モジュールのための下
張り要素に関する。
た傾斜屋根に固定可能であり、水を漏らさぬ材料からな
り、そして少なくとも1つの水流路を備えている、平ら
な板状の建築要素、特に太陽電池モジュールのための下
張り要素に関する。
ドイツ連邦共和国実用新案登録出願公開第9409453.9
号公報によって太陽電池装置が知られている。この太陽
電池装置の場合には、太陽電池モジュールが屋根の縦方
向にうろこ状にオーバーラップするよう配置されてい
る。以下において、棟−軒−ラインは縦方向と呼び、棟
または軒に対して平行な方向は横方向と呼ぶ。支持要素
として、棟−軒−方向に敷設された中空成形体が設けら
れている。この中空成形体はその棟側の端部が屋根下地
の小舞に載り、その軒側の端部が小舞に対して平行に小
舞に隣接して敷設された木摺に載っている。木摺はほぼ
太陽電池モジュールの厚さだけ小舞の上側縁部から突出
している。木摺はその上面に、縦方向中心線に沿って延
びる凹部を備えているので、互いに突き合わせられる2
個の太陽電池モジュールの縁部に配置する際に、隙間に
侵入する水の方向を変える働きをする。この装置の場合
には、小舞に対して平行に付加的な木摺を敷設しなけれ
ばならず、固定のために、太陽電池モジュールの軒側の
縁部を取り囲む付加的な耐風フックが必要であるという
欠点がある。
号公報によって太陽電池装置が知られている。この太陽
電池装置の場合には、太陽電池モジュールが屋根の縦方
向にうろこ状にオーバーラップするよう配置されてい
る。以下において、棟−軒−ラインは縦方向と呼び、棟
または軒に対して平行な方向は横方向と呼ぶ。支持要素
として、棟−軒−方向に敷設された中空成形体が設けら
れている。この中空成形体はその棟側の端部が屋根下地
の小舞に載り、その軒側の端部が小舞に対して平行に小
舞に隣接して敷設された木摺に載っている。木摺はほぼ
太陽電池モジュールの厚さだけ小舞の上側縁部から突出
している。木摺はその上面に、縦方向中心線に沿って延
びる凹部を備えているので、互いに突き合わせられる2
個の太陽電池モジュールの縁部に配置する際に、隙間に
侵入する水の方向を変える働きをする。この装置の場合
には、小舞に対して平行に付加的な木摺を敷設しなけれ
ばならず、固定のために、太陽電池モジュールの軒側の
縁部を取り囲む付加的な耐風フックが必要であるという
欠点がある。
先行技術を示す文献として、ヨーロッパ特許出願公開
第0547285号公報とドイツ連邦共和国特許出願公開第331
4637号公報がある。
第0547285号公報とドイツ連邦共和国特許出願公開第331
4637号公報がある。
本発明の根底をなす課題は、建築要素装置、すなわち
建築要素が横方向において互いに突き合わせられ、隣接
する瓦に突き合わせられ、縦方向において部分的にオー
バーラップし、そして突き合わせ継ぎ目から離れた支持
要素上に敷設される建築要素装置、特に太陽電池装置の
シールを保証することである。
建築要素が横方向において互いに突き合わせられ、隣接
する瓦に突き合わせられ、縦方向において部分的にオー
バーラップし、そして突き合わせ継ぎ目から離れた支持
要素上に敷設される建築要素装置、特に太陽電池装置の
シールを保証することである。
この課題は本発明に従い、下張り要素が支持要素上と
板状の建築要素の下方に敷設可能であり、棟−軒−方向
に延びる少なくとも1個の突出ビードを備えるように、
下張り要素が成形され、この突出ビードが支持要素を収
容可能であり、かつ支持要素よりも幅が広くなってお
り、それによって下張り要素が軒に対して平行に摺動可
能であり、水流路が互いに突き合わせられた2個の板状
の建築要素の下方に配置可能であることによって解決さ
れる。特に、支持要素は、建築要素の約4分の1の個所
に接するラインに沿って敷設されるので、2個の支持要
素の間の横方向間隔は建築要素の半分の幅に相当する。
従って、建築要素のほぼ半分の幅に下張り要素を設ける
と有利である。例えば、約38cm×120cmの外形寸法を有
する太陽電池モジュールのためには、42.1cm×64.4cmの
外形寸法を有する下張り要素が特に適している。半分の
幅よりも大きな幅寸法は、隣接する2個の下張り要素が
その縁部にオーバーラップして敷設することによって生
じる。縦方向の突出は太陽電池モジュールの下面におけ
る良好な空気案内を可能にする。
板状の建築要素の下方に敷設可能であり、棟−軒−方向
に延びる少なくとも1個の突出ビードを備えるように、
下張り要素が成形され、この突出ビードが支持要素を収
容可能であり、かつ支持要素よりも幅が広くなってお
り、それによって下張り要素が軒に対して平行に摺動可
能であり、水流路が互いに突き合わせられた2個の板状
の建築要素の下方に配置可能であることによって解決さ
れる。特に、支持要素は、建築要素の約4分の1の個所
に接するラインに沿って敷設されるので、2個の支持要
素の間の横方向間隔は建築要素の半分の幅に相当する。
従って、建築要素のほぼ半分の幅に下張り要素を設ける
と有利である。例えば、約38cm×120cmの外形寸法を有
する太陽電池モジュールのためには、42.1cm×64.4cmの
外形寸法を有する下張り要素が特に適している。半分の
幅よりも大きな幅寸法は、隣接する2個の下張り要素が
その縁部にオーバーラップして敷設することによって生
じる。縦方向の突出は太陽電池モジュールの下面におけ
る良好な空気案内を可能にする。
下張り要素は支持力を受けなくてもよいので、例えば
深絞り法で製作可能な合成樹脂シートで作ることができ
る。非常に薄い材料の場合には、水流路の範囲に補強部
を設けることが推奨される。この補強部は例えば別個の
部品として樋状または槽状に形成可能である。
深絞り法で製作可能な合成樹脂シートで作ることができ
る。非常に薄い材料の場合には、水流路の範囲に補強部
を設けることが推奨される。この補強部は例えば別個の
部品として樋状または槽状に形成可能である。
下張り要素が少なくとも、支持要素を収容する突出ビ
ードの軒側の端部分の範囲に、切欠きを有し、板状建築
要素のための支持要素の収容部が、この切欠きを通って
挿入可能であると、下張り要素は、支持要素の上面に置
くことができ、建築要素の下面を保護することができ
る。
ードの軒側の端部分の範囲に、切欠きを有し、板状建築
要素のための支持要素の収容部が、この切欠きを通って
挿入可能であると、下張り要素は、支持要素の上面に置
くことができ、建築要素の下面を保護することができ
る。
両縦方向縁部の範囲に、各々1個の突出ビードが設け
られ、一方の縁部の突出ビードが、隣接する同じような
下張り要素の他方の縁部の突出ビードを収容可能である
と、下張り要素を横方向において密にオーバーラップさ
せて敷設することができる。特に、一方の縁部の突出ビ
ードが狭く、他方の縁部の突出ビードが広く、この幅広
の突出ビードによって覆われる狭い突出ビードが横方向
に摺動可能である。それによって、敷設時の寸法の偏差
を容易に補償することができる。特に、一方の側が接す
る屋根葺き板の水切り用畳み折り継ぎ目上に敷設され、
他方の側で接触する建築要素を敷設する場合に、水切り
用畳み折り継ぎ目に載る建築要素のために、横方向にお
いて、他の建築要素よりも小さな被覆幅が生じる。従っ
て、屋根葺き板の水切り用畳み折り継ぎ目に接して敷設
された下張り要素は、水切り用畳み折り継ぎ目の幅だ
け、隣接する下張り要素の方へ横方向に摺動可能であ
る。
られ、一方の縁部の突出ビードが、隣接する同じような
下張り要素の他方の縁部の突出ビードを収容可能である
と、下張り要素を横方向において密にオーバーラップさ
せて敷設することができる。特に、一方の縁部の突出ビ
ードが狭く、他方の縁部の突出ビードが広く、この幅広
の突出ビードによって覆われる狭い突出ビードが横方向
に摺動可能である。それによって、敷設時の寸法の偏差
を容易に補償することができる。特に、一方の側が接す
る屋根葺き板の水切り用畳み折り継ぎ目上に敷設され、
他方の側で接触する建築要素を敷設する場合に、水切り
用畳み折り継ぎ目に載る建築要素のために、横方向にお
いて、他の建築要素よりも小さな被覆幅が生じる。従っ
て、屋根葺き板の水切り用畳み折り継ぎ目に接して敷設
された下張り要素は、水切り用畳み折り継ぎ目の幅だ
け、隣接する下張り要素の方へ横方向に摺動可能であ
る。
これは、収容する突出ビードが、収容される突出ビー
ドまたは支持要素よりも幅が広いことによって達成され
る。
ドまたは支持要素よりも幅が広いことによって達成され
る。
収容する突出ビードに接する縦方向縁の縁部分が、収
容する突出ビードと同じくらいの幅であると、下張り要
素は隣接する屋根葺き板の水切り用畳み折り継ぎ目に載
る建築要素の縁部範囲を特に良好にシールする。それに
よって、下張り要素の縁部分が水切り用畳み折り継ぎ目
の下方に位置決め可能である。
容する突出ビードと同じくらいの幅であると、下張り要
素は隣接する屋根葺き板の水切り用畳み折り継ぎ目に載
る建築要素の縁部範囲を特に良好にシールする。それに
よって、下張り要素の縁部分が水切り用畳み折り継ぎ目
の下方に位置決め可能である。
水流路が収容される突出ビードに接して形成されてい
ると、収容する縦方向縁部の突出ビードと、反対側の縦
方向縁部の水流路は、互いにほぼ補完的に形成可能であ
る。
ると、収容する縦方向縁部の突出ビードと、反対側の縦
方向縁部の水流路は、互いにほぼ補完的に形成可能であ
る。
下張り要素の縦方向縁部と軒側の縁部が、下張り要素
の窪み範囲の高さ位置で延び、棟側の縁部が突出ビード
の高さ位置で延びていると、下張り要素は侵入した水を
排出するだけでなく、建築要素の下方の換気を良好にす
る。
の窪み範囲の高さ位置で延び、棟側の縁部が突出ビード
の高さ位置で延びていると、下張り要素は侵入した水を
排出するだけでなく、建築要素の下方の換気を良好にす
る。
冷却する空気流を太陽電池モジュールの下面に沿って
案内するために、適切に換気することが望まれる。それ
によって、特に真夏において、太陽電池モジュールの強
すぎる加熱、ひいては出力低下が防止される。棟側の縁
部から流出する加熱された空気が、次の下張り要素の下
面に沿って案内されるので、加熱された空気は棟から出
るまで、他の太陽電池モジュールにもはや接触しない。
この空気流を得るために、下張り要素は太陽電池モジュ
ールよりも長くなっている。この下張り要素は太陽電池
モジュールの棟側の縁部から突出しているので、軒側の
縁部に入る空気は棟の方に流出することができる。
案内するために、適切に換気することが望まれる。それ
によって、特に真夏において、太陽電池モジュールの強
すぎる加熱、ひいては出力低下が防止される。棟側の縁
部から流出する加熱された空気が、次の下張り要素の下
面に沿って案内されるので、加熱された空気は棟から出
るまで、他の太陽電池モジュールにもはや接触しない。
この空気流を得るために、下張り要素は太陽電池モジュ
ールよりも長くなっている。この下張り要素は太陽電池
モジュールの棟側の縁部から突出しているので、軒側の
縁部に入る空気は棟の方に流出することができる。
うろこ状に敷設された建築要素の隙間内への雪や小動
物の侵入は、下張り要素の軒側の縁部に、渦室を形成す
る隆起が設けられていることによって防止される。この
隆起は直接的に通過できないラビリンスである。
物の侵入は、下張り要素の軒側の縁部に、渦室を形成す
る隆起が設けられていることによって防止される。この
隆起は直接的に通過できないラビリンスである。
下張り要素と支持要素の敷設は、小舞等に下張り要素
を引っ掛けるための少なくとも1個の引っ掛け突起が、
軒側の縁部に設けられていることによって簡単化され
る。それによって、下張り要素は縦方向において小舞の
棟側の上縁部に対して調節される。引っ掛け突起と棟側
の縁部との間の間隔が、隣接する屋根葺き板の軒側の縁
部と引っ掛け突起との間の間隔に等しいと、本発明によ
る下張り要素にとって、隣接する屋根葺き板のための同
じ幾何学的位置が、小舞の実際の間隔に依存しないで生
じる。この間隔は屋根葺き板のオーバーラップが屋根傾
斜に左右されるので、屋根によって変化する。
を引っ掛けるための少なくとも1個の引っ掛け突起が、
軒側の縁部に設けられていることによって簡単化され
る。それによって、下張り要素は縦方向において小舞の
棟側の上縁部に対して調節される。引っ掛け突起と棟側
の縁部との間の間隔が、隣接する屋根葺き板の軒側の縁
部と引っ掛け突起との間の間隔に等しいと、本発明によ
る下張り要素にとって、隣接する屋根葺き板のための同
じ幾何学的位置が、小舞の実際の間隔に依存しないで生
じる。この間隔は屋根葺き板のオーバーラップが屋根傾
斜に左右されるので、屋根によって変化する。
図には本発明の好ましい実施の形態が示してある。次
に、この実施の形態について詳細に説明する。
に、この実施の形態について詳細に説明する。
図1は屋根上での組み込み状態を示す平面図、 図2は本発明による下張り要素の平面図、 図3は図2の下張り要素のIII−III線に沿った横断面
図、 図4は図2の下張り要素を、軒側から見た側面図、そ
して 図6は図1の屋根を、軒から棟の方へ見た、軒に対し
て平行なVI−VI線に沿った断面図である。
図、 図4は図2の下張り要素を、軒側から見た側面図、そ
して 図6は図1の屋根を、軒から棟の方へ見た、軒に対し
て平行なVI−VI線に沿った断面図である。
図1は、傾斜屋根上の下張り要素(天井要素)10の建
造状態を平面図で概略的に示している。この傾斜屋根は
コンクリート製の平らな屋根葺き板12で、ずらした列1
4,16,18をなして部分的に葺かれている。屋根上には太
陽電池モジュール(光起電力モジュール)20,22,24,26
が示してある。第2の列16には、太陽電池モジュールを
葺いていない範囲に、下張り要素10が示してある。その
上の列18には、第1の建造状態で、支持要素28が示して
ある。下張り要素10は組み込みが行われた後で、太陽電
池モジュールの下方に位置し、そしてこの太陽電池モジ
ュールを支持する支持要素の上方に位置する。
造状態を平面図で概略的に示している。この傾斜屋根は
コンクリート製の平らな屋根葺き板12で、ずらした列1
4,16,18をなして部分的に葺かれている。屋根上には太
陽電池モジュール(光起電力モジュール)20,22,24,26
が示してある。第2の列16には、太陽電池モジュールを
葺いていない範囲に、下張り要素10が示してある。その
上の列18には、第1の建造状態で、支持要素28が示して
ある。下張り要素10は組み込みが行われた後で、太陽電
池モジュールの下方に位置し、そしてこの太陽電池モジ
ュールを支持する支持要素の上方に位置する。
下張り要素10は太陽電池モジュール20,22,24,26の約
半分の幅を有し、それぞれ図1において左側に示したそ
の縁部に、槽状の水流路30を備えている。最も下側の列
14に並べて敷設された太陽電池モジュール20,22は、互
いに突き合わせられている。太陽電池モジュール22はそ
の他端において、隣接する屋根葺き板12の水流路に載っ
ており、太陽電池モジュール20は隣接する屋根葺き板12
の被覆継ぎ目に突き合わせられている。突き合わせ継ぎ
目の下方には、太陽電池モジュール20,22の下方に配置
された見えない下張り要素の水流路がある。この下張り
要素は見える下張り要素10と同一である。
半分の幅を有し、それぞれ図1において左側に示したそ
の縁部に、槽状の水流路30を備えている。最も下側の列
14に並べて敷設された太陽電池モジュール20,22は、互
いに突き合わせられている。太陽電池モジュール22はそ
の他端において、隣接する屋根葺き板12の水流路に載っ
ており、太陽電池モジュール20は隣接する屋根葺き板12
の被覆継ぎ目に突き合わせられている。突き合わせ継ぎ
目の下方には、太陽電池モジュール20,22の下方に配置
された見えない下張り要素の水流路がある。この下張り
要素は見える下張り要素10と同一である。
図2は本発明による下張り要素10の平面図である。こ
の下張り要素は深絞りされた合成樹脂シートからなって
いる。42.1cm×64.4cm×1.3cmの外形寸法を有する下張
り要素10は、38cm×120cmの太陽電池モジュールに適し
ている。この場合、太陽電池モジュールの下方には、2
個の下張り要素10が並べて敷設されている。図2におい
て左側には、幅広の窪みビードとして形成された水流路
30が設けられている。一方、右側には、幅広の突出ビー
ド32が設けられている。水流路30の外側の縦方向縁部に
は、狭い二重の突出ビード34が形成されている。このビ
ード34は屋根葺き板12の被覆継ぎ目の下側輪郭に適合
し、隣接する下張り要素の幅広の突出ビード32によって
収容可能である。幅広の中間の突出ビード36は支持要素
を収容するために設けられている。この支持要素は建築
要素すなわち太陽電池モジュールを支持している。支持
要素を収容する突出ビード36はその軒側の端部分の範囲
に、切欠き37を備えている。この切欠きを通って、支持
要素の収容部を挿入することができる。水流路の内側縁
部は狭い突出ビード38を形成している。すべての突出ビ
ード32,34,36,38は縦方向に、すなわち屋根の棟から軒
の方に延びている。
の下張り要素は深絞りされた合成樹脂シートからなって
いる。42.1cm×64.4cm×1.3cmの外形寸法を有する下張
り要素10は、38cm×120cmの太陽電池モジュールに適し
ている。この場合、太陽電池モジュールの下方には、2
個の下張り要素10が並べて敷設されている。図2におい
て左側には、幅広の窪みビードとして形成された水流路
30が設けられている。一方、右側には、幅広の突出ビー
ド32が設けられている。水流路30の外側の縦方向縁部に
は、狭い二重の突出ビード34が形成されている。このビ
ード34は屋根葺き板12の被覆継ぎ目の下側輪郭に適合
し、隣接する下張り要素の幅広の突出ビード32によって
収容可能である。幅広の中間の突出ビード36は支持要素
を収容するために設けられている。この支持要素は建築
要素すなわち太陽電池モジュールを支持している。支持
要素を収容する突出ビード36はその軒側の端部分の範囲
に、切欠き37を備えている。この切欠きを通って、支持
要素の収容部を挿入することができる。水流路の内側縁
部は狭い突出ビード38を形成している。すべての突出ビ
ード32,34,36,38は縦方向に、すなわち屋根の棟から軒
の方に延びている。
突出ビード38と36並びに36と32の間には、窪み範囲40
または42が設けられている。この窪み範囲は横方向に歯
状に配置され窪み範囲40,42の全幅にわたって延びてい
ない補強リブを備えている。窪み範囲40,42の軒側の縁
にはそれぞれ、2列の隆起44または46が設けられてい
る。この隆起は渦室を形成する。各々の窪み範囲40,42
の棟側の縁部には、引っ掛け突起48,50が設けられてい
る。
または42が設けられている。この窪み範囲は横方向に歯
状に配置され窪み範囲40,42の全幅にわたって延びてい
ない補強リブを備えている。窪み範囲40,42の軒側の縁
にはそれぞれ、2列の隆起44または46が設けられてい
る。この隆起は渦室を形成する。各々の窪み範囲40,42
の棟側の縁部には、引っ掛け突起48,50が設けられてい
る。
図3〜5は水流路30、窪み範囲40,42、隆起44,46およ
び引っ掛け突起48,50の上述の突出ビード32,34,36,38の
位置と配置構造を示している。
び引っ掛け突起48,50の上述の突出ビード32,34,36,38の
位置と配置構造を示している。
図3において、水流路の下方には、補強部材52、ここ
では金属薄板からなる溝が示してある。この溝の側壁は
突出ビード32,38内に達している。棟側の縁部で舌片が
下方に曲げられているので、補強部材52も小舞に引っ掛
け可能である。
では金属薄板からなる溝が示してある。この溝の側壁は
突出ビード32,38内に達している。棟側の縁部で舌片が
下方に曲げられているので、補強部材52も小舞に引っ掛
け可能である。
図6には、図1の屋根の列14を軒から棟の方に見た、
軒に対して平行なVI−VI線に沿った断面図で示してあ
る。この場合、第1の屋根葺き板12が左側に設けられて
いる。この屋根葺き板は右側に、高い位置にある被覆継
ぎ目54を備えている。第1の屋根葺き板12には、第1の
下張り要素10が続いている。この下張り要素は左側の縦
方向縁部上を延びるその狭い突出ビード34が第1の屋根
葺き板12の被覆継ぎ目54の下面に接触している。一方、
被覆継ぎ目54の縦方向自由縁部は第1の下張り要素10の
水流路30の上方に配置されている。この第1の下張り要
素10の横方向においてほぼその中央で、小舞56に固定さ
れた第1の支持要素28がこの下張り要素10を貫通してい
る。この支持要素は下張り要素10のほぼ中央に設けられ
た突出ビード36内に横方向に摺動可能に収容されてい
る。第1の下張り要素10は右側の縦方向縁部に沿って延
びるその幅広の突出ビード32が、左側の縦方向縁部に沿
って延びる第2の下張り要素10の狭い突出ビード34にオ
ーバーラップしている。この第2の下張り要素は同様
に、第2の支持要素28に固定されている。
軒に対して平行なVI−VI線に沿った断面図で示してあ
る。この場合、第1の屋根葺き板12が左側に設けられて
いる。この屋根葺き板は右側に、高い位置にある被覆継
ぎ目54を備えている。第1の屋根葺き板12には、第1の
下張り要素10が続いている。この下張り要素は左側の縦
方向縁部上を延びるその狭い突出ビード34が第1の屋根
葺き板12の被覆継ぎ目54の下面に接触している。一方、
被覆継ぎ目54の縦方向自由縁部は第1の下張り要素10の
水流路30の上方に配置されている。この第1の下張り要
素10の横方向においてほぼその中央で、小舞56に固定さ
れた第1の支持要素28がこの下張り要素10を貫通してい
る。この支持要素は下張り要素10のほぼ中央に設けられ
た突出ビード36内に横方向に摺動可能に収容されてい
る。第1の下張り要素10は右側の縦方向縁部に沿って延
びるその幅広の突出ビード32が、左側の縦方向縁部に沿
って延びる第2の下張り要素10の狭い突出ビード34にオ
ーバーラップしている。この第2の下張り要素は同様
に、第2の支持要素28に固定されている。
隣接する2つの下張り要素10が横方向においてその最
大長さを得るようにするために、第2の下張り要素10は
敷設時に軒に対して平行に右側に引っ張られている。そ
れによって、第1の下張り要素10の幅広の突出ビード32
によって収容されるその狭い突出ビード34は、第1の下
張り要素10の幅広の突出ビード32の右側側面に直接接触
する。両支持要素28上には第1の太陽電池モジュール20
が配置されている。この太陽電池モジュールは左側で第
1の屋根葺き板12の被覆継ぎ目54に突き合わされ、右側
で隣接する第2の太陽電池モジュール22に突き合わされ
ている。第2の下張り要素10の右側に、上記のように、
第3の下張り要素10が敷設されている。この場合、太陽
電池モジュール20,22の突き合わせ個所は第3の下張り
要素10の水流路30の上方に配置されている。
大長さを得るようにするために、第2の下張り要素10は
敷設時に軒に対して平行に右側に引っ張られている。そ
れによって、第1の下張り要素10の幅広の突出ビード32
によって収容されるその狭い突出ビード34は、第1の下
張り要素10の幅広の突出ビード32の右側側面に直接接触
する。両支持要素28上には第1の太陽電池モジュール20
が配置されている。この太陽電池モジュールは左側で第
1の屋根葺き板12の被覆継ぎ目54に突き合わされ、右側
で隣接する第2の太陽電池モジュール22に突き合わされ
ている。第2の下張り要素10の右側に、上記のように、
第3の下張り要素10が敷設されている。この場合、太陽
電池モジュール20,22の突き合わせ個所は第3の下張り
要素10の水流路30の上方に配置されている。
第3の下張り要素10の右側には、前述と同様に、第4
の下張り要素10が敷設されている。右側の縦方向縁部に
沿って延びる、この第4の下張り要素の幅広の突出ビー
ド32は、第2の屋根葺き板12の左側の窪み状の水切り用
畳み折り継ぎ目58に突き合わせられている。第3と第4
の下張り要素10には第2の太陽電池モジュール22がオー
バーラップしている。
の下張り要素10が敷設されている。右側の縦方向縁部に
沿って延びる、この第4の下張り要素の幅広の突出ビー
ド32は、第2の屋根葺き板12の左側の窪み状の水切り用
畳み折り継ぎ目58に突き合わせられている。第3と第4
の下張り要素10には第2の太陽電池モジュール22がオー
バーラップしている。
3個の第1の下張り要素10がそれぞれ最大長さで敷設
され、第4の下張り要素10が第2の屋根葺き板12に突き
合わせられているので、第4の下張り要素10の必要な被
覆幅は、第2の屋根葺き板12の水切り用畳み折り継ぎ目
58の幅だけ、最大長さの場合よりも短くなっている。従
って、敷設時に、第4の下張り要素10が水切り用畳み折
り継ぎ目58の幅だけ軒に対して平行な方向に左側へ移動
しているので、第3の下張り要素10の幅広の突出ビード
32によって収容されたその狭い突出ビード34は、第3の
下張り要素10の幅広の突出ビード32の左側の側面に接触
している。移動時に、支持要素28を収容する、第4の下
張り要素10の中央の突出ビード36は、支持要素28と相対
的に移動させられている。従って、下張り要素10の本発
明による形成により、下張り要素10の被覆幅をそれぞれ
構造的な所与に適合させることができる。
され、第4の下張り要素10が第2の屋根葺き板12に突き
合わせられているので、第4の下張り要素10の必要な被
覆幅は、第2の屋根葺き板12の水切り用畳み折り継ぎ目
58の幅だけ、最大長さの場合よりも短くなっている。従
って、敷設時に、第4の下張り要素10が水切り用畳み折
り継ぎ目58の幅だけ軒に対して平行な方向に左側へ移動
しているので、第3の下張り要素10の幅広の突出ビード
32によって収容されたその狭い突出ビード34は、第3の
下張り要素10の幅広の突出ビード32の左側の側面に接触
している。移動時に、支持要素28を収容する、第4の下
張り要素10の中央の突出ビード36は、支持要素28と相対
的に移動させられている。従って、下張り要素10の本発
明による形成により、下張り要素10の被覆幅をそれぞれ
構造的な所与に適合させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レーゼル・ノルベルト ドイツ連邦共和国、D―61440 オーバ ーウルゼル、ダンツィガー・ストラー セ、6 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 12/00 E04D 13/18 H01L 31/04
Claims (10)
- 【請求項1】棟−軒−方向に敷設可能な支持要素(28)
を備えた傾斜屋根に固定可能であり、水を漏らさぬ材料
からなり、そして少なくとも1つの水流路(30)を備え
ている、平らな板状の建築要素、特に太陽電池モジュー
ル(20,22,24,26)のための下張り要素(10)におい
て、下張り要素(10)が支持要素(28)上と板状の建築
要素の下方に敷設可能であり、棟−軒−方向に延びる少
なくとも1個の突出ビード(36)を備えるように、下張
り要素が成形され、この突出ビードが支持要素(28)を
収容可能であり、かつ支持要素(28)よりも幅が広くな
っており、それによって下張り要素(10)が軒に対して
平行に摺動可能であり、水流路(30)が互いに突き合わ
せられた2個の板状の建築要素の下方に配置可能である
ことを特徴とする下張り要素。 - 【請求項2】下張り要素が合成樹脂シートからなってい
ることを特徴とする請求項1記載の下張り要素。 - 【請求項3】下張り要素(10)が少なくとも、支持要素
(28)を収容する突出ビード(36)の軒側の端部分の範
囲に、切欠き(37)を有し、板状建築要素のための支持
要素(28)の収容部が、この切欠きを通って挿入可能で
あることを特徴とする請求項1または2記載の下張り要
素。 - 【請求項4】両縦方向縁部の範囲に、各々1個の突出ビ
ード(32,34)が設けられ、一方の縁部の突出ビード(3
2)が、隣接する同じような下張り要素(10)の他方の
縁部の突出ビード(34)を収容可能であることを特徴と
する請求項1〜3のいずれか一つに記載の下張り要素。 - 【請求項5】収容する突出ビード(32)が収容される突
出ビード(34)よりも広いことを特徴とする請求項4記
載の下張り要素。 - 【請求項6】収容する突出ビード(32)に接する縦方向
縁の縁部分が、屋根葺き板の水切り用畳み折り継ぎ目と
同じくらいの幅であることを特徴とする請求項4または
5記載の下張り要素。 - 【請求項7】水流路(30)が収容される突出ビード(3
4)に接して形成されていることを特徴とする請求項4
〜6のいずれか一つに記載の下張り要素。 - 【請求項8】下張り要素(10)の縦方向縁部と軒側の縁
部が、下張り要素(12)の窪み範囲(40,42)の高さ位
置で延び、棟側の縁部が突出ビード(32,34,36,38)の
高さ位置で延び、すべての突出ビード(32,34,36,38)
が同じ高さを有することを特徴とする請求項1〜7のい
ずれか一つに記載の下張り要素。 - 【請求項9】軒側の縁部に、渦室を形成する隆起(44,4
6)が設けられていることを特徴とする請求項1〜8の
いずれか一つに記載の下張り要素。 - 【請求項10】小舞等に下張り要素(10)を引っ掛ける
ための少なくとも1個の引っ掛け突起(48,50)が、棟
側の縁部に設けられていることを特徴とする請求項1〜
9のいずれか一つに記載の下張り要素。
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