JP2544069Y2 - テラスルーフ - Google Patents
テラスルーフInfo
- Publication number
- JP2544069Y2 JP2544069Y2 JP1990048099U JP4809990U JP2544069Y2 JP 2544069 Y2 JP2544069 Y2 JP 2544069Y2 JP 1990048099 U JP1990048099 U JP 1990048099U JP 4809990 U JP4809990 U JP 4809990U JP 2544069 Y2 JP2544069 Y2 JP 2544069Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- corrugated
- fitted
- roof
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、降り棟箇所又はすみ棟箇所のテラスルーフ
の雨仕舞を良好にし、簡易且つ迅速に施行することがで
き、しかも施行後の外観も優れたものにできるテラスル
ーフに関する。
の雨仕舞を良好にし、簡易且つ迅速に施行することがで
き、しかも施行後の外観も優れたものにできるテラスル
ーフに関する。
従来より、テラスルーフには種々の構造のものが存在
している。その中の一つテラスルーフにおける実公昭63
−6349号のように、母屋を相互に突き合わせ、左右に延
伸する舌片部を有する舌目板をネジで固定し、波板等の
屋根板を横断面への字型の上目板で挟み、ネジにて所定
間隔で挟着している。このときに挟着部には防水剤が充
填されている。
している。その中の一つテラスルーフにおける実公昭63
−6349号のように、母屋を相互に突き合わせ、左右に延
伸する舌片部を有する舌目板をネジで固定し、波板等の
屋根板を横断面への字型の上目板で挟み、ネジにて所定
間隔で挟着している。このときに挟着部には防水剤が充
填されている。
そのため、防水剤を確実に充填することが難しいのみ
ならず、防水剤の劣化により、雨もりが発生したり、突
き合わせ部において、母屋の切り口が露出するため、外
観上も劣り、上目板と波板との密着をよくするため、ネ
ジ止め箇所を多くしており、構造が複雑となっていた。
ならず、防水剤の劣化により、雨もりが発生したり、突
き合わせ部において、母屋の切り口が露出するため、外
観上も劣り、上目板と波板との密着をよくするため、ネ
ジ止め箇所を多くしており、構造が複雑となっていた。
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究
を重ねた結果、その考案を、底面の両側に側面を形成
し、該側面の上下に上部支持縁と下部支持縁とからなる
挟持部を形成し、且つ前記底面の幅方向の略中央箇所に
仕切り立上り部を形成した断面山字状のダブル樋状部の
仕切り立上り部上端に被嵌合部を形成した棟支持材と、
頂面部の下面側に前記棟支持材の被嵌合部に嵌合自在な
嵌合部を形成した棟カバー材と波形屋根板とからなり、
降り棟箇所又はすみ棟箇所で母屋端を前記挟持部にて挟
持して前記棟支持材に固定し、該棟支持材に嵌合した前
記棟カバー材の頂面部と棟支持材の上部支持縁との間
に,降り棟箇所又はすみ棟箇所での対向する前記波形屋
根板の谷部が略直交するようにして該波形屋根板端を挟
持固定したテラスルーフとしたことにより、降り棟箇所
又はすみ棟箇所のテラスルーフの雨仕舞を良好にし、特
に、防水剤不要にでき、簡易且つ迅速に施行することが
でき、しかも施行後の外観に優れたものにでき、前記課
題を解決したものである。
を重ねた結果、その考案を、底面の両側に側面を形成
し、該側面の上下に上部支持縁と下部支持縁とからなる
挟持部を形成し、且つ前記底面の幅方向の略中央箇所に
仕切り立上り部を形成した断面山字状のダブル樋状部の
仕切り立上り部上端に被嵌合部を形成した棟支持材と、
頂面部の下面側に前記棟支持材の被嵌合部に嵌合自在な
嵌合部を形成した棟カバー材と波形屋根板とからなり、
降り棟箇所又はすみ棟箇所で母屋端を前記挟持部にて挟
持して前記棟支持材に固定し、該棟支持材に嵌合した前
記棟カバー材の頂面部と棟支持材の上部支持縁との間
に,降り棟箇所又はすみ棟箇所での対向する前記波形屋
根板の谷部が略直交するようにして該波形屋根板端を挟
持固定したテラスルーフとしたことにより、降り棟箇所
又はすみ棟箇所のテラスルーフの雨仕舞を良好にし、特
に、防水剤不要にでき、簡易且つ迅速に施行することが
でき、しかも施行後の外観に優れたものにでき、前記課
題を解決したものである。
以下、本考案の実施例を第1図乃至第9図に基づいて
説明する。
説明する。
Aは棟支持材であって、第2図,第3図に示すよう
に、断面山字状のダブル樋状部1と被嵌合部2と挟持部
3とから構成されている。そのダブル樋状部1は、底面
1aの両側に立上り状の側面1b,1bが形成され、その底面1
aの幅方向の略中央箇所に仕切り立上り部1cが形成さ
れ、全体として断面山字状をなしている。これによっ
て、樋が仕切り立上り部1cを中心に左右に2つ形成され
ている。該仕切り立上り部1c上端に被嵌合部2が形成さ
れている。該被嵌合部2は、左右の外向きの鉤状の被嵌
合突条2a,2aとからなり、後述する棟カバー材Bの嵌合
部5の嵌合突条5b,5bと嵌合するものである。
に、断面山字状のダブル樋状部1と被嵌合部2と挟持部
3とから構成されている。そのダブル樋状部1は、底面
1aの両側に立上り状の側面1b,1bが形成され、その底面1
aの幅方向の略中央箇所に仕切り立上り部1cが形成さ
れ、全体として断面山字状をなしている。これによっ
て、樋が仕切り立上り部1cを中心に左右に2つ形成され
ている。該仕切り立上り部1c上端に被嵌合部2が形成さ
れている。該被嵌合部2は、左右の外向きの鉤状の被嵌
合突条2a,2aとからなり、後述する棟カバー材Bの嵌合
部5の嵌合突条5b,5bと嵌合するものである。
前記ダブル樋状部1の幅方向の両外方には挟持部3,3
が形成されている。該挟持部3は、上部支持縁3aとダブ
ル樋状部1の側面1b又はこれとこの延長部と下部支持縁
3bとからコ字状をなすように形成されている。その挟持
部3の上部支持縁3a及び下部支持縁3bは平坦状に形成さ
れ、上部支持縁3aと下部支持縁3bとの間に母屋7の端部
が挿入固定される構造である。
が形成されている。該挟持部3は、上部支持縁3aとダブ
ル樋状部1の側面1b又はこれとこの延長部と下部支持縁
3bとからコ字状をなすように形成されている。その挟持
部3の上部支持縁3a及び下部支持縁3bは平坦状に形成さ
れ、上部支持縁3aと下部支持縁3bとの間に母屋7の端部
が挿入固定される構造である。
下部支持縁3bは、第3図,第7図に示すように、母屋
7の断面形状(長手方向に直交する断面)の大きさによ
って、ダブル樋状部1の底面1aよりもさらに少し下がっ
た位置に形成されるものであるが、母屋7の断面の大き
さが小さい場合には下部支持縁3bとダブル樋状部1の底
面1aと同等位置となったり、底面1aより上方の位置とな
ることもある。
7の断面形状(長手方向に直交する断面)の大きさによ
って、ダブル樋状部1の底面1aよりもさらに少し下がっ
た位置に形成されるものであるが、母屋7の断面の大き
さが小さい場合には下部支持縁3bとダブル樋状部1の底
面1aと同等位置となったり、底面1aより上方の位置とな
ることもある。
また、挟持部3は、前述したように上部支持縁3a及び
下部支持縁3bがダブル樋状部1の側面1bとの実施例のみ
ではなく、ダブル樋状部1の両側に連結片等を介してコ
字状の挟持部3を独立して構成することもある。その挟
持部3は、図の実施例では上部支持縁3aが下部支持縁3b
よりも長く形成されているが、上部支持縁3aと下部支持
縁3bとが同一幅の寸法であって良い。通常は、上部支持
縁3aは、波形屋根板6を載置したり、或いは母屋7を上
部支持縁3a上よりビス等の固着具で固定すること等であ
るため、適当に長い寸法が好ましい。
下部支持縁3bがダブル樋状部1の側面1bとの実施例のみ
ではなく、ダブル樋状部1の両側に連結片等を介してコ
字状の挟持部3を独立して構成することもある。その挟
持部3は、図の実施例では上部支持縁3aが下部支持縁3b
よりも長く形成されているが、上部支持縁3aと下部支持
縁3bとが同一幅の寸法であって良い。通常は、上部支持
縁3aは、波形屋根板6を載置したり、或いは母屋7を上
部支持縁3a上よりビス等の固着具で固定すること等であ
るため、適当に長い寸法が好ましい。
さらに、棟支持材Aには出隅屋根タイプと入隅屋根タ
イプとの二種類の実施例が存在している。その出隅屋根
タイプのものでは、第2図,第3図に示すように、挟持
部3の上部支持縁3a,下部支持縁3bとが、ダブル樋状部
1を中心として両外側下向きに緩傾斜している。入隅屋
根タイプのものでは、第9図に示すように、上部支持縁
3a,下部支持縁3bとが、ダブル樋状部1を中心として両
外側上向きに緩傾斜している。
イプとの二種類の実施例が存在している。その出隅屋根
タイプのものでは、第2図,第3図に示すように、挟持
部3の上部支持縁3a,下部支持縁3bとが、ダブル樋状部
1を中心として両外側下向きに緩傾斜している。入隅屋
根タイプのものでは、第9図に示すように、上部支持縁
3a,下部支持縁3bとが、ダブル樋状部1を中心として両
外側上向きに緩傾斜している。
このような棟支持材Aが、テラスルーフの降り棟箇所
(第1図,第2図参照)又はすみ棟箇所(第8図参照)
に斜設されている。具体的には、テラスルーフにおい
て、互いに直交するように設けた母屋7,7の端(平面的
には傾斜カットした端,第4図参照)に、前記挟持部3,
3に挿入固定され(場合によってはビス等で固定され
る。)、側面から見て斜めに設けられている。
(第1図,第2図参照)又はすみ棟箇所(第8図参照)
に斜設されている。具体的には、テラスルーフにおい
て、互いに直交するように設けた母屋7,7の端(平面的
には傾斜カットした端,第4図参照)に、前記挟持部3,
3に挿入固定され(場合によってはビス等で固定され
る。)、側面から見て斜めに設けられている。
棟カバー材Bは、第2図,第3図,第9図に示すよう
に、頂面部4と嵌合部5とからなり、その頂面部4は、
幅方向両側に屋根板押え片4a,4aが形成され、偏平山形
状をなしている。その頂面部4の中央箇所に嵌合部5が
設けられている。嵌合部5は脚片5a,5aの先端に嵌合突
条5b,5bが形成され、前記被嵌合突条2a,2aに嵌合自在に
形成されている。
に、頂面部4と嵌合部5とからなり、その頂面部4は、
幅方向両側に屋根板押え片4a,4aが形成され、偏平山形
状をなしている。その頂面部4の中央箇所に嵌合部5が
設けられている。嵌合部5は脚片5a,5aの先端に嵌合突
条5b,5bが形成され、前記被嵌合突条2a,2aに嵌合自在に
形成されている。
図に示す実施例では、頂面部4の上下面にそれぞれ嵌
合部5,5が形成されている。これは、偏平山形状の頂面
部4の下側の嵌合部5を使用するのは、降り棟に使用す
る場合であり(第2図,第3図参照)、偏平山形状の頂
面部4の上側の嵌合部5を使用するのは、この棟カバー
材Bを上下逆にして、第9図に示すように、すみ棟に使
用する場合である。このように上下に形成することによ
って、1個の棟カバー材Bでも、降り棟用,すみ棟用に
共用できる。
合部5,5が形成されている。これは、偏平山形状の頂面
部4の下側の嵌合部5を使用するのは、降り棟に使用す
る場合であり(第2図,第3図参照)、偏平山形状の頂
面部4の上側の嵌合部5を使用するのは、この棟カバー
材Bを上下逆にして、第9図に示すように、すみ棟に使
用する場合である。このように上下に形成することによ
って、1個の棟カバー材Bでも、降り棟用,すみ棟用に
共用できる。
頂面部4の幅方向両側の屋根板押え片4a,4aは平坦状
に形成されており、その棟カバー材Bを前記棟支持材A
に嵌合して取り付けたときに、屋根板押え片4a,4aが棟
支持材Aの下部支持縁3b,3bに対して略平行となるよう
になっている。
に形成されており、その棟カバー材Bを前記棟支持材A
に嵌合して取り付けたときに、屋根板押え片4a,4aが棟
支持材Aの下部支持縁3b,3bに対して略平行となるよう
になっている。
降り棟箇所(第1図,第2図参照)又はすみ棟箇所
(第8図参照)を有するテラスルーフの母屋7,7,…上に
対して、前記波形屋根板6の波形の谷部が、前記降り棟
箇所又はすみ棟箇所で略直交するように設けられ、これ
によって、雨水の流れ方向も略直交するようになり、端
部が傾斜カットされた波形屋根板6が載置され(第4図
参照)、そして、傾斜カットした箇所、即ち、降り棟箇
所(第1図,第2図参照)又はすみ棟箇所(第8図参
照)の上から、この箇所を覆うようにして前記棟カバー
材Bが載置され、該棟カバー材Bの嵌合突条5b,5bが、
前記棟支持材Aの被嵌合突条2a,2aに嵌合され、同時に
棟カバー材Bの屋根板押え片4a,4aにて、カットされた
波形屋根板6,6端も固定されて、テラスルーフが葺成施
行されている。
(第8図参照)を有するテラスルーフの母屋7,7,…上に
対して、前記波形屋根板6の波形の谷部が、前記降り棟
箇所又はすみ棟箇所で略直交するように設けられ、これ
によって、雨水の流れ方向も略直交するようになり、端
部が傾斜カットされた波形屋根板6が載置され(第4図
参照)、そして、傾斜カットした箇所、即ち、降り棟箇
所(第1図,第2図参照)又はすみ棟箇所(第8図参
照)の上から、この箇所を覆うようにして前記棟カバー
材Bが載置され、該棟カバー材Bの嵌合突条5b,5bが、
前記棟支持材Aの被嵌合突条2a,2aに嵌合され、同時に
棟カバー材Bの屋根板押え片4a,4aにて、カットされた
波形屋根板6,6端も固定されて、テラスルーフが葺成施
行されている。
前記棟支持材A及び棟カバー材Bは、アルミニウム等
の金属材で引抜き加工で、型材として成形されることが
多いが、これを、プレス又はロール成形して金属板を屈
曲して形成することもあり、型材に限定されない。ま
た、波形屋根板6は断面波形状の金属製又は合成樹脂、
FRP等で形成されたものが主に使用されるが、これに限
定されず、波形スレートが使用される場合もある。
の金属材で引抜き加工で、型材として成形されることが
多いが、これを、プレス又はロール成形して金属板を屈
曲して形成することもあり、型材に限定されない。ま
た、波形屋根板6は断面波形状の金属製又は合成樹脂、
FRP等で形成されたものが主に使用されるが、これに限
定されず、波形スレートが使用される場合もある。
第1図における軒先型材8は、波形屋根板6の軒先端
に配置されており、その波形屋根板6にて施行されたテ
ラスルーフの周囲には、その適宜の位置の母屋7を支持
する複数本の柱9,9,…が立設されている。10は樋であっ
て、その上端は前記軒先型材8の溝部底面の適所に連結
されている。
に配置されており、その波形屋根板6にて施行されたテ
ラスルーフの周囲には、その適宜の位置の母屋7を支持
する複数本の柱9,9,…が立設されている。10は樋であっ
て、その上端は前記軒先型材8の溝部底面の適所に連結
されている。
本考案においては、底面1aの両側に側面1b,1bを形成
し、該側面1bの上下に上部支持縁3aと下部支持縁3bとか
らなる挟持部3を形成し、且つ前記底面1aの幅方向の略
中央箇所に仕切り立上り部1cを形成した断面山字状のダ
ブル樋状部1の仕切り立上り部1c上端に被嵌合部2を形
成した棟支持材Aと、頂面部4の下面側に前記棟支持材
Aの被嵌合部2に嵌合自在な嵌合部5を形成した棟カバ
ー材Bと、波形屋根板6とからなり、降り棟箇所又はす
み棟箇所で母屋7端を前記挟持部3にて挟持して前記棟
支持材Aに固定し、該棟支持材Aに嵌合した前記棟カバ
ー材Bの頂面部4と棟支持材Aの上部支持縁3aとの間
に,降り棟箇所又はすみ棟箇所での対向する前記波形屋
根板6,6の谷部が略直交するようにして該波形屋根板6
端を挟持固定したテラスルーフとしたことにより、まず
第1に雨水を一箇所に集中させて外部に排出することで
テラスルーフにおける雨水の漏れを防止することができ
るし、第2に施行性に優れたものとすることができ、第
3に棟カバー材B箇所に錆等が発生することを皆無にで
き、第3にテラスルーフの内外の外観を優れたものとす
ることができる等の効果を奏する。
し、該側面1bの上下に上部支持縁3aと下部支持縁3bとか
らなる挟持部3を形成し、且つ前記底面1aの幅方向の略
中央箇所に仕切り立上り部1cを形成した断面山字状のダ
ブル樋状部1の仕切り立上り部1c上端に被嵌合部2を形
成した棟支持材Aと、頂面部4の下面側に前記棟支持材
Aの被嵌合部2に嵌合自在な嵌合部5を形成した棟カバ
ー材Bと、波形屋根板6とからなり、降り棟箇所又はす
み棟箇所で母屋7端を前記挟持部3にて挟持して前記棟
支持材Aに固定し、該棟支持材Aに嵌合した前記棟カバ
ー材Bの頂面部4と棟支持材Aの上部支持縁3aとの間
に,降り棟箇所又はすみ棟箇所での対向する前記波形屋
根板6,6の谷部が略直交するようにして該波形屋根板6
端を挟持固定したテラスルーフとしたことにより、まず
第1に雨水を一箇所に集中させて外部に排出することで
テラスルーフにおける雨水の漏れを防止することができ
るし、第2に施行性に優れたものとすることができ、第
3に棟カバー材B箇所に錆等が発生することを皆無にで
き、第3にテラスルーフの内外の外観を優れたものとす
ることができる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、テラスルーフ上の
雨水は、降り棟箇所又はすみ棟箇所での対向する前記波
形屋根板6,6の谷部が略直交するようにしたので、該波
形屋根板6を伝わって、降り棟側又はすみ棟側に流動し
て棟支持材Aのダブル樋状部1内に雨水が流入する。こ
のとき、降り棟箇所又はすみ棟箇所では棟支持材Aのダ
ブル樋状部1は水上側より水下側(軒先側)に向かって
傾斜しており、ダブル樋状部1内に流入した雨水は軒先
側に向かって流下し、テラスルーフの外部にスムーズに
排出される(第4図参照)。即ち、雨水を一旦内部(ダ
ブル樋状部1内)に流入させつつも、この雨水を確実に
外部に流出できるものであり、雨仕舞の良好なテラスル
ーフを提供できる利点がある。
雨水は、降り棟箇所又はすみ棟箇所での対向する前記波
形屋根板6,6の谷部が略直交するようにしたので、該波
形屋根板6を伝わって、降り棟側又はすみ棟側に流動し
て棟支持材Aのダブル樋状部1内に雨水が流入する。こ
のとき、降り棟箇所又はすみ棟箇所では棟支持材Aのダ
ブル樋状部1は水上側より水下側(軒先側)に向かって
傾斜しており、ダブル樋状部1内に流入した雨水は軒先
側に向かって流下し、テラスルーフの外部にスムーズに
排出される(第4図参照)。即ち、雨水を一旦内部(ダ
ブル樋状部1内)に流入させつつも、この雨水を確実に
外部に流出できるものであり、雨仕舞の良好なテラスル
ーフを提供できる利点がある。
また、従来の降り棟における構造のように、防水用の
シーリング剤を屋根板の継ぎ目箇所に充填する等の公知
実施例も存在したが、これでは、永年使用により、その
シーリング剤が劣化し、そこから雨水が浸入する欠点が
あったが、本考案ではこれを確実に解消できる。さら
に、本考案では、従来のようなシーリングを一切使用し
ないため、安価にできるのみならず、施行が簡易とな
り、ひいては施行効率を向上させることができるもので
ある。
シーリング剤を屋根板の継ぎ目箇所に充填する等の公知
実施例も存在したが、これでは、永年使用により、その
シーリング剤が劣化し、そこから雨水が浸入する欠点が
あったが、本考案ではこれを確実に解消できる。さら
に、本考案では、従来のようなシーリングを一切使用し
ないため、安価にできるのみならず、施行が簡易とな
り、ひいては施行効率を向上させることができるもので
ある。
また、棟支持材Aには被嵌合部2を形成してあり、棟
カバー材Bには嵌合部5を形成してあるので、棟支持材
Aと棟カバー材Bとは嵌合によってワンタッチ固着がで
き、ボルト・ナット或いはビス等の固着具が一切不要な
ので、そのボルト腐食による錆の発生を皆無にできる
し、且つ施行が簡易且つ迅速にでき、施行性を格段と向
上させることができる。
カバー材Bには嵌合部5を形成してあるので、棟支持材
Aと棟カバー材Bとは嵌合によってワンタッチ固着がで
き、ボルト・ナット或いはビス等の固着具が一切不要な
ので、そのボルト腐食による錆の発生を皆無にできる
し、且つ施行が簡易且つ迅速にでき、施行性を格段と向
上させることができる。
また、母屋7の先端(第4図において傾斜カット端)
は、上部支持縁3aと下部支持縁3bとからなる挟持部3に
て挟持されて固定されるため、降り棟箇所又はすみ棟箇
所で、互いに略直交して突き合わされるような母屋7,7
の端は、ダブル樋状部1の両挟持部3,3にて覆い隠さ
れ、テラスルーフの下側から見ても、その母屋7の切り
口が完全に隠れ、外観上良好にできる。さらに、降り棟
箇所で交わる母屋7,7の取付施行を簡易且つ迅速にで
き、且つ強固にできる利点がある。
は、上部支持縁3aと下部支持縁3bとからなる挟持部3に
て挟持されて固定されるため、降り棟箇所又はすみ棟箇
所で、互いに略直交して突き合わされるような母屋7,7
の端は、ダブル樋状部1の両挟持部3,3にて覆い隠さ
れ、テラスルーフの下側から見ても、その母屋7の切り
口が完全に隠れ、外観上良好にできる。さらに、降り棟
箇所で交わる母屋7,7の取付施行を簡易且つ迅速にで
き、且つ強固にできる利点がある。
図面は本考案の実施例を示すものであって、その第1図
は家屋の出隅箇所に本考案のテラスルーフを施行した状
態の略示平面斜視図、第2図は第1図の降り棟箇所の一
部切除した要部斜視図、第3図は第2図III−III矢視断
面図、第4図は降り棟箇所の一部切除した要部平面図、
第5図は複数の母屋の先端が棟支持材の挟持部内に挿入
された状態の底面図、第6図は第5図の要部斜視図、第
7図は棟支持材及び棟カバー材の分解斜視図、第8図は
家屋の入隅箇所に設けたテラスルーフの斜視図、第9図
は第8図IX−IX矢視断面図である。 A…棟支持材、1…ダブル樋状部、1b…側面、1c…仕切
り立上り部、2…被嵌合部、B…棟カバー材、3a…上部
支持縁、3b…下部支持縁、3…挟持部、4…頂面部、5
…嵌合部、6…波形屋根板、7…母屋。
は家屋の出隅箇所に本考案のテラスルーフを施行した状
態の略示平面斜視図、第2図は第1図の降り棟箇所の一
部切除した要部斜視図、第3図は第2図III−III矢視断
面図、第4図は降り棟箇所の一部切除した要部平面図、
第5図は複数の母屋の先端が棟支持材の挟持部内に挿入
された状態の底面図、第6図は第5図の要部斜視図、第
7図は棟支持材及び棟カバー材の分解斜視図、第8図は
家屋の入隅箇所に設けたテラスルーフの斜視図、第9図
は第8図IX−IX矢視断面図である。 A…棟支持材、1…ダブル樋状部、1b…側面、1c…仕切
り立上り部、2…被嵌合部、B…棟カバー材、3a…上部
支持縁、3b…下部支持縁、3…挟持部、4…頂面部、5
…嵌合部、6…波形屋根板、7…母屋。
Claims (1)
- 【請求項1】底面の両側に側面を形成し、該側面の上下
に上部支持縁と下部支持縁とからなる挟持部を形成し、
且つ前記底面の幅方向の略中央箇所に仕切り立上り部を
形成した断面山字状のダブル樋状部の仕切り立上り部上
端に被嵌合部を形成した棟支持材と、頂面部の下面側に
前記棟支持材の被嵌合部に嵌合自在な嵌合部を形成した
棟カバー材と波形屋根板とからなり、降り棟箇所又はす
み棟箇所で母屋端を前記挟持部にて挟持して前記棟支持
材に固定し、該棟支持材に嵌合した前記棟カバー材の頂
面部と棟支持材の上部支持縁との間に,降り棟箇所又は
すみ棟箇所での対向する前記波形屋根板の谷部が略直交
するようにして該波形屋根板端を挟持固定したことを特
徴としたテラスルーフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990048099U JP2544069Y2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | テラスルーフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990048099U JP2544069Y2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | テラスルーフ |
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- 1990-05-10 JP JP1990048099U patent/JP2544069Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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