JP2990171B1 - Pll回路とその制御方法 - Google Patents

Pll回路とその制御方法

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JP2990171B1 JP10237834A JP23783498A JP2990171B1 JP 2990171 B1 JP2990171 B1 JP 2990171B1 JP 10237834 A JP10237834 A JP 10237834A JP 23783498 A JP23783498 A JP 23783498A JP 2990171 B1 JP2990171 B1 JP 2990171B1
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 電圧発振回路(VCO)を偶数段のリングオ
ッシレータで構成すると共に、この電圧発振回路を発振
状態を監視し、発振が停止した場合、直ちに正常な発振
状態に自動復帰可能にしたPLL回路を提供する。 【解決手段】 電圧制御発振器30の発振の停止したこ
とを検出し、この検出した信号に基づき前記電圧制御発
振器30の発振を自動的に発振せしめるための発振制御
信号107を生成し、この信号107で前記電圧制御発
振器30を正常な発振状態に自動復帰可能にしたPLL
回路において、前記電圧制御発振器30は、複数の差動
増幅器32〜35をリング状に接続したリングオッシレ
ータで構成すると共に、前記電圧制御発振器30の発振
が停止した時、前記リングオッシレータを発振可能な状
態にセットするための発振制御手段P1〜P4、N1〜
N4を前記差動増幅器32〜35の夫々の入力に設け、
この発振制御手段P1〜P4、N1〜N4は、前記発振
制御信号107で制御されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL回路とその
制御方法に係わり、特に、電圧発振回路(VCO)の発
振状態を監視し、発振が停止した場合、正常な状態に自
動復帰可能に構成したPLL回路とその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレコミニュケーションシステム
等で、受信信号からデータを回復するために使用するク
ロックステップ動作に極めて微細な分解能を与えるため
に、多相クロックを出力するPLL回路が要求されてい
る。多相クロックの相数は2のN乗(2、4、8、1
6、……)であると、クロックステップ動作を実現する
回路に冗長回路を必要とせず、シンプル且つ容易に設計
することができる。
【0003】2のN乗相のうち、システム的には8相ク
ロックを設計するのが一般的である。以下に、従来の多
相クロック出力に関する公開特許公報を示す。 (1)特開平4−20016号公報 この公報には、奇数段の遅延回路を含んで構成されたリ
ングオッシレータを備え、複数個の遅延回路出力信号を
直接複数相のクロック信号として別々に引き出すように
構成したクロックジェネレータが示されている。
【0004】この方式が一般的に使用されている方式で
あるが、2のN乗相クロックを出力することはできない
という欠点がある。 (2)特開昭58−59653号公報 この公報には、8相位相変調信号を検出する4個の位相
検波器を持ち、単相クロックを出力する電圧制御発振器
の出力を位相検波器に入れ、8相クロックを作成するク
ロックジェネレータが示されている。
【0005】この方式では、2のN乗相クロック(8相
クロック)を出力することが出来るが、検波器の動作ス
ピードには制限があり、高速なクロックを出力すること
が出来ないという欠点がある。また、4種類の検波器の
遅延時間を統一するなど設計が難しい問題点がある。 (3)特開平8−340241号公報 この公報には、バッファが複数段直列に接続された多相
出力の発振器が示され、最終段の出力が反転されて初段
のバッファに帰還されている。バッファはインバータ2
個にて構成されている。
【0006】この方式では、最終段の出力が決定してか
ら初段の出力が決定するまでの遅延時間は、他の部分の
時間に比べて必ず大きく成ってしまう問題点がある。こ
れらの問題点を解決するためには、電圧制御発振器のリ
ングオッシレータを構成する素子を偶数個で構成する必
要がある。この為、差動回路を遅延素子とし、この遅延
素子を偶数個接続することでリングオッシレータを構成
することを試みた。しかし、リングオッシレータを偶数
段で構成した場合、以下のような問題がある。
【0007】偶数段構成のリングオッシレータを用いた
場合、電源投入時、雑音等の影響により発振が止まって
しまう可能性がある。図14は偶数段リングオッシレー
タの構成例を示す回路図である。偶数の差動増幅器81
〜84を直列に接続し、初段の入力と最終段の出力とを
リング状に接続した回路である。正常にリングオッシレ
ータが発振している場合、差動増幅器の出力は全てアン
バランス状態になっている。即ち、例えば出力803が
ハイレベルのとき、出力804はロウレベルになる。
【0008】この回路で差動増幅器81の入力801、
802が共にハイレベルになった場合、差動増幅器81
の出力803、804はロウレベル、差動増幅器82の
出力805、806はハイレベル、差動増幅器83の出
力807、808はロウレベル、そして、差動増幅器8
4の出力はハイレベルとなり初段に入力されるが、同じ
ハイレベルが差動増幅器81の出力801、802に入
力されるため、正常な発振状態とならず発振が止まって
しまう問題点がある。
【0009】また、近年は活栓挿抜対応装置が増え、従
来の装置で有った電源投入時のリセット信号(パワーオ
ンリセット信号)が無い装置が増えた。その為、PLL
の初期値を作れないため、電圧制御発振器が確実に発振
するかどうか分からない状況になった。この問題点を解
決するには、PLL回路の出力を監視し、発振が停止し
た場合に正常な発振状態に自動復帰させる技術が研究さ
れている。
【0010】例えば、特開平7−74625号公報に
は、PLL回路中の電圧制御発振器の発振を監視し、発
振が停止した場合には、正常な発振状態に自動復帰させ
る技術が記載されている。図15の回路は、基準信号9
01と発振信号904とを比較し位相差検出信号902
を出力する位相比較回路91と、位相差検出信号902
を電圧903に変換する電圧発生回路92と、電圧90
3に比例した周波数の信号を出力する電圧制御発振器9
3と、基準信号901と発振信号904を監視して、位
相比較回路91に自己復帰信号905を出力する自己復
帰制御回路94とから構成され、位相比較回路91は、
電圧制御発振器93が停止してから一定時間経過後に自
己復帰制御回路94から供給される自己復帰信号905
に基づいて電圧発生回路92に位相差検出信号902を
出力し、正常な発振状態に自己復帰させるものである。
【0011】しかし、この従来技術には、次の様な問題
点があった。第一の問題点は、偶数段リングオッシレー
タを用いた電圧制御発振器は、電圧発生回路からの電圧
が正常な場合でも、発振停止する可能性があるが、この
状態から自己復帰することが出来ない。その理由は、奇
数段のリングオッシレータを用いた電圧制御発振器は、
電圧発生回路からの電圧が正常な場合は必ず正常な発振
をし、電圧が接地線GNDレベル又は電源線VDDレベ
ルに近づいた時のみに発振が停止することを前提として
おり、発振停止時は電圧発生回路に自己復帰信号を与
え、電圧発生回路の出力電圧を正常な値にして、自己復
帰制御を行っているが、この方法では、電圧発生回路か
らの電圧が正常なのに、偶数段リングオッシレータの発
振停止した場合に対して発振を復帰させることが出来な
い。
【0012】第二の問題点は、PLL回路の発振が停止
した時、出力レベルがロウレベル固定状態の場合は自己
復帰可能であるが、ハイレベル固定状態の場合は自己復
帰出来ない。その理由は、発振停止状態として、出力レ
ベルがロウレベル固定状態になった時のみを検出して、
自己復帰制御を行っていることにある。
【0013】また、リングオッシレータは、電圧発生回
路からの制御電圧に比例して発振周波数が変化するが、
制御電圧が電源線VDDレベルあるいは接地線GNDレ
ベルに近づくと、リングオッシレータは正常な発振状態
とならず発振が停止してしまう問題点がある。図16は
差動増幅回路の構成例を示す回路図である。トランジス
タ750のドレインと752のドレインとが接続され、
トランジスタ751と753のドレインが接続され、ト
ランジスタ750、751のソースが共に電源線VDD
に接続され、また、トランジスタ752、753のソー
スはトランジスタ754のドレインに接続され、トラン
ジスタ754のソースは接地線GNDに接続されてい
る。トランジスタ750のゲートとトランジスタ751
のゲートは共に接続され、外部回路からの制御入力端子
701となっている。トランジスタ754のゲートも外
部回路からの制御入力704となっている。入力端子は
トランジスタ752、753のゲート702、703で
あり、出力端子はトランジスタ752、トランジスタ7
53のドレイン706、705である。入力端子702
にハイレベル、703にロウレベルが入力された時、ト
ランジスタ752がON状態となり、出力706がロウ
レベルに、又、トランジスタ753はOFF状態とな
り、出力705はハイレベルになる。トランジスタ75
0、751、754の制御入力701、704には電圧
発生回路92からの電圧903が加わり、この電圧によ
り差動増幅器の遅延時間が変化するので、これを利用し
てリングオッシレータの発振周波数を変化させるように
なっている。しかし、トランジスタ750、751、7
54の制御入力701、704が電源線VDDレベルま
たは接地線GNDレベルに近くなると、トランジスタ7
50、751、754がOFF状態となり電流が流れな
くなり、差動増幅器としての動作を行うことが出来なく
なり発振が停止してしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、電圧発振回路(V
CO)を偶数段のリングオッシレータで構成すると共
に、この電圧発振回路の発振状態を監視し、発振が停止
した場合、直ちに正常な発振状態に自動復帰可能にした
新規なPLL回路とその制御方法を提供するものであ
る。
【0015】本発明の他の目的は多相クロックを生成す
ることを可能にした新規なPLL回路を提供するもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わるP
LL回路の第1態様は、電圧制御発振器の発振の停止し
たことを検出し、この検出した信号に基づき前記電圧制
御発振器の発振を自動的に発振せしめるための発振制御
信号を生成し、この信号で前記電圧制御発振器を正常な
発振状態に自動復帰可能にしたPLL回路において、前
記電圧制御発振器を、複数の差動増幅器をリング状に接
続したリングオッシレータで構成すると共に、前記電圧
制御発振器の発振が停止した時、前記リングオッシレー
タを発振可能な状態にセットするための発振制御手段を
前記差動増幅器の夫々の入力に設け、この発振制御手段
は、前記発振制御信号で制御されることを特徴とするも
のであり、又、第2態様は、前記発振制御手段を、電界
効果型トランジスタよりなる前記リングオッシレータの
自己復帰用の制御素子で構成したことを特徴とするもの
であり、又、第3態様は、前記複数の差動増幅器は、偶
数であることを特徴とするものであり、又、第4態様
は、前記発振制御手段は、前記差動増幅器の一方の入力
をハイレベルにプルアップし、前記差動増幅器の他方の
入力をロウレベルにプルダウンすることを特徴とするも
のであり、又、第5態様は、第2の差動増幅器と第3の
差動増幅器とを設け、前記リングオッシレータを構成す
る差動増幅器の一方の出力を前記第2の差動増幅器の非
反転入力端子に導くと共に、前記差動増幅器の他方の出
力を前記第2の差動増幅器の反転入力端子に導き、且
つ、前記リングオッシレータを構成する差動増幅器
方の出力を前記第3の差動増幅器の反転入力端子に導く
と共に、前記差動増幅器の他方の出力を前記第3の差動
増幅器の非反転入力端子に導くことで、前記リングオッ
シレータと所定の位相差を持つ複数の周波数を生成する
ことを特徴とするものであり、又、第6態様は、電圧制
御発振器の発振の停止したことを検出する回路は、前記
電圧制御発振器の発振信号を分周する分周器と、この分
周器から出力された第1の時間での第1の出力信号を保
持する第1のデータ保持手段と、前記第1の時間から所
定の時間経過後の第2の時間に前記分周器から出力され
た第2の出力信号を保持する第2のデータ保持手段と、
前記第1の出力信号と第2の出力信号との差異の有無を
検出するイクスクルーシブオアゲートとを含み、前記第
1のデータ保持手段と第2のデータ保持手段とは、前記
発振制御信号でリセットされるように構成したことを特
徴とするものであり、又、第7態様は、電圧制御発振器
の発振の停止したことを検出する回路は、前記電圧制御
発振器の発振信号を分周する分周器と、この分周器で分
周された信号を順次シフトする複数のシフトレジスタ
と、前記各シフトレジスタの入力信号と出力信号との差
異の有無を検出するイクスクルーシブオアゲートとを含
み、前記シフトレジスタは、前記発振制御信号でリセッ
トされるように構成したことを特徴とするものである。
【0017】又、本発明に係わるPLL回路の制御方法
の態様は、電圧制御発振器は、複数の差動増幅器をリン
グ状に接続したリングオッシレータで構成すると共に、
前記電圧制御発振器の発振の停止したことを検出し、こ
の検出した信号に基づき前記電圧制御発振器を正常な発
振状態に自動復帰可能にしたPLL回路において、前記
電圧制御発振器の発振が停止した時、前記リングオッシ
レータを発振可能な状態にセットするために、前記差動
増幅器の入力をアンバランスにして、この差動増幅器を
平衡でない状態にすることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係わるPLL回路は、電
圧制御発振器の発振の停止したことを検出し、この検出
した信号に基づき前記電圧制御発振器の発振を自動的に
発振せしめるための発振制御信号を生成し、この信号で
前記電圧制御発振器を正常な発振状態に自動復帰可能に
したPLL回路において、前記電圧制御発振器を、複数
の差動増幅器をリング状に接続したリングオッシレータ
で構成すると共に、前記電圧制御発振器の発振が停止し
た時、前記リングオッシレータを発振可能な状態にセッ
トするための発振制御手段を前記差動増幅器の夫々の入
力に設け、この発振制御手段は、前記発振制御信号で制
御されることを特徴とするものである。
【0019】従って、リングオッシレータを偶数段で構
成することができ、しかも、発振が停止しても直ちに自
動的に正常な発振状態に復帰させることができる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明に係わるPLL回路とその制
御方法の具体例を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係わるPLL回路のブロック図、図3
は電圧制御発振器の回路図であって、これらの図には、
電圧制御発振器30の発振の停止したことを検出し、こ
の検出した信号に基づき前記電圧制御発振器30の発振
を自動的に発振せしめるための発振制御信号107を生
成し、この信号107で前記電圧制御発振器30を正常
な発振状態に自動復帰可能にしたPLL回路において、
前記電圧制御発振器30は、複数の差動増幅器32〜3
5をリング状に接続したリングオッシレータで構成する
と共に、前記電圧制御発振器30の発振が停止した時、
前記リングオッシレータを発振可能な状態にセットする
ための発振制御手段P1〜P4、N1〜N4を前記差動
増幅器32〜35の夫々の入力に設け、この発振制御手
段P1〜P4、N1〜N4は、前記発振制御信号107
で制御されるPLL回路が示され、又、前記複数の差動
増幅器は、偶数であるPLL回路が示され、又、前記発
振制御手段は、前記差動増幅器の一方の入力をハイレベ
ルにプルアップし、前記差動増幅器の他方の入力をロウ
レベルにプルダウンするPLL回路が示されている。
【0021】更に、図2には、第2の差動増幅器411
と第3の差動増幅器415とを設け、前記リングオッシ
レータを構成する差動増幅器401の一方の出力を前記
第2の差動増幅器411の非反転入力端子(+)に導く
と共に、前記差動増幅器401の他方の出力を前記第2
の差動増幅器411の反転入力端子(−)に導き、且
つ、前記リングオッシレータを構成する差動増幅器一方
の出力を前記第3の差動増幅器495の反転入力端子
(−)に導くと共に、前記差動増幅器401の他方の出
力を前記第3の差動増幅器495の非反転入力端子
(+)に導くことで、前記リングオッシレータと所定の
位相差を持つ複数の周波数491〜498を生成するP
LL回路が示されている。
【0022】更に、図5(又は図11)には、電圧制御
発振器30の発振の停止したことを検出する回路50
は、前記電圧制御発振器30の発振信号105を分周す
る分周器51(402)と、この分周器51(402)
から出力された第1の時間での第1の出力信号502
(454)を保持する第1のデータ保持手段52(40
4)と、前記第1の時間から所定の時間経過後の第2の
時間に前記分周器51(402)から出力された第2の
出力信号503(454)を保持する第2のデータ保持
手段53(405)と、前記第1の出力信号502と第
2の出力信号503との差異の有無を検出するイクスク
ルーシブオアゲート59(406)とを含み、前記第1
のデータ保持手段52(404)と第2のデータ保持手
段53(405)とは、前記発振制御信号107でリセ
ットされるように構成したことを特徴とするPLL回路
が示されている。
【0023】更に、電圧制御発振器30の発振の停止し
たことを検出する回路50は、前記電圧制御発振器30
の発振信号105を分周する分周器51と、この分周器
51で分周された信号を順次シフトする複数のシフトレ
ジスタ52〜55と、前記各シフトレジスタ52〜55
の入力信号と出力信号との差異の有無を検出するイクス
クルーシブオアゲート56〜58とを含み、前記シフト
レジスタ52〜55は、前記発振制御信号107でリセ
ットされるように構成したPLL回路が示されている。
【0024】以下に、本発明を更に詳細に説明する。図
1を参照すると、本発明のPLL回路は、発振信号10
5を分周器40でN分周した分周信号104と基準信号
101との位相を比較し位相差信号102を出力する位
相比較回路10と、位相差信号102を電圧103に変
換する電圧発生回路20と、電圧103に比例して発振
周波数が変化する電圧制御発振器30から構成されるP
LL発振器1と、PLL発振器1の発振信号105の発
振状態を監視し、発振の有無をモニタ信号106として
出力する発振監視回路50と、モニタ信号106により
電圧制御発振回路30を制御する発振制御信号107を
出力する発振制御回路60とより構成される。
【0025】図1のPLL発振器1の電圧制御発振器3
0の詳細な構成について説明をする。位相比較回路1
0、電圧発生回路20、分周器40については、当業者
にとってよく知られているため、その詳細な構成につい
ては省略する。また、電圧制御発振器30の発振器部分
はリングオッシレータを用い、それ以外の部分の構成に
ついては当業者にとってよく知られているため、その詳
細な構成については省略する。
【0026】図2は、本発明の具体例における電圧制御
発振器30のリングオッシレータ部分で多相クロック出
力を備えた場合の構成例を示す回路図である。図2にお
いて、リングオッシレータは偶数個の差動増幅器401
〜404を直列に接続し、初段401の正相入力401
aと最終段404の逆相出力404bとを、又、初段の
逆正相入力401bと最終段404の正相入力404a
とを接続し、リング状に構成されており、発振周波数は
差動増幅器401,402,403,404の遅延時間
のみに依存する。電圧比較器411は差動増幅器401
の出力である正相出力451と逆相出力452のレベル
を比較し、正相出力451のレベルが高い場合は出力4
91にハイレベルを出力し、そうでない場合はロウレベ
ルを出力する。電圧比較器412〜418も同様に構成
されている。電圧比較器415のプラス入力は差動増幅
器401の逆相出力452に、叉、マイナス入力は正相
出力451に接続されている。差動増幅器402〜40
4の出力にも同様に、電圧比較器412,416,41
3,417,414,418が接続され、出力491〜
498がそれぞれ得られるようになっている。以上は、
4段の差動増幅器構成のリングオッシレータについての
構成であるが、差動増幅器2×N個(N=1,2,3,
…)の場合も同様に構成される。
【0027】図3は、本発明の具体例における電圧制御
発振器30のリングオッシレータ部分の構成例を示す回
路図である。図3において、リングオッシレータは偶数
個の差動増幅器32〜35を直列に接続し、初段の正相
入力と最終段の逆相出力とを、初段の逆相入力と最終段
の正相出力とをそれぞれ接続して、リング状に構成され
ており、発振周波数は差動増幅器の遅延時間のみに依存
する。P型電界効果型トランジスタP1〜P4、N型電
界効果型トランジスタN1〜N4は発振器の自己復帰用
の制御素子で、差動増幅器32〜35の出力端子302
〜309に接続されている。P型電界効果トランジスタ
P1は差動増幅器32の正相出力302にドレインが、
電源線VDDにソースが接続され、N型電界効果トラン
ジスタN1は差動増幅器32の逆相出力303にドレイ
ンが、接地線GNDにソースが接続されている。差動増
幅器33〜35にも同様の構成でトランジスタP2〜P
4,N2〜N4が接続されている。トランジスタN1〜
N4のゲートには、図1の発振制御回路60からの発振
制御信号107を反転ゲート31で反転させた信号が入
り、トランジスタP1〜P4のゲートには、発振制御信
号107が入る。トランジスタP1〜P4、N1〜N4
は発振制御信号107がハイレベル時にOFFし、ロウ
レベル時にONする。以上、4段の差動増幅器構成のリ
ングオッシレータについての構成であるが、差動増幅器
2×N個(N=1,2,3,…)の場合の構成も同様で
ある。
【0028】図4は、本発明の具体例における差動増幅
器32〜35の構成例を示す回路図である。図4におい
て、差動増幅器は、P型トランジスタ750,751,
N型トランジスタ752,753からなる差動増幅部
と、P型トランジスタ750と並列に接続されるP型ト
ランジスタ755と、P型トランジスタ751と並列に
接続されるP型トランジスタ756と、N型トランジス
タ754と並列に接続されるN型トランジスタ757と
から構成される。この差動増幅部はトランジスタ750
のドレインと752のドレインとが接続され、又、トラ
ンジスタ751のドレインと753のドレインとが接続
され、トランジスタ750,751のソースが電源線V
DDに接続される。また、トランジスタ752,753
のソースはトランジスタ754のドレインに接続され、
トランジスタ754のソースは接地線GNDに接続され
ている。トランジスタ750のゲートとトランジスタ7
51のゲートとはつながれており、外部からの制御入力
端子701となっている。トランジスタ754のゲート
も外部からの制御入力端子704となっている。差動増
幅器としての入力端子はトランジスタ752,753の
ゲート702,703であり、出力端子はトランジスタ
752,753のドレイン706,705である。ま
た、トランジスタ755のゲートとトランジスタ756
のゲートとがつながれて外部からの制御入力端子707
となり、又、トランジスタ757のゲートも外部からの
制御入力端子708となっている。
【0029】次に、図5、6に基づき発振監視回路5
0、発振制御回路60の詳細な構成について説明する。
図5は、本発明の具体例における発振監視回路50の構
成例を示す回路図である。発振監視回路50は、PLL
発振器が発振をしているかを常時監視し発振状態を示す
モニタ信号106を出力する。図5において、発振監視
回路50は、分周器51、シフトレジスタ52〜55、
イクスクルーシブオアゲート56〜58、オアゲート5
9から構成される。分周器51は発振信号105をM分
周した信号501を、シフトレジスタ52へ出力する。
シフトレジスタ52は基準信号101がロウレベルから
ハイレベルへ変化した時点の入力501のレベルを保持
し、信号502として出力する。シフトレジスタ53〜
55の動作も同様である。即ち、シフトレジスタ53も
基準信号101がロウレベルからハイレベルに変化した
時点で信号502のレベルを保持すると共に、信号50
3として出力する。
【0030】同様に、シフトレジスタ54も、信号50
3を基準信号101のタイミングでシフトして信号50
4を出力し、シフトレジスタ55は信号504をシフト
して信号505を出力する。また、発振制御信号107
がシフトレジスタ52のセット端子SBと、シフトレジ
スタ53〜55のリセット端子RBに接続され、発振制
御信号107がロウレベルになったとき、シフトレジス
タ52の出力をハイレベルに、又、シフトレジスタ53
〜55の出力をロウレベルにする。発振制御信号107
がハイレベルの時は、シフトレジスタ52〜55は通常
のシフトレジスタの動作をする。イクスクルーシブオア
ゲート56は、信号502,503が共にハイレベルま
たはロウレベルの時に出力に信号506にロウレベルを
出力する。又、信号503,504を入力とするイクス
クルーシブオアゲート57、信号504,505を入力
とするイクスクルーシブオアゲート58の動作も同様で
ある。オアゲート59は信号506〜508が共にロウ
レベルの時にモニタ信号106にロウレベルを出力す
る。つまり、シフトレジスタ52〜55の出力信号50
2〜505がすべてハイレベル、又はロウレベルの時の
みモニタ信号106にロウレベルを出力する。
【0031】図6は、発振制御回路60の構成例を示す
回路図である。発振制御回路60は、発振停止の信号を
受けた時に電圧制御発振器30が発振再開出来るような
パルス信号を出力する。図6において、発振制御回路6
0は、Dフリップフロップ61から構成される。Dフリ
ップフロップ61は、基準信号101がハイレベルから
ロウレベルに変化した時の入力であるモニタ信号106
のレベルを発振制御信号107として出力し保持する。
【0032】図1の回路の動作について、図7を参照し
て説明をする。通常、PLL発振器1が正常に発振して
いる場合、発振監視回路50は発振状態であることを示
すハイレベルのモニタ信号106を発振制御回路60に
出力し、この場合、発振制御回路60は発振制御信号1
07を出さない。PLL発振器1の発振が停止した場
合、発振監視回路50は発振停止であることを示すロウ
レベルのモニタ信号106を発振制御回路60に出力
し、発振制御回路60はモニタ信号106に基づき発振
制御信号107を電圧制御発振器30に出力し、電圧制
御発振器30を発振可能な状態にリセットし、PLL回
路1の発振を自動復帰させる。
【0033】図7を参照すると、時刻T0〜T1におい
て、PLL発振器1の発振信号105を発振監視回路5
0が監視し、発振状態であるためモニタ信号106を発
振状態を示すハイレベルにし、又、発振制御回路60の
出力である発振制御信号107もハイレベルであって、
電圧制御発振器30は特に制御しない。時刻T1におい
て、発振信号105の発振停止を発振監視回路50が検
出すると、モニタ信号106を発振停止を示すロウレベ
ルにする。基準信号101の立ち下がり時刻T2におい
て、モニタ信号106がロウレベルとなっている為、発
振制御回路60は発振制御信号107をロウレベルにす
ると共に、発振監視回路50のシフトレジスタをリセッ
トし、これにともない基準信号101の立ち下がり時刻
T3でモニタ信号106をハイレベルとする。時刻T2
〜T3において、発振制御信号107がロウレベルとな
ったことにより、電圧制御発振回路30のリングオッシ
レータの各差動増幅器は発振可能状態にリセットされ、
正常な発振を開始する。
【0034】図3,図5,図6の電圧制御発振器30の
リングオッシレータ部分、発振監視回路50、発振制御
回路60の詳細な動作について、図8を参照して説明す
る。図8を参照すると、時刻T0〜T1において、発振
監視回路50に入力された発振信号105は、分周器5
1により分周され(図8の場合は8分周)シフトレジス
タ52に入力される。シフトレジスタ52〜55は基準
信号101の立ち上がりに同期して動作し、入力データ
は基準信号101の立ち上がり毎に、シフトレジスタ5
2から55の方向にシフトしていく。PLL回路1が発
振状態にあるときは、シフトレジスタ52〜55の出力
502〜505には必ずハイレベルとロウレベルが混在
し、イクスクルーシブオアゲート56〜58のうち何れ
かはハイレベルを出力するので、オアゲート59の出力
であるモニタ信号106は常にハイレベルであり、従っ
て、発振監視回路50のモニタ信号106はPLL回路
1が発振状態である時、常に、ハイレベルを出力する。
発振制御回路60のDフリップフロップ61はモニタ信
号106がハイレベルであるため、発振制御信号107
にハイレベルを出力し続ける。発振制御信号107は、
発振監視回路50のシフトレジスタ52〜55のセット
端子、リセット端子につながっているが、ハイレベルの
為、シフトレジスタ52〜55はリセット状態にセット
されずに、通常の動作を行う。又、図3のリングオッシ
レータ回路において、ハイレベルの信号107が加わっ
たP型トランジスタP1〜P4、反転ゲート31にてロ
ウレベルとなった信号301が加わったN型トランジス
タN1〜N4はすべてOFF状態でトランジスタはつな
がっていないと考えればよく、通常のリングオッシレー
タ回路構成となり発振を行う。
【0035】発振信号105が停止しロウレベル固定と
なったとすると、シフトレジスタ52〜55の出力は順
次ロウレベルとなる。時刻T1において、シフトレジス
タ52〜55の出力信号502〜505がすべてロウレ
ベルに、イクスクルーシブオアゲート56〜58の出力
が全てロウレベルになり、オアゲート59の出力のモニ
タ信号106がロウレベルになる。基準信号101が次
に立ち下がる時刻T2において、ロウレベルの出力モニ
タ信号106が入力された発振制御回路60のDフリッ
プフロップ61は、発振制御信号107をロウレベルに
する。また、発振監視回路50のシフトレジスタ52〜
55は、発振制御信号107がロウレベルになったこと
で、シフトレジスタ52はセットされ、シフトレジスタ
52の出力はハイレベルに、シフトレジスタ53〜55
はリセットされ、シフトレジスタ53〜55の出力はロ
ウレベルになり、イクスクルーシブオアゲート56がハ
イレベルになり、オアゲート59のモニタ信号106も
ロウレベルからハイレベルに変化する。
【0036】さて、リングオッシレータ回路において、
ロウレベルの信号107が加わったP型トランジスタP
1〜P4、反転ゲート31にてハイレベルとなった信号
301が加わったN型トランジスタN1〜N4はすべて
ON状態となり、P型トランジスタがつながっている差
動増幅器の出力端子は全て電源線VDDレベルに、N型
トランジスタがつながっている差動増幅器の出力端子は
全て接地線GNDレベルになる。次に、基準信号101
が次に立ち下がる時刻T3において、発振制御回路60
のDフリップフロップ61は、モニタ信号106がハイ
レベルになっているため、発振制御信号107をロウレ
ベルからハイレベルにする。又、リングオッシレータ回
路では、ハイレベルの発振制御信号107が加わったP
型トランジスタP1〜P4、反転ゲート31にてロウレ
ベルとなった信号301が加わったN型トランジスタN
1〜N4はすべてOFF状態となり、差動増幅器32〜
35の出力302〜309の電位はそれぞれ、電源線V
DDレベルまたは接地線GNDレベルから中間電位レベ
ル方向へ変化していき、その途中で発振状態となる。以
上、発振がロウレベルで停止した場合についての動作で
あるが、発振がハイレベルで停止した場合も発振監視回
路50が発振停止を検出し、モニタ信号106をロウレ
ベルに、又、発振制御信号107をロウレベルにし、発
振を自動復帰させることが出来る。
【0037】図2の多相クロック出力を備えたリングオ
ッシレータについて、図9を参照して説明を行う。図9
を参照すると、リングオッシレータは発振周期T0で発
振しており、時刻T1〜T5では差動増幅器401の正
相出力451がハイレベル、逆相出力452がロウレベ
ルであるため、電圧比較器411の出力491はハイレ
ベル、電圧比較器415の出力495はロウレベルとな
り、時刻T5〜T9では差動増幅器401の出力が反転
するため、電圧比較器411の出力491はロウレベ
ル、電圧比較器415の出力495はハイレベルとな
る。次に、時刻T1で差動増幅器401の正相出力45
1がロウレベルからハイレベル、逆相出力452がハイ
レベルからロウレベルとなったため、次段の差動増幅器
402の入力が変化し、差動増幅器402は差動増幅器
の遅延時間分t(=T2−T1)遅れた時刻T2に正相
出力453がロウレベルからハイレベル、逆相出力45
4がハイレベルからロウレベルに変化する。これによ
り、電圧比較器412の出力492はハイレベルに、電
圧比較器416の出力496はロウレベルに変化する。
また、時刻T5に差動増幅器401の正相出力451が
ハイレベルからロウレベル、逆相出力452がロウレベ
ルからハイレベルとなったため、次段の差動増幅器40
2の入力が変化し、差動増幅器402は差動増幅器の遅
延時間分t(=T6−T5)遅れた時刻T6に正相出力
453がハイレベルからロウレベル、逆相出力454が
ロウレベルからハイレベルに変化する。これにより、電
圧比較器412の出力492はロウレベルに、電圧比較
器416の出力496はハイレベルに変化する。これ以
降も同様の動作を繰り返し、電圧比較器411〜418
の出力491〜498には、発振周期はリングオッシレ
ータの発振周期と同じT0で、差動増幅器の遅延時間分
ずつ遅れた波形が得られる。
【0038】図3のリングオッシレータの詳細な動作に
ついて説明を行う。図3のリングオッシレータにおい
て、発振制御信号107がハイレベルの場合P型トラン
ジスタP1〜P4、反転ゲート31にてロウレベルとな
った信号301が加わるN型トランジスタN1〜N4は
すべてOFF状態となり、偶数段構成のリングオッシレ
ータ回路となる。差動増幅器32の入力308がハイレ
ベル、309がロウレベルの場合を考えると、出力30
2はロウレベル、303はハイレベルとなる。次段以降
は、出力304,306がロウレベル、出力305,3
07がハイレベルとなり、最終段の差動増幅器35の出
力309がハイレベル、出力308がロウレベルとな
る。初段の正相入力と最終段の逆相出力とを、初段の逆
相入力と最終段の正相出力とを接続してあるため、差動
増幅器32の入力レベルは反転し、出力302はロウレ
ベルからハイレベル、303はハイレベルからロウレベ
ルへと状態が変化し、次段以降も順次出力状態が反転し
発振を行う。発振周波数は各差動増幅器の遅延時間によ
って決まってくる。発振制御信号107がロウレベルの
場合P型トランジスタP1〜P4、反転ゲート31にて
ハイレベルとなった信号301が加わったN型トランジ
スタN1〜N4はすべてON状態となり、P型トランジ
スタがつながっている差動増幅器の出力端子は全て電源
線VDDレベルに、N型トランジスタがつながっている
差動増幅器の出力端子は全て接地線GNDレベルにな
る。つまり、差動増幅器32〜35の出力レベルは全て
アンバランス状態で発振可能な状態となる。この状態か
ら、発振制御信号107をハイレベルにすることでN1
〜N4,P1〜P4は全てOFF状態となり、差動増幅
器32〜35の出力302〜309の電位はそれぞれ、
電源線VDDレベルまたは接地線GNDレベルから中間
電位レベル方向へ変化していき、その途中で発振状態と
なる。以上、4段の差動増幅器構成のリングオッシレー
タについての動作であるが、差動増幅器2×N個(N=
1,2,3,…)の偶数段構成での動作も同様である。
【0039】次に、図4に示すリングオッシレータを構
成する差動増幅器32〜35の詳細な動作について説明
する。トランジスタ750〜754で構成される回路が
通常の差動増幅回路で、入力端子702にハイレベル,
703にロウレベルが入力された時、トランジスタ75
2がON状態となり、出力706がロウレベルに、トラ
ンジスタ753はOFF状態となり出力705はハイレ
ベルになる。トランジスタ750,751,754の制
御入力端子701,704には電圧発生回路20から電
圧103が加わり、この電圧103により差動増幅器の
遅延時間が変化するので、これを利用してリングオッシ
レータの発振周波数を変化させる。また、これらのトラ
ンジスタと並列接続されているトランジスタ755〜7
57の制御入力端子707,708には、常時電流が流
れるような電圧を常時加えておく。トランジスタ75
0,751,754は制御入力端子701,704が電
源線VDDレベルまたは接地線GNDレベルに近くなる
と、トランジスタ750,751,754がOFF状態
となり電流が流れなくなるが、トランジスタ755〜7
57には常に電流が流れており、差動増幅器としての動
作を行う事が出来る。この差動増幅器を用いてリングオ
ッシレータを構成することにより、電圧発生回路20か
ら加わる電圧が電源線VDD〜接地線GNDの範囲内で
あれば発振可能となる電圧制御発振器が構成出来る。
【0040】次に、本発明の他の具体例について図1
1,12を参照して説明する。図11の回路の動作につ
いて、図12,13を参照して説明する。図12はPL
L発振器が正常に発振している場合の動作で、図13は
PLL発振器の発振が停止した場合の動作を示してい
る。図12を参照すると発振監視回路50では、発振信
号105は分周器402でm分周された後Xビットのア
ップカウンタ403に入力され、アップカウンタ403
はアップカウントを行う。アップカウンタ403の出力
はXビット状態で、Xビットのフリップフロップ40
4,405に入力される。フリップフロップ404は基
準信号101を分周器407でn分周した信号の立ち上
がりで動作、フリップフロップ405は立ち下がりで動
作を行い、アップカウンタ403のカウント値Xビット
を出力し保持する。PLL回路が正常に動作をしている
場合は、フリップフロップ404,405の出力信号4
56,455は常に異なる状態となっており、フリップ
フロップ404の出力信号456とフリップフロップ4
05の出力信号455を入力とするイクスクルーシブオ
アゲート406の出力であるモニタ信号106は発振状
態を示すハイレベルを出力し、発振制御回路60の出力
である発振制御信号107もハイレベルとなり、電圧制
御発振器30には特に制御を行わない。
【0041】次に、PLL発振器の発振が停止している
場合、図13を参照すると、アップカウンタ403は発
振停止後は入力が一定のレベルとなるため、アップカウ
ントを行わず出力状態は変化しない。その為、フリップ
フロップ404,405の出力456,455が同じ状
態となり(図13では共にDHである)、イクスクルー
シブオアゲート406の出力であるモニタ信号106は
発振停止状態を示すロウレベルを出力し、発振制御回路
60の出力である発振制御信号107は、基準信号10
1が次に立ち下がる時にロウレベルとなり、電圧制御発
振器30を発振可能な状態にリセットする。また、発振
制御信号107は発振監視回路50のフリップフロップ
404をセット状態(出力ハイレベル)に、フリップフ
ロップ405をリセット状態(出力ロウレベル)にし、
イクスクルーシブオアゲート406の出力をハイレベル
にすることで、基準信号101が次に立ち下がる時に発
振制御信号107をハイレベルにする。
【0042】
【発明の効果】本発明に係わるPLL回路とその制御方
法は、上述のように構成したので、以下の効果を奏す
る。 (1)リングオッシレータ部分を偶数段の差動増幅器で
構成したため、2のN乗の多相クロックが簡単な回路で
得られる。
【0043】(2)発振監視回路にて常時PLL回路の
発振状態を監視し、発振停止を検出するとそれをトリガ
ーとして、発振可能な状態になるように電圧制御発振器
にリセット信号を出力するから、PLL回路の発振が停
止した場合、自動的に復帰させることが出来る。 (3)制御電圧が電源線VDDレベルあるいは接地線レ
ベルGNDに近づいても、リングオッシレータの発振が
停止しないような回路を付加したので、電圧制御発振器
の制御電圧が電源線VDD〜接地線GNDの範囲内であ
れば常に安定して発振可能となった。
【0044】(4)発振が停止した場合、電圧制御発振
器のリングオッシレータを直接発振可能な状態にリセッ
トするように構成したので、PLL回路の発振が停止し
た場合、確実に発振状態に戻すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるPLL回路のブロック図であ
る。
【図2】リングオッシレータを偶数段で構成すると共
に、8相クロックを生成するためのブロック図である。
【図3】リングオッシレータを発振可能な状態にリセッ
トするリセット回路を設けたリングオッシレータの回路
図である。
【図4】リングオッシレータの各ステージを構成する差
動増幅器の回路図である。
【図5】発振監視回路の回路図である。
【図6】発振制御回路の回路図である。
【図7】本発明の動作を説明する波形図である。
【図8】本発明の動作を説明する波形図である。
【図9】図2の動作を説明する波形図である。
【図10】図2の差動増幅器の接続を示す回路図であ
る。
【図11】発振監視回路の他の具体例の回路図である。
【図12】図11の動作を説明する図であり、発振状態
の動作を説明する波形図である。
【図13】図11の動作を説明する図であり、発振停止
状態の動作を説明する波形図である。
【図14】従来のリングオッシレータのブロック図であ
る。
【図15】従来のPLL回路のブロック図である。
【図16】従来のリングオッシレータの各ステージを構
成する差動増幅器の回路図である。
【符号の説明】
1 PLL発振器 10 位相比較回路 20 電圧発生回路 30 電圧制御発振器 40、50、402、407 分周器 50 発振監視回路 52〜55 シフトレジスタ 56〜58、406 イクスクルーシブオアゲート(E
XOR) 59 オアゲート 60 発振制御回路 61 Dフリップフロップ 101 基準信号 106 モニタ信号 105 発振信号 107 発振制御信号 32〜35、401〜404 差動増幅器 403 アップカウンタ 404、405、411 フリップフロップ 411〜418 電圧比較器 750〜757、P1〜P4、N1〜N4 トランジス
タ(FET)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−326692(JP,A) 特開 昭63−185121(JP,A) 特開 平8−79068(JP,A) 特開 平8−307460(JP,A) 特開 昭55−42443(JP,A) 特開 平5−122032(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03L 7/06 - 7/10 H03K 3/354

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振器の発振の停止したことを
    検出し、この検出した信号に基づき前記電圧制御発振器
    の発振を自動的に発振せしめるための発振制御信号を生
    成し、この信号で前記電圧制御発振器を正常な発振状態
    に自動復帰可能にしたPLL回路において、 前記電圧制御発振器を、複数の差動増幅器をリング状に
    接続したリングオッシレータで構成すると共に、前記電
    圧制御発振器の発振が停止した時、前記リングオッシレ
    ータを発振可能な状態にセットするための発振制御手段
    を前記差動増幅器の夫々の入力に設け、この発振制御手
    段は、前記発振制御信号で制御されることを特徴とする
    PLL回路。
  2. 【請求項2】 前記発振制御手段を、電界効果型トラン
    ジスタよりなる前記リングオッシレータの自己復帰用の
    制御素子で構成したことを特徴とする請求項1記載の
    LL回路。
  3. 【請求項3】 前記複数の差動増幅器は、偶数であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】 前記発振制御手段は、前記差動増幅器の
    一方の入力をハイレベルにプルアップし、前記差動増幅
    器の他方の入力をロウレベルにプルダウンすることを特
    徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のPLL回路。
  5. 【請求項5】 第2の差動増幅器と第3の差動増幅器と
    を設け、前記リングオッシレータを構成する差動増幅器
    の一方の出力を前記第2の差動増幅器の非反転入力端子
    に導くと共に、前記差動増幅器の他方の出力を前記第2
    の差動増幅器の反転入力端子に導き、且つ、前記リング
    オッシレータを構成する差動増幅器の一方の出力を前記
    第3の差動増幅器の反転入力端子に導くと共に、前記差
    動増幅器の他方の出力を前記第3の差動増幅器の非反転
    入力端子に導くことで、前記リングオッシレータと所定
    の位相差を持つ複数の周波数を生成することを特徴とす
    る請求項1乃至4の何れかに記載のPLL回路。
  6. 【請求項6】 電圧制御発振器の発振の停止したことを
    検出する回路は、前記電圧制御発振器の発振信号を分周
    する分周器と、この分周器から出力された第1の時間で
    の第1の出力信号を保持する第1のデータ保持手段と、
    前記第1の時 間から所定の時間経過後の第2の時間に前
    記分周器から出力された第2の出力信号を保持する第2
    のデータ保持手段と、前記第1の出力信号と第2の出力
    信号との差異の有無を検出するイクスクルーシブオアゲ
    ートとを含み、前記第1のデータ保持手段と第2のデー
    タ保持手段とは、前記発振制御信号でリセットされるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか
    に記載のPLL回路。
  7. 【請求項7】 電圧制御発振器の発振の停止したことを
    検出する回路は、前記電圧制御発振器の発振信号を分周
    する分周器と、この分周器で分周された信号を順次シフ
    トする複数のシフトレジスタと、前記各シフトレジスタ
    の入力信号と出力信号との差異の有無を検出するイクス
    クルーシブオアゲートとを含み、前記シフトレジスタ
    は、前記発振制御信号でリセットされるように構成した
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のPL
    L回路。
  8. 【請求項8】 電圧制御発振器は、複数の差動増幅器を
    リング状に接続したリングオッシレータで構成すると共
    に、前記電圧制御発振器の発振の停止したことを検出
    し、この検出した信号に基づき前記電圧制御発振器を正
    常な発振状態に自動復帰可能にしたPLL回路におい
    て、 前記電圧制御発振器の発振が停止した時、前記リングオ
    ッシレータを発振可能な状態にセットするために、前記
    差動増幅器の入力をアンバランスにして、この差動増幅
    器を平衡でない状態にすることを特徴とするPLL回路
    の制御方法。
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