JP4228527B2 - 発振器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発振器及び発振器の制御方法に関し、特に省電力化を図った携帯電話などの電子機器に用いられる発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の電子機器は省電力化を図るために電源電圧や回路の駆動電圧が低くなっているため、この種の電子機器に使用される発振器は、従来に比して低い電力で駆動されることが多くなってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、発振器においては、発振器を駆動する電圧が低いと、ノイズ環境、電源環境、温度環境、振動環境などの周辺環境や部品のばらつきなどの影響を受けやすくなるため、非常に低い確率ではあるが、発振起動時における発振振幅が成長せず発振を開始できなかったり、発振が安定しない問題がある。
このような場合には、この発振器を内蔵する電子機器が正常に動作しないことがある。
特に、携帯電話のように、省電力化を図るためにさらに受信動作を間欠的に繰り返すような電子機器の場合は、発振器の起動回数が多くなり、不発振が生じる確率が高くなってしまう問題があり、発振器側でも対策を講じることが望ましい。
【0004】
そこで本発明の目的は、低電力で駆動した場合でも確実に発振することができる発振器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】
上記課題を解決するため、本発明において、請求項1記載の構成は、発振手段と、前記発振手段の電源供給ラインに設けられたスイッチ手段及びスイッチ制御用発振回路を有し、前記スイッチ制御用発振回路の出力信号を前記スイッチ手段に入力することにより前記発振手段を駆動するための電源電力の供給を断続的に行い、前記発振手段の駆動制御と駆動停止制御とを繰り返し行って、発振起動を促す駆動手段と、前記発振手段が発振していない場合は、前記駆動手段により前記発振手段の発振起動を促す一方、前記発振手段が発振した場合は、前記発振手段を駆動状態に保持する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の構成は、請求項1記載の発振器において、前記制御手段は、前記駆動手段により前記発振手段の発振起動を促す場合に、前記駆動手段が駆動制御中の間に前記発振手段から出力されるパルス信号のパルス数をカウントし、そのカウント数が設定値に達しなかった場合は、前記発振手段が発振していないものとして、前記駆動手段により継続して前記発振手段の発振起動を促し、前記カウント数が設定値に達した場合は、前記発振手段が発振したものとして、前記発振手段を駆動状態に保持することを特徴としている。
【0006】
請求項3記載の構成は、請求項1記載の発振器において、前記制御手段は、前記発振手段から出力されるパルス信号が検出されなかった場合は、前記駆動手段により継続して前記発振手段の発振起動を促し、前記パルス信号が検出された場合は、前記駆動手段により前記発振手段を駆動状態に保持することを特徴としている。
請求項4記載の構成は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発振器において、前記駆動手段は、前記発振手段のいずれかの電源供給ラインに設けられたスイッチ手段と、前記スイッチ手段を前記発振手段のパルス信号の周期より長い周期でオンオフ制御するスイッチ制御手段とを有することを特徴としている。
請求項5記載の構成は、発振回路を備えた発振器の制御方法において、前記発振回路が発振していない場合は、前記発振手段を駆動する電源電圧の供給を制御することにより、当該発振手段の駆動制御と駆動停止制御とを繰り返し行い、前記発振回路の発振起動を促す工程と、前記発振回路が発振している場合は、前記発振回路を駆動状態に保持する工程と、を備えることを特徴としている。
【0007】
請求項6記載の構成は、請求項5記載の発振器の制御方法において、前記発振回路の発振起動を促す工程において、前記発振回路の駆動制御中に前記発振回路から出力されるパルス信号のパルス数をカウントし、そのカウント数が設定値に達しなかった場合は、前記発振回路が発振していないものとして、継続して前記発振回路の駆動制御と駆動停止制御とを繰り返し行う工程と、前記カウント数が設定値に達した場合は、前記発振回路が発振したものとして、前記発振回路を駆動状態に保持する工程と、を具備することを特徴としている。
請求項7記載の構成は、請求項5記載の発振器の制御方法において、前記発振回路の発振起動を促す工程において、前記発振回路から出力されるパルス信号が検出されなかった場合は、継続して前記発振回路の駆動制御と駆動停止制御とを繰り返し行う工程と、
前記パルス信号が検出された場合は、前記発振回路を駆動状態に保持する工程と、を具備することを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0009】
(1) 実施形態
(1.1) 実施形態の概要
図1は、本発明の発振器の概要構成を示すブロック図である。
この発振器1は、圧電発振回路2と、圧電発振回路2を繰り返し起動させる起動回路(駆動手段)3と、起動回路3を制御する制御回路4とを備えて構成される。
この発振器1においては、発振器1に電源が投入されたり、発振の待機が解除されると、起動回路3により圧電発振回路2を起動させるべく圧電発振回路2に電力が供給される。
この場合、制御回路4により圧電発振回路2から出力されるパルス信号SPが検出されるまでは、起動回路3により圧電発振回路2に断続的に電力が供給されることにより、圧電発振回路2の起動と起動停止とを繰り返すようになされている。
【0010】
そして、この発振器1においては、制御回路4により圧電発振回路2から出力されるパルス信号SPが検出されると、起動回路3により圧電発振回路2が駆動状態に保持されるようになされている。
すなわち、この発振器1においては、圧電発振回路2が起動しなかった場合は圧電発振回路2の起動動作を繰り返すことにより、起動し易い状態、つまり、発振振幅が成長する過渡応答の機会を多く発生させて確実に発振させることができるようになされている。
【0011】
従って、この発振器1は、ノイズ環境、電源環境、温度環境、振動環境などの周辺環境や部品のばらつきなどの影響を受けて圧電発振回路2が起動しにくい状態が発生した場合でも確実に発振できるようになされている。
また、この発振器1においては、上述したような起動時にのみ確実に発振させる場合に限らず、制御回路4により圧電発振回路2から出力されるパルス信号SPを継続的に監視して発振停止状態が生じたことを検出するようにし、発振停止状態が生じた場合に圧電発振回路2の起動し易い状態を発生させ、確実に発振状態に復帰させることもできるようになされている。
以下、この発振器の具体的な実施形態を以下に説明する。
【0012】
(1.2) 第1実施形態
図2は、第1実施形態に係る発振器の構成を示すブロック図である。
この発振器10において、図1に示した起動回路3は、圧電発振回路2の電源供給ラインに設けられたスイッチ(PチャネルFET)31と、シュミットトリガ発振回路32及びインバータ33から構成される起動ドライブ回路34とを備えて構成される。
また、図1に示した制御回路4は、アンド回路41及びカウンタ42から構成される発振起動検出回路43と、圧電発振回路2に電源電力VDD2が供給されるとカウンタ42をリセットするリセット回路44とを備えて構成される。ここで、カウンタ42は、カウント値が設定値に達すると反転出力端子/QをHレベルからLレベルに立ち下げるようになされている。
【0013】
以下、この発振器10の動作を図3に示すタイミングチャートを用いて説明する。
この発振器10においては、図3(a)に示すように、時刻t1において電源電圧VDD1が供給されると、シュミットトリガ発振回路32の図2に示すA点はLレベルなので、図3(b)に示すように、シュミットトリガ発振回路32の出力信号S1はHレベルとなり、図3(c)に示すように、起動ドライブ回路34からLレベルのスイッチ制御信号S2が出力される。
従って、発振器10においては、電源電圧VDD1が供給されると、スイッチ制御信号S2によりスイッチ31がオン状態に制御され、図3(d)に示すように、圧電発振回路2を起動させるべく圧電発振回路2に電源電圧VDD2が供給される。
【0014】
また、スイッチ31がオン状態に切り替わると、図3(e)に示すように、時刻t2においてリセット回路44からリセット信号S3が出力され、図3(g)に示すように、発振起動検出回路43のカウンタ42がリセットされて反転出力端子/Qの出力レベルS4がHレベルに切り替わる。
これにより、起動ドライブ回路34のシュミットトリガ発振回路32の発振が開始されると共に、発振起動検出回路43のアンド回路41の一方の入力端子がHレベルにされ、圧電発振回路2からパルス信号SPが出力された場合は、このパルス信号SPのパルス数がカウンタ42により0からカウントされるようになされている。
【0015】
ここで、何らかの原因により圧電発振回路2が起動しなかった場合や、図3(f)に示すように、圧電発振回路2の動作が不安定で電源電圧VDD2が供給されてからすぐに起動しなかった場合は、図3(b)に示すように、カウンタ42のカウント値が設定値に達する前にシュミットトリガ発振回路32の出力信号S1がLレベルに切り替わるようになされている(時刻t3)。なお、図3の「X」は、パルス信号SPが出力されていないことを示す。
この結果、図3(c)に示すように、時刻t3においてスイッチ制御信号S2がHレベルに切り替わり、スイッチ31がオフ状態に制御されて圧電発振回路2の起動を中止させるべく圧電発振回路2への電源電圧VDD2の供給が停止される(図3(d))。
すなわち、圧電発振回路2を駆動している間に、カウント値が設定値に達しなかった場合は、圧電発振回路2が発振していないものとして圧電発振回路2への電源電圧VDD2の供給を停止して駆動を一端停止する。
【0016】
そして、図3(g)に示すように、カウンタ42の反転出力端子/Qの出力レベルS4はHレベルに維持されているので、シュミットトリガ発振回路32の発振が継続され、時刻t4において再び出力信号S1がHレベルに切り替わり(図3(b))、スイッチ制御信号S2がLレベルに切り替わる(図3(c))。
これにより、スイッチ31がオフ状態に制御された後、シュミットトリガ発振回路32の半周期の時間が経過すると、スイッチ31がオン状態に制御され、再び圧電発振回路2を再び起動させるべく圧電発振回路2に電源電圧VDD2が供給される(図3(d))。
また、このとき、図3(e)に示すように、時刻t5においてリセット回路44からリセット信号S3が出力され、発振起動検出回路43のカウンタ42がリセットされることにより、圧電発振回路2からパルス信号SPが出力された場合は、パルス信号SPがカウンタ42により0からカウントされるようになされている。
【0017】
このようにして、この発振器10においては、シュミットトリガ発振回路32の出力信号S1を基準にして圧電発振回路2を起動させた後、出力信号S1の信号レベルが反転するまで(半周期の間)に圧電発振回路2から出力されるパルス信号SPの数が設定値に達しない場合は、圧電発振回路2を起動停止させ、再び出力信号S1の信号レベルが反転したときに圧電発振回路2を再び起動するという動作を繰り返すようになされている。
すなわち、この発振器10は、圧電発振回路2が正常に発振しなかったために圧電発振回路2を駆動している間にカウント値が設定値に達しなかった場合は、シュミットトリガ発振回路32の半周期間隔で圧電発振回路2の起動と起動停止を繰り返して発振起動を促すようになされている。
これにより、この発振器10は、圧電発振回路2が正常に発振するまで起動し易い状態、つまり、発振振幅が成長する過渡応答の機会を多く発生させることができ、この発振器10を低電力で駆動した場合でも確実に発振させることができる。
【0018】
そして、この発振器10において、時刻t6において圧電発振回路2を再び起動した後、時刻t7において圧電発振回路2が正常に起動し、カウンタ42により圧電発振回路2のパルス信号SPのパルス数が設定値になるまでカウントされた場合は(時刻t8)、カウンタ42の反転出力端子/Qの出力信号S4がLレベルに切り替わり(図3(g))、シュミットトリガ発振回路32の発振が停止され、スイッチ31の接続状態がオン状態に維持される。
この結果、圧電発振回路2に電源電圧VDD2が継続的に供給されて駆動状態に維持され、圧電発振回路2がパルス信号SPを継続して出力できるようになされている。
【0019】
(1.3) 第2実施形態
図4は、第2実施形態に係る発振器の構成を示すブロック図である。
この発振器20は、制御回路4の回路構成が異なる点と起動ドライブ回路34Aの信号入力側にインバータ35が追加されている点を除いて第1実施形態に係る発振器10と同様の構成であるので、同様の部分は同一の符号を付して示し重複した説明は省略する。
この発振器20において、制御回路4(発振停止検出回路50)は、アンド回路41とシュミット・インバータ51との間にコンデンサC1とプルアップ抵抗R1とダイオードD1とを備え、シュミット・インバータ51の出力信号S3をインバータ52を介してアンド回路41の一方の入力端子に入力すると共に、さらにシュミット・インバータ51の出力信号S3を積分するためのCR積分回路53を備えて構成される。
【0020】
以下、この発振器20の動作を図5に示すタイミングチャートを用いて説明する。
この発振器20においては、図5(a)に示すように、時刻t1において電源電圧VDD1が供給されると、第1実施形態と同様に、シュミットトリガ発振回路32の出力信号S1はHレベルとなり(図5(a))、起動ドライブ回路34AよりLレベルのスイッチ制御信号S2が出力されることにより(図5(f))、スイッチ31がオン状態に制御され、圧電発振回路2を起動させるべく圧電発振回路2に電源電圧VDD2が供給される(図5(g))。
このとき、図5(b)に示すように、発振停止検出回路50においては、シュミット・インバータ51の入力信号SINがプルアップ抵抗R1を介してHレベルにプルアップされているので、図5(c)に示すように、CR積分回路53を介してLレベルの出力信号SOUTが起動ドライブ回路34Aのインバータ35に供給され、これにより、シュミットトリガ発振回路32の発振が開始される。
【0021】
従って、何らかの原因により圧電発振回路2が起動しなかった場合は、図5(g)に示すように、時刻t2においてシュミットトリガ発振回路32の帰還信号S4が所定レベルを越えると(実質的にHレベルとなると)、図5(f)に示すように、起動ドライブ回路34AよりHレベルのスイッチ制御信号S2が出力され、スイッチ31がオフ状態に制御されて圧電発振回路2への電源電圧VDD2の供給が停止される(図5(g))。
そして、図5(j)に示すように、時刻t3においてシュミットトリガ発振回路32の出力信号S1がHレベルに切り替わると、図5(f)に示すように、起動ドライブ回路34AよりLレベルのスイッチ制御信号S2が出力され、スイッチ31がオン状態に制御されて圧電発振回路2を起動させるべく圧電発振回路2に電源電圧VDD2が供給される(図5(g))。
【0022】
次に、発振器20においては、図5(h)に示すように、時刻t4(時刻t5)において圧電発振回路2が正常に起動してパルス信号SPを出力した場合は、そのパルス信号SPの立ち下がりエッジでシュミット・インバータ51の入力信号SINが一端Lレベルになり、図5(b)に示すように、コンデンサC1とプルアップ抵抗R1の時定数のワンショットパルスがシュミット・インバータ51に入力されるようになされている。
この場合、図5(c)に示すように、このワンショットパルスの反転信号がCR積分回路53により平滑化(積分)され、Hレベルの出力信号SOUTが起動ドライブ回路34Aに供給される。
従って、ワンショットパルスが出力されている間はシュミットトリガ発振回路32の発振が停止されてスイッチ31の接続状態がオン状態に維持され、これにより、圧電発振回路2に電源電圧VDDが継続的に供給されて圧電発振回路2が継続してパルス信号SPを出力できるようになされている。
【0023】
このようにして、この発振器20においては、圧電発振回路2からパルス信号SPが出力されるまでは、シュミットトリガ発振回路32の出力信号S1を基準にして圧電発振回路2の起動制御と起動停止制御とを繰り返すことにより、第1実施形態と同様に、圧電発振回路2が発振するまで起動し易い状態、つまり、発振振幅が成長する過渡応答の機会を多く発生させることができ、この発振器10を低電力で駆動した場合でも確実に発振させることができる。
また、この発振器20は、圧電発振回路2のパルス信号SPを基準にして出力されるワンショットパルスが出力されている間だけスイッチ31の接続状態をオン状態に維持することにより、パルス信号SPの発振後に発振停止状態が生じた場合も圧電発振回路2を迅速かつ確実に発振させることができる。
【0024】
(2) 変形例
(2.1) 第1変形例
上述の実施形態においては、圧電発振回路を繰り返し起動する間隔がシュミットトリガ発振回路32の発振周期に依存することとなるが、例えば、図6に示すように、シュミットトリガ発振回路32の後段に分周回路60を配置することにより、圧電発振回路2を繰り返し起動する間隔を所望の時間に簡易に調整することができる。
また、上述の実施形態においては、スイッチ31にMOSトランジスタを使用する場合について述べたが、図6に示すようにバイポーラトランジスタなどのスイッチ素子を広く適用することができる。
【0025】
(2.2) 第2変形例
上述の第1実施形態においては、圧電発振回路2を起動制御した際にカウンタ42をリセットするリセット回路44を設ける場合について述べたが、本発明はこれに加えて、図7に示すように、第1実施形態に係る発振器10に対し、第2実施形態に係る発振器20の発振停止検出回路50を追加し、リセット信号S3と、発振停止検出回路50の出力信号SOUTと発振起動検出回路43の出力信号S4の論理和信号SORとの論理積信号SANDによってカウンタ42をリセットする構成にすることにより、電源投入時だけでなく、発振後に発振停止状態が生じた場合でも圧電発振回路2を再び発振させることができる。
すなわち、この発振器は、発振起動を確実に行う第1実施形態に係る発振器10の動作に加えて、発振起動後に発振停止状態が生じた場合に発振させる第2実施形態に係る発振器20の動作を行うことができるようになされている。
なお、この発振器の動作を示すタイミングチャートを図8に示すが、上述したようにこの発振器は、第1実施形態に係る発振器10の動作と、第2実施形態に係る発振器20の動作を組み合わせたものであるため、上述した各実施形態の説明を援用する。
【0026】
(2.3) 第3変形例
上述の実施形態においては、非発振状態が生じた場合や安定して発振しなかった場合にのみ圧電発振回路2を繰り返し起動制御して発振させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、圧電発振回路が1次の振動モードで発振すべきところが3次の振動モードで発振してしまったような異常発振が生じた場合にも圧電発振回路2を繰り返し起動制御して通常の発振状態に復帰させるようにしてもよい。
この場合、例えば、第1実施形態においては、カウンタ42のカウント数が所定値または所定範囲内になかった場合に圧電発振回路2を再発振させる方法や、圧電発振回路2のパルス信号SPの周波数を周波数−電圧変換し、変換後の電圧値が所定範囲内になかった場合に圧電発振回路2を再発振させる方法などを広く適用することができる。
【0027】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、発振器を低電力で駆動した場合でも確実に発振させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の発振器の概要構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施形態に係る発振器の構成を示すブロック図である。
【図3】 前記発振器のタイミングチャートである。
【図4】 第2実施形態に係る発振器の構成を示すブロック図である。
【図5】 前記発振器のタイミングチャートである。
【図6】 第1変形例に係る発振器の構成の一例を示すブロック図である。
【図7】 第2変形例に係る発振器の構成の一例を示すブロック図である。
【図8】 前記発振器のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1、10、20……発振器、
2……圧電発振回路、
3……起動回路(駆動手段)、
4……制御回路、
31……スイッチ、
32……シュミットトリガ発振回路、
33……インバータ、
34、34A……起動ドライブ回路、
41……アンド回路、
42……カウンタ、
43……発振起動検出回路、
44……リセット回路、
50……発振停止検出回路、
VDD……電源電圧、
SP……パルス信号。
Claims (3)
- 発振手段と、
前記発振手段の電源供給ラインに設けられたスイッチ手段及びスイッチ制御用発振回路を有し、前記スイッチ制御用発振回路の出力信号を前記スイッチ手段に入力することにより前記発振手段を駆動するための電源電力の供給を断続的に行い、前記発振手段の駆動制御と駆動停止制御とを繰り返し行って、発振起動を促す駆動手段と、
前記発振手段が発振していない場合は、前記駆動手段により前記発振手段の発振起動を促す一方、前記発振手段が発振した場合は、前記発振手段を駆動状態に保持する制御手段と、を備える
ことを特徴とする発振器。 - 請求項1記載の発振器において、
前記制御手段は、前記駆動手段により前記発振手段の発振起動を促す場合に、前記駆動手段が駆動制御中の間に前記発振手段から出力されるパルス信号のパルス数をカウントし、
そのカウント数が設定値に達しなかった場合は、前記発振手段が発振していないものとして、前記駆動手段により継続して前記発振手段の発振起動を促し、前記カウント数が設定値に達した場合は、前記発振手段が発振したものとして、前記発振手段を駆動状態に保持する
ことを特徴とする発振器。 - 請求項1記載の発振器において、
前記制御手段は、前記発振手段から出力されるパルス信号が検出されなかった場合は、前記駆動手段により継続して前記発振手段の発振起動を促し、前記パルス信号が検出された場合は、前記駆動手段により前記発振手段を駆動状態に保持する
ことを特徴とする発振器。
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