JPH08307460A - デジタル信号伝送路 - Google Patents
デジタル信号伝送路Info
- Publication number
- JPH08307460A JPH08307460A JP7112169A JP11216995A JPH08307460A JP H08307460 A JPH08307460 A JP H08307460A JP 7112169 A JP7112169 A JP 7112169A JP 11216995 A JP11216995 A JP 11216995A JP H08307460 A JPH08307460 A JP H08307460A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- digital signal
- noise
- conductor pattern
- clock signal
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Dc Digital Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 集積回路の内部等においてデジタル信号を伝
送する際に、ノイズの影響を軽減する。 【構成】 バッファ回路1から出力されたクロック信号
CLK(伝送すべきデジタル信号)は導体パターン8を
介して伝送される。また、その反転信号は導体パターン
9を介して伝送される。そして、差動増幅器7は両導体
パターン上の電圧の比較結果に基づいてクロック信号C
LKを再生する。ここで、導体パターン8,9は近接し
て配置されている。従って、導体パターン8上のデジタ
ル信号にノイズが乗ると、同様の波形を有するノイズが
導体パターン9に乗る。すなわち、ノイズによって両者
のレベルが変動したとしても、両者の差は殆ど変動しな
い。これにより、差動増幅器7の出力においては、ノイ
ズの影響を除去することができる。
送する際に、ノイズの影響を軽減する。 【構成】 バッファ回路1から出力されたクロック信号
CLK(伝送すべきデジタル信号)は導体パターン8を
介して伝送される。また、その反転信号は導体パターン
9を介して伝送される。そして、差動増幅器7は両導体
パターン上の電圧の比較結果に基づいてクロック信号C
LKを再生する。ここで、導体パターン8,9は近接し
て配置されている。従って、導体パターン8上のデジタ
ル信号にノイズが乗ると、同様の波形を有するノイズが
導体パターン9に乗る。すなわち、ノイズによって両者
のレベルが変動したとしても、両者の差は殆ど変動しな
い。これにより、差動増幅器7の出力においては、ノイ
ズの影響を除去することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集積回路内の配線に
用いて好適なデジタル信号伝送路に関する。
用いて好適なデジタル信号伝送路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な集積回路における回路配置を図
3に示す。図において11〜16はI/Oパッド(電
極)であり、ここを介して集積回路と外部回路との間で
各種の信号の受け渡しが行われる。例えば、クロック信
号用I/Oパッド15には、外部回路で生成されたクロ
ック信号CLKが供給される。21〜30は回路ブロッ
クであり、これらI/Oパッド11〜16を介して、各
種の信号の入出力を行う。
3に示す。図において11〜16はI/Oパッド(電
極)であり、ここを介して集積回路と外部回路との間で
各種の信号の受け渡しが行われる。例えば、クロック信
号用I/Oパッド15には、外部回路で生成されたクロ
ック信号CLKが供給される。21〜30は回路ブロッ
クであり、これらI/Oパッド11〜16を介して、各
種の信号の入出力を行う。
【0003】クロック信号用I/Oパッド15から出力
されたクロック信号CLKは、バッファ1を介してバッ
ファリングされた後に分岐され、回路ブロック21〜3
0を囲うように設けられた導体パターン41,42を介
して、バッファ回路2,3に供給される。バッファ回路
2,3の出力端子は、回路ブロック21〜30を略二等
分する導体パターン43に接続されている。
されたクロック信号CLKは、バッファ1を介してバッ
ファリングされた後に分岐され、回路ブロック21〜3
0を囲うように設けられた導体パターン41,42を介
して、バッファ回路2,3に供給される。バッファ回路
2,3の出力端子は、回路ブロック21〜30を略二等
分する導体パターン43に接続されている。
【0004】そして、導体パターン43は多数の導体パ
ターンに分岐され、分岐された導体パターンは回路ブロ
ック21〜30に接続されている。すなわち、各回路ブ
ロック21〜30は必ず導体パターン43を介してクロ
ック信号CLKを受信することになる。このような配線
を行う理由は、各回路ブロック21〜30間におけるク
ロックスキューおよびディレイの差をなるべく軽減する
ためである。
ターンに分岐され、分岐された導体パターンは回路ブロ
ック21〜30に接続されている。すなわち、各回路ブ
ロック21〜30は必ず導体パターン43を介してクロ
ック信号CLKを受信することになる。このような配線
を行う理由は、各回路ブロック21〜30間におけるク
ロックスキューおよびディレイの差をなるべく軽減する
ためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3には図
示していないが、回路ブロック21〜30とI/Oパッ
ド11〜16との間には、導体パターン41,42を横
切るように、あるいは導体パターン41,42に平行に
なるように、多数の信号線が配設されている。このた
め、導体パターン41,42上のクロック信号CLKに
ノイズが混入するという問題があった。このノイズレベ
ルがバッファ回路2,3における論理値判定のための閾
値を超えると、集積回路が誤動作することになる。この
発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、ノイ
ズの影響を大幅に軽減できるデジタル信号伝送路を提供
することを目的としている。
示していないが、回路ブロック21〜30とI/Oパッ
ド11〜16との間には、導体パターン41,42を横
切るように、あるいは導体パターン41,42に平行に
なるように、多数の信号線が配設されている。このた
め、導体パターン41,42上のクロック信号CLKに
ノイズが混入するという問題があった。このノイズレベ
ルがバッファ回路2,3における論理値判定のための閾
値を超えると、集積回路が誤動作することになる。この
発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、ノイ
ズの影響を大幅に軽減できるデジタル信号伝送路を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の構成にあっては、第1のデジタル信号を
伝送する第1の導体パターンと、前記第1のデジタル信
号を反転した第2のデジタル信号を出力するインバータ
と、前記第1の導体パターンに近接して配設され前記第
2のデジタル信号を伝送する第2の導体パターンと、伝
送された前記第1および第2のデジタル信号の電圧レベ
ルを比較し前記第1のデジタル信号を再生する比較回路
とを具備することを特徴とする。
請求項1記載の構成にあっては、第1のデジタル信号を
伝送する第1の導体パターンと、前記第1のデジタル信
号を反転した第2のデジタル信号を出力するインバータ
と、前記第1の導体パターンに近接して配設され前記第
2のデジタル信号を伝送する第2の導体パターンと、伝
送された前記第1および第2のデジタル信号の電圧レベ
ルを比較し前記第1のデジタル信号を再生する比較回路
とを具備することを特徴とする。
【0007】
【作用】第2の導体パターンは第1の導体パターンに沿
って配設されているから、第1のデジタル信号にノイズ
が乗る場合はほぼ同様の波形を有するノイズが第2のデ
ジタル信号に乗る。従って、両導体パターンにおける電
圧レベルの差、すなわち比較回路における比較結果はノ
イズによる影響を受けにくくなる。
って配設されているから、第1のデジタル信号にノイズ
が乗る場合はほぼ同様の波形を有するノイズが第2のデ
ジタル信号に乗る。従って、両導体パターンにおける電
圧レベルの差、すなわち比較回路における比較結果はノ
イズによる影響を受けにくくなる。
【0008】
【実施例】以下、図1を参照してこの発明の一実施例に
ついて説明する。なお、図において図3の各部に対応す
る部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図
において5はバッファ回路であり、バッファ回路1から
出力されたクロック信号CLKをさらにバッファリング
しクロック信号CLK1として出力する。
ついて説明する。なお、図において図3の各部に対応す
る部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図
において5はバッファ回路であり、バッファ回路1から
出力されたクロック信号CLKをさらにバッファリング
しクロック信号CLK1として出力する。
【0009】また、4はインバータであり、バッファ回
路1から出力されたクロック信号CLKを反転し、反転
クロック信号−CLK1を出力する(図面中では反転信
号はオーバーラインで表すが、明細書中では“−”記号
によって表す)。なお、バッファ回路5は、クロック信
号CLK1と反転クロック信号−CLK1の間の相対的な
ディレイを補償するために設けられている。
路1から出力されたクロック信号CLKを反転し、反転
クロック信号−CLK1を出力する(図面中では反転信
号はオーバーラインで表すが、明細書中では“−”記号
によって表す)。なお、バッファ回路5は、クロック信
号CLK1と反転クロック信号−CLK1の間の相対的な
ディレイを補償するために設けられている。
【0010】6,7は差動増幅器であり、各々バッファ
回路2,3の前段に設けられている。8は導体パターン
であり、バッファ回路5の出力端と、差動増幅器6,7
の非反転入力端とを接続している。なお、導体パターン
8の配線経路は、図3における導体パターン41,42
の配線経路と同様である。次に、9は導体パターンであ
り、インバータ4の出力端と、差動増幅器6,7の反転
入力端とを接続するとともに、導体パターン8に沿って
(近接して)配置されている。
回路2,3の前段に設けられている。8は導体パターン
であり、バッファ回路5の出力端と、差動増幅器6,7
の非反転入力端とを接続している。なお、導体パターン
8の配線経路は、図3における導体パターン41,42
の配線経路と同様である。次に、9は導体パターンであ
り、インバータ4の出力端と、差動増幅器6,7の反転
入力端とを接続するとともに、導体パターン8に沿って
(近接して)配置されている。
【0011】上記構成において、クロック信号CLK1
が“1”(例えば5V)になると、反転クロック信号−
CLK1は“0”(0V)になり、差動増幅器6,7か
ら“1”信号が出力される。逆に、クロック信号CLK
1が“0”になると、差動増幅器6,7から“0”信号
が出力される。これら差動増幅器6,7の出力信号はバ
ッファ回路2,3を介して導体パターン43に供給され
る。従って、導体パターン43上のクロック信号CLK
2は、若干の遅れを伴ってクロック信号CLK1と同様の
波形を有することになる。
が“1”(例えば5V)になると、反転クロック信号−
CLK1は“0”(0V)になり、差動増幅器6,7か
ら“1”信号が出力される。逆に、クロック信号CLK
1が“0”になると、差動増幅器6,7から“0”信号
が出力される。これら差動増幅器6,7の出力信号はバ
ッファ回路2,3を介して導体パターン43に供給され
る。従って、導体パターン43上のクロック信号CLK
2は、若干の遅れを伴ってクロック信号CLK1と同様の
波形を有することになる。
【0012】これら信号CLK1,−CLK1およびCL
K2の波形を図2(a)〜(c)に示す。ここで、時刻t2
においてクロック信号CLK1にノイズが乗った場合を
想定する。導体パターン9は導体パターン8に沿って配
設されているから、導体パターン9には導体パターン8
とほぼ同形のノイズが乗ることになる。従って、差動増
幅器6,7の反転/非反転入力端における電圧レベルの
差は、ノイズが無い場合とほぼ同様になる。すなわち、
クロック信号CLK2においては、ノイズの影響が殆ど
除去されることになる。
K2の波形を図2(a)〜(c)に示す。ここで、時刻t2
においてクロック信号CLK1にノイズが乗った場合を
想定する。導体パターン9は導体パターン8に沿って配
設されているから、導体パターン9には導体パターン8
とほぼ同形のノイズが乗ることになる。従って、差動増
幅器6,7の反転/非反転入力端における電圧レベルの
差は、ノイズが無い場合とほぼ同様になる。すなわち、
クロック信号CLK2においては、ノイズの影響が殆ど
除去されることになる。
【0013】なお、上記実施例にあっては、比較回路と
して差動増幅器6,7を用いた場合を説明したが、比較
回路は差動増幅器以外の種々のものを用いてもよい。ま
た、図1,図3に示した回路配置は一例に過ぎず、本発
明はデジタル信号を伝送するあらゆる回路に適用するこ
とが可能である。
して差動増幅器6,7を用いた場合を説明したが、比較
回路は差動増幅器以外の種々のものを用いてもよい。ま
た、図1,図3に示した回路配置は一例に過ぎず、本発
明はデジタル信号を伝送するあらゆる回路に適用するこ
とが可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のデジタ
ル信号伝送路によれば、第1および第2の導体パターン
を介して、相互に反転した第1および第2のデジタル信
号を伝送するから、比較回路における比較結果からノイ
ズの影響を殆ど除去することができる。
ル信号伝送路によれば、第1および第2の導体パターン
を介して、相互に反転した第1および第2のデジタル信
号を伝送するから、比較回路における比較結果からノイ
ズの影響を殆ど除去することができる。
【図1】 一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】 一実施例の各部の波形図である。
【図3】 従来の集積回路の回路配置図である。
4・・・・インバータ、6,7・・・・差動増幅器(比較回
路)、8・・・・第1の導体パターン、9・・・・第2の導体パ
ターン。
路)、8・・・・第1の導体パターン、9・・・・第2の導体パ
ターン。
Claims (1)
- 【請求項1】 第1のデジタル信号を伝送する第1の導
体パターンと、 前記第1のデジタル信号を反転した第2のデジタル信号
を出力するインバータと、 前記第1の導体パターンに近接して配設され前記第2の
デジタル信号を伝送する第2の導体パターンと、 伝送された前記第1および第2のデジタル信号の電圧レ
ベルを比較し前記第1のデジタル信号を再生する比較回
路とを具備することを特徴とするデジタル信号伝送路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7112169A JPH08307460A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | デジタル信号伝送路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7112169A JPH08307460A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | デジタル信号伝送路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08307460A true JPH08307460A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14579982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7112169A Pending JPH08307460A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | デジタル信号伝送路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08307460A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6163224A (en) * | 1998-08-24 | 2000-12-19 | Nec Corporation | PLL circuit and method of controlling the same |
WO2001095075A1 (fr) * | 2000-06-02 | 2001-12-13 | Hitachi,Ltd | Circuit integre a semi-conducteur et circuit de distribution du signal d'horloge |
-
1995
- 1995-05-10 JP JP7112169A patent/JPH08307460A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6163224A (en) * | 1998-08-24 | 2000-12-19 | Nec Corporation | PLL circuit and method of controlling the same |
WO2001095075A1 (fr) * | 2000-06-02 | 2001-12-13 | Hitachi,Ltd | Circuit integre a semi-conducteur et circuit de distribution du signal d'horloge |
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