JPH0774625A - Pll発振回路 - Google Patents

Pll発振回路

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JPH0774625A
JPH0774625A JP5219660A JP21966093A JPH0774625A JP H0774625 A JPH0774625 A JP H0774625A JP 5219660 A JP5219660 A JP 5219660A JP 21966093 A JP21966093 A JP 21966093A JP H0774625 A JPH0774625 A JP H0774625A
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JP
Japan
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oscillation
signal
circuit
xck
voltage
Prior art date
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JP5219660A
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Hiroyuki Ohashi
宏行 大橋
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLL発振回路の改善に関し、電圧制御発振
回路をリングオシレータにより構成した場合であって
も、その発振状態を監視し、発振が停止した場合には、
正常な発振状態に自動復帰すること。 【構成】 基準信号CKと発振信号XCKとを比較し位相
差検出信号Sφを出力する位相比較回路11と、位相差
検出信号Sφを電圧に変換する電圧発生回路12と、電
圧と発振ループの遅延値とにより決定される周波数の発
振信号XCKを出力する電圧制御発振回路13と、基準信
号CKと発振信号XCKとを監視して、位相比較回路11
に自己復帰信号RESを出力する制御手段14とを具備
し、位相比較回路11は、電圧制御発振回路13の発振
信号XCKが停止してから一定時間経過後に制御手段14
から供給される自己復帰信号RESに基づいて電圧発生回
路12に位相差検出信号Sφを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図5) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例(図1〜4) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、PLL(Phase Loc
ked Loop :位相固定ループ) 発振回路に関するもの
であり、更に詳しく言えば、VCO(Voltage Contr
olled Oscillator )の誤動作時に自己復帰をする機能
を備えた発振回路に関するものである。
【0003】近年、画像処置装置や音声処理装置の制御
回路にPLL回路を搭載した半導体集積回路(以下LS
Iという)装置が適用される。このPLL回路を搭載し
たLSIを設計する場合に、安定性の見地から水晶発振
子を用いたVCOが使用される。しかし、外部に接続さ
れる部品点数が多くなり、水晶発振子が特に高価とな
る。
【0004】このため、低価格で実現できるリングオシ
レータ構成のVCOが考えられる。しかし、リングオシ
レータを使用したVCOでは、何らかの原因で当該VC
Oのゲート電圧が電源電圧レベルあるいは接地線レベル
に近づくと、それがスイッチの役目を果たさなくなり、
発振機能が停止する。そこで、VCOをリングオシレー
タにより構成した場合であっても、その発振状態を監視
し、発振が停止した場合には、正常な発振状態に自動復
帰することができる発振回路が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図5は、従来例に係る説明図である。図
5(A)は、従来例に係る水晶発振回路を利用した発振
回路の構成図であり、図5(B)は、そのVCOの周波
数特性図をそれぞれ示している。例えば、基準クロック
信号Cinに基づいて一定周波数fの発振信号Cout を出
力する発振回路は、図5(A)において、位相比較回路
1,電圧発生回路2及び水晶発振回路3がループ状に接
続されて成る。水晶発振回路3の外部には、発振回路定
数R,Cや水晶発振子XTLが接続される。
【0006】当該発振回路の機能は、基準クロック信号
Cinと周波数fの発振信号Cout とが比較され、その位
相差検出信号Sφが電圧発生回路2に出力される。電圧
発生回路2では、信号Sφが制御電圧vxに変換され、
それが水晶発振回路3に出力される。これにより、水晶
発振回路3では電源電圧,温度等の変動に対して一定周
波数fの発振信号Cout を出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例によ
ればPLL回路を搭載したLSIを設計する場合に、安
定性の見地から水晶発振子XTLを用いたVCOが使用さ
れる。しかし、外部に接続される部品点数が多くなり、
水晶発振子XTLが特に高価となる。このため、低価格で
実現できるリングオシレータ構成のVCOが考えられ
る。リングオシレータを使用したVCOは、インバータ
素子を奇数段,直列に接続した回路の初段の入力と最終
段の出力とをリング状に接続した単純な回路である。発
振周波数はインバータ素子の遅延時間にのみ依存する。
この遅延時間を外部から出力制御するものがリングオシ
レータを使用したVCOである。
【0008】例えば、VCOの発振周波数はインバータ
素子のn型の電界効果トランジスタのゲート電圧を可変
することにより行われ、それによる遅延時間の変化を周
波数変化として使用する。しかし、図5(B)の周波数
特性図に示すように、何らかの原因で当該トランジスタ
のゲート電圧が電源電圧Vin=「H」レベルあるいは接
地線=「L」レベルに近づくと、当該トランジスタがス
イッチの役目を果たさなくなり、発振機能が停止する。
なお、図5(B)において、横軸は電源電圧Vinであ
り、縦軸は周波数fである。従って、VCOの発振が停
止しないように、何らかの方法により、発振周波数を制
御する必要があるが、通常のデジタル回路では、CPU
(中央演算処理装置)の監視等の負担がかかるため、簡
易的なデジタル出力制御を実現することが困難となると
いう問題がある。
【0009】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、電圧制御発振回路をリングオシレ
ータにより構成した場合であっても、その発振状態を監
視し、発振が停止した場合には、正常な発振状態に自動
復帰することが可能となるPLL発振回路の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のPLL発振回路
は、その一実施例を図1に示すように、基準信号CKと
発振信号XCKとを比較し位相差検出信号Sφを出力する
位相比較回路11と、前記位相差検出信号Sφを電圧に
変換する電圧発生回路12と、前記電圧と発振ループの
遅延値とにより決定される周波数の発振信号XCKを出力
する電圧制御発振回路13と、前記基準信号CKと発振
信号XCKとを監視して、前記位相比較回路11に自己復
帰信号RESを出力する制御手段14とを具備し、前記位
相比較回路11は、電圧制御発振回路13の発振信号X
CKが停止してから一定時間経過後に、制御手段14から
供給される自己復帰信号RESに基づいて電圧発生回路1
2に位相差検出信号Sφを出力することを特徴とする。
【0011】なお、本発明のPLL発振回路において、
前記制御手段14は、前記発振信号XCKの出力状態発振
信号XCKの出力状態に基づいて基準信号CKを計数する
多段アップカウンタ14Aと、前記発振信号XCKの出力停
止状態から一定時間の経過後、前記位相比較回路11に
自己復帰信号RESを出力する多段シフトレジスタ14Bか
ら成ることを特徴とする。
【0012】また、本発明のPLL発振回路において、
前記基準信号CKの周波数が発振信号XCKの周波数と等
しく又は基準信号CKの周波数が発振信号XCKの周波数
よりも高いことを特徴とし、上記目的を達成する。
【0013】
【作 用】本発明のPLL発振回路によれば、図1の実
施例に示すように、位相比較回路11,電圧発生回路1
2,電圧制御発振回路13及び制御手段14を具備し、
制御手段14が多段アップカウンタ14A及び多段シフト
レジスタ14Bから成る。このため、何らの原因で電圧制
御発振回路13の発振信号XCKが停止した場合に、それ
から一定時間経過後に、制御手段14から供給される自
己復帰信号RESに基づいて位相比較回路11から電圧発
生回路12に位相差検出信号Sφを出力することが可能
となる。すなわち、多段アップカウンタ14Aが、当該発
振信号XCKをリセット信号にして基準信号CKをカウン
トし始める。また、それが予め設定されたビット値に達
すると、多段シフトレジスタ14Bから位相比較回路11
に自己復帰信号RESが出力される。
【0014】これにより、発振信号XCKが停止してから
一定時間経過後に、電圧制御発振回路13を自動復帰さ
せることができ、所定の周波数の発振信号XCKを出力す
ることが可能となる。このことで、リングオシレータ構
成の電圧制御発振回路13を用いることにより、分周機
能を持った低価格の発振回路を構成することが可能とな
る。
【0015】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図1〜4は、本発明の実施例に係るP
LL発振回路を説明する図であり、図1は、本発明の実
施例に係るVCOを用いたPLL発振回路の構成図であ
る。図2はその位相比較回路の構成図であり、図3は、
そのVCOの内部構成図である。
【0016】なお、図4は本発明の実施例に係るPLL
発振回路の補足説明図であり、図4(A)は、その制御
手段の多段アップカウンタの構成図であり、図4(B)
は、その制御手段の多段シフトレジスタの構成図であ
る。図4(C)は、その自己復帰を説明する信号波形図
をそれぞれ示している。例えば、分周回路に適用可能
で、自己復帰機能を備えたPLL発振回路は、図1にお
いて、位相比較回路11,電圧発生回路12,電圧制御
発振回路13及び制御手段14がループ状に接続されて
成る。
【0017】すなわち、位相比較回路11は基準信号C
Kと発振信号XCKとを比較し位相差検出信号Sφを出力
する回路である。なお、本発明の実施例では基準信号C
Kの周波数が発振信号XCKの周波数よりも高い場合につ
いて説明をする。例えば、基準信号CKには、当該回路
が内蔵されるシステムの最大周波数のクロック信号を使
用する。
【0018】位相比較回路11は図2に示すように、信
号入力部15,比較判定部16及び信号出力部17から
成る。信号入力部15は4つの二入力NAND回路NA
1〜NA4及び2つの二入力NAND回路NA1〜NA
5,NA6から成り、自己復帰信号RESに基づいて基準
信号CKと発振信号XCKとをラッチする。比較判定部1
6は四入力NAND回路NA7 から成り、基準信号CK
と発振信号XCKとを比較判定する。信号出力部17は2
つの四入力NAND回路NA8,NA9,3つインバー
タ INV1〜 INV3,2つの二入力NOR回路NR1,N
R2,1つの二入力排他論理和回路EOR及びスリース
テートバッファTBから成り、基準信号CKと発振信号
XCKとの比較結果として位相差検出信号Sφを自己復帰
信号RESに基づいて電圧発生回路12に出力する。
【0019】電圧発生回路12は位相差検出信号Sφを
電圧vxに変換する回路である。電圧発生回路12は、
図2に示すように、インバータ INV,抵抗素子R1〜R
3及び静電容量Cから成り、低域フィルタ回路を構成す
る。電圧制御発振回路(以下単にVCOという)13は
電圧に基づいて所望周波数の発振信号XCKを出力する回
路である。VCO13は図3に示すように、8個のp型
電界効果トランジスタTP1〜TP8と、8個のn型電界効
果トランジスタTN1〜TN8と、1個のトランスファーゲ
ートTGから成る。
【0020】トランジスタTP1,TP2及びTN1,TN2は
入力回路を構成し、制御信号PDに基づいてトランスフ
ァーゲートTG及びリングオシレータのゲート制御をす
る。例えば、制御信号PD=「H」レベルにより、ゲー
トTG及びトランジスタTP2をOFF動作させ、トランジ
スタTN2をON動作させる。また、制御信号PD=
「L」レベルにより、ゲートTG及びトランジスタTP2
をON動作させ、トランジスタTN2をOFF動作させる。
【0021】トランスファーゲートTGはp型,n型の
電界効果トランジスタから成り、制御信号PD=「L」
レベルにより、電圧vxを各トランジスタTN3〜TN7の
ゲートに供給する。また、信号PD=「H」レベルによ
り、電圧vxの供給が遮断され、ゲートTGの出力が
「L」レベルに固定される。トランジスタTP3〜TP7及
びTN3〜TN7はリングオシレータを構成し、本発明の実
施例では5段のインバータの場合である。すなわち、本
発明の実施例に係るリングオシレータはトランジスタT
P3とTN3,TP4,TN4,TP5とTN5,TP6とTN6,TP7
とTN7のドレイン同士が接続され、各トランジスタTP3
〜TP7のソースが電源線VCCに接続される。また、各ト
ランジスタTN3〜TN7のソースが接地線GNDに接続さ
れ、後段のゲートが前段の共通ドレインに接続される。
なお、初段のゲートと終段の共通ドレインとが接続され
てリング状を成し、各トランジスタTN3〜TN7のゲート
が共通に接続されてトランスファーゲートTGに接続さ
れる。
【0022】当該リングオシレータの発振周波数は各イ
ンバータの遅延時間にのみ依存する。この遅延時間を制
御信号PDと電圧vxにより出力制御する。これがリン
グオシレータの動作原理である。例えば、VCO13の
発振周波数はトランジスタTN3〜TN7の各ゲートに供給
する電圧vxを可変することにより行われ、それによる
遅延時間の変化を周波数変化として利用する。なお、基
準信号CKに対する発振周波数を大きく変える場合に
は、インバータ段数を増加する。
【0023】トランジスタTP8,TN8は出力回路を構成
し、リングオシレータから出力される発振信号XCKを
位相比較回路11,多段アップカウンタ14A及び他の信
号処理回路に出力する。制御手段14は基準信号CKと
発振信号XCKとを監視して、位相比較回路11に自己復
帰信号RESを出力するものである。例えば、制御手段1
4は多段アップカウンタ14A及び多段シフトレジスタ14
Bから成る。
【0024】多段アップカウンタ14Aは、発振信号XCK
の出力状態に基づいて基準信号CKを計数するものであ
る。例えば、多段アップカウンタ14Aは図4(A)に示
すように、データ入力Dと出力XQ及びCKとが接続さ
れたn個のフリップ・フロップ回路FF11〜FF1nから
成り、発振信号XCKをリセット信号にして、基準信号C
Kを計数し、その桁溢れ信号XQを多段シフトレジスタ
14Bに出力する。なお、カウンタ14Aは発振信号XCKが
出力されている間はカウントクリアを継続し、VCOの
発振が停止した場合には、基準信号CKがカウントアッ
プされ、そのビット数分のカウントを行った後、当該カ
ウンタ14Aをクリアする。
【0025】多段シフトレジスタ14Bは図4(B)に示
すように、データ入力Dと出力XQが接続されたm個の
フリップ・フロップ回路FF21〜FF2nから成り、基準
信号CKとシフトクロック信号SREとに基づいて桁溢れ
信号XQを順次保持する。これにより、発振信号XCKの
出力停止状態から一定時間の経過後に、多段シフトレジ
スタ14Bの終段のフリップ・フロップ回路FF2nから位
相比較回路11に自己復帰信号RESを出力することが
できる。
【0026】次に、本発明の実施例に係るPLL発振回
路の動作について図4(C)を参照しながら説明をす
る。例えば、図1に示すように基準信号CKと発振信号
XCKとが位相比較回路11により入力される状態であっ
て、制御信号PD=「L」レベルが入力される状態で、
図4(C)において、何らかの原因で発振信号XCKが停
止すると、多段アップカウンタ14Aのリセットが解除さ
れる。具体的には、当該発振信号XCK=「L」レベルを
リセット信号にして基準信号CKをカウントし始める。
【0027】また、図4(C)において、予め設定され
たビット値に達すると、多段シフトレジスタ14Bから位
相比較回路11に自己復帰信号RES=「1」が出力され
る。これにより、位相比較回路11がクリアされ、当該
回路11では基準信号CKと発振信号XCK=「0」とが
比較され、位相差検出信号Sφが電圧発生回路12に出
力される。
【0028】この際に、本発明の実施例では基準信号C
Kの周波数が発振信号XCKの周波数よりも高いことか
ら、位相比較回路11の信号入力部15により基準信号
CKに基づいて発振信号XCKがラッチされ、比較判定部
16では基準信号CKと発振信号XCKとが比較判定さ
れ、その比較結果として位相差検出信号Sφが自己復帰
信号RESに基づいて電圧発生回路12に出力される。
【0029】当該位相差検出信号Sφは電圧発生回路1
2により電圧vxに変換され、それがVCO13に出力
される。ここで、VCO13では制御信号PD=「L」
レベルにより、トランスファーゲートTG及びトランジ
スタTP2がON動作され、トランジスタTN2がOFF動作
される。これにより、電圧vxが各トランジスタTN3〜
TN7のゲートに供給される。VCO13が徐々に発振可
能な状態になり、発振し始めたと同時にカウンタ14Aが
クリアされ、通常動作に戻る。
【0030】従って、リングオシレータから所望周波数
の発振信号XCKが発生され、それが位相比較回路11,
多段アップカウンタ14A及び他の信号処理回路に出力さ
れ、自己復帰動作を終了する。このようにして、本発明
の実施例に係るPLL発振回路によれば、図1に示すよ
うに位相比較回路11,電圧発生回路12,VCO1
3,多段アップカウンタ14A及び多段シフトレジスタ14
Bを具備する。
【0031】このため、電圧変動,温度変化等の何らの
原因で発振信号XCKが停止すると、多段アップカウンタ
14Aが、当該発振信号XCKをリセット信号にして基準信
号CKをカウントし始める。また、それが予め設定され
たビット値に達すると、多段シフトレジスタ14Bから位
相比較回路11に自己復帰信号RESが出力される。これ
により、発振信号XCKが停止してから一定時間経過後
に、VCO13を自己復帰させることができ、正常な発
振状態に自動復帰することが可能となる。このことで、
リングオシレータ構成のVCOを用いることにより、低
価格のPLL発振回路を構成することが可能となる。
【0032】なお、本発明の発振回路は、使用システム
によって違いはあるが、VCO13の発振が瞬間的に停
止ても、その動作に支障の無い用途に限定される。しか
し、VCO13が停止した場合に、正常に動作させるた
めの特別な制御信号を外部入力する必要がなく、また、
PLL発振回路をデジタル回路により構成することが可
能となる。さらに、発振停止状態を発振回路内部で検出
しているので、特別な外部検出回路及び制御端子が不要
となる。
【0033】本発明の実施例では基準信号CKの周波数
が発振信号XCKの周波数よりも高い場合について説明を
したが、基準信号CKの周波数が発振信号XCKの周波数
と等しい場合であっても、同等な効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPLL発
振回路によれば、位相比較回路,電圧発生回路,電圧制
御発振回路及び制御手段を具備し、当該制御手段が多段
アップカウンタ及び多段シフトレジスタから成る。この
ため、何らの原因で電圧制御発振回路が停止した場合で
あっても、多段アップカウンタにより、リセットが解除
され、基準信号がカウントされる。これに基づいて多段
シフトレジスタから位相比較回路に自己復帰信号が出力
される。このことで、発振信号が停止してから一定時間
経過後に、電圧制御発振回路を自動復帰させることがで
き、正常な発振状態に自動復帰することが可能となる。
【0035】これにより、リングオシレータ構成の電圧
制御発振回路を内蔵し、かつ、分周機能を持った低価格
のデジタル発振回路の提供に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るVCOを用いたPLL発
振回路の構成図である。
【図2】本発明の実施例に係る位相比較回路の構成図で
ある。
【図3】本発明の実施例に係るVCOの内部構成図であ
る。
【図4】本発明の実施例に係るPLL発振回路の補足説
明図である。
【図5】従来例に係る水晶発振子を用いたPLL発振回
路の説明図である。
【符号の説明】
11…位相比較回路、 12…電圧発生回路、 13…電圧制御発振回路、 14…制御手段、 14A…多段アップカウンタ、 14B…多段シフトレジスタ、 CK…基準信号、 XCK…発振信号、 vx…電圧、 PD…制御信号、 SRE…シフトクロック信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03L 7/095

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号(CK)と発振信号(XCK)と
    を比較し位相差検出信号(Sφ)を出力する位相比較回
    路(11)と、前記位相差検出信号(Sφ)を電圧に変
    換する電圧発生回路(12)と、前記電圧と発振ループ
    の遅延値とにより決定される周波数の発振信号(XCK)
    を出力する電圧制御発振回路(13)と、前記基準信号
    (CK)と発振信号(XCK)とを監視して、前記位相比
    較回路(11)に自己復帰信号(RES)を出力する制御
    手段(14)とを具備し、 前記位相比較回路(11)は、電圧制御発振回路(1
    3)の発振信号XCKが停止してから一定時間経過後に、
    制御手段(14)から供給される自己復帰信号(RES)
    に基づいて電圧発生回路(12)に位相差検出信号(S
    φ)を出力することを特徴とするPLL発振回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発振回路において、前記
    制御手段(14)は、前記発振信号(XCK)の出力状態
    に基づいて基準信号(CK)を計数する多段アップカウ
    ンタ(14A)と、前記発振信号(XCK)の出力停止状態
    から一定時間の経過後、前記位相比較回路(11)に自
    己復帰信号(RES)を出力する多段シフトレジスタ(14
    B)から成ることを特徴とするPLL発振回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のPLL発振回路におい
    て、前記基準信号(CK)の周波数が発振信号(XCK)
    の周波数と等しく又は基準信号(CK)の周波数が発振
    信号(XCK)の周波数よりも高いことを特徴とするPL
    L発振回路。
JP5219660A 1993-09-03 1993-09-03 Pll発振回路 Withdrawn JPH0774625A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0987822A3 (en) * 1998-08-24 2000-08-30 Nec Corporation PLL circuit having a ring oscillator and method of controlling the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0987822A3 (en) * 1998-08-24 2000-08-30 Nec Corporation PLL circuit having a ring oscillator and method of controlling the same
US6163224A (en) * 1998-08-24 2000-12-19 Nec Corporation PLL circuit and method of controlling the same

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