JP2979580B2 - 農用走行車体 - Google Patents

農用走行車体

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JP2979580B2
JP2979580B2 JP11645190A JP11645190A JP2979580B2 JP 2979580 B2 JP2979580 B2 JP 2979580B2 JP 11645190 A JP11645190 A JP 11645190A JP 11645190 A JP11645190 A JP 11645190A JP 2979580 B2 JP2979580 B2 JP 2979580B2
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hydraulic
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shaft
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石田  伊佐男
玉井  利男
塩崎  孝秀
清家  理伯
神谷  寿
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、田植用等の作業機部分を装着して使用する
農作業機等の動力走行車体に関する。
[従来の技術] 従来、特開昭63−258219号公報に示されているよう
に、エンジンから液圧式無段変速装置を介して車輪へ伝
動する構成とし、エンジンと液圧式無段変速装置の間に
主クラッチを設けた動力走行車体があった。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来のものは、駆動走行中に停止しようとして主
クラッチを操作すると、エンジンから車輪への伝動は遮
断されて駆動走行は中断されるが、慣性走行により車輪
から油圧式無段変速装置が逆駆動される状態となって、
慣性走行に大きな抵抗を生じ、車体が急停車して不安定
な操縦状態となるという問題があった。また、他の油圧
機器用の油圧ポンプを油圧式無段変速装置で変速された
後の動力で駆動する構成とすると、油圧式無段変速装置
の変速状態によってポンプの駆動力が変動すると共に、
油圧式無段変速装置の出力側に設けたクラッチを切る
と、油圧ポンプまで非駆動状態となるという問題点があ
った。
[課題を解決するための手段] そこで、上記課題を解決するために、本発明は次のよ
うな構成とした。
すなわち、本発明にかかる農用走行車体は、機体の走
行速度を無段階に変速する油圧式無段変速装置と他の油
圧装置とを備えた農用走行車体において、油圧式無段変
速装置よりも伝動下手側にクラッチを設けた構成とする
とともに、前記油圧式無段変速装置により変速される前
の動力により当該油圧式無段変速装置とは別の油圧ポン
プを駆動する構成としたことを特徴としている。
[作 用] この発明の農用走行車体は、駆動走行中に停止するた
めクラッチを操作すると、エンジンから車輪への伝動は
遮断されて駆動走行が中断される。このとき、慣性走行
による車輪からの油圧式無段変速装置への逆駆動がな
く、従来の走行車体のように車体が急停車して不安定な
操縦状態となるという問題が解消され、良好に操縦でき
るものとなる。また、他の油圧機器用の油圧ポンプが油
圧式無段変速装置で変速される前の動力で駆動されるの
で、当該油圧ポンプの駆動状態が安定する。
[実施例] 以下、図面にあらわされた実施例について説明する。
第1図および第2図は本発明の1実施例の全体図、第
3図はその伝動系統図である。この農作業機1は、農用
走行車体2の後部に設けたリンク装置3に田植用の作業
機部分4が装着されているとともに、該作業機部分とは
別に施肥装置5が装備されており、施肥田植機として使
用される。
農用走行車体2は、前後に配した左右一対の縦パイプ
とこれらを互いに連結する部材等で平面視枠形のフレー
ム6が構成され、該フレームの中間部後方寄りの位置に
エンジン10が設けられ、その前方に主クラッチ11、トラ
ンスミッション12、フロントデフ装置14、植付クラッチ
15等を収納するミッションケース16が設けられている。
ミッションケース16には、前部にHST(液圧(油圧)式
無段変速装置)18、後部に油圧ポンプ19がそれぞれ取り
付けられている。さらに、車体の前端部にあたるHST18
の前方位置に、リヤデフ装置21、サイドブレーキ装置2
2,22および後記ステアリング装置60のギヤ部23を収納す
るフロントケース24が設けられている。ミッションケー
ス16の後部側方に左右のフロントアクスルケース26,26
が突設され、その端部に前輪支持ケース27,27が変向自
在に支持されている。この前輪支持ケースの下端部外側
面に突設した前輪軸28a,28aに前輪28,28が軸支されてい
る。また、フレーム6の後端部には、左右両端部に後輪
支持ケース31,31を取り付けた水平杆32がローリング自
在に支持されている。後輪支持ケースの外側方に突設し
た後輪軸33a,33aに後輪33,33が軸支されている。
エンジン出力軸10aの回転動力は、ベルト37を介して
油圧ポンプ19の駆動軸19aに伝えられるとともに、さら
にベルト38を介して油圧ポンプ駆動軸19aからHST18の入
力軸40に伝動される。なお、39(a〜d)はベルト37,3
8が張架されるプーリ、39eはベルト37に張力を与えるテ
ンションローラである。
第4図はHSTの油圧回路図で、図中の40は入力軸、41
は油圧ポンプ、42はチャージポンプ、43はコントロール
バルブ、44はアンロードバルブ、45は油圧モータ、46は
出力軸である。入力軸40に入力された回転動力は、油圧
の作用で所定の変速比に変速して出力軸46に出力され
る。出力軸46の回転方向および変速比は油圧ポンプ41の
斜板角度を変えることにより調節される。この斜板の操
作はHSTレバー47で行なう。上記メイン出力軸46とは別
に図示を省略したPTO出力軸が設けられており、このPTO
出力軸によってHST18自身を冷却するためのファン48を
駆動するようになっている。
HST18の出力は主クラッチ11を経由してトランスミッ
ション12に伝動され、該トランスミッションで適宜変速
されて前輪駆動出力、後輪駆動出力および作業部駆動出
力として取り出される。前輪駆動出力は、フロントデフ
装置14、フロントアクスルケース26,26内に支承された
左右のフロントアクスル50,50、および前輪支持ケース2
7,27内の伝動機構を介して前輪軸28a,28aに伝えられ
る。後輪駆動出力は、伝動軸51を介してリヤデフ装置21
に伝えられ、フロントケース24の背面両側部から後方に
突出する出力軸53,53に出力される。さらに、この出力
軸53,53から後輪伝動軸54,54を介して後輪支持ケース3
1,31に伝動される。なお、リヤデフ装置21から出力軸5
3,53に伝動する途中にサイドブレーキ装置22,22が設け
られている。また、作業部駆動出力は、植付クラッチ15
に伝えられ、該植付クラッチから作業部伝動軸56を介し
て伝動ケース57に伝えられる。伝動ケース57には、作業
機部分4に伝動する植付PTO軸58と施肥装置5に伝動す
る施肥PTO軸59が突設されている。
この農用走行車体2は、伝動経路におけるHST18とト
ランスミッション12の間に主クラッチ11が設けられてい
るので、路上走行時等にクラッチを切ったときにHST18
がロック状態になることがなく、衝撃的な急停車をする
ことがない。また、クラッチ切の状態でもHST冷却ファ
ン48が回転するので、HST18のオーバーヒートが防止さ
れる。HSTレバー47を中立にしておくと、HST18がロック
状態に保たれ車体が完全停止するので、坂道での発進、
停止をスムースに行なうことができる。
また、ステアリング装置60は、操作用のステアリング
ハンドル61、該ステアリングハンドルが取り付けられる
ステアリングシャフト62、該ステアリングシャフトの下
端部と前記ギヤ部23とを結ぶステアリング伝動軸63、ギ
ヤ部23の下方に設けられたピットマンアーム64等からな
り、ピットマンアーム64の左右両端部と前記前輪支持ケ
ースのタイロッドアーム65,65がタイロッド66,66で連結
されている。ステアリングハンドル61に加えられた回転
力は、ステアリングシャフト62およびステアリング伝動
軸63を介してギヤ部23に伝えられ、該ギヤ部のギヤ機構
で逆転かつ減速してピットマンアーム64に伝えられる。
ピットマンアーム64の動作がタイロッド66,66を介して
前輪支持ケース27,27に伝えられ、前輪28,28が変向させ
られるのである。図示のように、ステアリングシャフト
62はステアリングハンドル61が適正な取付角度になるよ
う傾斜させて設けられ、ステアリング伝動軸63はHST18
とリヤデフ装置21の間隔部に垂直に設けられている。こ
のため、車体の前輪部にリヤデフ装置21を設けたにも拘
わらず、前輪軸28aの前方部分の突出量が大きくなって
いない。
リンク装置3は、フレーム6の後端部に立設した支持
枠70に上リンク71と下リンク72が回動自在に支持され、
これら上下リンクの後端部に連結枠74が取り付けられて
いる。そして、この連結枠74に作業機部分4がローリン
グ可能に装着される。また、前記エンジン10の下方にリ
ンク装置駆動用の油圧シリンダ75が枢着されており、該
油圧シリンダのロッドに上リンク71の基部から垂設した
スイングアーム76の下端部が連結されている。油圧シリ
ンダ75を伸縮させると、連結枠74がほぼ一定姿勢に保持
されたままで上下動させられ、これに装着した作業機部
分4が昇降させられる。
そして、これらシャシの上にボディ80が被せられると
ともに、エンジンルーム81の上方位置に操縦席82が設置
される。
作業機部分4は、前記植付PTO軸58から伝動される伝
動ケース90と、該伝動ケースの前方に前側が上位となる
ように傾斜して設けられている苗載台91と、1条当り2
組づつの植付杆92,…とを備え、苗載台91が左右に往復
動して台上の苗を所定の苗取出口に1株分づつ供給しつ
つ、植付杆92が所定の軌跡を描きながら上下運動を行な
い、前記苗取出口に供給された苗を植付杆の先端部に設
けられた植付爪92aで挾持して圃場に植え付けてゆくよ
うになっている。なお、苗載台91が左右行程の端部に到
達して横1列分の苗を苗取出口に供給し終えると、ベル
ト式の苗送り装置93が作動して苗を1列分だけ下方に移
送する。作業機部分4の下側には、センターフロート95
と左右一対のサイドフロート96,96が取り付けられてい
る。
施肥装置5は、肥料を貯えておく肥料タンク101と、
前記施肥PTO軸59を介して駆動され肥料タンク内の肥料
を下方に繰り出す繰出し器102を支持枠70の上方に備
え、繰出し器102から繰り出された肥料が肥料パイプ103
を通って下方に導かれ、作溝器104によって圃場に形成
された施肥溝に供給されるようになっている。また、エ
ンジンルーム81にはブロワ106が設けられ、該ブロワに
よって吸引されたエンジンルーム内の熱気を施肥パイプ
103内に送り込むことにより、パイプ内で肥料が固化す
るのを防止するようになっている。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明にかかる農用走行車体
は、油圧式無段変速装置18よりも伝動下手側にクラッチ
11が設けられているので、このクラッチ11を操作して停
車した時、慣性走行による車輪28,28,33,33からの油圧
式無段変速装置18への逆駆動がなく、従来の走行車体の
ように車体が急停車して不安定な操縦状態となるという
問題が解消され、良好に操縦できるものとなった。しか
も、油圧式無段変速装置18により変速される前の動力に
より油圧式無段変速装置とは別の油圧ポンプ19を駆動す
る構成としたので、他の油圧装置は、油圧式無段変速装
置18の変速状態によって変動して駆動されることがな
く、なおかつ、前記のようにクラッチ11を操作して停車
した時に非駆動状態になることもなく、適正状態で油圧
駆動されるよう構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる農用走行車体の1実施例である
施肥田植機の側面図、第2図はその平面図、第3図はそ
の伝動系統図、第4図はHSTの油圧回路図である。 1……施肥田植機、2……農用走行車体、3……リンク
装置、4……作業機部分、5……施肥装置、10……エン
ジン、11……主クラッチ、12……トランスミッション、
14……フロントデフ装置、15……植付クラッチ、16……
ミッションケース、18……HST(油圧式無段変速装
置)、21……リヤデフ装置、24……フロントケース、28
……前輪、28a……前輪軸、33……後輪、33a……後輪
軸、61……ステアリングハンドル、63……ステアリング
伝動軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (56)参考文献 実開 昭64−44833(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 17/00 - 23/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の走行速度を無段階に変速する油圧式
    無段変速装置18と他の油圧装置とを備えた農用走行車体
    において、油圧式無段変速装置18よりも伝動下手側にク
    ラッチ11を設けた構成とするとともに、前記油圧式無段
    変速装置18により変速される前の動力により当該油圧式
    無段変速装置とは別の油圧ポンプ19を駆動する構成とし
    たことを特徴とする農用走行車体。
JP11645190A 1990-05-02 1990-05-02 農用走行車体 Expired - Lifetime JP2979580B2 (ja)

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JPH0415126A JPH0415126A (ja) 1992-01-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004056603A1 (ja) * 2002-12-19 2004-07-08 Yanmar Agricultural Equipment Co., Ltd. 作業車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004056603A1 (ja) * 2002-12-19 2004-07-08 Yanmar Agricultural Equipment Co., Ltd. 作業車
CN1328940C (zh) * 2002-12-19 2007-08-01 洋马农机株式会社 作业车

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