JP3274863B2 - 乗用走行車体 - Google Patents

乗用走行車体

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JP3274863B2
JP3274863B2 JP21736190A JP21736190A JP3274863B2 JP 3274863 B2 JP3274863 B2 JP 3274863B2 JP 21736190 A JP21736190 A JP 21736190A JP 21736190 A JP21736190 A JP 21736190A JP 3274863 B2 JP3274863 B2 JP 3274863B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用田植機等に装備される乗用走行車体に
関するものである。
【0002】
【従来技術と発明が解決しようとする課題】
従来、液圧式無段変速装置をミッションケースの上部
若しくは側部に配置した乗用走行車体があるが、比較的
に重い液圧式無段変速装置とミッションケースとを車体
の前後方向で同じ位置に配置すると、車体の前後バラン
スが悪くなり、良好な走行性能が発揮し難い構成であっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、エンジン10の
動力を、液圧式無段変速装置12とミッションケース11内
の変速伝動機構とを経て走行用車輪18,23に伝動する乗
用走行車体において、ミッションケース11の前後方向片
側にエンジン10を配置し、ミッションケース11の前後方
向他方側に液圧式無段変速装置12を配置すると共に、ミ
ッションケース11と液圧式無段変速装置12とを機体側面
視で少なくとも一部が重ねる位置に配置して、該両者が
重なった部分で液圧式無段変速装置12の出力軸36にてミ
ッションケース11内に動力を伝達し、液圧式無段変速装
置12の出力軸36と反対側の側面に入力軸30を設けてエン
ジン10の動力を液圧式無段変速装置12に伝動する構成と
したことを特徴とする乗用走行車体としたものである。
【0004】
【発明の作用効果】
本発明は、エンジン10の動力を、液圧式無段変速装置
12とミッションケース11内の変速伝動機構とを経て走行
用車輪18,23に伝動する乗用走行車体において、ミッシ
ョンケース11の前後方向片側にエンジン10を配置し、ミ
ッションケース11の前後方向他方側に液圧式無段変速装
置12を配置した乗用走行車体としたものであるから、比
較的に重いエンジン10と液圧式無段変速装置12とをミッ
ションケース11に対して前後に振り分けて配置した構成
となり、車体の前後バランスが良くて、良好な走行性能
を発揮できる乗用走行車体を得ることができる。 また、ミッションケース11と液圧式無段変速装置12と
を機体側面視で少なくとも一部が重ねる位置に配置し
て、該両者が重なった部分で液圧式無段変速装置12の出
力軸36にてミッションケース11内に動力を伝達し、液圧
式無段変速装置12の出力軸36と反対側の側面に入力軸30
を設けてエンジン10の動力を液圧式無段変速装置12に伝
動する構成としたものであるから、前記のようにミッシ
ョンケース11の前後方向片側にエンジン10を配置しミッ
ションケース11の前後方向他方側に液圧式無段変速装置
12を配置した構成に相乗して、ミッションケース11と液
圧式無段変速装置12とを機体側面視で少なくとも一部が
重ねる位置に配置することにより、機体前後長さを短く
構成できて車体の前後バランスを良くすることができ、
然も、ミッションケース11と液圧式無段変速装置12とが
重なった部分で液圧式無段変速装置12の出力軸36にてミ
ッションケース11内に動力を伝達し、液圧式無段変速装
置12の出力軸36と反対側の側面に入力軸30を設けてエン
ジン10の動力を液圧式無段変速装置12に伝動する構成と
したので、伝動経路が簡単な構成となり簡潔でコンパク
トとな構成の乗用走行車体を得ることができる。
【0005】
【実施例】
第1図乃至第9図は本発明にかかる乗用農作業機であ
る乗用田植機の1実施例をあらわし、この乗用田植機1
は、乗用走行車体2の後部に設けたリンク装置3に植付
作業部4が装着される。
【0006】 走行車体2は、平面視枠形のフレーム6の後方寄り中
間部にエンジン10が搭載され、その前方にミッションケ
ース11とHST(液圧式無段変速装置)12が設置されてい
る。なお、ミッションケース11は前部11aが左右一方
(図示例では右側)に片寄った形状に形成され、該前部
の左側面に隣接してHST12が配置されており、ミッショ
ンケース本体部11bとHST12との間隔部に後記ステアリン
グアセンブリの伝動軸104が押通されている。また、ミ
ッションケース11の後部上面部には、植付作業部昇降用
およびパワーステアリング駆動用油圧装置の油圧ポンプ
15が一体に設けられている。ミッションケース本体部11
bから左右に突設されたフロントアクスルケース16,16の
先端部に前輪支持ケース17,17が設けられ、その下端部
に前輪18,18が軸支されている。また、フレーム6の後
端部に突設したローリング軸20にローリング杆21がロー
リング自在に支持され、該ローリング杆21の左右両端部
に設けたリヤケース22,22に後輪23,23が軸支されてい
る。
【0007】 エンジン出力軸10aの回転動カはベルト27を介して油
圧ポンプの駆動軸14aに伝えられるとともに、さらにベ
ルト28を介して油圧ポンプ駆動軸14aからHST12の入力軸
30に伝えられる。なお、入力軸30にはHST冷却用のファ
ン37が取り付けられている。 第6図はHST12の油圧回路図で、図中の30は入力軸、3
1はHST用油圧ポンプ、32はチャージポンプ、33はコント
ロールバルブ、34はアンロードバルブ、35は油圧モー
タ、36は出力軸である。入力軸30に入力された回転動力
は、油圧の作用で所定の変速比に変速して出力軸36に出
力される。油圧ポンプ31の斜板角度を変えることによ
り、出力軸36の回転方向および変速比が調節され、走行
速度を「0」から「高速」まで連続的に変化させること
ができる。
【0008】 ミッションケース11の内部には、第7図に示すよう
に、主変速装置50、株間変速装置51、リヤデフ装置52、
フロントデフ装置53、ブレーキ装置54等が内蔵されてい
る。 主変速装置50としては、ミッション一次軸56の定位置
に嵌合するギヤ筒57にギヤ部G1,G2が形成されていると
ともに、走行二次軸58に摺動自在に嵌合するギヤ筒59に
ギヤ部G3,G4が形成されており、シフタ61でギヤ筒59を
走行二次軸58に沿って摺動させてギヤチェンジを行な
う。G1とG3が噛合すると高速の走行速になり、G2とG4が
噛合すると低速の作業速になる。走行二次軸58の回転は
ギヤ62によってリヤデフ装置52に伝えられる。
【0009】 リヤデフ装置52は、前記ギヤ62に噛合するギヤ部64a
が外周部に形成された容器64を具え、該容器に一次ベベ
ルギヤ65,65と二次ベベルギヤ66,66が互いに噛合する状
態で収納されている。二次ベベルギヤ66,66が取り付け
られている左右のリヤアクスル68,68は外方に延出さ
れ、ベベルギヤ69,70,…を介して前後方向のリヤ出力軸
72,72に伝動連結されている。そして、このリヤ出力軸7
2,72のミッションケース11から突出した後端部に、前記
リヤケース22,22に伝動する後輪伝動軸73,73がユニバー
サルジョイント74,74を介して接続されている。旋回時
等に左右のリヤアクスル68,68に加わる負荷に差異が生
じると、その負荷量に応じて走行二次軸58から両アクス
ルに伝動される駆動力の比率が適宜変動する。
【0010】 ブレーキ装置54は、第8図に示すように、ブレーキ軸
であるリヤアクズル68の外端部に取り付けられたディス
ク40にプレッシャプレート41を押し付けて制動するディ
スクブレーキである。ブレーキシフタのシャフト43は外
周面に軸方向の切欠部44が形成されており、該切欠部が
プレッシャプレート41に対向する角度にシャフト43があ
るときはブレーキが作用せず、この位置よりレバー45で
シャフト43を所定方向に回動させると、該シャフトの円
周状外周面がプレッシャプレート41をディスク40側に押
してブレーキが作用する。このように、切欠部を設けた
シャフトを回動させてプレッシャプレートを駆動するよ
うにブレーキシフタを構成することにより、シフタの構
成部品数を少なくすることができる。
【0011】 フロントデフ装置53も上記リヤデフ装置52と同様の構
成で、容器76の内部に一次ベベルギヤ77,77、二次ベベ
ルギヤ78,78が収納され、該二次ベベルギヤを取り付け
たフロントアクスル79,79が前記フロントアクスルケー
ス16,16内に嵌装されている。リヤデフ装置の容器64に
形成されたギヤ部64bとフロントデフ装置の容器76に形
成されたギヤ部76aとが互いに噛合しており、走行二次
軸58の駆動力が容器64を介して容器76に伝動される。 株間変速装置51としては、ミッション一次軸56に摺動
自在に嵌合するギヤ筒81にギヤG5,G6が形成されている
とともに、クラッチ軸82の定位置に嵌合するギヤ筒83に
ギヤG7,G8が形成されており、シフタ84でギヤ筒81をミ
ッション一次軸56に沿って摺動させてギヤチェンジを行
なう。G5とG7が噛合すると高速伝動が行なわれ、G6とG8
が噛合すると低速伝動が行なわれる。
【0012】 クラッチ軸82から隣の中間軸87へはギヤ85,86を介し
て伝動されるが、この部分に安全クラッチ88が設けられ
ている。すなわち、安全クラッチ88として、ギヤ85はク
ラッチ軸82に対し回転自在かつ摺動自在に嵌合してお
り、クラッチ軸81に嵌着された一次側爪板89に対向させ
て、ギヤ89に二次側爪板90が固着されている。常時はス
プリング91の張力によって両爪板89,90が咬合し、クラ
ッチ軸81から中間軸84へ伝動が行なわれるが、作業部に
一定力以上が加わると、スプリング91の力に抗して爪板
89,90の咬合が外れ、伝動が停止されるのである。
【0013】 さらに、中間軸84からPTO出力軸93にベベルギヤ94,95
を介して伝動されるが、この部分には植付クラッチ97が
設けられている。すなわち、この植付クラッチ97とし
て、PTO出力軸93に回転不能かつ摺動自在に嵌着された
クラッチ板98を有し、該クラッチ板98とベベルギア95に
互いに咬合する爪部98a,95aがそれぞれ形成されてい
る。スプリング98によってクラッチ板58がベベルギヤ95
側に付勢されているため、常時は両者が互いに咬合して
伝動が行なわれるが、作業停止時に油圧植付レバー99で
操作されるクラッチピン100をクラッチ板側に押し込む
と、その先端部がクラッチ板の外周面に形成されている
テーパ面に係合し、クラッチ板98が所定位置になる角度
で両者の伝動が解除されるのである。なお、第7図は部
分的に展開してあらわしてあるため、同図ではPTO出力
軸93が前方に伸びているように図示されているが、実際
には同軸は後方に伸びている。
【0014】 この走行車体の走舵装置は、ステアリングアセンブリ
101として一体に組み付けられている。すなわち、ステ
アリングアセンブリ101は、ステアリングホイール102、
ステアリングシャフト103、ステアリング伝動軸104、ギ
ヤボックス105、ピットマンアーム106等を一体に組み付
けたもので、ステアリング伝動軸104がミッションケー
ス本体部11bとHST12の間隔部を垂直に通るように配設さ
れている。ステアリングホイール102に与えられた回転
は減速してピットマンアーム106に伝えられ、該ピット
マンアームと前記前輪支持ケース17,17のタイロッドア
ーム107,107とを連結するタイロッド108,108を介して前
輪支持ケース17,17が変向させられる。
【0015】 車体前端両側部には、互いに独立させたHST用の第1
オイルタンク121と植付作業部昇降およびパワーステア
リング用の第2オイルタンク122がそれぞれ設けられて
いる。図示例では、第1オイルタンク121は左側部に配
設され、その近傍に前記ファン37が位置している。ファ
ン37によってHST本体12と同時にそのオイルタンク121も
冷却されるので、本体のみを冷却するのに較べ冷却効果
が大きい。オイルタンク121,122を車体の前端部に設置
すると、車体の重心が前寄りになり重量バランスが向上
するとともに、オイル交換やメンテナンスが容易とな
る。さらに、これらオイルタンク121,122の間隔部に補
助用の液肥タンク123等を取り付けることができるよう
にしておくと、スペースを有効に利用でき、しかもいっ
そう重量バランスが良好となる。本実施例では、バッテ
リ125も車体の比較的前部に設けられている。
【0016】 以上のように構成されたシャシの上に、上面が平坦な
フロアとして形成されたボディ130が被せられる。そし
て、エンジン10の上部を覆うエンジンカバー130aの上に
操縦席131が設置され、車体前部に立設したフロントカ
バー130bの上部に前記ステアリングホイール102等が設
けられる。また、フレーム6の前端部にはバンパ133が
取り付けられている。第9図に示す如く、このバンパ13
3の左右端部寄りの位置に上に開口する切欠部135,135が
形成され、この切欠部の底面部が車体の前方からフロア
に乗降するための補助ステップ136,136となっている。
第1図および第9図において鎖線で示すように、切欠部
135を挿通してフォークリフトのフォーク137を車体の下
側に差し入れることができるので、車体の前方からもフ
ォークリフトで持ち上げることができ便利である。フォ
ーク137は切欠部135に係合しているため、運搬時に車体
がずれるおそれがない。また、フレーム6の側部にも、
車体の側方からフォークを差し入れるための穴138が設
けられている。
【0017】 リンク装置3は、フレーム6の後端部に立設した支持
枠140に1本の上リンク141と左右一対の下リンク142,14
2が回動自在に支持され、これら上下リンクの後端部に
連結枠144が取り付けられている。連結枠144から後方に
突設したローリング軸145に植付作業部4がローリング
可能に装着される。リンク装置3の駆動手段である油圧
シリンダ147は、その基部147aがエンジン台10aの背面部
に枢着され、そのピストンロッド147bが上リンク141の
基部から垂設したスイングアーム148の下端部に連結さ
れている。油圧シリンダ147を伸縮させると、連結枠144
が一定姿勢に保持されたままで上下動させられ、これに
装着した植付作業部4が昇降させられる。
【0018】 植付作業部4は、前記PTO出力軸93から伝動される伝
動ケース150と、該伝動ケースから後方に分岐して設け
た分岐ケース151,…とで植付部フレームを構成し、この
フレームの上方に前側が上位となるよう苗載台153が傾
斜して設けられているとともに、分岐ケース151,…に条
数分の植付装置154,…が設けられている。苗載台153
は、左右に往復動して台上の苗を下端部に設けた苗取出
口155,…に1株分づつ供給する。植付装置154は、所定
の軌跡を描いて閉ループ運動を行なう一対の植付杆156,
156を備え、前記苗取出口155に供給された苗を一対の植
付杆156,156が交互に挾持して圃場に植え付けてゆくよ
うになっている。苗載台153が左右行程の端部に到達し
て横一列分の苗を苗取出口155,…に供給し終えると、ベ
ルト式の苗送り装置157,…が作動して苗を1列分だけ下
方に移送する。
【0019】 これら植付作業部4の下側には、中央に1個のセンタ
ーフロート160と左右一対のサイドフロート161、161が
設けられている。植付部フレームの下側に設けた回動自
在な横棒163にフロート支持部材164,…が後方下向きに
一体に取り付けられ、該フロート支持部材の後端部に各
フロートの後部寄りに固着した取付片165,…が枢着され
ている。したがって、各フロートは上下に揺動自在で、
圃場面の凹凸に応じて前部が自由に上下動するようにな
っている。
【0020】 センターフロート160は圃場面の高低変化を検出する
ためのセンサでもあり、このセンサの検出結果に基づい
て植付作業部4を昇降させ、苗の植付深さを一定に保つ
植付深さ制御が行なわれる。前記油圧シリンダ147制御
用の油圧バルブ167が伝動ケース150の前方に固定して設
けられており、このバルブ167の切替レバー168をセンタ
ーフロート160の前部から上向きに突設した駆動ロッド1
69で作動させるように構成されている。切替レバー168
の先端に固着したピン168aが駆動ロッドの長穴169aに摺
動自在に嵌合し、駆動ロッド169と切替レバー168の間に
遊びが設けられているため、センターフロート160の前
部がある程度以上動くと油圧バルブ167が作動するよう
になっている。例えば、圃場面が高くなってセンターフ
ロート160が上動すると、油圧シリンダ147が伸び、植付
作業部4が上昇する。逆に、圃場面が低くなってセンタ
ーフロート160が下動すると、油圧シリンダ147が縮み、
植付作業部4が下降する。
【0021】 前記横棒163には植付深さ調節レバー172が一体に取り
付けられており、これを回動させることにより、各フロ
ート160,161,161の取付高さが変えられ、それによって
植付装置154,…による苗の植付深さを調節することがで
きる。植付深さ調節レバー172は伝動ケース150の側面部
に設けたガイド板173のガイド溝174に沿って移動させ
る。第5図に示す如く、ガイド溝174には複数の凹状の
植付位置174a,…が形成されており、ここに植付深さ調
節レバー172を係合させることにより段階的に植付深さ
を調節するようになっている。レバー172を下側の植付
位置174aに係合させるほど植付深さが深くなる。さら
に、ガイド溝174には、これら植付位置よりも下方に運
搬位置174bが形成されている。植付深さ調節レバー172
をこの運搬位置174bに係合させると、第3図において二
点鎖線で示す位置までフロート160,161,161が引き上げ
られる。すなわち、分岐ケース151の下面にストッパ176
と凸部177がそれぞれ設けられ、またフロート160(16
1)にはゴム等の弾性材料でできたクッション材178がフ
ロートの枢着点の位置に貼着されており、ストッパ176
とフロートの後部、および凸部177とクッション材178が
互いに当接する状態でフロートが固定保持される。この
状態ではフロートが水平になっているので、油圧バルブ
167は中立に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる乗用田植機の1実施例の側面図である。
【図2】 本発明にかかる乗用田植機の1実施例の平面図である。
【図3】 植付作業部の側面図である。
【図4】 要部の斜視図である。
【図5】 ガイド板の図3におけるA矢視図である。
【図6】 HSTの油圧回路図である。
【図7】 ミッションケースの展開断面図である。
【図8】 (a)はブレーキ装置の正面図、(b)はその側面図、
(c)はその平面図である。
【図9】 バンパの正面図である。
【符号の説明】
1……乗用田植機、2……走行車体、3……リンク装
置、4……植付作業部、10……エンジン、11……ミッシ
ョンケース、12……液圧式無段変速装置(HST)、18…
…前輪、23……後輪、30……液圧式無段変速装置の入力
軸、36……液圧式無段変速装置の出力軸、54……ブレー
キ装置、121,122……オイルタンク、136……補助ステッ
プ、147……油圧シリンダ、150……伝動ケース、151…
…分岐ケース、153……苗載台、154……植付装置、160
……センターフロート、161……サイドフロート、164…
…フロート支持部材、167……油圧バルブ、172……植付
深さ調節レバー、173……ガイド板、174……ガイド溝、
174a……植付位置、174b……運搬位置、176……ストッ
パ、177……凸部、178……クッション材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 合議体 審判長 藤井 俊二 審判官 平瀬 博通 審判官 鈴木 寛治 (56)参考文献 特開 昭63−98308(JP,A) 特開 昭63−59810(JP,A) 特開 平1−156138(JP,A) 実開 昭58−14034(JP,U) 実開 昭64−25926(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン10の動力を、液圧式無段変速装置
    12とミッションケース11内の変速伝動機構とを経て走行
    用車輪18,23に伝動する乗用走行車体において、ミッシ
    ョンケース11の前後方向片側にエンジン10を配置し、ミ
    ッションケース11の前後方向他方側に液圧式無段変速装
    置12を配置すると共に、ミッションケース11と液圧式無
    段変速装置12とを機体側面視で少なくとも一部が重ねる
    位置に配置して、該両者が重なった部分で液圧式無段変
    速装置12の出力軸36にてミッションケース11内に動力を
    伝達し、液圧式無段変速装置12の出力軸36と反対側の側
    面に入力軸30を設けてエンジン10の動力を液圧式無段変
    速装置12に伝動する構成としたことを特徴とする乗用走
    行車体。
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