JP3497406B2 - 水田作業機 - Google Patents
水田作業機Info
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- JP3497406B2 JP3497406B2 JP08085099A JP8085099A JP3497406B2 JP 3497406 B2 JP3497406 B2 JP 3497406B2 JP 08085099 A JP08085099 A JP 08085099A JP 8085099 A JP8085099 A JP 8085099A JP 3497406 B2 JP3497406 B2 JP 3497406B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行用の変速装置
として静油圧式無段変速装置を備えた自走機体の後部に
苗植付装置などの水田作業装置を連結した田植機などの
水田作業機に関する。
として静油圧式無段変速装置を備えた自走機体の後部に
苗植付装置などの水田作業装置を連結した田植機などの
水田作業機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の水田作業機では、特開平８‐３１
０２６６号公報に見られるように、静油圧式無段変速装
置を連結したミッションケースを自走機体の後部に配置
していた。
０２６６号公報に見られるように、静油圧式無段変速装
置を連結したミッションケースを自走機体の後部に配置
していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、前輪の前方に配置したエンジンは前輪
荷重として有効に作用するものの、重量物である静油圧
式無段変速装置付きミッションケースが後部に配置する
関係上前輪荷重として有効に作用しないから、自走機体
の前後バランスを良好なものにするためには、エンジン
をより前方に配置したり大重量のバランスウエイトを装
着したりする必要があり、機体の前後長さを不当に長く
したり、機体重量を不当に重くしていた。
術によるときは、前輪の前方に配置したエンジンは前輪
荷重として有効に作用するものの、重量物である静油圧
式無段変速装置付きミッションケースが後部に配置する
関係上前輪荷重として有効に作用しないから、自走機体
の前後バランスを良好なものにするためには、エンジン
をより前方に配置したり大重量のバランスウエイトを装
着したりする必要があり、機体の前後長さを不当に長く
したり、機体重量を不当に重くしていた。
【０００４】本発明の目的は、機体前後長さの増大や機
体重量の増加を招来すること少なく、自走機体の前後バ
ランスを良好化する点にある。
体重量の増加を招来すること少なく、自走機体の前後バ
ランスを良好化する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る本発明の
特徴・作用・効果は次の通りである。
特徴・作用・効果は次の通りである。
【０００６】〔特徴〕前輪を前車軸ケースを介して軸支
したミッションケースを備えるとともにそのミッション
ケースの前方にエンジンを搭載した自走機体の後部に水
田作業装置を連結し、前記ミッションケースの横側面に
横向きの入力軸と前記ミッションに対して動力伝達する
横向き出力軸とを備えた静油圧式無段変速装置を、前記
入力軸を備えた一方部分が前記ミッションケースより前
側に突出する状態でかつ前記横向き出力軸を備えた他方
部分が前記ミッションケースの前記横一側面に取り付け
られる状態で連結し、前記入力軸を前記ミッションケー
スより前側に位置させて前記ミッションケースの横他側
面側に向けて延出し、前記入力軸の延出端に油圧ポンプ
を動力伝達可能に連結してその油圧ポンプを前記ミッシ
ョンケースの横他側面に取り付けて、前記静油圧式無段
変速装置を前記前車軸ケースのうち前記ミッションケー
スの下部から横外方に突出する横向き伝動ケース部の上
方箇所に前方から入り込む状態で連結してある点にあ
る。
したミッションケースを備えるとともにそのミッション
ケースの前方にエンジンを搭載した自走機体の後部に水
田作業装置を連結し、前記ミッションケースの横側面に
横向きの入力軸と前記ミッションに対して動力伝達する
横向き出力軸とを備えた静油圧式無段変速装置を、前記
入力軸を備えた一方部分が前記ミッションケースより前
側に突出する状態でかつ前記横向き出力軸を備えた他方
部分が前記ミッションケースの前記横一側面に取り付け
られる状態で連結し、前記入力軸を前記ミッションケー
スより前側に位置させて前記ミッションケースの横他側
面側に向けて延出し、前記入力軸の延出端に油圧ポンプ
を動力伝達可能に連結してその油圧ポンプを前記ミッシ
ョンケースの横他側面に取り付けて、前記静油圧式無段
変速装置を前記前車軸ケースのうち前記ミッションケー
スの下部から横外方に突出する横向き伝動ケース部の上
方箇所に前方から入り込む状態で連結してある点にあ
る。
【０００７】〔作用〕
静油圧式無段変速装置を連結したミッションケースで前
輪を軸支して、この静油圧式無段変速装置付きのミッシ
ョンケースを前輪の上方に配置してあるから、重量物で
ある静油圧式無段変速装置付きミッションケースを前輪
荷重として有効に作用させることができる。
輪を軸支して、この静油圧式無段変速装置付きのミッシ
ョンケースを前輪の上方に配置してあるから、重量物で
ある静油圧式無段変速装置付きミッションケースを前輪
荷重として有効に作用させることができる。
【０００８】しかも、ミッションケースの横側面に静油
圧式無段変速装置を連結してあるから、ミッションケー
スの上方に配置する運転ステップをミッションケースに
近づけて設置することができる。
圧式無段変速装置を連結してあるから、ミッションケー
スの上方に配置する運転ステップをミッションケースに
近づけて設置することができる。
【０００９】その上、ミッションケースの横側面に静油
圧式無段変速装置を連結するに、前輪を支承していてミ
ッションケースに連結することによりミッションケース
に前輪を軸支させる前車軸ケースのうち、ミッションケ
ースの下部から横外方に突出する横向き伝動ケース部の
上方箇所に前方から入り込む状態に静油圧式無段変速装
置を配置してあるから、ミッションケースの横側面に静
油圧式無段変速装置を連結しながらも、横向き伝動ケー
ス部に邪魔されることなく、ミッションケースから静油
圧式無段変速装置の前側への突出量を少なくして、ミッ
ションケースの前方に配置するエンジンをミッションケ
ース側、つまり、後方に寄せることができる。
圧式無段変速装置を連結するに、前輪を支承していてミ
ッションケースに連結することによりミッションケース
に前輪を軸支させる前車軸ケースのうち、ミッションケ
ースの下部から横外方に突出する横向き伝動ケース部の
上方箇所に前方から入り込む状態に静油圧式無段変速装
置を配置してあるから、ミッションケースの横側面に静
油圧式無段変速装置を連結しながらも、横向き伝動ケー
ス部に邪魔されることなく、ミッションケースから静油
圧式無段変速装置の前側への突出量を少なくして、ミッ
ションケースの前方に配置するエンジンをミッションケ
ース側、つまり、後方に寄せることができる。
【００１０】
〔効果〕
従って、機体前後長さの増大や機体重量の増加を招来す
ること少なく、自走機体の前後バランスを良好化でき、
しかも、運転ステップを低く設置でき、その上、エンジ
ンを可及的後方に配置できることで機体前後長さの増大
をより一層抑制できるようになった。
ること少なく、自走機体の前後バランスを良好化でき、
しかも、運転ステップを低く設置でき、その上、エンジ
ンを可及的後方に配置できることで機体前後長さの増大
をより一層抑制できるようになった。
【００１１】請求項２に係る本発明の特徴・作用・効果
は次の通りである。
は次の通りである。
【００１２】〔特徴〕
上記請求項１に係る本発明において、前車軸ケースをミ
ッションケースに固着してある点にある。
ッションケースに固着してある点にある。
【００１３】〔作用〕
前車軸ケースをミッションケースに固着して、横向き伝
動ケース部と静油圧式無段変速装置との上下間隔を不変
としてあるから、横向き伝動ケース部の上方に静油圧式
無段変速装置を配置する構成を採用しながらも、両者の
相互干渉を防止して両者を接近配置することができる。
動ケース部と静油圧式無段変速装置との上下間隔を不変
としてあるから、横向き伝動ケース部の上方に静油圧式
無段変速装置を配置する構成を採用しながらも、両者の
相互干渉を防止して両者を接近配置することができる。
【００１４】
〔効果〕
従って、静油圧式無段変速装置付きミッションケースを
上下方向でコンパクトなものにでき、しかも、重量物で
ある静油圧式無段変速装置を可及的下側に配置できるこ
とで自走機体の安定性を高めることができるようになっ
た。
上下方向でコンパクトなものにでき、しかも、重量物で
ある静油圧式無段変速装置を可及的下側に配置できるこ
とで自走機体の安定性を高めることができるようになっ
た。
【００１５】請求項３に係る本発明の特徴・作用・効果
は次の通りである。
は次の通りである。
【００１６】〔特徴〕
前輪を軸支するミッションケースを備えるとともにその
ミッションケースの前方にエンジンを配置し、前記ミッ
ションケースとエンジンとを搭載した自走機体の後部に
水田作業装置を連結し、前記ミッションケースの横側面
に横向きの入力軸と前記ミッションに対して動力伝達す
る横向き出力軸とを備えた静油圧式無段変速装置を、前
記入力軸を備えた一方部分が前記ミッションケースより
前側に突出する状態でかつ前記横向き出力軸を備えた他
方部分が前記ミッションケースの前記横一側面に取り付
けられる状態で連結し、前記入力軸を前記ミッションケ
ースより前側に位置させて前記ミッションケースの横他
側面側に向けて延出し、前記入力軸の延出端に油圧ポン
プを動力伝達可能に連結してその油圧ポンプを前記ミッ
ションケースの横他側面に取り付けて連結し、前記自走
機体の左右中心の左右一方側に位置する状態に前記静油
圧式無段変速装置を配置し、前記左右中心から左右他方
側に入り込む状態に前記ミッションケースを配置してあ
る点にある。
ミッションケースの前方にエンジンを配置し、前記ミッ
ションケースとエンジンとを搭載した自走機体の後部に
水田作業装置を連結し、前記ミッションケースの横側面
に横向きの入力軸と前記ミッションに対して動力伝達す
る横向き出力軸とを備えた静油圧式無段変速装置を、前
記入力軸を備えた一方部分が前記ミッションケースより
前側に突出する状態でかつ前記横向き出力軸を備えた他
方部分が前記ミッションケースの前記横一側面に取り付
けられる状態で連結し、前記入力軸を前記ミッションケ
ースより前側に位置させて前記ミッションケースの横他
側面側に向けて延出し、前記入力軸の延出端に油圧ポン
プを動力伝達可能に連結してその油圧ポンプを前記ミッ
ションケースの横他側面に取り付けて連結し、前記自走
機体の左右中心の左右一方側に位置する状態に前記静油
圧式無段変速装置を配置し、前記左右中心から左右他方
側に入り込む状態に前記ミッションケースを配置してあ
る点にある。
【００１７】〔作用〕
静油圧式無段変速装置を連結したミッションケースで前
輪を軸支して、この静油圧式無段変速装置付きのミッシ
ョンケースを前輪の上方に配置してあるから、重量物で
ある静油圧式無段変速装置付きミッションケースを前輪
荷重として有効に作用させることができる。
輪を軸支して、この静油圧式無段変速装置付きのミッシ
ョンケースを前輪の上方に配置してあるから、重量物で
ある静油圧式無段変速装置付きミッションケースを前輪
荷重として有効に作用させることができる。
【００１８】しかも、ミッションケースの横側面に静油
圧式無段変速装置を連結してあるから、ミッションケー
スの上方に配置する運転ステップをミッションケースに
近づけて設置することができる。
圧式無段変速装置を連結してあるから、ミッションケー
スの上方に配置する運転ステップをミッションケースに
近づけて設置することができる。
【００１９】その上、自走機体の左右中心の左右一方側
に静油圧式無段変速装置を配置し、ミッションケースを
左右他方側に入り込み配置してあるから、ミッションケ
ースの横側面に静油圧式無段変速装置を連結する構成を
採用しながらも、静油圧式無段変速装置付きミッション
ケースの重心を機体左右中心の近くに位置させて、静油
圧式無段変速装置付きミッションケースを設けることに
よる自走機体の左右バランスの悪化を防止できる。
に静油圧式無段変速装置を配置し、ミッションケースを
左右他方側に入り込み配置してあるから、ミッションケ
ースの横側面に静油圧式無段変速装置を連結する構成を
採用しながらも、静油圧式無段変速装置付きミッション
ケースの重心を機体左右中心の近くに位置させて、静油
圧式無段変速装置付きミッションケースを設けることに
よる自走機体の左右バランスの悪化を防止できる。
【００２０】
〔効果〕
従って、機体前後長さの増大や機体重量の増加を招来す
ること少なく、自走機体の前後バランスを良好化でき、
しかも、運転ステップを低く設置でき、その上、左右バ
ランスを良好化できるようになった。
ること少なく、自走機体の前後バランスを良好化でき、
しかも、運転ステップを低く設置でき、その上、左右バ
ランスを良好化できるようになった。
【００２１】
【発明の実施の形態】水田作業機の一例である田植機
は、図１、図２に示すように、左右一対の操向用の駆動
前輪１と左右一対の駆動後輪２とを備えた乗用型の自走
機体３の後部に、水田作業装置の一例である複数条植え
式の苗植付装置４を四連リンク機構５を介して昇降自在
に連結し、この苗植付装置４を昇降駆動する油圧シリン
ダ利用の昇降シリンダ６を設け、施肥装置７を設けて構
成されている。
は、図１、図２に示すように、左右一対の操向用の駆動
前輪１と左右一対の駆動後輪２とを備えた乗用型の自走
機体３の後部に、水田作業装置の一例である複数条植え
式の苗植付装置４を四連リンク機構５を介して昇降自在
に連結し、この苗植付装置４を昇降駆動する油圧シリン
ダ利用の昇降シリンダ６を設け、施肥装置７を設けて構
成されている。
【００２２】前記自走機体３は、図３、図４にも示すよ
うに、前記駆動前輪１を前車軸ケース８を介して軸支す
るミッションケース９を備え、かつ、前記駆動後輪２を
後車軸ケース１０を介して軸支した機体フレームのうち
前記ミッションケース９の前方近傍位置にエンジン１１
を、防振ゴム１２（防振材の一例）を介してその出力軸
１１ａが横向きに位置する状態に搭載し、前記エンジン
１１の後方に位置する状態で搭乗運転部１３を搭載して
構成されている。
うに、前記駆動前輪１を前車軸ケース８を介して軸支す
るミッションケース９を備え、かつ、前記駆動後輪２を
後車軸ケース１０を介して軸支した機体フレームのうち
前記ミッションケース９の前方近傍位置にエンジン１１
を、防振ゴム１２（防振材の一例）を介してその出力軸
１１ａが横向きに位置する状態に搭載し、前記エンジン
１１の後方に位置する状態で搭乗運転部１３を搭載して
構成されている。
【００２３】前記搭乗運転部１３は、前記駆動前輪１を
操向操作するためのステアリングハンドル１４や、これ
の後方に位置する座席１５、運転ステップＳなどを備え
ている。運転ステップＳは、前記ミッションケース９よ
りも上方のレベルに配置されている。
操向操作するためのステアリングハンドル１４や、これ
の後方に位置する座席１５、運転ステップＳなどを備え
ている。運転ステップＳは、前記ミッションケース９よ
りも上方のレベルに配置されている。
【００２４】前記苗植付装置４は、左右方向に設定スト
ロークで往復移動駆動される苗のせ台１６を設け、この
苗のせ台１６の移動に連動して苗取出し口と圃場との間
で上下に循環作動することにより苗のせ台１６上の苗を
植付単位量づつ取り出して圃場に植え付ける複数の植付
機構１７を左右に植付条間隔を隔てて配設し、走行に伴
い圃場面を滑走することにより植付予定圃場面を整地す
る複数の接地フロート１８を左右に間隔を隔てて配設し
た周知の基本構造を有するものである。
ロークで往復移動駆動される苗のせ台１６を設け、この
苗のせ台１６の移動に連動して苗取出し口と圃場との間
で上下に循環作動することにより苗のせ台１６上の苗を
植付単位量づつ取り出して圃場に植え付ける複数の植付
機構１７を左右に植付条間隔を隔てて配設し、走行に伴
い圃場面を滑走することにより植付予定圃場面を整地す
る複数の接地フロート１８を左右に間隔を隔てて配設し
た周知の基本構造を有するものである。
【００２５】前記施肥装置７は、肥料ホッパー１９を自
走機体３に搭載し、この肥料ホッパー１９内の肥料を植
付作動に連動して設定量づつ繰り出す繰り出し装置２０
を設け、走行に伴い圃場に施肥用の溝を形成するととも
に送られてくる肥料を溝内に供給する作溝器２１を設
け、繰り出された肥料を作溝器２１にホース２２を介し
て圧送するための気流を発生させる電動ファン２３を設
けて構成されている。
走機体３に搭載し、この肥料ホッパー１９内の肥料を植
付作動に連動して設定量づつ繰り出す繰り出し装置２０
を設け、走行に伴い圃場に施肥用の溝を形成するととも
に送られてくる肥料を溝内に供給する作溝器２１を設
け、繰り出された肥料を作溝器２１にホース２２を介し
て圧送するための気流を発生させる電動ファン２３を設
けて構成されている。
【００２６】そして、前記ミッションケース９の左右横
一側面には、図３、図４に示すように、前記エンジン１
１の出力軸１１ａに巻き掛け伝動装置４０を介して連動
する横向きの入力軸４１ａを備えた前後進切り換え自在
な静油圧式無段変速装置４１が、その出力をミッション
ケース９内に横向き軸で伝達する状態に、かつ、その入
力軸４１ａと横向きの出力軸４１ｂとを前後に配設する
状態に連結されている。
一側面には、図３、図４に示すように、前記エンジン１
１の出力軸１１ａに巻き掛け伝動装置４０を介して連動
する横向きの入力軸４１ａを備えた前後進切り換え自在
な静油圧式無段変速装置４１が、その出力をミッション
ケース９内に横向き軸で伝達する状態に、かつ、その入
力軸４１ａと横向きの出力軸４１ｂとを前後に配設する
状態に連結されている。
【００２７】前記巻き掛け伝動装置４０は、出力軸１１
ａに装着した出力プーリ４０ａと入力軸４１ａに装着し
た入力プーリ４０ｂとにわたって伝動ベルト４０ｃを巻
回し、この伝動ベルト４０ｂにテンションを付与するテ
ンションプーリ４０ｄを設けて構成されている。
ａに装着した出力プーリ４０ａと入力軸４１ａに装着し
た入力プーリ４０ｂとにわたって伝動ベルト４０ｃを巻
回し、この伝動ベルト４０ｂにテンションを付与するテ
ンションプーリ４０ｄを設けて構成されている。
【００２８】前記静油圧式無段変速装置４１の入力軸４
１ａは、ミッションケース９の前部を通して横他側に延
出されている。
１ａは、ミッションケース９の前部を通して横他側に延
出されている。
【００２９】また、前記ミッションケース９の左右横他
側面には、図４に示すように、前記静油圧式無段変速装
置４１の入力軸４１ａの延出端部で駆動される油圧ポン
プ４２が連結されており、ミッションケース９の上面に
は、図３、図４に示すように、前記ステアリングハンド
ル１４のハンドル軸１４ａに連動する油圧パワーステア
リング用のトルクジェネレータ４３と、前記昇降シリン
ダ６を制御する作業装置昇降操作用の油圧制御バルブ４
４とが取り付けられている。
側面には、図４に示すように、前記静油圧式無段変速装
置４１の入力軸４１ａの延出端部で駆動される油圧ポン
プ４２が連結されており、ミッションケース９の上面に
は、図３、図４に示すように、前記ステアリングハンド
ル１４のハンドル軸１４ａに連動する油圧パワーステア
リング用のトルクジェネレータ４３と、前記昇降シリン
ダ６を制御する作業装置昇降操作用の油圧制御バルブ４
４とが取り付けられている。
【００３０】油圧系について詳述すると、前記ミッショ
ンケース９を作動油タンクとするのであって、ミッショ
ンケース９の横他側面に取り付けたオイルフィルター４
５を通してミッションケース９内の作動油を静油圧式無
段変速装置４１及び油圧ポンプ４２に供給し、前記油圧
ポンプ４２からの圧油は、トルクジェネレータ４３に供
給され、その後、油圧制御バルブ４４を通して昇降シリ
ンダ６に供給されるようになっている。そして、静油圧
式無段変速装置４１のドレンは、ミッションケース９に
連通する前車軸ケース８に戻され、昇降シリンダ６を作
動停止させたときの油圧制御バルブ４４のドレンはミッ
ションケース９に戻されるようになっている。
ンケース９を作動油タンクとするのであって、ミッショ
ンケース９の横他側面に取り付けたオイルフィルター４
５を通してミッションケース９内の作動油を静油圧式無
段変速装置４１及び油圧ポンプ４２に供給し、前記油圧
ポンプ４２からの圧油は、トルクジェネレータ４３に供
給され、その後、油圧制御バルブ４４を通して昇降シリ
ンダ６に供給されるようになっている。そして、静油圧
式無段変速装置４１のドレンは、ミッションケース９に
連通する前車軸ケース８に戻され、昇降シリンダ６を作
動停止させたときの油圧制御バルブ４４のドレンはミッ
ションケース９に戻されるようになっている。
【００３１】そして、前記ミッションケース９内には、
前記静油圧式無段変速装置４１の出力軸４１ｂからの動
力を断続する主クラッチと、高低二段変速のギヤシフト
式副変速機構と、左右の駆動前輪１に対するデフ機構と
が走行伝動系の伝動要素として設置されているととも
に、主クラッチからの動力のうち前進動力のみを伝達す
る一方向クラッチと、これらの動力を変速する株間変更
用の変速機構と、これらの動力を断続する植付クラッチ
とが走行伝動系から分岐させた植付伝動系の伝動要素と
して設置されている。また、前記前車軸ケース８には、
前記デフ機構から駆動前輪１への伝動機構が内装され、
後車軸ケース１０には、前記デフ機構から伝動軸を介し
て伝達されてくるデフケースの回転を駆動後輪２に伝達
する伝動機構が内装されている。
前記静油圧式無段変速装置４１の出力軸４１ｂからの動
力を断続する主クラッチと、高低二段変速のギヤシフト
式副変速機構と、左右の駆動前輪１に対するデフ機構と
が走行伝動系の伝動要素として設置されているととも
に、主クラッチからの動力のうち前進動力のみを伝達す
る一方向クラッチと、これらの動力を変速する株間変更
用の変速機構と、これらの動力を断続する植付クラッチ
とが走行伝動系から分岐させた植付伝動系の伝動要素と
して設置されている。また、前記前車軸ケース８には、
前記デフ機構から駆動前輪１への伝動機構が内装され、
後車軸ケース１０には、前記デフ機構から伝動軸を介し
て伝達されてくるデフケースの回転を駆動後輪２に伝達
する伝動機構が内装されている。
【００３２】かつ、前記前車軸ケース８はミッションケ
ース９に固着されており、後車軸ケース１０は前後向き
軸芯周りにローリング自在に機体フレームに支持されて
いる。そして、前車軸ケース８は、図５にも示すよう
に、ミッションケース９の下部から左右横外方に突出す
る横向き伝動ケース部８Ａと、この横向き伝動ケース部
８Ａの外端に連設する縦向き伝動ケース部８Ｂとからな
り、縦向き伝動ケース部８Ｂの下端に駆動前輪１が支承
されており、前記横向き伝動ケース部８Ａの上方箇所に
前方から入り込む状態に前記静油圧式無段変速装置４１
が配置されている。
ース９に固着されており、後車軸ケース１０は前後向き
軸芯周りにローリング自在に機体フレームに支持されて
いる。そして、前車軸ケース８は、図５にも示すよう
に、ミッションケース９の下部から左右横外方に突出す
る横向き伝動ケース部８Ａと、この横向き伝動ケース部
８Ａの外端に連設する縦向き伝動ケース部８Ｂとからな
り、縦向き伝動ケース部８Ｂの下端に駆動前輪１が支承
されており、前記横向き伝動ケース部８Ａの上方箇所に
前方から入り込む状態に前記静油圧式無段変速装置４１
が配置されている。
【００３３】また、前記静油圧式無段変速装置４１は、
自走機体３の左右中心Ｃ（左右の駆動前輪１間の中央）
の左右一方側に位置する状態に配置され、ミッションケ
ース９は、前記左右中心Ｃから左右他方側に入り込む状
態に配置されている。
自走機体３の左右中心Ｃ（左右の駆動前輪１間の中央）
の左右一方側に位置する状態に配置され、ミッションケ
ース９は、前記左右中心Ｃから左右他方側に入り込む状
態に配置されている。
【００３４】Ｌ１は前記静油圧式無段変速装置４１を操
作するための変速レバーである。また、２００は、前記
トルクジェネレータ４３で駆動揺動されるピットマンア
ーム２０１に左右の駆動前輪１のナックルアーム２０２
を連動連結させるドラグリンクである。
作するための変速レバーである。また、２００は、前記
トルクジェネレータ４３で駆動揺動されるピットマンア
ーム２０１に左右の駆動前輪１のナックルアーム２０２
を連動連結させるドラグリンクである。
【図１】側面図
【図２】平面図
【図３】要部の側面図
【図４】要部の平面図
【図５】要部の正面図
１ 前輪
３ 自走機体
４ 水田作業装置
８ 前車軸ケース
８Ａ 横向き伝動ケース部
９ ミッションケース
１１ エンジン
４１ 静油圧式無段変速装置４１ａ
入力軸 ４１ｂ
出力軸 ４２
油圧ポンプ
Ｃ 左右中心
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 小谷 伸介
大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク
ボタ 堺製造所内
(72)発明者 清水 孝式
大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク
ボタ 堺製造所内
(56)参考文献 特開 平８−310266（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−159021（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−225218（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−316420（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−196627（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A01C 11/02
Claims (3)
- 【請求項１】 前輪を前車軸ケースを介して軸支したミ
ッションケースを備えるとともにそのミッションケース
の前方にエンジンを搭載した自走機体の後部に水田作業
装置を連結し、前記ミッションケースの横側面に横向き
の入力軸と前記ミッションに対して動力伝達する横向き
出力軸とを備えた静油圧式無段変速装置を、前記入力軸
を備えた一方部分が前記ミッションケースより前側に突
出する状態でかつ前記横向き出力軸を備えた他方部分が
前記ミッションケースの前記横一側面に取り付けられる
状態で連結し、前記入力軸を前記ミッションケースより
前側に位置させて前記ミッションケースの横他側面側に
向けて延出し、前記入力軸の延出端に油圧ポンプを動力
伝達可能に連結してその油圧ポンプを前記ミッションケ
ースの横他側面に取り付けて、前記静油圧式無段変速装
置を前記前車軸ケースのうち前記ミッションケースの下
部から横外方に突出する横向き伝動ケース部の上方箇所
に前方から入り込む状態で連結してある水田作業機。 - 【請求項２】 前車軸ケースをミッションケースに固着
してある請求項１記載の水田作業機。 - 【請求項３】 前輪を軸支するミッションケースを備え
るとともにそのミッションケースの前方にエンジンを配
置し、前記ミッションケースとエンジンとを搭載した自
走機体の後部に水田作業装置を連結し、前記ミッション
ケースの横側面に横向きの入力軸と前記ミッションに対
して動力伝達する横向き出力軸とを備えた静油圧式無段
変速装置を、前記入力軸を備えた一方部分が前記ミッシ
ョンケースより前側に突出する状態でかつ前記横向き出
力軸を備えた他方部分が前記ミッションケースの前記横
一側面に取り付けられる状態で連結し、前記入力軸を前
記ミッションケースより前側に位置させて前記ミッショ
ンケースの横他側面側に向けて延出し、前記入力軸の延
出端に油圧ポンプを動力伝達可能に連結してその油圧ポ
ンプを前記ミッションケースの横他側面に取り付けて連
結し、前記自走機体の左右中心の左右一方側に位置する
状態に前記静油圧式無段変速装置を配置し、前記左右中
心から左右他方側に入り込む状態に前記ミッションケー
スを配置してある水田作業機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08085099A JP3497406B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 水田作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08085099A JP3497406B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 水田作業機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000270620A JP2000270620A (ja) | 2000-10-03 |
| JP3497406B2 true JP3497406B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=13729835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08085099A Expired - Fee Related JP3497406B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 水田作業機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3497406B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7501669B2 (en) | 2003-09-09 | 2009-03-10 | Cree, Inc. | Wide bandgap transistor devices with field plates |
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-
1999
- 1999-03-25 JP JP08085099A patent/JP3497406B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000270620A (ja) | 2000-10-03 |
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