JP4167272B2 - 水田作業機 - Google Patents
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Description
自走機体の前部にシリンダを後方上方が後傾となる姿勢に配置したエンジンを搭載し、自走機体の後部に運転座席を配置してある水田作業機であって、前記エンジンの上方部にステアリングハンドルを配置し、前記エンジンの下方部に前輪を操向操作するための操向操作手段を配置し、前記ステアリングハンドルの操向作動に伴って前記操向操作手段を操向作動させる連動手段を、前記エンジンの前方を迂回する状態に設け、前記連動手段には、前記エンジンよりも下方で、且つ側面視で前記エンジンの前端よりも前方位置から前記エンジンの前端位置よりも後方に亘るギヤ列を備え、前記操向操作手段には前記ギヤ列の終端ギヤの上下軸に連動して前輪を操向させるピットマンアームを備え、前記ピットマンアームを前記上下軸より前方に向けて突設するとともに、前記ピットマンアームの前端側に左右一対のドラグリンクの一端側を連結し、各ドラグリンクの他端側を斜め後方に位置する左右のナックルアームに連結してある点にある。
エンジンの前方を迂回する連動手段を介してエンジンの上方部に配置したステアリングハンドルとエンジンの下方部に配置した操向操作手段とを連動させてあるから、ステアリングハンドルをエンジンよりも後方に配置されていた従来構造のものよりも前方部に配置させることができる。
操向操作手段として汎用性の高いピットマンアーム式のものを設けてあるから、操向操作手段の汎用化を図ることができる。
従って、エンジンとステアリングハンドルを含む前部構成を前後方向でコンパクトにすることができるようになった。
又、ローコストで実施できるようになった。
上記請求項1に係る本発明による水田作業機において、前記連動手段として、複数の軸を繋いだ構造の操作伝達軸を備えたものを設けてある点にある。
複数の軸を迂回用の屈曲経路に沿って配置して繋ぐことにより操作伝達軸を屈曲迂回経路に沿った状態に構成することができるから、連動手段をエンジン迂回状態に設けることができる。
従って、エンジンとステアリングハンドルを含む前部構成を前後方向でコンパクトにすることができるようになった。
上記請求項1や2に係る本発明による水田作業機において、前記連動手段として、ギヤ列で構成され、水平方向に操作力を伝達する水平伝達部を備えたものを設けてある点にある。
水平伝達部を設けてあるから、連動手段のエンジン迂回を容易に行うことができる。
従って、構造簡単に実施できるようになった。
上記請求項1や2,3に係る本発明による水田作業機において、前記連動手段のうちのエンジンの上端部位置よりも上位の操作伝達軸部分に、操向操作力を増大させるトルクジェネレータを設けてある点にある。
トルクジェネレータを設けて操向操作力を増大させるようにしてあるから、操向操作手段を確実に操向作動させながらも、操向操作する際のステアリングハンドルに対する操作力を小さくすることができる。
従って、ステアリングハンドルを介する操向操作を軽快に行うことができるようになった。
上記請求項1や2,3に係る本発明による水田作業機において、前記連動手段のうちのエンジンの上端部位置近傍における操作伝達軸部分に、操向操作力を増大させるトルクジェネレータを設けてある点にある。
トルクジェネレータを設けて操向操作力を増大させるようにしてあるから、操向操作手段を確実に操向作動させながらも、操向操作する際のステアリングハンドルに対する操作力を小さくすることができる。
従って、ステアリングハンドルを介する操向操作を軽快に行うことができるようになった。
上記請求項1や2,3に係る本発明による水田作業機において、前記連動手段のうちのエンジンの上端部位置よりも下位の操作伝達軸部分に、操向操作力を増大させるトルクジェネレータを設けてある点にある。
トルクジェネレータを設けて操向操作力を増大させるようにしてあるから、操向操作手段を確実に操向作動させながらも、操向操作する際のステアリングハンドルに対する操作力を小さくすることができる。
従って、ステアリングハンドルを介する操向操作を軽快に行うことができるようになった。
水田作業機の一例である乗用型田植機は、図1、図2に示すように、自走機体1の後部に水田作業装置の一例である複数条植え式の苗植付け装置2をリンク機構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴い前記苗植付け装置2を上昇させかつ排油に伴い自重で下降させる油圧シリンダ利用のリフトシリンダ4を設けて構成されている。
図5に示すように、連動手段34をエンジン9の前方を迂回する状態に設けて、第3軸42と操向操作手段29の小径ピニオンギヤ48とをギヤ列43を介して連動させたものである。ギヤ列43が、水平方向に操作力を伝達する水平伝達部Hである。
図6に示すように、連動手段34をエンジン9の前方を迂回する状態に設けて、第3軸42と操向操作手段29の小径ピニオンギヤ48とをギヤ列43を介して連動させたものである。ギヤ列43が、水平方向に操作力を伝達する水平伝達部Hである。
図7に示すように、連動手段34をエンジン9の前方を迂回する状態に設けて、第3軸42と操向操作手段29の小径ピニオンギヤ48とをギヤ列43を介して連動させたものである。ギヤ列43が、水平方向に操作力を伝達する水平伝達部Hである。
図8に示すように、連動手段34をエンジン9の前方を迂回する状態に設けて、第3軸42と操向操作手段29の小径ピニオンギヤ48とをギヤ列43を介して連動させたものである。ギヤ列43が、水平方向に操作力を伝達する水平伝達部Hである。
図9に示すように、連動手段34をエンジン9の前方を迂回する状態に設けて、第2軸41と第3軸42ともギヤ列44を介して連動させたものである。ギヤ列44も、前記ギヤ列43と同様に、水平方向に操作力を伝達する水平伝達部Hである。
図10に示すように、連動手段34をエンジン9の前方を迂回する状態に設けて、第2軸41と第3軸42ともギヤ列44を介して連動させたものである。ギヤ列44も、前記ギヤ列43と同様に、水平方向に操作力を伝達する水平伝達部Hである。
図11に示すように、連動手段34をエンジン9の前方を迂回する状態に設けて、第2軸41と第3軸42ともギヤ列44を介して連動させたものである。ギヤ列44も、前記ギヤ列43と同様に、水平方向に操作力を伝達する水平伝達部Hである。
上記実施形態では、連動手段34のうち下部の水平伝達部Hを小径ピニオンギヤ48と大径部分ギヤ49とを備えたギヤ伝動式の減速機構に構成したが、減速機構としては、ギヤ列であっても良い。
5 前輪
9 エンジン
9B シリンダ
10 ステアリングハンドル
11 運転座席
29 操向操作手段
30 ナックルアーム
34 連動手段
35 軸
37 操作伝達軸
38 トルクジェネレータ
46 ピットマンアーム
47 ドラグリンク
48 小径ピニオンギヤ
49 大径ギヤ
H 水平伝達部
Claims (6)
- 自走機体の前部にシリンダを後方上方が後傾となる姿勢に配置したエンジンを搭載し、自走機体の後部に運転座席を配置してある水田作業機であって、前記エンジンの上方部にステアリングハンドルを配置し、前記エンジンの下方部に前輪を操向操作するための操向操作手段を配置し、前記ステアリングハンドルの操向作動に伴って前記操向操作手段を操向作動させる連動手段を、前記エンジンの前方を迂回する状態に設け、前記連動手段には、前記エンジンよりも下方で、且つ側面視で前記エンジンの前端よりも前方位置から前記エンジンの前端位置よりも後方に亘るギヤ列を備え、前記操向操作手段には前記ギヤ列の終端ギヤの上下軸に連動して前輪を操向させるピットマンアームを備え、前記ピットマンアームを前記上下軸より前方に向けて突設するとともに、前記ピットマンアームの前端側に左右一対のドラグリンクの一端側を連結し、各ドラグリンクの他端側を斜め後方に位置する左右のナックルアームに連結してある水田作業機。
- 前記連動手段として、複数の軸を繋いだ構造の操作伝達軸を備えたものを設けてある請求項1記載の水田作業機。
- 前記連動手段として、ギヤ列で構成され、水平方向に操作力を伝達する水平伝達部を備えたものを設けてある請求項1または2に記載の水田作業機。
- 前記連動手段のうちのエンジンの上端部位置よりも上位の操作伝達軸部分に、操向操作力を増大させるトルクジェネレータを設けてある請求項1〜3のいずれか1項に記載の水田作業機。
- 前記連動手段のうちのエンジンの上端部位置近傍における操作伝達軸部分に、操向操作力を増大させるトルクジェネレータを設けてある請求項1〜3のいずれか1項に記載の水田作業機。
- 前記連動手段のうちのエンジンの上端部位置よりも下位の操作伝達軸部分に、操向操作力を増大させるトルクジェネレータを設けてある請求項1〜3のいずれか1項に記載の水田作業機。
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